JP6708000B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
上記の画像形成装置においては、電子写真記録・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセスにより、画像転写方式や直接方式により未定着トナー画像が記録材シート・印刷紙・感光紙・静電記録紙等の用紙に形成される。
特許文献1に開示された定着装置はベルト方式のものであるが、さらなるウォームアップ時間やファーストプリント時間の短縮化が望まれている(課題1)。
「ウォームアップ時間」とは、電源投入時等、常温状態から印刷可能な所定の温度(リロード温度)までに要する時間をいう。
「ファーストプリント時間」とは、印刷要求を受けた後、印刷準備を経て印字動作を行い排紙が完了するまでの時間をいう。
しかしながら、サーフ定着方式では、ニップ部のみを局所加熱しているため、その他の部分が加熱されておらず、ニップ部の用紙等の入口においてベルトは最も冷えた状態にあり、定着不良が発生しやすくなるという問題がある。特に、ベルトの回転が速く、ニップ部以外でのベルトの放熱が多くなる高速処理においては、より定着不良が発生しやすくなるという問題がある(課題3)。
図7に示す加熱装置は、無端状の定着ベルト1の内部にパイプ状の金属熱伝導体2を、定着ベルト1の移動をガイドするように固定し、その金属熱伝導体2により、これの内部の熱源3により定着ベルト1を間接的に加熱するようになっている。
しかしながら、特許文献3に開示された加熱装置においては、上記したファーストプリント時間の短縮等を図ることができるものの、さらなる省エネ性及びファーストプリント時間を向上させるためには、熱効率をさらに向上させる必要がある。
その一方、図2に示す定着装置において、JAM(用紙詰まり)が発生したときにおいては、用紙の搬送を止めるために定着ベルトを停止する必要がある。しかし、その場合、定着装置の回転動作を停止してからの定着ベルトのオーバーシュート(過昇温)が大きくなり、それにより定着ベルトが破損することがあることが判明した。
定着装置において用紙詰まりが発生した後に回転を停止した場合、定着ベルトがヒータに対向している面においてオーバーシュートが顕著に発生する。他方、ヒータに対向していないニップ近傍ではオーバーシュートは発生しにくい。これは、ヒータの温度が高く、また、ニップ近傍付近ではヒータと定着ベルト間に支持部材等があり、ヒータからの熱を定着ベルトが直接受けないためである。
このように熱膨張量に違いが生じるが、定着ベルトの長手位置はニップで規制されているために、熱膨張量の大きい側では内部応力が大きくなる。内部応力が降伏限界応力を超えた場合に定着ベルトは変形する。変形は、定着ベルト内部に向かう凹みであり、長手位置の中央部で発生する。このような変形が一度発生してしまうと、その変形個所を起点として変形が成長し、そのまま継続して使い続けると最終的に破損に至る。
用紙詰まりが生じた後に定着ベルトを規定距離だけ回転させると、それにより用紙詰まりを起こしている用紙の除去を容易にする等の効果も合わせて得ることができる。しかし、それでもオーバーシュートが大きい場合には、用紙詰まりが生じた後に定着ベルトを規定距離だけ回転させることによっては、オーバーシュートを十分に防止できず、定着ベルトが破損してしまう場合があった。
すなわち、長時間回転させてしまうと、例えば用紙詰まりが生じたとき、定着ニップにも用紙があり、逆回転を実施した場合はその用紙が逆流してしまい、定着装置の上流側(2次転写ベルト)を破損してしまう。
一方、正回転を実施した場合、その用紙が定着〜排紙近傍に配置されているセンサ類を破壊してしまう等の不具合が生じる。これに対し、回転させる時間が少なかった場合、オーバーシュートが抑えきれず、定着ベルトがキンクし破損に至る。よって、より低熱容量の定着装置を実現するにあたり、用紙詰まりが生じたときにも、画像形成装置を構成する他の部品を破損せず、オーバーシュートを抑制し、定着ベルトを破損から保護することが必要となる。
ここでは、上記二次転写バックアップローラ24が回転駆動することによって、中間転写ベルト21は図中矢印A1で示す方向に周回走行(回転)するようになっている。なお、クリーニングバックアップローラ25は、中間転写ベルト21に対する張力を付与するためのバネ等を備えている。
画像ステーション30Y、30M、30C、30Kは、カラー画像の色分解成分にそれぞれ対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の異なる色の画像を作像する以外は同様の構成となっている。
現像装置33は、感光体ドラム31の表面にトナーを供給するものであり、また、クリーニング装置34は感光体ドラム31の表面を清掃するものである。
光書込装置40は、各感光体ドラム31の表面を露光するための光源としての半導体レーザ、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、折り返しミラー及び回転多面鏡等を有して構成されている。この構成により、各感光体ドラム31に対して色毎に対応した書き込み光Lbを出射し、それら感光体ドラム31に静電潜像をそれぞれ形成している。
さらに、上記定着装置Bよりも搬送路Rの用紙搬送方向下流側には、用紙Pを本体9外に排出するための一対の排紙ローラ36、36が設けられている。また、本体9の上面部には、一対の排紙ローラ36、36によって本体9外に排出された用紙Pをストックするための排紙トレイ37が設けてある。
定着装置Bは、加圧部材である加圧ローラ60、定着部材である定着ベルト70、この定着ベルト70を直接加熱するための加熱源(以下、「ヒータ」という。)80及びニップ形成部材90を主たる構成としたものである。
ニップ形成部材90は、定着ベルト70を介して対向する上記加圧ローラ60とニップを形成するようにして配置され、また、定着ベルト70の内周面に直接的に摺接するようになっている。なお、図示しない摺動シートを介して間接的に摺動させるようにしてもよい。
上記した定着ベルト70の図示左側方には、この定着ベルト70の表面温度を検知するための温度検知センサSが近接して配置されている。
この支持部材85は、図示左側を開口したコ字形断面にして形成されており、これの両端部において保持部材(フランジ)62に保持固定されて位置決めされている。
この支持部材85の内壁面側には、その内壁面に沿うようにして、ヒータ80からの輻射熱等を遮るための反射部材100が配設されている。これにより、ヒータ80からの輻射熱等により支持部材85が加熱されてしまうことによる無駄なエネルギー消費を抑制している。なお、反射部材100の代わりに、支持部材85の内面に断熱又は鏡面処理を行っても同様の効果を得ることができる。
すなわち、図2に示す加圧ローラ60が下記の駆動源(以下、「駆動モータ」という。)Mにより回動すると、ニップ部Nにおいて定着ベルト70に駆動力が伝達されて従動回転する。また、定着ベルト70は、ニップ部N以外では両端部で保持部材62にガイドされて回動する。このような構成により、安価でウォームアップが速い定着装置Bを実現している。
弾性ゴム層62はソリッドゴムでもよいが、加圧ローラ60内部に加熱源を設けない場合は、スポンジゴムを用いてもよい。なお、スポンジゴムを用いたときには断熱性が高まり定着ベルト70の熱が奪われにくくなるのでより好ましい。
本実施形態において示す制御部Cは、所要のプログラムの実行により次の機能を有している。
・温度検知センサSによって検知した温度に基づき、定着ベルト70が所定の温度に到達したか否かを判定する機能。この機能を「ベルト温度判定手段C1」という。
「所定の温度」は、定着ベルト70 が過昇温(オーバーシュート)であるか否かを判定する基準となる温度であり、本実施形態においては制御部Cに記憶されている。
本実施形態においては、用紙の詰まりが発生したとき、定着ベルト70の回転を一旦停止させた後、その定着ベルト70を正逆いずれか一方向に規定距離回転させて一旦停止し、定着部材が所定の温度に到達しているとき、定着ベルト70を逆方向に規定距離回転させて一旦停止する回転動作を行うことを内容としている。なお、具体的な回転制御は、以下の図3〜6を参照しつつ詳述する。本実施形態において「規定距離」とは、用紙詰まりが発生した際、定着ベルトを正逆回転させることによっては、定着装置近傍に配置されたセンサ等の構成部品を損傷しない距離である。
ヒータ80への供給電力を制御する機能。この機能を「ヒータ制御手段C3」という。
本実施形態においては、用紙詰まりの発生によりヒータ80による加熱を一旦停止制御することを含む。
図3には、定着ベルト70の正逆いずれか一方への回転を規定距離だけ連続して行なわせた後、定着ベルト70の正逆いずれか他方への回転を規定距離だけ連続して行なわせる例を示している。
具体的には、用紙の詰まりが発生したときに定着ベルト70の回転を停止した後、その定着ベルト70を正逆いずれか一方に規定距離回転させて停止し、定着ベルト70が所定の温度に到達しているとき、その定着ベルト70を正逆いずれか他方に規定距離回転させて停止する回転動作を行う例を示している。その詳細は次のとおりである。
この場合における定着ベルト70の回転速度は、通常の画像形成動作を行う際の回転速度よりも低く設定することが望ましい。これにより、定着ベルト70の全表面に均一に過昇温の熱量を分散させることができるためである。
逆回転時の線速は正回転のときと同じでもよく、また、異なる線速としてもよい。このときの規定距離は、正回転駆動を実行したときの規定距離と同じ距離に設定することが必要である。
すなわち、定着ベルト70を正逆方向に規定距離だけ連続して回転させる毎に、定着ベルト70の過昇温(オーバーシュート)を温度検知センサSによって検知し、必要なだけ定着ベルト70を正逆回転させることにより、寿命を無駄に短くすることがない。
上記図3においては、用紙の詰まりが発生したときに定着ベルト70を正方向に回転させた後、逆方向に回転させた例を示しているが、図4においては、用紙の詰まりが発生したときに定着ベルト70を上記とは逆方向に回転させた後、正方向に回転させた例を示している。
すなわち、用紙詰まりが発生した直後、ヒータ80、駆動モータMをそれぞれ一旦停止する(p1)。その後、定着ベルト70を逆方向に規定距離だけ連続して回転させるように、駆動モータMを逆回転駆動する(p2)。そして、定着ベルト70の回転距離が規定距離に到達したときに駆動モータMを停止する(p3)。
定着ベルト70を規定距離回転させた後の上記停止時(p3)、定着ベルト70が所定の温度に到達している場合、今度は、定着ベルト70を正方向に規定距離だけ連続して回転するように駆動モータMを正回転駆動する(p4)。
上記図3、4には、定着ベルト70の回転距離が規定距離になるまで正逆いずれかの回転駆動動作を連続して行う例について示していた。
本例では、定着ベルト70の総回転距離が規定距離に到達するまで、規定距離よりも短い回転距離ずつ正逆いずれか一方向への回転と停止を繰り返し、その定着ベルト70の総回転距離が規定距離に到達した後は、定着ベルト70の回転距離が規定距離に到達するまで、規定距離よりも短い回転距離ずつ正逆いずれか他方向への回転と停止を繰り返している。
すなわち、用紙詰まりが発生した直後、ヒータ80、駆動モータMをそれぞれ一旦停止する(図中p1で示す。以下同様。)。その後、定着ベルト70を正方向に規定距離よりも短い所定の距離だけ回転させるように、駆動モータMを正回転駆動する(p2)。そして、定着ベルト70の総回転距離が規定距離に到達したときに駆動モータMを一旦停止する(p3)。この停止時において、定着ベルト70が所定の温度に到達している場合、今度は、定着ベルト70を逆方向に規定距離よりも短い所定の距離だけ回転させるように、駆動モータMを逆回転駆動する(p4)。この動作を、検知した定着ベルト70の温度が所定の温度に到達しなくなるまで、上記と同様にして繰り返す。なお、図5では「規定距離よりも短い距離」に対応する時間をT2で示している。
上記図5に示す回転動作は、定着ベルト70の総回転距離が規定距離になるまで、この規定距離よりも短い距離ずつ定着ベルト70を同一方向に断続的に回転させ、総回転距離が規定距離になった後は、上記の回転方向とは逆方向に規定距離よりも短い距離ずつ断続的に回転させていた。これに対し、図6に示す回転動作は次のとおりである。
すなわち、用紙詰まりが発生した直後、ヒータ80、駆動モータMをそれぞれ停止する(図中p1で示す。以下同様。)。その後、定着ベルト70を正方向に規定距離よりも短い所定の回転距離だけ回転させるように、駆動モータMを正回転駆動する(p2)。
そして、規定距離よりも短い所定の回転距離に到達したら停止する(p3)。この停止時に、定着ベルト70が所定の温度に到達したか否かを判定し、所定の温度に到達していれば、再度規定距離よりも短い所定の回転距離だけ回転させる動作を繰り返す(p4)。そして、定着ベルト70の総回転距離が規定距離に到達したときに駆動モータMを停止する(p5)。
その後、初期の回転位置から、定着ベルト70を正方向に規定距離よりも短い所定の回転距離だけ回転させるように、駆動モータMを正回転駆動する。そして、定着ベルト70の総回転距離が規定距離に到達したときに駆動モータMを停止する。このような動作を、検知した定着ベルト70の温度が所定の温度に到達しなくなるまで、上記と同様にして繰り返す。
上記の実施形態においては、「規定距離よりも短い距離」が互いに同じ距離としている例について説明したが、互いに異なる距離としてもよい。
さらに、上述した実施形態においては、定着ベルトの内方にヒータを一本配置したものを例示したが、これに限るものではなく、ヒータを二本、三本にした構成にしてもよい。また、定着ベルト内方の支持部材や反射部材も、図2に示す形態のものに限定されず、画像形成装置によって最適な形態のものを選択することができる。
10Y、10M、10C、10K トナーボトル
21 転写ベルト
22 一次転写ローラ
23 二次転写ローラ
25 クリーニングバックアップローラ
27 ベルトクリーニング装置
30Y、30M、30C、30K 画像ステーション
31 感光体ドラム
33 現像装置
34 クリーニング装置
35 レジストローラ
36 排紙ローラ
37 排紙トレイ
50 給紙トレイ
51 給紙ローラ
61 芯金
62 保持部材
70 定着ベルト(定着部材)
80 ヒータ(加熱源)
85 支持部材
90 ニップ形成部材
100 反射部材
A プリンタ
M 駆動モータ(駆動源)
N ニップ部
R 搬送路
S 温度検知センサ
Claims (8)
- 未定着のトナーを用紙に定着させるための回転自在な定着部材と、
前記定着部材を直接加熱する加熱源と、
前記定着部材との間において用紙を加圧する加圧部材とを有する定着装置において、
前記定着部材を正逆回転させる駆動源と、
前記用紙の詰まりが発生したとき、前記駆動源を介して前記定着部材の正回転と逆回転を組み合わせた回転動作を、通常の画像形成動作を行う際の回転速度よりも低い回転速度で行う回転制御手段とを有することを特徴とする定着装置。 - 前記回転制御手段は、前記定着部材の正逆いずれか一方への回転を規定距離だけ連続して行なわせた後、前記定着部材の正逆いずれか他方への回転を規定距離だけ連続して行なわせることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記回転制御手段は、前記定着部材の正逆両方向への回転を行なわせる毎に停止させ、この停止時に、前記定着部材の温度が所定の温度に到達しなくなるまで、前記定着部材を正逆両方向への回転を繰り返すことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
- 前記回転制御手段は、前記定着部材の総回転距離が規定距離に到達するまで、規定距離よりも短い回転距離ずつ同一方向への回転と停止を繰り返し、前記定着部材の総回転距離が規定距離に到達した後は、定着部材の回転距離が規定距離に到達するまで、前記規定距離よりも短い回転距離ずつ前記同一方向と逆方向への回転と停止を繰り返すことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
- 前記回転制御手段は、前記定着部材の総回転距離が規定距離に到達するまで、規定距離よりも短い回転距離ずつ同一方向への回転と停止を繰り返し、前記定着部材の総回転距離が規定距離に到達した後は、定着部材を用紙の詰まりが発生したときの初期の回転位置に復動し、その後、定着部材の回転距離が規定距離に到達するまでは、前記規定距離よりも短い回転距離ずつ前記同一方向と同じ方向への回転と停止を繰り返すことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
- 未定着のトナーを用紙に定着させるための回転自在な定着部材と、
前記定着部材を直接加熱する加熱源と、
前記定着部材との間において用紙を加圧する加圧部材とを有する定着装置において、
前記定着部材を正逆回転させる駆動源と、
前記用紙の詰まりが発生したとき、前記駆動源を介して前記定着部材の正回転と逆回転を組み合わせた回転動作を行う回転制御手段とを有し、
前記回転制御手段は、前記定着部材の正逆両方向への回転を行なわせる毎に停止させ、この停止時に、前記定着部材の温度が所定の温度に到達しなくなるまで、前記定着部材を正逆両方向への回転を繰り返す回転制御手段であって、前記定着部材の総回転距離が規定距離に到達するまで、規定距離よりも短い回転距離ずつ同一方向への回転と停止を繰り返し、前記定着部材の総回転距離が規定距離に到達した後は、定着部材の回転距離が規定距離に到達するまで、前記規定距離よりも短い回転距離ずつ前記同一方向と逆方向への回転と停止を繰り返すことを特徴とする定着装置。 - 未定着のトナーを用紙に定着させるための回転自在な定着部材と、
前記定着部材を直接加熱する加熱源と、
前記定着部材との間において用紙を加圧する加圧部材とを有する定着装置において、
前記定着部材を正逆回転させる駆動源と、
前記用紙の詰まりが発生したとき、前記駆動源を介して前記定着部材の正回転と逆回転を組み合わせた回転動作を行う回転制御手段とを有し、
前記回転制御手段は、前記定着部材の正逆両方向への回転を行なわせる毎に停止させ、この停止時に、前記定着部材の温度が所定の温度に到達しなくなるまで、前記定着部材を正逆両方向への回転を繰り返す回転制御手段であって、前記定着部材の総回転距離が規定距離に到達するまで、規定距離よりも短い回転距離ずつ同一方向への回転と停止を繰り返し、前記定着部材の総回転距離が規定距離に到達した後は、定着部材を用紙の詰まりが発生したときの初期の回転位置に復動し、その後、定着部材の回転距離が規定距離に到達するまでは、前記規定距離よりも短い回転距離ずつ前記同一方向と同じ方向への回転と停止を繰り返すことを特徴とする定着装置。 - 請求項1〜7に記載の定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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JP2017219772A (ja) | 2017-12-14 |
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