JP6698256B2 - シール材摩耗検知装置 - Google Patents

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本発明は、対象面に先端面を押し付けられつつ摺動移動するシール材の摩耗を検知するシール材摩耗検知装置に関し、特に、内部に規定圧力でガスを貯蔵するガスホルダのピストンのシール装置に設けられているシール材の摩耗を検知する場合に適用すると、有効なものである。
例えば、製鉄所等においては、コークス炉や高炉や転炉等の炉から生じるガス中に可燃性ガスが含まれているため、当該炉から生じたガスを円筒状のガスホルダ内に一旦貯蔵して、燃焼用のガスとして再利用できるようにしている。このようなガスホルダにおいては、上下方向へ摺動移動可能な板状のピストンを内部に備えることにより、内部に貯蔵する上記ガスを規定の圧力に保持できるようにして、当該ガスを規定の流量で容易に送出できるようにしている。
このようなガスホルダのピストンは、その周縁端において、周壁の内面との間でのガスの漏出を防止しつつ当該内面に対して摺動移動できるようにするため、シール装置が設けられている。このシール装置は、ピストンの周縁端に沿って設けられたフートリングと周壁の内面との間に取り付けられ、ゴム等の高分子材料からなるシール材の先端面を当該内面に対して押し付けると共に、上記フートリングと上記内面との間の空間にシールオイルを貯留したものであって、当該シールオイルがシール材に荷重を加えることにより、ガスホルダの内部に貯蔵されたガスの圧力にシール材が対抗できるようにすると共に、当該シールオイルがシール材の先端面と上記内面との間に介在するようになることにより、シール材の先端面が当該内面に対して容易に摺動移動できるようになっている。
このようなシール装置においては、使用していくにしたがって、シール材の先端側が次第に摩耗して、シール性能の低下を引き起こしてしまう。このため、例えば、下記特許文献1では、シール装置に非接触式の距離センサを設け、当該距離センサで周壁の内面までの距離を計測することにより、シール材の先端側の摩耗量を検知することを提案している。
特開2008−208956号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されている提案においては、電気的な結線が必要であるため、防爆仕様にしなければならず、煩雑な構造となって高価なものになってしまっていた。
このような問題は、上述したようなガスホルダのピストンのシール装置のシール材に限らず、対象面に先端面を押し付けられつつ摺動移動するシール材の摩耗を検知する場合であれば、上述した場合と同様にして生じ得ることである。
このようなことから、本発明は、シール材の摩耗を低コストで簡単に検知することができるシール材摩耗検知装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、第一番目の発明に係るシール材摩耗検知装置は、対象面に先端面を押し付けられつつ摺動移動するシール材の摩耗を検知するシール材摩耗検知装置であって、前記シール材に先端側を固着された光ファイバと、前記光ファイバの基端側を接続されて当該光ファイバの長さを光学的に計測する光ファイバ長計測手段とを備えていることを特徴とする。
第二番目の発明に係るシール材摩耗検知装置は、第一番目の発明において、前記光ファイバ長計測手段が、光学時間領域反射率計(OTDR)を備えていることを特徴とする。
第三番目の発明に係るシール材摩耗検知装置は、第一番目又は第二番目の発明において、前記光ファイバが、先端を前記シール材の先端面と面一となるように、当該シール材に固着されていることを特徴とする。
第四番目の発明に係るシール材摩耗検知装置は、第一番目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記光ファイバが、前記対象面に対して先端側の軸方向を垂直方向へ向けるように、前記シール材に配向されていることを特徴とする。
第五番目の発明に係るシール材摩耗検知装置は、第一番目から第四番目の発明のいずれかにおいて、前記光ファイバが、対をなして設けられ、一方が、前記シール材の摺動移動方向一方側に先端側を固着された一方側用光ファイバであり、他方が、前記シール材の摺動移動方向他方側に先端側を固着された他方側用光ファイバであることを特徴とする。
第六番目の発明に係るシール材摩耗検知装置は、第一番目から第五番目の発明のいずれかにおいて、前記シール材が、内部に規定圧力でガスを貯蔵するガスホルダのピストンのシール装置に設けられているものであり、前記対象面が、前記ガスホルダの周壁の内面であることを特徴とする。
本発明に係るシール材摩耗検知装置によれば、シール材の摺動移動に伴って、当該シール材の先端側が徐々に摩耗して次第に減少すると共に、光ファイバの先端側も摩耗して短くなることから、光ファイバ長計測手段で上記光ファイバの長さを計測することにより、電気的な結線を使用することなく上記シール材の摩耗を検知することができる。このため、防爆仕様を不要とすることができ、簡単な構造にすることができるので、上記シール材の摩耗を低コストで簡単に検知することができる。
本発明に係るシール材摩耗検知装置をガスホルダのピストンのシール装置のシール材に対して適用した場合の主な実施形態のガスホルダの全体概略構成図である。 図1の要部抽出拡大図である。 図2の要部抽出拡大図である。
本発明に係るシール材摩耗検知装置の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は図面に基づいて説明する以下の実施形態のみに限定されるものではない。
〈主な実施形態〉
本発明に係るシール材摩耗検知装置をガスホルダのピストンのシール装置のシール材に対して適用した場合の主な実施形態を図1〜3に基づいて説明する。
図1に示すように、円筒状をなす周壁11の上部は、凹板状をなす天板12で塞がれている。前記周壁11の下部には、ガスの給排を行う給排口13が設けられている。前記天板12の上部には、換気筒14が設けられている。前記周壁11の内側には、凹板状をなすピストン15が当該周壁11と同軸をなすように配設されている。前記ピストン15の周縁端には、フートリング16内周側が当該ピストン15と同軸をなすようにして取り付けられている。前記フートリング16の外周側には、当該フートリング16と前記周壁11の内面との間をシールするシール装置20が設けられており、当該シール装置20は、以下のような構成となっている。
図2,3に示すように、前記フートリング16の前記周壁11との対向面の下方寄りには、支持ビーム21の基端側が連結固定されており、当該支持ビーム21は、当該フートリング16の周方向に沿って所定の間隔で複数設けられている。前記支持ビーム21の先端側には、保持具22の基端側がそれぞれ連結固定されている。前記保持具22の先端側には、ゴム等の高分子材料からなる環状のシール材23A,23Bが前記周壁11及び前記ピストン15と同軸をなして上下方向で対をなすように二つ配設されている。
前記シール材23A,23Bの対向間には、スペーサ24が介在している。前記シール材23A,23B及び前記スペーサ24は、固定具25A,25Bにより、基端側(図2,3中、右側)が前記保持具22に対して一体的に固定保持されている。前記シール材23A,23Bは、先端面(図2,3中、左面)が前記周壁11の内面に押し付けられている。
図2に示すように、前記フートリング16の前記周壁11との対向面の下端部と前記保持具22の下端部との間は、シート26で仕切られている。前記周壁11と前記フートリング16と前記シール材23Aと前記保持具22と前記シート26とで形成される空間には、シールオイル27が充填されている。
つまり、前記シール装置20は、前記周壁11の内面に対する前記ピストン15及び前記フートリング16の昇降移動を可能にしながらも当該周壁11の内部の当該ピストン15及び当該フートリング16の下方空間と上方空間との間の気密性を維持することができるようになっているのである。
図2,3に示すように、前記シール装置20の前記シール材23Aの上面(摺動移動方向一方側)には、光ファイバ101Aの先端側が軸方向を当該シール材23Aの径方向へ向けるように、すなわち、前記周壁11の内面に対して軸方向を垂直方向へ向けるようにして配向されており、当該光ファイバ101Aは、先端面を当該シール材23Aの先端面と面一となるように当該シール材23Aの上面に先端側が固着されると共に、当該シール材23Aの周方向に沿って所定の間隔で複数本(例えば、等間隔で八本)配設されている。
また、前記シール装置20の前記シール材23Bの下面(摺動移動方向他方側)には、光ファイバ101Bの先端側が、軸方向を当該シール材23Bの径方向へ向けるように、すなわち、前記周壁11の内面に対して軸方向を垂直方向へ向けるようにして配向されており、当該光ファイバ101Bは、先端面を当該シール材23Bの先端面と面一となるように当該シール材23Aの下面に先端側が固着されると共に、当該シール材23Bの周方向に沿って所定の間隔で複数本(例えば、等間隔で八本)配設されている。
つまり、前記光ファイバ101Aは、前記シール材23A,23Bの摺動移動方向一方側(上側)に先端側を固着された一方側用のものであり、前記光ファイバ101Bは、前記シール材23A,23Bの摺動移動方向他方側(下側)に先端側を固着された他方側用のものであり、当該光ファイバ101Aと当該光ファイバ101Bとは、対をなすようにして複数組(例えば、八組)設けられているのである。
前記光ファイバ101Aの基端側は、図1に示すように、前記換気筒14内に配設された光学時間領域反射率計(Optical Time Domain Reflectometer:OTDR)102にそれぞれ接続されており、当該OTDR102は、当該光ファイバ101Aの長さをmm単位で計測することができるようになっている(例えば、スイス国Luciol Instruments社製「ν‐OTDR(商品名)」等)。前記OTDR102は、計測結果を演算処理する演算装置103に接続している。前記演算装置103には、演算結果を文字や数字や光や音声等で表示するモニタやランプやスピーカ等の表示器104が接続されている。
図3に示すように、前記光ファイバ101Bは、前記シール材23B及び前記シール材23Aを貫通して、基端側が、前記フートリング16及び前記ピストン15の上方に位置し、図1に示すように、前記OTDR102にそれぞれ接続されており、その長さを当該OTDR102によってmm単位で計測され得るようになっている。また、前記シール材23A,23Bの前記光ファイバ101Bの貫通部分は、コーキング材により、密封処理されている。
なお、本実施形態においては、前記OTDR102、前記演算装置103、前記表示器104等により、光ファイバ長計測手段を構成し、前記光ファイバ101A,101B、前記光ファイバ長計測手段等により、シール材摩耗検知装置100を構成している。
このようなシール材摩耗検知装置100を備えた本実施形態に係るガスホルダ10においては、前記給排口13から前記周壁11の内部にガスを供給すると共に、前記ピストン15を当該周壁11の内面に沿って上昇させると、当該ピストン15及び前記フートリング16並びに前記シール装置20の下方と当該周壁11とで包囲される空間内にガスを規定の圧力で保持しながら貯蔵することができ、当該空間内のガスを上記給排口13から排出すると共に、上記ピストン15を当該周壁の内面に沿って下降させると、上記空間内のガスを規定の圧力で保持して、一定の流量で送出することができる(詳細には前記特許文献1参照)。
ここで、前記ピストン15の昇降移動に伴って、前記シール装置20の前記シール材23A,23Bの先端面が前記周壁11の内面に押し付けられつつ摺動移動することから、当該シール材23A,23Bの先端側が徐々に摩耗して次第に減少すると共に、前記シール材摩耗検知装置100の前記光ファイバ101A,101Bの先端側も当該シール材23A,23Bと一緒になって徐々に摩耗して次第に短くなっていく。
そして、ガスの給排が規定時間行われるか、前記ピストン15の昇降移動が規定長行われて、前記シール材摩耗量計測装置100が作動すると、前記OTDR102が前記光ファイバ101A,101Bの長さを各々計測し、前記演算装置103が、当該OTDR102からの情報に基づいて、予め計測されて入力されている当該光ファイバ101A,101Bの当初の長さと上記OTDR102で計測された上記長さとの差分、すなわち、前記シール材23A,23Bの摩耗量を算出する。
前記演算装置103は、算出された前記シール材23A,23Bの摩耗量が規定値未満である場合、その旨の情報(算出値や「OK」信号等)を前記表示装置104に出力して表示させることにより、当該シール材23A,23Bの交換が不要であることを作業者に告知し、前記シール材23A,23Bの摩耗量が規定値以上である場合、その旨の情報(算出値や「NG」信号等)を前記表示装置104に出力して表示させることにより、前記シール材23A,23Bの交換が必要であることを作業者に告知する。
つまり、本実施形態においては、前記シール材23A,23Bと一緒になって一体的に摩耗するように前記光ファイバ101A,101Bを設けて、当該光ファイバ101A,101Bの長さを前記OTDR102で光学的に計測することにより、当該シール材23A,23Bの摩耗量を計測できるようにしたのである。
このため、本実施形態では、前記周壁11の内部に電気的な結線を使用することなく前記シール材23A,23Bの摩耗を検知することができるので、防爆仕様を不要とすることができ、簡単な構造にすることができる。
したがって、本実施形態によれば、前記シール材23A,23Bの摩耗を低コストで簡単に計測することができる。
また、上方の前記シール材23Aと下方の前記シール材23Bとで摩耗量に相違を生じたとしても、当該シール材23A,23Bに前記光ファイバ101A,101Bをそれぞれ配設している、すなわち、上記シール材23A,23Bの摺動移動方向一方側(上側)と他方側(下側)とに対をなすように前記光ファイバ101A,101Bを配設していることから、当該シール材23A,23Bの摩耗量をそれぞれ計測することができるので、当該シール材23A,23Bの交換時期をより正確に把握して予測することができる。
〈他の実施形態〉
なお、前述した実施形態においては、前記光ファイバ101A,101Bの先端面を前記シール材23A,23Bの先端面と面一となるように当該シール材23A,23Bに当該光ファイバ101A,101Bの先端側を固着するようにしたが、本発明はこれに限らず、他の実施形態として、例えば、前記シール材23A,23Bの規定値の摩耗量となる位置に前記光ファイバ101A,101Bの先端面を位置させるように当該シール材23A,23Bに当該光ファイバ101A,101Bの先端側を固着し、前記OTDR102により、当該光ファイバ101A,101Bが短くなったことを検知したときに、上記シール材23A,23Bの交換時期が到来したことを告知できるようにすることも可能である。
しかしながら、前述した実施形態のように、前記光ファイバ101A,101Bの先端面を前記シール材23A,23Bの先端面と面一となるように当該シール材23A,23Bに当該光ファイバ101A,101Bの先端側を固着するようにすれば、当該シール材23A,23Bの摩耗量を経時的に追従して把握することができることから、当該シール材23A,23Bの交換時期を予測して対応することが容易となるので、非常に好ましい。
また、前述した実施形態においては、前記光ファイバ101A,102Aの先端側が、軸方向を前記シール材23A,23Bの径方向へ向けるように、すなわち、前記周壁11の内面に対して軸方向を垂直方向へ向けるように、当該シール材23A,23Bに配向されている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、他の実施形態として、例えば、前記光ファイバ101A,101Bの先端側が、前記周壁11の内面に対して軸方向を交差させる方向へ向けるように、当該シール材23A,23Bに配向されていれば、当該光ファイバ101A,101Bの長さを計測して当該シール材23A,23Bの摩耗量を計測することが可能である。
しかしながら、前述した実施形態のように、前記光ファイバ101A,102Aの先端側が、前記周壁11の内面に対して軸方向を垂直方向へ向けるように、前記シール材23A,23Bに配向されていれば、当該光ファイバ101A,101Bの長さを正確に計測することが容易にでき、当該シール材23A,23Bの摩耗量を正確に計測することが容易にできるので、非常に好ましい。
また、前述した実施形態においては、前記シール材23A,23Bの摺動移動方向一方側(上側)と他方側(下側)とに対をなすように前記光ファイバ101A,101Bを配設するようにしたが、本発明はこれに限らず、他の実施形態として、例えば、前記シール材23A,23Bの摺動移動方向一方側(上側)及び他方側(下側)のいずれか一つに前記光ファイバ101A,101Bのいずれか一つのみを配設するようにすることも可能である。
しかしながら、前述した実施形態のように、前記シール材23A,23Bの摺動移動方向一方側(上側)と他方側(下側)とに対をなすように前記光ファイバ101A,101Bを配設すれば、先に説明したように、当該シール材23A,23Bの摩耗量をそれぞれ計測することができ、当該シール材23A,23Bの交換時期をより正確に把握して予測することができるので、非常に好ましい。
また、前述した実施形態においては、対をなす前記シール材23A,23Bの間に前記スペーサ24を介在させて前記固定具25A,25Bにより前記保持具22に対して一体的に固定保持したシール装置20の当該シール材23A,23Bの摩耗の検知に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、他の実施形態として、例えば、スペーサを介在させることなく単一のシール材を固定具により保持具に対して一体的に固定保持したシール装置の当該シール材の摩耗の検知に適用することも可能である。
また、前述した実施形態においては、前記支持ビーム21の先端側に前記保持具22の基端側を連結固定したシール装置20のシール材23A,23Bの摩耗の検知に適用した場合について説明したが、他の実施形態として、例えば、支持ビームの先端側に保持具の基端側を揺動可能に連結したシール装置(例えば、前記特許文献1等参照)のシール材の摩耗の検知に適用することも可能である。
また、前述した実施形態においては、前記ガスホルダ10の前記ピストン15の前記シール装置20の前記シール材23A,23Bの摩耗検知に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、対象面に先端面を押し付けられつつ摺動移動するシール材の摩耗を検知する場合であれば、前述した実施形態の場合と同様に適用することができる。
本発明に係るシール材摩耗検知装置は、シール材の摩耗を低コストで簡単に検知することができるので、産業上、極めて有益に利用することができる。
10 ガスホルダ
11 周壁
12 天板
13 給排口
14 換気筒
15 ピストン
16 フートリング
20 シール装置
21 支持ビーム
22 保持具
23A,23B シール材
24 スペーサ
25A,25B 固定具
26 シート
27 シールオイル
100 シール材摩耗検知装置
101A,101B 光ファイバ
102 光学時間領域反射率計(OTDR)
103 演算装置
104 表示器

Claims (5)

  1. 対象面に先端面を押し付けられつつ摺動移動するシール材の摩耗を検知するシール材摩耗検知装置であって、
    前記シール材に先端側を固着された光ファイバと、
    前記光ファイバの基端側を接続されて当該光ファイバの長さを光学的に計測する光ファイバ長計測手段と
    を備え
    前記光ファイバが、対をなして設けられ、
    一方が、前記シール材の摺動移動方向一方側に先端側を固着された一方側用光ファイバであり、
    他方が、前記シール材の摺動移動方向他方側に先端側を固着された他方側用光ファイバであることを特徴とするシール材摩耗検知装置。
  2. 請求項1に記載のシール材摩耗検知装置において、
    前記光ファイバ長計測手段が、光学時間領域反射率計(OTDR)を備えていることを特徴とするシール材摩耗検知装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシール材摩耗検知装置において、
    前記光ファイバが、先端を前記シール材の先端面と面一となるように、当該シール材に固着されていることを特徴とするシール材摩耗検知装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシール材摩耗検知装置において、
    前記光ファイバが、前記対象面に対して先端側の軸方向を垂直方向へ向けるように、前記シール材に配向されていることを特徴とするシール材摩耗検知装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のシール材摩耗検知装置において、
    前記シール材が、内部に規定圧力でガスを貯蔵するガスホルダのピストンのシール装置に設けられているものであり、
    前記対象面が、前記ガスホルダの周壁の内面であることを特徴とするシール材摩耗検知装置。
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