JP6693637B1 - 配達依頼システム、配達依頼方法、および配達依頼プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、配達業者によっては、海外への配達を対応していることもあるが、税関での手続きに時間を要することや、現地の配送所で、暫く配達が滞ることがあり、配達に要する時間が長期化し、希望する期間内に配達してもらうことが困難な場合があった。
また、航空便等を利用する場合には、配達費用が高額になるという懸念があった。
そして、フライトに際して旅行者一人が携行できる手荷物鞄やトランク等には、所定の容積が認められている中で、一般的に全ての旅行者が大荷物でないことを考えれば、フライトに際して携行できる容積には余裕があることになる。このように、例えば旅行鞄に余裕がある状態でフライトすると、所定の航空運賃により旅行者それぞれに認められる携行可能容積を、有効に活用できていないという問題もあった。
また、仮に配達依頼を受託してくれる旅行者と接触できたとしても、依頼人と受託人との間での金銭感覚に差異があるような場合には、報酬の交渉が難航するおそれがあった。
また仮に、例えばインターネット上のソーシャルネットワーク等を用いて、配達業務を依頼してくれる依頼者と接触できたとしても、依頼人がどのような人物なのかがわからない状態では、安心して配達依頼を受託することができないという問題があった。
また、依頼人と受託人との間に面識がない場合において、どのような場所で荷物の受け渡しをするのが適切なのかについて、判断するのが難しいという問題があった。
本発明によれば、配達を希望する配達希望人が、配達希望物品情報、配達希望位置情報、および配達依頼条件を、依頼条件受付部に入力する。そして、配達受託人が、依頼条件表示部により表示された内容を確認することで、自分の予定にあった配達依頼を確認することができる。これにより、例えば、配達希望場所を訪れる一般旅行者が配達受託人となることで、自らの予定に合わせて、条件が合致する配達依頼を受託することが可能になり、個人間での配達依頼取引の遂行を円滑にし、短納期かつ安価な配達依頼取引を実現することができる。
このような構成を採用した場合には、配達依頼人自らのプロフィールを用いて配達依頼を行うので、自らの信用を毀損するような不適切な行為をとることが抑止され、配達受託人が安心した状態で配達依頼を受託することができる。
このような構成を採用した場合には、配達受託人が容易に配達依頼人と接触することができるばかりではなく、配達受託人の配達できるエリアや時期といった条件を、配達希望人が確認することができ、お互いの予定や都合を確認しながら、配達依頼取引を円滑に行うことができる。
このような構成を採用した場合には、配達希望人が、どの配達受託人に依頼をするかを検討する際に、性別や年齢や顔写真に基づいて、例えば自身とコミュニケーションが取りやすそうな配達受託人を選択したり、配達希望物品の分野に精通しているような配達受託人を選択したりすることが可能になる。これにより、配達希望人の利便性を向上することができる。
このような構成を採用した場合には、仮に配達希望人および配達受託人の双方が、規制情報に関する知識を備えていない場合であっても、当該規制物品を不用意に持ち込むことを回避することができ、配達依頼取引に起因したトラブルが発生するのを未然に防ぐことができる。
このような構成を採用した場合には、配達希望人が所望する配達希望物品の数量が多い場合であっても、適切な人数の配達受託人を容易に探すことができる。
このような構成を採用した場合には、仮に異なる国同士の間での配達依頼取引であっても、貨幣のやり取りを無くし、安全かつ円滑に決済を行うことができる。
このような構成を採用した場合には、過去に成約した履歴情報を有効に利用して、配達依頼システムの使用に不慣れな配達希望人であっても、適切な手数料を設定することができる。
このような構成を採用した場合には、安全面や待ち合わせ時のわかりやすさ等の情報が不足している配達受託人に対して、適切な受け渡し場所を提案することで、配達依頼取引の成約しやすくすることができる。
このような構成を採用した場合には、当初購入を希望していた物品だけでなく、類似物品や新商品等の情報を購入時の様子を撮影した動画から入手することができ、購入希望物品の周辺分野に関する最新情報を、配達希望人が取得することができる。
以下、本発明の第1実施態様に係る配達依頼システム1について図面を参照しながら詳細に説明する。まず、図1を用いて配達依頼システム1の概略を説明する。図1は、配達依頼システム1の概略を説明する概念図である。
図1に示すように、配達依頼システム1は、例えばスマートフォン等の情報処理端末20を用いて、複数のユーザP1、P2同士が物品の配達を依頼、受託するシステムである。
ここで、物品の配達を希望するとは、自身が所有を望む物品を指定して、自身が受領できる場所までの配達を依頼するという意味である。また、物品の配達業務の受託を希望するとは、物品の配達の希望に応じて、配達の依頼を受け、これを遂行することを了承する旨の意思表示をするという意味である。
なお、この関係はあくまで1つの配達依頼取引に関するものであり、それぞれのユーザP1、P2、…が、配達希望ユーザP1にもなり、配達受託ユーザP2にもなることができる。
アカウント情報は、配達依頼システム1を各ユーザが利用するための情報であって、ユーザそれぞれに固有の配達依頼システム1上でのIDと、そのIDに対応付けられた認証情報(例えば、パスワード)とから成り、更には、ユーザのプロフィール情報が対応付けられている。ユーザのプロフィール情報は、例えば、氏名、年齢、職業、住所等の各種のユーザ本人の属性を示す情報を含んでよく、ユーザ本人の顔写真のデータも含まれてよい。
配達希望ユーザP1は、配達依頼条件を投稿するとともに、所定の費用の支払を、オンライン決済システムを用いて行う。この依頼内容は、配達受託ユーザP2に開示される。なお、配達希望ユーザP1からの支払いは、配達後に行ってもよい。
配達受託ユーザP2は、例えば個人的な旅行の予定に合わせて、配達受託業務を遂行することができる。なお、配達先と配達元の地域はあくまで一例であり、任意に変更することができる。
そして、配達を受託する配達受託ユーザP2は、配達希望品の重量(大きさ)、手数料の額、あるいは自身の渡航の予定等を考慮して配達依頼を受託するかどうか検討する。そして検討した結果、受託するかどうかの意思表示を行う。そして、配達依頼を受託する場合には、配達希望物品を購入し、現地へ渡航する。
費用には、物品を購入した場合には、その購入費用、および配達の手数料を含む。この説明において、手数料とは配達希望ユーザP1から配達受託ユーザP2に対して支払われる報酬のことを指す。
オンライン決済システムを用いて、配達受託ユーザP2が費用の支払いを受けたことをもって、配達依頼取引が完了する。
図2に示すように、配達依頼システム1は、メインサーバとなる情報処理サーバ100を含み、情報処理サーバ100には、配達希望ユーザP1および配達受託ユーザP2それぞれが保有する情報処理端末20が、ネットワーク40を介して、接続可能に構成されている。
具体的には、ネットワーク40は、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)や広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ISDNs(integrated service digital networks)、無線LANs、LTE(long term evolution)、LTE−Advanced、第4世代(4G)、第5世代(5G)、CDMA(code division multiple access)、WCDMA(登録商標)、イーサネット(登録商標)などである。
入力部21は、各ユーザP1、P2から入力を受け付ける機能を有する。入力部21は、例えば、ハードウェアキーやタッチパネルなどにより実現することができるが、これらに限定されるものではない。入力部21は、各ユーザP1、P2から受け付けた入力内容を制御部25に伝達する。
通信部13は、情報処理端末20と無線により通信を実行するものであり、例えば、Bluetooth Low Energy(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)、LTE(Long Term Evolution)等に従って通信を実行するものであるが、通信規格はこれらに限定されるものではない。
例えば、制御部25は、入力部21に入力された各種の情報を、通信部22を介して情報処理サーバ100に伝達する。
情報処理サーバ100は、配達希望ユーザP1および配達受託ユーザP2それぞれから入力された各種の情報を処理して表示するといった情報処理を行うサーバ装置である。
サーバ入力部110およびサーバ出力部111は、図1に示すネットワーク40を介して、情報処理端末20から、各種のデータを受信、送信する通信インターフェースである。
配達依頼条件とは、物品の配達を希望する配達希望ユーザP1が、配達を希望する条件や態様を規定する情報であり、配達希望時期情報、配達希望物品情報、配達希望位置情報、および手数料情報を少なくとも含んでいる。なお、配達希望ユーザP1がこだわらない前述した各情報については、含んでいなくてもよい。
配達希望物品情報は、配達を希望する物品である配達希望物品を示す情報であり、メーカー名や製品名により表現される情報である。配達希望物品情報として、2次元コードや販売サイトや紹介サイトのURL等を扱ってもよい。また、商品名やメーカー名が不明な場合には、商品を撮影した画像データのみであってもよい。
また、配達希望物品情報として、当該物品の重量や体積といった配達に要する労力を判断できる情報や、温度管理の指定や取扱注意の表示等、物品の属性に合わせて指定される配達の態様を指示する情報を含んでもよい。
サーバ入力部110に入力された配達依頼条件は、依頼条件受付部131が受け付けた後に、データ記憶部120に記憶される。
配達受託条件とは、物品の配達を希望する配達希望ユーザP1が、配達を希望する条件や態様を規定する情報であり、配達可能時期情報、配達可能位置情情報、配達可能数量、および配達可能能力を含んでいる。なお、配達受託ユーザP2がこだわらない前述した各情報については、含んでいなくてもよい。
配達可能時期情報は、配達受託ユーザP2が配達可能な時期を示す情報であり、暦や時刻により表現される。配達希望時期情報は一定の期間を示してもよい。
サーバ入力部110に入力された配達受託条件は、依頼条件受付部131が受け付けた後に、データ記憶部120に記憶される。
配達可能能力は、配達受託ユーザP2が配達できる物品の容積や重量を示す情報であり、具体的には、配達受託ユーザP2が所有する旅行バッグやキャリアケースのサイズ等により設定され、例えばキャリアケースの全容量のうち、配達に寄与できる能力を指す。なお、配達受託業務にのみ使用する手持ちバッグの容量を、配達可能能力としてもよい。
ここでいう各機能とは、依頼条件受付機能および依頼条件表示機能を少なくとも含み、その他には、受託条件受付機能、受託条件表示機能、修正提案機能、依頼先提案機能、手数料提案機能、配達位置提案機能、識別子生成機能、および決済実行機能を含んでもよい。
履歴情報は、後述する処理に必要な場合に利用されるほか、配達依頼システム1の保守、管理を行う管理者権限を有する者の操作により確認することができる。取引情報記憶部122は、例えば、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。
処理部130は、依頼条件受付部131と、依頼条件表示部132と、を備えている。
依頼条件表示部132は、依頼条件受付部131に入力された配達依頼条件を示す表示情報を、情報処理端末20が表示部23に表示できるように、情報処理端末20に送信する。ここで、依頼条件表示部132の表示態様について図5を用いて説明する。図5は、情報処理端末20の表示部23に表示される配達依頼条件の一例を示す図である。
また、表示金額として手数料が表示されている場合には、配達受託ユーザP2が、当該配達受託業務を請け負うことによる報酬の額を端的に把握することが可能になり、配達受託業務を請け負うことに対する意欲を掻き立てることができる。
受託条件受付部133は、配達受託条件の入力を受け付けてデータ記憶部120に記憶させる。
受託条件表示部134は、受託条件受付部133に入力された配達依頼条件を示す表示情報を、情報処理端末20が表示部23に表示できるように、情報処理端末20に送信する。受託条件表示部134の表示態様については後述する。
また、受託条件表示部134は、複数の配達受託ユーザP2のプロフィールとともに、それぞれに対応する配達受託条件を表示してもよい。
また、国によって、持ち込みは許可されているものの、その数量が規制されていることあり、その場合に複数の配達受託ユーザP2それぞれが持ち込める物品の量を超えないように、配達受託条件のうち、配達可能数量の修正を、配達受託ユーザP2に提案する。
また、仮に一人の配達受託ユーザP2では配達希望数量を賄えない場合には、複数の配達受託ユーザP2それぞれの配達可能能力を確認し、複数の配達受託ユーザP2を配達希望ユーザP1に対して提案する。
そして、それぞれの相場に顕著な傾向があれば、成約になった配達条件における配達希望物品の購入金額と手数料との比率の相場に基づいて、手数料を算出して提案する。
すなわち、過去の配達依頼取引のうち、成約となった取引における配達希望位置を統計的に把握することで、成約につながりやすい配達希望位置を確認し、そのように確認された場所を提案する。
取引によっては、見ず知らずの相手との受渡しになるため、安全性の確保も重要となる。この際、配達希望時期が示す受渡しの時間や、各ユーザP1、P2の性別等、配達依頼取引の履歴情報が有する全ての情報を参照することができる。
識別子生成部136は、配達受託ユーザP2が、配達希望ユーザP1に対して、配達希望物品を配達した際に、取引の完了を示す識別子を生成し、配達希望ユーザP1の合意に基づいて表示する。本実施形態では、識別子としてQRコードを生成する。QRコードは取引の完了を示す情報を含んでいる。
なお、識別子としては、例えばバーコード等の他の2次元コードであってもよいし、文字や数字の羅列で表現されたパスワード等であってもよい。
また、決済処理には、必ずしもオンライン決済システムを用いなくてもよく、現金の授受により決済を行ってもよい。
すなわち、配達受託ユーザP2が、真正に正規品を購入していることを確認させることができる。また、購入の様子の動画を配信する過程において、同時に店頭に陳列されている類似物品や新商品を、配達受託ユーザP2が、配達希望ユーザP1に向けて紹介することも可能である。
次に、配達希望ユーザP1は、詳細説明(S5)として、配達依頼に関する具体的な態様、すなわち引き渡しの方法やどのような物品の配達を希望しているか等といった情報を配達受託ユーザP2に連絡する。この連絡にはメールやチャットを用いることができる。
次に、配達希望ユーザP1が、最終的な意思確認としての承認要求を、配達受託ユーザP2に対して行う(S7)。そして、配達受託ユーザP2が、承認をする(S8)ことで、正式に配達依頼が成立する。承認の要求の手続きの際には、チャットによりその旨を連絡してもよい。
その後、配達希望ユーザP1および配達受託ユーザP2それぞれが、今回の取引について、相手方や配達依頼システム1に対する評価を行う(S23、S24)。これにより、配達希望ユーザP1と配達受託ユーザP2とのやり取りは全て終了する。
アカウントの発行では、各ユーザP1、P2のニックネーム、名前、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスといった個人の属性を示すプロフィール情報を入力する。また、住所等の、システムを利用するうえで、各ユーザP1、P2同士の間で開示が必須ではない情報については、非表示設定ができる。また性別やその他の情報をプロフィール情報として入力してもよい。
配達依頼条件の入力では、商品を説明する商品コメントや個数、想定される重量等を記載することができる。また、依頼の説明欄にその他の留意事項を記載してもよい。
そして、商品代を入力するとともに、手数料の設定を行う。手数料の設定の案内表示は、この画面では常に下端部に表示されている。手数料の設定では、手数料提案部1353により提案された手数料をそのまま採用してもよいし、提案された手数料を参考にして、別途設定してもよい。
図11は、配達希望ユーザP1の情報処理端末20における操作画面の第1例を示す図である。この画面では、配達依頼取引の流れのうち、仮引き受け(S3:図6参照)の状態を示している。この画面では、各種の配達依頼条件が、依頼情報の欄に掲載されている。また、仮引き受けをした配達受託ユーザP2が入力した配達受託条件のうち、配達可能時期情報が表示されている。なお、各操作画面では、配達希望ユーザP1を依頼者と表現し、配達受託ユーザP2を引受人と表現している。また、各操作画面において、上部に表示されたステータス表示部Cは、完了した処理が黒丸(数字が白抜き)、未完了の処理が白丸(数字が黒文字)となっている。
これらの画面では、配達依頼取引の流れのうち、詳細説明(S5:図6参照)の状態を示している。この画面では、チャット機能を用いて、商品の詳細を説明している様子が表示されている。図12から図13にかけて、両者の合意が得られるまで、複数回のやりとりを繰り返す中で、商品の説明に留まらず、待ち合わせの態様等についての確認をこのタイミングで行ってもよい。
図19は、配達受託ユーザP2の情報処理端末20における操作画面の第1例を示す図である。この画面では、配達依頼取引の流れのうち、仮引き受け(S3:図6参照)の状態を示している。この画面では、各種の配達依頼条件が、依頼情報の欄に掲載されている。また、仮引き受けをした配達受託ユーザP2が入力した配達受託条件のうち、配達可能時期情報が表示されている。また、配達希望ユーザP1への連絡手段が表示されている。
この画面では、配達依頼条件と、配達受託ユーザP2の配達可能時期情報が確認できるとともに、配達受託ユーザP2への連絡手段が表示されている。また、配達希望物品の購入を通知するための入力手段と、配達希望ユーザP1への連絡手段が表示されている。
また、配達希望ユーザP1が、配達受託業務の対価としての手数料を任意に設定するので、配達依頼の受託を検討する配達受託ユーザP2は、手数料の額に応じて、配達依頼を受託するかどうかを検討することができる。これにより、配達希望ユーザP1および配達受託ユーザP2それぞれの金銭感覚に差異があるような場合でも、円滑かつ一意的に手数料額を決定することができる。
また、一般旅行者の旅行鞄の空き容量等を有効活用して配達受託業務を請け負うことになるので、貨物便よりも単位容積当たりの運賃が抑えられる旅客機による輸送を用いて、海外への配達受託業務を請け負うことで、配達費用を各段に抑えることができる。
また、所定の航空運賃により旅行者それぞれに認められる携行可能容積を、有効に活用することができる。
このため、配達受託ユーザP2が容易に配達希望ユーザP1と接触することができるばかりではなく、配達受託ユーザP2の配達できるエリアや時期といった条件を、配達希望ユーザP1が確認することができ、お互いの予定や都合を確認しながら、配達依頼取引を円滑に行うことができる。
このため、配達希望ユーザP1が、どの配達受託ユーザP2に依頼をするかを検討する際に、性別や年齢や顔写真に基づいて、例えば自身とコミュニケーションが取りやすそうな配達受託ユーザP2を選択したり、配達希望物品の分野に精通しているような配達受託ユーザP2を選択したりすることが可能になる。これにより、配達希望ユーザP1の利便性を向上することができる。
このため、仮に配達希望ユーザP1および配達受託ユーザP2の双方が、規制情報に関する知識を備えていない場合であっても、当該規制物品を不用意に持ち込むことを回避することができ、配達依頼取引に起因したトラブルが発生するのを未然に防ぐことができる。
図27に示すように、本実施形態では、配達希望ユーザP1は、B国からA国への渡航をし、B国の配達業者P3に配達希望物品Gを引き渡す。そして、配達業者P3は、配達希望ユーザP1に配達希望物品Gを配達する。この際、配達業者P3は、配達受託ユーザP2から配達先の情報を取得してもよいし、配達希望ユーザP1から配達先の情報を取得してもよい。また、配達先としては、例えば、配達希望ユーザP1の自宅でもよいし、駅前広場等のような、第1実施形態での受け渡し場所であってもよい。
より好ましくは、図27に示すように、配達受託ユーザP2は、購入希望物品の入手(購入)から、配達希望ユーザP1が配達希望場所として指定する国又は地域まで配達すれば足りる。すなわち、配達受託ユーザP2と配達希望ユーザP1との間に、配達の一部を委託させてもよい。このような配達委託は、本実施形態では1つの業者だが、複数の業者により配達委託が行われてもよい。
また、本発明は、上記制御プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
また、複数の記憶部を備えている構成を示したが、記憶部の数量は任意に変更することができる。
20 情報処理端末
100 情報処理サーバ
131 依頼条件受付部
132 依頼条件表示部
133 受託条件受付部
134 受託条件表示部
1351 修正提案部
1352 依頼先提案部
1353 手数料提案部
1354 配達位置提案部
136 識別子生成部
137 決済実行部
140 動画配信部
Claims (19)
- 物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品と前記配達希望物品の配達希望数量を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報、を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付部と、
前記依頼条件受付部に入力された前記配達依頼条件を、配達業務の受託を希望する配達受託ユーザに対して、前記配達依頼条件を構成する情報毎に、検索可能な状態に処理したうえで表示する依頼条件表示部と、
前記配達受託ユーザから、少なくとも、配達を受託できる時期を示す配達可能時期情報、配達可能な場所を示す配達可能位置情報、および配達可能な前記配達希望物品の配達可能数量を含む配達受託条件の入力を受け付ける受託条件受付部と、
各国において、国内への持ち込みが禁止又は制限される規制物品に関する規制情報を記憶する規制情報記憶部と、
前記配達希望位置情報が示す国又は地域における前記規制情報に基づいて、前記配達希望数量および前記配達可能数量のうちの少なくともいずれかの修正を促す修正提案部と、を備えた情報処理サーバを有している配達依頼システム。 - 物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報、を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付部と、
前記依頼条件受付部に入力された前記配達依頼条件を、配達業務の受託を希望する配達受託ユーザに対して、前記配達依頼条件を構成する情報毎に、検索可能な状態に処理したうえで表示する依頼条件表示部と、
過去の配達依頼取引の履歴情報を記憶する取引情報記憶部と、
前記取引情報記憶部に記憶された前記履歴情報を参照し、新たな前記配達依頼条件に対して、前記手数料を提案する手数料提案部と、備えた情報処理サーバを有している配達依頼システム。 - 物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報、を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付部と、
前記依頼条件受付部に入力された前記配達依頼条件を、配達業務の受託を希望する配達受託ユーザに対して、前記配達依頼条件を構成する情報毎に、検索可能な状態に処理したうえで表示する依頼条件表示部と、
過去の配達依頼取引の履歴情報を記憶する取引情報記憶部と、
前記取引情報記憶部に記憶された前記履歴情報を参照し、新たな前記配達依頼条件に対して、前記配達希望位置情報を提案する配達位置提案部と、を備えた情報処理サーバを有している配達依頼システム。 - 前記依頼条件表示部は、複数の前記配達希望ユーザのプロフィールとともに、複数の前記配達希望ユーザそれぞれに対応する前記配達依頼条件を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の配達依頼システム。
- 前記情報処理サーバは、前記配達受託ユーザから、少なくとも、配達を受託できる時期を示す配達可能時期情報、および配達可能な場所を示す配達可能位置情報を含む配達受託条件の入力を受け付ける受託条件受付部と、
前記受託条件受付部に入力された前記配達受託条件を、前記配達希望ユーザに対して、前記配達依頼条件を構成する情報毎に、検索可能な状態に処理したうえで表示する受託条件表示部と、を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の配達依頼システム。 - 前記受託条件表示部は、複数の前記配達受託ユーザのプロフィールとともに、複数の前記配達受託ユーザそれぞれに対応する前記配達受託条件を表示することを特徴とする請求項5に記載の配達依頼システム。
- 前記配達受託条件は、前記配達受託ユーザにおける配達可能能力を含み、
前記情報処理サーバは、複数の前記配達受託ユーザそれぞれにおける前記配達可能能力を勘案して、前記配達受託ユーザを提案する依頼先提案部を備えていることを特徴とする請求項1又は5又は6のいずれか1項に記載の配達依頼システム。 - 前記情報処理サーバは、
前記配達受託ユーザが、前記配達希望ユーザに対して、前記配達希望物品を配達した際に、取引の完了を示す識別子を生成し、前記配達希望ユーザの合意に基づいて表示する識別子生成部と、
前記識別子の読み取りにより、オンライン決済システムを用いた前記手数料を含む所定費用の決済処理を実行可能とする決済実行部と、を備えている請求項1から7のいずれか1項に記載の配達依頼システム。 - 前記配達受託ユーザは、前記配達希望ユーザからの配達依頼に基づいて、前記配達希望物品を購入したうえで、前記配達希望物品を前記配達場所に配達するものであり、
前記情報処理サーバは、前記配達受託ユーザが、前記配達希望ユーザからの配達依頼に基づいて、前記配達希望物品を購入する際に、その様子を撮影し、前記配達希望ユーザに向けて配信する動画配信部を備えていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の配達依頼システム。 - コンピュータが、
物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品と前記配達希望物品の配達希望数量を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付ステップと、
前記依頼条件受付ステップに入力された前記配達依頼条件を、配達業務の受託を希望する配達受託ユーザに対して、配達依頼条件を構成する情報毎に、検索可能な状態に処理したうえで表示する依頼条件表示ステップと、
前記配達受託ユーザから、少なくとも、配達を受託できる時期を示す配達可能時期情報、配達可能な場所を示す配達可能位置情報、および配達可能な前記配達希望物品の配達可能数量を含む配達受託条件の入力を受け付ける受託条件受付ステップと、
各国において、国内への持ち込みが禁止又は制限される規制物品に関する規制情報を記憶する規制情報記憶ステップと、
前記配達希望位置情報が示す国又は地域における前記規制情報に基づいて、前記配達希望数量および前記配達可能数量のうちの少なくともいずれかの修正を促す修正提案ステップと、を実行することを特徴とする配達依頼方法。 - コンピュータが、
物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付ステップと、
前記依頼条件受付ステップに入力された前記配達依頼条件を、配達業務の受託を希望する配達受託ユーザに対して、配達依頼条件を構成する情報毎に、検索可能な状態に処理したうえで表示する依頼条件表示ステップと、
過去の配達依頼取引の履歴情報を記憶する取引情報記憶ステップと、
前記取引情報記憶ステップにより記憶された前記履歴情報を参照し、新たな前記配達依頼条件に対して、前記手数料を提案する手数料提案ステップと、を実行することを特徴とする配達依頼方法 - コンピュータが、
物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付ステップと、
前記依頼条件受付ステップに入力された前記配達依頼条件を、配達業務の受託を希望する配達受託ユーザに対して、配達依頼条件を構成する情報毎に、検索可能な状態に処理したうえで表示する依頼条件表示ステップと、
過去の配達依頼取引の履歴情報を記憶する取引情報記憶ステップと、
前記取引情報記憶ステップにより記憶された前記履歴情報を参照し、新たな前記配達依頼条件に対して、前記配達希望位置情報を提案する配達位置提案ステップと、を実行することを特徴とする配達依頼方法 - コンピュータに、
物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品と前記配達希望物品の配達希望数量を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付機能と、
前記依頼条件受付機能に入力された前記配達依頼条件を、配達業務の受託を希望する配達受託ユーザに対して、前記配達依頼条件を構成する情報毎に、検索可能な状態に処理したうえで表示する依頼条件表示機能と、
前記配達受託ユーザから、少なくとも、配達を受託できる時期を示す配達可能時期情報、配達可能な場所を示す配達可能位置情報、および配達可能な前記配達希望物品の配達可能数量を含む配達受託条件の入力を受け付ける受託条件受付機能と、
各国において、国内への持ち込みが禁止又は制限される規制物品に関する規制情報を記憶する規制情報記憶機能と、
前記配達希望位置情報が示す国又は地域における前記規制情報に基づいて、前記配達希望数量および前記配達可能数量のうちの少なくともいずれかの修正を促す修正提案機能と、を実現させる配達依頼プログラム。 - コンピュータに、
物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付機能と、
前記依頼条件受付機能に入力された前記配達依頼条件を、配達業務の受託を希望する配達受託ユーザに対して、前記配達依頼条件を構成する情報毎に、検索可能な状態に処理したうえで表示する依頼条件表示機能と、
過去の配達依頼取引の履歴情報を記憶する取引情報記憶機能と、
前記取引情報記憶機能により記憶された前記履歴情報を参照し、新たな前記配達依頼条件に対して、前記手数料を提案する手数料提案機能と、を実現させる配達依頼プログラム。 - コンピュータに、
物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付機能と、
前記依頼条件受付機能に入力された前記配達依頼条件を、配達業務の受託を希望する配達受託ユーザに対して、前記配達依頼条件を構成する情報毎に、検索可能な状態に処理したうえで表示する依頼条件表示機能と、
過去の配達依頼取引の履歴情報を記憶する取引情報記憶機能と、
前記取引情報記憶機能により記憶された前記履歴情報を参照し、新たな前記配達依頼条件に対して、前記配達希望位置情報を提案する配達位置提案機能と、を実現させる配達依頼プログラム。 - コンピュータに、
物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品と前記配達希望物品の配達希望数量を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付機能と、
配達業務の受託を希望する配達受託ユーザから入力された、少なくとも、配達を受託できる時期を示す配達可能時期情報、および配達可能な場所を示す配達可能位置情報を含む配達受託条件を、前記配達希望ユーザに対して表示する受託条件表示機能と、
各国において、国内への持ち込みが禁止又は制限される規制物品に関する規制情報を記憶する規制情報記憶機能と、
前記配達希望位置情報が示す国又は地域における前記規制情報に基づいて、前記配達希望数量の修正を促す修正提案機能と、を実現させる配達依頼プログラム。 - コンピュータに、
物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付機能と、
配達業務の受託を希望する配達受託ユーザから入力された、少なくとも、配達を受託できる時期を示す配達可能時期情報、および配達可能な場所を示す配達可能位置情報を含む配達受託条件を、前記配達希望ユーザに対して表示する受託条件表示機能と、
過去の配達依頼取引の履歴情報を記憶する取引情報記憶機能と、
前記取引情報記憶機能により記憶された前記履歴情報を参照し、新たな前記配達依頼条件に対して、前記手数料を提案する手数料提案機能と、を実現させる配達依頼プログラム。 - コンピュータに、
物品の配達を希望する配達希望ユーザから、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報を含む配達依頼条件の入力を受付ける依頼条件受付機能と、
配達業務の受託を希望する配達受託ユーザから入力された、少なくとも、配達を受託できる時期を示す配達可能時期情報、および配達可能な場所を示す配達可能位置情報を含む配達受託条件を、前記配達希望ユーザに対して表示する受託条件表示機能と、
過去の配達依頼取引の履歴情報を記憶する取引情報記憶機能と、
前記取引情報記憶機能により記憶された前記履歴情報を参照し、新たな前記配達依頼条件に対して、前記配達希望位置情報を提案する配達位置提案機能と、を実現させる配達依頼プログラム。 - コンピュータに、
物品の配達を希望する配達希望ユーザから入力された、配達を希望する物品である配達希望物品の配達の条件として、少なくとも、前記配達希望物品を示す配達希望物品情報、前記配達希望物品の配達場所を示す配達希望位置情報、および前記配達希望物品の配達に伴う対価としての手数料の額を示す手数料情報を含む配達依頼条件を、配達業務の受託を希望する配達受託ユーザに対して、前記配達依頼条件を構成する情報毎に、検索可能な状態に処理したうえで表示する依頼条件表示機能と、
配達業務の受託を希望する配達受託ユーザから、少なくとも、配達を受託できる時期を示す配達可能時期情報、配達可能な場所を示す配達可能位置情報、および配達可能な前記配達希望物品の配達可能数量を含む配達受託条件の入力を受け付ける受託条件受付機能と、
各国において、国内への持ち込みが禁止又は制限される規制物品に関する規制情報を記憶する規制情報記憶機能と、
前記配達希望位置情報が示す国又は地域における前記規制情報に基づいて、前記配達可能数量の修正を促す修正提案機能と、を実現させる配達依頼プログラム。
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