JP6691376B2 - オフセット作業機 - Google Patents

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本発明は、オフセット作業機に関し、特に、作業部のオフセット位置を直線的かつ簡便に作業ができるように制御するトラクタに装着するオフセット作業機に関する。
トラクタに装着して農作業をする作業機においては、例えば畦塗り機や溝掘り機等、農作業を行う作業部をトラクタに対して位置を移動して作業をすることができるオフセット作業機が存在する。このときの作業部の位置の調整方法としては、トラクタに対して作業部のオフセット位置を固定してトラクタの操縦により位置を調整しながら作業するか、または、作業者が作業機のアクチュエータを作動させる等してオフセット位置を目視で調整しながら作業する方法がある。
また、特許文献1には、元畦と距離を検出する距離センサと方位センサからの信号に対し、それぞれの設定値からのズレがゼロとなるように、アクチュエータへ連続的な動作信号を発することが記載されている。
特開2004−254522号公報
しかし、作業者によるトラクタの操縦や目視によるオフセット位置の調整のみでは、作業者の習熟度が必要であり、この場合でも直線的なオフセット作業を行うことはかなり難しかった。また、特許文献1のようにセンサを用いる場合であっても、元畦が曲がっている場合には、長い距離を直線的に作業することが困難である。
この他、レーザーを用いる場合は、直線作業を行う都度、目標方向の所定の場所にレーザー発光器を設置する必要があり手間がかかる。さらに、レーザー発光器の他に作業部にレーザー受光器を設置しなければならずコストの問題も生じる。
本発明は、上記課題に鑑みて、作業部のオフセット位置を直線的かつ簡便に作業ができるように制御するトラクタに装着するオフセット作業機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のオフセット作業機の一つは、トラクタに装着して農作業を行う作業部をオフセット移動可能なオフセット作業機であって、前記作業部をオフセット移動させるオフセットアクチュエータと、前記作業部の作業進行方向を撮影するカメラと、前記カメラの画像情報を取得して前記オフセットアクチュエータを制御する制御部とを有し、前記作業部は畦を形成可能であり、前記制御部は、前記カメラで撮影された画像において予め定めた目標点と最新の画像における前記目標点に対応する位置のズレを検出して、前記ズレを修正するように前記オフセットアクチュエータを作動させ、作業開始位置から前記目標点へ向けた直線の目標畦ラインに沿って畦を形成するように制御し、前記目標点は、前記制御部により自動で設定可能であると共に、手動でも設定可能であることを特徴とする。
さらに本発明のオフセット作業機の一つは、前記カメラは左右方向に回動可能に設置され、前記カメラを回動させるカメラ回動アクチュエータと、当該オフセット作業機の方向を検知する方向検知手段とを有し、前記制御部は、前記方向検知手段からの情報に基づき方向の変化を検知したとき、前記変化を修正する方向に前記カメラを回動させるように前記カメラ回動アクチュエータの制御を行うことを特徴とする。
さらに本発明のオフセット作業機の一つは、前記制御部は、前記目標点を設定したときに前記目標点が前記カメラの画像の左右方向の中心となるように前記カメラ回動アクチュエータを制御し、最新の画像において前記目標点に対応する位置が左右の中心からどれだけずれたかで前記ズレの量を検出することを特徴とする。
さらに本発明のオフセット作業機の一つは、表示部を有し、前記表示部に前記カメラで撮影した画像が表示可能であることを特徴とする。
さらに本発明のオフセット作業機の一つは、前記表示部に表示された画像を用いて前記目標点の設定が可能であることを特徴とする。
さらに本発明のオフセット作業機の一つは、操作部を有し、前記操作部は、前記オフセットアクチュエータを操作するスイッチを有し、前記制御部は、前記スイッチが入力されたとき前記ズレを修正する制御を終了して前記入力に対応する制御を行うことを特徴とする。
さらに本発明のオフセット作業機の一つは、前記作業部は、耕耘部とディスク部を有し、前記カメラはカメラ取付部を介して前記ディスク部の上部に取り付けられていることを特徴とする
本発明によれば、オフセット作業機において、作業部のオフセット位置を直線的かつ簡便に作業ができるように制御することができる。
本発明のオフセット作業機の一実施形態を示すブロック図である。 本発明のオフセット作業機の一例を示す平面図である。 本発明のオフセット作業機の一例を示す側面図である。 本発明のオフセット作業機におけるカメラの範囲の一例を示す側面図である。 本発明のオフセット作業機に適用する操作・表示部の一例を示す平面図である。 図5の操作・表示部における表示部を拡大した図である。 本発明のオフセット作業機における制御の一例を示すフローチャートである。 本発明のオフセット作業機における作業開始時の一例を示す平面概略図である。 本発明のオフセット作業機における目標点設定の画像の別の例を示す図である。 本発明のオフセット作業機における撮影方向調整の画像の一例を示す図である。 本発明のオフセット作業機におけるカメラの方向調整の一例を示す平面概略図である。 本発明のオフセット作業機におけるオフセット量調整による画像の一例を示す図である。 本発明のオフセット作業機で形成した畦の例を示す図である。
本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明のオフセット作業機の一実施形態を示すブロック図である。本発明のオフセット作業機は、トラクタ1に装着する作業機が有する作業部のオフセット位置を直線的に作業できるように制御するものである。方位センサ12、オフセットアクチュエータ13、オフセット量センサ14、カメラ16、カメラ回動アクチュエータ17、カメラ回動量センサ18、制御部20は作業機に設置される。また、操作・表示部10は、トラクタ1(図8、11)の運転席近傍に配置可能である。
ユーザ101は、基本的には、トラクタ1の運転席から操作・表示部10の操作が可能である。
操作・表示部10は、トラクタ1の運転席近傍に配置可能であり、操作部と表示部を有している。そして、操作部の操作により、遠隔で作業機に有するオフセットアクチュエータ13、カメラ回動アクチュエータ17等の操作や制御に必要な設定等の操作が可能となっている。操作・表示部10からの操作・設定情報に関する信号は制御部20へ送られる。また、制御部20から、方位センサ12、オフセット量センサ14、カメラ回動量センサ18に基づく情報や、カメラ16が撮影している画像や制御に必要な情報等が送られて、表示部で表示することができる。このとき、操作・表示部10と制御部20との情報のやりとりは、有線又は無線で行うことができる。また、操作・表示部10の操作部と表示部は一体以外に別体の構成とすることもできる。
方位センサ12は、方位を検出するセンサである。例えば、地磁気センサ等を用いることができる。これによりトラクタ1の進行方向の変化を検出することができる。方位信号は制御部20へ送られる。なお、方位センサ12は作業機側の他にトラクタ1側でも設置可能である。なお、方位センサ12は、方向検知手段として適用でき、方向の変化を検出するために用いるセンサであれば方位センサ以外のセンサ(例えば角速度センサ等)でも適用できる。
オフセットアクチュエータ13は、農作業を行う作業機の作業部のオフセットをするためのアクチュエータであり、これによりオフセット量の調整が可能となる。オフセットアクチュエータ13は、例えば、モータや電動油圧シリンダ等があげられる。制御部20の制御により作動させることができる。
オフセット量センサ14は、オフセットアクチュエータ13により可動する作業部のオフセット量を検知するセンサである。例えば、オフセット機構が有する回動部の回動量を検知するセンサ(例えばポテンショメータ)であってもよい。また、シリンダのストロークを検知するセンサ(例えばストロークセンサ)であってもよい。なお、オフセット量センサ14を設けず、制御部20からのオフセットアクチュエータ13への制御内容に基づいてオフセット量を検知してもよいが、オフセット量センサ14を設けることでより正確なオフセット量の検知が可能である。
カメラ16は、後述する直線的な作業を行うための制御に使用し、作業部もしくは作業部と一緒にオフセット移動する部分に取り付けられる等して作業部の作業進行方向を撮影する。カメラ16は、一般的な受光タイプの他、光源を備えている物でも良い。また、可視光のみでなく、赤外線を感知できるものでもよい。カメラ16は、左右と上下に回動可能に取り付けておくことが可能である。特に左右の回動は後述する制御にも使用する。
カメラ回動アクチュエータ17は、カメラ16の回動させるアクチュエータであり、少なくとも左右方向の回動をさせるものである。カメラ回動アクチュエータ17は、例えば、モータ等により構成できる。
カメラ回動量センサ18は、カメラ16の回動を検知するセンサであり、少なくともカメラ回動アクチュエータ17により回動する左右方向の回動量を検知する。カメラ回動量センサ18は、例えば、ポテンショメータ等により構成できる。なお、カメラ回動量センサ18を設けず、制御部20からのカメラ回動アクチュエータ17への制御内容に基づいて回動量を検知してもよいが、カメラ回動量センサ18を設けることでより正確な回動量の検知が可能である。
制御部20は、方位センサ12、オフセット量センサ14、カメラ回動量センサ18で検知した情報を取得する。また、制御部20は、操作・表示部10の操作による操作信号の情報や取得した情報に基づきオフセットアクチュエータ13、カメラ回動アクチュエータ17の制御を行う。また、制御部20からは、各種センサの情報や制御に必要な情報を送信し、その情報に基づき操作・表示部10で表示させることもできる。制御部20は、制御のために必要な電子デバイス等で構成され、コントロールボックスとしてボックス内に格納して独立させることもできる。また、制御部20は、必要な情報を記憶する記憶部を有しておくことができる。なおこの記憶部は別体で構成することも可能である。なお、制御部20は、作業機側でなく操作・表示部10側に一体もしくは近傍に別体で設けて、方位センサ12、オフセットアクチュエータ13、オフセット量センサ14、カメラ16、カメラ回動アクチュエータ17、カメラ回動量センサ18と有線接続させる構成とすることも可能である。
図2は、本発明のオフセット作業機の一例を示す平面図である。図3は、本発明のオフセット作業機の一例を示す側面図である。この作業機は、畦を形成する畦塗り機50である。畦塗り機50は、前進作業状態と格納状態に変更可能であり、図2は格納状態を示す。
畦塗り機50は、装着部51の前側の取付部51aをトラクタ1側に取り付ける。装着部51と本体部60は、第1アーム52と第2アーム53を介して取り付けられ、これらは平行リンクを形成する。このため、装着部51に対して本体部60は横方向に平行に移動可能となっている。本体部60には、作業部67を有し、作業部67は少なくとも前側から耕耘部68とディスク部69を有している。これらにより、作業部67が装着部51やトラクタ1に対して横方向にオフセット移動可能となっている。
トラクタ1からのPTO等による動力は装着部51に有する入力軸55からジョイント56を介してミッションケース61内のギア等による伝動機構へ伝達される。さらに、動力は、ミッションケース61右側に有する右パイプ62内の軸や、右パイプの右側に有する第1チェーンケース64内のチェーン等を介して耕耘部68へ送られ、耕耘部68の耕耘爪68aが回転する。また、ミッションケース61左側に有する左パイプ63内の軸や、左パイプ63の左側に有する第2チェーンケース65内のチェーン、第2チェーンケース65の右側でミッションケース61の後ろに備えられる後部パイプ66内の軸等を介してディスク部69へ動力が送られる。作業部67による作業は、耕耘部68で旧畦の土を盛り上げ、ディスク部69の回転により畦形状に形成する。ディスク部69は、畦の法面を形成する本体ディスク部69aと、畦の上面を形成する上面ディスク部69bを有している。
また、畦塗り機50は、カメラ取付部75を介してカメラ16が取り付けられている。カメラ16は作業方向の前側を撮影する向きで設置される。カメラ16の横(左右)方向の位置は、本体ディスク部69aの畦と反対側の端部69cの上部となるように設置されている。基準としてはちょうど撮影の中心が端部69cの延長上となることが好ましい。これにより、畦の裾(下端)に沿った撮影位置となる。また、カメラ16の前後方向の位置は、ディスク部69の回転中心の上部になるように設置されている。また、カメラ16の高さは、撮影に適した高さとなるようにディスク部69よりも高い位置に設置されている。
カメラ取付部75は、取付部76と、フレーム部77と、左右調節部78と、上下調節部79を有している。取付部76は、ディスク部69のカバー71に背面側(畦と反対側の面側)で取り付けられている。なお、取付部76は、フレーム等を介して他の構成(例えば右パイプ62と後部パイプ66を接合する補強板73)に接続して補強される補強部材72と共に取り付けられていてもよい。フレーム部77は、取付部76に接合して取付部76よりも上側に延びる角パイプ等で構成されるフレームである。フレーム部77の上部には左右調節部78が設けられている。左右調節部78は、カメラ16の左右方向の角度の調節を可能にする部材であり、ここにカメラ回動アクチュエータ17が設置できるようになっている。カメラ回動アクチュエータ17の動力は左右調節部78が有する回動軸78aへ送られカメラ16を回動させることができる。ここで、例えば、カメラ回動アクチュエータ17はモータとして、左右調節部78内にギア等の伝動機構を介して回動軸78aへ動力を伝達してもよい。また、左右調節部78には、カメラ回動量センサ18も設置でき、例えば、回動軸78aの回動もしくはモータ(カメラ回動アクチュエータ17)の回転を検知してカメラ16の回動量を検出することができる。上下調節部79は、左右調節部78の上部に設けられ、ヒンジ機構等により、上下方向の角度を調節することができる。ヒンジ機構に回動軸78aが取り付けられることで、上下方向の角度を調節した状態でカメラ16を左右方向に回動させることができる。なお上下方向の角度の調節についてもアクチュエータを用いる構成として、制御に反映するようにしてもよく、操作・表示部10で操作できるようにしてもよい。
また、畦塗り機50は、方位センサ12を有している。具体的には装着部51に方位センサ12を有している。装着部51は、作業状態や格納状態に変更してもトラクタ1に対する位置は変わらない部材である。
図4は、本発明のオフセット作業機におけるカメラの範囲の一例を示す側面図である。図に示すように、カメラ16は前方を撮影する。撮影範囲には、撮影範囲上部202と撮影範囲下部203がある。ここで、撮影範囲下部203と地面200の交点210がトラクタ1の前端よりも少し後ろ(畦塗り機50側)とするとよい。また、撮影中心201は、目標点に向けて撮影できるように、水平よりやや下向きとなっている。
図5は、本発明のオフセット作業機に適用する操作・表示部の一例を示す平面図である。ここでは、操作・表示部10の一例として操作・表示部80を示す。操作・表示部80は、スイッチ(電源スイッチ81、基本スイッチ82、個別スイッチ83)と表示部85を有している。また、各スイッチは押しボタンスイッチで構成してもよい。また、各スイッチに対応する確認灯(そのスイッチが作動しているときは点灯し、それ以外は消灯する等)も有することができる。また、各スイッチは、タッチパネル上に表示したスイッチとして構成することも可能である。
電源スイッチ81は、表示部85の左側に配置しており、操作・表示部80の電源ON(入)、OFF(切)をするためのスイッチである。
基本スイッチ82は、表示部85の右側に配置しており、散水スイッチ82a、作業スイッチ82b、格納スイッチ82c、直線あぜスイッチ82d、終了スイッチ82e、目標手動設定スイッチ82fを有している。
散水スイッチ82aは、畦塗り機50に散水装置を有している場合の散水制御のON、OFFをするためのスイッチである。
作業スイッチ82bは、電動油圧シリンダ54を作動させて作業状態(図8)とするためのスイッチである。このスイッチによって作業状態になった場合、作業部67の左右方向の位置(オフセット量)は、例えば、予め定めた標準の位置もしくは前回の作業終了時の位置とすることができる。
格納スイッチ82cは、電動油圧シリンダ54を作動させて格納状態(図2)とするためのスイッチである。
直線あぜスイッチ82dは、後述する直線あぜ制御を開始する等のためのスイッチである。
終了スイッチ82eは、後述する直線あぜ制御を終了する等のためのスイッチである。
目標手動設定スイッチ82fは、目標点を手動で設定開始する等のためのスイッチである。
個別スイッチ83は、表示部85の下側に配置しており、モードスイッチ83a、決定スイッチ83b、メニュースイッチ83c、上スイッチ83d、下スイッチ83e、左スイッチ83f、右スイッチ83g、キャンセルスイッチ83h、オフセット[大]スイッチ83i、オフセット[小]スイッチ83j、耕深[浅]スイッチ83k、耕深[深]スイッチ83l、散水量[増]スイッチ83m、散水量[減]スイッチ83n、一時停止/再開スイッチ83oを有している。
モードスイッチ83aは、必要なモードを表示部85に表示するスイッチである。例えば、手動モードであれば押している間だけそのスイッチに対する応答をし、自動モードであれば、一回特定のスイッチを押すと最後までそのスイッチに対する応答をする等である。
決定スイッチ83bは、表示している情報の決定をさせるためのスイッチであり、上スイッチ83d、下スイッチ83e、左スイッチ83f、右スイッチ83gで選択した情報を決定することができる。また、目標点の決定に使用してもよい。
メニュースイッチ83cは、必要なメニューを表示部85に表示するためのスイッチである。
上スイッチ83d、下スイッチ83e、左スイッチ83f、右スイッチ83gは、モードスイッチ83aで表示したモードの選択や、メニュースイッチ83cで表示したメニューの選択、または、画像表示85aに表示された目標点の移動等を行える。各スイッチにより、上下左右にカーソル等の移動をするようにできる。また、カメラ回動アクチュエータ17と連動してカメラ16の方向を例えば、左スイッチ83fや右スイッチ83g等により調整するようにしてもよい。
キャンセルスイッチ83hは、表示している情報をキャンセルするためのスイッチであり、例えば、上スイッチ83d、下スイッチ83e、左スイッチ83f、右スイッチ83gで選択した情報をキャンセルすることができる。
オフセット[大]スイッチ83iは、作業部67のオフセット量を大きい方向へ調節するためのスイッチである。例えば、このスイッチを押すと、電動油圧シリンダ54を作動させる等して作業部67が外側すなわち畦側に移動する。
オフセット[小]スイッチ83jは、作業部67のオフセット量を小さい方向へ調節するためのスイッチである。例えば、このスイッチを押すと、電動油圧シリンダ54を作動させる等して作業部67が内側すなわち畦から離れる側に移動する。
耕深[浅]スイッチ83k及び耕深[深]スイッチ83lは、耕耘部68の深さを調節する機能を有している場合、その深さを調節することができるスイッチである。耕深[浅]スイッチ83kを押すと耕耘部68が上側に移動し耕深が浅くなり、耕深[深]スイッチ83lを押すと耕耘部68が下側に移動し耕深が深くなる。この場合、ディスク部69が耕耘部68に対して上下に移動して耕深を調整する構成としてもよい。
散水量[増]スイッチ83m及び散水量[減]スイッチ83nは、散水装置を有している場合の散水量を調節するスイッチである。散水量[増]スイッチ83mを押すと散水量が増え、散水量[減]スイッチ83nを押すと散水量が減る。
一時停止/再開スイッチ83oは、作動中の機能を一時停止又は再開するためのスイッチである。例えば、一回押すと一時停止、もう一度押すと再開する等である。後述する制御の一時停止や再開に適用してもよい。
図6は、図5の操作・表示部における表示部85を拡大した図である。表示部85は、画像表示85a、制御表示85b、モード表示85c、オフセット表示85d、耕深表示85eを表示することができる。表示部85は、液晶等の表示板で表示することができる。
画像表示85aは、カメラ16の撮影による画像表示、その画像による目標点の設定のための表示、後述する制御に基づく画像処理の内容を加味した表示を行うことができる。
制御表示85bは、後述する制御の内容を表示することができる。
モード表示85cは、モードスイッチ83a等で決定したモードを表示することができる。
オフセット表示85dは、オフセット量の現在の状態を表示する。図6では、上側が現在の状態、下側が調整できる範囲を示し、上側の横方向に複数並んだ長方形の点灯部(図では黒塗り部)の右端が現在のオフセット量を示している。これらにより、現在のオフセットの状態とその状態からできる調整の幅を知ることができる。
耕深表示85eは、耕深[浅]スイッチ83kや耕深[深]スイッチ83lで調節する耕耘部68の現在の深さを表示する。例えば、左側が現在の深さ、右側が調整できる範囲を示すことができる。
図7は、本発明のオフセット作業機における制御の一例を示すフローチャートである。この制御はユーザ101による行為を説明している以外は基本的に制御部20で行う。以下、図8〜図12を示しながら、図7のフローチャートについて説明する。
図8は、本発明のオフセット作業機における作業開始時の一例を示す平面概略図である。トラクタ1については図示を簡略している(図11も同様)。
ユーザ101は、操作・表示部80の電源スイッチ81により電源をONした状態とする。そして、作業機(畦塗り機50)を作業スイッチ82bの操作等により前進作業状態として作業開始位置で畦塗り機50をトラクタ1に対して下降させて一定距離作業を行なう。そして、機体が安定した状態で作業機の前後傾姿勢、左右方向傾き、耕深および方向輪深さ等を調整しておく。この状態で制御がスタートする(S100)。
次に、スイッチ操作があれば(S101)、入力判断1を行い(S102)、直線あぜスイッチの入力である場合は、作業機方位記憶を行う(S103)。ここでのスイッチ操作における直線あぜスイッチは、操作・表示部80における直線あぜスイッチ82dが該当する。例えば、このスイッチが押された場合、方位センサ12による方位を作業機(畦塗り機50)の方位として制御部20の記憶部に記憶する。
次に、カメラ画像記憶1を行う(S104)。これは、カメラ16のこの時点での画像を制御部20の記憶部に記憶するものである。
次に、カメラ画像画面表示を行う(S105)。これは、S104で記憶した画像を操作・表示部80の画像表示85aに表示させるものである。
次に、表示画面内に上下左右中心線を表示する(S106)。これは、S105で表示した画像表示85aの画像に上下左右中心線を表示させるものである。
次に、画像内目標点検索を行う(S107)。これは、画像表示85aの画像において、図8で示した目標点250に該当する箇所の検索を行うものである。目標点250は、畦裾ライン221の延長上の進行方向端部(他の畦230の畦裾ライン231との交点)である。ここで、目標点250は、例えば、旧畦220の畦裾ライン221と次工程の旧畦の畦裾ライン231との交点を画素毎の輝度や色域判定等の画像処理により特定する。
次に、目標点自動設定の判定を行い(S108)、目標点自動設定が可能となった場合はS113へ行き、目標点自動設定が不可能である場合はS109へ行く。目標点自動設定の判定は、S107の画像処理で目標点の特定ができたか否かで判断できる。
S109は、カメラ撮影方向確認を行い、続いて、カメラ撮影方向手動調整を行う(S110)。ここでは、ユーザ101が、S105で表示した画像表示85aを見ながら確認し、必要に応じてカメラ撮影方向の手動調整を行うものである。ここでの調整は、ユーザ101が操作・表示部80の左スイッチ83fや右スイッチ83gを押す等して、カメラ回動アクチュエータ17を作動させて、カメラ16の方向調整を行ってもよい。
そして、カメラの撮影方向について判定を行い(S111)、目標点が画像範囲内であれば、目標点手動設定を行い(S112)、目標点が画像範囲外であれば、S110へ戻る。ここでのカメラの撮影方向の判定や目標点手動設定はユーザ101が行う。目標点手動設定は、例えば、画像表示85aにカーソル表示させ、ユーザ101が操作・表示部80の上スイッチ83d、下スイッチ83e、左スイッチ83f、右スイッチ83gを用いて動かし、決定スイッチ83bにより決定することができる。また、次に示す図9に示す方法で行ってもよい。
図9は、本発明のオフセット作業機における目標点設定の画像の別の例を示す図である。操作・表示部80の表示部85がタッチパネルとなっている場合を説明する。図9(a)のように画像表示85aが、表示しているカメラ16による画像上に一定間隔で縦横の分割線301を表示する。すると分割線301で分割される複数の面302が形成される。このとき、ユーザ101は目標点を含む分割面302aに触れることで、その分割面302aのみの表示を画像表示85aで行い、図9(b)の拡大した表示となる。そして、ユーザ101が目標点に触れることで設定目標点305を設定できる。なお、表示部85がタッチパネルでなくても、カーソルを操作・表示部80の上スイッチ83d、下スイッチ83e、左スイッチ83f、右スイッチ83gを用いて動かして決定スイッチ83bで決定していく方式でも適用できる。また、上記カーソルによる方式は、例えば微調整をする場合等にタッチパネルに触れる方式と併用してもよい。
次に、カメラ撮影方向自動調整を行う(S113)。ここでは、設定された目標点が画像(画像表示85a)の中心(特に左右の中心)に来るようにカメラ回動アクチュエータ17を制御してカメラ16の方向(特に左右方向)を調整する。これは、制御部20で画像処理に基づき行うことができる。
次に、カメラ撮影方向について判定を行い(S114)、目標点が画像中心以外の場合はS113へ戻り、目標点が画像中心の場合はS116へ行き、目標点を画像中心へ調整することが不可能の場合はS115へ行く。
S115では、カメラ撮影方向手動微調整を行う。ここでは、ユーザ101が操作・表示部80の左スイッチ83fや右スイッチ83gを押す等して、カメラ回動アクチュエータ17を作動させて、カメラ16の微調整を行い、目標点が画像中心に来るように調整することができる。なおこのとき、操作・表示部80のオフセット[大]スイッチ83iやオフセット[小]スイッチ83jを用いてオフセット量を微調整してもよい。
図10は、本発明のオフセット作業機における撮影方向調整の画像の一例を示す図である。図10(a)に示すように、画像表示85aには、縦中心線311と横中心線312が表示されている。ここで、図10(b)に示すように設定目標点305が縦中心線311と一致するように、カメラ16をカメラ回動アクチュエータ17で左右方向に回動させて調整する。
S116では、カメラ画像記憶2を行う。これは、カメラ16のこの時点での画像を制御部20の記憶部に記憶するものである。
次に、カメラ画像処理1を行う(S117)。ここでは、目標点上に縦方向中心ラインを設定する。
次に、作業開始点基準画像記憶を行う(S118)。ここでは、S117で画像処理した画像を制御部20の記憶部に記録する。
次に、直線あぜ制御を開始する(S119)。直線あぜ制御としてS119〜S138に示される制御を行う。
次に、直線あぜ制御中画面表示を行う(S120)。この表示は、直線あぜ制御中であることを文字等で制御表示85bに表示することができる。
次に、前進作業を再開する(S121)。ここでは、ユーザ101がトラクタ1を操作して、畦塗り機50による前進作業を開始する。
次に、作業機方位検出を行う(S122)。この検出は、方位センサ12からの情報を用いて行うことができ、作業機(畦塗り機50)の方位を検出する。
次に、作業機方位の判定を行い(S123)、方位変化を検出した場合はS124へ行き、方位変化が無い場合はS127へ行く。方位変化は、例えば、制御部20で一定時間毎に方位を検出して、その変化があるかで方位変化があるか否かを検出できる。
S124では、方位変化量算出を行う。ここでは、一定時間前との方位変化量を制御部20で算出できる。
次に、カメラ回動アクチュエータ動作信号出力を行う(S125)。ここでは、作業機(畦塗り機50)の方位変化量に合わせてカメラ16の角度を調整するように、カメラ回動アクチュエータ17を作動させる。すなわちカメラ16の方位は変わらないように、カメラ16の角度を修正する。この場合、方位変化の方向に対するカメラ16の調整の方向は逆となり、方位変化と同じ角度だけ逆側に調整することになる。
次に、カメラ回動量の判定を行い(S126)、方位変化分だけ回動したらS127へ行き、方位変化分まで回動しなければS125へ戻る。ここでの判定は、例えば、検出した方位の変化分に対応する角度までカメラ回動量センサ18から検出したカメラ16の回動量が達したかどうかで判定することができる。
図11は、本発明のオフセット作業機におけるカメラの方向調整の一例を示す平面概略図である。図11のように畦形成の作業中にトラクタ1及び畦塗り機50が旧畦220に対して、先頭が畦から離れた方向に傾いた場合、S122〜S126で説明した制御を行う。この場合は、方位センサ12により、方位が図で左の方向にずれたことを検出する。そして、カメラ回動アクチュエータ17によりカメラ16を右の方向に、ずれた方位分だけ回動させてズレを修正することができる。
S127では、カメラ画像記憶3を行う。ここでは、方位変化分だけカメラ16を回動させた後の画像を制御部20の記憶部に記録する。また、この画像記録は、一定時間毎又は連続して(極めて短い一定時間毎に)画像を記憶しておく。
次に、カメラ画像処理2を行う(S128)。ここでは、基準画像と最新記憶画像で左右方向のズレの比較を行う。すなわち、S116で記憶した基準画像と、S127で記憶した最新(現在)のカメラ画像を比較して、例えば目標点の左右方向のズレの比較を行う。この比較は、例えば、S116で記憶した基準画像は画像の中心に設定目標点305が来るように調整されているため、最新画像で目標点に対応する位置を識別して、目標点に対応する位置が中心から左右にどの程度ずれているかの算出で行える。また、これ以外に、トラクタ1を前進させていくと目標点を含むカメラ16の画像はより近くからの撮影画像となる。このため、それに合わせて、S116で記憶した基準画像において最新画像に対応する部分を含む範囲を抜き出して、この画像と最新画像の比較を行って、中心を比較して、左右方向のズレを算出してもよい。
次に、画像のズレについて判定を行い(S129)、S128での比較の結果、ズレが無ければS132へ行き、ズレがあればS130へ行く。このズレはS128で説明した方法で算出できる。
S130では、ズレ量の検出を行い、次に、オフセットアクチュエータ動作信号出力を行う(S131)。ズレ量の検出は、S128で説明した方法で算出できる。このズレ量が無くなるように、オフセットアクチュエータ13(電動油圧シリンダ54)を作動させて、ズレを修正する。このとき、オフセット量センサ14を用いて、ズレが無くなるように制御することができる。
図12は、本発明のオフセット作業機におけるオフセット量調整による画像の一例を示す図である。ここでは、S130、S131で説明した、オフセットアクチュエータ13(電動油圧シリンダ54)を作動させて調整した場合の画像を示している。図12(a)が調整前の図であり、縦中心線311と設定目標点305及び畦裾ライン221はずれている。また、縦中心線311の手前から設定目標点305へ引かれる仮想直線320も最初の仮想直線である縦中心線311とズレが生じる。このため、このズレを解消するように、オフセットアクチュエータ13(電動油圧シリンダ54)を作動させると縦中心線311と設定目標点305、畦裾ライン221が一致するようになり、ズレはなくなる。これの状態は図12(b)で示される。
S132では、スイッチ操作の判定を行い、スイッチ操作が有る場合はS133へ行き、スイッチ操作が無い場合はS122へ戻る。ここでのスイッチ操作は操作・表示部10(操作・表示部80)によるスイッチ操作である。
S133では、入力判断2の判定を行い、一時停止/再開スイッチの入力であればS134へ行き、耕深調整・散水関連・設定スイッチの入力であればS137へ行き、それ以外のスイッチの入力であればS138へ行く。ここで、一時停止/再開スイッチは、操作・表示部80であれば一時停止/再開スイッチ83oが該当する。また、耕深調整・散水関連・設定スイッチは、例えば、操作・表示部80の耕深[浅]スイッチ83k、耕深[深]スイッチ83l、散水スイッチ82a、散水量[増]スイッチ83m、散水量[減]スイッチ83n、モードスイッチ83a、メニュースイッチ83c等が該当する。
S134では、直線あぜ制御を一時停止させる。そして、スイッチ操作の入力を判定し(S135)、スイッチ操作が有ればS136へ行き、無ければS134へ戻る。ここでのスイッチ操作は操作・表示部10(操作・表示部80)によるスイッチ操作である。
S136では、入力判断2を行い、一時停止/再開スイッチの入力であればS122へ行き直線あぜ制御が再開される。耕深調整・散水関連・設定スイッチの入力であればS137へ行き、それ以外のスイッチの入力であればS138へ行く。これらのスイッチはS133と同様である。
S137では、操作に応じて各部へ動作信号出力を行う。すなわち、耕深調整・散水関連・設定スイッチの入力に対して、その操作に対応するアクチュエータ等への動作信号を出力する。そして、その後はS122へ戻る。
S138では、直線あぜ制御を終了する。
次に、入力判断3を行い(S139)、オフセット調整・作業・格納スイッチならS140へ行き、終了スイッチならS141へ行く。ここで、オフセット調整・作業・格納スイッチは、例えば、操作・表示部10のオフセット[大]スイッチ83i、オフセット[小]スイッチ83j、作業スイッチ82b、格納スイッチ82c等が該当する。また、終了スイッチは、例えば、操作・表示部10の終了スイッチ82eが該当する。即ちオフセット量を手動で調整する等、オフセットアクチュエータ13(電動油圧シリンダ54)を直接、操作・表示部10で操作した場合は、直線あぜ制御が終了して手動操作できるようになっている。
S140では、操作に応じて各部へ動作信号出力を行う。すなわち、オフセット調整・作業・格納スイッチの入力に対して、その操作に対応するアクチュエータ等への動作信号を出力する。そして、その後はS141へ行く。
S141で制御は終了となる。
図13は、本発明のオフセット作業機で形成した畦の例を示す図である。
図13(a)は上述した直線あぜ制御で形成した場合の例を示す。作業開始位置270から、旧畦260の進行方向端部に設定された目標点280へ向けて直線の目標畦ライン290に沿って畦が形成される。ここで、旧畦260は上述した畦裾ライン221に、目標点280は上述した目標点250に相当する。このように曲がった旧畦260に対しても直線的に畦を形成することができる。これにより、例えば田植機を入れやすくなる等、その後の農作業がやりやすいものとなる。また、畦塗り作業を行う請負業者にとっては作業距離を計算し易い畦形状となり、見栄えもよいものとなる。
図13(b)は、目標点を旧畦端部よりも内側に設定する場合を示す。この場合は、作業開始位置271から旧畦261の進行方向端部261aよりも内側(圃場側、図の例では進行方向左側)にずれて設定された目標点281へ向けて直線の目標畦ライン291に沿って畦が形成される。図13(c)は、目標点を旧畦端部よりも外側に設定する場合を示す。この場合は、作業開始位置272から旧畦262の進行方向端部262aよりも外側(旧畦方向側、図の例では進行方向右側)にずれて設定された目標点282へ向けて直線の目標畦ライン292に沿って畦が形成される。図13(b)(c)では、例えば、目標点をS112で説明した手動設定の方法で目標点282を設定して上述した直線あぜ制御を行ってもよい。また、手動でオフセット[大]スイッチ83iやオフセット[小]スイッチ83jを操作してオフセット量を調整しながら操作することも可能である。
以上のように、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した畦塗り機に限らず、トラクタに装着して農作業を行い直線制御を必要とする作業機全般に適用することができる。また、上述した実施形態の一部構成を他の実施形態の一部の構成に置き換えて適用することや、必要に応じて他の構成と組み合わせて利用してもよい。
1 トラクタ
10 操作・表示部
12 方位センサ
13 オフセットアクチュエータ
16 カメラ
17 カメラ回動アクチュエータ
20 制御部
50 畦塗り機
54 電動油圧シリンダ
67 作業部
68 耕耘部
69 ディスク部
75 カメラ取付部
80 操作・表示部
85 表示部

Claims (7)

  1. トラクタに装着して農作業を行う作業部をオフセット移動可能なオフセット作業機であって、
    前記作業部をオフセット移動させるオフセットアクチュエータと、前記作業部の作業進行方向を撮影するカメラと、前記カメラの画像情報を取得して前記オフセットアクチュエータを制御する制御部とを有し、
    前記作業部は畦を形成可能であり、
    前記制御部は、前記カメラで撮影された画像において予め定めた目標点と最新の画像における前記目標点に対応する位置のズレを検出して、前記ズレを修正するように前記オフセットアクチュエータを作動させ、作業開始位置から前記目標点へ向けた直線の目標畦ラインに沿って畦を形成するように制御し、
    前記目標点は、前記制御部により自動で設定可能であると共に、手動でも設定可能であることを特徴とするオフセット作業機。
  2. 請求項1に記載のオフセット作業機において、
    前記カメラは左右方向に回動可能に設置され、前記カメラを回動させるカメラ回動アクチュエータと、当該オフセット作業機の方向を検知する方向検知手段とを有し、
    前記制御部は、前記方向検知手段からの情報に基づき方向の変化を検知したとき、前記変化を修正する方向に前記カメラを回動させるように前記カメラ回動アクチュエータの制御を行うことを特徴とするオフセット作業機。
  3. 請求項2に記載のオフセット作業機において、
    前記制御部は、前記目標点を設定したときに前記目標点が前記カメラの画像の左右方向の中心となるように前記カメラ回動アクチュエータを制御し、最新の画像において前記目標点に対応する位置が左右の中心からどれだけずれたかで前記ズレの量を検出することを特徴とするオフセット作業機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のオフセット作業機において、
    表示部を有し、前記表示部に前記カメラで撮影した画像が表示可能であることを特徴とするオフセット作業機。
  5. 請求項4に記載のオフセット作業機において、
    前記表示部に表示された画像を用いて前記目標点の設定が可能であることを特徴とするオフセット作業機。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のオフセット作業機において、
    操作部を有し、前記操作部は、前記オフセットアクチュエータを操作するスイッチを有し、前記制御部は、前記スイッチが入力されたとき前記ズレを修正する制御を終了して前記入力に対応する制御を行うことを特徴とするオフセット作業機。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のオフセット作業機において、
    前記作業部は、耕耘部とディスク部を有し、前記カメラはカメラ取付部を介して前記ディスク部の上部に取り付けられていることを特徴とするオフセット作業機。
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