JP6690378B2 - 光トランシーバ - Google Patents

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本発明は、それぞれが双方向光通信を行う複数の信号変換モジュールを筐体内に収納した光トランシーバに関するものである。
特許文献1が開示する光トランシーバは、それぞれが電気信号から光信号への信号変換および光信号から電子信号への信号変換を行う、少なくとも2個の信号変換モジュールを筐体内に収納している。それぞれの信号変換モジュールは、電気信号を送信光に変換する発光素子と、受信光を電気信号に変換する受光素子と、これら送信光と受信光を伝搬する内部ファイバ(単芯光ファイバ)を含む。特に、当該光トランシーバでは、筐体内において内部ファイバ同士が絡まってしまうことを防ぐため、これら内部ファイバを柔軟な基板により保護している。また、曲率の大きな曲げに起因する光損失や機械的な損傷を防ぐため、内部ファイバそれぞれは、第1方向に向かって直線的に配置される部分と、第1方向とは逆の第2方向に向かって直線的に配置される部分を含むんで曲げられている。
米国特許第7,242,824号明細書
上記特許文献1は、少なくとも2個の信号変換モジュールに含まれる内部ファイバ同士が筐体内で絡まってしまうことを防ぐため、柔軟な基板がこれら内部ファイバを保護する旨、開示している。しかしながら、内部ファイバの最小曲げ半径や該内部ファイバの具体的な保持方法についての記述は無く、内部ファイバの筐体への取付け作業にも改善の余地がある。
本発明は、上述のような課題に対してなされたものであり、一端に光学部品が固定された内部ファイバを基板上に実装する際の作業性を向上させ、内部ファイバと光学部品との接続部の機械的信頼性を向上させる構造を備えた光トランシーバを提供する。
上述の課題を解決するため、本実施形態に係る光トランシーバは、信号変換モジュールと、ファイバトレイと、基板、を備える。信号変換モジュールは、光電変換素子、当該光電変換素子に係る光信号を伝搬する内部ファイバ、及び前記光電変換素子と前記内部ファイバを光結合する光学部品を有する。ファイバトレイは、内部ファイバを収納し、光学部品を保持する保持部を有する。また、基板は、信号変換モジュールとファイバトレイを搭載する。
本実施形態に係る光トランシーバによれば、内部ファイバを格納するファイバトレイが、光学部品の保持構造を有し、この保持構造は、光学部品の少なくとも先端部分の変動を制限した状態で該光学部品を保持する。これにより、該内部ファイバの光学部品への固定部に対してストレスを与えること無く内部ファイバをファイバトレイに巻き付けることが可能になる。加えて、光学部品をレンズベースへ搭載する際の作業性が向上する。
本実施形態に係る光トランシーバ1の一例の外観を示す図である。 光トランシーバ1の筐体内部の構造を示す図である。 光トランシーバ1の基板上における光電変換素子(送信用および受信用光電変換素子を含む)と光学系の位置関係を説明する図である。 ファイバアセンブリの構造を説明する図である。 第1および第2ファイバアセンブリが実装されたファイバトレイを示す図である。 ファイバトレイが実装される前の基板を示す図である。 第1および第2ファイバアセンブリを保持したファイバトレイが実装した基板を示す図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の対応それぞれを個別に列挙して説明する。
(1)本実施形態に係る光トランシーバは、双方向光通信を行う信号変換モジュールと、ファイバトレイと、この信号変換モジュールとファイバトレイを搭載する基板を少なくとも備える。信号変換モジュールは、光電変換素子、この光電変換素子に係る光信号を伝搬する内部ファイバ、および、この光電変換素子と内部ファイバを光結合する光学部品を含む。ファイバトレイは、信号変換モジュールは内部ファイバを格納し、光学部品を保持する保持部を有する。
(2)本発明に係る信号変換モジュールは、光学部品と内部ファイバの接続部にくびれ部を有し、一方、ファイバトレイの保持部はこのくびれ部を挟み込むフック部を有する。
(3)本発明に係るくびれ部はフック部に対して着脱自在の構造を備えてもよい。
(4)本実施形態のファイバトレイは、基板に対向する台座部と、それぞれが所定距離だけ離間してこの台座部から垂直に延び出す第1、第2ガイドを有してもよい。この場合、台座部と、第1および第2ガイドにより画定される溝部が、内部ファイバを格納する。
(5)本実施形態のファイバトレイは、第1ガイドが円形の平面形状を有し、第2ガイドは第1ガイドを取り囲んでいる。
(6)また、本実施形態の光トランシーバは、それぞれが光電変換素子、内部ファイバ、この光電変換素子と内部ファイバを光結合する光学部品を有する複数の信号変換モジュールを備え、ファイバトレイは、これら複数の信号変換モジュールの内部ファイバを収納し、さらにこれら複数の信号変換モジュールの光学部品を保持する複数の保持部を有していてもよい。
以上に列挙された各態様は、残りの全ての態様のそれぞれに対して、または、これら残りの態様の全ての組み合わせに対して適用可能である。
[本願発明の実施形態の詳細]
本願発明に係る光トランシーバの具体例を、以下に添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明は、これら例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
図1は、本実施形態に係る光トランシーバ1の外観を示す図である。図1に示す光トランシーバ1は、筐体2と、挿抜機構(Pull-Tab)8、光レセプタクル4、回路基板(以下、単に「基板」と記す)10等を含む。筐体2は、上筐体2Aおよび下筐体2Bを有し、これら上筐体2Aおよび下筐体2Bは、放熱性や電磁波放射抑制を考慮してアルミニウム合金や亜鉛合金等が使用される。筐体2は、それぞれが双方向光通信を行う2個の信号変換モジュールを収納する。なお、本実施形態は、筐体2内に2個の信号変換モジュールを収納する例を示すが、信号変換モジュールの個数は本例に限定されない。1個あるいは3個以上の信号変換モジュールを筐体内に搭載してもよい。筐体2はその両側に、挿抜機構8の動作に連動して筐体2の長手方向に移動するスライダ7を有する。挿抜機構8を前方へ引くと、スライダ7の端部に形成された突起7aが光トランシーバ1とこの光トランシーバを搭載しているホストシステムのケージ機構のかみ合わせを開放し、当該光トランシーバ1をケージ機構から引き抜くことが可能となる。筐体2は、その正面に、外部光ファイバの端部に保持された光コネクタを受け入れる光レセプタクル4を備えている。また、その背面に、光トランシーバ1とホストシステムとの間の通信を可能とする電気プラグ6を備えている。
図2は、図1に示された筐体2内部構造(上筐体2Aを取り除いた状態)を示す図である。上述のように、筐体2は、上筐体2Aおよび下筐体2Bを含み、これら上筐体2Aおよび下筐体2Bとで挟まれた空間内に種々の光学的および電気的な部品収納する。
図2に示すように、当該光トランシーバ1は、上筐体2Aおよび下筐体2Bの間の空間に、2個の信号変換モジュールと、これら信号変換モジュールに係る光、電気部品を搭載する基板10を有する。具体的には、基板10は、ファイバトレイ50、光モジュール20A、20B、光電変換素子(送信用および受信用光電変換素子を含む)、および該光電変換素子を制御する制御用IC(電子回路)10a等を搭載する。
第1の信号変換モジュール(上記2個の信号変換モジュールの一方)は、スリーブ19A、内部ファイバ9A、光モジュール20Aの他、基板10上に実装された受光素子(以下、「PD」と記す)14および面発光素子(以下、「VCSEL」と記す)12を含む。PD14は受信用光電変換素子として機能し、VCSEL12は送信用光電変換素子として機能する。光モジュール20Aは、レンズベース30Aと双方向レンズユニット40Aを含む。レンズベース30Aは、基板10上のPD14およびVCSEL12の双方を覆い、該基板10上に実装される。双方向レンズユニット40Aは、内部ファイバ9Aの一端を保持し、レンズベース30A上に搭載される。内部ファイバ9Aの他端は、スリーブ19Aに保持される。双方向レンズユニット40Aは、内部ファイバ9Aが提供する受信光(以下、「RX光」と記す)を基板10上のPD14に提供し、一方、基板10上のVCSEL12が出射する送信光(以下、「TX光」と記す)を内部ファイバ9Aの一端に提供する光学的構造、すなわち、該RX光およびTX光の双方の進行方向を変える構造を備えている。双方向レンズユニット40Aは、基板10の主面に対してそれぞれ所定の角度を為す複数の端面が形成する幾つかのポケットを備えており、これら端面が、当該双方向レンズユニット40Aの内部を伝搬するRX光およびTX光の進行方向を変える反射面として機能する。さらに、双方向レンズユニット40Aは、RX光とTX光の合波または分離を行うWDM(Wavelength Division Multiplexer)フィルタ24を搭載有する。スリーブ19Aは、光レセプタクル4内に突出し、外部光ファイバの端部に保持され、光レセプタクル4が受納する光コネクタ内と係合する。なお、スリーブ19A、内部ファイバ9A、および双方向レンズユニット40Aにより、後述するファイバアセンブリが構成される。
一方、第2の信号変換モジュール(上記2個の信号変換モジュールの他方)も同様に、スリーブ19B、内部ファイバ9B、光モジュール20Bの他、基板10上に実装されたPD14およびVCSEL12を含む。光モジュール20Bは、基板10上のPD14およびVCSEL12を覆い、該基板10上に実装されたレンズベース30Bと、内部ファイバ9Bの一端に保持され、レンズベース30B上に搭載された双方向レンズユニット40Bを含む。内部ファイバ9Bの他端は、スリーブ19Bに保持される。また、双方向レンズユニット40Bの構造および機能は、上述の双方向レンズユニット40Aと同じである。スリーブ19Bも、光レセプタクル4内に突出し、外部光ファイバの端部に保持された光コネクタと係合する。なお、この第2の信号変換モジュールにおいても、スリーブ19B、内部ファイバ9B、および双方向レンズユニット40Bにより、後述するファイバアセンブリが構成される。
基板10は、その後方端部に電気プラグ6を備え、下筐体2Bはその周囲に、基板10を取り囲む溝を有する。この溝内にEMIノイズを筐体2の内部に閉じ込めるシールドガスケット3がセットされている。すなわち、溝内のシールドガスケット3は、上筐体2Aおよび下筐体2Bの間で押しつぶされ、これら上筐体2Aおよび下筐体2Bが形成する空間を、筐体2の外部から電気的に遮蔽する。
ファイバトレイ50は、スリーブ19A、19Bと、光モジュール20A、20Bとの間に位置し、複数の脚52の先端に形成されたフック部により基板10に装着される。また、ファイバトレイ50は、内部ファイバ9A、9Bを格納する構造を有する。具体的に、ファイバトレイ50は、基板10上に設置され対向する台座部50Dと、この台座部50Dから基板10に対して垂直方向に延びる内側ガイド(第1ガイド)50Aおよび外側ガイド(第2ガイド)50Bを有する。内側ガイド50Aは、内部ファイバ9A、9Bを所定の曲率以下(曲げ損失に起因した信号劣化を実質的に生じない曲率)で巻き巻き取る部分であって、略円形の平面形状を有する。一方、外側ガイド50Bは、内側ガイド50Aから所定距離離間し該内側ガイド50Aを取り囲んでいる。内側ガイド50A、外側ガイド50Bおよび台座部50Dが画定する溝部50C内に内部ファイバ9A、9Bを格納する。
更に、ファイバトレイ50は、仮固定構造を有する。この仮固定構造は、双方向レンズユニット40A、40Bの当該ファイバトレイ50に対する相対位置の変動を制限しつつ、該双方向レンズユニット40A、40Bの先端部を保持する。具体的には、仮固定構造は、基板10に対して垂直方向に延びた支持板(保持部)70であって、支持板70は、双方向レンズユニット40A、40Bの先端部分45を挟み込むフック部70a、70bを有する。
次に、レンズベース30A、30Bを基板10上に実装する工程を、図3を用いて説明する。なお、図3は、光電変換素子(送信用および受信用光電変換素子を含む)と光学系の基板10上での位置関係を説明する図である。
図3(a)に示すように、基板10は、TX光を出射するVCSEL12、該VCSEL12を駆動するレーザ駆動部10A、内部ファイバ9Aを介して到達したRX光を受光するPD14、該PD14が出力する電気信号を増幅する信号増幅部(TIA: Trans-Impedance Amplifier)10B、およびTX光の強度を検出するモニタPD18を搭載している。これら部品は、基板10上の配線にワイヤボンディングにより電気的に接続されている。また、基板10は、レンズベース30Aの実装位置を規定するガイド孔11を有する。レンズベース30Aは、基板10と対向する設置面にガイドピン38、該設置面とは反対側の面に双方向レンズユニット40Aにレンズベース30A上の搭載位置を決定するガイド孔39を有する。また、レンズベース30Aは、VCSEL12が出射したTX光の一部(モニタ光)が通過する前方貫通孔と、VCSEL12が出射したTX光の他の部分および双方向レンズユニット40Aが提供するRX光が通過する後方貫通孔を有する。更に、後方貫通孔には、TX光(発散光)を準平行光に変換するレンズ、およびRX光(準平行光)を収束光に変換するレンズ体22が設置されている。
なお、レンズベース30Bも、図3(b)に示すように、上述のレンズベース30Aの場合と同様に基板10上に実装される。
図4は、各信号変換モジュールの一部を構成するファイバアセンブリの構造を説明する図である。具体的には、図4(a)はファイバアセンブリの組み立て工程を説明する図であり、図4(b)は、組み立て後のファイバアセンブリの構造を示す図である。なお、図4(a)および図4(b)では、第1の信号変換モジュールのファイバアセンブリのみを示すが、第2の信号変換モジュールのファイバアセンブリも第1の信号変換モジュールのファイバアセンブリと同様の構造を有しており、以下の説明では、第1の信号変換モジュールのファイバアセンブリについて記す。
第1の信号変換モジュールのファイバアセンブリは、図4(a)に示すように、スリーブ19Aと、内部ファイバ9Aと、光モジュール20Aの一部を構成する双方向レンズユニット40Aを含む。内部ファイバ9Aの両端は樹脂被覆が除去されている。スリーブ19Aは、当該スリーブ19Aの光レセプタクル4に対する位置を決定するフランジを備え、また、その窓190から接着剤を注入して樹脂被覆が除去された内部ファイバ9Aの先端部分を当該スリーブ19Aに固定している。なお、内部ファイバ9Aはその被服樹脂外径よりも一回り大きな内径を有する補強用チューブ90を介してスリーブ19Aの後方端(後方の円筒部分に形成された孔)から挿入される。双方向レンズユニット40Aは、レンズベース30Aと対向する底面に設けたガイドピン49をレンズベース30Aのガイド孔に挿入して両者の相対位置を決定する。さらに、該底面から穿たれたポケット内にWDMフィルタ24を配置している。また、その先端部分45は、内部ファイバ9Aの樹脂被覆が除去された先端部分(前記線先端部分とは逆の先端部分)を収納するV溝41を有する。加えて、の先端部分45は、V溝41(またはV溝41に固定された内部ファイバ9Aの先端)を挟む位置に、一対のくびれ部45aを有する。この先端部分45は、上述する図5に示すように、ファイバトレイ50の支持板70が備えるフック部70a(70b)に押し込まれ、双方向レンズユニット40Aをファイバトレイ50に対して仮固定する。このとき、フック部70a(70b)は双方向レンズユニット40Aの変位を制限することができる。V溝41の先端部はストッパを有し、このストッパは、内部ファイバ9Aの端部の位置を決定する。
内部ファイバ9Aの一端を、補強用チューブ90を介してスリーブ19Aに挿入し、窓190から接着剤C1を注入して、図4(b)に示す様に、スリーブ19Aと内部ファイバ9Aの先端を固定する。また、補強用チューブ90は、スリーブ19Aの後方端に接着剤C2により固定される。これにより、補強用チューブ90は、内部ファイバ9Aの曲げを制限する。一方、内部ファイバ9Aの他端は、双方向レンズユニット40Aの先端に設けられたV溝41に収納され、接着剤C3により固定される。
図5に、第1および第2ファイバアセンブリを実装したファイバトレイ50(溝部50Cが内部ファイバ9A、9Bを収納した状態)を示す。
ファイバトレイ50は、基板10上に搭載される台座部50Dを備える。台座部50Dは、基板10に対向する設置面(下面)を有する。台座部50Dの上面から内側ガイド50Aと外側ガイド50Bが延び出している。内側ガイド50Aの平面形状は、内部ファイバ9Aに曲げ損失が実質的に問題とならない程度の曲率で規定された円形であり、一方、外側ガイド50Bは、内側ガイド50Aから所定距離だけ離間し配置されている。また、図5に示す例では、外側ガイド50Bから複数の脚52が台座部50Dに向けて延び出している。これら複数の脚52は、その先端にフック部を有し、当該フック部が該基板10の裏面に係合する。内側ガイド50A、外側ガイド50Bおよび台座部50Dが溝部50Cを画定し、当該溝部50Cが、内部ファイバ9A、9Bを格納する空間として機能する。
さらに、ファイバトレイ50は、双方向レンズユニット40A、40Bを仮固定する支持板70を備える。支持板70は、双方向レンズユニット40A、40Bの先端部分45を保持するフック部70a、70bを有する。一方、双方向レンズユニット40A、40Bの先端部分45はその両側にくびれ部45aを有しており、これらくびれ部45aを支持板70のフック部70a、70bに挿入して、双方向レンズユニット40A、40Bの先端部分45の変位を制限する。一方、双方向レンズユニット40A、40Bは、各々の先端部分45を中心とした一定範囲内で姿勢変位を許容しつつ、支持板70を介してファイバトレイ50に仮固定される。
上述のような構造を有するファイバトレイ50と第1および第2ファイバアセンブリの実装は、以下のように行う。
まず、ファイバトレイ50の内側ガイド50Aに内部ファイバ9Aを巻き付ける。更に、内部ファイバ9Bも内側ガイド50Aに巻き付ける。なお、内側ガイド50Aおよび外側ガイド50Bは、溝部50C内に格納された内部ファイバ9A、9Bの飛び出しを防止するツメを備えている。内側ガイド50Aのツメは、外側ガイド50Bに向かって伸び、外側ガイド50Bのツメは、内側ガイド50Aに向かって伸びている。
内部ファイバ9A、9Bは、各々の両端を固定しない限り自然状態に戻る反力により、溝部50Cに収納した後には、外側ガイド50Bの内埒に沿って伸びる。したがって、少なくとも内側ガイド50Aに向かって伸びた外側ガイド50Bのツメは、溝部50Cに格納された内部ファイバ9A、9Bの溝部50Cからの飛出しを防ぐことができる。特に、内部ファイバ9A、9Bが直線状態に戻ろうとする力は、フック部70a、70bが受けるため、双方向レンズユニット40A,40Bの先端部分45、特に、内部ファイバ9A、9Bの固定部に対してストレスを与えること無く、内部ファイバ9A、9Bをファイバトレイ50の内側ガイド50Aに巻き付けることができる。
第1及び第2ファイバアセンブリをファイバトレイ50に実装した後、図6に示すように、このファイバトレイ50を基板10に取り付ける。なお、基板10上には、図3(b)に示すように、既に制御用IC10aの他、VCSEL12、PD14等の電子部品も実装されており、更に、これら電子部品を覆う、レンズベース30A、30Bも実装されている。なお、図6は、第1および第2ファイバアセンブリを基板上へ実装する工程を示す。
ファイバトレイ50は、その脚52の先端のフック部を基板10に係合する。同時に、双方向レンズユニット40A、40Bも、それぞれ対応するレンズベース30A、30Bに設置する。双方向レンズユニット40A、40Bは、レンズベース30A、30Bに対向する面にガイドピン49を有し、一方、レンズベース30A、30Bの上面はガイド孔39を有する。ガイドピン49をガイド孔39に挿入し、またレンズベース30A、30Bの両側端に形成した土手の間に双方向レンズユニット40A、40Bを載置することで、レンズベース30A、30Bと、双方向レンズユニット40A、40Bとの相対位置が規定される。なお、基板10へのファイバトレイ50の取り付けの際、双方向レンズユニット40A、40Bは対応するレンズベース30A、30Bに固定されていない。該レンズベース30A、30Bのガイド孔39に対してファイバトレイ50と双方向レンズユニット40A、40Bとの仮固定構造におけるクリアランスの範囲で双方向レンズユニット40A、40Bは姿勢移動が可能である。したがって、レンズベース30A、30Bのガイド孔39に双方向レンズユニット40A、40Bのガイドピン49を挿入することで該双方向レンズユニット40A、40Bとレンズベース30A、30Bの位置決めが完了する。
すなわち、ガイドピン49とガイド孔39の係合によりレンズベース30A、30Bと双方向レンズユニット40A、40Bとの間の前後位置(光トランシーバの長軸方向の位置)が、一方、レンズベース30A、30Bの土手と双方向レンズユニット40A、40Bの全幅の関係により、両者の左右位置(光トランシーバの短軸方向の位置)が決定される。双方向レンズユニット40A、40Bはそのガイドピン49を中心に回転するが、その幅とレンズベース30A、30Bの土手の間隔により回転量が規制される。さらに、レンズベース30A、30Bと双方向レンズユニット40A、40Bとの間での相対位置が問題となるのはレンズベース30A、30B上のレンズ体22と、これに対向する双方向レンズユニット40A、40Bのポケットとの間である。本実施形態では、ガイドピン49、ガイド孔39がレンズ体22の搭載位置に近接しているので、双方向レンズユニット40A、40Bがガイドピン49を中心に回転したとしても、レンズ体22上に対応するポケットの横方向(光トランシーバ1の短軸方向)のシフト量を抑えることができる。
上述のように、ファイバトレイ50と第1および第2ファイバアセンブリを実装した基板10を説明した。上第1および第2ファイバアセンブリ組み付けたファイバトレイ50を基板10上に搭載すると、双方向レンズユニット40A、40Bは、対応するレンズベース30A、30Bに固定され、図7に示すように、光トランシー光学的および電気的な部品が全て基板10上に搭載される。この基板10を筐体2内に収納して、本実施形態に係る光トランシーバ1を得る。
1…光トランシーバ、9A、9B…内部ファイバ、10…基板、20A、20B…光モジュール、30A、30B…レンズベース、40A、40B…双方向レンズユニット、45…先端部分、45a…くびれ部、50…ファイバトレイ、50A…内側ガイド(第1ガイド)、50B…外側ガイド(第2ガイド)、50C…溝部、50D…台座部、70…支持板(保持部)、70a、70b…フック部。

Claims (4)

  1. 光電変換素子、当該光電変換素子に係る光信号を伝搬する内部ファイバと、前記光電変換素子および前記内部ファイバを光結合する光学部品と、をそれぞれが含む複数の信号変換モジュールと、
    前記複数の信号変換モジュールそれぞれの前記内部ファイバを収納するファイバトレイと、
    前記複数の信号変換モジュールと該ファイバトレイを搭載する基板と、
    を備えた光トランシーバであって、
    前記複数の信号変換モジュールそれぞれにおいて、前記光学部品は、光結合される前記内部ファイバとの接続部にくびれ部を有し、
    前記ファイバトレイは、前記基板の垂直方向に延びる支持板を含み、
    前記ファイバトレイの前記支持板は、前記複数の信号変換モジュールそれぞれに対応して設けられた複数のフック部であって前記複数の信号変換モジュールのうち対応する信号変換モジュールにおける前記光学部品の前記くびれ部をそれぞれが挟み込む複数のフック部を有する、
    光トランシーバ。
  2. 前記複数の信号変換モジュールそれぞれにおける前記光学部品の前記くびれ部は前記複数のフック部のうち対応するフック部に対して着脱自在の構造である、
    請求項に記載の光トランシーバ。
  3. 前記ファイバトレイは、前記基板に対向する台座部と、それぞれが所定距離だけ離間して前記台座部から延びた第1ガイドおよび第2ガイドと、を有し、
    前記台座部前記第1ガイド、および前記第2ガイドにより画定される溝部が、前記複数の信号変換モジュールそれぞれの前記内部ファイバを格納している、
    請求項1または請求項2に記載の光トランシーバ。
  4. 前記第1ガイドは円形の平面形状を有し、前記第2ガイドが前記第1ガイドを取り囲んでいる、
    請求項に記載の光トランシーバ。
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