JP6700058B2 - 二輪車及び二輪車システム - Google Patents

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本発明は、二輪車及び二輪車システムに関するものである。
従来、自動二輪車用のナビゲーション装置として、ナビゲーション用のソフトウェアをインストールした端末装置(例えばスマートフォン)を用いることが知られている。例えば、特許文献1には、自動二輪車のメーターやハンドルの部分にスマートフォンを固定し、スマートフォンをナビゲーション装置として使用する構成が記載されている。
また、自動二輪車や自転車のハンドルバーにスマートフォンを固定するための固定具が市販され、固定具でスマートフォンを自動二輪車や自転車に固定し、ナビゲーション装置として利用することが行われている。
特開2013−200258号公報(段落[0028],[0029]、図1等)
従来の自動二輪車や自転車のナビゲーション装置としてスマートフォンを利用する方法において、運転者がスマートフォンの画面を注視すると、転倒などの事故に繋がり易いという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ナビゲーション装置として端末装置を利用しても、運転者が端末装置の画面を注視しない二輪車及び二輪車システムを提供することを目的とする。
開示に係る二輪車は、端末装置から当該端末装置が取得した経路案内に関する指示情報を受信する第一受信部と、前記指示情報を表示する表示部と、を具備する二輪車である。
開示によれば、二輪車が具備する前記表示部で、端末装置が取得した経路案内に関する前記指示情報を表示するので、ナビゲーション装置として端末装置を利用しても、運転者が端末装置の画面を注視しない。つまり、本開示によれば、端末装置の画面を注視せずにナビゲーション装置として端末装置を利用することができる。さらに、ユーザは端末装置で前記指示情報を見るよりも見易くなり、その結果、端末装置を注視することによって生じる転倒などの事故を防止することができる。
上記のことより、本開示によれば、端末装置で取得した経路案内に関する前記指示情報を二輪車に送信し、当該二輪車のメーター類などの前記表示部を用いてユーザに前記指示情報を見せることができる。
また、端末装置本体が露出した状態で二輪車の車体に取り付けられる従来の技術に対して、本開示によれば、前記第一受信部と前記表示部を具備するので、前記指示情報を取得する端末装置を外部に露出させて二輪車に取り付けなくてもよい。そのため、例えば、雨、砂埃、雪、直射日光などの自然環境の条件や、タンクなどに置くことによる反射熱(放熱)やホルダに設置することによる落下等の外的要因により端末装置が損傷することを防止することもできる。
前記構成の二輪車において、経路探索を行う機能を具備しなくてもよい。
かかる構成により、経路探索を行う機能を具備しない二輪車であっても、経路案内に関する前記指示情報の出力機能を実質設けることができる。
また、前記構成の二輪車において、車速センサーと、前記車速センサーが取得した速度を示す速度情報を有する情報であり、移動に関する移動情報を取得する第一取得部と、前記移動情報を端末装置に送信する第一送信部とをさらに具備し、前記第一受信部は、端末装置が前記移動情報を用いて取得した経路案内に関する前記指示情報を、端末装置から受信してもよい。
かかる構成により、端末装置が、例えば、GPS(Global Positioning System)により位置情報を検出して経路案内に関する前記指示情報を取得する場合、トンネル内や高層物がある場所などのGPSによる測位がし難い場所、若しくは測位ができない場所であっても、二輪車から送信した移動情報を用いて経路案内に関する前記指示情報を取得できる。
また、前記構成の二輪車において、前記指示情報は、現在位置に対する目的地の方位を示す方位情報、又は二輪車の進行方向を示す方向情報のうちのいずれか1以上を有してもよい。
かかる構成により、ユーザは、前記現在位置に対する前記目的地の方位、又は二輪車の進行方向を示す方向を知ることができるので、前記現在地から前記目的地までの空間的な位置関係の把握が容易になる。
また、前記構成の二輪車において、前記表示部は、前記目的地を示す図柄を表示し、かつ前記二輪車の移動に応じて、前記現在位置と前記目的地との距離の変化を、視覚的に認識可能なように、前記図柄を移動させて表示してもよい。
かかる構成により、ユーザは前記目的地を示す図柄の移動によって前記目的地に近づいている状況をイメージし易くなる。
また、前記構成の二輪車において、地図情報を格納し得る第一格納部と、二輪車の停止を検知する停止検知部とをさらに具備し、前記表示部は、前記停止検知部が二輪車の停止を検知した場合に、前記地図情報を表示してもよい。
かかる構成により、二輪車が停止しているときには、ユーザは、前記表示部に表示された前記地図情報によって経路案内に関する前記指示情報を確認できるので、安全な状態で前記目的地までの詳細な経路を確認することができる。
また、前記構成の二輪車において、前記端末装置は、コントローラが受け付けた入力に応じて、前記指示情報の取得動作を行ってもよい。
かかる構成により、端末装置をポケットやバックに収納した状態であってもコントローラから経路案内に関する前記指示情報を取得するための情報を端末装置に入力することができるので、ユーザは、端末装置を使わずに前記指示情報を取得するための簡易操作をすることができる。その結果、ユーザは端末装置をポケットやバックなどから取り出さなくても欲しい前記指示情報を得ることができる。
また、本開示に係る二輪車システムは、本開示に係る二輪車と、端末装置とを具備する二輪車システムであって、前記端末装置は、前記地図情報を格納する端末格納部と、前記地図情報とを用いて経路探索し、経路案内に関する前記指示情報を取得する端末処理部と、前記指示情報を前記二輪車に送信する端末送信部とを具備する、二輪車システムである。
開示によれば、前記二輪車と前記端末装置とを具備する二輪車システムであって、前記端末装置は前記端末格納部と前記端末処理部と前記端末送信部とを具備するので、ナビゲーション装置として前記端末装置を利用しても、運転者が前記端末装置の画面を注視しない。つまり、本開示によれば、前記端末装置の画面を注視せずにナビゲーション装置として前記端末装置を利用することができる。さらに、ユーザは前記端末装置で前記指示情報を見るよりも見易くなり、その結果、前記端末装置を注視することによって生じる転倒などの事故を防止することができる。
上記のことより、本開示によれば、前記端末装置で取得した経路案内に関する前記指示情報を前記二輪車に送信し、前記二輪車のメーター類などの前記表示部を用いてユーザに前記指示情報を見せることができる。
また、前記端末装置本体が露出した状態で前記二輪車の車体に取り付けられる従来の技術に対して、本開示によれば、前記端末装置は前記端末格納部と前記端末処理部と前記端末送信部とを具備し、前記二輪車は前記第一受信部と前記表示部を具備するので、前記指示情報を取得する前記端末装置を外部に露出させて前記二輪車に取り付けなくてもよい。そのため、例えば、雨、砂埃、雪、直射日光などの自然環境の条件や、タンクなどに置くことによる反射熱(放熱)やホルダに設置することによる落下等の外的要因により前記端末装置が損傷することを防止することもできる。
また、前記構成の二輪車システムにおいて、音声を出力する出力装置をさらに具備し、前記端末送信部は、前記指示情報を前記出力装置にも送信するものであり、前記出力装置は、前記指示情報を受信する指示情報受信部と、前記指示情報を音声出力する音声出力部とを具備してもよい。
かかる構成により、ユーザは、音声によっても前記指示情報を確認できるので、経路案内に関する前記指示情報を確実に取得することができる。
また、前記構成の二輪車システムにおいて、前記二輪車は、前記現在位置を示す前記位置情報を取得する第二取得部をさらに具備し、前記表示部は、前記第二取得部が前記位置情報を取得できる場合は、前記第二取得部が取得した前記位置情報を使用して経路案内を示す前記地図情報を表示し、前記第二取得部が前記位置情報を取得できない場合は、前記端末受信部が受信した前記移動情報に含まれる前記位置情報を使用して経路案内を示す地図情報を表示してもよい。
かかる構成により、前記二輪車が位置情報を取得できる場合は、前記二輪車が取得した前記位置情報を用いて前記端末装置が経路探索に関する前記指示情報を取得するので、前記端末装置では前記位置情報の取得処理を可及的に少なくでき、その取得処理による電池電源の消耗を抑制することができる。これにより、経路案内に関する前記指示情報のユーザへの提示を長時間に亘って行うことができる。
本発明による二輪車及び二輪車システムによれば、ナビゲーション装置として端末装置を利用しても、運転者が端末装置の画面を注視しなくてもよく、注視が原因となる転倒などの事故を防止することができる。
本実施の形態における二輪車システムの構成を示す図 同二輪車システムのブロック図 同二輪車システムを構成する二輪車の構成要素を実現するコンピュータシステムの一例を示す図 同二輪車システムを構成する二輪車が行う経路探索の条件を入力する処理を示すフローチャート 同二輪車システムを構成する二輪車が行う経路案内に関する指示情報の出力処理を示すフローチャート 同二輪車システムを構成する二輪車の表示部に地図を用いない指示表示態様で表示される指示情報の一例を示す図 同二輪車システムを構成する二輪車の表示部に地図を用いた地図表示態様で表示される指示情報の一例を示す図 同二輪車システムを構成する端末装置が行う経路案内に関する指示情報の取得処理を示すフローチャート
(実施の形態1)
本実施の形態において、ナビゲーション機能を備えた端末装置から、端末装置が取得した経路案内に関する指示情報を二輪車に送信し、当該二輪車の表示部に表示する二輪車システムについて説明する。
二輪車システム(バイクシステム)BSは、図1,2に示すように、端末装置2が取得した経路案内に関する指示情報を表示する機能を備えた二輪車1と、ナビゲーション用のソフトウェアがインストールされており、当該ソフトウェアによって経路案内に関する指示情報を取得する端末装置2と、端末装置2が指示情報を取得するために必要な情報(例えば、目的地、経由地、険路探索の条件などの情報)を入力するためのコントローラ3と、端末装置2が取得した指示情報を出力する出力装置4とで構成されている。
二輪車システムBSにおけるセントラル(通信システムの中央機器となるコントロールデバイス)は、端末装置2であり、ペリフェラル(通信システムの周辺機器となる入出力デバイス)は、二輪車1とコントローラ3と出力装置4とである。また、端末装置2と、二輪車1とコントローラ3と出力装置4との接続は、無線の通信手段で実現される。無線の通信手段として、Bluetooth(登録商標)又はBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)を用いており、バックグラウンドで双方向通信可能なBLEが好適である。
二輪車1は、移動体である自動二輪車であり、図1,2に示すように、各種情報を表示出力するメーターモジュール11と、二輪車1を運転操作するためのハンドル12とを備えている。
メーターモジュール11は、図1に示すように、例えば、速度、回転数、燃料、温度などの計測値を表示する各種メーター(速度メーター1102、タコメーター1103、燃料を示す燃料メーター1104と、温度メーター1105等)と、指示情報を表示する表示画面1021(表示部11)とを配置したメーターパネル1101を備えている。各種メーターでは、マイクロコンピュータによって上記の各計測値の表示を制御している。また、表示画面1021は、メーターパネル1101内に配した縦長の液晶ディスプレイや有機EL、その他表示装置である。
また、メーターモジュール11は、GPSにより現在位置を計測する測位計(図示省略)を備えている。なお、本実施の形態では、メーターモジュール11に測位計を備えているが、これに限定されるものではなく、メーターモジュール11に測位計を備えずに、測位計を備えた端末装置2の測位計による情報を二輪車1に用いてもよい。
また、二輪車1は、図2に示すように、第一受信部101、表示部102、車速センサー103、第一取得部104、第一送信部105、第一格納部106、停止検知部107、第二取得部108、第二受信部109、処理部110及び第二送信部111を備える。第一受信部101乃至第二送信部111は、例えば、二輪車1のメーターモジュール11に設けられている。
第一受信部101は、端末装置2から各種情報を受信する。各種情報には、二輪車1の現在位置から目的地に至る走行経路の経路案内に関する指示情報(ナビゲーション情報)や、地図情報などが含まれる。ナビゲーション情報には、現在位置を示す位置情報、目的地を示す目的地情報、現在位置に対する目的地の方位を示す方位情報、二輪車1の進行方向(走行方向)を示す方向情報、現在位置から目的地までの距離(経路距離)に関する情報などが含まれる。
表示部102は、第一受信部101が受信した指示情報(例えば、指示情報を具現化した画像等)を表示するものであり、メーターモジュール11に含まれる。なお、表示部102は、メーターモジュール11の前側に立設されるウインドシールド13に指示情報を投影する投影部であってもよい。
指示情報をウインドシールド13に投影して表示する場合、指示情報が運転中の運転者(ユーザ)の目線の位置に表示されるので、運転者は目線を変えずに指示情報を見ることができる。
表示部102は、地図を用いない指示表示態様と、地図を用いたナビゲーションにおける地図表示態様とのいずれかで情報を表示する。ここでいう地図表示態様とは、例えば、表示画面に表示した地図(地図情報)に現在位置や目的地、走行経路などを表示し、二輪車1が停止時において表示可能に制御された表示態様である。なお、本実施の形態では、停止時において地図表示態様で情報を表示しているが、低速時においても地図表示を行えるようにしてもよい。ここでいう低速とは、空走距離と制動距離とからなる停止距離が実質0となる速度のことをいう。また、表示部102は地図表示態様と指示表示態様とのいずれかで情報を表示しているが、指示表示態様だけであってもよい。
指示表示態様では、表示部102が、例えば、二輪車1を直進走行に誘導する直線系の誘導マーク(例えば、矢印マーク)や、右左折などの走行方向を変化させる誘導マーク(例えば、矢印マーク)を表示する(図6参照)。表示部102は、方位情報を表示する際、第一格納部106に格納されている方位情報に対応する方位を示す矢印の画像を読み出して表示画面に表示する(図6の符号C参照)。また、表示部102は、方向情報を表示する際、第一格納部106に格納されている方向情報に対応する方向を示す矢印の画像(右折、左折、直進などを示す矢印の画像)読み出して表示画面に表示する(図6の符号AR参照)。また、本実施の形態にかかる指示表示態様では、運転者に二輪車1の走行方向、二輪車1の現在位置に対する目的地の方向、現在地と目的地との曲線距離などの情報を案内する。
また、方位情報と方向情報の両方を表示する場合の表示形式として、図6に示すものがあり、表示部102(表示画面1021)は、第一格納部106に格納されている所定のサイズの円の図形を読み出して表示画面に表示するとともに、第一格納部106から目的地マークを読み出し、その目的地マークを円の図形内の所定の位置に表示する。
さらに、表示部102は、二輪車1の走行によって二輪車1の現在位置に対する目的地の方位情報と二輪車1の現在位置と目的地との直線距離が変化するのに応じて目的地マークの表示位置を円の図形内で変位させる表示を行う。
この表示形式では、二輪車1の走行方向を示す方向情報が、表示画面1021に対する進行方向に沿って直線で表示され(図参照)、二輪車1の現在位置に対する目的地の方位を示す方位情報が、三角形の現在位置と、記号Gの目的地との位置関係を明らかにした表示で示され、現在位置と目的地との間隔が、現在位置から目的地までの距離として示される。このように、指示表示態様では、運転者が表示部102の表示画面に表示された円の図形Cにおける目的地マークHの位置によって、目的地までの距離が分かり、二輪車1が目的地に向かって移動しているか否かの空間的な把握をすることができる。
地図表示態様では、表示部102が、第一受信部101が受信した指示情報を用いて、後述する第一格納部106から二輪車1の現在位置を含む地図情報を読み出し、その地図情報を表示画面に表示する。また、表示部102は、第一格納部106に格納されている二輪車1の現在位置を示す所定の図柄(現在地マーク(図7の符号B参照))と目的地を示す所定の図柄(目的地マーク)を読み出し、地図の現在位置に対応する位置に現在地マークを表示し、目的地に対応する位置があれば、その位置に目的地マークを表示し、現在地マークから目的地マークに至る経路(道路)に走行経路を示す所定の経路表示(経路マーク(図7の符号F参照))を表示する。なお、現在位置は、二輪車1の走行に応じて変化する。
なお、指示表示態様と地図表示態様とに表示する各種マーク(例えば、目的地を示す図柄、現在地を示す図柄、経路を示す表示、走行方向を示すマーク等)のデザインは任意に設定でき、形状、色、模様等のデザイン要素は問わない。
また、表示部102における方位情報では、二輪車1の走行方向を基準とした情報であっても、東西南北の方位を固定した情報であってもよい。このように、二輪車1の走行方向の変化に応じて東西南北の方位を変化させることで、東西南北の方位を表示することができ、運転者は、二輪車1の走行方向の方位と目的地の方位を知ることができる。
上記の構成からなる表示部102は、二輪車1が道路を走行しているときは指示情報を指示表示態様で表示画面1021に表示し、停止検知部107(下記参照)が二輪車1の停止を検知すると、表示画面1021に表示している指示情報を地図表示態様で表示してもよい。この場合、表示部102は、停止検知部107が二輪車1の停止を検知している期間は地図表示態様による指示情報の表示を継続し、停止検知部107が二輪車1の停止を検知しなくなると、再び指示表示態様で指示情報を表示する。
また、表示部102は、第二取得部108が位置情報を取得できる場合は、第二取得部108が取得した位置情報を用いて地図情報を表示し、第二取得部108が位置情報を取得できない場合は、第一取得部104が取得した移動情報に含まれる位置情報を用いて地図情報を表示する。そして、二輪車1の走行によって第二取得部108が位置情報を取得できる状況から取得できない状況に変化した場合、表示部102は、第一取得部104が取得した移動情報に含まれる位置情報を用いて地図情報を表示する。そのため、二輪車システムBSでは、精度を低下させることなく地図情報を用いて指示情報を表示することができる。
表示部102は、起動すると、表示画面1021にモードを設定するためのホーム画面を表示する。運転者は、表示画面1014に表示されたホーム画面を見ながらコントローラ3を操作して経路探索の条件を入力することができる。
車速センサー103は、二輪車1の速度を示す速度情報を取得する。
第一取得部104は、二輪車1の速度情報と、二輪車1の位置情報と、二輪車1が走行している方位に関する方位情報とを含む移動情報を取得する。例えば、第一取得部104は、後述する第二取得部108が、GPSにより二輪車1の位置情報が取得できる場合、第二取得部108から二輪車1の位置情報を取得する。また、第一取得部104は、第二取得部108がGPSにより二輪車1の位置情報を取得できない場合、車速センサー103から二輪車1の速度情報を取得し、図示しないタイマーの経過時間をカウントして移動時間に関する情報を取得し、その速度情報と移動時間に関する情報を用いて二輪車1の位置情報を取得する。
第一送信部105は、第一取得部104が取得した移動情報を端末装置2に送信する。端末装置2は、例えばGPSにより二輪車1の位置情報を取得するが、二輪車1がトンネルの中や高層ビル群の中に入るなどしてGPSにより位置情報が取得できなくなると、二輪車1の第一送信部105が送信する位置に関する位置情報を用いて、トンネル内や高層ビル群の中での二輪車1の現在位置を算出する。また、第一送信部105は、予め決められた条件に応じて、移動情報の端末装置2への送信タイミングを異ならせる。予め決められた条件は、例えば、二輪車1の車速情報、二輪車1が走行している道路の種別の情報(高速道路、一般道などの情報)、二輪車1が走行している道路の道路幅の情報、二輪車1が経路案内を開始した地点から走行した距離などの情報を用いた条件である。
第一格納部106は、地図情報を格納し得る。また、第一格納部106は、現在地マーク、目的地マーク、走行方向を示す矢印などの図形の情報も格納し得る。地図情報と現在地マークなどの図形の情報は、通常、端末装置2から受信して第一格納部106に格納されるが、予め第一格納部106に格納されていても良い。例えば、地図情報と現在地マークなどの図形の情報は、端末装置2が二輪車1に送信する指示情報に含まれていても良い。
停止検知部107は、二輪車1の停止を検知する。停止検知部107は、例えば、車速センサー103が取得した速度を示す速度情報がゼロ又は閾値以下になると、二輪車1の停止を検知する。なお、二輪車1の停止の検知方法は、この方法に限定されない。停止検知部108は、例えば、車速センサー103から検出信号が出力されなくなったときに二輪車1の停止を検出するようにしてもよい。
第二取得部108は、二輪車1の位置情報を取得する。第二取得部108は、例えば、GPSにより二輪車1の位置情報を取得する。第二取得部108が取得した二輪車1の位置情報は、第一送信部105が端末装置2に送信する。
第二受信部109は、端末装置2から転送される入力であり、コントローラ3が受け付けた入力を受信する。入力とは、例えば、目的地、経由地、経路探索の条件等の情報を入力するために、運転者がコントローラ3を操作した操作内容を示す入力である。コントローラ3が受け付けた入力の詳細は、後述する。
処理部110は、第二受信部109がコントローラ3の受け付けた入力を受信する毎に、その入力に応じた処理を行う。処理部110は、入力に応じた処理を行って、例えば、目的地、経由地、経路探索の条件などの情報を生成する。なお、経路探索の条件は、例えば、目的地までの所要時間、目的地までの道路の種類(有料道路、一般道などの種類)、目的地までの道路料金などの経路を探索する際に優先的に考慮する条件である。
第二送信部111は、処理部110が生成した目的地、経由地、経路探索の条件などの情報を端末装置2に送信する。
端末装置2は、図1に示すように、ナビゲーション用のソフトウェアがインストールされているスマートフォンやタブレット端末などの携帯端末装置である。本実施の形態では、上記の通り、端末装置2が二輪車システムBSのセントラルとなり、メーターパネル1101とコントローラ3と出力装置4は、ペリフェラルとなるので、メーターパネル1101とコントローラ3と出力装置4との間におけるデータ通信は、全て端末装置2を拠点となる。以下の説明では、文章が冗長になるのを防ぐために、メーターパネル1101とコントローラ3と出力装置4との間におけるデータ通信について、端末装置2を介したものであることの明記を省略する場合もあるが、データ通信は、端末装置2がセントラルになっている。
この端末装置2は、図1,図2に示すように、端末格納部201、端末受信部202、端末処理部203、端末送信部204及び入力送受信部205を備える。
端末格納部201は、地図情報を格納する。通常、地図情報は、第一格納部106に格納される地図情報と同じである。地図情報のフォーマット等は問わない。
端末受信部202は、二輪車1から当該二輪車1の移動に関する移動情報を受信する。端末処理部203は、端末受信部202が受信した二輪車1の移動情報と、入力送受信部205が受信した目的地、経路探索の条件等の情報と、端末格納部201に格納されている地図情報とを用いて経路探索し、指示情報を取得する。指示情報とは、二輪車1の走行経路(道路)の案内に関する情報である。
端末処理部203は、二輪車1の移動情報に含まれる当該二輪車1の位置情報、目的地や経路探索の条件などの情報、及び地図情報を用いて経路探索し、経路情報を取得する。なお、端末処理部203は、例えば、地図上の二輪車1の現在位置と経路とを照合して、交差点や分岐点における走行方向に関する情報(例えば、右折を示す情報、左折を示す情報、直進を示す情報)を取得する。
端末送信部204は、端末処理部203が取得した指示情報を二輪車1のメーターモジュール11と出力装置4に送信する。メーターモジュール11に送信する指示情報と出力装置4に送信する指示情報は、同一であっても良く、異なっていても良い。
入力送受信部205は、コントローラ3から当該コントローラ3が受け付けた入力を受信する。
端末装置2では、端末装置2自ら取得した位置情報よりも、第一送信部105から送信した二輪車1の位置情報を優先して取得する。なお、第1送信部105から二輪車1の位置情報の送信が無い場合、端末装置2自ら取得した位置情報を取得する。そのため、端末装置2では、ナビゲーション機能を起動したときに指示情報の取得動作でタイムラグが生じることはない。
また、端末装置2が、二輪車1の位置情報を優先的に取得することで、端末装置2自ら位置情報を取得しないので、端末装置2の電池の消耗を抑制することができる。コントローラ3は、指示や情報などを入力するための入力デバイスであり、図1,2に示すように、二輪車1(ハンドル12)に取り付けられるハンドルコントローラである。なお、本実施の形態では、コントローラ3を二輪車1に取り付けているが、これに限定されるものではなく、運転者が指で操作可能なものに取り付けられていればよく、例えば、運転者の腕に装着される腕時計型のコントローラ等であってもよい。
コントローラ3は、図1に示すように、ハンドル12の外周に固着できるように、固定するように、円弧状の本体31の内周側に、ハンドル12に取り付けるためのリング状の取付部304が設けられている。また、本体31の外周側に、運転者がハンドル12を握った手HDの親指又は人差し指で操作する電源ボタン3011、十字ボタン3012、エンターボタン3013、ホームボタン3014などの複数の操作ボタンが設けられた操作部301が設けられている。操作部301は、運転者がいずれかの操作ボタンを操作すると、その操作ボタンが操作されたことを示す情報を受付部302に入力する。コントローラ3による入力動作は、端末装置2を介して、メーターパネル1101の表示画面1021に表示される。
また、コントローラ3は、受付部302及び入力送信部303を備える。受付部302は、操作部301から入力された情報を受け付ける。入力送信部303は、受付部302が受け付けた入力を端末装置2に送信する。
十字ボタン3012は、運転者が表示部102の表示画面1021に表示し切れないデータをスクロールによって表示するために、そのデータの表示させる領域の方向を受付部302に入力するための操作ボタンである。また、十字ボタン3012は、表示画面1021に表示されているフォーカス表示の位置の移動方向を受付部302に入力するための操作ボタンである。ここでいうフォーカス表示は、表示画面1021または端末装置2において、入力を受け付けるように選択されているGUI(Graphical User Interface)コンポーネントを示す表示である。
エンターボタン3013は、運転者がフォーカスされているGUIコンポーネントを受付部302に入力するめの操作ボタンである。
ホームボタン3014は、運転者が表示部102の表示画面1021に表示されている画面をホーム画面に戻す指示を受付部302に入力するための操作ボタンである。
出力装置4は、ヘルメット5に内蔵されたヘッドセットで構成され、端末装置2との間で情報の送受を行う通信モジュール41と通信モジュール41が受信した音声情報を出力する一対のスピーカー42とを備える。通信モジュール41は、例えば、ヘルメット4の正面の下部に内蔵され、一対のスピーカー42は、運転者がヘルメット5を被ったときにヘルメット5の運転者の耳が触れる内側部分に内蔵されている。指示情報受信部401は通信モジュール41に設けられ、スピーカー42は、音声出力部402に相当している。なお、本実施の形態では、出力装置4として音声出力を対象としたものを挙げているが、これに限定されるものではなく、映像出力を対象としたものでもよく、音声映像出力を対象としたものでもよい。
音声出力部402は、指示情報受信部401が受信した指示情報を用いて音声出力する。指示情報の音声変換は、端末装置2側と出力装置4側のいずれで行ってもよい。また、音声出力部402は、指示情報受信部401が指示情報を受信したときに、端末装置2から受信した音楽やラジオ放送などの他の音声情報を出力している場合、当該音声情報に優先して指示情報を出力する。すなわち、音声出力部402は、音楽などの他の音声情報の出力を指示情報受信部401が受信した指示情報の音声出力に切り換える。
他の音声情報の出力と指示情報の出力の切り換えは、音声出力部402で行っても良く、端末装置2側が行ってもよい。端末装置2側で音声出力の切り換えをする場合は、通常、端末装置2が音楽やラジオ放送などの他の音声情報を出力装置4に送信しているので、端末装置2は、指示情報を出力装置4に出力する際、他の音声情報の出力装置4への送信を停止して指示情報を出力装置4に送信すればよい。
また、音声出力部402で音声出力の切り換えをする場合は、例えば、当該音声出力部402に音楽等の他の音声情報の出力と指示情報の出力を切り換えるスイッチを設け、指示情報受信部401が指示情報を受信すると、そのスイッチの接続先を切り換えて音声出力部402に指示情報受信部401が受信した指示情報をヘッドセットのスピーカーから出力させるようにすればよい。
なお、本実施の形態では、端末装置2をセントラルとし、メーターパネル1101とコントローラ3と出力装置4とをペリフェラルとした二輪車システムBSを用いているが、ペリフェラルはこれら装置だけに限定されるものではなく、端末装置2にデータを入出力できるものであれば、他の装置をペリフェラルとしてもよい。
図3は、図1に示す二輪車1の指示情報を表示する機能を実現するコンピュータシステムの一例を示す図である。
コンピュータシステム900は、MPU911と、ROM912と、RAM913と、無線通信モジュール914と、バス915、液晶ディスプレイ916とを備える。
無線通信モジュール914は、第一受信部101、第一送信部105、第二受信部109及び第二送信部111を実現する手段であり、液晶ディスプレイ916は、表示部102を実現する手段である。また、MPU911、ROM912、RAM913は、車速センサー103、第一取得部104、停止検知部107、第二取得部108及び処理部110の各ブロックを実現する手段であり、ROM912は、第一格納部106を実現する手段である。
なお、二輪車1の指示情報を表示する機能は、MPU911にROM912に格納されているプログラムを実行させることにより実現されるものである。MPU911に実行させるプログラムは、コンピュータを、端末装置2から端末装置2が取得した指示情報を受信する第一受信部101と、指示情報を表示する表示部102と、して機能させるプログラムである。また、上記のプログラムにおいて、コンピュータを、車速センサー103が取得した速度を示す速度情報を有する情報であり、移動に関する移動情報を取得する第一取得部104と、移動情報を端末装置2に送信する第一送信部105とをさらに具備し、第一受信部101は、端末装置2が移動情報を用いて取得した指示情報を、端末装置2から受信するプログラムである。また、上記のプログラムにおいて、指示情報は、現在位置に対する目的地の方位を示す方位情報と二輪車1の進行方向を示す方向情報のいずれか一方の情報、または両方の情報を有するプログラムである。また、上記のプログラムにおいて、表示部102は、目的地を示す図柄を表示し、かつ二輪車の移動に応じて、現在位置と前記目的地との距離の変化を、視覚的に認識可能なように、図柄を移動させて表示するプログラムである。
また、第一取得部104、第二取得部108、端末処理部203、受付部302は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、第一取得部104などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、第一取得部104などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
また、本実施の形態では、二輪車1として、自動二輪車を挙げているが、これは便宜上、好ましい形態として挙げている。そのため、2つの車輪を有する移動体の他の形態として例えば自転車に本発明を適用してもよい。また、本発明にかかる移動体は、二輪車1が好適であるが、二輪車1に限定されるものではなく、車輪が無い移動体、一輪車、三輪以上を有する移動体であってもよい。つまり、本発明でいう二輪車とは、移動体のことをいい、端末装置2から端末装置2が取得した経路案内に関する指示情報を受信する第一受信部101と、指示情報を表示する表示部102(メーターモジュール11の一部)とを具備することを必須の要件としている。特に、本実施の形態にかかる移動体(本実施の形態では二輪車1)として、表示部102をメーターモジュール11に備えた移動体が好適である。また、本実施の形態にかかる移動体として、運転者が乗車時に自立不安定となる移動体が好適である。
次に、図2に示す二輪車システムBSの経路案内に関する動作について、図4、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
図4は、運転者がコントローラ3を操作して経路探索の条件を入力するときの二輪車1側の処理手順を示すフローチャートである。以下、図5は、その処理手順を説明するフローチャートである。
(ステップS101)二輪車1のエンジンONや運転者からの指示等をトリガーとして、表示部102は、表示画面1014にモード選択画面を表示する。モード選択画面は、例えば、「入力モード」及び「ナビゲーションモード」を含む複数のモードのGUIコンポーネントを表示画面1014に並べて表示するとともに、いずれかのGUIコンポーネントにフォーカス表示を行ったものである。
入力モードは、運転者が、例えば、経路探索のための条件(目的地、経由地、経路選択で優先する項目などの条件)を入力するモードである。また、ナビゲーションモードは、運転者が入力モードで設定した目的地、経由地、経路探索の条件などの情報を用いて端末装置2が取得した経路探索に関する指示情報を表示するモードである。
(ステップS102)端末装置2が、コントローラ3から入力を受け付けるか否かを判断する。端末装置2が、コントローラ3から入力を受け付けていない場合、そのまま継続してコントローラ3から入力を受け付けるか否かを判断する。そして、端末装置2が、コントローラ3から入力を受け付けると、当該入力を二輪車1に送信する。二輪車1の処理部110は、第二受信部109が、端末装置2から当該入力を受信しているか否かを判断する。処理部110は、第二受信部109が、端末装置2を介したコントローラ3からの当該入力を受信していなければ(S102:N)、受信するまで待機し(S102のループ)、第二受信部109がコントローラ3の受け付けた入力を受信すると(S102:Y)、ステップS103に進む。
(ステップS103)処理部110は、第二受信部109が受信した入力が「入力モード」の選択であるか否かを判断する。処理部110は、第二受信部109が受信した入力が「入力モード」の選択であれば(S103:Y)、ステップS105に進み、「入力モード」の選択でなければ(S103:N)、ステップS104の「選択されたモードの処理」に進む。
例えば、選択されたモードが「ナビゲーションモード」の場合、ステップS104でナビゲーションモードの処理を行って処理を終了する。なお、ナビゲーションモードの処理は、図5に示すフローチャートを用いて後述する。
(ステップS105)表示部102は、表示画面1014に目的地、経由地、経路探索の条件などの情報を入力するための入力画面を表示する。入力画面は、例えば、「目的地の入力」、「経由地の入力」、「経路探索の条件」などのGUIコンポーネントを並べて表示し、いずれかのGUIコンポーネントにフォーカス表示をしたものである。運転者は、入力画面で所望のGUIコンポーネントを選択することにより、そのGUIコンポーネントに対応する項目(目的地、経由地、経路探索の条件などの項目)について、所望の情報を入力することができる。
(ステップS106)端末装置2がコントローラ3から受け付けた入力について、処理部110は、第二受信部109が、前記入力を端末装置2から受信しているか否かを判断する。処理部110は、第二受信部109が前記入力を受信していなければ(S105:N)、受信するまで待機し(S106のループ)、第二受信部109が前記入力を受信すると(S106:Y)、ステップS107に進む。
(ステップS107)処理部110は、第二受信部109が受信した前記入力がエンターボタン3013の操作を示す入力であるか否かを判断する。第二受信部109が受信した入力がエンターボタン3013の操作を示す入力であれば(S107:Y)、ステップS108に進み、エンターボタン3013の操作を示す入力でなければ(S107:N)、ステップS109に進む。
(ステップS108)処理部110は、入力画面に表示されている「目的地の入力」、「経由地の入力」、「経路探索の条件」などのGUIコンポーネントのうち、フォーカスされているGUIコンポーネントを選択してステップS106に戻る。また、表示部102は、フォーカスされているGUIコンポーネントが選択されると、そのGUIコンポーネントに対応する画面を表示画面1014に表示する。
選択されたGUIコンポーネントが、例えば、「目的地の入力」の場合、表示部102は、図示省略の記憶部からデフォルトで予め設定されている目的地若しくは運転者により予め登録された目的地のリストを読み出して、表示画面1021に表示するとともに、表示画面1021に表示している複数の目的地のいずれかにフォーカス表示をする。
(ステップS109)処理部110は、第二受信部109が受信した入力が十字ボタン3012の操作を示す入力であるか否かを判断する。第二受信部109が受信した入力が十字ボタン3012の操作を示す入力であれば(S109:Y)、ステップS110に進み、十字ボタン3012の操作を示す入力でなければ、すなわち、コントローラ3の受け付けた入力がホームボタン3014の操作を示す入力の場合(S109:N)、ステップS101に戻る。
(ステップS110)表示部102は、表示画面1014に表示されているフォーカス表示の位置を十字ボタン3012の操作方向に移動する。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みがあった場合は、処理はその時点で終了する。
次に、図5は、ナビゲーションモードにおける指示情報の表示処理の処理手順を示すフローチャートである。以下、図5に示すフローチャートを用いて、その処理手順を説明する。
(ステップS201)車速センサー103は、二輪車1の速度に関する速度情報を取得する。
(ステップS202)第一取得部104は、車速センサー103から二輪車1の速度情報を取得し、第二取得部108が取得したGPSにより二輪車1の位置情報を取得し、図示しない方位計を用いて二輪車1の走行している方位を示す方位情報を取得する。これら速度情報と位置情報と方位情報を含む情報を移動情報とする。
(ステップS203)第一送信部105は、二輪車1が走行中であるか否かを判断する。第一送信部105は、例えば、停止検知部107が二輪車1の停止を検出したかにより二輪車1が走行中であるか否かを判断する。すなわち、第一送信部105は、停止検知部107が停止を検知していなければ、二輪車1は走行中であると判断し、停止検知部107が停止を検知すると、二輪車1は走行中ではないと判断する。
そして、第一送信部105は、二輪車1が走行中の場合は(ステップS203:Y)、ステップS204に進み、二輪車1が走行中ではない(二輪車1は停止している)場合は(ステップS203:N)、ステップS204の処理に行わず、ステップS208の処理に進む。すなわち、第一送信部105は、二輪車1が走行中の場合は二輪車1の移動情報を端末装置2に送信し、二輪車1が停止すると、二輪車1の移動情報の端末装置2への送信を停止する。二輪車1が停止している期間に二輪車1の移動情報を端末装置2に送信しないのは、二輪車1が停止しているときには端末装置2が取得する指示情報に変化がないからである。
(ステップS204)第一送信部105は、第一取得部104が取得した二輪車1の移動情報を端末装置2に送信する。
(ステップS205)第一受信部101は、端末装置2から当該端末装置2が取得した指示情報を受信したか否かを判断する。指示情報を受信した場合はステップS206に行き、受信しない場合はステップS205に戻る。この指示情報は、第一送信部105が送信した二輪車1の移動情報を用いて端末装置2が取得した指示情報である。
(ステップS206)表示部102は、二輪車1が走行中であるか否かを判断する。そして、表示部102は、二輪車1が走行中である場合はステップS207に進み、二輪車1が停止している場合はステップS208に進む。
(ステップS207)表示部102は、第一受信部101が端末装置2から受信した指示情報を、地図情報を用いない指示表示態様で表示画面1014に表示する。図6は、表示部102が地図情報を用いない指示表示態様で指示情報を表示画面1021に表示した一例を示す図である。
図6に示す表示例では、表示部102は、縦長長方形の表示画面1021に、現在時刻Tと現在位置から目的地までの経路上の距離L[km]を含む情報k、現在位置に対する目的地の方位と現在位置から目的地までの直線距離を示すための円Cの図形、目的地を示すマーク(目的地マークH)、二輪車1の走行先にある直近の交差点又は分岐点を示す情報と現在位置から直近の交差点又は分岐点までの距離Dを含む情報Jと、直近の交差点又は分岐点での走行方向を示す矢印ARの図形を表示する。
目的地マークHは、小円の中に「G」の文字を配した図柄である。図6に示す目的地マークHは、一例であって任意の図柄を用いることができる。目的地マークHを、例えば、円や多角形の図形だけを用いたマークにしてもよい。
表示部102は、情報Kの表示位置の上部に円Cの図形と目的地マークHを表示し、その上部に矢印ARの図形を表示し、さらにその上部に情報Jを表示する。図6の例では、運転者か現在位置から走行先の直近の交差点又は分岐点までの距離Dを認識し易くするために、交差点又は分岐点の名称と距離Dを二段に並べ、距離Dを比較的大きく表示しているが、交差点又は分岐点の名称と距離Dを一列に並べて表示してもよい。
円の図形Cと目的地マークHによる表示は、現在位置と目的地との相対的な位置関係をレーダーの表示形式に類似した形式で表示したものである。
(ステップS208)表示部102は、第一受信部101が端末装置2から受信した指示情報を、地図情報を用いた地図表示態様で表示画面1014に表示する。
次に、図7は、表示部102が地図を用いた地図表示態様で指示情報を表示画面1021に表示した一例を示す図である。
表示部102は、表示画面1021に二輪車1が停止している交差点CRの部分を拡大した地図の画像Gを表示し、その地図上に二輪車1の現在位置を示す三角印のマークBと、交差点CRにおける走行経路を示す経路線Fを表示する。
なお、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みがあった場合は、処理はその時点で終了する。
二輪車1の走行中は、二輪車1のメーターモジュール11ではステップS201〜S207のループ処理が繰り返し実行されるので、第一受信部101が端末装置2から指示情報の更新情報を周期的に受信し、表示部102がその指示情報の更新情報を指示表示態様で表示画面1014に表示する。
従って、図6に示す表示例では、二輪車1の走行中は、表示部102は、第一受信部101が端末装置2から指示情報の更新情報を受信する毎に、表示画面1021に表示する情報K及び情報Jの内容を更新内容に変更する。また、表示部102は、指示情報が更新されるのに応じて円C内の目的地マークHの表示位置を変化させ、矢印ARの向きを変化させる。
特に、二輪車1は目的地に近づくように走行しているので、表示部102は、二輪車1の走行距離に応じて円C内の目的地マークHの位置を、当該目的地マークHが当該円Cの中心に近付くように変化させる。なお、二輪車1の走行中に二輪車1の走行方向は変化するので、表示部102は、二輪車1の走行方向の変化に応じて円Cの中心から目的地マークHの位置の方向を変化させるとともに、円Cの外周に表示する東西南北の方位の位置を変化させる。
運転者は、二輪車1の走行に応じた円C内における目的地マークHの位置の変化によって、二輪車1が目的地に近付いている状況を視覚的に把握することができる。また、運転者は、情報Jに含まれる現在位置から目的地までの経路上の距離Lの変化(減少方向の変化)によって目的地までの距離感を凡その所要時間を把握することができる。
また、運転者は、情報Jによって、二輪車1の走行先にある直近の交差点又は分岐点を知ることができ、情報Jに含まれる距離Dの変化(減少する変化)によって、当該交差点又は分岐点に近付いている状況を知ることができる。そして、運転者は、矢印ARの向きによって当該交差点又は分岐点での直進、右折、左折などの走行方向を知ることができる。
一方、二輪車1が交差点などで停止したときには、第一受信部101は端末装置2から指示情報の更新情報を受信しないので(ステップS203又はS206からS208への分岐処理を参照)、表示部102は、二輪車1が停止する直前に第一受信部101が端末装置2から受信した指示情報を地図表示態様で表示画面1014に表示する。二輪車1が停止している期間は、指示情報の更新がないので、表示部102は、表示画面1014に表示している地図表示態様による指示情報の表示を継続する。例えば、図7に示す表示例では、表示部102は、二輪車1が交差点CRで停止しているときは、図7に示す地図の画像Gを用いた指示情報の表示状態を継続する。これにより、運転者は、交差点や分岐点などの経路が変化する可能性のある地点で停止した場合、地図上で指示情報の詳細な内容を確認することができ、経路の誤認等を防止することができる。
図5のフローチャートでは、二輪車1が走行しているときには、第一送信部105が二輪車1の移動情報の更新情報を端末装置2に周期的に送信して、当該端末装置2が取得する指示情報を更新するが、二輪車1が閾値以上の速度で走行しているときに第一送信部105が二輪車1の移動情報を端末装置2に周期的に送信するようにしてもよい。例えば、二輪車1の速度が徐行しているような状況では、第一送信部105が二輪車1の移動情報を端末装置2に送信しないようにしてもよい。
また、第一送信部105が二輪車1の移動情報を端末装置2に周期的に送信する場合、二輪車1の速度に応じて二輪車1の移動情報の端末装置2への送信周期を変化させるようにしてもよい。例えば、二輪車1の速度が速くなるのに応じて二輪車1の移動情報の端末装置2への送信周期を短くするようにしてもよい。
次に、二輪車システムBSを構成する端末装置2の指示情報の取得動作について、図8のフローチャートを用いて、説明する。
(ステップS301)端末処理部203は、入力送受信部205が二輪車1から入力を受信したか否かを判断する。入力は、運転者がコントローラ3を用いて入力した指示情報を得るために必要な目的地、経由地、経路探索の条件等の情報である。
入力送受信部205が入力を受信すると(S301:Y)、ステップS302に進む。
(ステップS302)端末処理部203は、端末受信部202が二輪車1から二輪車1の移動情報を受信したか否かを判断する。移動情報は、例えば、二輪車1の位置情報と、二輪車1の速度情報と、二輪車1の方位情報などの情報である。なお、二輪車1の位置情報は、二輪車1の第二取得部108がGPSにより二輪車1の位置情報が取得できる場合は、第二取得部108がGPSを用いて取得した位置情報であり、第二取得部108がGPSにより二輪車1の位置情報が取得できない場合は、第一取得部104が二輪車1の速度情報を用いて取得した二輪車1の位置情報である。
端末受信部202が二輪車1から二輪車1の移動情報を受信すると(S302:Y)、ステップS303に進む。
(ステップS303)端末処理部203は、端末受信部202が受信した移動情報と、入力送受信部205が受信した目的地、経由地、経路探索の条件等の情報と、端末格納部201に格納されている地図情報とを用いて現在地から目的地までの経路を探索し、指示情報を取得する。
指示情報は、例えば、二輪車1の位置情報、目的地情報、二輪車1の現在位置に対する目的地の方向の情報、二輪車1の現在位置から目的地までの直線距離と経路上の走行距離の情報、二輪車1の走行先にある直近の交差点や分岐点の情報、その交差点等での走行方向に関する情報などの各種の情報を含む情報である。
(ステップS304)端末処理部203は、二輪車1が走行中であるか否かを判断する。走行中であればステップS305に進み、走行中でなければステップS302に戻る。
(ステップS305)端末送信部204は、端末処理部203が取得した指示情報を二輪車1と出力装置4に送信する。ステップS302に戻る。
端末送信部204は、指示情報を出力装置4に送信するときに、例えば、端末装置2が受信しているテレビ放送又はラジオ放送における音声情報や端末装置2に記録されている音楽などの音声情報を出力装置4に送信している場合、その音声情報の送信を停止して、指示情報を出力装置4に送信する。すなわち、端末送信部204は、出力装置4に送信する音声情報を指示情報に切り換える。これにより、指示情報を運転者に確実に知らせることができる。
なお、図8のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みがあった場合は、処理はその時点で終了する。
図8のフローチャートによれば、端末送信部204は、二輪車1が停止している期間には指示情報を二輪車1と出力装置4に送信しないことは好適である。これは、二輪車1が停止しているときには端末装置2が取得する指示情報に変化がないため、表示部102が表示画面1021に表示し、出力装置4がスピーカー41から音声出力する指示情報を更新する意義が低いからである。
図8に示す処理では、二輪車1の走行中は、ステップS302〜S305のループ処理が繰り返し実行されるので、端末受信部202が二輪車1から移動情報を受信する毎に、端末処理部203がその移動情報を用いて指示情報を更新し、端末送信部204がその指示情報の更新情報を二輪車1と出力装置4に送信する。
この処理に対して、二輪車1の速度が閾値以上のときに端末送信部204が指示情報の更新情報を二輪車1と出力装置4に周期的に送信するようにしてもよい。すなわち、例えば、二輪車1の速度が徐行しているような低速状態では、端末送信部204が指示情報を二輪車1と出力装置4に送信しないようにしてもよい。
また、端末送信部204が指示情報を二輪車1と出力装置4に周期的に送信する場合、二輪車1の速度に応じて指示情報の二輪車1及び出力装置4への送信周期を変化させるようにしてもよい。端末送信部204は、例えば、二輪車1の速度が速くなるのに応じて指示情報の更新情報の二輪車1及び出力装置4への送信周期を短くするようにしてもよい。
また、図8のフローチャートでは、端末装置2から二輪車1及び出力装置4への指示情報の送信タイミングを二輪車1の速度の条件によって異ならせるようにしているが、端末送信部204は、二輪車1の速度条件以外の条件で指示情報の二輪車1及び出力装置4への送信タイミングを異ならせるようにしてもよい。例えば、端末送信部204は、道路の種別(例えば、有料道路と一般道の種別)、二輪車1が走行している道路の道路幅、二輪車1が経路案内を開始した地点からの走行距離などの条件を用いて指示情報の二輪車1及び出力装置4への送信タイミングを異ならせるようにしてもよい。
例えば、端末送信部204は、二輪車1が走行している道路が有料道路の場合は、指示情報の二輪車1及び出力装置4への送信周期を短くし、二輪車1が走行している道路が一般道路の場合は、指示情報の二輪車1及び出力装置4への送信周期を長くしてもよい。
また、端末送信部204は、二輪車1が走行している道路の幅が広い場合は、指示情報の二輪車1及び出力装置4への送信周期を短くし、二輪車1が走行している道路の幅が狭い場合は、指示情報の二輪車1及び出力装置4への送信周期を長くしてもよい。
また、端末送信部204は、二輪車1が経路案内を開始した地点からの走行距離が長くなるのに応じて(二輪車1が目的地に近付くのに応じて)、指示情報の二輪車1及び出力装置4への送信周期を短くするようにしてもよい。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、経路探索に用いる現在位置、目的地、経由地、経路の条件等の情報をコントローラ3から直接的に、又は二輪車1を介して間接的に端末装置2に送信し、端末装置2でその情報を用いて経路探索に関する指示情報を取得した後、指示情報を二輪車1に送信して表示部102が表示するようにしているので、端末装置2を外部に露出させることなく、指示情報を運転者に提供することができる。
これにより、運転者は、端末装置2を、例えば、衣服のポケットやリックサックなどに収納した状態で経路案内に関する指示情報を確認することができ、端末装置2を雨、砂埃、雪、凍る、直射日光、タンクなどに置くことによる反射熱、ホルダに設置することの落下等の外的要因・環境から守ることができる。
また、運転者は運転中に前方を見ながら、メーターモジュール11のメーターパネル1101に設けられた表示画面1021又はウインドシールド13に表示される指示情報を確認できるので、わき見による転倒などの事故を防止することができる。
また、二輪車1に経路探索機能を有しない構成であっても、本実施の形態にかかる二輪車システムBSを構築することができる。その結果、二輪車1にナビゲーションの経路探索機能が無いナビゲーション構成の簡略化を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、例えば、GPSにより二輪車1の位置情報が取得できない状況では、端末装置2が二輪車1の移動に関する移動情報を用いて指示情報を取得するので、GPSにより測位がし難い場所若しくは測位ができない場所でも測位を行うことができ、二輪車1の表示部201は、安定した精度で指示情報を表示することができる。
また、端末装置2は、二輪車1側でGPSにより取得した位置情報を用いて指示情報を取得するので、端末装置2の電池の消耗を低減でき、二輪車1で長時間に亘る指示情報の表示をすることができる。
また、二輪車1の現在位置に対する目的地の方位を示す方位情報、二輪車1の現在位置と目的地との距離を示す距離情報のうち1以上の情報を用いて指示情報を簡易な表示形態で表示するので、運転者は、現在位置と目的地との空間的な位置関係を把握することができる。
また、表示部102が表示画面1021に目的地を示す図柄を表示し、かつ二輪車1の移動に応じて目的地の図柄の位置を変化させるので、運転者は、現在位置と目的地との距離の変化を視覚的に認識することができ、目的地に近付いている様子を感覚的に把握することができる。
また、二輪車1が停止若しくは二輪車1の速度が閾値以下の場合は、指示情報を、地図を用いた地図表示態様で表示するので、運転者は地図により目的地までの詳細な経路案内を把握することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明は、移動体に有用である。
BS 二輪車システム
1 二輪車
101 第一受信部
102 表示部
103 車速センサー
104 第一取得部
105 第一送信部
106 第一格納部
107 停止検知部
108 第二取得部
2 端末装置
201 端末格納部
202 端末受信部
203 端末処理部
204 端末送信部
3 コントローラ
302 受付部
303 入力送信部
4 出力装置
401 指示情報受信部
402 音声出力部

Claims (6)

  1. 端末装置から当該端末装置が取得した経路案内に関する指示情報を受信する第一受信部と、
    前記指示情報を表示する表示部と、を具備し、
    前記指示情報は、二輪車の現在位置に対する目的地の方位を示す方位情報及び二輪車の進行方向を示す方向情報を有しており、
    前記表示部は、地図を用いない指示表示態様において、
    前記現在位置から前記目的地までの経路を照合して二輪車の走行方向を誘導する誘導マークを表示する第1表示と、
    前記現在位置を示す現在位置マークと、前記目的地を示す目的地マークとを、前記現在位置マークに対する前記目的地マークとの位置関係を明らかにした表示で示され、
    前記位置関係は、前記現在位置に対する前記目的地の方位及び前記現在位置と前記目的地との距離を示し、
    二輪車の移動によって、前記現在位置に対する前記目的地の方位情報および前記現在位置と前記目的地との距離の変化に応じて、前記目的地マークの表示位置を変化させる第2表示と同時に行う二輪車。
  2. 経路探索を行う機能を有する前記端末装置と前記第一受信部が通信するように構成されており、
    経路探索を行う機能を具備しない請求項1記載の二輪車。
  3. 車速センサーと、
    前記車速センサーが取得した二輪車の速度を示す速度情報と二輪車の移動時間に関する時間情報と二輪車が走行している方位に関する方位情報とに基づいた二輪車の移動に関する移動情報を取得する第一取得部と、
    前記移動情報を前記端末装置に送信する第一送信部と、をさらに具備し、
    前記第一受信部は、前記移動情報に基づいて生成される前記指示情報を、前記端末装置から受信し、
    前記第一送信部は、予め決められた条件に応じて、前記移動情報の前記端末装置への送信タイミングを異ならせており、
    前記予め決められた条件は、二輪車の車速情報、二輪車が走行している道路の種別の情報、二輪車が走行している道路の道路幅の情報、二輪車が経路案内を開始した地点から走行した距離のいずれか1つである請求項2記載の二輪車。
  4. 地図情報を格納し得る第一格納部と、
    二輪車の停止を検知する停止検知部と、をさらに具備し、
    前記表示部は、前記停止検知部が二輪車の停止を検知した場合に、前記地図情報が示す地図を用いたナビゲーションにおける地図表示態様を表示し、
    前記地図表示態様は、前記現在位置マークと、前記目的地マークと、前記現在位置マークから前記目的地マークに至る経路に走行経路を示す経路マークと、を表示する請求項1から請求項3いずれか一項に記載の二輪車。
  5. 二輪車と、端末装置と、を具備する二輪車システムであって、
    前記端末装置は、
    地図情報を格納する端末格納部と、
    前記地図情報を用いて経路探索し、経路案内に関する指示情報を取得する端末処理部と、
    前記指示情報を二輪車に送信する端末送信部と、を具備し、
    二輪車は、
    前記端末装置から当該端末装置が取得した前記指示情報を受信する第一受信部と、
    前記指示情報を表示する表示部と、を具備し、
    前記指示情報は、二輪車の現在位置に対する目的地の方位を示す方位情報及び二輪車の進行方向を示す方向情報を有しており、
    前記表示部は、地図を用いない指示表示態様において、
    前記現在位置から前記目的地までの経路を照合して二輪車の走行方向を誘導する誘導マークを表示する第1表示と、
    前記現在位置を示す現在位置マークと、前記目的地を示す目的地マークとを、前記現在位置マークに対する前記目的地マークとの位置関係を明らかにした表示で示され、
    前記位置関係は、前記現在位置に対する前記目的地の方位及び前記現在位置と前記目的地との距離を示し、
    二輪車の移動によって、前記現在位置に対する前記目的地の方位情報および前記現在位置と前記目的地との距離の変化に応じて、前記目的地マークの表示位置を変化させる第2表示と同時に行う二輪車システム
  6. 二輪車は、
    車速センサーと、
    前記車速センサーが取得した速度を示す速度情報を有する情報であり、移動に関する移動情報を取得する第一取得部と、
    前記現在位置を示す位置情報を取得する第二取得部と、をさらに具備し、
    前記端末装置は、
    前記移動情報を受信する端末受信部をさらに具備し、
    前記表示部は、前記第二取得部が位置情報を取得できる場合に前記第二取得部が取得した位置情報を使用して経路案内を示す地図の情報を表示し、前記第二取得部が位置情報を取得できない場合に前記端末受信部が受信した前記移動情報に含まれる位置情報を使用して経路案内を示す地図の情報を表示する請求項5記載の二輪車システム。
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