JP6690165B2 - 出力制御装置、電子楽器、出力制御方法及びプログラム - Google Patents

出力制御装置、電子楽器、出力制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、出力制御装置、電子楽器、出力制御方法及びプログラムに関する。
従来より、自己のスピーカとラインアウトによる出力が可能な電子楽器が知られている。例えば、ビルトインのスピーカとラインアウト経由のヘッドフォンによる同時出力を可能としている技術がある(特許文献1参照)。
特開平7−239682号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されるような技術では、基本的にラインアウトでヘッドフォンを使用することを前提としている場合があり、この場合、ビルトインのスピーカは実聴を重視したものではなく、演奏者における発音確認程度の要求を満たすような小型ものを用いている。小型のスピーカでは、低音の音量が小さくなるために、発音する楽音に含まれる周波数分布が低域に偏っているようなベース音、キック音等の場合には、これらの音を単独で発音したとき、発音しているにも関わらずスピーカからの音が聴き取れずに、発音していないか、又は異常に音が小さい、と誤認される恐れがあった。電子楽器では、このような楽音を単独で再生するケースが多々あるため、音楽再生装置に比べて、特に問題になり得るものであった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、出力特性に応じて、聴者に認識可能な出力を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の出力制御装置は、
音響信号に基づいた楽音を第一出力特性に応じて出力可能な出力部と、
前記音響信号を前記第一出力特性とは異なる第二出力特性に応じて出力可能な他の出力部と、
処理部と、を備え、前記処理部は、
前記音響信号の供給先が、前記出力部及び他の出力部のいずれかを判定する供給先判定処理と、
ユーザ操作に応じて指定された第1音高の楽音が発音不能楽音を含むか否かを判定する出力特性判定処理と、
前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定されかつ、前記出力特性判定処理により前記発音不能楽音を含まないと判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号に基づく音響信号を前記出力部から出力させる第1出力処理と、
前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定されかつ、前記出力特性判定処理により前記発音不能楽音を含むと判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号を、同じ音名の第2音高に応じた第2ノート番号に差し替えることにより、前記第2ノート番号に応じた音響信号を前記出力部から出力させる第2出力処理と、
前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記他の出力部と判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号に基づく音響信号を前記他の出力部から出力させる第3出力処理と、
を実行する。
本発明によれば、出力特性に応じて、聴者に認識可能な出力を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る電子楽器のハードウェアの構成を示すブロック図である。 図1の電子楽器の機能的構成のうち、音源制御処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図2の機能的構成を有する図1の電子楽器が実行する音源制御処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る電子楽器のハードウェアの構成を示すブロック図である。
電子楽器1は、例えば、電子鍵盤楽器(超小型のキーボード)として構成される。
電子楽器1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、鍵盤16と、音源部17と、発音機構部18と、外部出力部19と、入力部20と、出力部21と、記憶部22と、通信部23と、ドライブ24と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部22からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、鍵盤16、音源部17、入力部20、出力部21、記憶部22、通信部23及びドライブ24が接続されている。
鍵盤16は、複数の鍵から構成され、鍵に割り当てられた音高に対応させて音響波形データを出力指示する操作子としても機能する。
音源部17は、楽音の発生に必要な各種の音響波形データを記憶し、発音指示に応答して読み出された音響音声波形データを表わす音響信号を発音機構部18又は外部出力部19に出力する。
発音機構部18は、ビルトインのスピーカ等で構成され、音響信号に対応した楽音を放音する。
外部出力部19は、ラインアウト等で構成され、そこに接続されたヘッドフォンや外部スピーカ(例えば、アンプ付きスピーカ)等から楽音を放音する。
発音機構部18及び外部出力部19のいずれで出力するかは、CPU11によって制御される。なお、本実施形態においては、例えば、発音機構部18又は外部出力部19のいずれかで出力するように設定がなされていたり、外部出力部19にヘッドフォンや外部スピーカ等の外部出力が接続されていたりする場合には、発音機構部18からも出力されるものとする。
入力部20は、各種釦等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
出力部21は、ディスプレイ等で構成され、画像を表示出力する。
記憶部22は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部23は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
ドライブ24には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。ドライブ24によってリムーバブルメディア31から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部22にインストールされる。また、リムーバブルメディア31は、記憶部22に記憶されている画像のデータ等の各種データも、記憶部22と同様に記憶することができる。
このように構成される電子楽器1においては、自機に搭載されるスピーカからなる発音機構部18と、ヘッドフォンや外部スピーカ等と接続し、外部出力可能な外部出力部19とで、異なる出力を行うことができる機能を有する。具体的には、電子楽器1は、どのような出力機構(発音機構部18・外部出力部19)から出力するかどうかを判別し、判別結果に対応する音源を制御して出力することができる機能(発音機構の周波数特性を考慮した発音制御機能)を有する。
本実施形態においては、発音機構部18には、発音確認程度の利用を目的とした小型で非力な性能のスピーカを用いている。このようなスピーカはその特性上、十分な発音音量を得ることのできない周波数帯域(以下、「発音不能音域」という。)が存在する。なお、発音不能音域とは逆に、十分な発音音量を得ることができる周波数帯域を、「発音可能音域」という。
具体的には、電子楽器1においては、発音不能音域がない前提の外部出力部19からの出力では、音源部17から供給される音響信号をそのまま出力する一方、発音機構部18においては、供給される音響信号に対応する楽音が発音不能音域に属する音である場合には、楽音を変更して発音可能音域内になるようにして出力する。
また、本実施形態においては、発生する楽音の周波数が含まれる音域が発音不能音域に偏っており、単独で楽音を発音させた際、発音機構部18の出力特性からして、十分な発音音量を得られないような楽音(以下、「発音不能楽音」という。)となってしまう場合に、楽音の周波数が含まれる音域を発音不能音域に偏らせずに、その音域でも十分な発音音量を得られるような楽音(以下、「発音可能楽音」という。)に変えるように構成する。なお、本実施形態においては「発音不能楽音」を「発音可能楽音」に変えることを、「発音可能化」という。発音可能化を行う際は、発音不能楽音のみに対して加工を行い、発音不能楽音以外の楽音は加工を行わないものとする。
また、本実施形態の電子楽器1では、楽音の通常の音響波形データと、この音響波形データが発音機構部18においては発音不能音域に偏った波形である場合に用いるための、発音不能音域の音量を増幅した波形(以下、「発音可能波形」という。)データと、を予め音源部17に記憶しておく。そして、電子楽器1では、発音可能音域に属する楽音の出力指示があった場合には、通常の音響波形データでの出力を行い、発音不能音域に属する音の出力指示があった場合には、この通常の音響波形データに対して発音可能化を行って発音可能波形に変換して出力を行うように構成する。
具体的には、200Hz以下の音が聴こえづらくなるスピーカでは、200Hz以下の音を主とする発音は、通常の音響波形を用いずに、聴こえづらくならない200Hz以上の音の部分を増幅する加工をした発音可能波形を用いる。
なお、本実施形態の電子楽器1では、基本的には、内部発音機構である発音機構部18からのみ発音する場合は発音可能化を行い、外部出力機構である外部出力部19から出力する場合は発音可能化を行わないように構成するが、設定等により、発音可能化を行うか行わないかの条件を変化させるように構成してもよい。
また、電子楽器1では、特段の事項がなければ、音源部17から発音機構部18及び外部出力部19に入力される音声波形は同一のものとする。
また、電子楽器1では、発音可能化を適用する場合には、それと同時に発音可能化を適用しない場合の発音を同時に行うように構成してもよい。
図2は、このような電子楽器1の機能的構成のうち、音源制御処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
音源制御処理とは、音声波形データを再生する機能を持った電子楽器1において、発音機構部18及び外部出力部19の出力特性に応じて、発音可能楽音に調整して出力する一連の処理をいう。
音源制御処理を実行する場合には、図2に示すように、CPU11において、入力検出部51と、出力先判定部52と、出力特性判定部53と、音源制御部54が機能する。
また、記憶部22の一領域には、出力特性情報記憶部71が設定される。
出力特性情報記憶部71には、発音機構部18の発音可能音域及び発音不能音域に係る出力特性の情報(以下、「出力特性情報」という。)が記憶される。発音機構部18の発音可能音域及び発音不能音域に係る出力特性は、事前に発音機構部18の諸元や解析結果に基づいて、割り出される。
なお、音源部17には、各キーに対応する音響波形データ(発音可能楽音と発音不能楽音の音響波形データ)と、発音不能楽音を加工して、発音可能音域の音量を増幅した発音不能楽音を出力するための発音可能波形のデータが記憶される。発音可能化が行われる場合には、対応する発音可能波形を出力することとなる。
また、入力検出部51は、ユーザによる鍵盤16の各キーへの押鍵操作を検出する。
出力先判定部52は、発音機構部18か外部出力部19かの出力先を判定する。
具体的には、出力先判定部52は、例えば、操作等で出力先を設定していたり、外部出力部19にヘッドフォンや外部スピーカ等が接続されている場合には外部出力する仕様等があり、外部出力部19への外部出力の接続状況を確認したりして、出力先を判定する。
出力特性判定部53は、発音機構部18の出力特性を判定する。具体的には、出力特性判定部53は、出力特性情報記憶部71に記憶される出力特性情報を参照して、入力検出部51によって検出されたキーに対応する音高の楽音が発音機構部18の発音不能楽音音色かを判定する。
音源制御部54は、音源部17での発音機構部18及び外部出力部19に対する出力を制御する。
具体的には、音源制御部54は、出力特性判定部53によって発音機構部18が出力先であると判定された場合に、例えば、発音可能化設定等の有無により、発音可能化を行うか否かを判定する。
また、音源制御部54は、発音可能化を行うと判定された場合に、押鍵操作されたキーに対応する発音不能楽音に対して発音可能化処理を適用する。また、音源制御部54は、発音可能化処理が適用された場合には、発音すべき楽音の音響波形を発音可能化した発音可能波形に差し替えるように音源部17を制御する。その結果、発音機構部18からは、発音可能波形に対応する楽音の発音がなされる。
図3は、図2の機能的構成を有する図1の電子楽器1が実行する音源制御処理の流れを説明するフローチャートである。なお、本実施形態においては、外部出力部19にヘッドフォン等が接続されており外部出力する場合には、発音機構部18での出力は行わないように構成する。
音源制御処理は、ユーザによる入力部20への音源制御処理開始の操作により開始される。
ステップS11において、入力検出部51は、発音機構部18に対する音源制御処理があったか否かを判定する。具体的には、出力先判定部52は、例えば、操作等で出力先を設定し、外部出力部19のヘッドフォンや外部スピーカ等の接続の有無によって、出力先を判定する。
発音機構部18に対する音源制御処理がない場合には、ステップS11においてNOと判定されて、音源制御処理を終了する。例えば、押鍵操作がなかった場合には、待機状態となり、押鍵操作があったが外部出力部19への接続がある場合には、音源制御部54は、押鍵操作があったキーに対応する音高で楽音の音響波形を外部出力部19から出力するように音源部17を制御する。その後、外部出力部19から対応する音響波形に対応する楽音の発音がなされる。
これに対して、発音機構部18に対する音源制御処理があった場合には、ステップS11においてYESと判定されて、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、出力特性判定部53は、出力特性情報記憶部71に記憶される出力特性情報を参照して、押鍵操作があったキーに対応する音高の楽音が発音機構部18における発音不能楽音か否かを判定する。
発音不能楽音でなかった場合には、ステップS12においてNOと判定されて、音源制御処理を終了する。その後、音源制御部54は、押鍵操作があったキーに対応する音高の楽音の音響波形を発音機構部18から出力するように音源部17を制御する。その結果、発音機構部18から対応する音響波形を用いた楽音の発音がなされる。
これに対して、発音不能楽音であった場合には、ステップS12においてYESと判定されて、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、音源制御部54は、例えば、発音可能化設定等の有無により、発音可能化を行うか否かを判定する。
発音可能化を行わない場合には、ステップS13においてNOと判定されて、音源制御処理は終了する。その後、音源制御部54は、押鍵操作があったキーに対応する音高で楽音の音響波形を発音機構部18から出力するように音源部17を制御する。その結果、発音機構部18から対応する音響波形を用いた楽音の発音がなされる。
これに対して、発音可能化を行う場合には、ステップS13においてYESと判定されて、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、音源制御部54は、発音可能化処理を適用し、楽音の音響波形を発音可能化した波形である発音可能波形に差し替えるように音源部17を制御して、音源制御処理は終了する。その後、発音可能波形を発音機構部18から出力するように音源部17を制御する。その結果、発音機構部18からは、発音可能楽音が出力される。
<第1の変形例>
本例では、上述した実施形態と同様に、音響波形データを再生する機能を有する電子楽器1に適用される。
また、本例では、発音不能楽音の音響波形データにおいては、例えば、ピアノのようなアコースティックな楽器で、音程を広く奏でることができる楽器(以下、「特定楽器」という。)の発音をサンプリングした音響波形データにより構成される。
この場合において、発音可能波形は、特定楽器において、発音不能音域を避けた発音不能楽音のオクターブ違いの波形をサンプリングすることによって作成する。発音可能化を行う場合には、作成した発音可能波形を用いて発音する。
<第2の変形例>
上述した変形例では、発音可能化を行う場合は、予め作成した発音不能楽音のオクターブ違いの波形である発音可能波形を用いて発音するように構成したが、本例では、音声波形データの再生速度を、発音可能化を行わない場合と比べて増減させることで、オクターブ違いの楽音の発音を行う。1オクターブ高くするには、再生速度を2倍にし、1オクターブ低くするには、再生速度を1/2倍にする。具体的には、再生速度の増減は、例えば、1オクターブ高くなる2倍速の場合には、波形を1つ飛ばしで読み出すことにより行う。
音源制御処理の流れとしては、ステップS14において、波形再生速度を変更する処理を行うことになる。
これにより、電子楽器1では、音響波形としては通常の音響波形のみを記憶しておけばよく、さらに、簡単な処理で発音可能化を実現することができる。
<第3の変形例>
上述した実施形態では、デジタルシンセサイザの音源方式であり、PCM(Pulse Code Modulation)音源等の音声波形データを再生する方式であったが、アナログシンセサイザの音源方式の電子楽器で構成してもよい。なお、電子楽器1では、例えば、音色の種類によっては、同一の音色の楽音でも、発音音域が変わると発生に用いられる音響波形が切り替わる場合には、音色とノート番号の組み合わせにより、発音可能か不能かが変わることになる。この場合には、発音可能か不能かを判断する際、ノート番号を考慮するように構成してもよく、発音不能でなければできるだけ加工しないことを重視すると、ノート番号を考慮するように構成することが好ましい。
発音可能化を行う場合は、オクターブ違いで発音可能なノート番号に差し替え、発音させる。
音源制御処理の流れとしては、ステップS14において、ノート番号を差し替える処理を行うことになる。
<第2の実施形態>
上述した実施形態では、ビルトインの発音機構部18と、外部出力部19のそれぞれに対応する音源部17を設け、発音機構部18と、外部出力部19とが同時に動作可能に構成してもよい。
この場合、発音機構部18では、発音可能化を行うように構成し、外部出力部19では、発音可能化を行わないように構成する。
この場合、発音可能化の方式は、上述した第1の実施形態のどの方式を適用して構成してもよい。
このように構成される電子楽器1では、スマートフォンやガジェット系の電子楽器1に多く搭載されているような小口径のスピーカ等の発音機構の周波数特性によって十分な音量が得られない音色に対して、十分な音量が得られる周波数帯域の音量を増加したり、音高を移動したりすることにより、発音機構からの発音を聴き取れることができるレベルにする。
また、電子楽器1では、発音機構の周波数特性によって十分な音量が得られる音色については、マスターエフェクト等による帯域補正とは異なり、無用な加工を避けるため、発音可能化をしない。
したがって、電子楽器1では、発音していない、異常に音が小さい、といった実聴の誤認を防ぐことができる。
以上のように構成される電子楽器1は、発音機構部18と、出力特性判定部53と、音源制御部54と、を備える。
出力特性判定部53は、発音機構部18における出力特性を判定する。
音源制御部54は、出力特性判定部53により判定された出力特性に応じて、発音機構部18から放音させる楽音を本来放音すべき楽音から変えるように制御する。
また、電子楽器1は、発音機構部18と、外部出力部19と、CPU11と、を備える。
発音機構部18は、音響信号に基づいた楽音を第一出力特性に応じて出力可能に構成される。
外部出力部19は、音響信号を第一出力特性とは異なる第二出力特性に応じて出力可能に構成される。
CPU11は、音響信号の供給先が、発音機構部18及び外部出力部19のいずれかを判定する供給先判定処理と、供給先判定処理により音響信号の供給先が出力部と判定された場合に、音響信号を変換する変換処理と、を実行する。
これにより、電子楽器1においては、発音機構部18の出力特性に応じた出力制御がなされるために、聴者に認識可能な出力を行わせることができる。
出力特性判定部53は、出力特性として、十分な発音音量を得ることができない周波数帯域である発音不能音域を判定する。
音源制御部54は、出力特性判定部53によって、発音機構部18に発音不能音域があると判定された場合には、本来出力すべき楽音を、当該発音不能音域内の楽音で出力するように発音機構部18を制御する。
また、CPU11は、供給先判定処理により音響信号の供給先が発音機構部18/外部出力部19と判定された場合、発音機構部18/外部出力部19の出力特性において、音響信号が入力したときのレベルに対して音響信号が出力したときのレベルが低い周波数帯域が存在する場合は、音響信号に含まれる周波数信号のうち、周波数帯域に含まれる周波数信号のレベルを高くする変換処理である発音可能化処理を行う。
これにより、電子楽器1においては、十分な発音音量を得る楽音で放音されるために、聴者に認識可能な出力を行わせることができる。
音源制御部54は、本来出力すべき楽音から音量を増幅した音響波形データを出力するように発音機構部18を制御する。
また、CPU11は、音響信号の供給先から供給される音響信号の周波数帯域の音量を増幅して、周波数帯域に含まれる周波数信号のレベルを高くする。
これにより、電子楽器1においては、簡単な処理で十分な発音音量が得られる楽音で放音させることができる。
また、電子楽器1は、音源部17を備える。
音源部17には、本来出力すべき楽音から音量を増幅した楽音の音響波形データが記憶される。
音源制御部54は、放音される楽音を本来放音すべき楽音から変える制御を行う場合には、音源部17に記憶される本来放音すべき楽音から音量を増幅した楽音の音響波形データで出力されるように発音機構部18を制御する。
また、電子楽器1は、発音機構部18/外部出力部19の出力特性に応じた音響波形データを予め記憶した音源部17やRAM13等を更に備える。
変換処理である発音可能化処理は、供給先判定処理により音響信号の供給先が発音機構部18/外部出力部19と判定された場合、記憶手段に記憶された音響信号を出力する。
これにより、電子楽器1においては、簡単な処理で十分な発音音量を得る音色で出力させることができる。
音源部17には、楽器の楽音をサンプリングした音響波形データと、当該楽器のオクターブ違いの楽音をサンプリングした音響波形データと、が記憶される。
音源制御部54は、放音させる楽音を本来放音すべき楽音から変える制御を行う場合には、音源部17に記憶される第2の音響波形データで出力されるように発音機構部18を制御する。
これにより、電子楽器1においては、簡単な処理で簡単に十分な発音音量を得る楽音で出力させることができる。
音源制御部54は、本来放音すべき楽音の再生速度を速くして出力するように発音機構部18を制御する。
また、CPU11は、音響信号の供給先から供給される音響信号の再生速度を速くして、周波数帯域に含まれる周波数信号のレベルを高くする。
これにより、電子楽器1においては、簡単な処理で簡単に十分な発音音量を得る楽音で放音させることができる。
音源制御部54は、本来放音すべき楽音とオクターブ違いの音高で音響波形データを出力するように発音機構部18を制御する。
また、CPU11は、音響信号の供給先から供給される音響信号をオクターブシフトして、周波数帯域に含まれる周波数信号のレベルを高くする。
これにより、電子楽器1においては、簡単な処理で簡単に十分な発音音量を得る楽音で放音させることができる。
音源制御部54は、本来放音すべき楽音に対して、DSP処理によりオクターブ単位のピッチシフト、又は、発音可能音域の音量の増幅を行って、発音機構部18を制御する。
これにより、電子楽器1においては、リアルタイムな処理で、十分な発音音量の楽音で放音させることができる。
また、電子楽器1は、外部出力部19を備える。
外部出力部19は、発音機構部18とは異なる出力特性を有する。
音源制御部54は、出力特性判定部53により判定された発音機構部18及び外部出力部19の出力特性に応じて、放音させる楽音を本来放音すべき楽音から変えるように制御する。
これにより、電子楽器1においては、外部出力部19及び発音機構部18の出力特性を考慮して、聴者に認識可能な出力を同時に行わせることができる。
また、外部出力部19は、変換された音響信号に対応する楽音を発音する。具体的には、音響信号を変換してから、その後で、外部出力部19で、その信号に対応する楽音を発音する。時系列的に、信号変換を行ってから、外部出力部19を経てスピーカから楽音が発音される。ラインアウト等の外部出力部19は、外部アンプ等に繋げる端子であり、ラインアウトから出た信号は、その後外部アンプによって増幅されることを想定している。これに対して、ヘッドフォンアウトはラインアウトと内蔵アンプで構成され、ヘッドフォンへの入力信号として妥当な大きさの信号が出力されるように構成される。スピーカ等から発音させるためには、ラインアウトからの信号を高音質の外部アンプで増幅する変換が行われる。
これにより、電子楽器1においては、簡単な処理で簡単に十分な発音音量を得る楽音で放音させることができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、CPU11で行う制御や処理を、音源部17で行うように構成してもよい。
また、上述の実施形態では、外部に音源機能や出力機能を有するように構成して、出力特性の判定や出力の制御だけを行うようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される電子楽器1は、超小型のキーボードを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、音源制御処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、他の電子楽器(例えば、電子ドラム等の非鍵盤楽器)、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、デジタルカメラ、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が電子楽器1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図1のリムーバブルメディア31により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア31は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図1のROM12や、図1の記憶部22に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
音響信号に基づいた楽音を第一出力特性に応じて出力可能な出力部と、
前記音響信号を前記第一出力特性とは異なる第二出力特性に応じて出力可能な他の出力部と、
前記音響信号の供給先が、前記出力部及び他の出力部のいずれかを判定する供給先判定処理と、前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定された場合に、前記音響信号を変換する変換処理と、を実行する処理部と、
を備えることを特徴とする出力制御装置。
[付記2]
前記処理部は、前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定された場合、前記出力部の出力特性において、前記音響信号が入力したときのレベルに対して前記音響信号が出力したときのレベルが低い周波数帯域が存在する場合は、前記音響信号に含まれる周波数信号のうち、前記周波数帯域に含まれる周波数信号のレベルを高くする変換処理を行う、
ことを特徴とする付記1に記載の出力制御装置。
[付記3]
前記処理部は、前記音響信号の供給先から供給される音響信号の前記周波数帯域の音量を増幅して、前記周波数帯域に含まれる周波数信号のレベルを高くする、
ことを特徴とする付記2に記載の出力制御装置。
[付記4]
前記処理部は、前記音響信号の供給先から供給される音響信号の再生速度を速くして、前記周波数帯域に含まれる周波数信号のレベルを高くする、
ことを特徴とする付記2に記載の出力制御装置。
[付記5]
前記処理部は、前記音響信号の供給先から供給される音響信号をオクターブシフトして、前記周波数帯域に含まれる周波数信号のレベルを高くする、
ことを特徴とする付記2に記載の出力制御装置。
[付記6]
前記出力部の出力特性に応じた音響波形データを予め記憶した記憶手段を更に備え、
前記変換処理は、前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定された場合、前記記憶手段に記憶された音響信号を出力する、
ことを特徴とする付記1〜5の何れか1つに記載の出力制御装置。
[付記7]
前記出力部は、変換された音響信号に対応する楽音を発音する、
ことを特徴とする付記1〜6の何れか1つに記載の出力制御装置。
[付記8]
音響信号に基づいた楽音を第一出力特性に応じて出力可能な出力部と、前記音響信号を前記第一出力特性とは異なる第二出力特性に応じて出力可能な他の出力部と、
を備える出力制御装置で実行される出力制御方法であって、
前記音響信号の供給先が、前記出力部及び他の出力部のいずれかを判定する供給先判定ステップと、
前記供給先判定ステップにより前記音響信号の供給先が前記出力部と判定された場合に、前記音響信号を変換する変換ステップと、
を含むことを特徴とする出力制御方法。
[付記9]
音響信号に基づいた楽音を第一出力特性に応じて出力可能な出力部と、前記音響信号を前記第一出力特性とは異なる第二出力特性に応じて出力可能な他の出力部と、
を備える出力制御装置を制御するコンピュータに、
前記音響信号の供給先が、前記出力部及び他の出力部のいずれかを判定する供給先判定処理と、
前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定された場合に、前記音響信号を変換する変換処理と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
1・・・電子楽器,11・・・CPU,12・・・ROM,13・・・RAM,14・・・バス,15・・・入出力インターフェース,16・・・鍵盤,17・・・音源,18・・・発音機構部,19・・・外部出力部,20・・・入力部,21・・・出力部,22・・・記憶部,23・・・通信部,24・・・ドライブ,31・・・リムーバブルメディア,51・・・入力検出部,52・・・出力先判定部,53・・・出力特性判定部,54・・・音源制御部,71・・・出力特性情報記憶部

Claims (8)

  1. 音響信号に基づいた楽音を第一出力特性に応じて出力可能な出力部と、
    前記音響信号を前記第一出力特性とは異なる第二出力特性に応じて出力可能な他の出力部と、
    処理部と、を備え、前記処理部は、
    前記音響信号の供給先が、前記出力部及び他の出力部のいずれかを判定する供給先判定処理と、
    ユーザ操作に応じて指定された第1音高の楽音が発音不能楽音を含むか否かを判定する出力特性判定処理と、
    前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定されかつ、前記出力特性判定処理により前記発音不能楽音を含まないと判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号に基づく音響信号を前記出力部から出力させる第1出力処理と、
    前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定されかつ、前記出力特性判定処理により前記発音不能楽音を含むと判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号を、同じ音名の第2音高に応じた第2ノート番号に差し替えることにより、前記第2ノート番号に応じた音響信号を前記出力部から出力させる第2出力処理と、
    前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記他の出力部と判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号に基づく音響信号を前記他の出力部から出力させる第3出力処理と、
    を実行する出力制御装置。
  2. 前記処理部は、前記出力特性判定処理において、音色の種類と、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号と、の組み合わせにより前記第1音高の楽音が発音不能楽音を含むか否かを判定する、
    求項1に記載の出力制御装置。
  3. 前記処理部は、前記出力特性判定処理において前記発音不能楽音を含むか否かを判定するために、出力特性情報記憶部に記憶される出力特性情報を参照する、
    請求項1又は2に記載の出力制御装置。
  4. 前記出力部は、前記第一出力特性を有するビルトインのスピーカに出力し
    前記他の出力部は、前記第一出力特性よりも発音不能音域が少ない第二出力特性を有する少なくともヘッドフォン及び外部スピーカのいずれかに出力する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の出力制御装置。
  5. 前記処理部は、前記音響信号の供給先から供給される音響信号をオクターブシフトする、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の出力制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の出力制御装置と、
    音高を指定するための操作子と、
    を備える電子楽器。
  7. 音響信号に基づいた楽音を第一出力特性に応じて出力可能な出力部と、前記音響信号を前記第一出力特性とは異なる第二出力特性に応じて出力可能な他の出力部と、を備える出力制御装置のコンピュータに、
    前記音響信号の供給先が、前記出力部及び他の出力部のいずれかを判定する供給先判定処理と、
    ユーザ操作に応じて指定された第1音高の楽音が発音不能楽音を含むか否かを判定する出力特性判定処理と、
    前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定されかつ、前記出力特性判定処理により前記発音不能楽音を含まないと判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号に基づく音響信号を前記出力部から出力させる第1出力処理と、
    前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定されかつ、前記出力特性判定処理により前記発音不能楽音を含むと判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号を、同じ音名の第2音高に応じた第2ノート番号に差し替えることにより、前記第2ノート番号に応じた音響信号を前記出力部から出力させる第2出力処理と、
    前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記他の出力部と判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号に基づく音響信号を前記他の出力部から出力させる第3出力処理と、
    を実行させる出力制御方法。
  8. 音響信号に基づいた楽音を第一出力特性に応じて出力可能な出力部と、前記音響信号を前記第一出力特性とは異なる第二出力特性に応じて出力可能な他の出力部と、を備える出力制御装置のコンピュータに、
    前記音響信号の供給先が、前記出力部及び他の出力部のいずれかを判定する供給先判定処理と、
    ユーザ操作に応じて指定された第1音高の楽音が発音不能楽音を含むか否かを判定する出力特性判定処理と、
    前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定されかつ、前記出力特性判定処理により前記発音不能楽音を含まないと判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号に基づく音響信号を前記出力部から出力させる第1出力処理と、
    前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記出力部と判定されかつ、前記出力特性判定処理により前記発音不能楽音を含むと判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号を、同じ音名の第2音高に応じた第2ノート番号に差し替えることにより、前記第2ノート番号に応じた音響信号を前記出力部から出力させる第2出力処理と、
    前記供給先判定処理により前記音響信号の供給先が前記他の出力部と判定された場合に、指定された前記第1音高に応じた第1ノート番号に基づく音響信号を前記他の出力部から出力させる第3出力処理と、
    を実行させるプログラム。
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