JP6697308B2 - ニーエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インフレータから噴出されてエアバッグ内部に噴き込まれるインフレータガスの流れを、確実にハウジングの開口側へ向かわせることが可能で、エアバッグのハウジングへの接触を防止し、かつエアバッグをハウジング外方へ適切に展開膨張させて、乗員の膝部保護機能を十分に確保することができるニーエアバッグ装置に関する。
ニーエアバッグ装置として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1の「エアバッグ装置」は、湾曲した車体側部材の後面側に円滑に沿わせるように膨張させることができて、乗員の膝を的確に保護可能な膝保護用のエアバッグを有したエアバッグ装置の提供を課題とし、乗員の前方に収納されて、乗員の膝と車体側部材との間に進入するように膨張するエアバッグを備えるエアバッグ装置であり、エアバッグが、車体側壁部と乗員側壁部との周縁相互を結合させて構成されるバッグ本体と、車体側壁部の外周側において車体側壁部の上下方向側の長さ寸法を縮めるように、上下に離れた2箇所で車体側壁部に結合される外側連結部材と、を備える。バッグ本体において、車体側壁部と外側連結部材とを結合させる2つの結合部位の間の領域に、エアバッグの膨張完了時の屈曲の起点となる薄肉部が、形成される。薄肉部が、左右方向に略沿って断続的に形成されて構成されている。
特開2012−30716号公報
背景技術のニーエアバッグ装置では一般に、ドア部によってその開口が開放可能に閉じられた中空箱体状のハウジング内部に、エアバッグやインフレータが格納されている。エアバッグの展開膨張作用で押し開けられるドア部によって開放される開口は、車両の上下方向下向きに向けられている。
この下向きの開口からハウジング外方へ飛び出すエアバッグは、開口に連なるように形成されて乗員の膝やその周辺に面するパネルに沿って、車両後方かつ車両上方へ迫り上がるように展開膨張される必要がある。
ハウジング内部へのインフレータ及びエアバッグの格納状況は、巻き取るなどして収納状態とされたエアバッグのハウジング内部への格納効率やエアバッグの展開膨張方向を考慮して、インフレータについては、ハウジング内部において車両前方であってかつ当該ハウジングの上隅に配置され、エアバッグは、ハウジング内部に空きスペースを埋めるようにして詰め込まれている。
このような構造であると、インフレータから噴出されてエアバッグ内部に噴き込まれるインフレータガスが、当該エアバッグを、車両下方に向けて下向きの開口へ向かって確実に押し出すように流れないおそれがある。
このため、展開膨張し始めたエアバッグが、開口を閉じているドア部を適切に押圧できずに当該開口を即座にかつ円滑に開放できなかったり、あるいは車両後方へ向かう押圧作用を受けてハウジング内面に押し当てられるなどハウジングと接触することが考えられる。
この結果、エアバッグがハウジング外方へスムーズに飛び出しパネルに沿って迫り上がることによる適正な展開膨張作用を確保することができず、乗員の膝部及びその周辺に対する保護性能を十分かつ的確に確保することが難しいという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、インフレータから噴出されてエアバッグ内部に噴き込まれるインフレータガスの流れを、確実にハウジングの開口側へ向かわせることが可能で、エアバッグのハウジングへの接触を防止し、かつエアバッグをハウジング外方へ適切に展開膨張させて、乗員の膝部保護機能を十分に確保することができるニーエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明にかかるニーエアバッグ装置は、乗員の膝部及びその周辺を保護するニーエアバッグ装置であって、ドア部で開口が開放可能に閉じられる中空箱体状のハウジングと、該ハウジング内部に、上記開口と反対側の取付壁部に固定して格納され、インフレータガスを噴出するインフレータと、上記ハウジング内部に、上記インフレータと、インフレータガスの噴き出し方向と対向する側壁部との間に収納状態で格納され、かつ該インフレータに最も近い端部側には、当該インフレータから側壁部へ向かう方向に噴き出されるインフレータガスが噴き込まれる巻き取り終端を有し、その内部にインフレータガスが噴き込まれると上記ドア部を開放して該ハウジング外方へ向かって展開膨張されるエアバッグと、上記ハウジング内部に、上記インフレータと上記側壁部との間に配置され、上記取付壁部側から上記開口側へ向けて、該ハウジングの深さ方向に沿って該インフレータとオーバーラップする寸法で形成され、上記巻き取り終端に噴き込まれて該側壁部に向かって流れようとするインフレータガスの流れの向きを、インフレータガスの流れを遮る壁となって該開口側へ向かわせるように変え、上記エアバッグを上記ドア部に向かって押し出す板壁状のガス変向部材とを備えたことを特徴とする。
前記ガス変向部材は、前記ハウジングに接合されていることが好ましい。あるいは、前記ガス変向部材は、前記ハウジングに一体的に形成されることがのぞましい。
前記ガス変向部材は、前記ハウジングを切り欠いて形成される折り曲げ片が前記開口側へ折り曲げられて、該ハウジングに一体的に形成されることが望ましい。前記切り欠きは、前記ガス変向部材を間に挟んで、前記インフレータの反対側に形成されることが好ましい。
前記ガス変向部材と前記ハウジングは、樹脂にて一体的に形成されることが望ましい。
前記ガス変向部材は1つ設置されることが望ましい。前記ガス変向部材は、前記インフレータと前記側壁部との最短距離方向において、当該方向と略直角をなすように設けられることが好ましい。
本発明にかかるニーエアバッグ装置にあっては、インフレータから噴出されてエアバッグ内部に噴き込まれるインフレータガスの流れを、確実にハウジングの開口側へ向かわせることができ、エアバッグのハウジングへの接触を防止できると共に、エアバッグをハウジング外方へ適切に展開膨張させることができて、乗員の膝部保護機能を十分に確保することができる。
本発明にかかるニーエアバッグ装置の好適な一実施形態を示す、エアバッグが展開膨張を完了した状態を示す概略図である。 図1に示したニーエアバッグ装置の主要構成要素を示す斜視図である。 図1に示したニーエアバッグ装置の側断面図である。 図1に示したニーエアバッグ装置のエアバッグの初期展開膨張状態を示す側断面図である。 図4に続くエアバッグの挙動を示す側断面図である。 図1に示したニーエアバッグ装置の変形例を示す、図2に対応する斜視図である。 図1に示したニーエアバッグ装置の他の変形例を示す説明図であって、図7(A)は図2に対応する斜視図、図7(B)は図7(A)中、A−A線矢視断面図である。 図1に示したニーエアバッグ装置のさらに他の変形例を示す、図2に対応する斜視図である。 図1に示したニーエアバッグ装置のさらに他の変形例を示す説明図であって、図9(A)は図2に対応する斜視図、図9(B)は図9(A)中、B−B線矢視断面図である。
以下に、本発明にかかるニーエアバッグ装置の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかるニーエアバッグ装置のエアバッグが展開膨張を完了した状態を示す概略図、図2は、図1に示したニーエアバッグ装置の主要構成要素を示す斜視図、図3は、図1に示したニーエアバッグ装置の側断面図、図4は、図1に示したニーエアバッグ装置のエアバッグの初期展開膨張状態を示す側断面図、図5は、図4に続くエアバッグの挙動を示す側断面図である。図中、「上」とは、車体上下方向上方を、「下」とは、車体上下方向下方を、「前」とは、車体前後方向前方を、「後」とは、車体前後方向後方を指す。
自動車用のニーエアバッグ装置は従来周知であって、図1に示すように、車両の上下方向下向きに向けられた開口1aがドア部2aによって開放可能に閉じられた中空箱体状のハウジング1内部に、エアバッグ3及びインフレータ4が格納されている。
そして、インフレータ4からインフレータガスGが噴き込まれることによりドア部2aを押し開けて開口1aからハウジング1外方へ飛び出すエアバッグ3が、当該開口1aに連なるように形成されて乗員の膝Kやその周辺に面するパネル2に沿って、車両後方かつ車両上方へ迫り上がるように展開膨張され、これにより乗員の膝部K及びその周辺を保護するようになっている。
図1〜図5に示すように、上記パネル2下部の下向き面には、当該パネル2の一部分として、長方形板状のドア部2aが一体的に形成される。ドア部2aは、車両後方側一端縁がパネル2に対し断裂部2bを介して破断可能に連結され、車両前方側他端縁が当該パネル2にヒンジ部2cを介して連結され、車幅方向両端縁がパネル2に対し断裂部を介して破断可能に連結される態様で、パネル2に設けられる。ドア部2aは、断裂部2bが破断されることにより、ヒンジ部2cを介して、車室P側へ回動可能に構成される。
ドア部2aを含むパネル2の表面側は車室P内に面し、その裏面側は、エンジンルームE側に面する。ドア部2aの裏面側には、中空箱体状の金属製ハウジング1が設けられる。ハウジング1は、四周を取り囲む前方側壁部1bと、後方側壁部1cと、左右両側壁部1dと、上面である取付壁部1eとから構成され、開口1aが下方に向けられた略直方体形状で形成される。
ハウジング1の前方側壁部1b及び後方側壁部1cには、それらの長さ方向に沿って、複数のフック部5がハウジング1外方へ向けて形成される。パネル2には、ハウジング1の前方側壁部1b及び後方側壁部1cそれぞれの外面に沿うように、一対のホルダ部2dがパネル2の裏面側へ突出されて形成され、これらホルダ部2dには、ハウジング1のフック部5に対応させて係止孔部6が形成される。
係止孔部6にフック部5を係止することにより、ハウジング1がパネル2を介して車体側に固定されると共に、ハウジング1の開口1aが、回動可能なドア部2aによって開放可能に閉じられる。
ハウジング1内部には、これに格納して、インフレータガスGを噴き出すシリンダタイプのインフレータ4が設けられる。シリンダ状のインフレータ4は従来周知であって、開口1aと反対側の取付壁部1eに固定される。
インフレータ4は、開口1aから下方へ向けて一旦飛び出して、車両後方かつ車両上方へ展開膨張するエアバッグ3の挙動をスムーズにするために、車両前方であってハウジング1の上部に位置するように、ハウジング1の前方側壁部1bと取付壁部1eとの隅角部に寄せて設置される。インフレータ4は、これに接合されると共にハウジング1の取付壁部1eに貫通される取付ボルト7に、ハウジング1の外側からナット8が締結されることで、ハウジング1に固定される。
インフレータ4には、インフレータガスGを吹き出す噴出孔(図示せず)が多数形成され、これら噴出孔は、インフレータ4をハウジング1に固定した状態で少なくとも、後方側壁部1cに向けて形成される。これにより、噴出孔から噴き出されるインフレータガスGの噴き出し方向が、少なくとも後方側壁部1cへ向かう方向を含むように設定される(図4参照)。噴出孔は、インフレータガスGの流れが妨げられる取付壁部1eに面する領域及び前方側壁部1bに面する領域を避けて形成すればよい。
ハウジング1内部には、袋状に形成され、巻き取ったり、折り畳んだりして収納状態とされるエアバッグ3が格納して設けられる。エアバッグ3自体の構成も従来周知であって、エアバッグ3内部には、これに形成される封鎖可能な差し入れ口から差し入れて、インフレータ4が収容される。インフレータ4の取付ボルト7は、エアバッグ3を貫通して、外部に突出され、取付壁部1eに貫通される。
エアバッグ3は、巻き取られて収納状態とされる場合、その内部に収容されたインフレータ4に最も近い端部側が巻き取り終端3aとされ、インフレータ4から最遠方の端部側が巻き取り始端3bとされて巻き取られ、巻き取りが完了したときに、巻き取り状態のエアバッグ3とインフレータ4とが位置的に隣り合わせに配列されるようになっている。
エアバッグ3は、折り畳まれて収納状態とされる場合であっても、インフレータ4に最も近い端部側が折り畳み終端とされ、インフレータ4から最遠方の端部側が折り畳み始端とされて折り畳まれ、折り畳みが完了したときに、折り畳み状態のエアバッグ3とインフレータ4とが位置的に隣り合わせに配列される。
そして、インフレータ4の噴出孔から噴出されるインフレータガスGは、エアバッグ3内部へ、その巻き取り終端3a側等から噴き込むようになっている。収納状態のエアバッグ3は、ハウジング1内部に、インフレータ4と、インフレータガスGの噴き出し方向と対向する後方側壁部1cとの間に格納される。
詳細には、エアバッグ3は、車幅方向から見て、上方の取付壁部1eと下方の開口1aとの間であって、前方側壁部1bに寄せて設置されるインフレータ4と、車両後方からインフレータ4に面する後方側壁部1cとの間に詰め込むようにして設けられる。
エアバッグ3内部には、巻き取り終端3a側等からインフレータガスGが噴き込まれ、インフレータガスGが噴き込まれたエアバッグ3は、それに伴ってハウジング1内部で膨らんでいき、その膨張作用でドア部2aを開放して、ハウジング1外方へ向かって展開膨張されるようになっている。
ハウジング1内部には、インフレータ4と後方側壁部1cとの間に位置させて、インフレータ4からエアバッグ3内部へ噴き込むインフレータガスGの流れをハウジング1下方の開口1a側へ向かわせる、すなわち、噴出孔からエアバッグ3の巻き取り終端3a側等に噴き込んでハウジング1の後方側壁部1cに向かって流れようとするインフレータガスGの流れの向きを、ハウジング1下方の開口1a側へ向けて変えるガス変向部材9が設けられる。
このガス変向部材9は、金属製であって、ハウジング1内方に、たった1つ設けられる。この1つのガス変向部材9は、後方側壁部1cに向かうインフレータガスGの流れに対し、壁を構成する長尺な板壁状に形成され、取付壁部1e側から開口1a側へ向けて立てて、例えば垂直に設けられる。
ガス変向部材9には、これをハウジングに接合固定するための脚部9aが一体的に設けられる。例えば、脚部9aは、ガス変向部材9に対し、L字状に折曲する折り曲げ加工を施すなどして一体形成される。
ガス変向部材9とインフレータ4とは共に、その長さ方向が車幅方向に向けられて、互いに並行に、好ましくは互いに平行に配置されると共に、ガス変向部材9の長さ寸法は、噴き出し方向が後方側壁部1cへ向かうインフレータガスGすべての流れの向きを変えることが可能なように、少なくとも当該ガス変向部材9の長さ方向両端部9bがインフレータ4の長さ方向両端部4aから迫り出す長さ関係で、インフレータ4の長さ寸法よりも長く設定される。
ガス変向部材9は、インフレータ4の反対側で、それに一体形成された脚部9aがハウジング1の取付壁部1eにスポット溶接等で一体的に接合固定されることにより、インフレータ4に面するようにしてハウジング1内部に設置される。インフレータ4と隣り合わせで収納状態とされたエアバッグ3は、インフレータガスGが噴き込まれる巻き取り終端3a側等周辺がガス変向部材9に対して上下に重ねられるようにして、ハウジング1内部に格納される。
ガス変向部材9に折曲して形成した脚部9aが、インフレータ4の反対側に位置されることにより、展開膨張するエアバッグ3が脚部9aのエッジ等で損傷を受けることが防止される。また、ガス変向部材9が1つであるので、現れるガス変向部材9の端部9bのエッジは最小限の2つであり、これによっても、エアバッグ3が損傷を受けることが防止される。
ガス変向部材9は、インフレータ4から噴き出すインフレータガスGが十分に吹き当たるように、取付壁部1e側から開口1a側へ向け、ハウジング1の深さ方向に沿って、言い換えれば車両の上下方向に沿って、横並びのインフレータ4と重なり合うようにオーバーラップする上下方向高さ寸法Bで形成される。すなわち、インフレータ4とガス変向部材9は、前方側壁部1bから後方側壁部1cに向かう方向前後方向で、互いに重なり合うように設けられる。
ガス変向部材9の開口側端縁の位置(図3中、ガス変向部材9の下縁位置9c)は、インフレータ4の開口側端縁の位置(図3中、インフレータ4の下縁位置4c)よりも取付壁部1e側に設定され、これらインフレータ4とガス変向部材9との間に位置されるエアバッグ3の部分がスムーズに膨らむようにすることが望ましい。
ガス変向部材9は図2に示すように、インフレータ4と後方側壁部1cとの最短距離方向Dにおいて、当該方向Dと略直角をなすように位置づけられて設けられる。本実施形態では、ハウジング1が直方体形状であって、インフレータ4がハウジング1の前方側壁部1bと取付壁部1eとの隅角部に寄せて設置されるので、最短距離方向Dは、前方側壁部1b及び後方側壁部1c双方と直交する方向、すなわち、左右両側壁部1dに沿う方向とされる。この方向Dと直角(90°)をなすとは、上下方向の平面で見て、後方側壁部1cに沿う方向であって、ガス変向部材9は、後方側壁部1cに対し、ほぼ平行に位置づけられる。
ガス変向部材9をこのように設置すると、インフレータ4からインフレータガスGが噴き込まれることによってエアバッグ3が膨らむ方向と、長尺なガス変向部材9とが略直角をなす位置関係となり、膨らんでいくエアバッグ3を、ガス変向部材9に対し、面接触もしくは線接触させて支持しやすくなって、エアバッグ3が損傷を受けることが防止される。
次に、本実施形態にかかるニーエアバッグ装置の作用について説明する。ハウジング1の製作に際しては、取付壁部1eにガス変向部材9が接合して設けられる。他方、エアバッグ3については、その内部にインフレータ4を収容した後、巻き取るなどして収納状態とされる。
車両への取付に際しては、インフレータ4等のハウジング1内への格納にあたり、ハウジング1を、車両搭載時とは天地が逆になるように、開口1aを上側、取付壁部1eを下側にして設置しておき、収納状態としたエアバッグ3を開口1aからハウジング1内部へ詰め込む。このときには、インフレータ4を、取付ボルト7にナット8を締結してハウジング1の取付壁部1eに固定し、併せて、エアバッグ3をハウジング1内部に格納する。
エアバッグ3は、ハウジング1内部に詰め込んで格納されるとき、インフレータ4と隣り合わせで、インフレータ4と後方側壁部1cとの間に配置される。これにより、エアバッグ3は、ガス変向部材9の上に覆い被さるようにして、ハウジング1内部に格納される。
その後、車両搭載時には図3に示すように、ハウジング1は、開口1aが下方に向くようにして、フック部5を係止孔部6に係止することで、ホルダ部1dに取り付けられ、これにより、開口1aがパネル2のドア部2aで閉じられた状態とされて、ハウジング1の車両への取付が完了する。
インフレータ4が作動すると、インフレータガスGが噴出孔からエアバッグ3内部に噴き出す。噴出孔は少なくとも後方側壁部1cに向けて形成されているため、インフレータガスGはハウジング1の後方壁部1cへ向かって噴き出し、エアバッグ3の初期展開膨張時には図4に示すように、巻き取り終端3a側等でエアバッグ3が膨らみ始める。
エアバッグ3を膨らませ始めるインフレータガスGは、ハウジング1内部のガス変向部材9によって、後方側壁部1c側へ向かう流れが開口1a側へ向かうように向きが変えられる。流れの向きが変えられたインフレータガスGは、継続してエアバッグ3を膨らませながら、収納状態が解除されつつあるエアバッグ3全体をドア部2aに向かって押し出す。
インフレータ4から噴出されるインフレータガスGは、ガス変向部材9が常にその流れを開口1a側へ向かわせるため、エアバッグ3を、車両後方の後方側壁部1c側ではなく、専ら、開口1aがある車両の上下方向下方へ向かって押し出し、そして、図5に示すように、ガス変向部材9で向きが変えられたインフレータガスGで膨らむエアバッグ3によって、ドア部2aが開放される。
エアバッグ3は、ドア部2aでハウジング1内に閉じ込められているときから、下向きに押し続けられていて、その押圧力でドア部2aを開放するため、ドア部2aを開放するときには、下方へ向かう押圧の慣性作用で車室P内に飛び出す。従って、エアバッグ3は、ハウジング1の後方側壁部1c等に押し付けられることなく、後方側壁部1cに対し、僅かに軽く面接触もしくは線接触する程度で、ハウジング1内から飛び出す。
ハウジング1から飛び出したエアバッグ3は、図1に示すように、開口1aに連なるパネル2に沿って、車両後方かつ車両上方へ迫り上がるように展開膨張され、これにより乗員の膝部K及びその周辺を保護する。
以上説明した本実施形態にかかるニーエアバッグ装置にあっては、ドア部2aで開口1aが開放可能に閉じられる中空箱体状のハウジング1と、ハウジング1内部に、開口1aと反対側の取付壁部1eに固定して格納され、インフレータガスGを噴出するインフレータ4と、ハウジング1内部に、インフレータ4と、インフレータガスGの噴き出し方向と対向する後方側壁部1cとの間に、巻き取ったりあるいは折り畳んだりして収納状態で格納され、その内部にインフレータガスGが噴き込まれるとドア部2aを開放してハウジング1外方へ向かって展開膨張されるエアバッグ3と、ハウジング1内部に、インフレータ4と後方側壁部1cとの間にインフレータ4と並行に配置され、取付壁部1e側から開口1a側へ向けて、ハウジング1の深さ方向に沿ってインフレータ4とオーバーラップする寸法Bで形成され、インフレータ4からエアバッグ3内部へ噴き込むインフレータガスGの流れを開口1a側へ向かわせる板壁状のガス変向部材9とを備えたので、当該ガス変向部材9により、エアバッグ3内部に噴き込まれるインフレータガスGの流れを確実にハウジング1の開口1a側へ向かわせることができ、エアバッグ3で、開口1aを閉じているドア部2aを適切に押圧することができて、ドア部2aを即座にかつ円滑に開放することができ、エアバッグ3を瞬時に車室P内へ向けて展開膨張させることができると共に、まだ収納状態の形態を保っていて膨らみきらないエアバッグ3を専ら開口1a、言い換えればドア部2aに向けて押し出すことができて、これにより、エアバッグ3がハウジング1内面に強く押し付けられるなど、エアバッグ3の展開膨張作用を妨げる事態を避けることができ、この面からも、ハウジング1からのエアバッグ3のスムーズな飛び出しを確保することができて、これらの作用によって、エアバッグ3をハウジング1外方へ適切に展開膨張させて、乗員の膝部保護機能を十分に確保することができる。
インフレータ4とガス変向部材9との設置位置関係を、ハウジング1の深さ方向に沿ってオーバラップさせたので、インフレータ4から噴き出すインフレータガスGの流れに対し、ガス変向部材9を確実に当該流れを遮る壁として機能させて、エアバッグ3を専ら開口1a側へ押し出すことができる。
開口1aと取付壁部1eとの間で、ガス変向部材9にエアバッグ3が覆い被さる格納位置関係なので、これにより、膨らみ始めたエアバッグ3が、開口1aへ向かう習性を付与することができる。
ガス変向部材9を、ハウジング1に接合して設けるようにしたので、ガス変向部材9がハウジング1の補強材として機能して、ハウジング1の強度を増強することができる。
ガス変向部材9を、1つ設置するようにしたので、ハウジング1内部に現れる端部9bのエッジなどを最小限とすることができ、展開膨張するエアバッグ3に損傷が生じることを抑制して、エアバッグ3に施す補強を必要最小限にすることができる。
ガス変向部材9の脚部9aを、インフレータ4の反対側に位置させるようにしたので、展開膨張するエアバッグ3が脚部9aのエッジ等で損傷を受けることを防止できる。
ガス変向部材9は、インフレータ4と後方側壁部1cとの最短距離方向Dにおいて、当該方向Dと略直角をなすように設けられるので、インフレータ4からインフレータガスGが噴き込まれることによってエアバッグ3が膨らむ方向と、長尺なガス変向部材9とが略直角となる位置関係が得られ、膨らんでいくエアバッグ3を、ガス変向部材9に対し、面接触もしくは線接触させて支持しやすくなり、エアバッグ3が損傷を受けることを防止できて、エアバッグ3に対する補強を必要最小限にすることができる。
図6〜図9には、上記実施形態の変形例が示されている。図6は、上記実施形態の変形例を示す、図2に対応する斜視図である。図6に示す変形例では、ガス変向部材9に脚部9aを設けることに代えて、当該ガス変向部材9は、車幅方向の左右両側壁部1dに亘る長さで形成され、その両端部9bに、折り曲げ加工により後方側壁部9c側へ向けて折曲して、一対の接合片9dが一体的に形成される。
そして、これら接合片9dを、左右両側壁部1dそれぞれにスポット溶接等で接合することによって、ガス変向部材9をハウジング1に接合固定するようになっている。このように構成すると、ガス変向部材9の両端部9bに現れるエッジも無くすことができ、エアバッグ3に損傷が生じるおそれをさらに抑制することができる。
図7は、他の変形例を示す説明図であって、図7(A)は、図2に対応する斜視図、図7(B)は、図7(A)中、A−A線矢視断面図である。図7に示す変形例は、上記実施形態や図6の変形例のように、ハウジング1に、これと別体のガス変向部材9を接合して設ける構成に代えて、ガス変向部材9を、ハウジング1に一体的に形成するようにしたものである。
ガス変向部材9は、ハウジング1の取付壁部1eにU字形態で切り欠き1fを入れて形成された折り曲げ可能な折り曲げ片9eを、開口1a側へ立ち上げるように折り曲げることによって、ハウジング1に一体的に形成される。
このように構成すると、切り欠き加工や折り曲げ加工を要するものの、上記実施形態や図6の変形例とは異なり、ガス変向部材9を別部品として作成したり、それを接合する手間がなくなり、部品管理を軽減できると共に、ガス変向部材9の設置位置精度を高めることができ、生産性を向上することができる。
また、切り欠き1fは、ガス変向部材9を間に挟むようにして、インフレータ4の反対側に形成することが好ましい。このようにすると、エアバッグ3に対し、エッジとなる切り欠き1fをガス変向部材9で隠すことができ、エアバッグ3に損傷が生じるおそれを抑制することができる。
図8は、さらに他の変形例を示す、図2に対応する斜視図である。図8に示す変形例では、インフレータ4をハウジング1に取付固定する際に、当該インフレータ4と一括してガス変向部材9の取り付けを行えるようにするために、ガス変向部材9に、取付ボルト7の挿通孔9fが形成されると共にそれに重ねてインフレータ4が設置されるシート部9gが折り曲げ加工等により一体形成される。シート部9gは上記脚部9aに相当し、ガス変向部材9は、シート部9gを介して、ナット8が締結される取付ボルト7により、インフレータ4と共にハウジング1の取付壁部1eに締結固定される。
このようにすると、上記実施形態のようにガス変向部材9を、インフレータ4とは別にハウジング1に取り付ける場合とは異なり、インフレータ4と共に一括してハウジング1に取り付けることができ、生産性を向上することができる。また、シート部9gによって、インフレータ4とガス変向部材9との設置位置精度を高めることができ、高い組み立て精度を確保することができる。
図9は、さらに他の変形例を示す説明図であって、図9(A)は、図2に対応する斜視図、図9(B)は、図9(A)中、B−B線矢視断面図である。図9に示す変形例は、図7に示した変形例のようにガス変向部材9をハウジング1に一体的に形成する場合に、樹脂による一体成形を採用したものである。
ガス変向部材9は、その長さ方向両端部9bがハウジング1の左右両側壁部1dに継ぎ目なく一体に、そしてまた、取付壁部1e側の端縁(図9中、ガス変向部材9の下縁9h)がハウジング1の取付壁部1eに継ぎ目なく一体に成形されて、ハウジング1内部に設けられる。このようにガス変向部材9は、開口側端縁(図3中、下縁位置9c参照)を除き、その長さ方向両端部9b及び取付壁部1e側の端縁9hの3箇所がハウジング1と一体であるので、樹脂成形であっても、インフレータ4から噴出されるインフレータガスGに抵抗し得る必要強度を備えることができると共に、合成樹脂製のハウジング1に対し補強リブとして機能して、その強度を増強することができる。そしてまた、樹脂成形によるので、きわめて簡便にかつ生産性高く、高い位置精度でガス変向部材9をハウジング1に備えることができる。
これら変形例にあっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。
以上の実施形態及び各種変形例にあっては、インフレータ4として、シリンダタイプのものを例示して説明したが、一般周知のディスクタイプであっても良いことはもちろんである。
以上に述べたニーエアバッグ装置は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施形態例も、各種の方法で実施または遂行できる。特に、本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさおよび構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
1 ハウジング
1a 開口
1c 後方側壁部
1e 取付壁部
1f 切り欠き
2a ドア部
3 エアバッグ
4 インフレータ
9 ガス変向部材
9e 折り曲げ片
B ガス変向部材がインフレータとオーバーラップする寸法
D インフレータと後方側壁部との最短距離方向
G インフレータガス
K 乗員の膝部

Claims (8)

  1. 乗員の膝部及びその周辺を保護するニーエアバッグ装置であって、ドア部で開口が開放可能に閉じられる中空箱体状のハウジングと、該ハウジング内部に、上記開口と反対側の取付壁部に固定して格納され、インフレータガスを噴出するインフレータと、上記ハウジング内部に、上記インフレータと、インフレータガスの噴き出し方向と対向する側壁部との間に収納状態で格納され、かつ該インフレータに最も近い端部側には、当該インフレータから側壁部へ向かう方向に噴き出されるインフレータガスが噴き込まれる巻き取り終端を有し、その内部にインフレータガスが噴き込まれると上記ドア部を開放して該ハウジング外方へ向かって展開膨張されるエアバッグと、上記ハウジング内部に、上記インフレータと上記側壁部との間に配置され、上記取付壁部側から上記開口側へ向けて、該ハウジングの深さ方向に沿って該インフレータとオーバーラップする寸法で形成され、上記巻き取り終端に噴き込まれて該側壁部に向かって流れようとするインフレータガスの流れの向きを、インフレータガスの流れを遮る壁となって該開口側へ向かわせるように変え、上記エアバッグを上記ドア部に向かって押し出す板壁状のガス変向部材とを備えたことを特徴とするニーエアバッグ装置。
  2. 前記ガス変向部材は、前記ハウジングに接合されていることを特徴とする請求項1に記載のニーエアバッグ装置。
  3. 前記ガス変向部材は、前記ハウジングに一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載のニーエアバッグ装置。
  4. 前記ガス変向部材は、前記ハウジングを切り欠いて形成される折り曲げ片が前記開口側へ折り曲げられて、該ハウジングに一体的に形成されることを特徴とする請求項3に記載のニーエアバッグ装置。
  5. 前記切り欠きは、前記ガス変向部材を間に挟んで、前記インフレータの反対側に形成されることを特徴とする請求項4に記載のニーエアバッグ装置。
  6. 前記ガス変向部材と前記ハウジングは、樹脂にて一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載のニーエアバッグ装置。
  7. 前記ガス変向部材は1つ設置されることを特徴とする請求項1〜6いずれかの項に記載のニーエアバッグ装置。
  8. 前記ガス変向部材は、前記インフレータと前記側壁部との最短距離方向において、当該方向と略直角をなすように設けられることを特徴とする請求項1〜7いずれかの項に記載のニーエアバッグ装置。
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