JP6693233B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本明細書に開示される技術は、定着装置に関する。
例えばプリンタや複写機に設けられる定着装置として、ベルト定着方式の定着装置が知られている。ベルト定着方式の定着装置は、円筒状のベルトと、加圧部材と、ニップ形成手段と、支持ステイと、加熱部材とを備えている。加圧部材は、ベルトの幅方向に延びており、ベルトの外周面に接触する。ニップ形成手段は、ベルトに対して加圧部材とは反対側に配置され、ベルトの幅方向に延びており、加圧部材からの荷重を受ける。支持ステイは、ベルトの内周側であり、かつ、ニップ形成手段に対して加圧部材とは反対側に配置され、ベルトの幅方向に延びており、ニップ形成手段が加圧部材から離間する方向に移動するのを阻止する。このような定着装置では、シートが、ベルトと加圧部材との間を搬送される際に、加熱部材からの熱によって加熱される。
このような定着装置において、ニップ形成手段がベルトの幅方向における両端部で支持されていると、ベルトの幅方向におけるニップ形成手段の中央部が、加圧部材からの荷重を受けて加圧部材から離間する方向に撓む。そのため、ベルトの幅方向におけるニップ形成手段の中央部を、ベルトの幅方向におけるニップ形成手段の両端部よりも加圧部材側に突出させている定着装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2012−145709号公報
このような構成のニップ形成手段を備える定着装置では、シートがベルトを介してニップ形成手段から受ける力が、ベルトの幅方向における両端部では弱く、ベルトの幅方向における中央部では強いため、シートの幅方向で搬送速度の差が生じ、シートにしわが発生する可能性がある。
本明細書では、シートにしわが発生するのを抑制することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、以下の形態として実現することが可能である。
本明細書に開示される定着装置は、円筒状のベルトと、前記ベルトの幅方向に延びており、前記ベルトの内周面に接触する板状の第1部材と、前記第1部材よりも前記ベルトの内周側に配置され、前記幅方向に延びている桁状の第2部材と、前記ベルトの幅方向に延びており、前記ベルトの外周面に接触し、前記第1部材に向かう第1方向に前記ベルトを押圧する加圧部材と、加熱部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に配置され、前記第1部材と前記第2部材とに接触し、前記幅方向に延びている第1支持部と、前記第1部材と前記第2部材との間であり、かつ、前記ベルトの進行方向において前記第1支持部より下流側に配置され、前記第1部材と前記第2部材とに接触し、前記幅方向に延びている第2支持部と、を備え、前記第2支持部の前記幅方向における中央部の前記第1方向の高さは、前記第2支持部の前記幅方向における両端部の前記第1方向の高さよりも高く、前記第2支持部の前記中央部の前記第1方向の高さと、前記第2支持部の前記両端部のいずれか一方の前記第1方向の高さとの差は、前記第1支持部の前記幅方向における中央部の前記第1方向の高さと、前記第1支持部の前記幅方向の両端部のいずれか一方の前記第1方向の高さとの差よりも大きい。
本定着装置では、第1部材と第2部材との間に、ベルトの幅方向に延びている第1支持部と第2支持部とが設けられており、第2支持部の幅方向の中央部の高さが、第2支持部の幅方向の両端部の高さよりも高く、第2支持部の幅方向の中央部といずれか一方の端部との高さの差が、第1支持部の幅方向の中央部といずれか一方の端部との高さの差よりも大きい。そのため、ベルトと加圧部材との間に搬送されたシートが、第1支持部により支持された状態で、シートの幅方向の各端部が、幅方向の中央部から各端部に向かう方向に引っ張られる。そのため、シートにしわが発生するのを抑制することができる。
一実施形態のプリンタ10の全体構成を示す概略図 一実施形態の定着装置700の左側面図 一実施形態の定着装置700の加熱部710の分解図 一実施形態のニップ板730の斜視図 図4のV−Vの位置におけるニップ板730の断面図 図4のVI−VIの位置におけるニップ板730の断面図 ニップ部Pに位置するシートWに加わる荷重PA、PB、PCの分布と、シートWの左右方向における各部分において搬送力を受ける方向R2を示す説明図 他の実施形態のニップ板730Aの斜視図 図8のIX−IXの位置におけるニップ板730Aの断面図 他の実施形態の定着装置700Bの左側面図
一実施形態のプリンタ10について説明する。図1は、プリンタ10の全体構成を示す概略図である。図1には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上側といい、Z軸負方向を下側といい、X軸正方向を前側といい、X軸負方向を後ろ側といい、Y軸正方向を右側といい、Y軸負方向を左側というものとする。図2以降についても同様である。
プリンタ10は、例えばブラックのトナー(現像剤)を用いて、記録用紙やOHPシート等のシートWに画像を形成する電子写真式のプリンタである。プリンタ10は、画像形成装置の一例である。
図1に示すように、プリンタ10は、筐体100と、シート供給部200と、画像形成部400とを備える。筐体100は、シート供給部200と画像形成部400とを収容する。また、筐体100の上面には、排出口110と、排出トレイ120とが形成されており、筐体100内の排出口110付近に排出ローラ130が設けられている。
シート供給部200は、トレイ210と、ピックアップローラ220とを備える。トレイ210は、シートWを収容する収容体である。ピックアップローラ220は、トレイ210に収容されたシートWをトレイ210から1枚ずつ取り出して、画像形成部400に向けて搬送する。
画像形成部400は、露光部500と、プロセス部600と、定着装置700とを備える。露光部500は、レーザ光L(光ビーム)を、プロセス部600に備えられた感光体610に照射する。
プロセス部600は、感光体610と、帯電部620と、現像部630と、転写部640とを備える。帯電部620は、感光体610の表面を一様に帯電させる。帯電部620により帯電された感光体610の表面に、露光部500からのレーザ光Lが照射されると、感光体610の表面に静電潜像が形成される。現像部630によって感光体610の表面にトナーが供給されると、感光体610の表面に形成された静電潜像が現像されてトナー像が形成される。感光体610の表面に形成されたトナー像は、転写部640によって、感光体610と転写部640との間の位置を通過するシートW上に転写される。
定着装置700は、プロセス部600を通過したシートWを加熱し、シートWに転写されたトナー像をシートWに定着させる。これにより、シートWに画像が形成される。定着装置700の詳細な構成について後述する。排出ローラ130は、定着装置700を通過したシートWを、排出口110を介して排出トレイ120へと排出する。以下、シート供給部200から排出ローラ130に至るまでのシートWの搬送経路を、搬送経路R1と呼ぶ。以下、定着装置700において、シートWが搬送経路R1に沿って搬送される方向を「搬送方向F」ということがある。
図2は、定着装置700の左側面図であり、図3は、定着装置700の加熱部710の分解図である。図1から図3に示すように、定着装置700は、加熱部710と、加熱部710の下側に配置されている加圧部720と、加圧部720を加熱部710に向けて押圧する押圧部900とを備える。
加熱部710は、長手方向が左右方向に延び、定着ベルト711と、ハロゲンヒータ713と、反射部材740と、ステイ750と、断熱部材760と、ニップ板730と、ガイド部材712とを備える。
定着ベルト711は、左右方向に延びる円筒状に形成され、ポリイミド樹脂の基材の外周面がフッ素樹脂でコーティングされたものである。定着ベルト711は、中心軸が左右方向となるように配置されており、中心軸方向に延びている。定着ベルト711は、中心軸周りに回転可能に設けられている。左右方向は、定着ベルト711の幅方向の一例である。また、搬送方向Fは、定着ベルト711の進行方向の一例である。
ハロゲンヒータ713は、長尺状の発熱体であり、ハロゲンヒータ713の長手方向が左右方向に延びている。ハロゲンヒータ713は、定着ベルト711の内周側において、定着ベルト711の内周面から間隔を空けて配置されている。ハロゲンヒータ713は、加熱部材の一例である。
反射部材740は、金属製の板状部材であり、定着ベルト711の内周側において、ハロゲンヒータ713を挟んで定着ベルト711の内周面と反対側に配置されている。反射部材740は、左右方向視で略U字状に屈曲しており、前後方向に間隔を空けて配置される一対の屈曲部744、746と、一対の屈曲部744、746の上端を連結する反射上部742とを有する。屈曲部746は、屈曲部744よりも後ろ側に配置されている。反射上部742の上面は、鏡面加工が施されており、反射部材740は、ハロゲンヒータ713からの輻射熱を定着ベルト711に反射させる。左右方向視は、幅方向視の一例である。
ステイ750は、左右方向視で略U字状に屈曲した鋼板であり、長手方向が左右方向に延びている。ステイ750は、定着ベルト711の内周側において、反射部材740の下側に配置されており、後述するニップ板730よりも定着ベルト711の内周側に配置されている。ステイ750は、前後方向に間隔を空けて配置される一対のステイ側壁754、756と、一対のステイ側壁754、756の下端を連結するステイ下部752とを有する。ステイ側壁754は、屈曲部744よりも後ろ側に配置されている。ステイ側壁756は、ステイ側壁754よりも後ろ側に配置されており、屈曲部746よりも前側に配置されている。ステイ750は、左右方向両端側の被押圧部757に、加圧部720に向けて付勢力FPが加わる構成であり、左右一対の被押圧部757を結ぶ桁状となっている。ステイ750は、加圧部720からの荷重を受けるニップ板730を支持する。
断熱部材760は、左右方向視で略U字状に屈曲した樹脂製の部材であり、定着ベルト711の内周側において、ステイ750の外周側を覆うように配置されている。断熱部材760は、ステイ側壁754の前側を覆う断熱側壁764と、ステイ側壁756の後ろ側を覆う断熱側壁766と、ステイ下部752の下側を覆う断熱下部762とを有する。断熱側壁764は、前後方向において屈曲部744とステイ側壁754との間に配置されており、屈曲部744とステイ側壁754とに接触している。断熱側壁766は、前後方向においてステイ側壁756と屈曲部746との間に配置されており、ステイ側壁756と屈曲部746とに接触している。断熱部材760は、ニップ板730からステイ750に熱が伝わること、および、反射部材740からステイ750に熱が伝わることを抑制する。ステイ750と断熱部材760とを合わせたものが、第2部材の一例である。
ニップ板730は、定着ベルト711の内周側において、断熱部材760の断熱下部762と定着ベルト711との間に配置されており、定着ベルト711の内周面に接触している。ニップ板730の詳細な構成について後述する。
ガイド部材712は、外周が円弧状に形成された樹脂製の部材である。ガイド部材712は、定着ベルト711の内周側において、反射部材740とステイ750と断熱部材760とから構成される構造体770の前側および後ろ側を覆うように配置されている。ガイド部材712は、回転移動する定着ベルト711の内周面をガイドする。
加圧部720は、金属製のシャフト721に円筒状の弾性層722が被覆された部材であり、長手方向が左右方向に沿っている。図1に示すように、加圧部720は、搬送経路R1に対して加熱部710とは反対側であって、加熱部710の下側に配置され、定着ベルト711の外周面に接触している。加圧部720は、左右方向と略平行な回転軸周りに回転可能に設けられている。シャフト721の左右方向両端には、ステイ750に向けて付勢力FPが加わる構成となっている。これにより、加圧部720は、ニップ板730に向かう上側に向けて定着ベルト711を押圧し、定着ベルト711と加圧部720との間にニップ部Pが形成されている。加圧部720は、加圧部材の一例である。
押圧部900は、ステイ750およびシャフト721の左右方向両端に付勢力FPを加える構成であり、一対の押圧部900が、ステイ750およびシャフト721の左右方向両端にそれぞれ設けられている。各押圧部900は、上側アーム910と、下側アーム920と、付勢バネ940とを備える。
上側アーム910は、前後方向に延びる形状の部材であり、上側アーム910は、ステイ750の被押圧部757を下方に押圧している。上側アーム910は、左右方向視でL字状の部材であり、下側アーム920は、シャフト721の軸受けを支持している。上側アーム910と下側アーム920とは、上側アーム910と下側アーム920との前端部に設けられた回転軸930により、相互に回転可能に支持されている。
付勢バネ940は、コイイルバネであり、上側アーム910の後端部と下側アーム920の後端部との間に引っ張られた状態で連結されている。付勢バネ940の付勢力により、ステイ750の被押圧部757に、加圧部720に向けて付勢力FPが加わり、シャフト721の左右方向両側に、ステイ750に向けて付勢力FPが加わる。
定着装置700では、ハロゲンヒータ713が発熱すると、ハロゲンヒータ713によって定着ベルト711が加熱され、定着ベルト711の温度が上昇する。また、加圧部720のシャフト721が駆動力により回転駆動されると、定着ベルト711が従動して回転移動する。プロセス部600を通過したシートWは、定着ベルト711および加圧部720によって搬送方向Fに搬送されてニップ部Pに到達すると、定着ベルト711とニップ板730と加圧部720とによって加圧されつつ、定着ベルト711によって加熱される。
図4は、ニップ板730の斜視図である。ニップ板730は、樹脂製の板状部材であり、ベース部732と、第1支持部734と、第2支持部736とを備える。ベース部732は、上下方向における厚さ(以下、単に「厚さ」という)が均一の板状の部材であり、ベース部732の長手方向が左右方向に延びており、ベース部732の短手方向が搬送方向Fに沿っている。ベース部732の下面は、定着ベルト711の内周面に接触している(図2参照)。ベース部732の下面および前後方向の側面には、定着ベルト711とベース部732との間の摩擦を抑制するための低摩擦部材738が貼り付けられている。低摩擦部材738は、ベース部732と比較して定着ベルト711の内周面との摩擦力が小さい部材であり、例えば潤滑剤が含浸された繊維である。ベース部732は、第1部材の一例である。
第1支持部734と第2支持部736とは、ベース部732の上面に形成されており、ベース部732と断熱部材760との間に配置されている。第1支持部734と第2支持部736とは、ベース部732と一体に形成されている。
第1支持部734は、ベース部732の上面の内、搬送方向Fの上流側に配置されており、左右方向に伸びている。第1支持部734は、左右方向に一定の間隔を空けて設けられた3つのリブ734A、734B、734Cから構成されている。リブ734Aは、ベース部732の上面の左側に形成されており、第1支持部734の左端部を構成している。リブ734Bは、ベース部732の上面の中央に形成されており、第1支持部734の中央部を構成している。リブ734Cは、ベース部732の上面の右側に形成されており、第1支持部734の右端部を構成している。リブ734A、734B、734Cは、支持体の一例である。
リブ734A、734B、734Cの少なくとも1つは、断熱部材760に接触している。図4に示すように、断熱部材760に接触するリブ734A、734B、734Cの上端部の外周形状は、左右方向視で円弧状をしている。リブ734A、734B、734Cの上端部は、左右方向に延びており、上下方向視で、リブ734A、734B、734Cの上端部の左右方向における寸法は、リブ734A、734B、734Cの上端部の搬送方向Fにおける寸法よりも長い。リブ734A、734B、734Cの上端部は、第1接触部分の一例である。
第2支持部736は、ベース部732の上面の内、第1支持部734よりも搬送方向Fの下流側に配置されており、左右方向に伸びている。第2支持部736は、左右方向に一定の間隔を空けて設けられた3つのリブ736A、736B、736Cから構成されている。リブ736Aは、ベース部732の上面の左側に形成されており、第2支持部736の左端部を構成している。リブ736Bは、ベース部732の上面の中央に形成されており、第2支持部736の中央部を構成している。リブ736Cは、ベース部732の上面の右側に形成されており、第2支持部736の右端部を構成している。以後、リブ736Bを「第2支持部736の中央部」ということがあり、リブ736Aおよびリブ736Cを「第2支持部736の両端部」ということがある。リブ736A、736B、736Cは、支持体の別例である。
リブ736A、736B、736Cの少なくとも1つは、断熱部材760に接触している。図4に示すように、断熱部材760に接触するリブ736A、736B、736Cの上端部の外周形状は、左右方向視で円弧状をしている。リブ736A、736B、736Cの上端部は、左右方向に延びており、上下方向視で、リブ736A、736B、736Cの上端部の左右方向における寸法は、リブ736A、736B、736Cの上端部の搬送方向Fにおける寸法よりも長い。リブ736A、736B、736Cの上端部は、第2接触部分の一例である。
図5は、図4のV−Vの位置におけるニップ板730の断面図である。V−Vは、リブ734A、734B、734Cの上端部を通り、ベース部732に直交する面を示している。図5には、前後方向に直交し、第1支持部734を含む断面の断面図が示されている。第1支持部734では、3つのリブ734A、734B、734Cの上下方向における高さ(以下、単に「高さ」という)がHT1で等しい。つまり、第1支持部734の中央部の高さと、第1支持部734の両端部の高さとの差はゼロとなる。上下方向は、第1方向の一例である。
図6は、図4のVI−VIの位置におけるニップ板730の断面図である。VI−VIは、リブ736A、736B、736Cの上端部を通り、ベース部732に直交する面を示している。図6には、前後方向に直交し、第2支持部736を含む断面の断面図が示されている。第2支持部736では、3つのリブ736A、736B、736Cのうち、リブ736Aとリブ736Cとの高さがHT1で等しい一方、リブ736Bの高さが、HT1よりも大きいHT2となる。つまり、第2支持部736の中央部の高さは、第2支持部736の両端部の高さよりも高く、第2支持部736の中央部の高さと、第2支持部736の両端部のいずれか一方の高さとの差は正の値となり、第1支持部734の中央部の高さと、第1支持部734の両端部の高さとの差よりも大きい。
本実施形態では、ニップ板730と断熱部材760との間に、左右方向に伸びている第1支持部734と第2支持部736とが設けられている。第2支持部736の中央部の高さは、第2支持部736の両端部の高さよりも高く、第2支持部736の中央部といずれか一方の端部との高さの差は、第1支持部734の中央部といずれか一方の端部との高さの差よりも大きい。そのため、ニップ部Pに搬送されたシートWには、第1支持部734および第2支持部736の高さに起因した荷重が加わる。
図7は、ニップ部Pに位置するシートWに加わる荷重PA、PB、PCの分布と、シートWの左右方向における各部分において搬送力を受ける方向R2を示す説明図である。図7に示すように、ニップ部Pに位置するシートWには、搬送方向Fの下流側、かつ、左右方向の中央部(以下、「下流側中央部」という)で最も大きい荷重PAが加わり、下流側中央部から離れるに従って、加わる荷重が小さくなる(PA>PB>PC)。シートWは、加えられる荷重が大きい部分ほど遅く、加えられる荷重が小さい部分ほど速く搬送され、この結果、シートWには、搬送速度の遅い部分から速い部分に向けて移動しようとする力FCが加わる。そのため、本実施形態では、搬送方向Fの上流側に比べて、搬送方向Fの下流側において、左右方向の中央部から両端部に向けた力FCが強くなる。
本実施形態では、搬送方向Fの上流側に加わる力FCと、搬送方向Fの下流側に加わる力FCとの差を利用して、シートWのシワの発生を抑制する。具体的には、搬送方向Fの上流側では、力FCが下流側と比較して弱いことから、ニップ部Pに進入した直後のシートWには左右方向に引っ張る力は弱くなり、シートWはニップ部に保持される。搬送方向Fの下流側では、第1支持部734により保持されたシートWを、上流側と比較して強い力FCにより、左右方向の中央部から両端部に向けて引っ張る。これにより、シートWにしわが発生するのを抑制することができる。
本実施形態では、第1支持部734の高さが、左右方向中央部と両端部とにおいて等しい。そのため、第1支持部734の高さが、左右方向において異なる部分が存在する場合に比べて、例えば第1支持部734の高さの差に起因して搬送方向Fの上流側で力FCが加わることを抑制することができ、ニップ部Pに進入した直後のシートWの挙動を安定させることができる。
本定着装置では、第1支持部734と第2支持部736とが、ニップ板730のベース部732と一体に形成されている。そのため、第1支持部734と第2支持部736とが、ベース部732と別体に形成されている場合に比べて、第1支持部734や第2支持部736の高さを精度よく規定することができる。
本定着装置では、第1支持部734のリブ734A、734B、734Cの上端部と、第2支持部736のリブ736A、736B、736Cの上端部との外周形状が、左右方向視で円弧状である。そのため、第1支持部734のリブ734A、734B、734Cの上端部と、第2支持部736のリブ736A、736B、736Cの上端部とが、左右方向視で例えば平面状である場合に比べて、ニップ板730のベース部732がステイ750や断熱部材760に対して傾いて配置された場合でも、リブ734A、734B、734Cの少なくとも1つの上端部と、リブ736A、736B、736Cの少なくとも1つの上端部とを、安定した状態で断熱部材760に接触させることができ、第1支持部734と第2支持部736との高さに応じて、シートWに力を加えることができる。
本定着装置では、第1支持部734におけるリブ734A、734B、734Cの上端部は、左右方向に延びており、上下方向視で、リブ734A、734B、734Cの上端部の左右方向における寸法は、リブ734A、734B、734Cの上端部の搬送方向Fにおける寸法よりも長い。そのため、リブ734A、734B、734Cの上端部の左右方向における寸法が、リブ734A、734B、734Cの上端部の搬送方向Fにおける寸法と同じか、それより短い場合に比べて、リブ734A、734B、734Cの上端部が断熱部材760に接触する際の接触面積を増加させることができ、リブ734A、734B、734Cの上端部における荷重集中を抑制することができる。
同様に、第2支持部736におけるリブ736A、736B、736Cの上端部は、左右方向に延びており、上下方向視で、リブ736A、736B、736Cの上端部の左右方向における寸法は、リブ736A、736B、736Cの上端部の搬送方向Fにおける寸法よりも長い。そのため、リブ736A、736B、736Cの上端部の左右方向における寸法が、リブ736A、736B、736Cの上端部の搬送方向Fにおける寸法と同じか、それより短い場合に比べて、リブ736A、736B、736Cの上端部が断熱部材760に接触する際の接触面積を増加させることができ、リブ736A、736B、736Cの上端部における荷重集中を抑制することができる。
本定着装置では、第1支持部734が、左右方向に一定の間隔を空けて設けられた3つのリブ734A、734B、734Cから構成されている。そのため、第1支持部734が、左右方向に連続する1つのリブから構成されている場合に比べて、第1支持部734から断熱部材760に熱が伝わることを抑制することができる。
同様に、第2支持部736が、左右方向に一定の間隔を空けて設けられた3つのリブ736A、736B、736Cから構成されている。そのため、第2支持部736が、左右方向に連続する1つのリブから構成されている場合に比べて、第2支持部736から断熱部材760に熱が伝わることを抑制することができる。また、第2支持部736が、左右方向に一定の間隔を空けて設けられた3つのリブ736A、736B、736Cから構成されることで、第2支持部736の中央部の高さを、第2支持部736の両端部の高さよりも高くして形成しやすい。
図8は、他の実施形態における定着装置700Aのニップ板730Aの斜視図である。以下では、他の実施形態における定着装置700Aの構成の内、上述した一実施形態における定着装置700の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
本実施形態のニップ板730Aは、ベース部732と、第1支持部734と、第2支持部736とに加えて、第3支持部735を備える。第3支持部735は、ベース部732の上面に形成されており、ベース部732と断熱部材760との間に配置されている。第3支持部735は、ベース部732と一体に形成されている。
第3支持部735は、搬送方向Fにおいて第1支持部734と第2支持部736との間に配置されており、左右方向に伸びている。つまり、第3支持部735は、第1支持部734よりも搬送方向Fの下流側であり、第2支持部736よりも搬送方向Fの上流側に配置されている。第3支持部735は、左右方向に一定の間隔を空けて設けられた3つのリブ735A、735B、735Cから構成されている。リブ735Aは、ベース部732の上面の左側に形成されており、第3支持部735の左端部を構成している。リブ735Bは、ベース部732の上面の中央に形成されており、第3支持部735の中央部を構成している。リブ735Cは、ベース部732の上面の右側に形成されており、第3支持部735の右端部を構成している。
リブ735A、735B、735Cの少なくとも1つは、断熱部材760に接触している。図8に示すように、断熱部材760に接触するリブ735A、735B、735Cの上端部の外周形状は、左右方向視で円弧状をしている。
図9は、図8のIX−IXの位置におけるニップ板730Aの断面図である。IX−IXは、リブ735A、735B、735Cの上端部を通り、ベース部732に直交する面を示している。図8には、左右方向に直交し、第1支持部734のリブ734Bと、第3支持部735のリブ735Bと、第2支持部736のリブ736Bとを含む断面の断面図が示されている。図8に示すように、第3支持部735のリブ735Bの高さは、第1支持部734のリブ734Bの高さよりも高く、第2支持部736のリブ736Bの高さよりも低い。つまり、第3支持部735の中央部の高さは、第1支持部734の中央部の高さよりも高く、かつ、第2支持部736の中央部の高さよりも低い。
また、第3支持部735の中央部と第2支持部736の中央部との間の搬送方向Fにおける距離LG2は、第1支持部734の中央部と第3支持部735の中央部との間の搬送方向Fにおける距離LG1よりも短い。ここで、「距離LG2」とは、詳細には、第3支持部735のリブ735Bの頂点部分XCと第2支持部736のリブ736Bの頂点部分XBとの間の搬送方向Fにおける距離を意味する。また、「距離LG1」とは、詳細には、第1支持部734のリブ734Bの頂点部分XAと頂点部分XCとの間の搬送方向Fにおける距離を意味する。なお、本明細書において、「頂点部分」とは、対象リブの内の最も高い部分を意味しており、断熱部材760に接触する部分でもある。距離LG1は、第1距離の一例であり、距離LG2は、第2距離の一例である。
さらに、第3支持部735の中央部と第2支持部736の中央部との間の傾きSL2は、第1支持部734の中央部と第3支持部735の中央部との間の傾きSL1よりも大きい。ここで、「傾きSL2」とは、詳細には、頂点部分XBと頂点部分XCとの間の高さの差を距離LG2で除した値である。また、「傾きSL1」とは、詳細には、頂点部分XCと頂点部分XAとの間の高さの差を距離LG1で除した値である。傾きSL1は、第1傾きの一例であり、傾きSL2は、第2傾きの一例である。
本実施形態では、搬送方向Fにおいて第1支持部734と第2支持部736との間に第3支持部735が設けられている。第3支持部735の中央部の高さは、第1支持部734の中央部の高さよりも高く、かつ、第2支持部736の中央部の高さよりも低い。つまり、第1支持部734と第2支持部736と第3支持部735との中央部の高さを、搬送方向Fの上流側から下流側に向けて徐々に高くすることができる。そのため、第3支持部735が設けられない場合に比べて、ニップ部Pに搬送されたシートWに加わる荷重が急激に変化するのを抑制することができ、シートWにしわが発生するのを抑制することができる。
本定着装置では、第3支持部735の中央部と第2支持部736の中央部との間の傾きSL2が、第1支持部734の中央部と第3支持部735の中央部との間の傾きSL1よりも大きい。そのため、第1支持部734と第2支持部736と第3支持部735との中央部の傾きを、搬送方向Fの上流側に比べて下流側で大きくすることができる。
本定着装置では、第3支持部735の中央部と第2支持部736の中央部との間の搬送方向Fにおける距離LG2は、第1支持部734の中央部と第3支持部735の中央部との間の搬送方向Fにおける距離LG1よりも短い。そのため、距離LG2が距離LG1と同じかそれよりも長い場合に比べて、第1支持部734と第2支持部736と第3支持部735との中央部の傾きを、搬送方向Fの上流側に比べて下流側で大きくしやすい。
図10は、他の実施形態における定着装置700Bの左側面図である。以下では、他の実施形態における定着装置700Bの構成の内、上述した一実施形態における定着装置700の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
本実施形態の定着装置700Bは、一実施形態における定着装置700に比べて、加熱部710Bの構造が異なる。本実施形態の加熱部710Bは、定着ベルト711と、ハロゲンヒータ713と、ニップ部材730Bと、ステイ750Bと、反射部材740Bと、ガイド部材712とを備える。
ニップ部材730Bは、金属製の板状部材であり、例えば、アルミニウムなどから形成されている。ニップ部材730Bは、定着ベルト711の内周側において、ハロゲンヒータ713の下側に配置されており、ニップ部材730Bの下面が、定着ベルト711の内周面に接触している。ニップ部材730Bは、ベース部732の長手方向が左右方向に延びており、ベース部732の短手方向が搬送方向Fに沿っている。なお、本実施形態のニップ部材730Bの上面には、支持部が形成されていない。ニップ部材730Bは、第1部材の別例である。
ステイ750Bは、左右方向視で略U字状に屈曲した桁状の鋼板であり、下側に開口している。ステイ750Bは、ステイ750Bの長手方向が左右方向に延びている。ステイ750Bは、ハロゲンヒータ713を挟んで前後方向に並んで配置される一対のステイ側壁754B、756Bと、ハロゲンヒータ713に対してニップ部材730Bとは反対側に配置され、一対のステイ側壁754B、756Bのニップ部材730Bから遠い側の端部、つまり、上端を連結するステイ上部752Bとを有する。ステイ側壁754Bは、ハロゲンヒータ713の前側に配置されており、ステイ側壁756Bは、ハロゲンヒータ713の後ろ側に配置されている。ステイ750Bは、ハロゲンヒータ713の外周の一部の領域であって、ニップ部材730B側の領域を除く領域を囲むように配置されている。ステイ側壁754B、756Bは、第1壁部の一例であり、ステイ上部752Bは、第2壁部の一例である。ステイ750Bは、第2部材の別例である。
反射部材740Bは、金属製の板状部材であり、反射部材740Bの長手方向が左右方向に延びている。反射部材740Bは、左右方向視で略U字状に屈曲しており、下側に開口している。反射部材740Bは、定着ベルト711の内周側において、ハロゲンヒータ713とステイ750Bとの間に配置されている。具体的には、反射部材740Bは、ハロゲンヒータ713とステイ側壁754Bとの間に配置された反射側壁744Bと、ハロゲンヒータ713とステイ側壁756Bとの間に配置された反射側壁746Bと、ハロゲンヒータ713とステイ上部752Bとの間に配置された反射上部742Bとを有する。ハロゲンヒータ713側の反射部材740Bの内面には、鏡面加工が施されており、反射部材740Bは、ハロゲンヒータ713からの輻射熱をニップ部材730B側の定着ベルト711に反射させる。
図10の拡大図Aに示すように、反射側壁744Bの先端部745Bは、反射側壁744Bから前側に屈曲しており、ニップ部材730Bとステイ側壁754Bとの間に入り込んでいる。先端部745Bは、ニップ部材730Bとステイ側壁754Bとの間に配置されており、先端部745Bの長手方向が左右方向に延びている。先端部745Bは、ニップ部材730Bとステイ側壁754Bとに接触している。先端部745Bは、第1支持部の別例である。
また、図10の拡大図Bに示すように、反射側壁746Bの先端部747Bは、反射側壁746Bから後ろ側に屈曲しており、ニップ部材730Bとステイ側壁756Bとの間に入り込んでいる。先端部747Bは、搬送方向Fにおいて先端部745Bより下流側であって、ニップ部材730Bとステイ側壁756Bとの間に配置されており、先端部747Bの長手方向が左右方向に延びている。先端部747Bは、ステイ側壁756Bとニップ部材730Bとに接触している。先端部747Bは、第2支持部の別例である。
先端部745Bでは、先端部745Bの高さが、左右方向の中央部と両端部とにおいて反射部材740Bの板厚HT3に等しい(図10 拡大図A参照)。つまり、先端部745Bの中央部の高さと、先端部745Bの両端部のいずれか一方の高さとの差はゼロとなる。一方、先端部747Bでは、左右方向の中央部において先端部747Bが折り返されており(図10 拡大図B参照)、先端部747Bの中央部の高さが板厚HT3の2倍となり、先端部747Bの両端部の高さよりも高い。そのため、先端部747Bの中央部の高さと、先端部747Bの両端部のいずれか一方の高さとの差は正の値となり、先端部745Bの中央部の高さと、先端部745Bの両端部のいずれか一方の高さとの差よりも大きい。
本実施形態では、ニップ部材730Bとステイ側壁754Bとの間に、左右方向に伸びている先端部745Bが設けられており、ニップ部材730Bとステイ側壁756Bとの間に、左右方向に伸びている先端部747Bが設けられている。先端部747Bの中央部の高さは、先端部747Bの両端部の高さよりも高く、先端部747Bの中央部といずれか一方の端部との高さの差は、先端部745Bの中央部といずれか一方の端部との高さの差よりも大きい。そのため、シートWにしわが発生するのを抑制することができる。
先端部745Bは、反射側壁744Bから屈曲しており、反射部材740Bと一体に形成されている。同様に、先端部747Bは、反射側壁746Bから屈曲しており、反射部材740Bと一体に形成されている。そのため、先端部745Bと先端部747Bとが、反射部材740Bと別体に形成されている場合に比べて、先端部745Bと先端部747Bとの高さを精度よく規定することができる。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができる。
上記実施形態では、定着装置のベルトとして、樹脂製の定着ベルト711を例示したが、これに限定されず、例えばSUSなどの金属製のベルトが用いられてもよい。
上記実施形態では、ハロゲンヒータ713が定着ベルト711の内周側に配置されているものを例示したが、これに限定されず、ハロゲンヒータ713が定着ベルト711の外周側に配置されていてもよい。この場合、反射部材740は必ずしも必要がない。
上記実施形態では、定着装置の加圧部材として、ローラを示したが、これに限定されず、ベルト状の部材であってもよい。
上記実施形態では、第1支持部734の高さが、左右方向の中央部と両端部とにおいて等しい例を示したが、これに限定されない。第2支持部736の中央部の高さと、第2支持部736の両端部のいずれか一方の高さとの差が、第1支持部734の中央部の高さと、第1支持部734の両端部のいずれか一方の高さとの差よりも大きい範囲において、第1支持部734の中央部の高さが、第1支持部734の両端部の高さよりも高くてもよい。
上記一実施形態では、第1支持部734と第2支持部736とがニップ板730に含まれる、つまり、ベース部732に一体に形成されている例を示したが、これに限定されず、第1支持部734と第2支持部736とが、ベース部732とは別体に、つまり、ニップ板730と別体に形成されていてもよい。さらには、第1支持部734と第2支持部736とが、ステイ750と断熱部材760とのいずれか一方と一体に形成されていてもよい。
上記一実施形態では、第1支持部734が、左右方向に一定の間隔を空けて設けられた3つのリブ734A、734B、734Cから構成されている例を示したが、2つ、または、4つ以上のリブから構成されていてもよい。さらには、第1支持部734が、左右方向に連続する1つのリブから構成されていてもよい。第2支持部736についても同様である。
上記他の実施形態では、第3支持部735の中央部の高さは、第1支持部734の中央部の高さよりも高く、かつ、第2支持部736の中央部の高さよりも低い例を示したが、これに限られず、第3支持部735の中央部の高さは、第1支持部734の中央部の高さと同じでもよい。また、第3支持部735の中央部の高さは、第2支持部736の中央部の高さと同じでもよい。
また、上記実施形態では、定着装置の発熱体として、ハロゲンヒータ713を例示したが、これに限定されず、例えば、赤外線ヒータやカーボンヒータなどでもよい。
700、700A、700B:定着装置 710、710B:加熱部 711:定着ベルト 712:ガイド部材 713:ハロゲンヒータ 720:加圧ローラ 730、730A、730B:ニップ板 732:ベース部 734:第1支持部 734A、734B、734C:リブ 735:第3支持部 735A、735B、735C:リブ 736:第2支持部 736A、736B、736C:リブ 740、740B:反射部材 745B、747B:先端部 750、750B:ステイ 760:断熱部材 770:構造体 900:押圧部 940:付勢バネ F:搬送方向 P:ニップ部 W:シート

Claims (10)

  1. 円筒状のベルトと、
    前記ベルトの幅方向に延びており、前記ベルトの内周面に接触する板状の第1部材と、
    前記第1部材よりも前記ベルトの内周側に配置され、前記幅方向に延びている桁状の第2部材と、
    前記ベルトの幅方向に延びており、前記ベルトの外周面に接触し、前記第1部材に向かう第1方向に前記ベルトを押圧する加圧部材と、
    加熱部材と、
    前記第1部材と前記第2部材との間に配置され、前記第1部材と前記第2部材とに接触し、前記幅方向に延びている第1支持部と、
    前記第1部材と前記第2部材との間であり、かつ、前記ベルトの進行方向において前記第1支持部より下流側に配置され、前記第1部材と前記第2部材とに接触し、前記幅方向に延びている第2支持部と、を備え、
    前記第2支持部の前記幅方向における中央部の前記第1方向の高さは、前記第2支持部の前記幅方向における両端部の前記第1方向の高さよりも高く、
    前記第2支持部の前記中央部の前記第1方向の高さと前記第2支持部の前記幅方向の一端部の前記第1方向の高さとの差と、前記第2支持部の前記中央部の前記第1方向の高さと前記第2支持部の前記幅方向の他端部の前記第1方向の高さとの差とのいずれもが、
    前記第1支持部の前記幅方向における中央部の前記第1方向の高さと前記第1支持部の前記幅方向の一端部の前記第1方向の高さとの差と、前記第1支持部の前記幅方向における中央部の前記第1方向の高さと前記第1支持部の前記幅方向の他端部の前記第1方向の高さとの差のいずれと比較しても大きい、定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置であって、
    前記第1支持部の前記幅方向における中央部の前記第1方向の高さと、前記第1支持部の前記幅方向の両端部の前記第1方向の高さは等しい、定着装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の定着装置であって、
    前記第1支持部と前記第2支持部との少なくとも一方は、前記第1部材と一体に形成されている、定着装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の定着装置であって、
    前記第1支持部の前記第2部材と接触する第1接触部分と、前記第2支持部の前記第2部材と接触する第2接触部分との少なくとも一方の外周形状は、前記幅方向視で円弧状である、定着装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の定着装置であって、
    前記第1支持部の前記第2部材と接触する第1接触部分と、前記第2支持部の前記第2部材と接触する第2接触部分との少なくとも一方は、前記幅方向に延びている、定着装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の定着装置であって、
    前記第1支持部と前記第2支持部との少なくとも一方は、前記幅方向に間隔を空けて設けられた複数の支持体から構成されている、定着装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の定着装置であって、さらに、
    前記第1部材と前記第2部材との間であり、かつ、前記進行方向において前記第1支持部と前記第2支持部との間に配置され、前記幅方向に延びている第3支持部を備え、
    前記幅方向における前記第3支持部の中央部の前記第1方向の高さは、前記幅方向における前記第1支持部の中央部の前記第1方向の高さ以上であり、かつ、前記幅方向における前記第2支持部の中央部の前記第1方向の高さ以下である、定着装置。
  8. 請求項7に記載の定着装置であって、
    前記第1支持部の前記中央部の前記第1方向の高さと、前記第3支持部の前記中央部の前記第1方向の高さとの差を、前記第1支持部の前記中央部と、前記第3支持部の前記中央部との間の前記進行方向における距離で除した第1傾きよりも
    前記第3支持部の前記幅方向における中央部の前記第1方向の高さと、前記第2支持部の前記中央部の前記第1方向の高さとの差を、前記第3支持部の前記中央部と、前記第2支持部の前記中央部との間の前記進行方向における距離で除した第2傾きが大きい、定着装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の定着装置であって、
    前記第1支持部の前記中央部と、前記第3支持部の前記中央部との間の前記進行方向における第1距離よりも、
    前記第3支持部の前記中央部と、前記第2支持部の前記中央部との間の前記進行方向における第2距離が短い、定着装置。
  10. 請求項1または請求項2に記載の定着装置であって、
    前記加熱部材は、前記ベルトの内周側に配置され、
    前記第2部材は、前記加熱部材を挟んで前記進行方向に並んで配置される一対の第1壁部と、前記加熱部材に対して前記第1部材とは反対側に配置され、前記一対の壁部の前記第1部材から遠い側の端部同士を連結する第2壁部とを有し、
    前記定着装置は、さらに、前記加熱部材と前記一対の第1壁部との間、及び、前記加熱部材と前記第2壁部との間に配置されている反射部材を備え、
    前記第1支持部と前記第2支持部とは、前記第1部材と前記一対の第1壁部との間に配置され、前記反射部材と一体に形成されている、定着装置。
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