JP6854511B2 - 水槽装置及びこれに用いられる仕切部材 - Google Patents

水槽装置及びこれに用いられる仕切部材 Download PDF

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Description

本発明は、水槽装置及びこれに用いられる仕切部材に関する。
従来のクラゲ等の浮遊生物を飼育する水槽装置として、例えば下記特許文献1乃至4には、水槽内において楕円形状又は略円多角形状の仕切板を一体にした構造を有する技術が開示されている。
また、下記特許文献5には、水槽内において、ポンプから圧送された水を噴出する噴出口を、ポンプが吸い込む水の飼育エリア内での流れ方向に対して、直交或いは反対側へ噴出する方向に向けて配置し、水を循環させる観賞魚用水槽が開示されている。
特開2014−204695号公報 特開2010−57383号公報 特開2001−000071号公報 特開平10−234250号公報 特開平10−98977号公報
しかしながら、上記特許文献1乃至4に記載の技術は、仕切板の形状が楕円形、略円形であって、多角形である水槽内の空間を有効活用できず、また修理や清掃等の管理が容易ではないといった課題がある。
また、上記特許文献5に記載の技術では、配管が露出して配置されるなど突起物等も多く、浮遊生物が傷つきやすく、長期に安定した飼育において課題が残る。また、複数の仕切板を多重に配置するため、修理や清掃等の維持管理が容易ではないといった課題があるとともに、見た目においても課題が残る。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、より水槽内の空間を有効に活用でき、簡便な構成で浮遊生物を長期に安定して飼育することのできる水槽装置及びこれに用いられる仕切部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一観点に係る水槽装置は、水槽と、水槽内に配置され水を吐出する吐出管と、水槽内に配置され水を吸引する吸引管と、貫通孔及び間隙の少なくともいずれかが形成される仕切板、及び、仕切板に接続され吐出管を収納する管収納部材を備え、水槽内を主室と副室に仕切る仕切部材と、を備えたものである。
また、上記課題を解決する本発明の他の一観点に係る仕切部材は、貫通孔及び間隙の少なくともいずれかが形成される仕切板と、仕切板に接続され吐出管を収納する管収納部材と、を備えたものである。
以上、本発明によって、より水槽内の空間を有効に活用でき、簡便な構成で浮遊生物を長期に安定して飼育することのできる水槽装置及びこれに用いられる仕切部材を提供することができる。
実施形態に係る水槽装置の概略図である。 実施形態に係る水槽装置における水流の流れの例を示す図である。 実施形態に係る水槽装置における管の他の形状の例を示す図である。 実施形態に係る水槽装置における管の他の形状の例を示す図である。 実施形態に係る水槽装置における管の他の形状の例を示す図である。 実施形態に係る水槽装置における管の他の形状の例を示す図である。 実施形態に係る水槽装置における管の他の形状の例を示す図である。 実施形態に係る水槽装置における固定具の例を示す図である。 実施形態に係る管収納部材の概略を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の側面概略図であり、水流を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の側面概略図であり、水流を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。 実施形態に係る他の水槽の例の構造を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異なる形態による実施が可能であり、以下に示す実施形態における具体的な例示にのみ限定されるわけではない。
図1は、実施形態に係る水槽装置(以下「本装置」という。)1の概略図である。
本図で示すように、本装置1は、水槽2と、水槽2内に配置され水を吐出する吐出管3と、水槽2内に配置され水を吸引する吸引管4と、貫通孔511が形成される仕切板51、及び、仕切板51に接続され吐出管3を収納する管収納部材52を備え、水槽2内を主室21と副室22に仕切る仕切部材5と、を備えている。
本装置1において水槽2は、底部材23及び壁部材24によって区切られた空間を形成し、浮遊生物を飼育するための水を収納することができるものである。ここで「浮遊生物」とは、水中において能動的に泳ぐ力が無い又は弱く、水流に応じて受動的に浮遊する生物(動物及び植物を含む)であり、クラゲやプランクトン等を含む。
本装置1において水槽2の形状は限定されない。底部材23が四角等の多角形である角柱、底部材23が円である円柱、底面が楕円である楕円柱であってもよく、また底部材23の形状がこれらに該当しない形状の柱体であってもよい。
また本装置1において水槽2は、主室21と副室22に仕切られる。この点については後に詳述するが、主室21は、浮遊生物の飼育を行うための領域をいい、副室22は、これ以外の領域をいう。
また本装置1において水槽2の材質は、少なくとも主室21が透明である限りにおいて限定されず、例えばガラス、アクリル等の樹脂を例示することができるがこれに限定されない。
また本装置1において吐出管3は、水槽2内に配置され、水を吐出することができるものである。吐出管3は、本装置1における効果を発揮できる限りにおいて限定されるわけではないが、少なくとも一方向に延伸し、複数の吐出孔31を備えたものであることが好ましい。
なお、本装置1において、吐出管3における吐出孔31は、上記の通り一方向に整列して形成されていることが好ましい。このようにすることで、平面的に流れる水流を生じさせることができ、水流の方向を容易に制御できるようになる。もちろん、この限りにおいて、一方向に整列して形成されている孔の列を二列以上設けることも可能ではある。
また本装置1において吐出管3は、水槽の底部近傍に配置されていることが好ましい。底部近傍に配置することで、底部に沿った水流を発生させることができる。この水流は底面から壁面に到達した後、壁面に沿って水面側に進む、そして壁面の水面に到達したあと、仕切板側に戻り、更に仕切板に沿って再び吐出管3側に戻ることとなる。図2に、この水の流れのイメージを示しておく。
また吐出管3の材質としては特に限定されないが、ポリ塩化ビニル等の樹脂等で形成されていることが製造コスト及び製造を容易にする観点から好ましい。
また本装置1において吸引管4は、水槽2内に配置され水を吸引することができるものである。吸引管4は、本装置1における効果を発揮できる限りにおいて限定されるわけではないが、少なくとも一方向に延伸し、複数の吸引孔41を備えたものであることが好ましい。なお、吸引管4における吸引孔41は、上記吐出管3の吐出孔31に比べて一方向に整列して形成されていなくてもよい。
なお、本装置1において、吸引管4は、限定されるわけではないが、エルボ等の接続部材を介して導管42と接続されており、吸引した水を水槽外部に導くことができる。
また吸引管4及び導管42の材質としては特に限定されないが、ポリ塩化ビニル等の樹脂等で形成されていることが製造コスト及び製造を容易にする観点から好ましい。
ところで、本装置1では、吐出管3及び吸引管4の形状は様々なものを採用することができる。この場合の例を図3乃至7に示しておく。このように様々なものを採用することが可能であり、チーズ、エルボ、ソケット等を使用することで水槽の形状や大きさ等を問わず対応が可能となる。
図3は、エルボを使用したL型のパイプを示しており、それぞれ吐出用又は吸引用の孔の開いたキャップ311、411とエルボ312、412が脱着可能に接続されている。なおこの場合において、キャップ311、411及びエルボ312、412の少なくともいずれかに吐出孔31又は吸引孔41が設けられていることがより効率的な水流発生の観点から好ましい。
また図4は、チーズ313、413を使用したT型のパイプを示しており、それぞれ吐出用又は吸引用の孔の開いたキャップ311、411とチーズ313、413が脱着可能に接続されている。なおこの場合において、キャップ311、411及びチーズ313、413の少なくともいずれかに吐出孔31又は吸引孔41が設けられていることがより効率的な水流発生の観点から好ましい。
また、図5は、ソケット314、414を使用したI型のパイプを示しており、それぞれ吐出用又は吸引用の孔の開いたキャップ311、411とソケット314、414が脱着可能に接続されている。なおこの場合において、キャップ311、411及びソケット314、414の少なくともいずれかに吐出孔31又は吸引孔41が設けられていることがより効率的な水流発生の観点から好ましい。
また、図6は、エルボ312、412を使用したL型のパイプを逆向きに配置した例を示しており、それぞれ吐出用又は吸引用の孔の開いたキャップ311、411とエルボ312、412が脱着可能に接続されている。なおこの場合において、キャップ311、411及びエルボ312、412の少なくともいずれかに吐出孔31又は吸引孔41が設けられていることがより効率的な水流発生の観点から好ましい。
また、図7は、チーズ313、413を使用したT型のパイプを示しており、それぞれ吐出用又は吸引用の穴の開いたキャップ311、411とチーズ313、413が脱着可能に接続されている。なおこの場合において、キャップ311、411及びチーズ313、413の少なくともいずれかに吐出孔31又は吸引孔41が設けられていることがより効率的な水流発生の観点から好ましい。
なお、これら管は、図8で示す固定具61、62によってそれぞれが互いにまた単独で壁面又は底面に固定される。これにより、水流や振動等によって不必要に配置がずれてしまうことを防止できる。図中固定部61は管同士を接続して固定するものであり、固定部62は底部材23又は壁部材24に管を固定するためのものである。しかし壁部材24に直接固定治具等を付けることで転倒を防止することも可能である。
また本装置1において、仕切部材5は、仕切板51と管収納部材52と、を備えている。
仕切板51は、上記の通り、水槽2内を主室21と副室22に仕切ることができるものである。また、仕切板51には、上記の通り、多数の貫通孔511が形成されている。この結果、仕切板51の機能を有するとともに、水を透過させることが可能となる。
仕切板51における貫通孔511の数や大きさは特に限定されないが、大きすぎると浮遊生物が副室に侵入してしまう虞があり、小さすぎると水が通り抜けにくくなり流れのバランスが崩れてしまうため、適宜調節が必要であるが、例えば円であれば直径1mm以上10mm以下であることが好ましい。また、四角等の多角形状であれば当該孔が直径1mmの円内又は直径10mmの円内に収まる大きさであることが好ましい。また細長い孔である場合は、上記のように浮遊生物が副室に侵入してしまわないよう、幅が1mm以上10mm以下となっていることが好ましい。
なお、本実施形態では、説明の観点から仕切板51には貫通孔511を設けることとしているが、例えば仕切板51を複数の部材に区切り、これらの間に隙間を設ける構造としてもよい。この間隙の距離も、上記細長い孔の幅と同様である。
また、本装置では、仕切板51に形成される貫通孔511の配置密度は、仕切板51において均等に配置されていてもよいが、水面に近い側には貫通孔511を設けず底部材側に行くに従い貫通孔511を多く設けている構造とすることも可能である。このようにすることで、吐出管3から吐出された水が底部材23及び壁部材24を通り、更に仕切板5側に戻ってくる際、その仕切板5に貫通孔511が多く形成されているとそのまま仕切板5を抜ける水の流れが多くなってしまい、主室21内の仕切板51に沿った水の流れが弱くなってしまうことを防止できる。
また、本装置1では、仕切板51を固定するための仕切板留め具53を備えていることも好ましい。この仕切板留め具53を設けることで、仕切板51を安定的に固定することができるとともに、本図で示すような、一定の幅をもって形成される四角形状の水槽であれば自在に主室と副室の大きさを調整することが可能となる。
また本装置1の管収納部材52は、仕切板51に接続され吐出管3を収納することができるものであり、仕切板51と相まって、主室と副室とを明確に区切ることができるものである。
管収納部材52は、限定されるわけではないが、副室側に窪んだ窪み521を備えており、この窪み521に吐出管3を収納することができる。本装置1では、このように吐出管3を収納させることで部材によって生ずる凹凸をできる限り少なくし、より円滑な水流を生じさせ、浮遊生物が引っかかることにより傷つくことを防止できる。また、管収納部材52によって吐出管3が覆われることで、平面的な水流の流れを容易に形成でき、この観点からもより円滑な水流を生じさせることができる。
上記をより具体的に説明すると、管収容部材52によって収容された吐出管3の主室側における先端位置3Aが、仕切板51の形成する面よりも副室側にあることが好ましい。このようにすることで、仕切板51より突出した部分がなくなり、より滑らかな水流を形成することが可能となる。
また、管収納部材52は、限定されるわけではないが仕切板51に対し着脱可能であることが好ましい。このようにすることで、吐出管3の管径によって管収容部材52だけを変えるだけで仕切部材5全体の高さの調整が可能となる。また、後述のように管収容部材52を複数に分割させることで間隙位置を自由に設定できる。この場合のイメージを図9に示しておく。
また、管収容部材52は、上記図でも示すように、複数に分割されていることが好ましい。複数に分割することで、一部を取り除き又は移動させることが可能となり、吐出管3の形状等によって異なるいわゆるエルボ等の他の管と接続する部材(接続部材)の位置に合わせて管収容部材52を配置することができる。図1の例では、吐出管3とその導管32をエルボによってL型のパイプとした例を示している。
なお図9では、上記図1の例とは異なり、管収容部材52を複数の部材に分割し、この中間位置の部材を外して使用した場合の例を示している。すなわち水槽のサイズ、種類、用途が違い調整を必要とする場合であっても、パイプ形状や長さに合わせることができる。本図は、いわゆるT型の形状パイプをセットする場合の例を示している。なお本図は、仕切板51と管収容部材52を外した場合の図である。すなわち、本図の例によると、多種多様な水槽に取り付けが可能となるため、クラゲ等の浮遊生物の飼育が容易に可能となる。既成水槽からオーダー水槽等の形状も自由に選択が可能である。
また本装置1において、吐出管3と吸引管4は、限定されるわけではないが、仕切部材5より具体的には管収容部材52を挟んで略平行に配置されることが好ましい。このようにすることで、層流に似た平面的な水流を形成することが可能となり、より安定的な飼育を可能とする。
また本装置1では、上記吐出管3と吸引管4に接続され水を送り出すためのポンプ(図示省略)が設けられている。すなわち、吸引管4及びその導管42によって吸引された水をポンプによって導管32及び吐出管3に送り出し、水槽内に戻すことができる。すなわち、本装置1は、浮遊生物の飼育観賞等をする為の水槽内の仕切りと、吐出管3及び吸引管4及びこれらに接続されるポンプを備えることで水槽の主室内において水を回転流動させることが可能となる。
なおポンプは、同じ水槽内に設けてもよいが、水槽外に設けておくことがより円滑な水流を発生させる観点、主室21をより広く確保することができる観点から好ましい。
また、本装置においては、複数の管をエルボ、キャップ、チーズ等の接続部材で接続する例で説明しているが、水槽に直接接続孔をあけ、これに管を通して外部のポンプ等と繋げる構成としてもよい。
また、本装置1の例では、底部材近傍に吐出管3及び給水管4を設けた例を示しているが、これに限定されず、例えば、底部材からある程度の高さ(好ましくは水面近傍の水中)の位置に吐出管3を設け、この近傍に吐出管3と平行かつ仕切板51の近傍位置に給水管を配置してもよい。この場合の断面図(側面)を図10に示しておく。本図のようにしても、循環水流を形成することが可能となり、また、仕切板51近傍に配置することでより副室を小さくし主室を広く確保することが可能となる。また、本装置1の応用例としては、図11(上面図)で示すように、底面に対して吐出管3及び給水管4を略垂直に立て、壁部材に沿った循環水流を形成することとしてもよい。本図は水槽を上面から見た場合の図である。
なおここで、本装置1のより具体的な構造について、図12乃至図39を用いて詳細に説明する。
まず、図12乃至15は、上記図1で示した本装置1のより具体的な構造の側面図、上面図、正面図、又は背面図である。本図で示すように、本装置1では、縁なし水槽を備え、飼育・観賞を行う主室21と副室22が仕切板51及び管収容部材52によって分離させており、主室の管収容部材52の窪みには吐出管3が、副室側には吸引管4がそれぞれ配置されている。また、仕切板留め具53によって、仕切板51の転倒を防止することができる。またこれによってガラス蓋なども載せることが可能となる。更に、これらの図からも明らかなように、これら吐出管3及び給水管4は固定具62によって固定されている。固定具62は管を保持する管保持部と吸盤部を備えており、管を壁部材24や底部材23に安定的に吸着固定することができる。
また、図16乃至図19は、本装置1の他の具体的な構造の側面図、上面図、正面図又は背面図である。本装置1では、縁あり水槽を備え、飼育・観賞を行う主室21と副室22が仕切板51及び管収容部材52によって分離させており、主室の管収容部材52の窪みには吐出管3が、副室側には吸引管4がそれぞれ配置されている。また、仕切板留め具53によって、仕切板51の転倒を防止することができる。またこれによってガラス蓋なども載せることが可能となる。更に、これらの図からも明らかなように、これら吐出管3及び給水管4は固定具62によって固定されている。固定具62は管を保持する管保持部と吸盤部を備えており、管を壁部材24や底部材23に安定的に吸着固定することができる。なお、これらの図で示す例では、吐出管3及び吸引管4の途中にはチーズが設けられており、底部近傍から上部にかけて導管が接続されている。
また、図20乃至図23は、本装置1の他の具体的な構造の側面図、上面図、正面図又は背面図である。本装置1では、リブ・フランジ水槽又はアクリル水槽を備え、飼育・観賞を行う主室21と副室22が仕切板51及び管収容部材52によって分離させており、主室の管収容部材52の窪みには吐出管3が、副室側には吸引管4がそれぞれ配置されている。また、仕切板留め具53によって、仕切板51の転倒を防止することができる。またこれによってガラス蓋なども載せることが可能となる。更に、これらの図からも明らかなように、これら吐出管3及び給水管4は固定具によって固定されている。固定具は管を保持する管保持部と吸盤部を備えており、管を壁部材24や底部材23に安定的に吸着固定することができる。なお、これらの図で示す例では、水槽に加工が施されており、ソケットが水槽を貫通している。そしてこのソケットに吐出管3及び吸引管4がそれぞれ挿入され外部のポンプ等に接続されている。
また、図24乃至図27は、本装置1の他の具体的な構造の側面図、上面図、正面図又は背面図である。本装置1では、リブ・フランジ水槽 or アクリル水槽を備え、飼育・観賞を行う主室21と副室22が仕切板51及び管収容部材52によって分離させており、主室の管収容部材52の窪みには吐出管3が、副室側には吸引管4がそれぞれ配置されている。また、仕切板留め具53によって、仕切板51の転倒を防止することができる。またこれによってガラス蓋なども載せることが可能となる。なお、これらの図で示す例では、水槽に加工が施されており、チーズが水槽を貫通している。そしてこのチーズに吐出管3及び吸引管4がそれぞれ挿入され外部のポンプ等に接続されている。
また、図28乃至図31は、本装置1の他の具体的な構造の側面図、上面図、正面図又は背面図である。本装置1では、リブ・フランジ水槽 or アクリル水槽を備え、飼育・観賞を行う主室21と副室22が仕切板51及び管収容部材52によって分離させており、主室の管収容部材52の窪みには吐出管3が、副室側には吸引管4がそれぞれ配置されている。また、仕切板留め具53によって、仕切板51の転倒を防止することができる。またこれによってガラス蓋なども載せることが可能となる。なお、これらの図で示す例では、水槽に加工が施されており、ソケットが水槽を貫通している。そしてこのソケットに吐出管3及び吸引管4がそれぞれ挿入され外部のポンプ等に接続されている。
また、図32乃至図35は、本装置1の他の具体的な構造の側面図、上面図、正面図又は背面図である。本装置1では、縁なし水槽を備え、飼育・観賞を行う主室21と副室22が仕切板51及び管収容部材52によって分離させており、主室の管収容部材52の窪みには吐出管3が、副室側には吸引管4がそれぞれ配置されている。また、仕切板留め具53によって、仕切板51の転倒を防止することができる。またこれによってガラス蓋なども載せることが可能となる。なお、これらの図で示す例では、吐出管3及び吸引管4は上部側に設けられており、水面近傍において仕切板51側から壁部材24に流れを生じさせて底部材23において壁部材24側から仕切板51側への帰りの流れを生じさせることができる。
また、図36乃至図39は、本装置1の他の具体的な構造の側面図、上面図、正面図又は背面図である。本装置1では、縁なしの円柱形状の水槽を備え、飼育・観賞を行う主室21と副室22が仕切板51及び管収容部材52によって上下に分離させており、主室の管収容部材52の窪みには吐出管3が、副室側には吸引管4がそれぞれ配置されている。またこの水槽はガラス蓋などを載せることが可能となっている。なお、これらの図で示す例では、水槽に加工が施されており、底部材においてソケットが水槽を貫通している。そしてこのソケットに吐出管3及び吸引管4がそれぞれ挿入され外部のポンプ等に接続されている。この結果、下から上に向けて水流を生じさせ、水面から壁部材、壁部材から仕切板への循環の流れを生じさせることで、効率の良い飼育を可能とする。
以上、本発明によって、より水槽内の空間を有効に活用でき、簡便な構成で浮遊生物を長期に安定して飼育することのできる水槽装置及びこれに用いられる仕切部材を提供することができる。
より具体的に説明すると、上記公知の文献に記載の技術では、飼育鑑賞用の部分が狭く、見た目が悪くなる上に、部品等の取外しが不可能か可能であっても極めて複雑で、維持管理やメンテナンスが困難であるといった課題がある。また、飼育観賞の際には溶存酸素が不足し、空気が浮遊生物の体に入り込み、突起物に擦れて崩れ、また水質汚れの濾過効率が悪く、浮遊生物の長期飼育が困難であるといった課題があったところ、本装置1によると上記課題を見事に解決することができる。
また本発明では、観賞や展示飼育等を行う主室と排水のための副室が出来るだけ簡略化された分離構造を最小限の部材で実現しており、維持管理も容易である。また多種多様な形状の水槽を分離することが可能であり、多数の循環ポンプ・濾過装置・温度調整等の器具と接続及び脱着が出来るうえ、浮遊生物やクラゲ等の生体飼育の容積が多く、水槽内の水に溶存酸素を多く摂ることができるといった利点がある。そして本発明では、水槽内の突起物となる部材を収納することで滑らかな流動を確保することが可能である。
また、本発明では、仕切部材の形状を適宜調整することで、あらゆる形状の水槽内部を主室と副室に分離し、浮遊生物等を分散させ、水流によって回転流動させることが可能となる。
ここで、上記実施形態に係る水槽装置を実際に作製し、その効果を確認した。以下具体的に示す。
(実施例1)
横幅90cm×奥行き幅45cm×高さ60cm、容量約243リットルの水槽に、横幅88cm×奥行き幅43cm×高さ57cmの仕切板を設け、ポンプ、外部フィルター及び水温調整機等の循環器具を接続して水を満たして循環させ、吐出口より水流をつくり、ミズクラゲを実際に飼育した。なおミズクラゲの傘径は20mm〜70mmの500個体を収容し、動物プランクトンであるアルテミアのフ化直後の幼生を餌として1日1回与え、水温23℃で育成した。
この結果、1週間後には傘経約30mm〜80mm、2週間後には約40mm〜90mm、1ケ月後には60mm〜110mmにまで成長した。そして、ミズクラゲの歩留りは90%の450個体が生存していた。
(実施例2)
本実施例では、上記実施例1におけるミズクラゲの代わりにサンゴイソギンチャクの成体(直径100mm)10個体について、褐虫藻を餌として用い飼育した。なお、栄養源である褐虫藻の光合成を促進するため白色燈照明60wを1日10時間照射し、水温25℃で育成した。
この結果、1週間後には直径約102mm、2週間後には約104mm、1ケ月後には108mmにまで成長した。歩留りは90%の9個体が生残した。
(実施例3)
本実施例では、上記実施例1におけるミズクラゲの代わりにカクレクマノミのフ化後の半年の仔魚で体長30mmの100尾について、市販の乾燥餌Sサイズ(三卯社製)を餌として1日1回与え、水温26℃で育成した。
この結果、1週間後には体長約32mm、2週間後には約34mm、1ケ月後には38mmにまで成長した。歩留りは98%の98個体が生残した。
以上の通り、本発明の効果について確認できた。
本発明は水槽装置として産業上の利用可能性がある。

Claims (5)

  1. 水槽と、
    前記水槽内に配置され水を吐出する吐出管と、
    前記水槽内に配置され水を吸引する吸引管と、
    貫通孔及び間隙の少なくともいずれかが形成される仕切板、及び、前記仕切板に接続され前記吐出管を収納する管収納部材を備え、前記水槽内を主室と副室に仕切る仕切部材と、を備えた水槽装置であって、
    前記吐出管と前記吸引管は、前記仕切部材を挟んで略平行に配置される水槽装置。
  2. 前記管収納部材は、前記副室側に窪んだ窪みを備えており、前記窪みに前記吐出管を収納する請求項1記載の水槽装置。
  3. 前記仕切板と前記管収納部材は、着脱可能である請求項1記載の水槽装置。
  4. 前記管収納部材は複数に分割されている請求項1記載の水槽装置。
  5. 前記吐出管は、前記水槽の底部近傍に配置される請求項1記載の水槽装置。

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