JP6695051B2 - 光源ユニット及び照明装置 - Google Patents

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Description

本開示は、蛍光体による蛍光発光を用いた光源ユニット及び照明装置に関する。
特許文献1は、プロジェクタにおいて蛍光体で発光した光を有効に利用するための光源装置を開示している。特許文献1の光源装置は、青色の励起光を発する第1の光源と、赤色光を発する第2の光源と、蛍光体を有する蛍光体ユニットと、可視光反射膜及び可視光の透過窓を有する合成部材と、マイクロミラーに導光する光学系とを備える。第1の光源は、青色励起光をコリメータレンズで平行光に変換し、透過窓を通して蛍光体ユニットに出射している。蛍光体ユニットは、青色励起光を受けて、緑色波長成分を多く含む幅広い波長分布を持つ光を発光する。合成部材は、可視光反射膜において、蛍光体ユニットで発光した光と、第2の光源からの赤色光とを合成する。光学系は、合成された光を平面光に均一化した上で導光している。
特開2013−195822号公報
本開示は、蛍光体による蛍光発光を用いて、照射する光を所望の照度分布に分布させることができる光源ユニット及び照明装置を提供する。
本開示の一態様に係る光源ユニットは、蛍光体と、集光レンズと、第1の光源部と、第2の光源部とを備える。蛍光体は、第1及び第2の励起光に基づき蛍光を発光する。集光レンズは、第1及び第2の励起光を蛍光体上に集光する。第1の光源部は、第1の励起光が蛍光体上に第1の光量分布を形成するように、第1の励起光を出射する。第2の光源部は、第2の励起光が蛍光体上に第1の光量分布とは異なる第2の光量分布を形成するように、第2の励起光を出射する。
本開示の他態様に係る光源ユニットは、励起光を発光する光源と、励起光に基づき蛍光を発光する蛍光体と、励起光を蛍光体上に集光する集光レンズと、を備える。光源は、励起光を、集光レンズの光軸に沿って進む平行光とは異ならせて、集光レンズに出射する。
本開示の一態様に係る照明装置は、本開示の光源ユニットと、その光源ユニットからの光を空間変調する空間光変調素子とを備える。
本開示に係る光源ユニット及び照明装置によると、照射する光を所望の照度分布に分布させることができる。
図1は、実施形態1に係る照明装置の適用例を説明するための図である。 図2は、実施形態1に係る照明装置の構成を示す図である。 図3は、照度分布に関する課題を説明するための図である。 図4は、光源ユニットの集光レンズの機能を説明するための図である。 図5は、実施形態1に係る光源ユニットの構成を示す図である。 図6は、実施形態1における蛍光体上の光量分布を例示する図である。 図7は、光源ユニットの第1の動作モードを説明するための図である。 図8は、照明光の切替え動作における蛍光体上の光量分布を説明するための図である。 図9は、光源ユニットの第2の動作モードを説明するための図である。 図10は、実施形態2に係る光源ユニットの構成を示す図である。 図11は、実施形態2における蛍光体上の光量分布を例示する図である。 図12は、実施形態3に係る光源ユニットの構成を示す図である。 図13は、実施形態3における蛍光体上の光量分布を例示する図である。 図14は、実施形態4に係る光源ユニットの構成を示す図である。 図15は、実施形態4における蛍光体上の光量分布を例示する図である。 図16は、実施形態5に係る光源ユニットの構成を示す図である。 図17は、実施形態5における蛍光体上の光量分布を例示する図である。 図18は、実施形態1の変形例に係る光源ユニットの構成を示す図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態1)
実施形態1では、本開示に係る光源ユニット及びこれを備えた照明装置について、車載用途への適用例を用いて説明する。
1.構成
1−1.概要
本実施形態に係る照明装置の概要を、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る照明装置1の車載用途への適用例を説明するための図である。
図1の(a)は、照明装置1を備えた車両5の側面図を示している。図1の(b)は、路面50上に映像を投影する照明装置1を備えた車両5の平面図を示している。図1に示すように、本実施形態に係る照明装置1は、例えば車両5のヘッドライトとして用いることができる。
照明装置1は、例えばDLP(Digital Light Processing)方式のプロジェクタのように、光源ユニットで生成した光を空間変調して、得られた照明光を路面50に照射する。これにより、車両5のヘッドライトとしての種々の機能、例えばADB(Adaptive Driving Beam)機能やAFS(Adaptive Front-Lighting System)機能を実現することができる。また、図1の(b)に示すように、各種情報を含む映像を路面50に描画することもできる。
本実施形態に係る照明装置1は、車両5におけるロービーム又はハイビームに照明光を切り替え可能な光源ユニットを備える。以下、照明装置1及び光源ユニットの構成について説明する。
1−2.照明装置の構成
本実施形態に係る照明装置1の構成について、図2を用いて説明する。図2は、照明装置1の構成を示す図である。
本実施形態に係る照明装置1は、図2に示すように、光源ユニット2と、リレーレンズ11と、DMD(デジタルミラーデバイス)12と、コントローラ10とを備える。光源ユニット2は、光源3と、切替え部20と、ミラー21と、集光レンズ22と、蛍光体23とを備える。
本実施形態に係る光源ユニット2は、蛍光体23による蛍光発光を用いて白色光を生成し、出力光として出射するモジュールである。以下、光源ユニット2からの出力光の出射方向をY方向とし、光源ユニット2において蛍光体23に励起光を照射する方向をZ方向とし、Y,Z方向に直交する方向をX方向とする。
光源3は、蛍光体23が励起される波長帯を有する励起光を発光する。本実施形態では、光源3は、励起光として青色光を発光する。本実施形態において、光源3は、ロービーム用の励起光(第1の励起光)を出射する第1の光源部31と、ハイビーム用の励起光(第2の励起光)を出射する第2の光源部32とを備える。
第1の光源部31は、光源素子33と、出射レンズ35とを備える。第1の光源部31は、光源素子33及び出射レンズ35の組を複数組、備えてもよい。光源素子33は、例えば青色光を発光する半導体レーザ(LD)等のレーザ光源で構成される。光源素子33は、レーザ光源に限らず、例えばLED等で構成されてもよい。出射レンズ35は、一つ又は複数のレンズを含み、例えばコリメートレンズ及び発散レンズを含む。
第2の光源部32は、第1の光源部31の光源素子33及び出射レンズ35と同様に、一組又は複数組の光源素子34及び出射レンズ36を備える。第1及び第2の光源部31,32においては、例えば光量や、ビーム径或いはそのアスペクト比等が異なる光源素子33,34が用いられてもよい。
第1及び第2の光源部31,32は、各光源素子33,34から出射レンズ35,36を介して励起光を出射する光軸の方向がZ方向に平行になるように配置される。本実施形態において、各出射レンズ35,36は、対応する光源素子33,34からの励起光が予め定めた集光点に点状に集光するように、焦点距離等が設定される。
本実施形態では、第1の光源部31と第2の光源部32とにおいて、集光点を通過した励起光の光束が発散する角度(発散角)が異なるように、それぞれの出射レンズ35,36において光源素子33,34からの励起光を絞る角度が設定される。第1及び第2の光源部31,32の機能については後述する。
切替え部20は、例えばスイッチ回路で構成され、コントローラ10の指令により、光源3における第1及び第2の光源部31,32のオン/オフの組合せを切り替える。例えば、第1及び第2の光源部31,32の両方がオン、第1及び第2の光源部31,32のいずれか一方がオン、第1及び第2の光源部31,32の両方がオフの4通りである。そして、切替え部20は、第1及び第2の光源部31,32の励起光の射出する/しないの組合せにより、蛍光体23上の励起光L1,L2の光量分布を切り替える。切替え部20は、光源3における各光源素子33,34の駆動回路を含んでもよい。
ミラー21は、例えば透明基板上に金属等の光反射膜を形成して構成され、光を反射する反射面を有する。ミラー21は、光源3と蛍光体23との間において反射面を蛍光体23側(+Z側)に向けて、−Z方向に進む光を+Y方向に反射するように配置される。ミラー21は、金属基板等で構成されてもよい。
ミラー21には、光が通過する複数の開口部21aが設けられる。それぞれの開口部21aは、第1及び第2の光源部31,32の各光源素子33,34の光軸が通過するように、各々の光源素子33,34に対応して設けられ、例えば各々の励起光のビーム径以上のサイズを有する。開口部21aは、例えばミラー21における物理的な穴で形成される。これに限らず、開口部21aは、例えばミラー21における透明基板上で金属膜を形成しない領域として形成されてもよい。また、ミラー21における開口部21aの位置は、例えばミラー21の中央よりも外縁付近に設定される。
集光レンズ22は、一つ又は複数のレンズを含み、固有の光軸及び焦点位置を有する。集光レンズ22は、ミラー21と蛍光体23との間において光軸の方向をZ方向に向けて、焦点位置が蛍光体23の主面上に位置するように配置される。なお、集光レンズ22の焦点位置は、例えば蛍光体23の厚さの範囲内等、蛍光体23の主面近傍であってもよい。
蛍光体23は、本実施形態では、青色光の励起光に基づき黄色光の蛍光を発光し、例えばYAG等の蛍光材料を含む。また本実施形態における蛍光体23には、励起光の入射側とは反対側(+Z側)に、金属等の光反射膜等による反射面が設けられる。蛍光体23は、例えば主面がXY平面に平行になるように配置される。
本実施形態に係る光源ユニット2では、蛍光体23において、入射する青色光の一部を黄色光に変換し、変換した黄色光と残りの青色光とを用いて白色光を生成する。蛍光体23の厚さ等のサイズは、励起光(青色光)を蛍光(黄色光)に変換する変換率等の観点から適宜、設定される。
照明装置1において、リレーレンズ11は、一つ又は複数のレンズを含み、光源ユニット2のミラー21と、DMD12との間に配置される。リレーレンズ11の光軸の方向は、Y方向に平行になるように設定される。リレーレンズ11は、光源ユニット2による出力光を転写するようにDMD12に導光する。
DMD12は、画素がマイクロミラーで構成される空間光変調面を有する空間光変調素子の一例である。DMD12は、例えばコントローラ10による画素の制御により、リレーレンズ11から導光された光を空間変調して、照明光を生成する。なお、照明装置1においては、DMD12に限らず、例えば液晶パネルなど、種々の空間光変調素子が用いられてもよい。
コントローラ10は、照明装置1の各部を制御する制御装置である。コントローラ10は、例えばソフトウェアと協働して所定の機能を実現するCPU又はMPUを備える。また、コントローラ10は、フラッシュメモリ等の内部メモリや外部機器と通信する通信インタフェース等を備える。コントローラ10は、内部メモリに格納されたデータやプログラムを読み出して種々の演算処理を行い、各種の機能を実現する。
コントローラ10は、所定の機能を実現するように設計された専用の電子回路や再構成可能な電子回路などのハードウェア回路であってもよい。コントローラ10は、CPU,MPU,マイコン、DSP、FPGA、ASIC等の種々の半導体集積回路で構成されてもよい。
2.動作
以上のように構成される照明装置1及び光源ユニット2の動作について、以下説明する。
本実施形態に係る照明装置1(図2)において、光源ユニット2の光源3は、各光源素子33,34からの励起光を、出射レンズ35,36を介して出射する。光源3からの励起光は、集光点に集光しながら+Z方向に進む。励起光の集光点は、それぞれ対応するミラー21の開口部21a近傍に設定される。これにより、光源3からの励起光は、出射レンズ35,36近傍よりも収束した状態で開口部21aを通過する。
集光点(開口部21a近傍)を通過した励起光は、発散しながら集光レンズ22に入射し、集光レンズ22を通って集光され蛍光体23の主面上に照射される。蛍光体23は、照射された励起光に応じて蛍光を発光する。発光した蛍光(黄色光)及び蛍光に変換されずに残った励起光(青色光)は、蛍光体23の反射面に反射され、蛍光体23の−Z側から出射する。
集光レンズ22は、蛍光体23から出射した光を取り込んで、取り込んだ光の広がりを拡大転写するようにミラー21に出射する。ミラー21は、集光レンズ22からの光を+Y方向に反射する。ミラー21による反射光は、黄色光(蛍光)と共に青色光(残りの励起光)も含み、白色光を構成する。このように、光源ユニット2は白色光を生成し、出力光としてミラー21から出射する。
照明装置1において、光源ユニット2からの白色光は、リレーレンズ11を介して転写されるように、DMD12に供給される。照明装置1のコントローラ10は、DMD12を制御して、供給された白色光を空間変調し、照明光を生成する。DMD12において生成された照明光は、適宜、外部の投射レンズ(不図示)等を通して車両5の前方等に出射する(図1参照)。
以上の動作によると、照明装置1は、光源ユニット2において蛍光体23による蛍光発光を用いて白色光を生成する。この際、ミラー21及び蛍光体23において各種の光を反射させる光路を用いることにより、光源ユニット2及び照明装置1を小型化できる。
また、以上のように光源3に、開口部21aにおいて収束するように励起光を出射させることで、ミラー21における開口部21aのサイズを微細に設定することができる。これにより、蛍光体23で生じた光がミラー21により反射される場合に、開口部21aから漏れ出ることによる光量の損失を低減できる。なお、各励起光が収束し終える集光点は、開口部21a近傍において、開口部21aの内部でもよいし外部でもよい。
2−1.照度分布について
本実施形態に係る照明装置1では、以上のような照明動作に基づき、ハイビーム及びロービームの照明光を生成する。DMD12を用いた照明動作の照度分布に関する課題について、図3を用いて説明する。
図3の(a)は、ロービームの照明光を照射するためのDMD12における照度分布の一例である。図3の(b)は、ハイビームの照明光を照射するためのDMD12における照度分布の一例である。
図3は、DMD12の空間光変調面(照明光の画角)における水平方向及び垂直方向において分布する明るさ(照度)を示している。水平方向の位置は車両5の幅方向の角度に対応し(図1の(b)参照)、垂直方向の位置は車両5の高さ方向の角度に対応する(図1の(a)参照)。
図3の(a)に示すロービームの照明光では、DMD12の画角全体に渡るような広域の照度分布が設定されている。DMD12は、このような照度分布の光に対して空間変調を行うことにより、例えば車両5の高さ方向の角度が大きい領域に対応する垂直位置の光量を減らして、ロービームの照明光を生成できる。
図3の(b)に示すハイビームの照明光では、DMD12の画角の中央の領域において図3の(a)の場合よりも大きい照度が分布し、当該領域の周囲の照度は図3の(a)の場合よりも小さくなっている。このようなハイビームの照度分布を照明装置1において実現するためには、図3の(b)の照度以上の照度を有する光をDMD12に供給する必要がある。
ここで、ハイビームの場合と同じ光量分布の光がロービームの場合にDMD12に供給された場合、DMD12において中央の領域の光量を減らす必要が生じ、光量の損失が大きくなってしまう。そこで、本実施形態では、照明装置1の光源ユニット2が2つの光源部(第1の光源部31、第2の光源部32)を有し、出力光の光量分布を切り替え可能にする。これにより、照明装置1において図3に示すような異なる照度分布の照明光を効率良く得ることができる。
2−2.光源ユニットについて
本実施形態に係る光源ユニット2の機能について、図4,5,6を用いて説明する。
図4は、光源ユニット2の集光レンズ22の機能を説明するための図である。図5は、本実施形態に係る光源ユニット2を説明するための図である。図6は、実施形態1における蛍光体23上の光量分布を例示する図である。なお、図4,5では、説明の便宜上、ミラー21の図示を省略するなど、種々の簡略化をしている(以下同様)。
図4では、光源素子38から出射した励起光が出射レンズ39によって平行光L0となり、集光レンズ22の光軸に沿って+Z方向に進む平行光L0が集光レンズ22に入射する場合を例示している。この場合、図4に示すように、XY平面に沿った平行光L0の断面は、出射レンズ39を出射してから集光レンズ22に入射するまで実質的に一定であり、集光レンズ22に入射する光束の集光レンズ22近傍における断面(入射断面)40と同じである。また、以下では集光レンズ22の焦点位置P0は蛍光体23の主面上に位置することとする。
図4に示す例において、集光レンズ22の光軸に沿って平行光L0が+Z方向に進んで集光レンズ22に入射すると、集光レンズ22は、平行光L0を蛍光体23の主面上の焦点位置P0に集光する。このため、蛍光体23上に照射された平行光L0の光量は、焦点位置P0の一点に集中する。このような場合、蛍光体23が出射する蛍光等は焦点位置P0の一点から拡散し、集光レンズ22を介して平行化される。このため、DMD12には、照度分布が一様な光が供給されることとなる。
本実施形態に係る光源ユニット2では、上記のような平行光L0の代わりに、励起光として発散光を用いる。本実施形態では、第1及び第2の光源部31,32間で発散光の発散角を変えることにより、出力光の照度分布を異ならせる。第1及び第2の光源部31,32の機能について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、第1の光源部31は、励起光L1を集光点P1に集光して集光点P1から発散角θ1で発散させる。また、第2の光源部32は、励起光L2を集光点P2に集光して集光点P2から発散角θ2で発散させる。各々の発散角θ1,θ2は、第1の光源部31から出射した励起光L1の発散角θ1が、第2の光源部32から出射した励起光L2の発散角θ2よりも大きくなるように設定される。
第1の光源部31からの励起光L1は、発散角θ1の発散光として集光レンズ22に入射するため、集光レンズ22において、平行光L0(図4)を焦点位置P0の1点に集光させる光路よりも拡がった光路を通って、蛍光体23に照射される。これにより、励起光L1は、発散角θ1の分、蛍光体23上で焦点位置P0から拡がった光量の分布を形成する(図6参照)。
また、第2の光源部32からの励起光L2は、発散角θ2の発散光として、第1の光源部31からの励起光L1と同様に集光レンズ22を通って蛍光体23に照射される。この際、第1及び第2の光源部31,32間では、発散角θ1,θ2の違いにより、各々の励起光L1,L2が集光レンズ22に入射する入射状態が互いに異なる。励起光L1,L2の入射状態は、励起光L1,L2の光束が集光レンズ22の入射側の表面を通過する領域(スポット)の大きさ、形状、及び(集光レンズ22の光軸等を基準とする)位置、並びに集光レンズ22に対する励起光L1,L2の入射角を含む。
図5では、励起光L1,L2の入射状態の一例として、励起光L1,L2の入射側の集光レンズ22近傍における同一のXY平面に沿った励起光L1,L2の光束の入射断面41,42を示している。
発散角θ2<θ1によると、図5に示すように、第2の光源部32からの励起光L2の入射断面42のサイズは、第1の光源部31からの励起光L1の入射断面41のサイズよりも小さい。このため、第2の光源部32からの励起光L2は、第1の励起光L1の光量分布よりも狭くて且つ焦点位置P0から拡がった分布において蛍光体23上に照射される。
図6に、蛍光体23上の励起光L1,L2の光量分布を例示する。図6の(a)は、蛍光体23の主面(XY平面)上の励起光の光量分布の一例を示す。図6の(b)は、図6の(a)のX方向における励起光の光量分布を例示している。
図6は、第1の光源部31と第2の光源部32とから同時に励起光L1,L2を照射した場合における蛍光体23上の励起光L1,L2の光量分布を示している。この場合、図6に示すように、蛍光体23上の光量分布は、第1の光源部31からの励起光L1に基づくロー成分I1と、第2の光源部32からの励起光L2に基づくハイ成分I2とを含み、各成分I1,I2において焦点位置P0から拡がっている。ロー成分I1は、XY平面と平行な方向の面積が大きくて光量のピークは小さく、ハイ成分I2は、XY平面と平行な方向の面積が小さくて光量のピークは大きい。
蛍光体23では、照射された励起光L1,L2が分布する領域において、励起光L1,L2の光量分布に応じて蛍光が発光し、蛍光及び励起光の反射光が生じる。このため、蛍光体23から出射する光は、照射された励起光L1,L2の光量分布に対応する空間的な分布(照度分布)を有することとなる。蛍光体23から出射した光は、上述したように(図2参照)、集光レンズ22によって拡大転写され、ミラー21で反射された後、リレーレンズ11を通って、空間分布を維持した状態でDMD12に照射される。
以上のように、発散角θ1,θ2を有する発散光を用いることにより、蛍光体23上の励起光L1,L2の光量分布を制御して、DMD12に供給される光の照度分布を変化させることができる。
なお、図5に図示した第1及び第2の光源部31,32の位置関係は一例であり、適宜、変更してもよい。例えば、第1の光源部31を−Y側(第2の光源部32を+Y側)に配置してもよいし、第1の光源部31を第2の光源部32よりも集光レンズ22に近付けて配置してもよい。第1及び第2の光源部31,32のうちで集光レンズ22上のスポット(又は入射断面41,42)が大きくなる一方を集光レンズ22に近付けることで、集光レンズ22の収差の影響を低減できる。
2−3.照明光の切替え動作
本実施形態に係る照明装置1は、以上のような光源ユニット2の機能に基づき、照明光をハイビームとロービームとに切り替える切替え動作を行う。以下、照明装置1における照明光の切替え動作について、図7,8,9を用いて説明する。
図7は、照明光の切替え動作における光源ユニット2の第1の動作モード(ローモード)を説明するための図である。図8は、照明光の切替え動作における蛍光体上の光量分布を説明するための図である。図9は、光源ユニット2の第2の動作モード(ハイモード)を説明するための図である。
本実施形態に係る照明装置1(図2)において、コントローラ10は、例えば車両5のドライバ等のユーザの操作によりロービームの点灯指示が入力されると、切替え部20及びDMD12をローモードに設定する。ローモードは、照明装置1においてロービームの照明光を生成するための動作モードである。
切替え部20は、ローモードに設定されると、第2の光源部32をオフした状態で第1の光源部31をオンする。これにより、ローモードの光源ユニット2において、図7に示すように、第1の光源部31からの励起光L1が集光レンズ22を介して蛍光体23に照射される。図8の(a),(b)に、ローモードにおける励起光L1の光量分布を例示する。
図8の(a),(b)に示すように、ローモードでは蛍光体23上に、第1の光源部31からの励起光L1に基づくロー成分I1の光量分布が形成される(第1の光量分布の一例)。このような光量分布の励起光L1に応じて蛍光体23は発光し、光源ユニット2は、図8の(a),(b)に示す光量分布と同様の照度分布を有する白色光をDMD12に供給する。
DMD12は、図8の(a),(b)に示す光量分布と同様の照度分布で供給された白色光を、コントローラ10の制御により変調して、ロービームの照明光を出射する(図3の(a)参照)。
また、コントローラ10は、ユーザの操作等によりハイビームの点灯指示が入力されると、切替え部20及びDMD12をハイモードに設定する。ハイモードは、照明装置1においてハイビームの照明光を生成するための動作モードである。
切替え部20は、ハイモードに設定されると、第1の光源部31をオフした状態で第2の光源部32をオンする。これにより、ハイモードの光源ユニット2において、図9に示すように、第2の光源部32からの励起光L2が集光レンズ22を介して蛍光体23に照射される。図8の(c),(d)に、ハイモードにおける励起光L2の光量分布を例示する。
図8の(c),(d)に示すように、ハイモードでは蛍光体23上に、第2の光源部32からの励起光L2に基づくハイ成分I2の光量分布が形成される(第2の光量分布の一例)。このような光量分布の励起光L2に応じて蛍光体23は発光し、光源ユニット2は、図8の(c),(d)に示す光量分布と同様の照度分布を有する白色光をDMD12に供給する。
DMD12は、図8の(c),(d)に示す光量分布と同様の照度分布で供給された白色光を、コントローラ10の制御により変調して、ハイビームの照明光を出射する(図3の(b)参照)。
以上の動作によると、ローモードとハイモードとにおいて、蛍光体23における励起光L1,L2の光量分布を切り替える。図8の(a),(c)に示すように、ローモードの光量分布(図8の(a))は、ハイモードの光量分布(図8の(c))よりも広域に広がっている。また、図8の(b),(d)に示すように、ハイモードの光量分布(図8の(d))は、ローモードの光量分布(図8の(c))よりも、中央近傍において大きい光量を有する。
以上のように蛍光体23上の励起光L1,L2の光量分布を制御することにより、光源ユニット2による出力光を所望の照度分布に設定し、DMD12に供給できる。なお、光源ユニット2の動作モードは上記のローモード及びハイモードに限らず、例えば第1及び第2の光源部31,32が同時にオンする動作モードが用いられてもよい(図6参照)。
3.効果等
以上のように、本実施形態に係る光源ユニット2は、蛍光体23と、集光レンズ22と、第1の光源部31と、第2の光源部32とを備える。蛍光体23は、励起光L1、L2に基づき蛍光を発光する。集光レンズ22は、励起光L1、L2を蛍光体23上に集光する。第1の光源部31は、励起光L1が蛍光体23上に第1の光量分布を形成するように、励起光L1を出射する。第2の光源部32は、励起光L2が蛍光体上に第1の光量分布とは異なる第2の光量分布を形成するように、励起光L2を出射する。
以上の光源ユニット2によると、蛍光体23上に形成する励起光L1、L2の光量分布を異ならせて、蛍光体23から出射する光の照度分布を変化させる。これにより、蛍光体23による蛍光発光を用いて、光源ユニット2は出力光を所望の照度分布で出射させることができる。
本実施形態において、第1の光源部31から出射する励起光L1が集光レンズ22に入射する入射状態と、第2の光源部32から出射する励起光L2が集光レンズ22に入射する入射状態とは、互いに異なる。これにより、第1及び第2の光源部31,32によって互いに異なる光量分布を蛍光体23上に形成することができる。
また、本実施形態において、光源ユニット2は、第1の光源部31と第2の光源部32とを切り替える切替え部20をさらに備える。切替え部20により、照明光の切替え動作を行うことができる。
また、本実施形態において、第1の光源部31は、出射する励起光L1による光束の広がりの角度を予め定めた発散角θ1(第1の角度)に設定する出射レンズ35(第1の出射レンズ)を備える。第2の光源部32は、出射する励起光L2による光束の広がりの角度を、発散角θ1とは異なる発散角θ2(第2の角度)に設定する出射レンズ36(第2の出射レンズ)を備える。発散角θ1,θ2を調整することにより、蛍光体23上の光量分布を変化させることができる。
また、本実施形態において、光源ユニット2は、光源3と集光レンズ22との間に配置され、集光レンズ22から入射する光を反射するミラー21をさらに備える。ミラー21は、第1の光源部31の光軸が通過する開口部21a(第1の開口部)と、第2の光源部32の光軸が通過する開口部21a(第2の開口部)とを備える。各光源部31,32の光軸が各々の開口部21aを通過することにより、蛍光体23上の励起光L1,L2の光量分布が収差によって崩れるようなことを抑制することができる。
また、本実施形態において、第1の光源部31は、開口部21a(第1の開口部)において収束するように励起光L1を出射する。第2の光源部32は、開口部21a(第2の開口部)において収束するように励起光L2を出射する。これにより、各開口部21aのサイズを微細に設定でき、各開口部21aにおける光源ユニット2の出力光の光量の損失を低減することができる。
また、本実施形態において、光源3は、レーザ光源を含む。レーザ光源により、高出力の励起光が得られ、蛍光体23における蛍光発光を増強することができる。
また、本実施形態に係る光源ユニット2は、励起光を発光する光源3と、励起光に基づき蛍光を発光する蛍光体23と、光源3からの励起光を蛍光体23上に集光する集光レンズ22とを備える。光源3は、励起光を、集光レンズ22の光軸に沿って進む平行光L0とは異ならせて集光レンズ22に出射する。
以上の光源ユニット2によると、平行光L0の励起光に基づく光量分布とは異なる光量分布を励起光によって蛍光体23上に形成し、蛍光体23による蛍光発光を用いて、光源ユニット2からの出力光を所望の照度分布で出射させることができる。
また、本実施形態に係る照明装置1は、光源ユニット2と、DMD12とを備える。DMD12は、蛍光体23において発光した蛍光を含む光を空間変調する。これにより、DMD12において所望の照度分布の照明光(映像光を含む)を生成することができる。
(実施形態2)
以下、図10,11を用いて、実施形態2を説明する。実施形態1では、光源ユニット2において励起光L1,L2の発散角θ1,θ2を異ならせた。実施形態2では、励起光L1,L2の集光点P1,P2をずらす例を説明する。
以下、実施形態1に係る照明装置1及び光源ユニット2と同様の構成、動作の説明は適宜、省略して、本実施形態に係る光源ユニットを説明する。
図10は、実施形態2に係る光源ユニット2Aの構成を示す図である。本実施形態に係る光源ユニット2Aでは、図10に示すように、第1及び第2の光源部31A,32AのZ方向における位置をずらす。また、以下では、第1の光源部31Aは、光源素子33と出射レンズ35Aを備え、第2の光源部32Aは、光源素子34と出射レンズ36Aを備え、第1及び第2の光源部31A,32Aに共通の発散角θが設定された例を説明する。
図10の例において、第1の光源部31Aの集光点P1Aと第2の光源部32Aの集光点P2Aとは、Z方向において距離dをあけて配置されている。第2の光源部32Aの集光点P2Aは第1の光源部31Aの集光点P1Aよりも集光レンズ22から遠いため、第2の光源部32Aからの励起光L2Aの入射断面42Aのサイズは、第1の光源部31Aからの励起光L1Aの入射断面41Aのサイズよりも大きくなる。
以上のような入射断面41A,42A及び発散角θを有する励起光L1A,L2Aは、それぞれ集光レンズ22を通って蛍光体23上に照射される。このような場合、第2の光源部32Aからの励起光L2Aは、第1の光源部31Aからの励起光L1Aよりも集光レンズ22において絞られることとなる。本例における蛍光体23上の励起光L1A,L2Aの光量分布を図11に示す。
図11の(a)は、図10の例における蛍光体23の主面上の励起光の光量分布を示す。図11の(b)は、図11の(a)のX方向における励起光の光量分布を示す。
図11に示す蛍光体23上の光量分布において、ロー成分I1Aは第1の光源部31Aからの励起光L1Aに基づき、ハイ成分I2Aは、第2の光源部32Aからの励起光L2Aに基づく。図11に示すように、集光点P1Aを集光レンズ22に近付けることにより、ロー成分I1Aのように広域に拡がる光量分布が得られ、集光点P2Aを集光レンズ22から遠ざけることにより、ハイ成分I2Aのように中央に局在する光量分布が得られる。
以上の説明では、第1及び第2の光源部31A,32Aの配置を変更して集光点P1A,P2Aから集光レンズ22までの距離をずらしたが、これに限らず、各光源部31A,32Aから集光レンズ22までの光路長を異ならせる種々の設定を行ってもよい。
以上のように、本実施形態に係る光源ユニット2Aでは、第1の光源部31Aから集光レンズ22までの光路長と、第2の光源部32Aから集光レンズ22までの光路長とが、互いに異なる。これによっても、蛍光体23上の励起光L1A,L2Aの光量分布を変化させ、光源ユニット2Aの出力光(蛍光体23からの出射光)の照度分布を制御することができる。
また、上記の説明では、第1及び第2の光源部31A,32Aの発散角θが共通の例を説明したが、これに限らず、実施形態1と同様に、第1及び第2の光源部31A,32Aの発散角を異ならせてもよい。例えば、第1及び第2の光源部において、より発散角が小さい一方を集光レンズ22に近付けることにより、全体サイズの縮小を図れる。また、より発散角が小さい一方を集光レンズ22から遠くすることにより、良好な蛍光体23上の光量分布を得ることができる。
(実施形態3)
以下、図12,13を用いて、実施形態3を説明する。実施形態3では、励起光の光軸の傾きをずらすことにより、光量分布の位置制御を行う例を説明する。
以下、実施形態1に係る照明装置1及び光源ユニット2と同様の構成、動作の説明は適宜、省略して、本実施形態に係る光源ユニットを説明する。
図12は、実施形態3に係る光源ユニット2Bの構成を示す図である。本実施形態に係る光源ユニット2Bでは、実施形態1の光源ユニット2に対して、図12に示すように、第1の光源部31Bの光軸(出射側)をZ方向から−Y側に傾けている。また、以下では、第1の光源部31Bは、光源素子33と出射レンズ35Bを備え、第1の光源部31Bの発散角が、第2の光源部32の発散角θ2と同じに設定された例を説明する。
図12の例においては、第1の光源部31Bの光軸が、Z方向に平行な第2の光源部32の光軸よりも−Y側に傾いている。即ち、第2の光源部32の光軸は集光レンズ22の光軸と実質的に平行であるのに対して、第1の光源部31Bの光軸は集光レンズ22の光軸と平行ではなく傾斜している。このため、第1の光源部31Bからの励起光L1Bの入射断面41Bの形状は、第2の光源部32からの励起光L2の入射断面42の形状よりもY方向において扁長している。本例における蛍光体23上の励起光L1B,L2の光量分布を図13に示す。
図13の(a)は、図12の例における蛍光体23の主面上の励起光の光量分布を示す。図13の(b)は、図13の(a)のY方向における励起光の光量分布を示す。図13の(c)は、図13の(a)のX方向における励起光の光量分布を示す。
図13に示すように、本例の蛍光体23上の光量分布は、実施形態1と同様のハイ成分I2と、第1の光源部31Bからの励起光L1Bに基づくシフト成分I1Bとを含む。シフト成分I1Bは、第1の光源部31Bの光軸を傾けた分、ハイ成分I2よりも−Y側にシフトしている。このように、励起光L1Bを出射する第1の光源部31Bの光軸を集光レンズ22の光軸と平行な位置から傾斜させることにより、蛍光体23上に照射される励起光の位置(光量分布)を制御することができる。
以上のように、本実施形態に係る光源ユニット2Bでは、第1の光源部31Bの光軸の向きと、第2の光源部32の光軸の向きとが、互いに異なる。これにより、蛍光体23上に照射される励起光の位置を多様に異ならせることが可能となり、光源ユニット2Bの出力光の照度分布を多様に制御することができる。
(実施形態4)
以下、図14,15を用いて、実施形態4を説明する。実施形態1では、励起光L1,L2にそれぞれ集光点P1,P2を設定した。実施形態4では、励起光が集光点を有しない例を説明する。
以下、実施形態1係る照明装置1及び光源ユニット2と同様の構成、動作の説明は適宜、省略して、本実施形態に係る光源ユニットを説明する。
図14は、実施形態4に係る光源ユニット2Cの構成を示す図である。本実施形態に係る光源ユニット2Cでは、実施形態1と同様の構成において、図14に示すように、第1及び第2の光源部31C,32Cから集光レンズ22までの励起光L1C,L2Cの光路上に集光点を設けていない。
本実施形態において、第1の光源部31Cは、励起光L1Cが出射レンズ35Cから発散しながら集光レンズ22に到達するように、出射レンズ35Cにおいて、励起光L1Cによる光束の広がりの角度θ1Cを設定する。また、第2の光源部32Cは、集光レンズ22までの光路上に集光点が生じない範囲内で光源素子34からの励起光L2Cを収束させるように、出射レンズ36Cにおいて、励起光L2Cによる光束の広がりの角度θ2Cを設定する。
以上の構成によると、第1の光源部31Cからの励起光L1Cは発散しながら集光レンズ22に入射し、第2の光源部32Cからの励起光L2Cは収束しながら集光レンズ22に入射する。このため、第1の光源部31Cからの励起光L1Cの入射断面41Cのサイズは、第2の光源部32Cからの励起光L2Cの入射断面42Cのサイズよりも大きくなる。本例における蛍光体23上の励起光L1C,L2Cの光量分布を図15に示す。
図15の(a)は、図14の例における蛍光体23の主面上の励起光の光量分布を示す。図15の(b)は、図15の(a)のX方向における励起光の光量分布を示す。
図15に示す蛍光体23上の光量分布において、広域に分布するロー成分I1Cは、第1の光源部31Cからの励起光L1Cに基づき、中央に局在したハイ成分I2Cは、第2の光源部32Cからの励起光L2Cに基づく。このように、各光源部31C,32Cから集光レンズ22までの光路上に集光点が生じない範囲内で励起光L1C,L2Cを収束させたり、発散させたりすることによっても、蛍光体23上の光量分布を制御でき、所望の照度分布を有する出力光を得ることができる。
(実施形態5)
以下、図16,17を用いて、実施形態5を説明する。実施形態5では、二軸方向において励起光による光束の広がりの角度を設定し、光量分布の形状を制御する例を説明する。
以下、実施形態1に係る照明装置1及び光源ユニット2と同様の構成、動作の説明は適宜、省略して、本実施形態に係る光源ユニットを説明する。
図16は、実施形態5に係る光源ユニット2Dの構成を示す図である。本実施形態に係る光源ユニット2Dでは、図16に示すように、第1の光源部31Dにおいて、励起光L1Dによる光束のX方向の広がりを表す発散角θxと、Y方向の広がりを表す発散角θyとを異ならせる。このような設定は、例えば第1の光源部31Dにおける出射レンズ35Dで行うことができる。また、光源素子から出射する励起光の発散角の差を用いて行うことができる。
図16の例では、第1の光源部31Dからの励起光L1DのX方向の発散角θxが、Y方向の発散角θyよりも小さくなるように設定されている。このため、第1の光源部31Dからの励起光L1Dの入射断面41Dの形状は、X,Y方向におけるY方向が長手方向の楕円形状になっている。本例における蛍光体23上の励起光L1Dの光量分布を図17に示す。
図17の(a)は、図16の例における蛍光体23の主面上の励起光の光量分布を示す。図17の(b)は、図17の(a)のY方向における励起光の光量分布を示す。図17の(c)は、図17の(a)のX方向における励起光の光量分布を示す。
図17に示すように、本例の蛍光体23上のX,Y方向における励起光L1Dの光量分布は、Y方向を長手方向として形成されている。以上のように、X,Y方向における発散角θx,θy等を調整することにより、蛍光体23上の励起光の光量分布の形状を制御できる。これにより、光源ユニット2Dの出力光の照度分布を種々の形状で得ることができる。
(他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態1〜5を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置換、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記各実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施形態を例示する。
上記の実施形態1では、光源ユニット2において開口部21aを備えたミラー21(図2)を用いたが、光源ユニット2の構成はこれに限らない。この変形例について、図18を用いて説明する。
図18は、実施形態1の変形例に係る光源ユニット2Eの構成を示す図である。実施形態1では、ミラー21に形成された複数の開口部21aを光源3からの励起光が通過し、蛍光体23からの出射光はミラー21で反射した(図2参照)。本変形例の光源ユニット2Eは、実施形態1と同様の構成において、ミラー21の代わりに、図18に示すように、光源3からの励起光L3を反射するための複数の反射領域25a(反射部)を有する光学部材25を備える。
本変形例の光源ユニット2Eにおいて、光学部材25は、例えば透明基板上に、反射領域25aに対応するドット状の光反射膜を複数、設けて構成される。光学部材25の配置は、実施形態1のミラー21の配置と同様である。また、複数の反射領域25aは、実施形態1における開口部21aと同様に、光源3に含まれる各光源部30の光軸が通過する位置に設定される。そして、各々の光源部30からの励起光は、より収束した状態で、対応する反射領域25aに入射し、反射される。光学部材25は、反射領域25a以外の領域では、蛍光などの光を透過する。また、ミラー21における開口部21aの位置と同様に、光学部材25における反射領域25aの位置は、光学部材25の中央よりも外縁付近に設定される。
本変形例の光源ユニット2Eでは、図18に示すように、蛍光体23は、光学部材25の−Y側において、主面をXZ平面に平行に、且つ+Y側に向けるように配置される。また、集光レンズ22は、光学部材25と蛍光体23との間において、光軸をY方向に向けるように配置される。
本変形例の光源ユニット2Eでは、複数の光源部30を有する光源3からの励起光L3は、それぞれ対応する光学部材25の反射領域25aにおいて反射されて、集光レンズ22を介して蛍光体23に照射される。また、蛍光体23は−Y向きに入射する励起光L3に対して、+Y向きに反射するように蛍光等を出射する。蛍光体23からの出射光は、集光レンズ22を介して+Y方向に進み、光学部材25を透過して、光源ユニット2Eの出力光として出力される。以上のような光源ユニット2Eにおいても、上記実施形態1〜5と同様に、蛍光体23上の光量分布を制御して、所望の照度分布を有する出力光を得ることができる。
また、上記の各実施形態では、光源ユニット2〜2Eにおいて、入射する励起光に対して反射するように蛍光等を出射する蛍光体23を用いた。本開示に係る光源ユニットの蛍光体はこれに限らず、例えば、入射する励起光に対して蛍光等を透過するように出射する蛍光体が用いられてもよい。この場合、励起光を蛍光体に入射させるためのミラー21或いは光学部材25のような構成を適宜、省略することができる。また、例えば蛍光体の透過側に集光レンズ22と同様の光学系等を設けて、出力光を外部に出力することができる。
また、上記の各実施形態では、光源ユニットは、第1及び第2の光源部を備えたが、本開示に係る光源ユニットは勿論、更なる光源部を一つ又は複数、備えてもよい。更なる光源部は、第1及び第2の光源部と同様に光源素子及び出射レンズを備え、第1及び第2の光源部とは異なる光量分布を形成するように励起光を蛍光体23に照射する。
また、上記の各実施形態では、光源ユニットが青色光の励起光の一部を黄色光の蛍光に変換して白色光を出力する例を説明したが、本開示に係る光源ユニットはこれに限定されない。例えば、光源ユニットは、青色光の励起光を黄色光に変換し、黄色光を出力光として出力してもよい。また、本開示において、励起光は、青色光に限らず、種々の波長帯の光であってもよい。また、蛍光も、黄色光に限らず、種々の波長帯の光であってもよい。以上のように、本開示に係る光源ユニットは、種々の励起光に基づき各種の光を出力してもよい。
また、上記の各実施形態では、光源ユニット2〜2E及び照明装置1の適用例として、車載用途について説明したが、本開示に係る光源ユニット及び照明装置の適用例はこれに限らない。本開示に係る光源ユニット及び照明装置は、例えば、舞台演出等のスポットライトや、室内用照明、屋外用照明、プロジェクションマッピング等の種々の技術に適用可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において、種々の変更、置換、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、ヘッドライトやスポットライト、室内用照明、屋外用照明、プロジェクションマッピング等に適用可能である。
1 照明装置
12 DMD
2,2A,2B,2C,2D,2E 光源ユニット
21 ミラー
21a 開口部
22 集光レンズ
23 蛍光体
25 光学部材
25a 反射領域
3 光源
30 光源部
31,31A,31B,31C,31D 第1の光源部
32,32A,32C 第2の光源部
33,34,38 光源素子
35,35A,35B,35C,35D,36,36A,36C,39 出射レンズ

Claims (15)

  1. 第1及び第2の励起光に基づき蛍光を発光する蛍光体と、
    前記第1及び第2の励起光を前記蛍光体上に集光する集光レンズと、
    前記第1の励起光が前記蛍光体上に第1の光量分布を形成するように、前記第1の励起光を出射する第1の光源部と、
    前記第2の励起光が前記蛍光体上に前記第1の光量分布とは異なる第2の光量分布を形成するように、前記第2の励起光を出射する第2の光源部と、を備え
    前記第1の光源部から前記集光レンズまでの光路長と、前記第2の光源部から前記集光レンズまでの光路長とが、互いに異なる、
    光源ユニット。
  2. 前記第1の光源部から出射する前記第1の励起光が前記集光レンズに入射する入射状態と、前記第2の光源部から出射する前記第2の励起光が前記集光レンズに入射する入射状態とが、互いに異なる、
    請求項1に記載の光源ユニット。
  3. 前記第1の光源部と前記第2の光源部の励起光の射出する/しないの組合せにより、蛍光体上の光量分布を切り替える切替え部を、さらに備える、
    請求項1又は2に記載の光源ユニット。
  4. 前記第1の光源部は、前記第1の励起光による光束の広がりの角度を第1の角度に設定する第1の出射レンズを備え、
    前記第2の光源部は、前記第2の励起光による光束の広がりの角度を、前記第1の角度とは異なる第2の角度に設定する第2の出射レンズを備える、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の光源ユニット。
  5. 前記第1の光源部の光軸の向きと、前記第2の光源部の光軸の向きとが、互いに異なる、請求項1〜のいずれか1項に記載の光源ユニット。
  6. 前記第1及び第2の光源部と前記集光レンズとの間に配置され、前記集光レンズからの光を反射するミラーを、さらに備え、
    前記ミラーは、前記第1の光源部の光軸が通過する第1の開口部と、前記第2の光源部の光軸が通過する第2の開口部と、を備える、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の光源ユニット。
  7. 前記第1の励起光は、前記第1の開口部において収束し、
    前記第2の励起光は、前記第2の開口部において収束する、
    請求項に記載の光源ユニット。
  8. 前記第1及び第2の開口部は、前記ミラーの中央よりも外縁付近に配置される、
    請求項6又は7に記載の光源ユニット。
  9. 前記第1及び第2の光源部と前記集光レンズとの間に配置され、前記第1の光源部からの前記第1の励起光及び前記第2の光源部からの前記第2の励起光を反射し、前記集光レンズからの光を透過する光学部材を、さらに備える、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の光源ユニット。
  10. 前記光学部材は、前記第1の励起光を反射する第1の反射部と、前記第2の励起光を反射する第2の反射部と、を有し、
    前記第1の励起光は、前記第1の反射部において収束し、
    前記第2の励起光は、前記第2の反射部において収束する、
    請求項に記載の光源ユニット。
  11. 前記第1及び第2の反射部は、前記光学部材の中央よりも外縁付近に配置される、
    請求項10に記載の光源ユニット。
  12. 前記第1及び第2の光源部は、レーザ光源を含む、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の光源ユニット。
  13. 第1及び第2の励起光に基づき蛍光を発光する蛍光体と、
    前記第1及び第2の励起光を前記蛍光体上に集光する集光レンズと、
    前記第1の励起光が前記蛍光体上に第1の光量分布を形成するように、前記第1の励起光を出射する第1の光源部と、
    前記第2の励起光が前記蛍光体上に前記第1の光量分布とは異なる第2の光量分布を形成するように、前記第2の励起光を出射する第2の光源部と、
    前記第1及び第2の光源部と前記集光レンズとの間に配置され、前記集光レンズからの光を反射するミラーと、を備え、
    前記ミラーは、前記第1の光源部の光軸が通過する第1の開口部と、前記第2の光源部の光軸が通過する第2の開口部と、を備える、
    光源ユニット。
  14. 第1及び第2の励起光に基づき蛍光を発光する蛍光体と、
    前記第1及び第2の励起光を前記蛍光体上に集光する集光レンズと、
    前記第1の励起光が前記蛍光体上に第1の光量分布を形成するように、前記第1の励起光を出射する第1の光源部と、
    前記第2の励起光が前記蛍光体上に前記第1の光量分布とは異なる第2の光量分布を形成するように、前記第2の励起光を出射する第2の光源部と、
    前記第1及び第2の光源部と前記集光レンズとの間に配置され、前記第1の光源部からの前記第1の励起光及び前記第2の光源部からの前記第2の励起光を反射し、前記集光レンズからの光を透過する光学部材と、を備え、
    前記光学部材は、前記第1の励起光を反射する第1の反射部と、前記第2の励起光を反射する第2の反射部と、を有し、
    前記第1の励起光は、前記第1の反射部において収束し、
    前記第2の励起光は、前記第2の反射部において収束する、
    光源ユニット。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の光源ユニットと、
    前記光源ユニットからの光を空間変調する空間光変調素子と、
    を備える、照明装置。
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