JP6694862B2 - 強化繊維再生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、強化繊維再生方法に関する。
複合部材には、互いに異なる方向に配向する繊維と樹脂とを含有するものがある。
例えば、特許文献1には、複合部材として、炭素繊維が一方向に配向されているUD材と、炭素繊維が格子状に配向されているクロス材と、が組み合わせて積層されている炭素繊維強化プラスチック部材が開示されている。
特開2015−98282号公報
特許文献1に開示された複合部材に含まれる炭素繊維をリサイクルするには、樹脂を除去し、炭素繊維を抽出する必要がある。
しかし、複合部材の形状によっては、長さの異なる炭素繊維が混ざって抽出されることがある。このため、回収される炭素繊維は長さが不揃いとなってしまう。
本発明は、長さの揃っている強化繊維を再生できる繊維再生方法を提供することを目的とする。
第1の態様の強化繊維再生方法は、互いに異なる方向に配向する強化繊維と樹脂とを含有する複合部材の一部分を、前記複合部材の長手方向と交差する方向に沿ってバインドする工程と、前記複合部材から、前記樹脂を除去する工程と、前記強化繊維のうち、バインドされている強化繊維から、バインドされていない強化繊維を分離する工程と、を含む。
本実施形態では、互いに異なる方向に配向する強化繊維と樹脂とを含有する複合部材の一部分を、複合部材の長手方向と交差する方向に沿ってバインドし、樹脂を除去し、バインドされている強化繊維から、バインドされていない強化繊維を分離している。バインドされている強化繊維は、複合部材の長手方向に配向する強化繊維が多く含まれる。したがって、回収される強化繊維束は、各強化繊維の長さが揃っており、品質の高い強化繊維として再生することができる。
第2の態様の強化繊維再生方法は、前記一部分が前記複合部材の一端側の一部分である第1の態様の強化繊維再生方法である。
第3の態様の強化繊維再生方法は、前記除去する工程が、エアブロー、櫛、又は水流でバインドされていない強化繊維を除去する第1又は第2の態様の強化繊維再生方法である。
第4の態様の強化繊維再生方法は、前記除去する工程の後に、前記バインドされている強化繊維を切断する工程をさらに含む第1から第3のいずれかの態様の強化繊維再生方法である。
第5の態様の強化繊維再生方法は、前記強化繊維が、炭素繊維である第1から第4のいずれかの態様の強化繊維再生方法である。
本発明の一態様によれば、長さの揃っている強化繊維を再生できる。
本発明に係る実施形態における強化繊維再生方法のフローチャートである。 本発明に係る実施形態におけるバインドする工程を説明する図である。 本発明に係る実施形態における樹脂を除去する工程を説明する図である。 本発明に係る実施形態における強化繊維を分離する工程を説明する図である。 本発明に係る実施形態における強化繊維を切断する工程を説明する図である。 強化繊維の長さの比較を説明する図である。
以下、本発明に係る実施形態の強化繊維再生方法について、図面を用いて説明する。
<実施形態>
以下、強化繊維再生方法について図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態の強化繊維再生方法は、互いに異なる方向に配向する強化繊維20と樹脂30とを含有する複合部材10に適用される。
本実施形態では、強化繊維20として、炭素繊維が用いられている。
図1に示すように、強化繊維再生方法は、バインドする工程(ST01)と、樹脂を除去する工程(ST02)と、強化繊維を分離する工程(ST03)と、強化繊維を切断する工程(ST04)と、を実施する。
本実施形態において、複合部材10は、長方形の板部材である。複合部材10は、長方形の長手方向両端に第一端10a及び第二端10bを有する。
図2に示されるように、複合部材10は、互いに異なる方向に配向する3種の強化繊維20を有する。
3種の強化繊維20のうち、第1の強化繊維20Pは、複合部材10の長手方向に沿って配向している。
3種の強化繊維20のうち、第2の強化繊維20Lは、複合部材10の長手方向に対し+45°配向している。
3種の強化繊維20のうち、第3の強化繊維20Rは、複合部材10の長手方向に対し−45°配向している。
本実施形態において、複合部材10は、硬化済の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)である。図2には、模式的に3枚に見えるように示されているが、実際は3種の強化繊維20がまとめて硬化されており、1枚のCFRP板である。
(バインドする工程)
まず、ST01を実施する。ST01では、作業者は、互いに異なる方向に配向する強化繊維と樹脂とを含有する複合部材10の一部分を、複合部材の長手方向と交差する方向に沿って、バインド部材100でバインドする。
バインド部材100は、例えば、ダブルクリップである。バインド部材100は、複合部材10の両板面に圧力をかけて複合部材10をバインドする。バインド部材100は、複合部材の長手方向と交差する方向に延びており、延びている方向に挟む対象物をまとめてバインドすることができる。
ST01では、作業者は、複合部材の長手方向と交差する方向、すなわち、第1の強化繊維20Pの配向方向と交差する方向に沿って複合部材10の一部分をバインド部材100でバインドする。本実施形態では、複合部材10の長手方向と直交する方向に沿って複合部材10がバインド部材100でバインドされる。
具体的には、バインド部材100は、バインド部材100が延びている方向を複合部材10の長手方向と直交する方向に沿わせて、複合部材10をバインドする。
図2に示されるように、本実施形態では、バインド部材100は、複合部材10のうち、長手方向の第一端10a側の板面の一部分を、短手方向の両側に亘ってバインドする。このとき長手方向の第二端10b側の板面は、バインドされない。
(樹脂を除去する工程)
ST01に続いて、ST02を実施する。ST02では、作業者は、複合部材10をバインドしたまま、バインドされた複合部材10から樹脂30を除去する。複合部材10から樹脂30を除去するには、例えば、焼成法、溶解法、亜臨界流体法などが用いられる。樹脂は、完全に除去される必要はなく、少なくとも、強化繊維20がばらける程度に除去されればよい。
ST02において、バインド部材100は、複合部材10の両面から圧力をかけてバインドしているので、複合部材10から樹脂30が除去されても、樹脂30が除去された後に残る強化繊維20がバインド部材100でバインドされる。
バインド部材100が、ダブルクリップのような、挟持部にばねで付勢して圧力をかける挟持機構である場合、複合部材10の両面を挟むバインド部材100は、複合部材10の両面に圧力をかけながら締め付ける機構を有する。このため、樹脂30が除去されるにしたがい、バインド部材100は、残る強化繊維20を締め付け続けることができる。その結果、バインド部材100は、樹脂30が除去された後に残る強化繊維20をバインドすることができる。
本実施形態の場合、樹脂30が除去されると、図3に示されるように、第1の強化繊維20Pの全体、第2の強化繊維20Lの一部、及び第3の強化繊維20Rの一部が、バインド部材100でバインドされる。
(強化繊維を分離する工程)
ST02に続いて、ST03を実施する。ST03では、作業者は、強化繊維20のうち、バインドされている強化繊維20から、バインドされていない強化繊維20を分離する。
ST03では、樹脂30が除去された後に残っている強化繊維20に、エアブロー、櫛、又は水流により、第1の強化繊維20Pの配向に沿う方向の力を与えることによって、強化繊維20から一部の強化繊維20を分離する。ここで分離される一部の強化繊維は、バインド部材100でバインドされていない強化繊維20である。図4に示されるように、本実施形態では、バインド部材100でバインドされている強化繊維20から、第2の強化繊維20L及び第3の強化繊維20Rのうち、バインド部材100でバインドされていない第2の強化繊維20L及び第3の強化繊維20Rが除去される。他方、バインド部材100でバインドされている第1の強化繊維20Pの全体、第2の強化繊維20Lの一部、及び第3の強化繊維20Rの一部は残っている。
(切断する工程)
ST03に続いて、ST04を実施する。ST04では、作業者は、バインドされている第1の強化繊維20Pの全体、第2の強化繊維20Lの一部、及び第3の強化繊維20Rの一部のうち、第1の強化繊維20Pを切断する。このとき、第1の強化繊維20Pは、図4に示される二点鎖線部において切断される。二点鎖線部で切断されると、図5のように、第2の強化繊維20L及び第3の強化繊維20Rがほとんど含まれておらず、第1の強化繊維20Pがより多く含まれる強化繊維束20Bを回収することができる。
ここで、図4に示される二点鎖線部は、第1の強化繊維20Pと交差する方向に延びる線であって、バインドされている第2の強化繊維20Lの一部、及び第3の強化繊維20Rの一部と交わらない位置に引かれる線である。本実施形態では、二点鎖線部は、第1の強化繊維20Pの配向方向と直交して延びている。
(作用及び効果)
本実施形態の強化繊維再生方法は、互いに異なる方向に配向する強化繊維と樹脂とを含有する複合部材の一部分を、複合部材の長手方向と交差する方向に沿ってバインドし、バインドされている強化繊維と、バインドされていない強化繊維と、を分離している。バインドされている強化繊維は、複合部材の長手方向に配向する強化繊維が多く含まれる。したがって、回収される強化繊維束は、各強化繊維の長さが揃っており、品質の高い強化繊維として再生される。
特に本実施形態の強化繊維再生方法は、複合部材10を、複合部材10の長手方向と直交する方向に沿ってバインドしている。このため、第1の強化繊維20Pがより多く含まれた強化繊維束20Bを回収することができる。したがって、回収された強化繊維束20Bは、各強化繊維の長さが揃っており、品質の高い強化繊維として再生される。
図6に示されるように、複合部材10に含まれる第1の強化繊維20Pに比べて、第2の強化繊維20L及び第3の強化繊維20Rは、いずれも長さが不揃いである。
図6に示されるAAの部分の各強化繊維は、BBの部分に示される各強化繊維より長い。このため、第1の強化繊維20Pから、長さが不揃いである第2の強化繊維20Lの少なくとも一部及び第3の強化繊維20Rの少なくとも一部が分離されることで、長さが揃っている強化繊維を回収することができる。
本実施形態において、バインド部材100の材質は、樹脂を除去する工程で耐えうるものであれば、どのような材質であってもよい。
焼成法であれば、バインド部材100の材質は、耐熱性である必要があり、600℃以上の高温に耐えるものが好ましい。例えば、鉄や軽金属類(アルミ、マグネシウム等)が望ましい。
溶解法や亜臨界流体法であれば、バインド部材100の材質は、耐薬品性を有するものが好ましい。例えば、ステンレスや耐薬品性の樹脂類(PEEK、PEKK、PPS等)が望ましい。
バインド部材100に樹脂を除去する工程で耐えうるものが用いられれば、樹脂を除去する工程において、バインドによる圧力を保持し続けることが可能となる。
<変形例>
本実施形態では、強化繊維20として、炭素繊維が再生されているが、他の繊維が再生されてもよい。変形例として、強化繊維20として、ガラス繊維が再生されてもよい。
本実施形態では、複合部材10のうち、長手方向の第一端10a側の板面の一部分がバインドされているが、複合部材の一部分を複合部材の長手方向と交差する方向に沿ってバインドするなら、どのような部分がバインドされてもよい。
変形例として、複合部材10のうち、長手方向の中央部の板面の一部分が、短手方向の両側に亘ってバインドされてもよい。
本実施形態では、1つのバインド部材が、1つの複合部材をバインドしている。
変形例として、1つのバインド部材が、複数の複合部材をまとめてバインドしてもよい。例えば、複合部材が板部材である場合、複数の複合部材は、互いの板面が横並びとなるように並べられ、横並びされた複数の板面に亘って、1つのバインド部材でバインドされてもよい。
本実施形態では、分離されないで残っている第1の強化繊維20Pの全体、第2の強化繊維20Lの一部、及び第3の強化繊維20Rの一部に対し、強化繊維を切断する工程ST04が実施されているが、以下の変形例によれば、必ずしも、強化繊維を切断する工程ST04は実施される必要はない。
変形例として、バインド部材を持ち替えて、分離されないで残っている第1の強化繊維20Pの全体、第2の強化繊維20Lの一部、及び第3の強化繊維20Rの一部のうち、第2の強化繊維20Lの一部、及び第3の強化繊維20Rの一部が、第1の強化繊維20Pからさらに分離されてもよい。具体的には、ST03の後に、作業者は、第二端10b側の強化繊維を、他のバインド部材100でバインドし、第一端10a側のバインド部材100を外し、再びST03を実施する。これにより、作業者は、分離されないで残っている第1の強化繊維20Pの全体、第2の強化繊維20Lの一部、及び第3の強化繊維20Rの一部のうち、第2の強化繊維20Lの一部、及び第3の強化繊維20Rの一部を、第1の強化繊維20Pから分離することができる。
他の変形例として、作業者は、互いに直交する第1の強化繊維と第2の強化繊維とを有する複合部材に対し、第2の強化繊維に沿う方向に強化繊維をバインドして、ST02及びST03を実施すれば、第1の強化繊維から第2の強化繊維を分離することができる。
強化繊維を切断する工程ST04では、第1の強化繊維20Pが、図4に示される二点鎖線部において切断されている。
変形例として、図4に示される二点鎖線部より第一端10a側で第1の強化繊維20Pは切断されてもよい。第2の強化繊維20L、及び第3の強化繊維20Rが幾分含まれるものの、第1の強化繊維20Pがより多く含まれた強化繊維束20Bを回収することができる。
他の変形例として、図4に示される二点鎖線部より第二端10b側で第1の強化繊維20Pは、切断されてもよい。
残った強化繊維には、一方向に揃った強化繊維が多く含まれているため、作業者は、任意の長さで容易に切断し長さを揃えることが可能となる。
本実施形態では、作業者が各工程を実施しているが、各工程の少なくとも1つの工程を装置が実施してもよい。例えば、バインド部材をロボットが操作することで、ロボットがバインドする工程を実施してもよい。同様に、複合部材を炉内や容器内にロボットが出し入れすることで、ロボットが樹脂を除去する工程を実施してもよい。また、例えば、切断する工程を切断機が実施してもよいし、強化繊維を分離する工程をロボットやエアブロー装置等の装置が実施してもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
10 複合部材
10a 第一端
10b 第二端
20 強化繊維
20B 強化繊維束
20P 第1の強化繊維
20L 第2の強化繊維
20R 第3の強化繊維
30 樹脂
100 バインド部材
ST01 バインドする工程
ST02 樹脂を除去する工程
ST03 強化繊維を分離する工程
ST04 切断する工程

Claims (5)

  1. 互いに異なる方向に配向する強化繊維と樹脂とを含有する複合部材の一部分を、前記複合部材の長手方向と交差する方向に沿ってバインドする工程と、
    前記複合部材から、前記樹脂を除去する工程と、
    前記強化繊維のうち、バインドされている強化繊維から、バインドされていない強化繊維を分離する工程と、を含む強化繊維再生方法。
  2. 前記一部分が前記複合部材の一端側の一部分である請求項1に記載の強化繊維再生方法。
  3. 前記除去する工程が、エアブロー、櫛、又は水流でバインドされていない強化繊維を除去する請求項1又は請求項2に記載の強化繊維再生方法。
  4. 前記除去する工程の後に、前記バインドされている強化繊維を切断する工程をさらに含む請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の強化繊維再生方法。
  5. 前記強化繊維が、炭素繊維である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の強化繊維再生方法。
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