JP6709706B2 - 発光電気化学素子及び該発光電気化学素子を有する発光装置 - Google Patents

発光電気化学素子及び該発光電気化学素子を有する発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6709706B2
JP6709706B2 JP2016168276A JP2016168276A JP6709706B2 JP 6709706 B2 JP6709706 B2 JP 6709706B2 JP 2016168276 A JP2016168276 A JP 2016168276A JP 2016168276 A JP2016168276 A JP 2016168276A JP 6709706 B2 JP6709706 B2 JP 6709706B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
electrode
emitting layer
light
electrochemical device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016168276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018035236A (ja
Inventor
聡一 内田
聡一 内田
池田 哲
哲 池田
涼 西村
涼 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
JXTG Nippon Oil and Energy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JXTG Nippon Oil and Energy Corp filed Critical JXTG Nippon Oil and Energy Corp
Priority to JP2016168276A priority Critical patent/JP6709706B2/ja
Publication of JP2018035236A publication Critical patent/JP2018035236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6709706B2 publication Critical patent/JP6709706B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Description

本発明は、発光電気化学素子及び該発光電気化学素子を有する発光装置に関する。
有機電界発光素子(OLED;Organic Light-Emitting Diodeとも称する。)は一般に、軽量で薄く大面積の発光面を形成することが可能であることから、照明、ディスプレイ等の各種発光デバイスへの利用が期待されている。
この有機電界発光素子は、一般に、陽極、発光層、及び陰極を積層した構造であり、両極間に電圧を印加することにより陽極から注入された正孔と、陰極から注入された電子とが発光層で結合することにより発光する。この有機電界発光素子の発光効率を高めるためには、発光層の他に正孔と電子の再結合効率を向上させるための正孔注入層や電子注入層等を設けて多層構造とする必要がある。よって構造及び製造工程が煩雑になってしまうという課題を有する。更に、駆動に高電界が必要であることも課題となっている。
上記した有機電界発光素子の課題を解決する素子として、発光電気化学素子(LEC;Light-emitting Electrochemical Cell)が、例えば、特許文献1、特許文献2等にて提案されている。
このようなLECは、第1電極、第2電極及び電極間に設けられた発光層から構成される。発光層は、発光材料となる導電性ポリマー及び電解塩を電解質に分散して形成される。このLECにおいては、両極間に電圧を印加することによって、電極からの正負電荷の注入と電解塩の正負両イオンの移動により自発的にp−n接合又はp−i−n接合が形成され、正孔と電子が再結合することにより発光すると推定されている。
このLECは一般的に、OLEDに対して、(1)駆動電圧が低い、(2)大気中で安定な電極の使用が可能、(3)単一の発光層での素子の製造が可能になるため素子構成が簡単、等の優位性を持つ。中でも、固体電解質を使用するLECは、素子製造時の封止が容易であることや、素子破損時に環境に与える影響が少ないことから、特に注目されている。
ただし、上記一般的なOLED及びLECはともに基板上に陽極、発光層、及び陰極を積層した構造を取る必要がある。このため、一般的なOLED及びLECは少なくとも陽極あるいは陰極のどちらか一方は、光を取り出すために光透過性である必要がある。効率よく光を取り出すためにはIndium Tin Oxide(ITO)などレアメタルを用いた高価な材料による透明電極をスパッタ法などの真空蒸着法で作製する必要があり、材料コスト及びプロセスコストの増加原因となっている。
積層構造ではない方法を用いれば透明電極は必ずしも必要でなくなる。例えば、透明電極を用いない方法として、基板の面方向で陽極/発光層/陰極と並べて配置する横型と呼ばれる方法が考えられている(非特許文献1)。
特開2008−291230号公報 特表2012−516033号公報
Advanced Functional Materials,2011年、21巻、p.1795
横型構造は、透明電極が必須ではないという利点を有しているものの、平面上に並べて配置した陽極と陰極、又は第1電極と第2電極の2つの電極間が光るため、電極間距離が広いと発光部分の密度が低下し、素子としての発光強度が低下してしまうという欠点があった。一方、電極間距離を短くし、発光部分の密度を上げようとした場合には、電極数が増加することによる配線の手間が増加してしまう。このため、横型素子には種々の利点があるものの実用化が進まず、主に研究目的としての作製・評価にとどまっていた。
そこで、本発明の課題は、配線する電極数を著しく増加させることなく、簡便な方法で、単位電流当たりの発光強度を増加できる横型構造の発光電気化学素子、及び発光装置を提供することにある。
本発明者らは前記課題について鋭意研究した結果、電極への接続数を増加させることなく、第1電極と第2電極の間の発光層中に導電体部を1以上配置させることにより複数箇所で発光光を発生させ、それによって、発光強度を増加させることに成功し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、第1電極、発光層及び第2電極が順に接して並列配置され、前記並列配置の配置方向と直交する方向に発光光を取り出す電界発光素子であって、前記発光層中、前記発光層の前記第1電極及び第2電極と接していない面上、又は前記発光層中及び前記面上に、前記発光層と接触し、かつ前記第1電極及び第2電極と離隔して配置される導電体部を1以上有する、発光電気化学素子が提供される。好ましくは、前記導電体部は、前記第1電極及び第2電極と平行して配置された線状体、膜状体、又は板状体である。
また、当該発光電気化学素子及び電圧を印加する電圧部を有する発光装置が提供される。
本発明の発光電気化学素子は、発光層の複数箇所で発光光を発生させることができ、さらに、後述の図1に示すように、発光層での発光部から発光光を外部に取り出す場合、他の層が介在しないので、発光光を高効率で外部に取り出すことができる。
さらに、発光光の取り出しにおいて、従来の積層型発光電気化学素子のように電極1又は電極2を通過させる必要がないので、両電極とも透明である必要は無く、「透明」の制約に縛られることがない。従って、電子及び正孔の注入性、耐久性、及び低コスト等を優先して電極を選定することができる。もちろん透明電極を使用してもよい。
本発明の発光電気化学素子の一実施形態の概略断面図である。 図1の発光電気化学素子を発光光の取り出し側から見た平面図である。 本発明の発光電気化学素子の別の実施形態の概略断面図である。 従来の発光電気化学素子の一例の概略断面図である。 (a)実施例1の素子Aの概略構造を示す平面図である。(b)実施例2の素子Bの概略構造を示す平面図である。(c)実施例3の素子Cの概略構造を示す平面図である。(d)比較例1の素子Dの概略構造を示す平面図である。 (a)実施例1の素子Aの発光状態を示す図である。(b)実施例2の素子Bの発光状態を示す図である。(c)実施例3の素子Cの発光状態を示す図である。(d)比較例1の素子Dの発光状態を示す図である。 実施例4の素子Eの発光状態を示す図である。
以下、本発明について詳述する。
本発明の発光電気化学素子は、発光光を、電極を透過させないで取り出す横型の発光電気化学素子であり、第1電極、発光層及び第2電極が順に接して並列配置され、その配置方向と直交する方向に発光光を取り出す電界発光素子であって、発光層中及び/又は発光層表面に、発光層と接触し、かつ第1電極及び第2電極と離隔して配置される導電体部を1以上有する。ここで、発光層表面とは、発光層の第1電極及び第2電極と接していない面を指すものとする。
また、導電体部は、好ましくは線状体、膜状体、又は板状体であって、第1電極及び第2電極と平行して複数配置されていることがより好ましい。導電体部が複数配置される場合は、各導電体部は互いに離隔して平行に配置される。
本発明の発光電気化学素子は、基板は必須ではなく、第1電極、第2電極、発光層、及び導電体部のみで構成される素子であってもよい。また、基板を有し、基板の一方の面上に基板と接して第1電極、導電体部含有の発光層及び第2電極が配置され、かつ、この一方の面上で、第1電極、発光層及び第2電極が、その順番で接して配置される素子であってもよい。
本発明の発光電気化学素子の一実施形態を図1及び2によって具体的に説明する。発光電気化学素子10は、基板1上に、第1電極2、発光層3及び第2電極4がそれぞれ基板1に接して配置され、かつ第1電極2と発光層3、及び発光層3と第2電極4が各々接する構成となっている。本発明の図1に示す構造の素子を、以後横型素子と称することとする。また、図4に示す従来型の基板の高さ方向に各層が順次積層された発光電気化学素子30を、以後縦型素子と称することとする。
図1、2に示す実施形態では、発光層3中に導電体部5が一つ配置されている例を示しているが、上記したように導電体部5は複数配置されていてもよい。
導電体部5の数に応じて発光層3中の発光部6の数が増加し、導電体部5の数が多いほど発光部6の数も多くなり、一組の電極から得られる発光部位の数が増加し、その発光強度は増加する。例えば、導電体部5が一つの場合は、電圧印加により、発光層3の第1電極2と導電体部5の間、及び導電体部5と第2電極4との間の2箇所に、p−n接合又はp−i−n接合が形成され、p−n接合部又はi層で電子と正孔が再結合して発光する。すなわち、発光層3中に発光部6が図1及び2に示すように2箇所発生する。
導電体部5は、図1に示すように発光層3中に埋め込まれていてもよく、その縦方向の幅が発光層3の幅(層厚)とほぼ同等で、一方の端部が基板1と接し、他方の端部が発光層3の表面に達していてもよい。
導電体部5の形状は上記の通り、線状体、膜状体、板状体いずれでも良いが、形成のし易さの点で線状体が好ましい。線状体としては、切断部の無い連続した線、途中に切断部がある線、さらには、いわゆるドット状のものであっても良い。また、「線状」の線の太さとしては、両電極間に離隔して配置できる範囲であり、例えば、断面が円形とした場合1nm〜100μm程度である。断面が他の形状の場合も、両電極間に離隔して配置できる範囲であって、円形の場合に準拠した太さである。
導電体部5の形状が膜状体、板状体の場合は、その厚さが上記太さと同程度である。
また、導電体部5の配置は、発光層3内であれば特に制限されるものではないが、1つの場合には第1電極2と第2電極4の中間に位置することが好ましい。一方、導電体部5が複数の場合には、第1電極2と複数の導電体部5及び第2電極4がそれぞれ等間隔に配置されることが好ましい。
ここで、中間に位置するとは、第1電極2、第2電極4及び導電体部5をこれらが含まれる断面で眺めた際に、第1電極2と導電体部5の最短距離と導電体部5と第2電極4の最短距離が同程度になるという事である。同様に、等間隔に配置されるとは、第1電極2、第2電極4と複数の導電体部5が含まれる断面で眺めた際に、第1電極2と最も近い導電体部5の最短距離、複数の導電体部5同士の最短距離、導電体部5と第2電極4の最短距離がそれぞれ同程度になるという事である。
図3に示すように、発光層3中に導電体部5が二つ配置されている発光電気化学素子20の場合は、一方の導電体部5と他方の導電体部5の間にもp−n接合又はp−i−n接合が形成されることによって、同様に発光部6が形成され、発光層3中の発光部6は合計3箇所となる。すなわち、導電体部5の数が一つ増えるごとに、同様に発光部6も一つ増加する。
本発明の導電体部5は、導電性を有するものであればその材質に特に制限はないが、入手しやすさの点では金属が好ましく、特に、アルミニウム、銅、銀等が好ましい。また、その形状としては線状体、膜状体、又は板状体が好ましい。形成方法としては、安価な金属膜を作製したうえでのエッチングや、上記金属等を含む導電性ペーストを利用してスクリーン印刷やインクジェット印刷などの方法によって、上記形状に成型することもできる。発光層に半導体材料が含まれる場合には、ドーピングすることにより導電性を付与することができることから、酸化性又は還元性の成分を含む溶液等を用いて、スクリーン印刷やインクジェット印刷などの方法によって部分的に酸化あるいは還元を起こさせ、導電性を付与した導電体部5を形成しても良い。
このようにして得られた導電体部5は、電圧印加に応答して電子及びホールを発生する電荷発生層としての役目を果たす。
以下に、上記方法により形成され導電性を有する導電体部5が電荷発生層として働く仕組みについて説明する。発光層3中に導電体部5を1つ以上有する場合、これらの導電体部5は、第1電極2と第2電極4との間に直列の形で配置される。このとき例えば、第1電極2をプラスに、第2電極4をマイナスに電圧をかけた場合、導電体部5が電界中に置かれることとなるため、導電性である導電体部5の第1電極2側にはマイナスの電荷が誘起され第2電極4側にはプラスの電荷が誘起される。
これにより、発光層の第1電極2近傍はpドープが進行すると同時に、導電体部5の第1電極2側はnドープが進行し、第1電極2と導電体部5の第1電極2側との間の発光層3でp−i−n構造が形成される第1の発光部6となる。同様に、導電体部5の第2電極4側の発光層3ではpドープが進行し、第2電極4近傍の発光層3ではnドープが進行することにより同様にp−i−n構造が形成され、第2の発光部6となる。
結果として、導電体部5の数に1を加えた発光部6が形成されることになり、発光強度が向上する。導電体部5が直列的に増加することになるため、全体としての発光強度の向上に伴い、印加電圧を大きくする必要はある。しかし、発光光の取り出し方向が発光層3や基板1の垂直方向であるのに対し、第1電極2及び第2電極4は基板1上に発光層3と並列に配置されているので、図4に示す従来の発光電気化学素子30のように、外部取り出しに際して、発光光は第1電極2又は第2電極4を通過する必要がない。また、発光層3以外の他の層による光の吸収や反射が発生しないため、発生した発光光を高効率で外部へ取り出すことができる。
本発明の発光層3は、電圧印加に伴う電荷注入により主に可視領域にて発光が得られる発光性化合物を含有する。さらに、電解質及び電解塩を含有することが好ましい。正孔と電子の再結合効率が良好となるからである。
本発明に係る発光性化合物としては、発光性高分子化合物及び発光性低分子化合物等を挙げることができる。
発光性高分子化合物の具体例としては、フルオレン骨格を有するポリマー若しくはコポリマー、フェニレンビニレン骨格を有するポリマー若しくはコポリマー、及びチオフェン骨格を有するポリマー若しくはコポリマーから選択される1種以上の高分子化合物が好ましく挙げられる。発光効率が高く、高輝度の発光光が得られるからである。
フルオレン骨格を有するポリマー又はコポリマーとしては、下記式(I)に示される構造単位を有するポリマーを例示できる。

[式(I)中、Rは炭素数1〜20のアルキル基である。]
式(I)の構造単位を有するポリマーの具体例としては下記式(1)のポリマーを例示できる。

[式(1)中、Rは炭素数1〜20のアルキル基であり、mは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]
式(I)の構造単位を有するより具体的な例として、以下のポリマー又はコポリマー群を挙げることができる。
下記式(2)のポリ(9,9−ジ−n−ヘキシルフルオレニル−2,7−ジイル)。

[式(2)中、nは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]
下記式(3)のポリ[9,9−ビス−(2−エチルヘキシル)−9H−フルオレニル−2,7−ジイル]。

[式(3)中、nは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]
下記式(4)のポリ(9,9−ジ−n−オクチルフルオレニル−2,7−ジイル)。

[式(4)中、nは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]
下記式(5)のポリ(9,9−ジ−n−ドデシルフルオレニル−2,7−ジイル)(PFD)。

[式(5)中、nは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]
また、コポリマーとして、下記式(6)のポリ[(9,9−ジオクチルフルオレニル−2,7−ジイル)−co−ビチオフェン]。

[式(6)中、m、nは重合度を示し、それぞれ5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。mとnは同じであっても、異なっていてもよい。]
下記式(7)のポリ[(9,9−ジ−n−オクチルフルオレニル−2,7−ジイル)−alt−(ベンゾ[2,1,3]チアジアゾール−4,8−ジイル)]。

[式(7)中、nは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]
下記式(8)のポリ(9,9−n−ジヘキシル−2,7−フルオレニル−alt−9−フェニル−3,6−カルバゾール)。

[式(8)中、nは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]
下記式(9)のポリ[(9,9−ジヘキシルフルオレニル−2,7−ジイル)−co−(アントラセン−9,10−ジイル)](PADHF)。

[式(9)中、m、nは重合度を示し、それぞれ5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。mとnは同じであっても、異なっていてもよい。]
下記式(10)のポリ[(9,9−ジヘキシルフルオレニル−2,7−ジイル)−co−(9−エチルカルバゾール−2,7−ジイル)]。

[式(10)中、m、nは重合度を示し、それぞれ5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。mとnは同じであっても、異なっていてもよい。]
下記式(11)のポリ[(9,9−ジヘキシルフルオレニル−2,7−ジイル)−alt−(2,5−ジメチル−1,4−フェニレン)]。

[式(11)中、nは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]
さらに、9,9−ジ−n−オクチルフルオレニル−2,7−ジイルと9,9−ジイソアミルフルオレニル−2,7−ジイルとの共重合化合物等が挙げられる。
フェニレンビニレン骨格を有するポリマー又はコポリマーとしては、下記式(12)に示す、ポリ[2-メトキシ-5-(2-エチルヘキシロキシ)-1,4-フェニレンビニレン](MEH−PPV)、下記式(13)に示す、ポリ[2-メトキシ-5-(3′,7′-ジメチルオクチルオキシ)-1,4-フェニレンビニレン](MDMO−PPV)、及び下記式(14)に示すスーパーイエロー(一般名)(商品名:Livilux PDY−132)、並びに[2-メトキシ-5-(2-エチルヘキシロキシ)-1,4-フェニレンビニレン]と[2-メトキシ-5-(3′,7′-ジメチルオクチルオキシ)-1,4-フェニレンビニレン]とのコポリマー(MEH/MDMO−PPV)を例示できる。

[式(12)中、Wは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]

[式(13)中、Xは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]

[式(14)中、l、m、nは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]
チオフェン骨格を有するポリマー又はコポリマーとしては、式(15)に示すコポリマーを例示できる。

[式(15)中、Y及びZは重合度を示し、それぞれ独立に、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表し、同じであっても異なっていてもよい。]
なお、本発明に係る発光性高分子化合物の重合度について特に上限はなく、発光層組成物を調製でき、該組成物を溶融又は溶媒に溶解して塗付等によって発光層を形成できる重合度範囲であればよい。
発光性高分子化合物としては、特に、式(5)に示すPFD、式(9)に示すPADHF、式(12)に示すMEH−PPV、式(13)に示すMDMO−PPV、及び式(14)に示すLivilux PDY−132が好ましい。有機溶媒に対する溶解性及び成膜性が良好だからである。
発光性低分子化合物の具体例としては、蛍光性や燐光性などを示す発光性色素化合物や錯体化合物を挙げることができ、これらの発光性低分子化合物は発光材料として単独で用いても、また、複数組み合わせたり、発光性高分子化合物とも組み合わせたりして使用しても良い。
また、発光性化合物に代わる発光物質として量子ドットなどを用いることもできる。以後、量子ドット等の発光物質も含めて発光性化合物と称することとする。
発光層に含有される電解質としては、ポリアルキレンオキサイド、ポリアルキレンイミン、ポリアルキレンスルフィド等を挙げることができる。例えば、骨格ユニットがそれぞれ−(CH−CH−O)−、−(CH−CH(CH)−O)−、−(CH−CH−N)−、若しくは−(CH−CH−S)−で表される、直鎖状のポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリエチレンイミン、及びポリエチレンスルフィド、又はこれらを主鎖又は側鎖に有する分岐構造の高分子電解質を挙げることができる。また、例えば、ポリエチレンオキサイド等のこれらの骨格ユニットは、結合する水素原子が、メチル、エチル等のアルキル基、また、フェニル基等のアリール基等で置換されていてもよい。さらに、ポリメチルメタクリレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリルなどの樹脂も本実施形態の電解質のポリマーとして好適に用いることができる。
これらの中でも、加工性、イオン伝導度、機械特性、透明性の点から、ポリアルキレンオキサイドが好ましく、更にポリエチレンオキサイドがより好ましい。ポリエチレンオキサイドの分子量としては、粘度平均分子量(Mv)が100,000〜2,000,000であることが好ましく、より好ましくは300,000〜900,000である。この範囲であれば、加工性、及びイオン伝導度がより良好となるからである。
なお、発光層中の電解質の含有量は、発光性化合物の合計量100重量部に対して10〜400重量部が好まく、より好ましくは40〜160重量部である。電解質含有量が前記下限値未満である場合、発光に必要なレベルの十分なドーピングが起こらないおそれがあり、前記上限値を超える場合、きれいな面発光が得られない可能性がある。
発光層に含有される電解塩としては、LiCl、LiBr、LiI、LiBF、LiClO、LiPF、LiCFSOなどのリチウム塩、KCl、KI、KBr、KCFSOなどのカリウム塩、NaCl、NaI、NaBrなどのナトリウム塩、或いはほうフッ化テトラエチルアンモニウム、過塩素酸テトラエチルアンモニウム、ほうフッ化テトラブチルアンモニウム、過塩素酸テトラブチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウムハライドなどのテトラアルキルアンモニウム塩を挙げることができる。上述の4級アンモニウム塩のアルキル鎖長は同じであっても異なっていても良く、必要に応じて1種のみでも良いし、2種以上組み合わせて用いても良い。これらの中でも、イオン伝導度、相溶性、安定性の点からKCFSOが好ましい。
また、電解塩としてイオン液体を用いることもできる。本発明のイオン液体とは、室温(25℃)で液体として存在する塩を意味する。イオン液体のカチオンとしては、例えば、イミダゾリウムカチオン、ピリジニウムカチオン、ピロリジニウムカチオン、ピペリジニウムカチオン、テトラアルキルアンモニウムカチオン、ピラゾリウムカチオン、又はテトラアルキルホスホニウムカチオン等が挙げられる。
上記イミダゾリウムカチオンとしては、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウム、1−アリル−3−メチルイミダゾリウム、1−アリル−3−エチルイミダゾリウム、1−アリル−3−ブチルイミダゾリウム、1,3−ジアリルイミダゾリウム等が挙げられる。
上記ピリジニウムカチオンとしては、例えば、1−プロピルピリジニウム、1−ブチルピリジニウム、1−エチル−3−(ヒドロキシメチル)ピリジニウム、1−エチル−3−メチルピリジニウム等が挙げられる。
上記ピロリジニウムカチオンとしては、例えば、N−メチル−N−プロピルピロリジニウム、N−メチル−N−ブチルピロリジニウム、N−メチル−N−メトキシメチルピロリジニウム等が挙げられる。
上記ピペリジニウムカチオンとしては、例えば、N−メチル−N−プロピルピペリジニウム等が挙げられる。
上記テトラアルキルアンモニウムカチオンとしては、例えば、N,N,N−トリメチル−N−プロピルアンモニウム、メチルトリオクチルアンモニウム等が挙げられる。
上記ピラゾリウムカチオンとしては、例えば、1−エチル−2,3,5−トリメチルピラゾリウム、1−プロピル−2,3,5−トリメチルピラゾリウム、1−ブチル−2,3,5−トリメチルピラゾリウム等が挙げられる。
上記テトラアルキルホスホニウムカチオンとしては、例えば、テトラメチルホスホニウム、テトラブチルホスホニウム等が挙げられる。
また、上記カチオンと組み合わされてイオン液体を構成するアニオンとしては、例えば、BF 、NO 、PF 、SbF 、CHCHOSO 、CHCO 、又は、CFCO 、CFSO 、(CFSO[ビス(トリフルオロメチルスルフォニル)イミド]、(CFSOなどのフルオロアルキル基含有アニオンが挙げられる。
なお、発光層中の電解塩の含有量は、発光性化合物の合計量100重量部に対して0.01〜40重量部が好まく、より好ましくは0.1〜30重量部である。電解塩含有量が前記下限値未満である場合、電流が流れず発光しない可能性があり、前記上限値を超える場合、ドーピングが進みすぎて短絡を起こしやすくなるおそれがある。
本発明の発光層の層厚(縦方向の幅)としては、原理的には発光効率は膜厚に依存することはないことから任意の層厚とすることができるが、通常、実用性の点で、1nm〜1000μm、より好ましくは10nm〜500μm、さらに好ましくは50nm〜250μmの範囲で所望の層厚を適用する。ここで、層厚とは並列配置の配置方向と直交する、発光光取り出し方向の厚さをいうものとする。
また、第1電極及び第2電極間の横方向の発光層の幅(厚さ)は、特に制限はないが、実用上5mm以下が好ましく、発光層のサイズや導電体部の数等によって適宜所望の幅に調整すればよい。
本発明の発光電気化学素子を構成する第1電極及び第2電極は、透明電極である必要はなく、例えば、アルミニウム、インジウム、マグネシウム、タングステン、チタン、モリブデン、カルシウム、ナトリウム、カリウム、イットリウム、リチウム、マンガン、金、銀、銅、パラジウム、白金、スズ、鉛、ニッケル等の金属、これらの金属の合金などを使用できる。もちろん、透明電極であってもよいが、導電性、経済性の点でアルミニウムが好ましい。透明電極とする場合、その材料としては、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化インジウムスズ、酸化インジウム・酸化亜鉛化合物、酸化スズ・アンチモン化合物、酸化ガリウム・酸化亜鉛化合物などを挙げることができる。
第1電極及び第2電極の形状については本発明の目的を満足すれば特に制限されるものではないが、例えば、上記導電体と同様に、線状体、膜状体、及び板状体を例示できる。第1電極と第2電極は発光層を介して平行に配置されていることが好ましい。
また、第1電極と第2電極の幅(太さ)、及び両電極間の間隔は特に制限されるものではないが、微細に配置することが好ましく、幅については1mm以下、好ましくは100μm以下、間隔は5mm以下、好ましくは1mm以下である。
本発明の発光装置は、上記本発明の発光電気化学素子、及び該発光電気化学素子に電圧を印加するための電圧部を有する構成である。当該電圧部としては、直流電圧又は交流電圧の何れを印加するものであってもよい。
次に、本発明の発光電気化学素子の製造方法例について、適宜、図1、2を参照しながら説明する。
本製造方法例では、基板を用いる場合を例示する。
第1電極2及び第2電極4は、これらの金属、金属酸化物等からなる導電性の材料を、発光素子に通常使用可能なガラス基板や樹脂基板等の基板1上に積層して形成することができる。電極の形成には、スパッタリング法、真空蒸着法等を用いることができる。
また、導電性ペーストを利用し、スクリーン印刷やインクジェット印刷などの方法によって両電極を形成することもできる。導電性ペーストとしてはAgやAu、またCuなどを導電性フィラ―として含むものを用いることができる。
導電体部5は、金属、金属酸化物等からなる導電体を上記第1電極2及び第2電極4と同時に基板1上に積層して形成しても良いし、発光層3を形成後、発光層3上(第1電極及び第2電極と接していない面上)に形成しても良い。
これら導電体部5の形成には、スパッタリング法、真空蒸着法等を用いることができる。また、導電性ペーストを利用してスクリーン印刷やインクジェット印刷などの方法によって、上記形状に成型することもできる。導電性ペーストとしてはAgやAu、またCuなどを導電性フィラ―として含むものを用いることができる。
導電体部5は発光層3を酸化あるいは還元するドーピングによって導電性を付与することによっても形成できる。酸化剤若しくは還元剤を蒸着、スクリーン印刷、又はインクジェット印刷等の方法によって部分的に付着させ、酸化あるいは還元を起こさせて導電性を付与し、導電体5を形成しても良い。用いられる酸化剤及び還元剤は、所望の性能が得られれば特に制限はないが、酸化剤としては、ヨウ素・臭素などのハロゲン類や、FeClなどの塩類、MoO等の酸化物、テトラフルオロテトラシアノキノジメタン(F4−TCNQ)などの有機化合物を用いることができる。還元剤としては、アルカリ金属類、アルカリ土類金属類、LiFなどのハロゲン塩類やCsCOなどの炭酸塩類、有機金属錯体などを挙げることができる。
本発明の一実施形態である図1及び2に示す発光電気化学素子10を例として、その製造方法をより具体的に説明する。
基板1上に、第1電極2、第2電極4及び導電体部5として、例えばAgをAgペーストの状態で印刷・焼結することで作製したのち、発光性高分子材料・電解質及び電解塩を溶媒に溶解・分散した溶液又は分散液を、例えば、ドロップキャスト方により塗布し、溶媒を乾燥除去して発光層3を形成する。ここで、溶液又は分散液のための溶媒は、各構成成分を溶解又は分散するものであれば特に限定されないが、例えば、クロロホルム、シクロヘキサノン、トルエン及び混合溶媒等の溶媒を使用することができる。
以上の様にして発光電気化学素子10を作製することができる。図3のように導電体部5が複数存在する場合も同様に作製することができる。
別の形態の製造方法としては、1枚の導電体をリソグラフィー等のエッチングのようなエッチング加工する方法を挙げることができる。すなわち、例えば、ガラス基板上のITOをリソグラフィーによりパターニング及びエッチングして第1電極2、導電体部5及び第2電極4を形成した後、発光層3を含有する溶液を、形成されたパターンの凹部に塗付し、乾燥させて発光層3を形成する。
以上の方法によっても発光電気化学素子10を作製することができる。図3のように導電体部5が複数存在する場合も同様に作製することができる。
つづいて、本発明の発光電気化学素子の素子特性の評価方法を説明する。
本発明の発光電気化学素子の素子特性は、輝度−電圧(L−V)特性、ELスペクトル図、及び色度図(色度座標)等で評価できる。
L−V特性評価では、駆動電圧と発光光の輝度との関係を評価できる。ELスペクトル図では、電圧を印加した場合の波長ごとの発光強度により発光色の詳細を把握できる。さらに、色度図を用いてxy座標の数値によって発光色を表すことができる。
下記の実施例においては、ELスペクトルにおける発光強度を実施例と比較例で比較することによって、性能評価を行った。
(実施例1)
<発光電気化学素子:素子Aの作製>
ITO付きガラス基板1上のITOをフォトリソグラフィーによりエッチングすることによってパターニングし、第1電極2、導電体部5、及び第2電極4を形成した(表1)。
また、(A)発光性高分子化合物として式(14)に示すLivilux PDY−132(Merck社製)を10mg/mL、(B)電解質としてポリエチレンオキサイド(Mv500,000、Aldrich社製)を10mg/mL、(C)電解塩としてKCFSO(Aldrich社製)を10mg/mL、すべてシクロヘキサノン溶媒にそれぞれ溶解させ60℃で1時間撹拌した後、(A)、(B)及び(C)が重量比で1:1.35:0.25となる様に混合し、さらに、60℃で3時間撹拌して発光層3形成用溶液を準備した。
上記両電極2、4及び導電体部5を形成したITO付きガラス基板をUVオゾン洗浄した後、窒素雰囲気下で上記発光層3形成用溶液100μLをドロップキャストにより塗付し、そのまま窒素雰囲気下で一晩乾燥させて発光層3を形成し、素子Aを作製した。素子Aの構造を表1及び図5(a)に示す。表1中、導電体部の幅とは、両電極方向の幅を指すものとする。
<素子Aの評価>
得られた素子Aを、積分球付きのELスペクトル測定装置(分光器:MCPD9800、大塚電子製)に装着し、素子Aからのすべての発光を捉えることで、0.01mAの一定電流を印加した時の発光強度(a.u.)を測定した。該発光強度を後述の比較例1の素子Dの発光強度(a.u.)で割った値を発光強度比とした。
また、発光状態を観察し、写真撮影した。素子Aは図6(a)に示す通り2箇所で発光している。
結果を表1及び図6(a)に示す。
(実施例2)
<発光電気化学素子:素子Bの作製及び評価>
素子の構造を表1及び図5(b)に示す通りとした以外は、実施例1と同様にして素子Bを作製した。
素子Bについて素子Aと同様に評価した。
結果を表1及び図6(b)に示す。
(実施例3)
<発光電気化学素子:素子Cの作製及び評価>
素子の構造を表1及び図5(c)に示す通りとした以外は、実施例1と同様にして素子Cを作製した。
素子Cについて素子Aと同様に評価した。
結果を表1及び図6(c)に示す。
(比較例1)
<発光電気化学素子:素子Dの作製及び評価>
素子の構造を表1及び図5(d)に示す通りとした以外は、実施例1と同様にして素子Dを作製した。
素子Dについて素子Aと同様に評価した。
結果を表1及び図6(d)に示す。
(実施例4)
<発光電気化学素子:素子Eの作製>
ガラス基板1上にインクジェットプリンタ(Picojet、マイクロジェット社製)を用いて、銀ペースト(L−Ag1TeH、アルバック社製)により、第1電極2、第2電極4、及び複数の導電体部5となるパターンを形成し、焼成してAg電極/導電体部を得た。該Ag電極/導電体部に、窒素雰囲気下で実施例1と同様の組成の発光層溶液をドロップキャストした後、乾燥させて発光層3を形成し、素子Eを作製した。
<素子Eの評価>
実施例1と同様に、電流を印加してその発光状態を観察し、写真撮影した。結果を図7に示すが、白く見えるところが発光部であり、素子E全体にわたってほぼ面発光を得ることができた。
上記実施例1から3及び比較例1との比較から示される通り、本発明によって一組の電極から得られる発光部位の数は電極接続数を増やすことなく簡便な方法によって増加でき、これによって素子の発光強度を増加できることが確認できた。また、実施例4に示すように、この構造を繰り返すことによって、面積を拡大した面発光が横型素子でも可能なことが示された。
1 基板
2 第1電極
3 発光層
4 第2電極
5 導電体部
6 発光部
10、20 発光電気化学素子(横型素子)
30 発光電気化学素子(縦型素子)

Claims (7)

  1. 第1電極、発光層及び第2電極が順に接して並列配置され、前記並列配置の配置方向と直交する方向に発光光を取り出す電界発光素子であって、
    前記発光層中、前記発光層の前記第1電極及び第2電極と接していない面上、又は前記発光層中及び前記面上に、前記発光層と接触し、かつ前記第1電極及び第2電極と離隔して配置される導電体部を1以上有する、
    発光電気化学素子。
  2. 前記導電体部は、前記第1電極及び第2電極と平行して配置された線状体、膜状体、又は板状体である、
    請求項1に記載の発光電気化学素子。
  3. 前記導電体部を2個以上有し、該2個以上の導電体部は互いに離隔して配置される、
    請求項1又は請求項2に記載の発光電気化学素子。
  4. 前記発光層は発光性化合物、電解質及び電解塩を含有する、
    請求項1〜3いずれか一項に記載の発光電気化学素子。
  5. 前記発光性化合物は、フルオレン骨格を有するポリマー若しくはコポリマー、フェニレンビニレン骨格を有するポリマー若しくはコポリマー、及びチオフェン骨格を有するポリマー若しくはコポリマーから選択される1種以上である、
    請求項4に記載の発光電気化学素子。
  6. 前記第1電極、発光層及び第2電極の少なくとも一つが不透明である、
    請求項1〜5いずれか一項に記載の発光電気化学素子。
  7. 請求項1〜6いずれか一項に記載の発光電気化学素子、及び該発光電気化学素子の第1電極と第2電極の間に電圧を印加する電圧部、を有する発光装置。
JP2016168276A 2016-08-30 2016-08-30 発光電気化学素子及び該発光電気化学素子を有する発光装置 Expired - Fee Related JP6709706B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016168276A JP6709706B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 発光電気化学素子及び該発光電気化学素子を有する発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016168276A JP6709706B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 発光電気化学素子及び該発光電気化学素子を有する発光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018035236A JP2018035236A (ja) 2018-03-08
JP6709706B2 true JP6709706B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=61566309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016168276A Expired - Fee Related JP6709706B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 発光電気化学素子及び該発光電気化学素子を有する発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6709706B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010040304A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 General Electric Co <Ge> 発光デバイス及び物品
JP2010080950A (ja) * 2008-08-29 2010-04-08 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 固体色素レーザ
JP2011100938A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Nippon Shokubai Co Ltd 有機発光素子、該有機発光素子を用いた表示装置、及び電子機器
WO2013125973A1 (en) * 2012-02-21 2013-08-29 Optogan Organic Lightning Solutions, Llc Light emitting field-effect transistor structure and method for tuning the color of light emitted by the same
US8901547B2 (en) * 2012-08-25 2014-12-02 Polyera Corporation Stacked structure organic light-emitting transistors

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018035236A (ja) 2018-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE112006001828B4 (de) Leitfähige Polymerzusammensetzungen in optoelektrischen Vorrichtungen und deren Verwendung in optoelektrischen Vorrichtungen
JP6296239B2 (ja) 発光電気化学素子及び該発光電気化学素子を有する発光装置
KR20140034174A (ko) 유기 발광 소자 및 방법
JP5798108B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子および製作方法
KR20130129949A (ko) 중합체 및 유기 발광 소자
JP2006286664A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP6163185B2 (ja) 電気化学発光セル及び電気化学発光セルの発光層形成用組成物
EP2369604A2 (en) Organic photoelectric semiconductor device and method for fabricating the same
US20160172630A1 (en) Optoelectronic Component and Method for Producing an Optoelectronic Component
WO2015198073A1 (en) Charge-transfer salt comprising an organic semiconducting material
KR20150087323A (ko) 유기 전계발광 장치 및 유기 전계발광 장치의 제조 방법
JP6709706B2 (ja) 発光電気化学素子及び該発光電気化学素子を有する発光装置
KR101556433B1 (ko) 유기발광소자 및 이의 제조 방법
US10439143B2 (en) Additive for light-emitting layer in light-emitting electrochemical cell, composition for forming light-emitting layer in light-emitting electrochemical cell, and light-emitting electrochemical cell
WO2016056529A1 (ja) 電気化学発光セル及び電気化学発光セルの発光層形成用組成物
JP6564649B2 (ja) 発光電気化学素子及び該発光電気化学素子を有する発光装置
JP6908272B2 (ja) イオン性化合物キャリア注入材料を用いた有機el素子
EP3571730A1 (en) Light-emitting electrochemical cell
KR101943078B1 (ko) 발광 조성물, 발광 전기 화학 소자 및 발광 장치
Tian et al. Solution-processable electron transporting materials
KR102615102B1 (ko) 플로팅 전극을 포함하는 전기화학발광 디바이스
JP2017155125A (ja) 発光組成物、発光電気化学素子、及び発光装置
KR20050040678A (ko) 개선된 효율을 갖는 oled 구조 요소 및 이에 기초한디스플레이 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190726

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6709706

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees