JP6711402B2 - 液体収納容器の抜き取り装置および液体収納容器の抜き取り方法 - Google Patents
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Description
本実施の形態は、とりわけ工業薬品分野、医薬品や化粧品原料分野等で流動性内容物の保管や輸送に供せられる外装容器内に収容して使用される液体収納容器を外装容器から抜き取るための液体収納容器の抜き取り装置および液体収納容器の抜き取り方法に関する。
従来、工業薬品分野、医薬品や化粧品原料分野等で、保管や輸送にアルミニウム、スチール、ステンレス、ファイバーボード等で作られた外装容器の内部に配置され、流動性内容物を収容する液体収納容器が使用されている。
このような液体収納容器は、使用済みの液体収納容器を外装容器から取り出し、新たな液体収納容器を外装容器内にセットするだけで再使用することができるために、例えば、液体収納容器を使用せずに直にスチール等の外装容器に流動性内容物を充填する場合に比べて、洗浄する手間等が省けるなどの利点があり、工業薬品、医薬品や化粧品原料の容器として広く使用されている。
また液体収納容器として、袋本体と、袋本体に取付けられた注出口とを有するものが知られている。また注出口は袋本体にヒートシールされた注出口取付部と、注出口取付部から袋本体の外方へ突出する注出口本体とを有する。このような液体収納容器は、まずコンパクトに折畳まれ外装容器の開口部から外装容器内に挿入される。
その後液体収納容器内に窒素ガスを供給して液体収納容器を外装容器内部で膨らませる。
次に膨らませた液体収納容器内に内容液を充填している。
ところで、外装容器は一体に形成された胴部と、底部と、天板とを有し、200L以上の容積をもつ。また、開口部は天板に設けられ、この開口部を介して液体収納容器の袋本体が外装容器内に収納され、かつ開口部を介して袋本体が外装容器から外方へ抜き取られる。外装容器は200L以上の容積をもつため、この大型の外装容器から袋本体を抜き取る作業は容易ではない。
本実施の形態はこのような点を考慮してなされたものであり、大型の外装容器から袋本体を開口部を介して容易に抜き取ることができる液体収納容器の抜き取り装置および液体収納容器の抜き取り方法を提供することを目的とする。
本実施の形態は、開口部を有する外装容器内に配置され、注出口と袋本体とを有し、前記袋本体の幅が前記開口部の内径より大きな液体収納容器の前記袋本体を前記開口部を介して前記外装容器の外方へ抜き取る液体収納容器の抜き取り装置において、前記外装容器および前記液体収納容器のうちいずれか一方を固定する固定装置と、前記外装容器と前記液体収納容器のうち他方を引っ張り、前記外装容器と前記液体収納容器を相対的に引離す引離し装置と、を備えた液体収納容器の抜き取り装置である。
本実施の形態は、前記引離し装置は前記外装容器と前記液体収納容器を上下方向に相対的に引離す、液体収納容器の抜き取り装置であってもよい。
本実施の形態は、前記引離し装置は前記外装容器と前記液体収納容器を水平方向に相対的に引離す、液体収納容器の抜き取り装置であってもよい。
本実施の形態は、前記固定装置は前記外装容器を固定するとともに、前記外装容器に当接する当接部を有し、この当接部は樹脂製となっている液体収納容器の抜き取り装置であってもよい。
本実施の形態は、前記固定装置または前記引き離し装置のうち、少なくともいずれか一方を収納する装置本体を更に備えた、液体収納容器の抜き取り装置であってもよい。
本実施の形態は、前記装置本体に、前記外装容器および前記液体収納容器を覆う覆い板を取付けた、液体収納容器の抜き取り装置であってもよい。
本実施の形態は、前記外装容器は200L以上の容積を有する、液体収納容器の抜き取り装置であってもよい。
本実施の形態は、前記引き離し装置は前記液体収納容器を引っ張るようになっており、前記引き離し装置は前記液体収納容器を回転させる回転機構を有する、液体収納容器の抜き取り装置であってもよい。
本実施の形態は、前記引き離し装置は、前記固定装置と前記引き離し装置を結ぶ引き離し方向に対して直交する方向に沿って移動可能となる、液体収納容器の抜き取り装置であってもよい。
本実施の形態は、前記引き離し装置と前記固定装置とを結ぶ引き離し方向に対して直交する方向に設けられ、前記外装容器を搬送する搬送機構を更に備えた、液体収納容器の抜き取り装置であってもよい。
本実施の形態は、開口部を有する外装容器内に配置され、注出口と袋本体とを有し、前記袋本体の幅が前記開口部の内径より大きな液体収納容器の前記袋本体を前記開口部を介して前記外装容器の外方へ抜き取る液体収納容器の抜き取り方法において、固定装置に、前記外装容器および前記液体収納容器のうちいずれか一方を固定する工程と、引離し装置により、前記外装容器と前記液体収納容器のうち他方を引っ張って前記外装容器と前記液体収納容器を相対的に引離す工程と、を備えた液体収納容器の抜き取り方法である。
以上のように本実施の形態によれば、大型の外装容器から液体収納容器の袋本体を開口部を介して容易に抜き取ることができる。
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して本発明を実施するための第1の実施の形態を説明する。ここで図1乃至図28は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための第1の実施の形態を説明する。ここで図1乃至図28は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。
まず本実施の形態による液体収納容器の抜き取り装置の対象となる液体収納容器について説明する。
ここで図1は液体収納容器を示す平面図であり、図2(a)(b)は外装容器と液体収納容器の組合体を示す図であり、図3は外装容器と液体収納容器の組合体を示す側断面図であり、図4は膨らまし作用を示す図である。
外装容器と液体収納容器の組合体は、天板中央部を通る第1中央部L1からずれた(外れた)位置に設けられた開口部5aを有する合成樹脂製の外装容器5と、この外装容器5内に配置された液体収納容器1とを備えている。ここで外装容器5の開口部5aから後述する袋本体3が挿入される。
なお、外装容器5は、外装容器5の天板に開口部5a以外の開口部5Aが設けられている(図2(a)(b)参照)。
この場合、本実施の形態においては開口部5Aには液体収納容器1を挿入しないが、開口部5Aは、液体収納容器1を外装容器5内へ挿入して開口部5aへ固定する際に、外装容器5内の液体収納容器1の状態を確認するための目視穴として使用できる。
外装容器5は例えば200L以上の容量、585mmの直径、880mmの高さをもち、開口部5aおよび開口部5Aはいずれも80mmの直径をもつ。
なお、外装容器5として、鋼製ドラムを用いることもでき、この鋼製ドラムは例えば200L以上の容量、580mmの直径、890mmの高さをもち、開口部5aは72mmの直径をもち、開口部5Aは32mmの直径をもつ。
また液体収納容器1は、矩形状の袋本体3と、袋本体3のうち上縁3a中央部を通る第2中央部L2からずれた(外れた)位置に設けられた注出口40とを有し、注出口40は外装容器5の開口部5a内に装着される。
次に液体収納容器1について更に述べる。
液体収納容器1は、外袋20と内袋21とを重ね合わせた多重フィルム2を、内袋21同士が対向するように重ね合わせて合計4枚とし、その四辺をヒートシールしてヒートシール部10を形成した上述した袋本体3と、この袋本体3の上縁3aに配置され内袋21間に予め熱融着された上述した注出口40とを備えている。
尚、本実施の形態では、袋本体3は多重フィルム2を内袋21同士が対向するようにして積層し、四辺をヒートシールしてヒートシール部10を形成することにより得られるが、これに限定されるものではなく、例えば、多重フィルム2を内袋21同士が対向するようにして折り曲げた後、重なり合った外周辺の三辺をヒートシールして形成してもよい。
また、ヒートシール部10の内縁各部は、その内縁が弧状となるよう形成してもよい。これによって、角部に流動性内容物が残存し難い構造となる。また、袋本体は必ずしも多重フィルムから構成する必要はなく、包本体3のフィルム構成は内容物や量に応じて適宜選定できる。
なお、上述のように袋本体3は2枚の多重フィルム2を重ね合わせ、周縁をヒートシールしてヒートシール部10を形成することにより得られる。この場合、袋本体3は上縁3aと、底縁3bと、2側縁3c、3cとを有する矩形形状を有している。また上縁3aは2本の上縁ヒートシール部10aを含み、底縁3bは1本の底縁ヒートシール部10bを含み、各側縁3c、3cは1本の側縁ヒートシール部10cを有し、これら上縁ヒートシール部10aと、底縁ヒートシール部10bと側縁ヒートシール部10cとによりヒートシール部10が構成されている。
また袋本体3の上縁3aは、上述のように2本の上縁ヒートシール部10aを含む。このように上縁3aのヒートシール部10aを2本に分けることにより、例えば上縁3aに2本分のヒートシール部10aの幅をもつ1本のヒートシール部を形成する場合に比べて、上縁3aを比較的軟質に構成することができる。また、上縁ヒートシール部10aは、2本に限定されるものではなく、1本としていても良いし、3本以上としていても良い。
なお、本実施の形態を実施するに際しては、多重フィルム2は外袋20と内袋21とを重ね合わせて構成する2層構造に限定されることはなく、1枚以上の中袋22をさらに有する3層構造としても良く、内袋21あるいは外袋20のみからなる単層構造としていても良い。
また注出口40は、袋本体3の上縁3aに熱融着された注出口取付部50と、該注出口取付部50に連接され袋本体3から外方へ突出する注出口本体41とを有し、注出口本体41の上端には注出口フランジ42が設けられている。また、図1に示すように、注出口40は注出口取付部50で多重フィルム2の内袋21間に熱融着されている。
注出口40の注出口取付部50は、図5乃至図9に示すように、中央部51と、中央部51の両側に設けられ中央部51の厚みより薄肉となる薄肉部52をもつ楕円筒体からなり、扁平状で中央部51に貫通穴45を有する。通常、注出口40を注出口取付部50において多重フィルム2の内袋21間に熱融着する際に、内袋21間と注出口取付部50の端部で囲まれる2つの領域に隙間ができて密封不良となり易い。これを防止するために両側に薄肉部52を設け、熱融着時にこの薄肉部52を溶融することにより隙間ができることを防止する。
また注出口40の注出口本体41は、断面形状が略U字形状の筒状体からなり、その上端周縁に注出口フランジ42が設けられている。注出口本体41の底部43には、開口44が形成されている。注出口40を外装容器5へ装着した後は、この開口44によって、外装容器5の外部と、液体収納容器1と外装容器5との間の空間の通気を確保することができ、使用時に内容液を汲み出す際には、この開口44を通じて液体収納容器1と外装容器5との間に気体を封入して、液体収納容器1の外部から圧力をかけて液体収納容器1内部の内容液の汲み出しをスムースに行うことができる。
また、図3に示すように、注出口40の注出口本体41には外ねじ41Aが設けられ、外装容器5の開口部5aには、外ねじ41Aに係合する内ねじ5Bが設けられている。そして注出口40の外ねじ41Aを開口部5aの内ねじ5Bにねじ込むことにより、注出口40を開口部5a内に確実に固定することができる。この場合、注出口40の注出口フランジ42は外装容器5に形成された開口部5aに装着され、液体収納容器1が外装容器5内で支持される。
なお、注出口40の外ねじ41Aと、開口部5aの内ねじ5Bとにより固定手段が構成される。
注出口40は、好ましくは射出成形法にて製造される。これに用いる樹脂としては射出成形可能な樹脂であれば特に限定するものではないが、多重フィルム2の内袋21の内面を構成する樹脂と熱融着により接合されるために、内袋21の内面を構成する樹脂により適宜選択する必要があるが、通常は高温時でも剛性があり、低温時において脆化し難い高密度ポリエチレンが好適である。
次に、袋本体3を構成する多重フィルム2について説明する。本実施の形態においては、多重フィルム2は外袋20を構成するフィルムと内袋21を構成するフィルムとで構成される。
図10に示すように、袋本体3の外袋20としては未延伸ナイロン(厚さ20μm)20a/直鎖状低密度ポリエチレン(厚さ40μm)20bの積層体を用いることができ、内袋21としては直鎖状低密度ポリエチレン(厚さ70μm)を用いることができる。
この場合、外袋20は未延伸ナイロン20aを含むため、外袋20としてはその伸長度を増加させることができ、例えば外袋20は300%〜500%の伸長度をもつ。このように外袋20は高い伸長度をもつことができるため、袋本体3を全体として軟質とすることができ、後述のように外装容器5内に袋本体3を挿入し、この袋本体3内に窒素ガスやクリーンドライエアーを供給して袋本体3を外装容器内で膨らませる際、スムースに袋本体3を膨らませることができる。
なお、袋本体3の材料としては上述したものに限られることはない。
例えば内袋21の材料としては、低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンと直鎖状低密度ポリエチレンのような材料を用いることができる。
また外袋20の材料としては、伸長度が300%〜500%のもの、例えば低密度ポリエチレンと直鎖状低密度ポリエチレンのような材料を用いることができる。
次に、液体収納容器1の、外装容器5への収納形態について説明する。まず、液体収納容器1の袋本体3を縦方向折曲線11に沿って折畳むことによりじゃ腹部12が形成される(図12)。このようにじゃ腹部12が形成された袋本体3を上方横方向折曲線15aと下方横方向折曲線15bを介して折畳むことにより折畳み部16が形成される(図13)。
その後袋本体3が折曲線13に沿って折曲げられて三角折曲部14が形成される(図14)。
このようにして図11(a)(b)(c)に示すように、袋本体3にじゃ腹部12と、折畳み部16と、三角折曲部14とが形成された液体収納容器1が準備される。尚、じゃ腹部12を形成する工程と、折畳み部16を形成する工程とは、どちらを先に行っても良く、図11(a)(b)(c)は、じゃ腹部12を先に形成した態様を例示している。
ここで、便宜上、図12では折畳み部16を省略しており、図13ではじゃ腹部12を省略している。
次に図2(a)(b)に示すように、液体収納容器1は折畳まれて縦方向に細長状に形成され、液体収納容器1は開口部5aから外装容器5内に挿入される。
次に液体収納容器1の注出口40が外装容器5の開口部5aに装着される。この場合、まず注出口40を開口部5aに対して回転させる。このようにして開口部5aの内ねじ5Bに注出口40の外ねじ41Aをねじ込み、開口部5aの内ねじ5Bに注出口40の外ねじ41Aを係合させる。次に注出口40の注出口本体41の注出口フランジ42が外装容器5の開口部5aに当接し、注出口40の回転が停止する。
このようにして注出口40を開口部5aに堅固に固定することができる。
この場合、図4に示すように、後述する液体収納容器1の注出口40が外装容器5の開口部5aに装着され、液体収納容器1の袋本体3が外側容器5の内部で緩やかに平面状に拡がった際に、注出口取付部50の幅方向は、外装容器5の第1中央部L1と開口部5aとを結ぶ直線L3と平行し、また外装容器5の開口部5aの第1中央部L1からのずれ方向(図4(a)の左方向)は、液体収納容器1の注出口40の第2中央部L2からのずれ方向(図4(a)の左方向)と同一方向を向く様に、内ねじ5Aと、外ねじ41Aとが設けられる。ここで、注出口取付部50の幅方向とは、扁平状に延びる注出口取付部50の扁平方向と平行する方向であって、貫通穴45に対して直交する方向をいう。
ここで、外装容器5の第1中央部L1と開口部5aとを結ぶ直線L3とは、開口部5aから第1中央部L1へ垂線を引いたときの垂線を指す。このとき、開口部5aには大きさがあるため、開口部5aの上方から見たときの中央を垂線が必ずしも通らず、開口部5aの上方から見たときの縁に接して垂線が通る場合をも含み、開口部5aの上方から見たときの中央と開口部5aの上方から見たときの縁の間を通る場合をも含む。また、本実施の形態において、「平行」とは、幾何学的な意味において厳密に二線が直線である状態に加えて、二線が曲線である状態であることを含み、二線が直線である状態かつ厳密に二線が交わらない状態に加えて、二線が角度を成す状態であることも含み、二線が角度を成す状態における角度が20度以下の状態を指す。好ましくは角度が10度以下の状態であり、より好ましくは角度が5度以下の状態である。また、本実施の形態において、「同一方向」とは、ふたつの方向が厳密に一致する状態に加えて、ふたつの方向が角度を成す状態であることも含み、ふたつの方向の成す角度が20度以下の状態を指し、好ましくは角度が10度以下の状態であり、より好ましくは角度が5度以下の状態である。
次に液体収納容器1の注出口40に膨らまし治具(図示せず)が装着され、この膨らまし治具を用いて液体収納容器1内に窒素ガスまたはクリーンドライエアーが供給されて、外装容器5内で液体収納容器1の袋本体3が膨らむ。
次に外装容器5内で液体収納容器1を膨らませる作用について、以下詳述する。
外装容器5内に液体収納容器1を挿入した場合、まず液体収納容器1の袋本体3のうち折畳み部16より下方の部分が自重により落下し、その後、縦方向折曲線11を介してじゃ腹状に折畳まれた袋本体3のじゃ腹部12に、平坦状に戻る力が働き、袋本体3のじゃ腹部12が緩やかに平面状に拡がる。
次に上述のように、液体収納容器1内に膨らまし治具を用いて窒素ガスまたはクリーンドライエアーを供給することにより、袋本体3が膨らむ。この時、緩やかに平面状に拡がった袋本体3は、自身の表面に対して垂直方向へ、立体的に膨らむ。
この場合、袋本体3の上方部に、折曲線13を介して折曲げることにより形成された三角折曲部14が形成されているため、袋本体3が拡がる時に袋本体3の上縁3aの隅部が外装容器5の開口部5aに引掛かることはなく、外装容器5内で袋本体3が充分に拡がらせることができ、さらに袋本体3が損傷することも防止できる。
また袋本体3の上縁3aは2本の上縁ヒートシール部10aを含むため、幅広のヒートシール部を含む場合に比べて上縁3aを軟質に構成することができ、袋本体3をよりスムースに外装容器5内で拡げることができる。さらにまた袋本体3の外袋20は300%〜500%の伸長度を有するため、袋本体3の柔軟性を高めて、袋本体3の拡張作用を容易に行なうことができる。
また、液体収納容器1の注出口40が外装容器5の開口部5aに装着されたときに、液体収納容器1の袋本体3は、外側容器5の内部で、前述の様に緩やかに平面状に拡がる。
この際、注出口取付部50の幅方向は、外装容器5の第1中央部L1と開口部5aとを結ぶ直線L3と平行し、外装容器5の開口部5aの第1中央部L1からのずれ方向は、注出口40の第2中央部L2からのずれ方向と同一方向を向く。このため、開口部5aが外装容器5の第1中央部L1からずれ、かつ注出口40が液体収納容器1の第2中央部L2からずれていても、液体収納容器1の袋本体3内に窒素ガスまたはクリーンドライエアーを供給することにより、外装容器5内において液体収納容器1の袋本体3を確実に膨らませることができる(図4参照)。すなわち、注出口取付部50の幅方向は、外装容器5の第1中央部L1と開口部5aとを結ぶ直線L3に平行するため、液体収納容器1の袋本体3の幅方向は、外装容器5の直径方向と同一方向を向く。外装容器5内において袋本体3を膨らませる際、袋本体3は自身の表面に対して垂直方向へ膨らむため、注出口取付部50の幅方向が外装容器5の直径方向と同一方向を向いている場合に、液体収納容器1の袋本体3は、外装容器5内で膨らむ余地が最大となる。さらに、この場合においては液体収納容器1の袋本体3が膨らむ際、袋本体3が外装容器5の内壁に引っ掛かったり、内壁で折れ曲がり、袋本体3の一部が閉塞することを最小限に抑えることができ、袋本体3の内容積を十分に確保できる。
このようにして、外装容器と液体収納容器の組合体が作製される。その後、膨らまし治具が注出口40から取外され、内容液充填機(図示せず)が注出口40に装着されて、この内容液充填機から内容液が液体収納容器1へ充填される。
内容液が液体収納容器1へ充填された後、図3に示すように、外装容器5の開口部5aに装着された注出口40の注出口本体41内に、液体分配ノズル60を保持する注出口上部部材70が装着され、この注出口上部部材70内に液体分配ノズル60が挿入される。
なお、注出口上部部材70は、注出口40と一体として成形されていても良い。
注出口上部部材70内に挿入された液体分配ノズル60は注出口40の貫通穴45を貫通して液体収納容器1の袋本体3内へ延びている。また液体分配ノズル60はその上端に形成された大径部63と、その下端に形成されたドーム形状部61とを有し、ドーム形状部61に複数の開孔62が形成されている。このドーム形状部61は、半球状をなしており、この半球状の面に複数の開孔62が形成されている。
注出口上部部材70内に挿入された液体分配ノズル60は、その上端に設けられた大径部63が注出口上部部材70に係合して、この注出口上部部材70により保持される。
このようにして、液体収納容器1内への内容液の充填工程を終えた後、外装容器5の開口部5aにキャップ(図示せず)が装着される。この時、キャップと注出口上部部材70との間に、ブレイクシールと呼ばれる密閉部材(後述するディスペンサ(図示せず)を取付ける際にディスペンサ先端によって突き破られる、発塵なく貫通可能な肉厚フィルム)が介在される。このため、注出口40と、液体分配ノズル60とは、このブレイクシールとキャップによって密閉される。このようにして、注出口40および液体分配ノズル60の大径部63が密閉される。この場合、キャップは開口部5a外周に設けられた外ねじ5bに係合する。また、キャップは、キャップ本体と上部キャップとからなり、上部キャップはキャップ本体から取り外しが可能である。
液体収納容器1内の内容液を外部へ排出する場合、上部キャップがキャップ本体より取外され、液体分配ノズル60の大径部63がブレイクシールおよびキャップ本体を介してディスペンサに接続される。
次に加圧ガス源(図示せず)から窒素ガスがディスペンサとフランジ71に形成された開口71aを介して 、 注出口40の注出口本体41内に供給され、その後窒素ガスは、開口44から、外装容器5と液体収納容器1の袋本体3との間の空間に入る。次に袋本体3が外側から窒素ガスにより押圧され、袋本体3内の内容液がドーム形状部61の開孔62から液体分配ノズル60内に入り、液体分配ノズル60内の内容液はその後大径部63からディスペンサ側へ排出される。
液体収納容器1内から排出されずに残った液体は、廃棄の対象となるため資源として無駄となるが、本願発明によれば、液体収納容器1の袋本体3が膨らむ際、袋本体3が外装容器5の内壁に引っ掛かったり、内壁で折れ曲がり、袋本体3の一部が閉塞することを最小限に抑えることができるため、工業用薬品など非常に高価な内容液を排出する場合などにおいては、残液量を低減することができ、省資源化によりコスト削減にもつながる。
ここで、ディスペンサは、中央に液体収納容器1から液体を排出するための液体流路を有しており、また、それとは別に、窒素ガスなどの気体を液体収納容器1と外装容器5との間へ送り込む為の気体流路を有している。
この間、液体分配ノズル60はその下端にドーム形状部61を有するため、袋本体3内の内容液を液体分配ノズル60を介して大径部63から外方へ排出する場合、液体分配ノズル60の下端が袋本体3内面に当接しても、液体分配ノズル60の下端によって袋本体3が破損することが防止される。
また、袋本体3内の内容液はドーム形状部61に設けられた複数の開孔62を介して液体分配ノズル60内に吸込まれて、大径部63からディスペンサ側へ排出される。このため液体分配ノズル60の下端中心に単一の開孔を設けた場合に比べて、内容液の残量が少なくなっても袋本体3が液体分配ノズル60に密接して液体分配ノズル60内へ内容液が流れにくくなることが防止される。
次に、液体分配ノズル60の別態様1,2について説明する。
<別態様1> 液体分配ノズル60としては、注出口40の貫通穴45に螺合するものを用いても良い。すなわち、貫通穴45の内周面にネジ溝が設けられた注出口40と、上端外面に外ネジが設けられた液体分配ノズル60とを準備し、注出口40のネジ溝に液体分配ノズル60の外ネジを係合させてもよい。なお、この態様では注出口上部部材が不要となる。この場合、液体分配ノズル60の上端の内周面にネジ溝が設けられており、このネジ溝に、外ネジを有するディスペンサが直接螺合される。
<別態様2> また、注出口40の貫通穴45内周面にネジ溝を設け、且つ、貫通穴45の下端に内側への突出部を設けてもよい。この場合、液体分配ノズル60の上端に外側に突出する係止フランジが設けられており、この係止フランジが前記貫通穴45の前記突出部に係止する。この段階では液体分配ノズル60は注出口40に固定されていないが、貫通穴45内周面のネジ溝にディスペンサが直接螺合されることによって、液体分配ノズル60が固定される。
上記の別態様1、2においても液体分配ノズル60の下端はドーム形状部を有してもよく、このドーム形状部は、半球状をなしており、半球状の面に複数の開孔が設けられていても良い。
上記の別態様1、2では、外装容器5の輸送に際しては、液体分配ノズル60の上端開口に直接螺合して開口を塞ぐ蓋体(別態様1)や、注出口40の貫通穴45に螺合して貫通穴45を塞ぐ蓋体を用いることができる(別態様2)。上記の別態様1、2では、ブレイクシールなどの密閉部材を用いることはなく、内容液の排出に際して、ディスペンサは液体分配ノズルの上端開口(別態様1)や、注出口の貫通穴(別態様2)に直接螺合することになる。
また、上記の別態様1、2では、液体の排出手段は、液体収納容器1の加圧によるものではなく、液体収納容器1とディスペンサとを接続した後、ディスペンサ側に付設される吸引ポンプにより、液体収納容器内の液体を外部へ吸引して排出することになる。
図1に示すように、液体収納容器10の袋本体3は1360mの高さHをもち、950mmの幅Wをもつ。このため袋本体3の幅Wは、外装容器5の開口部5aの内径よりかなり大きくなっている。
次にこのような構成からなる外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置について図15乃至図28により述べる。
図15に示すように、液体収納容器の抜き取り装置90は、上部91aと、底部91bと、側部91cとを有するとともに、外装容器5を収納する装置本体91と、装置本体91内に配置された外装容器5を固定する固定装置95とを備えている。このうち装置本体91の底部91bに外装容器5が載置され、この外装容器5は装置本体91の側部91cに取付けられた固定装置95により固定される。
また装置本体91の上部91aには電動チェーンブロック(引離し装置)93が取付けられており、電動チェーンブロック93から先端にフック93bが取付けられたチェーン93aが下方へ延びている(図16(a)(b)参照)。
また、装置本体91の側部91cには、内部に収納された外装容器5を覆うアクリル製覆い板96が取付けられている。装置本体91は全体として縦長の直方体形状を有し、覆い板96は側部91cの4面に取付けられている。このうち正面の覆い板96Aは開閉扉となっており、この開閉扉96Aには取手96Bが取付けられている。
なお、装置本体91の側部91cに取付けられた固定装置95は、四角形状をもつ鋼製フレームから構成されているが、樹脂製の外装容器5に傷を付けることを防止するため、固定装置95は外装容器5に当接する樹脂製の当接部95aを有していてもよい(図16(c)参照)。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り方法について述べる。
まず図17に示すように、周囲に覆い板96が取付けられた装置本体91を準備するとともに、装置本体91近傍まで外装容器5を運び込む。次に図18に示すように、装置本体91の開閉扉96Aの取手96Bを把持して開閉扉96Aを開き装置本体91内に外装容器5を搬入し、この外装容器5を装置本体91の底部91b上に載置する。この場合、外装容器5は側部91cに取付けられた固定装置95の下方へ進入し、この固定装置95により外装容器5は上方への動きが規制される(固定される)。
固定装置95は予め側部91cに取付けられ、この固定装置95の下方へ外装容器5が進入することにより、外装容器5の上方への動きが規制されるが、外装容器5を装置本体91の底部91b上に載置した後、固定装置95を外装容器5上へ配置してこの固定装置95を側部91cに取付けてもよい。
また、電動チェーンブロック93の操作部93cは装置本体91の外方へ延びる操作ライン93dの先端に取付けられており、図19に示すように、操作部93cを操作することにより電動チェーンブロック93を作動させ、チェーン93aおよびフック93bを降下させる(図20参照)。
ところで装置本体91内に配置された外装容器5内には、上述した液体収納容器1が収納され、液体収納容器1の注出口40が外装容器5の開口部5aに装着されている。そこで外装容器5の開口部5aから注出口40を取外し、注出口40を開口部5aから少し外方へ引き出す(図21参照)。次に降下してきた電動チェーンブロック93のフック93bを注出口40の直下にある袋本体3の部分に引掛ける。
その後、図22に示すように、操作部93cを操作することにより、電動チェーンブロック93のチェーン93aおよびフック93bを上昇させる。この際、外装容器5は固定装置95により上方への移動が規制され、フック93bに引掛けられた袋本体3を容易に外装容器5から開口部5aを介して引っ張り上方へ(引き離し方向へ)抜き取ることができる。
本実施の形態によれば、装置本体91の上部91aに取付けられた電動チェーン93を、装置本体91の外方から操作部93cを操作することにより作動させて、外装容器5から開口部5aを介して液体収納容器1の袋本体3を容易かつ簡単に抜き取ることができる。この場合、装置本体91に外装容器5を囲む覆い板96が取付けられているため、袋本体3内に薬液が残っていても、袋本体3の抜き取り作業を安全に行うことができる。
<第1の実施の形態の変形例>
上記実施の形態において、電動チェーンブロック93のフック93bを注出口40直下の袋本体3に引掛けた例を示したが、これに限らず例えば図23乃至図25に示すように、電動チェーンブロック93のフック93bを補助具98を介して注出口40直下の袋本体3に引掛けてもよい。
上記実施の形態において、電動チェーンブロック93のフック93bを注出口40直下の袋本体3に引掛けた例を示したが、これに限らず例えば図23乃至図25に示すように、電動チェーンブロック93のフック93bを補助具98を介して注出口40直下の袋本体3に引掛けてもよい。
すなわち図23に示すように、電動チェーンブロック93のフック93bに把持部98aを有する補助具98が取付けられている。そして図24に示すように補助具98の把持部98aにより注出口40直下の袋本体3を把持し、この状態で図25に示すように電動チェーンブロック93を作動させて、電動チェーンブロック93のチェーン93aおよびフック93bを上昇させてもよい。
あるいは図26乃至図28に示すように、電動チェーンブロック93のフック93bを補助具99を介して注出口40に取付けてもよい。
すなわち、図26に示すように、外ねじ99aを有するリング状の補助具99を準備する。そして外ねじ99aを注出口40の内ねじ(図示せず)に係合させることにより、補助具99と注出口40を堅固に固定する(図27参照)。
次に補助具99に電動チェーンブロック93のフック93bを引掛ける。この状態で図28に示すように電動チェーンブロック93を作動させて、電動チェーンブロック93のチェーン93aおよびフック93bを上昇させる。
<第2の実施の形態>
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第2の実施の形態について図29(a)(b)により述べる。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第2の実施の形態について図29(a)(b)により述べる。
図29(a)(b)に示すように、液体収納容器の抜き取り装置90は、一端部101aと、他端部101bと、側部101cとを有するとともに、外装容器5を収納する装置本体101と、装置本体101内に配置された外装容器5を固定する第1固定装置95Aおよび第2固定装置102とを備えている。このうち装置本体101の側部101cに外装容器5が載置され、この外装容器5は装置本体101の側部101cに取付けられた第1固定装置95および第2固定装置102により固定される。
また装置本体101の一端部101aには電動チェーンブロック(引離し装置)93が取付けられており、電動チェーンブロック93から先端にフック93bが取付けられたチェーン93aが右方へ延びている(図29(a)(b)参照)。
また、装置本体101の側部101cには、内部に収納された外装容器5を覆うアクリル製覆い板96が取付けられている。装置本体101は全体として横長の直方体形状を有し、覆い板96は側部101cの4面に取付けられている。このうち上方の覆い板96Aは開閉扉となっており、この開閉扉96Aには取手96Bが取付けられている。
なお、装置本体101の側部101cに取付けられた第1固定装置95Aおよび第2固定装置102は、四角形状をもつ鋼製フレームから構成されているが、樹脂製の外装容器5に傷を付けることを防止するため、第1固定装置95Aおよび第2固定装置102は外装容器5に当接する樹脂製の当接部95aを有していてもよい(図16(c)参照)。また、第1固定装置95Aは注出口40が通る開口部をもった板状のものであってもよい。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り方法について述べる。
まず図29(a)(b)に示すように、周囲に覆い板96が取付けられた装置本体101を準備するとともに、装置本体101近傍まで外装容器5を運び込む。次に装置本体101の開閉扉96Aの取手96Bを把持して開閉扉96Aを開き装置本体101内に外装容器5を搬入し、この外装容器5を装置本体101の側部101c上に載置する。この場合、外装容器5は第1固定装置95Aにより外装容器5は左方への動きが規制され、第2固定装置102により外装容器5は上方への動きが規制される。
第1固定装置95Aと第2固定装置102は予め側部101cに取付けられ、この第1固定装置95Aと第2固定装置102との間に、外装容器5が進入することにより、外装容器5の左方への動きおよび上方への動きが規制されるが、外装容器5を装置本体101の側部101c上に載置した後、第1固定装置95Aおよび第2固定装置102を外装容器5上へ配置してこの第1固定装置95Aおよび第2固定装置102を側部101cに取付けてもよい。
ところで、電動チェーンブロック93の操作部93cは装置本体101の外方へ延びる操作ライン93dの先端に取付けられており、操作部93cを操作することにより電動チェーンブロック93を作動させ、チェーン93aおよびフック93bを左右方向へ移動させる。
また、装置本体101内に配置された外装容器5内には、上述した液体収納容器1が収納され、液体収納容器1の注出口40が外装容器5の開口部5aに装着されている。そこで外装容器5の開口部5aから注出口40を取外し、注出口40を開口部5aから少し外方へ引き出す。次に右方へ移動してきた電動チェーンブロック93のフック93bを補助具98を介して注出口40の直下にある袋本体3の部分に引掛ける。
その後、操作部93cを操作することにより、電動チェーンブロック93のチェーン93aおよびフック93bを左方へ移動させる。この際、外装容器5は第1固定装置95Aにより左方への移動が規制され、第2固定装置102により上方への移動が規制され、フック93bに補助具98を介して引掛けられた袋本体3を容易に外装容器5から開口部5aを介して左方へ(引き離し方向へ)抜き取ることができる。
本実施の形態によれば、装置本体101の一端部101aに取付けられた電動チェーン93を、装置本体91の外方から操作部93cを操作することにより作動させて、外装容器5から開口部5aを介して液体収納容器1の袋本体3を容易かつ簡単に抜き取ることができる。この場合、装置本体101に外装容器5を囲む覆い板96が取付けられているため、袋本体3内に薬液が残っていても、袋本体3の抜き取り作業を安全に行うことができる。
<第3の実施の形態>
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第3の実施の形態について図30(a)(b)により述べる。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第3の実施の形態について図30(a)(b)により述べる。
図30(a)(b)に示すように、液体収納容器の抜き取り装置90は、上部91aと、底部91bと、側部91cとを有するとともに、外装容器5を収納する装置本体91と、装置本体91内に配置された外装容器5を固定する固定装置95とを備えている。このうち装置本体91の固定装置95上に外装容器5が載置される。またこの固定装置95は外装容器5の下方への動きを規制する。
また装置本体91の下部91bには、補助具98を介して昇降機(引離し装置)93Aが取付けられている。
また、装置本体91の側部91cには、内部に収納された外装容器5を覆うアクリル製覆い板96が取付けられている。装置本体91は全体として縦長の直方体形状を有し、覆い板96は側部91cの4面に取付けられている。このうち正面の覆い板96Aは開閉扉となっており、この開閉扉96Aには取手96Bが取付けられている。
なお、装置本体91の側部91cに取付けられた固定装置95は、四角形状をもつ鋼製フレームから構成されているが、樹脂製の外装容器5に傷を付けることを防止するため、固定装置95は外装容器5に当接する樹脂製の当接部95aを有していてもよい(図16(c)参照)。また、固定装置95は、注出口40を通す開口部をもった板状のものであってもよい。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り方法について述べる。
まず図30(a)(b)に示すように、周囲に覆い板96が取付けられた装置本体91を準備するとともに、装置本体91近傍まで外装容器5を運び込む。次に装置本体91の開閉扉96Aの取手96Bを把持して開閉扉96Aを開き装置本体91内に外装容器5を搬入し、この外装容器5を開口部5aおよび注出口40を下向きにして装置本体91の固定装置95上に載置する。この場合、外装容器5は固定装置95により外装容器5は下方への動きが規制される(固定される)。 この場合、固定装置95は予め側部91cに取付けられている。
昇降機93Aの操作ライン93dは、装置本体91の外方へ延び、操作ライン93dの先端に取り付けられた操作部93cを操作することにより昇降機93Aを上下移動させる。
また、装置本体91内に配置された外装容器5内には、上述した液体収納容器1が収納され、液体収納容器1の注出口40が外装容器5の開口部5aに装着されている。そこで外装容器5の開口部5aから注出口40を取外し、注出口40を開口部5aから少し外方へ引き出す。次に注出口40を補助具98で把持する。
その後、操作部93cを操作することにより、昇降機93Aを降下させる。この際、外装容器5は固定装置95により下方への移動が規制され、補助具98に引掛けられた袋本体3を容易に外装容器5から開口部5aを介して下方へ(引き離し方向へ)抜き取ることができる。
本実施の形態によれば、装置本体91の下部91bに取付けられた昇降機93Aを、装置本体91の外方から操作部93cを操作することにより作動させて、外装容器5から開口部5aを介して液体収納容器1の袋本体3を容易かつ簡単に抜き取ることができる。この場合、装置本体91に外装容器5を囲む覆い板96が取付けられているため、袋本体3内に薬液が残っていても、袋本体3の抜き取り作業を安全に行うことができる。
<第4の実施の形態>
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第4の実施の形態について図31(a)(b)により述べる。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第4の実施の形態について図31(a)(b)により述べる。
図31(a)(b)に示すように、液体収納容器の抜き取り装置90は、上部91aと、底部91bと、側部91cとを有するとともに、外装容器5を収納する装置本体91と、装置本体91内に配置された外装容器5を固定する固定装置95とを備えている。
また装置本体91の上部91aには電動チェーンブロック(引離し装置)93が取付けられており、電動チェーンブロック93から先端にフック93bが取付けられたチェーン93aが下方へ延びている。
また、装置本体91の側部91cには、内部に収納された外装容器5を覆うアクリル製覆い板96が取付けられている。装置本体91は全体として縦長の直方体形状を有し、覆い板96は側部91cの4面に取付けられている。このうち正面の覆い板96Aは開閉扉となっており、この開閉扉96Aには取手96Bが取付けられている。
装置本体91の側部91cに取付けられた固定装置95は、四角形状をもつ鋼製フレームから構成されている。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り方法について述べる。
まず図31(a)(b)に示すように、周囲に覆い板96が取付けられた装置本体91を準備するとともに、装置本体91近傍まで外装容器5を運び込む。次に装置本体91の開閉扉96Aの取手96Bを把持して開閉扉96Aを開き装置本体91内に外装容器5を上下逆向きに搬入し、この外装容器5を開口部5aおよび注出口40を下向きにして装置本体91の固定装置95上に載置する。
電動チェーンブロック93の操作部93cは装置本体91の外方へ延びる操作ライン93dの先端に取付けられており、操作部93cを操作することにより電動チェーンブロック93を作動させ、チェーン93aおよびフック93bを降下させる。次にフック93bを固定装置95上において上下逆向きに載置された外装容器5の底部に設けられた係合部105に引掛ける。
装置本体91内に配置された外装容器5内には、上述した液体収納容器1が収納され、液体収納容器1の注出口40が外装容器5の開口部5aに装着されている。この注出口40は外装容器5の開口部5aから予め取外され、注出口40が開口部5aから少し外方へ引き出されている。
その後、注出口40近傍にある袋本体3を補助具98で把持する。そしてこの補助具98を固定装置95に引掛ける。次に電動チェーンブロック93を作動させて、チェーン93aとフック93bを更に上昇させる。フック93bに引掛けられた外装容器5を持上げることにより、袋本体3を容易に外装容器5から開口部5aを介して下方へ(引き離し方向へ)抜き取ることができる。
本実施の形態によれば、装置本体91の上部91aに取付けられた電動チェーン93を、装置本体91の外方から操作部93cを操作することにより作動させて、外装容器5から開口部5aを介して液体収納容器1の袋本体3を容易かつ簡単に抜き取ることができる。この場合、装置本体91に外装容器5を囲む覆い板96が取付けられているため、袋本体3内に薬液が残っていても、袋本体3の抜き取り作業を安全に行うことができる。
<第5の実施の形態>
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第5の実施の形態について、図32により述べる。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第5の実施の形態について、図32により述べる。
図32に示すように、液体収納容器の抜き取り装置90は、一端部101aと、他端部101bと、側部101cとを有するとともに、外装容器5を収納する装置本体101と、装置本体101内に配置された外装容器5内の袋本体3を固定する固定装置111とを備えている。このうち固定装置111は装置本体101の一端部101aに固定されるとともに、液体収納容器1の袋本体3を把持する。
また装置本体101の他端部101bには電動チェーンブロック(引離し装置)93が取付けられている。そして電動チェーンブロック93から先端にフック93bが取付けられたチェーン93aが延び、このチェーン93cは外装容器5の底部に設けられた係合部105に係合している。
また、装置本体101の側部101cには、内部に収納された外装容器5を覆うアクリル製覆い板96が取付けられている。装置本体101は全体として横長の直方体形状を有し、覆い板96は側部101cの4面に取付けられている。このうち正面の覆い板96Aは開閉扉となっており、この開閉扉96Aには取手96Bが取付けられている。さらにまた、装置本体101内には外装容器5を摺動自在に押さえる押さえ具110aを有する押さえ装置110が設けられている。
なお、装置本体101に取付けられた押さえ装置の押さえ具110aは開口をもったリング状の弾性硬質樹脂フレームから構成されている。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り方法について述べる。
まず図32に示すように、周囲に覆い板96が取付けられた装置本体101を準備するとともに、装置本体101近傍まで外装容器5を運び込む。次に装置本体101の開閉扉96Aの取手96Bを把持して開閉扉96Aを開き装置本体101内に外装容器5を搬入し、この外装容器5を装置本体101に取り付けられた押さえ装置110の押さえ具110aにより保持する。
ところで、電動チェーンブロック93の操作部93cは装置本体101の外方へ延びる操作ライン93dの先端に取付けられており、操作部93cを操作することにより電動チェーンブロック93を作動させ、チェーン93aおよびフック93bを左右方向へ移動させる。
また、装置本体101内に配置された外装容器5内には、上述した液体収納容器1が収納され、液体収納容器1の注出口40が外装容器5の開口部5aに装着されている。そこで外装容器5の開口部5aから注出口40を取外し、注出口40を開口部5aから少し外方へ引き出す。次に装置本体101の一端部101aに取り付けられた固定装置111を注出口40の直下にある袋本体3の部分に引掛ける。
その後、操作部93cを操作することにより、電動チェーンブロック93のチェーン93aおよびフック93bを右方へ移動させる。この際、袋本体3は固定装置111により右方への移動が規制され、外装容器5が押さえ具110aに押さえられながら押さえ具110a内を右方向へ摺動する。このようにして、固定装置111に引掛けられた袋本体3を容易に外装容器5から開口部5aを介して左方へ(引き離し方向へ)抜き取ることができる。
本実施の形態によれば、装置本体101の一端部101aに取付けられた電動チェーン93を、装置本体91の外方から操作部93cを操作することにより作動させて、外装容器5から開口部5aを介して液体収納容器1の袋本体3を容易かつ簡単に抜き取ることができる。この場合、装置本体101に外装容器5を囲む覆い板96が取付けられているため、袋本体3内に薬液が残っていても、袋本体3の抜き取り作業を安全に行うことができる。
<第6の実施の形態>
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第6の実施の形態について図33により述べる。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第6の実施の形態について図33により述べる。
図33に示すように、液体収納容器の抜き取り装置90は、上部91aと、底部91bと、側部91cとを有するとともに、外装容器5を収納する装置本体91と、装置本体91内に配置された外装容器5内の袋本体3を固定する固定装置111とを備えている。このうち固定装置111は装置本体101の上部91aに固定されるとともに、液体収納容器1の袋本体3を把持する。
また、装置本体91の側部91cには、内部に収納された外装容器5を覆うアクリル製覆い板96が取付けられている。装置本体91は全体として縦長の直方体形状を有し、覆い板96は側部91cの4面に取付けられている。このうち正面の覆い板96Aは開閉扉となっており、この開閉扉96Aには取手96Bが取付けられている。
さらにまた、装置本体101内には、外装容器5を摺動自在に押さえる押さえ具110aを有する押さえ装置110が設けられている。なお、装置本体101に取り付けられた押さえ装置110の押さえ具110aは開口をもったリング状の弾性硬質樹脂フレームから構成されている。また、押さえ具110aは昇降機(引離し装置)93Aに取り付けられており、昇降機93Aの操作ライン93dは装置本体91の外方へ延び、操作ライン93dの先端に取付けられた操作部93cを操作することにより昇降機93Aにより、外装容器5を上下へ移動させることが出来る。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り方法について述べる。
まず図33に示すように、周囲に覆い板96が取付けられた装置本体91を準備するとともに、装置本体91近傍まで外装容器5を運び込む。次に装置本体91の開閉扉96Aの取手96Bを把持して開閉扉96Aを開き装置本体91内に外装容器5を搬入し、この外装容器5を開口部5aおよび注出口40を上向きにして装置本体91に取り付けられた押さえ装置110の押さえ具110aにより保持する。
また、装置本体91内に配置された外装容器5内には、上述した液体収納容器1が収納され、液体収納容器1の注出口40が外装容器5の開口部5aに装着されている。そこで外装容器5の開口部5aから注出口40を取外し、注出口40を開口部5aから少し外方へ引き出す。次に装置本体91の上部91aに取り付けられた固定装置111を注出口40の近傍にある袋本体3の部分に引掛ける。
その後、操作部93cを操作することにより、昇降機93Aを降下させ、押さえ装置110により保持された外装容器5を降下させるこの際、袋本体3は固定装置111により下方への移動が規制され、固定装置111に引掛けられた袋本体3を容易に外装容器5から開口部5aを介して下方へ(引き離し方向へ)抜き取ることができる。
本実施の形態によれば、装置本体91に取付け得られた昇降機93Aを装置本体91の外方から操作部93cを操作することにより作動させて、外装容器5から開口部5aを介して液体収納容器1の袋本体3を容易かつ簡単に抜き取ることができる。この場合、装置本体91に外装容器5を囲む覆い板96が取付けられているため、袋本体3内に薬液が残っていても、袋本体3の抜き取り作業を安全に行うことができる。
なお、表記の実施の形態において、外装容器5と液体収納容器1を上下方向ならびに水平方向に相対的に引離す態様を説明したが、これに限らず、本発明の効果を奏することができるため、外装容器5と液体収納容器1を「斜め上方」または「斜め下方」にも相対的に引離しても良い。
<第7の実施の形態>
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第7の実施の形態について図34により述べる。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第7の実施の形態について図34により述べる。
図34に示すように、液体収納容器の抜き取り装置90は、外装容器5を固定する固定装置95を備えている。このように外装容器5は固定装置95により固定され、また固定装置95の上方にはレール115に支持された電動チェーンブロック(引離し装置)93が取付けられており、電動チェーンブロック93から先端にフック93bが取付けられたチェーン93aが下方へ延びている。
図34において、液体収納容器の抜き取り装置90は固定装置95と電動チェーンブロック93を有するが、装置本体91は必ずしも設ける必要はない。
なお、固定装置95は、四角形状をもつ鋼製フレームから構成されているが、樹脂製の外装容器5に傷を付けることを防止するため、固定装置95は外装容器5に当接する樹脂製の当接部95aを有していてもよい(図16(c)参照)。
また、電動チェーンブロック93の操作部93cは装置本体91の外方へ延びる操作ライン93dの先端に取付けられており、図34に示すように、操作部93cを操作することにより電動チェーンブロック93を作動させ、チェーン93aおよびフック93bを降下させる。
ところで外装容器5内には、上述した液体収納容器1が収納され、液体収納容器1の注出口40が外装容器5の開口部5aに装着されている。そこで外装容器5の開口部5aから注出口40を取外し、注出口40を開口部5aから少し外方へ引き出す(図21参照)。次に降下してきた電動チェーンブロック93のフック93bを注出口40の直下にある袋本体3の部分に引掛ける。
その後、図34に示すように、操作部93cを操作することにより、電動チェーンブロック93のチェーン93aおよびフック93bを上昇させる。この際、外装容器5は固定装置95により上方への移動が規制され、フック93bに引掛けられた袋本体3を容易に外装容器5から開口部5aを介して引っ張り上方へ(引き離し方向へ)抜き取ることができる。
本実施の形態によれば、固定装置95の上方に取付けられた電動チェーン93を、固定装置95の外方から操作部93cを操作することにより作動させて、外装容器5から開口部5aを介して液体収納容器1の袋本体3を容易かつ簡単に抜き取ることができる。
<第8の実施の形態>
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第8の実施の形態について図35により述べる。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第8の実施の形態について図35により述べる。
図35に示すように、液体収納容器の抜き取り装置90は、上部91aと、底部91bと、側部91cとを有するとともに、外装容器5を収納する装置本体91と、装置本体91内に配置された外装容器5を固定する固定装置95とを備えている。このうち装置本体91の底部91bに外装容器5が載置され、この外装容器5は装置本体91の側部91cに取付けられた固定装置95により固定される。
また装置本体91の上部91aには電動チェーンブロック(引離し装置)93が取付けられており、電動チェーンブロック93から先端にフック93bが取付けられたチェーン93aが下方へ延びている。
また、装置本体91の側部91cには、内部に収納された外装容器5を覆うアクリル製覆い板96が取付けられている。装置本体91は全体として縦長の直方体形状を有し、覆い板96は側部91cの4面に取付けられている。このうち正面下方部の覆い板96A1は開閉扉となっており、この開閉扉96A1には取手96B1が取付けられている。
なお、装置本体91の側部91cに取付けられた固定装置95は、四角形状をもつ鋼製フレームから構成されているが、樹脂製の外装容器5に傷を付けることを防止するため、固定装置95は外装容器5に当接する樹脂製の当接部95aを有していてもよい(図16(c)参照)。
また電動チェーンブロック93と固定装置95とを結ぶ引き離し方向に対して直交する方向に、外装容器5を搬送する搬送コンベア(搬送機構)120が設けられている。具体的には装置本体91のうち下面下方部の覆い板96A1に隣接して、外装容器5の搬送コンベア(搬送機構)120が配置されている。この搬送コンベア120は駆動ローラ121により駆動されるとともに、電動チェーンブロック93と固定装置95とを結ぶ引き離し方向に対して直交する方向に配置されている。
図35において、周囲に覆い板96が取付けられた装置本体91を準備するとともに、装置本体91近傍まで搬送コンベア120で外装容器5を運び込む。次に装置本体91の開閉扉96A1の取手96B1を把持して開閉扉96A1を開き装置本体91内に外装容器5を搬入し、この外装容器5を装置本体91の底部91b上に載置する。この場合、外装容器5は側部91cに取付けられた固定装置95の下方へ進入し、この固定装置95により外装容器5は上方への動きが規制される(固定される)。
固定装置95は予め側部91cに取付けられ、この固定装置95の下方へ外装容器5が進入することにより、外装容器5の上方への動きが規制されるが、外装容器5を装置本体91の底部91b上に載置した後、固定装置95を外装容器5上へ配置してこの固定装置95を側部91cに取付けてもよい。
また、電動チェーンブロック93の操作部93cは装置本体91の外方へ延びる操作ライン93dの先端に取付けられており、操作部93cを操作することにより電動チェーンブロック93を作動させ、チェーン93aおよびフック93bを降下させる。
ところで装置本体91内に配置された外装容器5内には、上述した液体収納容器1が収納され、液体収納容器1の注出口40が外装容器5の開口部5aに装着されている。そこで外装容器5の開口部5aから注出口40を取外し、注出口40を開口部5aから少し外方へ引き出す。次に降下してきた電動チェーンブロック93のフック93bを注出口40の直下にある袋本体3の部分に引掛ける。
その後、操作部93cを操作することにより、電動チェーンブロック93のチェーン93aおよびフック93bを上昇させる。この際、外装容器5は固定装置95により上方への移動が規制され、フック93bに引掛けられた袋本体3を容易に外装容器5から開口部5aを介して引っ張り上方へ(引き離し方向へ)抜き取ることができる。
その後、取手96B1を把持して開閉扉96A1を開き、装置本体91内から外装容器5を外方へ排出し、次に搬送コンベア120により外装容器5外方へ搬送することができる。
本実施の形態によれば、装置本体91の上部91aに取付けられた電動チェーン93を、装置本体91の外方から操作部93cを操作することにより作動させて、外装容器5から開口部5aを介して液体収納容器1の袋本体3を容易かつ簡単に抜き取ることができる。この場合、装置本体91に外装容器5を囲む覆い板96が取付けられているため、袋本体3内に薬液が残っていても、袋本体3の抜き取り作業を安全に行うことができる。
また搬送コンベア120を用いて重量がある外装容器5を装置本体5近傍まで搬送し、あるいは装置本体5内の外装容器5を外方へ取出した後、搬送コンベア120により外方へ排出することができる。
なお、図35において装置本体91のうち下面下方部の覆い板96A1に隣接して、外装容器5の搬送コンベア(搬送機構)120が配置されている実施の形態について説明したが、装置本体91の底部91bの直下まで搬送コンベア(搬送機構)120を延長して配置してもよい。この場合、装置本体91の底部91bにおいて搬送コンベア(搬送機構)120を露出させ、搬送コンベア(搬送機構)120上に外装容器5を載置する。これによれば、搬送コンベア(搬送機構)120により装置本体91内まで外装容器5を搬入し、あるいは装置本体91内の外装容器5を搬送コンベア(搬送機構)120により装置本体91内から外方へ排出することにより、袋本体3の抜き取り作業をより簡易に行うことができる。
<第9の実施の形態>
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第9の実施の形態について図36により述べる。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第9の実施の形態について図36により述べる。
図36に示す第9の実施の形態は、図15乃至図22に示す実施の形態において、電動チェーンブロック93の代わりに、先端にフック93を有するねじ棒125と、このねじ棒126を回転自在に保持する保持体126とを設けたものであり、他の構成は図15乃至図22に示す実施の形態と略同一である。
保持体126は装置本体91の上部91aにより支持されており(図15参照)、この保持体126の上面にはねじ棒125を回転させ、かつ保持体126に沿って昇降させる回転駆動部127が取付けられている。
そして回転駆動部127によりねじ棒125が保持体126に対して回転し、かつ保持体126に沿って昇降する。この場合、保持体126は装置本体91に支持されているため、フック93袋本体3に引掛けることにより袋本体3を固定装置95に固定された外装容器5に対して回転させながら引き上げることができる。
このように袋本体3を外装容器5に対して回転させながら引き上げることにより、外装容器5の開口部5aから袋本体3をスムーズかつ確実に抜き取ることができる。
図36に示す実施の形態において、フック93を有するねじ棒125と、ねじ棒125を回転自在に保持する保持体126と、保持体126上面に取付けられた回転駆動部127とにより、引き離し装置が構成される。
<第10の実施の形態>
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第10の実施の形態について図37により述べる。
次に外装容器5から液体収納容器10の袋本体3を抜き取る液体収納容器の抜き取り装置の第10の実施の形態について図37により述べる。
図37に示す第10の実施の形態において、液体収納容器の抜き取り装置90は、互いに隣接して直線上に配置された複数の装置本体91を有し、各装置本体91内に外装容器5を固定する固定装置95が設けられている。
ここで図37は液体収納容器の抜き取り装置90を示す平面図である。
図37に示す第10の実施の形態において、他の部分は図15乃至図22に示す実施の形態と略同一である。
図37に示すように、液体収納容器の抜き取り装置90の複数の装置本体91は、互いに隣接して配置され、各装置本体91を貫通して案内レール130が水平方向に延びている。
そして案内レール130に沿って単一の電動チェーンブロック93(引き離し装置)が固定装置95と電動チェーンブロック93を結ぶ引き離し方向(垂直方向)に対して直交する方向(水平方向)に沿って移動可能となっている。
図37において、単一の電動チェーンブロック93が各装置本体91を貫通する案内レール130に沿って移動可能となっているため、各装置本体91毎に高価な電動チェーンブロック93を設置する必要はなく、設備の設置コスト低減を図ることができる。
1 液体収納容器
3 袋本体
3a 上縁
3b 底縁
3c 側縁
5 外装容器
5a 開口部
5A 内ねじ
10 ヒートシール部
20 外袋
21 内袋
40 注出口
41 注出口本体
41A 外ねじ
42 注出口フランジ
50 注出口取付部
51 中央部
52 薄肉部
60 液体分配ノズル
61 ドーム形状部
62 開孔
70 注出口上部部材
71 フランジ
71a 開口
80 取付治具
81 治具本体
81A 内ねじ
82 保持具
85 押え蓋
85A 外ねじ
90 抜き取り装置
91 装置本体
91a 上部
91b 底部
91c 側部
93 電動チェーンブロック
93A 昇降機
93a チェーン
93b フック
93c 操作部
95 固定装置
95A 第1固定装置
96 覆い板
96A 開閉扉
96A1 開閉扉
96B 取手
96B1 取手
98 補助具
99 補助具
101 装置本体
101a 一端部
101b 他端部
101c 側部
102 第2固定装置
105 係合部
110 押さえ装置
110a 押さえ具
111固定装置
115 レール
120 搬送コンベア
125 ボールねじ
126 保持体
127 回転駆動部
130 案内レール
L1 第1中央部
L2 第2中央部
L3 直線
3 袋本体
3a 上縁
3b 底縁
3c 側縁
5 外装容器
5a 開口部
5A 内ねじ
10 ヒートシール部
20 外袋
21 内袋
40 注出口
41 注出口本体
41A 外ねじ
42 注出口フランジ
50 注出口取付部
51 中央部
52 薄肉部
60 液体分配ノズル
61 ドーム形状部
62 開孔
70 注出口上部部材
71 フランジ
71a 開口
80 取付治具
81 治具本体
81A 内ねじ
82 保持具
85 押え蓋
85A 外ねじ
90 抜き取り装置
91 装置本体
91a 上部
91b 底部
91c 側部
93 電動チェーンブロック
93A 昇降機
93a チェーン
93b フック
93c 操作部
95 固定装置
95A 第1固定装置
96 覆い板
96A 開閉扉
96A1 開閉扉
96B 取手
96B1 取手
98 補助具
99 補助具
101 装置本体
101a 一端部
101b 他端部
101c 側部
102 第2固定装置
105 係合部
110 押さえ装置
110a 押さえ具
111固定装置
115 レール
120 搬送コンベア
125 ボールねじ
126 保持体
127 回転駆動部
130 案内レール
L1 第1中央部
L2 第2中央部
L3 直線
Claims (11)
- 開口部を有する外装容器内に配置され、注出口と袋本体とを有し、前記袋本体の幅が前記開口部の内径より大きな液体収納容器の前記袋本体を前記開口部を介して前記外装容器の外方へ抜き取る液体収納容器の抜き取り装置において、
前記外装容器および前記液体収納容器のうちいずれか一方を固定する固定装置と、
前記外装容器と前記液体収納容器のうち他方を引っ張り、前記外装容器と前記液体収納容器を相対的に引離す引離し装置と、を備えた液体収納容器の抜き取り装置。 - 前記引離し装置は前記外装容器と前記液体収納容器を上下方向に相対的に引離す、請求項1記載の液体収納容器の抜き取り装置。
- 前記引離し装置は前記外装容器と前記液体収納容器を水平方向に相対的に引離す、請求項1記載の液体収納容器の抜き取り装置。
- 前記固定装置は前記外装容器を固定するとともに、前記外装容器に当接する当接部を有し、この当接部は樹脂製となっている、請求項1乃至3のいずれか記載の液体収納容器の抜き取り装置。
- 前記固定装置または前記引き離し装置のうち、少なくともいずれか一方を収納する装置本体を更に備えた、請求項1乃至4のいずれか記載の液体収納容器の抜き取り装置。
- 前記装置本体に、前記外装容器および前記液体収納容器を覆う覆い板を取付けた、請求項5記載の液体収納容器の抜き取り装置。
- 前記外装容器は200L以上の容積を有する、請求項1乃至6のいずれか記載の液体収納容器の抜き取り装置。
- 前記引き離し装置は前記液体収納容器を引っ張るようになっており、前記引き離し装置は前記液体収納容器を回転させる回転機構を有する、請求項1乃至7のいずれか記載の液体収納容器の抜き取り装置。
- 前記引き離し装置は、前記固定装置と前記引き離し装置を結ぶ引き離し方向に対して直交する方向に沿って移動可能となる、請求項1乃至8のいずれか記載の液体収納容器の抜き取り装置。
- 前記引き離し装置と前記固定装置とを結ぶ引き離し方向に対して直交する方向に設けられ、前記外装容器を搬送する搬送機構を更に備えた、請求項1乃至9のいずれか記載の液体収納容器の抜き取り装置。
- 開口部を有する外装容器内に配置され、注出口と袋本体とを有し、前記袋本体の幅が前記開口部の内径より大きな液体収納容器の前記袋本体を前記開口部を介して前記外装容器の外方へ抜き取る液体収納容器の抜き取り方法において、
固定装置に、前記外装容器および前記液体収納容器のうちいずれか一方を固定する工程と、
引離し装置により、前記外装容器と前記液体収納容器のうち他方を引張って前記外装容器と前記液体収納容器を相対的に引離す工程と、を備えた液体収納容器の抜き取り方法。
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