JP6705364B2 - 医療情報管理システム、医療情報管理方法、及びプログラム - Google Patents

医療情報管理システム、医療情報管理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は医療情報管理システム、医療情報管理方法、及びプログラムに関し、特に利便性を向上させることが可能な医療情報管理システム、医療情報管理方法、及びプログラムに関する。
近年、医師による診察結果やこれに応じた処置内容を管理する電子カルテシステムが広く普及してきている。特許文献1には、カルテ記録の煩雑さを軽減する歯科診療支援システムに関する技術が開示されている。また、特許文献2には、検診、検査、診断、及び治療の一連の医療行為を支援すると共に、その関連の作業を統一的に処理できる医療支援システムに関する技術が開示されている。
特開平9−206318号公報 特開2000−123098号公報
各々の医療機関が備える電子カルテシステムは、各々の医療機関に固有のシステムとして構築されている。つまり、医療機関が備える医療設備(検査装置や薬剤など)は医療機関の規模などによって異なるため、各々の医療機関が備える電子カルテシステムは、各々の医療機関が備える医療設備の状況を反映したシステムとなるように構築されている。
一方で、今後、複数の医療機関における医療データの活用などを考慮すると、医療情報の交換のためにCDM(Clinical Data Management)システム(クラウドシステム)が使用されることが想定される。このため、各々の医療機関がアクセス可能なCDMシステムと、各々の医療機関に固有のシステムである電子カルテシステム(ローカルなシステム)との連携が適切に行われないと医療情報管理システム全体としての利便性が低下するという問題がある。
上記課題に鑑み本発明の目的は、利便性を向上させることが可能な医療情報管理システム、医療情報管理方法、及びプログラムを提供することである。
本発明にかかる医療情報管理システムは、複数の医療機関がアクセス可能な第1の医療情報処理システムと、前記複数の医療機関毎に設けられ、前記第1の医療情報処理システムに各々接続された複数の第2の医療情報処理システムと、を備える。前記第1の医療情報処理システムには、鑑別病名と、当該鑑別病名に応じた処置内容であるユニット名とが保存されており、前記第2の医療情報処理システムの各々には、前記各々の医療機関に固有の実施内容と、当該実施内容に対応したセット名とが保存されており、前記第1の医療情報処理システムに保存されている前記ユニット名と、前記第2の医療情報処理システムの各々に保存されている前記セット名と、がそれぞれ対応付けられている。
本発明にかかる医療情報管理方法は、複数の医療機関がアクセス可能な第1の医療情報処理システムと、前記複数の医療機関毎に設けられ、前記第1の医療情報処理システムに各々接続された複数の第2の医療情報処理システムと、を備える医療情報管理システムを用いた医療情報管理方法であって、前記第1の医療情報処理システムに、鑑別病名と、当該鑑別病名に応じた処置内容であるユニット名とを保存し、前記第2の医療情報処理システムの各々に、前記各々の医療機関に固有の実施内容と、当該実施内容に対応したセット名とを保存し、前記第1の医療情報処理システムに保存されている前記ユニット名と、前記第2の医療情報処理システムの各々に保存されている前記セット名と、をそれぞれ対応付ける。
本発明にかかるプログラムは、複数の医療機関がアクセス可能な第1の医療情報処理システムと、前記複数の医療機関毎に設けられ、前記第1の医療情報処理システムに各々接続された複数の第2の医療情報処理システムと、を備える医療情報管理システム用のプログラムであって、前記第1の医療情報処理システムに、鑑別病名と、当該鑑別病名に応じた処置内容であるユニット名とを保存し、前記第2の医療情報処理システムの各々に、前記各々の医療機関に固有の実施内容と、当該実施内容に対応したセット名とを保存し、前記第1の医療情報処理システムに保存されている前記ユニット名と、前記第2の医療情報処理システムの各々に保存されている前記セット名と、をそれぞれ対応付ける、処理をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明により、利便性を向上させることが可能な医療情報管理システム、医療情報管理方法、及びプログラムを提供することができる。
実施の形態にかかる医療情報管理システムを示すブロック図である。 CDMシステムが備えるテーブルの一例を示す図である。 各々の医療機関の電子カルテシステムが備えるテーブルの一例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムにおけるデータの紐づけの具体例を説明するための図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムにおけるデータの紐づけの具体例を説明するための図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムが備える紐付け情報の一例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの鑑別病名およびユニット名を登録する登録画面の一例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの鑑別病名およびユニット名を登録する登録画面の一例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの問診情報表示画面の一例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの医療情報入力画面の一例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの医療情報入力画面の一例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの医療情報入力画面の一例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの医療情報表示画面の一例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの鑑別病名およびユニット名を登録する登録画面の他の例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの鑑別病名およびユニット名を登録する登録画面の他の例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの医療情報入力画面の他の例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの医療情報入力画面の他の例を示す図である。 実施の形態にかかる医療情報管理システムの医療情報入力画面の他の例を示す図である。 CDMシステムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 電子カルテシステムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる医療情報管理システムを示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる医療情報管理システム1は、CDM(Clinical Data Management)システム10(第1の医療情報処理システム)と、複数の電子カルテシステム11a〜11c(第2の医療情報処理システム)と、を備える。CDMシステム10は、各々の電子カルテシステム11a〜11cとネットワーク回線を介して通信可能に接続されている。
電子カルテシステム11a〜11cは、複数の医療機関が各々備えるシステムであり、各々の医療機関に固有のシステムである。図1に示す例では、電子カルテシステム11aはA病院の電子カルテシステムであり、電子カルテシステム11bはB病院の電子カルテシステムであり、電子カルテシステム11cはC病院の電子カルテシステムである。例えば、電子カルテシステム11a〜11cは、各々の医療機関が備えるクライアントサーバを用いて構成されている。
CDMシステム10は、複数の医療機関がアクセス可能なシステムであり、各々の医療機関における医療情報を統括的に管理する。例えば、CDMシステム10は、問診情報、検査結果、診察結果、処置内容などの医療情報を管理する機能を備える。また、例えばCDMシステム10は、医師が診察結果をカルテに入力する際、医師の入力作業を補助する機能を備える。例えば、CDMシステム10は、各々の医療機関がアクセス可能なクラウドサーバを用いて構成されている。
図1に示すように、A病院の医療情報管理システム1aは、CDMシステム10と電子カルテシステム11aとを用いて構成されている。A病院のユーザ(例えば、医師)は、端末13aを用いて、CDMシステム10および電子カルテシステム11aにアクセスすることができる。なお、図1では図面の簡略化のためA病院の医療情報管理システム1aの構成例について示したが、B病院およびC病院の医療情報管理システムについても同様である。また、以下では、各々の医療機関の端末を総称して端末13と記載する場合もある。
図2は、CDMシステム10が備えるテーブルの一例を示す図である。図2に示すように、CDMシステム10には、鑑別病名(以下、プロブレムと記載する場合もある)、ユニット名、及び処置内容が各々対応付けられたテーブル21が保存されている。ここで、「鑑別病名」とは、患者が罹患している可能性のある病名であり、医師が患者の症状や検査結果に基づいて可能性のある複数の病気を比較しながら特定する病名である。また、「ユニット名」とは、鑑別病名に応じた処置内容である。「処置内容」は、ユニット名に対応した具体的な処置内容を示している。
例えば、図2に示すように、鑑別病名が片頭痛である場合、片頭痛に対応するユニット名として「片頭痛・薬物療法(急性期)」、「片頭痛・薬物療法(予防)」、「片頭痛・精密検査」が登録されている。また、ユニット名である「片頭痛・薬物療法(急性期)」に対する処置内容として、「痛みを抑える対症療法を行う。急性期治療薬としてトリプタン製剤を処方する。」が登録されている。また、ユニット名である「片頭痛・薬物療法(予防)」に対する処置内容として、「頭痛を予防する薬を使用」が登録されている。また、ユニット名である「精密検査」に対する処置内容として、「頭部CT」が登録されている。
図3は、各々の医療機関の電子カルテシステムが備えるテーブルの一例を示す図である。図3に示すように、各々の医療機関の電子カルテシステム11a〜11cには、セット名と、当該セット名に対応する実施内容とが格納されたテーブル22a〜22cがそれぞれ保存されている。ここで、「セット名」とは、各々の医療機関における処置内容(つまり、患者への医療行為の実施内容)を示している。また、「実施内容」とは、セット名に対応する具体的な実施内容(つまり、投薬内容や検査内容など)を示している。
本実施の形態において、各々の医療機関の電子カルテシステム11a〜11cには、各々の医療機関に固有の実施内容と、当該実施内容に対応したセット名とが保存されている。つまり、各々の医療機関は、医療機関の規模などによって医療設備等が異なるため、同一の病気であっても医療機関毎に患者への実施内容(処置内容)は異なる。このため、各々の医療機関の電子カルテシステム11a〜11cには、各々の医療機関に固有の実施内容がセット名と対応付けて保存されている。
例えば、図3に示すように、各々の医療機関の電子カルテシステム11a〜11cに保存されているテーブル22a〜22cには、片頭痛に対するセット名として「トリプタン系薬+胃薬」が登録されているが、このセット名に対する実施内容は各々の医療機関によって異なる。具体的には、A病院の実施内容は「鎮痛剤A、胃薬B、頓服C」であり、B病院の実施内容は「鎮痛剤E、胃薬F」であり、C病院の実施内容は「鎮痛剤G、胃薬H」であり、セット名である「トリプタン系薬+胃薬」に対する実施内容は各々の医療機関によって異なる。セット名が「風邪」の場合も同様に各々の医療機関によって実施内容は異なる。
このように、電子カルテシステム11a〜11cは各々の医療機関に即したシステムであり、電子カルテシステム11a〜11cが備えるテーブル22a〜22cも、各々の医療機関の医療設備等を反映した内容となっている。
図1に示す医療情報管理システム1において、CDMシステム10は、複数の医療機関における医療情報を統括的に管理するシステムであり、例えば、問診情報、検査結果、診察結果、処置内容などの医療情報を管理する機能を備える。CDMシステム10は、各々の医療機関がアクセス可能に構成されている。これに対して、各々の電子カルテシステム11a〜11cは各々の医療機関に固有のシステム(つまり、ローカルなシステム)であり、各々の電子カルテシステム11a〜11cには各々の医療機関の医療設備等を反映した実施内容が保存されている。
本実施の形態では、各々の医療機関がアクセス可能なCDMシステム10と、各々の医療機関に固有のシステムである電子カルテシステム11a〜11c(ローカルなシステム)とを統合して、医療情報管理システム1を構成している。具体的には、医療情報管理システム1は、CDMシステム10が備えるテーブル21(図2参照)の「ユニット名」と、各々の電子カルテシステム11a〜11cが備えるテーブル22a〜22c(図3参照)の「セット名」とをそれぞれ対応付ける(本明細書では、「紐付ける」とも記載する)ことで、CDMシステム10と電子カルテシステム11a〜11cとを統合している。
図4、図5は、本実施の形態にかかる医療情報管理システムにおけるデータの紐づけの具体例を説明するための図である。図4に示す例では、CDMシステム10が備えるテーブル21のユニット名である「片頭痛・薬物療法(急性期)」と、各々の電子カルテシステム11a〜11cが備えるテーブル22a〜22cのセット名である「トリプタン系薬+胃薬」とがそれぞれ紐付けられている。これは、「片頭痛」に対する処置内容(ユニット名)が「薬物療法(急性期)」である場合、その具体的な処置内容(セット名)が「トリプタン系薬+胃薬」であることを意味している。そして、前述したように、セット名である「トリプタン系薬+胃薬」に対する各々の医療機関における実施内容は、各々の医療機関に固有の内容となっている。つまり、医療機関によって処方する薬剤が異なっている。
図4に示す例では、CDMシステム10(テーブル21)のユニット名が「片頭痛・薬物療法(急性期)」である場合、医療情報管理システム1は、A病院の実施内容として「鎮痛剤A、胃薬B、頓服C」(テーブル22a参照)を出力し、B病院の実施内容として「鎮痛剤E、胃薬F」(テーブル22b参照)を出力し、C病院の実施内容として「鎮痛剤G、胃薬H」(テーブル22c参照)を出力する。
また、図5に示す例では、CDMシステム10が備えるテーブル21のユニット名である「風邪・薬物療法」と、各々の電子カルテシステム11a〜11cが備えるテーブル22a〜22cのセット名である「風邪」とがそれぞれ紐付けられている。図5に示す例では、CDMシステム10(テーブル21)のユニット名が「風邪・薬物療法」である場合、医療情報管理システム1は、A病院の実施内容として「解熱剤K、咳止め薬L、うがい薬M」(テーブル22a参照)を出力し、B病院の実施内容として「解熱剤P、抗生剤Q」(テーブル22b参照)を出力し、C病院の実施内容として「解熱剤R、抗生剤S」(テーブル22c参照)を出力する。
例えば、医療情報管理システム1は、CDMシステム10の「ユニット名」と各々の電子カルテシステム11a〜11cの「セット名」とをそれぞれ紐付けする際、「ユニット名」と「セット名」とをそれぞれ対応付けた紐付け情報を作成してもよい。図6は、医療情報管理システム1が備える紐付け情報(A病院の場合)の一例を示す図である。図6に示す紐付け情報25では、ユニット名、セット名、及び実施内容がそれぞれ対応付けて保存されている。なお、本実施の形態では、少なくとも「ユニット名」と「セット名」とを対応付ければよいため、図6に示す「実施内容」は省略してもよい。
図6に示す紐付け情報25は、電子カルテシステム11aに保存されていてもよく、またCDMシステム10に保存されていてもよい。図6に示す紐付け情報25が電子カルテシステム11aに保存されている場合、CDMシステム10から電子カルテシステム11aにユニット名が送信されると、電子カルテシステム11aは紐付け情報25を参照して、ユニット名に対応するセット名を特定する。そして、電子カルテシステム11aは、特定されたセット名に対応する実施内容をA病院の実施内容として出力する。
一方、図6に示す紐付け情報25がCDMシステム10に保存されている場合は、CDMシステム10は、紐付け情報25を参照して、ユニット名に対応するセット名を特定し、このセット名を電子カルテシステム11aに送信する。そして、電子カルテシステム11aは受信したセット名に対応する実施内容をA病院の実施内容として出力する。なお、電子カルテシステム11b、11cの紐付け情報についても同様である。
次に、本実施の形態にかかる医療情報管理システム1の動作について説明する。図7は、本実施の形態にかかる医療情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。本実施の形態にかかる医療情報管理システム1では、図7に示す処理を開始する前に、事前に、CDMシステム10が備えるテーブル21(図2参照)の「ユニット名」と、各々の電子カルテシステム11a〜11cが備えるテーブル22a〜22c(図3参照)の「セット名」とをそれぞれ紐付けておく。例えば、図6に示したような紐付け情報25を事前に作成し、CDMシステム10または各々の電子カルテシステム11a〜11cに保存しておく。なお、「ユニット名」と「セット名」の紐付け方法については、上記で説明した場合と同様であるので重複した説明は省略する。
また、本実施の形態にかかる医療情報管理システム1では、図7に示す処理を開始する前に、事前に、CDMシステムに「鑑別病名」と「ユニット名」とを対応付けて登録しておく。すなわち、図2に示すようなテーブル21を予め作成しておく。図8、図9は、本実施の形態にかかる医療情報管理システムの鑑別病名およびユニット名を登録する登録画面の一例を示す図である。なお、図8、図9に示す画面は各々の医療機関が備える端末13(図1参照)のディスプレイに表示される画面であり、ユーザ(例えば、医師)は、端末13を用いてCDMシステムに「鑑別病名」と「ユニット名」とを対応付けて登録することができる。
図8に示すように、登録画面30には、ユニット一覧31およびプロブレム・ユニット登録画面32が表示されている。ユニット一覧31には既に登録したユニット名が表示されている。CDMシステムに「鑑別病名」と「ユニット名」とを対応付けて登録する際、ユーザ(例えば、医師)は、図9に示すように、プロブレム・ユニット登録画面32の診療科入力欄35、鑑別病名入力欄36、及びユニット名入力欄37にそれぞれ情報を入力する。
図9に示す例では、診療科入力欄35に「内科」を入力し、鑑別病名入力欄36に「片頭痛」を入力する。また、ユニット名入力欄37に「片頭痛 薬物療法(予防)」(これが、図2に示すテーブル21のユニット名に対応する)と、「片頭痛 薬物療法(予防)」の具体的な処置内容である「急性期治療薬のみでは日常生活に支障をきたしており、予防薬使用を適応する。」(これが、図2に示すテーブル21の処置内容に対応する)とを入力する。これらの情報を入力した後、保存ボタンを押下することで、CDMシステムに「鑑別病名」と「ユニット名」とが対応付けて登録される。図9に示すように、登録後、ユニット一覧31には新規に登録されたユニット名(符号38で示す)が表示される。
なお、図8、図9に示した登録画面は一例であり、本実施の形態にかかる医療情報管理システム1では、これ以外の登録画面を用いてユニット名を登録してもよい。また、例えば、予めCDMシステム10に主要な鑑別病名とユニット名とを対応付けて登録しておき、各々の医療機関がCDMシステム10を使用する際に、不足している鑑別病名とユニット名とを追加的に登録するようにしてもよい。
本実施の形態にかかる医療情報管理システム1では、上記で説明した事前準備のあと、医師が端末13aを用いてCDMシステム10および電子カルテシステム11a(図1参照)にアクセスすることで、図7のフローチャートに示す処理が実施される。以下、図7のフローチャートに示す処理について詳細に説明する。なお、以下ではA病院の医療情報管理システム1aの動作について説明するが、他の医療機関における動作についても同様である。
まず、医師は端末13aを用いて、CDMシステム10にアクセスして、問診情報を要求する(ステップS1)。ここで、問診情報とは、患者が事前に入力した情報(体温、症状など)であり、患者が入力した問診情報は予めCDMシステム10に登録されている。CDMシステム10は、端末13aから問診情報の要求を受信すると、対象となる患者の問診情報を端末13aに送信する(ステップS2)。これにより、端末13aには対象となる患者の問診情報が表示される。
図10は、端末13aに表示される問診情報表示画面の一例を示す図である。図10に示すように、問診情報表示画面40には、基本情報欄41、42、問診欄43、44が表示される。基本情報欄41には、患者の問診番号、記入時刻、患者番号、生年月日、性別が表示される。基本情報欄42には、患者の体重、身長、体温、最も高かった体温が表示される。問診欄43には気になる症状が表示される。問診欄44には、問診欄43に記入された症状に対する詳細な問診内容が表示される。図10に示す例では、問診欄43に、気になる症状として「頭痛」が表示されており、問診欄44には頭痛に関する問診内容が表示されている。
医師は、端末13aに表示されている問診情報を参照しながら患者を診察する(ステップS3)。その後、医師は、端末13aを用いて診察情報であるS(Subjective)記事およびO(Objective)記事をCDMシステム10に入力する(ステップS4)。ここで、S記事とは、患者の訴えや病歴などの主観的項目(主訴、現病歴、既往歴)である。また、O記事とは、診察所見や検査所見などの客観的項目である。CDMシステム10は、診察情報(S記事およびO記事)が入力されると、入力された診察情報に基づいて鑑別病名の候補を決定する(ステップS5)。決定された鑑別病名の候補は、CDMシステム10から端末13aに送信される(ステップS6)。端末13aは、受信した鑑別病名の候補を表示する。
例えば、CDMシステム10は、問診情報と入力された診察情報(S記事およびO記事)とに基づいて鑑別病名の候補を決定する。例えば、CDMシステム10は、問診情報および診察情報に対して定義された病名と、重症度、発生頻度、順位などに基づいて、鑑別病名の候補を決定することができる。
図11〜図13は、端末13aに表示される医療情報入力画面の一例を示す図である。図11に示す医療情報入力画面50には、A記事入力欄51、ユニット表示欄52、及び鑑別病名候補欄53が表示されている。A記事入力欄51に記入されるA(Assessment)記事とは、診察情報であるS記事およびO記事に基づいた評価を記入する欄である。
図7に示すステップS6においてCDMシステム10から端末13aに送信された鑑別病名の候補は、図11に示す医療情報入力画面50の鑑別病名候補欄53に表示される。図11に示す例では、患者の症状が頭痛であり、診察情報(S記事およびO記事)も頭痛に関する内容であるため、CDMシステム10は、鑑別病名の候補として、片頭痛、群発性頭痛など頭痛に関連するものを挙げている。例えば、鑑別病名候補欄53には、該当する可能性が高い順に鑑別病名を並べて表示してもよい。
例えば、CDMシステム10は、問診情報と入力された診察情報(S記事およびO記事)とに基づいて、図11の鑑別病名候補欄53に示すような頭痛に関連する鑑別病名の候補を表示することができる。
次に、医師は、図12に示す医療情報入力画面50の鑑別病名候補欄53に表示されている鑑別病名の候補の中から、患者の病名に該当する可能性の高い鑑別病名を選択する(図7のステップS7)。図12に示す例では、鑑別病名候補欄53の中から鑑別病名として「片頭痛」が選択されている場合を示している。医師によって鑑別病名が選択されると、医療情報入力画面50のA記事入力欄51に、鑑別病名である「#1 片頭痛」と登録日が表示される(符号55参照)。
また、選択された鑑別病名は端末13aからCDMシステム10に送信される(図7のステップS8)。CDMシステム10は、選択された鑑別病名を端末13aから受信すると、受信した鑑別病名に対応したユニット名の候補を決定する(図7のステップS9)。具体的には、CDMシステム10は、CDMシステム10に保存されているテーブル21(図2参照)を参照して、受信した鑑別病名に対応したユニット名の候補を決定する。図2に示す例では、鑑別病名「片頭痛」に対応するユニット名の候補として、「片頭痛・薬物療法(急性期)」、「片頭痛・薬物療法(予防)」、「片頭痛・精密検査」が決定される。
決定されたユニット名の候補は、CDMシステム10から端末13aに送信される(図7のステップS10)。これにより、図12に示す医療情報入力画面50のユニット表示欄52に、鑑別病名「片頭痛」に対応するユニット名である「片頭痛 薬物療法(予防)」(符号56_1)、「片頭痛 薬物療法(急性期)」(符号56_2)、「片頭痛 精密検査」(符号56_3)が表示される。各ユニット名56_1〜56_3は、治療や検査等の処置の単位を表している。
その後、医師は、図12のユニット表示欄52に表示されているユニット名の候補56_1〜56_3の中からユニット名を選択する(図7のステップS11)。図13に示す例では、ユニット名の候補56_1〜56_3のうちユニット名56_2(片頭痛 薬物療法(急性期))が選択されている場合を示している。選択されたユニット名は端末13aからCDMシステム10に送信される(図7のステップS12)。
CDMシステム10は、端末13aからユニット名を受信すると、当該受信したユニット名に対応する処置内容(図2参照)をA記事に反映する(図7のステップS13)。これにより、CDMシステム10には、鑑別病名「片頭痛」、ユニット名「片頭痛 薬物療法(急性期)」、及び処置内容「痛みを抑える対症療法を行う。急性期治療薬としてトリプタン製剤を処方する。」がA記事として登録される。また、図13に示すように、医療情報入力画面50のA記事入力欄51には、ユニット名および当該ユニット名に対応する処置内容が表示される(符号58参照)。
また、図7に示すように、CDMシステム10は、端末13aから受信したユニット名を電子カルテシステム11aに送信する(ステップS14)。電子カルテシステム11aは、受信したユニット名に対応するセット名の実施内容を読み出して出力する(ステップS15)。
例えば、電子カルテシステム11aは、セット名の実施内容に基づいて、オーダ(薬の処方、検査項目等)をA病院の所定のシステムに出力する。また、電子カルテシステム11aは、セット名の実施内容をCDMシステム10に送信してもよい。CDMシステム10は、電子カルテシステム11aからセット名の実施内容を受信すると、セット名の実施内容をP(Plan)記事として登録する。ここで、P記事とは、S記事、O記事、A記事の内容を反映した治療方針である。
上記で説明したように、医療情報管理システム1は、CDMシステム10が備えるテーブル21(図2参照)の「ユニット名」と、各々の電子カルテシステム11a〜11cが備えるテーブル22a〜22c(図3参照)の「セット名」とをそれぞれ紐付けている。図4に示した例では、CDMシステム10が備えるテーブル21のユニット名である「片頭痛・薬物療法(急性期)」と、各々の電子カルテシステム11a〜11cが備えるテーブル22a〜22cのセット名である「トリプタン系薬+胃薬」とがそれぞれ紐付けられている。
例えば、電子カルテシステム11aには、図6に示したような紐付け情報25が保存されており、電子カルテシステム11aは、CDMシステム10からユニット名を受信すると、紐付け情報25を参照して、受信したユニット名と電子カルテシステム11aのセット名とを対応付ける。そして、電子カルテシステム11aは、セット名の実施内容に基づいて、オーダ(薬の処方、検査項目等)をA病院の所定のシステムに出力する。これにより、電子カルテシステム11aは、A病院に固有の実施内容に基づくオーダを出力することができる。
なお、本実施の形態にかかる医療情報管理システム1では、図6に示した紐付け情報25はCDMシステム10に保存されていてもよい。この場合、CDMシステム10は、端末13aからユニット名を受信すると(図7のステップS12)、受信したユニット名と電子カルテシステム11aのセット名とを紐付け情報25を参照して対応付ける。そして、CDMシステム10は、ユニット名に対応するセット名を電子カルテシステム11aに送信する。
つまりこの場合は、図7に示すステップS14において、CDMシステム10から電子カルテシステム11aにユニット名ではなくセット名が送信される。そして、セット名を受信した電子カルテシステム11aは、電子カルテシステム11aが備えるテーブル22a(図3参照)を参照して、当該セット名に対応する実施内容を読み出してオーダ(薬の処方、検査項目等)を出力する。
図14は、医療情報管理システム1の医療情報表示画面の一例を示す図である。図14に示すように、医療情報表示画面60には、基本情報欄61、A記事欄62、P記事欄63、及びユニット欄64が表示されている。基本情報欄61には、診察をした医師名、患者名、患者コード、患者の性別、生年月日が表示される。A記事欄62には、鑑別病名、ユニット名、及び処置内容が表示されている。つまり、鑑別病名として「片頭痛」が、ユニット名として「片頭痛 薬物療法(急性期)」が、処置内容として「痛みを抑える対症療法を行う。急性期治療薬としてトリプタン製剤を処方する。」が表示されている。ユニット欄64には、ユニット名「片頭痛 薬物療法(急性期)」が表示されている。
P記事欄63には、電子カルテシステム11aのセット名の実施内容が表示されている。具体的には、ユニット名「片頭痛 薬物療法(急性期)」に対するA病院の実施内容「鎮痛剤A、胃薬B、頓服Cの処方」(図4参照)が表示されている。なお、P記事欄63に表示される内容は、A病院に固有の内容となっている。
医師は、図7に示した動作に基づいて入力した内容を、図14に示す医療情報表示画面60を用いて確認することができる。図14に示す医療情報表示画面60は、各医療機関に固有の情報であり、端末13aがCDMシステム10および電子カルテシステム11aにアクセすることで表示することができる。
上述したように、各々の医療機関がアクセス可能なCDMシステム(クラウドシステム)と、各々の医療機関に固有のシステムである電子カルテシステム(ローカルなシステム)とを統合する場合は、CDMシステムと電子カルテシステムとの連携が適切に行われないと医療情報管理システム全体としての利便性が低下するという問題があった。
そこで本実施の形態にかかる医療情報管理システム1では、CDMシステム10が備えるテーブル21(図2参照)の「ユニット名」と、各々の電子カルテシステム11a〜11cが備えるテーブル22a〜22c(図3参照)の「セット名」とをそれぞれ対応付けて、CDMシステム10と電子カルテシステム11a〜11cとが適切に連携するようにしている。よって、各々の医療機関がアクセス可能なCDMシステム10と、各々の医療機関に固有のシステムである電子カルテシステム11a〜11cとを統合した際に、医療情報管理システムの利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態にかかる医療情報管理システム1では、医師が診察結果をカルテに入力する際に、医師の入力作業の負担を軽減させることができる。
すなわち、CDMシステム10は、診察情報(S記事およびO記事)が入力されると、入力された診察情報に基づいて鑑別病名の候補を決定し(図7のステップS5)、この鑑別病名の候補を、図12に示す医療情報入力画面50の鑑別病名候補欄53に表示している。医師は、鑑別病名候補欄53に表示されている鑑別病名の候補の中から、患者の病名に該当する可能性の高い鑑別病名を選択することで、A記事入力欄51に鑑別病名(符号55参照)を入力することができる。よって、医師が端末13を用いてA記事入力欄51に鑑別病名を記入する際の負担を軽減させることができる。
また、CDMシステム10は、鑑別病名を端末13aから受信すると、受信した鑑別病名に対応したユニット名の候補を決定し(図7のステップS9)、このユニット名の候補を、図13に示す医療情報入力画面50のユニット表示欄52に表示している。医師は、ユニット表示欄52に表示されているユニット名の候補の中から、患者の処置内容に応じたユニット名を選択することで、A記事入力欄51に、ユニット名および当該ユニット名に対応する処置内容を入力することができる(図13の符号58参照)。よって、医師が端末13を用いてA記事入力欄51にユニット名および当該ユニット名に対応する処置内容を記入する際の負担を軽減させることができる。
次に、本実施の形態の他の態様について説明する。
図15、図16は、本実施の形態にかかる医療情報管理システムの鑑別病名およびユニット名を登録する登録画面の他の例を示す図である。本実施の形態にかかる医療情報管理システム1では、鑑別病名とユニット名とを対応付けて登録する際に、1つのユニット名に対して複数の鑑別病名を対応付けて登録してもよく、また、1つのユニット名に対して1つの鑑別病名を対応付けて登録してもよい。
すなわち、図15に示す登録画面30_1に示すように、鑑別病名入力欄36に3つの鑑別病名「くも膜下出血、脳出血、脳梗塞」を入力し、ユニット名入力欄37に1つのユニット名「脳血管障害 CT検査」を入力してもよい。これにより、1つのユニット名「脳血管障害 CT検査」に対して複数の鑑別病名「くも膜下出血、脳出血、脳梗塞」を対応付けて登録することができる(符号38_1参照)。このとき、ユニット名の「脳血管障害」は、3つの鑑別病名「くも膜下出血、脳出血、脳梗塞」を含む広い鑑別病名としている。
また、図16に示す登録画面30_2に示すように、鑑別病名入力欄36に1つの鑑別病名「脳出血」を入力し、ユニット名入力欄37に1つのユニット名「脳出血 内科的療法(慢性期)」を入力してもよい。これにより、1つのユニット名「脳出血 内科的療法(慢性期)」に対して1つの鑑別病名「脳出血」を対応付けて登録することができる(符号38_2参照)。
このようにして鑑別病名とユニット名とが登録された状態で、図17に示す医療情報入力画面50_1の鑑別病名候補欄53に表示されている鑑別病名の中から「脳出血」を選択すると、鑑別病名「脳出血」がA記事に反映される(符号55参照)。また、鑑別病名「脳出血」に対応するユニット名「脳出血 内科的療法(慢性期)」(符号56_4)、「脳血管障害 CT検査」(符号56_5)がユニット表示欄52に表示される。
ここで、ユニット名「脳出血 内科的療法(慢性期)」(符号56_4)は、図16に示す登録画面30_2で登録されたユニット名に対応している。また、ユニット名「脳血管障害 CT検査」(符号56_5)は、図15に示す登録画面30_1で登録されたユニット名に対応している。
図17に示す医療情報入力画面50_1では、鑑別病名候補欄53に表示されている鑑別病名の中から鑑別病名「脳出血」を選択し、この鑑別病名「脳出血」をA記事に反映させる場合について説明した。しかし本実施の形態では、図18に示す医療情報入力画面50_2のように、A記事入力欄51のテキストボックス57に鑑別病名を直接テキスト入力するようにしてもよい。図18に示す例では、テキストボックス57に鑑別病名「くも膜下出血」を直接入力した場合を示している。この場合は、鑑別病名「くも膜下出血」に対応するユニット名「脳血管障害 CT検査」(符号56_6)がユニット表示欄52に表示される。なお、このユニット名「脳血管障害 CT検査」(符号56_6)は、図15に示す登録画面30_1で登録されたユニット名に対応している。
また、本実施の形態では、図19に示す医療情報入力画面50_3のように、A記事入力欄51のテキストボックス57に入力されたテキストに基づいて病名マスタから鑑別病名を検索し、その検索結果を選択ボックス59に表示するようにしてもよい。医師はこの選択ボックス59に表示されている鑑別病名の中から患者の鑑別病名を選択することができる。なお、テキストボックス57に入力されたテキストに基づいて病名マスタから鑑別病名を検索しても該当する鑑別病名がない場合は、テキストボックス57に直接入力された内容を鑑別病名としてもよい。
また、本実施の形態にかかる医療情報管理システム1では、各々の医療機関が備える電子カルテシステム11a〜11c間で連携することもできる。具体的には、図1に示すA病院の電子カルテシステム11a、B病院の電子カルテシステム11b、及びC病院の電子カルテシステム11cは、CDMシステム10を介して互いに連携することができる。このように、複数の医療機関の電子カルテシステム11a〜11cが連携することで、各々の医療機関における医療情報を共有することができる。よって、各々の医療機関はより高品質な医療を患者に提供することができる。例えば、特定の鑑別病名に対する効果的な実施内容(つまり、処置内容)を、各々の医療機関で共有することができる。
次に、CDMシステム10、及び電子カルテシステム11a〜11cのハードウェア構成について説明する。図20は、CDMシステム10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。CDMシステム10は、クラウドサーバを用いて構成することができる。
CDMシステム10は、ネットワークインターフェース101、プロセッサ102、メモリ103、及びストレージ104を備える。ネットワークインターフェース101は、各々の電子カルテシステム11a〜11c(図1参照)と通信を実施するためのインターフェースである。
プロセッサ102は、メモリ103に格納されているソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上記で説明した処理(特に、図7のフローチャートに示す処理)を行う。プロセッサ102は、例えばマイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)を用いて構成することができる。プロセッサ102は、複数のプロセッサを備えていてもよい。
メモリ103は、プロセッサ102で実行されるソフトウェア(コンピュータプログラム)を格納している。メモリ103は、例えば揮発性メモリ、不揮発性メモリ、又はこれらの組み合わせで構成することができる。揮発性メモリには、例えばSRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)を用いることができる。不揮発性メモリには、例えばフラッシュメモリ等を用いることができる。
ストレージ104は、図2に示したテーブル21を格納する。ストレージ104は、例えばハードディスクドライブを用いて構成することができる。
図21は、電子カルテシステム11aのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、以下では電子カルテシステム11aの構成例について説明するが、電子カルテシステム11b、1cの構成についても同様である。
電子カルテシステム11aは、ネットワークインターフェース201、プロセッサ202、メモリ203、及びストレージ204を備える。ネットワークインターフェース201は、CDMシステム10(図1参照)と通信を実施するためのインターフェースである。
プロセッサ202は、メモリ203に格納されているソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上記で説明した処理(特に、図7のフローチャートに示す処理)を行う。プロセッサ202は、例えばマイクロプロセッサ、MPU、又はCPUを用いて構成することができる。プロセッサ202は、複数のプロセッサを備えていてもよい。
メモリ203は、プロセッサ202で実行されるソフトウェア(コンピュータプログラム)を格納している。メモリ203は、例えば揮発性メモリ、不揮発性メモリ、又はこれらの組み合わせで構成することができる。揮発性メモリには、例えばSRAMやDRAMを用いることができる。不揮発性メモリには、例えばフラッシュメモリ等を用いることができる。
ストレージ204は、図3に示したテーブル22aを格納する。ストレージ204は、例えばハードディスクドライブを用いて構成することができる。
以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1 医療情報管理システム
10 CDMシステム
11a〜11c 電子カルテシステム
13、13a 端末
21 テーブル
22a〜22c テーブル
25 紐付け情報

Claims (9)

  1. 複数の医療機関がアクセス可能な第1の医療情報処理システムと、
    前記複数の医療機関毎に設けられ、前記第1の医療情報処理システムに各々接続された複数の第2の医療情報処理システムと、を備え、
    前記第1の医療情報処理システムには、鑑別病名と、当該鑑別病名に応じた処置内容であるユニット名とが保存されており、
    前記第2の医療情報処理システムの各々には、前記各々の医療機関に固有の実施内容と、当該実施内容に対応したセット名とが保存されており、
    前記第1の医療情報処理システムに保存されている前記ユニット名と、前記第2の医療情報処理システムの各々に保存されている前記セット名と、がそれぞれ対応付けられている、
    医療情報管理システム。
  2. 前記第2の医療情報処理システムは、前記ユニット名と前記セット名とをそれぞれ対応付けて保存しており、
    前記第1の医療情報処理システムは、所定の医療機関の端末から前記ユニット名が指定された際、当該ユニット名を前記所定の医療機関が備える第2の医療情報処理システムに送信し、
    前記所定の医療機関が備える第2の医療情報処理システムは、受信した前記ユニット名に対応する前記セット名に応じた実施内容を前記所定の医療機関の端末に送信する、
    請求項1に記載の医療情報管理システム。
  3. 前記第1の医療情報処理システムは、前記ユニット名と前記セット名とをそれぞれ対応付けて保存しており、
    前記第1の医療情報処理システムは、所定の医療機関の端末から前記ユニット名が指定された際、前記ユニット名に対応する前記セット名を前記所定の医療機関の第2の医療情報処理システムに送信し、
    前記所定の医療機関の第2の医療情報処理システムは、受信した前記セット名に応じた実施内容を前記所定の医療機関の端末に送信する、
    請求項1に記載の医療情報管理システム。
  4. 前記第1の医療情報処理システムは、所定の医療機関の端末を用いて入力された診察情報に基づいて鑑別病名の候補を決定し、決定された前記鑑別病名の候補を前記所定の医療機関の端末に送信する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医療情報管理システム。
  5. 前記第1の医療情報処理システムは、
    前記鑑別病名の候補の中から選択された鑑別病名を前記所定の医療機関の端末から受信し、受信した前記鑑別病名に対応したユニット名の候補を前記所定の医療機関の端末に送信し、
    前記所定の医療機関の端末は、前記ユニット名の候補の中から選択されたユニット名を前記第1の医療情報処理システムに送信する、
    請求項4に記載の医療情報管理システム。
  6. 前記第1の医療情報処理システムは、所定の医療機関の端末を用いて、前記鑑別病名と、当該鑑別病名に応じた処置内容であるユニット名とをそれぞれ対応付けて登録可能に構成されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の医療情報管理システム。
  7. 前記第1の医療情報処理システムは、1つのユニット名に対して複数の鑑別病名を対応付けて登録可能に構成されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の医療情報管理システム。
  8. 医療情報管理システムを用いた医療情報管理方法であって、
    前記医療情報管理システムは、
    複数の医療機関がアクセス可能な第1の医療情報処理システムと、
    前記複数の医療機関毎に設けられ、前記第1の医療情報処理システムに各々接続された複数の第2の医療情報処理システムと、を備え、
    前記第1の医療情報処理システムに、鑑別病名と、当該鑑別病名に応じた処置内容であるユニット名とを保存し、
    前記第2の医療情報処理システムの各々に、前記各々の医療機関に固有の実施内容と、当該実施内容に対応したセット名とを保存し、
    前記第1の医療情報処理システムに保存されている前記ユニット名と、前記第2の医療情報処理システムの各々に保存されている前記セット名と、をそれぞれ対応付ける、
    医療情報管理方法。
  9. 医療情報管理システム用のプログラムであって、
    前記医療情報管理システムは、
    複数の医療機関がアクセス可能な第1の医療情報処理システムと、
    前記複数の医療機関毎に設けられ、前記第1の医療情報処理システムに各々接続された複数の第2の医療情報処理システムと、を備え、
    前記第1の医療情報処理システムに、鑑別病名と、当該鑑別病名に応じた処置内容であるユニット名とを保存し、
    前記第2の医療情報処理システムの各々に、前記各々の医療機関に固有の実施内容と、当該実施内容に対応したセット名とを保存し、
    前記第1の医療情報処理システムに保存されている前記ユニット名と、前記第2の医療情報処理システムの各々に保存されている前記セット名と、をそれぞれ対応付ける、
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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