JP6711030B2 - ライン引き装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運動場等にラインを引くライン引き装置に関する。
従来、ライン引き装置として、ラインを形成するための粉体を収容するとともに底部に粉体の放出口が形成された本体部と、本体部に回転可能に設けられた車軸の両端にそれぞれ取り付けられた一対の車輪と、本体部の内部に配設され、粉体を放出口へ送るための羽根車からなる送出部材とを備えたものが知られている。車軸と送出部材とは一体化されており、車軸が回転すると送出部材も回転するが、地面上で車輪を回転させると車軸を介して送出部材も回転し、この送出部材の回転によって本体部の粉体が放出口から放出されて地面に撒かれ、ラインが形成される。
(例えば、特許文献1参照)。
また、ライン引き装置には、一対の前輪(送出部材とともに回転する車輪)と一対の後輪を備える四輪タイプのものと、一対の車輪(送出部材とともに回転する車輪)を備える二輪タイプのものとがあるが、前者は直線引きには好適である半面で曲線(円周や円弧など)引きには難があり、逆に、後者は直線引きには難がある反面で曲線引きには好適であるという特性がある。
ところで、従来のライン引き装置では、四輪タイプであっても二輪タイプであっても、利用者はライン引き装置を牽引してラインを引くとき、その本体部を支持する支持部から延在するハンドル部の右側又は左側を持ち、自身の足が装置と衝突しないようにようにしてラインを引くことが一般的である。そうすると、利用者の正中線とライン引き装置の進行方向の中心線とが偏心した状態となるため、直線であっても曲線であっても、ラインを正確に引けない場合があるという問題があった。また、後ろ足でライン引き装置を蹴ってしまうという問題があった。
特開2012−110576号公報
本発明は、上述のような課題に鑑み、利用者が牽引して使用するときであっても、直線及び曲線のラインを正確に引くことが容易であって、後ろ足で蹴ってしまうことのないライン引き装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の第1の観点は、ライン引き装置であって、ラインを形成する粉体を収容する本体部と、前記本体部を搭載するフレームと、を備え、前記フレームが、前記本体部を支持する支持部と、前記支持部の後部に立設された第1ハンドル部と、前記本体部、前記支持部又は前記第1ハンドル部の少なくとも幅方向一方側に取り付けられた第2ハンドル部と、を備え、前記第2ハンドル部が前記第1ハンドル部との間に利用者が介在可能な長さを有することを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記第2ハンドル部は、回動可能であって、前記第1ハンドル部よりも後方に位置したときに前記第1ハンドル部との間に利用者が介在可能な長さを有してもよい。
(3)上記(1)の構成において、前記第1ハンドル部が、前記支持部の後部に立設された第1連結部と、前記第1連結部の先端部において幅方向に延在する第1杷手部と、を備え、前記第2ハンドル部が、前記本体部、前記支持部又は前記第1ハンドル部の前記第1連結部若しくは前記第1杷手部の少なくとも幅方向一方側に取り付けられた第2連結部と、前記第2連結部の先端部において幅方向に延在する第2杷手部と、を備え、前記第2連結部が前記第2杷手部と前記第1杷手部との間に利用者が介在可能な長さを有してもよい。
(4)上記(3)の構成において、前記第2連結部が、回動可能であって、前記第2ハンドル部が前記第1ハンドル部よりも後方に位置したときに前記第2杷手部と前記第1杷手部との間に利用者が介在可能な長さを有してもよい。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記本体部が横長に形成されており、前記支持部は、一対の前輪と一対の後輪を備えてもよい。
(6)上記(5)の構成において、前記一対の後輪は、自由輪としてもよい。
(7)上記(5)又は(6)の構成において、前記一対の後輪は、前記一対の前輪よりも広い軸幅を有してもよい。
(8)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記本体部が横長に形成されており、前記支持部は、一対の前輪と一対の後方脚部を備えてもよい。
(9)上記(8)の構成において、前記一対の後方脚部は、前記一対の前輪よりも広い軸幅を有してもよい。
(10)本発明の第2の観点は、前記第1ハンドル部が、前記支持部の後部に立設された第1連結部と、前記第1連結部の先端部において幅方向に延在する第1杷手部と、前記本体部、前記支持部又は前記第1ハンドル部の前記第1連結部若しくは前記第1杷手部の少なくとも幅方向一方側において前記第1連結部とは反対側に延在する中間連結部と、を備え、前記第2ハンドル部が、前記第1ハンドル部の前記中間連結部に取り付けられた第2連結部と、前記第2連結部の先端部において幅方向に延在する第2杷手部と、を備え、前記中間連結部と前記第2連結部が、その合計において、前記第2ハンドル部が前記第2杷手部と前記第1杷手部との間に利用者が介在可能な長さを有してもよい。
(11)上記(10)の構成において、前記第2連結部が、回動可能であって、前記中間連結部と前記第2連結部が、その合計において、前記第2ハンドル部が前記第1ハンドル部よりも後方に位置したときに前記第2杷手部と前記第1杷手部との間に利用者が介在可能な長さを有してもよい。
(12)上記(1)、(10)又は(11)の構成において、前記本体部が縦長に形成されており、前記支持部は、一対の車輪を備えてもよい。
本発明によれば、利用者が牽引して使用するときであっても、直線及び曲線のラインを正確に引くことが容易であって、後ろ足で蹴ってしまうことのないライン引き装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るライン引き装置であって、ラインを引いているときの状態を示す側面図である。 同じく、ラインを引いているときの状態を示す平面図である。 同じく、粉体を放出する放出口周辺の構造を模式的に説明する図であって、(a)は側面を、(b)は正面をそれぞれ示す図である。 同じく、ラインを引かずに移動しているときの状態を示す側面図である。 同じく、複数のライン引き装置をネスティング(入れ子)して収容しているときの状態を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係るライン引き装置を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るライン引き装置1は、図1及び図2に示すように、ラインを形成する粉体を収容する本体部10と、本体部10を搭載するフレーム20と、を備えている。フレーム20には、車輪60が取り付けられている。以下、各別に説明する。なお、以下の説明において、前方とは、本体部10に設けられた一対の前輪63の側を指し、後方とは、その反対側の一対の後輪64の側を指す。
(本体部)
まず、本体部10について、説明する。本体部10は、地面にラインを形成するための粉体を収容するものであり、第1実施形態では、図1及び図2に示すように、前方側が後方側よりも低くなるように傾斜した横長に形成されており、原則として、四輪タイプのものである。本体部10を横長にした場合、重心が低くなるとともに、後述する一対の前輪63,63と一対の後輪64,64の間の距離すなわちホイールベースが長くなり、利用者が走りながらラインを引いたときであっても、ライン引き装置1を安定させることができる。
本体部10の底部の前方側には、上方に開放する凹状に形成された羽根車ケース12が設けられており、羽根車ケース12には、粉体の送出部材として設けられた羽根車13が収容されている。そして、羽根車ケース12の底壁部には、後述するように、本体部10に収容されている粉体を放出するための放出口11(図3参照)が形成されている。
羽根車13は、筒体131と、その周囲に設けられた羽根132とから形成されている。筒体131は、前方側の第1車軸61によって挿通されており、第1車軸61の両端に取り付けられた一対の前輪63,63の回転に伴って回転し、羽根132によって本体部10に収容された粉体を放出口11から放出する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、放出口11には、放出口11を開閉するためのシャッター部材(開閉部材)14を設けてもよい。シャッター部材14は、例えば、粉体が通過できるスリット141,142を前後に設けた円弧状の板として形成することができる。シャッター部材14の中央部が放出口11を覆う位置にきたときには放出口11が閉鎖され、前後いずれかのスリットが放出口11に対応する位置にきたときには放出口11が開放される。
シャッター部材14の下方には、ラインの線幅を設定するための線幅調整部材15,15が左右方向に間隔をあけて取り付けられている。線幅調整部材15,15の間に粉体が導かれて地面に落下するようになっている。これにより、ラインの線幅が略一定に保たれる。線幅調整部材15,15の間隔は、用途に応じてラインの線幅を設定することができ、例えば、陸上競技では50mm、野球では76mm(3インチ)、サッカーでは120mm(5インチ)以下などとなっている。
なお、ここでは図示していないが、羽根車13の上方位置に、本体部10内の粉体が直接的に羽根車13に落下するのを規制するため、羽根車13の一部(例えば、半分以上)を覆う板状の規制部材を設けてもよい。また、規制部材と羽根車13の間に、羽根車13に付着する粉体を弾き落とすため、第1車軸61と平行して棒状の弾き部材を配設してもよい。さらにまた、羽根車13の下に位置する放出口11に、放出口41から粉体が出過ぎるのを防止するため、第1車軸61と平行して棒材のダムを設けてもよい。
ここで、ラインを形成するための粉体としては、例えば炭酸カルシウム粉体等を用いることができるが、他の粉体を用いてもよい。また、白色の粉体以外にも、例えば、赤や青色の粉体を用いることもできる。
(フレーム)
次に、図1及び図2に戻り、フレーム20について、説明する。フレーム20は、本体部10を支持する支持部30と、支持部30の後部に立設された第1ハンドル部40と、第1ハンドル部40の幅方向一方側において回動可能に取り付けられた第2ハンドル部50と、を備えている。第2ハンドル部50は、第1ハンドル部40よりも後方に位置したときに第1ハンドル部40との間に利用者が介在可能な長さを有する。
第1ハンドル部40は、支持部30の後部に立設された第1連結部41と、第1連結部41の先端部において幅方向に延在する第1杷手部42と、を備えている。ここでは、第1連結部41としては、支持部30の後部から延在する一対の棒状部材から構成されている例を示している。また、第1杷手部42としては、第1連結部41を構成する一対の棒状部材の先端を略U字状に接続している例を示している。
第2ハンドル部50は、第1ハンドル部40の第1杷手部42の幅方向一方側(図では、右側)において回動可能に取り付けられた第2連結部51と、第2連結部51の先端部において幅方向に延在する第2杷手部52と、を備えている。ここでは、第2連結部51としては、第2連結部51が第1杷手部42に回動可能に取り付けられ、平面視で略Z字状に外側(図では、右側)に膨らんだ一本の棒状部材によって構成した例を示している。また、第2杷手部52としては、第2連結部51を構成する一本の棒状部材の先端から内側(図では、左側)に延在している例を示している。なお、第1実施形態としては、第2杷手部52が設けられている例を示しているが、第2杷手部52は省略しても差し支えなく、その場合は、利用者は、第2連結部51を横手に持ってライン引き装置1を牽引することとなる。
ここで、図2では、第2連結部51を平面視で略Z字状に外側(図では、右側)に膨らんだ形状としているが、この形状に限定する必要はない。例えば、外側に膨らんだ円弧状にしてもよいし、又は第1杷手部42の幅が図示のものより長いようなときは、第2連結部51は直線状にしてもよい。第2連結部51を第1杷手部42に回動可能に取り付ける手段としては、公知の間接機構を採用することができる。
また、図2では、第1ハンドル部40の第1杷手部42の幅方向一方側(図では、右側)に回動可能に取り付けられているが、取り付ける位置はこれに限定する必要はない。このほかにも、第2連結部51は、第1ハンドル部40の第1連結部41の幅方向一方側すなわち第1連結部41を構成する一対の棒状部材の一方側に回動可能に取り付けられてもよい。また、第2連結部51ひいては第2ハンドル部50は、本体部10又は支持部30に直接に取り付けられてもよいし、ライン引き装置1の全体の大きさや用途などを考慮して回動可能ではなく固定的に取り付けられてもよい。さらに、ここでは、第2連結部51ひいては第2ハンドル部50は、第1ハンドル部40の第1杷手部42の幅方向一方側(図では、右側)に取り付けた例を示しているが、少なくとも幅方向一方側に設けておけばよく、幅方向両方側に取り付ける、すなわち、第2連結部51を一対の棒状部材として構成してもよい。例えば、第2杷手部52を省略した場合は、一対とすることにより利用者が両手で左右の第2連結部51を持つことができ、ライン引きの安定性の観点からはさらに好ましい。
要するに、第2連結部51は、ライン引き装置1の進行方向の中心線から偏心するように、取り付けられればよく、併せて、第2連結部51は、第2ハンドル部50が第1ハンドル部40よりも後方に位置したときに第2杷手部52と第1杷手部42との間に利用者が介在可能となる程度の長さを付与されればよい。
第2連結部51は、前述のとおり、側面視において、第1ハンドル部40の第1連結部41又は第1杷手部42の幅方向一方側において回動可能に取り付けられている。この回動の範囲については、前方側は本体部10の前方端に接する又はその近傍まで回動できるようにしておくことが好ましく、そうすることにより、第2ハンドル部50を使用しないときには、第2連結部51を前方側に回動させて折り畳んでおくことができる。一方、後方側は第1杷手部42の後方への延在する方向と平行な位置まで回動可能とし、そこで固定されてもよいし、本体部10の後方端に接する若しくはその近傍まで回動可能とし、利用者に応じて適宜な位置となるようにフリーな状態としておいてもよい。
(車輪)
第1実施形態に係るライン引き装置1は、本体部10が横長に形成されていることから、図2に示すように、原則として、4つの車輪60が取り付けられた四輪タイプとなっている。フレーム20の支持部30には、その前方側で回転可能に支持された第1車軸61と、同じく後方側で回転可能に支持された第2車軸62とが設けられており、第1車軸61の両端には一対の前輪63,63が、第2車軸62の両端には一対の後輪64,64が取り付けられている。
ライン引き装置1は、一対の後輪64,64の側を進行方向として利用者が第2ハンドル部50の第2杷手部52を押して牽引される(前述したとおり、第2杷手部52を省略した場合は、利用者は、第2連結部51を横手に持って牽引する)。ここで、引かれるべきラインが直線や曲率の小さい曲線の場合においては、一対の前輪63,63と一対の後輪64,64がともに固定輪とすることが好ましい。例えば、野球、陸上競技、サッカーなどのフィールドにおける直線状の境界線やサッカーのフィールドにおける曲率の小さな(半径9.15m)センターサークルなどの場合、四輪とも固定輪とすることにより、ライン引き装置1は、安定的にラインを引くことができる。
これに対し、曲率の大きな円周や円弧などの曲線を引く場合の態様として、進行方向の先頭側に当たる一対の後輪64,64を自由輪としてもよいし、省略してもよい。例えば、サッカーのフィールドにおいてコーナーキックの場所を表示するコーナーアーク(半径1mの4分円)のような場合には、一対の後輪64,64を自由輪や省略すなわちフリーな状態にすることにより、一対の車輪のみを有する二輪タイプと同様に、ライン引き装置1は、追従性良くラインを引くことができる。
ラインを引かないでライン引き装置1を移動させるときは、図4に示すように、第2ハンドル部50を前方側に折り畳んだ後、一対の前輪63,63を地面から浮き上がらせて、いわゆるウィリー走行によって移動させる。こうすると、一対の前輪63,63が回転しないことによって羽根車13も回転せず、上記したシャッター部材14が設けられていない場合であっても、粉体が本体部10の放出口11から放出されないで移動させることができる。
なお、一対の後輪64,64を省略した場合、ライン引き装置1は二輪タイプとなるが、本実施形態では、本体部10が横長であって四輪タイプから一対の後輪64,64を省略したものも四輪タイプの変形例として取り扱う。したがって、残る一対の前輪63,63は、羽根車13を回転させて粉体を放出口11から放出するものであるという共通点も勘案し、引き続いて前輪という呼称を踏襲する。そして、一対の後輪64,64を省略した跡には、それらの取付部を一対の後方脚部65,65として活用する。一対の後輪64,64を省略した場合には、上記したような一対の前輪63,63を浮き上がらせたウィリー走行ができないため、ラインを引かないで移動する場合には、シャッター部材14を設ける必要がある。
ここで、一対の後輪64,64又は一対の後方脚部65,65は、一対の前輪63,63よりも広い軸幅を有している。そうすることにより、図5に示すように、ライン引き装置1を保管庫などに保管するとき、前後のライン引き装置1同士をネスティング(入れ子)することができ、保管時の省スペース化を図ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るライン引き装置1について、図6を参照して説明する。上記した第1実施形態に係るライン引き装置1は、本体部10を横長にしたものであるが、第2実施形態に係るライン引き装置1は、本体部10を縦長にしたものである(図6では、本体部10を省略して図示している)。第1実施形態に係るライン引き装置1が一対の前輪63,63と一対の後輪64,64からなる四輪タイプを基本としつつ、変形例として一対の後輪64,64を除外した二輪タイプとしてもよいとしたが、第2実施形態に係るライン引き装置1は、一対の車輪66,66のみを有する純粋の二輪タイプとなる。
純粋の二輪タイプの場合、上記した第1実施形態の二輪タイプと同様に、曲率の大きな円周や円弧などの曲線を引く場合、例えば、サッカーのフィールドにおいてコーナーキックの場所を表示するコーナーアーク(半径1mの4分円)のような場合には、ライン引き装置1は、追従性良くラインを引くことができる。
本体部10は、第1実施形態に係る本体部10を基本的に縦長にしたものであり、一対の前輪63,63を一対の車輪66,66と読み替えた上で、放出口11、羽根車ケース12、粉体の送出部材としての羽根車13、シャッター部材14、線幅調整部材15,15の構成については、ほぼ同様であるので、それらの説明は省略する。
フレーム20は、第1実施形態と同様に、本体部10を支持する支持部30と、支持部30の後部に立設された第1ハンドル部40と、第1ハンドル部40の幅方向一方側において回動可能に取り付けられた第2ハンドル部50と、を備えている。第2ハンドル部50は、第1ハンドル部40よりも後方に位置したときに第1ハンドル部40との間に利用者が介在可能な長さを有する。
そして、第1ハンドル部40は、支持部30の後部に立設された第1連結部41と、第1連結部41の先端部において幅方向に延在する第1杷手部42と、第1杷手部42の幅方向一方側において第1連結部41とは反対側に延在する中間連結部43と、を備えている。ここで、第1杷手部42は、幅方向に長く設置されており、中間連結部43は、第1杷手部42の一方側の端部近傍から延在している。
第2ハンドル部50は、第1ハンドル部40の中間連結部43において回動可能に取り付けられた第2連結部51と、第2連結部51の先端部において幅方向に延在する第2杷手部52と、を備えている。なお、第2実施形態としては、第2杷手部52が設けられている例を示しているが、第1実施形態と同じように、第2杷手部52は省略しても差し支えなく、その場合は、利用者は、第2連結部51を横手に持ってライン引き装置1を牽引することとなる。
このように構成することにより、第2連結部51は、ライン引き装置1の進行方向の中心線から偏心するように、取り付けられることとなる。併せて、中間連結部43と第2連結部51が、その合計において、第2ハンドル部50が第1ハンドル部40よりも後方に位置したときに第2杷手部52と第1杷手部42との間に利用者が介在可能な程度の長さを付与されている。このように構成することにより、純粋な二輪タイプにあっても、本体部10は、不使用時には縦長の状態であるものの、使用時には横長に近い状態となる。
第2連結部51は、前述のとおり、側面視において、第1杷手部42の幅方向一方側において延在する中間連結部43に回動可能に取り付けられている。この回動の範囲については、前方側は本体部10の上方端に接する又はその近傍まで回動できるようにしておくことが好ましく、そうすることにより、第2ハンドル部50を使用しないときには、第2連結部51を前方側に回動させて折り畳んでおくことができる。中間連結部43が第2連結部51に対し相対的に短いときは、第2連結部51は、本体部10の前方端に接する又はその近傍まで回動できるようにしてもよい。なお、第2実施形態に係る二輪タイプの場合、第2連結部51ひいては第2ハンドル部50を前方側に回動させたときに、ライン引き装置1を牽引する際に本体部10が地面に対して倒れてしまうことを避けるため、本体部10が倒れ込まない程度の範囲に規制する。
一方、後方側は第1杷手部42の後方への延在する方向と平行な位置まで回動可能とし、そこで仮固定されてもよいし、本体部10の後方端に接する若しくはその近傍まで回動可能とし、利用者に応じて適宜な位置となるようにフリーな状態としておいてもよい。なお、第1実施形態と同じように、第2連結部51ひいては第2ハンドル部50は、本体部10又は支持部30に直接に取り付けられてもよいし、ライン引き装置1の全体の大きさや用途などを考慮して回動可能ではなく固定的に取り付けられてもよい。さらに、ここでは、第2連結部51ひいては第2ハンドル部50は、第1ハンドル部40の第1杷手部42の幅方向一方側(図では、右側)において延在する中間連結部43に取り付けた例を示しているが、中間連結部43及び第2連結部51は少なくとも幅方向一方側に設けておけばよく、幅方向両方側に取り付ける、すなわち、中間連結部43及び第2連結部51を一対の棒状部材として構成してもよい。例えば、第2杷手部52を省略した場合は、一対とすることにより利用者が両手で左右の第2連結部51を持つことができ、ライン引きの安定性の観点からはさらに好ましい。
(実施形態の効果)
以上説明した本実施形態に係るライン引き装置1は、第2ハンドル部50が本体部10に対して偏心した位置に延在しており、第2ハンドル部50と第1ハンドル部40の間に利用者が介在可能であることから、利用者が牽引して使用するときであっても、利用者の正中線とライン引き装置の進行方向の中心線とを略一致させることができ、直線及び曲線のラインを正確に引くことが容易となる。また、第2ハンドル部50(及び中間連結部43)によって本体部10との距離が確保されるため、利用者がライン引き装置1を後ろ足で蹴ってしまうことがない。これらの効果は、本体部10が横長で四輪タイプ(四輪とも固定輪のもの、前輪が固定輪で後輪が自由輪のもの、前輪のみで後輪が省略されるものを含む)であっても、本体部10が縦長で二輪タイプであっても、発揮することができる。
四輪タイプにあっては、後輪が省略されるものも含め、本体部10が横長であることから、本体部10の重心が低く設定でき、ロングホイールベースとなることから、直進性に優れたライン引きが可能となるとともに、一対の後輪64を自由輪又は省略とすることにより曲線への追従性にも優れたライン引きが可能となる。また、純粋な二輪タイプにあっても、本体部10は、不使用時には縦長の状態であるものの、使用時には横長に近い状態となることから、四輪タイプと同じくこれらの効果を奏することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を行ったものも含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…ライン引き装置
10…本体部
11…放出口
12…羽根車ケース
13…羽根車
14…シャッター部材(開閉部材)
15…線幅調整部材
20…フレーム
30…支持部
40…第1ハンドル部
41…第1連結部
42…第1杷手部
43…中間連結部
50…第2ハンドル部
51…第2連結部
52…第2杷手部
60…車輪
61…第1車軸
62…第2車軸
63…一対の前輪
64…一対の後輪
65…一対の後方脚部
66…一対の車輪

Claims (12)

  1. ライン引き装置であって、
    ラインを形成する粉体を収容する本体部と、
    前記本体部を搭載するフレームと、を備え、
    前記フレームが、
    前記本体部を支持する支持部と、
    前記支持部の後部に立設された第1ハンドル部と、
    前記本体部、前記支持部又は前記第1ハンドル部の少なくとも幅方向一方側に取り付けられた第2ハンドル部と、を備え、
    前記第2ハンドル部が、前記本体部を挟んで前方側に回動可能であって、前記第1ハンドル部よりも後方側に位置したときに前記第1ハンドル部との間に利用者が介在可能な長さを有する
    ことを特徴とするライン引き装置。
  2. 前記本体部は、前記第2ハンドル部が前記第1ハンドル部よりも後方側に位置したときに前記第1ハンドル部との間で前記第2ハンドル部に面する利用者が前記第2ハンドル部を後方へ押すことによって牽引可能であり、前記第2ハンドル部が前記本体部を挟んで前方側に位置したときに前記第1ハンドル部に面する利用者が前記第1ハンドル部を前方へ押すことによって押送可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のライン引き装置。
  3. 前記第1ハンドル部が、
    前記支持部の後部に立設された第1連結部と、
    前記第1連結部の先端部において幅方向に延在する第1杷手部と、を備え、
    前記第2ハンドル部が、
    前記本体部、前記支持部又は前記第1ハンドル部の前記第1連結部若しくは前記第1杷手部の少なくとも幅方向一方側に取り付けられた第2連結部と、
    前記第2連結部の先端部において幅方向に延在する第2杷手部と、を備え、
    前記第2連結部が前記第2杷手部と前記第1杷手部との間に利用者が介在可能な長さを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のライン引き装置。
  4. 前記第2連結部が、前記本体部を挟んで前方側に回動可能であって、前記第2ハンドル部が前記第1ハンドル部よりも後方に位置したときに前記第2杷手部と前記第1杷手部との間に利用者が介在可能な長さを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のライン引き装置。
  5. 前記本体部が横長に形成されており、前記支持部が一対の前輪と一対の後輪を備える
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のライン引き装置。
  6. 前記一対の後輪が自由輪である
    ことを特徴とする請求項5に記載のライン引き装置。
  7. 前記一対の後輪が前記一対の前輪よりも広い軸幅を有する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のライン引き装置。
  8. 前記本体部が横長に形成されており、前記支持部が一対の前輪と一対の後方脚部を備える
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のライン引き装置。
  9. 前記一対の後方脚部が前記一対の前輪よりも広い軸幅を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載のライン引き装置。
  10. 前記第1ハンドル部が、
    前記支持部の後部に立設された第1連結部と、
    前記第1連結部の先端部において幅方向に延在する第1杷手部と、
    前記本体部、前記支持部又は前記第1ハンドル部の前記第1連結部若しくは前記第1杷手部の少なくとも幅方向一方側において前記第1連結部とは反対側に延在する中間連結部と、を備え、
    前記第2ハンドル部が、
    前記第1ハンドル部の前記中間連結部に取り付けられた第2連結部と、
    前記第2連結部の先端部において幅方向に延在する第2杷手部と、を備え、
    前記中間連結部と前記第2連結部が、その合計において、前記第2ハンドル部が前記第2杷手部と前記第1杷手部との間に利用者が介在可能な長さを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のライン引き装置。
  11. 前記第2連結部が、前記本体部を挟んで前方側に回動可能であって、前記中間連結部と前記第2連結部が、その合計において、前記第2ハンドル部が前記第1ハンドル部よりも後方に位置したときに前記第2杷手部と前記第1杷手部との間に利用者が介在可能な長さを有する
    ことを特徴とする請求項10に記載のライン引き装置。
  12. 前記本体部が縦長に形成されており、前記支持部が一対の車輪を備える
    ことを特徴とする請求項1、10又は11に記載のライン引き装置。
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