JP2009251044A - 電子楽器および音量制御方法 - Google Patents

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JP2009251044A JP2008095422A JP2008095422A JP2009251044A JP 2009251044 A JP2009251044 A JP 2009251044A JP 2008095422 A JP2008095422 A JP 2008095422A JP 2008095422 A JP2008095422 A JP 2008095422A JP 2009251044 A JP2009251044 A JP 2009251044A
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寿徳 松田
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Abstract

【課題】入力装置の操作に応答して出力される楽音の音量と楽曲データに基づいて出力される楽曲の音量とのバランスをより適切に制御すること。
【解決手段】入力装置の操作に応答して楽音を生成するステップと、楽曲を示している楽曲データに基づいて曲音量を算出するステップS1〜S4と、その楽音が発音される楽音音量に独立にその楽曲が発音される再生音量をその曲音量に基づいて設定するステップS6〜S7とを備えている。このとき、本発明による音量制御方法は、たとえば、その楽音音量と互いに異なる複数の楽曲が発音される再生音量とのバランスがより適切になるように、再生音量を自動的に設定することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子楽器および音量制御方法に関し、特に、出力される楽音の音量を制御する電子楽器および音量制御方法に関する。
コンパクトディスクドライブを備える電子楽器が知られている。このような電子楽器は、ユーザにより演奏された楽曲をコンパクトディスクに録音すること、コンパクトディスクに記録されたオーディオデータを再生することに利用される。このような電子楽器は、さらに、コンパクトディスクに記録されたオーディオデータを再生しながら、ユーザにより演奏されて楽音を出力することができる。このとき、そのオーディオデータから再生された楽音の音量とユーザの演奏により生成された楽音の音量とのバランスが適切であることが望まれている。このような電子楽器は、そのバランスをより容易に設定することが望まれている。
特開2004−14083号公報には、付加データを用いることなく、また、2度目以降の再生に限定されることなく、再生曲の音圧レベルの平均が常に一定になるようにレベル補正を行うことができるディジタル楽音データ再生装置における楽音特性調整装置が開示されている。そのディジタル楽音データ再生装置における楽音特性調整装置は、複数の音楽ソースに基づくディジタル楽音データを再生するディジタル楽音データ再生装置において、前記複数の音楽ソースのいずれかに基づく楽音データをバッファメモリへ書き込む書込手段と、前記バッファメモリから楽音データを読み出し、再生する再生手段と、前記バッファメモリに書き込まれる楽音データの楽音特性を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果および前記楽音データより以前に再生される楽音データの楽音特性の検出結果に基づいて前記楽音データを補正する補正データを算出する演算手段と、前記演算手段によって算出された補正データによって前記バッファメモリから読み出された楽音データを補正する補正手段と、を具備することを特徴としている。
特開2004−14083号公報
本発明の課題は、入力装置の操作に応答して出力される楽音の音量と楽曲データに基づいて出力される楽曲の音量とのバランスをより適切に制御する電子楽器および音量制御方法を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による電子楽器(1)は、演奏部(31)と曲音量算出部(24)と再生ボリューム設定部(28)とを備えている。演奏部(31)は、入力装置の操作に応答して楽音を生成する。曲音量算出部(24)は、その楽音を含まない楽曲を示している楽曲データに基づいて曲音量を算出する。再生ボリューム設定部(28)は、その楽音が音響装置(14)から発音される楽音音量に独立にその楽曲が音響装置(14)から発音される再生音量をその曲音量に基づいて設定する。このとき、電子楽器(1)は、たとえば、その楽音音量と互いに異なる複数の楽曲が発音される再生音量とのバランスが一定になるように、再生音量を設定することができる。
再生ボリューム設定部(28)は、所定のアルゴリズムを用いてその再生音量とその曲音量とに基づいて算出されるユーザ音量が所定のユーザ音量に一致するように、その再生音量を算出する。このとき、電子楽器(1)は、たとえば、その楽音音量と互いに異なる複数の楽曲が発音される再生音量とのバランスが一定になるように、再生音量を設定することができる。
本発明による電子楽器(1)は、その楽曲が再生されている最中にその再生音量が他の再生音量に更新されたときに、そのアルゴリズムを用いてその曲音量とその他の再生音量とに基づいて算出される他のユーザ音量にその所定ユーザ音量を更新するユーザ音量算出部(27)をさらに備えていることが好ましい。
本発明による電子楽器(1)は、音響装置(14)を検出する音響装置検出部(26)と、複数音響装置(52)を複数ユーザ音量(53)に対応付けるユーザ音量テーブル(51)を参照して、複数ユーザ音量(53)から音響装置(14)に対応するユーザ音量にその所定ユーザ音量を更新するユーザ音量算出部(27)とをさらに備えていることが好ましい。
本発明による電子楽器(1)は、その楽曲が再生されている最中にその再生音量が他の再生音量に更新されたときに、そのアルゴリズムを用いてその曲音量とその他の再生音量とに基づいて算出される他のユーザ音量が音響装置(14)に対応するように、ユーザ音量テーブル(51)を更新するユーザ音量テーブル更新部(29)をさらに備えることが好ましい。
曲音量算出部(24)は、その楽曲のうちの一部を解析することによりその曲音量を算出する。このとき、電子楽器(1)は、その楽曲の全部に基づいてその曲音量を算出することに比較して、その曲音量をより速く算出することができ、その楽曲の再生をより早く開始することができる。
曲音量算出部(24)は、複数楽曲識別情報(42)を複数曲音量(43)に対応付ける曲音量テーブル(41)を参照して、複数曲音量(43)からその楽曲を識別する楽曲識別情報に対応するその曲音量を算出する。このとき、電子楽器(1)は、複数楽曲に含まれる楽曲を再生するときに、楽曲を解析する必要がなく、その楽曲の再生をより早く開始することができる。
本発明による電子楽器(1)は、曲音量テーブル更新部(28)をさらに備えている。このとき、曲音量算出部(24)は、複数楽曲識別情報(42)がその楽曲識別情報を含まないときに、その楽曲データを解析することによりその曲音量を算出する。曲音量テーブル更新部(28)は、その楽曲識別情報がその曲音量に対応するように曲音量テーブル(41)を更新することが好ましい。
本発明による音量制御方法は、入力装置の操作に応答して楽音を生成するステップと、楽曲を示している楽曲データに基づいて曲音量を算出するステップ(S1〜S4)と、その楽音が音響装置(14)から発音される楽音音量に独立にその楽曲が音響装置(14)から発音される再生音量をその曲音量に基づいて設定するステップ(S6〜S7)とを備えている。このとき、音量制御方法は、たとえば、その楽音音量と互いに異なる複数の楽曲が発音される再生音量とのバランスが一定になるように、再生音量を設定することができる。
その再生音量は、所定のアルゴリズムを用いてその再生音量とその曲音量とに基づいて算出されるユーザ音量が所定のユーザ音量に一致するように、算出される。このとき、音量制御方法は、たとえば、その楽音音量と互いに異なる複数の楽曲が発音される再生音量とのバランスが一定になるように、再生音量を設定することができる。
本発明による音量制御方法は、その楽曲が再生されている最中にその再生音量が他の再生音量に更新されたときに、そのアルゴリズムを用いてその曲音量とその他の再生音量とに基づいて算出される他のユーザ音量にその所定ユーザ音量を更新するステップ(S11〜S12)をさらに備えていることが好ましい。
本発明による音量制御方法は、音響装置(14)を検出するステップ(S5)と、複数音響装置(52)を複数ユーザ音量(53)に対応付けるユーザ音量テーブル(51)を参照して、複数ユーザ音量(53)から音響装置(14)に対応するユーザ音量にその所定ユーザ音量を更新するステップ(S12)とをさらに備えていることが好ましい。
ユーザ音量テーブル(51)は、その楽曲が再生されている最中にその再生音量が他の再生音量に更新されたときに、そのアルゴリズムを用いてその曲音量とその他の再生音量とに基づいて算出される他のユーザ音量が音響装置(14)に対応するように、更新されることが好ましい。
その曲音量は、その楽曲のうちの一部を解析することにより算出される。このとき、音量制御方法は、その楽曲の全部に基づいてその曲音量を算出することに比較して、その曲音量をより速く算出することができ、その楽曲の再生をより早く開始することができる。
本発明による音量制御方法は、複数楽曲識別情報(42)を複数曲音量(43)に対応付ける曲音量テーブル(41)を参照して、複数曲音量(43)からその楽曲を識別する楽曲識別情報に対応するその曲音量を算出するステップ(S2)をさらに備えている。このとき、音量制御方法は、複数楽曲に含まれる楽曲を再生するときに、楽曲を解析する必要がなく、その楽曲の再生をより早く開始することができる。
本発明による音量制御方法は、複数楽曲識別情報(42)がその楽曲識別情報を含まないときに、その楽曲データを解析することによりその曲音量を算出するステップ(S3)と、その楽曲識別情報がその曲音量に対応するように曲音量テーブル(41)を更新するステップ(S4)とをさらに備えていることが好ましい。
本発明による音量制御プログラムは、本発明による音量制御方法をコンピュータに実行させる。
本発明による電子楽器および音量制御方法は、入力装置の操作に応答して出力される楽音の音量と楽曲データに基づいて出力される楽曲の音量とのバランスがより適切になるように、音量を設定することができる。
図面を参照して、本発明による電子楽器の実施の形態を記載する。その電子楽器1は、図1に示されているように、バス2を介して複数の電気回路が互いに双方向に情報を伝送することができるように接続されている。その複数の電気回路は、CPU3とROM5とRAM6と外部記憶装置7と操作パネル表示器8と外部インターフェース10と音源11とを含んでいる。
CPU3は、電子楽器1にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、ROM5とRAM6と外部記憶装置7と操作パネル表示器8と外部インターフェース10と音源11とを制御する。ROM5は、そのコンピュータプログラムを記録している。RAM6は、CPU3により生成される情報を一時的に記録する。
外部記憶装置7は、コンパクトディスクが内部に挿入されることができるように形成されている。外部記憶装置7は、その挿入されたコンパクトディスクに記録された情報を読み出し、その情報をCPU3に出力する。なお、そのコンパクトディスクは、他の記録媒体に置換されることもできる。その記録媒体としては、DVD、フラッシュメモリが例示される。
操作パネル表示器8は、入力装置と表示装置とを備えている。その入力装置は、鍵盤と演奏用ボリュームスイッチと再生用ボリュームスイッチと複数のスイッチとを備えている。その鍵盤は、演奏に用いられる複数の鍵を備えている。その複数の鍵は、複数の白鍵と複数の黒鍵とから形成され、それぞれ、互いに異なる複数の音高に対応している。その鍵盤は、打鍵された鍵を識別する情報とその打鍵強度とをCPU3に出力する。その演奏用ボリュームスイッチは、ユーザに操作されることにより楽音ボリュームを生成し、その楽音ボリュームをCPU3に出力する。その再生用ボリュームスイッチは、ユーザに操作されることにより再生ボリュームを生成し、その再生ボリュームをCPU3に出力する。その再生ボリュームは、その楽音ボリュームと独立に生成される。その複数のスイッチは、ユーザに操作されることにより情報を生成し、その情報をCPU3に出力する。その表示装置は、CPU3により生成される画像を表示する。
音源11は、CPU3により制御されて、楽音の波形を示す波形データを生成し、その波形データをアナログ楽音信号に変換する。
電子楽器1は、さらに、アンプ12とスピーカ14とを備えている。アンプ12は、音源11により生成されたアナログ楽音信号を増幅する。スピーカ14は、1個ないし複数個から形成され、アンプ12により増幅されたアナログ楽音信号を楽音に変換して放音する。
外部インターフェース10は、電子楽器1に接続される外部機器により生成される情報をCPU3に出力し、CPU3により生成された情報をその外部機器に出力する。その外部機器としては、スピーカ14と異なる他の音響装置(ヘッドホン)が例示される。その音響装置は、電子楽器1に接続されたときに、音源11により生成されたアナログ楽音信号を増幅し、その増幅されたアナログ楽音信号を楽音に変換して放音する。
図2は、電子楽器1にインストールされているコンピュータプログラムを示している。そのコンピュータプログラムは、曲音量データベース21とユーザ音量データベース22と選択部23と曲音量算出部24と曲音量テーブル更新部25と音響装置検出部26とユーザ音量算出部27と再生ボリューム設定部28とユーザ音量テーブル更新部29と再生部30と演奏部31とを含んでいる。
曲音量データベース21は、コンピュータプログラムにより参照可能に曲音量テーブルをRAM6に記録する。ユーザ音量データベース22は、コンピュータプログラムにより参照可能にユーザ音量テーブルをRAM6に記録する。
選択部23は、外部記憶装置7を用いてコンパクトディスクに記録された情報を解析して、そのコンパクトディスクを識別する記録媒体識別情報を算出し、そのコンパクトディスクに記録される複数の楽曲を識別する複数の楽曲識別情報を読み出す。選択部23は、さらに、操作パネル表示器8を介して入力される情報に基づいてその複数の楽曲のうちから1つの楽曲を選択する。すなわち、その選択された楽曲は、その記録媒体識別情報とその楽曲識別情報との組により識別される。
曲音量算出部24は、曲音量データベース21により記録される曲音量テーブルを参照して、選択部23により選択された楽曲に対応する曲音量を算出する。曲音量算出部24は、その曲音量テーブルが選択部23により選択された楽曲に対応する曲音量を記録していないときに、その楽曲の一部を解析することにより、その曲音量を算出する。その曲音量は、装置の音量を一定にして複数の楽曲を再生したときに楽曲ごとにユーザが感じる音量の違いを示し、たとえば、その楽曲が録音されたときの音量を示している。その楽曲の一部としては、その楽曲の最初の1分間分が例示される。
なお、曲音量算出部24は、その楽曲の全部を解析して曲音量を算出することもできる。このとき、曲音量算出部24は、その楽曲の一部を解析することに比較して、解析時間が長時間化するが、その楽曲の一部を解析して算出される曲音量と概ね等しい曲音量を算出することができる。
曲音量テーブル更新部25は、曲音量データベース21により記録される曲音量テーブルが選択部23により選択された楽曲に対応する曲音量を記録していないときに、選択部23により選択された楽曲が曲音量算出部24により算出された曲音量に対応するように、その曲音量テーブルを更新する。
音響装置検出部26は、操作パネル表示器8の鍵盤の操作に応答して生成される楽音と選択部23により選択された楽曲とが出力される音響装置を検出する。
ユーザ音量算出部27は、ユーザ音量データベース22により記録されたユーザ音量テーブルを参照して、音響装置検出部26により検出される音響装置に対応するユーザ音量を算出する。ユーザ音量算出部27は、さらに、操作パネル表示器8の再生用ボリュームスイッチが操作されて再生音量が更新されたときに、曲音量算出部24により算出された曲音量にその再生音量を乗算してユーザ音量を算出する。
再生ボリューム設定部28は、選択部23により楽曲が選択されたときに、ユーザ音量算出部27により算出されたユーザ音量を曲音量算出部24により算出された曲音量で除算して再生ボリュームを算出する。再生ボリューム設定部28は、さらに、操作パネル表示器8の再生用ボリュームスイッチが操作されたときに、その操作に基づいて再生ボリュームを算出する。再生ボリューム設定部28は、再生音量がその再生ボリュームを示すように、その再生音量を設定する。
ユーザ音量テーブル更新部29は、操作パネル表示器8の再生用ボリュームスイッチが操作されて再生音量が更新されたときに、音響装置検出部26により検出された音響装置がユーザ音量算出部27により算出されたユーザ音量に対応するように、ユーザ音量データベース22により記録されたユーザ音量テーブルを更新する。
再生部30は、選択部23により選択された楽曲を再生ボリューム設定部28により設定された再生音量で音響装置から出力する。
演奏部31は、操作パネル表示器8の鍵盤のうちのいずれかの鍵が打鍵されることに応答して、その打鍵された鍵に対応する楽音を操作パネル表示器8の演奏用ボリュームスイッチが操作されて更新された演奏用ボリュームで音響装置から出力する。
図3は、曲音量データベース21により記録される曲音量テーブルを示している。その曲音量テーブル41は、記録媒体識別情報集合42と楽曲識別情報集合43とを曲音量集合44に対応付けている。すなわち、記録媒体識別情報集合42の任意の要素と楽曲識別情報集合43の任意の要素との組は、曲音量集合44の1つの要素に対応している。記録媒体識別情報集合42の要素は、外部記憶装置7により情報が読み出される記録媒体を識別している。楽曲識別情報集合43の要素は、楽曲を識別し、記録媒体識別情報集合42の要素により識別される記録媒体に記録される楽曲のうちの1つの楽曲を示している。曲音量集合44の要素は、曲音量を示している。
すなわち、曲音量算出部24は、曲音量テーブル41を参照して、曲音量集合44のうちから選択部23により選択された楽曲を識別する記録媒体識別情報と楽曲識別情報との組に対応する曲音量を算出する。曲音量算出部24は、曲音量テーブル41がその組に対応する曲音量を記録していないときに、その楽曲の一部を解析することにより、その曲音量を算出する。
曲音量テーブル更新部25は、曲音量テーブル41が選択部23により選択された楽曲を識別する記録媒体識別情報と楽曲識別情報との組に対応する曲音量を記録していないときに、曲音量算出部24により算出された曲音量がその組に対応するように、曲音量テーブル41を更新する。
図4は、ユーザ音量データベース22により記録されるユーザ音量テーブルを示している。そのユーザ音量テーブル51は、音響装置識別情報集合52をユーザ音量集合53に対応付けている。すなわち、音響装置識別情報集合52のうちの任意の要素は、ユーザ音量集合53のうちの1つの要素に対応している。音響装置識別情報集合52の要素は、電子楽器1に接続される音響装置のうち、操作パネル表示器8の鍵盤の操作に応答して生成される楽音と選択部23により選択された楽曲とが出力される音響装置を識別する音響識別情報を示している。すなわち、その音響識別情報は、スピーカ14を示し、または、外部インターフェース10を介して電子楽器1に接続される音響装置を示している。ユーザ音量集合53の要素は、ユーザ音量を示している。
すなわち、ユーザ音量算出部27は、ユーザ音量テーブル51を参照して、ユーザ音量集合53のうちから音響装置検出部26により検出される音響装置に対応するユーザ音量を算出する。
ユーザ音量テーブル更新部29は、操作パネル表示器8の再生用ボリュームスイッチが操作されて再生音量が更新されたときに、音響装置検出部26により検出された音響装置がユーザ音量算出部27により算出されたユーザ音量に対応するように、ユーザ音量テーブル51を更新する。
本発明による音量制御方法の実施の形態は、電子楽器1により実行され、楽曲が選択されたときの動作と再生ボリュームが更新されたときの動作とを備えている。
図5は、その楽曲が選択されたときの動作を示している。ユーザは、電子楽器1を用いて楽曲を再生しながら電子楽器1を演奏したいときに、まず、そのコンパクトディスクを外部記憶装置7に挿入し、操作パネル表示器8を操作することによりそのコンパクトディスクに記録されている複数の楽曲のうちから聴きたい楽曲を選択する。電子楽器1は、このとき、曲音量テーブル41を参照して、その選択された楽曲を識別する記録媒体識別情報と楽曲識別情報とが記録媒体識別情報集合42と楽曲識別情報集合43とにそれぞれ含まれているかどうかを判別する(ステップS1)。
電子楽器1は、その記録媒体識別情報と楽曲識別情報とが記録媒体識別情報集合42と楽曲識別情報集合43とにそれぞれ含まれているときに(ステップS1、YES)、曲音量テーブル41を参照して、曲音量集合44のうちからその選択された楽曲を識別する記録媒体識別情報と楽曲識別情報との組に対応する曲音量を算出する(ステップS2)。
電子楽器1は、その記録媒体識別情報と楽曲識別情報とが記録媒体識別情報集合42と楽曲識別情報集合43とにそれぞれ含まれていないときに(ステップS1、NO)、外部記憶装置7を用いてそのコンパクトディスクからその選択された楽曲を示す楽曲データを読み出す。電子楽器1は、その楽曲データを解析することによりその曲音量を算出する(ステップS3)。電子楽器1は、さらに、そのその記録媒体識別情報と楽曲識別情報との組にその算出された曲音量が対応するように、曲音量テーブル41を更新する(ステップS4)。
電子楽器1は、ステップS2またはステップS4が実行された後に、操作パネル表示器8の鍵盤の操作に応答して生成される楽音とその楽曲とが出力される音響装置を検出する(ステップS5)。電子楽器1は、ユーザ音量テーブル51を参照して、ユーザ音量集合53のうちからその検出された音響装置に対応するユーザ音量を算出する(ステップS6)。電子楽器1は、その算出されたユーザ音量をその算出された曲音量で除算して再生ボリュームを算出し、再生音量がその再生ボリュームを示すように、その再生音量を設定する(ステップS7)。
電子楽器1は、このような動作を実行した後に、その選択された楽曲をその設定された再生音量で音響装置から出力する。電子楽器1は、さらに、操作パネル表示器8の鍵盤のうちのいずれかの鍵が打鍵されることに応答して、その打鍵された鍵に対応する楽音を操作パネル表示器8の演奏用ボリュームスイッチが操作されて更新された演奏用ボリュームで音響装置から出力する。
このような動作によれば、電子楽器1は、その選択された楽曲を再生するときの再生音量を概ね一定に制御することができ、録音されるときの音量が異なる複数の楽曲を再生するときに生じる音量の変化の違和感を低減することができる。この結果、電子楽器1は、楽曲を再生しながら演奏されるときに、その再生音量とその演奏された楽音を出力する演奏音量とのバランスをより適切に制御することができる。
図6は、その再生ボリュームが更新されたときの動作を示している。ユーザは、その再生音量とその演奏音量とのバランスを更新したいときに、操作パネル表示器8の再生用ボリュームスイッチを操作して再生音量を更新する。電子楽器1は、このとき、現在再生されている楽曲をその更新された再生音量で音響装置から出力する。さらに、電子楽器1は、現在再生されている楽曲の曲音量にその再生音量に乗算してユーザ音量を算出する(ステップS11)。電子楽器1は、現在再生されている楽曲が選択されたときに検出された音響装置がその算出されたユーザ音量に対応するように、ユーザ音量テーブル51を更新する(ステップS12)。
このような動作によれば、電子楽器1は、ユーザにより再生ボリュームが更新されることによりその再生音量とその演奏音量とのバランスが更新されたときに、録音されるときの音量が異なる複数の楽曲と演奏による楽音との音量のバランスの変化を低減することができ、複数の楽曲ごとにそのバランスが変化する違和感を低減することができる。電子楽器1は、さらに、音響装置により再生音量と演奏音量とのバランスの感じ方が異なる場合であっても、音響装置が替わるごとにユーザが再生ボリュームを更新することにより、再生される楽曲と演奏による楽音との音量のバランスの変化を低減することができる。
なお、電子楽器1は、楽曲ごとに曲音量を算出しないで、楽曲を記録する記録媒体ごとに曲音量を算出することもできる。曲音量の違いは、一般的に、同一の記録媒体に記録されている複数の楽曲で概ね等しい。このとき、電子楽器1は、楽曲ごとに曲音量を算出する場合と同様にして、再生される楽曲ごとに音量が変化することを防止し、再生される楽曲の音量と演奏される楽音の音量とのバランスが変化することを防止することができる。
なお、電子楽器1は、記録媒体に記録された楽曲に関して再生音量を更新することと同様にして、インターネットで公開されている楽曲に関して再生音量を更新することもできる。このとき、電子楽器1は、インターネットを介して楽曲をダウンロードするための装置をさらに備えている。このような電子楽器は、既述の電子楽器1と同様にして、インターネットを介してダウンロードされた楽曲に関して、再生される楽曲ごとに音量が変化することを防止し、再生される楽曲の音量と演奏される楽音の音量とのバランスが変化することを防止することができる。
なお、ユーザ音量は、乗算と異なる他の関数(アルゴリズム)を用いて、曲音量と再生音量とから算出されることもできる。すなわち、その関数は、曲音量と再生音量との算出方法により設計され、たとえば、足し算が例示される。このとき、電子楽器1は、その関数の逆関数を用いて、ユーザ音量と曲音量とに基づいて再生音量を算出して設定する。
図1は、本発明による電子楽器の実施の形態を示すブロック図である。 図2は、電子楽器にインストールされるコンピュータプログラムを示すブロック図である。 図3は、曲音量テーブルを示す図である。 図4は、ユーザ音量テーブルを示す図である。 図5は、楽曲が選択されたときの動作を示すフローチャートである。 図6は、再生ボリュームが更新されたときの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 :電子楽器
2 :バス
3 :CPU
5 :ROM
6 :RAM
7 :外部記憶装置
8 :操作パネル表示器
10:外部インターフェース
11:音源
12:アンプ
14:スピーカ
21:曲音量データベース
22:ユーザ音量データベース
23:選択部
24:曲音量算出部
25:曲音量テーブル更新部
26:音響装置検出部
27:ユーザ音量算出部
28:再生ボリューム設定部
29:ユーザ音量テーブル更新部
30:再生部
31:演奏部
41:曲音量テーブル
42:記録媒体識別情報集合
43:楽曲識別情報集合
44:曲音量集合
51:ユーザ音量テーブル
52:音響装置識別情報集合
53:ユーザ音量集合

Claims (17)

  1. 入力装置の操作に応答して楽音を生成する演奏部と、
    楽曲を示す楽曲データに基づいて曲音量を算出する曲音量算出部と、
    前記楽音が音響装置から発音される楽音音量に独立に前記楽曲が前記音響装置から発音される再生音量を前記曲音量に基づいて設定する再生ボリューム設定部
    とを具備する電子楽器。
  2. 請求項1において、
    前記再生ボリューム設定部は、所定のアルゴリズムを用いて前記再生音量と前記曲音量とに基づいて算出されるユーザ音量が所定のユーザ音量に一致するように、前記再生音量を算出する
    電子楽器。
  3. 請求項2において、
    前記楽曲が再生されている最中に前記再生音量が他の再生音量に更新されたときに、前記アルゴリズムを用いて前記曲音量と前記他の再生音量とに基づいて算出される他のユーザ音量に前記所定ユーザ音量を更新するユーザ音量算出部
    を更に具備する電子楽器。
  4. 請求項2において、
    前記音響装置を検出する音響装置検出部と、
    複数音響装置を複数ユーザ音量に対応付けるユーザ音量テーブルを参照して、前記複数ユーザ音量から前記音響装置に対応するユーザ音量に前記所定ユーザ音量を更新するユーザ音量算出部
    とを更に具備する電子楽器。
  5. 請求項4において、
    前記楽曲が再生されている最中に前記再生音量が他の再生音量に更新されたときに、前記アルゴリズムを用いて前記曲音量と前記他の再生音量とに基づいて算出される他のユーザ音量が前記音響装置に対応するように、前記ユーザ音量テーブルを更新するユーザ音量テーブル更新部
    を更に具備する電子楽器。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、
    前記曲音量算出部は、前記楽曲のうちの一部を解析することにより前記曲音量を算出する
    電子楽器。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、
    前記曲音量算出部は、複数楽曲識別情報を複数曲音量に対応付ける曲音量テーブルを参照して、前記複数曲音量から前記楽曲を識別する楽曲識別情報に対応する前記曲音量を算出する
    電子楽器。
  8. 請求項7において、
    曲音量テーブル更新部を更に具備し、
    前記曲音量算出部は、前記複数楽曲識別情報が前記楽曲識別情報を含まないときに、前記楽曲データを解析することにより前記曲音量を算出し、
    前記曲音量テーブル更新部は、前記楽曲識別情報が前記曲音量に対応するように前記曲音量テーブルを更新する
    電子楽器。
  9. 入力装置の操作に応答して楽音を生成するステップと、
    楽曲を示す楽曲データに基づいて曲音量を算出するステップと、
    前記楽音が音響装置から発音される楽音音量に独立に前記楽曲が前記音響装置から発音される再生音量を前記曲音量に基づいて設定するステップ
    とを具備する音量制御方法。
  10. 請求項9において、
    前記再生音量は、所定のアルゴリズムを用いて前記再生音量と前記曲音量とに基づいて算出されるユーザ音量が所定のユーザ音量に一致するように、算出される
    音量制御方法。
  11. 請求項10において、
    前記楽曲が再生されている最中に前記再生音量が他の再生音量に更新されたときに、前記アルゴリズムを用いて前記曲音量と前記他の再生音量とに基づいて算出される他のユーザ音量に前記所定ユーザ音量を更新するステップ
    を更に具備する音量制御方法。
  12. 請求項10において、
    前記音響装置を検出するステップと、
    複数音響装置を複数ユーザ音量に対応付けるユーザ音量テーブルを参照して、前記複数ユーザ音量から前記音響装置に対応するユーザ音量に前記所定ユーザ音量を更新するステップ
    とを更に具備する音量制御方法。
  13. 請求項12において、
    前記ユーザ音量テーブルは、前記楽曲が再生されている最中に前記再生音量が他の再生音量に更新されたときに、前記アルゴリズムを用いて前記曲音量と前記他の再生音量とに基づいて算出される他のユーザ音量が前記音響装置に対応するように、更新される
    音量制御方法。
  14. 請求項9〜請求項13のいずれかにおいて、
    前記曲音量は、前記楽曲のうちの一部を解析することにより算出される
    音量制御方法。
  15. 請求項9〜請求項13のいずれかにおいて、
    複数楽曲識別情報を複数曲音量に対応付ける曲音量テーブルを参照して、前記複数曲音量から前記楽曲を識別する楽曲識別情報に対応する前記曲音量を算出するステップ
    を更に具備する音量制御方法。
  16. 請求項15において、
    前記複数楽曲識別情報が前記楽曲識別情報を含まないときに、前記楽曲データを解析することにより前記曲音量を算出するステップと、
    前記楽曲識別情報が前記曲音量に対応するように前記曲音量テーブルを更新するステップ
    とを更に具備する音量制御方法。
  17. 請求項9〜請求項16のいずれかに記載される音量制御方法
    をコンピュータに実行させる音量制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8959498B2 (en) 2010-02-22 2015-02-17 International Business Machines Corporation Parallelization method, system and program

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