JP6690298B2 - 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及びプログラムに関する。
従来、金融機関では、店舗単位で保管現金の有高の管理が行われている。例えば、各店舗の担当者(出納係)が必要な現金を予想して、有高を管理している。
一方、近年、金融機関では、蓄えられた各種顧客の情報等を分析し、活用するための支援ツールが用いられている。例えば、システムに分散した断片的な情報に含まれる、数値やテキスト情報から、資金の流れやビジネス関係構造、ビジネスチェーンを明らかにし可視化できるようにする技術が特許文献1に開示されている。また、顧客情報等を分析した分析結果を地図上に表示したり、分析結果に基づいてユーザにアドバイスや指示を行ったりするための技術が知られている(例えば、特許文献2〜10等)。
特開2007−257223号公報 特開2003−223096号公報 特開2015−153386号公報 特開2014−149780号公報 特開2004−220072号公報 特開2001−125955号公報 特開2008−65607号公報 特開2002−230257号公報 特開2000−222505号公報 特開2001−39513号公報
しかし、上述したように、店舗単位での有高の管理が行われると、当該金融機関における有高に関する他の店舗の状況を把握することが困難な場合がある。有高に関する他の店舗の状況を把握することが出来れば、例えば、有高の少ない店舗において突発的に大口の支払い等が発生した場合であっても、有高の多い近隣の店舗に現金の融通を依頼すること等により、現金が不足することなく対応可能となる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、有高に関する店舗毎の状況をより容易に把握させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理システム、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数店舗の複数金種毎の有高を取得する取得部と、前記複数店舗の所在地、及び時系列の前記有高を記憶する記憶部と、時系列の前記有高に基づいて特定される、所定期間における流出入の合計に基づいて、前記有高の流出入傾向を特定する流出入傾向特定部と、地図上の前記店舗の所在地に、前記複数金種の有高の前記流出入傾向を前記店舗毎の前記有高に応じた大きさで表示させる表示制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数店舗の複数金種毎の有高を取得する取得部と、前記複数店舗の所在地、及び時系列の前記有高を記憶する記憶部と、時系列の前記有高に基づいて特定される、所定期間における流出入の合計に基づいて、前記有高の流出入傾向を特定する流出入傾向特定部と、地図上の前記店舗の所在地に、前記複数金種の有高の前記流出入傾向を金種毎に表示させる表示制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数店舗の複数金種毎の有高を取得する取得部と、前記複数店舗の所在地、及び時系列の前記有高を記憶する記憶部と、時系列の前記有高に基づいて特定される、所定期間における流出入の合計に基づいて、前記有高の流出入傾向を特定する流出入傾向特定部と、前記流出入傾向が類似する前記店舗同士をクラスタリングして、エリア単位で統合する統合部と、地図上の前記店舗の所在地に、前記複数金種の有高の前記エリア毎の前記流出入傾向を表示させる表示制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記表示制御部は、前記エリア毎の前記流出入傾向に基づいて、さらに新規店舗の前記流出入傾向を表示させてもよい。
前記表示制御部は、さらに前記店舗の資金融通可否を表示させてもよい。
前記情報処理装置は、ユーザの入力に基づいて、資金融通可能な店舗に、資金不足の店舗への資金融通を依頼する融通管理部をさらに備えてもよい。
前記情報処理装置は、前記店舗毎の想定待ち時間を特定する混雑状況特定部をさらに備え、前記表示制御部は、前記店舗の想定待ち時間をさらに表示させてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数店舗の複数金種毎の有高を取得する取得部と、前記複数店舗の所在地、及び時系列の前記有高を記憶する記憶部と、時系列の前記有高に基づいて特定される、所定期間における流出入の合計に基づいて、前記有高の流出入傾向を特定する流出入傾向特定部と、前記流出入傾向が類似する前記店舗同士をクラスタリングして、エリア単位で統合する統合部と、地図上の前記店舗の所在地に、前記複数金種の有高の前記エリア毎の前記流出入傾向を表示させる表示制御部と、を備える、情報処理システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに複数店舗の複数金種毎の有高を取得する機能と、時系列の前記有高に基づいて特定される、所定期間における流出入の合計に基づいて、前記有高の流出入傾向を特定する機能と、前記流出入傾向が類似する前記店舗同士をクラスタリングして、エリア単位で統合する機能と、地図上の前記店舗の所在地に、前記複数金種の有高の前記エリア毎の前記流出入傾向を表示させる機能と、を実現させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、有高に関する店舗毎の状況をより容易に把握させることが可能である。
本発明の第一の実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置10−1の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る表示制御部128が表示させる画面の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置10−1の動作例を示すフローチャート図である。 本発明の第二の実施形態に係る情報処理装置10−2の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る表示制御部228が表示部180に表示させる画面の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置10−2の動作例を示すフローチャート図である。 同実施形態の変形例に係る表示制御部228が表示させる画面の例を示す説明図である。 本発明の第三の実施形態に係る情報処理装置10−3の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る表示制御部328が資金融通可否を表示させる画面の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る表示制御部328による、融通依頼における画面遷移の例を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置10−3の動作例を示すフローチャート図である。 本発明の第四の実施形態に係る情報処理装置10−4の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る表示制御部428が店舗毎の想定待ち時間を表示させる画面の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置10−4の動作例を示すフローチャート図である。 ハードウェア構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<<1.第一の実施形態>>
<1−1.第一の実施形態の概要>
まず、図1を参照して、本発明の第一の実施形態の概要を説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す説明図である。
図1に示すように、本発明の第一の実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置10−1、通信網50、現金処理機62A〜D、及び出納機64A〜Dを有する情報処理システムである。図1に示すように、現金処理機62A〜D、及び出納機64A〜Dは、それぞれ店舗60A〜D内に設置される。また、情報処理装置10−1と、現金処理機62A〜D、及び出納機64A〜Dとは通信網50を介して相互に接続される。
情報処理装置10−1は、通信網50を介して、店舗60A〜Dに設置された現金処理機62A〜D、及び出納機64A〜Dから、複数金種毎の有高を取得し、店舗60A〜Dの有高の流出入傾向を表示させる情報処理装置である。例えば、情報処理装置10−1は、地図上の店舗60A〜Dの所在地に、各店舗の有高の流出入傾向を表示させてもよく、係る構成により、有高に関する店舗毎の状況をより容易に把握しやすくなる、なお、情報処理装置10−1は、店舗60A〜Dとは異なる場所に設置されてもよいし、店舗60A〜Dのいずれかに設置されていてもよい。
通信網50は、通信網50に接続されている装置、またはシステムから送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、通信網50は、インターネット、電話回線網、衛星通信網等の公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を含んでもよい。また、通信網50は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)等の専用回線網を含んでもよい。
現金処理機62A〜Dは、金融機関等の店舗60A〜Dに設置され、例えば顧客、または各店舗内の店員による現金の入出金に係る処理を行う。現金処理機62A〜Dは、例えば自動取引装置(ATM:automated−teller machine)であってもよい。また、出納機64A〜Dは、金融機関等の店舗60A〜Dに設置され、例えば各店舗内の店員による現金の入出金に係る処理を行う。例えば、店員は、出納機64A〜Dから出金した現金を現金処理機62A〜Dに入金することで、現金処理機62A〜Dに現金を補充してもよい。
現金処理機62A〜D、及び出納機64A〜Dは、通信網50を介して、情報処理装置10−1に保有現金の有高データを送信する。なお、図1では、店舗60A〜Dのそれぞれに、現金処理機62A〜D、及び出納機64A〜Dが一つずつ設置される例を示しているが、本発明は係る例に限定されず、例えば1つの店舗に複数の現金処理機、及び出納機が存在してもよい。
上述したように、本実施形態による情報処理システム1は、地図上の店舗60A〜Dの所在地に、各店舗の有高の流出入傾向を表示させる。係る構成により、有高に関する店舗毎の状況をより容易に把握させることが出来る。以下、このような効果を有する本実施形態による情報処理装置10−1の構成例と動作例について順次詳細に説明する。
<1−2.第一の実施形態の構成例>
図2は、本発明の第一の実施形態に係る情報処理装置10−1の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10−1は、制御部120、通信部140、記憶部160、及び表示部180を備える情報処理装置である。
制御部120は、情報処理装置10−1の各構成を制御する機能を有する。また、本実施形態に係る制御部120は、図2に示すように、取得部122、流出入傾向特定部124、マッピング部126、及び表示制御部128としても機能する。
取得部122は、複数店舗の複数金種毎の有高を取得し、記憶部160に記憶させる。例えば、取得部122は、通信部140を介して、図1に示した店舗60A〜Dに設置される現金処理機62A〜D、及び出納機64A〜Dから、複数金種毎の有高を取得し、集計することで、店舗毎に複数金種毎の有高を取得する。
例えば、取得部122は、例えば定期的に店舗毎に複数金種毎の有高を取得して、記憶部160に記憶させることを繰り返すことで、記憶部160に時系列的な有高を記憶させてもよい。また、取得部122は、現金処理機62A〜D、及び出納機64A〜Dから有高データ(時系列毎の有高)を取得し、集計することで、時系列毎の有高を取得してもよい。有高データの具体例については、後述する。
流出入傾向特定部124は、記憶部160に記憶される時系列毎の有高に基づき、有高の流出入傾向を特定する。例えば、流出入傾向特定部124により特定される有高の流出入傾向は、流出傾向、流入傾向、傾向無し、のいずれかであってもよい。
例えば、流出入傾向特定部124は、所定期間(例えば1週間、10日間、1カ月、1年等)における流出入の合計に基づいて、流出入傾向を分類(特定)してもよい。例えば、流出入傾向特定部124は、以下のように、当日と前日の有高の差を流出入として日毎に算出し、さらに所定期間における流出入を合計して、流出入の合計を特定してもよい。
(流出入)=(当日の有高)―(前日の有高)
また、流出入傾向特定部124は、所定期間における流出入の合計に基づき、例えば以下のように金種毎の流出入傾向を分類(特定)してもよい。
流出傾向:(流出入の合計)<0
流入傾向:(流出入の合計)>0
傾向無し:(流出入の合計)=0
また、流出入傾向特定部124は、所定期間における入金日数(当該金種の出金より入金の方が多い日の数)と、出金日数(当該金種の入金より出金の方が多い日の数)に基づいて、流出入傾向を分類(特定)してもよい。例えば、流出入傾向特定部124は、所定期間の有高データに基づいて、所定期間に含まれる日毎に、各金種の入金と出金のいずれが多いかを分類し、所定期間における入金日数と、出金日数を特定してもよい。また、流出入傾向特定部124は、所定期間における入金日数と、出金日数に基づき、例えば以下のように金種毎の流出入傾向を分類(特定)してもよい。
流出傾向:(出金日数)>(入金日数)
流入傾向:(出金日数)<(入金日数)
傾向無し:(出金日数)=(入金日数)
また、流出入傾向特定部124は、例えば、所定期間における流出入の合計、及び所定期間における入金日数と出金日数に基づいて、以下のように流出入傾向を分類(特定)してもよい。
流出傾向:(流出入の合計)<0、かつ(出金日数)>(入金日数)
流入傾向:(流出入の合計)>0、かつ(出金日数)<(入金日数)
傾向無し:上記の流出傾向、流入傾向のいずれにも該当しない場合
マッピング部126は、店舗の所在地と、当該店舗に係る流出入傾向とのマッピング(対応付け)を行う。マッピング部126は、例えば記憶部160に記憶される店舗の所在地と、流出入傾向特定部124により特定された当該店舗に係る流出入傾向とを対応付けてもよい。
表示制御部128は、表示部180の表示を制御する。例えば、本実施形態に係る表示制御部128は、マッピング部126により対応付けられた店舗の所在地と、当該店舗に係る流出入傾向に基づいて、地図上の店舗の所在地に、複数金種の有高の流出入傾向を表示させる。
表示制御部128は、店舗毎の流出入傾向を多様な形で表示させてもよいが、例えば、店舗毎の流出入傾向は、点または円として表示されてもよい。また、表示制御部128は、各店舗を以下のように複数金種の流出入傾向を示す店舗特性に分類して、店舗特性に応じた色による点または円等を、当該店舗の流出入傾向として、地図上の当該店舗の所在地に表示させてもよい。
店舗特性(1):万券↑、千券↑
店舗特性(2):万券↑、千券↓
店舗特性(3):万券↓、千券↑
店舗特性(4):万券↓、千券↓
(↑、↓は、それぞれ流出、流入を表す。)
図3は、表示制御部128が表示部180に表示させる画面の一例を示す説明図である。図3に示すように、画面M100には、店舗(支店)毎に店舗特性に応じた色による円が、当該店舗の流出入傾向として、地図上の当該店舗の所在地に表示される。例えば、図3に示すA支店の流出入傾向M102は、万券及び千券が流出傾向であることを示す店舗特性(1)に応じた色でA支店の所在地に表示されている。
また、各店舗の流出入傾向は、有高に応じた大きさで表示されてもよい。例えば、各店舗の流出入傾向は、当該店舗の現在の有高金額や、所定期間の有高金額の平均値が多い店舗ほど、大きい円で表示されてもよい。
なお、図3に示す例では、各店舗が、流出入傾向に基づいて4種類の店舗特性に分類される例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。例えば、店舗特性の種類数は、流出入傾向の分類数を底、金種の種類数を指数として、流出入傾向の分類数のべき乗の数であってもよい。以下に、流出入傾向の分類が「流出傾向、流入傾向、傾向無し」の3種類で、金種の種類が「万券、千券」の2種類である場合の店舗特性の種類数の例を示す。
流出入傾向の分類数:3(流出傾向、流入傾向、傾向無し)
金種の種類数:2(万券、千券)
(店舗特性の種類数)=(流出入傾向の分類数)^(金種の種類数)
=3^2
=9
なお、店舗特性に応じた色は、店舗特性の種類数だけ、用意されてもよい。
図2に示す通信部140は、外部装置と接続してデータの送受信を行う通信機能を有する。例えば、通信部140は、図1を参照して説明した通信網50を介して、現金処理機62A〜D、及び出納機64A〜Dから、複数金種毎の有高に係るデータを受信する。
記憶部160は、情報処理装置10−1の動作に用いられるプログラム及びデータを記憶する。例えば、記憶部160は、地図データ、複数店舗の所在地、取得部122により取得される時系列毎の有高等のデータを記憶する。
表示部180は、表示制御部128に制御されて表示を行う。例えば、表示部180は、図3に示した画面M100のように、地図上の店舗の所在地に、複数金種の有高の流出入傾向を表示する。
<1−3.第一の実施形態の動作例>
以上、本発明の第一の実施形態に係る情報処理装置10−1の構成例について説明した。続いて、本実施形態の動作例について、図4を参照して説明する。図4は本実施形態に係る情報処理装置10−1の動作例を示すフローチャート図である。
まず、取得部122が、通信部140を介して、現金処理機62、及び出納機64から有高データを取得する(S102)。以下に示す表1は、現金処理機62から取得される複数金種毎の有高データの例を示す表である。また、以下に示す表2は、出納機64から取得される複数金種毎の有高データの例を示す表である。
Figure 0006690298
Figure 0006690298
続いて、取得部122は、同一店舗に設置された現金処理機62、及び出納機64から取得された有高データを金種毎に集計する(S104)。以下に示す表3は、表1、及び表2に示す有高データを店舗単位で集計して得られた有高データの例を示す表である。なお、取得部122により得られた表3の有高データ(時系列的な有高)は、記憶部160に記憶される。
Figure 0006690298
続いて、流出入傾向特定部124は、現金処理機62、及び出納機64から取得された有高データに基づいて、当日と前日の有高の差を流出入として算出して、それぞれの流出入データを取得する(S106)。以下に示す表4は、表1で示した現金処理機62の有高データに基づいて取得される流出入データの例を示す表である。また、以下に示す表5は、表2で示した現金処理機の有高データに基づいて取得される流出入データの例を示す表である。
Figure 0006690298
Figure 0006690298
続いて、流出入傾向特定部124は、同一店舗に設置された現金処理機62、及び出納機64の流出入データを金種毎に集計する(S108)。以下に示す表6は、表4、及び表5に示す流出入データを店舗単位で集計して得られた流出入データの例を示す表である。
Figure 0006690298
続いて、流出入傾向特定部124は、流出入データに基づいて流出入傾向を特定(分類)する(S110)。表7は、表6に示した期間の流出入データに基づいて特定された流出入傾向の例を示す表である。なお、表7に示す流出入傾向は、上述したように流出入データから算出される所定期間における流出入の合計、及び所定期間における入金日数と出金日数に基づいて特定され得る。
Figure 0006690298
続いて、マッピング部126が、店舗の所在地と、当該店舗に係る流出入傾向とのマッピング(対応付け)を行う(S112)。続いて、表示制御部128が、図3を参照して説明した画面M100のような、地図上の店舗の所在地に、複数金種の有高の流出入傾向を表示させる画面を、表示部180に表示させる(S114)。
なお、上述したように表示制御部128は、各店舗の流出入傾向を、当該店舗の現在の有高金額や、所定期間の有高金額の平均値が多い店舗ほど、大きく表示させる。上記表7における11/7時点での有高金額は、例えば以下のように計算されてもよい。
有高金額=(万券の有高:4,100枚)+(千券の有高:3,500枚)
=4,100(万円)+350(万円)
=4,450(万円)
また、上記表7に示した期間における日単位の有高金額の平均値は、例えば以下のように求められてもよい。
万券の有高平均=32,900/7=4,700(枚)
千券の有高平均=27,800/7=3,971(枚)
有高金額の平均値=4,700(万円)+397(万円)
=5,097(万円)
なお、上述したステップS102〜S114の処理は定期的に繰り返されて実行されて、リアルタイムに流出入傾向の表示が更新されてもよい。
<1−4.第一の実施形態の効果>
以上、本発明の第一の実施形態について説明した。本実施形態によれば、店舗毎の有高の流出入傾向が地図上に可視化され、有高に関する店舗毎の状況をより容易に把握させることが可能である。
<<2.第二の実施形態>>
続いて以下では、第二の実施形態として、流出入傾向が類似する店舗同士を、地図上でクラスタリングしてエリア単位で統合し、エリア毎の流出入傾向をさらに表示させる例を説明する。
<2−1.第二の実施形態の構成例>
以下では、本発明の第二の実施形態に係る情報処理装置の構成例について、図5を参照しながら説明を行う。図5は、本発明の第二の実施形態に係る情報処理装置10−2の構成例を示すブロック図である。なお、図5に示す各構成のうち、図2に示した各構成と実質的に同様の構成については同一の符号を付してあるため、説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10−2は、制御部220の機能構成が図2に示した制御部120の機能構成と一部異なる点で情報処理装置10−1と異なる。以下、制御部220が有する統合部227、及び表示制御部228としての機能について説明する。
統合部227は、マッピング部126によりマッピングされた店舗の所在地と流出入傾向に基づき、流出入傾向が類似する店舗同士をクラスタリングして、エリア単位で統合する。統合部227による店舗同士のクラスタリングは、例えばk−means法、階層的クラスタリング手法におけるウォード法、または判別分析、決定木などによる境界線の探索など、多様な手法により実現されてもよい。
また、統合部227は、クラスタリングにより統合されたエリア内の店舗の有高データを集計して、エリア毎の流出入傾向を特定してもよい。統合部227によるエリアごとの流出入傾向の特定は、流出入傾向特定部124による店舗ごとの流出入傾向の特定と同様であるため、説明を省略する。
表示制御部228は、図3を参照して説明した表示制御部128の機能に加え、統合部227によるクラスタリングで統合されたエリア毎の、流出入傾向を表示させる機能を有する。
表示制御部228は、エリア毎の流出入傾向を多様な形で表示させてもよいが、例えば、エリア毎の流出入傾向は、当該エリアの色分けにより表示されてもよい。また、表示制御部228は、各エリアを以下のように複数金種の流出入傾向を示すエリア特性に分類して、エリア特性に応じた色を用いて、地図上の当該エリアを色分けしてもよい。
エリア特性(1):万券↑、千券↑
エリア特性(2):万券↑、千券↓
エリア特性(3):万券↓、千券↑
エリア特性(4):万券↓、千券↓
(↑、↓は、それぞれ流出、流入を表す。)
なお、エリア特性(1)〜(4)は、上述した店舗特性(1)〜(4)と対応している。また、エリア特性に応じた色は、エリア特性に対応する店舗特性に応じた色と類似した色であってもよい。
図6は表示制御部228が表示部180に表示させる画面の一例を示す説明図である。図6に示すように、画面M200には、図3と同様に店舗(支店)毎に店舗特性に応じたパターンによる円が、当該店舗の流出入傾向として、地図上の当該店舗の所在地に表示される。例えば、図6に示すA支店の流出入傾向M212は、店舗特性が店舗特性(1)に分類されたA支店の位置に表示されている。
さらに、図6に示すように、画面M200において、統合部227によるクラスタリングで得られたエリアM210、M220、M230、M240、M250、M260が、エリア毎の流出入傾向に基づくエリア特性に応じた色を用いて、色分けされている。
<2−2.第二の実施形態の動作例>
以上、本発明の第二の実施形態に係る情報処理装置10−2の構成例について説明した。続いて、本実施形態の動作例について、図7を参照して説明する。図7は本実施形態に係る情報処理装置10−2の動作例を示すフローチャート図である。
図7に示すステップS202〜S212の処理は、図4を参照して説明したステップS102〜S112の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS214において、統合部227は、マッピング部126によりマッピングされた店舗の所在地と流出入傾向に基づき、流出入傾向が類似する店舗同士をクラスタリングして、エリア単位で統合する。係る際、統合部227は、エリア内の店舗の有高データを集計して、エリア毎の流出入傾向を特定する。以下では、エリア内の店舗の有高データを集計とエリア毎の流出入傾向の特定例について具体的に説明する。
以下に示す表8、9は、それぞれ、統合部227のクラスタリングにより同一エリアにクラスタリングされたA支店、B支店の有高データを示す表である。
Figure 0006690298
Figure 0006690298
以下に示す表10は、表8、及び表9を集計して得られる有高データの例を示す表である。
Figure 0006690298
また、表11は、表10に基づいて特定されたエリア毎の流出入傾向の例を示す表である。
Figure 0006690298
続いて、表示制御部228が、図6を参照して説明した画面M200のような、地図上に、店舗毎の流出入傾向と、エリア毎の流出入傾向を示す画面を、表示部180に表示させる(S216)。
<2−3.第二の実施形態の効果>
以上、本発明の第二の実施形態について説明した。本実施形態によれば、エリア毎の有高の流出入傾向が地図上に可視化され、例えば、エリア単位で現金の運用管理を行うことが可能となる。
<2−4.第二の実施形態の変形例>
以下では、本実施形態に係る変形例として、表示制御部228がエリア毎の流出入傾向に基づいて、新規店舗の流出入傾向を表示させる例を説明する。例えば、本変形例に係る表示制御部228は、新規店舗が設置され、新規店舗の所在地情報が与えられた場合に、当該新規店舗の流出入傾向を、新規店舗が含まれるエリアのエリア特性に対応する店舗特性の色で表示させてもよい。
図8は、本変形例に係る表示制御部228が表示させる画面の例を示す説明図である。図8に示すように、画面M300において、エリアM310、M320、M330、M340、M350、M360が、エリア毎の流出入傾向に基づくエリア特性に応じた色を用いて、色分けされている。
さらに、図8に示すように、新規店舗であるX支店の流出入傾向M314は、X支店の存在するエリアM310のエリア特性(1)に対応する店舗特性(1)に応じた色で表示される。また、図9に示すように、新規店舗であるY支店の流出入傾向M342は、Y支店の存在するエリアM340のエリア特性(3)に対応する店舗特性(3)に応じた色で表示される。
係る構成により、まだ有高データを取得することができていない新規店舗であっても、流出入傾向を表示させることが可能となる。
<<3.第三の実施形態>>
続いて以下では、第三の実施形態として、資金融通可否をさらに表示させる例を説明する。
<3−1.第三の実施形態の構成例>
以下では、本発明の第三の実施形態に係る情報処理装置の構成例について、図9を参照しながら説明を行う。図9は、本発明の第三の実施形態に係る情報処理装置10−3の構成例を示すブロック図である。なお、図9に示す各構成のうち、図2に示した各構成と実質的に同様の構成については同一の符号を付してあるため、説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10−3は、操作部310を新たに有する点、及び制御部320の機能構成が図2に示した制御部120の機能構成と一部異なる点で情報処理装置10−1と異なる。以下、操作部310と、制御部320が有する融通可能数特定部323、融通管理部327、及び表示制御部328としての機能と、について説明する。
操作部310は、ユーザの入力を受け付け、制御部320に提供する。例えば、ユーザは、操作部310を操作して、表示制御部328に表示させる画面を切り替えてもよい。また、ユーザは、操作部310を操作して、資金融通可能な店舗に、資金不足の店舗への資金融通を依頼してもよい。なお、操作部310は、例えばマウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、レバー、またはダイヤルなどにより実現されてもよい。
融通可能数特定部323は、予め店舗毎に決められた有高の適正値と、現在の有高の差を算出して、金種ごとに融通可能な枚数(融通可能数)を特定する。
以下に、融通可能数特定部323による融通可能数の特定例について説明する。
例えば、有高データによる現在のD支店の有高が以下のとおりであるとする。
万券:2,500枚
千券:3,500枚
また、予め決められたD支店の有高の適正値が以下のとおりであるとする。
万券:3,000枚
千券:2,500枚
上記の時、融通可能数特定部323により、融通可能数が、現在の有高と適正値との差として以下のように算出される。
万券:‐500枚
千券:+1000枚
なお、ここで、融通可能数が正である場合には、当該店舗は当該金種について融通可能であり、融通可能数が負である場合には、当該店舗は当該金種について融通不可能(枚数不足)であることを示している。
マッピング部326は、図2を参照して説明したマッピング部126の機能に加え、店舗の所在地と、当該店舗に係る融通可能数とのマッピング(対応付け)を行う機能を有する。
融通管理部327は、操作部310を介したユーザの入力に基づいて、資金融通シミュレーションを行い、資金融通可能な店舗に、資金不足の店舗への資金融通を依頼する。融通管理部327による資金融通シミュレーションについては、図11を参照して後述する。また、例えば、融通管理部327は、通信部140を制御して、当該店舗へ資金融通を依頼する情報を送信させてもよい。
表示制御部328は、図3を参照して説明した表示制御部128の機能に加え、店舗毎の資金融通可否を表示させる機能を有する。なお、表示制御部328は、例えば操作部310を介したユーザの入力に基づいて、流出入傾向を表示させる画面、または資金融通可否を表示させる画面のいずれかを表示させてもよい。
表示制御部328は、店舗毎の資金融通可否を多様な形で表示させてもよいが、例えば、店舗毎の資金融通可否は、点または円として表示されてもよい。また、表示制御部128は、各店舗を以下のように複数金種の資金融通可否を示す店舗特性に分類して、店舗特性に応じた色による点または円等を、当該店舗の資金融通可否として、地図上の当該店舗の所在地に表示させてもよい。
店舗特性(1):万券不足(万券融通不可能)
店舗特性(2):千券融通可能
店舗特性(3):千券不足(千券融通不可能)
店舗特性(4):万券融通可能
図10は、表示制御部328が資金融通可否を表示させる画面の一例を示す説明図である。図10に示すように、画面M400には、店舗(支店)毎に店舗特性に応じた色による円が、当該店舗の資金融通可否として、地図上の当該店舗の所在地に表示される。例えば、図10に示すF支店の資金融通可否M402は、万券が融通可能であることを示す店舗特性(4)に応じた色でF支店の所在地に表示されている。
また、各店舗の資金融通可否は、該当する金種の融通可能金額、または不足金額に応じた大きさで表示されてもよい。例えば、各店舗の資金融通可否は、該当する金種の融通可能金額、または不足金額が多い店舗ほど、大きい円で表示されてもよい。また、各店舗の資金融通可否は、第一の実施形態で説明したように、有高に応じた大きさで表示されてもよい。
なお、資金融通可否に係る店舗特性は、上記の例に限定されず、例えば以下のように、万券と千券の組み合わせで分類されてもよい。
店舗特性(1):万券↑、千券↑
店舗特性(2):万券↑、千券↓
店舗特性(3):万券↓、千券↑
店舗特性(4):万券↓、千券↓
(↑、↓は、それぞれ不足、融通可能を表す。)
また、表示制御部328は、操作部310を介したユーザの入力に基づいて融通依頼を行うための表示制御を行う。図11は、表示制御部328による、融通依頼における画面遷移の例を示す説明図である。
例えば、図11に示す画面M500には、C支店が万券融通可能なことを示す資金融通可否M512と、D支店が万券不足であることを示す資金融通可否M522が表示されている。ここで、ユーザの入力により、資金融通可否M512が、資金融通可否M522に重なる範囲N516まで移動(ドラッグ&ドロップ)されると、表示制御部328は図11に示すように、資金融通をシミュレーションした画面M600を表示させる。資金融通のシミュレーションは、例えば融通管理部327により行われてもよい。
図11に示す画面M600には、C支店が万券融通可能なことを示す資金融通可否M612と、D支店が千券融通可能であることを示す資金融通可否M622が表示され、D支店の万券不足が解消されることがわかる。また、画面M600には資金融通にかかる配送時間を示す配送時間表示領域M632が表示され、資金融通に係る配送時間を把握することが可能である。
なお、上記ではC支店とD支店の2店舗における資金融通シミュレーションの例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。例えば、融通可能な店舗が複数ある場合に、資金融通のシミュレーション結果を比較した後に、実際の資金融通が依頼可能であってもよい。
<3−2.第三の実施形態の動作例>
以上、本発明の第三の実施形態に係る情報処理装置10−3の構成例について説明した。続いて、本実施形態の動作例について、図12を参照して説明する。図12は本実施形態に係る情報処理装置10−3の動作例を示すフローチャート図である。
図12に示すステップS302〜S310の処理は、図4を参照して説明したステップS102〜S110の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS312において、融通可能数特定部323は、予め店舗毎に決められた有高の適正値と、現在の有高の差を算出して、金種ごとに融通可能な枚数(融通可能数)を特定する。
続いて、マッピング部326が、店舗の所在地と、当該店舗に係る流出入傾向、及び当該店舗に係る融通可能数とのマッピング(対応付け)を行う(S314)。
続いて、表示制御部328が、図10を参照して説明した画面M400のような、店舗毎の資金融通可否を示す画面表示させる(S316)。また、操作部310を介したユーザの入力に基づいて融通管理部327が資金融通シミュレーションを行い、表示制御部328が図11を参照して説明した画面M600のような資金融通のシミュレーション画面を表示させる(S318)。続いて、融通管理部327により、実際に資金融通が依頼される(S320)。
<3−3.第三の実施形態の効果>
以上、本発明の第三の実施形態について説明した。本実施形態によれば、店舗ごとに資金融通可否が可視化される。また、ユーザ操作により、資金融通のシミュレーション、及び依頼が可能であるため、資金不足の店舗がある場合に、迅速に店舗間の資金融通を行うことが可能である。
<<4.第四の実施形態>>
続いて以下では、第四の実施形態として、店舗毎に取引件数を集計し、取引件数に応じて想定待ち時間を混雑状況として特定し、店舗毎の想定待ち時間をさらに表示させる例を説明する。
<4−1.第四の実施形態の構成例>
以下では、本発明の第四の実施形態に係る情報処理装置の構成例について、図13を参照しながら説明を行う。図13は、本発明の第四の実施形態に係る情報処理装置10−4の構成例を示すブロック図である。なお、図13に示す各構成のうち、図2、図9に示した各構成と実質的に同様の構成については同一の符号を付してあるため、説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10−4は、制御部420の機能構成が図2に示した制御部120の機能構成と一部異なる点で情報処理装置10−1、情報処理装置10−3、と異なる。以下、制御部420が有する取得部422、混雑状況特定部425、マッピング部426、及び表示制御部428としての機能について説明する。
取得部422は、図2を参照して説明した取得部122の機能に加え、有高データに基づいて店舗毎の取引件数を集計して取得する機能を有する。取得部422による取引件数の取得例については後述する。
混雑状況特定部425は、店舗毎の混雑状況を特定する。例えば、混雑状況特定部425は、店舗毎の混雑状況として、店舗毎の取引件数に応じた想定待ち時間を特定してもよい。混雑状況特定部425による想定待ち時間の特定例については、後述する。
マッピング部426は、図2を参照して説明したマッピング部126の機能に加え、店舗の所在地と、当該店舗に係る想定待ち時間とのマッピング(対応付け)を行う機能を有する。
表示制御部428は、図3を参照して説明した表示制御部128の機能に加え、店舗毎の想定待ち時間を表示させる機能を有する。なお、表示制御部428は、例えば操作部310を介したユーザの入力に基づいて、流出入傾向を表示させる画面、または想定待ち時間を表示させる画面のいずれかを表示させてもよい。
表示制御部428は、店舗毎の想定待ち時間を多様な形で表示させてもよいが、例えば、店舗毎の想定待ち時間は、点または円として表示されてもよい。また、表示制御部428は、各店舗を以下のように想定待ち時間を示す店舗特性に分類して、店舗特性に応じた色による点または円等を、当該店舗の想定待ち時間として、地図上の当該店舗の所在地に表示させてもよい。
店舗特性(1):想定待ち時間が30分以上
店舗特性(2):想定待ち時間が20分以上、30分未満
店舗特性(3):想定待ち時間が10分以上、20分未満
店舗特性(4):想定待ち時間が10分未満
図14は、表示制御部428が店舗毎の想定待ち時間を表示させる画面の一例を示す説明図である。図14に示すように、画面M700には、店舗(支店)毎に店舗特性に応じた色による円が、当該店舗の想定待ち時間として、地図上の当該店舗の所在地に表示される。例えば、図14に示すA支店の想定待ち時間M702は、想定待ち時間が30分以上であることを示す店舗特性(1)に応じた色でA支店の所在地に表示されている。
<4−2.第四の実施形態の動作例>
以上、本発明の第四の実施形態に係る情報処理装置10−4の構成例について説明した。続いて、本実施形態の動作例について、図15を参照して説明する。図15は本実施形態に係る情報処理装置10−4の動作例を示すフローチャート図である。
図15に示すステップS402〜S410の処理は、図4を参照して説明したステップS102〜S110の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS412において、取得部422は、リアルタイムに取得される有高データに基づいて、店舗毎の取引件数を集計して取得する。以下では、取得部422による店舗毎の取引件数の取得例について具体的に説明する。
以下に示す表12、13は、それぞれ店舗内の現金処理機62、及び出納機64の有高データにおける、午前10時台の有高の変動状況の例を示す表である。
Figure 0006690298
Figure 0006690298
取得部422は、表12、及び表13に示す変動状況に基づいて、10時台の店舗内の取引件数を以下のように集計する。
店舗内の取引件数=(現金処理機の取引件数:6件)+(出納機の取引件数:2件)
=8
取得部422は、例えば直近の所定時間(例えば1時間)における店舗内の取引件数を上記のように集計することで、店舗毎の取引件数をリアルタイムに取得する。
続いて、ステップS414において、混雑状況特定部425が、混雑状況として想定待ち時間を特定する。以下に、混雑状況特定部425による想定待ち時間の特定例を具体的に説明する。
混雑状況特定部425は、例えば、直近の1時間(所定時間の一例)における店舗内の取引件数に応じて、想定待ち時間を特定する。以下に示す表14は、混雑状況特定部425による取引件数に応じた想定待ち時間の一例を示す表である。
Figure 0006690298
表12、13で示した店舗において、直近の1時間における店舗内の取引件数は8件であったため、上記表14によれば、表12、13で示した店舗の待ち時間は、20分〜30分であると特定される。
続いて、マッピング部426が、店舗の所在地と、当該店舗に係る流出入傾向、及当該店舗に係る想定待ち時間とのマッピング(対応付け)を行う(S416)。
続いて、表示制御部328が、図14を参照して説明した画面M700のような、店舗毎の想定待ち時間を示す画面を表示させる(S418)。
<4−3.第四の実施形態の効果>
以上、本発明の第四の実施形態について説明した。本実施形態によれば、店舗毎の想定待ち時間が可視化され、店舗毎の混雑状況をより容易に把握することが可能となる。店舗毎の混雑状況は、例えば、資金融通を依頼する店舗の選定に有用である。
<4−4.第四の実施形態の補足>
本実施形態は、第三の実施形態で説明した資金融通シミュレーションと組み合わされてもよい。例えば、図11に示す配送時間表示領域M632に、資金融通の配送時間と、本実施形態により特定される想定待ち時間とが加算された時間が表示されてもよい。
係る構成によれば、資金融通シミュレーションにおいて、より適切に資金融通を依頼する店舗を選定することが可能となる。
<<5.ハードウェア構成>>
以上、本発明の各実施形態と各変形例を説明した。上述した取得処理、流出入傾向特定処理、マッピング処理、表示制御処理などの情報処理は、ソフトウェアと、情報処理装置10−1、10−2、10−3、10−4のハードウェアとの協働により実現される。以下では、本発明の実施形態に係る情報処理装置である情報処理装置10−1、10−2、10−3、10−4のハードウェア構成例として、情報処理装置1000のハードウェア構成例について説明する。
図16は、本発明の実施形態に係る情報処理装置1000のハードウェア構成例を示す説明図である。図16に示したように、情報処理装置1000は、CPU(Central Processing Unit)1001と、ROM(Read Only Memory)1002と、RAM(Random Access Memory)1003と、入力装置1004と、出力装置1005と、ストレージ装置1006と、通信装置1007とを備える。
CPU1001は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置1000内の動作全般を制御する。また、CPU1001は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM1002は、CPU1001が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM1003は、CPU1001の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバスにより相互に接続されている。主に、CPU1001、ROM1002及びRAM1003とソフトウェアとの協働により、例えば、制御部120、220、320、420の機能が実現される。
入力装置1004は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ及びレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU1001に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置1000のユーザは、該入力装置1004を操作することにより、情報処理装置1000に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。なお、入力装置1004は、操作部310に対応する。
出力装置1005は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED装置及びランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置1005は、スピーカ及びヘッドホンなどの音声出力装置を含む。例えば、表示装置は、撮像された画像や生成された画像などを表示する。一方、音声出力装置は、音声データなどを音声に変換して出力する。なお、出力装置1005は、表示部180に対応する。
ストレージ装置1006は、データ格納用の装置である。ストレージ装置1006は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置及び記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置1006は、CPU1001が実行するプログラムや各種データを格納する。なお、ストレージ装置1006は、記憶部160に対応する。
通信装置1007は、例えば、通信網に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インタフェースである。また、通信装置1007は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、有線による通信を行うワイヤー通信装置、またはブルートゥース(登録商標)通信装置を含んでもよい。なお、通信装置1007は、通信部140に対応する。
<<6.むすび>>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、有高に関する店舗毎の状況をより容易に把握させることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した本発明の各実施形態に係る情報処理装置が有する各機能は、複数の装置により実現されてもよい。例えば、本発明の各実施形態に係る情報処理装置が有する各機能を有する情報処理装置と、本発明の各実施形態に係る情報処理装置と同様の表示制御機能を有する他の装置とにより、上述した本発明の各実施形態と同様の機能が実現されてもよい。
また、上記実施形態では、本発明が現金管理に適用される例を説明したが、本発明は係る例に限定されず、例えば、現金以外の在庫管理や、在庫の融通に適用されてもよい。
また、上記実施形態における各ステップは、必ずしもフローチャート図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、上記実施形態の処理における各ステップは、フローチャート図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、上記実施形態によれば、CPU1001、ROM1002、及びRAM1003などのハードウェアを、上述した情報処理装置10−1、10−2、10−3、10−4の各構成と同様の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
10−1、10−2、10−3、10−4 情報処理装置
50 通信網
62 現金処理機
64 出納機
120 制御部
122 取得部
124 流出入傾向特定部
126 マッピング部
128 表示制御部
140 通信部
160 記憶部
180 表示部
220 制御部
227 統合部
310 操作部
323 融通可能数特定部
327 融通管理部
425 混雑状況特定部

Claims (9)

  1. 複数店舗の複数金種毎の有高を取得する取得部と、
    前記複数店舗の所在地、及び時系列の前記有高を記憶する記憶部と、
    時系列の前記有高に基づいて特定される、所定期間における流出入の合計に基づいて、前記有高の流出入傾向を特定する流出入傾向特定部と、
    地図上の前記店舗の所在地に、前記複数金種の有高の前記流出入傾向を前記店舗毎の前記有高に応じた大きさで表示させる表示制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 複数店舗の複数金種毎の有高を取得する取得部と、
    前記複数店舗の所在地、及び時系列の前記有高を記憶する記憶部と、
    時系列の前記有高に基づいて特定される、所定期間における流出入の合計に基づいて、前記有高の流出入傾向を特定する流出入傾向特定部と、
    地図上の前記店舗の所在地に、前記複数金種の有高の前記流出入傾向を金種毎に表示させる表示制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  3. 複数店舗の複数金種毎の有高を取得する取得部と、
    前記複数店舗の所在地、及び時系列の前記有高を記憶する記憶部と、
    時系列の前記有高に基づいて特定される、所定期間における流出入の合計に基づいて、前記有高の流出入傾向を特定する流出入傾向特定部と、
    前記流出入傾向が類似する前記店舗同士をクラスタリングして、エリア単位で統合する統合部と、
    地図上の前記店舗の所在地に、前記複数金種の有高の前記エリア毎の前記流出入傾向を表示させる表示制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記エリア毎の前記流出入傾向に基づいて、さらに新規店舗の前記流出入傾向を表示させる、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御部は、さらに前記店舗の資金融通可否を表示させる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. ユーザの入力に基づいて、資金融通可能な店舗に、資金不足の店舗への資金融通を依頼する融通管理部をさらに備える、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記店舗毎の想定待ち時間を特定する混雑状況特定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記店舗の想定待ち時間をさらに表示させる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 複数店舗の複数金種毎の有高を取得する取得部と、
    前記複数店舗の所在地、及び時系列の前記有高を記憶する記憶部と、
    時系列の前記有高に基づいて特定される、所定期間における流出入の合計に基づいて、前記有高の流出入傾向を特定する流出入傾向特定部と、
    前記流出入傾向が類似する前記店舗同士をクラスタリングして、エリア単位で統合する統合部と、
    地図上の前記店舗の所在地に、前記複数金種の有高の前記エリア毎の前記流出入傾向を表示させる表示制御部と、
    を備える、情報処理システム。
  9. コンピュータに
    複数店舗の複数金種毎の有高を取得する機能と、
    時系列の前記有高に基づいて特定される、所定期間における流出入の合計に基づいて、前記有高の流出入傾向を特定する機能と、
    前記流出入傾向が類似する前記店舗同士をクラスタリングして、エリア単位で統合する機能と、
    地図上の前記店舗の所在地に、前記複数金種の有高の前記エリア毎の前記流出入傾向を表示させる機能と、
    を実現させるための、プログラム。
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