JP6704498B1 - 担架用防汚カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により担架の汚れを防止できる防汚カバーを提供する。【解決手段】防汚カバー6は、担架1の支持シート3の上面をほぼ覆うことができる大きさを有する略シート状に形成されている。防汚カバー6には、2本の把手棒2の一端側に設けられた把手21を内部にそれぞれ収容可能な二つの第1取付穴7が、防汚カバー6の厚さ方向に貫通して形成されている。使用時には、第1取付穴7の内部に把手21を貫通させた状態で、支持シート3の上面に防汚カバー6を被せる。これにより、担架1に対する防汚カバー6の位置ずれを抑止できる。【選択図】図4

Description

本発明は、担架に取り付けられて担架の汚れを防止するためのカバーに関するものである。
主に救急用に用いられる簡易型の担架として、例えば下記特許文献1及び2に示されるタイプのものがある。このタイプの担架は、2本の長尺状の把手棒の間にシート(例えば布地)を架け渡し、このシートの上に対象者(被災者や傷病者など)を載せた状態で当該対象者を搬送できるようになっている。
ところで、担架の実際の使用時(救急時)には、対象者の体液(例えば血液)や吐瀉物などによりシートが汚れることがある。このような汚れはシートに残留しやすく、汚れや臭いの原因となりやすい。汚れや臭いが付着した担架を使用すると、搬送される対象者にとっての使用感が良くないという問題がある。このことは特に、対象者を担架に載せて搬送する訓練において、対象者(訓練においては一般に健康な者)が担架に載せられることを避ける一因になっていると考えられる。これでは、担架を用いた訓練の効率を向上させることが難しいという問題を生じてしまう。また、このように汚れた担架を用いると、担架を運ぶ運搬者や次の対象者への感染の恐れを生じかねないという問題もある。
実用新案登録第3213262号公報 特開2013−169421号公報
本発明は、前記した状況に鑑みてなされたものである。本発明の主な目的は、簡易な構成により担架の汚れを防止できる防汚カバーを提供することである。
前記した課題を解決する手段は、以下の項目のように記載できる。
(項目1)
2本の把手棒の間に支持シートを架け渡すことにより、前記支持シート上に対象者を載置して搬送可能な担架に用いられる防汚カバーであって、
前記支持シートの上面をほぼ覆うことができる大きさを有する略シート状に形成されており、
かつ、前記2本の把手棒の一端側に設けられた把手を内部にそれぞれ収容可能な二つの第1取付穴が、前記防汚カバーの厚さ方向に貫通して形成されており、
使用時には、前記第1取付穴の内部に前記把手を貫通させた状態で、前記支持シートの上面に前記防汚カバーを被せることにより、前記担架に対する前記防汚カバーの位置ずれを抑止できるようになっている
担架用防汚カバー。
(項目2)
前記防汚カバーの長さは、前記担架への取り付け状態において、前記支持シートの長さより長いものとされている
項目1に記載の担架用防汚カバー。
(項目3)
吸水性のある不織布により構成された基層と、この基層の下面を覆い、かつ、防水性のある防水層とを備える
項目1又は2に記載の担架用防汚カバー。
(項目4)
前記第1取付穴とは、前記防汚カバーの長さ方向において反対側に形成された第2取付穴を備えており、
前記第2取付穴は、前記防汚カバーを貫通して形成されており、
かつ、前記第2取付穴は、前記第1取付穴が前記把手棒の一端側に設けられた把手に取り付けられた状態において、前記把手棒の他端側に設けられた把手を内部に貫通させる長穴状とされており、
さらに、長穴状とされた前記第2取付穴の長径の方向は、前記支持シートの長さ方向に沿う方向とされている
項目1〜3のいずれか1項に記載の担架用防汚カバー。
(項目5)
前記第1取付穴は、前記防汚カバーの一端側に形成されており、
前記防汚カバーの他端側が、前記防汚カバーの一端側に接近し、かつ、前記第1取付穴を塞がない位置となるように、前記防汚カバーが折り畳まれており、これによって、展開時には、前記第1取付穴を前記把手に取り付けた後、前記防汚カバーの他端側を把持して前記防汚カバーを展開できるようになっている
項目1〜4のいずれか1項に記載の担架用防汚カバー。
本発明の防汚カバーによれば、簡易な構成であるにもかかわらず、担架に効率よく取り付けることができ、これにより担架の汚れを効率よく防止することができる。また、本発明の防汚カバーは、簡易な構成であるために、低コストで生産することができる。このため、使い捨てでの使用に好適であるという効果も有する。
担架の一例を示す概略的な斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る担架用防汚カバーを展開した状態での平面図である。 図2のA−A線に沿う拡大断面図であって、図中符号Bは、その要部の拡大図である。 図2の防汚カバーを担架に取り付けた状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る防汚カバーを展開した状態での平面図である。 本発明の第3実施形態に係る防汚カバーを展開した状態での平面図である。 本発明の第4実施形態に係る、防汚カバーの折り畳み方法を説明するための説明図である。
以下、本発明の第1実施形態に係る担架用防汚カバー(以下単に「防汚カバー」又は「カバー」と称することがある)を、添付の図面を参照しながら説明する。
(担架)
まず、本実施形態の防汚カバーが使用される担架の一例を、図1を参照しながら説明する。この担架1は、2本の把手棒2の間に支持シート3を架け渡すことにより、支持シート3上に対象者を載置して搬送できる構成となっている。より詳しくは、支持シート3は、平面視して略長方形状とされており、その長手方向に沿う両側縁には、把手棒2を内部に収容可能な袋状に構成された保持部4が設けられている。担架1の支持シート3は、一般的には、必要な強度と可撓性を持つ生地(例えば布地や不織布)を適宜に折り返して縫い合わせ又は接着することにより構成されている。
2本の把手棒2の両端は、いずれも、支持シート3の端部よりも外側方向に突出されており、この突出部分は、担架を運ぶ者が握るための把手21とされている。把手21は、把手棒2の一部として一体的に設けられていてもよいし、把手棒2とは別部材とされていてもよい。
担架1の把手棒2どうしの間には、両者の位置関係を固定するための、着脱可能な固定具(図示せず)を取り付けることが多いが、そのような固定具としては、従来と同様のものを用いることができるので、それについての詳しい説明は省略する。また、固定具を使うことは必須ではない。
(防汚カバー)
本実施形態の防汚カバー6は、担架1に用いられる支持シート3の上面をほぼ覆うことができる大きさを有する略シート状に形成されている(図2〜図4参照)。
この防汚カバー6には、担架1に用いられる2本の把手棒2の一端側に設けられた把手21(図1参照)を内部にそれぞれ収容可能な二つの第1取付穴7が、防汚カバー6の厚さ方向(図2において紙面の厚さ方向)に貫通して形成されている(図2及び図3参照)。この実施形態では、第1取付穴7の形状は円形とされており、その内径は、把手21の外径とほぼ同じか、あるいはそれよりわずかに大きいものとされている。第1取付穴7の位置は、防汚カバー6の一端(図2では上端)近傍とされている。
本実施形態の防汚カバー6の長さは、担架1への取り付け状態(図4参照)において、担架1の支持シート3の長さより長くなるように設定されている。つまり、本実施形態における防汚カバー6の長さは、防汚カバー6が担架1に取り付けられた状態において、その長さ方向の端部(好ましくは両端部)が担架1の支持シート3からはみ出す長さに設定されている。また、防汚カバー6の幅は、防汚カバー6が担架1に取り付けられた状態において、防汚カバー6の側縁部(好ましくは両側縁部)が担架1の支持シート3から若干はみ出す長さに設定されていることが好ましい。
また、本実施形態の防汚カバー6は、吸水性のある不織布により構成された基層61と、この基層61の下面を覆い、かつ防水性のある防水層62とから構成されている(図3参照)。基層61としては、必要な強度及び吸水性のある既存の不織布を用いることができる。防水層62としては、例えば、ポリエチレンフィルム、さらに具体的にはLDPE(低密度ポリエチレン)やL-LDPE(リニアポリエチレン)のフィルムを用いることができるが、これは単なる一例である。防水層62は基層61に密着していることが好ましい。
防汚カバー6は、取り付け作業や使用に支障の無いように、十分に高い可撓性を有していることが好ましい。
(本実施形態のカバーの使用方法)
次に、前記した本実施形態の防汚カバー6の使用方法を、主に図4を参照しながら説明する。
(把手への取り付け)
前提として、保管状態では、本実施形態の防汚カバー6は、折り畳まれて、適宜な保管袋(図示せず)に収納されているものとする。本実施形態の防汚カバー6は、単純なシート状の構成であり、かつ高い可撓性を有しているので、小さく折り畳んだ状態で収納しておくことができる。したがって、狭い保管スペースにも無理なく収納することができるという利点がある。ただし、このような保管状態とすることは必須ではない。
使用時には、防汚カバー6を保管袋から取り出して展開させる(図2参照)。このときの展開状態は、その後の取り付け作業に支障がなければ、どのようなものであってもよく、完全に展開している必要はない。
ついで、担架1の二つの把手21(図4の例では図中上側の把手21)を、防汚カバー6の二つの第1取付穴7の内部にそれぞれ貫通させる。この状態では、把手21と第1取付穴7との位置関係がおおよそ固定される。ここで、防汚カバー6は、基本的には、基層61が上側(対象者側)、防水層62が下側(支持シート側)になるように配置される。
(支持シートの被覆)
ついで、防汚カバー6をその長さ方向に展開させる。これにより、担架1の支持シート3の上面を防汚カバー6により覆うことができる(図4参照)。このとき、防汚カバー6における、第1取付穴7とは反対側の部分(図4では図中下側の部分)は、支持シート3の端部から外側に垂らしておけばよい。あるいは、支持シート3からはみ出た部分の防汚カバー6を支持シート3の裏面側に折り返し、適宜な取り付け手段(粘着テープや面ファスナーなど)により支持シート3の裏面側に取り付けることもできる。
(搬送)
ついで、対象者10(図4参照)を防汚カバー6の上に載せた後、把手21を搬送者が持ち、対象者を搬送することができる。この搬送方法は基本的には従来の担架と同様である。搬送終了後は、通常は、防汚カバー6を担架1から取り外し、担架1を所定の位置に収納する。担架1に、把手棒2どうしの間隔を保持するための固定具(図示せず)が取り付けられている場合には、固定具を取り外してから収納することが通常である。防汚カバー6は、一般的には使い捨てとされる。
本実施形態では、第1取付穴7を把手21に取り付けて防汚カバー6を全体的に展開させることにより、担架1の支持シート3に防汚カバー6を簡便に取り付けることができる。特に、図1に示すタイプの担架1は救急用として使われることが多いので、このように簡便にカバー6を使用できることの意義は大きい。
また、本実施形態では、把手21を第1取付穴7に貫通させているので、これにより、担架1に対する防汚カバー6の位置ずれを抑止することができる。したがって、担架1の使用中において対象者10の動作や風等により防汚カバー6が担架1に対してずれる恐れを低減させることができ、実際上の使いやすさを向上させることができる。
さらに、本実施形態では、担架1の支持シート3の上面を防汚カバー6により覆うことができるので、対象者10の体液や吐瀉物等による支持シート3の汚れを防ぐことができる。支持シート3が一旦汚れると、汚れや臭いが支持シート3に残留しやすく、このため、次回以降の使用時において対象者が不快に感じることがある。また、搬送者や次の対象者への感染の恐れを生じることもある。これに対して、本実施形態の防汚カバー6を用いると、支持シート3の汚れを防ぐことができるので、実際の使用時や訓練時において快適に担架1を使用することができるという利点がある。また、搬送者や次の対象者への感染の恐れを低減できるという利点もある。
また、本実施形態の防汚カバー6は、把手21から第1取付穴7を取り外すことにより、担架1から簡便に取り外すことができる。例えば、防汚カバー6を使用後に、担架1を所定の収納個所に収納する時において、当該カバー6を担架1から簡単に取り外すことができる。また、担架1の使用中に防汚カバー6が汚損した場合には、担架1に載せられた対象者が一旦移動する必要はあるが、防汚カバー6を簡単に交換することも可能である。
さらに、本実施形態の防汚カバー6は、基層61と防水層62を有する二層構造とされているので、対象者側に配置された基層61により、対象者の体液や吐瀉物などの汚れを吸収させることができる。これにより、搬送者にこれらの汚れが付着することを抑止し、搬送者の感染防止を図ることができる。また、防水層62により、基層61から支持シート3への汚れの伝搬を防ぐことができる。ここで、汚れた防汚カバー6は簡単に交換可能であるから、本実施形態の防汚カバー6によれば、次に運搬される対象者への感染防止も図ることができる。
また、本実施形態の防汚カバー6は、簡易な構成とされているので、比較的に安価に製造することができる。このため、このカバー6を使い捨てとして用いた場合でも、必要なコストは低いという実際上の利点がある。
(第2実施形態)
次に、図5をさらに参照しながら、本発明の第2実施形態に係る防汚カバーについて説明する。なお、この第2実施形態の説明においては、前記した第1実施形態の防汚カバーと基本的に共通する要素については、同一符号を付すことにより、説明の重複を防ぐ。
この第2実施形態の防汚カバー6は、第2取付穴8を追加的に有している。この第2取付穴8は、第1取付穴7とは、防汚カバー6の長さ方向において反対側の位置に形成されている。また、第2取付穴8は、防汚カバー6の他端(図5では下端)近傍に形成されている。
第2取付穴8も、第1取付穴7と同様に、防汚カバー6を貫通して形成されている。さらに、第2取付穴8は、長穴状に形成されている。より詳しくは、第2取付穴8は、第1取付穴7が把手棒2の一端側の把手21に取り付けられた状態において、把手棒2の他端側の把手21を内部に貫通させる長穴状となっている。
長穴状とされた第2取付穴8の長径の方向は、支持シート3の長さ方向(つまり防汚カバー6の長さ方向)に沿う方向とされている。さらに、第2取付穴8の形状は、防汚カバー6のやや内側の位置に形成された拡大部81と、この拡大部81から、防汚カバー6の外側方向(短い側縁の方向)に延長された延長部82とを備えたものとなっている。拡大部81の内径は、把手21の外径とほぼ同じか、わずかに大きいものとすることが好ましい。
この第2実施形態の防汚カバー6によれば、把手棒2の把手21(ただし第1取付穴7が取り付けられる把手21とは反対側の位置にあるもの)に、第2取付穴8が取り付けられるので、防汚カバー6の長さ方向における両端を担架1に確実に取り付けることができる。したがって、防汚カバー6と担架1との位置ずれをより確実に防止できるという利点がある。
また、第2実施形態の防汚カバー6は、第2取付穴8の形状を長穴状としたので、第1取付穴7を一端側の把手21に取り付けた後に、第2取付穴8を他端側の把手21に取り付ける作業の効率が良いという利点がある。
さらに、本実施形態では、第2取付穴8に拡大部81と延長部82とを形成したので、延長部82を利用して把手21を第2取付穴8に通した後、拡大部81の内部に把手21を収容することができる。これにより、把手21が拡大部81から外れにくくなり、防汚カバー6と支持シート3との位置ずれを一層確実に防止できる。また、把手21を拡大部81に収容することにより、把手21の周囲における第2取付穴8の周縁部のたるみが抑制されることになり、これによって、防汚カバー6の美観を向上させることができるという利点もある。
第2実施形態における他の構成及び利点は、前記した第1実施形態と基本的に同様なので、これ以上詳しい説明は省略する。
(第3実施形態)
次に、図6をさらに参照しながら、本発明の第3実施形態に係る防汚カバーについて説明する。なお、この第3実施形態の説明においては、前記した第1及び第2実施形態の防汚カバーと基本的に共通する要素については、同一符号を付すことにより、説明の重複を防ぐ。
この第3実施形態の防汚カバー6は、第1取付穴7の形状を、第2実施形態で説明した第2取付穴8と同様としている。すなわち、第1取付穴7は、拡大部71と延長部72とを有している。ここで、第1取付穴7と第2取付穴8の形状は、防汚カバー6の長手方向に直交する仮想軸線(図示せず)を中心として線対称とされている。ただし、このような対称形状とすることは必須ではない。
第2実施形態の防汚カバー6では、第1取付穴7を第2取付穴8よりも先に把手21に取り付ける手順であることが好ましい。このため、第2実施形態では、第1取付穴7の位置を使用者が確認する必要がある。これに対して第3実施形態の防汚カバー6によれば、どちらの取付穴を先に把手21に取り付けたとしても、取り付け作業の容易性は変わらない。したがって、防汚カバー6における第1取付穴7の位置を確認するという作業を省略することができ、取り付け作業の効率化を期待できる。
また、第3実施形態の第1取付穴7は、拡大部71と延長部72とを有しているので、第2取付穴8の場合と同様に、拡大部71の内部に把手21を収容して、把手21と第1取付穴7との位置ずれを抑制することができる。
第3実施形態における他の構成及び利点は、前記した第1及び第2実施形態と基本的に同様なので、これ以上詳しい説明は省略する。
(第4実施形態)
次に、前記した防汚カバー6を折り畳む方法について、第4実施形態として図7をさらに参照しながら説明する。ここでは、第2実施形態の防汚カバー6を例とするが、これには制約されず、他の防汚カバー6を用いることも可能である。なお、この第4実施形態の説明においては、前記した第2実施形態の防汚カバーと基本的に共通する要素については、同一符号を付すことにより、説明の重複を防ぐ。
(図7(a))
まず、防汚カバー6を、図5に示すような展開状態とする。ここで、図7(a)における一点鎖線は谷折り線(仮想線)を示している。
(図7(b))
ついで、防汚カバー6の他端6bを、防汚カバー6の一端6aに近づけるようにして、防汚カバー6を折り畳む。ここで、第1取付穴7を露出させた状態(防汚カバー6の他端6bによって覆われない状態)とする。
(図7(c))
ついで、図7(b)における下端6cを、防汚カバー6の一端6aに近づけるようにして、防汚カバー6を折り畳む。このときも第1取付穴7を露出状態とする。ここで、図7(b)に示す折り畳み状態での下端6cを、他端6bよりわずかに下がった位置とすることが好ましい(図7(c)参照)。
(図7(d))
ついで、図7(c)における下端の部分が前記した下端6cに重なるように、防汚カバー6をさらに折り畳む。このときも第1取付穴7を露出状態とする。
(図7(e))
ついで、防汚カバー6の一端6aを、他端6bの方向に折り返す。
(図7(f))
さらに、防汚カバー6の左右側縁どうしが一致するように折り畳む。これにより、防汚カバー6を小さく折り畳むことができる。
(防汚カバーの取り付け作業)
防汚カバー6の使用時には、まず、図7(f)の状態から、図7(d)の状態に展開する。この状態では、第1取付穴7が露出された状態となる。ここまでの作業は、防汚カバー6が小さく折り畳まれているので、効率よく行うことができ、一人も簡単に実行できる。
ついで、担架1の一端側の把手21を第1取付穴7に貫通させる。これにより、防汚カバー6の一端6a側を担架1に取り付けることができる。ついで、防汚カバー6の他端6bを持ち、担架1の他端方向に引き延ばす。これにより、防汚カバー6を容易に展開させて、担架1に装着することができる。この取り付け作業も、一人で容易に実行できる。担架1は、救急時に使用されることが多いので、このように簡便に一人でも装着可能であることは大きな利点である。また、本実施形態では、図7(b)に示す折り畳み状態での下端6cを、他端6bよりわずかに下がった位置となるようにさらに折り畳んだので(図7(c)参照)、図7(d)に示す状態では、他端6bを外部から容易に視認して把持することができる。したがって、担架1への防汚カバー6の取り付け作業を一層効率的に行うことができるという利点もある。本例では、その後、第2取付穴8を担架1の他端側の把手21に取り付ける。
なお、本発明の内容は、前記実施形態に限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲に記載された範囲内において、具体的な構成に対して種々の変更を加えうるものである。
例えば、前記した各実施形態では、第1・第2取付穴を丸穴状又は長穴状としたが、これらの形状には限らない。例えば防汚カバーの所定個所に切り込みを入れることにより、第1・第2取付穴を形成することもできる。切込みの形状としては、例えば十字状、X状、*状など、各種のものが考えられる。要するに、切込みを利用して把手21を防汚カバー6に取り付けることができる形状であればよい。一方向の切込みを長く形成することにより、長穴と同じ利点を得ることもできる。
また、前記した第4実施形態に記載した折り畳み方法は一例に過ぎず、これには制約されない。例えば、より多い折り畳み回数、より少ない折り畳み回数、より複雑な折り畳み手法とすることも可能である。
1 担架
2 把手棒
21 把手
3 支持シート
4 保持部
6 防汚カバー
61 基層
62 防水層
6a 防汚カバーの一端
6b 防汚カバーの他端
7 第1取付穴
71 第1取付穴の拡大部
72 第1取付穴の延長部
8 第2取付穴
81 第2取付穴の拡大部
82 第2取付穴の延長部
10 対象者

Claims (5)

  1. 2本の把手棒の間に支持シートを架け渡すことにより、前記支持シート上に対象者を載置して搬送可能な担架に用いられる防汚カバーであって、
    前記支持シートの上面をほぼ覆うことができる大きさを有する略シート状に形成されており、
    かつ、前記2本の把手棒の一端側に設けられた把手を内部にそれぞれ収容可能な二つの第1取付穴が、前記防汚カバーの厚さ方向に貫通して形成されており、
    使用時には、前記第1取付穴の内部に前記把手を貫通させた状態で、前記支持シートの上面に前記防汚カバーを被せることにより、前記担架に対する前記防汚カバーの位置ずれを抑止できるようになっている
    担架用防汚カバー。
  2. 前記防汚カバーの長さは、前記担架への取り付け状態において、前記支持シートの長さより長いものとされている
    請求項1に記載の担架用防汚カバー。
  3. 吸水性のある不織布により構成された基層と、この基層の下面を覆い、かつ、防水性のある防水層とを備える
    請求項1又は2に記載の担架用防汚カバー。
  4. 前記第1取付穴とは、前記防汚カバーの長さ方向において反対側に形成された第2取付穴を備えており、
    前記第2取付穴は、前記防汚カバーを貫通して形成されており、
    かつ、前記第2取付穴は、前記第1取付穴が前記把手棒の一端側に設けられた把手に取り付けられた状態において、前記把手棒の他端側に設けられた把手を内部に貫通させる長穴状とされており、
    さらに、長穴状とされた前記第2取付穴の長径の方向は、前記支持シートの長さ方向に沿う方向とされている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の担架用防汚カバー。
  5. 前記第1取付穴は、前記防汚カバーの一端側に形成されており、
    前記防汚カバーの他端側が、前記防汚カバーの一端側に接近し、かつ、前記第1取付穴を塞がない位置となるように、前記防汚カバーが折り畳まれており、これによって、展開時には、前記第1取付穴を前記把手に取り付けた後、前記防汚カバーの他端側を把持して前記防汚カバーを展開できるようになっている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の担架用防汚カバー。
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