JP6705921B2 - 椅子 - Google Patents
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
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Description
本開示の一態様では、棚部は、脚部に連結されていてもよいし、また、棚部は、着座部に連結されていてもよい。
[1.第1参考例]
[1−1.全体構成]
図1A〜Cに示すように、本参考例の椅子1は、基部11と、脚部13と、着座部15と、棚部17と、軸受部19と、リンク部材21と、を備える。
また基部11にはスプリング37が設けられている。スプリング37は脚部13を第1位置から第2位置に向かって付勢している。外部から荷重が加えられない場合には、脚部13はスプリング37によって第2位置に移動する。つまり椅子1は、外部から荷重が加えられない場合は着座部15が前方に移動した収納状態となる。
棚部17は、着座部15の下方に設けられており、図2A、B及び図3A、Bに示すように、枠パイプ43と、載置板45と、を備える。
脚部13が前後に揺動するときには、脚部13と棚部17とが軸受部19と挿入部47とによって連結されているため、脚部13に伴って棚部17が前後に移動する。椅子1では、この移動に伴う棚部17の傾きが抑制される。
図4Aにおいて、破線で示す脚部13及び棚部17は、脚部13が第1位置にある状態を示しており、実線で示す脚部13及び棚部17は、脚部13が第2位置にある状態を示している。
以上詳述した第1参考例によれば、以下の効果が得られる。
(1a)椅子1では、脚部13が揺動したときの揺動角度αよりも、その揺動に伴う棚部17の傾き角度βが小さくなる。よって、棚部17に荷物を置いた状態で脚部13が揺動したときに、荷物が棚部17から落ちてしまったり、棚部17上の偏った位置に移動してしまったりすることを抑制できる。
[2−1.第1参考例との相違点]
第2参考例は、椅子の基本的な構成は第1参考例と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1参考例と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
基部61は、その左右の側面に、前後方向に長さを有し、基部61の左右方向の中心側に向かって凹むスライド溝71が形成されている。スライド溝71は、基部61の中心側が外側に比べて上下に広く形成されている。
脚部13と棚部63とは軸受部65と挿入部47とによって連結されているため、脚部13の揺動に伴って棚部63が前後に移動する。
以上詳述した第2参考例によれば、前述した第1参考例の効果(1a)及び(1b)と同様の効果に加え、以下の効果が得られる。
[3−1.第1参考例との相違点]
第3参考例は、椅子の基本的な構成は第1参考例と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1参考例と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
基部81は、第1参考例の基部11と比較すると、リンク部材21が連結されていない点のみが相違しており、その他は基部11と同様の構成である。
第1ギヤ91は、回転軸31を軸として、その軸に平行に歯が切られた平歯車である。本参考例においては、回転軸31は基部81に固定されており、また第1ギヤ91は回転軸31に固定されている。その結果、第1ギヤ91は基部81に対して回転不能となっている。
第3ギヤ95は、脚部85に設けられた軸97を軸とする平歯車であり、軸97を中心に自在に回転する。第2ギヤ93は、第1ギヤ91及び第3ギヤ95の両方と噛み合っている。
図7Bに示すように、脚部85が前方に揺動すると、軸97の位置は移動するが第1ギヤ91は固定されていて回転しないため、第3ギヤ95が軸97を中心として、矢印E方向(つまり、図面上で左回り)に回転する。すると、第2ギヤ93は挿入部47を中心に矢印F方向(つまり、図面上で右回り)に回転する。また脚部85が後方に揺動すると、第2ギヤ93は上記とは反対向きに回転する。
以上詳述した第3参考例によれば、前述した第1参考例の効果(1a)及び(1b)と同様の効果に加え、以下の効果が得られる。
(3b)第1ギヤ91、第2ギヤ93、及び第3ギヤ95は脚部85の内部に設けられており、棚部83以外の構成が外部に露出していない。そのため、揺動時に変位する部品であって、外部に露出している部品の点数を削減できる。よって、そのような部品に使用者の体や荷物などが接触しにくくなるため、その接触により脚部85の揺動や棚部83の移動が阻害されてしまう危険を低減できる。
[4−1.第1参考例との相違点]
第4参考例は、椅子の基本的な構成は第1参考例と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1参考例と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
基部101は、第3参考例の基部81と同様の構成である。
棚部103は、枠パイプ43及び載置板45の下方に、基部101を中心として左右に一対、上下に長さを有する支持脚111が形成されている。この支持脚111は、前端部と後端部が下方に延び出しており、延び出した先にはそれぞれローラー113が設けられている。
以上詳述した第4参考例によれば、前述した第1参考例の効果(1a)及び(1b)と同様の効果に加え、以下の効果が得られる。
[5−1.全体構成]
図11に示すように、本実施例の椅子121は、当該椅子121が設置される平面である設置面3に配置される基部131と、基部131から上方に伸び出す脚部133と、脚部133に座受け135を介して取り付けられる着座部15と、着座部15の下方に設けられ、荷物を載せることができる棚部137と、を備える。
椅子121の揺動及び棚部137の移動について、図12A〜Cを用いて説明する。基部131には、左右方向に伸びる回転軸139が基部131に対して回転可能に設けられている。脚部133は、この回転軸139と一体に構成されており、回転軸139を中心として前後に揺動する。
以上詳述した第1実施例によれば、前述した第1参考例の効果と同様の効果に加え、以下の効果が得られる。
[6−1.全体構成]
図13A〜Cに示すように、本実施例の椅子151は、当該椅子151が設置される平面である設置面3に配置される基部161と、基部161から上方に伸び出す脚部163と、脚部163に座受け165を介して取り付けられる着座部15と、着座部15の下方に設けられ、荷物を載せることができる棚部167と、を備える。
基部161には、脚部163と一体に形成され、左右方向に伸びる回転軸169が、基部161に対して回転可能に設けられている。基部161の左右両側には、前後方向に長さを有する長穴171が形成されている。
以上詳述した第2実施例によれば、前述した第1参考例の効果(1a)及び(1b)と同様の効果、及び第1実施例の(5a)と同様の効果に加え、以下の効果が得られる。
以上本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、脚部は、第1位置から第2位置までの揺動可能な範囲のうち少なくともいずれかの位置において上方に伸び出すものであればよい。この場合の上方とは鉛直方向のみを意味せず、鉛直に対して傾いた上方向であってもよい。
また、上記実施形態では脚部が第1位置のときが使用状態であり、脚部が第2位置のときが収納状態である例を説明したが、第1位置と第2位置は、上記の状態に対応するものに限定されない。
(7d)上記第1実施例及び第2実施例では、脚部が左右二手に分かれて上方に伸び出しており、その脚部の間に棚部が配置されることにより、棚部の配置の制限を抑制して棚部を広く構成する構成を例示した。しかしながら、図14に示す椅子201のように、脚部203が基部131から左右の一方にのみ伸び出す構成としてもよい。脚部203は、基部131から左方向に延び出し、その先が上に延び出して、着座部15を支持する。
Claims (4)
- 椅子であって、
使用者が着座可能な着座面を有する着座部と、
当該椅子が設置される設置対象物に設けられ、前記着座部を前後方向に移動可能に支持する脚部と、
前記着座部の下方に設けられ、前記着座部の前後方向の移動に伴って前後方向に移動する棚部と、を備え、
前記脚部は、左右方向に関して、前記着座部の中央から左側に偏った位置及び右側に偏った位置のいずれか一方又は両方に設けられており、かつ、前記棚部の左右方向の側方に位置して上下方向に延びている、椅子。 - 請求項1に記載の椅子であって、
前記棚部は、荷物を載置可能な載置領域が、左右方向に関して、前記着座部の中央を基準とした左右両側に亘って存在する、椅子。 - 請求項1又は請求項2に記載の椅子であって、
前記棚部は、前記脚部に連結されている、椅子。 - 請求項1又は請求項2に記載の椅子であって、
前記棚部は、前記着座部に連結されている、椅子。
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