JP6704942B2 - 光半導体素子及び光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光半導体素子及び光モジュールに関する。
活性層を含む半導体層が半導体基板上に設けられた光半導体素子が、配線及び光導波路を有する実装基板に実装された光モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような光モジュールでは、半導体層側が実装基板側に向けられた状態(すなわち、半導体基板側が実装基板とは反対側に向けられた状態)で、光半導体素子が実装基板に実装される場合がある(以下、このような実装を「ジャンクションダウン実装」という)。
特開平9−304663号公報
上述したような光モジュールでは、例えば、光半導体素子を光導波路に高精度で光学的に結合するために、光半導体素子を実装基板に実装するに際し、高精度の実装が要求される。
本発明は、高精度の実装が可能な光半導体素子、及びそのような光半導体素子を備える光モジュールを提供することを目的とする。
本発明の光半導体素子は、GaAsによって形成された半導体基板と、半導体基板の表面側に設けられた半導体層と、半導体層の表面側に設けられた第1電極層と、半導体基板の裏面側に設けられた第2電極層と、を備え、半導体層は、半導体基板の表面側に設けられた第1クラッド層と、第1クラッド層の表面側に設けられた活性層と、活性層の表面側に設けられた第2クラッド層と、第2クラッド層の表面側に設けられ、第1電極層と電気的に接続されたコンタクト層と、InGaPによって形成された一対の第1埋込部、及び第2埋込部と、を有し、半導体層には、リッジ構造を画定する一対の溝、及び一対の溝の外側に位置する穴が、半導体層の表面に開口するように、形成されており、一対の第1埋込部は、一対の溝内にそれぞれ配置されており、第2埋込部は、穴内に配置されており、第2埋込部の表面は、半導体層の表面に対して半導体基板の裏面側に位置している。
この光半導体素子では、半導体層の表面に開口するように半導体層に形成された穴内に、第2埋込部が配置されており、第2埋込部の表面が、半導体層の表面に対して半導体基板の裏面側に位置している。ここで、穴は、例えば半導体製造プロセスにおいて、リッジ構造を画定する一対の溝と共に半導体層に形成され得るため、半導体層の表面に平行な方向において、リッジ構造に対して高精度で位置決めされている。これにより、光半導体素子の実装の際に、穴の開口部に対応する部分を、半導体層の表面に平行な方向におけるアライメントマークとして用いることができる。また、半導体層の表面は、半導体層の表面に垂直な方向において、活性層に対して高精度で位置決めされている。これにより、光半導体素子の実装の際に、半導体層の表面のうち一対の溝の外側の一対の領域を、半導体層の表面に垂直な方向における位置決め面の基礎として用いることができる。更に、一対の溝内に一対の第1埋込部がそれぞれ配置されており、穴内に第2埋込部が配置されているため、光半導体素子の実装の際に、半田等の接合材料が片寄るほどに一対の溝内、及び穴内に流れ込むのを防止することができる。しかも、一対の第1埋込部、及び第2埋込部が、InGaPによって形成されているため、半導体層の表面に垂直な方向における位置決め面の基礎となる半導体層の表面の平坦性を確保することができる。以上により、この光半導体素子によれば、高精度の実装が可能となる。
本発明の光半導体素子では、一対の第1埋込部のそれぞれの表面は、半導体層の表面に対して半導体基板の裏面側に位置していてもよい。これにより、半田等の接合材料が片寄るほどに一対の溝内に流れ込むのを防止しつつ、半導体層の表面に垂直な方向における位置決め面の基礎となる半導体層の表面上に半田等の接合材料が進行するのを抑制することができる。
本発明の光半導体素子では、第2埋込部の表面、及び一対の第1埋込部のそれぞれの表面は、半導体層の表面に対して同一の距離だけ半導体基板の裏面側に位置していてもよい。これにより、例えば半導体製造プロセスにおいて、一対の第1埋込部、及び第2埋込部を同一行程で形成することができる。
本発明の光半導体素子は、半導体層の表面側に設けられた絶縁層を更に備え、絶縁層は、半導体層の表面のうち一対の溝の外側の領域に設けられていてもよい。これにより、リッジ構造に確実に電流を注入することがきる。また、半導体層の表面に垂直な方向における位置決め面の基礎となる半導体層の表面を保護しつつ、絶縁層の表面を位置決め面として用いることができる。
本発明の光半導体素子では、絶縁層は、窒化シリコンによって形成されていてもよい。これにより、半導体層の表面に垂直な方向における位置決め面となる絶縁層の表面として平滑な表面を得ることができる。
本発明の光半導体素子では、第2埋込部の表面は、半導体層の表面に対して0.1μm以下の距離だけ半導体基板の裏面側に位置していてもよい。これにより、絶縁層によって、第2埋込部の表面と共に半導体層の表面を確実に覆うことができる。
本発明の光半導体素子では、一対の溝のそれぞれの底面、及び穴の底面は、第2クラッド層内に位置していてもよい。これにより、リッジ構造内に光を閉じ込めて、光半導体素子のモード安定性を向上させることができる。また、例えば半導体製造プロセスにおいて、一対の溝、及び穴を同一行程で形成することができる。
本発明の光半導体素子では、半導体層は、第2クラッド層内に設けられたエッチングストップ層を更に有し、一対の溝のそれぞれの底面、及び穴の底面は、エッチングストップ層の表面に位置していてもよい。これにより、例えば半導体製造プロセスにおいて、所望の深さを有する一対の溝、及び穴を同一行程で形成することができる。
本発明の光半導体素子では、半導体層には、一対の溝の外側に位置する穴が複数形成されており、第2埋込部は、複数の穴内のそれぞれに配置されていてもよい。これにより、光半導体素子の実装の際に、複数の穴のそれぞれの開口部に対応する部分を、半導体層の表面に平行な方向におけるアライメントマークとして用いることができるので、より高精度の実装が可能となる。
本発明の光モジュールは、上述した光半導体素子と、光半導体素子が実装された実装基板を含む本体部と、光半導体素子と実装基板とを電気的且つ物理的に接合する接合層と、を備え、実装基板は、光半導体素子が実装された実装部と、光半導体素子と電気的に接続された配線と、光半導体素子と光学的に結合された光導波路と、を有し、実装部は、光半導体素子の半導体層の表面のうち一対の溝の外側の一対の領域がそれぞれ配置された一対の載置面と、光半導体素子の第1電極層と配線とが接合層を介して対向するように配線が設けられた設置面と、を含む。
この光モジュールは、上述した光半導体素子を備えるため、実装基板に対して光半導体素子が高精度で実装されてものとなっている。
本発明によれば、高精度の実装が可能な光半導体素子、及びそのような光半導体素子を備える光モジュールを提供することができる。
一実施形態の光半導体素子の斜視図である。 図1に示されるII−II線に沿っての光半導体素子の断面図である。 図1に示されるIII−III線に沿っての光半導体素子の断面図である。 図1に示される光半導体素子の製造工程を示す断面図である。 図1に示される光半導体素子の製造工程を示す斜視図である。 図1に示される光半導体素子の製造工程を示す斜視図である。 図1に示される光半導体素子の製造工程を示す斜視図である。 図1に示される光半導体素子を備える光モジュールの斜視図である。 図8に示される光モジュールの実装基板の斜視図である。 図8に示されるX−X線に沿っての光モジュールの断面図である。 図8に示される光モジュールの製造工程を示す図である。 変形例の実装基板の斜視図である。 変形例の光半導体素子の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[光半導体素子の構成]
図1、図2及び図3に示されるように、半導体レーザ素子1(光半導体素子)は、半導体基板2と、半導体層3と、絶縁層4と、第1電極層5と、第2電極層6と、を備えている。半導体レーザ素子1は、例えば、InGaAs/GaAs系化合物半導体によって構成されたリッジ型の半導体レーザ素子であり、例えば、波長905nmでの発振が可能な半導体レーザ素子である。以下の説明では、半導体レーザ素子1の共振方向をY方向といい、各層の積層方向をZ方向といい、Y方向及びZ方向に垂直な方向をX方向という。
半導体基板2は、例えばn型のGaAsによって形成されている。半導体基板2は、表面2a及び裏面2bを有している。半導体基板2は、例えば、Y方向を長手方向とする長方形板状を呈している。半導体基板2の幅(X方向における幅)は、例えば500μmであり、半導体基板2の長さ(Y方向における長さ)は、例えば1000μmであり、半導体基板2の厚さ(Z方向における厚さ)は、例えば140μmである。半導体基板2のキャリア濃度は、例えば1.8×1018cm−3である。なお、半導体レーザ素子1の各層及び各部において、表面とは、Z方向における一方の側の面を意味し、裏面とは、Z方向における他方の側の面を意味する。
半導体層3は、半導体基板2の表面2a側に設けられている。半導体層3は、第1クラッド層31と、第1光ガイド層32と、活性層33と、第2光ガイド層34と、第2クラッド層35と、エッチングストップ層36と、コンタクト層37と、を有している。Y方向において互いに対向する半導体層3の端面3b,3cは、半導体レーザ素子1においてレーザ共振器を構成するためのミラーとなっている。
第1クラッド層31は、半導体基板2の表面2a側に設けられている。第1クラッド層31は、例えばn型のAl0.32Ga0.68Asによって形成されている。第1クラッド層31の厚さは、例えば2.5μmである。第1クラッド層31のキャリア濃度は、例えば1.8×1018cm−3である。第1クラッド層31には、主にSiがn型ドーパントとして含まれている。
活性層33は、第1光ガイド層32を介して、第1クラッド層31の表面側に設けられている。活性層33は、例えば、単一の又は多重の量子井戸層として構成されている。量子井戸層は、異なるエネルギーバンドギャップを有する2種以上の材料を用い、バンドギャップの小さい材料の薄膜(井戸層)を、大きい材料の薄膜(バリア層)で挟んだものである。活性層33は、例えばアンドープのIn0.06Ga0.94Asによって形成されている。活性層33のIn組成を0.06に設定することで、0.9μmの波長帯域の発振光に対応するバンドギャップとなるように調整することができる。このIn組成は、発振光の波長帯域に応じて適宜変更することができる。活性層33に過大な圧縮歪みが加わる場合には、量子井戸の周辺にバリア層として歪補償層を設けてもよい(すなわち、歪補償層として機能するようなバリア層を設けてもよい)。例えばIn0.1Ga0.9Asによって形成された二重量子井戸構造を活性層33が有する場合、バリア層としてGaAsP等の材料を用いることによって、良好な表面モホロジーを得ることができる。
第2クラッド層35は、第2光ガイド層34を介して、活性層33の表面側に設けられている。第2クラッド層35は、例えばp型のAl0.32Ga0.68Asによって形成されている。第2クラッド層35のキャリア濃度は、例えば1.8×1018cm−3である。第2クラッド層35には、Zn、C又はMgがn型ドーパントとして含まれている。本実施形態では、第2クラッド層35には、Znが含まれている。
第2クラッド層35内には、エッチングストップ層36が設けられている。エッチングストップ層36は、第2クラッド層35の第1領域35aと第2領域35bとの間に設けられている。エッチングストップ層36に対して活性層33側に位置する第1領域35aの厚さは、例えば0.1μmである。エッチングストップ層36に対して活性層33とは反対側に位置する第2領域35bの厚さは、例えば1.3μmである。
エッチングストップ層36は、所定のエッチャントに対してエッチングされ難い層である。エッチングストップ層36は、例えばp型のIn0.5Ga0.5Pによって形成されている。エッチングストップ層36の厚さは、例えば0.02μmである。エッチングストップ層36のキャリア濃度は、例えば1.8×1018cm−3である。エッチングストップ層36には、Zn、C又はMgがp型ドーパントとして含まれている。本実施形態では、エッチングストップ層36には、Znが含まれている。エッチングストップ層36を結晶成長させる場合に、良好なヘテロ界面を得るためには、V族原料のAs/Pの切り替えを急峻に行う必要がある。
第1光ガイド層32は、第1クラッド層31と活性層33との間に設けられている。第2光ガイド層34は、活性層33と第2クラッド層35との間に設けられている。第1光ガイド層32及び第2光ガイド層34のそれぞれのバンドギャップは、第1クラッド層31及び第2クラッド層35のそれぞれのバンドギャップよりも小さく、活性層33のバンドギャップよりも大きい。これにより、半導体基板2から注入された電子は、第1光ガイド層32及び第2光ガイド層34によって阻止されることなく、活性層33に効率良く注入される。
上述したようなバンドギャップの大小関係が満たされる場合、第1光ガイド層32及び第2光ガイド層34のそれぞれの屈折率は、第1クラッド層31及び第2クラッド層35のそれぞれの屈折率よりも大きく、活性層33の屈折率よりも小さい。したがって、第1クラッド層31及び第2クラッド層35のそれぞれは、活性層33において発生した光を、活性層33並びに第1光ガイド層32及び第2光ガイド層34に閉じ込めるように働き、その結果、活性層33への光の閉じ込めが強められる。
第1光ガイド層32及び第2光ガイド層34のそれぞれは、例えばアンドープのAl0.25Ga0.75Asによって形成されており、第1光ガイド層32及び第2光ガイド層34のそれぞれの極性はp型である。第1光ガイド層32及び第2光ガイド層34のそれぞれの厚さは、例えば0.1μmである。第1光ガイド層32及び第2光ガイド層34のそれぞれのキャリア濃度は、例えば5.0×1016cm−3である。
コンタクト層37は、第2クラッド層35の表面(第2領域35bの表面)側に設けられている。コンタクト層37は、例えばp型のGaAsによって形成されている。コンタクト層37の厚さは、例えば0.2μmである。コンタクト層37のキャリア濃度は、例えば1.0×1020cm−3である。コンタクト層37には、高濃度ドーピングに適したZnがn型ドーパントとして含まれている。
以上のような層構造を有する半導体層3には、半導体層3の表面3aに開口するように、一対の溝7及び複数の穴8が形成されている。一対の溝7は、Y方向に沿って延在しており、リッジ構造10を幅方向(X方向)において画定している。複数の穴8は、一対の溝7の外側に位置している。本実施形態では、Z方向から見た場合に、4つの穴8が長方形状の半導体層3の表面3aの4隅にそれぞれ配置されている。Z方向から見た場合における各穴8の形状は、例えば正方形状である。各溝7の底面7a及び各穴8の底面8aは、第2クラッド層35内に位置している。本実施形態では、各溝7の底面7a及び各穴8の底面8aは、エッチングストップ層36の表面に位置している。半導体層3の表面3aに平行な方向(以下、「XY方向」という)におけるリッジ構造10と各穴8と位置関係は、0.1μm以内の公差で規定されている。
リッジ構造10の幅(X方向における幅)は、例えば10μm以下(好ましくは5μm以下)である。リッジ構造10の高さ(Z方向における高さ)は、例えば1μm以上2μm以下である。高出力時において半導体レーザ素子1の端面3b,3cの損傷を抑えるためには、端面3b,3cにおける光モード分布は、小さな領域に集中した形ではなく、リッジ構造10を含む広い領域に分散された形であることが望ましい。そこで、リッジ構造10の高さを上述した範囲に設定することで、端面3b,3cにおける光モード分布を分散し、高出力時において半導体レーザ素子1の端面3b,3cの損傷を抑えることができる。
半導体層3は、一対の第1埋込部38と、複数の第2埋込部39と、を更に有している。一対の第1埋込部38は、一対の溝7内にそれぞれ配置されている。具体的には、各第1埋込部38は、各溝7内において、XY方向に隙間なく埋め込まれている。複数の第2埋込部39は、複数の穴8内にそれぞれ配置されている。具体的には、各第2埋込部39は、各穴8内において、XY方向に隙間なく埋め込まれている。一対の第1埋込部38及び複数の第2埋込部39は、例えばn型のIn0.5Ga0.5P(InGaP、すなわちInGa1−xP)によって形成されている。
各第1埋込部38の表面38aは、半導体層3の表面3aに対して半導体基板2の裏面2b側に位置している。すなわち、各第1埋込部38の表面38aは、半導体層3の表面3aに対して凹んだ状態にある。各第2埋込部39の表面39aは、半導体層3の表面3aに対して半導体基板2の裏面2b側に位置している。すなわち、各第2埋込部39の表面39aは、半導体層3の表面3aに対して凹んだ状態にある。各第1埋込部38の表面38a及び各第2埋込部39の表面39aは、半導体層3の表面3aに対して同一の距離だけ半導体基板2の裏面2b側に位置している。本実施形態では、各第1埋込部38の表面38a及び各第2埋込部39の表面39aは、半導体層3の表面3aに対して0.1μm以下の距離だけ半導体基板2の裏面2b側に位置している。
絶縁層4は、半導体層3の表面3a側に設けられている。絶縁層4においてリッジ構造10に対応する部分には、開口4aが形成されている。絶縁層4は、半導体層3の表面3aのうち一対の溝7の外側の領域に設けられている。一対の溝7の外側の領域とは、Z方向から見た場合に、半導体層3の表面3aにおいて一対の溝7に挟まれた領域(リッジ構造10に対応する領域)を除く他の領域を示している。絶縁層4は、SiNx(窒化シリコン)によって形成されている。絶縁層4の厚さは、例えば150nmである。
第1電極層5は、絶縁層4の開口4a内において半導体層3の表面3a(コンタクト層37の表面)側に設けられている。開口4a内において、コンタクト層37は、第1電極層5と電気的に接続されている。コンタクト層37は、第1電極層5と良好なオーミックコンタクトを実現している。第1電極層5は、例えばAu系の金属によって形成されている。第1電極層5の厚さは、例えば300nmである。第1電極層5は、例えばアノード電極として機能する。
Z方向から見た場合に、X方向における第1電極層5の両端部は、一対の第1埋込部38を覆い且つ複数の第2埋込部39を覆わない位置に達している。つまり、半導体レーザ素子1では、絶縁層4の表面のうち第1電極層5の外側(一対の溝7の外側)の一対の領域9が平坦面として外部に露出している。また、半導体レーザ素子1では、一対の領域9において複数の穴8の開口部にそれぞれ対応する複数の部分11が視認可能となっている。なお、Z方向から見た場合における第1電極層5の面積は、半導体層3の表面3aの面積に対して例えば50%未満である。Z方向から見た場合における一対の領域9の面積(合計値)は、半導体層3の表面3aの面積に対して例えば50%以上である。
Z方向から見た場合に、Y方向における第1電極層5の一端部は、絶縁層4における開口4aの縁部を覆い且つ端面3bから離間した位置に達しており、Y方向における第1電極層5の他端部は、絶縁層4における開口4aの縁部を覆い且つ端面3cから離間した位置に達している。Y方向における第1電極層5の一端部と端面3bとの距離、及び、Y方向における第1電極層5の他端部と端面3cとの距離のそれぞれは、例えば5μm〜30μmである。
このように、劈開面となる端面3b,3cに第1電極層5を至らせないことで、半導体レーザ素子1の製造時に端面3b,3cにおける劈開が容易となる。したがって、端面3b,3cにおいて良好な劈開面を得ることができる。その結果、端面3b,3cにおいて例えば数μmのオーダーの凹凸が発生することを抑えることができ、例えば端面3b,3cを後述する実装基板50(図8及び図9参照)に当接させる場合において、半導体レーザ素子1の高精度な実装を実現することが可能となる。また、開口4a内においてコンタクト層37の表面側に設けられた第1電極層5の表面に、開口4aの縁部に沿って段差が構成される。これにより、半導体レーザ素子1を実装する際に、半田等の接合材料が端面3b,3cに進行するのを抑制することができる。
第2電極層6は、半導体基板2の裏面2b側に設けられている。第2電極層6は、例えばAu系の金属によって形成されている。第2電極層6の厚さは、例えば2μmである。第2電極層6は、例えばカソード電極として機能する。第2電極層6は、半導体基板2の裏面2bの全面を覆っている。Y方向における第2電極層6の一端部は、端面3bに達しており、Y方向における第2電極層6の他端部は、端面3cに達している。このように、第2電極層6は、劈開面となる端面3b,3cに至っているので、半導体レーザ素子1の製造時に、第2電極層6の近傍に位置する端面3b,3cの一部において、例えば数μmのオーダーの凹凸が発生する。しかし、この凹凸は、半導体レーザ素子1の実装精度に影響を与えるものではないと考えられる。その理由は、ジャンクションダウン実装によって、半導体レーザ素子1を実装基板50に実装する際、端面3b,3cの当該一部は、実装基板50の本体部51の表面51aから突出した位置にあり(図8及び図10参照)、実装基板50に当接する部分ではないからである。したがって、半導体レーザ素子1の高精度な実装の実現のために、劈開面となる端面3b,3cに第2電極層6を至らせないようにする必要はないと考えられる。
[光半導体素子の製造方法]
まず、図4に示されるように、半導体基板2としてGaAs基板を準備し、半導体基板2の表面2aに半導体層3を形成する。具体的には、例えばMOCVD法の成長方法を用いて、半導体基板2の表面2aに、第1クラッド層31、第1光ガイド層32、活性層33、第2光ガイド層34、第2クラッド層35の第1領域35a、エッチングストップ層36、第2クラッド層35の第2領域35b及びコンタクト層37をこの順でエピタキシャル成長させる。
続いて、図5に示されるように、コンタクト層37の表面のうち一対の溝7及び複数の穴8となる領域以外の領域に、フォトリソグラフィ技術によってマスクMを形成する。マスクMは、例えばSiNxによって形成されている。マスクMの厚さは、例えば150nm以上500nm以下であることが好ましい。マスクMの厚さが、例えば100nm未満である場合には、後述する埋込成長(再成長)においてマスクMの端部が損傷し、当該端部が異常成長の起点となるおそれがある。本実施形態では、マスクMの厚さは、450nmである。
続いて、マスクMを介して半導体層3の表面3aに対してエッチングを施すことで、半導体層3に一対の溝7及び複数の穴8を形成する。このエッチングによって、各溝7の底面7a及び各穴8の底面8aがエッチングストップ層36の表面に位置する。なお、このエッチングとしては、ドライエッチング又はウェットエッチングが挙げられるが、ウェットエッチングが好ましい。その理由は、後述する埋込成長(再成長)を考慮して、ウェットエッチングによって半導体層3の表面3aを清浄しつつ露出させるべきだからである。
続いて、マスクMを半導体層3の表面3aに残した状態で、一対の溝7内に一対の第1埋込部38をそれぞれ形成すると共に、複数の穴8内に複数の第2埋込部39をそれぞれ形成する。具体的には、例えばMOCVD法の成長方法を用いて、一対の溝7内及び複数の穴8内のそれぞれにInGaPの埋込成長(再成長)を行う。この埋込成長(再成長)において、各第1埋込部38の表面38a及び各第2埋込部39の表面39aが半導体層3の表面3aに対して所定の距離だけ凹んだ状態で停止される。続いて、図6に示されるように、例えばバッファードフッ酸(BHF)等のエッチャントを用いて、マスクMを除去する。
続いて、図7に示されるように、例えば蒸着法によって、半導体層3の表面3aに絶縁層4を形成する。このとき、開口4aを形成し、リッジ構造10においてコンタクト層37の表面を露出させる。続いて、例えば蒸着法によって、開口4aを覆うように第1電極層5を形成する。続いて、半導体基板2の裏面2bを研磨して、半導体基板2を劈開可能な厚さに薄型化する。劈開可能な厚さとは、例えば140μmである。続いて、半導体基板2の裏面2bに、例えば蒸着法によって第2電極層6を形成したのち、半導体基板2を端面3b,3cにおいて劈開する。以上、半導体基板2の準備工程から第2電極層6の形成工程までは、ウェハレベルで実施される。最後に、ウェハをダイシングすることで、半導体レーザ素子1を得る。
[光モジュールの構成]
図8に示されるように、光モジュール100は、上述した半導体レーザ素子1と、実装基板50と、を備えている。実装基板50には、ジャンクションダウン実装によって、半導体レーザ素子1が実装されている。光モジュール100は、例えば、自動運転支援用のLiDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)システムに搭載されるマルチチャンネル光源である。
実装基板50は、本体部51と、配線52と、光導波路53と、を有している。本体部51は、例えば、Y方向を長手方向とする長方形板状を呈している。本体部51は、例えばSiによって形成されている。本体部51は、半導体レーザ素子1が実装された実装部54を含んでいる。
図9に示されるように、実装部54は、一対の載置面54aと、設置面54bと、を含んでいる。各載置面54a及び設置面54bは、XY方向に平行な面である。各載置面54a及び設置面54bは、本体部51の表面51aに対して本体部51の裏面51b側に位置している。設置面54bは、同一の高さに位置する一対の載置面54aよりも低い高さに位置している。つまり、各載置面54aは、本体部51の表面51aに対して凹んだ状態にあり、設置面54bは、各載置面54aに対して凹んだ状態にある。設置面54bは、Z方向から見た場合に、一対の載置面54aの間から本体部51の外縁に至っている。このような実装部54は、ドライエッチング又はウェットエッチングを用いて形成される。
配線52は、設置面54bに設けられている。配線52は、一対の載置面54aの間から本体部51の外縁に延在している。配線52は、例えばAu系の金属によって形成されている。配線52は、例えばスパッタ法を用いて形成される。
光導波路53は、光入射端53aと、複数の光出射端53bと、を含んでいる。光入射端53aは、実装部54に臨んでいる。複数の光出射端53bは、本体部51の外縁に臨んでいる。光導波路53は、光入射端53aから多段階で複数の光出射端53bに分岐する分岐型の光導波路である。X方向における光入射端53aの中心位置は、一対の載置面54aの間の中心位置である。Z方向における光入射端53aの中心位置は、一対の載置面54aに対して所定の距離だけ本体部51の表面51a側にずれた位置である。ここで、所定の距離は、半導体レーザ素子1における一対の領域9と活性層33の中心(発光点)とのZ方向の距離(図3参照)と同一である。このような光導波路53、例えば、オゾン酸化型CVD法、イオン注入法等によって、本体部51における表面51a側の部分に形成される。光導波路53のコア径は、例えば10μm以下である。
図10に示されるように、実装部54においては、半導体レーザ素子1の一対の領域9が、一対の載置面54aにそれぞれ配置されている。すなわち、半導体レーザ素子1の半導体層3の表面3aのうち一対の溝7の外側の一対の領域が、一対の載置面54aにそれぞれ間接的に配置されている。また、半導体レーザ素子1の第1電極層5が、半田層等の接合層60を介して配線52の端部52aと対向している。これにより、配線52が半導体レーザ素子1(具体的には、半導体レーザ素子1の第1電極層5)と電気的に接続されている。このように、接合層60は、半導体レーザ素子1と実装基板50とを電気的且つ物理的に接合している。この状態で、光導波路53の光入射端53aは、半導体レーザ素子1と光導波路53と光学的に結合されている。
なお、半導体層3の端面3b,3cにおける発光点の位置は、Z方向において半導体層3の表面3aから半導体基板2側に2.2μm以内(好ましくは2.0μm以内)の距離に存在していることが適している。その理由は、この発光点の位置がZ方向において半導体層3の表面3aから半導体基板2側に2.2μmを超える距離に存在すると、実装基板50の加工が難しくなり、実装基板50の量産性が低下するおそれがあるからである。
[光モジュールの製造方法]
まず、図10に示されるように、半導体レーザ素子1及び実装基板50を準備する。このとき、実装基板50の配線52の端部52a上には、例えば蒸着によって、半田層等の接合層60が形成されている。半導体レーザ素子1が実装される前の接合層60の表面60aは、同一の高さに位置する一対の載置面54aよりも高い高さに位置している(図11参照)。
続いて、高精度画像認識機能を有する組立装置において、実装基板50に半導体レーザ素子1を実装する。具体的には、本体部51の表面51a側が上向き(一方の向き)となるように(すなわち、本体部51の裏面51b側が下向き(他方の向き)となるように)実装基板50を保持すると共に、半導体層3側が下向きとなるように(すなわち、半導体基板2側が上向きとなるように)半導体レーザ素子1を保持する。
続いて、実装基板50の実装部54に対する半導体レーザ素子1の位置(例えば、半導体層3の端面3bにおける発光点の位置)のうち、XY方向における半導体レーザ素子1の位置を、複数の穴8の開口部にそれぞれ対応する複数の部分11の画像に基づいて取得する。そして、取得した当該位置に基づいて、半導体層3の端面3bにおける発光点と光導波路53の光入射端53aとをXY方向において一致させるための半導体レーザ素子1の移動量を算出する。当該移動量の分だけ半導体レーザ素子1をXY方向に移動させると、図11に示されるように、実装基板50の実装部54の上方に半導体レーザ素子1が位置した状態となる。
続いて、半導体レーザ素子1の第1電極層5の表面が接合層60の表面60aに接触するまで、半導体レーザ素子1をZ方向に移動させる。続いて、加熱によって接合層60を溶融させる。このとき、溶融した接合層60の表面張力によって、半導体レーザ素子1の一対の領域9が実装基板50の一対の載置面54aにそれぞれ接触するまで、半導体レーザ素子1がZ方向に移動する。そして、その状態で接合層60が固化し、光モジュール100が得られる。
[作用及び効果]
半導体レーザ素子1では、半導体層3の表面3aに開口するように半導体層3に形成された各穴8内に、第2埋込部39が配置されており、第2埋込部39の表面39aが、半導体層3の表面3aに対して半導体基板2の裏面2b側に位置している。ここで、各穴8は、例えば半導体製造プロセスにおいて、リッジ構造10を画定する一対の溝7と共に(すなわち、共通のマスクMを用いたエッチング工程で)半導体層3に形成され得るため、XY方向(半導体層3の表面3aに平行な方向)において、活性層33の発光点に対応する(すなわち、Z方向から見て発光点と同じ位置にある)リッジ構造10に対して高精度で位置決めされている。これにより、半導体レーザ素子1の実装の際に、各穴8の開口部に対応する部分11を、XY方向におけるアライメントマークとして用いることができる。また、半導体層3の表面3aは、Z方向(半導体層3の表面3aに垂直な方向)において、活性層33に対して高精度で位置決めされている。これにより、半導体レーザ素子1の実装の際に、半導体層3の表面3aのうち一対の溝7の外側の一対の領域を、Z方向における位置決め面の基礎として用いることができ、結果として、半導体レーザ素子1の一対の領域9をZ方向における位置決め面として用いることができる。更に、一対の溝7内に一対の第1埋込部38がそれぞれ配置されており、複数の穴8内に複数の第2埋込部39がそれぞれ配置されているため、半導体レーザ素子1の実装の際に、溶融した接合層60が片寄るほどに一対の溝7内、及び各穴8内に流れ込むのを防止することができる。しかも、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39が、InGaPによって形成されている。そのため、Z方向における位置決め面の基礎となる半導体層3の表面3aの平坦性を確保することができ、結果として、Z方向における位置決め面となる一対の領域9の平坦性を確保することができる。以上により、半導体レーザ素子1によれば、高精度の実装(例えば1μm以内の公差での実装)が可能となる。
ここで、一対の溝7内に一対の第1埋込部38がそれぞれ配置されており、複数の穴8内に複数の第2埋込部39がそれぞれ配置されていることによる効果について、より詳細に説明する。一対の溝7内に一対の第1埋込部38がそれぞれ配置されている一方で、複数の穴8内に複数の第2埋込部39がそれぞれ配置されていない場合、次のような問題が生じるおそれがある。その場合、一対の溝7内に一対の第1埋込部38を埋め込む際の埋込成長(再成長)において、半導体層3の表面3aのうち一対の溝7が形成される領域を除く領域をSiNxのマスクMで覆った状態で、一対の溝7のそれぞれの底面7a上に一対の第1埋込部38を成長させることが考えられる。このとき、各穴8の底面8aを覆うマスクM上に一対の第1埋込部38のInGaPの原子が溜まり込み、マスクM上に多結晶体(アモルファスの堆積物)が形成されるおそれがある。ここで、各穴8内の領域が小さいと多結晶体の堆積速度は速くなるため、このような場合には、多結晶体が半導体層3の表面3aから凸状に堆積することがある。多結晶体が凸状に堆積した状態でマスクMを除去する工程を行うと、多結晶体が凸状に堆積した部分の下にあるマスクMは除去されずに、各穴8の底面8a上において多結晶体がマスクMと共に残存することがある。その結果、堆積した多結晶体が半導体層3の表面3aから突出して、半導体層3の表面3aの平坦性が阻害されるおそれがある。
また、一対の溝7内に一対の第1埋込部38をそれぞれ配置せず、複数の穴8内に複数の第2埋込部39をそれぞれ配置しない場合(すなわち、埋込成長をしない場合)には、次のような問題が生じるおそれがある。このように半導体層3の表面3aに凹みが生じている状態で、絶縁層4を蒸着すると、凹みを構成する各溝7の側面、及び各穴8の側面には絶縁層4が形成され難いので、各溝7の側面、及び各穴8の側面が露出した状態となることがある。その状態で、半導体レーザ素子1の実装を実施すると、各穴8内及び各溝7内に半田等の接合材料が入り込んで、各溝7の側面、及び各穴8の側面に接触し、半導体レーザ素子1おいてリーク電流が発生するおそれがある。また、各溝7内に半田等の接合材料が入り込むと、第1電極層5に均一に電流を供給することが難しくなるおそれがある。その結果、半導体レーザ素子1の信頼性が低下するおそれがある。
半導体レーザ素子1では、一対の溝7内に一対の第1埋込部38がそれぞれ配置されており、複数の穴8内に複数の第2埋込部39がそれぞれ配置されているため、上述した問題の発生を抑えることができる。すなわち、半導体層3の表面3aの平坦性の阻害を抑えることができ、更に、半導体レーザ素子1の信頼性の低下を抑えることができる。
次に、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39が、InGaPによって形成されていることによる効果について、より詳細に説明する。一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39が、InGaP以外の材料によって形成されている場合、次のような問題が生じるおそれがある。一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39の材料としては、GaAs、AlGaAs、InGaP、In(AlGa)P、又はInGaAsPが挙げられる。これらの材料は、GaAsによって形成されている半導体基板2上において格子整合可能な材料である。これらの材料のうち、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39のそれぞれの材料としてAl系の材料(AlGaAs、又はIn(AlGa)P)を選択した場合、埋込成長(再成長)において、Alの高い活性に起因して、半導体層3の表面3aを覆うSiNxのマスクM上に異常成長のコアが形成され易くなる。なお、半導体層3の表面3aにSiOのマスクMを形成する場合も、同様の現象が発生することを本発明者は確認している。したがって、このような場合、半導体層3の表面3aの平坦性を確保することが難しくなる。
更に、一対の第1埋込部38及び、第2埋込部39のそれぞれの材料としてAl系の材料が選択された場合、次のような問題も生じうる。すなわち、埋込成長(再成長)においてMOCVD法を用いて一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39を成長させることが考えられるが、この場合、埋込成長(再成長)において、Alの原料がトリメチルアルミニウムとなり、メチル基を取り込む傾向がある。一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39のそれぞれがメチル基を取り込むと、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39のそれぞれにメチル基由来のカーボンが混入する可能性が高くなり、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39のそれぞれの極性がN型ではなくP型になるおそれがある。一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39のそれぞれの極性がP型になると、電流経路が広がるため、良好な電流狭窄を実現することが難しくなる。また、電流経路が広がると発振光の発光幅も広がるため、半導体レーザ素子1の実装時において光結合効率が低下するおそれがある。その結果、発振に至る電流注入の閾値の上昇、又は光出力の低下といった半導体レーザ素子1の特性の劣化を招くおそれがある。
また、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39のそれぞれの材料として、Alを含まないGaAs又はInGaAsPを選択した場合には、GaAs又はInGaAsPの屈折率が比較的高いので、良好な光の閉じ込めを実現することが難しくなる。その結果、半導体レーザ素子1の特性の劣化を招くおそれがある。また、このようなAs系の材料を選択した場合、P系の材料を選択した場合と比べて、埋込成長(再成長)において、半導体層3の表面3aを覆うマスクM上に異常成長のコアが形成され易い。
半導体レーザ素子1では、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39のそれぞれの材料としてAl系を含まないInGaPが選択されているので、埋込成長(再成長)において半導体層3の表面3aに形成されるマスクM上に異常成長のコアが形成されることを抑えることができる。その結果、半導体層3の表面3aの平坦性を確保することができ、Z方向において半導体レーザ素子1の位置を高精度に決定することができる。
また、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39のそれぞれの材料がAl系を含んでいないため、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39のそれぞれにメチル基由来のカーボンが混入することを抑えることができ、良好な電流狭窄を実現することができる。更に、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39のそれぞれの材料は、GaAs又はInGaAsPといった高屈折率を有する材料ではないので、良好な光の閉じ込めを実現することが可能となる。
また、半導体レーザ素子1では、一対の第1埋込部38のそれぞれの表面38aは、半導体層3の表面3aに対して半導体基板2の裏面2b側に位置してもよい。これにより、半田が片寄るほどに一対の溝7内に流れ込むのを防止しつつ、半導体層3の表面3aに垂直なZ方向における位置決め面の基礎となる半導体層3の表面3a上に半田が進行するのを抑制することができる。
また、半導体レーザ素子1では、第2埋込部39の表面39a、及び一対の第1埋込部38のそれぞれの表面38aは、半導体層3の表面3aに対して同一の距離だけ半導体基板2の裏面2b側に位置していてもよい。これにより、例えば半導体製造プロセスにおいて、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39を同一行程で形成することができる。
また、半導体レーザ素子1では、絶縁層4は、半導体層3の表面3aのうち一対の溝7の外側の領域に設けられていてもよい。これにより、リッジ構造10に確実に電流を注入することがきる。また、半導体層3の表面3aに垂直なZ方向における位置決め面の基礎となる半導体層3の表面3aを保護しつつ、絶縁層4の表面を位置決め面として用いることができる。また、絶縁層4は、SiNxによって形成されていてもよい。これにより、半導体層3の表面3aに垂直なZ方向における位置決め面となる絶縁層4の表面として平滑な表面を得ることができる。また、各第2埋込部39の表面39aは、半導体層3の表面3aに対して0.1μm以下の距離だけ半導体基板2の裏面2b側に位置していてもよい。これにより、絶縁層4によって、第2埋込部39の表面39aと共に半導体層3の表面3aを確実に覆うことができる。
また、半導体レーザ素子1では、一対の溝7のそれぞれの底面7a、及び複数の穴8のそれぞれの底面8aは、第2クラッド層35内に位置していてもよい。これにより、リッジ構造10内に光を閉じ込めて、半導体レーザ素子1のモード安定性を向上させることができる。また、例えば半導体製造プロセスにおいて、一対の溝7、及び複数の穴8を同一行程で形成することができる。
また、半導体レーザ素子1では、半導体層3は、第2クラッド層35内に設けられたエッチングストップ層36を有し、一対の溝7のそれぞれの底面7a、及び複数の穴8のそれぞれの底面8aは、エッチングストップ層36の表面に位置していてもよい。これにより、例えば半導体製造プロセスにおいて、所望の深さを有する一対の溝7、及び複数の穴8を同一行程で形成することができる。
また、半導体レーザ素子1では、半導体層3には、一対の溝7の外側に位置する穴8が複数形成されており、第2埋込部39は、複数の穴8内のそれぞれに配置されていてもよい。これにより、半導体レーザ素子1の実装の際に、複数の穴8のそれぞれの開口部に対応する部分を、半導体層3の表面3aに平行なXY方向におけるアライメントマークとして用いることができるので、より高精度の実装が可能となる。
光モジュール100は、半導体レーザ素子1を備えるため、実装基板50に対して半導体レーザ素子1が高精度で実装されたものとなっている。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態に限定されない。例えば、実装基板50の実装部54は、一対の載置面54aと、設置面54bと、を含んでいれば、種々の形状を採用可能である。一例として、図12に示されるように、一方の載置面が分割されており、設置面54bが、Z方向から見た場合に、一対の載置面54aの間から、分割された一方の載置面の間を介して、本体部51の外縁に至っていてもよい。また、実装基板50の光導波路53は、分岐型の光導波路に限定されず、斜め型の光導波路、湾曲型の光導波路等であってもよい。
また、一対の第1埋込部38、及び第2埋込部39に関する構成は、図13に示される光半導体素子にも適用可能である。図13に示される光半導体素子は、マルチチャネル型のアンプチップとして構成されており、複数のリッジ構造10を備えている。各リッジ構造10において、第1電極層5は、半導体層3の端面3b,3cと5〜20°の角度を成すように斜めに延在している。図13に示される光半導体素子では、一対の第1埋込部38に関する構成は、各リッジ構造10に適用されており、第2埋込部39に関する構成は、複数のリッジ構造10の外側の一対の領域9に適用されている。
図13に示される光半導体素子は、例えば、光モジュール100に適用される。図13に示される光半導体素子が光モジュール100に適用される場合、この光半導体素子の複数のリッジ構造10は、光導波路53の複数の光出射端53bにそれぞれ対応するように配置され、複数の光出射端53bとそれぞれ光学的に結合される。この光半導体素子は、各光出射端53bから出射された光の出力をそれぞれ増幅する。光モジュール100では、光導波路53の分岐部分で光損失が発生するため、光導波路53を導波する光が光導波路53の分岐部分に至る度に当該光の出力は低下する。そこで、図13に示される光半導体素子を光モジュール100に適用することにより、低下した光の出力を増幅させることが可能となる。
光モジュール100には、図13に示される光半導体素子と光学的に結合される位相シフター素子が更に適用されてもよい。これにより、図13に示される光半導体素子から出射される光の位相を高精度に制御することができる。位相シフター素子の原理は、ミリ波レーダーで用いられているフェイズドアレイ型距離計の原理と同様である。ミリ波ではなく光を用いたフェイズドアレイを適用する場合、フェイズドアレイには、極めて高い実装精度が要求される。しかし、光モジュール100によれば、この要求に応えることができるので、光モジュール100からの光の位相を高精度に制御することが可能となる。その結果、超小型のLiDARシステムの実現を飛躍的に近づけることができ、更には、完全自動運転システムの実用化を大幅に加速させることができる。
また、第2埋込部39が配置される穴8の数は1つであってよく、その場合にも、XY方向における半導体レーザ素子1の位置決めを精度良く実施することができる。ただし、第2埋込部39が配置される穴8の数が複数であれば、XY方向における半導体レーザ素子1の位置決めをより精度良く実施することができる。なお、半導体レーザ素子1の生産性を考慮すると、第2埋込部39が配置される穴8の数は2〜4つであることが好ましい。第2埋込部39が配置される穴8の数を5つ以上としても、XY方向における半導体レーザ素子1の位置決めについて大きな精度の向上は見込めないからである。また、Z方向から見た場合における穴8の形状は、正方形状に限定されず、長方形状、三角形状、円形状、十字形状等であってもよい。
また、第1埋込部38の表面38aと第2埋込部39の表面39aとは、半導体層3の表面3aに対して互いに異なる距離だけ半導体基板2の裏面2b側に位置していてもよい。また、第2埋込部39の表面39aが半導体層3の表面3aに対して半導体基板2の裏面2b側に位置していれば、第1埋込部38の表面38aは、半導体層3の表面3aに対して半導体基板2の裏面2b側に位置していなくてもよい。また、溝7の底面7aと穴8の底面8aとは、半導体層3内に位置していればよく、半導体層3の表面3aに対して互いに異なる距離だけ半導体基板2の裏面2b側に位置していてもよい。また、絶縁層4は、SiNxによって形成されている場合に限定されず、他の絶縁材料によって形成されていてもよい。また、半導体層3の表面3aのうち一対の溝7の外側の領域に絶縁層4が設けられていなくてもよい。
また、ある構成について「表面(裏面)側に設けられる」とは、当該構成が表面(裏面)に直接的に(すなわち、別の層等を介さずに)設けられる場合と、当該構成が表面(裏面)に間接的に(すなわち、別の層等を介して)設けられる場合と、を含む。また、上述した半導体材料の導電型については、n型及びp型を第1導電型及び第2導電型として適宜入れ替え可能である。
1…半導体レーザ素子、2…半導体基板、2a…表面、2b…裏面、3…半導体層、3a…表面、4…絶縁層、5…第1電極層、6…第2電極層、7…溝、7a…底面、8…穴、8a…底面、10…リッジ構造、31…第1クラッド層、33…活性層、35…第2クラッド層、36…エッチングストップ層、37…コンタクト層、38…第1埋込部、38a…表面、39…第2埋込部、39a…表面、50…実装基板、51…本体部、52…配線、53…光導波路、54…実装部、54a…載置面、54b…設置面、60…接合層、100…光モジュール。

Claims (10)

  1. GaAsによって形成された半導体基板と、
    前記半導体基板の表面側に設けられた半導体層と、
    前記半導体層の表面側に設けられた第1電極層と、
    前記半導体基板の裏面側に設けられた第2電極層と、を備え、
    前記半導体層は、
    前記半導体基板の前記表面側に設けられた第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層の表面側に設けられた活性層と、
    前記活性層の表面側に設けられた第2クラッド層と、
    前記第2クラッド層の表面側に設けられ、前記第1電極層と電気的に接続されたコンタクト層と、
    InGaPによって形成された一対の第1埋込部、及び第2埋込部と、を有し、
    前記半導体層には、リッジ構造を画定する一対の溝、及び前記一対の溝の外側に位置する穴が、前記半導体層の前記表面に開口するように、形成されており、
    前記一対の第1埋込部は、前記一対の溝内にそれぞれ配置されており、
    前記第2埋込部は、前記穴内に配置されており、
    前記第2埋込部の表面は、前記半導体層の前記表面に対して前記半導体基板の前記裏面側に位置している、光半導体素子。
  2. 前記一対の第1埋込部のそれぞれの表面は、前記半導体層の前記表面に対して前記半導体基板の前記裏面側に位置している、請求項1に記載の光半導体素子。
  3. 前記第2埋込部の前記表面、及び前記一対の第1埋込部のそれぞれの前記表面は、前記半導体層の前記表面に対して同一の距離だけ前記半導体基板の前記裏面側に位置している、請求項2に記載の光半導体素子。
  4. 前記半導体層の前記表面側に設けられた絶縁層を更に備え、
    前記絶縁層は、前記半導体層の前記表面のうち前記一対の溝の外側の領域に設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光半導体素子。
  5. 前記絶縁層は、窒化シリコンによって形成されている、請求項4に記載の光半導体素子。
  6. 前記第2埋込部の前記表面は、前記半導体層の前記表面に対して0.1μm以下の距離だけ前記半導体基板の前記裏面側に位置している、請求項4又は5に記載の光半導体素子。
  7. 前記一対の溝のそれぞれの底面、及び前記穴の底面は、前記第2クラッド層内に位置している、請求項1〜6のいずれか一項に記載の光半導体素子。
  8. 前記半導体層は、前記第2クラッド層内に設けられたエッチングストップ層を更に有し、
    前記一対の溝のそれぞれの前記底面、及び前記穴の前記底面は、前記エッチングストップ層の表面に位置している、請求項7に記載の光半導体素子。
  9. 前記半導体層には、前記一対の溝の外側に位置する前記穴が複数形成されており、
    前記第2埋込部は、前記複数の穴内のそれぞれに配置されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の光半導体素子。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の光半導体素子と、
    前記光半導体素子が実装された実装基板と、
    前記光半導体素子と前記実装基板とを電気的且つ物理的に接合する接合層と、を備え、
    前記実装基板は、
    前記光半導体素子が実装された実装部を含む本体部と、
    前記光半導体素子と電気的に接続された配線と、
    前記光半導体素子と光学的に結合された光導波路と、を有し、
    前記実装部は、
    前記光半導体素子の前記半導体層の前記表面のうち前記一対の溝の外側の一対の領域がそれぞれ配置された一対の載置面と、
    前記光半導体素子の前記第1電極層と前記配線とが前記接合層を介して対向するように前記配線が設けられた設置面と、を含む、光モジュール。
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