JP6690421B2 - 荷役車両のブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷役車両のブレーキ装置に関する。
従来における荷役車両のブレーキ装置としては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載のブレーキ装置は、無励磁状態において走行モータに対して機械的制動を加えると共に、励磁状態において走行モータに対する機械的制動を解除する無励磁動作型電磁ブレーキと、ブレーキペダルの踏み角に応じた強さの電気的制動としての回生制動またはプラギング制動を走行モータに対して加えるコントローラとを備えている。
特開2002−255498号公報
しかしながら、上記従来技術においては、以下の問題点が存在する。即ち、ブレーキペダルが踏み込まれていない状態では、電磁ブレーキが無励磁状態に維持されるため、走行モータに対して機械的制動を加えられ、結果として駆動輪にブレーキがかかった状態となる。ブレーキペダルが踏み込まれると、電磁ブレーキが励磁状態となるため、走行モータに対する機械的制動が解除され、結果として駆動輪に対するブレーキが解除される。このように電磁ブレーキは、ON/OFF的に作動することになる。このため、回生制動またはプラギング制動等を併用しても、駆動輪に対する制動力を細かく使い分けることが困難である。
本発明の目的は、駆動輪に対する制動力を細かく使い分けることができる荷役車両のブレーキ装置を提供することである。
本発明の一態様は、駆動輪を回転させる走行モータを有する走行装置と、走行装置の前側に配置され、荷の揚げ降ろしを行う荷役装置とを具備した荷役車両のブレーキ装置において、走行装置に設けられたブレーキ操作部と、ブレーキ操作部によりブレーキ動作が指示されたどうかを検出するブレーキ動作検出部と、走行モータのモータ軸に取り付けられ、走行モータを制動する複数の電磁ブレーキと、走行モータに回生ブレーキが働くように走行モータを駆動するモータ駆動部と、ブレーキ動作検出部によりブレーキ動作が指示されたことが検出されたときに、駆動輪に対する制動力を決定する制動力決定部と、制動力決定部により決定された制動力に応じて複数の電磁ブレーキ及びモータ駆動部を制御する制動制御部とを備えることを特徴とする。
このように本発明に係るブレーキ装置においては、走行モータを制動する複数の電磁ブレーキと、走行モータに働く回生ブレーキとが使用される。このとき、複数の電磁ブレーキ及び回生ブレーキを使用する組み合わせを変えることにより、複数の制動力パターンが得られる。これにより、駆動輪に対する制動力を細かく使い分けることができる。
複数の電磁ブレーキ及び回生ブレーキによる制動力がそれぞれ異なっていてもよい。例えば電磁ブレーキの数が2つである場合には、一方の電磁ブレーキのみによる制動力、他方の電磁ブレーキのみによる制動力、回生ブレーキのみによる制動力、一方の電磁ブレーキ及び回生ブレーキによる制動力、他方の電磁ブレーキ及び回生ブレーキによる制動力、2つの電磁ブレーキによる制動力、2つの電磁ブレーキ及び回生ブレーキによる制動力という7つの制動力パターンが得られる。これにより、駆動輪に対する制動力をより細かく使い分けることができる。
ブレーキ装置は、荷の揚高を検出する揚高検出部を更に備え、制動力決定部は、揚高検出部により検出された荷の揚高に基づいて、駆動輪に対する制動力を決定してもよい。このような構成では、荷の揚高に応じた適切な制動力を駆動輪に付与することができる。
制動力決定部は、荷の揚高が高いときは、荷の揚高が低いときに比べて、駆動輪に対する制動力を弱く設定してもよい。このような構成では、荷の揚高が高い状態で駆動輪にブレーキをかけた際に、荷役装置の安定性が良くなる。
ブレーキ装置は、荷の荷重を検出する荷重検出部を更に備え、制動力決定部は、揚高検出部により検出された荷の揚高及び荷重検出部により決定された荷の荷重に基づいて、駆動輪に対する制動力を決定してもよい。このような構成では、荷の揚高及び荷の荷重に応じた適切な制動力を駆動輪に付与することができる。
制動力決定部は、荷の揚高が規定値よりも低い場合、荷の荷重が大きいときは、荷の荷重が小さいときに比べて、駆動輪に対する制動力を強く設定してもよい。このような構成では、荷の荷重が大きい状態で駆動輪にブレーキをかけた際に、走行装置が停止しやすくなる。
本発明によれば、駆動輪に対する制動力を細かく使い分けることができる荷役車両のブレーキ装置が提供される。
本発明の一実施形態に係るブレーキ装置を備えた荷役車両としてフォークリフトを示す側面図である。 図1に示された第1電磁ブレーキ及び第2電磁ブレーキを走行モータと共に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るブレーキ装置の構成を示すブロック図である。 制動力パターンの一例を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るブレーキ装置を備えた荷役車両としてフォークリフトを示す側面図である。図1において、本実施形態の荷役車両であるフォークリフト1は、バッテリ2の電力で動作するリーチ型のフォークリフトである。フォークリフト1は、走行装置3と、この走行装置3の前側に配置された荷役装置4とを具備している。
走行装置3は、車体5と、この車体5から前方に突出した左右1対のリーチレグ6とを有している。車体5の後端側には、駆動輪である後輪7が配置されている。各リーチレグ6の先端部には、従動輪である前輪8が回転可能に支持されている。
車体5の右側部分には、立席タイプの運転席9が設けられている。運転席9は、ヘッドガード10で覆われている。運転席9の前部には、インストルメントパネル11が配置されている。インストルメントパネル11には、走行操作を行うためのアクセルレバー12と、荷役操作を行うための荷役レバー13とが設けられている。また、運転席9の底部には、制動操作を行うためのブレーキペダル14(ブレーキ操作部)が設けられている。
車体5の左側部分には、収容ボックス15が搭載されている。収容ボックス15の上部には、操舵操作を行うためのステアリング16が設けられている。収容ボックス15には、上記のバッテリ2と、走行モータ17とが収容されている。走行モータ17は、ギヤボックス(図示せず)を介して後輪7を回転させるモータである。また、収容ボックス15には、特に図示はしないが、荷役モータ、荷役ポンプ及びリーチシリンダ等も収容されている。
荷役装置4は、荷Lの揚げ降ろしを行う装置である。荷役装置4は、マスト18と、このマスト18にリフトブラケット19を介して取り付けられ、荷Lが積載される左右1対のフォーク20と、このフォーク20を昇降させるリフトシリンダ21とを有している。
また、フォークリフト1は、走行装置3を減速または停止させるブレーキ装置22を備えている。ブレーキ装置22は、上記のブレーキペダル14と、収容ボックス15に収容され、走行モータ17を制動する第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24とを備えている。ブレーキペダル14は、踏み込まれていない状態でブレーキが効き、踏み込まれた状態でブレーキが開放されるデッドマンブレーキである。
第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24は、走行モータ17の上側に配置されている。第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24は、無励磁状態において走行モータ17に対して機械的制動を加えると共に、励磁状態において走行モータ17に対する機械的制動を解除する無励磁動作型電磁ブレーキである。
第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24は、図2に示されるように、走行モータ17のモータ軸17aに円筒状のハブ25を介して取り付けられている。モータ軸17aは、ハブ25に挿着されている。第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24は、モータ軸17aの軸方向に沿って並んで配置されている。
第1電磁ブレーキ23は、円環状のディスク26を有している。ディスク26は、スプライン結合等によりハブ25に固定されている。これにより、ディスク26は、走行モータ17のモータ軸17aと一体で回転可能となる。また、第1電磁ブレーキ23は、ディスク26を両側から挟むように配置された円環状のエンドプレート27及びアーマチュア28と、アーマチュア28と隣り合うように配置された円環状のヨーク29とを有している。ヨーク29の内部には、円環状のコイル部30が配置されている。ヨーク29には、アーマチュア28側の面に開口した複数のバネ収容凹部31が設けられている。バネ収容凹部31には、アーマチュア28側に付勢するバネ32が収容されている。
コイル部30が通電されない無励磁状態では、図2に示されるように、バネ32の付勢力によりアーマチュア28がディスク26に対して押し付けられ、ディスク26がエンドプレート27及びアーマチュア28に挟み込まれるため、ディスク26の回転が阻止される。このため、走行モータ17のモータ軸17aの回転も阻止される。このように走行モータ17には機械的な制動が働くため、後輪7にブレーキがかかった状態となる。
コイル部30が通電されると、ヨーク29が磁化されて、ヨーク29とアーマチュア28との間に磁気吸引力が働くため、バネ32の付勢力に抗してアーマチュア28がディスク26から離れてヨーク29に当接する。従って、エンドプレート27及びアーマチュア28によるディスク26の挟み込みが解除され、ディスク26が回転可能となるため、走行モータ17のモータ軸17aも回転可能となる。このように走行モータ17に対する機械的な制動が解除されるため、後輪7に対するブレーキ状態が解除される。
第2電磁ブレーキ24の構造は、第1電磁ブレーキ23と同様である。第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24は、互いのエンドプレート27同士が接触するように逆向きに配置されている。
第1電磁ブレーキ23におけるバネ32の付勢力は、第2電磁ブレーキ24におけるバネ32の付勢力よりも大きくなっている。このため、第1電磁ブレーキ23におけるディスク26の挟み込み力は、第2電磁ブレーキ24におけるディスク26の挟み込み力よりも大きくなる。これにより、第1電磁ブレーキ23による制動力は、第2電磁ブレーキ24による制動力よりも強い。
また、ブレーキ装置22は、図3に示されるように、ブレーキスイッチ33と、揚高センサ34と、圧力センサ35と、車速センサ36と、モータドライバ37と、コントローラ38とを備えている。
ブレーキスイッチ33は、ブレーキペダル14によりブレーキ動作が指示されたかどうかを検出するブレーキ動作検出部である。ブレーキスイッチ33は、ブレーキペダル14の操作状態に応じた検出信号を出力する。具体的には、ブレーキスイッチ33は、ブレーキペダル14が踏み込まれたときは、検出信号としてOFF信号を出力し、ブレーキペダル14が踏み込まれていないときは、検出信号としてON信号を出力する。
揚高センサ34は、フォーク20に積載された荷Lの揚高を検出する揚高検出部である。圧力センサ35は、リフトシリンダ21内の圧力を検出することにより、フォーク20に積載された荷Lの荷重を検出する荷重検出部である。車速センサ36は、走行装置3の走行速度を検出する。
モータドライバ37は、走行モータ17に回生ブレーキが働くように走行モータ17を駆動するモータ駆動部である。具体的には、モータドライバ37は、走行モータ17を発電機として動作させることにより、走行モータ17から電気を発生させ、その時の抵抗力によって走行モータ17に回生ブレーキをかける。このとき、走行モータ17で発生した電流は、バッテリ2に充電される。回生ブレーキによる制動力は、走行モータ17の定格出力によって決まる。ここでは、回生ブレーキによる制動力は、第2電磁ブレーキ24による制動力よりも強く、且つ第1電磁ブレーキ23による制動力よりも弱い。なお、モータドライバ37の基本機能は、走行モータ17に駆動電流を供給して、走行モータ17を回転駆動させることである。
コントローラ38は、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等により構成されている。コントローラ38は、制動力パターン記憶部39と、制動力決定部40と、制動制御部41とを有している。
制動力パターン記憶部39は、駆動輪である後輪7に対する制動力のパターン(以下、制動力パターン)を記憶する。制動力パターンとしては、図4に示されるように、7段階に設定されている。後輪7に対する制動力は、制動力パターンA〜Gの順に強くなっている。制動力パターンAは、第2電磁ブレーキ24のみによる制動力である。制動力パターンBは、回生ブレーキのみによる制動力である。制動力パターンCは、第2電磁ブレーキ24及び回生ブレーキによる制動力である。制動力パターンDは、第1電磁ブレーキ23のみによる制動力である。制動力パターンEは、第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24による制動力である。制動力パターンFは、第1電磁ブレーキ23及び回生ブレーキによる制動力である。制動力パターンGは、第1電磁ブレーキ23、第2電磁ブレーキ24及び回生ブレーキによる制動力である。
制動力決定部40は、ブレーキスイッチ33からON信号が出力されたとき、つまりブレーキスイッチ33によりブレーキ動作が指示されたことが検出されたときに、揚高センサ34により検出された荷Lの揚高、圧力センサ35により検出された荷Lの荷重及び車速センサ36により検出された走行装置3の走行速度に基づいて、後輪7に対する制動力を決定する。具体的には、制動力決定部40は、荷Lの揚高、荷Lの荷重及び走行装置3の走行速度に基づいて、制動力パターン記憶部39に記憶された7つの制動力パターンA〜Gから最適な制動力パターンを選択する。
例えば、荷Lの揚高が高揚高閾値以上であり、荷Lの荷重が荷重閾値以上である場合は、後輪7にかけるブレーキを十分弱くする必要があるため、制動力パターンAが選択される。荷Lの揚高が低揚高閾値以上であり且つ高揚高閾値よりも低く、荷Lの荷重が荷重閾値以上である場合は、制動力パターンBが選択される。荷Lの揚高が低揚高閾値以上であり、荷Lの荷重が荷重閾値よりも小さい場合は、制動力パターンCが選択される。荷Lの揚高が低揚高閾値よりも低く、荷Lの荷重が荷重閾値よりも小さく、走行装置3の走行速度が速度閾値よりも低い場合は、制動力パターンDが選択される。荷Lの揚高が低揚高閾値よりも低く、荷Lの荷重が荷重閾値よりも小さく、走行装置3の走行速度が速度閾値以上である場合は、制動力パターンEが選択される。荷Lの揚高が低揚高閾値よりも低く、荷Lの荷重が荷重閾値以上であり、走行装置3の走行速度が速度閾値よりも低い場合は、制動力パターンFが選択される。荷Lの揚高が低揚高閾値よりも低く、荷Lの荷重が荷重閾値以上であり、走行装置3の走行速度が速度閾値以上である場合は、後輪7に十分強いブレーキをかける必要があるため、制動力パターンGが選択される。なお、高揚高閾値、低揚高閾値、荷重閾値及び速度閾値は、フォークリフト1の仕様等に応じて適宜設定される。
これにより、荷Lの揚高が高いときは、荷Lの揚高が低いときに比べて、弱い制動力パターンが選択されることになる。また、荷Lの揚高が低揚高閾値(規定値)よりも低い場合、荷Lの荷重が大きいときは、荷Lの荷重が小さいときに比べて、強い制動力パターンが選択されることになる。
なお、制動力パターンA〜Gを選択する条件としては、特に上記の形態には限られず、荷役状態及び走行状態に応じて適宜設定される。
制動制御部41は、制動力決定部40により決定された制動力に応じて第1電磁ブレーキ23、第2電磁ブレーキ24及びモータドライバ37を制御する。
具体的には、制動制御部41は、制動力決定部40により制動力パターンAが選択されたときは、第1電磁ブレーキ23を励磁状態にするように制御し、第2電磁ブレーキ24を無励磁状態にするように制御し、走行モータ17に回生ブレーキが働かないようにモータドライバ37を制御する。
制動制御部41は、制動力決定部40により制動力パターンBが選択されたときは、第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24を励磁状態にするように制御し、走行モータ17に回生ブレーキが働くようにモータドライバ37を制御する。
制動制御部41は、制動力決定部40により制動力パターンCが選択されたときは、第1電磁ブレーキ23を励磁状態にするように制御し、第2電磁ブレーキ24を無励磁状態にするように制御し、走行モータ17に回生ブレーキが働くようにモータドライバ37を制御する。
制動制御部41は、制動力決定部40により制動力パターンDが選択されたときは、第1電磁ブレーキ23を無励磁状態にするように制御し、第2電磁ブレーキ24を励磁状態にするように制御し、走行モータ17に回生ブレーキが働かないようにモータドライバ37を制御する。
制動制御部41は、制動力決定部40により制動力パターンEが選択されたときは、第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24を無励磁状態にするように制御し、走行モータ17に回生ブレーキが働かないようにモータドライバ37を制御する。
制動制御部41は、制動力決定部40により制動力パターンFが選択されたときは、第1電磁ブレーキ23を無励磁状態にするように制御し、第2電磁ブレーキ24を励磁状態にするように制御し、走行モータ17に回生ブレーキが働くようにモータドライバ37を制御する。
制動制御部41は、制動力決定部40により制動力パターンGが選択されたときは、第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24を無励磁状態にするように制御し、走行モータ17に回生ブレーキが働くようにモータドライバ37を制御する。
以上のように本実施形態のブレーキ装置22にあっては、走行モータ17を制動する第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24と、走行モータ17に働く回生ブレーキとが使用される。このとき、第1電磁ブレーキ23、第2電磁ブレーキ24及び回生ブレーキを使用する組み合わせを変えることにより、複数の制動力パターンが得られる。これにより、後輪7に対する制動力を細かく使い分けることができる。
また、本実施形態では、第1電磁ブレーキ23、第2電磁ブレーキ24及び回生ブレーキによる制動力がそれぞれ異なっている。従って、制動力パターンとしては、第1電磁ブレーキ23のみによる制動力、第2電磁ブレーキ24のみによる制動力、回生ブレーキのみによる制動力、第1電磁ブレーキ23及び回生ブレーキによる制動力、第2電磁ブレーキ24及び回生ブレーキによる制動力、第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24による制動力、第1電磁ブレーキ23、第2電磁ブレーキ24及び回生ブレーキによる制動力という7つのパターンが得られる。これにより、後輪7に対する制動力をより細かく使い分けることができる。
また、本実施形態では、揚高センサ34により検出された荷Lの揚高に基づいて、後輪7に対する制動力が決定されるので、荷Lの揚高に応じた適切な制動力を後輪7に付与することができる。
また、本実施形態では、荷Lの揚高が高いときは、荷Lの揚高が低いときに比べて、後輪7に対する制動力が弱く設定されるので、荷Lの揚高が高い状態で後輪7にブレーキをかけた際に、荷役装置4の安定性が良くなる。
また、本実施形態では、揚高センサ34により検出された荷Lの揚高及び圧力センサ35により検出された荷Lの荷重に基づいて、後輪7に対する制動力が決定されるので、荷Lの揚高及び荷Lの荷重に応じた適切な制動力を後輪7に付与することができる。
また、本実施形態では、荷Lの揚高が低揚高閾値よりも低い場合、荷Lの荷重が大きいときは、荷Lの荷重が小さいときに比べて、後輪7に対する制動力が強く設定されるので、荷Lの荷重が大きい状態で後輪7にブレーキをかけた際に、走行装置3が停止しやすくなる。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば、上記実施形態では、第1電磁ブレーキ23による制動力と第2電磁ブレーキ24による制動力とが異なっているが、特にその形態には限られず、第1電磁ブレーキ23による制動力と第2電磁ブレーキ24による制動力とが同じであってもよい。この場合、制動力パターンとしては、第1電磁ブレーキ23のみによる制動力、回生ブレーキのみによる制動力、第1電磁ブレーキ23及び回生ブレーキによる制動力、第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24による制動力、第1電磁ブレーキ23、第2電磁ブレーキ24及び回生ブレーキによる制動力という5つのパターンが得られる。これにより、後輪7に対する制動力を細かく使い分けることができる。
また、上記実施形態では、第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24は走行モータ17の上側に配置されているが、特にその形態には限られず、第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24は走行モータ17の下側に配置されていてもよい。
さらに、上記実施形態では、第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24は、前述の無励磁動作型電磁ブレーキであるが、第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24のタイプとしては、特にそれには限られず、励磁状態において走行モータ17に対して機械的制動を加えると共に、無励磁状態において走行モータ17に対する機械的制動を解除する励磁動作型電磁ブレーキであってもよい。
また、上記実施形態のブレーキ装置22は、走行モータ17を制動する第1電磁ブレーキ23及び第2電磁ブレーキ24を備えているが、使用する電磁ブレーキの数としては、特に2つには限られず、複数であれば3つ以上あってもよい。
さらに、上記実施形態のブレーキ装置22は、リーチ型のフォークリフト1に搭載されているが、本発明は、特にリーチ型のフォークリフトには限られず、駆動輪を回転させる走行モータを有する走行装置と、この走行装置の前側に配置され、荷の揚げ降ろしを行う荷役装置とを具備した荷役車両であれば、適用可能である。
1…フォークリフト(荷役車両)、3…走行装置、4…荷役装置、7…後輪(駆動輪)、14…ブレーキペダル(ブレーキ操作部)、17…走行モータ、17a…モータ軸、22…ブレーキ装置、23…第1電磁ブレーキ(電磁ブレーキ)、24…第2電磁ブレーキ(電磁ブレーキ)、33…ブレーキスイッチ(ブレーキ動作検出部)、34…揚高センサ(揚高検出部)、35…圧力センサ(荷重検出部)、37…モータドライバ(モータ駆動部)、40…制動力決定部、41…制動制御部、L…荷。

Claims (6)

  1. 駆動輪を回転させる走行モータを有する走行装置と、前記走行装置の前側に配置され、荷の揚げ降ろしを行う荷役装置とを具備した荷役車両のブレーキ装置において、
    前記走行装置に設けられたブレーキ操作部と、
    前記ブレーキ操作部によりブレーキ動作が指示されたかどうかを検出するブレーキ動作検出部と、
    前記走行モータのモータ軸に取り付けられ、前記走行モータを制動する複数の電磁ブレーキと、
    前記走行モータに回生ブレーキが働くように前記走行モータを駆動するモータ駆動部と、
    前記駆動輪に対する制動力のパターンを記憶する制動力パターン記憶部と、
    前記ブレーキ動作検出部により前記ブレーキ動作が指示されたことが検出されたときに、前記駆動輪に対する制動力を決定する制動力決定部と、
    前記制動力決定部により決定された制動力に応じて前記複数の電磁ブレーキ及び前記モータ駆動部を制御する制動制御部とを備え
    前記制動力パターン記憶部は、前記駆動輪に対する制動力のパターンとして、1つの前記電磁ブレーキのみによる制動力と、前記回生ブレーキのみによる制動力と、前記1つの電磁ブレーキ及び前記回生ブレーキによる制動力と、前記複数の電磁ブレーキによる制動力と、前記複数の電磁ブレーキ及び前記回生ブレーキによる制動力とを含む複数の制動力パターンを記憶し、
    前記制動力決定部は、前記荷役装置の荷役状態及び前記走行装置の走行状態に基づいて、前記制動力パターン記憶部に記憶された前記複数の制動力パターンから最適な制動力パターンを選択することを特徴とする荷役車両のブレーキ装置。
  2. 前記複数の電磁ブレーキ及び前記回生ブレーキによる制動力がそれぞれ異なっていることを特徴とする請求項1記載の荷役車両のブレーキ装置。
  3. 前記荷の揚高を検出する揚高検出部を更に備え、
    前記制動力決定部は、前記揚高検出部により検出された荷の揚高に基づいて、前記駆動輪に対する制動力を決定することを特徴とする請求項1または2記載の荷役車両のブレーキ装置。
  4. 前記制動力決定部は、前記荷の揚高が高いときは、前記荷の揚高が低いときに比べて、前記駆動輪に対する制動力を弱く設定することを特徴とする請求項3記載の荷役車両のブレーキ装置。
  5. 前記荷の荷重を検出する荷重検出部を更に備え、
    前記制動力決定部は、前記揚高検出部により検出された荷の揚高及び前記荷重検出部により決定された荷の荷重に基づいて、前記駆動輪に対する制動力を決定することを特徴とする請求項3または4記載の荷役車両のブレーキ装置。
  6. 前記制動力決定部は、前記荷の揚高が規定値よりも低い場合、前記荷の荷重が大きいときは、前記荷の荷重が小さいときに比べて、前記駆動輪に対する制動力を強く設定することを特徴とする請求項5記載の荷役車両のブレーキ装置。
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