JP6695599B1 - 入居審査装置、入居審査方法及び入居審査プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態に係る入居審査システムの構成について説明する図である。入居審査システム1は、賃貸住宅、賃貸オフィス、賃貸店舗、賃貸倉庫、SOHO、シャアハウス等の賃貸物件に入居を希望する者(個人、企業を含む。以下、単に「入居希望者」と言う。)について入居の可否を判定するためのシステムである。
データベースサーバ2は、入居審査の基準となる判定情報を格納したデータベースを備える。判定情報には、審査対象者に対応付けされた物件関連信用情報及び本人信用情報が含まれる。ここで、物件関連信用情報は、物件管理に関係する個人または企業の信用状況を示す情報を含む。また、本人信用情報は、物件管理以外に関係する個人または企業の信用状況を示す情報を含む。物件関連信用情報及び本人信用情報の具体例については後述する。
審査センター端末3は、入居希望者に対する入居の可否を審査する際に用いられる端末である。図3(a)及び(b)は、審査センター端末の構成を例示する図である。図3(a)には審査センター端末3のハード構成図が示され、図3(b)には審査センター端末3の機能ブロック図が示される。
仲介業者端末4は、入居希望者に関する情報を受け付けて審査センター端末3へ送信し、入居審査の結果を受ける端末である。図4(a)及び(b)は、仲介業者端末の構成を例示する図である。図4(a)には仲介業者端末4のハード構成図が示され、図4(b)には仲介業者端末4の機能ブロック図が示される。
図5は、本実施形態に係る入居審査方法を例示するフローチャートである。
図6は、本実施形態に係る入居審査方法による処理の流れを例示する図である。
本実施形態に係る入居審査方法は、図5に示すステップS101〜S109の工程を有し、上記説明した入居審査システム1によって実施される。
先ず、ステップS101に示すように、判定情報の格納を行う(図6(a)参照)。すなわち、データベースサーバ2の記憶装置200Bに判定情報である物件関連信用情報J1及び本人信用情報J2を含む情報をデータベースとして格納する。物件関連信用情報J1は、適宜のタイミングでネットワーク5を介して仲介業者端末4や他の端末(例えば、物件を管理する管理会社の端末)からデータベースサーバ2へ送られる。本人信用情報J2は、外部の信用会社で保有する信用情報を取得してデータベースサーバ2の記憶装置200Bに格納してもよいし、信用会社のサーバにアクセスして取得するようにしてもよい。物件関連信用情報J1及び本人信用情報J2の情報を含むデータベースは、個人または企業を特定する情報(例えば、識別情報)と紐付けして管理されることが望ましい。
次に、ステップS102に示すように、本人確認書類の画像データの取得を行う(図6(b)参照)。本人確認書類の画像データの取得は、画像データ取得部306によって行われる。例えば、画像データ取得部306は、仲介業者端末4の撮像装置400Eで撮像し、送信部404から送信される本人確認書類の画像データを取得したり、予め記憶装置300Bやデータベースサーバ2、その他の記憶手段に記憶された本人確認書類の画像データを取得したりする。
次に、ステップS103に示すように、情報認識を行う(図6(c)参照)。すなわち、情報認識部307は、画像データ取得部306で取得した本人確認書類の画像データに基づき、入居可否を判定するための審査項目に関連付けられたテキストデータを認識する。例えば、情報認識部307は、画像データ取得部306で取得した運転免許証の画像データをOCR(Optical Character Recognition)によって認識して、氏名、住所、免許証番号などの各項目に対応した画像データから、氏名、住所、免許証番号などのテキストデータを得る。情報認識部307で認識されたテキストデータは、送信部304からネットワーク5を介して仲介業者端末4へ送信される。
次に、ステップS104に示すように、認識情報の送信を行う(図6(d)参照)。すなわち、先のステップS103において情報認識部307で認識されたテキストデータを項目に対応付けした状態で審査センター端末3の送信部304からネットワーク5を介して仲介業者端末4へ送信する。つまり、本人確認書類の画像データに基づき認識されたテキストデータが仲介業者端末4へ返送される。
次に、ステップS105に示すように、認識情報の表示を行う(図6(e)参照)。すなわち、仲介業者端末4の表示装置制御部403は、審査センター端末3から送信されたテキストデータを審査項目に対応付けして表示装置400Dに表示する。例えば、表示装置制御部403は、複数の審査項目を表形式で表示装置400Dに表示する。これにより、審査項目のうち、本人確認書類の画像データから認識されたものが、テキストデータとして表示装置400Dに表示される。一方、表示装置制御部403は、情報認識部307で認識できかなった項目及び情報認識部307で認識されない項目(審査項目のうち本人確認書類には記載されていない項目)については、空欄で表示する。
次に、ステップS106に示すように、情報入力を行う(図6(f)参照)。情報入力は、仲介業者端末4の入力装置400Cによって行われる。仲介業者端末4の表示装置400Dには、本人確認書類の画像データから認識されたテキストデータが対応する項目に表示されるが、認識できなかった項目や、認識されない項目は空欄となっている。そこで、仲介業者端末4の入力装置400Cを操作して、空欄の項目に必要な情報を入力する。この際、認識されたテキストデータの内容確認を行い、誤認識している項目について訂正する入力を行う。
次に、ステップS107に示すように、情報の送信を行う(図6(g)参照)。仲介業者端末4は、入居審査に必要な審査項目に関する情報を送信部404からネットワーク5を介して審査センター端末3へ送信する。送信される情報は、審査項目について、本人確認書類の画像データから認識されテキストデータ(確認済みのもの)と、先のステップS106で入力したデータとを合わせた審査用データである。
次に、ステップS108に示すように、入居可否の審査を行う(図6(h)参照)。すなわち、審査センター端末3は、仲介業者端末4から送信された審査用データを受信し、入居可否判定部308によって入居の可否の判定を行う。入居可否判定部308は、審査用データと、データベースサーバ2に格納された判定情報(物件関連信用情報J1及び本人信用情報J2を含む情報)とを照合し、入居の可否を判定する。
次に、ステップS109に示すように、審査結果の送信を行う(図6(i)参照)。審査センター端末3の送信部304は、入居可否判定部308で判定した入居可否の審査結果を、ネットワーク5を介して仲介業者端末4へ送信する。仲介業者端末4の受信部405は審査センター端末3から送信された審査結果を受信し、表示装置制御部403の制御によってその審査結果を表示装置400Dに表示する。仲介業者端末4の表示装置400Dには、入居希望者についての入居審査の結果が表示される。入居可否の審査結果は、管理会社に送信されてもよい。
次に、入居審査の具体例について説明する。
図7は、入居希望者に関する情報の送信処理の流れを例示する図である。
図8は、本人確認書類の画像データ取得の処理を例示するフローチャートである。
入居希望者の入居審査を行うにあたり、入居希望者に関する情報を審査センターへ送信する。この際、図7に示すように、仲介業者は、入居希望者の本人確認書類を審査センターへ送信する(図7(a)参照)。
先ず、ステップS201に示すように、カメラ(撮像装置400E)を起動する。カメラはデジタルカメラでもよいし、スキャナでもよい。カメラは仲介業者端末4に無線有線によって接続されている。なお、カメラは仲介業者端末4に付属するものであってもよい。
次に、ステップS202に示すように、運転免許証の表面を撮影する。すなわち、起動したカメラによって運転免許証の表面の撮影を行う。
次に、ステップS203に示すように、運転免許証の表面か否かの判断を行う。例えば、撮影して取得した画像データを審査センター端末3へ送信し、OCRによってテキストデータを認識する。その認識したテキストデータの内容から運転免許証の表面の画像データであるか否かを判断する。ここで、表面ではないと判断した場合(ステップS203でNo)、再度、表面の撮影を行う。この際、例えば仲介業者端末4の表示装置400Dに「もう一度、表面を撮影してください。」のようなメッセージを表示してもよい。表面であると判断した場合(ステップS203でYes)、次のステップS204へ進む。
表面の撮影が完了した後は、ステップS204に示すように、運転免許証の裏面をカメラで撮影する。
次に、ステップS205に示すように、運転免許証の裏面か否かの判断を行う。例えば、撮影して取得した画像データを審査センター端末3へ送信し、OCRによってテキストデータを認識する。その認識したテキストデータの内容から運転免許証の裏面の画像データであるか否かを判断する。ここで、裏面ではないと判断した場合(ステップS205でNo)、再度、表面の撮影を行う。この際、例えば仲介業者端末4の表示装置400Dに「もう一度、裏面を撮影してください。」のようなメッセージを表示してもよい。裏面であると判断した場合(ステップS205でYes)、次のステップS206へ進む。
次に、ステップS206に示すように、撮影して取得した画像データで良いか否かを判断する。再度撮影する場合には(ステップS206でNo)、ステップS202へ戻り、撮影をやり直す。取得した画像データで良い場合には(ステップS206でYes)、次のステップS207へ進む。
次に、ステップS207に示すように、撮影完了通知を送信する。すなわち、仲介業者端末4から審査センター端末3へ撮影完了通知を送信する。
図10〜図14に示すように、審査センター端末3の表示装置300Dには、入居希望者についての入居審査を行うための情報が例えば表形式で表示される。表示項目の一例として、「管理情報」、「ユーザ入力情報」、「未納情報」、「SNS参考情報」、「重回帰分析判定情報」、「反社会勢力情報(反社情報)」、「ブラック判定情報」、「問題行動情報」、「家賃滞納履歴」、「過去の審査履歴情報」、「本人確認書類画像」、「電話確認情報」、「審査NG/OK選択」、「審査結果コメント入力欄」などが挙げられ、それぞれの表示項目に対応した情報が表示される。
本実施形態に係る入居審査プログラムは、コンピュータ(例えば、データベースサーバ2、審査センター端末3、仲介業者端末4)を、入居希望者の本人確認書類の画像データを取得する画像データ取得部306、画像データ取得部306で取得した本人確認書類の画像データに基づき審査項目に関連付けられたテキストデータを認識する情報認識部307、審査対象者に対応付けされた物件関連信用情報及び本人信用情報を含む判定情報をデータベース(例えば、記憶装置200B)に格納する記憶装置制御部203を参照し、情報認識部307で認識した審査項目の情報に基づき、データベースに格納された判定情報から審査対象者の入居の可否を判定する入居可否判定部308、として機能させる。入居審査プログラムは、上記説明した入居審査方法の各ステップをCPUによるプログラム処理として実現される。
以上のように、本実施形態に係る入居審査システム1は、入居の可否を判定するための審査センター端末3(入居審査装置)を具備し、審査センター端末3は、入居希望者の本人確認書類の画像データを取得する画像データ取得部306と、画像データ取得部306で取得した本人確認書類の画像データに基づき審査項目に関連付けられたテキストデータを認識する情報認識部307と、審査対象者に対応付けされた物件関連信用情報J1及び本人信用情報J2を含む判定情報が格納されたデータベースを参照し、情報認識部307で認識した審査項目情報に基づき、データベースに格納された判定情報から審査対象者の入居の可否を判定する入居可否判定部308と、を備えている。
上記第1実施形態では、仲介担当者Uが仲介業者端末4を操作して本人確認書類の撮影や画像データの審査センター端末3への送信、各種項目の情報入力を行う例を説明したが、入居希望者が自ら端末(例えば、入居希望者が所有する端末。以下、ユーザ端末)を操作して、自ら本人確認書類を撮影し、撮影した画像データ、又は予め撮影して記憶してある本人確認書類の画像データを、ネットワーク5を介して審査センター端末3へ送信し、審査の結果をユーザ端末で受信する構成であってもよい。また、物件の管理会社や物件の所有者(大家)が自ら端末(例えば、物件の管理会社や物件の所有者(大家)が所有する端末。以下、仲介担当者端末や所有者端末)を操作して、入居希望者の本人確認書類を撮影し、撮影した画像データ、又は予め撮影して記憶してある本人確認書類の画像データを、ネットワーク5を介して審査センター端末3へ送信し、審査の結果を物件の管理会社端末や物件の所有者端末で受信する構成であってもよい。
200A 通信IF
2 データベースサーバ
200B 記憶装置
200C CPU
200D バス
201 受信部
202 送信部
203 記憶装置制御部
3 審査センター端末
300A 通信IF
300B 記憶装置
300C 入力装置
300D 表示装置
300E CPU
300F バス
301 受信部
302 入力受付部
303 表示装置制御部
304 送信部
305 記憶装置制御部
306 画像データ取得部
307 情報認識部
308 入居可否判定部
4 仲介業者端末
400A 通信IF
400B 記憶装置
400C 入力装置
400D 表示装置
400E 撮像装置
400F CPU
400G バス
401 撮像装置制御部
402 入力受付部
403 表示装置制御部
404 送信部
405 受信部
406 記憶装置制御部
5 ネットワーク
J1 物件関連信用情報
J2 本人信用情報
E 審査担当者
U 仲介担当者
Claims (8)
- 入居の可否を判定するための入居審査装置であって、
入居希望者の本人確認書類の画像データを取得する画像データ取得部と、
前記画像データ取得部で取得した前記本人確認書類の画像データに基づき審査項目に関連付けられたテキストデータを認識する情報認識部と、
審査対象者に対応付けされた物件関連信用情報及び本人信用情報を含む前記入居の可否を判定する基準となる判定情報が格納されたデータベースを参照し、前記情報認識部で認識した審査項目の情報に基づき、前記データベースに格納された前記判定情報から前記審査対象者の入居の可否を判定する入居可否判定部と、を備え、
前記判定情報は、物件ごと又は前記物件の所有者ごとに前記判定情報が設定可能であり、
前記本人信用情報は、前記入居希望者により入力されたURL(Uniform Resource Locator)により指定される所定のSNS(Social Networking Service)の投稿内容から本人情報の信頼性をチェックした情報を含むことを特徴とする入居審査装置。 - 前記情報認識部で認識できなかった審査項目及び前記情報認識部で認識されない審査項目の少なくとも一方の情報を入力する情報入力部を備え、
前記入居可否判定部は、前記情報認識部で認識した審査項目及び前記情報入力部で入力された審査項目の少なくとも一方の情報に基づき、前記データベースに格納された前記判定情報から前記審査対象者の入居の可否を判定することを特徴とする請求項1記載の入居審査装置。 - 前記データベースには、前記物件関連信用情報として複数の物件のそれぞれに関連した信用情報が個人または企業を特定する情報と紐付けして格納され、前記本人信用情報を前記特定する情報と紐付けして格納されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の入居審査装置。
- 前記物件関連信用情報は、物件管理に関係する個人または企業の信用状況を示す情報を含む、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の入居審査装置。
- 前記本人信用情報は、物件管理以外に関係する個人または企業の信用状況を示す情報を含む、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の入居審査装置。
- 前記情報認識部は、互いに特性の異なる複数のOCR(Optical Character Recognition)エンジンを用いて前記テキストデータを認識する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の入居審査装置。
- 入居の可否を判定するための入居審査方法であって、
画像データ取得部が、入居希望者の本人確認書類の画像データを取得する工程と、
情報認識部が、前記画像データ取得部で取得した前記本人確認書類の画像データに基づき審査項目に関連付けられたテキストデータを認識する工程と、
入居可否判定部が、審査対象者に対応付けされた物件関連信用情報及び本人信用情報を含む前記入居の可否を判定する基準となる判定情報が格納されたデータベースを参照し、前記情報認識部で認識した審査項目の情報に基づき、前記データベースに格納された前記判定情報から前記審査対象者の入居の可否を判定する工程と、を有し、
前記判定情報は、物件ごと又は前記物件の所有者ごとに前記判定情報が設定可能であり、
前記本人信用情報は、前記入居希望者により入力されたURL(Uniform Resource Locator)により指定される所定のSNS(Social Networking Service)の投稿内容から本人情報の信頼性をチェックした情報を含むことを特徴とする入居審査方法。 - 入居の可否を判定するための入居審査プログラムであって、
コンピュータを、
入居希望者の本人確認書類の画像データを取得する画像データ取得部、
前記画像データ取得部で取得した前記本人確認書類の画像データに基づき審査項目に関連付けられたテキストデータを認識する情報認識部、
審査対象者に対応付けされた物件関連信用情報及び本人信用情報を含む前記入居の可否を判定する基準となる判定情報が格納されたデータベースを参照し、前記情報認識部で認識した審査項目の情報に基づき、前記データベースに格納された前記判定情報から前記審査対象者の入居の可否を判定する入居可否判定部、として機能させ、
前記判定情報は、物件ごと又は前記物件の所有者ごとに前記判定情報が設定可能であり、
前記本人信用情報は、前記入居希望者により入力されたURL(Uniform Resource Locator)により指定される所定のSNS(Social Networking Service)の投稿内容から本人情報の信頼性をチェックした情報を含むことを特徴とする入居審査プログラム。
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