JP6693531B2 - 変倍光学系および光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、変倍光学系およびこれを用いた光学機器に関する。
以前から、写真用カメラ、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に適した変倍光学系が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。しかし、従来の変倍光学系にあっては、光学性能が不十分であった。
特開平4−293007号公報
第1の本発明に係る変倍光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、少なくとも一つのレンズ群から構成される後続群とからなり、変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が変化し、前記第2レンズ群と前記後続群の間隔が変化し、前記後続群は、合焦のための負の屈折力を有する合焦群を有し、前記第1レンズ群は、最も物体側に、正の屈折力を有する第1−1レンズを有し、前記合焦群は、少なくとも一つの正の屈折力を有するレンズと、少なくとも一つの負の屈折力を有するレンズとを有し、前記第2レンズ群は、物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第2−1レンズと、正の屈折力を有する第2−2レンズと、負の屈折力を有する第2−3レンズと有し、以下の条件式を満足する。
1.00<fFP/(−fFN)<2.00
1.80<f1/fw<2.50
4.30<f1/(−f2)<5.00
0.52<νFP/νFN<0.82
但し、fFP:前記合焦群内の最も正の屈折力が強いレンズの焦点距離
fFN:前記合焦群内の最も負の屈折力が強いレンズの焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
νFP:前記合焦群内の最も正の屈折力の強いレンズのアッベ数
νFN:前記合焦群内の最も負の屈折力の強いレンズのアッベ数
第2の本発明に係る変倍光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が変化し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が変化し、前記第3レンズ群は、合焦のための負の屈折力を有する合焦群を有し、前記第1レンズ群は、最も物体側に正の屈折力を有する第1−1レンズを有し、前記合焦群は、少なくとも一つの正の屈折力を有するレンズと、少なくとも一つの負の屈折力を有するレンズとを有し、以下の条件式を満足する。
1.00<fFP/(−fFN)<2.00
1.80<f1/fw<2.50
4.30<f1/(−f2)<5.00
但し、fFP:前記合焦群内の最も正の屈折力が強いレンズの焦点距離
fFN:前記合焦群内の最も負の屈折力が強いレンズの焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離
第3の本発明に係る変倍光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群からなり、変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が変化し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が変化し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が変化し、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の間隔が変化し、合焦時に、前記第4レンズ群が移動し、前記第1レンズ群は、最も物体側に正の屈折力を有する第1−1レンズを有し、前記合焦群は、少なくとも一つの正の屈折力を有するレンズと、少なくとも一つの負の屈折力を有するレンズとを有し、以下の条件式を満足する。
1.00<fFP/(−fFN)<2.00
1.80<f1/fw<2.50
4.30<f1/(−f2)<5.00
但し、fFP:前記合焦群内の最も正の屈折力が強いレンズの焦点距離
fFN:前記合焦群内の最も負の屈折力が強いレンズの焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
また、本発明に係る光学機器は、上記第1〜第3の本発明のいずれかに係る変倍光学系を搭載して構成される。
本実施形態の第1実施例に係る変倍光学系のレンズ構成を示す図である。 図2(a)、図2(b)および図2(c)はそれぞれ、第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 図3(a)、図3(b)および図3(c)はそれぞれ、第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。 本実施形態の第2実施例に係る変倍光学系のレンズ構成を示す図である。 図5(a)、図5(b)および図5(c)はそれぞれ、第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 図6(a)、図6(b)および図6(c)はそれぞれ、第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。 本実施形態の第3実施例に係る変倍光学系のレンズ構成を示す図である。 図8(a)、図8(b)および図8(c)はそれぞれ、第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 図9(a)、図9(b)および図9(c)はそれぞれ、第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。 本実施形態の第4実施例に係る変倍光学系のレンズ構成を示す図である。 図11(a)、図11(b)および図11(c)はそれぞれ、第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 図12(a)、図12(b)および図12(c)はそれぞれ、第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。 本実施形態に係る変倍光学系を備えたカメラの構成を示す図である。 本実施形態に係る変倍光学系の製造方法を示すフローチャートである。
以下、本実施形態の変倍光学系、光学装置について図を参照して説明する。本実施形態に係る変倍光学系(ズームレンズ)ZLの一例としての変倍光学系ZL(1)は、図1に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、少なくとも一つのレンズ群から構成される後続群GR(第3レンズ群G3)とを有し、変倍時に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が変化し、第2レンズ群G2と後続群GRの間隔が変化し、後続群GRは、合焦のための(無限遠物体から近距離物体への合焦の際に移動する)負の屈折力を有する合焦群Gfcを有し、第1レンズ群G1は、最も物体側に、正の屈折力を有する第1-1レンズL11を有し、合焦群Gfcは、少なくとも一つの正の屈折力を有するレンズと、少なくとも一つの負の屈折力を有するレンズとを有する。第3レンズ群G3は正の屈折力を有する。
本実施形態に係る変倍光学系ZLは、図4に示す変倍光学系ZL(2)や、図7に示す変倍光学系ZL(3)や、図10に示す変倍光学系ZL(4)でも良い。変倍光学系ZL(2)は、変倍光学系ZL(1)と同様に第1レンズ群G、第2レンズ群G2および後続群GRを有し、後続群GRが第3レンズ群G3から構成される。一方、変倍光学系ZL(3)およびZL(4)においては、後続群GRが、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4および第5レンズ群G5から構成される。
本実施形態の変倍光学系ZLは、少なくとも3つのレンズ群を有し、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、各レンズ群間隔を変化させることによって、変倍時の良好な収差補正を図ることができる。後続群GRは少なくとも1つのレンズ群を有し、全体で正の屈折力を有することが好ましい。後続群GRを構成するレンズ群の一例として、正の屈折力を有する第3レンズ群からなる構成、正の屈折力を有する第3レンズ群と負の屈折力を有する第4レンズ群と正の屈折力を有する第5レンズ群とからなる構成、負の屈折力を有する第3レンズ群と正の屈折力を有する第4レンズ群と負の屈折力を有する第5レンズ群と正の屈折力を有する第6レンズ群とからなる構成、などが挙げられる。後続群GRを構成する各レンズ群同士の間隔は、少なくとも変倍時に変化する。
また、後続群GR中に合焦群Gfcを配置することにより、合焦群Gfcを小型軽量化できる。後続群GR中に合焦群Gfcを配置する場合に、後続群GRは、合焦群Gfcの物体側に配置されたレンズおよび合焦群Gfcの像側に配置されたレンズを有するのが好ましい。
第1レンズ群G1の最も物体側に正の屈折力を有する第1-1レンズL11を配置することで、望遠端状態における球面収差を効果的に補正することができる。なお、第1-1レンズL11は、単レンズでもよく、他のレンズと張り合わせた接合レンズの一部でもよい。
合焦群が、少なくとも一つの正の屈折力を有するレンズと少なくとも一つの負の屈折力を有するレンズを有することより、合焦時の球面収差をはじめとする諸収差の変動を抑えることができる。合焦群構成としては、物体側から順に並んだ、正レンズおよび負レンズから構成しても、負レンズおよび正レンズから構成しても、正レンズ、負レンズおよび負レンズから構成しても、負レンズ、正レンズおよび負レンズから構成しても良く、これらは接合レンズであっても非接合レンズであっても良い。
上記構成の下、本実施形態に係る変倍光学系ZLは、以下の条件式を満足する。
1.00<fFP/(−fFN)<2.00 ・・・(1)
1.80<f1/fw<2.50 ・・・(2)
但し、
fFP:合焦群Gfc内の最も正の屈折力が強いレンズの焦点距離、
fFN:合焦群Gfc内の最も負の屈折力が強いレンズの焦点距離、
f1:第1レンズ群G1の焦点距離、
fw:広角端状態における変倍光学系ZLの焦点距離。
条件式(1)は、合焦群Gfc内の最も正の屈折力が強いレンズの焦点距離と合焦群Gfc内の最も負の屈折力が強いレンズの焦点距離の比の適正範囲を規定するものである。この条件式(1)を満足することで、合焦時の球面収差をはじめとする諸収差の変動を抑えることができる。
条件式(1)の対応値が上限値を上回ると、合焦群Gfc内の最も負の屈折力が強いレンズの屈折力が強くなりすぎ、合焦時の球面収差をはじめとする諸収差の変動を抑えることが困難となる。条件式(1)の上限値を1.98に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(1)の上限値を1.95にすることが好ましい。
条件式(1)の対応値が下限値を下回ると、合焦群内の最も正の屈折力が強いレンズの屈折力が強くなりすぎ、合焦時の球面収差をはじめとする諸収差の変動を抑えることが困難となる。条件式(1)の下限値を1.50に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(1)の下限値を1.55にすることが好ましい。本実施形態の効果をもっと確実にするために、条件式(1)の下限値を1.60にすることが好ましい。
上記条件式(2)は、第1レンズ群の焦点距離と広角端状態における変倍光学系の焦点距離との比の適正範囲を規定するものである。この条件式(2)を満足することで、球面収差をはじめとする諸収差を抑えることができる。
条件式(2)の対応値が上限値を上回ると、第1レンズ群G1の屈折力が弱くなり、広角端状態における歪曲収差を補正することが困難となる。条件式(2)の上限値を2.40に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(2)の上限値を2.30にすることが好ましい。
条件式(2)の対応値が下限値を下回ると、第1レンズ群G1の屈折力が強くなり、球面収差をはじめとする諸収差を補正することが困難となる。条件式(2)の下限値を1.90に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(2)の下限値を2.00にすることが好ましい。
本実施形態の変倍光学系は、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
4.30<f1/(−f2)<5.00 ・・・(3)
但し、f2:第2レンズ群G2の焦点距離。
条件式(3)は、第1レンズ群G1の焦点距離と第2レンズ群G2の焦点距離との比の適正範囲を規定するものである。この条件式(3)を満足することで、変倍の際の球面収差をはじめとする諸収差の変動を抑えることができる。
条件式(3)の対応値が上限値を上回ると、第2レンズ群G2の屈折力が強くなり、球面収差をはじめとする諸収差を補正することが困難となる。条件式(3)の上限値を4.95に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(3)の上限値を4.90にすることが好ましい。
条件式(3)の対応値が下限値を下回ると、第1レンズ群G1の屈折力が強くなり、球面収差をはじめとする諸収差を補正することが困難となる。条件式(3)の下限値を4.35に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(3)の下限値を4.40にすることが好ましい。
本実施形態の変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態への変倍時に第1レンズ群G1を物体方向に移動させる構成とすることが好ましい。これにより、広角端状態でのレンズ全長の短縮ができ、変倍光学系の小型化を図ることができる。
本実施形態の変倍光学系は、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
1.00<nFP/nFN<1.20 ・・・(4)
但し、nFP:合焦群Gfc内の最も正の屈折力が強いレンズの屈折率、
nFN:合焦群Gfc内の最も負の屈折力が強いレンズの屈折率。
条件式(4)は、合焦群Gfc内の最も正の屈折力が強いレンズの屈折率と最も負の屈折力が強いレンズの屈折率との比の適正範囲を規定するものである。条件式(4)を満足することで、合焦時の球面収差をはじめとする諸収差の変動を抑えることができる。
条件式(4)の対応値が上限値を上回ると、最も負の屈折力が強いレンズの屈折率が小さくなり、合焦時の球面収差をはじめとする諸収差の発生が過大となり、補正することが困難となる。条件式(4)の上限値を1.18に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(4)の上限値を1.13にすることが好ましい。
条件式(4)の対応値が下限値を下回ると、最も正の屈折力が強いレンズの屈折率が小さくなり、合焦時の球面収差をはじめとする諸収差の変動を抑制することが困難となる。条件式(4)の下限値を1.01に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(4)の下限値を1.02にすることが好ましい。
本実施形態の変倍光学系は、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.52<νFP/νFN<0.82 ・・・(5)
但し、νFP:合焦群Gfc内の最も正の屈折力が強いレンズのアッベ数、
νFN:合焦群Gfc内の最も負の屈折力が強いレンズのアッベ数。
条件式(5)は、合焦群Gfc内の最も正の屈折力が強いレンズのアッベ数と最も負の屈折力が強いレンズのアッベ数との比の適正範囲を規定するものである。条件式(5)を満足することで、合焦時の色収差の変動を抑えることができる。
条件式(5)の対応値が上限値を上回ると、最も負の屈折力が強いレンズのアッベ数が小さくなり、合焦時の色収差の発生が過大となり、補正することが困難となる。条件式(5)の上限値を0.80に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(5)の上限値を0.78にすることが好ましい。
条件式(5)の対応値が下限値を下回ると、最も正の屈折力が強いレンズのアッベ数が小さくなり、合焦時の色収差の変動を抑制することが困難となる。条件式(5)の下限値を0.54に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(5)の下限値を0.56にすることが好ましい。
本実施形態の変倍光学系は、第1レンズ群G1に、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する上記第1-1レンズと、負の屈折力を有する第1-2レンズと、正の屈折力を有する第1-3レンズとを有することが好ましい。これにより、球面収差と色収差を効果的に補正することができる。
本実施形態の変倍光学系は、第2レンズ群G2に、物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第2-1レンズと、正の屈折力を有する第2-2レンズと、負の屈折力を有する第2-3レンズとを有することが好ましい。これにより、球面収差をはじめとする諸収差を効果的に補正することができる。
本実施形態の光学機器は、上述した構成の変倍光学系を備えて構成される。その具体例として、上記変倍光学系ZLを備えたカメラ(光学機器)を図13に基づいて説明する。このカメラ1は、図13に示すように撮影レンズ2として上記実施形態に係る変倍光学系を備えたデジタルカメラである。カメラ1において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ2で集光されて、撮像素子3へ到達する。これにより被写体からの光は、当該撮像素子3によって撮像されて、被写体画像として不図示のメモリに記録される。このようにして、撮影者はカメラ1による被写体の撮影を行うことができる。なお、このカメラは、ミラーレスカメラでも、クイックリターンミラーを有した一眼レフタイプのカメラであっても良い。
以上の構成により、上記変倍光学系ZLを撮影レンズ2として搭載したカメラ1は、合焦用レンズ群を小型軽量化することで、鏡筒を大型化することなく高速なAF、AF時の静粛性を実現することができる。さらに、広角端状態から望遠端状態への変倍時の収差変動、ならびに合焦時の収差変動を良好に抑え、良好な光学性能を実現することができる。
続いて、図14を参照しながら、上述の変倍光学系ZLの製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、物体側から順に並べて、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、少なくとも一つのレンズ群から構成される後続群GRとを配置する(ステップST1)。そして、変倍時に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が変化し、第2レンズ群G2と後続群GRの間隔が変化するように構成する(ステップST2)。このとき、後続群GRは、合焦のための負の屈折力を有する合焦群Gfcを有し、第1レンズ群G1は、最も物体側に、正の屈折力を有する第1-1レンズL11を有し、合焦群Gfcは、少なくとも一つの正の屈折力を有するレンズと、少なくとも一つの負の屈折力を有するレンズとを有するように構成する(ステップST3)。さらに、少なくとも上記条件式(1)および(2)を満足するように、レンズ鏡筒内に各レンズを配置する(ステップST4)。
以下、本実施形態の実施例に係る変倍光学系(ズームレンズ)ZLを図面に基づいて説明する。図1、図4、図7、図10は、第1〜第4実施例に係る変倍光学系ZL{ZL(1)〜ZL(4)}の構成及び屈折力配分を示す断面図である。変倍光学系ZL(1)〜ZL(4)の断面図の下部には、広角端状態(W)から望遠端状態(T)に変倍する際の各レンズ群の光軸に沿った移動方向を矢印で示す。さらに、合焦群Gfcが無限遠から近距離物体に合焦する際の移動方向を「合焦」という文字とともに矢印で示している。
これら図1、図4、図7、図10において、各レンズ群を符号Gと数字の組み合わせにより、各レンズを符号Lと数字の組み合わせにより、それぞれ表している。この場合において、符号、数字の種類および数が大きくなって煩雑化するのを防止するため、実施例毎にそれぞれ独立して符号と数字の組み合わせを用いてレンズ群等を表している。このため、実施例間で同一の符号と数字の組み合わせが用いられていても、同一の構成であることを意味するものでは無い。
以下に表1〜表20を示すが、この内、表1〜5は第1実施例、表6〜10は第2実施例、表11〜15は第3実施例、表16〜20は第4実施例における各諸元データを示す表である。各実施例では収差特性の算出対象として、d線(波長587.562nm)、g線(波長435.835nm)を選んでいる。
[レンズ諸元]の表において、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からの光学面の順序を示し、Rは各光学面の曲率半径(曲率中心が像側に位置する面を正の値としている)、Dは各光学面から次の光学面(又は像面)までの光軸上の距離である面間隔、ndは光学部材の材質のd線に対する屈折率、νdは光学部材の材質のd線を基準とするアッベ数を、それぞれ示す。物面とは物体面のことを示し、曲率半径の「∞」は平面又は開口を、(絞りS)は開口絞りSを、像面は像面Iを、それぞれ示す。空気の屈折率nd=1.00000の記載は省略している。
[各種データ]の表において、fはレンズ全系の焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角(単位は°(度)で、ωが半画角である)、Ymaxは最大像高を示す。TLは無限遠合焦時の光軸上でのレンズ最前面からレンズ最終面までの距離にBFを加えた距離を示し、BFは無限遠合焦時の光軸上でのレンズ最終面から像面Iまでの距離(バックフォーカス)を示す。なお、これらの値は、広角端(W)、中間焦点距離(M)、望遠端(T)の各変倍状態におけるそれぞれについて示している。
[可変間隔データ]の表は、[レンズ諸元]を示す表において面間隔が「可変」となっている面番号5,10,21,24での面間隔d5,d10,d21,d24を示す。ここでは無限遠および近距離に合焦させたときのそれぞれについて、広角端(W)、中間焦点距離(M)、望遠端(T)の各変倍状態における面間隔d5,d10,d21,d24を示す。
[レンズ群データ]の表において、第1〜第3レンズ群のそれぞれの始面(最も物体側の面)と焦点距離を示す。
[条件式対応値]の表には、上記の条件式(1)〜(5)に対応する値を示す。
以下、全ての諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径R、面間隔D、その他の長さ等は、特記のない場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。
ここまでの表の説明は全ての実施例において共通であり、以下での重複する説明は省略する。
(第1実施例)
第1実施例について、図1、図2および図3並びに表1〜5を用いて説明する。図1は、本実施形態の第1実施例に係る変倍光学系のレンズ構成を示す図である。第1実施例に係る変倍光学系ZL(1)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。本実施例では、第3レンズ群G3が後続群GRを構成する。各レンズ群記号に付けている符号(+)もしくは(−)は各レンズ群の屈折力を示し、このことは以下の全ての実施例でも同様である。第3レンズ群G3内に開口絞りSが設けられ、第3レンズ群G3の像面側に像面Iが設けられている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13からなる接合正レンズと、から構成される。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22からなる接合負レンズと、両凹形状の負レンズL23と、から構成される。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL32および両凹形状の負レンズL33からなる接合正レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL34および両凸形状の正レンズL35からなる接合正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL36と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL37および両凹形状の負レンズL38からなる接合負レンズと、両凸形状の正レンズL39と、から構成される。
第1実施例に係る光学系では、第3レンズ群G3(後続群GR)における正メニスカスレンズL37と負レンズL38との接合負レンズを像面方向へ移動させることにより、遠距離物体から近距離物体への合焦が行われる。本実施例において、第2レンズ群G2が光軸と光軸と垂直な方向の変位成分を有する防振レンズ群を構成し、像面I上の像ブレ補正(防振、手ブレ補正)を行うようにするのが好ましい。
以下の表1〜5に、第1実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表1)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 91.1552 6.167 1.51680 63.88
2 -844.6033 0.204
3 92.5357 1.500 1.64769 33.73
4 45.6802 6.598 1.48749 70.31
5 154.0927 可変
6 -211.4795 1.000 1.69680 55.52
7 22.5821 3.677 1.80518 25.45
8 60.3602 2.652
9 -46.9021 1.000 1.77250 49.62
10 299.7358 可変
11 48.8916 3.796 1.69680 55.52
12 -131.4333 1.000
13 ∞ 1.000 (絞りS)
14 39.8799 4.932 1.69680 55.52
15 -49.6069 1.000 1.85026 32.35
16 72.3703 8.805
17 57.3477 1.000 1.80100 34.92
18 18.1075 6.038 1.48749 70.31
19 -116.1586 0.200
20 26.5494 3.513 1.62004 36.40
21 96.5593 可変
22 -119.7021 3.510 1.74950 35.25
23 -16.6839 1.000 1.69680 55.52
24 25.6230 可変
25 124.9308 2.143 1.48749 70.31
26 -480.8453 BF
像面 ∞
(表2)
[各種データ]
変倍比 4.12
W M T
f 71.4 100.0 294.0
FNO 4.56 4.26 5.89
2ω 22.82 16.04 5.46
Ymax 14.25 14.25 14.25
TL 159.32 185.24 219.32
BF 45.32 39.43 70.09
(表3)
[可変間隔データ]
W M T W M T
無限遠 無限遠 無限遠 近距離 近距離 近距離
d5 2.881 37.560 65.654 2.881 37.560 65.654
d10 29.543 26.683 2.000 29.543 26.683 2.000
d21 5.002 5.002 5.002 5.295 5.470 5.772
d24 15.836 15.836 15.836 15.543 15.368 15.066
(表4)
[レンズ群データ]
群 始面 f
G1 1 146.976
G2 6 -31.771
G3 11 38.664
(表5)
[条件式対応値]
条件式(1)fFP/(−fFN)=1.755
条件式(2)f1/fw=2.058
条件式(3)f1/(−f2)=4.626
条件式(4)nFP/nFN=1.031
条件式(5)νFP/νFN=0.635
図2(a)、図2(b)および図2(c)はそれぞれ、第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図3(a)、図3(b)および図3(c)はそれぞれ、第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図2〜図3の各収差図において、FNOはFナンバー、NAは開口数、Yは像高をそれぞれ示す。なお、球面収差図では最大口径に対応するFナンバーまたは開口数の値を示し、非点収差図及び歪曲収差図では像高の最大値をそれぞれ示し、コマ収差図では各像高の値を示す。dはd線(λ=587.6nm)、gはg線(λ=435.8nm)をそれぞれ示す。非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示す。なお、以下に示す各実施例の収差図においても、本実施例と同様の符号を用い、重複する説明は省略する。
各諸収差図より、本実施例に係る変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有しており、さらに近距離合焦時にも優れた結像性能を有していることがわかる。
(第2実施例)
第2実施例について、図4、図5および図6並びに表6〜10を用いて説明する。図4は、本実施形態の第2実施例に係る変倍光学系のレンズ構成を示す図である。第2実施例に係る変倍光学系ZL(2)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。本実施例では、第3レンズ群G3が後続群GRを構成する。第3レンズ群G3内に開口絞りSが設けられ、第3レンズ群G3の像面側に像面Iが設けられている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる接合正レンズと、から構成される。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22からなる接合負レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL23と、から構成される。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32および両凹形状の負レンズL33からなる接合正レンズと、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL34および両凸形状の正レンズL35からなる接合正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL36と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL37および両凹形状の負レンズL38からなる接合負レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL39と、から構成される。
第2実施例に係る光学系では、第3レンズ群G3(後続群GR)における正メニスカスレンズL37と負レンズL38との接合負レンズを像面方向へ移動させることにより、遠距離物体から近距離物体への合焦が行われる。本実施例において、第2レンズ群G2が光軸と光軸と垂直な方向の変位成分を有する防振レンズ群を構成し、像面I上の像ブレ補正(防振、手ブレ補正)を行うようにするのが好ましい。
以下の表6〜10に、第2実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表6)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 107.1938 5.550 1.51680 63.88
2 -530.9538 0.322
3 117.7624 1.500 1.62004 36.40
4 44.0268 7.567 1.51680 63.88
5 227.1507 可変
6 -203.0102 1.000 1.69680 55.52
7 21.2424 3.233 1.80518 25.45
8 48.8169 2.543
9 -42.1537 1.000 1.69680 55.52
10 -6934.7369 可変
11 47.3275 3.788 1.58913 61.22
12 -85.5332 0.200
13 32.0277 4.717 1.58913 61.22
14 -50.8314 1.000 1.80100 34.92
15 86.4846 2.418
16 ∞ 7.395 (絞りS)
17 45.5887 1.000 1.80100 34.92
18 16.4065 5.108 1.48749 70.31
19 -171.1242 0.227
20 27.3017 2.684 1.62004 36.40
21 74.0712 可変
22 -111.4238 3.422 1.62004 36.40
23 -15.5060 1.000 1.56883 56.00
24 21.5605 可変
25 44.9067 2.022 1.54814 45.79
26 69.6291 BF
像面 ∞
(表7)
[各種データ]
変倍比 4.23
W M T
f 69.5 100.0 294.0
FNO 4.68 4.68 6.21
2ω 23.36 16.00 5.46
Ymax 14.25 14.25 14.25
TL 160.38 185.15 220.32
BF 38.70 38.69 64.27
(表8)
[可変間隔データ]
W M T W M T
無限遠 無限遠 無限遠 近距離 近距離 近距離
d5 10.321 39.610 72.692 10.321 39.610 72.692
d10 29.998 25.487 2.000 29.998 25.487 2.000
d21 3.565 3.565 3.565 3.887 4.029 4.416
d24 20.100 20.100 20.100 19.778 19.636 19.249
(表9)
[レンズ群データ]
群 始面 f
G1 1 152.555
G2 6 -31.420
G3 11 38.702
(表10)
[条件式対応値]
条件式(1)fFP/(−fFN)=1.825
条件式(2)f1/fw=2.195
条件式(3)f1/(−f2)=4.855
条件式(4)nFP/nFN=1.033
条件式(5)νFP/νFN=0.650
図5(a)、図5(b)および図5(c)はそれぞれ、第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。図(6a)、図6(b)および図6(c)はそれぞれ、第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、本実施例に係る変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有しており、さらに近距離合焦時にも優れた結像性能を有していることがわかる。
(第3実施例)
第3実施例について、図7、図8および図9並びに表11〜15を用いて説明する。図7は、本実施形態の第3実施例に係る変倍光学系のレンズ構成を示す図である。第3実施例に係る変倍光学系ZL(3)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とから構成されている。本実施例では、第3〜第5レンズ群G3〜G5が後続群GRを構成し、後続群GRは全体として正の屈折力を有する。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13からなる接合正レンズと、から構成される。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22からなる接合負レンズと、両凹形状の負レンズL23とから構成される。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32および両凹形状の負レンズL33からなる接合正レンズと、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL34および両凸形状の正レンズL35からなる接合正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL36と、から構成される。
第4レンズ群G4は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL41および両凹形状の負レンズL42の接合負レンズから構成される。
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51から構成される。
第3実施例に係る光学系では、第4レンズ群G4を像面方向へ移動させることにより、遠距離物体から近距離物体への合焦が行われる。本実施例において、第2レンズ群G2が光軸と光軸と垂直な方向の変位成分を有する防振レンズ群を構成し、像面I上の像ブレ補正(防振、手ブレ補正)を行うようにするのが好ましい。
以下の表11〜15に、第3実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表11)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 100.0120 5.590 1.51680 63.88
2 -356.7115 0.200
3 87.0822 1.500 1.62004 36.40
4 36.8924 7.184 1.51680 63.88
5 131.1594 可変
6 -122.1413 1.000 1.69680 55.52
7 20.4910 3.496 1.80518 25.45
8 49.8357 2.470
9 -48.8699 1.000 1.77250 49.62
10 8360.2394 可変
11 56.6713 3.785 1.58913 61.22
12 -64.2309 0.200
13 35.4309 4.669 1.48749 70.31
14 -48.4394 1.000 1.80100 34.92
15 159.7328 1.860
16 ∞ 16.684 (絞りS)
17 57.8297 1.000 1.80100 34.92
18 19.6163 4.946 1.48749 70.31
19 -96.4204 0.200
20 27.1066 2.717 1.62004 36.40
21 65.2029 可変
22 -157.1131 3.395 1.64769 33.73
23 -22.3553 1.000 1.56883 56.00
24 25.0407 可変
25 46.5745 2.500 1.62004 36.40
26 60.0000 BF
像面 ∞
(表12)
[各種データ]
変倍比 4.29
W M T
f 68.6 100.0 294.0
FNO 4.69 4.72 6.10
2ω 23.74 16.04 5.46
Ymax 14.25 14.25 14.25
TL 164.32 184.76 221.32
BF 38.52 38.73 64.73
(表13)
[可変間隔データ]
W M T W M T
無限遠 無限遠 無限遠 近距離 近距離 近距離
d5 4.964 31.058 63.669 4.964 31.058 63.669
d10 29.909 24.050 2.000 29.909 24.050 2.000
d21 3.666 4.368 2.697 4.068 4.962 3.755
d24 20.866 20.163 21.834 20.464 19.569 20.776
(表14)
[レンズ群データ]
群 始面 f
G1 1 137.939
G2 6 -30.083
G3 11 34.644
G4 22 -42.585
G5 25 313.363
(表15)
[条件式対応値]
条件式(1)fFP/(−fFN)=1.934
条件式(2)f1/fw=2.011
条件式(3)f1/(−f2)=4.585
条件式(4)nFP/nFN=1.050
条件式(5)νFP/νFN=0.602
図8(a)、図8(b)および図8(c)はそれぞれ、第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。図9(a)、図9(b)および図9(c)はそれぞれ、第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、本実施例に係る変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有しており、さらに近距離合焦時にも優れた結像性能を有していることがわかる。
(第4実施例)
第4実施例について、図10、図11および図12並びに表16〜20を用いて説明する。図10は本実施形態の第4実施例に係る変倍光学系のレンズ構成を示す図である。第4実施例に係る変倍光学系ZL(4)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とから構成されている。本実施例では、第3〜第5レンズ群G3〜G5が後続群GRを構成し、後続群GRは全体として正の屈折力を有する。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる接合正レンズと、から構成される。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22からなる接合負レンズと、両凹形状の負レンズL23とから構成される。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32および両凹形状の負レンズL33からなる接合正レンズと、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL34および両凸形状の正レンズL35からなる接合正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL36と、から構成される。
第4レンズ群G4は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL41および両凹形状の負レンズL42からなる接合負レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL43とから構成される。
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51から構成される。
第4実施例に係る光学系では、第4レンズ群G4を像面方向へ移動させることにより、遠距離物体から近距離物体への合焦が行われる。本実施例において、第2レンズ群G2が光軸と光軸と垂直な方向の変位成分を有する防振レンズ群を構成し、像面I上の像ブレ補正(防振、手ブレ補正)を行うようにするのが好ましい。
以下の表16〜20に、第4実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表16)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 102.5193 5.542 1.51680 63.88
2 -366.1796 0.200
3 90.4094 1.500 1.62004 36.40
4 37.8518 7.229 1.51680 63.88
5 144.7539 可変
6 -163.5053 1.000 1.69680 55.52
7 20.5835 3.475 1.80518 25.45
8 48.1602 2.598
9 -47.4086 1.000 1.77250 49.62
10 4634.3570 可変
11 57.6094 3.843 1.58913 61.22
12 -66.7307 0.200
13 36.4629 4.709 1.48749 70.31
14 -48.7603 1.000 1.80100 34.92
15 206.1449 1.786
16 ∞ 16.497 (絞りS)
17 55.1101 1.000 1.80100 34.92
18 19.3181 4.785 1.48749 70.31
19 -100.3387 0.200
20 26.0254 2.707 1.62004 36.40
21 57.5286 可変
22 -201.9970 3.376 1.64769 33.73
23 -22.7237 1.000 1.56883 56.00
24 29.2295 1.172
25 34.9681 1.000 1.79952 42.09
26 26.1166 可変
27 39.9439 2.135 1.62004 36.40
28 60.0000 BF
像面 ∞
(表17)
[各種データ]
変倍比 4.28
W M T
f 68.7 100.0 294.0
FNO 4.70 4.73 6.06
2ω 23.74 16.08 5.48
Ymax 14.25 14.25 14.25
TL 164.32 184.47 221.32
BF 38.52 38.72 64.52
(表18)
[可変間隔データ]
W M T W M T
無限遠 無限遠 無限遠 近距離 近距離 近距離
d5 4.000 30.052 63.492 4.000 30.052 63.492
d10 30.492 24.393 2.000 30.492 24.393 2.000
d21 3.686 4.454 2.923 4.052 4.994 3.907
d26 19.668 18.899 20.430 19.301 18.359 19.446
(表19)
[レンズ群データ]
群 始面 f
G1 1 138.289
G2 6 -30.436
G3 11 34.256
G4 22 -36.764
G5 27 185.180
(表20)
[条件式対応値]
条件式(1)fFP/(−fFN)=1.758
条件式(2)f1/fw=2.013
条件式(3)f1/(−f2)=4.544
条件式(4)nFP/nFN=1.050
条件式(5)νFP/νFN=0.602
図11(a)、図11(b)および図11(c)はそれぞれ、第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。図12(a)、図12(b)および図12(c)はそれぞれ、第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、本実施例に係る変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有しており、さらに近距離合焦時にも優れた結像性能を有していることがわかる。
上記各実施例によれば、合焦用レンズ群を小型軽量化することで、鏡筒を大型化することなく高速なAF、AF時の静粛性を実現し、さらに、広角端状態から望遠端状態への変倍時の収差変動、ならびに合焦時の収差変動を良好に抑えた変倍光学系を実現することができる。
ここで、上記各実施例は本願発明の一具体例を示しているものであり、本願発明はこれらに限定されるものではない。
なお、以下の内容は、本実施形態の変倍光学系の光学性能を損なわない範囲で適宜採用することが可能である。
本実施形態の変倍光学系の数値実施例として3群構成のものと5群構成のものを示したが、本願はこれに限られず、その他の群構成(例えば、4群、6群等)の変倍光学系を構成することもできる。具体的には、本実施形態の変倍光学系の最も物体側や最も像面側にレンズ又はレンズ群を追加した構成でも構わない。なお、レンズ群とは、変倍時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。
合焦群とは、合焦時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。すなわち、単独または複数のレンズ群、または部分レンズ群を光軸方向に移動させて、合焦を行う合焦群としても良い。この合焦群は、オートフォーカスにも適用でき、オートフォーカス用の(超音波モータ等を用いた)モータ駆動にも適している。
レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工および組立調整が容易になり、加工および組立調整の誤差による光学性能の劣化を防げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。
レンズ面が非球面の場合、非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれでも構わない。また、レンズ面は回折面としても良く、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしても良い。
開口絞りは第3レンズ群の近傍または中に配置されるのが好ましいが、開口絞りとしても部材を設けずに、レンズの枠でその役割を代用しても良い。
各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し、コントラストの高い光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施しても良い。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストの高い光学性能を達成することができる。
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群 G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群 GR 後続群
I 像面 S 開口絞り

Claims (9)

  1. 物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、少なくとも一つのレンズ群から構成される後続群とからなり、
    変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が変化し、前記第2レンズ群と前記後続群の間隔が変化し、
    前記後続群は、合焦のための負の屈折力を有する合焦群を有し、
    前記第1レンズ群は、最も物体側に、正の屈折力を有する第1−1レンズを有し、
    前記合焦群は、少なくとも一つの正の屈折力を有するレンズと、少なくとも一つの負の屈折力を有するレンズとを有し、
    前記第2レンズ群は、物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第2−1レンズと、正の屈折力を有する第2−2レンズと、負の屈折力を有する第2−3レンズと有し、
    以下の条件式を満足することを特徴とする変倍光学系。
    1.00<fFP/(−fFN)<2.00
    1.80<f1/fw<2.50
    4.30<f1/(−f2)<5.00
    0.52<νFP/νFN<0.82
    但し、fFP:前記合焦群内の最も正の屈折力が強いレンズの焦点距離
    fFN:前記合焦群内の最も負の屈折力が強いレンズの焦点距離
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
    fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
    νFP:前記合焦群内の最も正の屈折力の強いレンズのアッベ数
    νFN:前記合焦群内の最も負の屈折力の強いレンズのアッベ数
  2. 物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、
    変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が変化し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が変化し、
    前記第3レンズ群は、合焦のための負の屈折力を有する合焦群を有し、
    前記第1レンズ群は、最も物体側に正の屈折力を有する第1−1レンズを有し、
    前記合焦群は、少なくとも一つの正の屈折力を有するレンズと、少なくとも一つの負の屈折力を有するレンズとを有し、
    以下の条件式を満足することを特徴とする変倍光学系。
    1.00<fFP/(−fFN)<2.00
    1.80<f1/fw<2.50
    4.30<f1/(−f2)<5.00
    但し、fFP:前記合焦群内の最も正の屈折力が強いレンズの焦点距離
    fFN:前記合焦群内の最も負の屈折力が強いレンズの焦点距離
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
    fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離
  3. 物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群からなり、
    変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が変化し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が変化し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が変化し、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の間隔が変化し、
    合焦時に、前記第4レンズ群が移動し、
    前記第1レンズ群は、最も物体側に正の屈折力を有する第1−1レンズを有し、
    前記合焦群は、少なくとも一つの正の屈折力を有するレンズと、少なくとも一つの負の屈折力を有するレンズとを有し、
    以下の条件式を満足することを特徴とする変倍光学系。
    1.00<fFP/(−fFN)<2.00
    1.80<f1/fw<2.50
    4.30<f1/(−f2)<5.00
    但し、fFP:前記合焦群内の最も正の屈折力が強いレンズの焦点距離
    fFN:前記合焦群内の最も負の屈折力が強いレンズの焦点距離
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
    fw:広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項2もしくは3に記載の変倍光学系。
    0.52<νFP/νFN<0.82
    但し、νFP:前記合焦群内の最も正の屈折力の強いレンズのアッベ数
    νFN:前記合焦群内の最も負の屈折力の強いレンズのアッベ数
  5. 前記第2レンズ群は、物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第2−1レンズと、正の屈折力を有する第2−2レンズと、負の屈折力を有する第2−3レンズとを有することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の変倍光学系。
  6. 広角端状態から望遠端状態への変倍の際、前記第1レンズ群が物体側へ移動することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の変倍光学系。
  7. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の変倍光学系。
    1.00<nFP/nFN<1.20
    但し、nFP:前記合焦群内の最も正の屈折力が強いレンズの屈折率
    nFN:前記合焦群内の最も負の屈折力が強いレンズの屈折率
  8. 前記第1レンズ群は、物体側から順に並んだ、前記第1−1レンズと、負の屈折力を有する第1−2レンズと、正の屈折力を有する第1−3レンズとを有することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の変倍光学系。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の変倍光学系を搭載して構成される光学機器。
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