JP6696667B2 - 信号分析装置及び信号分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、信号分析装置及び信号分析方法に関し、特に、スペクトラムアナライザなどの信号分析装置及び信号分析方法に関する。
近年、マルチメディア通信の普及や利用者数の増加、更には通信技術の発達に伴い、セルラ、無線LAN等の無線通信用のアンテナが実装された無線端末(携帯電話等)が盛んに生産されるようになっている。無線端末の製造工場においては、無線端末が備えている無線通信アンテナに対して、通信規格ごとに定められた送信電波の出力レベルや受信感度を測定し、所定の基準を満たすか否かを判定する性能試験が行われる。
このような性能試験を行う信号分析装置として、被試験対象(Device Under Test:DUT)から出力される信号(以下、「被測定信号」という)の波形をキャプチャして得られる波形データに対して解析処理を行うものが既に提案されている。
しかしながら、従来の信号分析装置は、被測定信号の解析時には「波形キャプチャ」と「解析処理」を繰り返すが、毎回波形キャプチャした波形データ及び解析結果を表示装置に表示した後に破棄していた。そのため、測定中に発生頻度の低い現象が一瞬観測された場合でも、次の瞬間には波形データ及び解析結果が上書きされてしまい確認ができなくなる。したがって、発生頻度が低い現象を再度観測したい場合、波形データを記録するモードに信号分析装置を切り替えて、現象が再度発生するまで長時間待つ必要があった。
これに対して、過去の任意の時間における被測定信号について、過去の解析結果を読み出したり、再度解析を行ったり、解析条件を変更して新たな解析を行ったりすることが可能な信号分析装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された従来の信号分析装置には、解析用のソフトウェアが各種インストールされており、これらのソフトウェアが被測定信号からDUTの通信規格に応じた必要な周波数帯域分の波形キャプチャを行っている。
特開2015−99128号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の信号分析装置は、解析条件を指定するパラメータの設定値などの設定状態を記録していないため、装置の設定状態をアンドゥすることができなかった。また、それゆえに、過去の波形データの波形キャプチャ(生成)時や解析処理時の設定状態を再現するためには、設定状態を記録する手段を別途用意するなどの手間が掛かっていた。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、装置の設定状態のアンドゥが可能であり、波形データの生成時又は解析処理時の装置の設定状態を容易に再現することが可能な信号分析装置及び信号分析方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の信号分析装置は、被試験対象から出力される被測定信号に対して解析処理を行う信号分析装置であって、操作入力を行うための操作部と、前記被測定信号の波形データを生成する信号処理部と、前記操作部により設定されたパラメータの設定値に基づいて、前記波形データに対して所定の解析処理を行う解析部と、前記波形データと、前記解析部による前記波形データに対する解析処理の結果と、前記操作部により設定されたパラメータの設定値とを記憶する記憶部と、前記パラメータの設定値の履歴、前記信号処理部による前記波形データの生成開始の履歴、及び、前記解析部による前記波形データの解析処理完了の履歴を、前記操作部により選択可能に表示部に一覧表示させる表示制御部と、前記操作部により選択された履歴に応じて、前記操作部により前記パラメータの設定値が設定された状態、前記信号処理部により前記波形データの生成が開始される状態、及び、前記解析部により前記波形データの解析処理が完了した状態のいずれかの状態に前記信号分析装置の設定状態を戻すアンドゥ処理部と、前記アンドゥ処理部により戻された設定状態の履歴よりも新しい履歴が前記操作部により選択された場合に、前記新しい履歴の状態に前記信号分析装置の設定状態を復元するリドゥ処理部と、を備え、前記表示制御部は、前記操作部により選択された履歴に応じて、前記記憶部に記憶されている前記波形データ及び前記解析部による前記波形データに対する解析処理の結果を前記表示部に表示させる構成である。
この構成により、装置の設定状態のアンドゥが可能であり、波形データの生成時又は解析処理時の装置の設定状態を容易に再現することができる。このため、過去の波形データ生成時の設定で再度測定を行って得られた波形データ及び解析結果と、過去に生成した波形データ及び解析結果との比較を行うことができる。
また、本発明の請求項の信号分析装置においては、前記信号処理部は、前記被測定信号の周波数帯域幅よりも広い周波数帯域幅で前記波形データを生成する構成である。
この構成により、ある通信規格の被測定信号の波形データに対して、当該通信規格の周波数帯域に隣接した周波数帯域についても解析を行うことができる。
また、本発明の請求項の信号分析方法は、上記のいずれかの信号分析装置を用いる信号分析方法であって、被試験対象から出力される被測定信号の波形データを生成する信号処理ステップと、操作入力を行うための操作部により設定されたパラメータの設定値に基づいて、前記波形データに対して所定の解析処理を行う解析ステップと、前記波形データと、前記解析ステップによる前記波形データに対する解析処理の結果と、前記操作部により設定されたパラメータの設定値とを記憶する記憶ステップと、前記パラメータの設定値の履歴、前記信号処理ステップによる前記波形データの生成開始の履歴、及び、前記解析ステップによる前記波形データの解析処理完了の履歴を、前記操作部により選択可能に表示部に一覧表示させる表示制御ステップと、前記操作部により選択された履歴に応じて、前記操作部により前記パラメータの設定値が設定された状態、前記信号処理ステップにより前記波形データの生成が開始される状態、及び、前記解析ステップにより前記波形データの解析処理が完了した状態のいずれかの状態に前記信号分析装置の設定状態を戻すアンドゥ処理ステップと、を含み、前記表示制御ステップは、前記操作部により選択された履歴に応じて、前記記憶ステップで記憶された前記波形データ及び前記解析処理の結果を前記表示部に表示させる構成である。
この構成により、装置の設定状態のアンドゥが可能であり、波形データの生成時又は解析処理時の装置の設定状態を容易に再現することができる。このため、過去の波形データ生成時の設定で再度測定を行って得られた波形データ及び解析結果と、過去に生成した波形データ及び解析結果との比較を行うことができる。
本発明は、装置の設定状態のアンドゥが可能であり、波形データの生成時又は解析処理時の装置の設定状態を容易に再現することが可能な信号分析装置及び信号分析方法を提供するものである。
本発明の一実施形態に係る信号分析装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る信号分析装置の表示部の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る信号分析装置のアンドゥ処理部の動作を説明する図(その1)である。 本発明の一実施形態に係る信号分析装置のアンドゥ処理部の動作を説明する図(その2)である。 本発明の一実施形態に係る信号分析装置のアンドゥ処理部の動作を説明する図(その3)である。 本発明の一実施形態に係る信号分析装置のリドゥ処理部の動作を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る信号分析装置による信号分析方法の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る信号分析装置及び信号分析方法の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る信号分析装置1は、DUTから出力される被測定信号に対して解析処理を行う信号分析装置であって、信号処理部10と、制御部20と、表示部30と、操作部40とを備える。
信号処理部10は、DUT100の被測定信号Sを受信し、被測定信号Sの波形データを生成(キャプチャ)するようになっている。DUT100は、例えば、携帯電話などの無線端末機器、あるいは基地局装置である。
ここで、DUT100が対応する通信規格としては、例えば、セルラ(LTE、LTE−A、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、1xEV−DO、TD−SCDMA等)、無線LAN(IEEE802.11b/g/a/n/ac/ad等)、Bluetooth(登録商標)、GNSS(GPS、Galileo、GLONASS、BeiDou等)、FM、及びディジタル放送(DVB−H、ISDB−T等)が挙げられる。
信号処理部10は、例えば、アッテネータ(ATT)11と、局部発振器12と、ミキサ13と、バンドパスフィルタ(BPF)14と、アナログディジタルコンバータ(ADC)15と、を備えている。
ATT11は、内部に抵抗を有し、高周波の被測定信号Sを制御部20による信号分析可能で測定に影響を与えない最適なミキサ入力レベル(例えば、デシベル)に減衰させるためのもので、インピーダンスを変化させない電子部品である。
局部発振器12は、ローカル周波数fのローカル信号を発振して、当該ローカル信号をミキサ13へ送出するようになっている。局部発振器12から発振されるローカル信号の周波数は、後述する操作部40により選択される通信規格に応じて変化する。
ミキサ13は、ATT11で減衰された周波数fの被測定信号Sと局部発振器12から発振されたローカル周波数fのローカル信号とを混合(乗算)し、2つの信号の和及び差の周波数成分を含む出力信号を生成するものである。
BPF14は、ミキサ13からの出力信号をフィルタリングして、周波数f−fを含む所定の周波数範囲の信号成分のみを通過させるようになっている。
ADC15は、BPF14を通過した信号を所定のサンプリングレートでサンプリングして、ディジタルデータとしての波形データに変換するようになっている。
制御部20は、例えばCPUや、後述する記憶部21を構成するROM、RAM、HDDなどを含むマイクロコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等で構成され、信号分析装置1を構成する上記各部の動作を制御する。さらに、制御部20は、記憶部21に記憶された所定のプログラムを実行することにより、解析部22、パラメータ設定部23、表示制御部24、アンドゥ処理部25、及びリドゥ処理部26をソフトウェア的に構成するようになっている。
なお、信号分析装置1は、GPIB、Ethernet(登録商標)、USBなどのリモート制御インタフェースを介して、外部制御装置により遠隔制御される構成であってもよい。
記憶部21は、信号処理部10により生成された波形データを蓄積記憶する波形データ記憶部21aと、解析部22による波形データに対する解析処理の結果(以下、「解析結果」という)を蓄積記憶する解析結果記憶部21bと、ユーザによる操作部40の操作により設定されたパラメータの設定値を蓄積記憶する設定値記憶部21cと、ソフトウェア記憶部21dと、を含む。
波形データ記憶部21aは、時間領域データである波形データに加えて、波形データが解析部22により周波数領域データであるスペクトラム波形データに変換されたものを記憶してもよい。
ソフトウェア記憶部21dは、被測定信号Sに対して所定の解析処理を実行するための各種の解析ソフトウェアを格納する。例えば、解析ソフトウェアには、被測定信号Sのスペクトラム波形を求めるスペクトラムアナライズソフトと、被測定信号Sの通信規格に応じて被測定信号Sの波形データに対して所定の解析処理を施す解析ソフト(群)が含まれている。
解析ソフト(群)には、被測定信号Sの劣化の割合を示す変調精度(EVM)、キャリア周波数、送信電力を測定するための変調解析ソフトウェアや、スペクトログラム(Spectrogram)、累積確率分布(CCDF:Complementary Cumulative Distribution Function)、周波数対時間、電力対時間、位相対時間などの解析処理等をするためのソフトウェアが含まれている。さらに、解析ソフト(群)には、信号レベル(LV)、ビット誤り率(BER)、隣接チャネル漏洩電力(ACP)などの解析処理等をするためのソフトウェアが含まれていてもよい。
スペクトラムアナライズソフトは、信号処理部10の各構成要素11〜15及び解析部22を動作させることによって、DUT100からの被測定信号Sを周波数と入力電力値(振幅レベル)とのスペクトラムとして、表示部30の表示画面に表示させるためのアプリケーションである。
また、解析ソフト(群)は、信号処理部10の各構成要素11〜15及び解析部22を動作させることによって、測定信号Sの波形データに対して所定の解析処理を施すためのアプリケーションである。解析ソフト(群)は、操作部40により選択される通信規格(変調システム)ごとに複数用意されている。
なお、従来は、ある特定の通信規格について解析を行う場合には、その通信規格の周波数帯域を含む比較的狭い周波数範囲で波形データが生成されていた。これに対して、本実施形態における信号処理部10は、ADC15のサンプリングレートを最大限の値に設定することにより、各通信規格に対応した被測定信号Sの周波数帯域幅に対して従来よりも広い周波数帯域幅で被測定信号Sの波形データを生成するようになっている。
これにより、ある通信規格の被測定信号Sに対して解析を行う場合であっても、必要に応じて、当該通信規格の周波数帯域外の周波数範囲について、スペクトラムアナライズソフトや他の通信規格用の解析ソフト(群)を用いて解析を行うことが可能となる。例えば、2.4GHz帯で無線LAN通信に支障が生じた場合に、問題があった時点の波形データに対して、無線LAN用以外の解析ソフトウェアを用いて無線LANの周波数帯域外の周波数範囲について解析を行い、電波干渉の原因を特定することなどが可能になる。
さらに、記憶部21は、DUT100の電源電圧のデータを保持してもよい。また、信号分析装置1が他の測定装置と連携している場合には、他の測定装置の電源電圧のデータを保持してもよい。このようにDUT100や連携している複数の測定装置間で、電源電圧のデータを共有しておけば、例えば、電源電圧が不安定なことに起因して波形データに何らかの異常が観測された際に原因を容易に特定することができる。
表示制御部24は、解析ソフトウェアの種類の履歴、パラメータの設定値の履歴、信号処理部10による被測定信号Sの波形データの生成開始の履歴、及び、解析部22による波形データの解析処理完了の履歴を、操作部40により選択可能に表示部30に一覧表示させるようになっている。また、表示制御部24は、操作部40により選択された履歴に応じて、記憶部21に記憶されている波形データ及び解析結果を表示部30に表示させるようになっている。
表示部30は、例えばLCDやCRTなどの表示機器で構成され、表示制御部24からの制御信号に応じて各種表示内容を表示するようになっている。さらに、表示部30は、測定条件などを設定するためのソフトキー、プルダウンメニュー、テキストボックスなどの操作対象を表示するものであってもよい。
操作部40は、表示制御部24により表示部30に一覧表示される上記の履歴を選択するなどの操作入力をユーザが行うためのものであり、キーボード、タッチパネル、又はマウスのような入力デバイスを含んで構成される。あるいは前述のように、操作部40は、ボタン、ソフトキー、プルダウンメニュー、テキストボックスなどの操作対象が表示部30に表示される構成であってもよい。
パラメータ設定部23は、操作部40により設定されるパラメータの設定値を解析部22に順次設定するとともに、解析部22に設定した設定値を設定値記憶部21cに記憶させるようになっている。
解析部22は、操作部40により選択された解析ソフトウェアをソフトウェア記憶部21dから読み出して実行する。解析部22は、スペクトラムアナライズソフトにより被測定信号Sのスペクトラム波形を求めるようになっている。さらに、解析部22は、パラメータ設定部23により設定されたパラメータの設定値に基づいて、信号処理部10により生成された波形データに対して、各通信規格に応じた周波数範囲で所定の解析処理を行うようになっている。
アンドゥ処理部25は、操作部40により選択された履歴に応じて、信号分析装置1の設定状態を戻すようになっている。ここで、「設定状態」とは、例えば、操作部40によりパラメータの設定値が設定された状態、信号処理部10により波形データの生成(取得)が開始される状態、及び、解析部22により波形データの解析処理が完了した状態のいずれかの状態を指すものとする。
リドゥ処理部26は、アンドゥ処理部25により戻された設定状態の履歴よりも新しい履歴が操作部40により選択された場合に、当該新しい履歴の状態に信号分析装置1の設定状態を復元するようになっている。
図2に、表示制御部24の制御により、表示部30に表示される設定状態の履歴リストの一例を示す。例えば、この履歴リストには、設定状態が変更された時刻が昇順(又は降順)になるように設定状態の履歴が表示される。
図2に示す履歴リストにおいては、「Time」の欄には、設定状態が変更された時刻が表示される。「System」の欄には、解析部22による解析処理で使用される解析ソフトウェアの種類が表示される。例えば、「Spectrum」は、スペクトラムアナライズソフトを表している。また、「LTE」は、LTE用の解析ソフト(群)を表している。
「Parameter」の欄には、「System」の欄に表示された解析ソフトウェアで使用されるパラメータの種類が表示される。「Value」の欄には、パラメータの設定値の変更履歴、波形データの取得履歴、解析結果の履歴などが表示される。
なお、図2に示すように、「Value」の欄の解析結果の履歴においては、解析ソフトウェアによる測定項目ごとにあらかじめ設けられた閾値をクリアした場合には「Pass」、クリアしなかった場合には「Fail」の表示が表示される。例えば、測定項目がEVMでその閾値が0.2である場合には、解析結果が0.5であれば「Fail」、0.1であれば「Pass」が表示される。あるいは、「Value」の欄において、各測定項目の解析結果の数値が表示されてもよい。
「Center frequency」は、測定する周波数範囲の中心周波数を設定及び変更するためのパラメータである。「Reference level」は、リファレンスレベル(振幅スケールの上端)を設定及び変更するためのパラメータである。「Span」は、測定する周波数スパンを設定及び変更するためのパラメータである。「RBW」は、分解能帯域幅を設定及び変更するためのパラメータである。「Measure」は、波形データの取得開始(Start)と、波形データの取得完了及び波形データの解析処理完了(Complete)とを指定するためのパラメータである。
「Current Tab」は、解析部22による解析処理で使用される解析ソフトウェアを設定及び変更するためのパラメータである。「Input level」は、被測定信号Sの電力の値を設定及び変更するためのパラメータである。「Bandwidth」は、被測定信号Sの帯域幅の値を設定及び変更するためのパラメータである。「Test Model」は、テストモデルを設定及び変更するためのパラメータである。
なお、ユーザによる操作部40の操作に応じて、上記のような履歴リストをフィルタリングし、パラメータの設定状態の変更履歴などを省いて解析結果だけを抽出して表示部30に表示させてもよい。この際、解析結果が得られた時刻(図2の例では「13:33:13」と「13:34:13」)で昇順(又は降順)にソートすることで、時間とともに解析結果がどのように変化したのかを容易に把握することができる。
以下、図3〜5を参照しながら、表示制御部24とアンドゥ処理部25の動作について説明する。図3に示す例では、破線で囲んで示す「Input level」に関する過去の設定状態の履歴が操作部40により選択されている。これにより、信号分析装置1の設定状態が「Input level」が「-10 dBm」から「-20 dBm」に変更された時点での設定状態に戻り、それ以降の設定状態の変更は取り消されることとなる。
この状態から、例えば、「Bandwidth」が「10 MHz」から「15 MHz」に変更されると、図4(a)に示すように、表示制御部24により、履歴リストの一番下に上記の「Bandwidth」の設定状態の変更履歴が追加表示される。なお、図4(a)の例では、「Input level」が「-10 dBm」から「-20 dBm」に変更された時点以降の設定状態が全て履歴リストに表示されたままとなっている。
一方、図4(b)に示すように、「Input level」が「-10 dBm」から「-20 dBm」に変更された時点から、「Bandwidth」が「10 MHz」から「15 MHz」に変更された時点までに行われた設定状態の変更履歴を、表示制御部24により表示させない構成としてもよい。すなわち、表示制御部24は、操作部40により選択された履歴に対応する時点での設定状態に信号分析装置1の設定状態が戻った直後に新たに設定状態の変更が行われた場合に、当該2つの設定状態の間の履歴を削除する構成であってもよい。
また、図5に示すように、「Measure」の「Complete」が操作部40により選択されると、その時点で取得された波形データや解析結果を参照することができる。
以下、図6を参照しながら、リドゥ処理部26の動作について説明する。図6(a)に示すように、「Input level」が「-10 dBm」から「-20 dBm」に変更された時刻「13:33:54」での設定状態が操作部40により選択された後、何ら設定変更が行われなかった場合には、時刻「13:33:54」以降の任意の設定状態に信号分析装置1の状態を復元することができる。例えば、図6(b)に示すように「Measure」の「Start」が操作部40により選択された場合には、時刻「13:34:12」の時点での信号分析装置1と同一の設定状態で再測定を行うことができる。
以下、本実施形態の信号分析装置1を用いる信号分析方法について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図7のフローチャートは、アンドゥ処理部25による設定状態の戻りが起こる場合の処理の一例を示しており、実際の信号分析装置1の動作はこれに限定されない。
まず、制御部20は、ユーザによる操作部40の操作により指定された解析処理に応じた解析ソフトウェアをソフトウェア記憶部21dから読み出す(ステップS1)。
次に、制御部20は、ユーザによる操作部40の操作により設定されたパラメータの設定値を設定値記憶部21cに記憶させる。さらに、表示制御部24は、ユーザによる操作部40の操作により設定されたパラメータの設定値の変更履歴を表示部30に一覧表示させる(ステップS2)。
次に、信号処理部10は、DUT100から出力される被測定信号Sの波形データを生成する。制御部20は、信号処理部10により生成された波形データを波形データ記憶部21aに記憶させる(ステップS3)。
次に、表示制御部24は、信号処理部10により生成された波形データの生成(取得)開始の履歴を表示部30に一覧表示させる(ステップS4)。
次に、解析部22は、ステップS2で記憶されたパラメータの設定値に基づいて、ステップS1で指定された解析ソフトウェアにより、ステップS3で記憶された波形データに対して所定の解析処理を行う。制御部20は、解析部22により得られた解析結果を解析結果記憶部21bに記憶させる(ステップS5)。
次に、表示制御部24は、解析部22による波形データの解析処理完了の履歴を表示部30に一覧表示させる(ステップS6)。
次に、制御部20は、ユーザによる操作部40の操作により、いずれかの履歴が選択されたか否かを判断する(ステップS7)。否定判断の場合にはステップS8に進む。肯定判断の場合にはステップS9に進む。
ステップS8で、制御部20は、ユーザによる操作部40の操作により、新たな解析処理が指定されたか否かを判断する。肯定判断の場合にはステップS1に戻る。否定判断の場合にはステップS7に戻る。
ステップS9でアンドゥ処理部25は、操作部40により選択された履歴に対応する設定状態に信号分析装置1の設定状態を戻す。例えば、図3に示すように、破線で囲んで示す履歴が操作部40により選択されると、信号分析装置1の設定状態が「Input level」が「-10 dBm」から「-20 dBm」に変更された時点での設定状態に戻り、それ以降の設定状態の変更が取り消される。
次に、制御部20は、ステップS7で選択された履歴がステップS6の時点に対応しているか否かを判断する(ステップS10)。肯定判断の場合にはステップS11に進む。否定判断の場合には処理を終了する。
ステップS11で表示制御部24は、ステップS7で選択された履歴に応じて、記憶部21に記憶された波形データ及び解析結果を表示部30に表示させる。
以上説明したように、本実施形態の信号分析装置1は、装置の設定状態の履歴を一覧表示させる表示制御部24と、操作部40により選択された履歴に応じて、測定の設定状態を戻すアンドゥ処理部25と、を備えるため、装置の設定状態のアンドゥが可能であり、波形データのキャプチャ(生成)時又は解析処理時の装置の設定状態を容易に再現することができる。このため、過去の波形データ生成時の設定で再度測定を行って得られた波形データ及び解析結果と、過去に生成した波形データ及びその解析結果との比較を行うことができる。
また、本実施形態の信号分析装置1は、過去に生成した波形データ及び解析結果を記憶部21の容量が許す限り保持できるので、過去の波形データ及び解析結果を表示部30に表示させることができる。また、本実施形態の信号分析装置1は、パラメータの設定値を変えて過去の波形データを詳細に解析したり、時間的に連続する複数の波形データを詳しく解析したりすることができる。
また、本実施形態の信号分析装置1は、リドゥ処理部26を備えるため、アンドゥ処理部25により戻された設定状態の履歴よりも新しい履歴の状態に自身の設定状態を復元することができる。
また、本実施形態の信号分析装置1は、被測定信号Sの周波数帯域幅よりも広い周波数帯域幅で波形データを生成するため、ある通信規格の被測定信号Sの波形データに対して、当該通信規格の周波数帯域に隣接した周波数帯域についても、スペクトラムアナライズソフトや他の通信規格用の解析ソフト(群)を用いて解析を行うことができる。つまり、複数の解析ソフトウェア間で1つの波形データを共有することができる。
また、本実施形態の信号分析装置1は、設定状態のアンドゥ/リドゥと、過去の波形データや解析結果の参照を一画面内の操作で実行することができる。
1 信号分析装置
10 信号処理部
11 アッテネータ(ATT)
12 局部発振器
13 ミキサ
14 バンドパスフィルタ(BPF)
15 アナログディジタルコンバータ(ADC)
20 制御部
21 記憶部
21a 波形データ記憶部
21b 解析結果記憶部
21c 設定値記憶部
21d ソフトウェア記憶部
22 解析部
23 パラメータ設定部
24 表示制御部
25 アンドゥ処理部
26 リドゥ処理部
30 表示部
40 操作部
100 DUT(被試験対象)

Claims (3)

  1. 被試験対象(100)から出力される被測定信号(S)に対して解析処理を行う信号分析装置(1)であって、
    操作入力を行うための操作部(40)と、
    前記被測定信号の波形データを生成する信号処理部(10)と、
    前記操作部により設定されたパラメータの設定値に基づいて、前記波形データに対して所定の解析処理を行う解析部(22)と、
    前記波形データと、前記解析部による前記波形データに対する解析処理の結果と、前記操作部により設定されたパラメータの設定値とを記憶する記憶部(21)と、
    前記パラメータの設定値の履歴、前記信号処理部による前記波形データの生成開始の履歴、及び、前記解析部による前記波形データの解析処理完了の履歴を、前記操作部により選択可能に表示部(30)に一覧表示させる表示制御部(24)と、
    前記操作部により選択された履歴に応じて、前記操作部により前記パラメータの設定値が設定された状態、前記信号処理部により前記波形データの生成が開始される状態、及び、前記解析部により前記波形データの解析処理が完了した状態のいずれかの状態に前記信号分析装置の設定状態を戻すアンドゥ処理部(25)と、
    前記アンドゥ処理部により戻された設定状態の履歴よりも新しい履歴が前記操作部により選択された場合に、前記新しい履歴の状態に前記信号分析装置の設定状態を復元するリドゥ処理部(26)と、を備え、
    前記表示制御部は、前記操作部により選択された履歴に応じて、前記記憶部に記憶されている前記波形データ及び前記解析部による前記波形データに対する解析処理の結果を前記表示部に表示させることを特徴とする信号分析装置。
  2. 前記信号処理部は、前記被測定信号の周波数帯域幅よりも広い周波数帯域幅で前記波形データを生成することを特徴とする請求項1に記載の信号分析装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の信号分析装置を用いる信号分析方法であって、
    被試験対象(100)から出力される被測定信号(S)の波形データを生成する信号処理ステップ(S3)と、
    操作入力を行うための操作部により設定されたパラメータの設定値に基づいて、前記波形データに対して所定の解析処理を行う解析ステップ(S5)と、
    前記波形データと、前記解析ステップによる前記波形データに対する解析処理の結果と、前記操作部により設定されたパラメータの設定値とを記憶する記憶ステップ(S2,S3,S5)と、
    前記パラメータの設定値の履歴、前記信号処理ステップによる前記波形データの生成開始の履歴、及び、前記解析ステップによる前記波形データの解析処理完了の履歴を、前記操作部により選択可能に表示部(30)に一覧表示させる表示制御ステップ(S2,S4,S6)と、
    前記操作部により選択された履歴に応じて、前記操作部により前記パラメータの設定値が設定された状態、前記信号処理ステップにより前記波形データの生成が開始される状態、及び、前記解析ステップにより前記波形データの解析処理が完了した状態のいずれかの状態に前記信号分析装置の設定状態を戻すアンドゥ処理ステップ(S9)と、を含み、
    前記表示制御ステップは、前記操作部により選択された履歴に応じて、前記記憶ステップで記憶された前記波形データ及び前記解析処理の結果を前記表示部に表示させる(S11)ことを特徴とする信号分析方法。
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