JP4600526B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は超音波振動子により液体を霧化する霧化発生部を備えた食器洗い機に関するものである。
従来の一般的な食器洗い機について図7を用いて説明する。
図7に示すように、食器洗い機本体1は、内部に食器類2を収納する洗浄槽3を設けており、この洗浄槽3内へ給水弁4により水または湯を洗浄槽3内へ供給するようにしている。洗浄槽3の背面には洗浄槽3と連通した補助タンク5と水位検知手段6を設けており、洗浄槽3内に供給された洗浄水の水位を検知し、水量を制御している。洗浄槽3の底部には排水口7を設け、この排水口7に連通し、モータ8によって駆動されるポンプ9を取り付け、このポンプ9により洗浄水を洗浄槽3の内部で循環させるよう構成している。
上記構成において、洗浄槽3内に供給された洗浄水は、排水口7を通過してポンプ9に吸い込まれ、ポンプ9より洗浄槽3の内底部に設けた洗浄ノズル10に供給される。洗浄ノズル10から噴射された洗浄水は、食器類2を洗浄した後、再び排水口7に戻るという経路で循環する。
また、洗浄ノズル10と洗浄槽3の底部との間には、洗浄水加熱用のヒータ11を装備し、洗浄ノズル10の上方には、食器類2を整然と配置でき、洗浄水を効果的に食器類2に噴射するように構成した食器かご12を設置して効率的に洗浄を行っている。また、洗浄槽3内の洗浄水を排水する場合は、モータ8を逆回転に駆動させることで、排水ホース13より機外へ排水する。また、給水弁4や水位検知手段6、モータ8等の電装部品類は制御手段14によって制御され、食器洗い機の洗浄やすすぎ、乾燥等、各行程の動作を行っている(例えば、特許文献1参照)。
また、水などの液体を超音波振動子により霧化する霧化発生装置では、図8に示すように、液体を入れる貯留槽15の底部に超音波振動子16を取り付けていた。その具体的構成は、特許文献2とは超音波振動子16の取り付け方が若干異なるが、一般的に多い取付構成を元に図8を用いて説明する。貯留槽15の底部に開口部15aを設け、この開口部15aに超音波振動子16の振動面を臨ませて取り付ける。超音波振動子16は、防水パッキング17に設けられた溝部17aに差込んでセットし、内側から水が漏れるのを防いでいる。また、超音波振動子16はその霧化能力を確保するために、水平ではなく、傾斜させて配置するのが一般的である。
また、防水パッキング17にセットした超音波振動子16のユニットを固定用の取付部材18に入れて、貯留槽15の底部の所定位置に組み付ける。
また、貯留槽15内に露出している超音波振動子16の上方には、超音波振動子16を覆う洗剤入れ19を設け、露出している超音波振動子16に直接触れないよう保護すると同時に、貯留槽15に投入した洗剤を超音波振動子16の周辺へ案内し、洗剤入れ19内の高濃度の洗剤液を超音波振動子16によって霧化している(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−61756号公報 特開昭62−138631号公報
しかしながら上記従来の食器洗い機の構成では、すべての汚れを洗浄することができるというわけではなかった。特に、食器を直接加熱し焦げ付きのある調理を行う料理、例えば、グラタン、茶碗蒸し等のようなものは、汚れを落とすことは困難であった。この解決策として、通常使用時の洗剤濃度より高濃度の洗剤液を被洗浄物に付着させて放置する前処理行程を設けることにより、洗浄性能を大幅に向上することができ、従来ではとれなかった料理の汚れを洗浄することができる。
ここで、高濃度の洗剤液を被洗浄物に付着させるために、従来の霧化発生装置の構成と同様の構成を食器洗い機に使用した場合、洗剤入れによって投入された洗剤が超音波振動子の周辺に案内されるため、規定の洗剤量以上の洗剤を投入された場合に洗剤入れ内に洗剤が充満し、超音波振動子の振動面を覆ってしまう。この場合、超音波振動子の振動面に洗浄水が供給されていない状態で動作させることになるため、超音波振動子の振動面に洗剤が固着し超音波振動子の動作に影響を与え、霧化量が著しく低下したり、ひどい場合には、超音波振動子そのものが故障し、動作しなくなるといった不具合が発生するといった課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、投入された洗剤が超音波振動子の振動面に固着するのを防止し、超音波振動子の動作に影響を与えて霧化量の著しい低下を招いたり、振動子が故障し動作しなくなるといった不具合が発生するのを防ぎ、長期に亘って安定して霧化することができる霧化発生部を有する食器洗い機を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、本発明の食器洗い機は、食器類を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽内へ給水を行う給水手段と、前記洗浄槽内へ供給された洗浄水の水位を制御する水位制御手段と、前記洗浄槽内に配設されるとともに前記洗浄槽の底部に供給された洗浄水を霧化する超音波振動子と、前記超音波振動子を覆うとともに内部に洗剤を貯留する洗剤貯留部を備えた洗剤入れと、を備え、前記洗剤入れは、前記洗剤貯留部の天面に開口された洗剤投入口と、前記洗剤貯留部に投入された洗剤を前記超音波振動子周辺へ導く洗剤流入部と、前記洗剤貯留部内に所定量以上投入された洗剤を前記洗剤入れの外へ排出させるために前記洗剤貯留部の壁面の所定の高さに開口が形成された洗剤排出部とを有
する構成としたものである。
これにより、洗剤入れ内に規定量以上の洗剤を投入された場合でも、洗剤は超音波振動子の振動面を覆うことなく洗剤排出部より洗剤入れの外へ排出される。従って、洗剤が振動面に固着することを防止することができ、振動子の動作に影響を与えて霧化量の著しい低下を招いたり、振動子が故障し動作しなくなるといった不具合が発生するのを防ぐことができるものである。
本発明の食器洗い機は、超音波振動子の振動面に洗剤が固着するのを防止することができ、振動子の動作に影響を与えて霧化量の著しい低下を招いたり、超音波振動子が故障し動作しなくなるといった不具合が発生するのを防ぐことができ、安定して霧化し、高い洗浄性能を得ることができる。
第1の発明は、食器類を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽内へ給水を行う給水手段と、前記洗浄槽内へ供給された洗浄水の水位を制御する水位制御手段と、前記洗浄槽内に配設されるとともに前記洗浄槽の底部に供給された洗浄水を霧化する超音波振動子と、前記超音波振動子を覆うとともに内部に洗剤を貯留する洗剤貯留部を備えた洗剤入れと、を備え、前記洗剤入れは、前記洗剤貯留部の天面に開口された洗剤投入口と、前記洗剤貯留部に投入された洗剤を前記超音波振動子周辺へ導く洗剤流入部と、前記洗剤貯留部内に所定量以上投入された洗剤を前記洗剤入れの外へ排出させるために前記洗剤貯留部の壁面の所定の高さに開口が形成された洗剤排出部とを有する構成としたことにより、洗剤入れ内に規定の洗剤量以上の洗剤を投入された場合でも、洗剤は超音波振動子の振動面を覆うことなく洗剤排出部より洗剤入れの外へ排出される。これにより、洗剤が振動面に固着することを防止することができ、振動子の動作に影響を与えて霧化量の著しい低下を招いたり、振動子が故障し動作しなくなるといった不具合が発生するのを防ぐことができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、洗剤排出部は、超音波振動子が動作するときに水位制御手段が制御する水位よりも高い位置に形成したことにより、洗浄水が供給された後に洗剤が投入された場合でも、水面より洗剤排出部が露出するため、洗剤は超音波振動子の振動面を覆うことなく洗剤排出部より洗剤入れの外へ排出される。これにより、洗剤が振動面に固着することを防止することができ、振動子の動作に影響を与えて霧化量の著しい低下を招いたり、振動子が故障し動作しなくなるといった不具合が発生するのを防ぐことができる。
第3の発明は、上記第1〜2の発明において、水位制御手段は、食器類を洗浄するときの水位が超音波振動子の動作するときの水位よりも高く、かつ、洗剤排出部の底辺より高くなるよう制御する構成とすることにより、洗浄中における洗剤排出部を、洗剤入れ内と洗浄槽内の洗浄水の連通部として使用できるため、霧化動作後の洗浄行程において、洗剤入れ内と洗浄槽の洗浄水が循環し易くなり、洗浄行程時の洗剤の溶解を促進させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における食器洗い機の縦断面図、図2は同食器洗い機の要部斜視図、図3は同食器洗い機の要部断面斜視図、図4は同食器洗い機の要部縦断面図である。
本実施の形態は、食器洗い機の洗浄槽の底部に超音波振動子および周辺構成部品を組み込んだ構成に特徴を有するもので、食器洗い機全体の構成、動作については、従来の食器洗い機と同様であるので説明は省略する。本発明のような霧化発生部を備えた食器洗い機の場合、超音波振動子を備えた霧化発生部による高濃度洗剤液の霧化行程が、従来の食器洗い機と同様の洗浄、すすぎ、乾燥の各行程に先立って行われる。
図1〜図4において、食器洗い機の洗浄槽20の底部前方に超音波振動子21を取り付ける開口部20aを設けており、洗浄槽20の外側下方から、この開口部20aに臨ませて防水パッキング22を介して超音波振動子21を取り付ける構成としている。超音波振動子21周辺の洗浄槽20内方側は傾斜を有する傾斜平面部20bとなっており、洗剤や洗浄行程中に循環している細かな残さいが溜まらないよう構成されている。
超音波振動子21は、この傾斜平面部20bと対応する位置の洗浄槽20の外方に傾斜平面部20bと略平行な平面として形成した超音波振動子取り付け部20cに、防水パッキング22を介して取り付けてある。また、防水パッキング22は、超音波振動子取り付け部20cに対向する平面と超音波振動子21を保持する面とは略平行になるよう形成してある。
超音波振動子取り付け部20cの位置および傾斜について以下に詳しく述べる。超音波振動子取り付け部20cは、洗浄槽20の前方部分の左右方向中央より右側に位置し、洗浄槽20の底部平面に対し、垂直な方向から食器洗い機の前方に約15度傾斜させ、さらに上方から見て時計回りに約25度回転させて設けてある。この位置および傾斜は、発明者らが種々条件を変えて実験を重ねた結果、超音波振動子21によって霧化された高濃度の洗剤液が洗浄槽20内に短時間でくまなく充満させることができる最適な位置および傾斜として見出したものである。なお、上記の防水パッキング22の構成によって、超音波振動子21の振動面も超音波振動子取り付け部20cとほぼ同じ傾斜を有して設けられる。
また洗浄槽20内に露出している超音波振動子21の周辺は洗剤入れ23によって覆われており、振動面に直接触れたり、箸やフォーク等が接触して傷が付かないよう保護されている。
洗剤入れ23は、超音波振動子21によって洗浄水を霧化する第1の空間部23aと、この第1の空間部23aより食器洗い機の前方から見て左側、すなわち、超音波振動子21の左右方向での傾斜した側に隣接させて設けられた、洗剤を貯留する第2の空間部23bとによって構成されており、第2の空間部23bの天面には、格子状に開口された、洗剤を投入する洗剤投入口24を配している。第1の空間部23aと第2の空間部23bの間は隔壁25によって分けられており、この隔壁25の下端部と洗浄槽20の底面および前壁面の間に隙間を設け、第2の空間部23bに貯留された洗剤が第1の空間部23aに一定量だけ流入する洗剤流入部26を形成している。
第1の空間部23aの超音波振動子21の左右方向の傾斜方向とは反対側の壁面および奥側の壁面の上部に傾斜させて形成した部分には霧化した洗剤液を洗剤入れ23の外へ排出するための噴出し口27が格子状に設けられており、この噴出し口27を介して第1の空間部23aと洗浄槽20内が連通している。また、第2の空間部23bの壁面上方には洗剤排出部28として開口を設け、第2の空間部23b内に貯留された洗剤が一定の高さまで達したときに洗剤入れ23の外へ排出されるよう構成している。また、この洗剤排出部28は、超音波振動子21を動作させる水位よりも高い位置に設けており、霧化動作時に水没しないよう構成している。
第1の空間部23aの天面近傍に洗剤投入口24に向けて洗剤投入口24より高い位置に設けた穴29は、霧化動作中に第1の空間部23a内で飛散した洗浄水を、穴29を介して第2の空間部23bの天面に設けた洗剤投入口24に供給するよう構成したもので、霧化動作中の洗剤の溶解を促進させるためのものである。
以上のように構成した食器洗い機について、その動作、作用を説明する。まず、洗剤投入口24より洗剤を投入し、投入された洗剤は第2の空間部23bに貯留される。動作を開始すると、制御手段14が給水弁4を開き、洗浄槽20内に水または湯が供給される。洗浄槽20内に供給された洗浄水は連通した補助タンク5へも流入し、水位検知手段6によって所定の水位を検知し、給水動作が停止する。この水位は超音波振動子21および洗剤流入部26が水没する高さに設定しており、第2の空間部23bに貯留された洗剤は溶解した分のみ、その後の通常の洗浄時の洗浄水の濃度より高濃度の洗剤液となって第1の空間部23aへ送られる。
この状態で超音波振動子21を動作させると、第1の空間部内23aで高濃度の洗剤液の霧化が行われ、同時に飛散した洗浄水が図3に矢印Aとして示したように穴29を介して洗剤投入口24に戻され、供給される。この矢印Aで示した戻り経路により、第2の空
間部23bに貯留された洗剤を効率良く溶かしながら高濃度の洗剤液を霧化し、かつ超音波振動子21周辺に流入する洗剤を最小限に抑えることができ、また、霧化できずに飛散する洗浄水を効率よく回収し、超音波振動子21周辺の霧化する洗剤液を高濃度に維持することができる。
また、霧化した高濃度の洗剤液は、噴出し口27より洗剤入れ23の外へ送られ、洗浄槽20の底面に設けたヒータ11で加熱された洗浄槽20内の空気の対流によって洗浄槽20全体に充満し、高濃度の洗剤成分を食器類2に付着させることができる。
このようにして洗浄槽20内に霧化された高濃度の洗剤液が充満した状態で所定時間放置してから、制御手段14は霧化行程を終了し、洗浄、すすぎ、乾燥の一連の行程を行う。なお、制御手段14は、上記各行程を順に一連の行程として行うだけでなく、いずれか単独あるいは複数の行程のみを行うことも可能としている。
洗剤は、洗剤に付属している計量スプーン等によって投入されるが、食器類2の汚れ度合いや食器量の違いで、ユーザーの手によって投入される洗剤量に差があるため、規定量以上に洗剤が投入される場合がある。洗剤が規定量以上に投入された場合は、第2の空間部23bの壁面上方に設けた洗剤排出部28の高さまで洗剤が溜まると、洗剤が洗浄槽20内へ排出されるため、第2の空間部23b内に溜まる洗剤量を一定量以下に抑えることができる。これによって規定量以上の洗剤が投入されても、洗剤が超音波振動子21の振動面を覆って振動面に固着することを防止している。
また、超音波振動子21は洗浄槽20の前方部分の左右方向中央より右側に位置させ、振動面が洗浄槽20の底部平面に対し、垂直な方向から食器洗い機の前方かつ左方に傾斜させて設けてあるので、超音波振動子21によって霧化された高濃度の洗剤液を洗浄槽20内に短時間でくまなく充満させることができる。
また、洗剤入れ23は、超音波振動子21によって洗浄水を霧化する第1の空間部23aと洗剤を貯留する第2の空間部23bとを隣接させて設け、第1の空間部23aの下方に位置させた超音波振動子21を第2の空間部23b側に傾斜させるとともに、第1の空間部23aの天面近傍に、第2の空間部23bの洗剤投入口24に向けて洗剤投入口24より高い位置に穴29を設けることによって、霧化動作中に第1の空間部23a内で飛散した洗浄水を洗剤投入口24に導いて供給するようにしているので、霧化動作中の洗剤の溶解を促進させることができる。
また、洗剤排出部28は、超音波振動子21が動作するときの水位よりも高い位置となるよう構成しているため、洗浄水が供給された後に洗剤が投入された場合でも、洗剤排出部28は水面より露出しているため、規定量以上の洗剤を洗浄槽20内へ排出することができる。
以上のように、本実施の形態1における食器洗い機は、洗剤入れ23は、第2の空間部23bに投入された洗剤を超音波振動子21周辺へ導く洗剤流入部26と、第2の空間部23b内に所定量以上投入された洗剤を洗剤入れ23の外へ排出させる洗剤排出部28とを有する構成としたことにより、洗剤入れ23内に規定の洗剤量以上の洗剤を投入された場合でも、洗剤は超音波振動子21の振動面を覆うことなく洗剤排出部28より洗剤入れ23の外へ排出される。
これにより、洗剤が超音波振動子21の振動面に固着することを防止することができ、超音波振動子21の動作に影響を与えて霧化量の著しい低下を招いたり、超音波振動子21が故障し動作しなくなるといった不具合が発生するのを防ぐことができる。
さらに、洗剤排出部28を超音波振動子21が動作するときの水位よりも高い位置となるよう構成したことにより、洗浄水が供給された後に洗剤が投入された場合でも、超音波振動子21の振動面を覆うことなく洗剤排出部28より洗浄槽20へ排出させることができる。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2における食器洗い機の縦断面図、図6は同食器洗い機の要部縦断面図である。本実施の形態は、洗浄行程を行うときの水位制御に特徴を有するもので、その他の構成は実施の形態1と同一である。従って、食器洗い機全体の構成、動作についての説明は省略する。
図5〜6において、洗浄槽20の背面には洗浄槽20と連通した補助タンク5と水位検知手段6を設けており、洗浄槽20内に供給された洗浄水の水位を検知している。水位検知手段6は制御手段30によって制御され、霧化、洗浄、すすぎの各行程の水位を制御している。各行程における水位は、洗浄行程時の水位が最も高くなるよう設定されている。これは洗浄行程時に最も被洗浄物の汚れが落ち易く、また洗剤による泡立ちも多いためであり、運転中のポンプ9内に洗浄水中の泡や汚染物を取り込んでしまい、洗浄ノズル10に充分な洗浄水を供給できなくなる状態(エアがみ状態)になるのを防ぐ目的で水位を高く設定している。すすぎ行程時は、汚染物や洗剤分が少ないためエアがみ状態になりにくく、また、霧化動作時にはポンプ9は動作しないため、いずれも洗浄行程時の水位より低く設定している。
本実施の形態では、一個の水位検知手段6で上記の水位制御を実現するために、制御手段30は、霧化動作時とすすぎ行程時の水位L1は、水位検知手段6が検知した時点で給水動作を終了するよう設定している。また洗浄行程時の水位L2は、水位検知手段6の検知後、数秒間給水弁4による給水動作を継続させた後に給水動作を終了するよう設定して、洗浄行程時の水位L2のみを他の行程時の水位L1よりも高くなるよう制御している。
洗剤入れ23の洗剤排出部28は、霧化動作時の水位L1よりも高い位置に設けており、霧化動作中は水没しないよう構成されているが、洗浄行程時の水位L2まで洗浄水を溜めると洗剤排出部28の下端が洗浄水に浸かった状態となり、洗浄行程時において洗浄水は、洗剤入れ23の第2の空間部23bと洗浄槽20の洗浄水とが洗剤排出部28を介して連通状態となる。
以上のように構成した食器洗い機について、その動作、作用を説明する。なお、規定量以上の洗剤を投入された場合の洗剤排出構成については、本発明の実施の形態1と同一であるため、その動作、作用の説明を省略する。
洗浄行程時は、水位検知手段6と制御手段30によって水位L2まで給水される。水位L2の状態では、洗剤排出部28の下端が水没するため、第2の空間部23bと洗浄槽20の洗浄水とが洗剤排出部28を介して連通状態となる。この状態でモータ8を駆動させ、ポンプ9によって洗浄槽20内の洗浄水を循環させると、第2の空間部23b内の高濃度の洗剤液が洗剤排出部28を通って洗浄槽20内へ流れ出すため、洗剤入れ23内と洗浄槽20の洗浄水が循環し易くなり、洗浄行程時の洗剤の溶解を促進させることができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、洗剤入れ内に規定の洗剤量以上の洗剤を投入された場合でも、洗剤は超音波振動子の振動面を覆うことなく洗剤排出部より洗剤入
れの外へ排出させて、洗剤が振動面に固着することを防止することができ、振動子の動作に影響を与えて霧化量の著しい低下を招いたり、振動子が故障し動作しなくなるといった不具合が発生するのを防ぐことが可能となるので、高濃度の洗剤液を霧化する霧化発生部を備えた食器洗い機等として有用である。
本発明の実施の形態1の食器洗い機の縦断面図 同食器洗い機の要部斜視図 同食器洗い機の要部断面斜視図 同食器洗い機の要部断面図 本発明の実施の形態2の食器洗い機の縦断面図 同食器洗い機の要部断面図 従来の食器洗い機の縦断面図 従来の霧化発生装置の要部断面図
符号の説明
2 食器類
4 給水弁(給水手段)
6 水位検知手段
14、30 制御手段(水位制御手段)
20 洗浄槽
21 超音波振動子
23 洗剤入れ
26 洗剤流入部
28 洗剤排出部

Claims (3)

  1. 食器類を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽内へ給水を行う給水手段と、前記洗浄槽内へ供給された洗浄水の水位を制御する水位制御手段と、前記洗浄槽内に配設されるとともに前記洗浄槽の底部に供給された洗浄水を霧化する超音波振動子と、前記超音波振動子を覆うとともに内部に洗剤を貯留する洗剤貯留部を備えた洗剤入れと、を備え、前記洗剤入れは、前記洗剤貯留部の天面に開口された洗剤投入口と、前記洗剤貯留部に投入された洗剤を前記超音波振動子周辺へ導く洗剤流入部と、前記洗剤貯留部内に所定量以上投入された洗剤を前記洗剤入れの外へ排出させるために前記洗剤貯留部の壁面の所定の高さに開口が形成された洗剤排出部とを有する食器洗い機。
  2. 洗剤排出部は、超音波振動子が動作するときに水位制御手段が制御する水位よりも高い位置に形成した請求項1記載の食器洗い機。
  3. 水位制御手段は、食器類を洗浄するときの水位が超音波振動子の動作するときの水位よりも高く、かつ、洗剤排出部の底辺より高くなるよう制御する請求項1または2に記載の食器洗い機。
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