JP6695214B2 - 半導体装置、電池監視システムおよび診断方法 - Google Patents

半導体装置、電池監視システムおよび診断方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置、電池監視システムおよび診断方法に関する。
直列接続された複数の電池セルを備えた組電池の各電池セルの状態を監視する電池監視システムが知られている。例えば、特許文献1には、直列に接続された複数の電池の各々に接続された複数の電源線と、複数の電源線から2つの電源線を選択する選択手段と、選択手段により選択された2つの電源線に流れる電気信号が入力された場合は、当該2つの電源線に流れる電気信号の差分をデジタル信号に変換して出力する計測手段と、計測手段から出力されたデジタル信号に対して予め定められた演算を行い、演算結果に応じた電気信号を出力する演算手段と、複数の電源線のうちから、第1基準電圧に応じた電気信号が流れる電源線と、第1基準電圧と異なる第2基準電圧に応じた電気信号が流れる電源線とを選択するように選択手段を制御する第1制御、及び第2基準電圧に応じた電気信号をデジタル信号に変換させて出力するように計測手段を制御する第2制御を行う制御手段と、を備えた半導体回路が記載されている。
また、特許文献2には、上記の特許文献1に記載のものと同様の複数の電源線、選択手段、計測手段および演算手段と、第1の基準電圧を分圧した第2の基準電圧を電源線に供給する基準電圧分圧部と、を備えた組電池システムが記載されている。この組電池システムにおいて、計測手段の自己診断は、計測手段から出力された第1の基準電圧と第2の基準電圧との差分と、第2の基準電圧と第2の基準電圧よりも小さい第3の基準電圧との差分との加算値が、第1の基準電圧に応じた値となるか否かにより行われる。
特開2013−195157号公報 特開2014−240818号公報
電池監視用の半導体装置は、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線を含む。このような半導体装置において、自己の異常を検出する自己診断機能を有するものがある。自己診断では、例えば、複数の主配線のうちから選択された一対の主配線に電圧を印加し、一対の主配線間に生じる電圧の測定値が適正であるか否かを判定する。
半導体装置の異常を効果的に検出する方法として、例えば、診断対象となる一対の主配線間に印加する診断電圧を一定に保ちながら各主配線に印加する電位を増減させた場合の当該主配線間に生じる電圧の変動をモニタする方法が考えられる。上記の特許文献1および特許文献2に記載のものにおいては、上記の手法による自己診断を行うことは困難であり、各主配線に印加する電位を変化させた場合に顕在化する異常を検出することが困難であった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線を含む半導体装置の自己診断において、診断対象となる主配線に印加する電位を変化させた場合に顕在化する異常の検出を可能とすることを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、直列接続された複数の抵抗素子を含み、一端が電源ラインに接続された直列抵抗回路と、前記直列抵抗回路の他端に接続された第1の電流源と、前記複数の抵抗素子のうちの特定の抵抗素子の高電位側の端部、または前記直列抵抗回路の、前記特定の抵抗素子の高電位側の端部よりも高電位の抵抗素子間の接続部に接続された第2の電流源と、前記複数の主配線のうちの一対の診断対象配線の一方と前記特定の抵抗素子の一端との間に設けられた第1のスイッチと、前記一対の診断対象配線の他方と前記特定の抵抗素子の他端との間に設けられた第2のスイッチと、を含む。
本発明に係る他の半導体装置は、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、直列接続された複数の抵抗素子を含み、一端が電源ラインに接続された直列抵抗回路と、前記直列抵抗回路の他端に接続された第1の電流源と、前記複数の抵抗素子のうちの特定の抵抗素子の高電位側の端部、または前記直列抵抗回路の、前記特定の抵抗素子の高電位側の端部よりも高電位の抵抗素子間の接続部のいずれかに選択的に接続される第2の電流源と、前記複数の主配線のうちの一対の診断対象配線の一方と前記特定の抵抗素子の一端との間に設けられた第1のスイッチと、前記一対の診断対象配線の他方と前記特定の抵抗素子の他端との間に設けられた第2のスイッチと、を含む。
本発明に係る電池監視システムは、直列接続された複数の電池セルと、前記電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、直列接続された複数の抵抗素子を含み、一端が電源ラインに接続された直列抵抗回路と、前記直列抵抗回路の他端に接続された第1の電流源と、前記複数の抵抗素子のうちの特定の抵抗素子の高電位側の端部、または前記直列抵抗回路の、前記特定の抵抗素子の高電位側の端部よりも高電位の抵抗素子間の接続部に接続された第2の電流源と、前記複数の主配線のうちの一対の診断対象配線の一方と前記特定の抵抗素子の一端との間に設けられた第1のスイッチと、前記一対の診断対象配線の他方と前記特定の抵抗素子の他端との間に設けられた第2のスイッチと、前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含むスイッチ群と、前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオフ状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第1の状態と、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオン状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第2の状態と、を順次形成する制御部と、を含む。
本発明に係る他の電池監視システムは、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、直列接続された複数の抵抗素子を含み、一端が電源ラインに接続された直列抵抗回路と、前記直列抵抗回路の他端に接続された第1の電流源と、前記複数の抵抗素子のうちの特定の抵抗素子の高電位側の端部、または前記直列抵抗回路の前記特定の抵抗素子の高電位側の端部よりも高電位の抵抗素子間の接続部のいずれかに選択的に接続される第2の電流源と、前記複数の主配線のうちの一対の診断対象配線の一方と前記特定の抵抗素子の一端との間に設けられた第1のスイッチと、前記一対の診断対象配線の他方と前記特定の抵抗素子の他端との間に設けられた第2のスイッチと、前記直列抵抗回路の隣接する抵抗素子間の接続部に各々の一端が接続され、前記第2の電流源に各々の他端が接続された複数のスイッチを含む第1のスイッチ群と、前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含む第2のスイッチ群と、前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記第1のスイッチ群を構成する複数のスイッチの各々をオフ状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオフ状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記第2のスイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第1の状態と、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記第1のスイッチ群を構成する複数のスイッチのいずれか1つをオン状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオン状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記第2のスイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第2の状態と、を順次形成する制御部と、を含む。
本発明に係る診断方法は、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、直列接続された複数の抵抗素子を含み一端が電源ラインに接続された直列抵抗回路と、を含む半導体装置の診断方法であって、前記直列抵抗回路に電流を流すことにより前記複数の抵抗素子のうちの特定の抵抗素子の両端に生ずる電圧を、前記複数の主配線のうちの一対の診断対象配線間に印加して、前記一対の診断対象配線間の電圧を測定するステップと、前記特定の抵抗素子に流れる電流の大きさを維持したまま前記特定の抵抗素子の一端の電位を変化させて前記特定の抵抗素子の両端に生ずる電圧を前記一対の診断対象配線間に印加して、前記一対の診断対象配線間の電圧を測定するステップと、を含む。
直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線を含む半導体装置の自己診断において、診断対象となる主配線に印加する電位を変化させた場合に顕在化する異常の検出が可能となる。
本発明の実施形態に係る電池監視システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る検査回路の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の自己診断時の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る検査回路の第1の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査回路の第2の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査回路の第3の状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る検査回路の構成を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る検査回路の第1の状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る検査回路の第2の状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る検査回路の第3の状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る検査回路の構成を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る電池監視システムの構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る電池セル選択用スイッチ群の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与し、重複する説明は適宜省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る電池監視システム1の構成を示すブロック図である。電池監視システム1は、直列接続された複数の電池セルC、・・・、Cn−1、CおよびCn+1を含む組電池200と、各電池セルC、・・・、Cn−1、CおよびCn+1の状態を監視する半導体装置100を含んで構成されている。
半導体装置100は、電池セルC〜Cn+1の互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた入力端子T〜Tn+1と、入力端子T〜Tn+1に接続された検査回路10と、検査回路10に接続された制御部110と、制御部110に接続された記憶部120および出力端子Toutと、を有する。
半導体装置100は、入力端子T〜Tn+1を介して入力される電池セルC〜Cn+1の各セル電圧を測定するセル電圧測定機能と、検査回路10に異常が生じているか否かを診断する自己診断機能を有する。制御部110が、検査回路10に制御信号を供給して検査回路10の動作を制御することにより、上記のセル電圧測定機能および自己診断機能が実現される。制御部110は、検査回路10から出力されるデータを受信する。記憶部120には、制御部110による制御の下で検査回路10から出力されるデータ等が格納される。制御部110は、例えば、図示しない上位システムからの要求に応じて、記憶部120に格納されたデータを読み出して、出力端子Toutから出力する。また、制御部110は、検査回路10から出力されるデータに基づいて検査回路10に異常が生じているか否かを診断し、診断結果を出力端子Toutから出力する。
図2は、検査回路10の詳細な構成を示す図である。検査回路10は、入力端子T〜Tn+1の各々に対応して設けられた複数の主配線W〜Wn+1を有する。すなわち、主配線W〜Wn+1は、直列接続された電池セルC〜Cn+1の互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられている。また、検査回路10は、電池セル接続用スイッチ群11、電源接続用スイッチ12、電源接続用スイッチ群13、電池セル選択用スイッチ群20、レベルシフタ30、基準電源40、分圧回路50、ADコンバータ70、直列抵抗回路80、基準電流源81、オフセット電流源82、バイパススイッチ90およびスイッチ61〜64を備えている。
電池セル接続用スイッチ群11は、入力端子T〜Tn+1の各々および主配線W〜Wn+1の各々に対応して設けられた複数のスイッチ11〜11n+1を含んで構成されている。複数のスイッチ11〜11n+1は、それぞれ、一端が対応する入力端子T〜Tn+1に接続され、他端が対応する主配線W〜Wn+1に接続されている。例えば、スイッチ11は、一端が入力端子Tに接続され、他端が主配線Wに接続されており、スイッチ11がオン状態となることにより、主配線Wと入力端子Tとが接続されて主配線Wに電池セルの各ノードのうちの対応するノードの電位が印加される。
電源接続用スイッチ12は、一端が対応する主配線Wに接続され、他端が高電位側の電源配線Wに接続されている。電源接続用スイッチ12がオン状態となることにより高電位側の電源配線Wの電位が主配線Wに印加される。
電源接続用スイッチ群13は、複数の主配線W〜Wn+1の各々に対応して設けられた複数のスイッチ13〜13n+1を含んで構成されている。電源接続用スイッチ群13を構成する複数のスイッチうち、スイッチ13は、一端が対応する主配線Wに接続され、他端が低電位側の電源配線Wに接続されている。スイッチ13がオン状態となることにより低電位側の電源配線Wの電位が主配線Wに印加される。
第2の電源接続用スイッチ群13を構成する複数のスイッチのうち、スイッチ13〜13n+1は、それぞれ、一端が対応する主配線W〜Wn+1に接続され、他端が直列抵抗回路80の対応するノードに接続されている。例えば、スイッチ13は、一端が主配線Wに接続され、他端が直列抵抗回路を構成する抵抗素子Rhと抵抗素子Rhn−1との接続部に接続されており、スイッチ13がオン状態となることにより、主配線Wに抵抗素子Rhと抵抗素子Rhn−1との接続部の電位が印加される。
直列抵抗回路80は、主配線W〜Wn+1およびスイッチ13〜13n+1に対応して設けられた複数の抵抗素子Rh〜Rhn+1が直列接続されて構成されている。直列抵抗回路80の一方の終端である抵抗素子Rhn+1の一端は、電位Vccを生ずる電源ラインに接続され、直列抵抗回路80の他方の終端である抵抗素子Rhの一端は基準電流源81に接続されている。直列抵抗回路80の抵抗素子間の接続部および抵抗素子Rhの低電位側(基準電流源81側)の端部は、それぞれ、対応するスイッチ13〜13n+1の一端に接続されている。
基準電流源81は、抵抗素子Rhとグランドラインとの間に設けられている。基準電流源81がオン状態となることにより直列抵抗回路80の抵抗素子Rh〜Rhn+1に基準電流Irefが流れ、直列抵抗回路80の抵抗素子間の接続部の各々および抵抗素子Rhの低電位側の一端には、電源ラインの電位Vccから降下した電位が現れる。
オフセット電流源82は、抵抗素子Rhの高電位側の端部(すなわち抵抗素子Rhと抵抗素子Rhとの接続部)とグランドラインとの間に設けられている。基準電流源81およびオフセット電流源82の双方がオン状態となることにより直列抵抗回路80の抵抗素子Rh〜Rhn+1に基準電流Irefとオフセット電流Ioffsetとを合算した電流が流れ、直列抵抗回路80の抵抗素子間の接続部の各々には電源ラインの電位Vccからさらに降下した電位が現れる。一方、基準電流源81およびオフセット電流源82の双方がオン状態となった場合でも抵抗素子Rhにはオフセット電流Ioffsetは流れず、基準電流Irefのみが流れる。
バイパススイッチ90は、直列抵抗回路80と電源ラインとの接続部である抵抗素子Rhn+1の高電位側の端部と、直列抵抗回路80とオフセット電流源82との接続部である抵抗素子Rhの高電位側の端部との間に設けられている。バイパススイッチ90がオン状態となることにより、電源ラインの電位Vccが抵抗素子Rhの高電位側の端部に印加される。
電池セル選択用スイッチ群20は、第1の電池セル選択用スイッチ群21および第2の電池セル選択用スイッチ群22を有する。第1の電池セル選択用スイッチ群21および第2の電池セル選択用スイッチ群22は、それぞれ、主配線W〜Wn+1の各々に対応して設けられた複数のスイッチ21〜21n+1および複数のスイッチ22〜22n+1を含んで構成されている。
第1の電池セル選択用スイッチ群21を構成する複数のスイッチ21〜21n+1は、それぞれ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第1のノードnに接続されている。例えば、スイッチ21は、一端が主配線Wに接続され、他端が第1のノードnに接続されており、スイッチ21がオン状態となることにより主配線Wの電位が第1のノードnに印加される。第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成する複数のスイッチ22〜22n+1は、それぞれ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第2のノードnに接続されている。例えば、スイッチ22n−1は、一端が主配線Wn−1に接続され、他端が第2のノードnに接続されており、スイッチ22n−1がオン状態となることにより主配線Wn−1の電位が第2のノードnに印加される。また、第2のノードnとグランドラインとの間には、スイッチ64が設けられている。スイッチ64がオン状態となることで、第2のノードnには接地電位が印加される。
レベルシフタ30は、第1のノードnと第2のノードnとの間の電位差を、接地電位を基準とする電圧に変換して出力する。レベルシフタ30から出力される電圧は、ADコンバータ70に供給される。ADコンバータ70は、入力された電圧の大きさを示すデジタル値を出力する。
基準電源40は、基準電圧Vを出力する。基準電圧Vは、分圧回路50に供給されるとともに、スイッチ61がオン状態となることにより高電位側の電源配線Wに供給される。
分圧回路50は、直列接続された複数の抵抗素子Rと、一端がこれらの抵抗素子同士の接続部の各々に接続され、他端が分圧電圧Vの出力ラインWに接続された複数のスイッチ51を含んで構成されている。また、抵抗素子Rの一方の終端とグランドラインとの間にはスイッチ63が設けられている。抵抗素子Rの他方の終端は、基準電源40の出力ラインに接続されている。分圧回路50は、スイッチ63がオン状態とされ、複数のスイッチ51のうちのいずれかがオン状態となることにより、基準電圧Vを分圧した分圧電圧Vを出力ラインWに出力する。出力ラインWから出力される分圧電圧Vの大きさは、複数のスイッチ51のうちオン状態とするスイッチを切り替えることで変化させることが可能である。例えば、診断対象として選択される主配線に対して固有の分圧電圧Vが印加されるようにスイッチ51を切り替えてもよい。分圧電圧Vは、スイッチ62がオン状態となることにより低電位側の電源配線Wに供給される。
電池セル接続用スイッチ群11、電源接続用スイッチ12、電源接続用スイッチ群13バイパススイッチ90、電池セル選択用スイッチ群20を構成する各スイッチ、スイッチ51、61〜64、基準電流源81およびオフセット電流源82は、制御部110から供給される制御信号に基づいてオンオフする。
以下に、半導体装置100の動作について説明する。初めに、電池セルのセル電圧を測定する場合の動作について、電池セルCのセル電圧を測定する場合を例に説明する。
電池セルのセル電圧を測定する場合には、電源接続用スイッチ12、電源接続用スイッチ群13を構成する各スイッチ並びにスイッチ61〜64はオフ状態とされる。一方、電池セルCのセル電圧を測定する場合、電池セル接続用スイッチ群11を構成するスイッチのうちのスイッチ11n−1および11がオン状態とされる。これにより、主配線Wに電池セルCの陽極の電位が印加され、主配線Wn−1に電池セルCの陰極の電位が印加される。更に、第1の電池セル選択用スイッチ群21を構成するスイッチのうちのスイッチ21がオン状態とされると共に、第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成するスイッチのうちのスイッチ22n−1がオン状態とされる。これにより、主配線Wに印加されている電池セルCの陽極の電位が第1のノードnに印加されると共に、主配線Wn−1に印加されている電池セルCの陰極の電位が第2のノードnに印加される。
レベルシフタ30は、第1のノードnと第2のノードnとの間の電位差、すなわち、電池セルCのセル電圧に相当する電圧を出力する。レベルシフタ30から出力された電圧は、ADコンバータ70に供給される。ADコンバータ70は、レベルシフタ30から供給された電池セルCのセル電圧に相当するデジタル値を出力し、これを制御部110に供給する。制御部110は、ADコンバータ70から受信した電池セルCのセル電圧に相当するデジタル値を記憶部120に格納する。
次に、半導体装置100において検査回路10の異常を検出する自己診断を行う場合の動作について説明する。図3は、半導体装置100の自己診断を行う場合の動作の流れを示すフローチャートである。本実施形態に係る自己診断においては、複数の主配線W〜Wn+1のうち、主配線WおよびWが診断対象とされる。
ステップS1において制御部110は、検査回路10において図4に示す第1の状態を形成する。
第1の状態では電池セル接続用スイッチ群11を構成する各スイッチ、バイパススイッチ90およびスイッチ61、63、64がオフ状態とされ、電源接続用スイッチ群13を構成する各スイッチおよびスイッチ62がオン状態とされる。また、第1の状態では基準電流源81がオン状態とされ、オフセット電流源82がオフ状態とされる。これにより、直列抵抗回路80の抵抗素子Rh〜Rhn+1に基準電流Irefが流れ、抵抗素子Rhの高電位側の端部の電位が診断対象である主配線Wに印加され、抵抗素子Rhの低電位側の端部の電位が診断対象である主配線Wに印加される。すなわち、主配線Wと主配線Wとの間にはIref×Rhに相当する診断電圧が印加される。第1の状態において、主配線Wには、電源ラインの電位Vccから降下した電位、すなわちVcc−(Rhn+1+Rh+Rhn−1+・・・+Rh)×Irefに相当する電位が印加される。
また、第1の状態では、第1の電池セル選択用スイッチ群21において、診断対象である主配線Wに対応するスイッチ21がオン状態とされ、それ以外のスイッチがオフ状態とされる。これにより、主配線Wが第1のノードnに接続される。また、第1の状態では、第2の電池セル選択用スイッチ群22において、診断対象である主配線Wに対応するスイッチ22がオン状態とされ、それ以外のスイッチがオフ状態とされる。これにより、主配線Wが第2のノードnに接続される。
ステップS2においてレベルシフタ30が第1のノードnと第2のノードnとの間の電位差に応じた電圧を出力する。すなわち、レベルシフタ30は、主配線Wに印加された電位と主配線Wに印加された電位の差分に相当する電圧を出力する。検査回路10に異常がない場合、レベルシフタ30は診断電圧(Iref×Rh)に実質的に等しい電圧を出力する。
ステップS3において、ADコンバータ70がレベルシフタ30の出力電圧に相当するデジタル値Aを出力し、これを制御部110に供給する。
ステップS4において、制御部110は、ADコンバータ70から出力されたデジタル値Aを記憶部120に格納する。
ステップS5において制御部110は、検査回路10において図5に示す第2の状態を形成する。
第2の状態は、オフセット電流源82がオン状態とされる点が第1の状態と異なり、それ以外の点は第1の状態と同じである。第2の状態においては、基準電流源81およびオフセット電流源82の双方がオン状態とされることで、直列抵抗回路80の抵抗素子Rh〜Rhn+1に基準電流Irefとオフセット電流Ioffsetとを合算した電流が流れる。従って、第2の状態において、主配線Wには、電源ラインの電位Vccから更に降下した電位、すなわちVcc−(Rhn+1+Rh+Rhn−1+・・・+Rh)×(Iref+Ioffset)に相当する電位が印加される。すなわち、第2の状態において主配線Wに印加される電位は第1の状態と比較して小さくなる。一方、抵抗素子Rhにはオフセット電流Ioffsetは流れず、基準電流Irefのみが流れる。従って、第2の状態において、主配線Wと主配線Wとの間には、第1の状態と同様、Iref×Rhに相当する診断電圧が印加される。従って、第2の状態において主配線Wに印加される電位は第1の状態と比較して小さくなる。第2の状態では、第1の状態と同様、主配線Wが第1のノードnに接続され、主配線Wが第2のノードnに接続される。
ステップS6においてレベルシフタ30が第1のノードnと第2のノードnとの間の電位差に応じた電圧を出力する。すなわち、レベルシフタ30は、主配線Wに印加された電圧と主配線Wに印加された電圧の差分に相当する電圧を出力する。検査回路10に異常がない場合、レベルシフタ30は診断電圧(Iref×Rh)に実質的に等しい電圧を出力する。
ステップS7において、ADコンバータ70がレベルシフタ30の出力電圧に相当するデジタル値Bを出力し、これを制御部110に供給する。
ステップS8において、制御部110は、ADコンバータ70から出力されたデジタル値Bを記憶部120に格納する。
ステップS9において制御部110は、検査回路10において図6に示す第3の状態を形成する。
第3の状態は、バイパススイッチ90がオン状態とされる点が第1の状態と異なり、それ以外は第1の状態と同じである。第3の状態においてオフセット電流源82はオフ状態とされる。第3の状態においては、バイパススイッチ90がオン状態とされることで、主配線Wには、電源ラインの電位Vccが印加される。すなわち、第3の状態において主配線Wに印加される電位は、第1の状態と比較して大きくなる。一方、第3の状態において、抵抗素子Rhには基準電流Irefが流れる。従って、第3の状態において、主配線Wと主配線Wとの間には、第1の状態および第2の状態と同様、Iref×Rhに相当する診断電圧が印加される。従って、第3の状態において主配線Wに印加される電位は第1の状態と比較して大きくなる。第3の状態では、第1の状態および第2の状態と同様、主配線Wが第1のノードnに接続され、主配線Wが第2のノードnに接続される。
ステップS10においてレベルシフタ30が第1のノードnと第2のノードnとの間の電位差に応じた電圧を出力する。すなわち、レベルシフタ30は、主配線Wに印加された電圧と主配線Wに印加された電圧の差分に相当する電圧を出力する。検査回路10に異常がない場合、レベルシフタ30は診断電圧(Iref×Rh)に実質的に等しい電圧を出力する。
ステップS11において、ADコンバータ70がレベルシフタ30の出力電圧に相当するデジタル値Cを出力し、これを制御部110に供給する。
ステップS12において、制御部110は、ADコンバータ70から出力されたデジタル値Cを記憶部120に格納する。
ステップS13において、制御部110は、記憶部120に格納されたデジタル値A、BおよびCを読み出し、デジタル値A、B、Cの各々が、所定範囲内であり且つデジタル値A、B、C相互間の差分が所定範囲内であるか否かを判定する。制御部110は、デジタル値A、B、Cの各々が、所定範囲内であり且つデジタル値A、B、C相互間の差分が所定範囲内であると判定した場合には処理をステップS14に移行し、それ以外の場合には処理をステップS15に移行する。
ステップS14において、制御部110は、検査回路10に異常はないものと判定する。一方、ステップS15において、制御部110は、検査回路10に異常があるものと判定する。すなわち、検査回路10に異常がない場合には、デジタル値A、B、Cは、それぞれ、主配線Wと主配線Wとの間に印加された診断電圧(Iref×Rh)に相当する値となる。従って、デジタル値A、B、Cが例えば、診断電圧(Iref×Rh)の±5%の範囲内であるか否かを判定することで検査回路10の異常の有無を検出することが可能である。また、主配線Wおよび主配線Wにそれぞれ印加する電位を変化させた場合に顕在化する異常に対しては、デジタル値A、B、C相互間の差分が所定範囲内であるか否かを判定することで検出することが可能である。
ステップS16において、制御部110は、ステップS14またはステップS15における判定結果を出力端子TOUTから出力する。
以上のように、本実施形態に係る半導体装置100および電池監視1システムによれば、診断対象となる一対の主配線間に印加する診断電圧を一定に保ちながら該主配線の各々に印加する電位を増減させた場合の該主配線間に生じる電圧の変動をモニタすることが可能である。従って、診断対象となる主配線に印加する電位を変化させた場合に顕在化する異常の検出が可能となる。
なお、本実施形態では、主配線Wおよび主配線Wを診断対象とする場合を例示したが、これら以外の主配線を診断対象としてもよい。
また、本実施形態では、直列抵抗回路80を構成する複数の抵抗素子のうち、抵抗素子Rhの両端に生じる電圧を診断電圧として使用する場合を例示したが、直列抵抗回路80を構成する他の抵抗素子の両端に生じる電圧を診断電圧として使用してもよい。
また、本実施形態では、診断電圧を生じる抵抗素子Rhの高電位側の端部にオフセット電流源82を接続する構成を例示したが、直列抵抗回路80の診断電圧を生じる抵抗素子の高電位側の端部よりも更に高電位の抵抗素子間の接続部にオフセット電流源82を接続してもよい。
また、本実施形態では電源ラインと診断電圧を生じる抵抗素子Rhの高電位側の端部との間にバイパススイッチ90を設ける構成を例示したが、バイパススイッチ90は、診断電圧を生じる抵抗素子Rhの高電位側の端部よりも更に高電位の抵抗素子間の接続部と診断電圧を生じる抵抗素子の高電位側の端部との間に設けられていてもよい。
また、本実施形態では、検査回路10において3つの状態を形成した場合の主配線間の電圧の変動をモニタする場合を例示したが、上記の第1〜第3の状態のうちのいずれか2つの状態を形成した場合の主配線間の電圧の変動をモニタしてもよい。
[第2の実施形態]
図7は、本発明の第2の実施形態に係る検査回路10Aの構成を示す図である。検査回路10Aは、第1の実施形態に係る検査回路10におけるバイパススイッチ90(図2参照)の役割およびオフセット電流源82の接続先を切り替える役割を担う複数のスイッチ91、91、・・・、91n−1、91、91n+1、91n+2を含むスイッチ群91を有する。スイッチ91、91、・・・、91n−1、91、91n+1は、それぞれ一端が直列抵抗回路80の抵抗素子間の接続部に接続され、他端がオフセット電流源82が接続されるノードnに接続されている。例えば、スイッチ91は、一端が抵抗素子Rhと抵抗素子Rhn−1との接続部に接続され、他端がノードnに接続されている。スイッチ91がオン状態となることにより、抵抗素子Rhと抵抗素子Rhn−1との接続部がオフセット電流源82に接続される。一方、スイッチ91n+2は、一端が電位Vccを生じる電源ラインに接続され、他端がノードnに接続されている。例えば、スイッチ91n+2とスイッチ91とがオン状態となることにより、抵抗素子Rhと抵抗素子Rhとの接続部には、電位Vccが印加される。
検査回路10Aの異常を検出する自己診断は、第1の実施形態の場合と同様、主配線WおよびWが診断対象とされ、図3に示すフローチャートに示される手順で行われる。
図8は、図3に示すフローチャートのステップS1の処理を実施する場合に検査回路10Aにおいて形成される第1の状態を示す図である。
第1の状態では、スイッチ群91を構成する全てのスイッチはオフ状態とされる。それ以外の状態は、第1の実施形態に係る検査回路10における第1の状態(図4参照)と同様である。すなわち、第1の状態では電池セル接続用スイッチ群11を構成する各スイッチ、スイッチ61、63、64がオフ状態とされ、電源接続用スイッチ群13を構成する各スイッチおよびスイッチ62がオン状態とされる。また、第1の状態では基準電流源81がオン状態とされ、オフセット電流源82がオフ状態とされる。これにより、直列抵抗回路80の抵抗素子Rh〜Rhn+1に基準電流Irefが流れ、抵抗素子Rhの高電位側の端部の電位が診断対象である主配線Wに印加され、抵抗素子Rhの低電位側の端部の電位が診断対象である主配線Wに印加される。すなわち、主配線Wと主配線Wとの間にはIref×Rhに相当する診断電圧が印加される。第1の状態において、主配線Wには、電源ラインの電位Vccから降下した電位、すなわちVcc−(Rhn+1+Rh+Rhn−1+・・・+Rh)×Irefに相当する電位が印加される。また、第1の状態において、主配線Wが第1のノードnに接続され、主配線Wが第2のノードnに接続される。
図9は、図3に示すフローチャートのステップS5の処理を実施する場合に検査回路10Aにおいて形成される第2の状態の一例を示す図である。
第2の状態では、スイッチ群91を構成するスイッチのうち、例えばスイッチ91のみがオン状態とされ、他のスイッチはオフ状態とされる。第2の状態では、スイッチ群91を構成する各スイッチ以外の他のスイッチの状態は第1の状態と同じである。一方、第2の状態では、オフセット電流源82がオン状態とされる。これにより、直列抵抗回路80の抵抗素子Rh〜Rhn+1に基準電流Irefとオフセット電流Ioffsetとを合算した電流が流れる。従って、第2の状態において、主配線Wには、電源ラインの電位Vccから更に降下した電位、すなわちVcc−(Rhn+1+Rh+Rhn−1+・・・+Rh)×(Iref+Ioffset)に相当する電位が印加される。すなわち、第2の状態において主配線Wに印加される電位は、第1の状態と比較して小さくなる。一方、抵抗素子Rhにはオフセット電流Ioffsetは流れず、基準電流Irefのみが流れる。従って、第2の状態において、主配線Wと主配線Wとの間には、第1の状態と同様、Iref×Rhに相当する診断電圧が印加される。従って、第2の状態において主配線Wに印加される電位は第1の状態と比較して小さくなる。第2の状態では、第1の状態と同様、主配線Wが第1のノードnに接続され、主配線Wが第2のノードnに接続される。
本実施形態に係る検査回路10Aによれば、スイッチ群91を構成する各スイッチのうちオン状態とするスイッチを切り替えることで、主配線Wおよび主配線Wに印加される電位を変化させることができる。例えば、図9に示すようにスイッチ91をオン状態とした場合に、主配線Wに印加される電位は最小となり、その大きさは、Vcc−(Rhn+1+Rh+Rhn−1+・・・+Rh)×(Iref+Ioffset)である。一方、スイッチ91n+1をオン状態とした場合に主配線Wに印加される電圧は最大となり、その大きさは、Vcc−Rhn+1×(Iref+Ioffset)−(Rh+Rhn−1+・・・+Rh)×Irefである。本実施形態に係る検査回路10Aによれば、第2の状態においてスイッチ群91を構成する各スイッチのうちオン状態とするスイッチを切り替えることで、上記の最小値から最大値までの範囲で主配線Wに印加される電位を段階的に変化させることが可能である。一方、スイッチ群91を構成する各スイッチのうちオン状態とするスイッチを切り替えた場合でも、診断電圧を生じる抵抗素子Rhに基準電流Irefが流れる状態が維持されるので、主配線Wと主配線Wとの間に印加される診断電圧の大きさは一定(Iref×Rh)に維持される。主配線Wに印加される電位は、主配線Wに印加される電位の変化に応じて変化する。
図10は、図3に示すフローチャートのステップS9の処理を実施する場合に検査回路10Aにおいて形成される第3の状態の一例を示す図である。
第3の状態では、スイッチ群91を構成するスイッチのうち、例えばスイッチ91および91n+2がオン状態とされ、他のスイッチはオフ状態とされる。第3の状態では、スイッチ群91を構成する各スイッチ以外の他のスイッチの状態は第1の状態と同じである。第3の状態においてオフセット電流源82はオフ状態とされる。
第3の状態においては、スイッチ91および91n+2がオン状態とされることで、主配線Wには、電源ラインの電位Vccが印加される。すなわち、第3の状態において主配線Wに印加される電位は、第1の状態と比較して大きくなる。一方、第3の状態において、抵抗素子Rhには基準電流Irefが流れる。従って、第3の状態において、主配線Wと主配線Wとの間には、第1の状態および第2の状態と同様、Iref×Rhに相当する診断電圧が印加される。従って、第3の状態において主配線Wに印加される電位は第1の状態と比較して大きくなる。第3の状態では、第1の状態および第2の状態と同様、主配線Wが第1のノードnに接続され、主配線Wが第2のノードnに接続される。
本実施形態に係る検査回路10Aによれば、スイッチ群91を構成する各スイッチのうちオン状態とする2つのスイッチの組み合わせを切り替えることで、主配線Wおよび主配線Wに印加される電位を変化させることができる。例えば、図10に示すようにスイッチ91および91n+2をオン状態とした場合に、主配線Wに印加される電圧は最大となり、その大きさは、Vccである。一方、スイッチ91および91をオン状態とした場合に主配線Wに印加される電圧は最小となり、その大きさは、Vcc−(Rhn+1+Rh+Rhn−1+・・・+Rh)×Irefである。本実施形態に係る検査回路10Aによれば、第3の状態においてスイッチ群91を構成するスイッチのうちオン状態とする2つのスイッチの組み合わせを切り替えることで、上記の最小値から最大値までの範囲で主配線Wに印加される電圧のレベルを段階的に変化させることが可能である。一方、スイッチ群91を構成するスイッチのうちオン状態とするスイッチを切り替えた場合でも、診断電圧を生じる抵抗素子Rhに基準電流Irefが流れる状態が維持されるので、主配線Wと主配線Wとの間に印加される診断電圧の大きさは一定(Iref×Rh)に維持される。主配線Wに印加される電位は、主配線Wに印加される電位の変化に応じて変化する。
以上のように、本実施形態に係る検査回路10Aによれば、第2の状態および第3の状態において、スイッチ群91を構成する各スイッチのうちオン状態とするスイッチを切り替えることで、診断対象とされた一対の主配線間に印加される診断電圧を一定に維持しつつ、各主配線に印加される電位を変化させることができる。従って、各主配線に印加される電位の変化幅を第1の実施形態に係る検査回路10よりも小さくすることができ、自己診断の精度をより高めることが可能となる。
[第3の実施形態]
図11は、本発明の第3の実施形態に係る検査回路10Bの構成を示す図である。検査回路10Bにおいて、レベルシフタ30の出力は、スイッチ65を介してADコンバータ70に接続されている。また、分圧電圧Vの出力ラインWがスイッチ66を介してADコンバータ70に接続されている。更に、基準電源40の出力ラインがADコンバータ70に接続されている。本実施形態に係る検査回路10Bにおいてレベルシフタ30の出力電圧をADコンバータ70によってデジタル値に変換する場合には、スイッチ65がオン状態とされる。
本実施形態に係る検査回路10Bによれば、第1の実施形態に係る検査回路10と同様の効果を得ることができる。なお、第2の実施形態に係る検査回路10Aのスイッチ群91を、本実施形態に係る検査回路10Bに適用することも可能である。
なお、上記の各実施形態において、検査回路10(10A、10B)、制御部110および記憶部120を単一の半導体チップに形成する場合について例示したが、例えば図12に示すように、電池監視システムは、検査回路10(10A、10B)を備えた第1の半導体チップ100Aと、制御部110および記憶部120を備えた第1の半導体チップ100Aとは別体の第2の半導体チップ100Bと、複数の電池セルを含む組電池200と、を含んで構成されていてもよい。
また、上記の各実施形態の検査回路10(10A、10B)の電池セル選択用スイッチ群20は、複数の主配線W〜Wn+1の各々に対応して設けられ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第1のノードnに接続された複数のスイッチ21〜21n+1を含む第1の電池セル選択用スイッチ群21および、複数の主配線W〜Wn+1の各々に対応して設けられ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第2のノードnに接続された複数のスイッチ22〜22n+1を含む第2の電池セル選択用スイッチ群22を含んで構成されるものであった。電池セル選択用スイッチ群20は、図12に示す構成の電池セル選択用スイッチ群20Aに置換することが可能である。
電池セル選択用スイッチ群20Aは、複数の主配線W〜Wn+1の各々に対応して設けられた複数のスイッチ23〜23n+1を含んで構成されている。スイッチ23〜23n+1は、それぞれ接点a、bおよびcを有する3接点スイッチであり、接点aが対応する主配線に接続され、接点bが第1のノードnに接続され、接点cが第2のノードnに接続されている。複数のスイッチ23〜23n+1は、制御部110からの制御に基づいて、接点aが接点bおよび接点cのいずれかに接続された状態および接点aが接点bおよび接点cのいずれにも接続されていない状態のいずれかに切り替えることが可能である。
検査回路10(10A、10B)において、電池セル選択用スイッチ群20Aを適用する場合でも、電池セル選択用スイッチ群20を適用した場合と同様の効果を得ることができる。すなわち、電池セル選択用スイッチ群は、複数の主配線W〜Wn+1の各々の第1のノードnまたは第2のノードnへの接続および非接続を切り替えるものであれば、いかなる構成を有していてもよい。
1 電池監視システム
10、10A、10B 検査回路
11 電池セル接続用スイッチ群
12 電源接続用スイッチ
13 電源接続用スイッチ群
20 電池セル選択用スイッチ群
21 第1の電池セル選択用スイッチ群
22 第1の電池セル選択用スイッチ群
30 レベルシフタ
40 基準電源
50 分圧回路
70 ADコンバータ
80 直列抵抗回路
81 基準電流源
82 オフセット電流源
90 バイパススイッチ
91 スイッチ群
100 半導体装置
110 制御部
120 記憶部
〜Cn+1 電池セル
〜Wn+1 主配線
第1のノード
第2のノード

Claims (14)

  1. 直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、
    直列接続された複数の抵抗素子を含み、一端が電源ラインに接続された直列抵抗回路と、
    前記直列抵抗回路の他端に接続された第1の電流源と、
    前記複数の抵抗素子のうちの特定の抵抗素子の高電位側の端部、または前記直列抵抗回路の、前記特定の抵抗素子の高電位側の端部よりも高電位の抵抗素子間の接続部に接続された第2の電流源と、
    前記複数の主配線のうちの一対の診断対象配線の一方と前記特定の抵抗素子の一端との間に設けられた第1のスイッチと、
    前記一対の診断対象配線の他方と前記特定の抵抗素子の他端との間に設けられた第2のスイッチと、
    を含む半導体装置。
  2. 前記直列抵抗回路の前記特定の抵抗素子の高電位側の端部よりも高電位の部分と、前記特定の抵抗素子の高電位側の端部との間に設けられたバイパススイッチを更に含む
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含むスイッチ群と、
    前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、
    を更に含む
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記バイパススイッチをオフ状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオフ状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第1の状態と、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記バイパススイッチをオフ状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオン状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第2の状態と、
    を順次形成する制御部を更に含む
    請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記制御部は、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記バイパススイッチをオン状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオフ状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第3の状態を更に形成する
    請求項4に記載の半導体装置。
  6. 直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、
    直列接続された複数の抵抗素子を含み、一端が電源ラインに接続された直列抵抗回路と、
    前記直列抵抗回路の他端に接続された第1の電流源と、
    前記複数の抵抗素子のうちの特定の抵抗素子の高電位側の端部、または前記直列抵抗回路の、前記特定の抵抗素子の高電位側の端部よりも高電位の抵抗素子間の接続部のいずれかに選択的に接続される第2の電流源と、
    前記複数の主配線のうちの一対の診断対象配線の一方と前記特定の抵抗素子の一端との間に設けられた第1のスイッチと、
    前記一対の診断対象配線の他方と前記特定の抵抗素子の他端との間に設けられた第2のスイッチと、
    を含む半導体装置。
  7. 前記直列抵抗回路の隣接する抵抗素子間の接続部に各々の一端が接続され、前記第2の電流源に各々の他端が接続された複数のスイッチを含む第1のスイッチ群を更に含む
    請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記第1のスイッチ群は、前記電源ラインに一端が接続され、前記第2の電流源に他端が接続されたスイッチを更に含む
    請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含む第2のスイッチ群と、
    前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、
    を更に含む
    請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記第1のスイッチ群を構成する複数のスイッチの各々をオフ状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオフ状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記第2のスイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第1の状態と、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記第1のスイッチ群を構成する複数のスイッチのいずれか1つをオン状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオン状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記第2のスイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第2の状態と、
    を順次形成する制御部を更に含む
    請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記制御部は、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記第1のスイッチ群を構成する複数のスイッチのいずれか2つをオン状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオフ状態にしつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記第2のスイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第3の状態を更に形成する
    請求項10に記載の半導体装置。
  12. 直列接続された複数の電池セルと、
    前記電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、
    直列接続された複数の抵抗素子を含み、一端が電源ラインに接続された直列抵抗回路と、
    前記直列抵抗回路の他端に接続された第1の電流源と、
    前記複数の抵抗素子のうちの特定の抵抗素子の高電位側の端部、または前記直列抵抗回路の、前記特定の抵抗素子の高電位側の端部よりも高電位の抵抗素子間の接続部に接続された第2の電流源と、
    前記複数の主配線のうちの一対の診断対象配線の一方と前記特定の抵抗素子の一端との間に設けられた第1のスイッチと、
    前記一対の診断対象配線の他方と前記特定の抵抗素子の他端との間に設けられた第2のスイッチと、
    前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含むスイッチ群と、
    前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオフ状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第1の状態と、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオン状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第2の状態と、を順次形成する制御部と、
    を含む電池監視システム。
  13. 直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、
    直列接続された複数の抵抗素子を含み、一端が電源ラインに接続された直列抵抗回路と、
    前記直列抵抗回路の他端に接続された第1の電流源と、
    前記複数の抵抗素子のうちの特定の抵抗素子の高電位側の端部、または前記直列抵抗回路の、前記特定の抵抗素子の高電位側の端部よりも高電位の抵抗素子間の接続部のいずれかに選択的に接続される第2の電流源と、
    前記複数の主配線のうちの一対の診断対象配線の一方と前記特定の抵抗素子の一端との間に設けられた第1のスイッチと、
    前記一対の診断対象配線の他方と前記特定の抵抗素子の他端との間に設けられた第2のスイッチと、
    前記直列抵抗回路の隣接する抵抗素子間の接続部に各々の一端が接続され、前記第2の電流源に各々の他端が接続された複数のスイッチを含む第1のスイッチ群と、
    前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含む第2のスイッチ群と、
    前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記第1のスイッチ群を構成する複数のスイッチの各々をオフ状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオフ状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記第2のスイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第1の状態と、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオン状態、前記第1のスイッチ群を構成する複数のスイッチのいずれか1つをオン状態、前記第1の電流源をオン状態、前記第2の電流源をオン状態としつつ前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続するように前記第2のスイッチ群を制御して前記電圧出力部から前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力させる第2の状態と、
    を順次形成する制御部と、
    を含む電池監視システム。
  14. 直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、直列接続された複数の抵抗素子を含み一端が電源ラインに接続された直列抵抗回路と、を含む半導体装置の診断方法であって、
    前記直列抵抗回路に電流を流すことにより前記複数の抵抗素子のうちの特定の抵抗素子の両端に生ずる電圧を、前記複数の主配線のうちの一対の診断対象配線間に印加して、前記一対の診断対象配線間の電圧を測定するステップと、
    前記特定の抵抗素子に流れる電流の大きさを維持したまま前記特定の抵抗素子の一端の電位を変化させて前記特定の抵抗素子の両端に生ずる電圧を前記一対の診断対象配線間に印加して、前記一対の診断対象配線間の電圧を測定するステップと、
    を含む診断方法。
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