JP6693384B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に供給される空気を冷媒によって冷却する燃料電池システムに関する。
従来の燃料電池システムは、たとえば水素ガスと空気とを化学反応させて発電を行う燃料電池を備えている。そして発電に必要な空気は、コンプレッサで加圧して燃料電池に供給している。圧縮による発熱が空気を高温にし、燃料電池にとっては高すぎる温度となるため、コンプレッサの下流で燃料電池との間に圧縮後の空気を冷却している。
特許文献1に記載の燃料電池システムでは、空気を圧縮する空気圧縮装置と、この空気圧縮装置で圧縮された空気を冷媒で冷却する空気冷却装置とを備えている。そして空気圧縮装置と空気冷却装置とに供給される冷媒の流量を流量可変バルブで調整制御し、冷媒の流量を制御することで冷却される空気の温度を制御している。
特開2006−10790号公報
前述の特許文献1に記載の燃料電池システムでは、燃料電池に流入する空気の温度および空気圧縮装置を冷却する冷媒の温度などで冷媒流量を制御している。しかし燃料電池は、発電状態によって要求される温度などが変化する。したがって単純に冷媒の温度を管理しても、燃料電池の性能を充分に発揮することができない。
そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、燃料電池の発電性能を高めるために、燃料電池の乾き度を考慮して冷媒の温度および流量を制御する燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明は、燃料電池(11)によって発電する燃料電池システムであって、冷媒を燃料電池に供給して、燃料電池を冷却する冷却部(16)と、燃料電池の電解質膜の乾き度合いを検出する検出部(17)と、冷媒の温度を検出する温度検出部(45,46)と、
冷却部を制御する制御部(17)と、を含み、制御部は、検出部(17)によって検出された乾き度が、所定の第1乾き度以上となると、冷却部(16)を駆動して燃料電池(11)を冷却するように制御し、検出部によって検出された乾き度が、第1乾き度よりも低い第2乾き度以下となるまで冷却を継続するように冷却部を制御し、冷媒の温度が所定の第1温度以上であり、かつ燃料電池の発電量が所定の第1発電量以下となると、冷却部を駆動して燃料電池を冷却するように制御し、冷媒の温度が第1温度よりも低い第2温度以下となり、かつ乾き度が第2乾き度以下となるか、または燃料電池の発電量が第1発電量以上となるまで冷却を継続するように冷却部を制御する燃料電池システムである。
このような本発明に従えば、制御部は電解質膜の乾き度に応じて冷却部を制御する。具体的には、制御部は、乾き度が第1乾き度以上となると冷却部を駆動し、第2乾き度以下となるまで冷却を継続するように冷却部を制御する。これによって乾き度が高くなって電解質膜が乾燥状態になると、乾燥状態を解消するために冷却部が駆動される。そして電解質膜の乾き度が第2乾き度以下となる湿潤状態となるまで、冷却部の駆動が維持される。単に冷媒の温度および燃料電池の温度などでは電解質膜の乾き度の状態がわからないが、乾き度を検出して乾き度に応じて冷却するので、電解質膜が乾燥することを防ぐことができる。これによって燃料電池の発電性能が電解質膜の乾き度によって低下することを抑制することができる。したがって燃料電池の発電性能を高めることができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態の燃料電池システムを示す図。 冷却制御を示すフローチャート。 冷却制御を示すタイミングチャート。 第2実施形態の冷却制御を示すフローチャート。 冷却制御を示すタイミングチャート。 第3実施形態の冷却制御を示すフローチャート。 冷却制御を示すタイミングチャート。 第4実施形態の冷却制御を示すフローチャート。 冷却制御を示すタイミングチャート。 第5実施形態の燃料電池システムを示す図。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態を用いて説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付すか、または先行の参照符号に一文字追加し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に関して、図1〜図3を用いて説明する。燃料電池システム10は、たとえば車両に搭載されて、燃料電池ハイブリッド車(FCHV)を実現する。燃料電池ハイブリッド車は、走行用モータを走行用駆動源とし、走行用モータに対する電力供給手段として燃料電池11を備える。燃料電池11は、FCスタック11ともいう。燃料電池ハイブリッド車では、走行用モータがFCスタック11および車載のバッテリの両方から電力が供給されて駆動する。燃料電池システム10は、FCスタック11、カソードガス供給部12、カソードガス排出部13、アノードガス供給部14、アノードガス排出部15および冷却回路16を備える。
FCスタック11は、反応ガスとしてアノードガスである水素とカソードガスである空気との供給を受けて発電する固体高分子形燃料電池である。FCスタック11は、水素と酸素との電気化学反応を利用して電力を発生する燃料電池11のセルを複数有している。各セルは、電解質膜の両面に電極を配置した発電体である膜電極接合体と、膜電極接合体を狭持する2枚のセパレータとを有する。
電解質膜は、乾燥度合いが湿潤状態で良好なプロトン伝導性を示す固体高分子薄膜によって構成される。本実施形態でいう乾燥度合いとは、湿潤状態か乾燥状態かの何れかとして決定される指標である。湿潤状態とは、良好なプロトン伝導性を示し、FCスタック11の運転として支障がない状態のことである。乾燥状態とは、湿潤状態ではない状態、つまり、プロトン伝導性が良好でなく、FCスタック11の運転として支障がある状態のことである。電極は、カーボンによって構成される。電極と電解質膜との界面には、発電反応を促進させるための白金触媒が担持されている。反応ガスは、各セルに設けられたガス流路を介して、各セルの発電領域に供給される。
FCスタック11には、燃料電池用ECU17が内蔵されている。燃料電池用ECU17は、燃料電池システム10の各部を制御する制御部である。燃料電池用ECU17は、記憶媒体に記憶されているプログラムを実行し、各部を制御する。燃料電池用ECU17は、少なくともひとつの演算処理装置(CPU)と、プログラムとデータとを記憶する記憶媒体とを有する。燃料電池用ECU17は、たとえばコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって実現される。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムおよびデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体である。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって実現される。
カソードガス供給部12は、カソードガス配管21と、エアコンプレッサ22と、エアフローメータ23と、温度計測部24と、圧力計測部25と、インタークーラ26と、三方弁27とを備える。カソードガス配管21は、FCスタック11のカソード側に接続された管路である。エアコンプレッサ22は、圧縮機であって、カソードガス配管21を介してFCスタック11と接続されており、外気を取り込んで圧縮した空気を、カソードガスとしてFCスタック11に供給する。
エアフローメータ23は、エアコンプレッサ22の上流側において、エアコンプレッサ22が取り込む外気の量を計測し、FCスタック11に送信する。燃料電池用ECU17は、この計測値に基づいて、エアコンプレッサ22を駆動することにより、FCスタック11に対する空気の供給量を制御する。
インタークーラ26は、熱交換部であって、エアコンプレッサ22の下流側にて、冷却回路16を流れる冷媒とカソードガス配管21内を流れる空気とを熱交換して、FCスタック11に供給される空気を冷却する。圧力計測部25および温度計測部24は、インタークーラ26の下流側に設けられている。圧力計測部25は、カソードガスの圧力を計測し、その計測値を燃料電池用ECU17に送信する。温度計測部24は、カソードガスの温度を計測し、その計測値を燃料電池用ECU17に送信する。
三方弁27は、圧力計測部25および温度計測部24の下流側に設けられている。また三方弁27は、連通配管28によって、カソードガス排出部13のカソード排ガス配管29に接続される。三方弁27は、通常はカソードガス配管21の上流側と下流側とを連通して、空気をFCスタック11に供給する。三方弁27は、燃料電池システム10に異常がある場合には、FCスタック11に空気を供給せずに、連通配管28によってFCスタック11を迂回してカソード排ガス配管29に空気を排出する。
カソードガス排出部13は、カソード排ガス配管29および調圧弁30を備える。カソード排ガス配管29は、FCスタック11のカソード側に接続された配管であり、FCスタック11を通過したカソード排ガスを燃料電池システム10の外部へと排出する。調圧弁30は、カソード排ガス配管29におけるカソード排ガスの圧力を調整する。燃料電池用ECU17は、圧力計測部25の計測値に基づいて調圧弁30の開度を調整する。また前述のように連通配管28は、カソード排ガス配管29の調圧弁30の下流側に接続されている。
アノードガス供給部14は、アノードガス配管31と、図示しない水素タンクとを備える。水素タンクは、アノードガス配管31を介してFCスタック11に接続されており、水素タンク内に充填された水素をFCスタック11に供給する。
アノードガス排出部15は、アノード排ガス配管32と、図示せずしない気液分離部とを備える。アノード排ガス配管32は、FCスタック11のアノード側の出口と気液分離部とを接続する配管であり、発電反応に用いられることのなかった水素および窒素などの未反応ガスを含むアノード排ガスを気液分離部へと誘導する。気液分離部は、アノード排ガスに含まれる気体成分と水分とを分離し、気体成分については、アノードガス供給部14へと誘導し、水分については外部へと排出する。
次に、冷却回路16に関して説明する。燃料電池ハイブリッド車は、図1に示すように、FCスタック11を冷却する冷却部として機能する冷却回路16を有する。冷却回路16は、冷媒である冷却水がFCスタック11から流出してFCスタック11へ戻るように、冷却水をFCスタック11の外部にて循環させる冷媒回路である。冷却回路16は、FCスタック11の冷却水流出口11aと冷却水流入口11bとを繋いでいる。また冷却回路16には、FCスタック11に供給される空気が通過する管路に設けられるインタークーラ(I/C)26と接続する接続通路41を有する。
冷却回路16には、ラジエータ42、ロータリバルブ43および燃料電池用ポンプ44が設けられる。また冷却回路16には、ラジエータ42の下流側における冷却回路16の冷却水の温度を検出する第1温度センサ45が設けられている。さらにまた冷却回路16には、FCスタック11の下流側における冷却回路16の冷却水の温度を検出する第2温度センサ46が設けられている。第1温度センサ45および第2温度センサ46は、温度検出部であって、検出した温度情報を燃料電池用ECU17に送信する。
FCスタック11は、走行に必要な電力をまかなうものであり、発電時に発生する熱量は、内燃機関並みである。したがってFCスタック11を冷却するためラジエータ42を搭載している。ラジエータ42は、冷却回路16に設けられ、冷却水の熱を外気との熱交換により外部へ放出する放熱部として機能する。したがってラジエータ42は、FCスタック11によって温度上昇した冷却水を冷却する放熱用熱交換器である。ラジエータ42は、たとえばグリルの後方となるエンジンルーム内の前方に配設されている。ラジエータ42には、図示しない送風ファンが設けられている。ラジエータ42は、この送風ファンによって供給される冷却用空気によって、冷却水を冷却するようになっている。
冷却回路16には、ラジエータ42をバイパスして冷却水を流通するバイパス通路47が設けられている。すなわち、バイパス通路47は、ラジエータ42よりも冷却液流れ上流側の分岐点48で冷却回路16から分岐するとともにラジエータ42よりも冷却液流れ下流側の合流点49で冷却回路16に合流するように設けられている。
ロータリバルブ43は、冷却回路16からバイパス通路47が分岐する分岐点48に設けられ、ラジエータ42を通過する冷却水とバイパス通路47を通過する冷却水との流量比率を調節する弁装置である。ロータリバルブ43は、内部のバルブによって、ラジエータ42側を開きバイパス通路47側を閉じて水がラジエータ42を流通する場合と、バイパス通路47側を開きラジエータ42側を閉じて水がバイパス通路47を流通する場合とに切替える。
燃料電池用ポンプ44は、冷却回路16のうち冷却回路16へのバイパス通路47の合流点49よりも冷却水流れ下流側に配設されている。すなわち燃料電池用ポンプ44は、冷却回路16へのバイパス通路47の合流点49よりも下流側、かつ、FCスタック11よりも上流側に配設されている。燃料電池用ポンプ44は、冷却水を圧送し、冷却水を冷却回路16に循環させるためのポンプである。燃料電池用ポンプ44は、例えば、ポンプハウジング内でインペラを回転させるポンプ装置とすることができる。
FCスタック11には、燃料電池用ECU17が内蔵されている。燃料電池用ECU17は、FCスタック11、ロータリバルブ43および燃料電池用ポンプ44を制御する制御部である。燃料電池用ECU17は、FCスタック11が出力するFCスタック11の発熱量もしくは発熱量に関連する物理量、たとえば発電量に関する情報や、第2温度センサ46が出力する温度情報が入力される。燃料電池用ECU17は、これらの入力情報に基づいてロータリバルブ43や燃料電池用ポンプ44などを制御する。
燃料電池用ECU17は、FCスタック11のインピーダンスを演算する演算部としても機能する。燃料電池用ECU17は、FCスタック11のインピーダンスを交流法によって計測する。FCスタック11のインピーダンスは、FCスタック11の内部に存在する水分量に応じて変化する。インピーダンスの値が所定の値よりも高いと、電解質膜が乾燥状態と判断することができる。
次に、FCスタック11の冷却制御に関して図2および図3を用いて説明する。図2に示す冷却制御は、車両のイグニッションがオンの状態において、燃料電池用ECU17が実行する。
ステップS11では、各センサから情報を取得し、ステップS12に移る。入力される情報として、たとえば冷却水温度、冷却水の流量、空気温度、空気の流量、ならびにFCスタック11の電流値および電圧値である。
ステップS12では、FCスタック11の電流値および電圧値から上記の交流法によりインピーダンスを演算し、ステップS13に移る。ステップS13では、インピーダンスが所定値である第1閾値β1以上であるか否かを判断し、第1閾値β1以上である場合にはステップS14に移り、第1閾値β1以上でない場合には、ステップS18に移る。インピーダンスが第1閾値β1以上の場合は、電解質膜が乾燥状態にある。またここで、インピーダンスが第1閾値β1以上であるか否かは、今回車両のイグニッションをオンにしてから、1度でもインピーダンスが第1閾値β1以上となった場合も含む。換言すると、インピーダンスが第1閾値β1以上に上昇した履歴がある場合には、ステップS14に移る。
ステップS14では、インピーダンスが乾燥状態にあるので、インタークーラ26によって空気の冷却をより一層強化するように制御し、ステップS15に移る。具体的には、インタークーラ26に冷却回路16の冷却水がより多く循環するように、燃料電池用ポンプ44を制御する。
ステップS15では、ステップS11と同様に、各センサから情報を取得し、ステップS16に移る。ステップS16では、ステップS12と同様に、インピーダンスを演算し、ステップS17に移る。
ステップS17では、インピーダンスが所定値である第2閾値β2以下であるか否かを判断し、第2閾値β2以下である場合にはステップS18に移り、第2閾値β2以下でない場合には、ステップS14に戻り、冷却を継続する。第2閾値β2は、第1閾値β1よりも低い値である。インピーダンスが第2閾値β2以下の場合は、電解質膜が湿潤状態にある。インピーダンスが第2閾値β2以上、第1閾値β1未満の場合は、乾燥状態のおそれがある。
ステップS18では、インタークーラ26による冷却制御の強化をオフして通常の冷却モードに設定し、ステップS19に移る。ステップS19では、車両の走行が終了したか否かを判断し、走行が終了した場合には、本フローを終了し、走行が終了していない場合には、ステップS11に戻る。したがって走行が終了するまで、ステップS11からの冷却制御が繰り返される。
次に、インピーダンスの変化と冷却制御のオンオフとの関係について、図3のタイミングチャートを用いて説明する。図3を含むタイミングチャートに示す冷却オフ状態とは冷却制御の強化がオフ状態の通常の冷却モードを示し、冷却オン状態とは冷却制御が強化されている状態を示す。図3に示すように、インピーダンスはFCスタック11の乾燥と直接的な相関があるが、冷却水の温度が低下したり、発電量が増減しても、すぐにインピーダンスが低下することはない。したがってFCスタック11の乾燥を抑制して湿潤させるようにインピーダンスに応じてインタークーラ26の冷却性能を制御する。
具体的には、時刻t11にてインピーダンスが第1閾値β1以上となると、通常の冷却モードであるオフ状態から冷却制御を強化するオン状態にして、冷却制御を実施する。そして時刻t12にて、インピーダンスが第2閾値β2以下になるまで、冷却制御の強化を継続する。
以上説明したように本実施形態の燃料電池システム10では、燃料電池用ECU17は電解質膜の乾き度に応じてインタークーラ26による冷却制御を実施する。乾き度は、電解質膜のインピーダンスによって判断する。具体的には、燃料電池用ECU17は、インピーダンスが第1閾値β1以上となると冷却制御を実施し、第2閾値β2以下となるまで冷却を継続するように制御する。これによって乾き度が高くなって電解質膜が乾燥状態になると、乾燥状態を解消するために冷却制御が実施される。そして第2閾値β2以下となる湿潤状態となるまで、冷却制御の実施が維持される。単に燃料電池11の温度などでは電解質膜の乾き度の状態がわからないが、インピーダンスによって乾き度を直接検出して乾き度に応じて冷却するので、電解質膜が乾燥することを防ぐことができる。これによってFCスタック11の発電性能が電解質膜の乾き度によって低下することを抑制することができる。したがって燃料電池11の発電性能を高めることができる。
また本実施形態では、燃料電池システム10は、冷却回路16、カソードガス供給部12およびアノードガス供給部14を備える。そしてFCスタック11に供給される空気は、冷却回路16の冷却水を用いて冷却している。これによって冷却回路16は、FCスタック11および空気の両方を冷却することができる。したがって空気を冷却するための専用の装置が不要となる。
また本実施形態では、FCスタック11自身を冷却するとともに、FCスタック11に流入して高温時にFCスタック11の乾燥を促進する空気を冷却することができるので、FCスタック11の乾燥を抑制できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に関して、図4および図5を用いて説明する。本実施形態では、インピーダンスだけでなく、FCスタック11の温度も考慮して、冷却制御を実施する点に特徴を有する。
本実施形態のFCスタック11の冷却制御に関して説明する。図4に示す冷却制御は、車両のイグニッションがオンの状態において、燃料電池用ECU17が実行する。
ステップS21では、各センサから情報を取得し、ステップS22に移る。ステップS22では、FCスタック11のインピーダンスを演算し、ステップS23に移る。
ステップS23では、FCスタック11の温度が所定値の第1温度α1以上であり、かつインピーダンスが第2閾値β2以上であるか否かを判断し、条件を満たす場合にはステップS24に移り、条件を満たさない場合には、ステップS28に移る。FCスタック11が第1温度α1以上の場合は、FCスタック11は急激に乾燥するおそれがある。
またここで、インピーダンスが第2閾値β2以上であるか否かは、今回車両のイグニッションをオンにしてから、1度でもインピーダンスが第2閾値β2以上となった場合も含む。FCスタック11の温度の判断についても同様である。
ステップS24では、インピーダンスが乾燥状態または乾燥状態になるおそれがあるので、インタークーラ26によって空気の冷却を強化するように制御し、ステップS25に移る。
ステップS25では、ステップS21と同様に、各センサから情報を取得し、ステップS26に移る。ステップS26では、ステップS22と同様に、インピーダンスを演算し、ステップS27に移る。
ステップS27では、FCスタック11の温度が所定値である第2温度α2以下であり、かつインピーダンスが第2閾値β2以下であるか否かを判断し、条件を満たす場合にはステップS28に移り、条件を満たさない場合には、ステップS24に戻る。これによって条件を満たさない場合には、冷却強化を継続する。第2温度α2は、第1温度α1よりも低い値である。FCスタック11の温度が第2温度α2以下であり、インピーダンスが第2閾値β2以下の場合は、電解質膜が湿潤状態にある。
ステップS28では、インタークーラ26による冷却制御を通常の冷却モードに設定し、ステップS29に移る。ステップS29では、車両の走行が終了したか否かを判断し、走行が終了した場合には、本フローを終了し、走行が終了していない場合には、ステップS21に戻る。したがって走行が終了するまで、ステップS21からの冷却制御が繰り返される。
次に、冷却制御強化のオンオフのタイミングについて、図5のタイミングチャートを用いて説明する。インピーダンスはFCスタック11の乾燥と直接的な相関があるが、FCスタック11の冷却水の所定温度以上に上昇すると、FCスタック11は急激に乾燥する傾向にある。またすでに乾燥状態であるが、インピーダンスには遅れて現れてくる。そのため、温度上昇履歴があり、インピーダンスが所定値以上であれば、温度低下かつインピーダンス低下まで、FCスタック11の乾燥を抑制して湿潤させるようにインタークーラ26の冷却性能を強化制御する。
具体的には、時刻t21にてFCスタック11の温度が第1温度α1以上となり、さらに時間が経過して時刻t22にてインピーダンスが第2閾値β2以上となると、冷却制御の強化をオンして、冷却制御を実施する。
時間が経過して、時刻t23になるとFCスタック11の温度が第2温度α2以下となる。しかしインピーダンスは、第2閾値β2以上であるので、冷却制御の強化を継続する。そして時刻t24にて、インピーダンスが第2閾値β2以下になると冷却制御の強化を終了する。
このように本実施形態では、FCスタック11の温度も考慮して、冷却制御を実施している。これによってFCスタック11の発電性能が電解質膜の乾き度によって低下することをさらに抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に関して、図6および図7を用いて説明する。本実施形態では、インピーダンスおよびFCスタック11の温度だけでなく、さらに発電量も考慮して、冷却制御を実施する点に特徴を有する。
本実施形態のFCスタック11の冷却制御に関して説明する。図6に示す冷却制御は、車両のイグニッションがオンの状態において、燃料電池用ECU17が実行する。
ステップS31では、各センサから情報を取得し、ステップS32に移る。ステップS32では、FCスタック11の温度が第1温度α1以上であり、かつFCスタック11の発電量が所定の閾発電量γ以下であるか否かを判断し、条件を満たす場合にはステップS33に移り、条件を満たさない場合には、ステップS37に移る。FCスタック11の発電量が閾発電量γ以下の場合には、発電による生成水の量が少ないので、第1温度α1以上の場合はFCスタック11が乾燥するおそれがある。
ステップS33では、インピーダンスが乾燥状態または乾燥状態になるおそれがあるので、インタークーラ26によって空気の冷却を強化するように制御し、ステップS34に移る。
ステップS34では、ステップS31と同様に、各センサから情報を取得し、ステップS35に移る。ステップS35では、インピーダンスを演算し、ステップS36に移る。
ステップS36では、FCスタック11の温度が第2温度α2以下であり、かつインピーダンスが第2閾値β2以下であるか、または発電量が閾発電量γ以上であるか否かを判断し、条件を満たす場合にはステップS37に移り、条件を満たさない場合には、ステップS33に戻り、冷却強化を継続する。FCスタック11の温度が第2温度α2以下であり、インピーダンスが第2閾値β2以下の場合は、電解質膜が湿潤状態にある。またFCスタック11の温度が第2温度α2以下であり、発電量が閾発電量γ以上の場合も、電解質膜が湿潤状態にある。
ステップS37では、インタークーラ26による冷却制御の強化をオフし通常の冷却モードに設定し、ステップS38に移る。ステップS38では、車両の走行が終了したか否かを判断し、走行が終了した場合には、本フローを終了し、走行が終了していない場合には、ステップS31に戻る。したがって走行が終了するまで、ステップS31からの冷却制御が繰り返される。
次に、冷却制御のオンオフのタイミングについて、図7のタイミングチャートを用いて説明する。インピーダンスはFCスタック11の乾燥と直接的な相関があるが、FCスタック11の冷却水の所定温度以上に上昇すると、FCスタック11は急激に乾燥する傾向にあり、またすでに乾燥状態であるが、インピーダンスには遅れて現れてくる。加えて、発電量が少なく、生成水ができにくいために、生成水が少ないときは湿潤することはできず、乾燥が進行する。即ち、乾燥から湿潤状態にすることが困難となる。そのため、温度上昇履歴があり、発電量が所定値以下の場合、温度低下、かつ発電量が増加、またはインピーダンス低下まで、FCスタック11の乾燥を抑制して湿潤させるようにインタークーラ26の冷却性能を強化制御する。
具体的には、時刻t31にてFCスタック11の温度が第1温度α1以上となり、さらに時間が経過して時刻t32にて発電量が閾発電量γ以下となると、冷却制御の強化をオンして、冷却制御の強化を実施する。
時間が経過して、時刻t33になるとFCスタック11の温度が第2温度α2以下となる。しかしインピーダンスは、第2閾値β2以上であり、発電量も閾発電量γ以下であるので、冷却制御の強化を継続する。そして時刻t34にて、発電量が閾発電量γ以上になると冷却制御の強化を終了する。
このように本実施形態では、発電量も考慮して、冷却制御を実施している。これによってFCスタック11の発電性能が電解質膜の乾き度によって低下することをさらに抑制することができる。
また本実施形態では、FCスタック11の温度が第2温度α2以下かつ発電量が閾発電量γ以上になった場合には、冷却制御の強化を停止しているが、このような制御に限るものではない。たとえばFCスタック11の温度が第1温度α1以上かつ発電量が閾発電量γ以下になったときの水収支の悪化分を積算し、FCスタック11の温度が第2温度α2以下かつ発電量が閾発電量γ以上になっても冷却制御の強化をオフにしない。そして冷却制御の強化は、水収支が悪化分を積算してインピーダンスが遅れて上昇することがないタイミングまで継続する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に関して、図8および図9を用いて説明する。本実施形態では、インピーダンスが高く乾燥度合いが高い場合には、強制的に発電して生成水によって乾燥を抑制する点に特徴を有する。
本実施形態のFCスタック11の発電制御に関して説明する。図8に示す発電制御は、車両のイグニッションがオンの状態において、燃料電池用ECU17によって短時間に繰り返し実行される。
ステップS41では、各センサから情報を取得し、ステップS42に移る。ステップS42では、FCスタック11のインピーダンスを演算し、ステップS43に移る。
ステップS43では、インピーダンスが第3閾値β3以上であるか否かを判断し、条件を満たす場合にはステップS44に移り、条件を満たさない場合には、本フローを終了する。第3閾値β3は、第1閾値β1よりも大きい値に設定される。インピーダンスが第3閾値β3以上の場合であると、乾燥の度合いが高いと判断される。
ステップS44では、インピーダンスが乾燥状態であるので、FCスタック11が強制発電するように制御し、ステップS45に移る。強制発電では、たとえば許容できる最大の電力量で発電するように制御される。
ステップS45では、ステップS41と同様に、各センサから情報を取得し、ステップS46に移る。ステップS46では、ステップS42と同様に、インピーダンスを演算し、ステップS47に移る。
ステップS47では、インピーダンスが第3閾値β3以下であるか否かを判断し、条件を満たす場合にはステップS48に移り、条件を満たさない場合には、ステップS44に戻り、強制発電を継続する。
ステップS48では、インピーダンスが第3閾値β3以下に下がったので、強制発電を終了し、本フローを終了する。
このような発電制御は、前述の第1実施形態から第3実施形態の冷却制御と並行して実施される。
次に、強制発電制御のタイミングについて、図9のタイミングチャートを用いて説明する。時刻t41にてインピーダンスが第3閾値β3以上となると、強制発電制御をオンして、発電量を許容できる電力量となるように制御する。
強制発電による生成水で乾燥度合いが低下し、時刻t42になるとインピーダンスが第3閾値β3以下となる。したがって時刻t42にて、強制発電を終了する。
このように本実施形態では、生成水によって乾燥度合いを下げて湿潤させるために、強制的に発電している。これによってFCスタック11の乾燥度合いを進行することを抑制することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に関して、図10を用いて説明する。本実施形態では、インタークーラ26は、冷却回路16ではなく、サブ冷却回路51に設けられている点に特徴を有する。
具体的には、空気冷却部50は、カソードガス配管21を通過する空気を冷却する。空気冷却部50は、サブ冷却回路51、インタークーラ26、サブラジエータ52、サブポンプ53、および第3温度センサ54を含んで構成される。
サブ冷却回路51には、インタークーラ26、サブラジエータ52、サブポンプ53が設けられる。またサブ冷却回路51には、サブラジエータ52の下流側におけるサブ冷却回路51の冷却水の温度を検出する第3温度センサ54が設けられている。第3温度センサ54は、検出した温度情報を燃料電池用ECU17に送信する。
サブポンプ53は、サブ冷却回路51のうちサブラジエータ52の下流側に配設されている。サブポンプ53は、冷却水を圧送し、冷却水をサブ冷却回路51に循環させるためのポンプである。サブラジエータ52は、サブ冷却回路51に設けられ、冷却水の熱を外気との熱交換により外部へ放出するサブ放熱部として機能する。インタークーラ26は、サブ冷媒回路を流れる冷却水とカソードガス配管21を流れる空気とを熱交換するサブ吸熱部として機能する。
このようにインタークーラ26を流れる冷却水は、FCスタック11の冷却回路16には流れない。したがって冷却回路16は、FCスタック11の温度だけ着目して冷却制御を実施することができる。またサブ冷却回路51は、空気温度を独自に制御することができる。
またサブ冷却回路51の制御は、インタークーラ26に流れる空気温度で判断するのではなく、FCスタック11の温度の履歴と、インピーダンスで判断してインタークーラ26に流れる流量と温度を制御してもよい。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
前述の実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の各実施形態では、第1乾き度は第1閾値β1に対応し、第2乾き度は第2閾値β2に対応し、第3乾き度は第3閾値β3に対応する。また第1発電量は、閾発電量γに対応する。
前述の第1実施形態では、FCスタック11は、固体高分子形燃料電池であったが、FCスタック11の種類はこれに限定されるものではなく、リン酸形燃料電池、溶融炭酸塩形燃料電池等であってもかまわない。
前述の第1実施形態では、冷却部は冷却回路16によって実現されているが、冷却回路16に限るものではなく、他の冷却装置によって実現してもよい。
前述の第1実施形態では、インピーダンスがFCスタック11の乾燥の度合いを示す指標であったが、乾燥度合いを示す指標はインピーダンスに限るものではない。電解質膜の乾き度合いを検出する検出部として、たとえばインピーダンスが正しく計測できない低負荷、すなわち低電流では、別の方法で乾き度を推定してもよい。たとえばFCスタック11の温度、空気圧力、空気温度および電流から生成水量と空気による水持出しで水の収支を演算して乾き度合いを推定してもよい。
前述の第1実施形態において、燃料電池用ECU17によって実現されていた機能は、前述のものとは異なるハードウェアおよびソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって実現してもよい。燃料電池用ECU17は、たとえば他の制御装置と通信し、他の制御装置が処理の一部または全部を実行してもよい。燃料電池用ECU17が電子回路によって実現される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路によって実現することができる。
10…燃料電池システム 11…FCスタック(燃料電池)
16…冷却回路(冷却部,冷媒回路) 17…燃料電池用ECU(検出部,制御部)
21…カソードガス配管(管路) 22…エアコンプレッサ(圧縮機)
23…エアフローメータ 24…温度計測部 25…圧力計測部
26…インタークーラ(熱交換部,サブ吸熱部) 42…ラジエータ(放熱部)
44…燃料電池用ポンプ(ポンプ) 45…第1温度センサ(温度検出部)
46…第2温度センサ(温度検出部) 50…空気冷却部
51…サブ冷却回路(サブ冷媒回路) 52…サブラジエータ(サブ放熱部)
53…サブポンプ 54…第3温度センサ

Claims (5)

  1. 燃料電池(11)によって発電する燃料電池システムであって、
    冷媒を前記燃料電池に供給して、前記燃料電池を冷却する冷却部(16)と、
    前記燃料電池の電解質膜の乾き度合いを検出する検出部(17)と、
    冷媒の温度を検出する温度検出部(45,46)と、
    前記冷却部を制御する制御部(17)と、を含み、
    前記制御部は、
    前記検出部によって検出された乾き度が、所定の第1乾き度以上となると、前記冷却部を駆動して前記燃料電池を冷却するように制御し、
    前記検出部によって検出された乾き度が、前記第1乾き度よりも低い第2乾き度以下となるまで冷却を継続するように前記冷却部を制御し、
    冷媒の温度が所定の第1温度以上であり、かつ前記燃料電池の発電量が所定の第1発電量以下となると、前記冷却部を駆動して前記燃料電池を冷却するように制御し、
    冷媒の温度が前記第1温度よりも低い第2温度以下となり、かつ前記乾き度が前記第2乾き度以下となるか、または前記燃料電池の発電量が前記第1発電量以上となるまで冷却を継続するように前記冷却部を制御する燃料電池システム。
  2. 記制御部は、
    冷媒の温度が所定の第1温度以上であり、かつ前記乾き度が前記第1乾き度以上となると、前記冷却部を駆動して前記燃料電池を冷却するように制御し、
    冷媒の温度が前記第1温度よりも低い第2温度以下となり、かつ前記乾き度が前記第2乾き度以下となるまで冷却を継続するように前記冷却部を制御する請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記燃料電池は、空気と水素とを反応させて発電し、
    前記燃料電池に空気を供給する圧縮機(22)をさらに含み、
    前記冷却部は、冷媒が循環する冷媒回路(16)と、冷媒回路内に冷媒を圧送するポンプ(44)と、冷媒回路を流れる冷媒と外気とを熱交換する放熱部(42)と、前記圧縮機から前記燃料電池に空気を送る管路(21)に設けられ、前記管路を通過する空気と冷媒回路内の冷媒とを熱交換する熱交換部(26)とを含む請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池は、空気と水素とを反応させて発電し、
    前記燃料電池に空気を供給する圧縮機(22)と、前記圧縮機から前記燃料電池に空気を送る管路(21)に設けられ、前記管路を通過する空気を冷却する空気冷却部(50)と、をさらに含み、
    前記冷却部は、冷媒が循環する冷媒回路(16)と、冷媒回路内に冷媒を圧送するポンプ(44)と、冷媒回路を流れる冷媒と外気とを熱交換する放熱部(42)と、を含み、
    前記空気冷却部は、冷媒が循環するサブ冷媒回路(51)と、前記サブ冷媒回路内に冷媒を圧送するサブポンプ(53)と、前記サブ冷媒回路を流れる冷媒と外気とを熱交換するサブ放熱部(52)と、前記サブ冷媒回路を流れる冷媒と前記管路を流れる空気とを熱交換するサブ吸熱部(26)と、を含む請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  5. 前記制御部は、前記乾き度が所定の前記第1乾き度よりも高い第3乾き度以上となると、前記燃料電池を所定の発電量で発電するように制御する請求項1〜のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
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