JP6702972B2 - 2,3−ブタンジオールの製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、2,3−ブタンジオールの製造方法に関する。
2,3−ブタンジオール(2,3−BDO)は、例えば、凍結防止剤として、脱水によるメチルエチルケトンおよび1,3−ブタジエン製造の原材料として、そしてさらにはメタノール(22081kJ.kg−1)およびエタノール(29055kJ.kg−1)に匹敵する27198kJ.kg−1のその発熱量のために液体燃料として、現行において重要で、且つ、将来性のある工業用途を有する化学物質である。他の可能性のある用途としては、印刷インク、香料、燻蒸剤、湿潤剤および軟化剤、爆薬および可塑剤の製造、ならびに医薬品用の担体として、が挙げられる。
記載されている2,3−BDOの製造法のほとんどは、学術文献および特許文献の両方で示されているように多くの細菌種を用いた炭水化物の発酵に基づく。これらの方法はすべて共通して、主な欠点として、2,3−BDO生産性が通常、1〜3g/L/hという非常に低い生産性であり、最終培養ブロス中、通常は120g/L未満、さらに一般的には100g/L未満という低い2,3−BDO力価を有することにある。後者の事実があり、且つ、培養ブロスの化学組成が非常に複雑であることから、2,3−BDOの単離および精製のための方法が煩雑となり、経済的には相応に痛手となる。
2,3−BDOを得るためにはいくつかの化学的経路もある。したがって、特許文献1では、触媒として酸化アルミニウムで修飾したチタンシリカライトの存在下で過酸化水素により酸化することで、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノールおよびブタノール)および混合C4炭化水素の混合物から、2,3−BDOを合成する。しかしながら、この方法では41%の低い2,3−BDO選択性となる。特許文献2では、過酸化水素の存在下、高強度紫外線レーザーから生じる光でエタノールを照射することによる光触媒反応によって2,3−BDOを製造するが、この方法は工業的に実施可能ではない。
最近、本発明者らは、ニッケルおよび貴金属をベースとする不均一触媒を使用した水性媒体中での3−ヒドロキシブタノンの水素化によって、2,3−BDOを得る方法を開示した特許(特許文献3)を出願した。この方法では、2,3−BDOは、20bar超、好ましくは40barの水素圧、および75℃を上回る温度にて、98%もの高い収率で得られる。そのような出願で報告されている結果は非常に良好であり、2,3−BDO製造のための工業的に実施可能な手順となるが、経済性と安全性という両方の理由のために、水素を使用せず、室温で実施できる方法がはるかに望ましい。
3−ヒドロキシブタノン電解還元に関連する科学的文献における唯一のものは、M.M.Baizerらによるものである(非特許文献1)。この論文では、約10%水溶液中で2,3−ブタンジオールを2−ブタノン(メチルエチルケトン)に変換するための手順を開発し、2,3−ブタンジオールを、多孔性アノードを通過させ、ここで電気的に発生したNaBrOによって3−ヒドロキシブタノンに選択的に酸化し、次いで多孔性カソードにポンプで輸送し、ここで3−ヒドロキシブタノンを2−ブタノンに還元する。したがって、この論文では、3−ヒドロキシブタノン電解還元によって2−ブタノン(メチルエチルケトン)が生成する。
中国特許出願公開第103193596号明細書 特開平04−41447号公報 国際出願PCT/ES2014/070598号明細書
M.M.Baizer et al.,Electrochemical conversion of 2,3−butanediol to 2−butanone in undivided flow cells:a paired synthesis, Journal of Applied Electrochemistry 14(1984)197−208
本開示は、周期律表のIB族、IIB族およびVIIIB族の金属;それらの酸化物;またはそれらの混合物を含むカソード電極触媒材料を含むカソードを使用した水性媒体中での3−ヒドロキシブタノンの電解還元によって、2,3−ブタンジオールを製造する方法であって、
a) 3−ヒドロキシブタノンと、水性媒体及びそのような媒体中の支持電解質とを混合することによって溶液を形成するステップと、
b) 直流(DC)電源を用いてアノードとカソードとの間に電圧をかけることによって、電気化学反応器中で前記溶液を連続的または不連続的に電解するステップと
を含む方法に関する。
3−ヒドロキシブタノンは不斉炭素を有し、それ故に、キラル分子である。立体異性体のいずれか1つならびにそれらの混合物を本発明の方法で原料として使用することができる。
したがって、本発明全体を通して、3−ヒドロキシブタノンという語は、そのエナンチオマーならびに任意の割合のそれらの混合物、例えばラセミ混合物を包含する。
本発明で用いる場合、「カソード電極触媒材料」という語は、カソードの電極触媒材料であって、周期律表のIB族、IIB族およびVIIIB族の金属からの1種以上;それらの酸化物;またはそれらの混合物を含む電極触媒材料を指す。
本発明において用語「セル」、「電気化学セル」、及び「電気化学反応器」はそれぞれ交換可能に用いられる。
本発明で用いる場合、水性媒体とは、水;または、水と完全に混和可能もしくは部分的に混和可能な溶媒と水との混合物;を意味し、水性媒体中の水濃度は、50〜100重量%、好ましくは70〜100重量%、さらに好ましくは85〜100重量%、そして最も好ましくは100重量%である。水と完全に混和可能もしくは部分的に混和可能な溶媒として好適なものは、本発明の電解条件下で電気活性ではないものである。前記溶媒の例は、メタノール、エタノール、プロパノール、およびイソロパノールなどのアルコール、テトラヒドロフランおよびジオキサンなどのエーテル、ならびにアセトニトリルなどのニトリルであるが、これらに限定されるものではない。
本発明の方法で使用する電気化学反応器は、当業者に公知のもののいずれか、例えばタンク型またはフロースルー・フィルタ・プレス型電気化学反応器のいずれかであり得、後者が好ましいものである。電気化学反応器は分離型または非分離型であり得、この非分離型構造が最も好ましく、なぜなら電力消費量の低減および設備投資の低減の両方をもたらすからである。分離型電気化学反応器を使用する場合、アノードおよびカソードは、溶液中の電気を輸送するイオンの流れを可能にしつつ、アノード液(アノード区画を通して供給される3−ヒドロキシブタノンを含まない溶液)とカソード液(カソード区画を通して供給される3−ヒドロキシブタノン含有溶液)との混合を防止する材料によって分離されている。カチオン交換膜が分離型電気化学反応器用の最も好ましい分離材料である。カチオン交換膜の例は、Nafion(登録商標)N−324、Nafion(登録商標)N−424といった、Nafion(登録商標)の商標で販売されているもののいずれかであるが、これらに限定されるものではない。
アノード材料(アノード)として、DSA(寸法安定性アノード)が本発明の方法において好ましいものである。DSAアノードとして、例えば、チタン上に担持された白金(Pt/Ti)、及びチタン上に担持された酸化イリジウムが挙げられるが、これらに限定されない。また、PbO/Tiも、分離型セルで使用することができる。
本発明の方法で用いられるカソード電極触媒材料は、周期律表のIB、IIBおよびVIIIB族の金属、それらの酸化物、またはそれらの混合物を含む材料であり、好ましくは、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、Os、Ir、Pt、それらの酸化物、又はそれらの混合物であり、Ni、Pd、Pt、Ru、RhおよびIr、およびそれらの混合物がより好ましい。また、ニッケル合金をカソード材料として使用することができる。モネル型のNi−Cu合金は、例えば本発明の方法で有用なニッケル合金の非限定的な例示としての一例である。
本発明の好ましい実施形態において、カソード材料は、平坦で高密度で非多孔性であり、例えばホイル、プレート、またはシートである。この際、貴金属をカソードとして使用する場合、好ましくは、金属電気活性層の厚さが数μmとなるように、より安価な材料上に担持させる。チタン上に担持された白金(Pt/Ti)は、これらの種類のカソード材料の非限定的な例示としての一例である。
本発明の別の好ましい実施形態において、カソード材料は多孔性である。それらは、穿孔金属ホイル、金属フェルト、金属メッシュ、金属フォームなどの商業的に入手可能な形態であり得る。例示的目的のためだけに提示する非限定例として、ニッケルをカソード材料として使用する場合、例えば、55%〜85%の開口面積を有するニッケルメッシュ、または、95%の多孔率および約6.5〜約25の範囲の孔/cm数を有するニッケルフォームなどの多孔性形態で優先的に使用する。
本発明のさらに別の好ましい実施形態では、周期律表のIB族、IIB族、およびVIIIB族からの前記金属を多孔性導電性支持体上に堆積させる。多孔性導電性支持体の非限定例は、カーボン紙タイプおよびカーボン布タイプの両方の商業的に入手可能なGDL(ガス拡散層)、例えば、GDLカーボン紙タイプについては、Sigracet(登録商標)、Freudenberg、Spectracarb(商標)、Avcarb(登録商標)およびToray、ならびにGDLカーボン布タイプについてはELAT(商標)の商標で販売されているものであるが、これらに限定されるものではない。GDL支持体上の金属のコーティングは、物理蒸着(PVD)、化学蒸着(CVD)、溶射、インクスプレーまたは電着によるなど、当該技術分野で公知技術のうちの1つによって作製することができる。典型的なPVDコーティング法は、カソードアークまたは電子線源を使用する蒸発、および磁気強化源または「マグネトロン」、円筒形または中空カソード源を使用するスパッタリングである。すべてのPVD法は、典型的には10−2〜10−4mbar(ミリバール)の範囲の作業圧力にて真空中で実施し、一般的に正電荷エネルギーイオンでコーティングされる基体の衝撃を含む。さらに、窒素、アセチレンまたは酸素などの反応性ガスを金属堆積時に真空チャンバー中に導入して、様々なコーティング組成物を作製することができる。その結果、コーティングと支持体との間の非常に強力な結合、フィルムの調節された物理的、構造的およびトライボロジー的性質が得られる。一例として、Sigracet(登録商標)GDL−24BC上のPtコーティングは、次のようにして実施することができる。まずGDLサンプルを、Ptカソードおよび回転ホルダを有する平板マグネトロンを含むPVDチャンバー中に導入する。真空中での加熱を含む脱気過程の後、アルゴンをチャンバー中に0.16〜0.6Paの作業圧力まで導入する。200〜600W(典型的には400W)のDC電流をマグネトロンへ供給することで、アルゴンプラズマ点火および標的からのPtイオンのスパッタリングを開始し、薄いPtフィルム(数ナノメートル程度)をGDL基体上へ堆積させる。処理時間は30秒から2分まで及ぶ。典型的なスプレーコーティング法では、炭素に関する触媒質量が20重量%〜40重量%で炭素上に堆積させた触媒(例えばPt)を適切な溶媒(例えば、イソプロピルアルコール)中に懸濁させ、1〜5重量%の濃度、好ましくは2重量%〜4重量%の濃度に達する。触媒質量の5%〜25%、最も好ましくは触媒質量の10重量%〜15重量%の、ある量のアイオノマー(例えばNafion溶液5重量%)を混合物に添加する。均質なインクが得られるまで、磁気撹拌と室温での超音波処理を組み合わせて懸濁液を均質化する。70℃〜80℃にてホットプレート上に触媒インクをスプレーすることによって均一な活性層をGDL上に形成させる。
支持体をコーティングした後の金属表面密度は、好ましくは10μg/cm〜1500μg/cm、さらに好ましくは20μg/cm〜1000μg/cmであり、最も好ましくは30μg/cm〜750μg/cmである。
本発明による3−ヒドロキシブタノンの電解還元は、100〜10000A/m、好ましくは250〜5000A/m、さらに好ましくは500〜3000A/mの電流密度で実施する。
本発明による3−ヒドロキシブタノンの電解還元を、電解溶液の導電性を調節するため、および/または反応の選択性を制御するために添加した支持電解質の存在下で実施する。電解質濃度は概して、反応混合物の全質量に基づいて、約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約1重量%〜約15重量%、さらに好ましくは約5重量%〜約10重量%のレベルに調節する。非分離型セル中の支持電解質および分離型セルを使用する場合のカソード液用の支持電解質の例は、硫酸、リン酸および硝酸などの無機酸の、アンモニウム塩、アルカリ金属塩、およびアルカリ土類金属塩であるが、これらに限定されるものではない。
本発明の方法を分離型セル中で実施する場合、カソード液用のさらなる支持電解質は、塩酸、臭化水素酸、及びフッ化水素酸の、アンモニウム塩、アルカリ金属塩、及びアルカリ土類金属塩であり、アノード液用の支持電解質としては、硫酸やリン酸といった無機酸、及び、これら無機酸のアンモニウム塩、アルカリ金属塩、及びアルカリ土類金属塩が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
非分離型セル中のpHまたは分離型セル中のカソード液のpHは、好ましくは2〜7であり、好ましくは3〜5であり、さらに好ましくは3〜4である。pH調節には、例えばリン酸や硫酸といった好適な酸、又は水酸化ナトリウムや水酸化カリウムといった塩基を添加することによって行うことができる。
本発明によると、溶液中で電解される3−ヒドロキシブタノンの濃度は、電解される溶液の総体積に基づいて、少なくとも10g/Lであり、好ましくは少なくとも25g/Lであり、さらに好ましくは少なくとも50g/L、最も好ましくは少なくとも100g/Lである。
本発明の方法に従い、3−ヒドロキシブタノンを2,3−BDOに電解還元するために循環させる電気量は、好ましくは、電流効率を100%と仮定して3−ヒドロキシブタノンの100%変換率を得るための理論的量の50%〜150%(3−ヒドロキシブタノン1モルあたり2ファラデー)、さらに好ましくは75%〜125%、最も好ましくは90%〜125%である。
本発明によると、3−ヒドロキシブタノンの2,3−BDOへの電解還元は、周囲圧力で、室温から水性媒体の沸点より10℃低い温度までの温度にて、好ましくは室温にて実施する。
本発明の方法は、1つの電気化学反応器を用いて、または第1(電気化学)反応器から得られた反応混合物が第2(電気化学)反応器などに供給されるように、直列に結合した少なくとも2つの電気化学反応器を用いて実施することができる。直列に結合した2つ以上の電気化学反応器を使用する場合、電流密度および循環電荷はどちらも、第1電気化学反応器から最後の(電気化学)反応器へ向かって減少する。例えば、直列に結合した2つの電気化学反応器を使用する場合、第1電気化学反応器で使用される電流密度は、第2電気化学反応器で使用される電流密度よりも高く、第1電気化学反応器中の循環電荷の割合は、両電気化学反応器を通して循環される全電荷に対して、第2電気化学反応器中よりも第1電気化学反応器中の方が高い。このようにして、3−ヒドロキシブタノンを2,3−BDOに電解する際に電気がより効率よく用いられる。
本発明の方法を実施例および比較例を参照して説明するが、これらは単なる例示を意図するものであって、本発明を限定するものと決して解釈されるべきではない。
<実施例>
<実施例1>
3−ヒドロキシブタノン(112.2g/L)およびKHPO(5重量%)の水中溶液(60mL)を、マグネティックポンプを使用して、酸化イリジウム系DSAアノード(20cm)、アノード区画とカソード区画とを分離するNafion(登録商標)N−324カチオン交換膜、およびPt/Ti平板カソード(20cm)から構成される分離フィルタ・プレス・セルのカソード区画を通して再循環させた。電極間ギャップは2cmであった。10重量%の硫酸水溶液を、別のマグネティックポンプを使用して、アノード区画を通して再循環させた。直流(DC)電源を使用して、アノードとカソードとの間に電圧をかけることによって電流を循環させた(2A、1000A/m)。電解を室温(20〜25℃)で2.05時間保持した(電流効率を100%と仮定して3−ヒドロキシブタノンの完全変換のための理論的電荷の100%)。初期カソード液pHは3.78であり、最終pHは3.68であった(平均pH3.73)。電解完了後、カソード溶液(62mL)は、HPLCによって示されるように、79.9g/Lの3−ヒドロキシブタノン濃度および10.7g/Lの2,3−BDO濃度を含んでいた。したがって、3−ヒドロキシブタノン変換率は26.4%(26.4%電流収率)であり、2,3−BDO収率は9.6%であり、その結果、36.3%の2,3−BDO選択性(収率と変換率の比)が得られた。
<実施例2>
マグネティックポンプを使用して、ポリプロピレン(PP)セパレータによって互いに0.8cm隔てられた酸化イリジウム系DSAアノード(20cm)とPt/Ti平板カソード(20cm)とから構成される非分離フィルタ・プレス・セルを通して、3−ヒドロキシブタノン(112.2g/L)およびKHPO(5重量%)の水中溶液(60mL)を再循環させた。DC電源を使用してアノードとカソードとの間に電圧をかけることによって、電流を循環させた(3A、1500A/m)。電解を室温(20〜25℃)で1.36時間保持した(電流効率を100%と仮定して3−ヒドロキシブタノンの完全変換のための理論的電荷の100%)。初期溶液pHは3.78であり、最終pHは3.46であった(平均pH3.63)。電解完了後、電解溶液(56.8mL)は、HPLCによって示されるように、85.5g/Lの3−ヒドロキシブタノン濃度および19.6g/Lの2,3−BDO濃度を含んでいた。したがって、3−ヒドロキシブタノン変換率は27.9%(27.9%電流収率)であり、2,3−BDO収率は16.2%であり、その結果、2,3−BDO選択性は58.1%となった。
<実施例3>
Ni平板カソードおよび1000A/mの電流密度を使用する以外は実施例2と同様にして電解を実施した。初期溶液pHは3.78であり、最終pHは3.50であった(平均pH3.64)。電解時間は2.05時間(理論的電荷の100%)であった。電解完了後、最終電解溶液(57mL)は、HPLCによって示されるように、65.1g/Lの3−ヒドロキシブタノン濃度および23.4g/Lの2,3−BDO濃度を含んでいた。したがって、3−ヒドロキシブタノン変換率は44.9%(44.9%電流収率)であり、2,3−BDO収率は19.4%であり、その結果、2,3−BDO選択性は43.2%となった。
<実施例4>
リン酸でpH3.6に調節した水中の3−ヒドロキシブタノン(98.5g/L)、KHPO(2.5重量%)およびNaSO(4重量%)の溶液(60mL)を、PPセパレータによって互いに0.8cm隔てられた酸化イリジウム系DSAアノード(20cm2)およびNiフォーム(幾何学的面積20cm、厚さ1.6mm、多孔率95%、20孔/cm、見かけの密度0.45g/cm)カソードから構成される非分離フィルタ・プレス・セルを通してマグネティックポンプによって再循環させた。DC電源を使用してアノードとカソードとの間に電圧をかけることによって、電流を循環させた(2A、1000A/m)。電解を室温(20〜25℃)で1.90時間保持した(電流効率を100%と仮定して3−ヒドロキシブタノンの完全変換のための理論的電荷の105.5%)。初期溶液pHは3.6であり、最終pHは3.4であった(平均pH3.5)。電解完了後、電解溶液(56.5mL)は、HPLCによって示されるように、1.86g/Lの3−ヒドロキシブタノン濃度および88.8g/Lの2,3−BDO濃度を含んでいた。したがって、3−ヒドロキシブタノン変換率は98.2%(93.1%電流収率)であり、2,3−BDO収率は83.0%であり、その結果、2,3−BDO選択性は84.5%となった。
<実施例5>
99.6g/L濃度の3−ヒドロキシブタノンおよび112μg/cmのPtOx表面密度(PVD過程後のGDL支持体の重量増加をGDL−24BC支持体の幾何学的面積で割ることによって算出)を有するPVDによって調製した20cm(幾何学的面積)PtOx/Sigracet(登録商標)GDL−24BCカソードを使用する以外は、実施例4と同様にして電解を実施した。セル組立てのために、集電体としても作用するステンレス鋼板上にカソードを炭素用の好適な接着剤で貼り付けた。電解を室温(20〜25℃)で1.90時間保持した(電流効率を100%と仮定して3−ヒドロキシブタノンの完全変換のための理論的電荷の104.4%)。初期および最終溶液pHはどちらも3.6であった。電解完了後、電解溶液(57mL)は、HPLCによって示されるように、20.1g/Lの3−ヒドロキシブタノン濃度および75.1g/Lの2,3−BDO濃度を含んでいた。したがって、3−ヒドロキシブタノン変換率は80.9%(77.1%電流収率)であり、2,3−BDO収率は70.0%であり、その結果、2,3−BDO選択性は86.5%であった。
<実施例6>
133μg/cmのPtOx表面密度(実施例5と同様にして算出)でPVDによって調製した20cm(幾何学的面積)PtOx/Sigracet(登録商標)GDL−24BCカソードを用いる以外は、実施例5と同様にして電解を実施した。電解完了後、電解溶液(57.5mL)は、HPLCによって示されるように、28.1g/Lの3−ヒドロキシブタノン濃度および75.8g/Lの2,3−BDO濃度を含んでいた。したがって、3−ヒドロキシブタノン変換率は72.9%(69.9%電流収率)であり、2,3−BDO収率は71.3%であり、その結果、2,3−BDO選択性は97.8%となった。
<実施例7>
97g/L濃度の3−ヒドロキシブタノンおよび500μg/cmのPt表面密度(実施例5と同様にして算出)でPVDによって調製した20cm(幾何学的面積)Pt/Sigracet(登録商標)GDL−24BCカソードを使用する以外は、実施例5と同様にして電解を実施した。セル組立てのために、集電体としても作用するステンレス鋼板上にカソードを炭素用の好適な接着剤で貼り付けた。電解を室温(20〜25℃)で1.90時間保持した(電流効率を100%と仮定して、3−ヒドロキシブタノンの完全変換のための理論的電荷の107%)。初期溶液pHは3.6であり、最終pHは3.5であった。電解完了後、電解溶液(58mL)は、HPLCによって示されるように、21.1g/Lの3−ヒドロキシブタノン濃度および72.1g/Lの2,3−BDO濃度を含んでいた。したがって、3−ヒドロキシブタノン変換率は78.9%(73.8%電流収率)であり、2,3−BDO収率は70.3%であり、その結果、2,3−BDO選択性は89.1%となった。
<実施例8>
110.6g/L濃度の3−ヒドロキシブタノンおよび5重量%濃度のKHPOならびに30μg/cmのPtCo表面密度(実施例5と同様にして算出)でPVDによって調製した20cm(幾何学的面積)PtCo/Sigracet(登録商標)GDL−24BCカソードを用いる以外は、実施例5と同様にして電解を実施した。電解時間は1.90時間であり、電流効率を100%と仮定して、3−ヒドロキシブタノンの完全変換のための理論的電荷の94%に相当した。初期溶液pHは3.8であり、最終pHは3.7であった。電解完了後、電解溶液(55.5mL)は、HPLCによって示されるように、64.9g/Lの3−ヒドロキシブタノン濃度および35.1g/Lの2,3−BDO濃度を含んでいた。したがって、3−ヒドロキシブタノン変換率は46.2%(49.1%電流収率)であり、2,3−BDO収率は29.1%であり、その結果、2,3−BDO選択性は63.0%となった。
<比較例1(本発明ではない)>
101.1g/L濃度の3−ヒドロキシブタノンおよび20cm(幾何学的面積)Sigracet(登録商標)GDL−24BCカソードを使用する以外は、実施例5と同様にして電解を実施した。電解時間は1.90時間であり、電流効率を100%と仮定して3−ヒドロキシブタノンの完全変換のための理論的電荷の102.8%に相当した。初期溶液pHは3.8であり、最終pHは3.7であった。電解完了後、電解溶液(57.8mL)は、HPLCによって示されるように、25.5g/Lの3−ヒドロキシブタノン濃度、7.3g/Lの2,3−BDO濃度、および41.7g/Lのメチルエチルケトン濃度を含んでいた。したがって、3−ヒドロキシブタノン変換率は75.7%(73.6%電流収率)であり、2,3−BDO収率は6.8%(9.0%の2,3−BDO選択性)およびメチルエチルケトン(MEK)収率は48.5%(64%のMEK選択性)であった。
この実施例は、金属を含まないカソードとして多孔性GDLを使用することで、どのようにして2,3−BDOの代わりにMEKを選択的に産生するかを明らかに示す。

Claims (11)

  1. 周期律表のVIIIB族の金属;それらの酸化物;及びそれらの混合物からなる群から選択されるカソード電極触媒材料を含むカソードを使用して、水性溶液中で3−ヒドロキシブタノンの電解還元によって2,3−ブタンジオールを製造する方法であって、
    a)3−ヒドロキシブタノンと、水性媒体および支持電解質とを混合することによって水性溶液を形成するステップと、
    b)直流電源を使用してアノードと前記カソードとの間に電圧をかけることによって、電気化学反応器中で前記水性溶液を連続的または不連続的に電解するステップと、
    備え、
    前記カソードは、Niフォームである多孔性金属材料の形態のカソード電極触媒材料を含んでおり、または、前記カソードは、多孔性導電性支持体上に堆積された、NiおよびPt、並びにそれらの混合物からなる群から選択される金属を含むカソード電極触媒材料を含んでおり、
    3−ヒドロキシブタノンの電解還元を実施する前記水性溶液のpHが3〜4である、ことを特徴とする方法。
  2. 前記アノードが寸法安定性アノードである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アノードが、チタン上に担持された酸化イリジウム、チタン上に担持された白金(Pt/Ti)、およびPbO/Tiからなる群から選択される、請求項1〜2のいずれかに記載の方法。
  4. 前記カソード電極触媒材料がニッケル合金から選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記多孔性導電性支持体上に堆積された金属または金属酸化物の表面密度が、10μg/cm〜1500μg/cmである、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記電解還元を100〜10000A/mの電流密度で実施する、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記電解還元を、周囲圧力にて、および室温から前記水性媒体の沸点より10℃低い温度までの温度にて実施する、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記水性媒体が、水;又は、水と完全に混和可能もしくは部分的に混和可能な溶媒と、水との混合物;であり、前記水性媒体中の水濃度が50〜100重量%であり、前記水と完全に混和可能もしくは部分的に混和可能な溶媒が、アルコール、エーテルおよびニトリルからなる群から選択される、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 3−ヒドロキシブタノンの前記電解還元を実施する前記溶液中の支持電解質濃度が、前記溶液の全質量に基づいて0.1〜20重量%である、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 3−ヒドロキシブタノンの前記電解還元を実施する前記溶液中の前記支持電解質が、無機酸のアンモニウム塩およびアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩からなる群から選択される、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 電解対象たる前記溶液中の前記3−ヒドロキシブタノン濃度が、電解対象たる前記溶液の総体積に基づいて少なくとも10g/Lである、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
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