JP2018081421A - 監視制御システムの更新方法、監視制御システム及び監視制御方法 - Google Patents

監視制御システムの更新方法、監視制御システム及び監視制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】更新が行われる際においても信頼性を維持することができる監視制御システム、監視制御方法及び更新方法を提供することである。【解決手段】監視制御システムの更新方法は、第1、第2、第3のステップを有する。第1のステップは、既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置に代わる新設の監視制御装置及び新設のサーバ装置を監視制御ネットワークに接続するステップである。第2のステップは、コントローラに対して設備機器の制御を指示する制御信号に付与された通番を記憶するコントローラが備える通番記憶部において、新設のサーバ装置を経由して受信する制御信号の通番を記憶する記憶領域を確保するステップである。第3のステップは、制御信号の送信元における異常の有無を判定する既設のサーバ装置に対して、異常の有無を判定する対象に新設のサーバ装置を追加するステップである。【選択図】図10

Description

本発明の実施形態は、監視制御システムの更新方法、監視制御システム及び監視制御方法に関する。
上水道又は下水道の水処理施設、海水淡水化施設、焼却施設、製造設備などのプラントで用いられる監視制御システムを更新する際に、監視制御システムを停止させる期間を短縮することが求められる。監視制御システムの停止期間の短縮は、プラントの稼働率の低下をさけることや、監視員への負担を軽減することにつながる。そのため、監視制御システムの更新に関して、停止期間を短縮させる技術が多く検討されている。しかし、監視制御システムの信頼性を維持しつつ、監視制御システムを更新するという観点において改善の余地があった。
特開2006−195626号公報 特開2012−146070号公報 特開2016−099657号公報
本発明が解決しようとする課題は、更新が行われる際においても信頼性を維持することができる監視制御システムの更新方法、監視制御システム及び監視制御方法を提供することである。
実施形態の監視制御システムの更新方法は、コントローラと、既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置と、監視制御ネットワークとを持つ監視制御システムの更新方法である。コントローラは、設備機器と通信可能に接続される。既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置は、設備機器に対して動作を指示する制御信号を生成する。監視制御ネットワークは、コントローラと既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置とを通信可能に接続する。監視制御システムの更新方法は、第1、第2、第3のステップを有する。第1のステップは、既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置に代わる新設の監視制御装置及び新設のサーバ装置を監視制御ネットワークに接続するステップである。第2のステップは、コントローラに対して設備機器の制御を指示する制御信号に付与された通番を記憶するコントローラが備える通番記憶部において、新設のサーバ装置を経由して受信する制御信号の通番を記憶する記憶領域を確保するステップである。第3のステップは、制御信号の送信元における異常の有無を判定する既設のサーバ装置に対して、異常の有無を判定する対象に新設のサーバ装置を追加するステップである。新設の監視制御装置は、制御信号を新設のサーバ装置へ送信する。新設のサーバ装置は、新設の監視制御装置から受信した制御信号に通番を付与し、通番を含む制御信号をコントローラへ送信する。コントローラは、記憶している通番と受信した制御信号の通番とに基づいて、新設のサーバ装置又は既設の監視制御装置における異常の有無を判定する。既設のサーバ装置は、既設の監視制御装置又は新設のサーバ装置における異常を検出すると、異常が検出された記既設の監視制御装置又は新設のサーバ装置に対する通番であってコントローラが記憶している通番を初期化する管理信号をコントローラへ送信する。
本実施形態による監視制御システムを示す概略ブロック図。 既設の監視制御装置の構成例を示すブロック図。 既設のデータサーバ装置の構成例を示す図。 既設のコントローラの構成例を示す図。 新設のデータサーバ装置の構成例を示すブロック図。 新設の監視制御装置の構成例を示すブロック図。 新設のコントローラの構成例を示すブロック図。 監視制御システムにおける各装置の動作例を示す第1のシーケンス図。 監視制御システムにおける各装置の動作例を示す第2のシーケンス図。 監視制御システムにおいて、既設の監視制御装置及びデータサーバ装置を新設の監視制御装置及びデータサーバ装置に置き換える更新作業における工程を示すフローチャート。 更新作業が完了した後の監視制御システムの構成を示すブロック図。 更新作業後の監視制御システムにおける各装置の動作例を示すシーケンス図。
以下、実施形態の監視制御システムの更新方法、監視制御システム及び監視制御方法を、図面を参照して説明する。実施形態では、更新対象となる監視制御システム1が水処理施設で用いられる場合を例にして説明する。なお、監視制御システム1は、焼却施設、製造設備などで用いられてもよい。
図1は、本実施形態による監視制御システム1を示す概略ブロック図である。監視制御システム1は、複数の監視制御装置10(10−1〜10−L)と、データサーバ装置20と、複数のコントローラ30(30−1〜30−M)と、コントローラ30それぞれに接続された一つ又は複数の設備機器90と、データサーバ装置40と、複数の監視制御装置50(50−1〜50−N)と、コントローラ60と、コントローラ60に接続された一つ又は複数の設備機器91とを備える。なお、図1において、コントローラ60が一つであるが、複数であってもよい。
監視制御装置10、50とデータサーバ装置20、40とコントローラ30、60とは監視制御ネットワーク5に接続され、互いに通信可能になっている。図1に示す例では、監視制御システム1が複数の監視制御装置10、50を備えているが、監視制御装置10、50は一つであってもよい。監視制御ネットワーク5は、有線回線又は無線回線のいずれを用いて構成されていてもよいし、有線回線と無線回線とを組み合わせて構成されていてもよい。
監視制御システム1は、既設の監視制御装置10、データサーバ装置20、コントローラ30及び設備機器90を備えた構成に対して、新設のデータサーバ装置40、監視制御装置50、コントローラ60及び設備機器91を追加した構成となっている。監視制御システム1は、既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20を、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40に置き換える前に、既設の各装置と新設の各装置とを併用している構成である。コントローラ60及び設備機器91は、新たに追加されたコントローラ及び設備機器である。
設備機器90、91は、水処理施設において用いられる温度計、水温計、水位計、水量計、流量計、水質計、濁度計などの各種のセンサや、ポンプ、弁、圧縮機、開閉ゲートなどの機器である。設備機器90、91は、コントローラ30、60による制御に基づいて動作する。設備機器90、91がセンサである場合、設備機器90、91は、計測して得られた計測値をコントローラ30、60へ出力する動作を行う。設備機器90、91が機器である場合、設備機器90、91は、コントローラ30、60による制御に従って動作状態を変更する。例えば、設備機器90、91がポンプであれば運転と停止とを切り替えたり、弁であれば開度を変更したりする。
コントローラ30、60は、監視制御装置10、50において生成された制御信号を受信し、制御信号に基づいて設備機器90、91を制御する。制御信号は、計測値の要求や、動作状態を変更する要求を含む。コントローラ30、60は、設備機器90、91から取得する状態データを監視制御装置10、50とデータサーバ装置20、40とへ送信する。
監視制御装置10、50は、コントローラ30、60を介して取得される状態データを表示する。監視制御装置10、50は、監視制御システム1を利用して水処理施設を監視する監視員の操作を受け付ける。監視制御装置10、50は、受け付けた操作に応じた制御信号をコントローラ30、60へ送信する。
監視制御装置10、50は、状態データが予め定められた条件を満たしているか否かを判定し、判定結果に応じて制御信号を送信してもよい。予め定められた条件は、例えば、「水位が閾値以下である」、「濁度が閾値以上である」などである。この条件が満たされた場合、設備機器90、91の運転を開始させたり、状態を変化させたりする制御信号が送信される。
コントローラ30、60へ送信される制御信号には、通番が含まれる。通番は、制御信号が送信された順序を表す値である。通番は、コントローラ30、60における制御信号の受信順序と、監視制御装置10、50による制御信号の送信順序とが一致しているか否かの判定に用いられる。この判定は、コントローラ30、60において行われる。監視制御装置10から送信される制御信号の通番は、監視制御装置10それぞれが割り当てる。監視制御装置50から送信される制御信号の通番は、データサーバ装置40により割り当てられる。通番は、通し番号であってもよいし、不連続な番号であってもよい。制御信号に含まれる通番の大小関係と制御信号の順序とが一致していればよい。
コントローラ30、60は、受信する制御信号に含まれる通番に基づいて、送信された順序で制御信号を受信しているか否かを判定する。制御信号の受信順序が送信順序と異なっている場合、監視制御ネットワーク5、監視制御装置10又はデータサーバ装置40に異常が生じているとコントローラ30、60は判定する。このとき、コントローラ30、60は、異常の発生を通知する警報を出力する。
コントローラ30、60は、受信した制御信号に含まれる通番を監視制御装置10及びデータサーバ装置40ごとに記憶する。コントローラ30、60は、記憶した通番と受信した制御信号に含まれる通番とを比較することにより、異常の有無を判定する。
データサーバ装置20、40は、コントローラ30、60を介して取得される状態データと、監視制御装置10、50から送信される制御信号とを時系列に記憶する。データサーバ装置20、40は、一定の周期で管理信号をコントローラ30、60へ送信する。データサーバ装置40は、監視制御ネットワーク5に既設のデータサーバ装置20が存在する場合、管理信号の送信を行わない。
データサーバ装置20は、監視制御装置10及びデータサーバ装置40における異常の有無を判定する。監視制御装置10又はデータサーバ装置40において異常が発生している場合、コントローラ30、60に対して、記憶している通番の初期化の指示を管理信号に含めて送信する。監視制御装置10及びデータサーバ装置40における異常は、例えば、データサーバ装置20からの通知に対する応答がない場合や、再起動が行われた場合などである。
通番の初期化をコントローラ30、60に対して指示することにより、監視制御装置10又はデータサーバ装置40が異常から復旧した後、又は再起動の後に送信される制御信号に対してコントローラ30、60が、制御信号の順序が正しくないと誤判定することを防ぐことができる。管理信号は、監視制御ネットワーク5及びデータサーバ装置20、40に異常が生じていないことをコントローラ30、60が確認する際にも用いられる。
以下、各装置の構成について説明する。図2は、既設の監視制御装置10の構成例を示すブロック図である。監視制御装置10は、通信部11、入力部12、出力部13、制御部14及び制御信号生成部15を備える。
通信部11は、監視制御ネットワーク5に接続されており、監視制御ネットワーク5を介してデータサーバ装置20及びコントローラ30、60と通信を行う。入力部12及び出力部13は、監視制御装置10を監視員が利用する際のユーザインターフェイスを構成する。入力部12は、監視員の操作を受け付けるデバイスである。入力部12は、例えば、キーボード、マウス、タッチペン、タッチパネルなどである。出力部13は、監視員に対して情報を出力するデバイスである。出力部13は、例えば、ディスプレイ、スピーカー、プリンタなどである。
制御部14は、監視制御装置10の動作を制御する。制御部14は、例えばCPUとメモリとを含み構成され、所定のプログラムを実行することにより動作する。制御部14は、通信部11を介して受信する状態データを時系列で出力部13に出力させたり、入力部12が受け付けた操作を制御信号生成部15へ出力したりする。
制御信号生成部15は、監視員の操作に応じた制御信号を生成する。制御信号は、監視員が選択した設備機器90、91を示す宛先と、選択された設備機器90、91に対する制御指示と、自監視制御装置10を識別する識別子と、通番とを含む。制御信号は、選択された設備機器90、91が接続されたコントローラ30、60を示す情報を含んでもよい。制御信号生成部15は、制御信号を通信部11へ出力する。通信部11は、監視制御ネットワーク5を介して制御信号をコントローラ30、60へ送信する。
制御信号に含まれる通番は、監視制御装置10が起動したときに初期化され、制御信号が生成されるごとに更新される。例えば、通番の初期値は「1」であり、制御信号が生成されるごとに通番は1ずつ増加する。
図3は、既設のデータサーバ装置20の構成例を示す図である。データサーバ装置20は、通信部21、制御部22、履歴情報記憶部23、異常検出部24及び通番管理部25を備える。
通信部21は、監視制御ネットワーク5に接続されており、監視制御ネットワーク5を介して監視制御装置10、データサーバ装置20及びコントローラ30、60と通信を行う。制御部22は、データサーバ装置20の動作を制御する。制御部22は、コントローラ30、60から送信される状態データを、通信部21を介して取得する。制御部22は、取得した状態データを時系列に履歴情報記憶部23に記憶させる。制御部22は、監視制御装置10及びデータサーバ装置40から送信される制御信号を、通信部21を介して取得する。制御部22は、取得した制御信号を時系列に履歴情報記憶部23に記憶させる。制御部22は、状態データ及び制御信号以外にも、監視制御システム1において検出された異常を示す情報を履歴情報記憶部23に記憶させる。
制御部22は、履歴情報記憶部23に記憶されている時系列の情報に基づいて帳票を生成し、生成した帳票を履歴情報記憶部23に記憶させる。また、制御部22は、通信部21を介して受信した帳票の要求に応じて、要求された帳票を履歴情報記憶部23から読み出して要求元へ送信する。
異常検出部24は、通信部21を介して、監視制御装置10及びデータサーバ装置40における異常を検出する。異常の検出方法としては、例えば、異常検出部24が周期的に監視制御装置10及びデータサーバ装置40対して応答要求を送信し、応答要求に対する応答の有無に基づいて異常を検出する。応答要求の送受信には、監視制御ネットワーク5を用いてもよいし、専用の回線を用いてもよい。異常検出部24は、監視制御ネットワーク5に接続されている監視制御装置10及びデータサーバ装置40それぞれにおける異常の有無を示す情報を通番管理部25へ出力する。
通番管理部25は、一定の周期で管理信号を生成し、通信部21を介して管理信号をコントローラ30、60へ送信する。管理信号には、監視制御ネットワーク5に接続されている監視制御装置10それぞれにおける異常の有無を示す情報と、データサーバ装置40における異常の有無を示す情報とが含まれる。通番管理部25は、管理信号を用いて監視制御装置10及びデータサーバ装置40における異常をコントローラ30、60へ通知する。通番管理部25は、異常の検出を通知することにより、各コントローラ30、60に記憶されている通番を初期化させる。管理信号は、監視制御システム1において異常が無い場合においても、一定の周期で送信される。
図4は、既設のコントローラ30の構成例を示す図である。コントローラ30は、通信部31、通番記憶部32、判定部33、機器制御部34及び状態データ生成部35を備える。
通信部31は、監視制御ネットワーク5に接続されており、監視制御ネットワーク5を介して監視制御装置10、50とデータサーバ装置20、40と通信を行う。通番記憶部32は、監視制御ネットワーク5に接続されている監視制御装置10及びデータサーバ装置40それぞれに対応付けられた記憶領域321〜32kを有する。記憶領域321〜32kには、対応する監視制御装置10及びデータサーバ装置40から受信した制御信号のうち最新の制御信号に含まれていた通番が記憶される。
判定部33は、通信部31が受信した制御信号を取得する。判定部33は、取得した制御信号の送信元に対応する記憶領域に記憶されている通番を通番記憶部32から読み出す。判定部33は、取得した制御信号の通番と読み出した通番とを比較し、取得した制御信号の順序が正しいか否かを判定する。例えば、監視制御装置10において制御信号が送信される都度、通番が増加する場合、取得した制御信号の通番が読み出した通番より大きいとき、判定部33は正しい順序であると判定する。一方、取得した制御信号の通番が読み出した通番以下であるとき、判定部33は正しい順序でないと判定する。
制御信号の順序が正しい場合、判定部33は、制御信号を機器制御部34へ出力し、応答信号を通信部31へ出力する。通信部31は、制御信号の送信元へ応答信号を送信する。応答信号は、制御信号に応じた動作を行うことを通知する信号である。判定部33は、順序が正しいと判定した制御信号に含まれる通番を、通番記憶部32の記憶領域321〜32kのうち送信元に対応する記憶領域に記憶させて、記憶されている通番を更新する。制御信号の順序が正しくない場合、判定部33は異常の発生を通知する警報を出力する。警報は、例えば、コントローラ30に備えられた警報器やベルを鳴らしてもよいし、異常の発生を通知するメッセージを監視制御装置10、50又は所定の宛先へ送信してもよい。
判定部33は、通信部31を介して受信する管理信号に監視制御装置10又はデータサーバ装置40の異常を示す情報が含まれている場合、異常が有る監視制御装置10又はデータサーバ装置40に対応する記憶領域に記憶されている通番を初期化する。例えば、通番の初期化は、記憶領域に記憶される値を「0」にする。初期化において記憶領域に記憶される値は、監視制御装置10及びデータサーバ装置40が制御信号に割り当てる通番の値よりも小さい値である。
機器制御部34は、判定部33から制御信号を取得すると、制御信号に応じて設備機器90を制御する。機器制御部34は、接続された設備機器90から計測値や動作状態を取得し、取得した計測値や動作状態を状態データ生成部35へ出力する。状態データ生成部35は、機器制御部34から取得した計測値や動作状態から、予め定められた並び及び形式のフォーマットに従い状態データを生成する。状態データ生成部35は、状態データを通信部31へ出力し、通信部31に状態データを監視制御ネットワーク5へ送信させる。状態データには、自コントローラ30の状態を示す情報や、設備機器90及びコントローラ30の識別子、計測値や動作状態が取得された時刻も含まれる。
状態データのフォーマットには、既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20において用いられるフォーマットと、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40とにおいて用いられるフォーマットとがある。状態データ生成部35により生成される状態データは、前者のフォーマットである。前者のフォーマットは、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40においても利用できる。しかし、後者のフォーマットは、旧式の監視制御装置10及びデータサーバ装置20において利用できない。
図5は、新設のデータサーバ装置40の構成例を示すブロック図である。データサーバ装置40は、通信部41、制御部42、履歴情報記憶部43、異常検出部44、通番管理部45及び通番付与部46を備える。
通信部41は、監視制御ネットワーク5に接続されており、監視制御ネットワーク5を介して監視制御装置10、50、データサーバ装置20及びコントローラ30、60と通信を行う。制御部22は、データサーバ装置40の動作を制御する。制御部42は、データサーバ装置20の制御部42と同様の動作を行い、状態データ、制御信号、検出された異常を示す情報を履歴情報記憶部43に記憶させ、帳票の作成及び送信を行う。
異常検出部44は、自装置における異常を検出した後に復帰すると、異常からの復帰を通番管理部45へ通知する。通番管理部45は、一定の周期で管理信号を生成し、通信部41を介して管理信号をコントローラ30、60へ送信する。管理信号には、データサーバ装置40における異常の有無を示す情報が含まれる。監視制御ネットワーク5において既設のデータサーバ装置20が動作している間は、データサーバ装置20から送信される管理信号との重複をさけるため、通番管理部45は管理信号の生成及び送信を行わない。データサーバ装置20の有無は、監視制御システム1の管理者又は監視員が通番管理部45に設定してもよいし、通番管理部45が通信部41を介して取得してもよい。
通番付与部46は、通信部41を介して監視制御装置50から受信する制御信号に通番を付与する。通番付与部46は、通番を含む制御信号を通信部41へ出力し、通信部41に制御信号をコントローラ30、60へ送信させる。通番付与部46は、新設の監視制御装置50から送信される制御信号すべてに対して通番を付与する。監視制御装置50から送信される制御信号は、データサーバ装置40を通過して通番を付与される。
図6は、新設の監視制御装置50の構成例を示すブロック図である。監視制御装置50は、通信部51、入力部52、出力部53、制御部54及び制御信号生成部55を備える。通信部51、入力部52、出力部53、制御部54及び制御信号生成部55は、既設の監視制御装置10における通信部11、入力部12、出力部13、制御部14及び制御信号生成部15と同様の構成をそれぞれ有する。監視制御装置50の各部についての重複した説明を省略する。
なお、監視制御装置50において監視制御装置10と異なる構成は、制御信号生成部55が生成する制御信号に通番が含まれていないことと、通信部51が制御信号をデータサーバ装置40へ送信することである。
図7は、新設のコントローラ60の構成例を示すブロック図である。コントローラ60は、通信部61、通番記憶部62、判定部63、機器制御部64及び状態データ生成部65を備える。通信部61、通番記憶部62、判定部63、機器制御部64及び状態データ生成部65は、既設のコントローラ30における通信部31、通番記憶部32、判定部33、機器制御部34及び状態データ生成部35と同様の構成をそれぞれ有する。コントローラ60の各部についての重複した説明を省略する。
なお、コントローラ60においてコントローラ30と異なる構成は、状態データ生成部65が、状態データの生成において2通りの動作を選択できることである。2通りの動作のうち1つ目の動作は、既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20において用いられているフォーマットに従い状態データを生成する動作である。2つ目の動作は、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40において用いられているフォーマットに従い状態データを生成する動作である。
状態データ生成部65における動作は、監視制御ネットワーク5を介した通信で選択可能にしてもよい。例えば、所定の信号をコントローラ60宛に送信することにより、状態データ生成部65の動作を切り替えてもよい。監視制御ネットワーク5において既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20が動作している間は、状態データ生成部65は1つ目の動作にて状態データを生成する。監視制御ネットワーク5において既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20が存在しない場合には、状態データ生成部65は、2つ目の動作にて状態データを生成する。
既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20が用いる状態データのフォーマットと、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40が用いる状態データのフォーマットとの違いは、情報の並びや、状態データに含まれるべき情報の種類である。状態データ生成部65は、新設用の状態データに存在しないが既設用の状態データに存在する情報を補うことで、既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20の下での動作を可能にしている。
図8は、監視制御システム1における各装置の動作例を示す第1のシーケンス図である。図8に示す例では、監視制御装置10、50が制御信号をコントローラ30、60へ送信する動作が示されている。データサーバ装置20は、一定の周期で管理信号を送信する(ステップS10、S20、S30)。
監視制御装置10は、監視員の操作を受け付け、操作に応じた制御信号をコントローラ30、60へ送信する(ステップS11)。
コントローラ30において、通信部31が制御信号を受信する。判定部33は、受信された制御信号の通番と、送信元の監視制御装置10に対応する記憶領域の通番とを比較し、異常が無いと判定する。判定部33は、送信元の監視制御装置10への応答信号を通信部31へ出力し、通信部31に応答信号を監視制御装置10へ送信させる(ステップS12)。判定部33は、制御信号を機器制御部34へ出力し、機器制御部34に設備機器90を制御させる(ステップS13)。また、コントローラ60においても、ステップS12、S13と同様の動作が行われる。
監視制御装置50は、監視員の操作を受け付け、操作に応じた制御信号をデータサーバ装置40へ送信する(ステップS15)。データサーバ装置40において、通番付与部46は通信部41により受信された制御信号に通番を付与し(ステップS16)、通信部41は通番を含む制御信号をコントローラ30、60へ送信する(ステップS17)。
コントローラ30において、通信部31が制御信号を受信する。判定部33は、受信された制御信号の通番と、送信元の監視制御装置10に対応する記憶領域の通番とを比較し、異常が無いと判定する。判定部33は、送信元の監視制御装置10への応答信号を通信部31へ出力し、通信部31に応答信号を監視制御装置10へ送信させる(ステップS18)。判定部33は、制御信号を機器制御部34へ出力し、機器制御部34に設備機器90を制御させる(ステップS19)。また、コントローラ60においても、ステップS18、S19と同様の動作が行われる。
図9は、監視制御システム1における各装置の動作例を示す第2のシーケンス図である。ステップS10からステップS20までの各動作は、図8に示した動作例における各動作と同じである。データサーバ装置20が管理信号を送信した(ステップS20)後に、監視制御装置10において異常が発生している。監視制御装置10における異常は、例えば、監視制御装置10への電源の供給が停止したり、監視制御装置10が再起動したりすることである。
データサーバ装置20において、異常検出部24が監視制御装置10の異常を検出する(ステップS31)、異常検出部24は、監視制御装置10それぞれとデータサーバ装置40とにおける異常の有無を示す情報を通番管理部25へ出力する。通番管理部25は、ステップS31において検出された異常を示す情報を含む管理信号を生成し、通信部21に管理信号をコントローラ30、60すべてに送信させる(ステップS40)。
各コントローラ30において、判定部33は、異常を示す情報を含む管理信号を通信部31を介して取得すると、異常が検出された監視制御装置10に対応する通番記憶部32における記憶領域に記憶されている値を初期化する(ステップS41)。また、各コントローラ60においても、ステップS41と同様の動作が行われる。
データサーバ装置40において異常が発生した場合においても、異常検出部24が同様に異常を検出し、異常の発生が通番管理部25から送信される管理信号によって各コントローラ30、60へ通知される。各コントローラ30、60において、データサーバ装置40に対応する記憶領域に記憶されている値が初期化される。
このように、コントローラ30、60は、異常を示す情報を含む管理信号を受信したとき、通番を初期化する。この初期化により、異常から復帰した監視制御装置10又はデータサーバ装置40から送信される制御信号に対する順序の判定における誤りを防ぐことができる。
図10は、監視制御システムにおいて、既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20を新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40に置き換える更新作業における工程を示すフローチャートである。更新作業が開始されると、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40とが監視制御ネットワーク5に接続される(ステップS101)。新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40の設置に併せて、新設のコントローラ60及び設備機器91の設置を行ってもよい。ステップS101の工程が完了した時点では、データサーバ装置40における異常検出部44及び通番管理部45が動作しないように設定される。
既設のデータサーバ装置20に対して、異常発生の有無の検出対象に新設のデータサーバ装置40が登録される(ステップS102)。各コントローラ30、60において、制御信号の送信元として新設のデータサーバ装置40が登録される(ステップS103)。コントローラ30、60における登録作業は、通番記憶部32、62において新設のデータサーバ装置40に対応する記憶領域を割り当てる作業である。
既設のデータサーバ装置20及び各コントローラ30、60における登録作業が完了すると、新設のデータサーバ装置40及び監視制御装置50の運用及び利用が開始される(ステップS104)。ステップS104までの工程が完了した状態が、図1に示す監視制御システム1の構成である。この状態では、既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20と、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40とが並行して運用される。
新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40の安定した動作が確認されると、既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20と監視制御ネットワーク5との接続を切断する(ステップS105)。データサーバ装置20の運用停止により、新設のデータサーバ装置40における異常検出部44及び通番管理部45の動作が開始される(ステップS107)。異常検出部44及び通番管理部45の動作開始は、監視制御システム1の管理者などが行ってもよいし、通信部41などを介して監視制御ネットワーク5上にデータサーバ装置20が検出されなくなったことを契機にして行われてもよい。
データサーバ装置20の運用が停止された後に、コントローラ60における状態データ生成部65に対してフォーマットの変更が指示される(ステップS107)。状態データ生成部65は、この指示を受けて、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40において用いられているフォーマットに従い状態データを生成する動作を開始する。
以上の工程により、既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20を、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40に置き換える更新作業が完了する。
図11は、更新作業が完了した後の監視制御システム1Aの構成を示すブロック図である。更新後の監視制御システム1Aは、データサーバ装置40、複数の監視制御装置50(50−1〜50−N)、複数のコントローラ30、60、各コントローラに接続された設備機器90、91を備える。なお、更新作業において、一部又は全部のコントローラ30をコントローラ60に置き換える場合には、設備機器90それぞれの接続先が新設のコントローラ60に変更される。
監視制御システム1Aでは、監視制御装置50それぞれから送信される制御信号は、データサーバ装置40を経由して各コントローラ30、60へ伝送される。データサーバ装置40において、制御信号には通番が付与される。すなわち、通番を付与する動作は、データサーバ装置40に一元化される。受信した制御信号の順序が正しいか否かの判定は、一つの通番に対する比較で行われることになり、各コントローラ30、60における負荷が軽減される。
図12は、更新作業後の監視制御システム1Aにおける各装置の動作例を示すシーケンス図である。データサーバ装置40は、撤去されたデータサーバ装置20に代わり、一定の周期で管理信号を送信する(ステップS60、S70)。
監視制御装置50は、監視員の操作を受け付け、操作に応じた制御信号を生成し、生成した制御信号をデータサーバ装置40へ送信する(ステップS61)。
データサーバ装置40において、通番付与部46は、通信部41を介して取得した制御信号に通番を付与し、通番を含む制御信号を通信部41へ出力する(ステップS62)。通信部41は、通番を含む制御信号をコントローラ30、60へ送信する(ステップS63)。
コントローラ30において、通信部31が制御信号を受信する。判定部33は、受信された制御信号の通番と、データサーバ装置40に対応する記憶領域の通番とを比較し、異常が無いと判定する。判定部33は、送信元の監視制御装置50及びデータサーバ装置40への応答信号を通信部31へ出力し、通信部31に応答信号を監視制御装置50及びデータサーバ装置40へ送信させる(ステップS64)。判定部33は、制御信号を機器制御部34へ出力し、機器制御部34に設備機器90を制御させる(ステップS65)。また、コントローラ60においても、ステップS64、S65と同様の動作が行われる。なお、ステップS64において、通信部31は、監視制御装置50とデータサーバ装置40との両方へ応答信号を送信せずに、監視制御装置50とデータサーバ装置40とのいずれか一方へ応答信号を送信してもよい。
本実施形態の監視制御システムによれば、既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20と、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40とを併用した場合においても、制御信号の順序を維持するための通番の利用及び通番の初期化を行うことができる。この併用に際して、既存の監視制御装置10、データサーバ装置20及びコントローラ30に対して行う変更は、データサーバ装置20における管理対象にデータサーバ装置40を追加する変更と、各コントローラ30におけるデータサーバ装置40の通番を記憶する記憶領域の確保とである。この変更は、既に稼動している監視制御装置10、データサーバ装置20及びコントローラ30の動作に影響しないため、監視制御システムの信頼性、安定性を維持しつつ、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40を監視制御システムに追加することができる。
また、前述の変更は、監視制御装置10、データサーバ装置20及びコントローラ30の動作に影響しないため、監視制御システムを停止させることなく行うことができる。監視制御システムの停止が必要であったとしても、変更に要する時間は短いため、監視制御システムの停止期間を短縮し、プラントの稼働率の低下や監視員への負担を軽減することができる。
既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20の稼動と、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40の稼動とを並行させることにより、既設の監視制御装置10を用いた安定した監視、制御が行われるとともに、監視員に対して新設の監視制御装置50の操作に習熟する機会が得られる。また、新設の監視制御装置50及びデータサーバ装置40の稼動が安定した時期に、既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20を撤去することにより、監視制御システムの信頼性、安定性を損なうことなく、置き換えを完了することができる。
既設の監視制御装置10及びデータサーバ装置20の撤去に際して必要な変更は、新設のデータサーバ装置40における異常検出部44及び通番管理部45の動作を開始させる変更と、新設のコントローラ60における状態データ生成部65の動作を切り替える変更である。既設のコントローラ30及び監視制御装置50に対しては変更が不要であり、監視制御システムの動作に与える影響を抑えることができる。
なお、監視制御システムの動作例を説明した図8、図9及び図12において、監視制御装置10、50とコントローラ30、60とが一つの場合を例示したが、これらの装置は複数あってもよい。
本実施形態では、監視制御装置10又はデータサーバ装置40から送信される都度、制御信号に含まれる通番が増加する構成を説明した。しかし、制御信号に含まれる通番は、制御信号が送信される都度、減少してもよい。通番が減少する場合、受信した制御信号に含まれる通番が通番記憶部32、62に記憶された通番より小さいとき、判定部33、63は、制御信号の順序が正しいと判定する。また、受信した制御信号に含まれる通番が通番記憶部32、62に記憶された通番以上であるとき、判定部33、63は、制御信号の順序が正しくないと判定する。この場合、通番記憶部32、62に記憶されている通番の初期化では、制御信号に含まれる通番が取り得る値よりも大きい値が初期値として通番記憶部32、62に記憶される。また、制御信号に含まれる通番が常に負の値になる場合、通番を比較する際に通番の絶対値を用いてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、新設のデータサーバ装置40が新設の監視制御装置50による制御信号に通番を付与し、既設のデータサーバ装置20が既設の監視制御装置10と新設のデータサーバ装置40とにおける異常の検出に応じて各コントローラ30、60が記憶している通番を初期化させる管理信号をコントローラ30、60へ送信し、コントローラ30、60が既設の監視制御装置10と新設のデータサーバ装置40とから送信される制御信号の通番に基づいて異常の有無を判定する構成を持つことにより、新設及び既設の監視制御装置10、50と新設及び既設のデータサーバ装置20、40とを併用した運用を可能とし、更新が行われる際においても信頼性を維持することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1A…監視制御システム、5…監視制御ネットワーク、10…監視制御装置、11…通信部(第3の送信部)、12,52…入力部、13,53…出力部、14,54…制御部、15…制御信号生成部(第2の信号生成部)、20,40…データサーバ装置、21…通信部(第4の送信部)、22,42…制御部、23,43…履歴情報記憶部、24,44…異常検出部、25,45…通番管理部、30,60…コントローラ、31…通信部(第1の受信部、第5の送信部)、32,62…通番記憶部、33,63…判定部、34,64…機器制御部、35…状態データ生成部(第1のデータ生成部)、41…通信部(第2の送信部)、51…通信部(第1の送信部)、55…制御信号生成部(第1の信号生成部)、61…通信部(第1の受信部、第6の送信部)、65…状態データ生成部(第2のデータ生成部)、90,91…設備機器、321,32k,621,62k…記憶領域

Claims (6)

  1. 設備機器と通信可能に接続されたコントローラと、前記設備機器に対して動作を指示する制御信号を生成する既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置と、前記コントローラと前記既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置とを通信可能に接続する監視制御ネットワークとを備える監視制御システムの更新方法であって、
    前記既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置に代わる新設の監視制御装置及び新設のサーバ装置を前記監視制御ネットワークに接続する第1のステップと、
    前記コントローラに対して前記設備機器の制御を指示する制御信号に付与された通番を記憶する前記コントローラが備える通番記憶部において、前記新設のサーバ装置を経由して受信する制御信号の通番を記憶する記憶領域を確保する第2のステップと、
    制御信号の送信元における異常の有無を判定する前記既設のサーバ装置に対して、異常の有無を判定する対象に前記新設のサーバ装置を追加する第3のステップと、
    を有し、
    前記新設の監視制御装置は、制御信号を前記新設のサーバ装置へ送信し、
    前記新設のサーバ装置は、前記新設の監視制御装置から受信した制御信号に通番を付与し、通番を含む制御信号を前記コントローラへ送信し、
    前記コントローラは、記憶している通番と受信した制御信号の通番とに基づいて、前記新設のサーバ装置又は前記既設の監視制御装置における異常の有無を判定し、
    前記既設のサーバ装置は、前記既設の監視制御装置又は前記新設のサーバ装置における異常を検出すると、異常が検出された記既設の監視制御装置又は前記新設のサーバ装置に対する通番であって前記コントローラが記憶している通番を初期化する管理信号を前記コントローラへ送信する、
    監視制御システムの更新方法。
  2. 前記既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置と前記監視制御ネットワークとの接続を切断する第4のステップと、
    前記新設のサーバ装置が、自装置における異常を検出すると、前記新設のサーバ装置に対する通番であって前記コントローラが記憶している通番を初期化する管理信号を前記コントローラへ送信する第5のステップと、
    を有する、請求項1に記載の監視制御システムの更新方法。
  3. 設備機器と通信可能に接続されたコントローラと、前記設備機器に対して動作を指示する制御信号を生成する既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置とを先に備え、前記既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置より後に新設の監視制御装置及び新設のサーバ装置を備えた監視制御システムであって、
    前記新設の監視制御装置は、
    前記制御信号を生成する第1の信号生成部と、
    前記第1の信号生成部により生成された前記制御信号を前記新設のサーバ装置へ送信する第1の送信部と、を備え、
    前記新設のサーバ装置は、
    前記新設の監視制御装置から受信する前記制御信号に対して前記制御信号の順序を示す通番を付与する通番付与部と、
    通番が付与された前記制御信号を前記コントローラへ送信する第2の送信部と、を備え、
    前記既設の監視制御装置は、
    前記制御信号を生成し、生成した前記制御信号の順序を示す通番を付与する第2の信号生成部と、
    前記第2の信号生成部により生成された前記制御信号を前記コントローラへ送信する第3の送信部と、を備え、
    前記コントローラは、
    前記制御信号を受信する第1の受信部と、
    送信元の前記新設のサーバ装置及び前記既設の監視制御装置ごとに受信した前記制御信号に付与された通番を記憶する通番記憶部と、
    前記通番記憶部に記憶された通番と受信した前記制御信号の通番とに基づいて前記新設のサーバ装置又は前記既設の監視制御装置における異常の有無を判定する判定部と、
    前記判定部により異常が無いと判定された前記制御信号に基づいて、自身に接続された前記設備機器を制御する機器制御部と、を備え、
    前記既設のサーバ装置は、
    前記既設の監視制御装置又は前記新設のサーバ装置における異常を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部により異常が検出された前記既設の監視制御装置又は前記新設のサーバ装置に対する通番であって前記コントローラが記憶している通番を初期化する管理信号を生成する通番管理部と、
    前記管理信号を前記コントローラへ送信する第4の送信部と、を備える、
    監視制御システム。
  4. 前記設備機器又は新たに設けられた設備機器に通信可能に接続された新設のコントローラを更に備え、
    既設の前記コントローラは、
    既設の前記コントローラの状態を示すデータと接続された前記設備機器から取得するデータとを含む状態データを生成する第1のデータ生成部と、
    前記第1のデータ生成部により生成された状態データを送信する第5の送信部と、
    を備え、
    前記新設のコントローラは、
    前記新設のコントローラの状態を示すデータと接続された前記設備機器又は新たに設けられた設備機器から取得するデータとを含む状態データを、前記第1のデータ生成部が生成する状態データのフォーマットと同じフォーマットで生成する第2のデータ生成部と、
    前記第2のデータ生成部により生成された状態データを送信する第6の送信部と、
    を備える、
    請求項3に記載の監視制御システム。
  5. 前記第2のデータ生成部は、前記既設の監視制御装置及び前記既設のサーバ装置が撤去されると、前記第1のデータ生成部が生成する状態データのフォーマットと異なるフォーマットで状態データを生成し、
    前記第6の送信部は、前記第2のデータ生成部により生成された状態データを前記新設のサーバ装置へ送信する、
    請求項4に記載の監視制御システム。
  6. 設備機器と通信可能に接続されたコントローラと、前記設備機器に対して動作を指示する制御信号を生成する既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置とを先に備え、前記既設の監視制御装置及び既設のサーバ装置より後に新設の監視制御装置及び新設のサーバ装置を備えた監視制御システムにおける監視制御方法であって、
    前記新設の監視制御装置が、前記制御信号を生成し、生成した前記制御信号を前記新設の監視制御装置へ送信する第1のステップと、
    前記新設のサーバ装置が、前記新設の監視制御装置から受信する前記制御信号に対して前記制御信号の順序を示す通番を付与する第2のステップと、
    前記新設のサーバ装置が、通番が付与された前記制御信号を前記コントローラへ送信する第3のステップと、
    前記既設の監視制御装置が、前記制御信号を生成し、順序を示す通番を付与した前記制御信号を前記コントローラへ送信する第4のステップと、
    前記コントローラが、受信した前記制御信号に付与された通番を送信元の前記新設のサーバ装置及び前記既設の監視制御装置ごとに通番を記憶する第5のステップと、
    前記コントローラが、記憶する通番と受信した前記制御信号の通番とに基づいて前記新設のサーバ装置又は前記既設の監視制御装置における異常の有無を判定する第6のステップと、
    前記コントローラが、異常が無いと判定した前記制御信号に基づいて、自身に接続された前記設備機器を制御する第7のステップと、
    前記既設のサーバ装置が、前記既設の監視制御装置又は前記新設のサーバ装置における異常を検出する第8のステップと、
    前記既設のサーバ装置が、異常が検出された前記既設の監視制御装置又は前記新設のサーバ装置に対する通番であって前記コントローラが記憶している通番を初期化する管理信号を生成し、生成した管理信号を前記コントローラへ送信する第9のステップと、
    を含む監視制御方法。
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