JP6689135B2 - 接着テープ構造体 - Google Patents

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本技術は、接着フィルムが連結され、長尺化された接着テープ構造体に関する。
従来、種々の電子部品などを接着するための接着フィルムとして、ACF(Anisotropic Conductive Film)、NCF(Non Conductive Film)などが知られている。このような接着フィルムは、例えばベースフィルムとカバーフィルムとの間に挟持され、幅狭で長尺の接着テープの状態でリールに巻取られ、保存、保管、運搬などが行われる。
近年、1つのリールに巻付可能な接着テープの長さをできるだけ長くする所謂「長尺化」が望まれている。例えば、特許文献1では、連結テープを介して接着テープを接続して長尺化するとともに、接着テープのカバーフィルムと連結テープの剥離フィルムとが一体的に剥離可能となるよう構成し、貼付装置を用いて被着体に対して連続的に接着フィルムを貼付可能とする接着テープが提案されている。
特開2015−086325号公報
連結テープを介して長尺化が図られた接着テープにおいては、連結テープによる連結部は接着に供することができないため、搬送工程において当該連結部を認識してスキップする必要がある。
本技術は、前述した課題を解決するものであり、連結テープを介して長尺化された接着テープ構造体において、接着テープの連結部を確実に認識できる接着テープ構造体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本技術に係る接着テープ構造体は、ベースフィルムと、接着フィルムと、カバーフィルムとがこの順に設けられた複数の接着テープと、前記接着テープの間を連結する連結テープと、前記接着テープの連結箇所を示すセンサーテープとを備え、前記センサーテープは、上記ベースフィルムの前記接着フィルムと反対側に設けられているものである。
本技術によれば、センサーテープを検出することにより連結部を認識することができ、センサーテープがハーフカットされないようにするとともに、熱圧着ヘッドにより押圧されないように接着テープ構造体の搬送を制御することができる。
図1は、接着フィルムを接続部材に貼付する貼付装置を模式的に示す図である。 図2は、本実施の形態の接着テープ構造体の連結部を模式的に示す断面図である。 図3は、連結部を跨ぐようにセンサーテープが貼付された接着テープ構造体を模式的に示す断面図である。 図4は、第1の接着テープと,第2の接着テープの間に積層連結テープを介在させた接着テープ構造体を模式的に示す断面図である。 図5は、センサーテープによって第1、第2の接着テープのベースフィルムの各端部と積層連結テープの連結基材の端部とを連結させた接着テープ構造体を模式的に示す断面図である。
以下、本技術が適用された接着テープ構造体について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本技術は、以下の実施形態のみに限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがある。具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
<1.接着テープ構造体の貼付装置>
図1は、接着フィルムを接続部材に貼付する貼付装置を模式的に示す図である。図1に示すように、貼付装置は、接着テープ1を有する接着テープ構造体が巻かれたリール2を装着する巻出軸3と、接着テープ構造体を引き回すローラ4a〜4eと、カバーフィルムを剥離する剥離ローラ5と、接着フィルムを所定長さにカットするカッター部6と、接着フィルムを貼り付ける貼付部7とを備える。
接着テープ構造体は、後述するように、ベースフィルム1aと、接着フィルム1bと、カバーフィルム1cとがこの順に設けられた複数の接着テープ1が、連結テープを介して連結されている。接着テープ構造体の長さは、特に限定されることはないが、リールの頻繁な交換を防ぐ観点から、50〜5000mのものを好適に用いることができる。
リール2から引き出された接着テープ構造体は、ローラ4a〜4eによって引き回され、先ず、剥離ローラ5によりカバーフィルム1cが剥離され、カバーフィルム1cが巻き取られる。次に、カッター部6によりベースフィルム1aは切断せずに接着フィルム1bのみ所定長さに切断するハーフカットが行われる。そして、貼付部7の熱圧着ヘッドが、接着テープ1をベースフィルム1a側から押圧することにより、ステージ8上の貼付対象物9に所定長さの接着フィルム1bが転着される。接着フィルム1bが転着された接着テープ1は、ベースフィルム1aのみとなって巻き取られる。
また、貼付装置は、連結テープが熱圧着ヘッドで押圧されないように制御する。例えば、連結テープを非透過性とし、カッター部6の光センサにより連結テープを検知することにより、連結テープがハーフカットされないようにするとともに、熱圧着ヘッドにより押圧されないように接着テープ構造体の搬送を制御する。
<2.接着テープ構造体>
[構成例1]
図2は、本実施の形態の接着テープ構造体の連結部を模式的に示す断面図である。図2に示すように、接着テープ構造体は、第1の接着テープ10と、第2の接着テープ20と、第1の接着テープ10と第2の接着テープ20との長手方向の端部同士を連結する連結テープ30と、連結テープ30を介して第1、第2の接着テープ10,20が連結されている連結部を示すセンサーテープ40とを備える。
第1の接着テープ10、及び第2の接着テープ20は、それぞれ、ベースフィルム11,21と、接着フィルム12,22と、カバーフィルム13,23とがこの順に設けられている。
また、第1の接着テープ10のベースフィルム11の端部と第2の接着テープ20のベースフィルム21の端部とは、第1の連結テープ30aによって接着され、これにより、ベースフィルム11とベースフィルム21とが第1の連結テープ30aを介して一体的に剥離されるように構成されている。
また、第1の接着テープ10のカバーフィルム13の端部と第2の接着テープ20のカバーフィルム23の端部とは、第2の連結テープ30bによって接着され、これにより、カバーフィルム13とカバーフィルム23とが第2の連結テープ30bを介して一体的に剥離されるように構成されている。
[接着テープ]
接着テープ10,20は、それぞれ同一の構成を有しており、ベースフィルム11,21上に接着フィルム12,22とカバーフィルム13,23が順次設けられた3層構造である。接着テープ10,20は、連結テープ30の長さよりも長くなるように構成され、各接着テープ10,20の長さは、それぞれ同一であっても異なっていてもよい。接着テープ10,20の長さは、特に限定されることはないが、接着テープ構造体の使用時の連結テープ30のスキップの回数を少なくすること、及び接着テープ10,20の塗布設備の最大塗布長さを考慮すると、10〜1000mのものを好適に用いることができる。
ベースフィルム11,21は、テープ状に成型され、接着フィルム12,22を支持する支持フィルムである。ベースフィルム11,21に用いられる基材としては、例えば、PET(Poly Ethylene Terephthalate)、OPP(Oriented Polypropylene)、PMP(Poly-4-methylpentene−1)、PTFE(Polytetrafluoroethylene)などが挙げられる。また、ベースフィルム11,21は、少なくとも接着フィルム12,22側の面が例えばシリコーン樹脂により剥離処理されたものを好適に用いることができる。
ベースフィルム11,21の厚さは、特に限定されることはないが、材料強度の確保と巻径を大きくしない観点からは、10〜100μmのものを好適に用いることができる。また、ベースフィルム11,21の幅は、特に限定されることはないが、各種電子部品を確実に覆う観点からは、20〜2000μmのものを好適に用いることができる。
接着フィルム12,22としては、電子部品を回路基板等に実装するCOG(Chip On Glass)実装や基板同士を接続するFOG(Film On Glass)実装などに用いられる異方性導電フィルム(ACF:Anisortropic Conductive Film)、接着剤フィルム(NCF:Non Conductive Film)、太陽電池の電極とタブ線とを接続する導電性接着フィルムなどが例示される。接着フィルム12,22のバインダーとしては、通常の接着用テープの接着剤に用いる樹脂、例えば、エポキシ系樹脂、フェノキシ系樹脂、ウレタン系樹脂などを用いることができる。
接着フィルム12,22の厚さは、特に限定されることはないが、各種電子部品の高さにばらつきのある端子を確実に接続する観点からは、10〜100μmに設定することがより好ましい。
カバーフィルム13,23は、接着フィルム12,22を保護するものであり、使用時には剥離されるものである。カバーフィルム13,23に用いられる基材としては、ベースフィルム11,21と同様のものを用いることができる。また、カバーフィルム13,23は、少なくとも接着フィルム12,22側の面が例えばシリコーン樹脂により剥離処理されたものを好適に用いることができる。
カバーフィルム13,23の厚さは、特に限定されることはないが、材料強度の確保と巻径を大きくしない観点からは、10〜100μmに設定することがより好ましい。
[連結テープ]
第1、第2の連結テープ30a,30bは、テープ状に成型され、第1、第2の接着テープ10,20間を連結することにより接着テープ構造体の長尺化を図るものである。第1の連結テープ30aは、ベースフィルム11,21間にわたって貼付され、第2の連結テープ30bは、カバーフィルム13,23間にわたって貼付される。これにより接着テープ構造体は、第1、第2の連結テープ30a,30bによって第1、第2の接着テープ10,20が連結された連結部が形成される。
また、第1の連結テープ30aは、使用時にはベースフィルム11,21を一体に剥離させる。また、第2の連結テープ30bは、使用時にはカバーフィルム13,23を一体に剥離させる。
第1、第2の連結テープ30a,30bは、基材上にアクリル系、シリコーン系などの接着剤層が設けられたものである。また、その長さは、特に限定されることはないが、接着テープ10,20と連結テープ30を確実に接続する接着力を有し、かつ、貼り合わせ時の作業性をできる限り容易にする観点から、10〜100mmに設定することがより好ましい。
第1の連結テープ30aに用いられる基材としては、接着テープ10,20のベースフィルム11,21と同様のものを用いることができる。また、第1の連結テープ30aの厚さ及び幅は、特に限定されることはないが、接着テープ構造体の円滑な巻取、引出及び走行を行う観点から、接着テープ10,20のベースフィルム11,21と同等とすることが好ましい。
第2の連結テープ30bに用いられる基材としては、接着テープ10,20のカバーフィルム13,23と同様のものを用いることができる。また、第2の連結テープ30bの厚さ及び幅は、特に限定されることはないが、接着テープ構造体の円滑な巻取、引出及び走行を行う観点から、接着テープ10,20のカバーフィルム13,23と同等とすることが好ましい。
[空隙部]
なお、接着テープ10,20は、接着フィルム12,22の端部がカバーフィルム13,23の先端から所定長さ除去する等により、接着フィルム12,22の端部に空隙部12a,22aを有するようにしてもよい。すなわち、接着テープ10,20は、接着フィルム12,22の端部がカバーフィルム13,23の先端から長手方向に所定長さ除去されている。接着フィルム12,22の端部の除去長さ、すなわち空隙部12a,22aの長さは、短すぎるとはみ出し抑制の効果が得られず、長すぎると接着フィルム22の使用可能量が減少するため、1mm〜10mmであることが好ましい。
図2に示す接着テープ構造体によれば、連結部における接着フィルム12,22の端部が完全に除去されているため、第1、第2の接着テープ10,20の連結部における接着剤のはみ出しの発生を抑制することができる。また、カバーフィルム13,23の剥離の際に接着フィルム12,22がベースフィルム11,21から剥離されてしまうのを抑制することができる。
図2に示す接着テープ構造体は、原反接着テープの長手方向の一方の接着フィルムの端部をカバーフィルムの先端から所定長さ完全に除去し、除去された接着フィルムの端部の方向を揃えて、原反接着テープの間を原反連結テープで連結することにより得ることができる。
[センサーテープ]
センサーテープ40は、複数の接着テープを連結した接着テープ構造体において、連結部分を実装しないようにスキップするために、連結部を認識させるものであり、例えば光センサによってセンシングが可能なテープが用いられる。
センサーテープ40は、接着テープ10,20の長さよりも短くなるように構成され、各センサーテープ40の長さは、それぞれ同一であっても異なっていてもよい。センサーテープ40の長さは、特に限定されることはないが、光センサによるセンシングが可能であり、かつ、ラインの搬送速度をなるべく下げない観点から、50〜1000mmに設定することがより好ましい。
センサーテープ40に用いられる基材としては、ベースフィルム11,21と同様のものを用いることができる。また、センサーテープ40としては、光センサによって検出可能な非透光性の材料からなるものを用いることができ、例えばPETからなる樹脂中に黒色のフィラーを分散させたものを用いることができる。これにより、光センサによってセンサーテープ40を検出することができ、センサーテープ40がハーフカットされないようにするとともに、熱圧着ヘッドにより押圧されないように接着テープ構造体の搬送を制御することができる。
センサーテープ40の厚さ及び幅は、特に限定されることはないが、接着テープ構造体の円滑な巻取、引出及び走行を行う観点から、接着テープ10,20のベースフィルム11,21と同等とすることが好ましい。
センサーテープ40は、各ベースフィルム11,21の第1の連結テープ30aの近傍に貼付される。すなわち、接着テープ構造体は、第1の連結テープ30aの両側にセンサーテープ40が貼付されている。したがって、一対のセンサーテープ40間の領域を検出することにより、連結テープ30a,30bによって連結された連結部を避けて接着フィルム12,22を貼付対象物への転着に供することができる。
センサーテープ40は、ベースフィルム11,21に接着されている。センサーテープ40は、一面に接着剤を塗布することにより接着層を形成し、当該接着層を介してベースフィルム11,21へ貼付することができる。あるいはセンサーテープ40は、両面接着テープを介してベースフィルム11,21へ貼付してもよい。
[構成例2]
また、本技術が適用された接着テープ構造体は、図3に示すように、センサーテープ40をベースフィルム11,21間にわたって貼付してもよい。
図3に示す接着テープ構造体では、第1、第2の接着テープ10,20は、接着フィルム12,22の端部がカバーフィルム13,23の先端から剥離方向に所定長さ除去する等により、接着フィルム12,22の相対向する端部に空隙部12a,22aを有する。そして、ベースフィルム11,21の当該空隙部12a,22a間にわたって第1の連結テープ30aが貼付されている。また、図3に示す接着テープ構造体は、第1、第2の接着テープ10,20のカバーフィルム13,23間にわたって第2の連結テープ30bが貼付されている。これにより、接着テープ構造体は、第1、第2の接着テープ10,20の長手方向の端部同士が連結された連結部が形成され、長尺化が図られている。
また、図3に示す接着テープ構造体は、連結部を跨ぐようにセンサーテープ40が貼付されることにより、当該連結部を検出可能とされている。したがって、図3に示す接着テープ構造体においても、センサーテープ40を検出することにより、連結テープ30a,30bによって連結された連結部を避けて接着フィルム12,22を貼付対象物への転着に供することができる。
[構成例3]
また、本技術が適用された接着テープ構造体は、図4に示すように、第1の接着テープ10と,第2の接着テープ20の間に積層連結テープ50を介在させてもよい。積層連結テープ50は、連結基材51と、粘着フィルム52と、剥離フィルム53とがこの順に設けられている。
また、第1の接着テープ10のベースフィルム11の端部と積層連結テープ50の連結基材51の端部とは、第1のベース側接着部材55によって接着され、第2の接着テープ20のベースフィルム21の端部と積層連結テープ50の連結基材51の端部とは、第2のベース側接着部材56によって接着されている。これにより、ベースフィルム11,21と連結基材51とが、一体的に剥離されるように構成される。
また、第1の接着テープ10のカバーフィルム13の端部と積層連結テープ50の剥離フィルム53の端部とは、第1のカバー側接着部材57によって接着され、第2の接着テープ20のカバーフィルム23の端部と積層連結テープ50の剥離フィルム53の端部とは、第2のカバー側接着部材58によって接着されている。これにより、カバーフィルム13,23と剥離フィルム53とが、一体的に剥離されるように構成される。
第1、第2のベース側接着部材55,56、及び第1、第2のカバー側接着部材57,58は、基材上にアクリル系、シリコーン系などの接着剤層が設けられたものである。また、その長さは、特に限定されることはないが、接着テープ10,20と積層連結テープ50を確実に接続する接着力を有し、かつ、貼り合わせ時の作業性をできる限り容易にする観点から、10〜100mmに設定することがより好ましい。
積層連結テープ50は、連結基材51上に粘着フィルム52と剥離フィルム53が順次設けられた3層構造である。積層連結テープ50は、接着テープ10,20の長さよりも短くなるように構成され、各積層連結テープ50の長さは、それぞれ同一であっても異なっていてもよい。積層連結テープ50の長さは、特に限定されることはないが、ラインの搬送速度をなるべく下げない観点から、50〜1000mmに設定することがより好ましい。
連結基材51は、テープ状に成型され、粘着フィルム52を支持する支持フィルムである。連結基材51に用いられる基材としては、ベースフィルム11,21と同様のものを用いることができる。また、連結基材51の厚さ及び幅は、特に限定されることはないが、接着テープ構造体の円滑な巻取、引出及び走行を行う観点から、接着テープ10,20のベースフィルム11,21と同等とすることが好ましい。
粘着フィルム52は、剥離フィルム53を円滑に剥離させるためのものであり、本来的に被着体に対して転写されず、スキップされる部分である。粘着フィルム52に用いられる基材としては、接着テープ10,20の接着フィルム12,22と組成が同一又は異なる樹脂のいずれも用いることができる。また、保存安定性を向上させるために、非硬化系の樹脂又は硬化後の樹脂を用いることができる。
粘着フィルム52と剥離フィルム53との剥離力は、接着フィルム12,22とカバーフィルム13,23との剥離力と同等であることが好ましい。これにより、剥離フィルム53を剥離する際に、搬送速度が一時的に変化して製造ラインの搬送速度にずれが生じるのを防ぐことができる。また、粘着フィルム52の厚さは、特に限定されることはないが、接着フィルム12,22と同等とすることが好ましい。
剥離フィルム53は、粘着フィルム52を保護するものであり、使用時にはカバーフィルム13,23と一体となって剥離される。剥離フィルム53に用いられる基材としては、カバーフィルム13,23と同様のものを用いることができる。
剥離フィルム53の厚さは、特に限定されることはないが、接着テープ構造体の円滑な巻取、引出及び走行を行う観点から、接着テープ10,20のカバーフィルム13,23と同等とすることが好ましい。
センサーテープ40は、各ベースフィルム11,21の第1、第2のベース側接着部材55,56の近傍に貼付される。すなわち、接着テープ構造体は、第1、第2のベース側接着部材55,56の両側にセンサーテープ40が貼付されている。したがって、一対のセンサーテープ40間の領域を検出することにより、積層連結テープ50によって連結された連結部を避けて接着フィルム12,22を貼付対象物への転着に供することができる。
センサーテープ40は、ベースフィルム11,21に接着されている。センサーテープ40は、一面に接着剤を塗布することにより接着層を形成し、当該接着層を介してベースフィルム11,21へ貼付することができる。あるいはセンサーテープ40は、両面接着テープを介してベースフィルム11,21へ貼付してもよい。
また、本技術が適用された接着テープ構造体は、図5に示すように、第1、第2のベース側接着部材55,56に代えて、センサーテープ40によって第1、第2の接着テープ10,20のベースフィルム11,21の各端部と積層連結テープ50の連結基材51の端部とを連結させてもよい。これにより、ベースフィルム11,21と連結基材51とが、一体的に剥離されるように構成される。
1 接着テープ、2 リール、3 巻出軸、4a〜4e ローラ、5 剥離ローラ、6 カッター部、7 貼付部、8 ステージ、10 第1の接着テープ、11 ベースフィルム、12 接着フィルム、12a 空隙部、13 カバーフィルム、20 第2の接着テープ、21、ベースフィルム、22 接着フィルム、22a 空隙部、23 カバーフィルム、30 連結テープ、40 センサーテープ、50 積層連結テープ、51 連結基材、52 粘着フィルム、53 剥離フィルム、55 第1のベース側接着部材、56 第2のベース側接着部材、57 第1のカバー側接着部材、58 第2のカバー側接着部材

Claims (2)

  1. ベースフィルムと、接着フィルムと、カバーフィルムとがこの順に設けられた複数の接着テープと、
    前記接着テープの間を連結する連結テープと、
    前記接着テープの連結箇所を示すセンサーテープとを備え
    前記センサーテープは、上記ベースフィルムの前記接着フィルムと反対側に設けられている接着テープ構造体。
  2. 前記センサーテープは、一対の前記接着テープ間にわたって設けられている請求項1に記載の接着テープ構造体。
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