JP6711084B2 - 運転状況評価装置、運転状況評価方法及びプログラム - Google Patents

運転状況評価装置、運転状況評価方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、運転状況評価装置、運転状況評価方法及びプログラムに関する。
自動車の運転を評価するための幾つかの技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、車両の加速走行と惰性走行とを繰り返す走行の目標となる白目標に応じた理想目標値と、実際の操作に応じた実操作値との比較に基づいて運転を評価する方法が記載されている。
特開2012−6485号公報
運転の評価にて、実際に事故が起こる状況になる前のより安全な段階で危険発生の可能性を検出し、運転者に対して注意喚起するなどの対応を行うことができれば、事故の可能性を低減させ得る。特に、速度超過などの危険な運転を検出した場合に限らず危険発生の可能性を検出できることが好ましい。
本発明は、上述の課題を解決することのできる運転状況評価装置、運転状況評価方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、運転状況評価装置は、少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す運転状況情報を取得する運転状況情報取得部と、前記運転状況情報を運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類する分類部と、前記運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類された運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運転パタンを定量的に示す運転パタン情報を生成する運転パタン情報生成部と、前記運転状況情報取得部が取得した比較対象の運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する特定部と、前記特定部が特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する該当パタン取得部と、前記比較対象の運転状況情報と、前記該当パタン取得部が取得した運転パタンとの乖離度を算出する乖離度算出部と、を備え、前記走行経路の部分形状毎の分類は、前記走行経路の部分の形状に関する指標に基づく分類である
本発明の第2の態様によれば、運転状況評価方法は、運転状況評価装置が、少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す運転状況情報を取得する運転状況情報取得ステップと、前記運転状況評価装置が、前記運転状況情報を運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類する分類ステップと、前記運転状況評価装置が、前記運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類された運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運転パタンを定量的に示す運転パタン情報を生成する運転パタン情報生成ステップと、前記運転状況評価装置が、前記運転状況情報取得ステップで取得した比較対象の運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する特定ステップと、前記運転状況評価装置が、前記特定ステップで特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する該当パタン取得ステップと、前記運転状況評価装置が、前記比較対象の運転状況情報と、前記該当パタン取得ステップで取得した運転パタンとの乖離度を算出する乖離度算出ステップと、を含み、前記走行経路の部分形状毎の分類は、前記走行経路の部分の形状に関する指標に基づく分類である
本発明の第3の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す運転状況情報を取得する運転状況情報取得ステップと、前記運転状況情報を運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類する分類ステップと、前記運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類された運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運転パタンを定量的に示す運転パタン情報を生成する運転パタン情報生成ステップと、前記運転状況情報取得ステップで取得した比較対象の運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する特定ステップと、前記特定ステップで特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する該当パタン取得ステップと、前記比較対象の運転状況情報と、前記該当パタン取得ステップで取得した運転パタンとの乖離度を算出する乖離度算出ステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記走行経路の部分形状毎の分類は、前記走行経路の部分の形状に関する指標に基づく分類である。
この発明によれば、危険な運転の検出に限らず、運転の評価にて危険発生の可能性を評価することができる。
本発明の第1実施形態に係る運転状況評価システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における運転状況情報のデータ構造の例を示す説明図である。 同実施形態に係る運転パタン情報記憶部が記憶する運転パタン情報テーブルのデータ構造の例を示す説明図である。 同実施形態における運転パタンの第1の例を示す説明図である。 同実施形態における運転パタンの第2の例を示す説明図である。 同実施形態における運転パタンの第3の例を示す説明図である。 同実施形態における運転状況情報と運転パタンとの関係の例を示すグラフである。 同実施形態に係る運転状況評価装置が運転パタンを生成する処理手順の例を示す説明図である。 同実施形態に係る運転状況評価装置が運転状況情報を評価する処理手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る運転状況評価システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る運転状況評価装置が運転パタンを評価する処理手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る運転状況評価システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係るスケジュール情報記憶部が記憶するスケジュール情報のデータ構造の例を示す説明図である。 同実施形態に係る運転状況評価装置が、スケジュール情報に示される連絡先への連絡を行う処理手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る運転状況評価システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る運転状況評価装置が指定された場所の運転パタンを生成する処理手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る運転状況評価システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る運転状況評価装置が、別人の判定を行う処理手順の例を示すフローチャートである。 同実施形態に係る運転状況評価装置が、運転パタンを生成(更新又は追加)する処理手順の例を示すフローチャートである。 本発明に係る運転状況評価装置の最小構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る運転状況評価システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、運転状況評価システム1は、車載システム100と、運転状況評価装置200とを備える。車載システム100は、第一通信部110と、第一表示部120と、第一操作入力部130と、運転状況センサ140と、位置情報取得部150と、第一記憶部170と、第一制御部180とを備える。第一制御部180は、運転状況情報生成部181を備える。運転状況評価装置200は、第二通信部210と、第二表示部220と、第二操作入力部230と、第二記憶部270と、第二制御部280とを備える。第二記憶部270は、運転状況情報記憶部271と、運転パタン情報記憶部272とを備える。第二制御部280は、分類部281と、運転パタン情報生成部282と、特定部283と、該当パタン取得部284と、乖離度算出部285と、注意喚起情報出力部286とを備える。
運転状況評価システム1は、車両の運転状況を評価する。特に、運転状況評価システム1は、運転状況情報に基づいて危険発生の可能性を評価する。ここでいう車両は、自動車及びオートバイのいずれか一方又は両方など、運転者の運転によって道路を走行する車両である。
車載システム100は、車両に搭載されて運転状況情報を生成し、運転状況評価装置200へ送信する。ここでいう運転状況情報は、少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す情報である。
図2は、運転状況情報のデータ構造の例を示す説明図である。同図の例では、運転状況情報は表形式のデータとして構成され、各行に、時刻と、当該時刻における車両の位置、速度及び加速度の情報とが対応付けられている。運転状況評価装置200が運転状況情報と運転パタンとを比較するため、車載システム100は、例えばカーブに差し掛かってからカーブを抜けるまでなど、走行経路(車両が走行した軌跡)の所定の部分形状分のデータを纏めて運転状況情報として運転状況評価装置200へ送信する。
運転状況評価装置200は、例えば、運転状況情報のうち速度及び加速度を運転パタンとの比較に用い、時刻及び位置を、渋滞状況及び天候等の情報を取得するために用いる。運転状況情報に含まれる速度及び加速度は、スカラデータ(速度や加速度の大きさを示すデータ)であってもよいし、ベクトルデータ(速度や加速度の向き及び大きさを示すデータ)であってもよい。
第一通信部110は、運転状況評価装置200の第二通信部210と無線通信する。特に、第一通信部110は、運転状況情報生成部181が生成した運転状況情報を運転状況評価装置200へ送信する。また、第一通信部110は、運転状況評価装置200が送信する運転者宛のメッセージを受信する。
第一表示部120は、例えば液晶パネル又はLED(Light Emitting Diode)パネル等の表示画面を有し、各種画像を表示する。特に、第一表示部120は、運転状況評価装置200が送信する運転者宛のメッセージを表示する。
第一操作入力部130は、例えば第一表示部120の表示画面に設けられてタッチパネルを構成するタッチセンサ等の入力デバイスを備え、ユーザ操作を受ける。本実施形態では、第一操作入力部130は必須ではない。
運転状況センサ140は、車両の運転状況を示す情報を取得するセンサである。本実施形態では、運転状況センサ140として速度センサ及び加速度センサを用いる場合を例に説明する。但し、運転状況センサ140は、速度センサ及び加速度センサに限らない。例えば、運転状況センサ140として、速度センサ及び加速度センサに加えて、或いは代えて、ハンドルの回転角を検出するセンサなど、車両の状態を示す情報を取得するセンサを用いるようにしてもよい。
位置情報取得部150は、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機などの測位システムを備え、位置情報取得部150自らの現在位置を示す位置情報を取得する。この位置情報は、車両の位置情報(当該位置情報取得部150を備える車両の位置情報)として用いられる。
なお、車載システム100が、速度センサによる速度の測定に代えて、車両の位置情報を微分することで速度を算出するようにしてもよい。さらに、車載システム100が、加速度センサによる加速度の測定に代えて、速度を微分して加速度を算出するようにしてもよい。あるいは逆に、車載システム100が車両の加速度を積分して速度を算出するようにしてもよいし、速度を積分して車両の位置を算出するようにしてもよい。
第一記憶部170は、各種データを記憶する。本実施形態では、上記のようにある程度の時間分のデータを纏めて運転状況情報を生成するため、第一記憶部170は、運転状況センサ140によるセンシングデータ、及び、位置情報取得部150による位置情報を、直近のものから一定時間分記憶しておく。
第一記憶部170が、車載システム100が内蔵する記憶デバイスを用いて構成されていてもよいし、車載システム100に外付けされた記憶デバイスを用いて構成されていてもよいし、両者の組み合わせにて構成されていてもよい。
第一制御部180は、車載システム100の各部を制御して各種処理を実行する。第一制御部180は、例えば車載システム100が備えるCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、第一記憶部170からプログラムを読み出して実行することで構成される。
運転状況情報生成部181は、運転状況情報を生成する。具体的には、運転状況情報生成部181は、位置情報取得部150による位置情報と、運転状況センサ140のセンシングデータ(速度及び加速度)とを対応付け、さらに現在時刻を対応付ける。
運転状況評価装置200は、車載システム100が送信する運転状況情報に基づいて運転状況を評価する。
以下では、運転状況評価装置200が、複数の車載システム100に共通(従って、複数の車両に共通)に用いられる場合を例に説明するが、運転状況評価装置200が、車両毎に設けられて当該車両専用に動作するようにしてもよい。
第二通信部210は、車載システム100の第一通信部110と無線通信する。特に、第二通信部210は運転状況情報取得部の例に該当し、車載システム100が送信する運転状況情報を取得(受信)する。
第二表示部220は、例えば液晶パネル又はLEDパネル等の表示画面を有し、各種画像を表示する。なお、本実施形態では第二表示部220は必須ではない。
第二操作入力部230は、例えばキーボード及びマウス等の入力デバイスを備え、ユーザ操作を受ける。本実施形態では第二操作入力部230は必須ではない。
第二記憶部270は、各種データを記憶する。第二記憶部270が、運転状況評価装置200が内蔵する記憶デバイスを用いて構成されていてもよいし、運転状況評価装置200に外付けされた記憶デバイスを用いて構成されていてもよいし、両者の組み合わせにて構成されていてもよい。
運転状況情報記憶部271は、第二通信部210が受信した運転状況情報を記憶する。運転パタンの更新の際に用いるためである。
運転パタン情報記憶部272は、運転パタン情報を記憶する。
図3は、運転パタン情報記憶部272が記憶する運転パタン情報テーブルのデータ構造の例を示す説明図である。運転パタン情報テーブルは、運転パタン情報と、運転パタン情報を検索するためのインデックスとを対応付けたデータである。
図3の例では運転パタン情報テーブルは表形式のデータとして構成され、運転パタン情報と、運転者のインデックスと、走行経路の部分形状のインデックスとが対応付けらている。さらに、道路の混み具合や天候など、運転者及び走行経路の部分形状以外のインデックスで運転パタンを分類するようにしてもよい。上記のように、運転状況評価装置200が、時刻情報および車両の位置情報に基づいて、道路の混み具合の情報や天候の情報を取得するようにしてもよい。
図3の例では、運転者のインデックスとして、運転者番号が用いられている。この運転者番号は、運転者毎に割り当てられる通番である。但し、運転者のインデックスは、運転者番号に限らず、運転者を識別してメッセージの送信先を検出可能な情報であればよい。例えば、運転者番号に代えて、車載システム100毎に定められている通信用アドレス(例えばメールアドレス)を用いるようにしてもよい。例えば、第二通信部210が運転状況情報を受信した信号から、運転パタン情報生成部282が通信用アドレスを読み出して車載システム100を識別し、運転パタン情報を運転パタン情報テーブルに格納する際に、この通信用アドレスを運転パタン情報に対応付けるようにしてもよい。
このように通信アドレスなど車載システム100の識別情報を用いる場合、運転状況評価装置200が、車両毎に同一の運転者と見做すようにしてもよい。あるいは、後述するように運転状況情報と運転パタンとの乖離の度合いに基づいて異なる運転者か否かを推定するようにしてもよい。
また、図3の例では、走行経路の部分形状のインデックスとして曲率、勾配、及び、区間長が用いられている。運転パタン情報記憶部272は、例えば曲率にて「緩やかなカーブ」、「急カーブ」、「右左折」に分けて運転パタンを記憶する。
図4は、運転パタンの第1の例を示す説明図である。同図は、交差点での左折の場合の運転パタンの例を示している。例えば、交差点の中心(点P11)を基準点として、この基準点に近づくときの加速度、及び、基準点から遠ざかるときの加速度のそれぞれを運転パタン情報として用いる。あるいは、交差点内における時間毎の加速度のデータ(連続的なデータ)を運転パタン情報として用いるようにしてもよい。また、加速度に加えて、あるいは代えて、速度を運転パタン情報として用いるようにしてもよい。
図5は、運転パタンの第2の例を示す説明図である。同図は、カーブでの運転パタンの例を示している。カーブでは、例えば、カーブの始点から終点までを変曲点で区切って運転パタンを求める。図5の例では、左右のカーブを線L11(変曲点)で区切り、1方向(右又は左)に曲がり始めてから曲がり終わるまでの運転パタンを求める。運転パタンとして、カーブ内での各時間における加速度(連続的な加速度)を用いるようにしてもよい。あるいは、カーブ内での加速度の平均値を用いるようにしてもよいし、カーブの始点、終点、中間点の各々における加速度など、代表的な地点での速度又は加速度等をもちるようにしてもよい。
図5で、R1、R2は、それぞれカーブ半径(曲率半径)を示す。このカーブ半径をそのまま運転パタンのインデックスとして用いるようにしてもよいし、カーブ半径の逆数をとって曲率を算出するようにしてもよい。
図6は、運転パタンの第3の例を示す説明図である。同図では、坂道における運転パタンの例を示している。図6の例では、坂道を点P21からP22までの区間(急な上り坂)、点P22からP23までの区間(緩やかな上り坂)、点P23からP24まで(緩やかな下り坂)に分けており、それぞれについて運転パタンを求める。各区間における勾配は、例えば角度A1〜A3で示される。
運転パタンとして、区間内での加速度の平均値を用いるようにしてもよいし、区間内での各時間における加速度(連続的な加速度)を用いるようにしてもよいし、区間の始点、終点それぞれにおける加速度など代表的な地点での加速度を用いるようにしてもよい。また、加速度に加えて、あるいは代えて、速度を用いるようにしてもよい。
第二制御部280は、運転状況評価装置200の各部を制御して各種処理を行わせる。第二制御部280は、例えば運転状況評価装置200が備えるCPUが第二記憶部270からプログラムを読み出して実行することで実現される。
分類部281は、第二通信部210が受信した運転状況情報を、運転者毎、かつ、走行経路の部分形状毎に分類する。運転パタン情報生成部282が、運転者毎、かつ、走行経路の部分形状毎に運転パタンを生成するためである。
運転パタン情報生成部282は、分類部281が運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類した運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運運転パタン情報を生成する。
運転パタン情報生成部282は、同一の運転者、かつ、走行経路の同一の部分形状に分類される運転状況情報について例えば速度や加速度を平均するなどにより、分類毎に1つの運転パタンを求める。
その際、運転パタン情報生成部282が、直近の所定期間の運転状況情報に、当該期間以前の運転状況情報よりも重い重みを付けて運転パタンを生成するようにしてもよい。これにより、運転者が通常の運転と異なる運転をしているか否かをより高精度に判定することができる。特に、例えば怪我など身体的な特徴の変化、あるいは運転に対する意識の変化等によって、運転スタイルが変化した場合に対応してより高度に判定を行うことができる。
特定部283は、第二通信部210が受信した運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する。
該当パタン取得部284は、特定部283が特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する。具体的には、該当パタン取得部284は、特定部283が特定した運転者と走行経路の部分形状とを検索キーとして、運転パタン情報記憶部272内を検索し、該当する運転パタンを読み出す。
乖離度算出部285は、第二通信部210が受信した運転状況情報と、該当パタン取得部284が取得した運転パタンとの乖離度を算出する。なお、第二通信部210が受信した運転状況情報と、該当パタン取得部284が取得した運転パタンとでデータの形式が異なる場合は、乖離度算出部285が、データの形式を揃えた後、乖離度を算出する。例えば、運転状況情報が時間毎の加速度を示すのに対し運転パタンが加速度の平均値を示す場合、乖離度算出部285は、運転状況情報における加速度の平均値を求め、運転パタンにおける平均値と比較する。
図7は、運転状況情報と運転パタンとの関係の例を示すグラフである。同図は、運転パタンとして各時間における速度を用いる場合の例を示している。
図7の横軸は、基準時からの経過時間を示し、縦軸は速度を示す。基準時は、例えば該当する領域(例えば交差点又はカーブなど)への進入開始時刻である。
線L31は、運転パタンを示し、線L32は運転状況情報を示す。運転パタンと運転状況情報とでグラフの定義域(時間の幅)をそろえるため、経過時間全体を1にする正規化を行っている。
乖離度算出部285は、例えば、サンプリング時間毎の運転パタン(線L31)と運転状況情報(線L32)との差の合計または平均を乖離の大きさとして算出する。あるいは、乖離度算出部285が、それぞれの速度の平均を算出して差を求めるようにしてもよい。また、乖離度算出部285が、例えば、該当領域の始点での速度差と終点での速度差を合計するなど、特徴的な位置における乖離の大きさを算出するようにしてもよい。
注意喚起情報出力部286は、乖離度算出部285が所定の注意喚起乖離度以上に乖離していると判定した場合、運転者に対して注意喚起を促す情報を出力する。具体的には、注意喚起情報出力部286は、第二通信部210を介して運転状況情報送信元の車載システム100へ、注意喚起のメッセージを送信する。あるいは、注意喚起情報出力部286が、警備会社に通知を送信するなど、運転状況情報送信元の車載システム100に加えて、或いは代えて他者に通知を行うようにしてもよい。
ここで、第二通信部210が受信した運転状況情報は、現在行われている運転の状況を示す。一方、該当パタン取得部284が取得した運転パタンは、その運転者の通常の運転の状況を示す。この運転状況情報と運転パタンとを比較することで、運転者が通常通りの運転を行っているか否かを判定することができる。
運転者が通常と異なる運転を行っている場合、例えば、予定に遅れそうになって焦っているといった心理的要因がある場合や、疲れが溜まっているといった身体的要因がある場合が考えられる。心理的要因の場合、運転状況評価装置200が運転者に注意喚起を行うことで、運転者が焦り等の心理的状況を自覚し、危険を避けるために通常通りの運転を心がけることが期待される。また、身体的要因の場合、運転状況評価装置200が運転者に注意喚起を行うことで、運転者が疲れ等の身体的状況を自覚し、休憩する、あるいは他者に運転を代わってもらうなどの対策を講じることが期待される。
次に、図8及び図9を参照して運転状況評価装置200の動作について説明する。
図8は、運転状況評価装置200が運転パタンを生成する処理手順の例を示す説明図である。ここでいう生成には、更新(すなわち、生成した運転パタンを既存の運転パタンと置き換えること)と、追加(すなわち、新規に運転パタンを生成すること)とが含まれる。
図8の処理で、第二制御部280は、第二通信部210が運転状況情報を受信したか否かを判定する(ステップS101)。
受信していないと判定した場合(ステップS101:NO)、ステップS101へ戻る。すなわち、第二制御部280は、運転状況情報の受信を待ち受ける。
一方、ステップS101で第二通信部210が運転状況情報を受信したと判定した場合(ステップS101:YES)、分類部281は、当該運転状況情報を走行経路の部分形状に応じて分類する(ステップS102)。分類部281が、運転状況情報自体から形状を検出するようにしてもよいし、位置情報に基づいて地図を参照し形状を検出するようにしてもよい。
そして、第二制御部280は、運転者と走行経路の部分形状との組み合わせに該当する運転パタンがあるか否かを判定する(ステップS103)。第二制御部280は、走行経路の部分形状については、ステップS102で得られた形状を用いる。一方、運転者については、上記のように車載システム100毎の通信用アドレスを用いるようにしてもよい。あるいは、車載システム100が、運転状況情報と対応付けて運転者の識別情報又は車載システム100の識別情報を送信するようにしてもよい。
あるいは、運転者数が少ない場合、第二制御部280が、運転パタンの登録されている全ての運転者について運転パタンと運転状況情報との乖離の大きさを算出して運転者を推定するようにしてもよい。乖離が小さい運転者がいない場合は、第二制御部280は、該当する運転者無しと判断する。
ステップS103で該当する運転パタンありと判定した場合(ステップS103:YES)、運転パタン情報生成部282は、当該運転パタンを更新する(ステップS104)。すなわち、運転パタン情報生成部282は、当該運転パタンを新たに生成した運転パタンに置き換える。
ステップS104の後、ステップS101へ戻る。
一方、ステップS103で該当する運転パタン無しと判定した場合(ステップS103:NO)、運転パタン情報生成部282は運転パタンを追加する(ステップS105)。図3の例のように運転パタン情報記憶部272が運転パタンテーブルで運転パタンを記憶している場合、運転パタン情報生成部282は運転パタンテーブルに新たな行を追加して、運転パタン及びインデックスを書き込む。
ステップS105の後、ステップS101へ戻る。
以上では、運転状況評価装置200がオンラインで運転パタンを生成する場合を例に説明したが、オフラインで運転パタンを生成するようにしてもよい。この場合、運転状況評価装置200は、得られた運転状況情報毎に運転パタンの更新または追加を行う。すなわち、運転状況評価装置200は、得られた運転状況情報毎にステップS102及びS103の処理を行い、分岐に応じてステップS104又はS105の処理を行う。
図9は、運転状況評価装置200が運転状況情報を評価する処理手順の例を示すフローチャートである。図9のステップS111〜S113は、図8のステップS101〜S103と同様である。
ステップS113で、該当する運転パタンありと判定した場合(ステップS113:YES)、該当パタン取得部284は、該当する運転パタンを取得する(ステップS114)。具遺体的には該当パタン取得部284は、該当する運転パタンを運転パタン情報記憶部272から読み出す。
そして、乖離度算出部285は、第二通信部210が受信して運転状況情報と、ステップS114で得られた運転パタンとの乖離度を算出する(ステップS115)。
注意喚起情報出力部286は、乖離度算出部285が算出した乖離度と、注意喚起乖離度をと比較する(ステップS116)。ここで、注意喚起乖離度は、運転者に注意喚起を行うか否かの判定閾値である。例えば、運転状況評価装置200の管理者が、注意喚起乖離度の値を定数にて予め設定しておく。
乖離度が注意喚起乖離度未満であると判定した場合(ステップS116:NO)、ステップS111へ戻る。従って、この場合、運転状況評価装置200は運転者への注意喚起を行わない。
一方、乖離度が注意喚起乖離度以上であると判定した場合(ステップS116:YES)、注意喚起情報出力部286は注意喚起情報を出力する(ステップS117)。ここでいう注意喚起情報は、例えば、通常の運転と違っていることを運転者に伝えるメッセージなど、運転者に注意を促すための情報である。注意喚起情報出力部286は、第二通信部210を介して注意喚起情報を運転状況情報送信元の車載システム100へ送信する。注意喚起情報を受信した車載システム100では、例えば第一表示部120が、注意喚起情報の示すメッセージを表示する。
ステップS117の後、ステップS111へ戻る。
なお、注意喚起情報出力部286による注意喚起情報の出力に加えて、あるいは代えて、第二制御部280が、ステップS115で得られた乖離度を第二通信部210を介して運転状況情報送信元の車載システム100へ送信するようにしてもよい。車載システム100の第一表示部120が乖離度を表示することで、運転者は通常の運転からの乖離の大きさを把握することができる。
以上のように、第二通信部210は、少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す運転状況情報を取得する。そして、分類部281は、運転状況情報を運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類する。運転パタン情報生成部282は、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類された運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運転パタンを定量的に示す運転パタン情報を生成する。
また、特定部283は、運転状況情報取得部が取得した比較対象の運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する。該当パタン取得部284は、特定部が特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する。乖離度算出部285は、比較対象の運転状況情報と、該当パタン取得部284が取得した運転パタンとの乖離度を算出する。
これにより、運転状況評価装置200は、運転者による通常の運転と今回の運転との相違の程度を示す乖離度を求めることが出来る。運転者が通常と異なる運転を行っている場合、例えば、予定に遅れそうになって焦っているといった心理的要因がある場合や、疲れが溜まっているといった身体的要因がある場合が考えられる。
そこで、運転状況評価装置200は、乖離度を運転者に提示することができる。あるいは、運転状況評価装置200は、乖離度が注意喚起乖離度以上であると判定した場合に、注意を促すメッセージを運転者に通知することができる。これにより、心理的要因の場合、運転者が焦り等の心理的状況を自覚し、危険を避けるために通常通りの運転を心がけることが期待される。また、身体的要因の場合、運転者が疲れ等の身体的状況を自覚し、休憩する、あるいは他者に運転を代わってもらうなどの対策を講じることが期待される。
このように、運転状況評価装置200によれば、危険な運転の検出に限らず、運転の評価にて危険発生の可能性を評価することができる。
また、注意喚起情報出力部286は、乖離度が所定の注意喚起乖離度以上に乖離していると判定した場合、運転者に対して注意喚起を促す情報を出力する。
これにより、運転状況評価装置200では、上記のように、危険な運転の検出に限らず、運転の評価にて危険発生の可能性を評価することができる。
また、運転パタン情報生成部282は、直近の所定期間の運転状況情報に、当該期間以前の運転状況情報よりも重い重みを付けて運転パタンを生成する。
これにより、運転状況評価装置200では、運転者が通常の運転と異なる運転をしているか否かをより高精度に判定することができる。特に、例えば怪我など身体的な特徴の変化、あるいは運転に対する意識の変化等によって、運転スタイルが変化した場合に対応してより高度に判定を行うことができる。
<第2実施形態>
図10は、本発明の第2実施形態に係る運転状況評価システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、第2実施形態に係る運転状況評価システム1は、車載システム100と、運転状況評価装置200とを備える。車載システム100は、第一通信部110と、第一表示部120と、第一操作入力部130と、運転状況センサ140と、位置情報取得部150と、第一記憶部170と、第一制御部180とを備える。第一制御部180は、運転状況情報生成部181を備える。運転状況評価装置200は、第二通信部210と、第二表示部220と、第二操作入力部230と、第二記憶部270と、第二制御部280とを備える。第二記憶部270は、運転状況情報記憶部271と、運転パタン情報記憶部272とを備える。第二制御部280は、分類部281と、運転パタン情報生成部282と、特定部283と、該当パタン取得部284と、乖離度算出部285と、注意喚起情報出力部286と、運転パタン評価部291とを備える。
第2実施形態に係る運転状況評価システム1(図10)は、第二制御部280が運転パタン評価部291を備える点で第1実施形態(図1)の場合と異なる。それ以外は第1実施形態の場合と同様である。
運転パタン評価部291は、運転パタンの評価基準を取得し、運転パタン情報生成部282が生成した運転パタンを評価基準に基づいて評価する。運転パタン評価部291が、評価基準を予め取得して記憶しておくようにしてもよいし、第二記憶部270が予め評価基準を記憶しておき、運転パタン評価部291が第二記憶部270から評価基準を読み出すようにしてもよい。あるいは、運転パタン評価部291が、第二通信部210を介して他の機器から評価基準を受信するようにしてもよい。
図11は、第2実施形態の運転状況評価装置200が運転パタンを評価する処理手順の例を示すフローチャートである。運転状況評価装置200は、例えば運転パタンを評価するよう指示するユーザ操作を受けると同図の処理を行う。
図11の処理で、運転パタン評価部291は、評価対象の運転パタンを取得する(ステップS201)。例えば、ユーザが運転パタンを指定し、運転パタン評価部291は、指定された運転パタンを運転パタン情報記憶部272から読み出す。
次に、運転パタン評価部291は、評価基準を取得する(ステップS202)。上記のように、運転パタン評価部291が第二記憶部270から評価基準を読み出すようにしてもよいし、予め評価基準を記憶しておくようにしてもよいし、他の機器から受信するようにしてもよい。
そして、運転パタン評価部291は、評価基準に基づいて運転パタンを評価する(ステップS203)。例えば、評価基準が運転パタンの形式で示されている場合、運転パタン評価部291は、乖離度算出部285が運転状況情報と運転パタンとの乖離度を算出するのと同様に、運転パタンと評価基準との乖離度を算出する。
そして、運転パタン評価部291は、評価結果を第二表示部220に表示させる(ステップS204)。例えば、ステップS203で乖離度を算出した場合、運転パタン評価部291は、当該乖離度を第二表示部220に表示させる。あるいは、運転パタン評価部291が、得られて乖離度が所定の閾値以上か否かを判定し、判定結果を第二表示部220に表示させるようにしてもよい。
また、運転パタン評価部291に加えて、あるいは代えて、第一表示部120が評価結果を表示するなど、運転パタン評価部291が評価結果を他の機器へ出力するようにしてもよい。
以上のように、運転パタン評価部291は、運転パタンの評価基準を取得し、運転パタン情報生成部282が生成した運転パタンを評価基準に基づいて評価する。
これにより、運転状況評価装置200は、運転が適切か否かの判断材料を提示することができる。例えば、運転状況評価装置200が評価結果を運転者に提示することで、運転者が自らの運転を見直すための参考とすることが出来る。あるいは、運転状況評価装置200が、運転者の所属する会社など運転者以外の者に評価結果を提示することも考えられる。運転状況評価装置200が、運転者の所属する会社に評価結果を提示することで、会社は、運転者に対する交通安全指導の参考とすることができる。
<第3実施形態>
図12は、本発明の第3実施形態に係る運転状況評価システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、第3実施形態に係る運転状況評価システム1は、車載システム100と、運転状況評価装置200とを備える。車載システム100は、第一通信部110と、第一表示部120と、第一操作入力部130と、運転状況センサ140と、位置情報取得部150と、第一記憶部170と、第一制御部180とを備える。第一制御部180は、運転状況情報生成部181を備える。運転状況評価装置200は、第二通信部210と、第二表示部220と、第二操作入力部230と、第二記憶部270と、第二制御部280とを備える。第二記憶部270は、運転状況情報記憶部271と、運転パタン情報記憶部272と、スケジュール情報記憶部273とを備える。第二制御部280は、分類部281と、運転パタン情報生成部282と、特定部283と、該当パタン取得部284と、乖離度算出部285と、注意喚起情報出力部286と、スケジュール情報取得部292と、連絡処理部293とを備える。
第3実施形態に係る運転状況評価システム1(図12)は、第二記憶部270がスケジュール情報記憶部273を備える点、及び、第二制御部280がスケジュール情報取得部292及び連絡処理部293を備える点で、第1実施形態(図1)の場合と異なる。それ以外は第1実施形態の場合と同様である。
スケジュール情報記憶部273は、運転者のスケジュール情報を記憶する。例えば、運転状況評価システム1によるサービス提供を希望する運転者が、自らのスケジュールを予め登録しておく。
図13は、スケジュール情報記憶部273が記憶するスケジュール情報のデータ構造の例を示す説明図である。同図の例では、スケジュール情報は表形式のデータとして構成され、スケジュール項目の時期(年月日及び時間帯)と、内容と、場所と、関係者連絡先とが対応付けられている。運転状況評価装置200は、現在時刻とスケジュールに示される時期とを比較することで、運転者がどのスケジュールのために移動しているかを把握することができる。また、運転状況評価装置200は、運転者の現在位置からスケジュールに示される場所までの所要時間を算出することで、運転者が予定に遅れそうか否かを推定することができる。
スケジュール情報取得部292は、運転者のスケジュール情報を取得する。具体的には、スケジュール情報取得部292は、運転者の指定を受けて、指定された運転者のスケジュール情報をスケジュール情報記憶部273から読み出す。あるいは、スケジュール情報取得部292が他の機器からスケジュールを取得するようにしてもよい。
連絡処理部293は、乖離度算出部285が算出した乖離度が連絡乖離度以上に乖離していると判定した場合、スケジュール情報に示される連絡先に運転者が遅れる旨を連絡する。
さらに連絡処理部293は、スケジュール情報に示される連絡先に運転者が遅れる旨を連絡した場合、連絡を行った旨を運転者に通知する。
図14は、第3実施形態の運転状況評価装置200が、スケジュール情報に示される連絡先への連絡を行う処理手順の例を示すフローチャートである。
図14のステップS301〜S305は、図9のステップS111〜S115と同様である。ステップS305の後、連絡処理部293は、乖離度算出部285が算出した乖離度と、連絡乖離度をと比較する(ステップS306)。ここで、連絡乖離度は、スケジュール情報に示される連絡先への連絡を行うか否かの判定閾値である。例えば、運転状況評価装置200の管理者が、連絡乖離度の値を定数にて予め設定しておく。
乖離度が連絡乖離度未満であると判定した場合(ステップS306:NO)、ステップS301へ戻る。
一方、乖離度が連絡乖離度以上であると判定した場合(ステップS306:YES)、連絡処理部293は、スケジュール情報を参照して、該当する連絡先があるか否かを判定する(ステップS307)。該当するスケジュールが登録されていな場合、及び、スケジュールは登録されていても連絡先がとろくされていない場合は、該当する連絡先無しと判定する。
さらに、連絡処理部293が、上記のように運転者が遅れそうか否かを判定し、遅れそうでない場合は該当する連絡先無しの場合と同様に処理するようにしてもよい。
ステップS307で、該当する連絡先無しと判定した場合(ステップS307:NO)、ステップS301へ戻る。
一方、該当する連絡先ありと判定した場合(ステップS307:YES)、連絡処理部293は、連絡先へのメッセージ送信の要否を運転者に問い合わせる(ステップS308)。具体的には、連絡処理部293は、第二通信部210を介して問い合わせを車載システム100へ送信し、応答を取得する。
そして、第二制御部280は、応答が示す連絡要否に応じて分岐する(ステップS309)。応答不要の場合(ステップS309:NO)、ステップS301へ戻る。
一方、応答必要の場合(ステップS309:YES)、連絡処理部293は、該当する連絡先へ運転者が遅れる旨のメッセージを送信する(ステップS310)。連絡処理部293がテンプレートを用いてメッセージ送信を行うようにしてもよいし、運転者が予めメッセージを運転状況評価装置200に登録しておくようにしてもよい。
メッセージ送信を完了すると、連絡処理部293は、メッセージ送信を完了した旨を運転者に報告する(ステップS311)。具体的には、連絡処理部293は、メッセージ送信完了の報告を、第二通信部210を介して車載システム100へ送信する。
ステップS311の後、ステップS301へ戻る。
以上のように、スケジュール情報取得部292は、運転者のスケジュール情報を取得する。そして、連絡処理部293は、乖離度算出部285が算出した乖離度が所定の連絡乖離度以上に乖離していると判定した場合、スケジュール情報に示される連絡先に運転者が遅れる旨を連絡する。
これにより、運転者は、運転中に複雑な操作をする必要なしに、遅れる旨を関係者に連絡することができる。遅れる旨を連絡できたことで、運転者は落ち着いて安全運転をすることができる。
また、連絡処理部293は、スケジュール情報に示される連絡先に運転者が遅れる旨を連絡した場合、連絡を行った旨を運転者に通知する。
これにより、運転者は連絡が行われたことを確認することができ、安心し落ち着いて運転することができる。
但し、連絡処理部293が行う連絡は、運転者が遅れる旨の連絡に限らない。例えば、会社での業務当番の時刻に運転者の帰社が間に合わない場合に、連絡処理部293が、当番の交代の依頼を同僚社員に通知するなど、連絡処理部293が、作業等の依頼の連絡を行うようにしてもよい。当番交代依頼の例の場合、例えば運転者は、当番の開始時刻と、不都合時に交代して貰えるよう予め依頼してある同僚社員の連絡先とをスケジュール情報に登録しておく。
<第4実施形態>
図15は、本発明の第4実施形態に係る運転状況評価システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、第4実施形態に係る運転状況評価システム1は、車載システム100と、運転状況評価装置200とを備える。
車載システム100は、第一通信部110と、第一表示部120と、第一操作入力部130と、運転状況センサ140と、位置情報取得部150と、第一記憶部170と、第一制御部180とを備える。第一制御部180は、運転状況情報生成部181を備える。運転状況評価装置200は、第二通信部210と、第二表示部220と、第二操作入力部230と、第二記憶部270と、第二制御部280とを備える。第二記憶部270は、運転状況情報記憶部271と、運転パタン情報記憶部272とを備える。第二制御部280は、分類部281と、運転パタン情報生成部282と、特定部283と、該当パタン取得部284と、乖離度算出部285と、注意喚起情報出力部286と、対象情報取得部294とを備える。
第4実施形態に係る運転状況評価システム1(図15)は、第二制御部280が対象情報取得部294を備える点で、第1実施形態(図1)の場合と異なる。それ以外は第1実施形態の場合と同様である。
なお、第4実施形態では、第二通信部210が場所の指定を取得(受信)する。第二通信部210は場所指定取得部の例に該当する。あるいは、第二操作入力部230が場所を指定するユーザ操作を受けるようにしてもよい。
対象情報取得部294は、運転パタン生成対象とする場所の指定を第二通信部210が取得すると、指定された場所に該当する運転状況情報を取得する。
そして、運転パタン情報生成部282は、対象情報取得部294が取得した運転状況情報に基づいて運転パタンを生成する。
図16は、運転状況評価装置200が指定された場所の運転パタンを生成する処理手順の例を示すフローチャートである。
図16の処理で、ステップS401は図8のステップS101と同様である。
ステップS401で、第二通信部210が運転状況情報を受信したと判定した場合(ステップS401:YES)、対象情報取得部294は、当該運転状況情報が指定に該当するか否かを判定する(ステップS402)。すなわち、対象情報取得部294は、第二通信部210が受信した運転状況情報が、指定された場所の運転状況情報か否かを判定する。
指定に該当しないと判定した場合(ステップS402:NO)、ステップS401へ戻る。一方、指定に該当していると判定した場合(ステップS402:YES)、ステップS403へ進む。
ステップS403〜S407は、図8のステップS102〜S106と同様である。
以上では、運転状況評価装置200がオンラインで運転パタンを生成する場合を例に説明したが、オフラインで運転パタンを生成するようにしてもよい。この場合、運転状況評価装置200は、得られた運転状況情報毎にステップS402の条件分岐を行う。そして、指定に該当していると判定した場合は、ステップS403及びS404の処理を行い、ステップS404での分岐に応じてステップS405又はS406の処理を行う。
以上のように、第二通信部210は、運転パタン生成対象とする場所の指定を取得する。対象情報取得部294は、指定された場所に該当する運転状況情報を取得する。そして、運転パタン情報生成部282は、対象情報取得部294が取得した運転状況情報に基づいて運転パタンを生成する。
これにより、運転状況評価装置200は、効率的に運転パタンを生成して運転の評価を行うことができる。
例えば、運転者がよく通る場所を指定しておくことで、運転状況評価装置200は、この場所の運転パタンを生成し、集中的に運転の評価を行うことができる。場所の指定を運転者毎に行うようにしてもよいし、運転者に共通して行うようにしてもよい。
また、運転パタン情報生成部282が指定された1つの場所について1つの運転パタンを生成するようにしてもよい。これにより、運転状況評価装置200は、複数の交差点や複数のカーブの組み合わせなど、より複雑な形状について運手パタンを生成して運転を評価することができる。
<第5実施形態>
図17は、本発明の第5実施形態に係る運転状況評価システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、運転状況評価システム1は、車載システム100と、運転状況評価装置200とを備える。
車載システム100は、第一通信部110と、第一表示部120と、第一操作入力部130と、運転状況センサ140と、位置情報取得部150と、第一記憶部170と、第一制御部180とを備える。第一制御部180は、運転状況情報生成部181を備える。運転状況評価装置200は、第二通信部210と、第二表示部220と、第二操作入力部230と、第二記憶部270と、第二制御部280とを備える。第二記憶部270は、運転状況情報記憶部271と、運転パタン情報記憶部272とを備える。第二制御部280は、分類部281と、運転パタン情報生成部282と、特定部283と、該当パタン取得部284と、乖離度算出部285と、注意喚起情報出力部286と、別人検出部295とを備える。
第5実施形態に係る運転状況評価システム1(図17)は、第二制御部280が別人検出部295を備える点で、第1実施形態(図1)の場合と異なる。それ以外は第1実施形態の場合と同様である。
別人検出部295は、第二通信部210が取得(受信)した運転状況情報と、当該運転状況情報に含まれる車両識別情報にて特定される運転パタンとの乖離度が別人乖離度以上に乖離していると判定した場合、別人を検出した旨を示す情報を出力する。ここで、別人乖離度は、運転パタンの対象となっている運転者と、運転状況情報の対象となっている運転者とが別人か否かの判定閾値である。例えば、運転状況評価装置200の管理者が、別人乖離度の値を定数にて予め設定しておく。
なお、本実施形態では、第二通信部210は、運転に用いられた車両を識別する車両識別情報を含む運転状況情報を取得(受信)する。そして、運転パタン情報生成部282は、車両識別情報毎に運転パタンを生成する。さらに、運転パタン情報生成部282は、第二通信部210が取得した運転状況情報と、当該運転状況情報に含まれる車両識別情報にて特定される運転パタンとの乖離度が別人判定乖離度以上に乖離していると判定した場合、新たに運転パタンを生成する。
図18は、第5実施形態の運転状況評価装置200が、別人の判定を行う処理手順の例を示すフローチャートである。
図18のステップS501〜S505は,図9のステップS111〜S115と同様である。
ステップS505の後、別人検出部295は、乖離度算出部285が算出した乖離度が別人判定乖離度以上か否かを判定する(ステップS506)。
乖離度が別人判定乖離度未満であると判定した場合(ステップS506:NO)、ステップS501へ戻る。
一方、乖離度が別人判定乖離度以上であると判定した場合(ステップS506:YES)、別人検出部295は、別人を検出した旨を通知する(ステップS507)。具体的には、別人検出部295は、別人を検出した旨のメッセージを第二表示部220に表示させる。あるいは、別人検出部295が、別人を検出した旨の通知を、第二通信部210を介して警備会社の端末装置など他の機器に送信するようにしてもよい。例えば、別人を検出した旨の通知を見た警備会社の担当者は、車両の盗難の有無を当該車両の持ち主に確認する。
ステップS507の後、ステップS501へ戻る。
図19は、第5実施形態の運転状況評価装置200が、運転パタンを生成(更新又は追加)する処理手順の例を示すフローチャートである。
図19のステップS511〜S513は、図8のステップS501〜S503と同様である。
ステップS513で、該当する運転パタンがあると判定した場合(ステップS513:YES)、運転パタン情報生成部282は、図18のステップS505で乖離度算出部285が算出した乖離度を取得する(ステップS514)。
そして、運転パタン情報生成部282は、乖離度が別人判定乖離度以上か否かを判定する(ステップS515)。
乖離度が別人乖離度以上であると判定した場合(ステップS515:YES)、運転パタン情報生成部282は、第二通信部210が受信した運転状況情報に基づいて運転パタンを生成し、既知の運転手とは別人として運転パタン情報記憶部272に記憶させる(ステップS516)。
ステップS516の後、ステップS511へ戻る。
一方、ステップS515で、乖離度が別人乖離度未満であると判定した場合(ステップS515:NO)、運転パタン情報生成部282は、運転パタンを更新する(ステップS517)。この場合、運転パタン情報生成部282は、運転パタン情報生成部282は、第二通信部210が運転状況情報を受信した際に取得した車両の識別情報(例えば、上記のようにメールアドレス)から該当車両の運転者を特定する。該当車両の運転者が複数いる場合、例えば、運転パタン情報生成部282は、これら複数の運転者それぞれの運転パタンと運転状況情報との乖離度を求め、乖離度が最も小さい運転者(従って、乖離の度合いが最も小さい運転者)を特定する。
そして、運転パタン情報生成部282は、特定した運転者の運転パタンを更新する。
ステップS517の後、ステップS511へ戻る。
一方、ステップS513で該当する運転パタンなしと判定した場合(ステップS513:NO)、運転パタン情報生成部282は、第二通信部210が受信した運転状況情報に基づいて運転パタンを生成し、既知の運転手と同一人物であるとして運転パタン情報記憶部272に記憶させる(ステップS518)。具体的には、運転パタン情報生成部282は、第二通信部210が運転状況情報を受信した際に取得した車両の識別情報(例えば、上記のようにメールアドレス)から該当車両の運転者を特定する。そして、運転パタン情報生成部282は、生定した運転者についての、走行経路の新たな部分形状の運転パタンとして運転パタン情報記憶部272に記憶させる。
ステップS518の後、ステップS511へ戻る。
以上のように、第二通信部210は、運転に用いられた車両を識別する車両識別情報を含む運転状況情報を取得する。そして、運転パタン情報生成部282は、車両識別情報毎に運転パタンを生成する。
これにより、運転パタン情報生成部282は、運転パタンと運転者との対応付けを、より正確に行うことができる。特に、同一の車両を同一の運転者が運転する場合が多い点で、運転パタン情報生成部282は、運転パタンと運転者との対応付けを、より正確に行うことができる。
また、別人検出部295は、第二通信部210が取得した運転状況情報と、当該運転状況情報に含まれる車両識別情報にて特定される運転パタンとの乖離度が所定の別人判定乖離度以上に乖離していると判定した場合、別人を検出した旨を示す情報を出力する。
これにより、別人検出部295は、車両の運転手が普段とは別人である可能性を検出して通知することができる。この通知を受けた者は、例えば車両が盗難にあった可能性を考慮して、車両の所有者に盗難の有無を確認することができる。
また、運転パタン情報生成部282は、第二通信部210が取得した運転状況情報と、当該運転状況情報に含まれる車両識別情報にて特定される運転パタンとの乖離度が所定の別人判定乖離度以上に乖離していると判定した場合、新たに運転パタンを生成する。
これにより、運転パタン情報生成部282は、同一の車両の運転者であっても別人である可能性を検出することができ、これに基づいて、運転者と運転パタンとの対応付けをより正確に行うことができる。
次に、図20を参照して、本発明の最小構成について説明する。
図20は、本発明に係る運転状況評価装置の最小構成を示す説明図である。同図に示す運転状況評価装置10は、運転状況情報取得部11と、分類部12と、運転パタン情報生成部13と、特定部14と、該当パタン取得部15と、乖離度算出部16と、を備える。
かかる構成にて、運転状況情報取得部11は、少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す運転状況情報を取得する。分類部12は、運転状況情報を運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類する。運転パタン情報生成部13は、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類された運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運転パタンを定量的に示す運転パタン情報を生成する。特定部14は、運転状況情報取得部が取得した比較対象の運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する。該当パタン取得部15は、特定部14が特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する。そして、乖離度算出部16は、比較対象の運転状況情報と、該当パタン取得部15が取得した運転パタンとの乖離度を算出する。
これにより、運転状況評価装置10は、運転者による通常の運転と今回の運転との相違の程度を示す乖離度を求めることが出来る。運転者が通常と異なる運転を行っている場合、例えば、予定に遅れそうになって焦っているといった心理的要因がある場合や、疲れが溜まっているといった身体的要因がある場合が考えられる。
そこで、運転状況評価装置10は、乖離度を運転者に提示することができる。あるいは、運転状況評価装置10は、乖離度が注意喚起乖離度以上であると判定した場合に、注意を促すメッセージを運転者に通知することができる。これにより、心理的要因の場合、運転者が焦り等の心理的状況を自覚し、危険を避けるために通常通りの運転を心がけることが期待される。また、身体的要因の場合、運転者が疲れ等の身体的状況を自覚し、休憩する、あるいは他者に運転を代わってもらうなどの対策を講じることが期待される。
このように、運転状況評価装置10によれば、危険な運転の検出に限らず、運転の評価にて危険発生の可能性を評価することができる。
なお、第一制御部180と、第二制御部280と、分類部12と、運転パタン情報生成部13と、特定部14と、該当パタン取得部15と、乖離度算出部16との機能の全部または一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す運転状況情報を取得する運転状況情報取得部と、
前記運転状況情報を運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類する分類部と、
前記運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類された運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運転パタンを定量的に示す運転パタン情報を生成する運転パタン情報生成部と、
前記運転状況情報取得部が取得した比較対象の運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する特定部と、
前記特定部が特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する該当パタン取得部と、
前記比較対象の運転状況情報と、前記該当パタン取得部が取得した運転パタンとの乖離度を算出する乖離度算出部と、
を備える運転状況評価装置。
(付記2)
前記乖離度が所定の注意喚起乖離度以上に乖離していると判定した場合、運転者に対して注意喚起を促す情報を出力する注意喚起情報出力部を備える、付記1に記載の運転状況評価装置。
(付記3)
前記運転パタン情報生成部は、直近の所定期間の運転状況情報に、当該期間以前の運転状況情報よりも重い重みを付けて運転パタンを生成する、付記1または付記2に記載の運転状況評価装置。
(付記4)
運転パタンの評価基準を取得し、前記運転パタン情報生成部が生成した運転パタンを前記評価基準に基づいて評価する運転パタン評価部を備える、付記1から3のいずれか一つに記載の運転状況評価装置。
(付記5)
運転者のスケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部と、
前記乖離度が所定の連絡乖離度以上に乖離していると判定した場合、前記スケジュール情報に示される連絡先に対して、前記スケジュール情報に示されるスケジュールに関連する連絡を行う連絡処理部と、
を備える付記1から4のいずれか一つに記載の運転状況評価装置。
(付記6)
前記連絡処理部は、前記スケジュール情報に示される連絡先に対して、前記スケジュール情報に示されるスケジュールに関連する連絡を行った場合、連絡を行った旨を運転者に通知する、付記5に記載の運転状況評価装置。
(付記7)
運転パタン生成対象とする場所の指定を取得する場所指定取得部と、
指定された場所に該当する運転状況情報を取得する対象情報取得部と、
を備え、
前記運転パタン情報生成部は、前記対象情報取得部が取得した運転状況情報に基づいて運転パタンを生成する、付記1から5のいずれか一つに記載の運転状況評価装置。
(付記8)
前記運転状況情報取得部は、運転に用いられた車両を識別する車両識別情報を含む前記運転状況情報を取得し、
前記運転パタン情報生成部は、前記車両識別情報毎に運転パタンを生成する、
付記1から7のいずれか1つに記載の運転状況評価装置。
(付記9)
前記運転状況情報取得部が取得した運転状況情報と、当該運転状況情報に含まれる車両識別情報にて特定される運転パタンとの乖離度が所定の別人判定乖離度以上に乖離していると判定した場合、別人を検出した旨を示す情報を出力する別人検出通知処理部を備える、付記8に記載の運転状況評価装置。
(付記10)
前記運転パタン情報生成部は、前記運転状況情報取得部が取得した運転状況情報と、当該運転状況情報に含まれる車両識別情報にて特定される運転パタンとの乖離度が所定の別人判定乖離度以上に乖離していると判定した場合、新たに運転パタンを生成する、付記8または付記9に記載の運転状況評価装置。
(付記11)
運転状況評価装置が、少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す運転状況情報を取得する運転状況情報取得ステップと、
前記運転状況評価装置が、前記運転状況情報を運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類する分類ステップと、
前記運転状況評価装置が、前記運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類された運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運転パタンを定量的に示す運転パタン情報を生成する運転パタン情報生成ステップと、
前記運転状況評価装置が、前記運転状況情報取得ステップで取得した比較対象の運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する特定ステップと、
前記運転状況評価装置が、前記特定ステップで特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する該当パタン取得ステップと、
前記運転状況評価装置が、前記比較対象の運転状況情報と、前記該当パタン取得ステップで取得した運転パタンとの乖離度を算出する乖離度算出ステップと、
を含む運転状況評価方法。
(付記12)
コンピュータに、
少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す運転状況情報を取得する運転状況情報取得ステップと、
前記運転状況情報を運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類する分類ステップと、
前記運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類された運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運転パタンを定量的に示す運転パタン情報を生成する運転パタン情報生成ステップと、
前記運転状況情報取得ステップで取得した比較対象の運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する特定ステップと、
前記特定ステップで特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する該当パタン取得ステップと、
前記比較対象の運転状況情報と、前記該当パタン取得ステップで取得した運転パタンとの乖離度を算出する乖離度算出ステップと、
を実行させるためのプログラム。
1 運転状況評価システム
10、200 運転状況評価装置
11 運転状況情報取得部
12、281 分類部
13、282 運転パタン情報生成部
14、283 特定部
15、284 該当パタン取得部
16、285 乖離度算出部
100 車載システム
110 第一通信部
120 第一表示部
130 第一操作入力部
140 運転状況センサ
150 位置情報取得部
170 第一記憶部
180 第一制御部
181 運転状況情報生成部
210 第二通信部
220 第二表示部
230 第二操作入力部
270 第二記憶部
271 運転状況情報記憶部
272 運転パタン情報記憶部
273 スケジュール情報記憶部
280 第二制御部
286 注意喚起情報出力部
291 運転パタン評価部
292 スケジュール情報取得部
293 連絡処理部
294 対象情報取得部
295 別人検出部

Claims (9)

  1. 少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す運転状況情報を取得する運転状況情報取得部と、
    前記運転状況情報を運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類する分類部と、
    前記運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類された運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運転パタンを定量的に示す運転パタン情報を生成する運転パタン情報生成部と、
    前記運転状況情報取得部が取得した比較対象の運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する特定部と、
    前記特定部が特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する該当パタン取得部と、
    前記比較対象の運転状況情報と、前記該当パタン取得部が取得した運転パタンとの乖離度を算出する乖離度算出部と、
    を備え
    前記走行経路の部分形状毎の分類は、前記走行経路の部分の形状に関する指標に基づく分類である、
    運転状況評価装置。
  2. 前記乖離度が所定の注意喚起乖離度以上に乖離していると判定した場合、運転者に対して注意喚起を促す情報を出力する注意喚起情報出力部を備える、請求項1に記載の運転状況評価装置。
  3. 前記運転パタン情報生成部は、直近の所定期間の運転状況情報に、当該期間以前の運転状況情報よりも重い重みを付けて運転パタンを生成する、請求項1または請求項2に記載の運転状況評価装置。
  4. 運転パタンの評価基準を取得し、前記運転パタン情報生成部が生成した運転パタンを前記評価基準に基づいて評価する運転パタン評価部を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の運転状況評価装置。
  5. 運転者のスケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部と、
    前記乖離度が所定の連絡乖離度以上に乖離していると判定した場合、前記スケジュール情報に示される連絡先に対して、前記スケジュール情報に示されるスケジュールに関連する連絡を行う連絡処理部と、
    を備える請求項1から4のいずれか一項に記載の運転状況評価装置。
  6. 前記連絡処理部は、前記スケジュール情報に示される連絡先に対して、前記スケジュール情報に示されるスケジュールに関連する連絡を行った場合、連絡を行った旨を運転者に通知する、請求項5に記載の運転状況評価装置。
  7. 運転パタン生成対象とする場所の指定を取得する場所指定取得部と、
    指定された場所に該当する運転状況情報を取得する対象情報取得部と、
    を備え、
    前記運転パタン情報生成部は、前記対象情報取得部が取得した運転状況情報に基づいて運転パタンを生成する、請求項1から5のいずれか一項に記載の運転状況評価装置。
  8. 運転状況評価装置が、少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す運転状況情報を取得する運転状況情報取得ステップと、
    前記運転状況評価装置が、前記運転状況情報を運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類する分類ステップと、
    前記運転状況評価装置が、前記運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類された運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運転パタンを定量的に示す運転パタン情報を生成する運転パタン情報生成ステップと、
    前記運転状況評価装置が、前記運転状況情報取得ステップで取得した比較対象の運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する特定ステップと、
    前記運転状況評価装置が、前記特定ステップで特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する該当パタン取得ステップと、
    前記運転状況評価装置が、前記比較対象の運転状況情報と、前記該当パタン取得ステップで取得した運転パタンとの乖離度を算出する乖離度算出ステップと、
    を含み、
    前記走行経路の部分形状毎の分類は、前記走行経路の部分の形状に関する指標に基づく分類である、
    運転状況評価方法。
  9. コンピュータに、
    少なくとも時刻、位置、速度、加速度の何れかを示す情報を含んで運転者毎に運転状況を定量的に示す運転状況情報を取得する運転状況情報取得ステップと、
    前記運転状況情報を運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類する分類ステップと、
    前記運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に分類された運転状況情報に基づいて、運転者毎かつ走行経路の部分形状毎に運転パタンを定量的に示す運転パタン情報を生成する運転パタン情報生成ステップと、
    前記運転状況情報取得ステップで取得した比較対象の運転状況情報に該当する運転者と走行経路の部分形状とを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップで特定した運転者と走行経路の部分形状とに該当する運転パタンを取得する該当パタン取得ステップと、
    前記比較対象の運転状況情報と、前記該当パタン取得ステップで取得した運転パタンとの乖離度を算出する乖離度算出ステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記走行経路の部分形状毎の分類は、前記走行経路の部分の形状に関する指標に基づく分類である、
    プログラム。
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