JP6689660B2 - 建設機械の傾斜検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械において走行体の傾斜を検出する傾斜検出装置に関する。
特許文献1では、建設機械である油圧ショベルにおいて、水準器が取付けられている。水準器の水平面に対する傾斜に基づいて、作業者は、走行体の水平面に対する傾斜を把握する。
特開2003−56012号公報
前記特許文献1のように水準器が設けられる建設機械では、水準器の取付け状態によっては、水準器の水平面に対する傾斜と走行体の水平面に対する傾斜との間にずれが発生することがある。この場合、走行体が水平に配置されても、水準器は水平面に対して傾斜した状態となり、走行体の傾斜が適切に把握されない。別の水準器を用いていわゆる零点調整を行うことにより、建設機械に取付けられる水準器の傾斜と走行体の傾斜との間のずれを手動で修正し、水準器の傾斜と走行体の傾斜とを合わせることは可能である。しかし、別の水準器を用いたずれの修正には、手間を要する。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、水準器の傾斜と走行体の傾斜との間にずれが発生しても、別の水準器を用いた調整を行うことなく、走行体の水平面に対する傾斜が適切に検出される建設機械の傾斜検出装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様の建設機械の傾斜検出装置は、走行体と、前記走行体上に設けられ、前記走行体に対して旋回可能な旋回体と、前記旋回体に取付けられるとともに、前記旋回体と一緒に旋回する水準器であって、水平面に対して傾斜していない状態において前記水平面に対して平行で、かつ、互いに対して垂直な第1の基準軸及び第2の基準軸を有する水準器と、前記旋回体及び前記水準器が旋回している状態において、前記旋回体の複数の旋回角度のそれぞれについて、前記水準器の前記水平面に対する傾斜を示すデータ点を、前記第1の基準軸に沿う方向についての傾斜量及び前記第2の基準軸に沿う方向についての傾斜量を2軸とする座標上に形成するとともに、前記座標上において、全ての前記データ点の集中箇所又は全ての前記データ点を通る円の中心の、前記座標の原点からのずれを検出するプロセッサであって、前記集中箇所又は前記円の前記中心の前記原点からの前記ずれに基づいて、前記走行体の前記水平面に対する傾斜と前記水準器の前記傾斜との間のずれを検出し、検出した前記走行体の前記傾斜と前記水準器の前記傾斜との間の前記ずれに基づいて前記走行体の前記傾斜を検出するプロセッサと、を備える。
本発明によれば、水準器の傾斜と走行体の傾斜との間にずれが発生しても、別の水準器を用いた調整を行うことなく、走行体の水平面に対する傾斜が適切に検出される建設機械の傾斜検出装置を提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係るクレーンを示す概略図である。 図2は、第1の実施形態に係る旋回体の旋回角度の変化を説明する概略図である。 図3は、第1の実施形態に係る傾斜検出装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態に係る水準器の傾斜と走行体の傾斜との間のずれの検出及び走行体の傾斜の検出を行う際の、プロセッサでの処理を示すフローチャートである。 図5は、第1の実施形態に係るプロセッサの座標(x−y座標)を用いた処理、及び、告知部に表示される走行体の傾斜に関する情報の一例を示す概略図である。 図6は、第1の実施形態に係るプロセッサの座標(x−y座標)を用いた処理、及び、告知部に表示される走行体の傾斜に関する情報の図5とは別の一例を示す概略図である。 図7は、第1の実施形態に係るプロセッサの座標(x−y座標)を用いた処理、及び、告知部に表示される走行体の傾斜に関する情報の図5及び図6とは別の一例を示す概略図である。 図8は、第1の実施形態に係るプロセッサの座標(x−y座標)を用いた処理、及び、告知部に表示される走行体の傾斜に関する情報の図5乃至図7とは別の一例を示す概略図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1乃至図8を参照して説明する。図1は、本実施形態の建設機械であるクレーン1を示す図である。図1に示すように、クレーン1は、走行体2と、走行体2上に設けられる旋回体3と、を備える。旋回体3は、走行体2に対して旋回可能である。旋回体3が走行体2に対して旋回することにより、旋回体3の走行体2に対する旋回角度が変化する。旋回体3は、旋回フレーム5と、旋回フレーム5上に取付けられるブーム支持フレーム6と、ブーム支持フレーム6に一端が取付けられるブーム7と、を備える。作業時においては、ブーム7を作動することにより、ブーム7が起伏する。また、旋回体3は、運転室(キャブ)8を備える。
図2は、旋回体3の旋回角度の変化を説明する図である。図2では、矢印P1側が走行体2の前方側であり、矢印P2側が走行体2の後方側である。また、矢印W1側が走行体2の右側(幅方向の一方側)であり、矢印W2側が走行体2の左側(幅方向の他方側)である。そして、矢印P´1側が旋回体3の前方側であり、矢印P´2側が旋回体3の後方側である。また、矢印W´1側が旋回体3の右側(幅方向の一方側)であり、矢印W´2側が旋回体3の左側(幅方向の他方側)である。図2に示すように、旋回体3の前方側が走行体2の前方側と略一致する旋回角度から、旋回体3を鉛直上側から視て時計回りに略90°旋回させると、旋回体3の前方側が走行体2の右側と略一致する旋回角度となる。この状態から、旋回体3を鉛直上側から視て時計回りに略90°旋回させると、旋回体3の前方側が走行体2の後方側と略一致する旋回角度となる。そして、この状態から旋回体3を鉛直上側から視て時計回りに略90°旋回させると、旋回体3の前方側が走行体2の左側と略一致する旋回角度となる。さらに、この状態から旋回体3を鉛直上側から視て時計回りに略90°旋回させると、旋回体3の前方側が走行体2の前方側と略一致する旋回角度に戻る。
図1及び図2に示すように、旋回体3には、水準器(電子水準器)10が取付けられている。水準器10は、旋回フレーム5上に設置される。水準器10は、例えば、加速度センサを備え、重力加速度を検知する。水準器10は、旋回体3と一緒に走行体2に対して旋回する。水準器10は、互いに対して垂直な第1の基準軸C1及び第2の基準軸C2を有する。ここで、鉛直方向に垂直な水平面を規定すると、水準器10が水平面に対して傾斜していない状態では、第1の基準軸C1及び第2の基準軸C2は、水平面に対して平行である。旋回体3が旋回することにより、基準軸C1,C2も、走行体2に対して旋回する。また、本実施形態では、第1の基準軸C1は、旋回体3の前後方向(矢印P´1及び矢印P´2で示す方向)に対して略平行であり、第2の基準軸C2は、旋回体3の左右方向(矢印W´1及び矢印W´2で示す方向)に対して略平行である。なお、ある変形例では、基準軸C1が、旋回体3の左右方向に対して略平行であり、第2の基準軸C2が旋回体3の前後方向に対して略平行であってもよい。また、水準器10が水平面に対して傾斜していない状態において基準軸C1,C2が水平面に対して平行であり、かつ、基準軸C1,C2が互いに対して垂直であれば、基準軸C1,C2は、旋回体3の前後方向及び左右方向に対して平行でなくてもよい。
クレーン1には、水準器10を用いて走行体2(クレーン1)の水平面に対する傾斜を検出する傾斜検出装置9が設けられる。図3は、傾斜検出装置9の構成を示す図である。図3に示すように、傾斜検出装置9は、前述の水準器10と、プロセッサ(制御部)11と、記憶媒体12と、を備える。プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application specific integrated circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等を備える集積回路等であり、1つの集積回路から形成されてもよく、複数の集積回路から形成されてもよい。プロセッサ11は、記憶媒体12に記憶される情報を読取るとともに、演算処理、制御等を行う。プロセッサ11は、水準器10で検知された重力加速度等の傾斜に関するパラメータに基づいて、水平面に対する水準器10の傾斜を検出する。
クレーン1の運転室8には、旋回操作入力部として旋回レバー13が設けられている。また、クレーン1には、旋回体3のアクチュエータである旋回モータ15、及び、旋回モータ15の駆動状態を検出するエンコーダ16が設けられている。プロセッサ11は、旋回レバー13での操作に基づいて、旋回モータ15への油の供給を制御し、旋回モータ15の駆動を制御する。旋回モータ15の駆動が制御されることにより、旋回体3の旋回速度等が調整され、旋回体3の旋回動作が制御される。また、プロセッサ11は、エンコーダ16によって検出される旋回モータ15の駆動状態に基づいて、旋回体3の走行体2に対する旋回角度を検出する。
運転室8には、傾斜検出操作部である傾斜検出操作ボタン21、及び、ずれ検出操作部であるずれ検出操作ボタン22が設けられている。プロセッサ11は、傾斜検出操作ボタン21で操作入力が行われると、水準器10の水平面に対する傾斜の検出結果に基づいて、走行体2(クレーン1)の水平面に対する傾斜を検出する。また、プロセッサ11は、ずれ検出操作ボタン22で操作入力が行われると、水準器10の水平面に対する傾斜の検出結果に基づいて、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれを検出する。この際、旋回体3が一定の旋回速度で旋回している状態でのみ、ずれの検出が行われる。そして、プロセッサ11は、検出した水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれに基づいて、走行体2の水平面に対する傾斜を検出する。なお、検出した水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれは、記憶媒体12等に記憶される。傾斜検出操作ボタン21での操作入力に基づいて走行体2の傾斜を検出する際には、プロセッサ11は、記憶された水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれに基づいて、走行体2の傾斜の検出を行う。また、運転室8には、走行体2の水平面に対する傾斜を告知する表示画面等の告知部23が設けられる。
次に、本実施形態のクレーン1及び傾斜検出装置9の作用及び効果を説明する。クレーン1において、走行体2の水平面に対する傾斜を検出する際には、傾斜検出操作ボタン21で操作入力を行う。また、水準器10の水平面に対する傾斜と走行体2の水平面に対する傾斜との間のずれの検出、及び、走行体2の傾斜の検出の両方を行う場合には、ずれ検出操作ボタン22で操作入力を行う。
図4は、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれの検出及び走行体2の傾斜の検出を行う際の、プロセッサ11での処理を示すフローチャートである。図4に示すように、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれを検出する際には、プロセッサ11は、ずれ検出操作ボタン(ずれ検出操作部)22で操作入力が行われたか否か(すなわち、操作入力がONかOFFか)を判断する(ステップS101)。操作入力が行われていない場合は(ステップS101−No)、処理は、ステップS101に戻る。すなわち、プロセッサ11は、ずれ検出操作ボタン22で操作入力が行われるまで、待機する。操作入力が行われると(ステップS101−Yes)、プロセッサ11は、エンコーダ16での旋回モータ15の駆動状態の検出結果に基づいて、旋回体3が旋回しているか否かを判断する(ステップS102)。旋回体3が旋回していない場合は(ステップS102−No)、処理は、ステップS102に戻る。旋回体3が旋回している場合は(ステップS102−Yes)、プロセッサ11は、エンコーダ16での検出結果に基づいて、旋回体3の旋回速度が一定であるか否か(すなわち、旋回速度が安定しているか否か)を判断する(ステップS103)。旋回速度が一定でない場合は(ステップS103−No)、処理は、ステップS103に戻る。すなわち、プロセッサ11は、旋回体3の旋回速度が一定になるまで、待機する。
旋回速度が一定である場合は(ステップS103−Yes)、プロセッサ11は、水準器10によって検知される重力加速度に基づいて、水準器10(水準器10が設置される部位)の水平面に対する傾斜を検出する(ステップS104)。水準器10の傾斜は、旋回体3の複数の(好ましくは3つ以上の)旋回角度のそれぞれにおいて、検出される。すなわち、旋回体3が旋回している状態において、水準器10の傾斜が検出される。また、プロセッサ11は、エンコーダ16での旋回モータ15の駆動状態の検出結果に基づいて、旋回体3の走行体2に対する旋回角度を検出する(ステップS105)。これにより、プロセッサ11は、検出された水準器10の傾斜のそれぞれがいずれの旋回角度で検出された傾斜であるか、特定する。すなわち、水準器10の傾斜と旋回体3の旋回角度が関連付けられる。そして、プロセッサ11は、エンコーダ16での検出結果に基づいて、旋回体3の旋回速度が一定であるか否か(すなわち、旋回速度が安定しているか否か)を判断する(ステップS106)。旋回速度が一定であることにより、水準器10の傾斜及び旋回速度が適切に検出される。旋回速度が一定でない場合は(ステップS106−No)、プロセッサ11は、水準器10の傾斜の検出を強制終了する(ステップS107)。これにより、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれの検出も強制終了される。
旋回速度が一定である場合は(ステップS106−Yes)、プロセッサ11は、水準器10の傾斜の検出が完了したか否かを判断する(ステップS108)。すなわち、水準器10の傾斜に関するデータの収集が終了したか否かが、判断される。水準器10の傾斜に関するデータは、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれの検出に用いられる。水準器10の傾斜の検出が完了していない場合は(ステップS108−No)、処理は、ステップS104に戻り、ステップS104以降の処理が順次行われる。すなわち、旋回体3が一定の旋回速度で旋回している状態において、水準器10の傾斜の検出及び旋回体3の旋回角度の検出が繰り返し行われる。
ここで、水準器10の第1の基準軸C1に沿う方向(例えば旋回体3の前後方向)について傾斜量、及び、水準器10の第2の基準軸C2に沿う方向(例えば旋回体3の左右方向)についての傾斜量を2軸(x軸及びy軸)とする演算上の座標(x−y座標)25を規定する。水準器10の傾斜の検出が完了すると(ステップS108−Yes)、プロセッサ11は、旋回体3の複数の旋回角度のそれぞれについて、検出された水準器10の傾斜を示すデータ点(Z)を座標25に形成する(ステップS109)。この際、水準器10が水平面に対して傾斜していない状態では、旋回体3のいずれの旋回角度でも、データ点(Z)は、座標25において原点O上に形成される。また、例えば、第1の基準軸C1に沿う方向の一方側(例えば旋回体3の前方側)が鉛直下側になる状態に水準器10が傾斜する場合、データ点(Z)は、座標25において原点Oからy軸の正側に離れた位置に形成され、第1の基準軸C1に沿う方向の他方側(例えば旋回体3の後方側)が鉛直下側になる状態に水準器10が傾斜する場合、データ点(Z)は、座標25において原点Oからy軸の負側に離れた位置に形成される。そして、例えば、第2の基準軸C2に沿う方向の一方側(例えば旋回体3の右側)が鉛直下側になる状態に水準器10が傾斜する場合、データ点(Z)は、座標25において原点Oからx軸の正側に離れた位置に形成され、第2の基準軸C2に沿う方向の他方側(例えば旋回体3の左側)が鉛直下側になる状態に水準器10が傾斜する場合、データ点(Z)は、座標25において原点Oからx軸の負側に離れた位置に形成される。また、水準器10の傾斜量が大きいほど、座標25においてデータ点(Z)の原点Oからの距離が大きい。
前述のように水準器10の傾斜を示す複数のデータ点(Z)が座標25に形成されることにより、座標25において、全てのデータ点(Z)は一箇所に集中するか、又は、全てのデータ点(Z)が同一の円(R)上に配置される。データ点(Z)を座標25上に形成すると(ステップS109)、プロセッサ11は、座標25上において、全てのデータ点(Z)の集中箇所(T)、又は、全てのデータ点(Z)を通る円(R)の中心(T)を特定する(ステップS110)。そして、プロセッサ11は、座標25上での集中箇所(T)又は円(R)の中心(T)の位置に基づいて、水準器10の水平面に対する傾斜と走行体2の水平面に対する傾斜との間のずれの検出処理を行う(ステップS111)。そして、プロセッサ11は、ずれの検出処理の結果に基づいて、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれがあるか否かを判断する(ステップS112)。
ずれの検出処理(ステップS111)では、プロセッサ11は、全てのデータ点(Z)の集中箇所(T)又は全てのデータ点(Z)を通る円(R)の中心(T)の座標25の原点Oからのずれを検出する。そして、集中箇所(T)又は円(R)の中心(T)の原点Oからのずれに基づいて、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれを検出する。この際、集中箇所(T)又は円(R)の中心(T)が原点O上に位置する場合は、プロセッサ11は、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生していないと判断する(ステップS112−No)。一方、集中箇所(T)又は円(R)の中心(T)が原点Oから離れて位置する場合は、プロセッサ11は、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生している判断する(ステップS112−Yes)。なお、検出された水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれに関する情報は、記憶媒体12等に記憶される。
水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生していないと判断した場合は(ステップS112−No)、プロセッサ11は、水準器10の傾斜を示すデータ点(Z)及びデータ点(Z)のそれぞれに対応する旋回体3の旋回角度に基づいて、走行体2の水平面に対する傾斜を検出する(ステップS113)。一方、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生していると判断した場合は(ステップS112−Yes)、プロセッサ11は、座標25においてデータ点(Z)を補正し、データ点(Z)の位置を修正する(ステップS114)。データ点(Z)の補正では、プロセッサ11は、集中箇所(T)又は円(R)の中心(T)の原点Oからのずれと同一の大きさだけ、データ点(Z)のそれぞれをx軸方向及びy軸方向に移動する(平行移動する)。そして、座標25上においてデータ点(Z)のそれぞれを移動させた位置に、補正された(修正された)データ点(Z´)を形成する。前述のようにデータ点(Z)が補正されるため、座標25において、補正された全てのデータ点(Z´)は原点Oに集中するか、又は、補正された全てのデータ点(Z´)が原点Oを中心とする同一の円(R´)上に配置される。そして、プロセッサ11は、補正されたデータ点(Z´)及び補正されたデータ点(Z´)のそれぞれに対応する旋回体3の旋回角度に基づいて、走行体2の水平面に対する傾斜を検出する(ステップS113)。
なお、検出された走行体2の水平面に対する傾斜は、表示画面に表示される等、告知部23によって告知される。また、傾斜検出操作ボタン21での操作入力が行われた場合は、プロセッサ11は、旋回体3が旋回していない状態において(すなわち、1つの旋回角度においてのみ)、水準器10の水平面に対する傾斜を検出する。そして、プロセッサ11は、記憶媒体12に記憶された水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれ、及び、検出した水準器10の傾斜に基づいて、走行体2の水平面に対する傾斜を検出する。
図5乃至図8のそれぞれは、プロセッサ11の座標25を用いた処理、及び、告知部23に表示される走行体2の傾斜に関する情報の一例を示す図である。図5は、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生せず、かつ、走行体2が水平面に対して傾斜していない状態での一例であり、図6は、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生せず、かつ、走行体2が水平面に対して傾斜している状態での一例である。図7は、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生し、かつ、走行体2が水平面に対して傾斜していない状態での一例であり、図8は、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生し、かつ、走行体2が水平面に対して傾斜している状態での一例である。
図5乃至図8に示すように、告知部23では、走行体2の前後方向についての走行体2の傾斜量をP軸に示し、かつ、走行体2の左右方向(幅方向)についての走行体2の傾斜量をW軸に示した座標(P−W座標)27を用いて、検出された走行体2の傾斜に関する情報が表示される。ここで、走行体2が水平面に対して傾斜していない状態では、告知部23の座標27において原点O´上に走行体2の傾斜を示すデータ点(Q)が表示される。また、例えば走行体2の前方側が鉛直下側になる状態に走行体2が傾斜する場合、データ点(Q)は、告知部23の座標27において原点O´からP軸の正側に離れた位置に形成され、走行体2の後方側が鉛直下側になる状態に走行体2が傾斜する場合、データ点(Q)は、座標27において原点O´からP軸の負側に離れた位置に形成される。そして、例えば、走行体2の右側が鉛直下側になる状態に走行体2が傾斜する場合、データ点(Q)は、座標27において原点O´からW軸の正側に離れた位置に形成され、走行体2の左側が鉛直下側になる状態に走行体2が傾斜する場合、データ点(Q)は、座標27において原点O´からW軸の負側に離れた位置に形成される。また、走行体2の傾斜量が大きいほど、座標27においてデータ点(Q)の原点O´からの距離が大きい。
図5の一例では、プロセッサ11は、座標25上において、水準器10の傾斜を示す全てのデータ点(Za1〜Za8)を、原点O上に形成する。このため、原点Oが、全てのデータ点(Za1〜Za8)の集中箇所Taとなる。この際、集中箇所Taが原点O上に位置するため、プロセッサ11は、データ点(Za1〜Za8)を補正せず、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生していないと判断する。また、いずれの旋回角度でも、データ点(Za1〜Za8)が原点O上に集中するため、プロセッサ11は、走行体2が水平面に対して傾斜していないと判断する。このため、告知部23では、座標27の原点O´上に、走行体2の傾斜を示すデータ点Qaが表示される。
図6の一例では、プロセッサ11は、座標25上において、水準器10の傾斜を示す全てのデータ点(Zb1〜Zb8)を、原点Oを中心とする半径Dbの円Rb上に形成する。このため、原点Oが、全てのデータ点(Zb1〜Zb8)を通る円Rbの中心Tbとなる。この際、円Rbの中心Tbが原点O上に位置するため、プロセッサ11は、データ点(Zb1〜Zb8)を補正せず、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生していないと判断する。また、データ点Zb1が第1の基準軸C1に沿う方向の一方側(旋回体3の前方側)が走行体2の前方側に一致する旋回角度に対応する場合、プロセッサ11は、走行体2の前方側が鉛直下側になる状態に傾斜量Dbだけ走行体2が傾斜し、左右方向について走行体2が傾斜していないと判断する。このため、告知部23では、座標27において原点O´からP軸の正側に傾斜量Dbだけ離れ、かつ、W軸に沿う方向について原点O´からずれていない位置に、走行体2の傾斜を示すデータ点Qbが表示される。
図7の一例では、プロセッサ11は、座標25上において、水準器10の傾斜を示す全てのデータ点(Zc1〜Zc8)を、原点Oからx軸の負側に傾斜量αcだけ離れ、かつ、原点Oからy軸の正側に傾斜量βcだけ離れた位置に、形成する。このため、原点Oからx軸の負側に傾斜量αcだけ離れ、かつ、原点Oからy軸の正側に傾斜量βcだけ離れた位置が、全てのデータ点(Zc1〜Zc8)の集中箇所Tcとなる。この際、集中箇所Tcが原点Oから離れているため、プロセッサ11は、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生していると判断する。そして、プロセッサ11は、集中箇所Tcと原点Oとのずれと同一の大きさだけ、データ点(Zc1〜Zc8)のそれぞれをx軸方向及びy軸方向に平行移動する。この際、データ点(Zc1〜Zc8)のそれぞれは、x軸の正側に傾斜量αcだけ平行移動し、かつ、y軸の負側に傾斜量βcだけ平行移動する。これにより、データ点(Zc1〜Zc8)が移動した原点Oに、補正されたデータ点(Z´c1〜Z´c8)が形成される。したがって、原点Oは、補正された全てのデータ点(Z´c1〜Z´c8)の集中箇所T´cとなる。補正されたデータ点(Z´c1〜Z´c8)が形成されることにより、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれを補正した状態で、走行体2の傾斜の検出が行われる。また、いずれの旋回角度でも、補正されたデータ点(Z´c1〜Z´8)が原点O上に集中するため、プロセッサ11は、走行体2が水平面に対して傾斜していないと判断する。このため、告知部23では、座標27の原点O´上に、走行体2の傾斜を示すデータ点Qcが表示される。
図8の一例では、プロセッサ11は、座標25上において、水準器10の傾斜を示す全てのデータ点(Zd1〜Zd8)を、円Rd上に形成する。円Rdは、原点Oからx軸の負側に傾斜量αdだけ離れ、かつ、原点Oからy軸の正側に傾斜量βdだけ離れて中心Tdが位置し、半径Ddを有する。このため、原点Oからx軸の負側に傾斜量αdだけ離れ、かつ、原点Oからy軸の正側に傾斜量βdだけ離れた位置が、全てのデータ点(Zd1〜Zd8)を通る円Rdの中心Tdとなる。この際、円Rdの中心Tdが原点Oから離れているため、プロセッサ11は、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間にずれが発生していると判断する。そして、プロセッサ11は、円Rdの中心Tdと原点Oとのずれと同一の大きさだけ、データ点(Zd1〜Zd8)のそれぞれをx軸方向及びy軸方向に平行移動する。この際、データ点(Zd1〜Zd8)のそれぞれは、x軸の正側に傾斜量αdだけ平行移動し、かつ、y軸の負側に傾斜量βdだけ平行移動する。そして、データ点(Zd1〜Zd8)のそれぞれが移動した位置に、補正されたデータ点(Z´d1〜Z´cdの対応する1つ)が形成される。補正された全てのデータ点(Z´d1〜Z´d8)は、原点Oを中心とする半径Ddの円R´d上に形成される。したがって、原点Oは、補正された全てのデータ点(Z´d1〜Z´d8)を通る円R´dの中心T´dとなる。補正されたデータ点(Z´d1〜Z´d8)が形成されることにより、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれを補正した状態で、走行体2の傾斜の検出が行われる。また、補正されたデータ点Z´d1が第1の基準軸C1に沿う方向の一方側(旋回体3の前方側)が走行体2の前方側に一致する旋回角度に対応する場合、プロセッサ11は、走行体2の前方側が鉛直下側になる状態に傾斜量Ddだけ走行体2が傾斜し、左右方向について走行体2が傾斜していないと判断する。このため、告知部23では、座標27において原点O´からP軸の正側に傾斜量Ddだけ離れ、かつ、W軸に沿う方向について原点O´からずれていない位置に、走行体2の傾斜を示すデータ点Qdが表示される。
前述のように、本実施形態では、旋回体3の複数の旋回角度のそれぞれにおいて、旋回体3と一緒に旋回する水準器10の傾斜を、プロセッサ11が検出する。そして、プロセッサ11は、旋回体3の複数の旋回角度のそれぞれについて、検出された水準器10の傾斜を示すデータ点(Z)を座標25に形成する。そして、プロセッサ11は、座標25での全てのデータ点(Z)の集中箇所(T)又は全てデータ点(Z)を通る円(R)の中心(T)の原点Oからのずれに基づいて、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれを検出する。このため、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれが適切に検出される。
また、プロセッサ11は、適切に検出された水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれに基づいて、座標25においてデータ点(Z)を補正し、補正されたデータ点(Z´)に基づいて、走行体2の傾斜を検出する。したがって、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれを補正した状態で、適切に走行体2の傾斜の検出が行われる。このため、走行体2の水平面に対する傾斜が適切に検出される。
また、前述のようにしてプロセッサ11よって走行体2の傾斜が検出されるため、水準器10とは別の水準器を用いていわゆる零点調整を行う必要がない。すなわち、走行体2との間に傾斜のずれがない別の水準器を用いて、クレーン1に取付けられる水準器10の傾斜と走行体2の傾斜との間のずれを手動で修正し、水準器10の傾斜と走行体2の傾斜とを合わせる調整を行う必要はない。これにより、別の水準器を用いてずれを修正する手間が省略される。
(変形例)
なお、前述の実施形態等では、建設機械としてクレーン1を例として説明したが、前述の構成は、高所作業車及び油圧ショベル等のクレーン1以外の建設機械にも適用可能である。すなわち、走行体2及び走行体2上に旋回可能に設置される旋回体3が設けられ、旋回体3に水準器10が取付けられる構成であれば、前述の構成を適用可能である。
前述の実施形態等では、建設機械(1)の傾斜検出装置(9)は、走行体(2)と、走行体(2)上に設けられ、走行体(2)に対して旋回可能な旋回体(3)と、を備える。水準器(10)は、旋回体(3)に取付けられるとともに、旋回体(3)と一緒に旋回する。プロセッサ(11)は、旋回体(3)及び水準器(10)が旋回している状態において、水平面に対する水準器(10)の傾斜を検出する。プロセッサ(11)は、水準器(10)の傾斜の検出結果に基づいて、走行体(2)の水平面に対する傾斜と水準器(10)の傾斜との間のずれを検出し、検出されたずれに基づいて、走行体(2)の傾斜を検出する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。
1…クレーン、2…走行体、3…旋回体、9…傾斜検出装置、10…水準器、11…プロセッサ。

Claims (3)

  1. 走行体と、
    前記走行体上に設けられ、前記走行体に対して旋回可能な旋回体と、
    前記旋回体に取付けられるとともに、前記旋回体と一緒に旋回する水準器であって、水平面に対して傾斜していない状態において前記水平面に対して平行で、かつ、互いに対して垂直な第1の基準軸及び第2の基準軸を有する水準器と、
    前記旋回体及び前記水準器が旋回している状態において、前記旋回体の複数の旋回角度のそれぞれについて、前記水準器の前記水平面に対する傾斜を示すデータ点を、前記第1の基準軸に沿う方向についての傾斜量及び前記第2の基準軸に沿う方向についての傾斜量を2軸とする座標上に形成するとともに、前記座標上において、全ての前記データ点の集中箇所又は全ての前記データ点を通る円の中心の、前記座標の原点からのずれを検出するプロセッサであって、前記集中箇所又は前記円の前記中心の前記原点からの前記ずれに基づいて、前記走行体の前記水平面に対する傾斜と前記水準器の前記傾斜との間のずれを検出し、検出した前記走行体の前記傾斜と前記水準器の前記傾斜との間の前記ずれに基づいて前記走行体の前記傾斜を検出するプロセッサと、
    を具備する建設機械の傾斜検出装置。
  2. 前記プロセッサは、前記水準器が前記水平面に対して傾斜していない状態では、前記旋回体のいずれの前記旋回角度でも、前記座標上において前記原点に前記データ点を形成する、請求項1の傾斜検出装置。
  3. 前記プロセッサによって検出された前記走行体の前記傾斜を告知する告知部をさらに具備する請求項1の傾斜検出装置。
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