JP6701687B2 - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
デジタルスチルカメラで撮影された画像の明るさの補正を可能にするソフトウェアが知られている。
また、画像からエッジ画素をサンプリングした結果としての輝度分布から特徴量(メジアン)を求め、当該特徴量がしきい値未満である場合に暗い画像と判断して画像全体を明るく補正する構成が知られている(特許文献1参照)。
特許第3458855号
暗い画像が明るくなるように補正することで、一定の画質向上効果が見られる。ただし、画像内で明暗差が比較的大きい箇所を含めて画像全体を明るく補正した場合、当該箇所のメリハリ(コントラスト感)が損なわれることがある。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、適切な明るさの補正を実行して画質を向上させる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供する。
本発明の態様の1つは、画像の明るさの補正を実行する画像処理装置であって、前記画像を複数の領域に分割する分割部と、前記領域毎にエッジ量を検出するエッジ検出部と、前記補正に用いる補正量を前記領域毎のエッジ量に基づいて変化させる補正部と、を備える。
当該構成によれば、画像は、領域毎のエッジ量に基づいて変化した補正量により明るさが補正される。これにより、明暗差が比較的大きい箇所、つまりエッジ量が比較的多い箇所の明るさが過剰に補正されることを、回避できる。
本発明の態様の1つは、前記補正部は、前記画像を構成する画素毎に、前記領域毎のエッジ量と画素の位置とに基づいて変化させた前記補正量を適用するとしてもよい。
当該構成によれば、画像の画素毎に、位置と領域毎のエッジ量とに応じた最適な補正量にて明るさを補正することができる。
本発明の態様の1つは、前記補正部は、前記画素毎に適用する補正量を、画素の位置と、当該画素が属する領域のエッジ量と、当該画素が属する領域に隣接する他の領域のエッジ量とに基づいて変化させるとしてもよい。
当該構成によれば、画像の画素毎に、位置と、属する領域のエッジ量と、隣接する他の領域のエッジ量とに応じた最適な補正量にて明るさを補正することができる。
本発明の態様の1つは、前記補正部は、前記画像の所定のしきい値未満の明るさを有する部分を対象として前記補正を実行するとしてもよい。
当該構成によれば、画像内の比較的暗い部分だけを明るく補正することができる。
本発明の態様の1つは、前記分割部は、前記画像のサイズに応じて前記画像の分割数を異ならせるとしてもよい。
当該構成によれば、画像のサイズに応じた最適な数に分割された領域毎のエッジ量を検出することができる。
本発明の態様の1つは、前記エッジ量の差が所定差以上である領域間の距離が所定距離以内である場合、前記分割部は、前記画像の分割数を減らすとしてもよい。
当該構成によれば、分割数が多すぎるために距離が近い領域間の補正量の変動が大きくなりすぎる、といった状況を回避することができる。
本発明の技術的思想は、画像処理装置という物以外によっても実現される。例えば、これまで説明した画像処理装置の各部が実行する工程を有する画像処理方法の発明や、当該方法をコンピューターに実行させる画像処理プログラムの発明を把握することができる。また、当該プログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な記憶媒体も、一つの発明として成り立つ。
本実施形態にかかる装置構成を例示するブロック図。 本実施形態にかかる画像処理を示すフローチャート。 複数の領域に分割された画像を例示する図。 画素毎の補正係数が決定された状態を例示する図。 画素の補正係数を決定する方法の一例を説明するための図。 補正量生成処理を示すフローチャート。 輝度分布の一例を示す図。 補正量テーブルに該当する関数の一例を示す図。 変形例にかかる画像処理を示すフローチャート。
以下に、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。各図は本実施形態を説明するための一例に過ぎない。また、各図は互いに整合していないこともある。
図1は、システム1をブロック図により示している。システム1は、画像入力装置10、画像処理装置20、画像出力装置30を含んでいる。画像処理装置20は、画像入力装置10が生成した画像(画像データ)を画像入力装置10から入力し、入力した画像を対象にして画像処理を実行することが可能である。また、画像処理装置20は、当該処理後の画像を画像出力装置30へ出力することが可能である。画像出力装置30は、画像処理装置20から入力した画像を所定の態様(印刷媒体への印刷、画面への表示、等の各態様)で出力することが可能である。
画像入力装置10には、例えば、デジタルスチルカメラ、スキャナー、ビデオカメラ等が該当する。画像処理装置20には、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット型端末等が該当する。画像出力装置30には、例えば、プリンター、プロジェクター、ディスプレイ(例えば、液晶表示装置)等が該当する。プリンターとは、少なくともプリンターとして機能する製品を指す。従って、プリンターの機能に加えてスキャナーやファクシミリ等としても機能する複合機も、プリンターの概念に含まれる。
本発明にかかる、画像の明るさの補正を実行する画像処理装置は、図2,6,9等を用いて説明する処理を実行可能な装置や部品やシステム等であればよい。このような画像処理装置の一例が、画像処理装置20である。以下では、画像処理装置20が処理を実行する場合を例に挙げて、本実施形態を説明する。
ただし、画像入力装置10や画像出力装置30が本発明の画像処理装置であってもよい。つまり、本実施形態にかかる処理は、画像入力装置10がそのリソースを利用して実行してもよいし、あるいは画像出力装置30がそのリソースを利用して実行してもよい。例えば、画像入力装置10の実体は、画像処理装置20の構成や機能を含んだ製品であってもよい。あるいは、画像出力装置30の実体は、画像処理装置20の構成や機能を含んだ製品であってもよい。
図1の例では、画像処理装置20は、制御部21、記憶部22、操作入力部23、通信インターフェイス(I/F)24等を含んで構成されている。制御部21は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有するICや、その他の記憶媒体等により構成される。制御部21では、CPUが、ROMや記憶部22等に保存されたプログラムに従った演算処理を、RAM等をワークエリアとして用いて実行する。例えば、記憶部22には、アプリケーションソフトウェア29(以下、APL29)が記憶されており、制御部21は、APL29に従うことで画像処理を実行する。制御部21は、このような画像処理を実行する際に、分割部25、エッジ検出部26、係数決定部27、補正部28等として機能する。APL29は、画像処理プログラムの一例である。
操作入力部23は、ユーザーによる操作を受け付けるための手段(ボタン、キーボード、マウス等)である。操作入力部23の少なくとも一部は、ディスプレイに表示されたタッチパネルにより実現されるとしてもよい。ここで言うディスプレイとは、画像出力装置30が有するディスプレイや、画像出力装置30とは別装置である場合の画像処理装置20が有するあるいは接続するディスプレイ等を指す。
通信I/F24は、画像処理装置20を他の装置(画像入力装置10や、画像出力装置30や、これら以外の装置)と有線あるいは無線にて接続するためのインターフェイスの総称である。画像処理装置20は、通信I/F24を介して他の装置と、例えば、USBケーブル、有線ネットワーク、無線LAN、電子メール通信等の様々な手段や通信規格により接続可能である。
図2は、制御部21がAPL29に従って実行する画像処理をフローチャートにより示している。図2の少なくとも一部は、本発明にかかる画像処理方法を示している。
ステップS100では、分割部25は、処理対象の画像を複数の領域に分割する。処理対象の画像とは、ユーザーによる任意の操作に応じて制御部21が画像入力装置10や記憶部22等の入力元から入力した画像を指す。当該画像は、例えば、複数の要素色毎の階調値を有する複数の画素で表現された画像データである。具体的には、画像は、RGB(レッド、グリーン、ブルー)毎の階調値を有する画素で表現されたRGBデータである。
ステップS110では、エッジ検出部26は、ステップS100で分割された領域毎にエッジ量を検出する。エッジは、例えば、所定のフィルターを領域内の画像に適用することで検出することができる。また、エッジ検出部26は、例えば、前記文献1にも記載されているように、各画素について、隣接する画素との差分(階調値等の差分)により表されるエッジ度を求め、当該エッジ度が所定のしきい値よりも大きい画素をエッジ画素として検出する。そして、エッジ検出部26は、領域毎のエッジ画素の数や比率を、それぞれの領域のエッジ量とする。
ステップS120,S130では、係数決定部27は、領域毎のエッジ量に応じて、領域毎の補正係数を決定する。まず、係数決定部27は、前記複数の領域のうちステップS110で検出されたエッジ量が最も少ない領域に対して、補正係数を1.0と決定する(ステップS120)。エッジ量が最も少ない領域を、最少エッジ領域と呼ぶ。補正係数とは、画像の明るさの補正(明るさ補正)に用いる補正量を変化させる(調整する)ための係数であり、ここでは0以上1.0以下の値とする。明るさ補正については、その呼び名を、明度補正、あるいは輝度補正等としてもよい。明るさ補正については、後に説明する。
また、係数決定部27は、最少エッジ領域以外の各領域の補正係数を、最少エッジ領域のエッジ量と各領域のエッジ量との比率に応じて決定する(ステップS130)。
図3,4は、図2のフローチャートの各過程を模式的に説明するための図である。
図3は、ステップS100により4つの領域A1,A2,A3,A4に分割された、処理対象の画像IMを例示している。ただし画像の分割数(分割後の領域の数)は4に限定されない。画像は、各領域のサイズ(縦および横方向の画素数)が同一かほぼ同一となるように分割される。
さらに図3は、ステップS110により領域A1,A2,A3,A4毎に検出されたエッジ量EQと、ステップS120,S130により領域A1,A2,A3,A4毎に決定された補正係数CFとを例示している。図3では、領域毎のエッジ量EQを、領域内の画素数に対するエッジ画素数の比率(0〜100%)により示している。
図3の例では、左下の領域A3のエッジ量EQ(10%)が最少であるため、領域A1,A2,A3,A4のうち領域A3が最少エッジ領域に該当する。よって、領域A3の補正係数CFが1.0である。
また、領域A1のエッジ量(30%)は領域A3のエッジ量(10%)の3倍である。そこで、当該3倍の逆数である1/3倍を領域A3の補正係数CF(1.0)に掛けた値、0.33が領域A1の補正係数CFとされている。
同様に、領域A2のエッジ量(60%)は領域A3のエッジ量(10%)の6倍である。そこで、当該6倍の逆数である1/6倍を領域A3の補正係数CF(1.0)に掛けた値、0.17が領域A2の補正係数CFとされている。
同様に、領域A4のエッジ量(20%)は領域A3のエッジ量(10%)の2倍である。そこで、当該2倍の逆数である1/2倍を領域A3の補正係数CF(1.0)に掛けた値、0.5が領域A4の補正係数CFとされている。
このように領域毎の補正係数は、対応する領域のエッジ量が多いほど小さい値となる。また、補正係数は、エッジ量の多さ(あるいは少なさ)を示す一つの指標とも言える。
補正係数は、後述の明るさ補正(ステップS150)において、画素毎の補正に適用される補正量の調整に用いられる。従って、補正係数は、同じ領域内の画素に関しては当該領域について決定された一律の補正係数であってもよい。同じ領域内の画素に関して同じ補正係数を用いるという思想に立てば、次のステップS140は不要である。つまり本実施形態は、ステップS130の後、ステップ140を実施せずにステップS150を実施する態様を否定しない。
一方で、画像を構成する画素毎に補正係数を決定するという思想を採用してもよい。つまりステップS140では、係数決定部27は、領域毎の補正係数と画素の位置とに基づいて、画素毎の補正係数を決定する。
図4は、ステップS140により画素毎に補正係数が決定された状態を例示している。図4において、各矩形は画像IM内の各画素を示し、各矩形内の数値は各画素の補正係数を示している。図4では領域A1,A2,A3,A4が各々9個の画素で構成された例を示している。実際には領域を構成する画素数は9個よりも大幅に多いと予想されるが、ここでは図の見易さを考慮して画素数を少なくしている。係数決定部27は、領域毎の中央に位置する画素(中央画素)の補正係数は、上述のように領域毎に決定した補正係数とする。例えば、領域A1の中央画素の補正係数は、領域A1に対して決定した補正係数CF(図3によれば0.33)をそのまま用いる。他の領域A2,A3,A4についても同様の考え方である(図3,4参照)。なお中央画素は、厳密に領域の中央に位置する画素に限らず、領域の中央に近いいずれかの画素であってもよい。
また係数決定部27は、例えば、画像IMの4隅に対応する隅領域に属する画素については、隅領域が含まれる領域に対して決定した補正係数を用いるとしてもよい。図4では、画像IMの4隅に対応する隅領域B1,B2,B3,B4を、それぞれにハッチングを付して例示している。隅領域B1は、画像IMの左上隅に対応しており、領域A1に含まれている。隅領域B1は、X方向において領域A1の中央画素と同位置かつY方向において領域A1の中央画素よりも前記左上隅側に存在する画素、Y方向において領域A1の中央画素と同位置かつX方向において領域A1の中央画素よりも前記左上隅側に存在する画素、および、XおよびY方向において領域A1の中央画素よりも前記左上隅側に存在する画素、により構成されている。係数決定部27は、このような隅領域B1に属する各画素の補正係数は、領域A1に対して決定した補正係数CFをそのまま用いる(図3,4参照)。なお、X方向は画像IMの横方向に対応する座標系であり、Y方向は画像IMの縦方向に対応する座標系を意味する。
隅領域B2は、画像IMの右上隅に対応しており、領域A2に含まれている。隅領域B2は、X方向において領域A2の中央画素と同位置かつY方向において領域A2の中央画素よりも前記右上隅側に存在する画素、Y方向において領域A2の中央画素と同位置かつX方向において領域A2の中央画素よりも前記右上隅側に存在する画素、および、XおよびY方向において領域A2の中央画素よりも前記右上隅側に存在する画素、により構成されている。係数決定部27は、隅領域B2に属する各画素の補正係数は、領域A2に対して決定した補正係数CFをそのまま用いる(図3,4参照)。画像IMの左下隅に対応する隅領域B3、画像IMの右下隅に対応する隅領域B4のそれぞれについても同様の考え方により各画素の補正係数が決定される(図3,4参照)。
また係数決定部27は、例えば、周囲の4つの中央画素よりも内側(内側領域)に属する画素については、画素の位置と周囲の中央画素の補正係数とに基づいて、補正係数を決定するとしてもよい。図4では、画像IMに含まれる内側領域Cを、ハッチングを付して例示している。内側領域Cは、領域A1の中央画素、領域A2の中央画素、領域A3の中央画素および領域A4の中央画素、よりも内側の範囲である。係数決定部27は、内側領域Cに属する各画素の補正係数を、周囲の中央画素の補正係数で補間して決定する。このとき、画素の位置と、当該画素が属する領域の補正係数と、当該画素が属する領域に隣接する他の領域の補正係数とに基づいて、当該画素の補正係数を補間する。
図5は、画像IMの一部範囲を例示している。例えば、図5に示す画素P1について補正係数を決定する場面を想定する。画素P1は、内側領域C内の画素でありかつ領域A1に属しているとする。この場合、係数決定部27は、領域A1に対して決定した補正係数CF(領域A1の中央画素の補正係数)と、領域A1にX方向において隣接する領域A2対して決定した補正係数CF(領域A2の中央画素の補正係数)と、領域A1にY方向において隣接する領域A3対して決定した補正係数CF(領域A3の中央画素の補正係数)と、に基づいて画素P1の補正係数を補間する。ここで言う“隣接する領域”とは、補正係数を決定する対象としている画素が属する内側領域を共有している領域同士の関係を前提としている。
係数決定部27は、例えば、領域A1の中央画素P1cの中心と画素P1の中心とを通る線L1と、領域A2の中央画素P2cの中心と領域A3の中央画素P3cの中心とを通る線L2との交点pxを特定する。次に、交点pxの位置に対応する補正係数を、中央画素P2cの補正係数と中央画素P3cの補正係数とに基づく線形補間により決定する。次に、画素P1の位置に対応する補正係数を、当該交点pxの位置に対応する補正係数と中央画素P1cの補正係数とに基づく線形補間により決定する。このような方法により、係数決定部27は内側領域C内の画素毎に補正係数を決定することができる。
また係数決定部27は、画像を構成する画素のうち、中央画素、隅領域および内側領域のいずれにも該当しない各画素については、画素と当該画素の近隣の2つの中央画素との各距離の比率に応じた補間により、補正係数を決定することができる。
むろん、係数決定部27は、上述した方法以外の方法を用いて画素毎の補正係数を決定してもよい。いずれにしてもステップS140では、領域毎の補正係数と画素の位置とに基づいて画素毎の補正係数が決定される。言うまでもないが、図3,4に示したエッジ量や補正係数の具体的数値は例に過ぎず、本発明の権利範囲はこれら数値によって限定的に解されるものではない。
ステップS150では、補正部28は、補正量を補正係数で調整し、調整後の補正量を用いて画像の明るさ補正を実行する。当該ステップS150を説明する前に、調整前の補正量を得るために必要となる処理(補正量生成処理)を、図6に基づいて説明する。
図6は、補正量生成処理を示すフローチャートである。補正量生成処理も、制御部21がAPL29に従って実行する処理の一部である。補正量生成処理は、前記処理対象の画像を制御部21が入力した以降に実行され、遅くともステップS150(図2)が開始されるまでに完了する。補正量生成処理は、例えば、ステップS100〜S140と並行して実施されてもよい。
ステップS200では、補正部28は、前記処理対象の画像(ステップS100で複数の領域に分割される画像)の輝度分布(ヒストグラム)を生成する。この場合、補正部28は、画像を構成する画素毎の輝度を算出し、これら輝度のヒストグラムを生成する。画素毎の輝度の算出方法は様々である。補正部28は、例えば、RGBの組み合わせと輝度との変換関係を予め定めたテーブルを参照することにより、画素が有するRGBを輝度に変換することができる。あるいは、補正部28は、前記文献1にも記載されているように、それぞれに所定の重みを掛けたRGBを加算することで輝度を算出することができる。なお、画素が有するRGBの各階調値は、0〜255の256階調で表現され、輝度も同様に0〜255の256階調で表現されるものとする。
ステップS210では、補正部28は、補正量を規定する補正量テーブル(図8参照)を生成するために必要な暗部のコントロールポイントを、前記輝度分布から特定する。暗部のコントロールポイントとは、画像内の暗部(比較的輝度が低い部分)の中で特に度数(頻度)が高い輝度を指す。
図7は、ステップS200で生成された輝度分布Hの一例を示している。補正部28は、例えば、輝度分布Hにおける階調値64以下の範囲(暗部に相当する輝度の範囲)のうちで、度数が最も高い輝度を、暗部のコントロールポイントとして特定する。ここでは、輝度n1が、当該コントロールポイントとして特定されたとする。
次に、ステップS220では、補正部28は、前記コントロールポイントに対応するオフセット量を特定する。オフセット量とは、輝度を上昇させる量を意味する。本実施形態では、画像処理装置20は、前記コントロールポイントが採り得る輝度(0〜64)のそれぞれに対してオフセット量を規定したテーブルを予め記憶しているものとする。従って、補正部28は、当該テーブルを参照することにより、ステップS210で特定したコントロールポイントに対応するオフセット量を特定することができる。
ステップS230では、補正部28は、前記コントロールポイントのオフセット量に基づいて補正量テーブルを生成する。ここでは、補正量テーブルを関数f(n)で表現する。関数f(n)は、0〜255の階調値を採り得る輝度nの関数である。補正部28は、関数f(n)を生成する。
図8は、関数f(n)を実線により例示している。補正部28は、関数f(n)を生成するにあたり、関数f(n)が満足すべき条件を幾つか決定する。当該条件の一つを、
f(n1)=n1+Δn1
とする。Δn1は、上述のコントロールポイントとして特定された輝度n1に対応するオフセット量である。さらに補正部28は、以下のような条件を決定する。
f(0)=0
f(128)=128
f(255)=255
補正部28は、少なくともこれら条件の全てを満足するような関数f(n)を、例えばスプライン補間等の手法で生成する。また補正部28は、輝度nが採り得る階調範囲0〜255の全てで図8に二点鎖線で示す傾き1の直線を下回らないように調整を適宜施して関数f(n)を生成する。この結果、図8に示すような、階調範囲0〜127の入力については値が増加するように補正して出力し、階調範囲128〜255の入力については値を維持して(つまり補正しないで)出力する補正量テーブル(関数f(n))が得られる。
ステップS150(図2)では、補正部28は、前記処理対象の画像を構成する画素毎に輝度を補正量テーブルを用いて補正することにより、明るさ補正を実現する。ただし補正部28は、補正量テーブルが規定する補正量(調整前の補正量)を補正係数で調整し、当該調整後の補正量にて輝度を補正する。補正量テーブルが規定する補正量とは、前記関数f(n)における入力と出力との差分である。つまり、明るさ補正の対象とする画素の輝度n(入力)と当該輝度nを関数f(n)で変換した後の値(出力)との差分に対して、当該画素の補正係数を乗算し、当該乗算により得られた値(調整後の補正量)を、当該画素の輝度n(入力)に加算する。これにより、当該画素の輝度nが、より高い値へ補正されたことになる。さらに補正部28は、補正後の輝度をRGBへ変換する。補正部28は、例えば、輝度とRGBの組み合わせとの変換関係を予め定めたテーブル等を参照することにより、輝度をRGBに変換することができる。補正部28は、このような明るさ補正を全ての画素について実行する。なお、係数決定部27と補正部28とを含めて、補正部と呼んでもよい。
ステップS150においては、補正係数が1.0である画素については、補正量の調整は実質的に行われず、補正量テーブルをそのまま用いた明るさ補正が実行される。また、輝度nが128以上である画素については、補正量が0であるため、実質的に明るさ補正は実行されない。
このような本実施形態によれば、画像処理装置は、処理対象の画像を複数の領域に分割し(ステップS100)、領域毎にエッジ量を検出し(ステップS110)、画像の明るさ補正を実行する際、補正に用いる補正量を領域毎のエッジ量(エッジ量を表す指標としての補正係数)に応じて変化させる(ステップS150)。このとき、明るさを上昇させるための補正量は、エッジ量が多い領域の画素ほど大きく低減される。従って、画像内でエッジが比較的多く立っている箇所(例えば文字列等)については、それが暗い色であっても、適用される明るさ補正の強度が抑制され、結果、このような箇所における画像のメリハリが適切に維持される。
また本実施形態では、画素毎に適用する明るさ補正の補正量を、領域毎のエッジ量(補正係数)と画素の位置とに基づいて変化させる。つまり、領域単位で同じ補正係数を補正量の調整に用いるのではなく、画素の位置に応じて異ならせた補正係数で補正量を調整する。特に、画素毎に適用する補正量を、画素の位置と、当該画素が属する領域のエッジ量(補正係数)と、当該画素が属する領域に隣接する他の領域のエッジ量(補正係数)とに基づいて変化させる。これにより、領域の境界を挟んで明るさ補正の補正量が急激に変動するといったことが回避され、階調の転び等による画質の破綻を防ぐことができる。
また本実施形態では、画像のうち所定のしきい値未満の明るさを有する部分(図8の例で言えば、階調値128未満の輝度を有する画素)を対象として明るさ補正を実行する。これにより、画像内の比較的暗い部分(例えば、黒潰れしている箇所)だけを明るく補正することができ、また、装置の処理負担を軽減することができる。
本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば後述するような変形例を採用可能である。
変形例1:
画像を多くの領域に分割した場合、個々の領域は狭くなる。そのため、領域毎に検出されるエッジ量は、局所的なエッジの分布状況を顕著に反映したものとなり、領域毎に大きく異なる傾向が見られる。領域毎にエッジ量が違い過ぎると、隣接する領域間で明るさ補正の補正量が急激に変動し易く、画質上好ましくない。一方で、領域の数が少なすぎると、領域毎のエッジ量が画像内でのエッジの分布状況を正確に反映しないものとなってしまう。このような実情を鑑みて、分割部25は、処理対象の画像のサイズに応じて画像の分割数を異ならせるとしてもよい。分割部25は、処理対象の画像のサイズが大きい程、画像の分割数を増やす。
ステップS100において、分割部25は、処理対象の画像の画素数を、予め規定した複数のしきい値(第1しきい値、第2しきい値、第3しきい値…)と比較し、当該比較の結果に応じて分割数を決定する。ここでは、第1しきい値<第2しきい値<第3しきい値、であるとする。分割部25は、例えば、画像の画素数が第1しきい値未満であれば、画像を4等分し、当該画素数が第1しきい値以上、第2しきい値未満であれば、画像を9等分し、当該画素数が第2しきい値以上、第3しきい値未満であれば、画像を16等分し…、というように分割数を変えていく。このような変形例によれば、エッジ量が多い箇所について明るさ補正の補正量を抑制するという効果を、画質の破綻を防止しつつ適切に達成することができる。
変形例2:
図9は、制御部21がAPL29に従って実行する画像処理であって、図2とは異なる例をフローチャートにより示している。図9は、ステップS132,S134を有する点で図2と異なる。分割部25は、当該フローチャートを開始して最初のステップ100では、処理対象の画像を所定の分割数で分割する。所定の分割数とは、画像のサイズ等にかかわらず予め設定されている数であってもよいし、前記変形例1のように画像のサイズに応じて決定した数であってもよい。
ステップS132では、制御部21は、エッジ量の差が所定差以上である領域間の距離が狭い(所定距離以内である)か否かを判定し、YesであればステップS134へ進み、NoであればステップS140へ進む。ここで言う所定差および所定距離は、いずれも予め設定された差および距離である。ステップS132では、制御部21は、補正係数の差を見ることでエッジ量の差を間接的に判断する。ステップS130が終了した時点で領域毎の補正係数が決定されているため、制御部21は、補正係数の差が所定差以上である領域の組み合わせを全て抽出する。次に、当該抽出した領域の組み合わせ毎に、領域間の距離(例えば、領域の中心間距離)が所定距離以内であるか否か判定し、当該抽出した領域の組み合わせの中に距離が所定距離以内である組み合わせが一つ以上存在する場合に、Yesと判定する。領域間の距離が所定距離以内とは、例えば、領域の辺同士または角同士が接している状態を指す。
ステップS134では、制御部21は、画像の分割数を前回のステップS100で採用された分割数よりも減らす設定を行う。例えば、前回のステップS100で採用された分割数が16であれば新たな分割数を9としたり、前回のステップS100で採用された分割数が9であれば新たな分割数を4としたりする。ステップS134を経て、処理はステップS100へ戻る。ステップS134後のステップS100では、分割部25は、ステップS134で設定された新たな分割数に従って処理対象の画像を分割する。つまり分割部25は、画像の分割数を減らす。
このような変形例2によれば、距離が近い領域間で明るさ補正の補正量の変動が大きくなり過ぎて画質が破綻するという状況を、画像の分割数を減らすことで適切に回避することができる。なお、ステップS132,S134の処理のタイミングは、図9に示したようなステップS130の後ではなく、ステップS110の後であってもよい。つまり制御部21は、領域毎の補正係数ではなく領域毎のエッジ量を直接に比較し、エッジ量の差が所定差以上である領域間の距離が狭いか否かを判定するとしてもよい。
10…画像入力装置、20…画像処理装置、21…制御部、22…記憶部、25…分割部、26…エッジ検出部、27…係数決定部、28…補正部、29…APL、30…画像出力装置、A1,A2,A3,A4…領域、IM…画像

Claims (7)

  1. 画像の明るさの補正を実行する画像処理装置であって、
    前記画像を複数の領域に分割する分割部と、
    前記領域毎にエッジ量を検出するエッジ検出部と、
    前記補正に用いる補正量を前記領域毎のエッジ量に基づいて変化させる補正部と、を備え
    前記エッジ量の差が所定差以上である領域間の距離が所定距離以内である場合、前記分割部は、前記画像の分割数を減らすことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正部は、前記画像を構成する画素毎に、前記領域毎のエッジ量と画素の位置とに基づいて変化させた前記補正量を適用することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正部は、前記画素毎に適用する補正量を、画素の位置と、当該画素が属する領域のエッジ量と、当該画素が属する領域に隣接する他の領域のエッジ量とに基づいて変化させることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正部は、前記画像の所定のしきい値未満の明るさを有する部分を対象として前記補正を実行することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記分割部は、前記画像のサイズに応じて前記画像の分割数を異ならせることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 画像の明るさの補正を実行する画像処理方法であって、
    前記画像を複数の領域に分割する分割工程と、
    前記領域毎にエッジ量を検出するエッジ検出工程と、
    前記補正に用いる補正量を前記領域毎のエッジ量に基づいて変化させる補正工程と、を備え
    前記エッジ量の差が所定差以上である領域間の距離が所定距離以内である場合、前記分割工程において、前記画像の分割数を減らすことを特徴とする画像処理方法。
  7. 画像の明るさの補正をコンピューターに実行させる画像処理プログラムであって、
    前記画像を複数の領域に分割する分割機能と、
    前記領域毎にエッジ量を検出するエッジ検出機能と、
    前記補正に用いる補正量を前記領域毎のエッジ量に基づいて変化させる補正機能と、を実行させ
    前記エッジ量の差が所定差以上である領域間の距離が所定距離以内である場合、前記分割機能は、前記画像の分割数を減らすことを特徴とする画像処理プログラム。
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