JP6702540B2 - 監視制御システム、監視制御方法及び監視制御装置 - Google Patents

監視制御システム、監視制御方法及び監視制御装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、監視制御システム、監視制御方法及び監視制御装置に関する。
水処理設備や製造設備などのプラントにおけるリニューアルとして、監視制御装置のみを更新し、ポンプやセンサなどの現場に設けられた設備機器や現場操作盤、外線ケーブルなどを更新しない場合がある。この場合、監視制御装置を更新する際に、既設の監視制御装置と新設の監視制御装置とが一時的、あるいは一定期間に亘り混在して接続されることがある。この場合、2つの監視制御装置が同時に設備機器を制御すると誤作動等の原因になる可能性があるため、2つの監視制御装置が混在して接続される期間は、現場操作盤を用いたり、設備機器を直接操作したりして現場による操作が強いられていた。現場の操作によるプラントの運用は、プラントを監視、運用する操作員に負担を強いるとともに、プラントの運用に影響が生じる場合があった。
特許第4578919号公報 特許第4852070号公報 特開2009−064094号公報 特開2003−316427号公報
本発明が解決しようとする課題は、監視制御装置の更新においてプラントの運用に与える影響を軽減することができる監視制御システム、監視制御方法及び監視制御装置を提供することである。
実施形態の監視制御システムは、既設の監視制御部と、既設のサーバ部と、新設の監視制御部と、新設のサーバ部とを持つ。既設の監視制御部及び既設のサーバ部は、新設の監視制御部及び新設のサーバ部より先に備えられる。既設の監視制御部は、設備機器を監視制御する。既設のサーバ部は、設備機器から取得される状態データ及び設備機器への制御データを蓄積する。新設の監視制御部は、設備機器を監視制御し、新設のサーバ部を介して状態データを取得し、設備機器に対する制御データを既設のサーバ部及び新設のサーバ部を介して送信する。新設のサーバ部は、既設のサーバ部を介して状態データを取得して蓄積する。
本実施形態における監視制御システムの構成例を示すブロック図。 監視制御システムにおいて状態データを蓄積する際の動作を示すシーケンス図。 監視制御システムにおいて設備機器へ制御データを送信する際の動作を示すシーケンス図。 監視制御システムにおいてサーバ装置及び監視制御装置を入れ替えるリニューアルの手順を示すフローチャート。 監視制御システムの変形例における構成を示すブロック図。
以下、実施形態の監視制御システム、監視制御方法及び監視制御装置を、図面を参照して説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作を行うものとして、重複する説明を適宜省略する。また、以下の実施形態では、水処理設備のプラントにおいて使用される監視制御システムについて説明する。
図1は、本実施形態における監視制御システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態における監視制御システムは、複数の設備機器11と、コントローラ12と、サーバ装置13と、記憶装置14、監視制御装置15、16と、サーバ装置21と、記憶装置22と、監視制御装置23、24とを備える。図1に示す監視制御システムは、リニューアルにより、既設のサーバ装置13と記憶装置14と監視制御装置15、16とを、新設のサーバ装置21と記憶装置22と監視制御装置23、24とに更新する作業が行われている際の構成である。リニューアルでは、監視制御システムに先に備えられていた既設のサーバ装置13と記憶装置14と監視制御装置15、16とを、監視制御システムに後に備えられた新設のサーバ装置21と記憶装置22と監視制御装置23、24とに置き換える作業が行われる。
複数の設備機器11は、例えばポンプや、圧縮機、開閉ゲート、水位センサ、温度センサ、流量センサなどのプラントに備えられている機器である。設備機器11は、例えば予め定められた周期で又は要求に応じて、状態データをコントローラ12へ送信する。ここで、状態データは、状態データを生成した設備機器11を一意に識別する識別情報、設備機器11の動作状態や故障の有無を示す情報、当該情報を生成した時刻を示す時刻情報を含む。また、設備機器11がセンサなどの計測機器である場合、設備機器11から送信される状態データは、計測により得られた数値を示す情報を含む。
コントローラ12は、複数の設備機器11と通信可能に接続されており、設備機器11から状態データを受信する。また、コントローラ12は、複数の設備機器11との通信に用いるネットワークと異なるネットワーク2を介してサーバ装置13、21と監視制御装置15、16、23、24と通信可能に接続されている。コントローラ12は、設備機器11から取得する状態データを、サーバ装置13、21と監視制御装置15、16、23、24へ送信する。すなわち、コントローラ12は、ネットワーク2に接続されている装置に対して、マルチキャスト又はブロードキャストで状態データを送信する。
また、コントローラ12は、監視制御装置15、16、23、24において生成される制御データを受信し、制御データの宛先として指定される設備機器11へ当該制御データを送信する。ここで、制御データは、当該データにて制御する制御対象の設備機器11を示す識別情報、設備機器11の動作の変更を指示する操作情報、動作を切り替えるタイミングや閾値などを示す設定値情報などを含む。
サーバ装置13は、コントローラ12から送信される状態データを受信し、受信した状態データを時系列で記憶装置14に記憶させて蓄積する。記憶装置14は、磁気ディスクや光ディスク、フラッシュメモリなどの非一時的な記憶媒体を有する装置であり、サーバ装置13に内蔵されたものであってもよいし、サーバ装置13に接続された外部の装置であってもよい。サーバ装置13は、監視制御装置15、16とサーバ装置21とから制御データ及びメッセージを受信し、受信した制御データ及びメッセージを記憶装置14に記憶させる。サーバ装置13は、受信した制御データをコントローラ12へ送信する。コントローラ12に受信された制御データは、宛先の設備機器11へ中継される。
監視制御装置15は、プラントを監視、運用する操作員による操作を受け付け、プラントの現在の状態及び状態の時系列を画面に表示する。このとき、監視制御装置15は、サーバ装置13から送信された状態データに基づいて、操作員に指定された種類の情報又は予め定められた種類の情報を表示する画面を生成する。また、監視制御装置15は、操作員による操作を受け付け、受け付けた操作に基づいて制御データを生成する。監視制御装置15は、生成した制御データをサーバ装置13へ送信する。
また、監視制御装置15は、予め定められた設定値と状態データに含まれる測定値とを比較し、比較結果に基づいた通知や警報のメッセージを画面に表示する。監視制御装置15は、メッセージをサーバ装置13へ送信して蓄積させる。監視制御装置15は、操作員による操作を受け付け、状態データ、制御データ及びメッセージに基づいた履歴データの生成をサーバ装置13へ要求する。監視制御装置15は、サーバ装置13で生成された履歴データを画面に表示する。履歴データは、サーバ装置13により記憶装置14に蓄積される。ここで、履歴データは、帳票データや、メッセージと計測値との時系列を組み合わせたデータ、警報の時系列データなどを含む。
監視制御装置16は、監視制御装置15と同様に動作する。なお、図1において、既設の監視制御装置として2つの監視制御装置15、16が示されているが、既設の監視制御装置は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。監視制御装置15、16は、サーバ装置13及びコントローラ12を介して、設備機器11からの状態データを受信するとともに設備機器11への制御データを送信する。
サーバ装置21は、サーバ装置13から状態データを受信し、受信した状態データを時系列で記憶装置22に記憶させて蓄積する。また、サーバ装置21は、サーバ装置13に対して、記憶装置14に蓄積されている状態データ、制御データ及びメッセージを要求して取得する。サーバ装置21は、取得した状態データ、制御データ及びメッセージを時系列で記憶装置22に記憶させて蓄積する。記憶装置22は、記憶装置14と同様に、磁気ディスクや光ディスク、フラッシュメモリなどの非一時的な記憶媒体を有する装置である。記憶装置22は、サーバ装置21に内蔵されたものであってもよいし、サーバ装置21に接続された外部の装置であってもよい。
また、サーバ装置21は、監視制御装置23、24から制御データ及びメッセージを受信し、受信した制御データ及びメッセージを記憶装置22に記憶させる。サーバ装置21は、受信した制御データ及びメッセージをサーバ装置13へ送信する。サーバ装置13へ送信された制御データは、サーバ装置13を経由してコントローラ12へ送信され、コントローラ12によって宛先の設備機器11へ中継される。
監視制御装置23は、監視制御装置15と同様に、プラントを監視、運用する操作員による操作を受け付け、プラントの現在の状態及び状態の時系列を画面に表示する。このとき、監視制御装置23は、サーバ装置13から送信された状態データに基づいて、操作員に指定された種類の情報又は予め定められた種類の情報を表示する画面を生成する。また、監視制御装置23は、操作員による操作を受け付け、受け付けた操作に基づいて制御データを生成する。監視制御装置23は、生成した制御データをサーバ装置21へ送信する。
また、監視制御装置23は、監視制御装置15と同様に、設定値と状態データに含まれる測定値とを比較し、比較結果に基づいた通知や警報のメッセージを画面に表示する。監視制御装置23は、メッセージをサーバ装置21へ送信して蓄積させる。監視制御装置23は、操作員による操作を受け付け、状態データ、制御データ及びメッセージに基づいた履歴データの生成をサーバ装置21へ要求する。このとき、サーバ装置21は、受信した履歴データの生成要求をサーバ装置13へ転送し、サーバ装置13から受信した履歴データを監視制御装置23へ転送する。監視制御装置23は、サーバ装置13で生成された履歴データを画面に表示する。
監視制御装置24は、監視制御装置23と同様に動作する。なお、図1において、新設の監視制御装置として2つの監視制御装置23、24が示されているが、新設の監視制御装置は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。監視制御装置23、24は、サーバ装置13、21及びコントローラ12を介して、設備機器11からの状態データを受信するとともに設備機器11への制御データを送信する。
図2は、監視制御システムにおいて状態データを蓄積する際の動作を示すシーケンス図である。設備機器11は、状態データをコントローラ12へ送信する(ステップS11)。コントローラ12は、設備機器11から受信した状態データを、ネットワーク2に接続されたサーバ装置13、21と監視制御装置15、16、23、24とへ送信する(ステップS12)。既設のサーバ装置13は、コントローラ12から受信した状態データを記憶装置14へ記憶させて蓄積する(ステップS13)。また、サーバ装置13は、コントローラから受信した状態データを、ネットワーク2に接続されている他の装置へ送信する(ステップS14)。サーバ装置21は、サーバ装置13から受信した状態データを、記憶装置22へ記憶させて蓄積する(ステップS15)。また、サーバ装置21は、サーバ装置13から受信した状態データを新設の監視制御装置23、24へ送信する(ステップS16)。
このように、各設備機器11から送信される状態データは、コントローラ12を介してサーバ装置13へ送信され、サーバ装置13によって記憶装置14に時系列に蓄積される。更に、サーバ装置13が状態データをサーバ装置21へ転送することにより、サーバ装置21によって記憶装置22にも時系列に蓄積される。この動作によって、サーバ装置13が蓄積する状態データと、サーバ装置21が蓄積する状態データとを一致させることができる。また、各監視制御装置15、16、23、24は、コントローラ12から直接受信する状態データではなく、サーバ装置13又はサーバ装置21から送信される状態データを用いることで、監視制御システムにおける状態データの一貫性を保つことができる。
図3は、監視制御システムにおいて設備機器11へ制御データを送信する際の動作を示すシーケンス図である。図3には、新設の監視制御装置23、24から制御データが送信される場合と、既設の監視制御装置15、16から制御データが送信される場合との2つ通りの場合の動作が記載されている。
新設の監視制御装置23は、ユーザの操作を受け付けて制御データを生成し(ステップS21)、生成した制御データを新設のサーバ装置21へ送信する(ステップS22)。サーバ装置21は、監視制御装置23から受信した制御データを記憶装置22へ記憶させて蓄積し(ステップS23)、当該制御データを既設のサーバ装置13へ送信する(ステップS24)。サーバ装置13は、サーバ装置21から受信した制御データを記憶装置14へ記憶させて蓄積し(ステップS25)、当該制御データをコントローラ12へ送信する(ステップS26)。コントローラ12は、サーバ装置13から受信した制御データを、当該制御データの宛先の設備機器11へ送信する(ステップS27)。設備機器11は、受信した制御データに基づいて動作する。
既設の監視制御装置15は、ユーザの操作を受け付けて制御データを生成し(ステップS31)、生成した制御データを既設のサーバ装置13へ送信する(ステップS32)。サーバ装置13は、監視制御装置15から受信した制御データを記憶装置14へ記憶させて蓄積し(ステップS33)、当該制御データをコントローラ12へ送信する(ステップS34)。コントローラ12は、サーバ装置13から受信した制御データを、当該制御データの宛先の設備機器11へ送信する(ステップS35)。設備機器11は、受信した制御データに基づいて動作する。
このように、新設の監視制御装置23から送信される制御データは、新設のサーバ装置21を介してサーバ装置13へ送信される。新設の監視制御装置24についても同様である。監視制御装置23、24から送信される制御データがサーバ装置21を経由してサーバ装置13へ送信されることにより、サーバ装置13は、新設の監視制御装置が何台であっても既設の監視制御装置15、16と同等の装置が1つ増えた場合と同様に動作すればよい。すなわち、新設のサーバ装置21及び監視制御装置23、24は、サーバ装置13から見ると、監視制御装置15、16と同様の1つの装置として見える。また、サーバ装置21及び監視制御装置23、24が、1つの装置として、監視制御装置15、16のように動作することで、監視制御システムのリニューアルにおいて、既設のサーバ装置13及び監視制御装置15、16に対してほとんど変更を加えずとも、新設のサーバ装置21及び監視制御装置23、24をネットワーク2に接続することができる。
図4は、監視制御システムにおいてサーバ装置及び監視制御装置を入れ替えるリニューアルの手順を示すフローチャートである。まず、新設のサーバ装置21の通信先が既設のサーバ装置13に設定され、新設の監視制御装置23、24の通信先がサーバ装置21に設定される(ステップS41)。すなわち、新設のサーバ装置21及び監視制御装置23、24に対して、既設のサーバ装置13を介した通信で動作することが設定される。これらの設定がなされた、サーバ装置21及び監視制御装置23、24がネットワーク2に接続され(ステップS42)、既設の各装置と新設の各装置とを混在してネットワーク2に接続した運用が開始される(ステップS43)。図1に示す監視制御システムの構成は、ステップS43からステップS45までにおける構成に対応する。
サーバ装置21は、状態データの蓄積を行うとともに、サーバ装置13に対して蓄積されている状態データ、制御データ及びメッセージを要求し、サーバ装置13から受信する状態データ、制御データ及びメッセージを記憶装置22へ記憶させて蓄積する等値化処理を実行する(ステップS44)。等値化処理の対象となる状態データ、制御データ及びメッセージは、記憶装置14に記憶されている全ての状態データ、制御データ及びメッセージを対象としてもよいし、リニューアル後に必要とされる又は必要と予想される期間における状態データ、制御データ及びメッセージを対象としてもよい。
サーバ装置21の通信先がサーバ装置13からコントローラ12へ変更される(ステップS45)。サーバ装置21の通信先とは、設備機器11との通信を行う際に送受信を行う通信相手のことである。これにより、サーバ装置13を介さずに、サーバ装置21及び監視制御装置23、24が動作することになる。具体的には、サーバ装置21は、コントローラ12から受信する状態データを蓄積するとともに、受信する状態データを監視制御装置23、24へ送信する。また、サーバ装置21は、監視制御装置23、24から受信する制御データをコントローラ12へ送信する。監視制御装置23、24は、サーバ装置21から受信する状態データに基づいて、操作員に指定された種類の情報又は予め定められた種類の情報を表示する画面を生成する。
なお、サーバ装置21の通信先を変更する前に、監視制御システムを利用する操作員に対してサーバ装置13及び監視制御装置15、16の操作を禁じておくことで、サーバ装置21に蓄積されるデータに生じる欠損を減らすことができる。サーバ装置21の通信先を変更した後に、サーバ装置13及び監視制御装置15、16とネットワーク2との接続を解除して、サーバ装置13及び監視制御装置15、16を撤去し(ステップS46)、リニューアルが完了する。
本実施形態の監視制御システムは、既設のサーバ装置13及び監視制御装置15、16から、新設のサーバ装置21及び監視制御装置23、24へ切り替える場合に、プラント運用への影響を抑えることができる。具体的には、監視操作室などに備えられるサーバ装置及び監視制御装置のみが入れ替えられ、現場に設けられた設備機器11などが継続して使用される場合に、コントローラ12に対して変更を加えずとも、サーバ装置13及び監視制御装置15、16とサーバ装置21及び監視制御装置23、24とから送信される制御データを設備機器11へ転送できる。これにより、サーバ装置13及び監視制御装置15、16とサーバ装置21及び監視制御装置23、24とが混在する状態において、監視制御装置15、16と監視制御装置23、24とのいずれにおいても操作員の操作を受け付けて、設備機器11の監視及び制御を行うことができる。その結果、既設の装置と新設の装置とのいずれも利用できなくなる無監視状態を発生させず、また設備機器11が設けられた現場での操作を操作員に強いることなく、各装置の切り替えを行うことができる。
また、ステップS45におけるサーバ装置21の通信先の変更は、例えば設定情報の変更やソフトウェアのダウンロードなどの簡便な作業であるため、現場における設備機器11の操作が必要となる場合でも、現場操作の時間を短縮することができる。また、既設の各装置と新設の各装置とがともにネットワーク2から離線される状態が生じないため、データの欠測も最小限ですむため、帳票データへの影響を抑えることができる。
また、既設の監視制御装置15、16と、新設の監視制御装置23、24とを併用することができるので、操作員は、既設と新設との装置それぞれのユーザインターフェースを比較して、切り替えに伴う操作感などの変更を容易に把握することができ、新設の監視制御装置23、24の操作を短期間で習熟することが可能になる。
また、切り替えに伴い、既設と新設との2系統のサーバ装置及び監視制御装置が同時に動作するので、この期間においては、いずれの系統に障害が生じてもプラントの監視制御を継続して行うことができる。
なお、図4に示したリニューアルの手順でのステップS44の等値化処理において、サーバ装置13が蓄積した状態データ、制御データ及びメッセージのフォーマットと、サーバ装置21が記憶装置22に蓄積する際の状態データ、制御データ及びメッセージのフォーマットとが異なる場合、サーバ装置21は、サーバ装置13から取得した各データを自装置のフォーマットに変換した後に、記憶装置22に蓄積するようにしてもよい。
また、サーバ装置13が蓄積した履歴データのフォーマットと、サーバ装置21が記憶装置22に蓄積する履歴データのフォーマットとが同じ場合には、履歴データを等値化処理の対象に含めてもよい。また、サーバ装置13が蓄積した履歴データのフォーマットと、サーバ装置21が記憶装置22に蓄積する履歴データのフォーマットとが異なる場合、履歴データを等値化処理の対象に含めなくてもよいし、サーバ装置13の履歴データのフォーマットを変換した後に記憶装置22へ蓄積するようにしてもよい。
また、本実施形態の監視制御システムにおいて、既設のサーバ装置13及び監視制御装置15、16と新設のサーバ装置21及び監視制御装置23、24とが混在して運用されている場合には、監視制御装置15、16、23、24及びサーバ装置21は、サーバ装置13を介して、設備機器11との通信を行う構成を説明した。このような混在した運用が行われている際に、サーバ装置13が故障したときには、監視制御装置15、16、23、24及びサーバ装置21は、それぞれがコントローラ12のみを介して、設備機器11との通信を行うようにしてもよい。
また、監視制御装置15と監視制御装置16との間に序列が設けられている場合には、サーバ装置13が故障したときに、監視制御装置16は、監視制御装置15及びコントローラ12を介して、設備機器11との通信を行うようにしてもよい。この場合、サーバ装置21も、監視制御装置16と同様に監視制御装置15及びコントローラ12を介して、設備機器11との通信を行うようにしてもよい。あるいは、サーバ装置21は、コントローラ12のみを介して、設備機器11との通信を行うようにしてもよい。
また、本実施形態の監視制御システムでは、新設のサーバ装置21と監視制御装置23とがそれぞれ独立した装置として設けられている構成を説明した。しかし、サーバ装置21と監視制御装置23とが1つの装置として構成されていてもよい。図5は、監視制御システムの変形例における構成を示すブロック図である。図5に示す監視制御システムは、サーバ装置21と監視制御装置23とに代えて監視制御装置30を備えている点が、図1に示した監視制御システムと異なる。監視制御装置30は、サーバ部31と監視制御部32とを備える。サーバ部31は、サーバ装置21に相当し、サーバ装置21と同じ動作を行う。監視制御部32は、監視制御装置23に相当し、監視制御装置23と同じ動作を行う。監視制御装置30は1つの装置でサーバ装置21及び監視制御装置23として機能するので、既設の各装置と新設の装置との両方を一時的に設置する際に必要となるスペースを減らすことができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、既設のサーバ部を介して設備機器との通信を行う新設のサーバ部及び監視制御部を持つことにより、既設のサーバ部と新設のサーバ部とを併用して運用することができ、監視制御装置の更新においてプラントの運用に与える影響を軽減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
2…ネットワーク、11…設備機器、12…コントローラ、13,21…サーバ装置、14,22…記憶装置、15,16,23,24,30…監視制御装置、31…サーバ部、32…監視制御部

Claims (10)

  1. 設備機器を監視制御する既設の監視制御部と、前記設備機器から取得される状態データ及び前記設備機器への制御データを蓄積する既設のサーバ部とを先に備え、前記設備機器を監視制御する新設の監視制御部と、前記状態データを蓄積する新設のサーバ部とを後に備えた監視制御システムであって、
    前記新設のサーバ部は、前記既設のサーバ部を介して前記状態データを取得して蓄積し、
    前記新設の監視制御部は、前記新設のサーバ部を介して前記状態データを取得し、前記設備機器に対する制御データを前記既設のサーバ部及び前記新設のサーバ部を介して送信する、
    監視制御システム。
  2. 前記新設のサーバ部は、前記既設のサーバ部が撤去されると、前記設備機器から送信される前記状態データを受信して蓄積する、
    請求項1に記載の監視制御システム。
  3. 前記新設のサーバ部は、前記既設のサーバ部に蓄積されている前記状態データであって自身が蓄積していない前記状態データを、前記既設のサーバ部から読み出して蓄積する、
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載の監視制御システム。
  4. 前記新設の監視制御部と前記新設のサーバ部とは、1つの装置内に設けられている、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の監視制御システム。
  5. 前記設備機器は、コントローラを介して前記既設の監視制御部と前記既設のサーバ部と前記新設の監視制御部と前記新設のサーバ部と接続されており、
    前記コントローラは、前記状態データを、前記既設の監視制御部と前記既設のサーバ部と前記新設の監視制御部と前記新設のサーバ部とに対してマルチキャスト又はブロードキャストで送信する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の監視制御システム。
  6. 設備機器を監視制御する既設の監視制御部と、前記設備機器から取得される状態データ及び前記設備機器への制御データを蓄積する既設のサーバ部とを先に備え、前記設備機器を監視制御する新設の監視制御部と、前記状態データを蓄積する新設のサーバ部とを後に備えた監視制御システムにおける監視制御方法であって、
    前記新設のサーバ部が、前記既設のサーバ部を介して前記状態データを取得して蓄積する蓄積ステップと、
    前記新設の監視制御部が、前記新設のサーバ部を介して前記状態データを取得する取得ステップと、
    前記新設の監視制御部が、前記設備機器に対する制御データを前記既設のサーバ部及び前記新設のサーバ部を介して送信する送信ステップと、
    を有する監視制御方法。
  7. 設備機器を監視制御する既設の監視制御装置と、前記設備機器から取得される状態データ及び前記設備機器への制御データを蓄積する既設のサーバ装置とを先に備え、新設の監視制御装置を後に備えた監視制御システムにおける新設の監視制御装置であって、
    前記既設のサーバ装置を介して取得した前記状態データを蓄積するサーバ部と、
    前記サーバ部に蓄積した前記状態データに基づいて前記設備機器に対する制御データを生成し、生成した前記制御データを前記既設のサーバ装置及び前記サーバ部を介して前記設備機器へ送信し、生成した前記制御データを前記既設のサーバ装置及び前記サーバ部に記憶させる監視制御部と、
    を備える、
    監視制御装置。
  8. 設備機器を監視制御する既設の監視制御装置と、前記設備機器から取得される状態データ及び前記設備機器への制御データを蓄積する既設のサーバ装置とを先に備え、新設の監視制御装置を後に備えた監視制御システムにおける新設の監視制御装置が行う監視制御方法であって、
    前記既設のサーバ装置を介して前記状態データを取得してサーバ部に蓄積する蓄積ステップと、
    前記サーバ部に蓄積した前記状態データに基づいて前記設備機器に対する制御データを生成する生成ステップと、
    成した前記制御データを前記既設のサーバ装置及び前記サーバ部を介して前記設備機器へ送信し、生成した前記制御データを前記既設のサーバ装置及び前記サーバ部に記憶させる送信ステップと、
    を有する監視制御方法。
  9. 更新により撤去された旧監視制御部及び旧サーバ部に代えて、設備機器を監視制御する新監視制御部と、前記設備機器から取得される状態データを蓄積する新サーバ部とを備える監視制御システムであって、
    旧監視制御部及び旧サーバ部が撤去される前に、
    前記新サーバ部は、前記旧サーバ部を介して取得した前記状態データを蓄積し、
    前記新監視制御部は、生成した制御データを、前記旧サーバ部及び前記新サーバ部を介して前記設備機器へ送信していた、
    監視制御システム。
  10. 更新により撤去された旧監視制御装置及び旧サーバ装置に代えて監視制御システムに設けられた監視制御装置であって、
    前記監視制御システムに設けられる設備機器から取得される状態データを蓄積するサーバ部と、
    前記サーバ部に蓄積された前記状態データに基づいて前記設備機器に対する制御データを生成し、生成した制御データを前記サーバ部を介して前記設備機器へ送信する監視制御部と、
    を備え、
    撤去された前記旧サーバ装置が設けられていたときに、
    前記サーバ部は、前記旧サーバ装置を介して取得した前記状態データを蓄積し、
    前記監視制御部は、生成した前記制御データを、前記旧サーバ装置及び前記サーバ部を介して前記設備機器へ送信していた、
    監視制御装置。
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