JP6693971B2 - インターライン電荷結合素子 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、「DUAL VERTICAL CHARGED−COUPLED DEVICE」と題され2015年5月18日に出願された米国仮特許出願第62/163,139号、ならびに「INTERLINE CHARGE−COUPLED DEVICES」と題され2016年2月2日に出願された米国特許出願第15/012,912号の利益および優先権を主張し、それらのその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、電子機器の分野、特に、インターライン電荷結合素子を備える画像取得システムに関する。
画像センサは、画像を構成する情報を伝達するためにその上に入射する光を検出および測定するセンサである。その目的のために、画像センサは、通常、例えば、その上に入射する光を電荷に変換するように構成されたフォトダイオードのような、複数の光検出、または感光性素子を備える。画像センサは、画素の格子、または配列として見られ、各画素は、その上に入射する光を測定するための、通常、個々にアドレス指定可能であると共に個々に制御可能である、光検出素子を備え得る。
電荷結合素子(CCD)は、電荷の運動、例えば、電荷が生成された領域から電荷が操作され得る、例えば、デジタル値に変換され、おそらくデジタル値の更なるデジタル処理が後に続き得る、領域への運動のための素子である。CCDは、容器間の電荷の転送を許容するシフトを含む、素子における容量性容器(ポテンシャル井戸または電荷リザーバ)間で移動する電荷として見られ得る。
CCD画像センサは、「画像フレーム」とも呼ばれる画像を取得可能な画像センサの特定の分類であり、CCDは、光検出素子によって蓄積された電荷を記憶し読み出すために使用される。当分野において使用される、画像フレームの「取得」は、互換的に、「露出」、または「露出の取得」もしくは画像フレーム/露出の「取り込み」と呼ばれ、特定の期間(「露出時間」もしくは「期間」または「取得時間」もしくは「期間」)、個々の光検出素子または画素による、ターゲットシーンの光からの光生成電子の収集を一般に意味する。また当分野において使用される、画像フレームまたは露出の「読み出し」は、記憶素子から、画素情報のその後のデジタル化のための電圧または電流に電荷を変換する追加の回路への収集された電荷の転送を一般に意味する。
CCD画像センサは、種々の設定において用いられる画像取得システムにしばしば組み込まれる。このような画像取得システムの性能は、その中に含まれたCCDセンサの画像取得および読み出し能力ならびに特性によって影響される。CCD画像センサにおける画像フレームの取得および読み出しに対する更なる改善が常に望まれている。
本開示の実施形態は、CCD画像センサにおける画像の取得および読み出しを制御する機構を提供する。本明細書において説明される機構は、インターラインCCDに適用可能であり、飛行時間(TOF)アプリケーションまたはマルチシャッタ画像フレームを使用する他のアプリケーションに対して特に魅力的であり得るが、またシングルシャッタ画像フレームを使用するアプリケーションとも互換性を有している。
本開示の一態様は、インターラインCCDセンサならびにインターラインCCDの画像取得および読み出し機能を制御するコントローラを備える。インターラインCCDは、複数の光検出素子、複数の第1の記憶ユニットおよび複数の第2の記憶ユニットを含む。第1の記憶ユニットは、CCD画像センサの読み出し前に、第1の露出期間中の第1の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって生成された第1の電荷(つまり、第1の露出期間中に取得される画像フレームの少なくとも一部を表現する電荷)を記憶するために構成されている。複数の第2の記憶ユニットは、読み出し(つまり、読み出される)前に、第2の露出期間中の第2の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって生成された第2の電荷(つまり、第2の露出期間中に取得される、第1の露出期間中に取得される画像フレームとは異なる画像フレームの少なくとも一部を表現する電荷)を記憶するために構成されている。コントローラは、第1の電荷の少なくとも一部が第2の画像フレームの取得中に読み出されることを確実にするために、インターラインCCDセンサの取得および読み出し動作を制御するように構成されている。言い換えると、コントローラは、インターラインCCDセンサのいくつかの記憶ユニット、すなわち光検出素子の第1の露出期間中に生成された電荷を記憶する記憶ユニットが、光検出素子が第2の露出期間において電荷を蓄積することと少なくとも部分的に同じ時間において、さらに好ましくは同時に、読み出されることを確実にする。コントローラは、第2の露出期間中に蓄積された電荷が、いくつかの他の記憶ユニットにおいて、すなわち光検出素子の第2の露出期間中に蓄積された電荷を記憶する記憶ユニットにおいて、記憶されることをさらに確実にする。
本明細書において説明されるコントローラは、インターラインCCDセンサの機能を制御するために使用されるので、以下において、このようなコントローラは、「インターラインCCDコントローラ」と呼ばれる。
当業者によって認められることになるように、本開示の態様は、例えば、方法、システム、コンピュータプログラム製品、またはコンピュータ可読記憶媒体として、種々の様式において具体化される。したがって、本開示の態様は、完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)または全て概して本明細書において「回路」、「モジュール」もしくは「システム」と呼ばれ得るソフトウェアおよびハードウェア態様を組み合わせる実施形態の形式をとり得る。本開示において説明される機能は、1つ以上のコンピュータの1つ以上のプロセッシングユニット、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサによって実行されるアルゴリズムとして実装され得る。種々の態様において、本明細書において説明される例の各々の異なるステップおよびステップの部分は、異なるプロセッシングユニットによって行われ得る。さらに、本開示の態様は、コンピュータ可読媒体に具体化された、例えば、記憶されたコンピュータ可読プログラムコードを有する、好ましくは非一時的な、1つ以上のコンピュータ可読媒体において具体化されたコンピュータプログラム製品の形式をとり得る。種々の実施形態において、このようなコンピュータプログラムは、例えば、既存の機器およびシステム(例えば、既存のインターラインCCDセンサまたはそれらのコントローラ等)にダウンロードされ得る(更新され得る)か、またはこれらの機器およびシステムの製造時に記憶され得る。
本開示の他の特徴および利点は、以下の説明および請求項から明らかになる。
本開示ならびにその特徴および利点のより完全な理解を提供するために、参照が、以下の説明に対し、同様の参照番号が同様の部分を表現する、添付図面と併せてなされる。
飛行時間測定用に使用される画像取得システムを例示する概略図を提供する。 光検出素子および関連した記憶ユニットを備える従来のインターラインCCDセンサの平面図を提供する。 図2Aに示された従来のインターラインCCDセンサの格子において使用される光検出素子および関連した記憶ユニットの平面図を提供する。 図2Bに示された光検出素子および関連した記憶ユニットの断面図を提供する。 従来のインターラインCCDセンサを使用するマルチ露出画像フレームの取得および読み出しのタイミング図を提示する。 本開示の一実施形態による、光検出素子の配列および2セットの関連した記憶ユニットを備えるインターラインCCDセンサの平面図を提供する。 本開示の一実施形態による、図4Aにおいて示されたインターラインCCDセンサの格子において使用される光検出素子および2つの関連した記憶ユニットの平面図を提供する。 本開示の一実施形態による、図4Bにおいて示された光検出素子および2つの関連した記憶ユニットの断面図を提供する。 本開示の一実施形態による、第1の画像フレームの取得中の静電ポテンシャルの相対レベルの概略的例示を提供する。 本開示の一実施形態による、第1の画像フレームの取得中に第1の記憶素子において蓄積された電荷の第2の記憶素子への転送中の静電ポテンシャルの相対レベルの概略的例示を提供する。 本開示の一実施形態による、第2の画像フレームの取得と同時に第2の記憶素子からの第1の画像フレームの読み出し中の静電ポテンシャルの相対レベルの概略的例示を提供する。 本開示の一実施形態による、図4Aに示されたインターラインCCDセンサを使用するマルチ露出画像フレームの取得および読み出しのタイミング図を提供する。 本開示の別の実施形態による、光検出素子および2つの関連した記憶ユニットのセットを備えるインターラインCCDセンサの平面図を提供する。 本開示の一実施形態による、図7Aに示されたインターラインCCDセンサの格子において使用される光検出素子および2つの関連した記憶ユニットの平面図を提供する。 本開示の一実施形態による、図7Bに示された光検出素子および2つの関連した記憶ユニットの断面図を提供する。 本開示の一実施形態による、図7Aに示されたインターラインCCDセンサを使用するマルチ露出画像フレームの取得および読み出しのタイミング図を提供する。 本開示のいくつかの実施形態による、インターラインCCDセンサの改善された画像取得および読み出し技術を実装するように構成された代表的な装置のシステム図を例示する。 本開示のいくつかの実施形態による、代表的なデータプロセッシングシステムを例示するブロック図を図示する。
飛行時間カメラの理解
図1は、代表的な飛行時間(TOF)画像取得システム、または飛行時間カメラを示す。飛行時間カメラは、概して、照明器104(能動照明パルスまたは光パルスを放つ)、および電子シャッタを有する画像センサ102を含む。図示されないが、飛行時間カメラは、カメラの視野において物体(例えば、野球選手、野球バット等)の距離を計算可能な構成要素を含むことになる。通常、飛行時間カメラは、シーンにおける物体に反射する照明104を使用する能動照明パルスを生成することによって、および反射した光を画像センサ102において取り込むことによって、シーンの深度を測定する。例えば、照明器104は、シーンにおける物体に赤外光をパルス照射可能である発光ダイオードまたはレーザーダイオードを含み得、反射した光は、画像センサ102、例えば、電荷結合素子(CCD)画像センサ配列または他の形式の画像センサ配列によって取り込まれ得る。照明器104は、照明器104を点滅させる電気パルスによって駆動される。画像センサ102のシャッタドライバは、画像が取り込まれるかおよび/または画像信号が生成されることを許容するためにシャッタを開かせる電気パルスによって駆動される。
照明器104から物体に移動し物体から画像センサ102に移動する光のラウンドトリップタイムが、飛行時間カメラからの物体の距離に基づいて変化することになることに留意すべきである。また、光の速度は、既知である。このため、飛行時間カメラまでの物体間の距離に依存して、画像センサ102に衝突する反射された光は、照明器104が光を生成した時間に対する遅延を有することになる。この情報に基づいて、反射した光を取り込むために、照明器104および画像センサ102のシャッタドライバの位相を整合することができる。複数タイミング位相差を有する照明器104および画像センサ102にパルスをトリガーすることによって、それらの位相差および画像センサ102からの取り込まれた画像信号は、カメラからの物体の距離を計算するために直接使用可能である。当業者は、距離を判定するために飛行時間カメラ用に使用可能である数個の適切な技術/アルゴリズム(例えば、照明器とシャッタパルスとの間の既知の位相差を活用する技術)があることを認めるであろう。
TOFのいくつかのアプリケーションにおいて、TOFアプリケーションは、反射した光の特定の位相が、元の放出された位相に対して比較される、レーザーダイオード(LD)による、光パルスチェーン、例えば、赤外(IR)光パルスチェーンを作成する。画像センサ、例えば、CCD画像センサは、複数光源IR光パルスと同期される同一タイミング位相を使用して複数光子パケットを収集する。異なる表現では、多くの短い露出(例えば、数十または数百の露出)が、1つの長い露出に対して蓄積され、これらの長い露出のうちの2つ以上が、取り込まれ処理される。多くの短い露出を蓄積するために、多くの光パルス(つまり、赤外光パルス列)が生成され、1つの長い露出を取り込むために多くの短い露出が収集される(つまり、短い露出のうちの各1つについての電子がポテンシャル井戸において収集される)。1つの位相によって取り込まれるが、他の位相によって取り込まれない運動がある場合、深度エラーおよびモーションブラーがTOF画像において発生し得る。異なる位相取り込みの間の時間遅延を最小化することによって、エラーおよび乱れが、同様に最小化される。
複数露出を取り込むことができるインターライン電荷結合素子
高性能カメラは、そこに用いられるCCDセンサアーキテクチャ、例えば、フルフレームCCD、フレーム転送CCD、またはインターライン転送CCDに基づいて区別され得る。1つの長い露出に対して複数サンプルを蓄積する(つまり、フォトダイオード上における複数の短い露出から生成された電荷を蓄積する)ために、インターライン転送CCD(「インターラインCCD」とも一般に呼ばれる)が使用され得る。インターラインCCDセンサは、通常、光子を検出しそれらを電荷に変換する光検出素子、例えば、フォトダイオードの列と、遮光体によって遮蔽された列とを交互に有する。以下により詳細に説明されるように、遮蔽された列は、光子を検出せず、それ自体の上に電荷を生成しない。その代わりに遮蔽された列は、画像フレーム取得中に光検出素子が入射光子を吸収することの結果として光検出素子によって生成された電荷の記憶のために使用される記憶ユニットを備える。遮蔽された列は、垂直CCD、[垂直]CCDシフトレジスタ、電荷転送チャネル、またはインターラインマスクと一般に呼ばれる。一度、画像フレームの取得が終わると、遮蔽された列に記憶された電荷が読み出される。
従来のインターラインCCDセンサは、図1の画像センサ102において示された画像センサ素子の格子に類似するインターラインCCDセンサ素子202の格子を備える画像センサを例示する、インターラインCCDセンサ200として図2Aに示される。図2Aに示されるように、その周りに太線を有する1つの代表的なインターラインCCDセンサ素子を参照して図2Aにおいて指示された各インターラインCCDセンサ素子202は、画像センサ102の例示に類似する、灰色で指示された光検出素子204または画素、例えば、フォトダイオードを含む。光を受光するために露出された画素の連続光子を備える画像センサ102と対照的に、インターラインCCDセンサ200において示される画素の各々は、白いドット模様で指示された、遮光体によって遮蔽された領域(つまり、その上に入射する光を検出することができない領域)を伴う。図2Aの参照番号214は、このような光検出素子204の列を示し、一方で参照番号216は、記憶素子の遮蔽された列、つまり垂直CCDを示す。通常、遮蔽された記憶素子206は、記憶素子が対応する光検出素子204のすぐ隣であるか、または周辺近くに提供され、このため光検出素子に蓄積された電荷は、記憶素子に迅速に転送されることができる。これは、各遮蔽された列または垂直CCD216が光検出列214に隣接することを例示する図2AのインターラインCCDセンサ200から見ることができる。
新しい画像フレームの取得が始まる前に、電荷は、除去される(例えば、垂直または側方オーバーフロー構造を通るように、光検出列214から基板に排出される)。周知のように、これは、例えば、光検出素子が光に露出していることの結果として光検出素子によって生成され得る電荷の全てが、基板内に注入/排出される(つまり光検出素子において蓄積されない)ように、光検出素子または/および光検出素子が提供される基板上の電圧を変更することによって実現され得る。画像フレーム取得中、光検出列の画素は、電荷を蓄積する(つまり、電荷は排出されない)。画像フレームがマルチ露出画像フレーム、つまり、相対的に長い露出期間内において複数の相対的に短い露出を使用して取得された、例えば、TOFシナリオに対して上述された、画像フレームである場合において、単一画像フレームの取得の各短い露出中、露出から生成され光検出列214において収集された電荷は、垂直CCD216にシフトされるかまたは転送される。この短い露出の終了後、次の短い露出の開始前に、光が光検出素子上に入射され続ける事実による、光検出列において蓄積することを継続する電荷は、次の短い露出を開始する前に基板内に電荷を注入することによって、再び、除去されるかまたは排出され得る。マルチ露出画像フレームの取得の短い露出間において基板内に電荷を排出することは、従来の物理的シャッタに類似する、インターラインCCDセンサの電子シャッタを効果的に実装し、電荷が基板内に排出され光検出素子内に蓄積されていない(つまり、「シャッタが閉じられる」)ときに、画像フレームを表現する電荷を記憶する記憶素子に1つも電荷が追加されず、一方で、しかしながら、電荷が光検出素子に蓄積している(つまり、「シャッタが開かれる」)ときに、収集された電荷が記憶素子に追加される。
マルチ露出画像フレームの多くの短い露出は、この様式で取り込まれることができ、電荷は、垂直CCDに蓄積され得る。言い換えると、垂直CCDは、電子シャッタを使用して光検出列の複数の短い露出から垂直CCDに転送される電荷を蓄積する。十分な数の短い露出が取り込まれ垂直CCDに蓄積された後、画像フレームのマルチ露出画像フレーム取得の総露出の結果が、垂直CCDから読み出され得る。このような総露出は、本明細書において「短い露出」と呼ばれる、マルチ露出画像取得の複数の、短い露出と区別するために、本明細書において「長い露出」と呼ばれる。
光検出素子(灰色)および遮蔽されたCCD記憶素子(白色)を備えるインターラインCCDセンサ200の素子202の代表的な実装が、図2B〜Cにおいてさらに例示される。図2B〜Cに見られるように、図2B〜Cにおいてフォトダイオード204として示される、インターラインCCDセンサ200の多くの光検出素子の格子の各光検出素子204は、記憶ユニット206(例えば、電荷を記憶するための並行/シフトレジスタまたはポテンシャル井戸)を備える遮蔽された素子を有する。CCDの多くのフォトダイオードと関連付けられたこのような記憶ユニットの多くは、図2Aに示される垂直CCD216のような垂直CCDを形成する。
フォトダイオード204から記憶ユニット206への電荷転送は、図2B〜Cに示される、転送ゲート1(TG1)、基板ゲート(SUB)、およびCLKゲートに適切な電圧を印加することによって制御され得る。この例において、フォトダイオード206は、記憶ユニット206内に電子が流入することを許容するために、フォトダイオードと比較して十分に大きな正の電圧をTG1に印加することによってTG1が有効化されるときに記憶ユニット206内に流入する(通常、5V〜20V)、多くの短い露出に対する電荷を収集することが可能であり、一方で、基板内に流入するように電子を引きつけるために、フォトダイオードおよびTG1と比べて十分に大きな正の電圧(通常、10V〜20V)をSUBに印加することによってSUBが有効化されるときに各短い露出間隔の間にフォトダイオードにおいて任意の不必要な電荷を排出する。一度、多くの短い露出がなされ、それらの電荷が各光検出素子から垂直CCDの対応する記憶ユニットに転送されると、多くの光検出素子と関連付けられた記憶ユニットの多くを有する垂直CCDにおいて蓄積された電荷と関連付けられた電圧が、読み出され、この電圧がVCCDとして示される。
光パルスおよびシャッタ付き露出が用いられるTOFアプリケーションにおいて使用されるときの、例えば、インターラインCCDセンサ200のようなインターラインCCDセンサの動作を例示する代表的なタイミング図が、図3に示される。パルス列LDおよびSUBは、多くの短い露出が、図3において「長い露出」として符号付けされた、より長い期間内においてなされることを許容し、一方で記憶ユニット206は、各長い露出に対する電荷を蓄積する。図3、ならびに図6および8のタイミング図において、フォトダイオードから垂直CCDの記憶ユニットへの電荷の転送が、「長い露出」として符号付けされた期間中に行われることに留意すべきである。
十分な短い露出が垂直CCDに蓄積された(つまり、マルチ露出画像フレームが取り込まれた)後、各垂直CCD内の各記憶ユニットの電圧(VCCD)が、読み出され、そのプロセスは、画像配列のサイズに依存して、通常、数ミリ秒の単位における無視できない時間をとる。これは、第1の長い露出である、露出1に続く読み出し期間、およびその後の第2の長い露出である、露出2に続く別の読み出し期間により図3において例示される。露出1に続く読み出し期間中、第1のマルチ露出画像フレームを表現する電圧が、各記憶素子から読み出される。一度、第1の画像フレームに対するVCCDが読み出されると、電圧が記憶素子から除去され、次のマルチ露出画像フレームを取り込むための次の長い露出である、露出2の電荷蓄積が開始し得る。露出2に続く読み出し期間中、第2のマルチ露出画像フレームを表現する電圧が各記憶素子から読み出される。マルチ露出画像フレームを取得し読み出すこのプロセスは、必要である限り継続し得る。
垂直CCDが、長い露出期間に対して電荷が蓄積することを許容し、一方で基板を通して不必要な電荷を排出することによって光検出素子における短い個々の露出時間を許容するので、インターラインCCDセンサを使用することは、TOF測定において有用である。しかしながら、各長い露出は、垂直CCDが次の長い露出が開始し得る前に読み出されなければならない制約により、その後に続く長い露出から時間間隔を有する。これは、画像が取得されるシーンが第1の長い露出と第2の長い露出との間で変化し得る事実によるエラーおよび乱れを引き起こすので、特にTOFアプリケーションにおいて望ましいものではない。
改善されたインターライン電荷結合素子
異なる位相の取り込み(例えば、異なる長い露出)の間の時間を最小化することによって、画像取り込みシステム、特にTOFアプリケーションにおいて使用されるマルチ露出画像フレームシステムのエラーおよび乱れが最小化され得る。本開示の種々の実施形態は、連続する画像フレームの取り込みの間の遅延を低減するように設計されたインターラインCCDセンサ構造を有する画像取り込みシステムを提供する。提案されるインターラインCCDセンサは、与えられた光検出素子のセットと関連付けられた2つ以上の記憶ユニットのセットを含み、各光検出素子は、特定の画像フレームの取得中(つまり、特定の露出期間中)に光検出素子によって生成された電荷が、読み出し前にこれらの記憶ユニットのうちの任意の1つに記憶され得るという点で、2つ以上の記憶ユニットのセットのうちの各々の1つの記憶ユニットと関連付けられる。単一の光検出素子のセットに対して複数の記憶ユニットのセットを提供することは、別の記憶ユニットのセットにおける別の画像フレームに対応する電荷を蓄積している間に、1つの記憶ユニットのセットに記憶された1つの画像フレームに対応する電荷の読み出しを許容し、したがって異なる画像フレームの取り込みの間の遅延を低減し、フレームレートを向上する。結果として、画像取り込みシステムのエラーおよび乱れが最小化され得る。
フレームレートを最大化しつつ取り込みの間の遅延を最小化するために、新しい画像フレームを取り込んでいる間にその前に取り込まれた画像フレームを同時に、または少なくとも時間重複様式で読み出すように設計された新しいインターラインCCDセンサ構造を例示する種々の例が、ここで説明されることになる。このような例は、各画像フレームがマルチシャッタ露出画像フレームである、つまり、画像フレームが取得されるかまたは取り込まれる露出期間が、本明細書において長い露出期間として説明される露出期間のうちの1つを意味する、TOFアプリケーションに対して特に有用であり得る。
いくつかの実施形態では、画素の各列に対して1つの垂直CCD(またはチャネル)を有するのではなく、図2Aにおける垂直CCD214により示されたように、2つの垂直CCDが、露出間の低遅延を有する(図2A〜Cおよび3によって示され例示されたインターラインCCDと比べられたとき)事実上無制限の数の露出に対し、動作がピンポンまたは交互に往来することを許容するように画素の各列に対して提供され得る。このような実施形態によるインターラインCCDセンサの例は、図4Aおよび7Aに例示され、各々、図2Aに示されたものに類似するが、ここでは光検出素子の各列と関連付けられた2つの垂直CCDを有する、インターラインCCDセンサ構造を例示し、以下の細区分において実施例AおよびBとしてより詳細に説明される。画素の各列に対して2つの垂直CCDがある場合において「二重垂直CCD」と呼ばれ得る、新しいCCDセンサ構造は、2つの垂直CCDメモリのうちの1つに各新しい露出を記憶する。各露出は、新しいCCD構造がTOFアプリケーションにおいて使用されるとき、単一画像フレームに対し複数シャッタ露出を蓄積する。
CCDの各フォトダイオード(画素)は、2つの記憶ユニットである、第1の記憶ユニットおよび第2の記憶ユニット(例えば、電荷を記憶するレジスタまたはポテンシャル井戸)を有する。したがって、与えられたフォトダイオードのセットに対して2つの記憶ユニットのセットがある。例えば、複数の第1の記憶ユニットを有する1つの垂直CCDチャネルおよび複数の第2の記憶ユニットを有する別の垂直チャネルは、フォトダイオードの列に対して2つの別個の垂直チャネル(二重垂直CCD)として提供され得る。2つの異なる垂直チャネルがフォトダイオードの単一列に対して提供されるので、一方の垂直チャネルは、もう一方が別の露出についての電荷を蓄積している間に読み出されることができる。インターラインCCDコントローラは、第1の記憶ユニットのセットに記憶された電荷が読み出される読み出し期間が、第2の記憶ユニットのセットにその後に続いて記憶される電荷を光検出素子が生成し蓄積する画像フレーム取得期間と少なくとも部分的に重複することを確実にするように構成される。
実施例A:二重垂直CCDの一配置
本開示の一実施形態による、二重CCDセンサ構造の一例が、図4A〜Cに例示される。
図4Aに示されるインターラインCCDセンサ400は、図2Aに示された画像センサ素子202の格子に類似するインターラインCCDセンサ素子402の格子を備える。図4Aに示されるように、その周りに太線を有する1つの代表的なインターラインCCDセンサ素子を参照して図4Aにおいて指示された各インターラインCCDセンサ素子402は、灰色で指示された光検出素子404または画素、例えば、フォトダイオード、および白いドット模様で指示された、遮光体によって遮蔽された(つまり、その上に入射する光を検出することができない領域)、記憶素子406を備える領域を含む。図2Aに類似して、図4Aにおいて、参照番号414は、このような光検出素子404の列を意味し、一方で参照番号416は、記憶素子406の遮蔽された列、つまり、光検出素子の列414と関連付けられた垂直CCDを意味する。図2Aに示されたインターラインCCDセンサと異なり、各光検出素子404は、CCD記憶素子406のみならず、図4Aにおいて白色の実線で指示された、CCD記憶素子408ともまた関連付けられる。図4Aにおける参照番号418は、記憶素子408の第2の遮蔽された列、つまり、光検出素子414の列と関連付けられた第2の垂直CCDを意味する。
好ましくは、両方の遮蔽された記憶素子406および408は、これらの記憶素子が関連付けられた光検出素子404に対して比較的周辺近くに提供されることになり、このため光検出素子404に蓄積された電荷は、記憶素子406および/または記憶素子408に迅速に転送されることができる。図4Aは、遮蔽された記憶素子406が光検出素子404に対して隣接するかまたは周辺により近くに提供され、一方で遮蔽された記憶素子408が、記憶素子408に隣接する、実施形態を示す。これは、各第1の遮蔽された列または垂直CCD416が、光検出列414に隣接し、各第2の遮蔽された列または垂直CCD418が、第1の列または垂直CCD416に隣接することを例示している図4AのインターラインCCDセンサ400から見ることができる。
光検出素子404(灰色)、第1の遮蔽されたCCD記憶素子406(白いドット)、および第2の遮蔽されたCCD記憶素子408(白い実線)を備えるインターラインCCDセンサ400の素子402の代表的な実装が、図4B〜Cにおいてさらに例示され、光検出素子404が、フォトダイオード404として指示される。図4B〜Cに見られるように、改善されたインターラインCCD画像センサ(例えば、フォトダイオード404)の多くのフォトダイオードの各フォトダイオードは、2つの記憶ユニットである、転送ゲートTG1を有する第1の記憶ユニット406および転送ゲートTG2を有する第2の記憶ユニット408を有し得る。したがって、フォトダイオードの列414は、第1の垂直チャネルVCCD1 416および第2の垂直チャネルVCCD2 418を有し得る。
図5A〜Cは、例えば、以下に説明されるインターラインCCDコントローラによって制御され得る、フォトダイオード404、第1の遮蔽されたCCD記憶素子406、第2の遮蔽されたCCD記憶素子、ならびに異なる時点でのそれらのそれぞれの転送ゲートTG1およびTG2の各々での静電(ES)ポテンシャルにおける変化の概略的例示を提供する。通常、必須ではないが、同一ESポテンシャルが、フォトダイオード404の全列(つまり、列414)、第1の垂直CCDの列416、および第2の垂直CCDの列418に印加される。例えば、標準的構成は、全ゲート(TG1、2)を並列に結線し、それらを外部電圧モードドライバによって駆動し得、外部電圧モードドライバによって印加される電圧を変化させることは、ESポテンシャルを変化させることになる。
インターラインCCDコントローラが、図5Aに示されるようにESポテンシャルを設定するとき、フォトダイオード404は、TG1を使用して第1の長い露出(図6のタイミング図における露出1)に対する電荷を第1の記憶ユニット406に収集して転送し得る。TOFについて、多くの短い露出が、1つの長い露出に対して取り込まれて蓄積され、第1の記憶ユニット406がフォトダイオード404よりも低いESポテンシャルにあると共にそれらの間の転送ゲートが開かれる/有効化されるので、電荷がフォトダイオード404において蓄積するように第1の記憶ユニット406に転送される。第1の長い露出中に蓄積された電荷のフォトダイオード404から第1の記憶ユニット406への転送は、薄い灰色で指示され露出1として符号付けされた、フォトダイオード404から第1の記憶ユニット406への流れにより図5Aに示される。
本明細書において前述されたように、複数の短い露出を有する長い露出期間中の画像フレーム取得は、例えば、インターラインCCDコントローラを使用して、光検出素子および/または基板に印加される電圧を制御することによる電子シャッタを使用して実現され得、このため電荷は、フォトダイオード404において蓄積されるのみであり、したがって、各短い露出中に第1の記憶ユニット406に転送され得る。短い露出の間において、光検出素子および/または基板に印加された電圧は、フォトダイオード404によって生成され得る任意の電荷が基板内に排出され、したがって、第1の記憶ユニット406に転送されないようなものである。例えば、フォトダイオード上の電圧は、固定され得るが、一方で、短い露出の間において、フォトダイオードによって生成され得る任意の電荷が基板内に注入されることを確実にするために、可変電圧が、基板に印加され得る。
第1の長い露出である露出1が完了した後、転送ゲートTG1は、TG1でのESポテンシャルがフォトダイオード404のものよりも高い図5Bに示されるように、閉じられる/無効化され得、したがってTG1を介したフォトダイオード404から第1の記憶ユニット406への更なる電荷転送を防止する。
この点において、次の露出を取り込むことができるために、第1の長い露出である露出1に倒して収集された電荷は、図5Bに示されるように、TG2を使用して第2の記憶ユニット408に転送される。一度、転送されると、TG2でのESポテンシャルが第1の記憶ユニット406のものよりも高い図5Cに示されるように、転送ゲートTG2が閉じられ/無効化され、したがってTG2を介した第1の記憶ユニット406から第2の記憶ユニット408への更なる電荷転送を防止する。
図5Cに示されるように、ここで第1の長い露出に対して収集された電荷は、第2の記憶ユニット408に転送され、第2の記憶ユニット408においてESポテンシャル障壁によって隔離され、フォトダイオード404は、第1の露出について上述されたものに類似する様式によって、TG1を使用して第2の長い露出に対する電荷を第1の記憶ユニットに収集し転送することができる。第2の長い露出中に蓄積された電荷のフォトダイオード404から第1の記憶ユニット406への転送が、濃い灰色で指示され露出2として符号付けされた、フォトダイオード404から第1の記憶ユニット406への流れにより図5Cにおいて示される。第2の露出が、図5Cに示されるように取り込まれている間、第1の露出を得るために第2の記憶素子408において電圧VCCD2を読み出すことが可能であり、プロセスは、再び、インターラインCCDコントローラによって制御され得る。
TOFアプリケーションにおいて使用されるときの、図4Aに示され上述されたインターラインCCDセンサの動作を例示する代表的なタイミング図が、図6に示される。複数シャッタ露出(SUB)は、3つの露出が露出1、露出2、および露出3として図6において示される各長い露出に対して使用され得る。各光検出素子と関連付けられた2つの記憶素子があるので、画像フレーム取得(つまり、長い露出)および読み出し動作は、図6に見ることができるように、同時または少なくとも時間において重複して起こることが可能であり、例えば、露出1の間の画像フレーム取得の読み出しが、露出2の間の次の画像フレームの取得と同時に起こり、露出2の間の画像フレーム取得の読み出しが、露出3の間の次の画像フレーム取得と同時に起こり、同じように続く。加えて、図5A〜Cを参照して上述されたように、新しい画像フレーム(つまり、新しい長い露出)の取得は、前の画像フレーム(つまり、前の長い露出中に蓄積された電荷)が転送ゲートTG2を介して第1の記憶素子から第2の記憶素子に転送されるまで待たなければならない。これは、図6に見ることができることと同様、連続する長い露出間、例えば、露出1と露出2との間、または露出2と露出3との間の期間中に、転送ゲート1が閉じられ(制御信号TG1が低い)、これが、光検出素子404から第1の記憶素子406に転送する電荷がないことを意味し、一方で、転送ゲート2が開かれ(制御信号TG2が高い)、これが、第1の記憶素子406から第2の記憶素子408に転送する電荷があることを意味することに留意することによっても見ることができる。
実施例B:二重垂直CCDの代替的配置
図4A〜C、5および6を参照して上述された、実施例Aの改善されたインターラインCCDセンサは、各光検出素子の単一側面上に提供された2つの記憶素子、例えば、光検出素子の列の一方の面における2つの垂直CCDを備える。このような構成は、単一インターラインV−CCDを既に使用する既存のフォトダイオード設計と容易に組み合わせられ得るので、好都合であり得る。しかしながら、他の配置がまた可能である。実施例Bは、いくつかの実施形態において、光検出素子と関連付けられた2つの記憶素子が、光検出素子の2つ以上の異なる側面上に提供され得る、例えば、2つの垂直CCDが、フォトダイオードの列の2つの異なる面上に提供され得ることを例示する。したがって、CCDの1つの代表的なフォトダイオード(画素)は、2つの記憶ユニット(例えば、電荷を記憶するためのレジスタまたはポテンシャル井戸)である、転送ゲートTG1を有する第1の記憶ユニットおよび転送ゲートTG2を有する第2の記憶ユニットを有する。多くの第1の記憶ユニットを有する1つの垂直チャネルおよび多くの第2の記憶ユニットを有する別の垂直チャネルが、フォトダイオードの列に対して提供される(2つの別個の垂直チャネル(二重垂直CCD)として)。2つの異なる垂直チャネルがフォトダイオードの列に対して提供されるので、1つの垂直チャネルは、他の1つが別の露出に対する電荷を蓄積している間に読み出されることができる。これは、一例を示す図7A〜Cに例示され、2つの垂直CCDである、VCCD1およびVCCD2は、フォトダイオードの反対の面に提供される。
図7Aに示されるインターラインCCDセンサ700は、図4Aに示された画像センサ素子402の格子に類似するインターラインCCDセンサ素子702の格子を備える。図7Aに示されるように、その周りに太線を有する1つの代表的なインターラインCCDセンサ素子を参照して図7Aにおいて指示される各インターラインCCDセンサ素子702は、灰色で指示される光検出素子704または画素、例えば、フォトダイオードと、遮光体によって遮蔽され、白いドット模様で指示された第1の記憶素子706を備える第1の領域(つまり、その上に入射する光を検出することができない領域)と、遮光体によって遮蔽され、白い実線で指示された第2の記憶素子708を備える第2の領域と、を含む。図4Aに類似して、図7Aにおいて、参照番号714は、光検出素子704の列を意味し、参照番号716は、第1の記憶素子のセット706の遮蔽された列、つまり、光検出素子の列714と関連付けられた第1の垂直CCDを意味し、図7Aの参照番号718は、第2の記憶素子のセット708の遮蔽された列、つまり、光検出素子の列714と関連付けられた第2の垂直CCDを意味する。第1の列416および第2の列418が、フォトダイオード列414の同一面上に提供された、図4Aに示されたインターラインCCDセンサとは異なり、図7Aに示される例において、第1の遮蔽された列716および第2の遮蔽された列718は、フォトダイオード列714の異なる面上に提供される。
実施例Aに類似して、好ましくは、両方の遮蔽された記憶素子706および708は、これらの記憶素子が関連付けられた光検出素子704に対し比較的周辺近くに提供されることになり、このため光検出素子704に蓄積された電荷は、記憶素子706および/または記憶素子708に迅速に転送されることができる。図7Aは、遮蔽された記憶素子706が光検出素子704の一方の面に対して隣接するかまたは周辺により近くに提供され、一方で遮蔽された記憶素子708が、光検出素子704の反対の面に対して隣接するかまたは周辺により近くに提供される実施形態を例示する。これは、各第1の遮蔽された列または垂直CCD716が、光検出列714の一方の面に隣接し、各第2の遮蔽された列または垂直CCD718が、光検出列714の反対の面に隣接することを例示する図7AのインターラインCCDセンサ700から見ることができる。他の実施形態において、各々それぞれの光検出素子と関連付けられた2つの記憶ユニットが、光検出素子の隣接面上にあるように(図において示されない)、光検出素子の各列に対して1つの垂直CCDおよび1つの水平CCDを提供することもまた可能である。
図7A〜Cにおける二重垂直CCD構造の動作は、図4A〜Bにおける二重垂直CCD構造とは異なり得る。図7A〜Bに示される二重垂直CCD構造について、フォトダイオード704は、第1の長い露出である露出1(多くの短い露出を有する)の間に取得された第1の画像フレームに対する電荷を第1の記憶ユニットにTG1を使用して収集し転送し得る(TOFについて、多くの短い露出が1つの長い露出に対して取り込まれ蓄積される)。次の露出を取り込むために、フォトダイオード704は、第2の長い露出である露出2(多くの短い露出を有する)の間に取得された第2の画像フレームに対する電荷を第2の記憶ユニットにTG2を使用して収集し転送し得る。第2の画像フレームは、長い露出2の間にVCCD2において取り込まれている間に、露出1の期間に事前に取り込まれた第1の画像フレームを得るためにVCCD1を読み出すことが可能である。再び、インターラインCCDコントローラが、このような動作を制御するように構成され得る。
TOFアプリケーションにおいて使用されるときの、図7Aに示されるインターラインCCDセンサの動作を例示する代表的なタイミング図が、図8に示される。複数シャッタ露出(SUB)は、3つの露出が露出1、露出2、および露出3として図8に示される各長い露出に対して使用され得る。実施例Aに類似して、実施例Bの場合において、各光検出素子と関連付けられた2つの記憶素子があるので、画像フレーム取得(つまり、長い露出)および読み出し動作は、図8に見ることができるように、同時または少なくとも時間において重複して起こることが可能であり、例えば、露出1の間の画像フレーム取得の読み出しが、露出2の間の次の画像フレームの取得と同時に起こり、露出2の間の画像フレーム取得の読み出しが、露出3の間の次の画像フレーム取得と同時に起こり、同じように続く。実施例Aと対照的に、実施例Bによると、画像フレームの1つの取得が完了され、新しい画像フレーム(つまり、新しい長い露出)の取得が、即座に開始し得る(ただし、もちろん、必須ではない)。これは、一度、転送ゲートTG1が閉じられることになると同時に、第1の画像フレームが露出1の間に取り込まれ、これが、フォトダイオードから第1の記憶素子706に転送する電荷がもはやないことを意味し、露出2の間に次の画像フレームを取得するために転送ゲートTG2が開き、これが、ここでフォトダイオード704から第2の記憶素子708に転送する電荷があることを意味し、同じように続くことに留意することによって、図8において見ることができる。
図7Aに示された特定の実装の特徴は、露出3の間に蓄積された電荷が第1の垂直CCD716に再び記憶されることになるので、第1の画像フレームの読み出しが完了し、第1の垂直CCD716が電荷を除去されるまで、第3の画像フレームの取得(露出3)が待つ必要がないことである。
代表的なインターラインCCD画像取得システム
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、インターラインCCDセンサの改善された画像取得および読み出し技術を実装するように構成された代用的な画像取得装置900のシステム図を例示する。示されるように、このような装置は、各光検出画素、例えば、インターラインCCDセンサ400またはインターラインCCDセンサ700ごとに2つ以上のCCD記憶素子を実装するインターラインCCDセンサ902を少なくとも含む。1つのインターラインCCDセンサのみが図9において示されるが、画像取得システム900は、任意に、複数のこのようなインターラインCCDセンサを含み得る。画像取得システム900は、本明細書において説明される改善されたインターラインCCD技術によって、別の画像フレームを読み出している間に、1つの画像フレームの取得を可能にするために本明細書において説明される様式で、少なくとも、制御信号を生成するかおよび/またはインターラインCCDセンサ902の素子のうちの1つ以上(例えば、インターラインCCDセンサ902の光検出素子、インターラインCCDセンサ902の光検出素子の各々と関連付けられた第1の記憶素子、インターラインCCDセンサ902の光検出素子の各々と関連付けられた記憶素子に電荷を転送可能にする転送ゲート、インターラインCCDセンサ902の光検出素子の各々と関連付けられた第2の記憶素子、およびインターラインCCDセンサ902の光検出素子の各々と関連付けられた第2の記憶素子に電荷を転送可能にする転送ゲート、のうちの1つ以上)におけるESポテンシャルレベルを修正するように構成されたコントローラ904をさらに含み得る。そのためにも、いくつかの実施形態において、コントローラ904は、図9に示されるように、本明細書において説明された種々の改善された画像取得および読み出し技術を実装するように構成された、プロセッサ906およびメモリ908を少なくとも含み得る。
図9は、画像取得システム900内に含まれるコントローラ904を例示するが、他の実施形態において、コントローラ904は、画像取得システム900の外部に実装されてもよく、この場合においてコントローラ904は、任意の適切な通信チャネルを介して、遠隔的に、画像取得システム900を制御するように、特にインターラインCCDセンサ902を制御するように構成され得る。言い換えると、図9に示されるように画像取得システム900内に実装される代わりに、コントローラ904は、画像取得システム900に対して外部であり、画像取得システム900に通信可能に結合されてもよい。
本明細書において上述されたように、マルチシャッタ画像を同時に取り込み読み出す能力は、各々がまた画像取得システム900内に含まれるかまたは通信可能にそれらに結合される(図において示されない)、レーザーダイオードまたはLEDのような光源、精密タイミングジェネレータ、および高速アナログフロントエンド(AFE)と結合されるときに、インターラインCCDセンサ、例えば、センサ902が飛行時間深度検知アプリケーションのために効果的に使用されることを許容する。複数CCD記憶素子、例えば、二重垂直CCDをインターラインCCDセンサにおいて実装することは、システムが異なる位相取り込みの間に少しの遅延を有することを可能にし、したがってTOFアプリケーションにおいて使用されるときの画像取り込みシステム900のエラーおよび乱れを低減する。例えば、深度を判定するために使用される異なる位相を取り込むことにおける遅延によって生じ得るモーションブラー乱れが、低減されるかまたは最小化され得る。
いくつかの実施形態において、能動フォトダイオード領域フィルファクタは、光検出素子と関連付けられた記憶素子のコンパクトなレイアウトを通して、あるいは各光検出素子の上にマイクロレンズの使用を伴って、最大化され、一方で、最大センサ効率を維持し、センササイズを最小化し、センサコストを最小化するために同時読み出しを依然としてサポートする。さらに、連続する画像取り込みの数は、事実上無制限であり、本明細書において説明される改善されたインターラインCCDセンサ、例えば、二重垂直CCDセンサが、所望のように多くの異なる位相取り込みを行うことを許容する。
代表的なデータプロセッシングシステム
図10は、本開示の一実施形態による、代表的なデータプロセッシングシステム10を例示するブロック図を図示する。このようなデータプロセッシングシステムは、例えば、本明細書において説明されたコントローラ904としてか、または本明細書において説明される種々の改善されたインターラインCCD画像取得および読み出し技術を実装するように構成された任意の他のシステムとして、機能するように構成され得る。
図10に示されるように、データプロセッシングシステム1000は、システムバス1006を通してメモリ素子1004に結合された少なくとも1つのプロセッサ1002を含み得る。このように、データプロセッシングシステムは、メモリ素子1004内にプログラムコードを記憶し得る。さらに、プロセッサ1002は、システムバス1006を介してメモリ素子1004からアクセスされたプログラムコードを実行し得る。一態様において、データプロセッシングシステムは、プログラムコードを記憶することおよび/または実行することに適するコンピュータとして実装され得る。ただし、データプロセッシングシステム1000が、本明細書内において説明された機能を行うことが可能であるプロセッサおよびメモリを含む、任意のシステムの形式で実装され得ることが認められるべきである。
メモリ素子1004は、例えば、ローカルメモリ1008および1つ以上の大容量記憶装置1010のような、1つ以上の物理的メモリ機器を含み得る。ローカルメモリは、プログラムコードの実際の実行中に概して使用されるランダムアクセスメモリまたは他の非永続メモリを意味し得る。大容量記憶装置は、ハードドライブまたは他の永続データ記憶装置として実装され得る。プロセッシングシステム1000はまた、実行中に大容量記憶装置1010から検索されなければならないプログラムコードの回数を低減するために、少なくともいくつかのプログラムコードの一時的な記憶を提供する1つ以上のキャッシュメモリ(示されない)を含み得る。
入力機器1012および出力機器1014として図示された入力/出力(I/O)機器は、任意に、データプロセッシングシステムに結合され得る。入力機器の例としては、限定されるものではないが、キーボード、マウスのようなポインティングデバイス等を含み得る。出力機器の例としては、限定されるものではないが、モニタまたはディスプレイ、スピーカー等を含み得る。入力および/または出力機器は、直接または介在するI/Oコントローラを通してのいずれかで、データプロセッシングシステムに結合され得る。
実施形態において、入力および出力機器は、複合入力/出力機器(入力機器1012および出力機器1014を囲む点線により図10において例示される)として実装され得る。このような複合機器の例としては、「タッチ画面ディスプレイ」または単に「タッチ画面」とも呼ばれる、タッチ検知ディスプレイがある。このような実施形態において、機器への入力は、タッチ画面ディスプレイ上またはその近くにおける、例えば、スタイラスまたは利用者の指のような、物理的物体の運動によって提供され得る。
ネットワークアダプタ1016がまた、任意に、データプロセッシングシステムが、介在する私用または公用ネットワークを通して、他のシステム、コンピュータシステム、遠隔ネットワーク機器、および/または遠隔記憶機器に結合されることになることを可能にするように、結合され得る。ネットワークアダプタは、システム、機器および/またはネットワークによってデータプロセッシングシステム1000に送信されるデータを受信するデータ受信器と、データプロセッシングシステム1000からシステム、機器および/またはネットワークにデータを送信するデータ送信器と、を備え得る。モデム、ケーブルモデム、およびイーサーネットカードは、データプロセッシングシステム1000と使用され得る、異なる形式のネットワークアダプタの例である。
図10に図示されるように、メモリ素子1004は、アプリケーション1018を記憶し得る。種々の実施形態において、アプリケーション1018は、ローカルメモリ1008、1つ以上の大容量記憶装置1010、またはローカルメモリおよび大容量記憶装置とは別に記憶され得る。データプロセッシング機器1000が、アプリケーション1018の実行を容易化可能であるオペレーティングシステム(図10において示されない)をさらに実行してもよいことが認められるべきである。実行可能プログラムコードの形式で実装されている、アプリケーション1018は、データプロセッシングシステム1000によって、例えば、プロセッサ1002によって実行され得る。アプリケーションの実行に応答して、データプロセッシングシステム1000は、本明細書において説明される1つ以上の動作または方法ステップを行うように構成され得る。
選択された実施例
実施例1は、例えば、TOFシステムにおいて、またはTOFシステムとして使用される、画像取得システムを提供する。画像取得システムは、インターラインCCDセンサおよびインターラインCCDセンサの動作を制御するコントローラを含む。インターラインCCDセンサは、複数の光検出素子、複数の光検出素子とは別の(つまり、同一ではない)複数の第1のCCD記憶ユニット、ならびに複数の光検出素子および複数の第1のCCD記憶ユニットとは別の(つまり、同一ではない)複数の第2のCCD記憶ユニットを含む。複数の第1のCCD記憶ユニットは、複数露出を含む1つの画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶するために構成され、複数の第2のCCD記憶ユニットは、複数露出を含む別の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶するために構成されている。したがって、1つの画像フレームの取得と別の画像フレームの取得との各々は、マルチ露出(またはマルチシャッタ)取得である。言い換えると、複数の第1のCCD記憶ユニットと複数の第2のCCD記憶ユニットとの各々は、その画像フレームの複数露出の各々の間に複数の光検出素子によって記憶された電荷の合計として、単一の複数露出画像フレームに対する総電荷を記憶するために構成される(第1のCCDユニットおよび第2のCCDユニットは、異なるマルチ露出画像フレームに対する総電荷を記憶する)。コントローラは、1つの画像フレームの取得中に蓄積された電荷の少なくとも一部が、別の画像フレームの取得中に読み出されることを確実にするように構成されている。
実施例2は、複数の光検出素子のうちの各光検出素子が、複数の第1のCCD記憶ユニットのうちの異なる1つの第1のCCD記憶ユニットと、および複数の第2のCCD記憶ユニットのうちの異なる1つの第2にCCD記憶ユニットと関連付けられている、実施例1に記載の画像取得システムを提供する。
実施例3は、光検出素子と関連付けられた第1のCCD記憶ユニットが、光検出素子と関連付けられた第2のCCD記憶ユニットと、光検出素子の同一側面上に提供(配設)されている、実施例2に記載の画像取得システムを提供する。
実施例4は、1つの画像フレームが、第2の画像フレームであり、別の画像フレームが、第1の画像フレームであり、複数の光検出素子が、第1の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することと、複数の第1のCCD記憶ユニットが、第1の画像フレームの取得中に蓄積され、かつ複数の光検出素子から得られた電荷を複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することと、複数の第1のCCD記憶ユニットから複数の第2のCCD記憶ユニットへの転送に続いて、複数の光検出素子が、第2の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することと、を確実にするようにコントローラが構成されている、実施例1〜3のいずれか1つに記載の画像取得システムを提供する。
実施例5は、光検出素子と関連付けられた第1のCCD記憶ユニットが、光検出素子と関連付けられた第2のCCD記憶ユニットとは、光検出素子の異なる側面上に提供(配設)される、実施例2に記載の画像取得システムを提供する。他の実施例において、第1のCCD記憶ユニットおよび第2のCCD記憶ユニットは、それらが関連付けられた光検出素子に対して任意の位置に提供/配設され得る。
実施例6は、1つの画像フレームが、第1の画像フレームであり、別の画像フレームが、第2の画像フレームであり、複数の光検出素子が、第1の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することと、複数の光検出素子が、第2の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することと、を確実にするようにコントローラが構成されている、実施例1、2および5のいずれか1つに記載の画像取得システムを提供する。
実施例7は、複数の第1のCCD記憶ユニットが、垂直CCDを含み、一方で複数の第2のCCD記憶ユニットが、水平CCDを含むか、またはその逆である、実施例5または6に記載の画像取得システムを提供する。
実施例8は、複数の第1のCCD記憶ユニットと複数の第2のCCD記憶ユニットとの各々が、垂直CCDを含むか、または複数の第1のCCD記憶ユニットと複数の第2のCCD記憶ユニットとの各々が、水平CCDを含む、実施例1〜6のいずれか1つに記載の画像取得システムを提供する。
実施例9は、複数の光検出素子によって検出される光を提供するように構成された照明光源をさらに含む、実施例1〜8のいずれか1つに記載の画像取得システムを提供する。
実施例10は、照明光源によって提供される光が、パルス光を含む、実施例9に記載の画像取得システム。
実施例11は、画像取得システムが、飛行時間システムであり、取得された画像フレームに基づいて1つ以上の物体までの距離を判定するように構成された1つ以上のプロセッサをさらに備える、実施例10に記載の画像取得システムを提供する。
実施例12は、複数の光検出素子、1つの画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶するための複数の第1のCCD記憶ユニット、および別の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶するための複数の第2のCCD記憶ユニットを備えるインターライン電荷結合素子(CCD)センサを制御するコンピュータ実施方法であって、方法が、複数露出を含む1つの画像フレームの取得中に蓄積された電荷の少なくとも一部が複数露出を含む別の画像フレームの取得中に読み出されることを確実にすることを含む、コンピュータ実施方法を提供する。
実施例13は、1つの画像フレームが、第2の画像フレームであり、別の画像フレームが、第1の画像フレームであり、複数の光検出素子が、第1の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、複数の第1のCCD記憶ユニットが、第1の画像フレームの取得中に蓄積され、かつ複数の光検出素子から得られた電荷を複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、複数の第1のCCD記憶ユニットから複数の第2のCCD記憶ユニットへの転送に続いて、複数の光検出素子が、第2の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、を方法がさらに含む、実施例12に記載のコンピュータ実施方法を提供する。
実施例14は、1つの画像フレームが、第2の画像フレームであり、別の画像フレームが、第1の画像フレームであり、複数の光検出素子が、第1の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、複数の光検出素子が、第2の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、を方法がさらに含む、実施例12に記載のコンピュータ実施方法を提供する。
実施例15は、取得された画像フレームに基づいて1つ以上の物体までの距離を判定するために飛行時間計算を行うことをさらに含む、実施例12〜14のいずれか1つに記載のコンピュータ実施方法を提供する。
実施例16は、プロセッサによって実行されたときに、複数の光検出素子、1つの画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶するための複数の第1のCCD記憶ユニット、および別の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶するための複数の第2のCCD記憶ユニットを備える、インターライン電荷結合素子(CCD)センサを制御する方法を実施するために構成されたソフトウェアコード部分を記憶している非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、方法が、複数露出を含む1つの画像フレームの取得中に蓄積された電荷の少なくとも一部が複数露出を含む別の画像フレームの取得中に読み出されることを確実にすることを含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
実施例17は、1つの画像フレームが、第2の画像フレームであり、別の画像フレームが、第1の画像フレームであり、複数の光検出素子が、第1の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、複数の第1のCCD記憶ユニットが、第1の画像フレームの取得中に蓄積され、かつ複数の光検出素子から得られた電荷を複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、複数の第1のCCD記憶ユニットから複数の第2のCCD記憶ユニットへの転送に続いて、複数の光検出素子が、第2の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、のためにソフトウェアコード部分がさらに構成されている、実施例16に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
実施例18は、1つの画像フレームが、第2の画像フレームであり、別の画像フレームが、第1の画像フレームであり、複数の光検出素子が、第1の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、複数の光検出素子が、第2の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷を複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、のためにソフトウェアコード部分が構成されている、実施例16に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
実施例19は、ソフトウェアコード部分が、取得された画像フレームに基づいて1つ以上の物体までの距離を判定するために飛行時間計算を行うことのためにさらに構成されている、実施例16〜18のいずれか1つに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
実施例20は、本明細書において説明された方法および機能を実行するようにプロセッサを構成するコンピュータ可読命令を含む、コンピュータプログラム製品を提供する。
変形例および実装
図における例示は、実際のCCDの正確なレイアウト、向き、サイズ、および/または幾何形状を表現する必要はないことが留意される。他のチャネルが別の露出に対する電荷を蓄積している間に1つのCCDチャネルが読み出されることができる、各光検出素子のセットと関連付けられた複数CCDチャネルを有するインターラインCCDセンサのために、種々の適切なレイアウトが設計され実装され得ることが本開示によって想到される。上述された説明に基づき、当業者は、インターラインCCDセンサの各単一光検出素子と関連付けられた2つ以上のCCD記憶素子を使用する、種々の更なる実施形態および構成を容易に想到することができ、これらの全ては、本開示の範囲内である。
例えば、本明細書において説明された改善されたインターラインCCDセンサの種々の実施形態において、各光検出素子と関連付けられた2つ以上のCCDは、同一または異なるポテンシャルレベルにおいてバイアスされてもよく、これもまたインターラインCCDコントローラによって制御され得る。
本開示は、二重CCDチャネルについての例を提供するが、本明細書において提供される教示は、1つの光検出素子のセット当たり、1つよりも多い任意の数のCCDチャネルに容易に拡張され得る。さらに、垂直チャネルを有する種々の実施形態は、適宜、適当な水平または斜めのチャネルに修正されることができ、水平および/または斜めのチャネルは、CCDの行または列に対する直線記憶装置として等価機能を提供し得る。
各光検出素子、例えば、各フォトダイオードが各CCDチャネルにおいて2つよりも多い記憶ユニットを有し得ることが可能である。例えば、単にVCCD1において各フォトダイオードに対して1つの記憶ユニット、およびVCCD2において各フォトダイオードに対して1つの記憶ユニットを有することに代えて、各フォトダイオードは、VCCD1において2つ以上の記憶ユニット、および/またはVCCD2において2つ以上の記憶ユニットを有し得る。他の水著効チャネルが露出に対して電荷を蓄積している間に1つの垂直チャネルから読み出すことができる利点を維持しつつ、2つ以上の露出が、読み出し前に各垂直チャネルにおいて取り込まれ得る。
2つよりも多い垂直チャネル、つまり、それぞれの垂直チャネルに属する2つよりも多い記憶ユニットを有することが可能である。
上記の実施形態の論述において、コンデンサ、クロック、DFF、デバイダ、インダクタ、抵抗器、増幅器、スイッチ、デジタルコア、トランジスタ、および/または他の構成要素が、特定の回路要求に適応するために容易に交換、置換、またはそうでなければ修正され得る。さらに、補足的な電子機器、ハードウェア、ソフトウェア等の使用が、本開示の教示を実装するための同様の選択肢を提案することが留意されるべきである。
本明細書において説明された種々の装置/機器の部分は、本明細書において説明された機能を果たす電子回路を含み得る。いくつかの場合において、装置の1つ以上の部分は、本明細書において説明された機能を実施するために特別に構成されたプロセッサによって提供され得る。例えば、プロセッサは、1つ以上のアプリケーション固有構成要素を含んでもよく、または本明細書において説明された機能を実施するように構成されるプログラマブルロジックゲートを含んでもよい。回路は、アナログ領域、デジタル領域、または混合信号領域において動作し得る。いくつかの事例において、プロセッサは、非一時的コンピュータ媒体上に記憶された1つ以上の命令を実行することによって、本明細書において説明された機能を実施するように構成されてもよい。
実施形態の一例において、図の任意の数の電気回路および集積回路が、関連電子機器の基板上に実装されてもよい。基板は、電子機器の内部電子システムの種々の構成要素を保持可能である汎用回路基板であり得、さらに、他の周辺機器用のコネクタを提供する。より具体的には、基板は、システムの他の構成要素が電気的に通信可能にするための電気的接続を提供し得る。任意の適切なプロセッサ(デジタル信号プロセッサ、マイクロプロセッサ、サポートチップセット等を包括する)、コンピュータ可読非一時的メモリ素子等が、特定の構成要求、処理要求、コンピュータ設計等に基づいて基板に適切に結合され得る。外部記憶装置、追加のセンサ、音声/映像表示のためのコントローラ、および周辺機器のような他の構成要素が、プラグインカードとしてか、ケーブルを介してか、または基板自体に組み込まれて基板に取り付けられてもよい。種々の実施形態において、本明細書において説明された機能は、これらの機能をサポートする構造において配置された1つ以上の構成可能(例えば、プログラマブル)要素内で動作するソフトウェアまたはファームウェアとしてのエミュレーション形式で実装されてもよい。エミュレーションを提供するソフトウェアまたはフィアームウェアは、これらの機能を実施することをプロセッサに許容する命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に提供されてもよい。
本明細書において概要を述べた詳細部、寸法、および関係(例えば、プロセッサの数、論理動作等)は、例および教示の目的のみのためだけに提案されたことが留意される必要がある。この情報は、本開示の概念または添付の請求項の範囲から相当に逸脱することなく、変更され得る。詳細部は、1つの非限定的例のみに適用され、したがって、それらはそのように解釈されるべきである。上記の説明において、実施形態の例は、特定のプロセッサおよび/または構成要素配置を参照して説明された。種々の修正および変更が、添付の請求項の範囲から逸脱することなく、このような実施形態になされ得る。本説明および図面は、したがって、限定的感覚ではなく例示的に扱われる。
本明細書において提供された多数の例と共に、2つ、3つ、4つ、またはより多くの電気的構成要素の用語において相互作用が説明され得ることに留意すべきである。ただし、これは、明確性および例示の目的のみのためになされている。システムが、任意の適切な様式で統合され得ることが認められるべきである。類似の設計代替物、任意の例示された構成要素、モジュール、および図の要素は、種々の可能な構成において組み合わせられてもよく、これらの全ては、明確に本明細書の幅広い範囲内である。一定の場合において、限定された数の電気的要素を参照するのみによって、与えられたフローのセットの機能のうちの1つ以上を説明することが容易化され得る。図の電気回路およびその教示が、容易に拡縮可能であり、大量の構成要素、ならびにより複雑化された/精巧化された配置および構成に適応可能であることが認められるべきである。したがって、提供された例は、無数の他のアーキテクチャに潜在的に適用される電気回路の範囲を限定しないかまたは幅広い教示を抑制するべきではない。
本明細書において、「一実施形態」、「実施形態の例」、「実施形態」、「別の実施形態」、「いくつかの実施形態」、「種々の実施形態」、「他の実施形態」、「代替的実施形態」等に含まれた種々の特徴に対する参照は、任意のこのような特徴が、本開示の1つ以上の実施形態に含まれることを意味するように意図されるが、同一実施形態において組み合わされてもよく、または組み合わされる必要がないことに留意されたい。
また改善された電荷結合素子に関する機能が、図に例示されたシステムによってかまたはシステム内において実行され得る、いくつかの可能な機能のみを例示することに留意することが重要である。いくつかのこれらの動作は、適宜、削除または除去されてもよく、これらの動作は、本開示の範囲から相当に逸脱することなく修正または変更されてもよい。加えて、これらの動作のタイミングは、相当に改変されてもよい。上述の動作フローは、例および論述の目的のために提案されている。実質的な柔軟性が、任意の適切な配置、時系列、構成、およびタイミング機構が本開示の教示から逸脱することなく提供され得るという点で、本明細書において説明された実施形態によって提供される。
多数の他の変更、置換、変形、改変、および修正が、当業者によって確認され得るが、本開示は、このような変更、置換、変形、改変、および修正の全てを本開示および添付の請求項内に収まるものとして包含することが意図される(もしあれば)。上述された装置の全ての任意選択的特徴がまた、本明細書において説明された方法またはプロセスに対して実装されてもよく、例における詳細部が、1つ以上の実施形態のいずれかにおいて使用され得ることに留意されたい。
請求項は、USPTOで以前に使用されていた様式における単独従属形式で提示されるが、任意の請求項が、明確に技術的に実行不可能でない限り、同一種類の任意の上位の請求項に従属し得る、およびそれと組み合わせられ得ることが理解されるべきである。
200,400,700 インターラインCCDセンサ
202,402,702 インターラインCCDセンサ素子
204,404,704 光検出素子
206,406,408 記憶素子
214,414,714 光検出素子の列
216,416 記憶素子の列、垂直CCD
418 記憶素子の第2の列、第2の垂直CCD
706 第1の記憶素子
708 第2の記憶素子
716 第1の記憶素子のセットの列、第1の垂直CCD
718 第2の記憶素子のセットの列、第2の垂直CCD
900 画像取得装置
902 インターラインCCDセンサ
904 コントローラ
906 プロセッサ
908 メモリ
1000 データプロセッシングシステム
1002 プロセッサ
1004 メモリ素子
1006 システムバス
1008 ローカルメモリ
1010 大容量記憶装置
1012 入力機器
1014 出力機器
1016 ネットワークアダプタ
1018 アプリケーション

Claims (19)

  1. 画像取得システムであって、
    インターライン電荷結合素子(CCD)センサであって、
    複数の光検出素子と、
    複数露出を含む1つの画像フレームの取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶するための複数の第1のCCD記憶ユニットと、
    複数露出を含む別の画像フレームの取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶する複数の第2のCCD記憶ユニットと、を備える、インターラインCCDセンサと、
    1つの画像フレームの前記取得中に蓄積された前記電荷の少なくとも一部が、別の画像フレームの前記取得中に読み出されることを確実にするように構成されたコントローラと、を備え
    前記1つの画像フレームおよび別の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷は、前記1つの画像フレームおよび別の画像フレームの取得中、前記複数の光検出素子の各々のための転送ゲートを開いたままにして、前記1つの画像フレームおよび別の画像フレームの各々の複数露出の間、基板電圧を変化させ、前記複数の光検出素子によって蓄積された電荷の一部を前記複数の光検出素子から排出することによって、前記複数の光検出素子から転送される、
    画像取得システム。
  2. 前記複数の光検出素子の各光検出素子は、前記複数の第1のCCD記憶ユニットのうちの1つの第1のCCD記憶ユニットおよび前記複数の第2のCCD記憶ユニットのうちの1つの第2のCCD記憶ユニットと関連付けられている、請求項1に記載の画像取得システム。
  3. 前記光検出素子と関連付けられた前記第1のCCD記憶ユニットは、前記光検出素子と関連付けられた前記第2のCCD記憶ユニットと同一の、前記光検出素子の側面上に提供される、請求項2に記載の画像取得システム。
  4. 前記1つの画像フレームは、第2の画像フレームであり、前記別の画像フレームは、第1の画像フレームであり、前記コントローラは、
    前記複数の光検出素子が、前記第1の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することと、
    前記複数の第1のCCD記憶ユニットが、前記第1の画像フレームの前記取得中に蓄積され、かつ前記複数の光検出素子から得られた前記電荷を前記複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することと、
    前記複数の第1のCCD記憶ユニットから前記複数の第2のCCD記憶ユニットへの前記転送に続いて、前記複数の光検出素子が、前記第2の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することと、を確実にするように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像取得システム。
  5. 前記光検出素子と関連付けられた前記第1のCCD記憶ユニットは、前記光検出素子と関連付けられた前記第2のCCD記憶ユニットとは異なる、前記光検出素子の側面上に提供されている、請求項2に記載の画像取得システム。
  6. 前記1つの画像フレームは、第1の画像フレームであり、前記別の画像フレームは、第2の画像フレームであり、前記コントローラは、
    前記複数の光検出素子が、前記第1の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することと、
    前記複数の光検出素子が、前記第2の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することと、を確実にするように構成されている、請求項1、2および5のいずれか1項に記載の画像取得システム。
  7. 前記複数の第1のCCD記憶ユニットは、垂直CCDを備え、一方で前記複数の第2のCCD記憶ユニットは、水平CCDを備えるか、またはその逆である、請求項5に記載の画像取得システム。
  8. 前記複数の第1のCCD記憶ユニットおよび前記複数の第2のCCD記憶ユニットの各々は、垂直CCDを備えるか、または前記複数の第1のCCD記憶ユニットおよび前記複数の第2のCCD記憶ユニットの各々は、水平CCDを備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像取得システム。
  9. 前記複数の光検出素子によって検出される光を提供するように構成された照明光源をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像取得システム。
  10. 前記照明光源によって提供される前記光は、パルス光を含む、請求項9に記載の画像取得システム。
  11. 前記画像取得システムは、飛行時間システムであり、前記取得された画像フレームに基づいて1つ以上の物体までの距離を判定するように構成された1つ以上のプロセッサをさらに備える、請求項10に記載の画像取得システム。
  12. 複数の光検出素子と、1つの画像フレームの取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶するための複数の第1のCCD記憶ユニットと、別の画像フレームの取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶するための複数の第2のCCD記憶ユニットと、を備えるインターライン電荷結合素子(CCD)センサを制御するコンピュータ実施方法であって、前記方法は、
    複数露出を含む1つの画像フレームの前記取得中に蓄積された前記電荷の少なくとも一部が、複数露出を含む別の画像フレームの前記取得中に読み出されることを確実にすることを含
    前記1つの画像フレームおよび別の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷は、前記1つの画像フレームおよび別の画像フレームの取得中、前記複数の光検出素子の各々のための転送ゲートを開いたままにして、前記1つの画像フレームおよび別の画像フレームの各々の複数露出の間、基板電圧を変化させ、前記複数の光検出素子によって蓄積された電荷の一部を前記複数の光検出素子から排出することによって、前記複数の光検出素子から転送される、
    コンピュータ実施方法。
  13. 前記1つの画像フレームは、第2の画像フレームであり、前記別の画像フレームは、第1の画像フレームであり、前記方法は、
    前記複数の光検出素子が、前記第1の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、
    前記複数の第1のCCD記憶ユニットが、前記第1の画像フレームの前記取得中に蓄積され、かつ前記複数の光検出素子から得られた前記電荷を前記複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、
    前記複数の第1のCCD記憶ユニットから前記複数の第2のCCD記憶ユニットへの前記転送に続いて、前記複数の光検出素子が、前記第2の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、をさらに含む、請求項12に記載のコンピュータ実施方法。
  14. 前記1つの画像フレームは、第2の画像フレームであり、前記別の画像フレームは、第1の画像フレームであり、前記方法は、
    前記複数の光検出素子が、前記第1の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、
    前記複数の光検出素子が、前記第2の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、をさらに含む、請求項12に記載のコンピュータ実施方法。
  15. 前記取得された画像フレームに基づいて1つ以上の物体までの距離を判定するために飛行時間計算を行うことをさらに含む、請求項12〜14のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
  16. プロセッサによって実行されたときに、複数の光検出素子と、1つの画像フレームの取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶するための複数の第1のCCD記憶ユニットと、別の画像フレームの取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された電荷を記憶するための複数の第2のCCD記憶ユニットと、を備える、インターライン電荷結合素子(CCD)センサを制御する方法を実施するために構成されたソフトウェアコード部分を記憶している非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記方法は、
    複数露出を含む1つの画像フレームの前記取得中に蓄積された前記電荷の少なくとも一部が、複数露出を含む別の画像フレームの前記取得中に読み出されることを確実にすることを含
    前記1つの画像フレームおよび別の画像フレームの取得中に複数の光検出素子によって蓄積された電荷は、前記1つの画像フレームおよび別の画像フレームの取得中、前記複数の光検出素子の各々のための転送ゲートを開いたままにして、前記1つの画像フレームおよび別の画像フレームの各々の複数露出の間、基板電圧を変化させ、前記複数の光検出素子によって蓄積された電荷の一部を前記複数の光検出素子から排出することによって、前記複数の光検出素子から転送される、
    非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  17. 前記1つの画像フレームは、第2の画像フレームであり、前記別の画像フレームは、第1の画像フレームであり、前記ソフトウェアコード部分は、
    前記複数の光検出素子が、前記第1の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、
    前記複数の第1のCCD記憶ユニットが、前記第1の画像フレームの前記取得中に蓄積され、かつ前記複数の光検出素子から得られた前記電荷を前記複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、
    前記複数の第1のCCD記憶ユニットから前記複数の第2のCCD記憶ユニットへの前記転送に続いて、前記複数の光検出素子が、前記第2の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、のためにさらに構成されている、請求項16に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  18. 前記1つの画像フレームは、第2の画像フレームであり、前記別の画像フレームは、第1の画像フレームであり、前記ソフトウェアコード部分は、
    前記複数の光検出素子が、前記第1の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第1のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、
    前記複数の光検出素子が、前記第2の画像フレームの前記取得中に前記複数の光検出素子によって蓄積された前記電荷を前記複数の第2のCCD記憶ユニットに転送することを確実にすることと、のために構成されている、請求項16に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  19. 前記ソフトウェアコード部分は、
    前記取得された画像フレームに基づいて1つ以上の物体までの距離を判定するために飛行時間計算を行うことのためにさらに構成されている、請求項16〜18のいずれか1項に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
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