JP6706721B2 - スライドファスナー - Google Patents
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Description
この発明は、開き具を備えるスライドファスナーに関する。
従来のスライドファスナーとして、蝶棒、箱棒、箱体からなる開き具を備え、左右のファスナーエレメントの噛合時に他方のファスナーエレメントと係合する突起が蝶棒の上端に形成されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記した従来のスライドファスナーでは、スライダーを箱体に接触するまで引き下げたとしても、蝶棒の突起とファスナーエレメントとの係合が外れず、蝶棒を箱体から抜き出せないことがあった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スライダーを箱体に接触するまで引き下げた際に、蝶棒の突起とファスナーエレメントとの係合を外して、蝶棒を箱体から確実に抜き出すことができるスライドファスナーを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)一対のファスナーテープと、一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部に取り付けられる一対のファスナーエレメント列と、一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダーと、一対のファスナーエレメント列の一端側に設けられる開き具と、を備え、開き具は、一方のファスナーテープに設けられる箱棒と、他方のファスナーテープに設けられる蝶棒と、を備え、蝶棒は、一方のファスナーテープのファスナーエレメント列の一端のファスナーエレメントと係合する突起を備え、スライダーは、上下方向に離間して並行に配置される上板及び下板と、上板及び下板を前端部において連結する案内柱と、上板の下面において案内柱の周辺から後方に向かって延び、且つ上板の下面から下板に向けて隆起する、または下板の上面において案内柱の周辺から後方に向かって延び、且つ下板の上面から前記上板に向けて隆起する隆起部を備えるスライドファスナーであって、スライダーの隆起部及び蝶棒は、スライダーの移動方向において互いに接触する接触部をそれぞれ備え、スライダーの隆起部の接触部と蝶棒の接触部の少なくとも一方に、スライダーの移動方向に対して斜めに交差する交差部が設けられることを特徴とするスライドファスナー。
(2)蝶棒は、主体部を備え、主体部は、箱棒と対面する側面と、主体部の前方側に、且つ側面から箱棒側に突出する基台と、基台の前面から前方に突出する突起と、突起の後方、且つ基台よりも上方に位置する側面に含まれる接触部と、を備え、交差部は、蝶棒の接触部に設けられ、交差部の最も箱棒側に位置する頂点と交差部の蝶棒上で最も前方に位置する起点を有し、スライダーの隆起部の接触部は、蝶棒の接触部と接触する先端部であり、蝶棒の突起がファスナーエレメントと係合した状態において、交差部の頂点は、スライダーの隆起部の先端部の頂点よりも箱棒側に位置し、交差部の起点は、スライダーの隆起部の先端部の頂点よりも箱棒から離れる側に位置することを特徴とする(1)に記載のスライドファスナー。
(3)交差部の頂点を基準とした蝶棒の幅は、スライダーの蝶棒の挿入を案内する蝶棒案内溝の幅よりも小さいことを特徴とする(2)に記載のスライドファスナー。
(4)交差部よりも後方の蝶棒の幅は、交差部の頂点を基準とした蝶棒の幅よりも小さいことを特徴とする(2)又は(3)に記載のスライドファスナー。
(5)交差部は、斜面であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1つに記載のスライドファスナー。
(6)斜面は、蝶棒の角部から箱棒方向且つ後方向に向かって延びることを特徴とする(5)に記載のスライドファスナー。
(7)蝶棒の上下方向寸法H1と、スライダーの上板の下面とスライダーの下板の上面との間の上下方向寸法H2と、スライダーの隆起部の接触部の上下方向寸法H3とは、H3>(H2−H1)の関係となることを特徴とする(5)又は(6)に記載のスライドファスナー。
(8)ファスナーエレメント列がファスナーテープの下面側に配置されるスライドファスナーの場合、スライダーの隆起部がスライダーの上板に設けられ、蝶棒の接触部がファスナーテープの上面側に設けられることを特徴とする(1)〜(7)のいずれか1つに記載のスライドファスナー。
(9)ファスナーエレメント列がファスナーテープの上面側に配置されるスライドファスナーの場合、スライダーの隆起部がスライダーの下板に設けられ、蝶棒の接触部がファスナーテープの下面側に設けられることを特徴とする(1)〜(7)のいずれか1つに記載のスライドファスナー。
(1)一対のファスナーテープと、一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部に取り付けられる一対のファスナーエレメント列と、一対のファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダーと、一対のファスナーエレメント列の一端側に設けられる開き具と、を備え、開き具は、一方のファスナーテープに設けられる箱棒と、他方のファスナーテープに設けられる蝶棒と、を備え、蝶棒は、一方のファスナーテープのファスナーエレメント列の一端のファスナーエレメントと係合する突起を備え、スライダーは、上下方向に離間して並行に配置される上板及び下板と、上板及び下板を前端部において連結する案内柱と、上板の下面において案内柱の周辺から後方に向かって延び、且つ上板の下面から下板に向けて隆起する、または下板の上面において案内柱の周辺から後方に向かって延び、且つ下板の上面から前記上板に向けて隆起する隆起部を備えるスライドファスナーであって、スライダーの隆起部及び蝶棒は、スライダーの移動方向において互いに接触する接触部をそれぞれ備え、スライダーの隆起部の接触部と蝶棒の接触部の少なくとも一方に、スライダーの移動方向に対して斜めに交差する交差部が設けられることを特徴とするスライドファスナー。
(2)蝶棒は、主体部を備え、主体部は、箱棒と対面する側面と、主体部の前方側に、且つ側面から箱棒側に突出する基台と、基台の前面から前方に突出する突起と、突起の後方、且つ基台よりも上方に位置する側面に含まれる接触部と、を備え、交差部は、蝶棒の接触部に設けられ、交差部の最も箱棒側に位置する頂点と交差部の蝶棒上で最も前方に位置する起点を有し、スライダーの隆起部の接触部は、蝶棒の接触部と接触する先端部であり、蝶棒の突起がファスナーエレメントと係合した状態において、交差部の頂点は、スライダーの隆起部の先端部の頂点よりも箱棒側に位置し、交差部の起点は、スライダーの隆起部の先端部の頂点よりも箱棒から離れる側に位置することを特徴とする(1)に記載のスライドファスナー。
(3)交差部の頂点を基準とした蝶棒の幅は、スライダーの蝶棒の挿入を案内する蝶棒案内溝の幅よりも小さいことを特徴とする(2)に記載のスライドファスナー。
(4)交差部よりも後方の蝶棒の幅は、交差部の頂点を基準とした蝶棒の幅よりも小さいことを特徴とする(2)又は(3)に記載のスライドファスナー。
(5)交差部は、斜面であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1つに記載のスライドファスナー。
(6)斜面は、蝶棒の角部から箱棒方向且つ後方向に向かって延びることを特徴とする(5)に記載のスライドファスナー。
(7)蝶棒の上下方向寸法H1と、スライダーの上板の下面とスライダーの下板の上面との間の上下方向寸法H2と、スライダーの隆起部の接触部の上下方向寸法H3とは、H3>(H2−H1)の関係となることを特徴とする(5)又は(6)に記載のスライドファスナー。
(8)ファスナーエレメント列がファスナーテープの下面側に配置されるスライドファスナーの場合、スライダーの隆起部がスライダーの上板に設けられ、蝶棒の接触部がファスナーテープの上面側に設けられることを特徴とする(1)〜(7)のいずれか1つに記載のスライドファスナー。
(9)ファスナーエレメント列がファスナーテープの上面側に配置されるスライドファスナーの場合、スライダーの隆起部がスライダーの下板に設けられ、蝶棒の接触部がファスナーテープの下面側に設けられることを特徴とする(1)〜(7)のいずれか1つに記載のスライドファスナー。
本発明によれば、スライダーの隆起部及び蝶棒が、スライダーの移動方向において互いに接触する接触部をそれぞれ備え、スライダーの隆起部の接触部と蝶棒の接触部の少なくとも一方に、スライダーの移動方向に対して斜めに交差する交差部が設けられるため、スライダーを箱体に接触するまで引き下げた際に、スライダーの接触部と蝶棒の接触部が接触し、蝶棒が箱棒の反対方向、すなわち箱棒から離れる方向に移動する。そのため、蝶棒の突起とファスナーエレメントとの係合が外れて、蝶棒を箱体から確実に抜き出すことができる。
以下、本発明に係るスライドファスナーの一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以後の説明において、上側とは図1の紙面に対して手前側、下側とは図1の紙面に対して奥側、前側とは図1の紙面に対して上側、後側とは図1の紙面に対して下側、左側とは図1の紙面に対して左側、右側とは図1の紙面に対して右側とする。また、左右方向は幅方向とも言う。また、前後方向は長さ方向とも言う。
本実施形態のスライドファスナー10は、図1に示すように、織編製された左右一対のファスナーテープ20と、左右のファスナーテープ20の対向するテープ側縁部20aに取り付けられる左右一対のファスナーエレメント列30と、左右のファスナーエレメント列30を噛合・分離させるスライダー40と、左右のファスナーエレメント列30の前端側にそれぞれ設けられる上止部11と、左右のファスナーエレメント列30の後端側に設けられる開き具50と、を備える。そして、このスライドファスナー10は、ファスナーエレメント列30がファスナーテープ20の下面側に配置される裏使いスライドファスナーである。
ファスナーエレメント列30は、合成樹脂製のモノフィラメントを一定方向に巻回すことにより形成されるコイル状のファスナーエレメント列であり、複数のファスナーエレメント31を有する。そして、ファスナーエレメント列30は、不図示の縫い糸によってファスナーテープ20のテープ側縁部20aの下面(裏面)に縫い付けられる。なお、モノフィラメントの合成樹脂材料としては、ポリエステルやナイロンなどを挙げることができる。
スライダー40は、図2及び図3に示すように、胴体Dと、胴体Dの上面に取り付けられる引手Pと、を備える。そして、スライダー40を上止部11側に移動することで、左右のファスナーエレメント列30が噛合し、スライダー40を開き具50側に移動することで、左右のファスナーエレメント列30が分離する。なお、スライダー40は、本実施形態では自動停止機能付きのスライダーであるが、自動停止機能のないスライダーであってもよい。
胴体Dは、上下方向に離間して並行に配置される上板41及び下板42と、上板41及び下板42を前端部において連結する案内柱43と、上板41の左右両側縁に沿って下方に向けて突設されるフランジ44aと、下板42の左右両側縁に沿って上方に向けて突設されるフランジ44bと、上板41の下面に形成され、左右のファスナーエレメント列30を案内する隆起部45と、を備える。そして、上板41と下板42との間には、左右のファスナーエレメント列30を挿通させる略Y字状のエレメント案内路46が形成されている。また、上下のフランジ44a,44b間には、ファスナーテープ20が挿通されるテープ溝47が形成されている。
隆起部45は、上板41の下面において案内柱43の周辺から後方に向かって延び、且つ上板41の下面から下板42に向けて隆起する部分である。そして、隆起部45の後方の先端部は、後述する蝶棒53の接触部55と接触する先端部(隆起部45の接触部)45aを構成する。なお、本実施形態では、隆起部45の先端部45aは、円弧状であり、その円弧の範囲を先端部45aとする。先端部45aの最も後方側に位置する箇所を先端部45aの頂点とする。また、隆起部45の左側面には、左側のファスナーエレメント列30を案内するエレメント案内面45bが形成されている。エレメント案内面45bは、その前側部分がエレメント案内路46の内側に突出する量が大きく、その後側部分がエレメント案内路46の内側に突出する量が小さくなる形状に形成されている。エレメント案内面45bにより、蝶棒53を箱体52及びスライダー40から引き抜く際に、蝶棒53がスライダー40の案内柱43に干渉することなく、蝶棒53をスムーズに引き抜くことができる。
開き具50は、右側のファスナーテープ20のテープ側縁部20aの後端部に形成される箱棒51及び箱体52と、左側のファスナーテープ20のテープ側縁部20aの後端部に形成され、箱体52に挿入可能な蝶棒53と、を備える。
蝶棒53は、図4及び図5に示すように、角柱状の主体部53Aを備え、主体部53Aは、箱棒51と対面する側面53Cと、主体部53Aの前方側に、且つ側面53Cから箱棒51側に突出する基台53Bと、を有する。基台53Bは側面53Cに連なる。そして、基台53Bには、右側のファスナーエレメント列30の最後端のファスナーエレメント31と係合する突起54が形成されている。突起54は、後述する主体部53Aの前面55aよりも前方に突出する形状に形成される。また、主体部53Aの前面55aにおける箱棒51から離れた箇所に前方に突出する突出部58が形成されている。また、突起54と突出部58との間には、ファスナーエレメント31の噛合頭部の後半部を収容する収容部53Dが設けられている。
また、蝶棒53の突起54の後方、且つ基台53Bよりも上方に位置する側面53Cには、スライダー40の隆起部45の先端部45aと接触する斜面(スライダー40の移動方向に対して斜めに交差する交差部)56を有する接触部55が形成されている。そして、接触部55は、ファスナーテープ20の上面側に設けられている。従って、スライダー40の接触部である隆起部45の先端部45aと蝶棒53の接触部55は、スライダー40の移動方向(前後方向)において互いに接触するように構成されている。
斜面56は、主体部53Aの幅方向に延びる前面55aの右端部において後方に向かって形成されており、後端側の頂点Aと前端側の起点Bを有する。頂点Aは斜面56の最も箱棒51側に位置する箇所である。起点Bは斜面56の蝶棒53上で最も前方に位置する箇所である。そして、図5に示すように、蝶棒53の突起54が右側のファスナーエレメントEと係合した状態において、斜面56の頂点Aは、スライダー40の隆起部45の先端部45aの頂点よりも箱棒51側に位置し、斜面56の起点Bは、スライダー40の隆起部45の先端部45aの頂点よりも箱棒51から離れる側に位置している。このため、スライダー40の隆起部45の先端部45aの頂点が斜面56の頂点Aと起点Bとの間に位置するので、スライダー40を箱体52側に引き下げた際に、スライダー40の隆起部45の先端部45aが斜面56に接触することとなる。また、斜面56の隆起部45の接触点よりも箱棒51から離れる側の部分は、スライダー40の前後方向の移動を案内する機能を有し、斜面56の隆起部45の接触点よりも箱棒51側の部分は、蝶棒53を幅方向外側(図5の左側)に移動させる機能を有する。
また、主体部53Aは、その前面55aと斜面56との間に角部57を有する。そして、斜面56は、主体部53Aの角部57よりも後方且つ箱棒51側に設けられる。また、斜面56は、主体部53Aの角部57から箱棒51方向且つ箱体52方向(図5では右方向且つ後方向)に向かって次第に箱棒51に近づくように形成されている。これにより、蝶棒53の突起54がファスナーエレメントTと係合した状態で、スライダー40を箱体52に接触するまで引き下げた際に、スライダー40の隆起部45の先端部45aと蝶棒53の斜面56が前後方向の直線上に整列することになり、スライダー40の隆起部45の先端部45aと蝶棒53の斜面56が接触する。
また、図5に示すように、斜面56の頂点Aを基準とした蝶棒53の幅L1は、スライダー40の蝶棒53の挿入を案内する蝶棒案内溝48の幅Wよりも小さく設定されている。これにより、蝶棒53が蝶棒案内溝48内で幅方向に移動することが可能となる。なお、蝶棒案内溝48は、スライダー40の左側のフランジ44aの内側面と隆起部45のエレメント案内面45bとの間に形成されている。
また、斜面56よりも後方の蝶棒53の幅L2は、斜面56の頂点Aを基準とした蝶棒53の幅L1よりも小さく設定されている。つまり、斜面56よりも後方の蝶棒53の側面53Cは、斜面56の頂点Aを基準にすると、箱棒51から離間するように、左方向に向けて凹んでいる。これにより、蝶棒53の箱体52への挿入性を向上することができる。
また、蝶棒53の上下方向寸法H1(図4B参照)と、スライダー40の上板41の下面とスライダー40の下板42の上面との間の上下方向寸法H2(図3参照)と、スライダー40の隆起部45の先端部45aの上下方向寸法H3(図3参照)とは、H3>(H2−H1)の関係となる。このため、スライダー40を箱体52側に引き下げた際に、スライダー40の隆起部45の先端部45aが斜面56に接触することとなる。
このように構成された本実施形態のスライドファスナー10では、図6A〜図6Cに示すように、スライダー40を箱体52に接触するまで引き下げることにより、スライダー40の隆起部45の先端部45aが蝶棒53の斜面56に接触し、斜面56を幅方向外側に押圧するため、蝶棒53の突起54と右側のファスナーエレメント列30との係合が外れて、蝶棒53が幅方向外側に移動する。このため、蝶棒53を箱体52から確実に抜き出すことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態のスライドファスナー10によれば、スライダー40を箱体52に接触するまで引き下げることにより、スライダー40の隆起部45の先端部45aが蝶棒53の斜面56に接触し、蝶棒53が箱棒51の反対方向、すなわち箱棒51から離れる方向に移動する。そのため、蝶棒53の突起54とファスナーエレメント31との係合が外れて、蝶棒53を箱体52から確実に抜き出すことができる。
また、本実施形態のスライドファスナー10によれば、スライダー40の隆起部45の先端部45aが斜面56の頂点Aと起点Bとの間に位置するため、スライダー40を箱体52側に引き下げた際に、スライダー40の隆起部45の先端部45aを斜面56に接触させることができる。
また、本実施形態のスライドファスナー10によれば、斜面56の頂点Aを基準とした蝶棒53の幅L1が、スライダー40の蝶棒案内溝48の幅Wよりも小さく設定されるため、蝶棒53をスライダー40内で幅方向に移動することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー10によれば、斜面56よりも後方の蝶棒53の幅L2が、斜面56の頂点Aを基準とした蝶棒53の幅L1よりも小さく設定されるため、蝶棒53の箱体52への挿入性を向上することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー10によれば、蝶棒53の上下方向寸法H1と、スライダー40の上板41の下面とスライダー40の下板42の上面との間の上下方向寸法H2と、スライダー40の隆起部45の先端部45aの上下方向寸法H3とは、H3>(H2−H1)の関係となる。このため、スライダー40を箱体52側に引き下げた際に、スライダー40の隆起部45の先端部45aを斜面56に接触させることができる。なお、隆起部45の先端部45aの上下方向寸法H3は、隆起部45がスライダー40の上板41の下面から隆起している場合は、スライダー40の上板41の下面と隆起部45の先端部45aの下面との間の上下方向寸法であり、隆起部45がスライダー40の下板42の上面から隆起している場合は、スライダー40の下板42の上面と隆起部45の先端部45aの上面との間の上下方向寸法である。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明を開き具50に適用する場合を例示したが、これに限定されず、図7に示す逆開き具60に本発明を適用してもよい。この逆開き具60は、図7に示すように、右側のファスナーテープ20のテープ側縁部20aの後端部に形成される箱棒61と、左側のファスナーテープ20のテープ側縁部20aの後端部に形成され、前側スライダー40A及び後側スライダー40Bに挿入可能な蝶棒62と、を備え、この蝶棒62に上記した斜面56を有する接触部55が形成される。また、この場合、前側スライダー40Aに上記した隆起部45が形成される。ここで、後側スライダー40Bは、逆開き具60を構成する部品の1つということができる。この後側スライダー40Bが箱棒61の下端に位置した状態で、後側スライダー40Bに蝶棒62が挿入可能である。
また、上記実施形態では、本発明をファスナーエレメント列がファスナーテープの下面側に配置される裏使いスライドファスナーに適用する場合を例示したが、これに限定されず、ファスナーエレメント列がファスナーテープの上面側に配置される表使いスライドファスナーに本発明を適用してもよい。この場合、スライダーの隆起部は、スライダーの下板の上面に設けられ、蝶棒の接触部は、ファスナーテープの下面側に設けられる。また、この場合の隆起部は、下板の上面において案内柱の周辺から後方に向かって延び、且つ下板の上面から上板に向けて隆起する。
また、上記実施形態では、交差部である斜面56は、蝶棒53の接触部55に設けられているが、これに限定されず、交差部である斜面56は、図8に示すように、スライダー40の隆起部45に設けられていてもよい。この場合、斜面56は隆起部45の先端部45aに備わる。スライダー40を箱体52に当接させるように移動させた際に、隆起部45の斜面56は蝶棒53の接触部55の角部57Bと当接し、蝶棒53が幅方向外側へ移動する。また、交差部である斜面56は、蝶棒53の接触部55とスライダー40の隆起部45の両方に設けられていてもよい。さらに、交差部は、斜面に限定されず、交差部の起点Bから頂点Aに向けて下る面を備えていればよく、例えば、曲面でもあってもよい。
10 スライドファスナー
11 上止部
20 ファスナーテープ
20a テープ側縁部
30 ファスナーエレメント列
31 ファスナーエレメント
40 スライダー
41 上板
42 下板
43 案内柱
45 隆起部
45a 先端部(隆起部の接触部)
45b エレメント案内面
48 蝶棒案内溝
50 開き具
51 箱棒
52 箱体
53 蝶棒
54 突起
55 接触部
56 斜面(スライダーの移動方向に対して斜めに交差する交差部)
57 角部
A 斜面の頂点
B 斜面の起点
L1 斜面の頂点を基準とした蝶棒の幅
L2 斜面よりも後方の蝶棒の幅
W 蝶棒案内溝の幅
H1 蝶棒の上下方向寸法
H2 スライダーの上板の下面と下板の上面との間の上下方向寸法
H3 スライダーの隆起部の先端部の上下方向寸法
11 上止部
20 ファスナーテープ
20a テープ側縁部
30 ファスナーエレメント列
31 ファスナーエレメント
40 スライダー
41 上板
42 下板
43 案内柱
45 隆起部
45a 先端部(隆起部の接触部)
45b エレメント案内面
48 蝶棒案内溝
50 開き具
51 箱棒
52 箱体
53 蝶棒
54 突起
55 接触部
56 斜面(スライダーの移動方向に対して斜めに交差する交差部)
57 角部
A 斜面の頂点
B 斜面の起点
L1 斜面の頂点を基準とした蝶棒の幅
L2 斜面よりも後方の蝶棒の幅
W 蝶棒案内溝の幅
H1 蝶棒の上下方向寸法
H2 スライダーの上板の下面と下板の上面との間の上下方向寸法
H3 スライダーの隆起部の先端部の上下方向寸法
Claims (9)
- 一対のファスナーテープ(20)と、
前記一対のファスナーテープ(20)の対向するテープ側縁部(20a)に取り付けられる一対のファスナーエレメント列(30)と、
前記一対のファスナーエレメント列(30)を噛合・分離させるスライダー(40)と、
前記一対のファスナーエレメント列(30)の一端側に設けられる開き具(50)と、を備え、
前記開き具(50)は、一方の前記ファスナーテープ(20)に設けられる箱棒(51)と、他方の前記ファスナーテープ(20)に設けられる蝶棒(53)と、を備え、
前記蝶棒(53)は、一方の前記ファスナーテープ(20)の前記ファスナーエレメント列(30)の一端のファスナーエレメント(E)と係合する突起(54)を備え、
前記スライダー(40)は、上下方向に離間して並行に配置される上板(41)及び下板(42)と、
前記上板(41)及び前記下板(42)を前端部において連結する案内柱(43)と、
前記上板(41)の下面において前記案内柱(43)の周辺から後方に向かって延び、且つ前記上板(41)の下面から前記下板(42)に向けて隆起する、または前記下板(42)の上面において前記案内柱(43)の周辺から後方に向かって延び、且つ前記下板(42)の上面から前記上板(41)に向けて隆起する隆起部(45)を備えるスライドファスナー(10)であって、
前記スライダー(40)の前記隆起部(45)及び前記蝶棒(53)は、前記スライダー(40)の移動方向において互いに接触する接触部(45a,55)をそれぞれ備え、
前記スライダー(40)の前記隆起部(45)の前記接触部(45a)と前記蝶棒(53)の前記接触部(55)の少なくとも一方に、前記スライダー(40)の移動方向に対して斜めに交差する交差部(56)が設けられることを特徴とするスライドファスナー(10)。 - 前記蝶棒(53)は、主体部(53A)を備え、
前記主体部(53A)は、前記箱棒(51)と対面する側面(53C)と、
前記主体部(53A)の前方側に、且つ前記側面(53C)から前記箱棒(51)側に突出する基台(53B)と、
前記基台(53B)の前面(55a)から前方に突出する前記突起(54)と、
前記突起(54)の後方、且つ前記基台(53B)よりも上方に位置する前記側面(53C)に含まれる前記接触部(55)と、を備え、
前記交差部(56)は、前記蝶棒(53)の前記接触部(55)に設けられ、前記交差部(56)の最も前記箱棒(51)側に位置する頂点(A)と前記交差部(56)の前記蝶棒(53)上で最も前方に位置する起点(B)を有し、
前記スライダー(40)の前記隆起部(45)の前記接触部(45a)は、前記蝶棒(53)の前記接触部(55)と接触する先端部(45a)であり、
前記蝶棒(53)の前記突起(54)が前記ファスナーエレメント(E)と係合した状態において、前記交差部(56)の前記頂点(A)は、前記スライダー(40)の前記隆起部(45)の前記先端部(45a)の頂点よりも前記箱棒(51)側に位置し、前記交差部(56)の前記起点(B)は、前記スライダー(40)の前記隆起部(45)の前記先端部(45a)の頂点よりも前記箱棒(51)から離れる側に位置することを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー(10)。 - 前記交差部(56)の前記頂点(A)を基準とした前記蝶棒(53)の幅(L1)は、前記スライダー(40)の前記蝶棒(53)の挿入を案内する蝶棒案内溝(48)の幅(W)よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のスライドファスナー(10)。
- 前記交差部(56)よりも後方の前記蝶棒(53)の幅(L2)は、前記交差部(56)の前記頂点(A)を基準とした前記蝶棒(53)の幅(L1)よりも小さいことを特徴とする請求項2又は3に記載のスライドファスナー(10)。
- 前記交差部(56)は、斜面(56)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスライドファスナー(10)。
- 前記斜面(56)は、前記蝶棒(53)の角部(57)から前記箱棒(51)方向且つ後方向に向かって延びることを特徴とする請求項5に記載のスライドファスナー(10)。
- 前記蝶棒(53)の上下方向寸法(H1)と、前記スライダー(40)の前記上板(41)の下面と前記スライダー(40)の前記下板(42)の上面との間の上下方向寸法(H2)と、前記スライダー(40)の前記隆起部(45)の接触部(45a)の上下方向寸法(H3)とは、H3>(H2−H1)の関係となることを特徴とする請求項5又は6に記載のスライドファスナー(10)。
- 前記ファスナーエレメント列(30)が前記ファスナーテープ(20)の下面側に配置されるスライドファスナーの場合、前記スライダー(40)の前記隆起部(45)が前記スライダー(40)の上板(41)に設けられ、前記蝶棒(53)の前記接触部(55)が前記ファスナーテープ(20)の上面側に設けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のスライドファスナー(10)。
- 前記ファスナーエレメント列が前記ファスナーテープの上面側に配置されるスライドファスナーの場合、前記スライダーの前記隆起部(45)が前記スライダーの下板(42)に設けられ、前記蝶棒(53)の前記接触部(55)が前記ファスナーテープ(20)の下面側に設けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のスライドファスナー(10)。
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