JP6689491B2 - ガスケット - Google Patents

ガスケット Download PDF

Info

Publication number
JP6689491B2
JP6689491B2 JP2015226313A JP2015226313A JP6689491B2 JP 6689491 B2 JP6689491 B2 JP 6689491B2 JP 2015226313 A JP2015226313 A JP 2015226313A JP 2015226313 A JP2015226313 A JP 2015226313A JP 6689491 B2 JP6689491 B2 JP 6689491B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
side lip
arrow
main body
base end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015226313A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017096320A (ja
Inventor
得徳 柳
得徳 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP2015226313A priority Critical patent/JP6689491B2/ja
Publication of JP2017096320A publication Critical patent/JP2017096320A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6689491B2 publication Critical patent/JP6689491B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)

Description

本発明は、ガスケットに関し、特に、一方の部材と他方の部材との間の隙間をシールするガスケットに関する。
従来、ガスケットとして、通常Oリングや角リング等が一般的に使用されている。例えば、互いに対向配置された金属製の一方の部材および他方の部材のうち、一方の部材に形成された環状の溝部にガスケットが装着されることにより、2つの部材間の隙間がシールされる。
近年、ガスケットにおいては、部材の軽量化を図るため、材料を鉄からアルミニウム、さらに、そのアルミニウムから樹脂に変更するという変化が見受けられる。しかしながら、樹脂は一般的に金属の切削加工精度よりも加工精度が悪く、熱や応力によるクリープも大きくなるため、樹脂製の部材の面に対してガスケットの追随性が大きく要求される傾向にある。
そこで、樹脂からなる2つの部材間のシール性を確保するためのガスケット(例えば、特許文献1参照。)が本出願人によって提案されている。このガスケットは、2つの部材間をシールするものであって、その中央部から両端面に向かって肉厚を漸減させて形成した環状のシール部を有し、そのシール部の一方の周面の中央部に環状の凹部を形成した構成を有している。これにより、ガスケットは、一方の部材の溝に装着された時、シール部の中央部が屈曲可能となり、2つの部材間をシールすることができる。
実開平6−18762号公報
しかしながら、特許文献1のガスケットであっても、成形時の樹脂の所謂ヒケ等により一方の部材に形成された環状の溝部の深さ方向の寸法精度に大きな誤差が生じた場合、特に、一方の部材に形成された溝部の底面と他方の部材の面との対向面間の距離、すなわち、2つの部材間の隙間が想定以上に大きくなった場合、十分なシール性を確保できないという問題があった。
一方、2つの部材間の隙間が想定以上に小さくなった場合、ガスケットの中央部が屈曲し過ぎて割れを発生し、この場合も十分なシール性を確保できないという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、2つの部材間における隙間に対して十分なシール性を確保し得るガスケットを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、互いに対向配置された一方の部材と他方の部材との間に装着されるガスケットであって、前記ガスケットを装着する際に前記一方の部材の溝部に配置される本体部と、前記溝部に前記本体部が配置された状態で、前記溝部の底面と前記他方の部材との間にそれぞれ間隔を空けて拡がった基端部の底面側の端部から前記底面に当接されるように斜めに延びる前記基端部と一体形成された一方側リップと、前記基端部の前記他方の部材側の端部から前記他方の部材に当接されるように斜めに延びる前記基端部と一体形成された他方側リップと、前記基端部における前記一方側リップと前記他方側リップとの間に挟まれた位置に当該基端部と一体形成された芯材と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るガスケットにおいて、前記前記芯材は、金属または樹脂であるようにしてもよい。
本発明に係るガスケットにおいて、前記一方側リップの断面形状および前記他方側リップの断面形状は、前記本体部の中心線を軸とした線対称であるようにしてもよい。
本発明に係るガスケットによれば、2つの部材間における隙間に対して十分なシール性を確保することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るガスケットの全体概略構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るガスケットの図1におけるA−A断面の構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るガスケットの装着状態の説明に供する断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るガスケットの断面構造およびガスケットの装着状態の説明に供する断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るガスケットの全体概略構成を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るガスケットの全体概略構成を示す平面図である。
以下、本発明の第1乃至第4の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るガスケット1の全体概略構成を示す平面図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態に係るガスケット1の図1におけるA−A断面の構造を示す断面図であり、図3は、本発明の第1の実施の形態に係るガスケット1の装着状態の説明に供する断面図である。
以下、説明の便宜上、外側とは、図1乃至図3において、リング状のガスケット1のリング外側すなわち矢印a方向とする。内側とは、ガスケット1のリング内側すなわち矢印b方向とする。つまり、外側とは、2つの部材のうち外方に配置される一方の部材10の側であり、内側とは、2つの部材のうち内方に配置される他方の部材20の側である。
また、密封対象側とは、ガスケット1がリング状に延びる延長方向eとは直交する矢印A−A線で切った断面における鉛直上方すなわち矢印c方向とする。非密封対象側とは、同様に、ガスケット1がリング状に延びる延長方向eとは直交する矢印A−A線で切った断面における鉛直下方すなわち矢印d方向とする。
ここで、一方の部材10と、他方の部材20と、ガスケット1とにより形成される空間であって、当該ガスケット1よりも密封対象側(矢印C方向)の空間を「密封対象空間」と定義し、当該ガスケット1よりも非密封対象側(矢印D方向)の空間を「非密封対象空間」と定義する。
図1乃至図3に示すように、ガスケット1は、全体として円環状に形成された部材であり、所定の間隔を持って互いに対向配置された2つの部材における一方の部材10と他方の部材20との間に装着されるものである。
すなわち、ガスケット1は、一方の部材10と他方の部材20との間に装着された状態で、他方の部材20と対向する一方の部材10の面(以下、これを「対向面」ともいう。)10aと、一方の部材10と対向する他方の部材20の面(以下、これを「対向面」ともいう。)20aとの間の隙間をシールする部材である。
一方の部材10および他方の部材20は、その材料として樹脂が用いられた2つの固定部材である。例えば、一方の部材10は、外側(矢印a方向)に配置されたハウジングやケーシング等の環状の蓋状部材であり、他方の部材20は、一方の部材10と一対となって用いられ、内側(矢印b方向)に配置された円柱状部材である。但し、一方の部材10が内側(矢印b方向)に配置された円柱状部材であり、他方の部材20が外側(矢印a方向)に配置された蓋状部材等であってもよい。なお、樹脂の材料としては、例えば、ナイロン6,6(PA66)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリブチレンテレフタラート(PBT)等である。
一方の部材10の対向面10aには、ガスケット1を装着するための環状の溝部10hが形成されている。溝部10hについては、一方の部材10の対向面10aに形成される代わりに、他方の部材20の対向面20aに形成されていてもよい。溝部10hにおける対向面10aから底面10bまでの深さdepは、ガスケット1の矢印ab方向で示される水平方向の幅wよりも小さく形成されている。また、溝部10hにおける矢印cd方向で示される鉛直方向の高さh1は、ガスケット1の鉛直方向の高さh2よりも大きく形成されている。
ガスケット1は、軸線Xを中心とした環状の弾性体からなる本体部2と、当該本体部2と一体に形成された軸線Xを中心とする環状の金属材からなる補強環5とを備えている。なお、本体部2は、成形型を用いた架橋(加硫)成型により補強環5と一体に成形される。
本体部2の弾性体としては、例えば、各種のゴム状弾性部材がある。ゴム状弾性部材としては、例えば、二トリルゴム(NBR)、水素添加ニトリルゴム(H−NBR)、アクリルゴム(ACM)、フッ素ゴム(FKM)、シリコンゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)等の合成ゴムが用いられる。
本体部2は、その断面が逆T字形状を有しており、矢印ab方向に沿った基端部2aと、矢印cd方向に沿った支柱部2bとを備えている。基端部2aは、ガスケット1の装着時、一方の部材10における溝部10hに配置される部分であり、溝部10hの底面10bと他方の部材20の対向面20aとの間にそれぞれ間隔を空けて矢印ab方向に拡がっている。支柱部2bは、ガスケット1の根幹部分であり、基端部2aの中央から密封対象側(矢印c方向)に突出した状態で当該基端部2aと一体に形成されている。
基端部2aは、外側(矢印a方向)および内側(矢印b方向)に分かれて互いに背向するように一体形成された一方側リップとしての外側サイドリップ3、および、他方側リップとしての内側サイドリップ4を備えている。
外側サイドリップ3は、基端部2aにおける溝部10hの底面10b側の端部から当該底面10bに当接されるように斜めに延びる部分であり、その先端部3aが付け根部分よりも僅かに外側(矢印a方向)に向かって支柱部2bから離間するように傾斜して密封対象側(矢印c方向)に延びている。外側サイドリップ3の先端部3aは、例えば、図2に示すように、外側(矢印a方向)に突出する楔状の断面形状を有している。すなわち、外側サイドリップ3は、本体部2の基端部2aが一方の部材10の溝部10hに載置された状態において、所定の締め代を持って先端部3aが当該溝部10hの底面10bに当接されるように形成されている。
内側サイドリップ4は、基端部2aにおける他方の部材20の対向面20a側の端部から当該対向面20aに当接されるように斜めに延びる部分であり、その先端部4aが付け根部分よりも僅かに内側(矢印b方向)に向かって支柱部2bから離間するように傾斜して密封対象側(矢印c方向)に延びている。内側サイドリップ4の先端部4aについても、例えば、図2に示すように、内側(矢印ba方向)に突出する楔状の断面形状を有している。すなわち、内側サイドリップ4は、本体部2の基端部2aが一方の部材10の溝部10hに載置された状態において、所定の締め代を持って先端部4aが他方の部材20における対向面20aに当接されるように形成されている。
このように、外側サイドリップ3および内側サイドリップ4は、本体部2の支柱部2bの中心線(図示せず)を軸として線対称に形成されている。この場合、一方の部材10の溝部10hの底面10bに対して当接される外側サイドリップ3の形状および他方の部材20の対向面20aに対して当接される内側サイドリップ4の形状は同一であるため、外側サイドリップ3および内側サイドリップ4には隙間に応じた外力が均等に加えられることになる。
補強環5は、本体部2を補強するために配設される環状部材であり、基端部2aおよび支柱部2bの双方に跨がるように本体部2と一体に形成されている。補強環5は、例えば、薄板状の金属材により形成されたものであり、断面L字形状を有している。補強環5の金属材としては、例えば、アルミニウム合金、ステンレス鋼、および、SPCC(冷間圧延鋼)がある。
補強環5は、図中断面L字の底辺に相当する矢印ab方向に拡がった円盤状の円盤部5a、および、円盤部5aの外側(矢印a方向)の端部から屈曲して密封対象側(矢印c方向)に延びる円筒状の円筒部5bからなる。
補強環5の円盤部5aは、内側(矢印b方向)の端部が基端部2aにおける内側サイドリップ4の近傍まで延びており、当該内側サイドリップ4を基端部2a側から支持している。
補強環5の円筒部5bは、基端部2aにおける外側サイドリップ3と内側サイドリップ4との間に挟まれた位置に設けられた支柱部2bの内部に埋設された状態で一体に形成されており、当該支柱部2bの芯材として用いられる。すなわち補強環5の円筒部5bは、支柱部2bの矢印a方向又は矢印b方向への撓み(倒れ)を抑制する。これにより、本体部2の支柱部2bは、補強環5の円筒部5bの存在により、外側サイドリップ3および内側サイドリップ4に撓みが生じても、その位置および形状を維持するように形成されている。
補強環5は、例えばプレスによる曲げ加工によって断面L字形状に製造される。補強環5は、本体部2が架橋(加硫)成型によって成形される際に、成形型の中に配置され、本体部2が架橋接着により補強環5に接着されることにより、本体部2と補強環5とが一体に形成される。
以上の構成において、ガスケット1は、一方の部材10における溝部10hに装着されると、一方の部材10の対向面10aと、他方の部材20の対向面20aとの間に当該ガスケット1が装着されることになる。
このとき、一方の部材10における溝部10hの深さdepの寸法精度に大きな誤差が生じており、溝部10hの底面10bと、他方の部材20における対向面20aとの対向面間の距離がガスケット1の幅wよりも短くなる場合がある。このような場合であっても、溝部10hに装着されたガスケット1の外側サイドリップ3および内側サイドリップ4が互いに向き合うように撓むことにより、一方の部材10と他方の部材20との間の隙間をシールすることができる。
特に、本体部2の基端部2aの外側(矢印a方向)および内側(矢印b方向)の端部よりもそれぞれ外側および内側に突き出た外側サイドリップ3および内側サイドリップ4の双方が互いに向き合うように撓むことにより、溝部10hの深さdepの寸法精度の誤差を外側サイドリップ3および内側サイドリップ4の双方の撓みによって吸収することができる。かくして、ガスケット1は、内側サイドリップ4だけでシールする場合に比べて、溝部10hの深さdepの寸法精度の誤差を多く吸収し、十分なシール性を確保することができる。
また、一方の部材10における溝部10hの深さdepの寸法精度に大きな誤差が生じており、溝部10hの底面10bと、他方の部材20における対向面20aとの対向面間の距離が大きくなる場合がある。このような場合であっても、圧力Pの作用により、ガスケット1の外側サイドリップ3および内側サイドリップ4がさらに外側(矢印a方向)および内側(矢印b方向)に拡がるように押圧されるので、底面10bと他方の部材20の対抗面20aに対する面圧を保ち、十分なシール性を確保することができる。
また、ガスケット1では、本体部2の支柱部2bに補強環5の円筒部5bが一体成形されていることにより、密封対象空間の流体の圧力Pが内側サイドリップ4に加えられた場合であっても、本体部2の支柱部2bが圧力Pによって外側(矢印a方向)に撓む(倒れる)ことを補強環5の円筒部5bにより抑制することができる。これによりガスケット1は、内側サイドリップ4と他方の部材20の対向面20aとの当接状態を維持することができるので、シール性を十分に確保することができる。
さらに、ガスケット1は、本体部2の支柱部2bに補強環5の円筒部5bが一体成形されていることにより、外側サイドリップ3および内側サイドリップ4の撓みの影響により支柱部2bが矢印a方向または矢印b方向へ撓む(倒れる)ことを抑制することができる。これにより、溝部10hの底面10bと他方の部材20における対向面20aとの対向面間の距離の短い場所や、対向面間の距離の長い場所が存在する場合であっても、支柱部2bの位置および状態が維持される。かくして、円周方向の全周にわたるガスケット1の延長方向eの各部において一方の部材10と他方の部材20とに対するシール性に偏りが生じることなく十分なシール性を確保することができる。
以上の構成によれば、本体部2の芯材である円筒部5bを間に挟んだ状態で設けられた外側サイドリップ3および内側サイドリップ4の双方の撓みを利用して一方の部材10と他方の部材20との間の隙間をシールすることができるので、成形時のヒケ等により一方の部材10と他方の部材20との間の隙間の誤差が大きい場合又は小さい場合でも、一方側リップ10および他方側リップ20の双方で隙間の誤差を吸収し、十分なシール性を確保することができる。
また、ガスケット1は、芯材である円筒部5bの存在により、流体の圧力Pを受けたときに支柱部2bが撓むことを防止することができるので、溝部10hの底面10bに当接される外側サイドリップ3の面圧状態、および、他方の部材20の対向面20aに当接される内側サイドリップ4の面圧状態を維持することができ、かくして、十分なシール性を確保することができる。
このようにガスケット1は、一方の部材10と他方の部材20との間における隙間に対して十分なシール性を確保することができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態に係るガスケットについて説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態に係るガスケットの断面構造およびガスケットの装着状態の説明に供する断面図である。なお、第2の実施の形態において、図1乃至図3に示された第1の実施の形態における一方の部材10、他方の部材20、本体部2、外側サイドリップ3、内側サイドリップ4と同一の構成要素には同一の符号を用い、その詳細な説明は省略する。
第2の実施の形態におけるガスケット30は、第1の実施の形態における補強環5に代えて補強環31を用いた点が大きな相違点であり、その相違点についてのみ説明する。この補強環31は、第1の実施の形態における補強環5と同様に、本体部2を補強するために用いられる環状部材であり、基端部2aおよび支柱部2bの双方に跨がるように本体部2と一体に形成されている。
補強環31は、薄板状の金属材により形成されたものであり、その金属材としては、補強環5と同様に、アルミニウム合金、ステンレス鋼、および、SPCC(冷間圧延鋼)がある。
補強環31は、図中断面長方形状の円筒状の円筒部材であり、支柱部2bのほぼ中心に埋設された状態で一体に形成されており、当該支柱部2bの芯材として用いられる。すなわち補強環31においても、補強環5の円筒部5bと同様に、支柱部2bの矢印a方向又は矢印b方向への撓み(倒れ)を抑制する。これにより、本体部2の支柱部2bは、補強環31の存在により、外側サイドリップ3および内側サイドリップ4に撓みが生じても、その位置および形状を維持するように形成されている。
補強環31は、本体部2が架橋(加硫)成型によって成形される際に、成形型の中に配置され、本体部2が架橋接着により補強環31に接着されることにより、本体部2と補強環31とが一体に形成される。
このような構成のガスケット30においても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができ、一方の部材10と他方の部材20との間における隙間に対して十分なシール性を確保することができる。
<第3の実施の形態>
図5は、本発明の第3の実施の形態に係るガスケットの全体概略構成を示す平面図である。本発明の第3の実施の形態に係るガスケットにおいては、リング状のガスケット1、30ではなく、一方の部材および他方の部材の形状に合わせて角筒形状のガスケット40とすることが可能である。
この場合も、A−A断面の断面構造を、第1の実施の形態のガスケット1および第2の実施の形態のガスケット30と同様に、ガスケット40の本体部2に補強環5や補強環31を一体成形することができ、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
<第4の実施の形態>
図6は、本発明の第43の実施の形態に係るガスケットの全体概略構成を示す平面図である。本発明の第4の実施の形態に係るガスケットにおいては、リング状のガスケット1や、矩形状のガスケット40でもなく、一方の部材および他方の部材の形状に合わせて、直線状のガスケット50とすることが可能である。
この場合も、A−A断面の断面構造を、第1の実施の形態のガスケット1および第2の実施の形態のガスケット30と同様に、ガスケット50の本体部2に補強環5や補強環31を一体成形することができ、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
<他の実施の形態>
なお、上述した第1乃至第4の実施の形態においては、補強環5、31の材料として金属材を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、樹脂材からなる補強環を用いるようにしてもよい。この場合であっても、第1乃至第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、樹脂材としては、例えば、ナイロン6,6(PA66)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリブチレンテレフタラート(PBT)等を用いることができる。
また、上述した第1乃至第4の実施の形態においては、ガスケット1、40、50の形状を円環状、角筒状および直線状とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、楕円形状等その他種々のあらゆる形状とするようにしてもよい。但し、断面形状は同じであるようにすればよい。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に係るガスケット1、30、40、50に限定されるものではなく、本発明の概念および特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題および効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。例えば、上記実施の形態における各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的使用態様によって適宜変更され得る。
本願発明のガスケットは、自動車等の車両およびその補機、一般産業機械、建設機械等において一方の部材と、他方の部材との間の隙間をシールする種々の分野において利用することが可能である。
1、30、40、50 ガスケット
2 本体部
2a 基端部
2b 支柱部
3 外側サイドリップ(一方側リップ)
4 内側サイドリップ(他方側リップ)
5、31 補強環(芯材)
5a 円盤部
5b 円筒部(芯材)
10 一方の部材
10a、20a 対向面
10b 底面
10h 溝部
20 他方の部材
x 軸線

Claims (3)

  1. 互いに対向配置された一方の部材と他方の部材との間に装着されるガスケットであって、
    前記ガスケットを装着する際に前記一方の部材の溝部に配置され、前記溝部の底面と前記他方の部材との間にそれぞれ間隔を空けて拡がった基端部、及び、該基端部から突出した支柱部を一体に有する本体部と、
    記基端部の底面側の端部から前記底面に当接されるように斜めに延びる前記基端部と一体形成された一方側リップと、前記基端部の前記他方の部材側の端部から前記他方の部材に当接されるように斜めに延びる前記基端部と一体形成された他方側リップと、
    前記基端部における前記一方側リップと前記他方側リップとの間に挟まれた位置において前記支柱部と一体形成された円筒部を有する芯材と、
    を備えることを特徴とするガスケット。
  2. 前記芯材は、金属または樹脂である
    ことを特徴とする請求項1に記載のガスケット。
  3. 前記一方側リップの断面形状および前記他方側リップの断面形状は、前記本体部の中心線を軸とした線対称である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガスケット。
JP2015226313A 2015-11-19 2015-11-19 ガスケット Active JP6689491B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015226313A JP6689491B2 (ja) 2015-11-19 2015-11-19 ガスケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015226313A JP6689491B2 (ja) 2015-11-19 2015-11-19 ガスケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017096320A JP2017096320A (ja) 2017-06-01
JP6689491B2 true JP6689491B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=58803454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015226313A Active JP6689491B2 (ja) 2015-11-19 2015-11-19 ガスケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6689491B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI682112B (zh) * 2019-03-15 2020-01-11 劉明桐 具有雙重變形空間之防水墊圈
CN111743361A (zh) * 2019-03-28 2020-10-09 刘明桐 具有双重变形空间的防水垫圈
JP2020183649A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 株式会社日本アルファ 排水栓装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55170444U (ja) * 1979-05-22 1980-12-06
JP2006207767A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Swcc Showa Device Technology Co Ltd シールパッキン
JP5692504B2 (ja) * 2010-09-21 2015-04-01 Nok株式会社 ガスケット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017096320A (ja) 2017-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10612660B2 (en) Gasket
JP5787186B2 (ja) シール
KR102143056B1 (ko) 오일 시일
JP6689491B2 (ja) ガスケット
JP2006242373A (ja) 密封装置
US20090166977A1 (en) Seal
JP5939464B2 (ja) アブソーバ用シール
JP5446662B2 (ja) 密封構造
US20200173580A1 (en) Seal arrangement
JP5392442B2 (ja) ガスケット及び密封構造
WO2014054472A1 (ja) 密封装置
JP6962729B2 (ja) 漏洩防止装置
JP3192748U (ja) 密封装置
JP6262961B2 (ja) 密封装置
CN105156789A (zh) 一种法兰垫
JP7370796B2 (ja) 密封装置及び密封構造
JP6585789B2 (ja) フィルタエレメント
JP2018076903A (ja) 密封装置
CN110088514B (zh) 用于密封物体的装置
CN207080597U (zh) 密封装置
JP5212670B2 (ja) ウォーターポンプ用密封装置
JP2008121846A (ja) バックアップリング
JP6484064B2 (ja) フィルタエレメント
WO2021070482A1 (ja) 密封装置
JP2020034039A (ja) パッキン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6689491

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250