JP6701594B1 - サイフォン式水中掃除器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 効率的に広い範囲で吸引が可能であり、また吸引するだけでなく、凸凹の池底等の掃除を適宜可能にするサイフォン式掃除器具を提供すること。【解決手段】 ホース部2と、ホース部の先端に基端が取り付けられた筒状部3と、筒状部の先端に取り付けられ着脱が可能なノズル部4Aを備え、ノズル部として、交換可能な異なる形状のものを複数備え、複数のノズル部のうち少なくとも一つが、筒状部の延在方向に対して垂直方向に延在した先端管部4cを備え、先端管部に複数の吸引口6が先端管部の延在方向に並んで形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、池や水槽内を掃除する際に電源が確保できなくても掃除を可能とするサイフォン式水中掃除器具である。
従来、例えば特許文献1には、サイフォンの原理やモーターエンジン等のエネルギーを利用して水槽や池などの小石のヘドロや養殖している魚の餌の食べ残し等を吸引し、外部に排出する掃除器具が記載されている。この掃除器具では、パイプの先端にヘドロ等を吸引する吸引小孔が形成されている。
また、特許文献2では、水槽内面に付着した苔等を掻き落とすための掻き落とし部を備えるスクレーパ本体と、掻き落とした苔等を含む水を吸引して水槽外へ排出するための給水手段を脱着可能に設けた苔取り具が記載されている。この苔取り具では、吸水手段としてサイフォン式に水槽内の水を吸い取る吸水パイプを用いている。
特開平10−328634号公報 特開平8−131984号公報
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
池や水槽で魚(例えばチョウザメ等)を養殖する場合、池や水槽内に藻や苔が過剰に発生して水質汚濁や溶存酸素の減少が生じ、養殖に問題が生じてしまうおそれがある。また、屋外では、池や水槽にごみが沈殿し易く、ヘドロの原因となっていた。このようなヘドロ等のごみを餌と一緒に魚が食べてしまい、健全な飼育が困難になるという問題があった。そのため、器具等を用いて池や水槽内のヘドロ等のごみを適宜吸い出すことが必要であるが、屋外等では電力の確保が困難であった。
上記従来の特許文献1及び2の技術で、サイフォン式を用いて、池や水槽内のヘドロや餌の食べ残し等のごみを吸引しているが、先端部に開口した1つの吸引口だけで吸い出しているため、ごみ等を狭い範囲でしか吸引することができず、大きな池や水槽等の広い範囲でごみを吸引する必要がある場合、先端部を大きく動かして操作しなければならず、ごみの吸引作業が大変であるという不都合があった。
また、池や水槽内のごみ等を吸引する際、吸引すると同時に池や水槽内を掃除したいという要望がある。特許文献1の技術では、吸引するのみで掃除する機構がなかった。また、特許文献2の技術では、苔等を掻き落とすための掻き落とし部を備えるスクレーパ本体を備えているものの、スクレーパ本体では平坦面に付着した苔等を掻き落とすことは容易であるが、凸凹な池底や池底の石等に付着しているヘドロや苔等を効率的に掻き落とすことが困難であった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、効率的に広い範囲で吸引が可能であり、また吸引するだけでなく、凸凹の池底等の掃除を適宜可能にするサイフォン式掃除器具を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係るサイフォン式水中掃除器具は、ホース部と、前記ホース部の先端に基端が取り付けられた筒状部と、前記筒状部の先端に取り付けられ着脱が可能なノズル部を備え、前記ノズル部として、交換可能な異なる形状のものを複数備え、前記複数のノズル部のうち少なくとも一つが、前記筒状部の延在方向に対して垂直方向に延在した先端管部を備え、前記先端管部に複数の前記吸引口が前記先端管部の延在方向に並んで形成されていることを特徴とする。
このサイフォン式水中掃除器具では、複数のノズル部のうち少なくとも一つが、筒状部の延在方向に対して垂直方向に延在した先端管部を備え、先端管部に複数の吸引口が先端管部の延在方向に並んで形成されているので、ノズル部がT字型等になり、先端管部に並んだ複数の吸引口により広い範囲で吸引することが可能になり、幅広くごみ等を吸い出すことができる。
第2の発明に係るサイフォン式水中掃除器具は、第1の発明において、複数の前記ノズル部のうち少なくとも一つが、先端部にブラシ部と吸引口とを備えていることを特徴とする。
すなわち、このサイフォン式水中掃除器具では、複数のノズル部のうち少なくとも一つが、先端部にブラシ部と吸引口とを備えているので、池や水槽内のごみを吸引口から吸引するだけでなく、ノズル部の先端に設けられたブラシ部を使用し、凹凸の有る池や水槽内の掃除を効率的に行うことが可能になる。したがって、ブラシ部で池や水槽内を擦って掃除すると共に、擦って剥がれた苔やごみを吸引口から同時に吸い出すことが可能になる。
第3の発明に係るサイフォン式水中掃除器具は、第2の発明において、前記吸引口が、前記ノズル部の先端に形成され、前記ブラシ部が、前記吸引口の周りに設けられていることを特徴とする。
すなわち、このサイフォン式水中掃除器具では、吸引口が、ノズル部の先端に形成され、ブラシ部が、吸引口の周りに設けられているので、ブラシ部で池や水槽内を擦って剥がれた苔やごみをブラシ部の中央にある吸引口ですぐに吸引することが可能になる。したがって、ブラシ部で擦り落とした苔等が池や水槽の水中に舞ってしまうことを抑制可能である。
第4の発明に係るサイフォン式水中掃除器具は、第1から第3の発明のいずれかにおいて、前記筒状部又は前記ホース部に設けられ前記吸引口から吸引された水中の固形物を留め除去するためのフィルターを備えていることを特徴とする。
すなわち、このサイフォン式水中掃除器具では、筒状部又はホース部に設けられ吸引口から吸引された水中の固形物を留め除去するためのフィルターを備えているので、吸い込んだ流体(水)からフィルターによりごみや苔などの固形物だけを留め、除去することができる。したがって、ホース部の基端から出てきた水は、ごみや苔をフィルターで除去できるので、ホース部から出できた流体(水)をそのまま池や水槽に戻すことが可能になる。
第5の発明に係るサイフォン式水中掃除器具は、第4の発明において、前記筒状部が、前記ホース部の基端を前記筒状部の中間に着脱可能に固定するホース固定部を備えていることを特徴とする。
すなわち、このサイフォン式水中掃除器具では、筒状部が、ホース部の基端を筒状部の中間に着脱可能に固定するホース固定部を備えているので、フィルターでごみ等を除去した流体(水)を筒状部のホース固定部に取り付けたホース部からそのまま池や水槽に戻すことが可能になる。
第5の発明に係るサイフォン式水中掃除器具は、第1から第5の発明のいずれかにおいて、前記筒状部が、その内部に前記筒状部の先端から基端に向かった流れに対して開くと共に前記流れの逆方向の流れに対して閉じる逆止弁を備えていることを特徴とする。
すなわち、このサイフォン式水中掃除器具では、筒状部が、その内部に筒状部の先端から基端に向かった流れに対して開くと共に前記流れの逆方向の流れに対して閉じる逆止弁を備えているので、逆止弁により逆流を防止することができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係るサイフォン式水中掃除器具によれば、複数のノズル部のうち少なくとも一つが、筒状部の延在方向に対して垂直方向に延在した先端管部を備え、先端管部に複数の吸引口が先端管部の延在方向に並んで形成されているので、ノズル部がT字型等になり、先端管部に並んだ複数の吸引口により広い範囲で吸引することが可能になる。
また、ノズル部の交換が可能なので池や水槽の形状に応じて、様々なノズル部が使用できる。なお、サイフォンの原理を利用しているので、吸水に電力が不要であり、電力が確保できないところでも吸水・排水が可能になる。
また、本発明のサイフォン式水中掃除器具では、複数のノズル部のうち少なくとも一つが、先端部にブラシ部と吸引口とを備えることで、池や水槽を掃除する際に、ごみなどを吸引するだけでなく、ブラシを利用した掃除も可能になる。
さらに、フィルターを備えることで、吸い上げた水をそのまま外に出すことなく、フィルターでごみ等を除去した水を池や水槽中に戻すことが可能となる。
本発明に係るサイフォン式水中掃除器具の第1実施形態において、第1のノズル部を取り付けた状態のサイフォン式水中掃除器具を示す平面図である。 第1実施形態について、第1のノズル部を示す平面図である。 第1実施形態において、第2のノズル部を取り付けた状態のサイフォン式水中掃除器具を示す平面図である。 第1実施形態について、先端側から視た第2のノズル部を示す図である。 第1実施形態について、第2のノズル部を示す平面図である。 第1実施形態について、第1のノズル部の変形例を示す平面図である。 第1実施形態について、実際にサイフォン式水中掃除器具を池中に沈めた状態を示す写真である。 第1実施形態について、実際にサイフォン式水中掃除器具で池底を掃除している状態を示す写真である。 本発明に係るサイフォン式水中掃除器具の第2実施形態を示す概略的な正面図である。 第2実施形態において、フィルター機構を示す概略的な正面図である。 第2実施形態において、フィルター機構を示す概略的な下面図である。 第2実施形態において、フィルター機構を示す概略的な平面図である。 第2実施形態において、排出口用の栓を示す正面図(a)及び平面図(b)である。 本発明に係るサイフォン式水中掃除器具の第3実施形態を示す平面図である。 第3実施形態において、フィルターを示す正面図である。 第3実施形態において、ホース固定部材を示す斜視図である。 本発明に係るサイフォン式水中掃除器具の第3実施形態において、逆止弁が閉じた状態(a)と開いた状態(b)とを示す要部の断面図である。 第3実施形態において、閉じた状態(a)と開いた状態(b)とを示す逆止弁を示す軸線方向から見た要部の拡大図である。
以下、本発明に係るサイフォン式水中掃除器具の第1実施形態を、図1から図8を参照しながら説明する。
本実施形態のサイフォン式掃除器具1は、図1から図5に示すように、ホース部2と、ホース部2の基端に取り付けられた筒状部3と、筒状部3の先端に取り付けられ着脱が可能なノズル部4A・4Bとを備えている。
上記複数のノズル部のうち少なくとも一つは、図1及び図2に示すように、筒状部3の延在方向に対して垂直方向に延在した先端管部4cを備えている第1のノズル部4Aである。
上記先端管部4cには、複数の吸引口4dが先端管部4cの延在方向に並んで形成されている。
また、上記複数のノズル部のうち少なくとも一つは、図3から図5に示すように、先端部にブラシ部5と吸引口6とを備えている第2のノズル部4Bである。
上記第2のノズル部4Bは、内部の流路の内径が途中で絞られており、先端部の吸引口6の近傍で内径が大きく拡がって形成されている。
このようにノズル部は複数種類用意されており、本実施形態のサイフォン式掃除器具1では、T字型の第1のノズル部4Aと、ブラシ型の第2のノズル部4Bとを備えている。
上記先端管部4cは、図1及び図2に示すように、筒状部3の先端から左右に両側に延在した先端管部4cを備えている。この第1のノズル部4Aは、例えば径20mmの塩化ビニル管用の塩化ビニル製のチーズを使用し、両端側に250mmずつ延在させて先端管部4cとした。この先端管部4cには、径15mmの吸引口6を間隔20mmにして左右それぞれに7つ開けている。また、先端管部4cの両端にはエンドキャップを取り付けて閉塞している。
上記第2のノズル部4Bは、吸引口6の周囲にブラシ部5を備え、ブラシ部5で水槽や池の底を擦ることで、汚れを浮かせて吸引口6から吸い取る仕組みになっている。
第2のノズル部4Bは、先端面がノズル部4Bの軸線方向に対して斜めに形成され、吸引口6が楕円になっている。その先端面から吸引口6を囲むようにしてブラシ部5が軸線方向に突出して設けられている。
なお、第2のノズル部4Bの先端面を軸線方向に対して斜めに形成することで、池や水槽底に対して第2のノズル部4Bの入射角が浅くなっても擦り易くなっている。また、ブラシ部5を楕円状にすることで、円に比べて長軸方向の広い範囲で擦ることが可能になる。
筒状部3とノズル部4A・4Bとの接続は、例えばはめ込み式やねじ式などが可能である。特に、筒状部3側に雄ねじ部を形成し、ノズル部4A・4B側に雌ねじ部を形成して互いに螺着させたねじ式は強度に優れている。
また、ホース部2と筒状部3との接続は、例えばホースバンド2aを使用してもよい。
なお、例えばホース部2は径25mmのビニールホースを1500mm使用し、筒状部3は内径20mmの塩化ビニル管を1000mm使用する。
筒状部3及びノズル部4A・4Bは水に浸けて使用するので、金属製は錆びる恐れがあり、プラスティック製品が好ましい。
次に、第1実施形態サイフォン式水中掃除器具1の使用方法を、図7及び図8を参照して説明する。
まず、図7に示すように、ノズル部4A・4Bを取り付けた状態のサイフォン式水中掃除器具1を例えば池や水槽内に沈める。なお、外部からノズル部4A・4Bを取り付けた状態のサイフォン式水中掃除器具1内に水を注入して、器具内を水で満たした後、エンドキャップなどを使用してホース部2の基端にふたをし、この状況で池や水槽の中に筒状部3の先端を入れても構わない。
次に、池や水槽外でホース部2の基端を下方に向けることで(ホース部2の基端に蓋をしている場合は、蓋を外す)、サイフォンの定理より、重力でホース部2内の水が外部に流れ出す。この際、同時にノズル部4A・4Bの吸引口6から池や水槽内の水を吸い込めるので、水中のごみ等を吸い出すことができる。
また、ノズル部を第2のノズル部4Bに交換した場合、図8に示すように、先端のブラシ部5を用いて池や水槽内の底や石等の表面を擦って付着しているヘドロ等のごみを擦り落とすと共に吸引口6から吸い出すことで、掃除が可能になる。
このように本実施形態のサイフォン式水中掃除器具1では、複数のノズル部のうち少なくとも一つが、筒状部3の延在方向に対して垂直方向に延在した先端管部4cを備え、先端管部4cに複数の吸引口6が先端管部4cの延在方向に並んで形成されているので、ノズル部がT字型になり、先端管部4cに並んだ複数の吸引口6により広い範囲で吸引することが可能になり、幅広くごみ等を吸い出すことができる。
また、複数のノズル部4A・4Bのうち少なくとも一つが、先端部にブラシ部5と吸引口6とを備えているので、池や水槽内のごみを吸引口6から吸引するだけでなく、第1のノズル部4Aの先端に設けられたブラシ部5を使用し、凹凸の有る池や水槽内の掃除を効率的に行うことが可能になる。したがって、ブラシ部5で池や水槽内を擦って掃除すると共に、擦って剥がれた苔やごみを吸引口6から同時に吸い出すことが可能になる。
特に、吸引口6が、第2のノズル部4Bの先端に形成され、ブラシ部5が、吸引口6の周りに設けられているので、ブラシ部5で池や水槽内を擦って剥がれた苔やごみをブラシ部5の中央にある吸引口6ですぐに吸引することが可能になる。したがって、ブラシ部5で擦り落とした苔等が池や水槽の水中に舞ってしまうことを抑制可能である。
なお、第1のノズル部4Aの変形例4Cとして、図6に示すように、先端管部4cにその延在方向に沿って設けられたブラシ部5を備えたものを採用しても構わない。この第1のノズル部4Aの変形例4Cでは、先端管部4cのブラシ部5よりも筒状部3側にブラシ部5に沿って複数の吸引口6が並んで形成されており、ブラシ部5で擦り落としたヘドロ等のごみが水中に舞っても、ブラシ部5の上側に配列された複数の吸引口6によってごみを吸い込むことができる。
次に、本発明に係るサイフォン式水中掃除器具の第2〜第4実施形態について、図9〜図18を参照して以下に説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、吸い出した水はそのままホース部2の基端から外部に排出されるのに対し、第2実施形態のサイフォン式水中掃除器具21では、図9に示すように、フィルター22を備え、吸い込んだ水中のごみ等の固形物を除去して排出する点である。
すなわち、第2実施形態のサイフォン式水中掃除器具21は、フィルター22を備えたフィルター機構20がホース部2の基端に接続されている。
第2実施形態のサイフォン式水中掃除器具21では、フィルター機構20を備えているためゴミやコケが除去される。したがって、第2実施形態では、別のパイプを使用することによって、そのまま池や水槽に流すことが可能になる。
また、第1実施形態では、サイフォン式水中掃除機器具1を流体(水)中に全て沈めてから使用するが、第2実施形態では、石油燃焼器具などに用いられている注油ポンプ21−Aの仕組みを利用しているため、サイフォン式水中掃除機器具21のノズル部4A・4Bだけを沈めて使用することが可能である。
すなわち、第2実施形態のサイフォン式水中掃除機器具21は、ホース部2の途中に手動でノズル部4A・4Bから水を吸い上げ可能な注油ポンプ21−Aが設けられている。
上記フィルター機構20は、図11のように、器状の形をした器部22aを備え、器部22aがホース部2の基端に接続されている。
そして、吸いだした水やゴミが、ホース部2の基端から器部22aの中に流れるようになっている。また、器部22aの上部を覆うようにしてフィルター22が取り付けられている。
したがって、吸い出した水とゴミを分離するためのフィルター22は、フィルター機構20の中に所有している。
また、フィルター22は引き出し状になっているので、掃除の際に出てきたゴミは池の水を汚さずに捨てることが可能である。
フィルター機構20の上層部には、水温センサ23とペルチェ素子24が取り付けられている。これら水温センサー23やペルチェ素子24を利用して、排出される水の温度を適温に調節をする装置を取り付けても構わない。例えば、図9,図10及び図12に示すように、フィルター機構20の天井部に太陽光パネル25を設置し、さらにフィルター機構20でろ過した後に流れる水の力を利用して発電するクロスフロー水車28を設置して同時に稼働をすることで、クロスフロー水車28の周辺に設けた直流電圧に変換するDC変換器27にて、電気が必要な水温センサ23とペルチェ素子24とペルチェ素子24の制御部(図示略)に対し、安定した電力を供給することが可能である。なお、DC変換器27は、ペルチェ素子24の制御部も備えている。
フィルター機構20の上層部、すなわちペルチェ素子24の後方部に注水装置29及び排出部のホースに栓26−Cを設けた。これにより、器部22aの水位を容易に上げることができ、より安定して動作することが可能である。
フィルター機構20の重さ及び水の重さを分散させて、かつ、移動することが可能な機構として4つの支柱26−Aとクロス状の筋交い26−Bで構成されている。また、隣り合う支柱同士及び前記支柱の対角線上の支柱に前記クロス状の補強装置を取り付けることで、より強度を増すことが可能である。
フィルター機構20の天井部はどの方位でも発電できるようにペルチェ素子24の平行線上のなす角30度で太陽光パネル25を展開している。また、天井部があることにより、太陽の影響を受けず水温の調節をすることが可能となった。
第2実施形態の使用方法として、フィルター機構20の排水部の栓をして上層部の注水部から水を投入する。
ここで注意してほしい点として、器部22aの水面を池及び水槽の水面より低めに設定する必要がある。すなわち、フィルター機構20は池及び水槽の水面よりも低いところにあることが前提である。次に石油燃焼器具用の注油ポンプ21−Aの膨張部を3から5回ぐらい揉み、同時に排水部基端の栓を抜く。その後にノズル部4A・4Bで掃除をする。また、掃除が終了した際には、ノズル部4A・4Bを水面から出す事によって動作が終了する。
また、フィルター機構20の大きさは、例えば縦500mm×横400mm×奥行き400mmであり、断面が五角形が望ましく、材質はプラスティックが好ましい。
引き出し状のフィルター22の大きさは、例えば縦100mm×横399mm×奥行き399mmであり、フィルター22の目の細かさは、18メッシュが好ましい。フィルター22及びフィルター22のフレームの材質は、プラスティックが好ましい。
4つの支柱とクロス状の補強装置との大きさは、それぞれの池の水位に合わせるため各自で調節する必要がある。4つの支柱とクロス状の補強装置との材質は木材であり、車輪部はプラスティックが好ましい。
フィルター機構20の天井部の太陽光パネル25の大きさは、例えば高さ462mm×底辺400mmの直角三角形である。
また、ペルチェ素子24は、奥行き200mm×横200mm×縦30mmが望ましい。
DC変換器27とクロスフロー水車28の土台との大きさは、例えば奥行き400mm×横400mm×縦50mmが好ましい。また材質は木材が望ましい。そして、クロスフロー水車28の大きさは、例えば縦50mm×横200mm×奥行き200mmが好ましい。
次に、第3実施形態と第2実施形態との異なる点は、第3実施形態では、ホース部2の基端に接続されたフィルター機構20にフィルター22が設けられているのに対し、第3実施形態のサイフォン式水中掃除器具31では、図14から図16に示すように、ホース部2の基端部内にフィルター11が取り付けられている点である。
また、第3実施形態のサイフォン式水中掃除器具31は、図14から図16に示すように、筒状部3の中間とホース部2の基端部とを接続するホース固定部10を備えている。
なお、フィルター11は、ホース部2の基端にゴム12で取り付けられている。
フィルター11は、筒状部3基端の上にかぶせ、ゴム12で固定する。流体がフィルター11を通ることによって固形物が除去される。また、ゴム12で固定するため、取り外しがしやすいようになっている。
上記ホース固定部10は、一対の円筒部材10aが互いの外周面で固定されており、互いの軸線がねじれの関係となっている。一対の円筒部材10aの一方に筒状部3を挿通させると共に筒状部3の中間で固定することで、ホース固定部10が筒状部3の中間に取り付けられる。
また、一対の円筒部材10aの他方にホース部2の基端部を上方から挿通することで、ホース部2の基端をホース固定部10を介して筒状部3の中間に取り付けることができる。
筒状部3の中間とホース部2の基端部とは、ホース固定部10によって固定することができる。なお、図11では筒状部3とホース部2の基端部とが互いにねじれの関係とされているが、筒状部3とホース部2の基端部との角度が正面視で60度程度になることで、使用時に動かしても水の流れを妨げることがない。
次に、第4実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、ホース部2や筒状部3において吸い出した水がホース部2の基端を持ち上げたりすると逆流するおそれがあるのに対し、第4実施形態のサイフォン式水中掃除器具41では、図17及び図18に示すように、筒状部3が、その内部に筒状部3の先端から基端に向かった流れに対して開くと共に前記流れの逆方向の流れに対して閉じる逆止弁18を備えている点である。
第4実施形態のサイフォン式水中掃除器具41は、筒状部3の内部にゴム製等の可撓性材料で形成された逆止弁18を備えている。図14に示すように、逆止弁18の形は弁部15及びフランジ状の固定部16で構成されている。弁部15はドーム状になっており、4つ又は6つの菊割れになっている。また、固定部16は筒状部17の凹みに嵌まるようになっている。
図15の(a)に示すように、逆止弁18は通常時、菊割れに分かれて開くことにより水を通す。また、図15の(b)に示すように、逆止弁18が元のドーム形状に戻ることにより栓がされ、逆流した水をせき止めることができる。
1,21,31,41…サイフォン式水中掃除器具、2…ホース部、2a…ホースバンド、3…筒状部、4a…第1のノズル部、4b…第2のノズル部、5…ブラシ部、6…吸引口部、8…吸引口部、10…ホース固定部、11…フィルター、12…ゴム、15…弁部、16…固定部、17…へこみ、18…逆止弁、21−A…注油ポンプ、21−B…排出口用の栓、22…引き出し式フィルター、23…水温センサー、24…ペルチェ素子、25…ソーラーパネル、26−A…支柱、26−B…筋交い,26−C…車輪、27…DC変換器、28…クロスフロー水車、29…注水部

Claims (5)

  1. ホース部と、
    前記ホース部の先端に基端が取り付けられた筒状部と、
    前記筒状部の先端に取り付けられ着脱が可能なノズル部を備え、
    前記ノズル部として、交換可能な異なる形状のものを複数備え、
    前記複数のノズル部のうち少なくとも一つが、前記筒状部の延在方向に対して垂直方向に延在した先端管部を備え、
    前記先端管部が、前記筒状部の先端が中央に差し込まれたチーズと、
    前記チーズの左右に差し込まれた一対の先端パイプ部と、
    前記一対の先端パイプ部の端部を閉塞する一対のエンドキャップとを備えたT字型とされ、
    前記一対の先端パイプ部に複数の吸引口が前記先端パイプ部の延在方向に並んで形成され
    前記先端パイプ部が、前記先端パイプ部の延在方向に沿って連続して設けられていると共に前記先端パイプ部の半径方向外方に突出したブラシ部を備え、
    複数の前記吸引口が、前記ブラシ部から離間して配され前記ブラシ部よりも前記筒状部側に前記ブラシ部に沿って並んで形成されていると共に前記ブラシ部の突出方向に直交する方向に向けて開口していることを特徴とするサイフォン式水中掃除器具。
  2. 請求項に記載のサイフォン式水中掃除器具において、
    前記吸引口が、前記ノズル部の先端に形成され、
    前記ブラシ部が、前記吸引口の周りに設けられていることを特徴とするサイフォン式水中掃除器具。
  3. 請求項1又は2に記載のサイフォン式水中掃除器具において、
    前記筒状部又は前記ホース部に設けられ前記吸引口から吸引された水中の固形物を留め除去するためのフィルターを備えていることを特徴とするサイフォン式水中掃除器具。
  4. 請求項に記載のサイフォン式水中掃除器具において、
    前記筒状部が、前記ホース部の基端を前記筒状部の中間に着脱可能に固定するホース固定部を備えていることを特徴とするサイフォン式水中掃除器具。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載のサイフォン式水中掃除機具おいて、
    前記筒状部が、その内部に前記筒状部の先端から基端に向かった流れに対して開くと共に前記流れの逆方向の流れに対して閉じる逆止弁を備えていることを特徴とするサイフォン式水中掃除器具。
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