JP6703183B2 - 表示制御装置および表示制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、HUD(Head-Up Display)の表示制御に関する。
人間の注意は、経時変化の小さい領域よりも大きい領域に向きやすい。そのため、車両の運転者の視線は、実景の中で経時変化が大きい領域に集中する傾向がある。この傾向を利用した表示器として、近年HUDが注目されている。HUDは、車両前方の実景に重畳画像を重ねて表示することで、実景に情報を付加した拡張現実(AR:Augmented Reality)を生成する。HUDによれば、運転者の視線移動を抑制しながら、迅速かつ的確な情報伝達が可能になる。
特許文献1は、HUDを用いた車両用周辺情報表示システムを開示している。特許文献1の車両用周辺情報表示システムは、HUDの表示エリア外から接近中の他車両の将来的な挙動を予測して、他車両が表示エリア内に侵入する位置を予測し、予測した位置に他車両を強調する注意喚起虚像を重畳表示することで、運転者に注意喚起を行う。
特開2016−62368号公報
HUDを用いて、運転者の視野に位置する物体を運転者に注意喚起するためには、注意喚起画像が運転者から見て当該物体またはその周辺に重なるように表示されることが望ましい。
しかし、運転者の死角から他車両が接近中であることを運転者に注意喚起する場合、他車両はHUDの表示エリアの外にあるため、注意喚起画像は運転者から見て当該他車両またはその周辺に重なるように表示されず、それ以外の領域に重畳表示される。
従って、注意喚起画像から想起される他車両の位置が、実際の他車両の位置とは相違することになり、この相違による違和感を運転者に与えてしまうという問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑み、運転者の死角で発生した事象の通知情報をHUDに違和感なく表示することを目的とする。
本発明に係る表示制御装置は、領域特定部と、死角事象判断部と、表示制御部とを備える。領域特定部は、対象車両の運転者から見た対象車両の外の実景の撮影画像の中で、画素値の経時変化が予め定められた値より小さい画素領域を選択領域として選択する。死角事象判断部は、運転者の死角で運転者に通知すべき死角事象が発生しているか否かを判断する。表示制御部は、対象車両内に設けられた表示機器の表示制御を行う。表示機器は、運転者から対象車両の外の実景と重なって視認されるように情報を表示するHUDを含む。表示制御部は、HUDの表示領域のうち、選択領域と重なる領域に、運転者に対する死角事象の通知情報を表示するようHUDを制御する。
本発明に係る表示制御方法は、対象車両の運転者から見た前記対象車両の外の実景の撮影画像の中で、画素値の経時変化が予め定められた値より小さい画素領域を、選択領域として選択し、前記運転者の死角で前記運転者に通知すべき死角事象が発生しているか否かを判断し、前記対象車両内に設けられ、前記運転者から前記対象車両の外の実景と重なって視認されるように情報を表示するHUDを含む表示機器の表示制御を行い、前記表示制御は、前記HUDの表示領域のうち、前記選択領域と重なる領域に、前記運転者に対する前記死角事象の通知情報を表示するよう、前記HUDを制御することを含む。
本発明に係る表示制御装置により、死角事象の通知情報は、運転者から対象車両の外の実景のうち経時変化が小さい領域と重なって視認される。運転者は、経時変化が小さい領域に注意を向けにくいため、死角事象の通知情報にも過度に注意を向けることはない。従って、運転者にとって、死角事象の通知情報の表示位置と死角事象の位置とのずれによる違和感が軽減される。
本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明の実施の形態1に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の比較例に係る表示制御装置による死角事象の通知情報の表示を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る表示制御装置による死角事象の通知情報の表示を説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る表示制御装置による死角事象の通知情報の表示を説明する図である。 本発明の実施の形態4に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る表示制御装置による視野事象の通知情報の表示を説明する図である。 本発明の実施の形態4に係る表示制御装置による視野事象および死角事象の通知情報の表示を説明する図である。 本発明の実施の形態5に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る表示制御装置の表示制御によりHUDに表示される通知情報を示す図である。 本発明の実施の形態6に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係る表示制御装置の表示制御を説明する図である。 本発明の実施の形態6に係る表示制御装置の表示制御を説明する図である。 本発明の実施の形態6に係る表示制御装置の表示制御を説明する図である。 本発明の実施の形態7に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 運転者の視野とHUD表示領域との関係を表すアイコンを示す図である。 本発明の実施の形態7に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態7に係る表示制御装置の表示制御を説明する図である。 本発明の表示制御装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の表示制御装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る表示制御装置の車載装置とサーバによる構成例を示す図である。
本明細書では、本発明に係る表示制御装置が表示制御を行うHUDがその中で表示を行う車両を対象車両、対象車両以外の車両を他車両と称し、両者を区別する。また、以下に説明する発明の構成要素のうち同一または対応する構成要素には、複数の図で同一の参照符号を付して説明を行う。なお、HUDは運転者の視野領域に重畳表示可能な表示機器の一例であり、本発明は運転者の視野領域に重畳表示可能な表示機器であれば他の表示機器にも適用可能である。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示制御装置101の構成を示すブロック図である。表示制御装置101は、領域特定部12、周辺事象判断部13、および表示制御部15を備えている。周辺事象判断部13は死角事象判断部13Aを備えている。表示制御装置101は、車載カメラ32、視野検出装置33、表示コンテンツデータベース34、およびHUD35と接続され、これらを利用可能に構成されている。
車載カメラ32は、対象車両に搭載され、対象車両の前方、側方、および後方を撮影する。車載カメラ32が撮影した対象車両の前方映像は、領域特定部12による後述の処理に用いられる。車載カメラ32が撮影した対象車両の側方映像と後方映像は、死角事象判断部13Aによる後述の処理に用いられる。
視野検出装置33は、運転者の顔の向きまたは視線から運転者の視野を検出し、検出結果を視野情報として表示制御装置101に出力する。視野情報において、視野は顔の向きまたは視線を中心とした上下および左右方向の角度範囲により定義される。視野情報は、死角事象判断部13Aによる後述の処理に用いられる。
表示コンテンツデータベース34は、HUD35に表示するための画像などの表示コンテンツを格納する格納部である。表示コンテンツデータベース34は、一例として対象車両に積載されたHDD(Hard Disk Drive)により構成されるが、クラウド又はサーバにより構成されても良い。表示コンテンツデータベース34に格納される画像データのフォーマットは、透過制御に対応するためα値を有する32bitのビットマップ形式を想定するが、容量削減のため、透過制御かつ可逆圧縮が可能なPNG(Portable Network Graphics)のような画像フォーマットであっても良い。
HUD35は、対象車両の前方に設置され、表示制御部15の制御の下、表示コンテンツデータベース34に格納された表示コンテンツを表示する。本実施の形態では、HUD35として、対象車両のダッシュボード上に設置され、フロントガラスの一部を覆うコンバイナー型を想定するが、フロントガラスの全面を覆うウインドシールド型であっても良い。
領域特定部12は、車載カメラ32が撮影した対象車両の前方映像を、経時変化が小さい領域とそうでない領域とに分割する。領域分割のための定量的な評価指標として、特定の注目画素の画素値の時系列的な標準偏差がある。また、領域特定部12は、予め定められた最小画素ブロックを注目画素ブロックとし、注目画素ブロックの平均画素値の時系列的な標準偏差を用いても良い。この場合、領域特定部12はカメラのノイズまたは外乱の影響を避けて領域分割を行うことができる。
領域特定部12は、標準偏差が予め定められた閾値以下となる注目画素または注目画素ブロックを、経時変化が小さいとみなす。領域特定部12は、経時変化が小さいとみなした注目画素または注目画素ブロックに隣接する画素または画素ブロックの標準偏差が閾値以下の場合には、これらの画素又は画素ブロックを注目画素または注目画素ブロックに統合する。領域特定部12は、この統合処理を全画素または全画素ブロックに対して実施することで、対象車両の前方映像を経時変化が小さい領域とそうでない領域とに分割する。以下、領域特定部12により経時変化が小さい領域として分割された領域を選択領域と称する。すなわち、領域特定部12は、対象車両の運転者から見た対象車両の外の実景の撮影画像の中で、画素値の経時変化を示す指標が予め定められた値より小さい画素領域を、選択領域として選択する。
死角事象判断部13Aは、車載カメラ32が撮影した対象車両の側方映像または後方映像と、視野検出装置33から取得した視野情報とに基づき、運転者の死角で運転者に通知すべき死角事象が発生しているか否かを判断する。本明細書では、対象車両の周辺で発生し運転者に通知すべき事象を周辺事象とし、周辺事象のうち運転者の死角で発生する事象を死角事象、運転者の視野で発生する事象を視野事象とする。
運転者に通知すべき事象とは、対象車両に影響を及ぼす可能性のある事象である。死角事象の一例は、例えば対象車両が左車線を走行中に、右車線から他車両が接近していることである。本実施の形態において、死角事象判断部13Aは車載カメラ32の映像を基に死角事象の有無を判断するが、車車間通信または路車間通信により受信した情報を用いて死角事象の有無を判断しても良い。
表示制御部15は、死角事象判断部13Aで死角事象が発生していると判断された場合、運転者に対して死角事象を通知するための情報(以下、単に「死角事象の通知情報」と称する)をHUD35に表示させる。表示制御部15は、表示コンテンツデータベース34から、死角事象に対応する表示コンテンツを死角事象の通知情報として取得する。表示制御部15は、HUD35の表示領域のうち、領域特定部12が選択した領域と重なって運転者が視認する領域に、死角事象の通知情報を表示するよう、HUD35を制御する。
選択領域が複数存在する場合、表示制御部15は対象車両との相対位置変化が最も小さい選択領域と重なって視認されるHUD35の表示領域に、死角事象の通知情報を表示するよう、HUD35を制御する。表示制御部15は、例えば選択領域に含まれる特徴点のオプティカルフローの総和が最も小さい選択領域を特定する。死角事象の通知情報が、なるべくHUD35の中でも対象車両前方の実景以外(対象車両の一部を含む)の領域に安定的に表示されることで、死角事象の通知情報の表示位置と実際の死角事象の発生位置との間のずれにより運転者が感じる違和感が軽減される。
<A−2.動作>
表示制御装置101の動作を図2のフローチャートに沿って説明する。表示制御装置101は、一定周期など特定のタイミングで図2のフローを繰り返し実施する。
まず、領域特定部12が車載カメラ32の前方画像から、走行中の経時変化が小さい領域を選択する(ステップS11)。
次に、死角事象判断部13Aが、死角事象が発生しているか否かを判断する(ステップS12)。ステップS12で死角事象が発生していなければ、表示制御処理は終了する。
ステップS12で死角事象が発生していれば、表示制御部15が以下の処理を行う。まず、表示制御部15は死角事象の通知情報を表示コンテンツデータベース34から取得する(ステップS13)。
次に、表示制御部15は死角事象の通知情報を表示するHUD35の表示領域を特定する(ステップS14)。ここで、表示制御部15は運転者から車載カメラ32の前方画像の選択領域に重なって視認される領域を特定する。
最後に、表示制御部15は、ステップS14で特定したHUD35の表示領域に死角事象の通知情報を表示させる(ステップS15)。
<A−3.効果>
表示制御装置101の表示制御処理により、死角事象の通知情報がHUD35でどのように表示されるかを説明する。まず、図3に本発明の比較例の表示制御装置による表示を示す。ここで、「運転者の死角から他車両が対象車両に接近中」を死角事象とする。
図3において、運転者41の視野43には、対象車両のボンネット、道路、ガードレールなど対象車両の外の実景が表れている。また、運転者41は視野43の一部と重なってHUD35の表示領域(以下、「HUD表示領域」)44を視認する。従って、運転者41は視線を大きく動かすことなくHUD35の表示を視認することができる。
HUD表示領域44の上側の領域44Aに、死角事象の通知情報45A,45Bが表示される。領域44Aは、運転者41から道路等と重なって視認されるため、対象車両の走行に伴う経時変化が大きい。そのため、運転者41は死角事象の通知情報45に大きく注意を惹きつけられることになる。そして、死角事象の通知情報45の表示位置と他車両42の位置には差異があることから、運転者41は違和感を覚えてしまう。
これに対して、実施の形態1の表示制御装置101の表示制御によれば、図4に示すように、HUD表示領域44のうち下側の領域44Bに死角事象の通知情報45が表示される。領域44Bは、運転者41から見て対象車両のボンネットに重なって視認される領域であり、対象車両の走行に伴う経時変化が小さいため、運転者41の注意が向きにくい。このように、表示制御装置101は、死角事象の通知情報45をあえて運転者41の注意が向きにくい領域に表示させることにより、運転者41が死角事象の通知情報45に過度に注意を向けないようにする。従って、死角事象の通知情報45の表示位置と死角事象である他車両42の位置とのずれによる違和感が軽減される。
すなわち、実施の形態1に係る表示制御装置101は、領域特定部12、死角事象判断部13A、および表示制御部15を備える。そして、領域特定部12は、運転者41から見た対象車両の外の実景の撮影画像の中で、画素値の経時変化を示す指標が予め定められた値より小さい画素領域を選択領域として選択する。死角事象判断部13Aは、運転者の死角で運転者に通知すべき死角事象が発生しているか否かを判断する。表示制御部15は、対象車両内に設けられた表示機器の表示制御を行う。表示機器は、運転者41から対象車両の外の実景と重なって視認されるように情報を表示するHUD35を含む。表示制御部15は、運転者41から選択領域と重なって視認されるHUD表示領域44に、運転者41に対する死角事象の通知情報45を表示するよう、HUD35を制御する。このように、表示制御装置101は、死角事象の通知情報45をあえて運転者41の注意が向きにくい領域に表示させるため、運転者41は死角事象の通知情報45に過度に注意を向けることがない。従って、死角事象の通知情報45の表示位置と死角事象である他車両42の位置とのずれによる違和感が軽減される。
<B.実施の形態2>
<B−1.構成>
図5は、本発明の実施の形態2に係る表示制御装置102の構成を示すブロック図である。表示制御装置102は、実施の形態1に係る表示制御装置101の構成に加えて車両移動判定部11を備える。
車速センサ31は、対象車両の車速を検出し、検出結果を車両移動判定部11に出力する。車速センサ31は、例えば、対象車両が走行状態にあるときに0以外の値を出力し、対象車両が停止状態にあるときに0を出力する。
車両移動判定部11は、車速センサ31から対象車両の車速を取得し、これを基に対象車両が走行中か否かを判定する。実施の形態2において、実施の形態1で説明した領域特定部12、周辺事象判断部13、表示制御部15の動作は、車両移動判定部11が対象車両を走行中と判定した場合にのみ行われる。
<B−2.動作>
次に、表示制御装置102の動作を図6のフローチャートに沿って説明する。表示制御装置102は、一定周期など特定のタイミングで、図6のフローを繰り返し実施する。
まず、車両移動判定部11は、車速センサ31からの情報を基に、対象車両が走行中であるか否かを判断する(ステップS21)。ステップS21で対象車両が走行中でなければ、表示制御処理は終了する。
ステップS21で対象車両が走行中であれば、表示制御処理はステップS22へ移行する。ステップS22からステップS26は、図2のステップS11からステップS15と同様であるため、説明を省略する。
<B−3.効果>
表示制御装置102は、表示制御装置101の構成に加えて車両移動判定部11を備える。表示制御装置102は、車両移動判定部11で対象車両が走行中であると判定したときにのみ、HUD35に対する死角事象の通知情報の表示制御を行う。従って、対象車両が停止中には死角事象の通知情報がHUD35に表示されないため、運転者に不必要に死角事象の通知情報を視認させないようにすることができる。
<C.実施の形態3>
<C−1.構成>
図7は、本発明の実施の形態3に係る表示制御装置103の構成を示すブロック図である。表示制御装置103は、実施の形態2に係る表示制御装置102の構成において、表示制御部15が表示コンテンツ分類部15Aを備えたものである。また、表示制御部15は、HUD35に加えてCID(Center Information Display)36の表示制御を行う。
表示コンテンツ分類部15Aは、死角事象の通知情報をその情報量に応じて第1通知情報と第2通知情報とに分類する。第2通知情報は第1通知情報より情報量が多い。表示コンテンツ分類部15Aは、例えば文字情報を第1通知情報、対象車両と注意喚起対象の原因との位置関係を示すイラスト等の非文字情報を第2通知情報に分類することができる。第1通知情報の表示先はHUD35、第2通知情報の表示先はCID36である。
CID36は、対象車両の運転席の前面に表示されるディスプレイである。CID36の主な用途はカーナビゲーション装置の地図表示であるが、最近では、車載カメラの映像を用いたパーキングアシスト機能、空調操作、燃費情報の表示等にも用いられる多機能ディスプレイとして高度化しつつある。本実施の形態において、CID36は、運転者から対象車両の外の実景と重ならず視認されるように情報を表示する非HUD表示機器の一例である。従って、CID36の代わりに他の非HUD表示機器、例えばインストゥルメントパネル(以下、「インパネ」と称する)に搭載された表示パネルを用いても良い。インパネとは、車両の運転席前方に設置されたスピードメーター、タコメーター、燃料計、水温計、距離計などの計器類を指し、一般的にはアナログ表示のものが多い。しかし、近年では表示パネルを搭載したデジタル表示のインパネも増えてきている。
<C−2.動作>
次に、表示制御装置103の動作を図8のフローチャートに沿って説明する。表示制御装置103は、一定周期など特定のタイミングで、図8のフローを繰り返し実施する。
ステップS31からステップS34は、図6のステップS21からステップS24と同様であるため、説明を省略する。
表示コンテンツ分類部15Aは、ステップS34で表示制御部15が取得した死角事象の通知情報を、第1通知情報と第2通知情報に分類する(ステップS35)。例えば、文字情報は第1通知情報に、それ以外の情報は第2通知情報に分類される。
次に、表示制御部15は第1通知情報を表示するHUD35の表示領域を特定する(ステップS36)。ここで、ステップS32で選択された領域に重なって運転者から視認される領域が特定される。
次に、表示制御部15はステップS36で特定した表示領域に第1通知情報を表示するよう、HUD35を制御する(ステップS37)。
さらに、表示制御部15は、CID36に第2通知情報を表示させる(ステップS38)。
<C−3.効果>
表示制御装置103の表示制御処理により、死角事象の通知情報がHUD35とCID36でどのように表示されるかを説明する。ここで、「運転者の死角から他車両が対象車両に接近中」を死角事象とする。図9に示すように、死角事象の通知情報には、「他車両接近」という文字情報45Aと、対象車両と他車両との位置関係を示すアイコン45Bとがある。HUD表示領域44の下方の領域44Bには、文字情報45Aが表示され、CID36にはアイコン45Bが表示される。このように、運転者の視野43の実景と重なって表示されるHUD表示領域44には、文字情報45Aなど情報量の少ない通知情報のみが表示される。
すなわち、実施の形態3の表示制御装置103によれば、表示機器は、運転者から対象車両の外の実景と重ならず視認されるように情報を表示する非HUD表示機器を含み、表示制御部15は、死角事象の通知情報45を第1通知情報と第1通知情報より情報量が多い第2通知情報とに分類し、第1通知情報をHUD35に表示させ、第2通知情報を非HUD表示機器に表示させる。従って、運転者の視野43に情報が過剰に表示されることがない。これにより、表示制御装置103によれば、実施の形態2の効果に加えて、短期的には運転者の混乱を防ぐという効果があり、長期的には運転者が情報を無視するようになることを防ぐという効果がある。
<D.実施の形態4>
<D−1.構成>
図10は、本発明の実施の形態4に係る表示制御装置104の構成を示すブロック図である。表示制御装置104は、実施の形態2に係る表示制御装置102の構成において、周辺事象判断部13が視野事象判断部13Bを備えたものである。
視野事象判断部13Bは、車載カメラ32が撮影した対象車両の前方画像または側方画像と、視野検出装置33から取得した視野情報とに基づき、運転者の視野で運転者に通知すべき視野事象が発生しているか否かを判断する。運転者に通知すべき事象とは、対象車両に影響を及ぼす可能性のある事象であり、例えば先行車両が急停止をしたこと等である。本実施の形態において、視野事象判断部13Bは車載カメラ32の画像を基に視野事象が発生しているか否かを判断するが、車車間通信または路車間通信により受信した情報を用いて判断しても良い。
表示制御部15は、実施の形態1および実施の形態2で説明した動作に加えて以下の動作を行う。すなわち、表示制御部15は、視野事象判断部13Bが視野事象の発生を検知した場合に、運転者に対する視野事象の通知情報をHUD35に表示させる。HUD35には、死角事象が発生した場合には死角事象の通知情報が、視野事象が発生した場合には視野事象の通知情報が、両方の事象が発生した場合には両方の事象の通知情報が、表示される。
図10では、周辺事象判断部13が死角事象判断部13Aと視野事象判断部13Bとを備えている。死角事象判断部13Aと視野事象判断部13Bとは、図10に示すように周辺事象判断部13という一つのモジュールが並行して実施する異なる処理として実現されても良いし、異なるモジュールの処理として実現されても良い。死角事象判断部13Aと視野事象判断部13Bとが同一モジュールの異なる処理として実現される場合、メインスレッドに相当する周辺事象判断部13が、死角事象判断部13Aと視野事象判断部13Bの2つのワーカースレッドを生成し、各ワーカースレッドとメインスレッド間で通信を行いつつ処理を実行する。
<D−2.動作>
次に、表示制御装置104の動作を図11のフローチャートに沿って説明する。表示制御装置104は、一定周期など特定のタイミングで、図11のフローを繰り返し実施する。ステップS41およびステップS42は、実施の形態2で説明した図6のステップS21およびステップS22同様であるため、説明を省略する。
周辺事象判断部13は、周辺事象が発生したか否かを判断する(ステップS43)。周辺事象は、死角事象と視野事象の両方を含んでいる。ここで、周辺事象判断部13は、死角事象と視野事象のうち少なくとも一方が発生していれば、周辺事象が発生したと判断する。死角事象の発生有無は死角事象判断部13Aが判断し、視野事象の発生有無は視野事象判断部13Bが判断する。死角事象と視野事象のいずれも発生しなければ、周辺事象判断部13は周辺事象が発生しなかったと判断し、表示制御装置104は処理を終了する。
周辺事象が発生した場合、表示制御部15は以下の処理を行う。まず、表示制御部15は周辺事象の通知情報を表示コンテンツデータベース34から取得する(ステップS44)。表示制御部15は、死角事象が発生している場合には死角事象の通知情報を取得し、視野事象が発生している場合には視野事象の通知情報を取得し、両方の事象が発生している場合には両方の事象の通知情報を取得する。
次に、表示制御部15はステップS43で発生していると判断した周辺事象の通知情報を表示するHUD35の表示領域を特定する(ステップS45)。ここでは、死角事象の通知情報の表示領域として、ステップS42で選択した領域に運転者から重なって視認されるHUD表示領域が特定される。また、視野事象の通知情報の表示領域として、例えば運転者から視野事象の原因に重なって視認されるHUD表示領域が特定される。
次に、表示制御部15は、ステップS45で特定したHUD35の表示領域に、周辺事象の通知情報を表示させる(ステップS46)。
<D−3.効果>
図12を参照し、表示制御装置104の表示制御処理により、視野事象の通知情報がHUD35でどのように表示されるかを説明する。ここで、「先行車両が急停止」を視野事象とする。運転者は視野43の一部と重なってHUD表示領域44を視認する。HUD表示領域44のうち、急停止した先行車両と重なって視認される領域に、視野事象の通知情報として矩形枠46Aが表示される。運転者には先行車両が矩形枠46Aで囲まれたように視認されるため、先行車両に運転者の注意が喚起される。また、視野事象の通知情報として「先行車両、急停止」というテキストメッセージ46BがHUD表示領域44の下側の領域44Bに表示される。このように、視野事象の通知情報は、必ずしも視野事象の原因に運転者から重なって視認されるHUD表示領域に表示されなくても良い。
図13を参照し、視野事象と死角事象が同時に発生した場合に、表示制御装置104の表示制御処理により、HUD35でどのような表示が行われるかを説明する。ここで、「先行車両が急停止」を視野事象とし、「運転者の死角から他車両が対象車両に接近中」を死角事象とする。HUD表示領域44には、図12に示した視野事象の通知情報としての矩形枠46Aおよびテキストメッセージ46Bに加えて、死角事象の通知情報45が表示される。死角事象の通知情報45は、対象車両と他車両との位置関係を示すアイコン45Aと、「他車両接近」という文字情報45Bとを含み、HUD表示領域44のうち運転者から対象車両の走行に伴う経時変化が小さい領域と重なって視認される領域に表示される。
以上に説明したように、実施の形態4の表示制御装置104は、運転者の視野で運転者に通知すべき視野事象が発生しているか否かを判断する視野事象判断部13Bを備え、表示制御部15は、運転者から視野事象の発生場所と重なって視認されるHUD表示領域44に、運転者に対する視野事象の通知情報を表示するよう、HUD35を制御する。従って、運転者は視野事象を認識することができる。
<E.実施の形態5>
<E−1.構成>
図14は、本発明の実施の形態5に係る表示制御装置105の構成を示すブロック図である。表示制御装置105は、実施の形態4に係る表示制御装置104の構成に加えて事象優先度設定部14を備える。また、表示制御部15は、HUD35に加えてCID36の表示制御を行う。なお、CID36は、運転者から車両の外の実景と重ならず視認されるように情報を表示する非HUD表示機器の一例であり、CID36の代わりにインパネに搭載された表示パネルを用いても良い。
事象優先度設定部14は、死角事象判断部13Aにおいて死角事象が発生していると判断され、かつ視野事象判断部13Bにおいて視野事象が発生していると判断された場合、すなわち死角事象と視野事象が同時に発生している場合に、これらの事象に対して優先度を設定する。優先度の定量的な評価指標として、事象の対象車両への到達時間が挙げられる。ここで、事象の対象車両への到達時間とは、事象の発生原因が対象車両へ到達するまでの時間のことである。例えば、「先行車両が急停止した」という視野事象に関して言えば、対象車両が現在の速度を維持して走行を継続したと仮定した場合に、対象車両が先行車両と衝突するまでの時間が到達時間となる。また、「運転者の死角から他車両が対象車両に接近中」という死角事象に関して言えば、他車両が対象車両の視野に現れるまでの時間が到達時間となる。事象優先度設定部14は、到達時間が短い事象ほど優先度を高く設定する。
表示制御部15は、死角事象と視野事象の一方が発生している場合には実施の形態4と同様の動作を行うが、死角事象と視野事象が同時に発生した場合には、事象優先度設定部14で優先度が高く設定された事象の通知情報をHUD35に表示させ、優先度が低く設定された事象の通知情報をCID36に表示させる。
<E−2.動作>
次に、表示制御装置105の動作を図15のフローチャートに沿って説明する。表示制御装置105は、一定周期など特定のタイミングで、図15のフローを繰り返し実施する。
ステップS51およびステップS52は、実施の形態2で説明した図6のステップS21およびステップS22と同様であるため、説明を省略する。また、ステップS53は、実施の形態4で説明した図11のステップS43と同様であるため、説明を省略する。
ステップS53で周辺事象判断部13は周辺事象が発生したと判断すると、死角事象と視野事象の両方が発生したか否かを判断する(ステップS54)。ステップS54で死角事象と視野事象の両方が発生していない場合、すなわち死角事象と視野事象の一方のみが発生している場合には、ステップS57へ移行する。
ステップS54で死角事象と視野事象の両方が発生している場合、事象優先度設定部14は、両方の事象について、事象の対象車両への到達時間を計算し(ステップS55)、到達時間の短い事象を優先度の高い事象として設定し、到達時間の長い事象を優先度の低い事象として設定する(ステップS56)。
次に、表示制御部15は通知情報を表示コンテンツデータベース34から取得する(ステップS57)。ここで取得すべき通知情報は、ステップS54において死角事象と視野事象の両方が発生した場合には、ステップS56で優先度が設定された両方の事象の通知情報であり、ステップS54において死角事象と視野事象のいずれかが発生した場合には、発生した事象の通知情報である。
その後、表示制御部15は、通知情報が死角事象と視野事象の両方であるかを判断し(ステップS58)、両方である場合には、優先度の低い通知情報をCIDに表示させ(ステップS59)、ステップS59Aに移行する。また、通知情報が死角事象と視野事象の一方である場合には、そのままステップS59Aに移行する。ステップS59Aにおいて表示制御部15は、HUD35の表示領域44を特定する(ステップS59A)。HUD35の表示領域44には、発生した事象の通知情報が表示される。但し、死角事象と視野事象の両方が発生している場合には、ステップS56で優先度が高く設定された事象の通知情報がHUD35の表示領域44に表示される。ここで、HUD表示領域に表示する通知情報が死角事象の通知情報である場合、表示制御部15はステップS32で選択された領域に運転者から重なって視認されるHUD表示領域44を特定する。また、HUD表示領域44に表示する通知情報が視野事象の通知情報である場合、表示制御部15は例えば視野事象の原因に運転者から重なって視認されるHUD表示領域44を特定する。
最後に、表示制御部15は、ステップS59Aで特定したHUD35の表示領域44に、通知情報を表示させる(ステップS59B)。
<E−3.効果>
図16を参照し、視野事象と死角事象が同時に発生した場合に、表示制御装置105の表示制御処理により、HUD35でどのような表示が行われるかを説明する。ここで、「先行車両が急停止」を視野事象とし、「運転者の死角から他車両が対象車両に接近中」を死角事象とする。表示制御装置105は、死角事象と視野事象のそれぞれについて対象車両への到達時間を計算し、死角事象より到達時間の短い視野事象について、その通知情報である矩形枠46Aと文字情報46BをHUD表示領域44に表示させる。死角事象の通知情報はHUD表示領域44に表示されず、代わりにCID36に文字情報46C、および対象車両と他車両との位置関係を示すアイコン46Dとして表示される。
図13で説明した実施の形態4のように、視野事象と死角事象双方の通知情報をHUD表示領域44に表示するならば、運転者は視野43の実景と重ねて多くの情報を視認することとなる。しかし、実施の形態5では、視野事象と死角事象のうち通知の優先度が高い事象の通知情報がHUD表示領域44に表示され、優先度の低い事象の通知情報がCID36に表示されるため、運転者41は適度な情報量で優先度の高い通知情報を視野43に重ねて視認しつつ、優先度の低い通知情報をCID36において一瞥する。従って、表示制御装置105によれば、短期的には運転者が混乱するのを抑制する効果を奏し、長期的には運転者が情報を無視するようになるのを抑制する効果を奏する。さらに、表示制御装置105によれば、運転者への通知情報の提供不足を抑制することで、安心感とシステムへの信頼を担保する効果を奏する。
すなわち、実施の形態5の表示制御装置105は、死角事象と視野事象が同時に発生した場合に死角事象と視野事象に優先度を設定する事象優先度設定部14を備える。そして、表示制御部15は、死角事象と視野事象のうち事象優先度設定部14が設定した優先度の高い事象の通知情報を表示するよう、HUD35を制御し、優先度の低い事象の通知情報を表示するよう、CID36を制御する。従って、表示制御装置105によれば、短期的には運転者が混乱するのを抑制する効果を奏し、長期的には運転者が情報を無視するようになるのを抑制する効果を奏する。さらに、表示制御装置105によれば、運転者への通知情報の提供不足を抑制することで、安心感とシステムへの信頼を担保する効果を奏する。
<F.実施の形態6>
<F−1.構成>
図17は、本発明の実施の形態6に係る表示制御装置106の構成を示すブロック図である。表示制御装置106は、実施の形態2に係る表示制御装置102の構成において表示制御部15が表示態様制御部15Bを備えたものである。
表示態様制御部15Bは、死角事象が運転者の視野と死角の両方に跨って存在する場合に、死角事象が運転者の視野に存在する割合に応じて、死角事象の通知情報の表示態様を変更する。ここで、変更する表示態様としては透過度が想定されるが、長さまたは大きさなどの形状でもよい。
<F−2.動作>
次に、表示制御装置106の動作を図18のフローチャートに沿って説明する。表示制御装置106は、一定周期など特定のタイミングで、図18のフローを繰り返し実施する。
ステップS61からステップS65は、実施の形態2で説明した図6のステップS21からステップS25と同様であるため、説明を省略する。
表示態様制御部15Bは、車載カメラ32が撮影した対象車両の側方映像または後方映像と、視野検出装置33から取得した視野情報とに基づき、死角事象の原因が死角に存在する割合を計算する(ステップS66)。そして、表示態様制御部15Bは、死角事象の原因が死角に存在する割合が0%か否かを判断する(ステップS67)。ステップS67で死角事象の原因が死角に存在する割合が0%であれば、表示制御装置106の処理は終了する。
ステップS67で死角事象の原因が死角に存在する割合が0%でなければ、表示態様制御部15Bは当該割合に応じて死角事象の通知情報の透過度を設定する(ステップS68)。具体的には、死角事象の原因が死角に存在する割合が100%であれば透過度を0%、死角事象の原因が死角に存在する割合が30%であれば透過度を70%、というように、表示態様制御部15Bは死角事象の原因が死角に存在する割合が小さくなるほど透過度を高く設定する。
そして、表示制御部15がHUD35に、ステップS65で決定したHUD表示領域にステップS68で決定した透過度で死角事象の通知情報を表示させる(ステップS69)。
次に、ステップS66に戻り、表示態様制御部15Bは再び死角事象の原因が死角に存在する割合を計算する。死角事象の原因が完全に運転者の視野に移動すると、死角事象の原因が死角に存在する割合は0%となり(ステップS67でNo)、表示制御装置106の処理は終了する。すなわち、表示態様制御部15Bは、死角事象の原因が死角に存在する割合が0%になるまで、繰り返し死角事象の原因が死角に存在する割合を計算し(ステップS66)、その割合に応じて死角事象の通知情報の透過度を変更する(ステップS68)。
以上の動作により、死角事象の原因が運転者の死角から視野へ移動する場合には、死角事象の原因が完全に運転者の視野へ移動するまで死角事象の通知情報の透過度が徐々に高くなる。
<F−3.効果>
他車両が運転者の死角から対象車両に接近しやがて運転者の視界に表れるとき、表示制御装置106の表示制御の下、HUD35における死角事象の通知情報の透過度がどのように遷移するかを説明する。ここで、「他車両が運転者の死角から対象車両に接近中」を死角事象とし、接近中の他車両を死角事象の原因とする。
図19は、他車両42が対象車両40の右側後方を走行し、運転者の死角53に存在する割合が100%、すなわち他車両42が完全に運転者の死角53に存在する場合の、HUD35の表示を示している。HUD表示領域44のうち下方の領域44Bに、他車両42に対する注意喚起を促すための通知情報である文字情報45Aとアイコン45Bが表示される。このとき、文字情報45Aとアイコン45Bは透過度が0%となり、運転者にはっきりと視認される。
図20は、他車両42が対象車両40の右側前方を走行し、その一部が運転者の視野43に現れる場合の、HUD35の表示を示している。他車両42が運転者の死角53に存在する割合は30%とする。このとき、死角事象の通知情報である文字情報45Aとアイコン45Bは透過度が70%となり、運転者による視認度が低下する。
図21は、他車両42が対象車両40の右側前方を走行し、他車両42が完全に運転者の視野43に現れる場合の、HUD35の表示を示している。他車両42が運転者の死角53に存在する割合は0%である。このとき、表示制御部15は死角事象の通知情報を表示させないため、運転者は死角事象の通知情報を視認しない。言い換えれば、死角事象の通知情報の透過度は100%である。
他車両42が対象車両40を追い抜く際、他車両42の接近を知らせる死角事象の通知情報のHUD35における表示は図19、図20、図21の順に遷移する。死角事象の通知情報は、他車両42が運転者の視野43に現れたときに急に非表示になるのではなく、徐々に非表示になる。従って、他車両42が運転者の視野43に現れた後、他車両42の通知情報を他車両42の位置に重ねてHUD35に表示する場合、他車両42が運転者の死角53にいたときの通知情報と、他車両42が運転者の視野43に現れた後の通知情報とで、表示態様の連続性が担保される。従って、死角事象の原因が運転者の死角53から視野43に移動したタイミングで通知情報の表示態様が急に変化することによる違和感が軽減される。
このように、実施の形態6の表示制御装置106において表示制御部15は、死角事象が運転者の視野と死角とに跨って存在する場合、死角事象が運転者の視野に存在する割合に応じて、死角事象の通知情報の表示態様を変更する。従って、死角事象の原因が運転者の死角から視野に移動したタイミングで通知情報の表示態様が急に変化することによる違和感が軽減される。
<G.実施の形態7>
<G−1.構成>
図22は、本発明の実施の形態7に係る表示制御装置107の構成を示すブロック図である。表示制御装置107の構成は、実施の形態2に係る表示制御装置102の構成と同様である。但し、表示制御部15は、HUD35に加えてCID36の表示制御を行う。
なお、CID36は、運転者から車両の外の実景と重ならず視認されるように情報を表示する非HUD表示機器の一例であり、CID36の代わりにインパネに搭載された表示パネルを用いても良い。
表示制御部15は、実施の形態1と実施の形態2で説明した動作に加えて、運転者の視野43、HUD表示領域44、および死角事象の位置関係を表したアイコンをCID36に表示する。以下、このアイコンを位置関係アイコン50と称する。
図23は、位置関係アイコン50の例を示している。位置関係アイコン50は、対象車両40の俯瞰図において、対象車両40を中心とする円の中に、運転者の視野43、死角53、HUD表示領域44、および死角事象である他車両42の位置関係を表している。図23の44Aは、HUD表示領域44に対応した運転者の視野角を表している。位置関係アイコン50では、視野43の一部にHUD表示領域44が含まれる。表示制御部15は、車載カメラ32による対象車両の側方または後方の画像に基づき、他車両42の位置を位置関係アイコン50に反映する。また、表示制御部15は、視野検出装置33から視野情報を取得し、運転者の視野の変化を位置関係アイコン50に反映する。すなわち、表示制御部15は運転者の視野が変化すれば、それに応じて位置関係アイコン50における視野43と死角53の境界51を変化させる。
なお、図23における矢印54は、運転者の視野の左右方向の変化を示しており、矢印55は、運転者の視野の上下方向の変化を示している。
<G−2.動作>
次に、図24のフローチャートに沿って表示制御装置107の動作を説明する。表示制御装置107は、一定周期など特定のタイミングで、図24のフローを繰り返し実施する。
ステップS71からステップS76は、実施の形態2で説明した図6のステップS21からステップS26と同様であるため、説明を省略する。
ステップS77において、表示制御部15は位置関係アイコンをCID36に表示する。
<G−3.効果>
図25は、「運転者の死角から他車両が対象車両に接近中」という死角事象が発生したときの、表示制御装置107の表示制御を示している。HUD表示領域44のうち経時変化が小さい実景と重なって運転者から視認される領域44Bに死角事象の通知情報45が表示される。さらに、CID36に、運転者の視野43、HUD表示領域44、および死角事象の位置関係を表した位置関係アイコン50が表示される。
運転者は位置関係アイコン50により、自身の視野、死角、および死角事象の位置関係を俯瞰的に把握することが可能となる。
実施の形態7の表示制御装置107において、表示機器は、運転者から対象車両の外の実景と重ならず視認されるように情報を表示する非HUD表示機器を含む。そして、表示制御部15は、視野領域、死角領域、および死角事象の位置関係を表すアイコンを非HUD表示機器に表示させる。従って、運転者は位置関係アイコン50により、自身の視野、死角、および死角事象の位置関係を俯瞰的に把握することが可能となる。
<H.ハードウェア構成>
本発明の表示制御装置101〜107における、車両移動判定部11、領域特定部12、周辺事象判断部13、事象優先度設定部14、および表示制御部15は、図26に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、車両移動判定部11、領域特定部12、周辺事象判断部13、事象優先度設定部14、および表示制御部15(以下、「車両移動判定部11等」と称する)を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されても良いし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されても良い。プロセッサは、例えば中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)等である。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81には、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。車両移動判定部11等の各部の機能それぞれは、複数の処理回路81で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路81がプロセッサである場合、車両移動判定部11等の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェア)との組み合わせにより実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリに格納される。図27に示すように、処理回路81に適用されるプロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、表示制御装置101〜107は、処理回路81により実行されるときに、対象車両の運転者から見た対象車両の外の実景の撮影画像の中で、画素値の経時変化が予め定められた値より小さい画素領域を選択領域として選択するステップと、運転者の死角で運転者に通知すべき死角事象が発生しているか否かを判断するステップと、運転者から選択領域と重なって視認されるHUD35の表示領域に、運転者に対する死角事象の通知情報を表示するよう、HUD35を制御するステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、車両移動判定部11等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Electrically Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disk)及びそのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、車両移動判定部11等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、車両移動判定部11等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、表示制御部15については専用のハードウェアとしての処理回路でその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ82としての処理回路81がメモリ83に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、本発明の表示制御装置101〜107は、対象車両に搭載される装置であっても良いし、車載装置、PND(Portable Navigation Device)、通信端末(例えば携帯電話、スマートフォン、およびタブレットなどの携帯端末)、およびこれらにインストールされるアプリケーションの機能、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築されるシステムにも適用することができる。この場合、以上で説明した表示制御装置101〜107の各機能または各構成要素は、システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。例えば、図28に示すように、表示制御装置102の表示制御部15が車載装置に配置され、領域特定部12と周辺事象判断部13がサーバに配置されていても良い。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態および各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態および各変形例を適宜、変形または省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は全ての態様において例示であり、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得る。
11 車両移動判定部、12 領域特定部、13 周辺事象判断部、13A 死角事象判断部、13B 視野事象判断部、14 事象優先度設定部、15 表示制御部、15A 表示コンテンツ分類部、15B 表示態様制御部、31 車速センサ、32 車載カメラ、33 視野検出装置、34 表示コンテンツデータベース、35 HUD、36 CID、40 対象車両、41 運転者、42 他車両、43 視野、44 HUD表示領域、81 処理回路、82 プロセッサ、83 メモリ、101〜107 表示制御装置。

Claims (13)

  1. 対象車両の運転者から見た前記対象車両の外の実景の撮影画像の中で、画素値の経時変化が予め定められた値より小さい画素領域を、選択領域として選択する領域特定部と、
    前記運転者の死角で前記運転者に通知すべき死角事象が発生しているか否かを判断する死角事象判断部と、
    前記対象車両内に設けられた表示機器の表示制御を行う表示制御部と、を備え、
    前記表示機器は、前記運転者から前記対象車両の外の実景と重なって視認されるように情報を表示するHUDを含み、
    前記表示制御部は、前記HUDの表示領域のうち、前記選択領域と重なる領域に、前記運転者に対する前記死角事象の通知情報を表示するよう、前記HUDを制御する、
    表示制御装置。
  2. 前記選択領域は、前記HUDの表示領域のうち、前記対象車両の一部である、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記撮影画像は、前記対象車両に搭載されたカメラにより撮影された画像である、
    請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、前記選択領域が複数存在する場合、前記対象車両との相対位置変化が最も小さい前記選択領域と重なって視認される前記HUDの表示領域に前記死角事象の通知情報を表示するよう、前記HUDを制御する、
    請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示機器は、前記運転者から前記対象車両の外の実景と重ならず視認されるように情報を表示する非HUD表示機器を含み、
    前記表示制御部は、前記死角事象の通知情報を第1通知情報と前記第1通知情報より情報量が多い第2通知情報とに分類し、前記第1通知情報を前記HUDに表示させ、前記第2通知情報を前記非HUD表示機器に表示させる、
    請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置。
  6. 前記第1通知情報は文字情報であり、前記第2通知情報は非文字情報である、
    請求項に記載の表示制御装置。
  7. 前記運転者の視野で前記運転者に通知すべき視野事象が発生しているか否かを判断する視野事象判断部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記運転者から前記視野事象の発生場所と重なって視認される前記HUDの表示領域に、前記運転者に対する前記視野事象の通知情報を表示するよう、前記HUDを制御する、
    請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置。
  8. 前記死角事象と前記視野事象が同時に発生した場合に前記死角事象と前記視野事象に優先度を設定する事象優先度設定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記死角事象と前記視野事象のうち前記事象優先度設定部が設定した優先度の高い事象の通知情報を表示するよう、前記HUDを制御する、
    請求項に記載の表示制御装置。
  9. 前記表示機器は、前記運転者から前記対象車両の外の実景と重ならず視認されるように情報を表示する非HUD表示機器を含み、
    前記事象優先度設定部は、前記死角事象および前記視野事象の前記対象車両への到達時間に基づき、前記視野事象と前記死角事象に優先度を設定し、
    前記表示制御部は、前記視野事象と前記死角事象のうち前記事象優先度設定部が設定した優先度の低い事象の通知情報を表示するよう、前記非HUD表示機器を制御する、
    請求項に記載の表示制御装置。
  10. 前記表示制御部は、前記死角事象が前記運転者の視野と死角とに跨って存在する場合、前記死角事象が前記運転者の視野に存在する割合に応じて、前記死角事象の通知情報の表示態様を変更する、
    請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置。
  11. 前記表示態様は透過度または形状である、
    請求項10に記載の表示制御装置。
  12. 前記表示機器は、前記運転者から前記対象車両の外の実景と重ならず視認されるように情報を表示する非HUD表示機器を含み、
    前記表示制御部は、視野領域、死角領域、および前記死角事象の位置関係を表すアイコンを前記非HUD表示機器に表示させる、
    請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置。
  13. 対象車両の運転者から見た前記対象車両の外の実景の撮影画像の中で、画素値の経時変化が予め定められた値より小さい画素領域を、選択領域として選択し、
    前記運転者の死角で前記運転者に通知すべき死角事象が発生しているか否かを判断し、
    前記対象車両内に設けられ、前記運転者から前記対象車両の外の実景と重なって視認されるように情報を表示するHUDを含む表示機器の表示制御を行い、
    前記表示制御は、前記HUDの表示領域のうち、前記選択領域と重なる領域に、前記運転者に対する前記死角事象の通知情報を表示するよう、前記HUDを制御することを含む、
    表示制御方法。
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