JP6692061B2 - 保持具及び検査キット - Google Patents

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本開示は、試験片を保持する保持具及び検査キットに関する。
サンプル溶液中に含まれる複数の分析対象を同時に分析するため、複数の試験片を容器に収納した構造とされたイムノクロマトグラフィー用のストリップディスクが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のストリップディスクは、基部及び蓋部を有する容器を備え、基部と蓋部との間に形成される中空部に複数の試験片(ストリップ)が収納されている。蓋部に設けられた開口部に滴下されたサンプル溶液は、各試験片に対応する液体案内路を通り、それぞれの試験片に至る。これにより、複数の試験片を用いて、サンプル溶液中に含まれる複数種類の分析対象を同時に分析することができる。
特許第4851597号公報
ところで、一般に、イムノクロマトグラフィー用の試験片は、工場での製造時にケースに組み込まれて出荷される。この点は、特許文献1に記載のストリップディスクも例外ではなく、工場での製造時に複数の試験片が容器に組み込まれて出荷される。
しかし、工場での製造時に複数の試験片が容器に組み込まれている製品の場合、あらかじめ想定されている複数の分析対象を同時に分析することはできるものの、ユーザが自由に分析対象を選択するようなことはできない、という問題がある。
ここで、ユーザが自由に分析対象を選択するには、分析対象に対応した試験片を組み合わせて使用する必要がある。しかし、上述の通り、特許文献1に記載のストリップディスクでは、ユーザが任意に選択した試験片を容器にセットすることは想定されていない。そのため、特許文献1に記載のストリップディスクの場合、基部から蓋部を取り外す作業を行うこと自体が容易ではない。したがって、容器から試験片を取り外したり、別の試験片を容器にセットしたりすることは困難であり、ユーザが任意に選択した試験片を容器にセットすることが困難である。
また、特許文献1に記載のストリップディスクの場合、上述の通り、容器から試験片を取り外すことを想定していない。そのため、使用後のストリップディスクについては、丸ごと廃棄するしかなく、廃棄物削減の観点からも問題がある。
本開示の一側面は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、ユーザが複数の試験片を自由に選択してセットすることができる保持具と、そのような保持具を備えた検査キットを提供することを目的としている。
本開示の一側面は、サンプル溶液を分析する際に長手方向の一端がサンプル溶液に浸漬され、その際に、一端から他端へ毛細管現象によってサンプル溶液が移動するように構成された試験片を保持するための保持具であって、第1のベース部と、第2のベース部と、折り曲げ部と、固定部と、を備える。第1のベース部は、試験片を保持する際に、試験片に接触する。第2のベース部は、試験片を保持する際に、第1のベース部とは反対側から試験片に接触して、試験片を第1のベース部との間に挟み込む。折り曲げ部は、第1のベース部と第2のベース部とを連結する部分であり、折り曲げ可能に構成されている。固定部は、第1のベース部に設けられた第1部分と、第2のベース部に設けられた第2部分とを有し、折り曲げ部を折り曲げた際に第1部分及び第2部分が互いに接触して固定される。ただし、第1部分と第2部分との固定状態は、手作業である程度以上の外力を作用させれば、両者が互いに固定されている状態を解除できる程度とされている。保持具は、折り曲げ部を折り曲げて第1部分及び第2部分を互いに対して固定すると、第1のベース部及び第2のベース部の相対位置が固定され、その状態で複数の試験片それぞれを第1のベース部と第2のベース部との間に挟み込むことにより、複数の試験片それぞれの一端側が保持具の外部へと延び出る状態で、試験片を保持可能に構成されている。
このような構成によれば、保持具は、折り曲げ部を折り曲げて第1部分及び第2部分を互いに対して固定すると、第1のベース部と第2のベース部の間に挟まれた複数の試験片を保持することができる。その際、第1のベース部と第2のベース部は、折り曲げ部を折り曲げて、第1部分及び第2部分を互いに対して固定するだけで、互いに適切な相対位置に配置される。そのため、本開示の保持具を用いれば、例えば基部と蓋部との位置決めに手間がかかるような容器とは異なり、第1のベース部と第2のベース部との位置決めに手間取ることがない。よって、本開示の保持具を用いれば、ユーザが簡単に試験片を取り付けることができる。
また、第1部分と第2部分は、手作業である程度以上の外力を作用させれば、両者が互いに固定されている状態を解除できる。そのため、本開示の保持具を用いれば、例えば容器を破壊しないと試験片を取り出すことができないような容器とは異なり、第1部分から第2部分を手作業で取り外して試験片を簡単に取り出すことができる。したがって、本開示の保持具を用いればユーザが自由に複数の試験片を選択してセットすることができる。また、サンプル溶液の分析を行った後、試験片を保持具から取り外して新たな試験片を保持具に取り付けることも容易なので、保持具を再利用してサンプル溶液の分析を行うことができる。
また、保持具に保持された複数の試験片それぞれの一端側が保持具の外部へと延び出ているため、試験片の一端をサンプル溶液に浸漬することができる。そのため、本開示の保持具を用いれば、前述した特許文献1の容器を用いた場合と同様に、保持具に保持された複数の試験片の一端すべてを1つのサンプル溶液に同時に浸漬することにより、1つのサンプル溶液中に含まれる複数種類の分析対象を同時に分析することができる。しかも、特許文献1の容器を用いた場合とは異なり、保持具に保持された複数の試験片の一端それぞれを異なる種類のサンプル溶液に同時に浸漬することができるため、異なる種類のサンプル溶液中に含まれる分析対象を同時に分析することができる。
また、本開示の別の側面は、サンプル溶液を分析する際に長手方向の一端がサンプル溶液に浸漬され、その際に、一端から他端へ毛細管現象によってサンプル溶液が移動するように構成された試験片を用いた検査キットであって、試験片を保持する保持具と、サンプル溶液を収容可能な少なくとも1つのウェルが設けられたウェルプレートと、を備える。保持具は、第1のベース部と、第2のベース部と、折り曲げ部と、固定部と、を備える。第1のベース部は、試験片を保持する際に、試験片に接触する。第2のベース部は、試験片を保持する際に、第1のベース部とは反対側から試験片に接触して、試験片を第1のベース部との間に挟み込む。折り曲げ部は、第1のベース部と第2のベース部とを連結する部分であり、折り曲げ可能に構成されている。固定部は、第1のベース部に設けられた第1部分と、第2のベース部に設けられた第2部分とを有し、折り曲げ部を折り曲げた際に第1部分及び第2部分が互いに接触して固定される。保持具は、折り曲げ部を折り曲げて第1部分及び第2部分を互いに対して固定すると、第1のベース部及び第2のベース部の相対位置が固定され、その状態で複数の試験片それぞれを第1のベース部と第2のベース部との間に挟み込むことにより、複数の試験片それぞれの一端側が保持具の外部へと延び出る状態で、試験片を保持可能に構成されている。
このような構成によれば、保持具については、先に説明した保持具と同様の構成を備えるので、先に説明した保持具と同様の作用、効果を奏し、複数の試験片を保持具に簡単に取り付けることができる。
なお、ウェルプレートには、1つのウェルが設けられていてもよいし、複数のウェルが設けられていてもよい。ウェルプレートに複数のウェルが設けられている場合には、ある一定量のサンプル溶液を準備する際、マイクロピペット等の器具を使用してサンプル溶液を量ることなく、各ウェルに直接サンプル溶液を満たすことで、ウェルの数と同数のサンプル溶液を準備することができる。
一方、ウェルプレートに1つのウェルが設けられている場合には、複数のウェルが設けられている場合とは異なり、ウェルの数だけサンプル溶液を入れる作業を行わなくても、サンプル溶液を入れる作業は1回で済む。このような場合でも、1つのウェルのサイズを、複数のウェルをつなげて1つにしたようなサイズにしておけば、そのようなウェルに対して複数の試験片を浸漬することができる。
組み立てた後の検査キットを示す斜視図である。 競合イムノクロマトグラフィー用の試験片の構造を示す図である。 展開された保持具を示す斜視図である。 試験片が挿入された保持具を示す図である。 挟み込まれた試験片の状態を示す説明図である。 ウェルプレートを示す斜視図である。 スタンドを示す斜視図である。 検査キットを組み立てる工程を示す説明図である。
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。
[1.構成]
図1に示す検査キット1は、競合イムノクロマトグラフィー法によって分析対象を分析可能な試験片2とともに使用されるキットである。検査キット1は、保持具3と、ウェルプレート4と、スタンド5と、を備える。図1は、保持具3、ウェルプレート4及びスタンド5が組み立てられた後の状態を示している。
まず、図2に示す試験片2について説明する。試験片2は、サンプル溶液に浸漬されるサンプルパッド10と、サンプル溶液中の抗原を認識するための標識抗体が存在するコンジュゲートパッド11と、分析膜12と、分析膜12からサンプル溶液を吸い上げる吸収パッド13と、を備える。
試験片2は細長い形状に構成され、サンプルパッド10、コンジュゲートパッド11、分析膜12、及び吸収パッド13が、この順序で試験片2の長手方向の一端から他端に至る範囲に配置されている。サンプルパッド10とコンジュゲートパッド11は、それぞれの端部にある一部分が積層され、その積層部分では、コンジュゲートパッド11の上面がサンプルパッド10の下面と接触している。コンジュゲートパッド11と分析膜12は、それぞれの端部にある一部分が積層され、その積層部分では、コンジュゲートパッド11の下面が分析膜12の上面と接触している。また、分析膜12と吸収パッド13は、それぞれの端部にある一部分が積層され、その積層部分では、分析膜12の上面と吸収パッド13の下面とが接触している。このような構成の試験片2のサンプルパッド10をサンプル溶液に浸漬すると、毛細管現象により、サンプル溶液がコンジュゲートパッド11、分析膜12、吸収パッド13の順に浸透していく。
分析膜12は、抗原決定基を備えた物質が固定化された領域と、当該領域よりもサンプル溶液が移動する方向に捕捉抗体が固定化された領域と、を有する。前記物質とサンプル溶液中の抗原との標識抗体に対する競合反応により、物質と結合した標識抗体は第1のライン15を形成する。次に、第1のライン15を通過したサンプル溶液中に、抗原と標識抗体とが結合した抗原―標識抗体の複合体は、捕捉抗体に捕捉されて第2のライン16を形成する。形成された第1のライン15及び第2のライン16の濃さによって、サンプル溶液中の分析対象(抗原)の濃度を判定することができる。
次に、図3に示す保持具3について説明する。図3に示す保持具3全体は、透明なポリエチレンテレフタラート(PET)樹脂によって、一体成形されている。保持具3は、第1のベース部20と、第2のベース部21と、折り曲げ部22と、を備える。第1のベース部20は、試験片2を保持する際に、試験片2に接触する。第2のベース部21は、試験片2を保持する際に、第1のベース部20とは反対側から試験片2に接触して、試験片2を第1のベース部との間に挟み込む。折り曲げ部22は、第1のベース部20と第2のベース部21とを連結する部分である。折り曲げ部22には、平行な2つの折り曲げ線23,24が設けられている。これらの折り曲げ線23,24がある箇所で折り曲げ部22を折り曲げることにより、第1のベース部20と第2のベース部21とを対向させることができる。この状態で、凹部70及び凸部80を互いに対して固定することにより、第1のベース部20と第2のベース部21の相対位置を固定することができる。第1のベース部20と第2のベース部21との間には試験片2を挟み込んで保持することができる。
第1のベース部20は、6つの第1の規制部30と、第2の規制部40と、を備える。
各第1の規制部30は、略直方体状に隆起している。各第1の規制部30は、隆起方向先端側にある上面50と、上面50に垂直な側壁面60と、上面50に設けられた凹部70と、を備える。各第1の規制部30は、等間隔に設けられ、隣接する2つの上面50の長辺それぞれが隣接するように、一列に整列されている。整列方向は、折り曲げ線23,24と平行である。図4に示すように、隣接する2つの第1の規制部30の間に設けられたスペースに、試験片2が側壁面60に沿うように配置される。
6つの凹部70は、6つの第1の規制部30の上面50にそれぞれ1つずつ設けられている。隣接する2つの凹部70はそれぞれ等間隔になるように、上面50に設けられている。各凹部70は、上面50から第1のベース部20の面に向かって、第1のベース部20の面まで、およそ立方体の形状に凹んでいる。
第2の規制部40は、細長い形状に隆起している。第2の規制部40は、第1の規制部30ほど隆起しておらず、試験片の厚さとほぼ同じくらいの高さの隆起である。第2の規制部40は、第1のベース部20において、折り曲げ線23,24と平行に配置され、折り曲げ線23,24から一列に配置された第1の規制部30よりも遠い位置に配置されている。図4に示すように隣接する2つの第1の規制部30の間に各試験片2が配置された際、第2の規制部40は、各試験片2の吸収パッド13側のすべての端が第2の規制部40に接触する接触面41を有する。
第2のベース部21は、6つの凸部80と、5つの押さえ部90と、突起部100、を備える。
各凸部80は、円柱状に隆起している。各凸部80の寸法は、第1のベース部20に設けられた立方体状の凹部70にぴったりと嵌る寸法とされ、これにより、外力が加わらなければ凹部70から外れないように構成されている。ただし、人が手作業で外力を加えれば、凹部70から凸部80を取り外すことができる。また、各凸部80は、折り曲げ線23,24と平行になるように、一列に整列している。各凸部80は、折り曲げ部22が折り曲げられた際に、第1のベース部20に設けられた6つ凹部70それぞれに嵌る位置に等間隔に設けられている。
各押さえ部90は、円柱状に隆起している。各押さえ部90は、折り曲げ線23,24と平行になるように一列に整列し、等間隔に設けられている。各押さえ部90は一列に整列した各凸部80と折り曲げ部22との間に位置している。図5に示すように、折り曲げ部22を折り曲げて凹部70に凸部80を嵌めた際に、各押さえ部90は、第1のベース部20に配置された試験片2のそれぞれのサンプルパッド10の上面に接触する位置に設けられている。また、各押さえ部90は、サンプルパッド10の下面とコンジュゲートパッド11の上面とがきちんと接触する程度の高さを有している。
突起部100は、細長い形状に隆起している。突起部100は折り曲げ線23,24と平行であり、一列に整列した各押さえ部90と折り曲げ部22との間に設けられている。突起部100は、折り曲げ部22を折り曲げて凹部70に凸部80を嵌めた際に、第1のベース部20に配置された各試験片2のすべてのサンプルパッド10の上面を第1のベース部20に押圧可能な位置に設けられている。サンプルパッド10のうち、突起部100により押圧される部分は、図5に示すように、折り曲げ部22を折り曲げて凹部70に凸部80を嵌めた際に、押さえ部90と接触している部分よりもサンプル溶液の浸透方向上流側とされている。突起部100は、サンプルパッド10を押圧することにより、保持具3に保持された試験片2をサンプル溶液に浸漬した際に、サンプル溶液が浸透方向下流側へと浸透する速度を遅くする。そのため、突起部100の高さは、サンプルパッド10の押圧箇所における浸透速度が所期の速度まで低下する程度の押圧力を、サンプルパッド10に対して加えることができるように設定されている。
折り曲げ部22は、5つの挿入部110を備える。各挿入部110は、折り曲げ部22の面に垂直な方向に四角形状に貫通している。四角形の対向する2つの辺は、2つの折り曲げ線23,24上に設けられている。5つの挿入部110は、5本の試験片2が第1のベース部20に配置された際、各試験片2のサンプルパッド10側が挿入部110を通り保持具3の外部へと延び出ることができる位置に、等間隔に整列している。各挿入部110は、試験片2が第1のベース部20に配置された際、試験片2のサンプルパッド10側が挿入部110に挿入できる大きさを有していればよい。
次に、図6に示すウェルプレート4について説明する。ウェルプレート4全体は、透明なポリエチレンテレフタラート(PET)樹脂によって、一体成形されている。ウェルプレート4は、サンプル溶液受け200と、サンプル溶液受け200の底面201に設けられた5つのウェル台210と、ウェル台の上面であるウェル台上面211に形成された5つのウェル220と、2枚の平板230,231と、を備える。
サンプル溶液受け200は、5つのウェル台210が設けられた長方形の底面201と、底面201から垂設した4つの壁と、によって構成されている。
各ウェル台210はサンプル溶液受け200の底面201の長辺と平行な方向に一列に整列し、隣接する2つのウェル台210それぞれは等間隔に配置されている。各ウェル台210は、サンプル溶液受け200の底面201から、底面形状が正方形の四角錐台状に隆起している。
5つのウェル220は、5つのウェル台上面211にそれぞれ1つずつ設けられている。各ウェル220それぞれは、ウェル220の容量が同じになるように同じ大きさを有している。図8に示すように、5つのウェル220は、保持具3によって保持された5本の試験片2と1対1に対応し、5本の試験片2のサンプルパッド10それぞれを、各試験片2に対応するウェル220それぞれに収容されているサンプル溶液に浸漬可能に構成されている。
2枚の平板230,231は、サンプル溶液受け200の開いた面の2つの長辺からそれぞれ延在する。
次に、図7に示すスタンド5について説明する。スタンド5は、アクリル樹脂によって構成されている。スタンド5は、台座300と、台座300に設けられている収容部310と、保持具3を支持する2本の支持板320,321と、を備える。
台座300は、略直方体の形状であり、台座300の上面である台座上面301に収容部310を設けている。
収容部310は、台座上面301に開口し、台座上面301から台座300の底辺に向かって直方体状に凹んでいる。収容部310は、収容部310の長手方向が台座300の長手方向と同じになるように配置されている。このような構造により、図8に示すように、収容部310にウェルプレート4のサンプル溶液受け200を収容し、2枚の平板230,231が台座上面301に接触することで、収容部310はウェルプレート4を収容する。
2本の支持板320,321は、台座上面301に、収容部310を挟んで、収容部310の長手方向にそれぞれ設けられている。2本の支持板320,321はそれぞれ対向し、対向した面において鉛直方向に、それぞれ差込部330,331を有している。図8に示すように、保持具3の向きを、保持具3によって保持された試験片2の長手方向が鉛直方向に向けられる向きにして、保持具3が差込部330,331に差し込まれることにより、スタンド5は保持具3を支持する。また、収容部310は、このように支持された保持具3に保持された5本の試験片2それぞれのサンプルパッド10が、各サンプルパッド10に1対1で対応するウェル220内のサンプル溶液に浸漬されることとなる位置に、ウェルプレート4を配置可能に構成されている。さらに、ウェルプレート4が収容部310に配置され、保持具3が差込部330,331に支持された際に、サンプルパッド10は、ウェル220の底面と接触する。それにより、試験片2はウェル220内のサンプル溶液をすべて吸収する。
[2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
保持具3は、第1のベース部20と第2のベース部21が、折り曲げ部22を折り曲げて、凹部70及び凸部80を互いに対して固定するだけで、互いに適切な相対位置に配置されるように構成されている。このような構成によれば、例えば基部と蓋部との位置決めに手間がかかるような容器とは異なり、第1のベース部20と第2のベース部21との位置決めに手間取ることがない。一方、凹部70及び凸部80が互いに対して固定されている状態から、人が手作業で外力を加えれば、凹部70から凸部80を取り外すことができる。そのため、例えば容器を破壊しないと試験片を取り出すことができない容器とは異なり、ユーザが複数の試験片2の取り付けと取り外しを簡単に行うことができる。したがって、保持具3を用いれば、ユーザが複数の試験片2を自由に選択してセットすることができる。また、サンプル溶液の分析を行った後、試験片2を保持具3から取り外して新たな試験片2を保持具3に取り付けることも容易なので、保持具3を再利用してサンプル溶液の分析を行うことができる。
ところで、イムノクロマトグラフィー法による反応の後は、第1のライン15及び第2のライン16の色の濃さを色見本と比較して判定したり、リーダーで定量したりする作業を実施する。その際、反応時間がある一定時間を経過すると第1のライン15及び第2のライン16の色が濃くなってしまうことがあり、その場合、濃度判定を正確に行うことができなくなるおそれがある。しかし、保持具3を用いれば、試験片2の取り出しが容易なことから、リーダーに試験片2を速やかにセットすることができるため、濃度判定を正確に行うことができる。また、容器に収容されていない試験片(ストリップ)やハーフストリップを用いた場合、反応時間が来たら第1のライン15の浸透方向上流側をハサミで切り落とす作業を行って、色の変化を防ぐことがある。このような場合、保持具3を用いれば、試験片2の取り出しが容易なことから、ハサミで切り落とす作業を速やかに行うことができる。なお、ハーフストリップとは、コンジュゲートパッドの代わりにウェル中でサンプル溶液中の抗原と標識抗体とを反応させるタイプの試験片である。
また、保持具3は、保持具3に保持された複数の試験片2それぞれのサンプルパッド10側が挿入部110から保持具3の外部へと延び出る状態で、試験片2を保持することができるように構成されている。このような構成によれば、保持具3は外部へと延び出たサンプルパッド10をサンプル溶液に浸漬することができる。したがって、保持具3に保持された複数の試験片2のサンプルパッド10すべてを1つのサンプル溶液に同時に浸漬することにより、1つのサンプル溶液中に含まれる複数種類の分析対象を同時に分析することができる。しかも、保持具3に保持された複数の試験片2の一端それぞれを異なる種類のサンプル溶液に同時に浸漬することができるため、異なる種類のサンプル溶液中に含まれる分析対象を同時に分析することができる。
また、凹部70及び凸部80は互いに接触して固定されるように構成されている。このような構成によれば、凹部70及び凸部80は、ワンタッチで互いを固定することができる。また、互いに固定された凹部70及び凸部80は、ワンタッチで固定を解除することができる。
また、保持具3は、突起部100を有する。これにより、折り曲げ部22を折り曲げて凹部70に凸部80を嵌めた際に、第1のベース部20及び第2のベース部21に挟まれた試験片2のサンプルパッド10が押圧される。そのため、この状態で、サンプルパッド10をサンプル溶液に浸漬すると、サンプルパッド10が押圧されていない場合に比べて、サンプル溶液の浸透速度が低下する。したがって、サンプル溶液中の抗原と標識抗体との反応時間が長くなるため、より感度が高い検出ができる。さらに、突起部100により、試験片2が第1のベース部20と第2のベース部21の間に固定される。したがって、試験片2を保持した保持具3をどのような方向に向けたとしても、挿入部110から試験片2が落ちてくることはない。
また、保持具3は、一列に整列した第1の規制部30を有する。そのため、隣接する2つの第1の規制部30の間に試験片2が配置されると、試験片2の長手方向及び厚さ方向の双方に対して直交する幅方向へ試験片2が移動するのを規制することができる。また、保持具3は、隣接する2つの第1の規制部30の間に各試験片2が配置された際、第2の規制部40は、各試験片2の吸収パッド13側のすべての端が第2の規制部40に接触する接触面41を有する。そのため、第1のベース部20に配置された試験片2は、試験片2の長手方向の移動を規制することができる。したがって、複数の試験片2の長手方向が互いに平行になり、吸収パッド13側が一列に整列するように、第1のベース部20に試験片2を配置することができる。特に、同じ形状の複数の試験片2を保持する場合、吸収パッド13側が一列に整列するため、サンプルパッド10側の端部を整列させることができる。したがって、複数の試験片2をサンプル溶液に同時に浸漬する作業を容易に実施できるようになる。
また、保持具3がポリエチレンテレフタラート樹脂によって成形される構成であるため、安価に製造することができる。
また、保持具3全体が一体成形される構成である。そのため、保持具3を用いれば、例えば第1のベース部20、第2のベース部21、折り曲げ部22、凹部70、及び凸部80がそれぞれ別々の部品である場合とは異なり、これらをわざわざ組み立てる必要がない。
また、保持具3が透明な樹脂材料によって成形される構成であるため、第1のライン15及び第2のライン16を観察する際、わざわざ試験片2を保持具3から取り出して観察しなくても、保持具3に試験片2が保持されたままの状態で試験片2の第1のライン15及び第2のライン16を観察することができる。
また、検査キット1が備えるウェルプレート4は、同容量である複数のウェル220が備えられている。このような構成によれば、一定量のサンプル溶液を準備する際、マイクロピペット等の器具を使用してサンプル溶液を量ることなく、ウェル220に直接サンプル溶液を満たすことで、同容量のサンプル溶液を準備することができる。したがって、分析するための準備を簡単に行うことができる。また、ウェルプレート4を使い捨てにすることで、ウェルプレート4を再度使う際に洗浄の必要がなくなり、操作が簡単である。
また、検査キット1が備えるスタンド5の収容部310は、差込部330,331に差し込まれた保持具3によって保持された5本の試験片2それぞれのサンプルパッド10が、各サンプルパッド10に1対1で対応するウェル220内のサンプル溶液に浸漬されることとなる位置にウェルプレート4を配置可能に構成されている。このような構成によれば、スタンド5に保持具3及びウェルプレート4をセットすれば、5本の試験片2を同時にそれぞれの試験片2に対応するウェル220内のサンプル溶液に浸漬することができる。
なお、本実施形態で例示した凹部70及び凸部80が本開示でいう固定部の一例に相当する。また、凹部70が本開示でいう第1部分の一例に相当し、凸部80が本開示でいう第2部分の一例に相当する。また、本実施形態で例示した支持板320,321及び差込部330,331が本開示でいう支持部の一例に相当する。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
上記実施形態では、競合イムノクロマトグラフィー法によって分析対象を分析可能な試験片2を例示したが、試験片はこれに限定されるものではない。試験片は、サンプル溶液を分析する際に長手方向の一端がサンプル溶液に浸漬され、その際に、一端から他端へ毛細管現象によってサンプル溶液が移動するように構成されていればよい。例えば、試験片としては、非競合イムノクロマトグラフィー法によって分析対象を分析可能な試験片、ハーフストリップ、及びリトマス紙等を挙げることができる。
上記実施形態では、保持具3が試験片2を5本保持する構成を例示した。しかし、保持具が保持可能な試験片の本数は5本に限定されない。例えば、保持具が、2本、3本、4本、及び6本以上の試験片を保持可能な構成でもよい。
上記実施形態では、保持具3が、折り曲げ部22を折り曲げて凹部70に凸部80を嵌めた際に、試験片2それぞれのサンプルパッド10側が挿入部110から保持具3の外部に延び出る状態で試験片2を保持する構成を例示した。しかし、試験片が保持具の外部に延び出る場所は挿入部に限定されない。例えば、折り曲げ部22を折り曲げて凹部70に凸部80を嵌めた際に、折り曲げ部以外から試験片が保持具の外部に延び出ていてもよい。
上記実施形態では、固定部として凹部70及び凸部80を例示した。しかし、固定部は、凹部及び凸部に限らない。例えば、第1のベース部及び第2のベース部のそれぞれに設けられたL字型の爪が互いに対して固定されてもよい。
上記実施形態では、突起部100が、試験片2を第1のベース部20と第2のベース部21の間に挟まれて固定する構成を例示した。しかし、試験片が保持具に挟まれて固定される構成は、突起部に限定されるものではない。例えば、第1のベース部の面と第2のベース部の面との間に試験片が挟まれて固定されてもよい。
上記実施形態では、保持具3は、隣接する2つの第1の規制部30及び第2の規制部40に囲まれたスペースに試験片2を配置する構成を例示した。しかし、保持具が試験片を配置する構成はこれに限定されるものではない。例えば、保持具が第1の規制部及び第2の規制部を設けることなく、第1のベース部又は第2のベース部の任意の位置に試験片を配置する構成であってもよい。
上記実施形態では、保持具3全体が一体成形される構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、第1のベース部、第2のベース部、折り曲げ部、及び固定部がそれぞれ別々の部品であってもよい。
上記実施形態では、保持具3が透明なポリエチレンテレフタラート樹脂によって成形される構成を例示した。しかし、保持具が透明な素材によって成形される構成に限定されるものではない。例えば、保持具が半透明及び不透明な素材によって成形される構成であってもよい。また、保持具がポリエチレンテレフタラート樹脂によって成形される構成に限定されるものではない。
上記実施形態では、検査キット1が、保持具3、ウェルプレート4、及びスタンド5を備える構成を例示した。しかし、検査キットの構成はこれに限定されるものではない。例えば、検査キットは保持具のみを備える構成でもよく、また、保持具とウェルプレートとを備える構成でもよい。
上記実施形態では、ウェルプレート4が5つのウェル220を備える構成を例示した。しかし、ウェルプレートが備えるウェルの数はこれに限定されるものではない。例えば、ウェルプレートが、1つ以上4つ以下、及び6つ以上のウェルを備える構成でもよい。
上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…検査キット、2…試験片、3…保持具、4…ウェルプレート、5…スタンド、10…サンプルパッド、11…コンジュゲートパッド、12…分析膜、13…吸収パッド、15…第1のライン、16…第2のライン、20…第1のベース部、21…第2のベース部、22…折り曲げ部、23,24…折り曲げ線、30…第1の規制部、40…第2の規制部、41…接触面、50…上面、60…側壁面、70…凹部、80…凸部、90…押さえ部、100…突起部、110…挿入部、200…サンプル溶液受け、201…底面、210…ウェル台、211…ウェル台上面、220…ウェル、230,231…平板、300…台座、301…台座上面、310…収容部、320,321…支持板、330,331…差込部。

Claims (9)

  1. サンプル溶液を分析する際に長手方向の一端がサンプル溶液に浸漬され、その際に、前記一端から他端へ毛細管現象によって前記サンプル溶液が移動するように構成された試験片を保持するための保持具であって、
    前記試験片を保持する際に、前記試験片に接触する第1のベース部と、
    前記試験片を保持する際に、前記第1のベース部とは反対側から前記試験片に接触して、前記試験片を前記第1のベース部との間に挟み込む第2のベース部と、
    前記第1のベース部と前記第2のベース部とを連結する部分であり、折り曲げ可能に構成された折り曲げ部と、
    前記第1のベース部に設けられた第1部分と、前記第2のベース部に設けられた第2部分とを有し、前記折り曲げ部を折り曲げた際に前記第1部分及び前記第2部分が互いに接触して固定される固定部と、
    を備え、
    前記折り曲げ部を折り曲げて前記第1部分及び前記第2部分を互いに対して固定すると、前記第1のベース部及び前記第2のベース部の相対位置が固定され、その状態で複数の前記試験片それぞれを前記第1のベース部と前記第2のベース部との間に挟み込むことにより、複数の前記試験片それぞれの前記一端側が前記保持具の外部へと延び出る状態で、前記試験片を保持可能に構成されている保持具。
  2. 請求項1に記載の保持具であって、
    前記固定部は、前記第1部分及び前記第2部分のうち、いずれか一方は凸部と、もう一方は凹部とされ、前記折り曲げ部が折り曲げられた際に前記凸部が前記凹部に嵌まることによって前記凸部及び前記凹部が互いに接触して固定されるように構成されている保持具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の保持具であって、
    前記第2のベース部に突起部を更に備え、
    前記試験片は、長手方向の前記一端を含む箇所にサンプルパッドを有し、当該サンプルパッドが前記サンプル溶液に浸漬される部分とされているイムノクロマトグラフィー用試験片であり、
    前記折り曲げ部が折り曲げられた際に、前記突起部によって前記サンプルパッドを押圧可能に構成されている保持具。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の保持具であって、
    前記試験片が前記第1のベース部と前記第2のベース部との間に挟まれた状態において、前記試験片の長手方向及び厚さ方向の双方に対して直交する幅方向へ前記試験片が移動するのを規制する複数の第1の規制部と、
    前記試験片が長手方向へ移動するのを規制する第2の規制部と、
    を更に備え、
    前記第1の規制部は、隣接する2つの前記第1の規制部の間に前記試験片が配置されることにより、複数の前記試験片の長手方向が互いに平行になる状態で、前記試験片の幅方向への移動を規制するように構成され、
    前記第2の規制部は、一方向に延びる接触面で前記試験片の前記他端に接触することにより、前記試験片の前記他端を前記接触面に沿って整列させるように構成されている保持具。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の保持具であって、
    前記保持具全体が樹脂材料によって一体成形されている保持具。
  6. 請求項5に記載の保持具であって、
    前記樹脂材料が透明な樹脂材料とされている保持具。
  7. サンプル溶液を分析する際に長手方向の一端がサンプル溶液に浸漬され、その際に、前記一端から他端へ毛細管現象によって前記サンプル溶液が移動するように構成された試験片を用いた検査キットであって、
    前記試験片を保持する保持具と、
    前記サンプル溶液を収容可能な少なくとも1つのウェルが設けられたウェルプレートと、
    を備え、
    前記保持具は、
    前記試験片を保持する際に、前記試験片に接触する第1のベース部と、
    前記試験片を保持する際に、前記第1のベース部とは反対側から前記試験片に接触して、前記試験片を前記第1のベース部との間に挟み込む第2のベース部と、
    前記第1のベース部と前記第2のベース部とを連結する部分であり、折り曲げ可能に構成された折り曲げ部と、
    前記第1のベース部に設けられた第1部分と、前記第2のベース部に設けられた第2部分とを有し、前記折り曲げ部を折り曲げた際に前記第1部分及び前記第2部分が互いに接触して固定される固定部と、
    を備え、
    前記保持具は、前記折り曲げ部を折り曲げて前記第1部分及び前記第2部分を互いに対して固定すると、前記第1のベース部及び前記第2のベース部の相対位置が固定され、その状態で複数の前記試験片それぞれを前記第1のベース部と前記第2のベース部との間に挟み込むことにより、複数の前記試験片それぞれの前記一端側が前記保持具の外部へと延び出る状態で、前記試験片を保持可能に構成されている検査キット。
  8. 請求項7に記載の検査キットであって、
    前記ウェルプレートには、複数の前記ウェルが設けられ、
    複数の前記ウェルは、前記保持具によって保持された複数の前記試験片と1対1に対応し、複数の前記試験片の前記一端それぞれを、各試験片に対応する前記ウェルそれぞれに収容されている前記サンプル溶液に浸漬可能に構成されている検査キット。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の検査キットであって、
    前記保持具を支持する支持部と、前記ウェルプレートを収容する収容部とを有するスタンドを備え、
    前記支持部は、前記保持具の向きを、前記保持具によって保持された前記試験片の長手方向が鉛直方向に向けられる向きにして、前記保持具を支持可能に構成され、
    前記収容部は、前記支持部によって前記保持具が支持された状態において、前記保持具によって保持された複数の前記試験片それぞれの前記一端が、各一端に1対1で対応する前記ウェル内の前記サンプル溶液に浸漬されることとなる位置に、前記ウェルプレートを配置可能に構成されている検査キット。
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