JP6697704B2 - ケーシング装置、現像装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

ケーシング装置、現像装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、ケーシング装置、現像装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
従来、二以上のケーシング部材を接合して構成されるケーシング装置では、二つのケーシング部材同士の接合部に隙間を有する構造とし、一方のケーシング部材の接合面に板状の弾性体からなるシール部材を貼り付ける構成が知られている(特許文献1等)。
この種のケーシング装置では、シール部材を押しつぶすようにして二つのケーシング部材を接合することで、接合部の隙間をシール部材が塞ぎ、接合部における密閉性を確保している。特許文献1では、シャッター部材の先端面と、この先端面に対向する終端部との接合部にシール部材を挟んでいる。
特許文献1における接合部を形成するシャッター部材の先端面と終端部の表面とはそれぞれ一様な平面状である。このように、接合部を形成する二つのケーシング部材の接合面がともに一様な平面状である場合は、シール部材を均等に押しつぶすことができ、接合部における密閉性を確保することができる。
しかしながら、二つのケーシング部材の一方の接合面に凸部を有し、他方の接合面に凹部を有する場合、接合部における密閉性を確保することができない場合があった。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、第一ケーシング部材の接合面と第二ケーシング部材の接合面との間に隙間を形成し、前記隙間に弾性体を挟んで接合するケーシング装置において、前記第一ケーシング部材の接合面は、第一平面部と前記第一平面部に対して傾斜した第二平面部との間に凸部を有し、前記第二ケーシング部材の接合面は、前記隙間を挟んで前記凸部と対向する位置に凹部を有し、前記第一ケーシング部材の接合面における前記凸部を形成する領域は、交わって稜線部を形成するように前記第一平面部及び前記第二平面部から前記凸部の側へそれぞれ延長した二つの仮想平面よりも前記第二ケーシング部材の接合面の側に膨らむ形状であることを特徴とするものである。
本発明によれば、二つのケーシング部材の一方の接合面に凸部を有し、他方の接合面に凹部を有する構成で、接合部における密閉性を確保することが可能となるという優れた効果がある。
実施例の現像装置における凸角部近傍を拡大した拡大側方断面図。 実施形態に係る複写機の概略構成図。 プロセスユニットの斜視説明図。 プロセスユニットの断面説明図。 現像装置の斜視説明図。 現像装置の断面説明図。 現像装置の上面図。 現像装置の側方断面図。 図8に示す現像装置における凸角部近傍の拡大側方断面図。 実施例の現像装置における凸角部近傍の拡大側方断面図、(a)はシール部材を取り外した状態の説明図、(b)は、シール部材を取り付けた状態の説明図。 変形例の現像装置における凸角部近傍の拡大側方断面図。 蓋ケースにシール部材を貼り付けた状態の参考構成例の現像装置における蓋ケースの凸角部近傍の概略説明図。 シール部材を貼り付けていない状態の参考構成例の現像装置における屈曲部近傍の概略説明図。 参考構成例の現像装置における図12に示す蓋ケースの屈曲部近傍の拡大説明図。 参考構成例の現像装置におけるシール部材を貼り付けた蓋ケースの蓋ケース傾斜面の下端部近傍の拡大説明図。 参考構成例の現像装置におけるシール部材を貼り付けた蓋ケースとドクタブレードとを接合した状態の拡大断面図。
以下、本発明を適用可能な画像形成装置としての複写機(以下、「複写機100」という)の実施形態について説明する。
図2は、複写機100の概略構成図である。複写機100はプリンタ部20、プリンタ部20の下方に配置された給紙部60、及びプリンタ部20の上方に配置された画像読取部40等を備える。
プリンタ部20は、ドラム状の潜像担持体である感光体11と現像手段である後述する現像装置13とを一体に備えたプロセスカートリッジとしてのプロセスユニット10、及び転写手段としての転写ローラ31を備えた転写ユニット30等を備える。
プロセスユニット10の図2中の左側には潜像形成手段である露光装置50を備える。露光装置50の上方には、プロセスユニット10の現像装置に供給するトナー(未使用トナー)を収容するためのトナーボトル93が配置されている。露光装置50の下方には、プロセスユニット10の回収手段である後述するクリーニング装置14で回収されたトナーを溜める廃トナーボトル94が配置されている。感光体11と転写ローラ31とが対向する転写ニップの上方には、定着部80が配置されている。
給紙部60は、記録媒体としての用紙Pが積層して収容された給紙トレイ61(a、b)、給紙ローラ対70(a、b)及び搬送ローラ対71(a、b)等を備える。
画像形成時には、画像読取部40によって読み取られた画像情報(画像データ)や外部装置から入力された画像情報に基づいて、露光装置50から照射される露光光によって感光体11の表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置13によりトナー像として可視像化される。
一方、給紙部60では、選択されたいずれかの給紙トレイ61からピックアップローラによって用紙Pが一枚ずつ給紙される。給紙された用紙Pは、給紙ローラ対70(a、b)及び搬送ローラ対71(a、b)によってレジストローラ対72に向けて搬送される。レジストローラ対72に達した用紙Pは、斜めずれを修正された後、感光体11上のトナー像に対する位置が一致するタイミングで、転写ニップに送られる。
転写ニップでは、転写ローラ31に転写バイアスが印加され、感光体11上のトナー像が用紙Pに静電力で転写される。トナー像が転写された用紙Pは定着部80に送られ、ここで熱と圧力とによりトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Pは排紙ローラ対91により画像読取部40の下方に位置する排紙トレイ92に排出されてスタックされる。
図3は、プロセスユニット10の斜視説明図であり、図4は、プロセスユニット10の断面説明図である。
プロセスユニット10は、感光体11の他に、帯電装置12、現像装置13、及びクリーニング装置14等を備え、支持筐体16によってこれらの装置を一体的に支持する。帯電装置12は、図2に示す露光装置50による露光工程の前段で感光体11の表面を一様に帯電し、クリーニング装置14は、クリーニングブレード14aによって転写ニップでの転写後の感光体11の表面を除去する。クリーニング装置14により感光体11の表面から除去されたトナーは、回収トナー搬送スクリュ15で回収ケース14b内を搬送され、回収トナーとして図2に示す廃トナーボトル94へ搬送され、あるいはリサイクルトナーとして現像装置13に供給される。
図5は、現像装置13の斜視説明図であり、図6は、現像装置13の断面説明図である。
現像装置13は、下ケース51、蓋ケース52及び上ケース53と、これらのケース部材の長手方向両端部を支持する手前側板54及び奥側板55とから構成される現像ケーシング5を備える。この現像ケーシング5によって二成分の現像剤を収容する現像剤収容部を形成する。
下ケース51は現像剤を収容する現像剤収容部の底面と側面とを形成し、蓋ケース52は、下ケース51の上部開口を覆う形状である。また、上ケース53は、蓋ケース52の上方に配置されたドクタブレード4の上方を覆うように配置されている。
下ケース51には、現像ケーシング5内の現像剤を撹拌しながら搬送する搬送部材としての供給スクリュ1及び攪拌スクリュ2が配置されている。
図6に示すように、上ケース53には、現像剤担持体である現像ローラ3上の現像剤の層厚(量)を規制する現像剤規制部材としての板状のドクタブレード4が固定されている。
現像ローラ3は、回転自在な現像スリーブ3aの内部に回転不能なマグネットローラ3bを配置した構成である。現像スリーブ3aは、マグネットローラ3bの磁力により現像剤を表面上に担持し、図4及び図6中の矢印Aで示す方向に回転する。そして、現像ローラ3の上方に対向配置され、図4中の矢印B方向に回転する感光体11に表面上の現像剤中のトナーを供給する。ドクタブレード4は、現像ローラ3の表面との間にある一定の間隔の現像ギャップを形成するように、上ケース53に固定されている。
下ケース51の内部は、供給スクリュ1が配置された供給路21と、攪拌スクリュ2が配置された攪拌路22とに、仕切り板23によって仕切られている。仕切り板23の図6中の手前側端部と奥側端部には供給路21と攪拌路22とを連通する連通口が設けられている。
供給路21内の現像剤は供給スクリュ1の回転によって図6中の手前側から奥側に向かう方向に搬送される。供給路21の下流端に到達した現像剤は、奥側端部の連通口を通過して攪拌路22に受け渡される。攪拌路22内の現像剤は、攪拌スクリュ2の回転によって図6中の奥側から手前側に向かう方向に搬送される。攪拌路22の下流端に到達した現像剤は、手前側端部の連通口を通過して供給路21に受け渡される。このように、現像剤は現像装置13内の供給路21と攪拌路22との間を循環する。
供給路21内の現像剤は、供給スクリュ1の回転によって軸方向に搬送されつつ、マグネットローラ3bの磁力によって汲み上げられ、現像スリーブ3aの表面上に供給される。現像スリーブ3aの表面上に汲み上げられた現像剤は、ドクタブレード4により一定の高さ(層厚)に規制され、現像ローラ3と感光体11とが対向する現像領域において感光体11の表面上の静電潜像の現像に用いられる。現像領域を通過した現像スリーブ3aの表面上の現像剤は、マグネットローラ3bの磁力によって形成される分離極の作用によって現像スリーブ3aの表面上から分離し、供給路21内に戻る。
また、図5に示すように、攪拌路22の上流側端部にはトナー補給口130が設けられており、トナーボトル93から供給される未使用トナーが攪拌路22内に供給される。
図7は、図6に示す現像装置13の手前側端部近傍を上方から見た現像装置13の上面図である。また、図8は、図6及び図7中のC−C断面における現像装置13の側方断面図である。なお、図6は、図8中のD−D断面における断面図である。
図8に示すように、現像装置13の手前側端部近傍の蓋ケース52と上ケース53との間には、ドクタ固定ネジ41によってドクタブレード4が固定されるドクタ支持部材43が設けられている。ドクタ支持部材43は、手前側板54に固定されている。同様のドクタ支持部材43は、現像装置13の奥側端部にも設けられており、奥側板55に固定されている。本実施形態の現像装置13では、ドクタ支持部材43及びドクタブレード4も現像剤収容部を形成する現像ケーシング5の一部である。
図8に示すように、蓋ケース52は長手方向の端部近傍に凸角部52aを備える。
図9は、図8に示す現像装置13における凸角部52a近傍の拡大側方断面図である。
ドクタブレード4は、現像ローラ3とのギャップの設定が必要とされるために、蓋ケース52には固定することができない。現像装置13では、手前側板54に固定されたドクタ支持部材43にドクタブレード4を固定している。蓋ケース52の表面におけるドクタブレード4と対向する部分である蓋ケースブレード対向面52fと、ドクタブレード4の下面であるブレード下面4fとが接触する構造であると、部品精度により部分的な隙間が形成されるおそれがある。
このため、現像装置13は、図6及び図9に示すように、蓋ケースブレード対向面52fとブレード下面4fとの接合部に隙間Eを形成する構造となっており、この隙間Eを後述するシール部材19によって塞ぐ構成となっている。
この隙間Eを形成する面が、平面同士であればシール部材は均一に圧縮され、問題なくシール性を確保することができる。
しかし、現像装置13では、長手方向の端部にドクタブレード4を取り付けるためのドクタ支持部材43を備えており、蓋ケース52はドクタ支持部材43を避ける形状とする必要がある。このため、蓋ケース52の上面は、ブレード下面4fに沿った平面状とすることは不可能である。蓋ケース52の上面は、略水平な蓋ケースブレード対向面52fの手前側端部(図9中の右側端部)となる凸角部52aで屈曲して蓋ケース傾斜面52bを形成する。さらに、蓋ケース傾斜面52bの手前側端部(図9中の右側端部)で屈曲し、蓋ケース手前側水平面52dを形成する。
現像装置13では、接合部の隙間Eの断面が直線状に近づくように、ドクタ支持部材43は緩やかな傾斜面(図9中の「43f」、以下、「支持部材傾斜面43f」と呼ぶ)を形成する形状となっている。しかし、凸角部52aと対向する部分で隙間Eが折れ曲がる屈曲部が発生してしまっている。
以下、隙間Eが折れ曲がる部分が存在することに起因して生じる問題について、実施形態の現像装置13の上述した構成を備えつつ、本実施形態の特徴的な構成を備えない参考構成例について説明する。
図12は、蓋ケース52の接合面に弾性体からなるシール部材19を貼り付けた状態の参考構成例の現像装置13における蓋ケース52の凸角部52a近傍の概略説明図である。
シール部材19は、厚みが2〜3[mm]の板状のウレタン発泡材であり、厚みが0.3[mm]の両面テープによって蓋ケース52に貼り付けられている。
図13は、シール部材19を貼り付けていない状態の参考構成例の現像装置13における凸角部52a近傍の概略説明図である。
蓋ケース52の接合面における蓋ケースブレード対向面52fと蓋ケース傾斜面52bとに挟まれた領域を屈曲部形成面52cとすると、参考構成例では、屈曲部形成面52cは図12及び図13の断面で凸角の先端を形成する稜線部となる。この稜線部を形成する蓋ケースブレード対向面52fと蓋ケース傾斜面52bとによって形成される凸角は、180[°]未満である。蓋ケース52の接合面に山状の凸部を形成する凸角を備える形状であるため、ブレード下面4fと支持部材傾斜面43fとに挟まれた部分は凸角に沿うような谷状の凹部を形成する凹角部44となっている。凹角部44を形成するブレード下面4fと支持部材傾斜面43fとによって形成される凹角は、180[°]より大きく、360[°]未満となる。
図13に示すように、参考構成例では、蓋ケース傾斜面52bの下端の水平方向位置と、支持部材傾斜面43fの下端の水平方向の位置とを、図13中の矢印Jだけずらした形状となっている。これにより、蓋ケースブレード対向面52fとブレード下面4fとの間の隙間Eの寸法(図13中の「a」)と、蓋ケース傾斜面52bと支持部材傾斜面43fとの間の隙間Eの寸法(図13中の「b」)と、が同じ寸法となるように設定している。
シール部材19は、厚みが一定の板状のウレタン発泡材であるため、これら二箇所の隙間Eの寸法が同じ(a=b)であることにより、この寸法が保たれている部分では均等な押圧力となり、シール性を確保することができる。
しかし、参考構成例では、屈曲部形成面52cと凹角部44との間の隙間Eの寸法(図13中の「c」)が、上述した二箇所の隙間Eの寸法(「a」及び「b」)よりも大きい(a=b<c)。すなわち、参考構成例では、隙間Eが屈曲部形成面52cと凹角部44との間で部分的に広くなっている。このため、凹角部44とシール部材19との間で隙間が生じたり、シール部材19のつぶれ量が不十分となったりして、シール性を確保することができない場合がある。
また、板状のシール部材19は、平面に貼り付けられると厚みを一定に保つことができるが、凸角部52aの稜線部ではシール部材19の貼り付ける面に対して反対側の面に伸びが生じ、シール部材19の稜線部に貼り付けられている部分では厚みが薄くなる。図12中の破線「19a」で示す形状が稜線部における理想のシール形状であるが、稜線部では厚みが薄くなるため図12中の実線「19b」で示すようなシール形状となる。シール部材19が部分的に薄くなると、その部分でのシール性を確保することができなくなるおそれがある。
平面部同士の対向部における隙間Eの寸法よりも稜線部と凹角部44との対向部における隙間Eの方が寸法が大きくなる(a=b<c)不具合については、稜線部を面取りし、凹角部44に「R」形状を設けることが考えられる。しかし、本実施形態の現像装置13のように凹角部44を形成する部材がドクタブレード4のような板金物である場合は、「R」形状を設ける加工を行うことができない。また、面取りと「R」形状の組み合わせであっても、シール部材19の貼り付ける面とは反対側の面に伸びが生じ、シール部材19が部分的に薄くなることは防止することができない。
このように参考構成例では、稜線部の位置で隙間Eが部分的に寸法が大きくなり、シール部材19が部分的に薄くなるため、凹角部44とシール部材19との間でシール性を維持することができなくなり、現像剤の漏れが発生してしまうおそれがある。
図14は、参考構成例の現像装置13における図12に示す蓋ケース52の凸角部52a近傍の拡大説明図である。
図14にしめすように、シール部材19には空気が通過できる孔である気泡セル190が形成されている。そして、稜線部(52c)では、両面テープが張られている面をベースとして、シール部材19が引っ張られて伸びることで、気泡セル190は変形する。この気泡セル190の変形は外側ほど大きくなる。
稜線部(52c)で気泡セル190がつぶれるように変形することで、現像装置13の長手方向(図6中の手前−奥方向)端部での現像剤の通過を抑えることができる。
図15は、参考構成例の現像装置13におけるシール部材19を貼り付けた蓋ケース52の蓋ケース傾斜面52bの下端部近傍の拡大説明図である。
図15に示すように、蓋ケース傾斜面52bの下端部では、蓋ケース52の表面は凹角の角部を形成する。
シール部材19はこの凹角の角部に両面テープによって貼り付けられるため、シール部材19の蓋ケース52側はあまり変形せず、蓋ケース52とは反対側が縮むように変形し、シール部材19の厚みは変化しない。このようなシール部材19が縮むような変形により、図15に示すように、蓋ケース52とは反対側の気泡セル190が小さくなるように気泡セル190が変形する。気泡セル190が小さくなることで現像装置13の長手方向(図6中の手前−奥方向)端部での現像剤の通過を抑えることができる。
図16は、参考構成例の現像装置13におけるシール部材19を貼り付けた蓋ケース52とドクタブレード4とを接合した状態の拡大断面図である。
図16に示すように、蓋ケース52とドクタブレード4とによって挟まれ、シール部材19は圧縮されるように変形し、このシール部材19の変形による気泡セル190も横長形状に変形してつぶれた状態となる。気泡セル190がつぶれた状態となることで現像装置13の長手方向(図6中の手前−奥方向)端部での現像剤の通過を抑えることができる。
参考構成例では、平面部同士の間の隙間Eの寸法が一定な構成(a=b)について説明した。しかし、平面部同士の間の隙間Eの寸法が一定でなくても、凹角部44とシール部材19との間で現像剤の漏れが発生してしまうおそれがある。例えば、「a>b」の場合「a<c」の関係となっていれば、凹角部44とシール部材19との間で現像剤の漏れが発生する可能性がある。
参考構成例の現像装置13における凸角部52aが稜線部を備える点以外の構成は、本実施形態に係る現像装置13に適宜適用可能である。
次に、本実施形態の特徴的な構成を備えた実施例について説明する。
図10は、実施例の現像装置13における凸角部52a近傍の拡大側方断面図であり、図10(a)はシール部材19を取り外した状態の説明図、図10(b)は、シール部材19を取り付けた状態の説明図である。
図1は、図10(a)中の凸角部52a近傍を更に拡大した拡大側方断面図である。
図1に示すように、実施例の現像装置13の蓋ケース52は、蓋ケースブレード対向面52fと蓋ケース傾斜面52bとに挟まれた屈曲部形成面52cは、三つの平面部(52c1、52c2、52c3)からなる。そして、この屈曲部形成面52cは、蓋ケースブレード対向面52f及び蓋ケース傾斜面52bよりもブレード下面4f及び支持部材傾斜面43f側に膨らんだ形状である。
詳しくは図1に示すように、蓋ケースブレード対向面52fの端部から凸角部52a側(図1中の右側)に延長した仮想平面を第一仮想平面βとし、蓋ケース傾斜面52bの端部から凸角部52a側(図1中の左上側)に延長した仮想平面を第二仮想平面γとする。さらに、第一仮想平面βと第二仮想平面γとの交点を仮想稜線部αとする。実施例の現像装置13では、図1に示すように、屈曲部形成面52cが第一仮想平面β及び第二仮想平面γよりもブレード下面4f及び支持部材傾斜面43f側に膨らんだ形状となっている。
このような形状により、屈曲部形成面52cと谷状の凹部を形成する凹角部44との隙間を参考構成例よりも狭くすることができ、凹角部44とシール部材19との間でシール性を向上することができ、現像剤の漏れを抑制することができる。
図1に示すように、凹角部44と仮想稜線部αとを結んだ直線と屈曲部形成面52cとの交点から凹角部44までの隙間Eの寸法を「c’」としたときに、「a=b≧c’」の関係を満たすように、屈曲部形成面52cを形成する。
これにより、「a=b<c」の関係となっていた参考構成例より屈曲部形成面52cと凹角部44との隙間を狭くすることができ、接合部の隙間に挟まれたシール部材19を十分に圧縮できる。このため、屈曲部を有する接合部での密閉性を確保することが可能となり、現像剤の漏れを抑制することができる。
現像装置13は、凹角部44が板金からなるドクタブレード4によって形成され、「R形状」をとることができない構成である。このような構成であっても、ブレード下面4f及び支持部材傾斜面43f側に膨らんだ屈曲部形成面52cを形成することにより、凹角部44の近傍でのシール性を確保することができる。
実施例の現像装置13の蓋ケース52の屈曲部形成面52cは、図1に示すように、上述した仮想稜線部αと凹角部44とに挟まれた部分で、平面形状となっている。これにより、隙間Eを挟んで凹角部44と対向する蓋ケース52の接合面は、屈曲部形成面52cにおける平面形状となっている部分となる。この平面形状となっている部分では、貼り付けられたシール部材19に伸びが生じることなく、シール部材19の厚みが薄くならない。よって、凹角部44の近傍でのシール性を確保することができる。さらに、「a=b≧c’」の関係を満たすことで、凹角部44近傍でのシール性は、隙間Eの寸法が「a」や「b」となる平面部同士が対向する部分におけるシール性と同等以上のシール性を確保することができる。
図1中の点「F」は、屈曲部形成面52cにおける二つの平面(「52c1」及び「52c2」)に挟まれた稜線部であり、この点「F」とブレード下面4fとの最短距離を「d」とすると、「a>d」の関係を満たすように、屈曲部形成面52cを形成する。
点「F」は稜線部となっているため、点「F」の付近のシール部材19には伸びが生じ、厚みが薄くなる。シール部材19が薄くなっている部分と他の部分とで、ブレード下面4fと蓋ケース52の接合面との距離(隙間Eの寸法)が一定であると、シール部材19が薄くなっている部分ではシール部材19にかかる押圧力が小さくなり、シール性が低下するおそれがある。
これに対して、上述した「a>d」の関係を満たすことにより、シール部材19が伸びて薄くなる点「F」近傍でのシール性を確保することができる。
実施例では屈曲部形成面52cが三つの平面部によって形成され、屈曲部形成面52cに二つの凸角を形成する。これにより、複数の凸角のそれぞれは、参考構成例の凸角よりも180[°]に近い鈍角となり、それぞれの凸角でのシール部材19の伸びを抑制でき、シール部材19の部分的に厚みが薄くなる部分の厚みの減少量を少なくすることができる。よって、凸角が一つの参考構成例よりも現像剤の漏れを抑制することが可能となる。
また、点「F」ではシール部材19が伸びて変形することで、図14を用いて説明したシール部材19の変形と同様に、気泡セル190がつぶれるように変形する。このため、押圧力が小さくても現像装置13の長手方向(図6中の手前−奥方向)端部での現像剤の通過を抑えることができる。
点「F」におけるシール部材19の厚みは、次のように設定する。すなわち、ドクタブレード4と蓋ケース52とを接合する際、ブレード下面4fがシール部材19に接触後、接合が完了するまでの間のブレード下面4fと蓋ケースブレード対向面52fとの間の相対的な移動距離よりも厚くなるように設定する。これにより、凸角となる点「F」の部分でシール部材19の厚みが薄くなったとしても、点Fの部分での密閉性を確保することができる。よって、ドクタブレード4と蓋ケース52とを適正に接合することができ、接合不良に起因して現像剤漏れが発生することを回避できる。
点「F」の稜線部は、上方に向かって突き出た凸角となっているが、凸角は、角度が90[°]以上の鈍角となるように設定する。稜線部を形成する凸角を設けても、「a>d」の関係を満たすことにより、参考構成例のように、シール部材19とドクタブレード4またはドクタ支持部材43との間に隙間が発生せず、点「F」近傍でのシール性を確保することができる。
上述した凸角の角度が90[°]以下の場合は、点「G」の位置が、図1よりも右側となり、蓋ケースブレード対向面52fに対する図1中の「52c1」で示す平面の傾斜が大きくなる。この場合、シール部材19を両面テープで蓋ケース52に貼り付けると、点「G」の位置でシール部材19が折れ曲がり、シール部材19の表面(ブレード下面4fと対向する面)に窪みができ、この窪みの部分から現像剤が漏れてしまうので好ましくない。
同様の理由により、屈曲部形成面52cにおける他の稜線部を形成する図1中の点「I」においても、凸角は、角度が90[°]以上の鈍角となるように設定する。
図11は、本実施形態の特徴的な構成を備えた変形例の現像装置13における凸角部52a近傍の拡大側方断面図である。
図1に示す実施例の現像装置13では、点「G」から点「H」までの屈曲部形成面52cを三つの平面部で形成する構成であるが、図11に示す変形例では、点「G」から点「H」までの屈曲部形成面52cを連続した曲面で形成する構成である。
図11に示すように、屈曲部形成面52cを曲面で形成する構成であっても、屈曲部形成面52cが蓋ケースブレード対向面52f及び蓋ケース傾斜面52bよりも膨らんだ形状であれば、実施例と同様に接合部でのシール性を確保できる。
上述した実施形態では、現像装置13の二つのケーシング部材の接合部における構成について説明したが、このような接合部の構成を適用する装置は現像装置13に限るものではない。感光体11の表面上から除去した粉体であるトナーを収容するクリーニング装置14のケーシングを構成する二つのケーシング部材の接合部にも適用可能である。
本実施形態に係る接合部の構成を備える現像装置13またはクリーニング装置14を備えるプロセスユニット10であれば、現像剤やトナーの漏れを防止でき、プロセスユニット10内が汚れること発生を防止することができる。
本実施形態に係る接合部の構成を備える現像装置13またはクリーニング装置14を備える複写機100であれば、現像剤やトナーの漏れを防止でき、装置内汚れの発生を防止することができる。
また、内部に粉体を収容するケーシング装置に限らず、二つのケーシング部材の接合部に密閉性を求められる装置であれば適用可能である。例えば、開閉カバーを備える複写機本体等の開閉カバー装置で、開閉カバーを閉めた状態での開閉カバーと装置本体の外装カバーとの接合部にも同様の構成を適用することができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
蓋ケース52等の第一ケーシング部材の接合面とドクタブレード4及びドクタ支持部材43等の第二ケーシング部材の接合面との間に隙間E等の隙間を形成し、隙間にシール部材19等の弾性体を挟んで接合する現像ケーシング5等のケーシング装置において、第一ケーシング部材の接合面は、蓋ケースブレード対向面52f等の第一平面部と第一平面部に対して傾斜した蓋ケース傾斜面52b等の第二平面部との間に屈曲部形成面52c等の凸部を有し、第二ケーシング部材の接合面は、隙間を挟んで凸部と対向する位置に凹角部44等の谷状の凹部を有し、第一ケーシング部材の接合面における凸部を形成する領域は、交わって仮想稜線部α等の稜線部を形成するように、第一平面部及び第二平面部から凸部の側へそれぞれ延長した第一仮想平面β及び第二仮想平面γ等の二つの仮想平面よりも第二ケーシング部材の接合面の側に膨らむ形状である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、二つのケーシング部材の一方の接合面に凸部を有し、他方の接合面に凹部を有する構成で、接合部における密閉性を確保することが可能となる。
参考構成例のように、第一ケーシング部材の接合面が、凸部を挟んだ二つの平面が互いに隣接し、凸部の頂点で稜線部を形成する形状であると、接合したときに密閉性を確保することができない場合がある。例えば、第一ケーシング部材の接合面の凸部を挟んだ二つの平面部と、第二ケーシング部材の接合面の凹部を挟んだ二つの平面部との平面部同士の隙間を一定にすると、凸部と凹部とが対向する屈曲部の隙間は、平面部同士の隙間よりも寸法が大きくなる。このため、平面部同士の隙間で密閉性を確保ことができるシール部材を用いても、屈曲部の隙間では密閉性を確保することができない場合がある。
一方、態様Aは、第一ケーシング部材の接合面における凸部を形成する領域は、第二ケーシング部材の側に膨らむように形成されているため、凸部で稜線部を形成する構成に比べて屈曲部の隙間を狭めることができる。屈曲部における隙間を狭めることで、屈曲部における弾性体を十分に圧縮することが可能となり、接合部における屈曲部での密閉性を確保することが可能となる。凸部と凹部とが対向する屈曲部での密閉性を確保することができるので、二つのケーシング部材の一方の接合面に凸部を有し、他方の接合面に凹部を有する構成で、接合部における密閉性を確保することが可能となる。
(態様B)
態様Aにおいて、シール部材19等の弾性体を蓋ケース52等の第一ケーシング部材の蓋ケースブレード対向面52f、屈曲部形成面52c、蓋ケース傾斜面52b及び蓋ケース手前側水平面52d等の接合面に貼り付ける。
これによれば、上記実施形態について説明したように、一方の接合面に凸部を有し、他方の接合面に凹部を有する構成の接合部における密閉性を確保することが可能となる。すなわち、第一ケーシング部材の接合面に弾性体を貼り付けると、凸部を形成する部分で弾性体が伸ばされて、弾性体の厚みが薄くなるが、凸部を形成する部分で隙間E等の隙間を狭めることで、弾性体の厚みが低下してもシール性の悪化を抑制することができる。よって、一方の接合面に凸部を有し、他方の接合面に凹部を有する構成の接合部における密閉性を確保することが可能となる。
(態様C)
態様Bにおいて、蓋ケース52等の第一ケーシング部材の接合面における屈曲部形成面52c等の凸部を形成する領域における、仮想稜線部α等の稜線部とドクタブレード4及びドクタ支持部材43等の前記第二ケーシング部材の接合面の凹角部44等の凹角部とに挟まれた部分(図1中の「52c2」で示す平面部)は、平面形状である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、平面形状となっている部分では、貼り付けられたシール部材19等の弾性体に伸びが生じることなく、弾性体の厚みが薄くならない。このため、蓋ケース52等の第一ケーシング部材の接合面における凹角部と対向する部分に貼り付けられた弾性体が伸びて厚みが薄くなることを防止でき、弾性体が薄くなることに起因して凹角部の近傍の密着性が低下することを抑制できる。これにより、一方の接合面に凸部を有し、他方の接合面に凹部を有する構成の接合部における密閉性を確保することが可能となる。
(態様D)
態様A乃至Cの何れかの態様において、内部に現像剤またトナー等の粉体を収容する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、二つのケーシング部材の接合部の密閉性を確保することができるので、接合部から粉体が漏れることを防止できる。
(態様E)
現像ローラ3等の現像剤担持体と、現像剤担持体の表面に供給する現像剤を収容する現像剤収容ケーシングとを有する現像装置13等の現像装置において、現像剤収容ケーシングとして、態様A乃至Dの何れかの態様に係る現像ケーシング5等のケーシング装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、二つのケーシング部材の接合部の密閉性を確保することができるので、接合部から現像剤が漏れることを防止できる。
(態様F)
潜像を担持する感光体11等の潜像担持体と、潜像担持体の表面上の潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像手段と、を少なくとも備えるプロセスユニット10等のプロセスカートリッジにおいて、現像手段として、態様Eに係る現像装置13等の現像装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、現像装置のケーシング部材同士の接合部から現像剤が漏れ出ることに起因してプロセスカートリッジ内が汚れることを防止することができる。
(態様G)
感光体11等の潜像担持体と、潜像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段とを備えた複写機100等の画像形成装置において、現像手段として、態様Eに係る現像装置13等の現像装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、現像装置のケーシング部材同士の接合部から現像剤が漏れ出ることに起因して装置内汚れが生じることを防止できる。
(態様H)
感光体11等の清掃対象の表面上の付着物を除去するクリーニングブレード14a等の除去部材と、除去部材が除去した付着物を収容する回収ケース14b等の除去物収容ケーシングとを有するクリーニング装置14等のクリーニング装置において、除去物収容ケーシングとして、態様A乃至Dの何れかの態様に係るケーシング装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、二つのケーシング部材の接合部の密閉性を確保することができるので、接合部からトナーが漏れることを防止できる。
(態様I)
潜像を担持する感光体11等の潜像担持体と、潜像担持体の表面上の付着物を除去するクリーニング手段と、を少なくとも備えるプロセスユニット10等のプロセスカートリッジにおいて、クリーニング手段として、態様Hに係るクリーニング装置14等のクリーニング装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、クリーニング装置のケーシング部材同士の接合部からトナーが漏れ出ることに起因してプロセスカートリッジ内が汚れることを防止することができる。
(態様J)
トナー像を担持する感光体11等のトナー像担持体と、トナー像担持体の表面上のトナー像を用紙P当の記録媒体に転写する転写ユニット30等の転写手段と、転写手段による転写後のトナー像担持体の表面上の付着物を除去するクリーニング手段とを備える複写機100等の画像形成装置において、クリーニング手段として、態様Hに係るクリーニング装置14等のクリーニング装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、クリーニング装置のケーシング部材同士の接合部からトナーが漏れ出ることに起因して装置内汚れが生じることを防止できる。
1 供給スクリュ
2 攪拌スクリュ
3 現像ローラ
3a 現像スリーブ
3b マグネットローラ
4 ドクタブレード
4f ブレード下面
5 現像ケーシング
10 プロセスユニット
11 感光体
12 帯電装置
13 現像装置
14 クリーニング装置
14a クリーニングブレード
14b 回収ケース
15 回収トナー搬送スクリュ
16 支持筐体
19 シール部材
20 プリンタ部
21 供給路
22 攪拌路
23 仕切り板
30 転写ユニット
31 転写ローラ
40 画像読取部
41 ドクタ固定ネジ
43 ドクタ支持部材
43f 支持部材傾斜面
44 凹角部
50 露光装置
51 下ケース
52 蓋ケース
52a 凸角部
52b 蓋ケース傾斜面
52c 屈曲部形成面
52d 蓋ケース手前側水平面
52f 蓋ケースブレード対向面
53 上ケース
54 手前側板
55 奥側板
60 給紙部
61 給紙トレイ
70 給紙ローラ対
71 搬送ローラ対
72 レジストローラ対
80 定着部
91 排紙ローラ対
92 排紙トレイ
93 トナーボトル
94 廃トナーボトル
100 複写機
130 トナー補給口
190 気泡セル
E 隙間
P 用紙
特許5594654号

Claims (11)

  1. 第一ケーシング部材の接合面と第二ケーシング部材の接合面との間に隙間を形成し、前記隙間に弾性体を挟んで接合するケーシング装置において、
    前記第一ケーシング部材の接合面は、第一平面部と前記第一平面部に対して傾斜した第二平面部との間に凸部を有し、
    前記第二ケーシング部材の接合面は、前記隙間を挟んで前記凸部と対向する位置に凹部を有し、
    前記第一ケーシング部材の接合面における前記凸部を形成する領域は、交わって稜線部を形成するように前記第一平面部及び前記第二平面部から前記凸部の側へそれぞれ延長した二つの仮想平面よりも前記第二ケーシング部材の接合面の側に膨らむ形状であることを特徴とするケーシング装置。
  2. 請求項1のケーシング装置において、
    前記凹部は、前記稜線部に対向する角を有する凹角部であり、
    前記膨らむ形状は、前記凹角部の前記角に向かって膨らんでいることを特徴とするケーシング装置。
  3. 請求項1又は2のケーシング装置において、
    前記弾性体を前記第一ケーシング部材の接合面に貼り付けることを特徴とするケーシング装置。
  4. 請求項3に記載のケーシング装置において、
    前記第一ケーシング部材の接合面における前記凸部を形成する領域における、前記稜線部と前記第二ケーシング部材の接合面の凹部とに挟まれた部分は、平面形状であることを特徴とするケーシング装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のケーシング装置において、
    内部に粉体を収容することを特徴とするケーシング装置。
  6. 現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の表面に供給する現像剤を収容する現像剤収容ケーシングとを有する現像装置において、
    前記現像剤収容ケーシングとして、請求項1乃至5の何れかに記載のケーシング装置を用いることを特徴とする現像装置。
  7. 潜像を担持する潜像担持体と、
    前記潜像担持体の表面上の潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像手段と、を少なくとも備えるプロセスカートリッジにおいて、
    前記現像手段として、請求項6に記載の現像装置を用いることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 潜像担持体と、
    前記潜像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、
    前記現像手段として、請求項6に記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  9. 清掃対象の表面上の付着物を除去する除去部材と、
    前記除去部材が除去した付着物を収容する除去物収容ケーシングとを有するクリーニング装置において、
    前記除去物収容ケーシングとして、請求項1乃至5の何れかに記載のケーシング装置を用いることを特徴とするクリーニング装置。
  10. 潜像を担持する潜像担持体と、
    前記潜像担持体の表面上の付着物を除去するクリーニング手段と、を少なくとも備えるプロセスカートリッジにおいて、
    前記クリーニング手段として、請求項9に記載のクリーニング装置を用いることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. トナー像を担持するトナー像担持体と、
    前記トナー像担持体の表面上のトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段による転写後の前記トナー像担持体の表面上の付着物を除去するクリーニング手段とを備える画像形成装置において、
    前記クリーニング手段として、請求項9に記載のクリーニング装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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