JP6689218B2 - 電子装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、動作音により異常を検知する電子装置および該装置に適用される方法に関する。
産業機器では、安全性の維持のために定期検査等が行われる。また、運転中の異常を速やかに検知し事故を未然に防ぐことを目的として、機器の状態を加速度センサや温度センサで監視する技術が実用化されている。機器の異常は音として表れることが多いため、機器の動作音を利用した状態監視として、音響データに対して解析を行って、機器の故障を検出する技術が開発されている。
特開2011−137560号公報
監視対象の機器が、例えば、ファンのような風を発生する部品を有する場合には、風がマイクに当たることにより、マイクを用いて収集される音の信号に、ノイズである風切り音の信号が混入することがある。そのため、このような風切り音によるノイズの影響を軽減して、監視対象機器の異常をより正確に検知できる新たな技術の実現が要求される。
本発明の一形態は、監視対象機器の異常をより正確に検知できる電子装置および方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、電子装置は、第1機器の第1筐体に設置された第1ファンと、第2機器の第2筐体に設置された第2ファンの異常を検知する。この電子装置は、受信手段と、検知手段と、通知手段とを具備する。前記受信手段は、第1マイクから収集された音の第1信号と、第2マイクから収集された音の第2信号とを受信する。前記検知手段は、前記第1信号と前記第2信号に含まれる前記第1ファンの軸または軸受けから生じる第1音と前記第2ファンの軸または軸受けから生じる第2音を少なくとも用いて、前記第1ファンまたは前記第2ファンの一方の異常を検知する。前記通知手段は、前記第1ファンに異常が検知された場合に前記第1ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行い、前記第2ファンに異常が検知された場合に前記第2ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行う。前記第1ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第1方向とした場合に、前記第1ファンが設置された第1面に対して前記第1方向とは逆の方向の位置であって、前記第1方向と垂直な方向に前記第1ファンから第1距離だけ離れた前記第1筐体内の第1位置に前記第1マイクが設置される。前記第2ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第2方向とした場合に、前記第2ファンが設置された第2面に対して前記第2方向とは逆の方向の位置であって、前記第2方向と垂直な方向に前記第2ファンから第2距離だけ離れた前記第2筐体内の第2位置に前記第2マイクが設置される。
実施形態に係る電子装置を含む監視システムの構成の例を説明するための図。 同実施形態の電子装置によって監視される監視対象機器の外観の例を示す斜視図。 図2の監視対象機器の筐体内の構造の例を示す断面図。 同実施形態の電子装置と監視対象機器とのシステム構成の例を示すブロック図。 同実施形態の電子装置によって実行される異常検知プログラムの機能構成の例を示すブロック図。 同実施形態の電子装置によって実行される異常検知処理の手順の例を示すフローチャート。 同実施形態の電子装置によって監視される監視対象機器の外観の別の例を示す斜視図。 図7の監視対象機器の筐体内の構造の例を示す断面図。 同実施形態の電子装置と監視対象機器とのシステム構成の別の例を示すブロック図。 同実施形態の電子装置によって実行される異常検知処理の手順の別の例を示すフローチャート。 同実施形態の電子装置によって監視される監視対象機器の外観のさらに別の例を示す斜視図。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、一実施形態に係る電子装置を含む監視システムの構成を説明する。この電子装置は、例えば、サーバコンピュータ、または各種電子装置に内蔵される組み込みシステムとして実現され得る。以下では、電子装置がサーバ31である場合を例示する。サーバ31は少なくとも一つの監視対象機器11A,11B,11C,11Dを監視し、異常故障判定システム32と協働して、監視対象機器11A,11B,11C,11Dの異常や故障を検知する。サーバ31は、一つの監視対象機器を監視することもできるし、複数の監視対象機器を並行して監視することもできる。なお、異常故障判定システム32は、サーバ31内に設けられていてもよいし、サーバ31とは別のコンピュータに設けられていてもよい。
監視対象機器11A,11B,11C,11Dは、例えば、無停電電源装置(UPS)、サーバコンピュータ、各種の産業機器、等である。監視対象機器11A,11B,11C,11Dは、動作音の信号を得るためのマイクと、ファンのような、各々の筐体内で空気の流れ(気流)を発生させる構成とを有している。このマイクは、筐体内の、ファン等により発生する空気の流れの影響を受けない位置に配置される。これにより、ファン等による風がマイクに当たることによって発生するノイズが、動作音の信号に含まれることを低減することができる。
サーバ31と監視対象機器11A,11B,11C,11Dとは、有線または無線による通信でデータをやり取りすることができる。監視対象機器11A,11B,11C,11Dは、各々の筐体内に設けられたマイクにより収集された音の信号をサーバ31に送信する。サーバ31は、監視対象機器11A,11B,11C,11Dから受信した音の信号を記憶装置等に蓄積する。サーバ31および異常故障判定システム32は、蓄積された音の信号を解析することによって、各監視対象機器11A,11B,11C,11Dの異常検知、故障検知、故障診断(例えば、故障の種類を識別)、故障予知、余寿命予測、等を行う。
検知された異常や故障等の各監視対象機器11A,11B,11C,11Dの状態は、モニタ33等を介して管理者(ユーザ)に通知される。モニタ33は、サーバ31に直接接続されているものであってもよいし、ネットワークを介して接続された、管理者が使用する端末のモニタであってもよい。モニタ33には、例えば、異常や故障を通知するためのメッセージが表示される。なお、この通知は、モニタ33上の表示に限らず、スピーカからのアラーム音、LEDの点灯/点滅等によって実現されてもよい。
次いで、図2は、監視対象機器11A,11Bの外観の例を示す。図2に示すように、監視対象機器11Aと監視対象機器11Bとは、例えば、同一の形状の筐体22A,22Bを有し、監視対象機器11Aの筐体22Aの右側面と監視対象機器11Bの筐体22Bの左側面とが接するように並べて配置されている。ここでは、監視対象機器11A,11Bが、ファン21A,21Bを備えるUPSである場合を例示する。監視対象機器11A,11Bでは、ファン21A,21Bにより、排気口12A,12Bである開口部から、筐体内の空気が筐体外に排出されることによる排熱が行われている。
より具体的には、監視対象機器11Aは筐体22Aを有し、その筐体22Aの上面には排気口12Aが設けられている。この排気口12Aには、筐体22A内の空気を筐体22A外に排出するファン21Aが設置されている。
図3の断面図に示すように、筐体22Aの上面に設けられた排気口12Aには、ファン21Aが設置されている。ファン21Aは、回転のためのモータ24A、軸25Aおよび軸受け26Aに接続されている。ファン21Aの中心に位置する軸25Aは、モータ24Aによる動力を伝達してファン21Aと共に回転し、回転の中心の役を果たす部品である。軸受け26Aは、回転するファン21A(軸25A)に接して荷重を受け、軸25A等を支持する部品である。
図3に示す矢印111は、ファン21Aの回転によって発生する空気の流れの方向を模式的に表している。ファン21Aの近傍であって、ファン21Aが固定された筐体22Aに対し、空気の流れの方向(排出方向)111とは反対側に、この空気の流れから外れた位置にマイク23A(第1マイク)が設置されている。なお、空気の流れの方向111から完全に外れた位置にマイク23Aを設置することが難しい場合には、空気の流れの影響ができるだけ少ない位置にマイク23Aを設置するようにしてもよい。
図3に示すように、例えば、マイク23Aは、ファン21Aが動作したときに生じる空気の流れの方向111を第1方向とした場合に、ファン21Aが設置された第1面(例えば、排気口12Aを含む筐体22Aの上面)に対して第1方向とは逆の方向の位置であって、その第1方向と垂直な方向にファン21Aから第1距離だけ離れた筐体22A内の第1位置に設置される。すなわち、マイク23Aは、ファン21Aが設置された第1面に対して風上の位置であって、第1方向と垂直な方向にファン21Aから第1距離だけ離れた筐体22A内の第1位置に設置される。また、マイク23Aは、ファン21Aの軸25Aまたはその軸受け26Aから水平方向の位置であって、ファン21Aによる空気の流れから外れた位置に設置されていてもよい。図3では、筐体22Aの天板の背面にマイク23Aが設置された例を示しているが、マイク23Aは、上述したような条件を満たす、例えば、領域231内の任意の位置に設置され得る。さらに、マイク23Aは、ファン21Aが設置された第1面に対して風下の位置であって、第1方向と垂直な方向にファン21Aから第1距離だけ離れた筐体22A外の位置に設置されてもよい。
これにより、動作中のファン21Aからの風がマイク23Aに当たることによる風切り音の発生を軽減することができるので、マイク23Aを用いて得られる信号への外乱、すなわち、信号へのノイズの混入を低減することができる。
同様に、監視対象機器11Bは筐体22Bを有し、その筐体22Bの上面には排気口12Bが設けられている。この排気口12Bには、筐体22B内の空気を筐体22B外に排出するファン21Bが設置されている。
図3の断面図に示すように、筐体22Bの上面に設けられた排気口12Bには、ファン21Bが設置されている。ファン21Bは、回転のためのモータ24B、軸25Bおよび軸受け26Bに接続されている。ファン21Bの中心に位置する軸25Bは、モータ24Bによる動力を伝達してファン21Bと共に回転し、回転の中心の役を果たす部品である。軸受け26Bは、回転するファン21B(軸25B)に接して荷重を受け、軸25B等を支持する部品である。
図3に示す矢印112は、ファン21Bの回転によって発生する空気の流れの方向を模式的に表している。ファン21Bの近傍であって、ファン21Bが固定された筐体22Bに対し、空気の流れの方向112とは反対側に、その空気の流れから外れた位置にマイク23B(第2マイク)が設置されている。なお、空気の流れの方向112から完全に外れた位置にマイク23Bを設置することが難しい場合には、空気の流れの影響ができるだけ少ない位置にマイク23Bを設置するようにしてもよい。
図3に示すように、例えば、マイク23Bは、ファン21Bが動作したときに生じる空気の流れの方向112を第2方向とした場合に、ファン21Bが設置された第2面(例えば、排気口12Bを含む筐体22Bの上面)に対して第2方向とは逆の方向の位置であって、その第2方向と垂直な方向にファン21Bから第2距離だけ離れた筐体22B内の第2位置に設置される。すなわち、マイク23Bは、ファン21Bが設置された第2面に対して風上の位置であって、第2方向と垂直な方向にファン21Bから第2距離だけ離れた筐体22B内の第2位置に設置される。また、マイク23Bは、ファン21Bの軸25Bまたはその軸受け26Bから水平方向の位置であって、ファン21Bによる空気の流れから外れた位置に設置されていてもよい。図3では、筐体22Bの天板の背面にマイク23Bが設置された例を示しているが、マイク23Bは、上述したような条件を満たす、例えば、領域232内の任意の位置に設置され得る。さらに、マイク23Bは、ファン21Bが設置された第2面に対して風下の位置であって、第2方向と垂直な方向にファン21Bから第2距離だけ離れた筐体22B外の位置に設置されてもよい。
これにより、動作中のファン21Bからの風がマイク23Bに当たることによる風切り音の発生を軽減することができるので、マイク23Bを用いて得られる信号への外乱、すなわち、信号へのノイズの混入を低減することができる。
このように、空気の流れ(風)の影響が低減されるようにマイク23A,23Bが配置されることによって、マイク23A,23Bを用いて収集される信号のSN比が改善し、この信号を用いて行われる異常や故障の解析精度を向上させることができる。また、この配置により、使用されるマイク23A,23Bのコスト(性能)を下げることもできる。したがって、容易且つ安価に監視対象機器の故障や異常の発見が可能になる。
次いで、図4は、サーバ31と二つの監視対象機器11A,11Bとのシステム構成を示す。以下では、サーバ31が、上述した異常故障判定システム32の機能を有していることを想定する。サーバ31は、監視対象機器11Aと監視対象機器11Bとを並行して監視する。サーバ31は、例えば、監視対象機器11Aの筐体22Aに設置されたファン21Aの異常と、監視対象機器11Bの筐体22Bに設置されたファン21Bの異常とを検知する。
監視対象機器11Aは、例えば、CPU411、メモリ412、マイク23A、および通信デバイス414を備える。
CPU411は、監視対象機器11A内の様々なコンポーネントの動作を制御するプロセッサである。通信デバイス414は、有線または無線による通信を実行するように構成されたデバイスである。通信デバイス414は、信号を送信する送信部と信号を受信する受信部とを含む。
CPU411は、マイク23Aから収集された音の信号を取得(生成)する。CPU411は、マイク23Aに予め付与された識別子(ID)と、取得された音の信号とを、通信デバイス414を用いてサーバ31に送信する。この音の信号は、例えば、一定時間毎にサーバ31に送信される。また、取得された音の信号は、メモリ412等に保存されていてもよい。
同様に、監視対象機器11Bは、例えば、CPU421、メモリ422、マイク23B、および通信デバイス424を備える。
CPU421は、監視対象機器11B内の様々なコンポーネントの動作を制御するプロセッサである。通信デバイス424は、有線または無線による通信を実行するように構成されたデバイスである。通信デバイス424は、信号を送信する送信部と信号を受信する受信部とを含む。
CPU421は、マイク23Bから収集された音の信号を取得(生成)する。CPU421は、マイク23Bに予め付与された識別子(ID)と、取得された音の信号とを、通信デバイス424を用いてサーバ31に送信する。この音の信号は、例えば、一定時間毎にサーバ31に送信される。また、取得された音の信号は、メモリ422等に保存されていてもよい。
また、サーバ31は、例えば、CPU51、主メモリ52、通信デバイス53、ディスプレイ54、LED55、スピーカ56、および不揮発性メモリ57を備える。
CPU51は、サーバ31内の様々なコンポーネントの動作を制御するプロセッサである。CPU51は、ストレージデバイスである不揮発性メモリ57から主メモリ52にロードされる様々なプログラムを実行する。これらプログラムには、オペレーティングシステム(OS)52A、および様々なアプリケーションプログラムが含まれている。アプリケーションプログラムには、異常検知プログラム52Bが含まれている。この異常検知プログラム52Bは、例えば、監視対象機器11A,11Bから受信した音声信号を解析することによって監視対象機器11A,11Bの異常を検知し、検知された異常を通知するための機能を有している。CPU51は、異常検知プログラム52Bに含まれる命令群を実行することにより、この機能を実現する。
通信デバイス53は、有線または無線による通信を実行するように構成されたデバイスである。通信デバイス53は、信号を送信する送信部と信号を受信する受信部とを含む。通信デバイス53の受信部は、例えば、監視対象機器11A上のマイク23Aにより収集された音の第1信号と、監視対象機器11B上のマイク23Bにより収集された音の第2信号とを受信する。
ディスプレイ54は、CPU51によって生成される表示信号に基づいて画面イメージを表示する。LED55は、CPU51によって生成される信号に基づいて点灯する。スピーカ56は、CPU51によって生成される音声信号に基づいて音声を出力する。サーバ31では、ディスプレイ54、LED55およびスピーカ56の少なくともいずれか一つを用いて、監視対象機器11A,11Bの異常を通知することができる。なお、監視対象機器11A,11Bの異常の通知は、これらディスプレイ54、LED55およびスピーカ56による通知に限られず、監視対象機器11A,11Bの異常(例えば、ファン21A,21Bの異常)を管理者が識別可能な態様で通知するいずれの構成であってもよい。
図5は、サーバ31によって実行される異常検知プログラム52Bの機能構成を示す。異常検知プログラム52Bには、通信デバイス53を用いて受信された、監視対象機器11A上のマイク23Aにより収集された音の第1信号と、監視対象機器11B上のマイク23Bにより収集された音の第2信号とが入力される。異常検知プログラム52Bは、例えば、抽出部61、検知部62および通知部63を備える。
抽出部61は、第1信号と第2信号とを用いて、監視対象機器11A内のファン21A(以下、第1ファンとも称する)の軸25Aまたは軸受け26Aから生じる第1音と、監視対象機器11B内のファン21B(以下、第2ファンとも称する)の軸25Bまたは軸受け26Bから生じる第2音とを抽出する。監視対象機器11Aの筐体22Aと監視対象機器11Bの筐体22Bとは並んで設置されているので、第1信号には監視対象機器11A内のファン21Aの軸25Aまたは軸受け26Aから生じる第1音だけでなく、監視対象機器11B内のファン21Bの軸25Bまたは軸受け26Bから生じる第2音も含まれる可能性があり、またさらに別の雑音が含まれる可能性もある。同様に、第2信号には監視対象機器11B内のファン21Bの軸25Bまたは軸受け26Bから生じる第2音だけでなく、監視対象機器11A内のファン21Aの軸25Aまたは軸受け26Aから生じる第1音も含まれる可能性があり、またさらに別の雑音が含まれる可能性もある。
そのため、抽出部61が第1信号と第2信号とを用いて第1音と第2音とを抽出する方法には、複数のファンの軸または軸受けから生じる音を収集した信号から、いずれか一つのファンの軸または軸受けから生じる音を抽出できる方法が用いられ、例えば、二つのマイクで受信される目的音の位相差と、それら二つのマイクで受信されるノイズの位相差とが異なることを利用して、目的音とノイズとを含む信号からノイズだけを抑圧するビームフォーミング、ノイズキャンセリング等の方法が用いられ得る。なお、ビームフォーミングが用いられる場合、マイク23A,23Bは、上述したファン21A,21Bによる空気の流れの影響が低減される位置であって、且つ二つのマイク23A,23Bで受信される目的音の位相差とノイズの位相差とが異なる位置に配置され得る。
検知部62は、第1音と第2音を少なくとも用いて、第1ファン21Aまたは第2ファン21Bの一方の異常を検知する。検知部62は、例えば、少なくとも第1ファン21Aの軸25Aまたは軸受け26Aから生じる第1音の第1期間経過に伴う変化を用いて、第1ファン21Aの異常を検知する。また、検知部62は、例えば、少なくとも第2ファン21Bの軸25Bまたは軸受け26Bから生じる第2音の第2期間経過に伴う変化を用いて、第2ファン21Bの異常を検知する。
より具体的には、例えば、検知部62は、第1音の信号(データ)をフーリエ変換することにより、パワースペクトルを得る。検知部62は、第1期間における、第1音のパワースペクトルの変化に基づいて、第1ファン21Aの異常を検知する。検知部62は、例えば、パワースペクトルの変化量や特定の周波数帯域の変化量が閾値以上である場合に、第1ファン21Aに異常が発生していると判断する。
また、例えば、検知部62は、第2音の信号(データ)をフーリエ変換することにより、パワースペクトルを得る。検知部62は、第2期間における、第2音のパワースペクトルの変化に基づいて、第2ファン21Bの異常を検知する。検知部62は、例えば、パワースペクトルの変化量や特定の周波数帯域の変化量が閾値以上である場合に、第2ファン21Bに異常が発生していると判断する。
第1ファン21Aおよび第2ファン21Bの異常の検知には、上述したパワースペクトルを用いる方法に限らず、動作音に基づいて機器の異常を検知するための種々の方法を適用することができる。
通知部63は、第1ファン21Aに異常が検知された場合に、第1ファン21Aに異常が検知されたことを通知するための処理を行い、第2ファン21Bに異常が検知された場合に、第2ファン21Bに異常が検知されたことを通知するための処理を行う。通知部63は、例えば、ディスプレイ54、LED55およびスピーカ56の少なくともいずれかを用いた通知のための信号を生成し、その信号をディスプレイ54、LED55、スピーカ56に出力する。
なお、通知部63は、管理者等が使用する、サーバ31とは別のコンピュータ(図示せず)に、通信デバイス53を介して、ファン21A,21Bの異常を通知するメッセージを送信するようにしてもよい。その場合、その別のコンピュータ上のディスプレイ、LED、スピーカ等を用いて、ファン21A,21Bの異常を管理者に通知することができる。
次いで、図6のフローチャートを参照して、サーバ31によって実行される異常検知処理の手順の例を説明する。
まず、サーバ31は、監視対象機器11Aのマイク23Aにより集音された音に基づく第1信号を受信する(ブロックB11)。また、サーバ31は、監視対象機器11Bのマイク23Bにより集音された音に基づく第2信号を受信する(ブロックB12)。
そして、サーバ31は、第1信号と第2信号とを用いて、第1ファン21Aの軸25Aまたはその軸受け26Aから生じる第1音と、第2ファン21Bの軸25Bまたはその軸受け26Bから生じる第2音とを抽出する(ブロックB13)。サーバ31は、抽出された第1音と第2音とを用いて、第1ファン21Aまたは第2ファン21Bの一方の異常を検知する(ブロックB14)。
次いで、サーバ31は、ブロックB14の検知結果に基づいて、第1ファン21Aに異常があったか否かを判定する(ブロックB15)。第1ファン21Aに異常があった場合(ブロックB15のYES)、サーバ31は、第1ファン21Aの異常を管理者等に通知する(ブロックB16)。
第1ファン21Aに異常がなかった場合(ブロックB15のNO)、またはブロックB16の手順において第1ファン21Aの異常を通知した後、サーバ31は、第2ファン21Bに異常があったか否かを判定する(ブロックB17)。第2ファン21Bに異常があった場合(ブロックB17のYES)、サーバ31は、第2ファン21Bの異常を管理者等に通知する(ブロックB18)。
第2ファン21Bに異常がない場合(ブロックB17のNO)、またはブロックB18における第2ファン21Bの異常の通知の後、ブロックB11に戻り、さらなる異常検知処理が続行される。
以上の構成により、監視対象機器の異常をより正確に検知することができる。サーバ31は、監視対象機器11Aの筐体22Aに設置された第1ファン21Aと、監視対象機器11Bの筐体22Bに設置された第2ファン21Bの異常を検知する。第1マイク23Aは、第1ファン21Aが動作したときに生じる空気の流れの方向を第1方向とした場合に、第1ファン21Aが設置された第1面に対して第1方向とは逆の方向の位置であって、第1方向と垂直な方向に第1ファン21Aから第1距離だけ離れた第1筐体22A内の第1位置に設置される。第2マイク23Bは、第2ファン21Bが動作したときに生じる空気の流れの方向を第2方向とした場合に、第2ファン21Bが設置された第2面に対して第2方向とは逆の方向の位置であって、第2方向と垂直な方向に第2ファン21Bから第2距離だけ離れた第2筐体22B内の第2位置に設置される。
このように、第1ファン21Aおよび第2ファン21Bによる空気の流れ(風)の影響が低減されるように第1マイク23Aおよび第2マイク23Bが配置されることによって、マイク23A,23Bを用いて収集される信号のSN比が改善し、この信号を用いて行われる監視対象機器11Aおよび監視対象機器11Bの異常や故障の解析精度を向上させることができる。
なお、上述したサーバ31の構成は、監視対象機器11A,11B内に設けられてもよい。その場合、監視対象機器11A,11Bは、各々の機器内でファン21A,21Bの異常を検知することができ、またその異常を管理者に通知することもできる。
次いで、図7から図10を参照して、サーバ31による監視対象機器の監視システムの別の例について説明する。図2から図6を参照して上述した例では、サーバ31が、各々に一つのファン21A,21Bが設けられた二つの監視対象機器11A,11Bを監視する構成であったのに対して、以下では、サーバ31が、二つのファン21C,21Dが設けられた一つの監視対象機器11Cを監視する構成について説明する。
図7は、監視対象機器11Cの外観の例を示す。ここでは、監視対象機器11Cが、ファン21C,21Dを備えるUPSである場合を例示する。監視対象機器11Cでは、ファン21C,21Dにより、排気口12C,12Dである開口部から、筐体内の空気が筐体外に排出されることによる排熱が行われている。
より具体的には、監視対象機器11Cは筐体22Cを有し、その筐体22Cの上面には排気口12Cと排気口12Dとが並んで設けられている。排気口12Cには、筐体22C内の空気を筐体22C外に排出するファン21Cが設置されている。また、排気口12Dには、筐体22C内の空気を筐体22C外に排出するファン21Dが設置されている。
図8の断面図に示すように、筐体22Cの上面に設けられた排気口12Cには、ファン21Cが設置されている。ファン21Cは、回転のためのモータ24C、軸25Cおよび軸受け26Cに接続されている。ファン21Cの中心に位置する軸25Cは、モータ24Cによる動力を伝達してファン21Cと共に回転し、回転の中心の役を果たす部品である。軸受け26Cは、回転するファン21C(軸25C)に接して荷重を受け、軸25C等を支持する部品である。
図8に示す矢印113は、ファン21Cの回転によって発生する空気の流れの方向を模式的に表している。ファン21Cの近傍であって、ファン21Cが固定された筐体22Cに対し、空気の流れの方向(排出方向)113とは反対側に、この空気の流れから外れた位置にマイク23C(第1マイク)が設置されている。なお、空気の流れの方向113から完全に外れた位置にマイク23Cを設置することが難しい場合には、空気の流れの影響ができるだけ少ない位置にマイク23Cを設置するようにしてもよい。
図8に示すように、例えば、マイク23Cは、ファン21Cが動作したときに生じる空気の流れの方向113を第1方向とした場合に、ファン21Cが設置された第1面(例えば、排気口12Cを含む筐体22Cの上面)に対して第1方向とは逆の方向の位置であって、その第1方向と垂直な方向にファン21Cから第1距離だけ離れた筐体22C内の第1位置に設置される。すなわち、マイク23Cは、ファン21Cが設置された第1面に対して風上の位置であって、第1方向と垂直な方向にファン21Cから第1距離だけ離れた筐体22C内の第1位置に設置される。また、マイク23Cは、ファン21Cの軸25Cまたはその軸受け26Cから水平方向の位置であって、ファン21Cによる空気の流れから外れた位置に設置されていてもよい。図8では、筐体22Cの天板の背面にマイク23Cが設置された例を示しているが、マイク23Cは、上述したような条件を満たす、例えば、領域233内の任意の位置に設置され得る。さらに、マイク23Cは、ファン21Cが設置された第1面に対して風下の位置であって、第1方向と垂直な方向にファン21Cから第1距離だけ離れた筐体22C外の位置に設置されてもよい。
これにより、動作中のファン21Cからの風がマイク23Cに当たることによる風切り音の発生を軽減することができるので、マイク23Cを用いて得られる信号への外乱、すなわち、信号へのノイズの混入を低減することができる。
監視対象機器11Cの筐体22Cの上面には排気口12Dがさらに設けられている。この排気口12Dには、筐体22C内の空気を筐体22C外に排出するファン21Dが設置されている。
図8の断面図に示すように、筐体22Cの上面に設けられた排気口12Dには、ファン21Dが設置されている。ファン21Dは、回転のためのモータ24D、軸25Dおよび軸受け26Dに接続されている。ファン21Dの中心に位置する軸25Dは、モータ24Dによる動力を伝達してファン21Dと共に回転し、回転の中心の役を果たす部品である。軸受け26Dは、回転するファン21D(軸25D)に接して荷重を受け、軸25D等を支持する部品である。
図8に示す矢印114は、ファン21Dの回転によって発生する空気の流れの方向を模式的に表している。ファン21Dの近傍であって、ファン21Dが固定された筐体22Cに対し、空気の流れの方向114とは反対側に、その空気の流れから外れた位置にマイク23D(第2マイク)が設置されている。なお、空気の流れの方向114から完全に外れた位置にマイク23Dを設置することが難しい場合には、空気の流れの影響ができるだけ少ない位置にマイク23Dを設置するようにしてもよい。
図8に示すように、例えば、マイク23Dは、ファン21Dが動作したときに生じる空気の流れの方向114を第2方向とした場合に、ファン21Dが設置された第2面(例えば、排気口12Dを含む筐体22Cの上面)に対して第2方向とは逆の方向の位置であって、その第2方向と垂直な方向にファン21Dから第2距離だけ離れた筐体22C内の第2位置に設置される。すなわち、マイク23Dは、ファン21Dが設置された第2面に対して風上の位置であって、第2方向と垂直な方向にファン21Dから第2距離だけ離れた筐体22C内の第2位置に設置される。また、マイク23Dは、ファン21Dの軸25Dまたはその軸受け26Dから水平方向の位置であって、ファン21Dによる空気の流れから外れた位置に設置されていてもよい。図8では、筐体22Cの天板の背面にマイク23Dが設置された例を示しているが、マイク23Dは、上述したような条件を満たす、例えば、領域234内の任意の位置に設置され得る。さらに、マイク23Dは、ファン21Dが設置された第2面に対して風下の位置であって、第2方向と垂直な方向にファン21Dから第2距離だけ離れた筐体22C外の位置に設置されてもよい。
これにより、動作中のファン21Dからの風がマイク23Dに当たることによる風切り音の発生を軽減することができるので、マイク23Dを用いて得られる信号への外乱、すなわち、信号へのノイズの混入を低減することができる。
したがって、空気の流れ(風)の影響が低減されるようにマイク23C,23Dを配置することによって、マイク23C,23Dを用いて収集される信号のSN比が改善し、この信号を用いて行われる異常や故障の解析精度を向上させることができる。また、これにより、使用されるマイク23C,23Dのコスト(性能)を下げることもできる。
次いで、図9は、サーバ31と監視対象機器11Cとのシステム構成を示す。サーバ31は、監視対象機器11Cの筐体22Cに設置されたファン21Cの異常とファン21Dの異常とを検知する。
監視対象機器11Cは、例えば、CPU431、メモリ432、第1マイク23C、第2マイク23D、および通信デバイス434を備える。
CPU431は、監視対象機器11C内の様々なコンポーネントの動作を制御するプロセッサである。通信デバイス434は、有線または無線による通信を実行するように構成されたデバイスである。通信デバイス434は、信号を送信する送信部と信号を受信する受信部とを含む。
CPU431は、第1マイク23Cから収集された音の信号を取得(生成)し、第2マイク23Dから収集された音の信号を取得する。CPU431は、各マイク23C,23Dに予め付与された識別子(ID)と、各マイク23C,23Dを用いて取得された音の信号とを、通信デバイス434を用いてサーバ31に送信する。この音の信号は、例えば、一定時間毎にサーバ31に送信される。また、取得された音の信号は、メモリ432等に保存されていてもよい。
また、サーバ31は、例えば、CPU51、主メモリ52、通信デバイス53、ディスプレイ54、LED55、スピーカ56、および不揮発性メモリ57を備える。
CPU51は、サーバ31内の様々なコンポーネントの動作を制御するプロセッサである。CPU51は、ストレージデバイスである不揮発性メモリ57から主メモリ52にロードされる様々なプログラムを実行する。これらプログラムには、オペレーティングシステム(OS)52A、および様々なアプリケーションプログラムが含まれている。アプリケーションプログラムには、異常検知プログラム52Bが含まれている。この異常検知プログラム52Bは、例えば、監視対象機器11Cから受信した音声信号を解析し、監視対象機器11Cの異常を検知し、検知された異常を通知するための機能を有している。
通信デバイス53は、有線または無線による通信を実行するように構成されたデバイスである。通信デバイス53は、信号を送信する送信部と信号を受信する受信部とを含む。通信デバイス53の受信部は、例えば、監視対象機器11C上の第1マイク23Cにより収集された音の第1信号と、第2マイク23Dにより収集された音の第2信号とを受信する。
ディスプレイ54は、CPU51によって生成される表示信号に基づいて画面イメージを表示する。LED55は、CPU51によって生成される信号に基づいて点灯する。スピーカ56は、CPU51によって生成される音声信号に基づいて音声を出力する。サーバ31では、ディスプレイ54、LED55およびスピーカ56の少なくともいずれか一つを用いて、監視対象機器11Cの異常を通知することができる。なお、監視対象機器11Cの異常の通知は、これらディスプレイ54、LED55およびスピーカ56による通知に限られず、監視対象機器11Cの異常(例えば、ファン21Cの異常、ファン21Dの異常)を管理者が識別可能な態様で通知するいずれの構成であってもよい。
サーバ31によって実行される異常検知プログラム52Bは、図5を参照して説明した構成と同様の構成を有する。異常検知プログラム52Bには、通信デバイス53を用いて受信された、監視対象機器11C上の第1マイク23Cにより収集された音の第1信号と、第2マイク23Dにより収集された音の第2信号とが入力される。上述したように、異常検知プログラム52Bは、例えば、抽出部61、検知部62および通知部63を備える。
抽出部61は、第1信号と第2信号とを用いて、監視対象機器11C内のファン21C(以下、第1ファンとも称する)の軸25Cまたは軸受け26Cから生じる第1音と、ファン21D(以下、第2ファンとも称する)の軸25Dまたは軸受け26Dから生じる第2音とを抽出する。
検知部62は、第1音と第2音を少なくとも用いて、第1ファン21Cまたは第2ファン21Dの一方の異常を検知する。検知部62は、少なくとも第1ファン21Cの軸25Cまたは軸受け26Cから生じる第1音の第1期間経過に伴う変化を用いて、第1ファン21Cの異常を検知する。また、検知部62は、少なくとも第2ファン21Dの軸25Dまたは軸受け26Dから生じる第2音の第2期間経過に伴う変化を用いて、第2ファン21Dの異常を検知する。
より具体的には、例えば、検知部62は、第1音の信号(データ)をフーリエ変換することにより、パワースペクトルを得る。検知部62は、第1期間における、第1音のパワースペクトルの変化に基づいて、第1ファン21Cの異常を検知する。検知部62は、例えば、パワースペクトルの変化量や特定の周波数帯域の変化量が閾値以上である場合に、第1ファン21Cに異常が発生していると判断する。
また、例えば、検知部62は、第2音の信号(データ)をフーリエ変換することにより、パワースペクトルを得る。検知部62は、第2期間における、第2音のパワースペクトルの変化に基づいて、第2ファン21Dの異常を検知する。検知部62は、例えば、パワースペクトルの変化量や特定の周波数帯域の変化量が閾値以上である場合に、第2ファン21Dに異常が発生していると判断する。
通知部63は、第1ファン21Cに異常が検知された場合に、第1ファン21Cに異常が検知されたことを通知するための処理を行い、第2ファン21Dに異常が検知された場合に、第2ファン21Dに異常が検知されたことを通知するための処理を行う。通知部63は、例えば、ディスプレイ54、LED55およびスピーカ56の少なくともいずれかを用いた通知のための信号を生成し、その信号をディスプレイ54、LED55、スピーカ56に出力する。
なお、通知部63は、管理者等が使用する、サーバ31とは別のコンピュータ(図示せず)に、通信デバイス53を介して、ファン21C,21Dの異常を通知するメッセージを送信するようにしてもよい。その場合、その別のコンピュータ上のディスプレイ、LED、スピーカ等を用いて、ファン21C,21Dの異常を管理者に通知することができる。
次いで、図10のフローチャートを参照して、サーバ31によって実行される異常検知処理の手順の例を説明する。
まず、サーバ31は、監視対象機器11Cのマイク23Cにより集音された音に基づく第1信号を受信する(ブロックB21)。また、サーバ31は、監視対象機器11Cのマイク23Dにより集音された音に基づく第2信号を受信する(ブロックB22)。
そして、サーバ31は、第1信号と第2信号とを用いて、第1ファン21Cの軸25Cまたはその軸受け26Cから生じる第1音と、第2ファン21Dの軸25Dまたはその軸受け26Dから生じる第2音とを抽出する(ブロックB23)。サーバ31は、抽出された第1音と第2音とを用いて、第1ファン21Cまたは第2ファン21Dの一方の異常を検知する(ブロックB24)。
次いで、サーバ31は、ブロックB24の検知結果に基づいて、第1ファン21Cに異常があったか否かを判定する(ブロックB25)。第1ファン21Cに異常があった場合(ブロックB25のYES)、サーバ31は、第1ファン21Cの異常を管理者等に通知する(ブロックB26)。
第1ファン21Cに異常がなかった場合(ブロックB25のNO)、またはブロックB26の手順において第1ファン21Cの異常を通知した後、サーバ31は、第2ファン21Dに異常があったか否かを判定する(ブロックB27)。第2ファン21Dに異常があった場合(ブロックB27のYES)、サーバ31は、第2ファン21Dの異常を管理者等に通知する(ブロックB28)。
第2ファン21Dに異常がない場合(ブロックB27のNO)、またはブロックB28における第2ファン21Dの異常の通知の後、ブロックB21に戻り、さらなる異常検知処理が続行される。
以上の構成により、監視対象機器の異常をより正確に検知することができる。サーバ31は、監視対象機器11Cの筐体22Cに設置された第1ファン21Cと第2ファン21Dの異常を検知する。第1マイク23Cは、第1ファン21Cが動作したときに生じる空気の流れの方向を第1方向とした場合に、第1ファン21Cが設置された第1面に対して第1方向とは逆の方向の位置であって、第1方向と垂直な方向に第1ファン21Cから第1距離だけ離れた第1筐体22C内の第1位置に設置される。第2マイク23Dは、第2ファン21Dが動作したときに生じる空気の流れの方向を第2方向とした場合に、第2ファン21Dが設置された第2面に対して第2方向とは逆の方向の位置であって、第2方向と垂直な方向に第2ファン21Dから第2距離だけ離れた第1筐体22C内の第2位置に設置される。
このように、第1ファン21Cおよび第2ファン21Dによる空気の流れ(風)の影響が低減されるように第1マイク23Cおよび第2マイク23Dが配置されることによって、マイク23C,23Dを用いて収集される信号のSN比が改善し、この信号を用いて行われる監視対象機器11Cの異常や故障の解析精度を向上させることができる。
なお、監視対象機器11Cには、さらに多くの排気口およびファンが設けられていてもよい。サーバ31は、監視対象機器11C内の三つ以上のファンの各々の異常を並行して検知することができる。
また、図11は、監視対象機器の外観のさらに別の例を示す。図11に示すように、監視対象機器11Eと監視対象機器11Fとは、例えば、同一の形状の筐体22E,22Fを有し、監視対象機器11Eの筐体22Eの右側面と監視対象機器11Fの筐体22Fの左側面とが接するように並べて配置されている。監視対象機器11E,11Fでは、ファン21E,21F,21G,21Hにより筐体内の空気が筐体外に排出されることによる排熱が行われている。各監視対象機器11E,11Fは、上述した監視対象機器11Cと同様の構成を有している。
サーバ31は、監視対象機器11Cの監視と同様にして、監視対象機器11Eと監視対象機器11Fとを並行して監視することができる。サーバ31は、例えば、監視対象機器11Eの筐体22Eに設置された各ファン21E,21Fの異常と、監視対象機器11Fの筐体22Fに設置された各ファン21G,21Hの異常とを検知する。
サーバ31は、さらに、様々な監視対象機器11A〜11Fを並行して監視するように構成され得る。サーバ31は、監視対象機器11A〜11F内の一つ以上のファンの各々の異常を並行して検知することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、監視対象機器の異常をより正確に検知することができる。本実施形態では、動作中のファンからの風がマイクに当たることによる風切り音の発生を軽減するようにマイクが配置されるので、マイクを用いて得られる信号への外乱、すなわち、信号へのノイズの混入を低減し、この信号を用いて行われる異常や故障の解析精度を向上させることができる。
また、本実施形態に記載された様々な機能の各々は、回路(処理回路)によって実現されてもよい。処理回路の例には、中央処理装置(CPU)のような、プログラムされたプロセッサが含まれる。このプロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラム(命令群)を実行することによって、記載された機能それぞれを実行する。このプロセッサは、電気回路を含むマイクロプロセッサであってもよい。処理回路の例には、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロコントローラ、コントローラ、他の電気回路部品も含まれる。本実施形態に記載されたCPU以外の他のコンポーネントの各々もまた処理回路によって実現されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
31…サーバ、32…異常故障判定システム、33…モニタ、11A,11B,11C,11D…監視対象機器、12A,12B…排気口、21A,21B…ファン、22A,22B…筐体、23A,23B…マイク、24A,24B…モータ、25A,25B…軸、26A,26B…軸受け、111,112…空気の流れの方向。

Claims (14)

  1. 第1機器の第1筐体に設置された第1ファンと、第2機器の第2筐体に設置された第2ファンの異常を検知するための電子装置であって、
    第1マイクから収集された音の第1信号と、第2マイクから収集された音の第2信号とを受信する受信手段と、
    前記第1信号と前記第2信号に含まれる前記第1ファンの軸または軸受けから生じる第1音と前記第2ファンの軸または軸受けから生じる第2音を少なくとも用いて、前記第1ファンまたは前記第2ファンの一方の異常を検知する検知手段と、
    前記第1ファンに異常が検知された場合に前記第1ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行い、前記第2ファンに異常が検知された場合に前記第2ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行う通知手段と、を備え、
    前記第1ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第1方向とした場合に、前記第1ファンが設置された第1面に対して前記第1方向とは逆の方向の位置であって、前記第1方向と垂直な方向に前記第1ファンから第1距離だけ離れた前記第1筐体内の第1位置に前記第1マイクが設置され、
    前記第2ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第2方向とした場合に、前記第2ファンが設置された第2面に対して前記第2方向とは逆の方向の位置であって、前記第2方向と垂直な方向に前記第2ファンから第2距離だけ離れた前記第2筐体内の第2位置に前記第2マイクが設置される、電子装置。
  2. 第1機器の第1筐体に設置された第1ファンと第2ファンの異常を検知するための電子装置であって、
    第1マイクから収集された音の第1信号と、第2マイクから収集された音の第2信号とを受信する受信手段と、
    少なくとも前記第1ファンの軸または軸受けから生じる音の第1期間経過に伴う変化を用いて、前記第1ファンの異常を検知し、少なくとも前記第2ファンの軸または軸受けから生じる音の第2期間経過に伴う変化を用いて、前記第2ファンの異常を検知する検知手段と、
    前記第1ファンに異常が検知された場合に前記第1ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行い、前記第2ファンに異常が検知された場合に前記第2ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行う通知手段と、を備え、
    前記第1ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第1方向とした場合に、前記第1ファンが設置された第1面に対して前記第1方向とは逆の方向の位置であって、前記第1方向と垂直な方向に前記第1ファンから第1距離だけ離れた前記第1筐体内の第1位置に前記第1マイクが設置され、
    前記第2ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第2方向とした場合に、前記第2ファンが設置された第2面に対して前記第2方向とは逆の方向の位置であって、前記第2方向と垂直な方向に前記第2ファンから第2距離だけ離れた前記第1筐体内の第2位置に前記第2マイクが設置される、電子装置。
  3. 前記検知手段は、
    少なくとも前記第1ファンの軸または軸受けから生じる音の第1期間経過に伴う変化を用いて、前記第1ファンの異常を検知し、
    少なくとも前記第2ファンの軸または軸受けから生じる音の第2期間経過に伴う変化を用いて、前記第2ファンの異常を検知する、請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記第1信号と前記第2信号を用いて、前記第1ファンの軸または軸受けから生じる音と、前記第2ファンの軸または軸受けから生じる音とを抽出する抽出手段をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の電子装置。
  5. 前記第1ファンの軸またはその軸受けから水平方向に前記第1マイクが位置し、
    前記第2ファンの軸またはその軸受けから水平方向に前記第2マイクが位置する、請求項1または請求項2に記載の電子装置。
  6. 第1機器の第1筐体に設置された第1ファンと、第2機器の第2筐体に設置された第2ファンの異常を検知するための方法であって、前記方法は、
    第1マイクから収集された音の第1信号と、第2マイクから収集された音の第2信号とを受信することと、
    前記第1信号と前記第2信号に含まれる前記第1ファンの軸または軸受けから生じる第1音と前記第2ファンの軸または軸受けから生じる第2音を少なくとも用いて、前記第1ファンまたは前記第2ファンの一方の異常を検知することと、
    前記第1ファンに異常が検知された場合に前記第1ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行い、前記第2ファンに異常が検知された場合に前記第2ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行うことと、を含み、
    前記第1ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第1方向とした場合に、前記第1ファンが設置された第1面に対して前記第1方向とは逆の方向の位置であって、前記第1方向と垂直な方向に前記第1ファンから第1距離だけ離れた前記第1筐体内の第1位置に前記第1マイクが設置され、
    前記第2ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第2方向とした場合に、前記第2ファンが設置された第2面に対して前記第2方向とは逆の方向の位置であって、前記第2方向と垂直な方向に前記第2ファンから第2距離だけ離れた前記第2筐体内の第2位置に前記第2マイクが設置される、方法。
  7. 第1機器の第1筐体に設置された第1ファンと第2ファンの異常を検知するための方法であって、前記方法は、
    第1マイクから収集された音の第1信号と、第2マイクから収集された音の第2信号とを受信することと、
    少なくとも前記第1ファンの軸または軸受けから生じる音の第1期間経過に伴う変化を用いて、前記第1ファンの異常を検知することと、
    少なくとも前記第2ファンの軸または軸受けから生じる音の第2期間経過に伴う変化を用いて、前記第2ファンの異常を検知することと、
    前記第1ファンに異常が検知された場合に前記第1ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行い、前記第2ファンに異常が検知された場合に前記第2ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行うことと、を含み、
    前記第1ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第1方向とした場合に、前記第1ファンが設置された第1面に対して前記第1方向とは逆の方向の位置であって、前記第1方向と垂直な方向に前記第1ファンから第1距離だけ離れた前記第1筐体内の第1位置に前記第1マイクが設置され、
    前記第2ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第2方向とした場合に、前記第2ファンが設置された第2面に対して前記第2方向とは逆の方向の位置であって、前記第2方向と垂直な方向に前記第2ファンから第2距離だけ離れた前記第1筐体内の第2位置に前記第2マイクが設置される、方法。
  8. 前記検知することは、
    少なくとも前記第1ファンの軸または軸受けから生じる音の第1期間経過に伴う変化を用いて、前記第1ファンの異常を検知することと、
    少なくとも前記第2ファンの軸または軸受けから生じる音の第2期間経過に伴う変化を用いて、前記第2ファンの異常を検知することとを含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記第1信号と前記第2信号を用いて、前記第1ファンの軸または軸受けから生じる音と、前記第2ファンの軸または軸受けから生じる音とを抽出することをさらに含む、請求項6または請求項7に記載の方法。
  10. 前記第1ファンの軸またはその軸受けから水平方向に前記第1マイクが位置し、
    前記第2ファンの軸またはその軸受けから水平方向に前記第2マイクが位置する、請求項6または請求項7に記載の方法。
  11. 第1機器の第1筐体に設置された第1ファンの異常を検知するための電子装置であって、
    第1マイクから収集された音の第1信号を受信する受信手段と、
    前記第1信号に含まれる前記第1ファンの軸または軸受けから生じる第1音の第1期間経過に伴う変化を用いて、前記第1ファンの異常を検知する検知手段と、
    前記第1ファンに異常が検知された場合に前記第1ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行う通知手段と、を備え、
    前記第1ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第1方向とした場合に、前記第1ファンが設置された第1面に対して前記第1方向とは逆の方向の位置であって、前記第1方向と垂直な方向に前記第1ファンから第1距離だけ離れた前記第1筐体内の第1位置に前記第1マイクが設置される、電子装置。
  12. 第1機器の第1筐体に設置された第1ファンの異常を検知するための電子装置であって、
    第1マイクから収集された音の第1信号を受信する受信手段と、
    前記第1信号に含まれる前記第1ファンの軸または軸受けから生じる第1音を少なくとも用いて、前記第1ファンの異常を検知する検知手段と、
    前記第1ファンに異常が検知された場合に前記第1ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行う通知手段と、を備え、
    前記第1ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第1方向とした場合に、前記第1ファンが設置された第1面に対して前記第1方向とは逆の方向の位置であって、前記第1方向と垂直な方向に前記第1ファンから第1距離だけ離れた前記第1筐体内の第1位置に前記第1マイクが設置され、
    前記第1ファンの軸またはその軸受けから水平方向に前記第1マイクが位置する、電子装置。
  13. 第1機器の第1筐体に設置された第1ファンの異常を検知するための電子機器とマイクとを備えたシステムであって、
    前記電子機器は、第1マイクから収集された音の第1信号を受信する受信手段と、前記第1信号に含まれる前記第1ファンの軸または軸受けから生じる第1音の第1期間経過に伴う変化を用いて、前記第1ファンの異常を検知する検知手段と、
    前記第1ファンに異常が検知された場合に前記第1ファンに異常が検知されたことを通知するための処理を行う通知手段と、を備え、
    前記マイクは、前記第1ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第1方向とした場合に、前記第1ファンが設置された第1面に対して前記第1方向とは逆の方向の位置であって、前記第1方向と垂直な方向に前記第1ファンから第1距離だけ離れた前記第1筐体内の第1位置に設置される、システム。
  14. 第1機器の第1筐体に設置された第1ファンの軸または軸受けから生じる第1音を少なくとも用いて、前記第1ファンの異常を検知するための前記第1音を取得するためのマイクの設置方法であって、
    前記第1ファンが動作したときに生じる空気の流れの方向を第1方向とした場合に、前記第1ファンが設置された第1面に対して前記第1方向とは逆の方向の位置であって、前記第1方向と垂直な方向に前記第1ファンから第1距離だけ離れ、
    前記第1ファンの軸またはその軸受けから水平方向に前記マイクが位置するように、
    前記第1筐体内の第1位置に前記マイクを設置する、方法。
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