JP6712193B2 - 既設管路の補修方法及び補修部材 - Google Patents

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Description

本発明は、既設管路の補修方法及び補修部材に関するものである。特に、老朽化した既設管路の内面側に骨組み体を配置させると共に、この骨組み体の内周にライナー部材を装着させ、このライナー部材と既設管路との間に硬化性の充填材を注入・硬化させて既設管路の補修を行うにあたり、既設管路の補修が短時間で簡単に行えると共に、補修部分からの漏水もないようにして適切に補修できるようにした点に特徴を有するものである。
老朽化した既設管路を補修するにあたり、従来においては、特許文献1に示されるように、既設管路内の内面に沿ってピアノ線等のばね弾性を有する鉄筋を螺旋状に巻回しておき、この鉄筋の上から帯状の内面部材を巻回して筒状ライナーを形成し、そのライナーと既設管の内面との間に自硬性流体を注入させて硬化させるようにしたものや、特許文献2に示されるように、既設管路内の内面に沿って中空骨組み状補強体を組み立て、この補強体の内側に沿って既設管路の筒長方向に伸びた内面部材を順々に接合させるようにして、補強体の内側に複数の内面部材を取り付けて筒状に組み立てた後、筒状に組み立てた内面部材と既設管の内面との間の空隙内に自硬性流体を注入させて硬化させるようにしたものが提案されている。
しかし、特許文献1に示されるように、既設管路内の内面に沿ってばね弾性を有する鉄筋を螺旋状に巻回させ、またこの鉄筋の上から帯状の内面部材を巻回して筒状ライナーを形成する作業は非常に面倒で時間を要し、また帯状の内面部材相互を適切に密着させることが困難で、補修部分から漏水が生じたりする等の問題があった。
特開平8−277992号公報
本発明は、老朽化した既設管路を補修する場合における前記のような問題を解決することを課題とするものである。
すなわち、本発明においては、既設管路の内面側に骨組み体を配置させると共に、骨組み体の内面側にライナー部材を装着させ、このライナー部材と既設管路との間に硬化性の充填材を注入・硬化させて既設管路の補修を行うにあたり、既設管路の補修が短時間で簡単に行えると共に、補修部分からの漏水もないようにして適切に補修できるようにすることを課題とするものである。
本発明に係る既設管路の補修方法においては、前記のような課題を解決するため、既設管路の内面側に配置される補強部材を既設管路の長さ方向に所定間隔を介して連結させた骨組み体を、既設管路内にその長さ方向に沿って配置させ、前記骨組み体の内周にライナー部材を装着させて、このライナー部材と既設管路との間に硬化性の充填材を注入させて硬化させる既設管路の補修方法において、前記ライナー部材として、水密シートが片面に取り付けられたシート材に、既設管路の長さ方向に沿った複数の板状プロファイルが周方向に間隔を介して複数設けられると共に、前記板状プロファイル間の部分に折り曲げ可能な折り曲げ部が設けられたものを用い、前記骨組み体における補強部材の内面側に周方向に間隔を介して複数の嵌合用凹部を設けると共に、前記板状プロファイル間の折り曲げ部においてライナー部材を折り曲げ、板状プロファイルを含むようにして長さ方向に伸びた各係止用突出部を、前記補強部材における各嵌合用凹部に対応する位置に形成し、前記ライナー部材における係止用突出部を、前記嵌合用凹部内に嵌合させる長さ方向に伸びた嵌合部材の収容部内に収容させ、この嵌合部材に設けた係止部によって前記係止用突出部を収容部内に係止させると共に、前記嵌合部材を前記嵌合用凹部内に嵌合させ、嵌合用凹部に設けた抜け止め部によって前記嵌合部材を嵌合用凹部内に保持させるようにした。
このように、ライナー部材を折り曲げ部において折り曲げて板状プロファイルを含むようにして長さ方向に伸びた係止用突出部を形成し、このライナー部材における係止用突出部を、長さ方向に伸びた嵌合部材の収容部内に収容させて嵌合部材に設けた係止部によって収容部内に係止させると共に、前記嵌合部材を嵌合用凹部内に嵌合させ、嵌合用凹部に設けた抜け止め部によって前記嵌合部材を嵌合用凹部内に保持させるようにすると、骨組み体の内周にライナー部材を装着させる作業が簡単に行えるようになる。
ここで、本発明の既設管路の補修方法において、前記ライナー部材におけるシート材としては、前記の折り曲げ部以外の部分が樹脂化する糸で構成されたものを用いることが好ましい。ここで本発明における「樹脂化する糸」とは、低融点糸を複合した芯鞘複合糸やコミングル糸のように加熱によって低融点糸が溶融することで、折り曲げ可能なシート材の該当部分が熱可塑性樹脂板のように容易に折り曲げ不能な状態へと変化させる糸を指す。このように、折り曲げ部以外の部分が樹脂化する糸で構成されたシート材ものを用いると、前記板状プロファイルを成形加工などによりシート材に取り付ける際に、樹脂化する糸が成形の温度によって溶融し再び固体化する際に樹脂化されて、板状プロファイルがシート材の部分に強固に取り付けられて、板状プロファイルの部分が強化されると共に、折り曲げ部以外の部分の強度が向上して前記シート材を薄くすることができ、さらに係止用突出部における板状プロファイルの部分の他に折り曲げ部以外の部分も硬くなって強度が増し、係止用突出部が変形するのが抑制され、嵌合部材に設けた係止部によって適切に係止されるようになる。また折り曲げ部以外の部分が樹脂化する糸によって折り曲げ不能となったシート材は、容易に正しい位置で折り曲げることができ、係止用突出部を正確な寸法で整形することができる。
また、本発明の既設管路の補修方法においては、前記ライナー部材における係止用突出部を前記嵌合部材の収容部内に導入させる導入部分に開口案内部材を配置させ、前記開口案内部材により導入部分を開口させた状態で、前記開口案内部材内にライナー部材における係止用突出部を導入させ、ライナー部材における係止用突出部を開口案内部材と一緒に前記嵌合部材の収容部内に収容させて、前記係止部によって前記係止用突出部と開口案内部材とを前記収容部内に係止させることができる。このようにすると、ライナー部材における係止用突出部を嵌合部材の収容部内に収容させ、前記係止部によって前記係止用突出部を前記収容部内に係止させる作業が簡単に行えるようになる。
また、前記のようにライナー部材における係止用突出部を前記収容部内に導入させる嵌合部材の導入部分に開口案内部材を配置させ、前記開口案内部材により嵌合部材の導入部分を開口させた状態で、前記嵌合部材を既設管路の長さ方向に沿って、前記補強部材に設けられた嵌合用凹部内に挿入させるようにすることができる。
また、本発明に係る既設管路の補修部材においては、既設管路の内面側に配置される補強部材を既設管路の長さ方向に所定間隔を介して連結させた骨組み体と、前記骨組み体の内面側に配置されるライナー部材とを備え、前記ライナー部材として、水密シートが片面に取り付けられたシート材に、既設管路の長さ方向に沿った複数の板状プロファイルが周方向に間隔を介して複数設けられると共に、前記板状プロファイル間の部分に折り曲げ可能な折り曲げ部が設けられたものを用い、前記骨組み体における補強部材の内面側に周方向に間隔を介して複数の嵌合用凹部を設けると共に、前記板状プロファイル間の折り曲げ部においてライナー部材を折り曲げ、板状プロファイルを含むようにして長さ方向に伸びた各係止用突出部を、前記補強部材における各嵌合用凹部に対応する位置に形成し、前記ライナー部材における係止用突出部を、前記嵌合用凹部内に嵌合させる長さ方向に伸びた嵌合部材の収容部内に収容させ、この嵌合部材に設けた係止部によって前記係止用突出部を収容部内に係止させると共に、前記嵌合部材を前記嵌合用凹部内に嵌合させ、嵌合用凹部に設けた抜け止め部によって前記嵌合部材を嵌合用凹部内に保持させるようにした。
本発明に係る既設管路の補修方法及び補修部材においては、ライナー部材をシート材における折り曲げ部において折り曲げ、板状プロファイルを含むようにして長さ方向に伸びた係止用突出部を形成し、このライナー部材における係止用突出部を、長さ方向に伸びた嵌合部材の収容部内に収容させて、嵌合部材に設けた係止部によって収容部内に係止させると共に、前記嵌合部材を嵌合用凹部内に嵌合させ、嵌合用凹部に設けた抜け止め部によって前記嵌合部材を嵌合用凹部内に保持させるようにしたため、骨組み体の内周にライナー部材を装着させる作業が簡単に行えるようになる。
この結果、本発明に係る既設管路の補修方法及び補修部材においては、既設管路とライナー部材との間に硬化性の充填材を注入・硬化させて既設管路の補修を行うにあたり、既設管路の補修が短時間で簡単に行えると共に、補修部分からの漏水もないようにして適切に補修できるようになる。
本発明の実施形態において、既設管路の長さ方向に沿って骨組み体を既設管路内に配置させた状態を示した長さ方向の概略説明図である。 前記の実施形態において、骨組み体を既設管路内に配置させた状態を示した周方向の概略説明図である。 前記の実施形態において、水密シートが片面に取り付けられたシート材に既設管路の長さ方向に沿った複数の板状プロファイルが間隔を介して複数設けられたライナー部材を示し、(A)は部分概略斜視図、(B)は部分概略断面図である。 前記の実施形態において、板状プロファイル間の折り曲げ部においてライナー部材を折り曲げて、板状プロファイルを含むようにして係止用突出部を形成した状態を示した部分概略断面図である。 前記の実施形態において、ライナー部材に形成された係止用突出部を収容部内に収容させる嵌合部材を示した部分概略斜視図である。 前記の実施形態において、前記ライナー部材の係止用突出部を嵌合部材の収容部内に導入させる導入部分に開口案内部材を配置させて、導入部分を開口させた状態を示した部分概略斜視図である。 前記の実施形態において、補強部材の内面側に設けられた嵌合用凹部に、嵌合部材を介してライナー部材の係止用突出部を保持させる工程を示し、(A)は、嵌合部材の導入部分を開口案内部材により開口させた状態で、嵌合部材を嵌合用凹部内に挿入させた状態を示した部分概略説明図、(B)は、開口案内部材によって開口された嵌合部材の導入部分を通して、ライナー部材の係止用突出部を前記の嵌合部材の収容部内に導入させる状態を示した部分概略説明図、(C)は、嵌合部材の収容部内に導入されたライナー部材の係止用突出部を、嵌合部材の係止部によって収容部内に係止させると共に、前記嵌合部材を嵌合用凹部内に嵌合させ、嵌合用凹部の抜け止め部によって前記嵌合部材を嵌合用凹部内に保持させる状態を示した部分概略説明図である。 前記の実施形態において、前記ライナー部材の係止用突出部を前記嵌合部材により補強部材の内面側に設けられた各嵌合用凹部に保持させて、骨組み体の内周にライナー部材を装着させた状態を示した周方向の概略説明図である。 前記の実施形態において、骨組み体の内周側に装着されたライナー部材と既設管路との間にモルタル等の硬化性の充填材を注入させて硬化させた状態を示した周方向の概略説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る既設管路の補修方法及び補修部材を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る既設管路の補修方法及び補修部材は、下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
本実施形態においては、図1及び図2に示すように、筒状の円形管からなる既設管路1の補修を行うにあたり、既設管路1の内面側に配置される環状の補強部材11を連結部材12により既設管路1の長さ方向に所定間隔を介するようにして順々に連結させた骨組み体10を、既設管路1内においてその長さ方向に沿って配置させる。
ここで、前記の補強部材11においては、その内周側の部分に、周方向に所定間隔を介するようにして複数の嵌合用凹部13を設けると共に、この嵌合用凹部13の両側の部分から対向するようにして抜け止め部13aを内方に突出するように設けている。
また、前記の骨組み体10の内周に装着させるライナー部材20としては、図3(A),(B)等に示すように、片面に水密シート21が取り付けられたシート材22に、既設管路1の長さ方向に沿った複数の板状プロファイル23を、前記骨組み体10の内面側に位置するようにして適当な間隔を介するようにして複数設けたものを用いている。なお、この実施形態におけるライナー部材20においては、水密シート21を、板状プロファイル23が取り付けられるシート材22の面とは反対側の面に設けるようにした。しかし、水密シート21を設ける面は特に限定されず、図示していないが、水密シート21を板状プロファイル23が取り付けられるシート材22の面と同じ面に設け、この水密シート21の上に板状プロファイル23を設けることもできる。
また、前記のライナー部材20においては、前記のシート材22として、前記の板状プロファイル23が取り付けられる部分を、芯鞘複合糸等を用いた樹脂化する糸で構成し、前記の板状プロファイル23を樹脂化する糸で構成された樹脂化部分に強固に接着させるようにし、また板状プロファイル23が取り付けられない適当な部分においてもこのような樹脂化する糸で構成された樹脂化部分を設けるようにした。一方、板状プロファイル23が取り付けられていない部分において、前記のライナー部材20を折り曲げるための折り曲げ部22aを、樹脂化しない汎用のポリエステル等を用いた糸で構成するようにしている。
ここでライナー部材20の実施例を詳述する。先ずシート材22の基材として幅広織物を用い、既設管路1の長手方向となる前記折り曲げ部22a以外の経糸に、シムテックス(やメルセット(などの芯鞘複合糸等の樹脂化する糸を適用した。そして、当該幅広織物の片面にカレンダー加工等によって水密シート21を取り付けてシート材22を構成し、また幅広織物の他面となる適宜の位置に前記板状プロファイル23、23aを押出加工することでライナー部材20を得た。
そして、図4に示すように、ライナー部材20を前記のシート材22における折り曲げ部22aにおいて折り曲げ、一部の厚さが薄くなった板状プロファイル23(23a)を含む係止用突出部24を、ライナー部材20の長さ方向に沿うようして、前記の補強部材11における嵌合用凹部13と対応する位置に設けるようにしている。なお、前記の係止用突出部24においては、厚さが薄くなった一対の板状プロファイル23(23a)相互を対面させるようにすると共に、厚さが薄くなった他の板状プロファイル23(23a)は、それぞれ樹脂化する糸で構成された樹脂化部分と対面するようにしている。
ここで、この実施形態においては、係止用突出部24における板状プロファイル23(23a)の厚みを薄くして、ライナー部材20に形成される係止用突出部24が大きくなりすぎるのを防止するようしたが、必ずしも、係止用突出部24における板状プロファイル23(23a)の厚みを薄くする必要はない。
そして、この実施形態においては、前記のようにライナー部材20に形成された係止用突出部24を補強部材11における嵌合用凹部13内に保持させるにあたり、図5に示すように、長さ方向に伸びた嵌合部材30に、前記の係止用突出部24を収容させる収容部31を設けると共に、収容部31内に収容された係止用突出部24を収容部31内に係止させる係止部32を、収容部31の上端の開口された導入部分に対向するようにして内方に突出するように設けている。
また、この実施形態においては、ライナー部材20に形成された係止用突出部24が嵌合部材30の収容部31内に簡単に導かれるようにするため、図6に示すように、係止部32が設けられた嵌合部材30の導入部分にU字状になった剛性のある、例えば金属製の開口案内部材40を嵌合部材30に沿って配置させ、この開口案内部材40により係止部32が設けられた嵌合部材30の導入部分を開口させるようにしている。ここで、この実施形態においては、U字状になった金属製の開口案内部材40に連続した長尺状のものを用い、この開口案内部材40を嵌合部材30に沿って連続して配置させるようにした。しかし、開口案内部材40は、前記のような連続した長尺状のものに限定されず、図示していないが、所定長さになった開口案内部材40を嵌合部材30に沿って所定の間隔で複数配置させるようにして、係止部32が設けられた嵌合部材30の導入部分を開口させるようにすることもできる。また、嵌合部材30の導入部分を開口させるにあたっては、必ずしも、前記のような開口案内部材40を用いる必要はなく、嵌合部材30における係止部32間を広げるようにして保持させることができれば、特に、その手段や部材は限定されない。
そして、この実施形態においては、前記のようにU字状になった開口案内部材40によって係止部32が設けられた嵌合部材30の導入部分を開口させた状態で、図7(A)に示すように、導入部分が開口された嵌合部材30における前記の係止部32が、前記の補強部材11に設けられた嵌合用凹部13における抜け止め部13aよりも内周側に位置するようにして、前記の嵌合部材30を長さ方向に沿って前記の補強部材11に設けられた嵌合用凹部13に挿入させる。
次いで、前記のようにシート材22における折り曲げ部22aにおいてライナー部材20を折り曲げて、ライナー部材20に形成した係止用突出部24を、図7(B)に示すように、前記のように開口案内部材40により開口された嵌合部材30の導入部分における開口案内部材40内に導入させる。
また、このように嵌合部材30の導入部分における開口案内部材40内に導入させたライナー部材20における係止用突出部24を、図7(C)に示すように、前記の開口案内部材40と一緒に嵌合部材30の収容部31内に押し込んで収容させ、嵌合部材30の係止部32によって前記の係止用突出部24と開口案内部材40とを前記の収容部31内に係止させると共に、このように係止用突出部24と開口案内部材40とを収容部31内に収容させた状態で、この嵌合部材30を、前記の嵌合用凹部13に設けた抜け止め部13aにより押え付けるようにして、嵌合用凹部13内に保持させるようにする。
そして、図8に示すように、前記のようにライナー部材20における係止用突出部24と開口案内部材40とを収容させた嵌合部材30を、前記の補強部材11の内周側に設けられた各嵌合用凹部13内に順次に保持させて、前記のライナー部材20を補強部材11の内周側を覆うようにして配置させ、この状態で、図8に示すように、前記のライナー部材20と既設管路1との間にモルタル等の硬化性の充填材2を注入させて硬化させるようにする。
このようにすると、片面に水密シート21が取り付けられたシート材22に複数の板状プロファイル23が取り付けられたライナー部材20を、各補強部材11を介して骨組み体10に簡単かつ確実に取り付けることができ、既設管路1の補修が短時間で簡単に行えると共に、補修部分からの漏水もないようにして適切に補修できるようになる。
なお、この実施形態においては、筒状の円形管からなる既設管路1の補修を行う場合について説明したが、補修する既設管路1の形状は前記のような筒状になったものに限定されない。例えば、現場築造された鉄筋コンクリート製の矩形管路において、頂版部と側壁部は腐食劣化が激しく、底版部が健全であるときは頂版部と側壁部のみを門形に補修させることもでき、この場合には、既設管路1の内面形状に対応するように門形になった補強部材11を用いるようにする。
1 :既設管路
2 :充填材
10 :骨組み体
11 :補強部材
12 :連結部材
13 :嵌合用凹部
13a :抜け止め部
20 :ライナー部材
21 :水密シート
22 :シート材
22a :折り曲げ部
23 :板状プロファイル
24 :係止用突出部
30 :嵌合部材
31 :収容部
32 :係止部
40 :開口案内部材

Claims (5)

  1. 既設管路の内面側に配置される補強部材を既設管路の長さ方向に所定間隔を介して連結させた骨組み体を、既設管路内にその長さ方向に沿って配置させ、前記骨組み体の内周にライナー部材を装着させて、このライナー部材と既設管路との間に硬化性の充填材を注入させて硬化させる既設管路の補修方法において、前記ライナー部材として、水密シートが片面に取り付けられたシート材に、既設管路の長さ方向に沿った複数の板状プロファイルが周方向に間隔を介して複数設けられると共に、前記板状プロファイル間の部分に折り曲げ可能な折り曲げ部が設けられたものを用い、前記骨組み体における補強部材の内面側に周方向に間隔を介して複数の嵌合用凹部を設けると共に、前記板状プロファイル間の折り曲げ部においてライナー部材を折り曲げ、板状プロファイルを含むようにして長さ方向に伸びた各係止用突出部を、前記補強部材における各嵌合用凹部に対応する位置に形成し、前記ライナー部材における係止用突出部を、前記嵌合用凹部内に嵌合させる長さ方向に伸びた嵌合部材の収容部内に収容させ、この嵌合部材に設けた係止部によって前記係止用突出部を収容部内に係止させると共に、前記嵌合部材を前記嵌合用凹部内に嵌合させ、嵌合用凹部に設けた抜け止め部によって前記嵌合部材を嵌合用凹部内に保持させることを特徴とする既設管路の補修方法。
  2. 前記ライナー部材におけるシート材において、前記の折り曲げ部以外の部分が樹脂化する糸で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の既設管路の補修方法。
  3. 前記ライナー部材における係止用突出部を前記嵌合部材の収容部内に導入させる導入部分に開口案内部材を配置させ、前記開口案内部材により導入部分を開口させた状態で、前記開口案内部材内にライナー部材における係止用突出部を導入させ、ライナー部材における係止用突出部を開口案内部材と一緒に前記嵌合部材の収容部内に収容させて、前記係止部により、前記係止用突出部と開口案内部材とを前記収容部内に係止させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の既設管路の補修方法。
  4. 前記ライナー部材における係止用突出部を前記収容部内に導入させる嵌合部材の導入部分に開口案内部材を配置させ、前記開口案内部材により嵌合部材の導入部分を開口させた状態で、前記嵌合部材を既設管路の長さ方向に沿って、前記補強部材に設けられた嵌合用凹部内に挿入させることを特徴とする請求項3に記載の既設管路の補修方法。
  5. 既設管路の内面側に配置される補強部材を既設管路の長さ方向に所定間隔を介して連結させた骨組み体と、前記骨組み体の内面側に配置されるライナー部材とを備え、前記ライナー部材として、水密シートが片面に取り付けられたシート材に、既設管路の長さ方向に沿った複数の板状プロファイルが周方向に間隔を介して複数設けられると共に、前記板状プロファイル間の部分に折り曲げ可能な折り曲げ部が設けられたものを用い、前記骨組み体における補強部材の内面側に周方向に間隔を介して複数の嵌合用凹部を設けると共に、前記板状プロファイル間の折り曲げ部においてライナー部材を折り曲げ、板状プロファイルを含むようにして長さ方向に伸びた各係止用突出部を、前記補強部材における各嵌合用凹部に対応する位置に形成し、前記ライナー部材における係止用突出部を、前記嵌合用凹部内に嵌合させる長さ方向に伸びた嵌合部材の収容部内に収容させ、この嵌合部材に設けた係止部によって前記係止用突出部を収容部内に係止させると共に、前記嵌合部材を前記嵌合用凹部内に嵌合させ、嵌合用凹部に設けた抜け止め部によって前記嵌合部材を嵌合用凹部内に保持させることを特徴とする既設管路の補修部材。
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