JP6698530B2 - インビボまたはインビトロでの細胞が介在する結核の免疫学的診断の改善のための診断試薬 - Google Patents
インビボまたはインビトロでの細胞が介在する結核の免疫学的診断の改善のための診断試薬 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6698530B2 JP6698530B2 JP2016539075A JP2016539075A JP6698530B2 JP 6698530 B2 JP6698530 B2 JP 6698530B2 JP 2016539075 A JP2016539075 A JP 2016539075A JP 2016539075 A JP2016539075 A JP 2016539075A JP 6698530 B2 JP6698530 B2 JP 6698530B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seq
- tuberculosis
- esat
- composition according
- immunogenic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/569—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for microorganisms, e.g. protozoa, bacteria, viruses
- G01N33/56911—Bacteria
- G01N33/5695—Mycobacteria
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/68—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids
- G01N33/6893—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids related to diseases not provided for elsewhere
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2333/00—Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature
- G01N2333/435—Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature from animals; from humans
- G01N2333/52—Assays involving cytokines
- G01N2333/521—Chemokines
- G01N2333/522—Alpha-chemokines, e.g. NAP-2, ENA-78, GRO-alpha/MGSA/NAP-3, GRO-beta/MIP-2alpha, GRO-gamma/MIP-2beta, IP-10, GCP-2, MIG, PBSF, PF-4 or KC
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2333/00—Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature
- G01N2333/435—Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature from animals; from humans
- G01N2333/52—Assays involving cytokines
- G01N2333/555—Interferons [IFN]
- G01N2333/57—IFN-gamma
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2469/00—Immunoassays for the detection of microorganisms
- G01N2469/20—Detection of antibodies in sample from host which are directed against antigens from microorganisms
Description
a)TBゲノム上の抗原の殆ど(>99%)が非特異的であり、様々なマイコバクテリア種の間で共有されているので、マイコバクテリウム・ツベルクローシス(Mycobacterium tuberculosis)に対して特異的である強力に認識される抗原を同定することは非常に困難である。
b)CFP10/RV3615cおよびCFP10/ESAT6の診断組合せの感度が既に非常に高いので、感度をまたさらに向上させることは、非特異的な反応ゆえに次第に困難になる。
a)Rv3874(配列番号1)、Rv3615(配列番号2)、ならびにRv3865(配列番号3)、Rv2348(配列番号4)、Rv3614(配列番号5)、Rv2654(配列番号6)およびRv3877(配列番号7)から選択されるさらなる組成物;
またはb)前記ポリペプチドの断片の混合物;
またはc)ポリペプチドまたは前記ポリペプチドの断片の選択される混合物が、a)またはb)での選択からのポリペプチドの何れかに対して少なくとも80%の配列同一性を有し、同時に免疫原性であるもの
から選択されるアミノ酸配列から構成される実質的に純粋なポリペプチドの混合物を含む診断または免疫原性組成物を開示する。
CFP10(配列番号1)は、主要なESX−1タンパク質である。CFP10のアミノ酸配列全体をカバーする次の6個のペプチドを選択した(配列番号9〜14)。
Rv3615c(配列番号2)は、ESX−1系により分泌されるタンパク質である。アミノ酸55〜103をカバーする4個のペプチドを選択した(配列番号15〜18)。Rv3615のC末端部をカバーする代替的ペプチドは、アミノ酸配列、配列番号59〜63を有する5ペプチドであった。
Rv3865(配列番号3)は、ESX−1分泌関連タンパク質であり:アミノ酸9〜44をカバーする3個のペプチドを選択した(配列番号19〜21)。
Rv2348c(配列番号4)は、BCGにおいて存在しないことが示されているRD7領域に位置する:全長タンパク質配列のアミノ酸56〜109をカバーする4個のペプチドを選択した(配列番号22〜25)。
Rv3614c(配列番号5)は、分泌型タンパク質である:配列全体をカバーする20個のペプチドを選択した(配列番号26〜45)。
Rv2654c(配列番号6))は、RD11領域によりコードされる、機能が未知のタンパク質である:ペプチド4を選択した(配列番号8)。
Rv3877(配列番号7)はRD1領域に位置し、BCGには存在しない:全長タンパク質(511aa)においてアミノ酸220〜284をカバーする5個のペプチドを選択した(配列番号46〜50)。
ESAT−6(Rv3875;配列番号51)は主要なESX−1タンパク質である。配列全体をカバーする7個のペプチドを選択した(配列番号52〜58)。
ポリペプチド
「ポリペプチド」という語は、本発明において、その通常の意味を有するものとする。これは、全長タンパク質を含む、何らかの長さのアミノ酸鎖、オリゴペプチド、短いペプチドおよびその断片であり、ここでアミノ酸残基は、共有ペプチド結合により連結される。本ポリペプチドは、グリコシル化されることによって、脂質付加されることによって、例えばMowatら(Mowat,1991)に記載のようなパルミトイルオキシスクシンイミドでの、もしくは(Lustig,1976)により記載のようなドデカノイルクロリドでの化学的脂質付加によって、または補欠分子族を含むことによって、または例えばhisタグもしくはシグナルペプチドなどのさらなるアミノ酸を含有することによって、化学的に修飾され得る。
「配列同一性」という用語は、長さが等しい2個のアミノ酸配列間の、または長さが等しい2個のヌクレオチド配列間の相同性の度合いの定量的な目安を示す。比較しようとする2個の配列は、ギャップを挿入して、またはあるいはタンパク質配列の末端での短縮化によって、できる限り最良の可能な一致に対してアライメントしなければならない。配列同一性は、
として計算することができ、式中、Ndifは、アライメントした場合の2個の配列における非同一残基の総数であり、Nrefは、配列の一方における残基の数である。ゆえに、DNA配列AGTCAGTCは、配列AATCAATC(Ndif=2およびNref=8)で75%の配列同一性を有する。具体的な残基の非同一なものとしてギャップを数え、すなわちDNA配列AGTGTCは、DNA配列AGTCAGTC(Ndif=2およびNref=8)で75%の配列同一性を有する。あるいは配列同一性は、BLASTプログラム、例えばBLASTPプログラム(Pearson,1988)(www.ncbi.nlm.nih.gov/cgi−bin/BLAST)によって計算することができる。本発明のある態様において、http://www2.ebi.ac.uk/clustalw/で利用可能なThompsonら(Thompson,1994)により記載のような初期設定パラメーターを用いて、配列アライメント法ClustalWでアライメントを行う。
ポリペプチドの免疫原性エピトープはそのポリペプチドの一部であり、動物またはヒトにおいておよび/または生体試料中で免疫反応を誘発し、これは本明細書中に記載の生物学的アッセイの何れかにより決定される。ポリペプチドの免疫原性エピトープは、T細胞エピトープまたはB細胞エピトープであり得る。免疫原性エピトープは、ポリペプチドの1または数個の比較的小さな部分と関連し得、これらは、ポリペプチド配列にわたり全体的に散在し得るか、またはポリペプチドの特異的な部分に位置し得る。数個のポリペプチドに対して、エピトープは、配列全体をカバーするポリペプチド全体にわたり分散することも明らかになっている(Ravn,1999)。
本発明の組成物のポリペプチドの共通する特性は、それらが実施例で説明されるように免疫学的反応を誘発することができることである。置換、挿入、付加または欠失により作製される本発明のポリペプチドの変異体も免疫原性であり、これは本明細書中に記載のアッセイの何れかにより決定されることが理解される。
免疫個体は、病原性マイコバクテリアによる感染が排除されているかまたは制御されているかまたはM.ボビス(M.bovis)BCGでのワクチン接種を受けている人間または動物として定義される。
免疫原性ポリペプチドは、現在または以前に病原性マイコバクテリアに感染している生体試料または個体中で免疫反応を誘導するポリペプチドとして定義される。免疫原性ポリペプチドは、抗原または抗原性ポリペプチドと同義であり、この2つの用語、免疫原および抗原は、この開示において区別なく使用され;抗原に対する厳密な定義は、TまたはB細胞受容体に特異的に結合することができることであり、免疫原に対する厳密な定義は、免疫反応を引き起こすことができることであるが、診断の場合には、この2つの用語の効果は同じであり、ゆえに本明細書中で無差別に使用される。
免疫反応は次の方法のうち1つによって監視され得る:インビトロCMI反応は、現在または以前に病原性マイコバクテリアに感染している動物またはヒトから採取されるリンパ球からの関連サイトカイン、例えばIFN−γなどの放出によって、またはこれらのT細胞の増殖の検出によって、決定される。誘導は、ウェルあたり好ましくは1×105個の細胞〜1×106個の細胞を含む血液細胞の懸濁液に免疫原性組成物を添加することによって行われる。細胞は、血液、脾臓、肝臓または肺の何れかから単離され、免疫原性組成物の添加の結果、例えば1〜200μg/mL懸濁液の濃度となり、刺激は、2〜5日間行われる。細胞増殖を監視するために、細胞に放射性標識化チミジンを瞬間適用し、温置から16〜22時間後、液体シンチレーション測定または何らかの他の方法によって増殖を検出して、増殖反応を検出する。IFN−γの放出は、当業者にとって周知のELISA法によって決定することができる。IL−2、IL−12、TNF−α、IL−4、TGF−β、IP−10、MIP−1β、MCP−1、IL−1RAおよびMIGなど、ポリペプチドに対する免疫学的反応を監視する場合、IFN−γ以外の他のサイトカインおよびケモカインが適切であり得る。サイトカイン(例えばIFN−γ)の存在を判定するための別のおよびより高感度の方法はELISPOT法であり、ここで例えば血液から単離される細胞を好ましくは1〜4×106個の細胞/mLの濃度に希釈し、診断または免疫原性組成物の存在下で18〜22時間温置し、その結果、好ましくは1〜200μg/mLの濃度となる。その後、細胞懸濁液を1〜2×106/mLに希釈し、抗IFN−γで被覆されたポリビニリデンフルオリド膜マイクロタイタープレートに移し、好ましくは4〜16時間温置する。IFN−γ産生細胞は、標識二次抗IFN−γ抗体およびスポットを生じさせる適切な基質の使用によって判定し、解剖顕微鏡を用いて数え上げることができる。FluoroSpotアッセイはELISPOTアッセイの改変法であり、同じアッセイで2種のサイトカインをスポットすることを可能にする複数の蛍光抗サイトカインを用いることに基づき、これはIL−2およびIFN−γ同時判定に対して以下に記載のような疾患リスク予想を改善できる可能性がある。ラテラルフロー技術を用いて、サイトカインまたはケモカイン反応の存在を判定することも可能である。迅速妊娠検査から周知であるこのタイプのアッセイによって、放出されるサイトカインまたはケモカインのレベルの迅速検出が可能になり、非常に制約がある設定でも感染および疾患の診断が可能になる。比濁法などの比色分析アッセイを含む他の免疫アッセイは当業者にとって周知であり、サイトカインまたはケモカインレベルのハイスループット検出のために使用することができる。これはまた、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)技術の使用によって関連サイトカインをコードするmRNAの存在を判定する可能性でもある。mRNAレベルでのサイトカインまたはケモカインの検出は通常、mRNA転写がタンパク質合成に先行するので、タンパク質レベルでの検出よりも速い。例えば、サイトカインIFN−γおよびケモカインIP−10のmRNAレベルは、タンパク質レベルと比較して、より短い温置時間で最適となる。mRNAレベルで検出されるサイトカインおよびケモカインシグナルは、刺激から2時間という早い時間で行い得、6〜10時間で最大レベルに到達する。通常、例えばPCR、ラテラルフロー、ELISPOTまたはELISAを利用して1種以上のサイトカインを測定する。当業者にとって当然のことながら、特異的なポリペプチドにより誘導されるこれらのサイトカインの何れかの量の顕著な増加または減少は、ポリペプチドの免疫学的活性の評価で使用することができる。また、熟練者は、ある一定のパターンのサイトカイン放出が、ある一定の臨床状態と関連することを認めるであろう。特にIL−2に対するIFN−γの優位性は、初発の活動性TB疾患の兆候として示唆されており、一方でIFN−γに対するIL−2の優位性は、テストに供される哺乳動物において感染が存在するものの、感染制御およびTB疾患発症低リスクを示唆する(Biselli,2010;Sester,2011)。
いかなる診断テストの感度も、テストにより正確に同定または診断される陽性反応個体の割合を定め、例えばある状態にある個体全てが陽性テストを有する場合、感度は100%である。あるスクリーニングテストの特異性は、テストによって正確に同定または診断される、症状がない個体の割合を反映し、例えば状態がない個体全てが陰性のテスト結果となる場合、100%特異的である。
診断テストの精度は、その受信者操作特性(ROC)によってより詳細に説明される(Zweig,1993)。ROCグラフは、観察されるデータの範囲全体にわたり識別閾値を連続的に変動させることから得られる感度/特異性ペアの全てのプロットである。
一般に、様々な手順のうち何れか1つを用いて、M.ツベルクローシス(M.tuberculosis)抗原およびこのような抗原をコードするDNA配列を調製し得る。
個別のものであることを除き、2つ以上の免疫原性ポリペプチドは融合タンパク質としても作製され得、この方法によって本発明のポリペプチドの優れた特徴を達成することができる。例えば、組み換え作製される場合にポリペプチドの輸送を促進する融合パートナー、ポリペプチドの精製を促進する融合パートナーおよび本発明のポリペプチド断片の免疫原性を促進する融合パートナーは全て興味深い可能性である。したがって、本発明はまた、少なくとも2つ(例えば2、3、4、5、6、7、8、9、10または10を超えるなど)のポリペプチドまたは上記で定められる免疫原性断片および任意選択により少なくとも1つのさらなる融合パートナーを含む融合ポリペプチド、ならびに融合タンパク質を含む組成物にも関係する。融合パートナーは、免疫原性を促進するために、ESAT−6、TB10.4、CFP10、RD1−ORF2、Rv1036、MPB64、MPT64、Ag85A、Ag85B(MPT59)、MPB59、Ag85C、19kDaリポタンパク質、MPT32およびアルファ−クリスタリンなど、結核菌群に属する細菌由来のポリペプチド断片または上述の抗原の何れかの少なくとも1つのT細胞エピトープなどの、M.ツベルクローシス(M.tuberculosis)由来の別のポリペプチドであり得る(国際公開第0179274号パンフレット;同第01041519号パンフレット;(Nagai,1991;Rosenkrands,1998;Skjot,2000)。本発明はまた、本発明のポリペプチド(またはその免疫原性部分)の2つ以上(例えば3、4、5、6、7、8、9、10または10を超えるなど)の相互融合を含む融合ポリペプチドにも関係する。
実施例1.抗原の初回選択
TBの免疫診断のために選択されたT細胞抗原は、BCGでのワクチン接種および最も流行性の非定型マイコバクテリアからの干渉を回避するために、M.ツベルクローシス(M.tuberculosis)感染に対して特異的であるべきである。同時に、TBに対する新規ワクチンの多くにおいてESAT−6が存在することを考えると、ESAT−6を回避することは重要である。上記背景技術のように、発明者らは、理論的な考察、実際のテスト実施および数百個の可能性のある抗原の文献検索に基づく、詳細で厳密なダウン・セレクション(down−selection)過程を通じて、さらなるテストのために9個以下のM.ツベルクローシス(M.tuberculosis)抗原を選択した。これらは次のとおりである。
エジプトおよびグリーンランドの2回の独立した試験において、TB患者または潜伏感染個体における認識について上記テキストで列挙される抗原のうち7個を試験した。両試験において、比較物およびベンチマーク抗原としてESAT−6(Rv3875)も含まれた。さらに、非特異的抗原刺激の例として、エジプトにおいてPPDが含まれた。
続いて、組合せCFP10およびRv3615cの診断性能を組合せCFP10およびESAT−6と比較した。発明者らは、グリーンランドからの35名からの全血試料を含め、このうち18名は、陽性Quantiferonテストとして定義される、潜伏性M.ツベルクローシス(M.tuberculosis)感染を有し、および/またはM.ツベルクローシス(M.tuberculosis)およびツベルクリン皮膚テスト転換に対する曝露が証明された者であり、17名の患者は、微生物学的にTBが確認された。7日間にわたり、加湿37℃インキュベーター中で、200μLの未希釈全血の個々のアリコートを5μg/mLの最終濃度でCFP10(配列番号1)またはRv3615(配列番号15〜18)またはESAT−6(配列番号51)に相当する重複ペプチドで刺激した。陰性対照試料(nil)を平行して調製した。温置後、血漿上清を単離し、ELISAを用いてIFN−γのレベルを決定した。
上記と同じ全血試料(グリーンランドから35名;潜伏M.ツベルクローシス(M.tuberculosis)感染者18名および微生物学的に確認されたTB患者17名)および同じアッセイ条件を用いて、発明者らは、3個の異なる抗原:Rv2348、Rv3865およびRv3877との、CFP10およびRv3615cの組合せの効果を評価した。
本技術分野で、ESAT−6、CFP10およびTB7.7p4を含む免疫診断カクテルが、M.ツベルクローシス(M.tuberculosis)による感染を診断するための好ましい方法であることは周知である。この抗原カクテルは高感度かつ特異的と考えられ、これはQuantiferonテストの基礎を形成する。先の実施例から明らかであるように、抗原の組合せは、IFN−γ反応の基礎的な度合いがより高く、抗原のみを有するものと比較してよりロバストに検出されるので、診断感度およびテストの信頼性を改善する。
・CFP10:CFP10のアミノ酸配列全体をカバーする6個のペプチド(配列番号9〜14)
・Rv3615c:アミノ酸55〜103をカバーする4個のペプチド(配列番号15〜18)
・Rv3865:アミノ酸9〜44をカバーする3個のペプチド(配列番号19〜21)
・Rv2348c:全長タンパク質配列のアミノ酸56〜109をカバーする4個のペプチド(配列番号22〜25)。
免疫診断テストに対するカットオフの検証は、独立コホートでの確認を必要とすることは、当業者にとって周知である。この目的のために、発明者らは、68例の微生物学的に確認されたTB患者および36名の感染浸淫地域の対照を含め、すなわちこれらの一部は、タンザニアからの、既に存在するが、制御されているM.ツベルクローシス(M.tuberculosis)感染個体である。
発明者らは、診断性能をまたさらに改善する目的で、ペプチドプールAにESAT−6を添加することの可能性をさらに評価した。したがって、発明者らは、エジプトのカイロでの、実施例5に記載のものと同じアッセイ条件を用いて、TB確認の73例のコホートにおいて、ペプチドプールA+ESAT−6およびペプチドプールAを試験した。図9において、ペプチドプールAをESAT−6と組み合わせた場合、反応の大きさを増大させることが明らかであり、中央値が6.86ng/mL IP−10であるESAT−6があるペプチドプールAと比較して、ペプチドプールAの中央値反応はIP−10の5.50ng/mLである。0.75ng/mLのカットオフを用いて、発明者らは、2群において反応者頻度を比較した。ペプチドプールAにおいて、反応者頻度は93%であり、73名の被験患者のうち68名が陽性であり、一方でESAT−6があるペプチドプールAの頻度は96%(73名の患者のうち70名−96%)であった。したがって、ペプチドプールAをESAT−6と組み合わせることによって、偽陰性率が7%から4%へと低下した。
Abdallah,A.M.,N.C.Gey van Pittius,et al.(2007).Type VII secretion−−mycobacteria show the way.Nature reviews.Microbiology 5(11):883−891.
Aggerbeck,H.,R.Giemza,et al.(2013).Randomised clinical trial investigating the specificity of a novel skin test(C−Tb)for diagnosis of M.tuberculosis infection.PloS one 8(5):e64215.
Albrethsen,J.,J.Agner,et al.(2013).Proteomic profiling of Mycobacterium tuberculosis identifies nutrient−starvation−responsive toxin−antitoxin systems.Molecular&cellular proteomics :MCP 12(5):1180−1191.
Andersen,P.(1994).Effective vaccination of mice against Mycobacterium tuberculosis infection with a soluble mixture of secreted mycobacterial proteins.Infection and immunity 62(6):2536−2544.
Andersen,P.,M.E.Munk,et al.(2000).Specific immune−based diagnosis of tuberculosis.Lancet 356(9235):1099−1104.
Arnvig,K.B.,I.Comas,et al.(2011).Sequence−based analysis uncovers an abundance of non−coding RNA in the total transcriptome of Mycobacterium tuberculosis.PLoS pathogens 7(11):e1002342.
Behr,M.A.,M.A.Wilson,et al.(1999).Comparative genomics of BCG vaccines by whole−genome DNA microarray.Science 284(5419):1520−1523.
Biselli,R.,S.Mariotti,et al.(2010).Detection of interleukin−2 in addition to interferon−γ discriminates active tuberculosis patients,latently infected individuals,and controls.Clinical Microbiology and Infection 16(8):1282−1284.
Brock,I.,K.Weldingh,et al.(2004).Specific T−cell epitopes for immunoassay−based diagnosis of Mycobacterium tuberculosis infection.Journal of clinical microbiology 42(6):2379−2387.
Chen,J.M.,S.Boy−Rottger,et al.(2012).EspD is critical for the virulence−mediating ESX−1 secretion system in Mycobacterium tuberculosis.Journal of bacteriology 194(4):884−893.
de Souza,G.A.,M.O.Arntzen,et al.(2011).Proteogenomic analysis of polymorphisms and gene annotation divergences in prokaryotes using a clustered mass spectrometry−friendly database.Molecular&cellular proteomics :MCP 10(1):M110 002527.
Deenadayalan,A.,D.Heaslip,et al.(2010).Immunoproteomic identification of human T cell antigens of Mycobacterium tuberculosis that differentiate healthy contacts from tuberculosis patients.Molecular&cellular proteomics :MCP 9(3):538−549.
Dewan,P.K.,J.Grinsdale,et al.(2007).Low Sensitivity of a Whole−Blood Interferon−γ Release Assay for Detection of Active Tuberculosis.Clinical Infectious Diseases 44(1):69−73.
Ewer,K.,P.Cockle,et al.(2006).Antigen mining with iterative genome screens identifies novel diagnostics for the Mycobacterium tuberculosis complex.Clinical and vaccine immunology :CVI 13(1):90−97.
Fortune,S.M.,A.Jaeger,et al.(2005).Mutually dependent secretion of proteins required for mycobacterial virulence.Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 102(30):10676−10681.
Hall,L.J.,S.Clare,et al.(2009).Characterisation of a live Salmonella vaccine stably expressing the Mycobacterium tuberculosis Ag85B−ESAT−6ESAT−6 fusion protein.Vaccine 27(49):6894−6904.
Harboe,M.,A.S.Malin,et al.(1998).B−cell epitopes and quantification of the ESAT−6 protein of Mycobacterium tuberculosis.Infection and immunity 66(2):717−723.
Kilgus,J.,T.Jardetzky,et al.(1991).Analysis of the permissive association of a malaria T cell epitope with DR molecules.The Journal of Immunology 146(1):307−315.
Liu,X.Q.,D.Dosanjh,et al.(2004).Evaluation of T−cell responses to novel RD1− and RD2−encoded Mycobacterium tuberculosis gene products for specific detection of human tuberculosis infection.Infection and immunity 72(5):2574−2581.
Lustig,J.V.,H.L.Rieger,et al.(1976).Humoral and cellular responses to native antigen following oral and parenteral immunization with lipid−conjugated bovine serum albumin.Cellular immunology 24(1):164−172.
MacGurn,J.A.,S.Raghavan,et al.(2005).A non−RD1 gene cluster is required for Snm secretion in Mycobacterium tuberculosis.Molecular microbiology 57(6):1653−1663.
Merrifield,R.B.(1963).Solid Phase Peptide Synthesis.I.The Synthesis of a Tetrapeptide.Journal of the American Chemical Society 85(14):2149−2154.
Millington,K.A.,S.M.Fortune,et al.(2011).Rv3615c is a highly immunodominant RD1(Region of Difference 1)−dependent secreted antigen specific for Mycobacterium tuberculosis infection.Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 108(14):5730−5735.
Moon,H.W.and M.Hur(2013).Interferon−gamma release assays for the diagnosis of latent tuberculosis infection:an updated review.Annals of clinical and laboratory science 43(2):221−229.
Mowat,A.M.,A.M.Donachie,et al.(1991).Immune−stimulating complexes containing Quil A and protein antigen prime class I MHC−restricted T lymphocytes in vivo and are immunogenic by the oral route.Immunology 72(3):317−322.
Mustafa,A.S.,R.Al−Attiyah,et al.(2008).Efficient testing of large pools of Mycobacterium tuberculosis RD1 peptides and identification of major antigens and immunodominant peptides recognized by human Th1 cells.Clinical and vaccine immunology :CVI 15(6):916−924.
Nagai,S.,H.G.Wiker,et al.(1991).Isolation and partial characterization of major protein antigens in the culture fluid of Mycobacterium tuberculosis.Infection and immunity 59(1):372−382.
Pai,M.,L.W.Riley,et al.(2004).Interferon−gamma assays in the immunodiagnosis of tuberculosis:a systematic review.The Lancet infectious diseases 4(12):761−776.
Pearson,W.R.and D.J.Lipman(1988).Improved tools for biological sequence comparison.Proceedings of the National Academy of Sciences 85(8):2444−2448.
Ravn,P.,A.Demissie,et al.(1999).Human T Cell Responses to the ESAT−6 Antigen from Mycobacterium tuberculosis.Journal of Infectious Diseases 179(3):637−645.
Redelman−Sidi,G.and K.A.Sepkowitz(2013).IFN−gamma release assays in the diagnosis of latent tuberculosis infection among immunocompromised adults.American journal of respiratory and critical care medicine 188(4):422−431.
Rosenkrands,I.,P.B.Rasmussen,et al.(1998).Identification and characterization of a 29−kilodalton protein from Mycobacterium tuberculosis culture filtrate recognized by mouse memory effector cells.Infection and immunity 66(6):2728−2735.
Ruhwald,M.and P.Ravn(2009).Biomarkers of latent TB infection.Expert review of respiratory medicine 3(4):387−401.
Schopfer,K.,H.L.Rieder,et al.(2013).The sensitivity of an interferon−gamma release assay in microbiologically confirmed pediatric tuberculosis.European journal of pediatrics.
Sester,U.,M.Fousse,et al.(2011).Whole−Blood Flow−Cytometric Analysis of Antigen−Specific CD4 T−Cell Cytokine Profiles Distinguishes Active Tuberculosis from Non−Active States.PloS one 6(3):e17813.
Sidders,B.,C.Pirson,et al.(2008).Screening of highly expressed mycobacterial genes identifies Rv3615c as a useful differential diagnostic antigen for the Mycobacterium tuberculosis complex.Infection and immunity 76(9):3932−3939.
Sinigaglia,F.,M.Guttinger,et al.(1988).A malaria T−cell epitope recognized in association with most mouse and human MHC class II molecules.Nature 336(6201):778−780.
Skjot,R.L.,T.Oettinger,et al.(2000).Comparative evaluation of low−molecular−mass proteins from Mycobacterium tuberculosis identifies members of the ESAT−6 family as immunodominant T−cell antigens.Infection and immunity 68(1):214−220.
Sonnenberg,P.,J.R.Glynn,et al.(2005).How soon after infection with HIV does the risk of tuberculosis start to increase? A retrospective cohort study in South African gold miners.The Journal of infectious diseases 191(2):150−158.
Stryhn,A.,L.O.Pedersen,et al.(1996).Peptide binding specificity of major histocompatibility complex class I resolved into an array of apparently independent subspecificities:quantitation by peptide libraries and improved prediction of binding.European Journal of Immunology 26(8):1911−1918.
Thompson,J.D.,D.G.Higgins,et al.(1994).CLUSTAL W:improving the sensitivity of progressive multiple sequence alignment through sequence weighting,position−specific gap penalties and weight matrix choice.Nucleic Acids Research 22(22):4673−4680.
van Dissel,J.T.,S.M.Arend,et al.(2010).Ag85B−ESAT−6 adjuvanted with IC31 promotes strong and long−lived Mycobacterium tuberculosis specific T cell responses in naive human volunteers.Vaccine 28(20):3571−3581.
van Dissel,J.T.,D.Soonawala,et al.(2011).Ag85B−ESAT−6 adjuvanted with IC31(R) promotes strong and long−lived Mycobacterium tuberculosis specific T cell responses in volunteers with previous BCG vaccination or tuberculosis infection.Vaccine 29(11):2100−2109.
Xu,Y.,W.Liu,et al.(2009).Recombinant Mycobacterium bovis BCG expressing the chimeric protein of antigen 85B and ESAT−6 enhances the Th1 cell−mediated response.Clinical and vaccine immunology :CVI 16(8):1121−1126.
Yang,X.,L.Bao,et al.(2011).A novel recombinant Mycobacterium bovis bacillus Calmette−Guerin strain expressing human granulocyte macrophage colony−stimulating factor and Mycobacterium tuberculosis early secretory antigenic target 6 complex augments Th1 immunity.Acta biochimica et biophysica Sinica 43(7):511−518.
Young,F.,J.A.Critchley,et al.(2009).A review of co−morbidity between infectious and chronic disease in Sub Saharan Africa:TB and diabetes mellitus,HIV and metabolic syndrome,and the impact of globalization.Globalization and health 5:9.
Zhang,H.,P.Peng,et al.(2010).Recombinant Mycobacterium smegmatis expressing an ESAT−6ESAT−6−CFP10 fusion protein induces anti−mycobacterial immune responses and protects against Mycobacterium tuberculosis challenge in mice.Scandinavian journal of immunology 72(4):349−357.
Zweig,M.H.and G.Campbell(1993).Receiver−operating characteristic(ROC) plots:a fundamental evaluation tool in clinical medicine.Clinical chemistry 39(4):561−577.
Aagaard,C.,I.Brock,et al.(2004).Mapping immune reactivity toward Rv2653 and Rv2654:two novel low−molecular−mass antigens found specifically in the Mycobacterium tuberculosis complex.The Journal of infectious diseases 189(5):812−819.
Aagaard,C.,T.Hoang,et al.(2011).A multistage tuberculosis vaccine that confers efficient protection before and after exposure.Nature medicine 17(2):189−194.
Claims (21)
- 結核(TB)の診断のための組成物であって、前記組成物が
a)Rv3874(配列番号1)およびRv3615(配列番号2);または
b)Rv3874(配列番号1)およびRv3615(配列番号2)と、Rv3865(配列番号3)、Rv2348(配列番号4)、およびRv3877(配列番号7)から選択される1つ以上;または
c)前記ポリペプチドからの免疫原性エピトープを含む断片;
から選択されるアミノ酸配列から構成される実質的に純粋なポリペプチドの混合物を含み、 ここで、前記ポリペプチドまたは前記ポリペプチドの断片の選択される混合物が、a)またはb)での前記選択からの前記ポリペプチドの何れかに対して少なくとも90%の配列同一性を有し、同時に免疫原性であることを特徴とする、結核(TB)の診断のための組成物。 - 請求項1に記載の組成物において、Rv3874(配列番号1)、Rv3615(配列番号2)およびRv3865(配列番号3)またはそれらの免疫原性エピトープを含む断片を含むことを特徴とする、組成物。
- 請求項1に記載の組成物において、Rv3874(配列番号1)、Rv3615(配列番号2)およびRv2348(配列番号4)またはそれらの免疫原性エピトープを含む断片を含むことを特徴とする、組成物。
- 請求項1に記載の組成物において、Rv3874(配列番号1)、Rv3615(配列番号2)およびRv3877(配列番号7)またはそれらの免疫原性エピトープを含む断片を含むことを特徴とする、組成物。
- 請求項1に記載の組成物において、Rv3874(配列番号1)、Rv3615(配列番号2)、Rv3865(配列番号3)およびRv2348(配列番号4)またはそれらの免疫原性エピトープを含む断片を含むことを特徴とする、組成物。
- 請求項1乃至4の何れか1項に記載の組成物において、配列番号1の免疫原性エピトープを含む前記断片が、配列番号9〜14から選択されることを特徴とする、組成物。
- 請求項1乃至4の何れか1項に記載の組成物において、配列番号2の免疫原性エピトープを含む前記断片が、配列番号15〜18または配列番号59〜63から選択されることを特徴とする、組成物。
- 請求項1乃至7の何れか1項に記載の組成物において、配列番号3の免疫原性エピトープを含む前記断片が配列番号19〜21から選択されることを特徴とする、組成物。
- 請求項1乃至7の何れか1項に記載の組成物において、配列番号4の免疫原性エピトープを含む前記断片が配列番号22〜25から選択されることを特徴とする、組成物。
- 請求項1乃至7の何れか1項に記載の組成物において、配列番号7の免疫原性エピトープを含む前記断片が配列番号46〜50から選択されることを特徴とする、組成物。
- 請求項1乃至10の何れか1項に記載の組成物において、Rv3875(配列番号51)または1つ以上のその断片をさらに含むことを特徴とする、組成物。
- 請求項11に記載の組成物において、前記断片および配列番号51の免疫原性エピトープを含む前記断片が配列番号52〜58から選択されることを特徴とする、組成物。
- 請求項1に記載の組成物において、前記ポリペプチドからの免疫原性エピトープを含む断片が少なくとも10アミノ酸長の重複ペプチドとして存在することを特徴とする、組成物。
- 請求項5に記載の組成物において、前記混合物が配列番号9〜25を含むことを特徴とする、組成物。
- 請求項1乃至14の何れか1項に記載の組成物において、前記ポリペプチドの一部または全てが任意選択によりリンカーまたはスペーサーを介して一緒に融合されることを特徴とする、組成物。
- 病原性マイコバクテリアにより引き起こされる結核(TB)の診断のための医薬組成物の調製のための、請求項1乃至15の何れか1項に記載の組成物の使用。
- 請求項16に記載の使用において、前記病原性マイコバクテリアが、マイコバクテリウム・ツベルクローシス(Mycobacterium tuberculosis)、マイコバクテリウム・ボビス(Mycobacterium bovis)またはマイコバクテリウム・アフリカヌム(Mycobacterium africanum)であることを特徴とする、使用。
- 結核(TB)のインビトロまたはインビボ診断のためのCMI診断ツールまたはキットであって、請求項1乃至15の何れか1項に記載の組成物を含むことを特徴とする、CMI診断ツールまたはキット。
- ヒトを含む動物において病原性マイコバクテリアにより引き起こされる結核(TB)を、インビトロで診断するための方法であって、前記方法が、陽性反応を検出するために、前記ヒトを含む動物から得られた試料を請求項1乃至15の何れか1項に記載の組成物と接触させるステップを備えることを特徴とする、方法。
- 請求項19に記載の方法において、前記病原性マイコバクテリアが、マイコバクテリウム・ツベルクローシス(Mycobacterium tuberculosis)、マイコバクテリウム・アフリカヌム(Mycobacterium africanum)またはマイコバクテリウム・ボビス(Mycobacterium bovis)であることを特徴とする、方法。
- 請求項19又は20に記載の方法において、前記陽性反応が、細胞の増殖またはサイトカインの放出であることを特徴とする、方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DKPA201300698 | 2013-12-16 | ||
DKPA201300698 | 2013-12-16 | ||
PCT/DK2014/000062 WO2015090322A1 (en) | 2013-12-16 | 2014-12-15 | Diagnostic reagents for improved in vivo or in vitro cell-mediated immunological diagnosis of tuberculosis |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017503161A JP2017503161A (ja) | 2017-01-26 |
JP2017503161A5 JP2017503161A5 (ja) | 2017-12-21 |
JP6698530B2 true JP6698530B2 (ja) | 2020-05-27 |
Family
ID=52686037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016539075A Active JP6698530B2 (ja) | 2013-12-16 | 2014-12-15 | インビボまたはインビトロでの細胞が介在する結核の免疫学的診断の改善のための診断試薬 |
Country Status (18)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10641770B2 (ja) |
EP (1) | EP3084442B1 (ja) |
JP (1) | JP6698530B2 (ja) |
KR (1) | KR102305770B1 (ja) |
CN (1) | CN105829891B (ja) |
AU (1) | AU2014365971B2 (ja) |
CA (1) | CA2933817C (ja) |
DK (1) | DK3084442T3 (ja) |
EA (1) | EA201691091A1 (ja) |
ES (1) | ES2875021T3 (ja) |
HR (1) | HRP20210933T1 (ja) |
HU (1) | HUE054800T2 (ja) |
LT (1) | LT3084442T (ja) |
PL (1) | PL3084442T3 (ja) |
PT (1) | PT3084442T (ja) |
RS (1) | RS61977B1 (ja) |
SI (1) | SI3084442T1 (ja) |
WO (1) | WO2015090322A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107045065A (zh) * | 2017-02-07 | 2017-08-15 | 广州市宝创生物技术有限公司 | 结核快速诊断试剂盒及其制备方法 |
KR101923198B1 (ko) * | 2017-09-25 | 2018-11-28 | 주식회사 엠디엡투스 | Tb7.7에 특이적으로 결합하는 dna 압타머 및 이의 용도 |
KR102157770B1 (ko) * | 2019-01-11 | 2020-09-18 | 주식회사 파이지노믹스 | 가축의 결핵 진단을 위한 항원 펩타이드 조성물 및 이의 용도 |
GB201906193D0 (en) * | 2019-04-10 | 2019-06-19 | Sec Dep For Environment Food And Rural Affairs Acting Through The Animal And Plant Health Agency | Diagnostic reagents |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1200466A2 (en) * | 1999-07-13 | 2002-05-02 | Statens Serum Institut | Tuberculosis vaccine and diagnostics based on the mycobacterium tuberculosisesat-6 gene family |
JP5075969B2 (ja) * | 1999-07-13 | 2012-11-21 | スタテンズ セーラム インスティテュート | マイコバクテリウム・ツベルクローシスesat−6遺伝子ファミリーベースの結核ワクチン及び診断法 |
WO2004099771A1 (en) * | 2003-05-08 | 2004-11-18 | Statens Serum Institut | A new specific epitope based immunological diagnosis of tuberculosis |
GB0906215D0 (en) * | 2009-04-09 | 2009-05-20 | Lalvani Ajit | Diagnostic test |
WO2010121618A1 (en) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | Statens Serum Institut | A tuberculosis tb vaccine to prevent reactivation |
ITRM20100411A1 (it) * | 2010-07-23 | 2012-01-24 | Massimo Amicosante | Uso di sequenze amminoacidiche da mycobacterium tuberculosis o dei loro corrispondenti acidi nucleici per la diagnosi e la prevenzione di infezione tubercolare, relativo kit diagnostico e vaccino. |
US20130345079A1 (en) * | 2010-10-27 | 2013-12-26 | Infectious Disease Research Institute | Mycobacterium tuberculosis antigens and combinations thereof having high seroreactivity |
WO2012167307A1 (en) * | 2011-06-06 | 2012-12-13 | The University Of Melbourne | Diagnosis of mycobacterial infection |
CN102608333B (zh) * | 2012-03-30 | 2013-06-05 | 中国科学院微生物研究所 | 一种结核诊断组合物及其应用 |
-
2014
- 2014-12-15 AU AU2014365971A patent/AU2014365971B2/en active Active
- 2014-12-15 LT LTEP14845019.0T patent/LT3084442T/lt unknown
- 2014-12-15 KR KR1020167018564A patent/KR102305770B1/ko active IP Right Grant
- 2014-12-15 US US15/104,957 patent/US10641770B2/en active Active
- 2014-12-15 HU HUE14845019A patent/HUE054800T2/hu unknown
- 2014-12-15 CN CN201480068708.9A patent/CN105829891B/zh active Active
- 2014-12-15 JP JP2016539075A patent/JP6698530B2/ja active Active
- 2014-12-15 PT PT148450190T patent/PT3084442T/pt unknown
- 2014-12-15 PL PL14845019T patent/PL3084442T3/pl unknown
- 2014-12-15 EA EA201691091A patent/EA201691091A1/ru unknown
- 2014-12-15 CA CA2933817A patent/CA2933817C/en active Active
- 2014-12-15 EP EP14845019.0A patent/EP3084442B1/en active Active
- 2014-12-15 RS RS20210752A patent/RS61977B1/sr unknown
- 2014-12-15 DK DK14845019.0T patent/DK3084442T3/da active
- 2014-12-15 ES ES14845019T patent/ES2875021T3/es active Active
- 2014-12-15 WO PCT/DK2014/000062 patent/WO2015090322A1/en active Application Filing
- 2014-12-15 SI SI201431833T patent/SI3084442T1/sl unknown
-
2021
- 2021-06-10 HR HRP20210933TT patent/HRP20210933T1/hr unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2014365971A8 (en) | 2016-08-25 |
EP3084442B1 (en) | 2021-03-17 |
LT3084442T (lt) | 2021-07-12 |
AU2014365971A1 (en) | 2016-06-30 |
US20170016897A1 (en) | 2017-01-19 |
HRP20210933T1 (hr) | 2021-09-03 |
SI3084442T1 (sl) | 2021-08-31 |
ES2875021T3 (es) | 2021-11-08 |
CN105829891A (zh) | 2016-08-03 |
DK3084442T3 (da) | 2021-06-21 |
CA2933817C (en) | 2023-04-04 |
CN105829891B (zh) | 2018-04-06 |
EP3084442A1 (en) | 2016-10-26 |
CA2933817A1 (en) | 2015-06-25 |
JP2017503161A (ja) | 2017-01-26 |
KR20160097325A (ko) | 2016-08-17 |
RS61977B1 (sr) | 2021-07-30 |
PL3084442T3 (pl) | 2021-10-25 |
KR102305770B1 (ko) | 2021-09-29 |
WO2015090322A8 (en) | 2016-07-21 |
EA201691091A1 (ru) | 2016-12-30 |
WO2015090322A1 (en) | 2015-06-25 |
US10641770B2 (en) | 2020-05-05 |
AU2014365971B2 (en) | 2021-02-04 |
PT3084442T (pt) | 2021-06-22 |
BR112016013915A2 (pt) | 2018-01-09 |
HUE054800T2 (hu) | 2021-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DK2417456T3 (en) | DIAGNOSTIC TEST Mycobacterium tuberculosis | |
EP2672268B1 (en) | Mycobacterium antigens | |
EP2005184A2 (en) | Methods for detecting a mycobacterium tuberculosis infection | |
JP2012503206A (ja) | Mycobacteriumtuberculosis感染を検出するための方法 | |
EP1735623B1 (en) | Mycobacterium tuberculosis infection diagnostic test | |
JP6698530B2 (ja) | インビボまたはインビトロでの細胞が介在する結核の免疫学的診断の改善のための診断試薬 | |
US9050361B2 (en) | Diagnostic reagents | |
WO2004099771A1 (en) | A new specific epitope based immunological diagnosis of tuberculosis | |
Dockrell et al. | A postgenomic approach to identification of Mycobacterium leprae-specific peptides as T-cell reagents | |
US7745141B2 (en) | Mycobacterial proteins as early antigens for serodiagnosis and vaccines | |
US7807182B2 (en) | Early detection of mycobacterial disease using peptides | |
AU2002324578A1 (en) | Early detection of mycobacterial disease using peptides | |
EP1463526A2 (en) | Early detection of mycobacterial disease using peptides | |
EA041840B1 (ru) | Диагностические реагенты для улучшенной in vivo или in vitro клеточно-опосредованной иммунологической диагностики туберкулеза | |
BR112016013915B1 (pt) | Composição de diagnóstico; utilização das composições de diagnóstico; ferramenta ou conjunto de diagnóstico de cmi; e método de diagnóstico in vitro ou in vivo de tuberculose causada por micobactérias virulentas | |
Aboma | In search of biomarkers for leprosy diagnosis: in silico identification, screening & field application |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171027 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171027 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180718 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180828 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20181126 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20190128 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190730 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191030 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200331 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200428 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6698530 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |