JP4994431B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の加熱コイルを有する誘導加熱調理器に関するものであり、特に冷却ファンの経年劣化による不具合の発生を防止する、誘導加熱調理器の安全性・信頼性向上に関する。
従来の誘導加熱調理器の安全性・信頼性を向上させるため、冷却ファンの故障を即座に検知してインバータ及び冷却ファンを停止するとともに異常報知する技術が知られている。故障検知の手段として、冷却風の風量が所定値より低下したら、冷却ファンの故障であると判断する風量検知手段を設ける。この風量検知手段は、冷却風の風向きと直角に設置された可動片11と、この可動片11と所定距離を離して設置された金属性の固定片12とが電気的に接続されたことを検知する検知回路10とから構成されている。また、可動片11は、冷却風を受ける側に位置した弾性プラスチック部材11aと反対側に位置した銅箔11bを貼り合わせて構成されており、風圧が下がった場合には、可動片11の弾性力が冷却風の風圧よりも上回るため可動片11は固定片12に接触するまでには至らないことで、冷却ファン4の故障等を検知可能である(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−185964号公報(第2頁〜第3頁、図1、図2)
特許文献1に示された従来の誘導加熱調理器において、製品を長期的に使用すると、弾性プラスチック部品の永久歪やクリープの発生、繰り返しの曲げによる疲労破壊、接点部分の汚れなどによる接触不良等により、風量検知手段が誤検知するリスクがあり、風量低下の検知機能及び誘導加熱調理器の信頼性と安全性が低下するという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するために為されたものであり、長期間使用されても吸気口、冷却ファン及び風路の少なくとも一方の異常検知において誤検知することなく、常時高い信頼性と安全性を維持できる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る誘導加熱調理器は、被加熱物を載置するトッププレートと、このトッププレートの下方に設置され、被加熱物を誘導加熱する誘導加熱コイルと、この誘導加熱コイルに高周波電力を供給するインバータと、冷却ファンの運転時間を計測してその累積運転時間を計算し、インバータを制御する制御手段と、誘導加熱コイル及びインバータに冷却風を送る冷却ファンと、冷却ファンによって吸入される空気の通り道である風路と、冷却ファンの回転速度を検出する回転速度センサーと、冷却ファンの累積運転時間に対する故障率の関係でバスタブ曲線として表される冷却ファンの特性を記憶している記憶手段と、報知手段と、を備え、制御手段は、回転速度センサーの出力が予め設定された所定の範囲を超えた場合には、冷却ファンまたは風路に異常が発生したと判断し、インバータを制御して誘導加熱コイルへの高周波電力の供給を停止させると共に冷却ファンを停止させ、計算した累積運転時間に基づいて記憶手段に記憶したテーブルを参照して故障率を読み出し、読み出した故障率が予め設定された第1の基準値よりも大きく、当該第1の基準値より大きく予め設定された第2の基準値よりも小さい場合には、冷却ファンに異常が発生し易くなったと判断し、報知手段に点検すべき旨の報知出力を行い、読み出した故障率が第2の基準値よりも大きい場合には、冷却ファンに異常が発生したと判断し、インバータを制御して誘導加熱コイルへの高周波電力の供給を停止させると共に冷却ファンを停止させる
本発明によれば、制御手段は、計算した累積運転時間に基づいて記憶手段に記憶したテーブルを参照して故障率を読み出し、読み出した故障率が予め設定された第1の基準値よりも大きく、当該第1の基準値より大きく予め設定された第2の基準値よりも小さい場合には、冷却ファンに異常が発生し易くなったと判断し、報知手段に点検すべき旨の報知出力を行い、読み出した故障率が第2の基準値よりも大きい場合には、冷却ファンに異常が発生したと判断し、インバータを制御して誘導加熱コイルへの高周波電力の供給を停止させると共に冷却ファンを停止させるので、誘導加熱調理器の高い信頼性と安全性を維持することができる。
本発明に係る誘導加熱調理器の外観を示す斜視図である。 トッププレートを取り外した状態の誘導加熱調理器の外観を示す斜視図である。 図1に示した誘導加熱調理器10の天板3を取り外した状態を示す平面図である。 冷却ファン7と風路との関係を示す要部斜視図(その1)である。 冷却ファン7と風路との関係を示す要部斜視図(その2)である。 下段の風路を示す分解斜視図である。 冷却ファン7と風路との関係を示す要部平面図及び縦断面図である。 本発明の実施の形態1における回転速度冷却センサー21の取り付け位置を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1における回転速度センサーと制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における制御部31の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における電流センサーと制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における制御部31の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3における風速センサー23の取付け位置を示す構造図である。 本発明の実施の形態3における風速センサーと制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3における制御部31の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4における風路圧力センサの取付け位置を示す構造図である。 本発明の実施の形態4における風路圧力センサーの構成を含む制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4における制御部31の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5における風路圧力センサーの取付け位置を示す構造図である。 本発明の実施の形態5における風路圧力センサーの構成を含む制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5における制御部31の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6における温度センサーの取付け位置を示す構造図である。 本発明の実施の形態6における温度センサーの構成を含む制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6における制御部31の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態7における騒音センサーの取付け位置を示す構造図である。 本発明の実施の形態7における騒音センサーの構成を含む制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態7における制御部31の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態8における振動センサーの取付け位置を示す構造図である。 本発明の実施の形態8における振動センサーの構成を含む制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態8における制御部31の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態9における制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態9における冷却ファンの累積運転時間と故障率との関係を示す図である。 本発明の実施の形態9における制御部31の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態10における冷却ファンの累積運転時間と故障率との関係を示す図である。 本発明の実施の形態10における制御部31の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る図2とは別の誘導加熱調理器の外観を示す斜視図である。 図36に示した誘導加熱調理器10の天板3を取り外した状態を示す平面図である。
実施の形態1.
図1は本発明に係る誘導加熱調理器の外観を示す斜視図である。また、図2はトッププレートを取り外した状態の誘導加熱調理器の外観を示す斜視図である。図1及び図2に示すように加熱調理器10は、加熱調理器の本体1と、本体1の外枠を構成する筐体2によって支持され、本体1の上面を形成し鍋などの被加熱物を載置する耐熱ガラス製のトッププレート3とから構成される。また、トッププレート3の下方には被加熱物を誘導加熱する2つの誘導加熱コイル4a、4bが配置され、誘導加熱コイル4a、4bの後方には発熱抵抗体で構成されたラジエントヒーター5が配置されている。また、本体1の内部には誘導加熱コイル4a、4bに高周波電力を供給するインバータ(図示せず)や制御部(図示せず)を搭載したプリント回路基板6(図示せず)が取付けられている。このプリント回路基板6の設置場所については、発熱個所から遠く、冷却可能な風路中であれば、どこでもよいが、冷却効率の観点から、誘導加熱コイルよりも上流に配置するのがよい。冷却ファン7は本体1の下部後方の両側に設置され、筐体の外部から空気を吸入し、プリント回路基板6及び誘導加熱コイル4に冷却風を送ってこれらを冷却した後、熱交換によって温められた空気を筐体2の外へ排気する。なお、本体1の下部にはグリル8が引き出し自在に設けられており、魚などの焼き物料理等の調理が可能となっている。
更に、本体1の下部手前の左右両側には操作手段としての操作部9が設けられており、ここでの操作により、加熱出力の調整や調理器への設定などの操作・設定情報が入力可能である。さらに本実施の形態1においては本体1の手前側上面にも操作手段としての操作部11が設けられており、この操作部11での操作も加熱出力の調整や調理器への設定などの操作・設定情報が操作部9と同様に入力可能である。なお、操作部9には、グリル8の操作部も含まれている。
また、2つの誘導加熱コイル4a、4bと後方の1つのラジエントヒーター5は所謂3口型の加熱部を構成している。また、天板3の後方には3つの加熱部4a,4b、5のそれぞれに対応して3個所に赤外線センサー12が取付けられている。
また、図3は図1に示した誘導加熱調理器10の天板3を取り外した状態を示す平面図であり、同時に冷却風の流れを示している。また、図4は冷却ファン7と風路との関係を示す要部斜視図であり、同時に冷却風の流れも示している。図3〜図5において、矢印で示されている太線が冷却風の流れおよびその方向を示している。実線の太線は冷却風の内、見える部分を、波線の太線は隠れて見えない部分を示す。
図3に示すように、筐体2の後方上部の左右両脇には上方から空気を吸入するための吸気口13が1つずつ設けられており、この内側に排気口14が1つずつ合計2つ設けられている。また、風路は上下の2段で構成されており、図6は下段の風路を示す分解斜視図である。図5に示すように、後方上部の吸気口13の下方には冷却ファン7が取り付けられており、この吸気口13から下方の冷却ファン7まで風路が連通して設けられている。また、冷却ファン7の前方は、図4に示すように左右の側壁と底部と蓋部によって囲まれ、蓋部の前方には開口部(図示せず)が形成されており、これにより、下段の風路が形成されている。このように構成することで、図5及び図7に示すように上方の吸気口13から冷却ファン7によって吸引された冷却風は前方に吹き出され、更に前方に進んだ後、前方の壁によって遮られ上方へ流れ出るように下段の風路15が形成されている。また、下段の風路15内には、ヒートシンク16が設けられており、プリント回路基板6に実装されている発熱体(インバータを構成するIGBT、IPMなどの半導体素子)がこのヒートシンク16を介して冷却風と熱交換することによって効率良く冷却するように構成されている。
また、上段の風路は、筐体2の壁と天板と床部によって囲まれて構成されている。さらに図3及び図4に示すように前方の左右にそれぞれ側壁と上面を有する小部屋状のチャンバー17が設けられており、このチャンバー17の側壁の一部は下段の風路の開口部と連通しており、このチャンバー17の上面には比較的小さい孔が多数形成されている。このチャンバー17の上に誘導加熱コイル4が設けられている。このような構成により、下段の風路の開口部から流れ出た冷却風は、上段の風路内の前方に設けられたチャンバー17a、17bに流れ込み、チャンバー17a、17bの上面の多数の孔から上方へ噴出した後、誘導加熱コイル4a、4bを通過する。この後、冷却風は後方へ進み、ラジエントヒーター5を通過した後に排気口14から外部へ排気される。
なお、上記の例では排気口は2つ設けられているが、1つでも良い。
次に、冷却風の流れと各部の冷却について説明する。
冷却風は本体1の後方上部の左右に形成されている2つの吸気口13から本体1の左右の後方下部にそれぞれ設けられた冷却ファン7によって本体1の後方且つ上方から吸引される。そして、冷却ファン7から前方に吹き出された冷却風はそれぞれ筐体2の左右両脇に沿って形成された下段の風路15内を風路に沿って前方に進む。そして、冷却風が筐体2の前部に近づくと、前方の壁に遮られて上方へ折れ曲がった後、下段の風路の蓋部に形成された開口部から流れ出る。この後、冷却風は、誘導加熱コイル4の下方に配置されたチャンバー17へ流れ込む。この間にプリント回路基板6に搭載されているインバータや制御部等の発熱体は、ヒートシンク16を介して冷却風と熱交換することによって効率良く冷却される。従って、インバータや制御部は正常に動作することができる。また、冷却風によりグリル8から基板に実装される部品への伝熱が抑制される。
チャンバー17へ流れ込んだ冷却風は、上面に設けられた孔から噴出する際に誘導加熱コイル4の底面を冷却し、この後、冷却風は後方へ流れ、ラジエントヒーター5を冷却した後、本体1の後部に形成された排気口14を介して上方へ排気される。
なお、図5では冷却ファン7としてシロッコファンが用いられているが、これに限る必要はなく、プロペラファンなど他のタイプのファンでも良い。
次に、冷却ファンまたは風路の異常を検知するセンサーについて説明する。
図8は、本実施の形態1における回転速度センサー21の取り付け位置を示す分解斜視図である。
図8に示すように回転速度センサー21は、冷却ファン7の回転速度を検出するセンサーであり、フォトトランジスタを用いた光学式あるいはコイルと磁石を用いたパルスジェネレータで構成される。いずれにしても、冷却ファンの回転軸に取り付けられ、ピックアップを通して回転速度に比例したパルス信号を出力する。制御部31はこのパルス信号を入力し、パルスを一定時間カウントすることで回転速度を検知する。
図9は、本実施の形態1における回転速度センサーと制御系の構成を示すブロック図である。
ここでは、冷却ファン7として商用交流電源で動作するAC/DCファンを用いている。この冷却ファン7は定速で運転され、制御部31によってソレノイドドライバ772を用いてリレー711をONまたはOFF制御することで冷却ファン7が運転または停止される。
冷却ファンが運転中は、冷却ファンの回転軸に取り付けられたピックアップから回転速度に比例した微弱なパルス信号が発生する。回転速度検出部211はこのパルス信号を増幅し波形整形して、後述の制御部31へ出力する。
制御系は、制御部31と、メモリ32と制御用プログラムや各種固定テーブル類を格納したROM33とこれらが接続される入出力バス34とから構成され、この入出力バス34に上記回転速度センサー21を制御する回転速度検出部211が接続される。
次に、本実施の形態1における異常処理の動作の概要を説明する。冷却ファン7を長年使用すると、塵埃によって冷却ファン7や風路の目詰まりが発生し、冷却用空気の不足を補うために冷却ファン7の回転数が徐々に上昇していく。これに伴い、騒音及び回転軸の磨耗などの問題が発生する。また、冷却ファン7の故障などにより冷却ファン7の回転が停止したり回転数が異常に低くなったりする場合がある。そこで、制御部31は据付け時の冷却ファン7の回転数あるいは据付け後の安定時期に入った時期の冷却ファン7の回転数を初期値として、この初期値にマージンを加えた上限値と下限値との間を所定範囲としてこの所定範囲内に現在の冷却ファン7の回転数があるか否かを調べ、所定範囲を超えたら異常と判断し、冷却ファンの停止、加熱コイルの駆動停止を行うと共にユーザーに異常発生の旨を警告報知してユーザーの注意を喚起する。
また、図10は本実施の形態1における制御部31の動作を示すフローチャートである。
次に、本実施の形態1における制御部31の動作を図8〜図10を用いて説明する。
誘導加熱調理器10の電源スイッチ(図示せず)がユーザーによって投入されると、制御部31が起動される。制御部31は、まず、内部に保有しているカウンタのクリヤなどの初期処理を行った(ステップS101)後、冷却ファン7の起動または停止を制御するスイッチ式のリレー711をONして冷却ファン7を起動する(ステップS102)。これにより冷却ファン7は回転を開始する。次に、制御部31は、冷却ファン7の回転速度が一定速度に到達する時間を含む十分な時間経過後に冷却ファン7の回転速度の監視を開始する。この場合、冷却ファン7の回転軸に取り付けられた回転速度検出器21は、周波数が冷却ファンの回転速度に比例したパルス信号波形を発生し、回転速度検出部211はこのパルス信号波形を分圧したりノイズを除去したりして波形整形を行って制御部31が受信できる電圧のパルス信号に変換した後、入出力バス34経由で制御部31へ送信する。制御部31は、回転速度検出部211からのパルス信号を受信して、これを一定時間内部のカウンタでカウントし(ステップS103)、さらにこのカウント値を予めメモリ32に記憶してある所定範囲と比較する(ステップS104)。比較の結果、カウント値が所定範囲内の場合にはステップS103へ戻り、冷却ファン7の運転及びパルス数のカウントを続行する。ステップS104において、カウント値が所定範囲を超えた場合、制御部31は冷却ファン7の異常、もしくは風路6の目詰まり、もしくは冷却ファン7の故障などの異常が発生したと判断して、本体1の上部に設けられた表示部にその旨の警報メッセージを表示したり、スピーカなどの音声出力部に出力したりして報知し、ユーザーの喚起を促す(ステップS105)。さらに、制御部31はインバータ41を制御して誘導加熱コイル4への高周波電力の供給を停止させる(ステップS106)と共に、リレーをOFFして冷却ファン7を停止させる(ステップS107)。
本実施の形態1によれば、以上のように長年の使用により冷却ファン7の異常または風路6の目詰まりの異常が発生した場合にはユーザーが冷却ファンの修理や風路の目詰まり除去などの対応措置を講じることで、誘導加熱調理器を長期間使用しても風量検知において誤検知することなく、常時高い信頼性と安全性を維持できる誘導加熱調理器を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、冷却ファンまたは風路の経年劣化による異常を回転速度センサーによって検知したが、回転速度センサーを用いないで検知することも可能である。この実施の形態2では、このような態様について説明する。
図1〜図7は本実施の形態2でも用いられる。
図11は、本実施の形態2における電流センサーと制御系の構成を示すブロック図である。
図11において、図9と同符号は同一または相当部分を示す。回転速度センサー21と回転速度検出部211に代えて電流センサー22a、22bと電流検出部221が設けられていること、及び、リレー711に代えてファン用インバータ712が設けられている以外は図9と同じである。
図11に示すように、冷却ファン7のモーター71は商用交流電源100の交流電力を全波整流して得られた直流電力を高周波の交流電力に変換するファン用インバータ712によって駆動される。制御部31からの指令によりファン用インバータ712のスイッチング素子をドライブする周波数を変化させることで、対応する周波数の交流電力がファン用インバータ712によって冷却ファンモーター71に供給され、冷却ファンモーター71の回転数がこの周波数に対応して変化し、同時にインバータと冷却ファンモーター71との間の接続線には交流電流が流れるので、この交流電流を電流センサー22a、22bによって検出することができる。電流センサー22a、22bが冷却ファンモーター71に流れる交流電流を検出すると、この電流信号が出力される。電流検出部221は、電流センサー22から入力した電流信号を増幅し、ノイズ処理した後、A/D変換して制御部31が処理できる電流値に変換して、入出力バス34経由で制御部31へ出力する。
制御手段31は、電流検出部221から取得した電流値が予め設定した基準値よりも上回った場合、冷却ファン7の異常または風路6の目詰まりの異常が発生したと判断する。
次に、本実施の形態2における異常処理の動作の概要を説明する。冷却ファン7を長年使用すると、塵埃によって冷却ファン7や風路の目詰まりが発生し、冷却用空気の不足を補うために冷却ファン7の回転数が徐々に上昇していく。これに伴い、騒音及び回転軸の磨耗などの問題が発生する。冷却ファン7を流れる電流値は冷却ファン7の回転数と相関があるので、電流センサー22a、22bによって検出された電流値が規定範囲を上回った場合、上記の異常が発生したと判断できる。また、冷却ファンの故障などにより冷却ファン7を流れる電流値が異常に低くなったりする場合がある。そこで、制御部31は据付け時の冷却ファン7の回転数あるいは据付け後の安定時期に入った時期の冷却ファン7を流れる電流値(この電流値は回転数に相関する)を初期値として、この初期値にマージンを加えた上限値と下限値との間を所定範囲としてこの所定範囲内に現在の冷却ファン7の電流値があるか否かを調べ、所定範囲を超えたら異常と判断し、冷却ファンの停止、加熱コイルの駆動停止を行うと共にユーザーに異常発生の旨を警告報知してユーザーの注意を喚起する。
また、図12は本実施の形態2における制御部31の動作を示すフローチャートであり、実施の形態1と異なる部分を太線で示している。
次に、本実施の形態2における制御部31の動作を図11〜図12を用いて説明する。実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
ステップS101〜S102は実施の形態1と同様に動作する。次に制御部31は検出した電流値を予めメモリ32に記憶してある所定範囲と比較する(ステップS122)。比較の結果、電流値が所定範囲内ならば正常と判断してステップS121へ戻り、冷却ファン71の運転と電流値の読取りを続行する。比較の結果、電流値が所定範囲を超えた場合には冷却ファン7の異常または風路6の目詰まりの異常が発生したと判断して、実施の形態1と同様にステップS105〜S107を実行する。
この実施の形態2によれば、以上のように構成したので、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
実施の形態1、2では、冷却ファンまたは風路の経年劣化による異常を冷却ファンの回転速度の変動により検知したが、風速を監視することにより異常検知することも可能である。この実施の形態3では、このような態様について説明する。
図13は本実施の形態3における風速センサー23の取付け位置を示す構造図である。風速センサー23は風路15に取り付けられている。なお、風速センサー23は、風路を通過する冷却風の風速を検出するものであり、風路内に取り付けられるものであれば方式を問わず利用できる。例えば、温度センサーを利用し一定の風量による冷却度合いを調べるようにしたものなどが使用でき、市販の製品を利用しても良い。
また、図14は、本実施の形態3における風速センサーと制御系の構成を示すブロック図である。
図14において、図9と同符号は同一または相当部分を示す。回転速度センサー21と回転速度検出部211に代えて風速センサー23と風速検出部231が設けられていること、及び、リレー711に代えてファン用インバータ712が設けられている以外は図9と同じである。
冷却ファン7のモーター71は実施の形態2と同様にしてファン用インバータ712によって駆動され、駆動周波数によって冷却ファンモーター71の回転数が決められる。一方、風路15内に取り付けられた風速センサー23は冷却ファン7の動作によって吸引され風路内を流れる冷却風の風速を検出し、風速信号を出力する。風速検出部231は、風速センサー23から入力した風速信号を増幅し、ノイズ処理した後、A/D変換して制御部31が処理できる風速値に変換して、入出力バス34経由で制御部31へ出力する。
制御手段31は、風速検出部231から取得した風速値が予め設定した基準値を超えた場合、冷却ファン7の異常または風路6の目詰まりの異常が発生したと判断する。
また、図15は本実施の形態3における制御部31の動作を示すフローチャートであり、実施の形態1と異なる部分を太線で示している。
次に、本実施の形態3における制御部31の動作を図13〜図15を用いて説明する。実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
ステップS101〜S102は実施の形態1と同様に動作する。ステップS151において、制御部31は風速検出部231から風速センサー23が検出した風速値を読み取る。次に制御部31は読み取った風速値を予めメモリ32に格納しておいた基準値と比較する(ステップS152)。比較の結果、風速値が基準値以上の場合には、正常と判断してステップS151へ戻り、冷却ファン71の運転を続行させる。比較の結果、換算して求めた回転速度が基準値よりも下回った場合には冷却ファン7の異常または風路6の目詰まりの異常が発生したと判断して、実施の形態1と同様にステップS105〜S107を実行する。
この実施の形態3によれば、以上のように構成したので、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態4.
実施の形態3では、冷却ファンまたは風路の経年劣化による異常を風速により検出したが、風路内の圧力と風路外の圧力との差を監視することにより異常検知することも可能である。この実施の形態4では、このような態様について説明する。
図16は本実施の形態4における風路圧力センサー24の取付け位置を示す構造図である。
図16において、風路圧力センサー24は風路内の冷却風の圧力と、風路外の気圧との差圧を検知するものであり、本体と、一端が風路圧力センサー24の本体に接続され、他端の開口部が風路内の所定位置と連通したパイプ25と、一端が風路圧力センサー24の本体に接続され、他端が風路外と連通したパイプ26とで構成されている。風路圧力センサー24は風路15内に取り付けられるものであれば方式を問わず利用できる。市販の製品を利用しても良い。
また、図17は、本実施の形態4における風路圧力センサーの構成を含む制御系の構成を示すブロック図である。図17において、図9と同符号は同一または相当部分を示す。回転速度センサー21と回転速度検出部211に代えて風路圧力センサー24と圧力検出部241が設けられていること、及び、リレー711に代えてファン用インバータ712が設けられている以外は図9と同じである。
冷却ファン7のモーター71は実施の形態2と同様にしてファン用インバータ712によって駆動され、駆動周波数によって冷却ファンモーター71の回転数が決められる。風路15内に取り付けられた風路圧力センサー24は冷却ファン7によって吸引され風路内を流れる冷却風の圧力と風路外の気圧との差圧を検出し、差圧信号を出力する。圧力検出部241は、風路圧力センサー24から入力した差圧信号を増幅し、ノイズ処理した後、A/D変換して制御部31が処理できる差圧情報に変換して、入出力バス34経由で制御部31へ出力する。
制御手段31は、圧力検出部241から取得した差圧情報の値が予め設定した所定範囲を超えた場合、冷却ファンの異常または風路の目詰まりの異常が発生したと判断する。
また、図18は本実施の形態4における制御部31の動作を示すフローチャートであり、実施の形態1と異なる部分を太線で示している。
次に、本実施の形態4における制御部31の動作を図16〜図18を用いて説明する。実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
ステップS101〜S102は実施の形態1と同様に動作する。ステップS181において、制御部31は風路圧力センサー24によって検出され圧力検出部241から送られた風路15内の圧力と風路外の圧力との差圧情報を読み取る。次に制御部31は取得した差圧情報を予めメモリ32に格納しておいた所定範囲と比較する(ステップS182)。比較の結果、差圧が所定範囲内であれば、制御部31は正常と判断してステップS181へ戻り、冷却ファン71の運転及び風路圧力の検知を続行させる。比較の結果、差圧が所定範囲外であれば、制御部31は冷却ファン7の異常または風路15の目詰まりの異常が発生したと判断して、実施の形態1と同様にステップS105〜S107を実行する。
この実施の形態4によれば、以上のように構成したので、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態5.
実施の形態4では、冷却ファンまたは風路の経年劣化による異常を風路内の圧力と風路外の圧力との差圧により検知していたが、風路内の差圧を監視することにより異常検知することも可能である。この実施の形態5では、このような態様について説明する。
図19は本実施の形態5における風路圧力センサーの取付け位置を示す構造図である。
図19において、風路圧力センサー24は実施の形態4で用いたものと同じものであり、本体と、一端が風路圧力センサー24の本体に接続され、他端の開口部が風路内の所定位置と連通したパイプ25と、一端が風路圧力センサー24の本体に接続され、他端が風路15内の上記所定位置よりも下流の風路と連通したパイプ26とで構成されている。
風路圧力センサー24は風路15内に取り付けられるものであれば方式を問わず利用できる。市販の製品を利用しても良い。
また、図20は、本実施の形態5における風路圧力センサーの構成を含む制御系の構成を示すブロック図である。図20において、図9と同符号は同一または相当部分を示す。回転速度センサー21と回転速度検出部211に代えて風路圧力センサー24と圧力検出部241が設けられていること、及び、リレー711に代えてファン用インバータ712が設けられている以外は図9と同じである。
冷却ファン7のモーター71は実施の形態2と同様にしてファン用インバータ712によって駆動され、駆動周波数に応じて冷却ファンモーター71の回転数が変化する。風路15内に取り付けられた風路圧力センサー24は冷却ファンモーター71によって吸引された空気の圧力を検出し、圧力信号を出力する。圧力検出部241は、風路圧力センサー24から入力した圧力信号を増幅し、ノイズ処理した後、A/D変換して制御部31が処理できる風速値に変換して、入出力バス34経由で制御部31へ出力する。
制御部31は圧力検出部241から取得した取得した差圧情報が予め設定した所定範囲を超えていれば冷却ファン7の異常または風路15の目詰まりの異常が発生したと判断する。
また、図21は本実施の形態5における制御部31の動作を示すフローチャートであり、実施の形態1と異なる部分を太線で示している。図20と同じである。
ステップS101〜S102は実施の形態1と同様に動作する。ステップS211において、制御部31は風路圧力センサー24によって検出され圧力検出部241から送られた風路15内の所定位置の圧力と風路内の所定位置より下流の位置の圧力との差圧情報を読み取る。次に制御部31は取得した差圧情報を予めメモリ32に格納しておいた所定範囲と比較する(ステップS212)。比較の結果、差圧が所定範囲内であれば、制御部31は正常と判断してステップS211へ戻り、冷却ファン71の運転及び風路圧力の検知を続行させる。ステップS212における比較の結果、差圧が所定範囲外であれば、制御部31は冷却ファン7の異常または風路15の目詰まりの異常が発生したと判断して、実施の形態1と同様にステップS105〜S107を実行する。
この実施の形態5によれば、以上のように構成したので、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態6.
実施の形態4,5では、風路の経年劣化による異常を圧力差により検出したが、風路内の温度差を監視することにより異常を検知することも可能である。この実施の形態6ではこのような態様について説明する。
図22は本実施の形態6における温度センサーの取付け位置を示す構造図である。
図22において、温度センサー27、28とこれらのそれぞれに対応して温度検出部271、281が設けられている。温度センサー27は風路15内のヒートシンク16の上流側に配置し、温度センサー28を風路15内のヒートシンク16の上流側に配置する。なお、温度センサー27及び28は風路15内に取り付けられるものであれば方式を問わず利用できる。市販の製品を利用しても良い。
また、図23は、本実施の形態6における温度センサーの構成を含む制御系の構成を示すブロック図である。図23において、図9と同符号は同一または相当部分を示す。回転速度センサー21と回転速度検出部211に代えて温度センサー27及び28と温度検出部271及び281が設けられていること、及び、リレー711に代えてファン用インバータ712が設けられている以外は図9と同じである。
冷却ファン7のモーター71は実施の形態2と同様にしてファン用インバータ712によって駆動され、駆動周波数に応じて冷却ファンモーター71の回転数が変化する。風路15内のヒートシンクより上流に取り付けられた温度センサー27は冷却ファンモーター71によって吸引された空気の温度を検出し、温度信号を出力する。温度検出部271は、温度センサー27から入力した温度信号を増幅し、ノイズ処理した後、A/D変換して制御部31が処理できる風速値に変換して、入出力バス34経由で制御部31へ出力する。
また、風路15内のヒートシンク16より下流に取り付けられた温度センサー28は冷却ファンモーター71によって吸引された空気の温度を検出し、温度信号を出力する。温度検出部281は、温度センサー28から入力した温度信号を増幅し、ノイズ処理した後、A/D変換して制御部31が処理できる風速値に変換して、入出力バス34経由で制御部31へ出力する。
制御手段31は、温度検出部271から取得した温度値と温度検出部281から取得した温度値との温度差を求め、得られた温度差が予め設定した基準値を下回った場合、冷却ファン7の異常または風路15の目詰まりの異常が発生したと判断する。
また、図24は本実施の形態6における制御部31の動作を示すフローチャートであり、実施の形態1と異なる部分を太線で示している。
次に、本実施の形態5における制御部31の動作を図22〜図24を用いて説明する。実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
ステップS101〜S102は実施の形態1と同様に動作する。ステップS241において、制御部31は温度センサー27によって検出され温度圧力検出部271から送られた風路15内のヒートシンク16より上流の温度値を読み取る。次に制御部31は温度センサー28によって検出され温度圧力検出部281から送られた風路15内のヒートシンク16より下流の温度値を読み取る(ステップS242)。次に制御部31は読み取った2つの温度の内、上流よりも下流の方が温度が高いので、下流の温度センサー28の検知温度を予めメモリ32に格納しておいた基準値と比較する(ステップS243)。基準値よりも高ければ、制御部31は冷却ファン7の異常または風路15の目詰まりの異常が発生したと判断して、ステップS105〜S107を実行する。ステップ243の判定において、基準値以内であれば、制御部31は正常であると判断し、読み取った風路15内のヒートシンク16より上流の温度値と下流の温度値との温度差を計算する(ステップS244)。次に制御部31は計算によって得られた温度差を予めメモリ32に格納しておいた規定範囲と比較する(ステップS245)。比較の結果、温度差が規定範囲以内であれば、正常と判断してステップS241へ戻り、冷却ファン71の運転及び温度検知を続行させる。比較の結果、温度差が規定範囲を超えた場合には冷却ファン7の異常または風路15の目詰まりの異常が発生したと判断して、実施の形態1と同様にステップS105〜S107を実行する。
この実施の形態6によれば、以上のように構成したので、実施の形態1と同様の効果を奏する。
なお、上記の例では、温度センサー27及び28をヒートシンク16の上流と下流に取り付ける場合について説明したが、上記の2つの温度センサー以外に新たに別の温度センサーを追加して2つのヒートシンク16の内の少なくとも一方に取り付けても良いし、2つのヒートシンク16の間に1つ取り付けても良い。この場合には、風路の詰まり検知だけでなく、この詰まりによってシステムに重大な影響を及ぼす制御部などの発熱体を搭載するプリント回路基板6の異常な温度上昇を直接かつ確実に検知することができるため、システム停止及びその旨の報知などの処理を確実に行うことができる。
また、プリント回路基板6の異常な温度上昇の検知手段としては温度センサーのみに限る必要はなく、電流センサーや抵抗を用いてプリント回路基板6上の電流値や電力値を検知するようにしてもよい。
実施の形態7.
実施の形態1、2では、冷却ファンまたは風路の経年劣化による異常を冷却ファンの回転速度により検知したが、冷却ファンの回転音を監視することにより異常検出することも可能である。この実施の形態7では、このような態様について説明する。
図25は本実施の形態7における騒音センサー51の取付け位置を示す構造図である。
騒音センサー51は、主に冷却ファン7の回転によって発生する騒音(以下、冷却ファン騒音と呼ぶ)を検知するものであり、冷却ファン騒音を検知できる範囲内であれば、風路内に限らず、本体1のどこに取り付けても良い。但し、他の音による干渉を避けるために、できれば冷却ファン7の近くに取り付けることが好ましい。ここでは、騒音センサー51は冷却ファン7の近くに取り付けられていることを前提とする。なお、騒音センサー51としてはマイクロフォンなど市販の製品を利用することができる。
また、図26は、本実施の形態7における騒音センサー51と制御系の構成を示すブロック図である。
図26において、図9と同符号は同一または相当部分を示す。回転速度センサー21と回転速度検出部211に代えて騒音センサー51と騒音検出部511が設けられていること、及び、リレー711に代えてファン用インバータ712が設けられている以外は図9と同じである。
冷却ファン7のモーター71は実施の形態2と同様にしてファン用インバータ712によって駆動され、駆動周波数に応じて冷却ファンモーター71の回転数が変化する。一方、本体1内の冷却ファン7の近くに取り付けられた騒音センサー51は冷却ファン騒音を検出し、冷却ファン騒音信号を出力する。騒音検出部511は、騒音センサー51から入力し冷却ファン騒音信号を増幅し、ノイズ処理した後、A/D変換して制御部31が処理できる風速値に変換して、入出力バス34経由で制御部31へ出力する。
制御手段31は、騒音検出部511から取得した冷却ファン騒音の情報をFFT等の手法を用いて周波数分析し、得られた結果に特定の周波数成分の値が予め設定した基準値を上回った場合、冷却ファンの異常と判断する。
また、図27は本実施の形態7における制御部31の動作を示すフローチャートであり、実施の形態1と異なる部分を太線で示している。
次に、本実施の形態7における制御部31の動作を図25〜図27を用いて説明する。実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
ステップS101〜S102は実施の形態1と同様に動作する。ステップS271において、制御部31は騒音センサー51によって検出され騒音検出部511から送られた冷却ファン騒音の情報を読み取る。次に制御部31は読み取った冷却ファン騒音情報をFFT等の手法を用いて周波数分析する(ステップS272)。次に制御部31は周波数分析の結果得られた特定の周波数成分の周波数及び音圧レベルの変動を予めメモリ32に格納しておいた規定範囲1と比較する(ステップS273)。ステップS273における比較の結果、特定周波数成分の値が規定範囲1を超えた場合には冷却ファン7の異常または風路15の目詰まりの異常が発生したと判断して、実施の形態1と同様にステップS105〜S107を実行する。比較の結果、特定周波数成分の周波数変動乃至音圧レベルの変動の値が規定範囲1以内であれは、正常と判断し、次にトータルの騒音レベルの変動を算出し(ステップS274)、このトータルの騒音レベルの変動を予めメモリ32に格納しておいた規定範囲2と比較する(ステップS275)。比較の結果、トータルの騒音レベルの変動の値が規定範囲2以内であれは、正常と判断し、ステップS271へ戻り、冷却ファン7の運転と冷却ファン騒音の判定を続行させる。ステップS275における比較の結果、トータルの騒音レベルの変動の値が規定範囲2を超えた場合には冷却ファン7の異常または風路15の目詰まりの異常が発生したと判断して、実施の形態1と同様にステップS105〜S107を実行する。
この実施の形態7によれば、以上のように構成したので、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態8.
実施の形態1、2では、冷却ファンまたは風路の経年劣化による異常を冷却ファンの回転速度により検知したが、冷却ファンの振動を監視することにより冷却ファンのモーター軸受け部の経年劣化による異常検出することも可能である。この実施の形態8では、このような態様について説明する。
図28は本実施の形態8における振動センサー52の取付け位置を示す構造図である。
振動センサー52は、主に冷却ファン7の運転によって発生する振動を検知するものであり、冷却ファンモーター71のファンモーター軸受け部713に取りつけられる。なお、振動センサー52は市販の製品を利用することができる。
また、図29は、本実施の形態8における振動センサー52と制御系の構成を示すブロック図である。
図29において、図9と同符号は同一または相当部分を示す。回転速度センサー21と回転速度検出部211に代えて振動センサー52と振動検出部521が設けられていること、及び、リレー711に代えてファン用インバータ712が設けられている以外は図9と同じである。
冷却ファン7のモーター71は実施の形態2と同様にしてファン用インバータ712によって駆動され、駆動周波数によって冷却ファン7の回転数が決まる。一方、ファンモーター軸受け部713に取り付けられた振動センサー52は、冷却ファン7の運転によって発生した振動を検出し、振動信号を出力する。振動検出部521は、振動センサー52から入力した振動信号を増幅し、ノイズ処理した後、A/D変換して制御部31が処理できる風速値に変換して、入出力バス34経由で制御部31へ出力する。
制御手段31は、振動検出部521から取得した振動情報が予め設定した基準値を上回った場合、冷却ファンまたは風路の目詰まりの異常が発生したと判断する。
なお、上記の例では、振動センサー52がファンモーター軸受け部713に取り付けられることとして説明したが、振動は本体1にも伝達される。従って、振動センサー52の取り付け位置をファンモーター軸受け部713に限る必要はなく、検知精度は多少劣るが、振動を検知できる範囲内であれば、本体1のどこにでも取り付けてもよい。
また、図30は本実施の形態8における制御部31の動作を示すフローチャートであり、実施の形態1と異なる部分を太線で示している。
次に、本実施の形態8における制御部31の動作を図28〜図30を用いて説明する。実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
ステップS101〜S102は実施の形態1と同様に動作する。ステップS301において、制御部31は振動センサー52によって検出され振動検出部521から送られた振動情報を読み取る。次に制御部31は読み取った振動情報を予めメモリ32に格納しておいた基準値と比較する(ステップS302)。比較の結果、検知した振動の値が基準値以下の場合には、正常と判断してステップS301へ戻り、冷却ファン7の運転を続行させる。比較の結果、振動の値が基準値を上回った場合にはファンモーター軸受け部713の摩耗による冷却ファン7の異常が発生したと判断して、実施の形態1と同様にステップS105〜S107を実行する。但し、報知情報は「冷却ファンまたは風路の異常」でなく、「冷却ファンの異常」のみである。
この実施の形態8によれば、以上のように構成したので、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態9.
本実施の形態9では、冷却ファン7の運転時間と故障率に基づいて経年劣化による異常を検知する場合の態様について説明する。
図31は、本実施の形態9における制御系の構成を示すブロック図である。図31において、図14と同符号は同一または相当部分を示す。
制御部31は、冷却ファン7を運転中は、内蔵タイマー(図示せず)を用いて冷却ファンモーター71の運転時間を測定し、所定の周期で定期的にその運転時間を積算して、累積運転時間としてメモリ32に登録しておく。また、メモリ32には図32のような冷却ファン7の故障率の特性(バスタブ曲線)を示す累積運転時間と故障率との関係を対応させたテーブルも予め登録しておく。
このような条件の下で、制御部31は、上記の各実施の形態で示された異常の内の少なくともいずれかを検知した場合には、メモリ32に記憶されている冷却ファン7の累積動作時間を読み込み、さらに読み込んだ累積動作時間を基にメモリ32のテーブルを参照して冷却ファン7の故障率を読み込む。次に、制御部31はメモリ32から読み込んだ故障率が第1の基準値を上回った場合には冷却ファン7の異常が発生し易くなったと判断する。さらに故障率が第1の基準値より大きい第2の基準値を上回った場合には冷却ファン7の異常が発生したと判断する。
図33は本実施の形態9における制御部31の動作を示すフローチャートである。
次に、本実施の形態9における制御部31の動作を図33を用いて説明する。実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
ステップS101〜S102は実施の形態1と同様に動作する。ステップS331において、制御部31は、定期的にメモリ32に記憶されている冷却ファン7の累積運転時間を読み込み、さらに読み込んだ累積動作時間を基にメモリ32のテーブルを参照して冷却ファン7の故障率を読み込む(ステップS332)。次に、制御部31はメモリ32から読み込んだ故障率を予め設定されている第1の基準値と比較する(ステップS333)。比較の結果、故障率が第1の基準値以下の場合には、正常と判断して所定の周期時間が経過した(ステップS334)後、ステップS321へ戻り、冷却ファン7の運転を続行させる。比較の結果、故障率が第1の基準値を上回った場合にはさらに故障率を予め設定されている第2の基準値(第1の基準値よりも大きい値)と比較する(ステップS335)。比較の結果、故障率が第1の基準値と第2の基準値との間ならば、冷却ファン7の異常が発生し易くなったと判断して、表示部と音声出力部へ点検するべき旨のメッセージを報知出力する(ステップS336)。また、比較の結果、故障率が第2の基準値を上回った場合には冷却ファン7の異常が発生したと判断して、実施の形態8と同様にステップS105〜S107を実行する。
この実施の形態9によれば、以上のように構成したので、実施の形態1と同様の効果に加え、故障発生の前に点検を喚起するので、予防保守が可能になる。
実施の形態10.
本実施の形態10では、冷却ファン7の運転時間と風量に基づいて経年劣化による異常を検知する場合の態様について説明する。
図31は本実施の形態10でも用いられる。
制御部31は、冷却ファン7を運転中は、内蔵タイマーを用いて冷却ファンモーター71の運転時間を測定し、所定の周期で定期的にその運転時間を積算して、累積運転時間としてメモリ32に登録しておく。また、メモリ32には図34のような冷却ファン7の風量の特性を示す累積運転時間と故障率との関係を対応させたテーブルも予め登録しておく。
このような条件の下で、制御部31は、上記の各実施の形態で示された異常の内の少なくともいずれかを検知した場合には、メモリ32に記憶されている冷却ファン7の累積動作時間を読み込み、さらに読み込んだ累積動作時間を基にメモリ32のテーブルを参照して冷却ファン7の故障率を読み込む。次に、制御部31はメモリ32から読み込んだ故障率が第1の基準値を上回った場合には冷却ファン7の異常が発生し易くなったと判断する。さらに故障率が第1の基準値より大きい第2の基準値を上回った場合には冷却ファン7の異常が発生したと判断する。
図35は本実施の形態10における制御部31の動作を示すフローチャートである。
次に、本実施の形態10における制御部31の動作を図35を用いて説明する。実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
ステップS101〜S102は実施の形態1と同様に動作する。ステップS351において、制御部31は、定期的にメモリ32に記憶されている冷却ファン7の累積運転時間を読み込み、さらに読み込んだ累積動作時間を基にメモリ32のテーブルを参照して冷却ファン7の風量を読み込む(ステップS352)。次に、制御部31はメモリ32から読み込んだ風量を予め設定されている第1の基準値と比較する(ステップS323)。比較の結果、風量が第1の基準値以下の場合には、正常と判断して所定の周期時間が経過した(ステップS354)後、ステップS351へ戻り、冷却ファン7の運転を続行させる。比較の結果、風量が第1の基準値を上回った場合にはさらにこの風量を予め設定されている第2の基準値(第1の基準値よりも大きい値)と比較する(ステップS355)。比較の結果、風量が第1の基準値と第2の基準値との間ならば、冷却ファン7の異常が発生し易くなったと判断して、表示部と音声出力部へ点検するべき旨のメッセージを報知出力する(ステップS356)。また、比較の結果、故障率が第2の基準値を上回った場合には冷却ファン7の異常が発生したと判断して、実施の形態8と同様にステップS105〜S107を実行する。
この実施の形態10によれば、以上のように構成したので、実施の形態1と同様の効果に加え、故障発生の前に点検を喚起するので、予防保守が可能になる。
なお、制御部31は、同一内容の異常を検知して点検を報知することを所定回数繰り返した後、再度同一内容の異常を検知した場合には、インバータ41を制御して誘導加熱コイル4a,4bへの高周波電力の供給を停止させると共に冷却ファン7を停止させる(例:同一内容の異常を検知は3回まで行い、4回目は動作停止とする)ように構成してもよい。
また、制御部31は、異常検知の履歴で、異なる異常が2種類までは、点検の報知を行い、3種類目の異常を検知した場合には、インバータ41を制御して誘導加熱コイル4a,4bへの高周波電力の供給を停止させると共に冷却ファン7を停止させるように構成してもよい。
また、制御部31は、異常検知の履歴で、風路または冷却ファンの目詰まりに起因する異常の検知、軸受けの劣化に起因する異常の検知など原因が類似する異常検知が2種類連続した場合には、インバータ41を制御して誘導加熱コイル4a,4bへの高周波電力の供給を停止させると共に冷却ファン7を停止させるように構成してもよい。
また、制御部31は、定期的に上記実施の形態1〜8の所定のデータの収集を行い、これらのデータが製品設置時またはメンテナンスリセット後の初期のデータから所定値以上の差が生じた場合には、点検の報知またはインバータや冷却ファンの運転を停止するように構成してもよい。
また、制御部31は、異定期的に上記実施の形態1〜8の所定のデータの収集を行い、経時変化の記録を行い、製品設置時またはメンテナンスリセット後の初期値から所定値以上の差が生じた場合には、変化率が所定の範囲内である場合には点検の報知またはインバータや冷却ファンの運転を停止し、変換率が所定の範囲外(突発的な場合)は検知エラー(ノイズなどによる誤検知)とみなし再度データの収集を行い再度同様(類似)したデータとなった場合には報知またはインバータや冷却ファンの運転を停止するように構成してもよい。
また、制御手段は、前記インバータを制御して前記誘導加熱コイルへの高周波電力の供給を停止させるとともに、所定の能力で前記冷却ファンを駆動しながら前記発熱手段を加熱制御し、前記温度検出器の出力を記録するテストモードを設け、前記テストモードにおいて、前記記録された温度検出器の出力を初期のテストモードにおけるそれと比較し、比較の結果所定値以上の差異が生じた場合には前記冷却ファンの異常と判断し、前記発熱手段の加熱制御と前記ファンの駆動を停止するように構成してもよい。
なお、図36、図37に示すようにラジエントヒーターの設置位置に誘導加熱コイルを設けることも可能である。この場合も上記の実施の形態と同様に動作し、効果も同様である。
1 本体、2筐体、3 トッププレート、4、4a、4b、4c 誘導加熱コイル、5 ラジエントヒーター、6 プリント回路基板、7 冷却ファン、8 グリル、9 操作部、10 誘導加熱調理器、11 操作部、12 赤外線センサー、13 吸気口、14 排気口、15 風路、16 ヒートシンク、17、17a、17b チャンバー、21 回転速度センサー、22a、22b 電流センサー、23 風速センサー、24 風路圧力センサー、25、26 パイプ、27、28 温度センサー、31 制御部、32 メモリ、33 ROM、34 入出力バス、41 インバータ、51 騒音センサー、52 振動センサー、71 冷却ファンモーター、100 商用交流電源、711 リレー、211 回転速度検出部、221 電流検出部、231 風速検出部、241、251、261 圧力検出部、271、281 温度検出部、712 ファン用インバータ、713 ファンモーター軸受け部、772 ソレノイドドライバ。

Claims (2)

  1. 被加熱物を載置するトッププレートと、
    このトッププレートの下方に設置され、前記被加熱物を誘導加熱する誘導加熱コイルと、
    この誘導加熱コイルに高周波電力を供給するインバータと、
    冷却ファンの運転時間を計測してその累積運転時間を計算し、前記インバータを制御する制御手段と、
    前記誘導加熱コイル及び前記インバータに冷却風を送る冷却ファンと、
    前記冷却ファンによって吸入される空気の通り道である風路と、
    前記冷却ファンの回転速度を検出する回転速度センサーと、
    前記冷却ファンの累積運転時間に対する故障率の関係でバスタブ曲線として表される冷却ファンの特性を記憶している記憶手段と、
    報知手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記回転速度センサーの出力が予め設定された所定の範囲を超えた場合には、前記冷却ファンまたは前記風路に異常が発生したと判断し、前記インバータを制御して前記誘導加熱コイルへの高周波電力の供給を停止させると共に前記冷却ファンを停止させ
    計算した累積運転時間に基づいて前記記憶手段に記憶したテーブルを参照して故障率を読み出し、読み出した故障率が予め設定された第1の基準値よりも大きく、当該第1の基準値より大きく予め設定された第2の基準値よりも小さい場合には、前記冷却ファンに異常が発生し易くなったと判断し、前記報知手段に点検すべき旨の報知出力を行い、
    読み出した故障率が前記第2の基準値よりも大きい場合には、前記冷却ファンに異常が発生したと判断し、前記インバータを制御して前記誘導加熱コイルへの高周波電力の供給を停止させると共に前記冷却ファンを停止させる
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記制御手段は、
    同一内容の異常を検知して点検を報知することを所定回数繰り返した後、再度同一内容の異常を検知した場合には、前記インバータを制御して前記誘導加熱コイルへの高周波電力の供給を停止させると共に前記冷却ファンを停止させる
    ことを特徴とする請求項に記載の誘導加熱調理器。
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