JP6686861B2 - 温度センサ装置 - Google Patents
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Description
本発明は、シリンダ(エンジン筒)内の温度を計測するための温度センサ装置に関する。
従来、赤外光を用いて、エンジンの排ガスを排出する排気管内における、排ガスの温度を測定する装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
ところで、ノッキングの発生位置はシリンダ内壁面近傍で起こる可能性が高い。
しかしながら、特許文献1に開示されている装置では、排気管の内壁の略対向する位置に設けられた反射部で反射されて排気管の中心部付近を通った、赤外光を用いて、排ガスの温度が測定されている。このため、特許文献1に開示されている装置をシリンダに適用しても、シリンダ内壁面近傍の温度のみを測定することは難しい。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、シリンダ内壁面近傍の温度のみを測定することができる、温度センサ装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る温度センサ装置は、エンジンのシリンダ内の温度を計測するための温度センサ装置であって、前記シリンダ内に位置する反射面を有して、照射部から照射された赤外光を前記反射面によって前記シリンダの壁面に沿う方向に反射することにより、第1反射光を送光すると共に、前記第1反射光が反射された第2反射光を前記反射面によって反射することにより、第3反射光を受光部に向けて送光する、第1反射部と、前記第1反射光を反射することにより、前記第2反射光を前記第1反射部に向けて送光する第2反射部と、を具備する。
本発明によれば、シリンダ内壁面近傍の温度のみを測定することができる、温度センサ装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
<温度測定装置の概要>
図1は、一実施形態の温度センサ装置を含む温度測定装置の一例を示すブロック図である。図1において、温度測定装置1は、照射部2と、温度センサ装置3と、受光部4と、制御部5とを有する。
図1は、一実施形態の温度センサ装置を含む温度測定装置の一例を示すブロック図である。図1において、温度測定装置1は、照射部2と、温度センサ装置3と、受光部4と、制御部5とを有する。
照射部2は、赤外光を温度センサ装置3に向けて照射する。
温度センサ装置3は、シリンダ内(エンジン筒内)51の壁面51A1近傍の温度を測定(計測)するためのものである。温度センサ装置3は、後述するように、シリンダ内51のリア側壁51Aに配設され、その一部がシリンダ内51に位置している。そして、温度センサ装置3は、照射部2から照射された赤外光を、シリンダ内51の壁面51A1に沿う方向で進行させた後に、受光部4に向けて送光する。温度センサ装置3の詳細については後述する。
受光部4は、温度センサ装置3から受けた光を波長(つまり、周波数)に関して分離し、波長に対する吸光強度を示す「吸光スペクトル」を生成(算出)する。
制御部5は、例えば、温度及び圧力の組み合わせ毎の「吸光スペクトルパタン」を記憶している。そして、制御部5は、受光部4で生成された吸光スペクトルとパタンがマッチする吸光スペクトルパタンを特定して、その吸光スペクトルパタンに対応する温度及び圧力を特定する。この特定された温度が、温度センサ装置3が配設されたシリンダ内51の測定温度となる。
<第1の温度センサ装置の構成例>
図2は、一実施形態の第1の温度センサ装置の一例を示す部分断面図である。図2において、第1の温度センサ装置10は、案内部11と、第1窓部材12と、第2窓部材13と、反射鏡保持部材14とを有している。第1の温度センサ装置10は、上記温度センサ装置3の一例である。
図2は、一実施形態の第1の温度センサ装置の一例を示す部分断面図である。図2において、第1の温度センサ装置10は、案内部11と、第1窓部材12と、第2窓部材13と、反射鏡保持部材14とを有している。第1の温度センサ装置10は、上記温度センサ装置3の一例である。
案内部11は、案内部本体11Aと、光ファイバ11Cを保持するファイバ保持部11Bとを有している。案内部本体11Aは、中空の筒状である。案内部本体11Aの先端部11A1が第1窓部材12に挿入されることにより、案内部本体11Aは、第1窓部材12に装着される。案内部本体11Aの先端部11A1と反対側の端部には、ファイバ保持部11Bが配設される。このとき、光ファイバ11Cの一端面が、第1窓部材12の方向を向いた状態で、案内部本体11Aの中空部11A2に臨んでいる。これにより、案内部11は、照射部2から受けた光を第1窓部材12へ送光することができる。
また、案内部本体11Aは、光軸調整機構11A3を有している。この光軸調整機構11A3を操作することにより、案内部本体11Aに対するファイバ保持部11Bの相対位置を調整することができ、これにより、光ファイバ11Cの位置、つまり光軸を調整することができる。
図3は、第1の温度センサ装置の第1窓部材及び第2窓部材の部分を拡大した図である。図3において、第1窓部材12は、第1窓部材本体12Aを有している。第1窓部材本体12Aは、中空部12A1を有する、中空の筒状である。第1窓部材本体12Aの開口部12A2には、上記の通り、案内部本体11Aの先端部11A1が挿入される。第1窓部材本体12Aには、開口部12A2と反対側に、開口部12A3が設けられている。
また、第1窓部材12は、サファイア製のプリズム12Dを有している。プリズム12Dは、先端部12D1と、基端部12D2とを有している。先端部12D1は、第1窓部材本体12Aの開口部12A3を通されて、開口部12A3からシリンダ内51に向けて突出して、シリンダ内51に露出している。プリズム12Dの先端部12D1は、その法線がシリンダ内51の壁面51A1に対して所定の角度(例えば、45°)を有する反射面12D3を有する。また、プリズム12Dの先端部12D1は、その法線がシリンダ内51の壁面51A1に対して略平行な、送受光面12D4を有している。この反射面12D3及び送受光面12D4によって、案内部11を介して受けた光を、シリンダ内51の壁面51A1に沿う方向に送光することができる。一方、プリズム12Dの基端部12D2は、第1窓部材本体12Aの中空部12A1の中に配設されている。
また、第1窓部材12は、中空部12A1内にプリズム12Dの基端部12D2と当接するように配設された、金属製の押付部12Bを有している。押付部12Bは、その周縁部を除く中央部を貫通する貫通孔(図示せず)が設けられており、この貫通孔を光が通るようになっている。
中空部12A1において押付部12Bを基準としてプリズム12Dと反対側には、筒状のレンズホルダ12Cが配設されている。レンズホルダ12Cは、光を平行光に補正するコリメートレンズ(図示せず)を保持する。このレンズホルダ12Cをネジ(図示せず)で締め付けることにより、押付部12B及びプリズム12Dをシリンダ内51に向けて押し付けることができる。
第2窓部材13は、上記の第1窓部材12と同様の構成を有している。ただし、第2窓部材13は、第1窓部材12と比べて、プリズム12Dの向きに対して反対方向を向くように、プリズム13Dが配設される点で異なっている。すなわち、プリズム12D及びプリズム13Dは、送受光面12D4と送受光面13D4とが対向するように、配設されている。そして、反射面12D3と反射面13D3とも向かい合うようになっている。
図2の説明に戻り、反射鏡保持部材14は、反射鏡保持部材本体14Aと、反射鏡保持部14Bとを有している。反射鏡保持部材本体14Aは、中空の筒状である。反射鏡保持部材本体14Aの先端部14A1が第2窓部材13に挿入されることにより、反射鏡保持部材14は、第2窓部材13に装着される。反射鏡保持部材本体14Aの先端部14A1と反対側の端部には、反射鏡保持部14Bが配設される。反射鏡保持部14Bは、反射鏡位置調整機構14B1を有しており、反射鏡位置調整機構14B1の先端には、反射鏡14Cが配設されている。反射鏡位置調整機構14B1は、反射鏡保持部材本体14Aの中空部14A2内を移動可能に構成されており、これにより、反射鏡14Cの位置を調整することができる。
次に、シリンダにおける第1の温度センサ装置10の配設位置について説明する。まず、第1の温度センサ装置10が装着されるエンジン50の構成について説明する。図4は、エンジンの構成を模式的に示す図である。図5は、エンジン燃焼室の断面を模式に示す図である。
図4において、エンジン50は、シリンダと、シリンダ内51にそれぞれ連通する吸気管52及び排気管53とを有している。
シリンダ内51は、シリンダ壁によって囲まれた中空部を有する筒状である。シリンダ内51には、ピストン54が摺動可能に配設されている。
吸気管52とシリンダ内51との境には、エンジンサイクルに合わせて、吸気管52とシリンダ内51とを連通させる位置と、吸気管52とシリンダ内51とを連通させずに仕切る位置とを移動可能に構成された、吸気バルブ55が配設されている。
また、排気管53とシリンダ内51との境には、エンジンサイクルに合わせて、排気管53とシリンダ内51とを連通させる位置と、排気管53とシリンダ内51とを連通させずに仕切る位置とを移動可能に構成された、排気バルブ56が配設されている。
吸気バルブ55、排気バルブ56、ピストン54、及びシリンダ壁によって囲まれた空間が、燃焼室となっている。
また、エンジン50は、この燃焼室内に燃料を噴射するインジェクタ57と、スパークプラグ58とを有している。
図5に示すように、シリンダのリア側壁51Aには、窓部材挿入孔51B、窓部材挿入孔51C、及び、窓部材挿入孔51Dが設けられている。窓部材挿入孔51B、窓部材挿入孔51C、及び、窓部材挿入孔51Dは、それぞれ、リア側壁51Aを貫通しており、シリンダ内51の空間とシリンダの外側空間とを連通させている。
図6は、シリンダの窓部材挿入孔の周辺部分の部分断面図である。図6には、窓部材挿入孔51B及び窓部材挿入孔51Cに、第1窓部材12及び第2窓部材13がそれぞれ挿入されている状態が示されている。すなわち、窓部材挿入孔51B及び窓部材挿入孔51Cは、それぞれ、第1窓部材12及び第2窓部材13を挿入する貫通孔である。また、図6には、第1窓部材12及び第2窓部材13に、それぞれ、案内部本体11A及び反射鏡保持部材本体14Aが挿入されている状態が示されている。
図5に戻り、窓部材挿入孔51Dは、後述する第2の温度センサ装置20の窓部材22を挿入するための貫通孔である。ここでは、第1の温度センサ装置10と第2の温度センサ装置20とは同時に使用されないことを前提としているので、図6及び後述する図8において、窓部材22には、窓部材22の中空部22A1を埋める、シール部材51Eが配設されている。
ここで、上記の通り、プリズム12Dの反射面12D3は、その法線がシリンダ内51の壁面51A1に対して所定の角度(例えば、45°)を有している(図7参照)。これにより、反射面12D3(正確には、反射面12D3の裏面)は、シリンダ内51の火炎を直接的に受けるが、その影響を軽減することができる。一方、プリズム12Dの送受光面12D4は、その法線がシリンダ内51の壁面51A1に対して略平行となっている(図7参照)。これにより、送受光面12D4はシリンダ内51の火炎を直接的に受けることを回避できるので、煤等によって及ぼされる赤外光への影響を軽減することができる。これと同じことが、プリズム13Dについても言える。
<第1の温度センサ装置における光の進行>
以上の構成を有する第1の温度センサ装置10における赤外光の進行経路について説明する。図8は、第1の温度センサ装置における赤外光の進行経路の説明に供する図である。図8においては、第1の温度センサ装置10の構成は模式的に描かれている。
以上の構成を有する第1の温度センサ装置10における赤外光の進行経路について説明する。図8は、第1の温度センサ装置における赤外光の進行経路の説明に供する図である。図8においては、第1の温度センサ装置10の構成は模式的に描かれている。
図8に示すように、照射部2から照射された赤外光L1が、案内部11及び第1窓部材12の内部を通った後に、プリズム12Dの反射面12D3によってシリンダ内51の壁面51A1に沿う方向に反射されることにより、第1窓部材12は、第1反射光L2を送光する。すなわち、プリズム12D(第1窓部材12)は、第1の温度センサ装置10において「第1反射部」を構成している。
また、第1窓部材12は、第1反射光L2が「第2反射部」によって反射された第2反射光L3を反射面12D3によって反射することにより、第3反射光L4を受光部4に向けて送光する。
より詳細には、第1反射光L2は、シリンダ内51の壁面51A1に沿って進行した後に、第2窓部材13のプリズム13Dの反射面13D3によって反射されて、第2窓部材13の内部を第4反射光L5として進行する。第4反射光L5は、反射鏡14Cによって反射されて、第2窓部材13の内部を第5反射光L6として進行する。この第5反射光L6が第2窓部材13のプリズム13Dの反射面13D3によって反射されて、上記の第2反射光L3となる。すなわち、第1の温度センサ装置10における、上記の「第2反射部」は、少なくとも、プリズム13D及び反射鏡14Cを含んでいる。
<第2の温度センサ装置の構成例>
図9は、一実施形態の第2の温度センサ装置の一例を示す部分断面図である。図9において、第2の温度センサ装置20は、案内部21と、窓部材22とを有している。第2の温度センサ装置20は、上記温度センサ装置3の一例である。案内部21は、第1の温度センサ装置10の案内部11と同様の構成を有している。
図9は、一実施形態の第2の温度センサ装置の一例を示す部分断面図である。図9において、第2の温度センサ装置20は、案内部21と、窓部材22とを有している。第2の温度センサ装置20は、上記温度センサ装置3の一例である。案内部21は、第1の温度センサ装置10の案内部11と同様の構成を有している。
図10は、第2の温度センサ装置の窓部材の先端部を拡大した断面図である。図9及び図10において、窓部材22は、窓部材本体22Aを有している。窓部材本体22Aは、中空部22A1を有する、中空の筒状である。窓部材本体22Aの開口部22A2には、案内部21の先端部が挿入される。窓部材本体22Aには、開口部22A2と反対側に、開口部22A3が設けられている。
また、窓部材22は、開口部22A3を塞ぐ、サファイア製の蓋部22Dを有している。また、窓部材22は、中空部22A1内に蓋部22Dと当接するように配設された、金属製の押付部22Bを有している。押付部22Bは、その周縁部を除く中央部を貫通する貫通孔(図示せず)が設けられており、この貫通孔を光が通るようになっている。
中空部22A1において押付部22Bを基準として蓋部22Dと反対側には、筒状のレンズホルダ22Cが配設されている。レンズホルダ22Cは、光を平行光に補正するコリメートレンズ(図示せず)を保持する。このレンズホルダ22Cをネジ(図示せず)で締め付けることにより、押付部22B及び蓋部22Dをシリンダ内51に向けて押し付けることができる。
また、窓部材22は、一端部が開口部22A3に取り付けられ、他端部がシリンダ内51に位置する、中空筒状の反射体保持部22Eを有している。反射体保持部22Eのシリンダ内51に位置する端部には、反射体支持板22E1が配設されている。この反射体支持板22E1には、反射体保持部22Eの内部空間とシリンダ内51の空間とを連通する貫通孔(図示せず)が設けられている。これにより、反射体保持部22Eの内部空間の温度は、シリンダ内51の空間の温度と略等しい。
反射体支持板22E1の蓋部22Dと対向する面(つまり、反射体支持板22E1におけるシリンダ内51の面と反対側の面)上には、金属製の反射体22Fが配設されている。反射体22Fには、その法線がシリンダ内51の壁面51A1に対して所定の角度(例えば、45°)を有する反射面22F1を有する。この反射面22F1によって、案内部21を介して受けた光を、シリンダ内51の壁面51A1に沿う方向に送光することができる。
また、反射体22Fが配設された側と反対側の反射体保持部22Eの側壁22E2の内面には、金属製の反射鏡22Gが配設されている。この反射鏡22Gは、側壁22E2と一体であってもよいし、別体であってもよい。
<第2の温度センサ装置における光の進行>
以上の構成を有する第2の温度センサ装置20における赤外光の進行経路について説明する。
以上の構成を有する第2の温度センサ装置20における赤外光の進行経路について説明する。
図10に示すように、照射部2から照射された赤外光L11が、案内部21及び窓部材22の内部を通った後に、反射体22Fの反射面22F1によってシリンダ内51の壁面51A1に沿う方向に反射されることにより、窓部材22は、第1反射光L12を送光する。すなわち、反射体22Fは、第2の温度センサ装置20において「第1反射部」を構成している。
反射鏡22Gは、シリンダ内51の壁面51A1に沿って進行して来た第1反射光L12を反射することにより、第2反射光L13を反射面22F1に向けて送光する。すなわち、反射鏡22Gは、第2の温度センサ装置20において「第2の反射部」を構成している。
反射体22Fの反射面22F1は、シリンダ内51の壁面51A1に沿って進行して来た第2反射光L13を反射することにより、第3反射光L14を受光部4に向けて送光する。
なお、上記の通り、第1の温度センサ装置10と第2の温度センサ装置20とは同時に使用されないことを前提としているので、第2の温度センサ装置20が使用される場合には、第1窓部材12の中空部12A1及び第2窓部材13の中空部13A1を、シール部材51Eで埋めた状態にする。
以上のように本実施形態によれば、第1の温度センサ装置10において、「第1反射部」であるプリズム12D(第1窓部材12)は、シリンダ内51に位置する反射面12D3を有して、照射部2から照射された赤外光L1を反射面12D3によってシリンダ内51の壁面51A1に沿う方向に反射することにより、第1反射光L2を送光すると共に、第1反射光L2が反射された第2反射光L3を反射面12D3によって反射することにより、第3反射光L4を受光部4に向けて送光する。また、「第2反射部」であるプリズム13D及び反射鏡14Cは、シリンダ内51の壁面51A1に沿うように進行して来た第1反射光L2を反射することにより、第2反射光L3をプリズム12Dに向けて送光する。
この第1の温度センサ装置10の構成により、シリンダ内51の壁面51A1近傍の温度のみを測定することができる。
また、第1の温度センサ装置10において、プリズム12D及びプリズム13Dは、それぞれ別体である、第1窓部材12及び第2窓部材13に配設されている。
この第1の温度センサ装置10の構成により、第1の温度センサ装置10を大型化することなく、シリンダ内51における、第1反射光L2及び第2反射光L3の進行距離を長くすることができる。この結果、シリンダ内51の温度の測定精度を向上させることができる。
また、第2の温度センサ装置20において、「第1反射部」である反射体22Fは、シリンダ内51に位置する反射面22F1を有して、照射部2から照射された赤外光L11を反射面22F1によってシリンダ内51の壁面51A1に沿う方向に反射することにより、第1反射光L12を送光すると共に、第1反射光L12が反射された第2反射光L13を反射面22F1によって反射することにより、第3反射光L14を受光部4に向けて送光する。また、「第2反射部」である反射鏡22Gは、シリンダ内51の壁面51A1に沿うように進行して来た第1反射光L12を反射することにより、第2反射光L13を反射体22Fに向けて送光する。
この第2の温度センサ装置20の構成により、シリンダ内51の壁面51A1近傍の温度のみを測定することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 温度測定装置
2 照射部
3 温度センサ装置
4 受光部
5 制御部
10 第1の温度センサ装置
11 案内部
11A 案内部本体
11A1 先端部
11A2 中空部
11A3 光軸調整機構
11B ファイバ保持部
11C 光ファイバ
12 第1窓部材
12A 第1窓部材本体
12A1,13A1 中空部
12A2,12A3,13A2,13A3 開口部
12B,13B 押付部
12C,13C レンズホルダ
12D,13D プリズム
12D1,13D1 先端部
12D2,13D2 基端部
12D3,13D3 反射面
12D4,13D4 送受光面
13 第2窓部材
13A 第2窓部材本体
14 反射鏡保持部材
14A 反射鏡保持部材本体
14A1 先端部
14A2 中空部
14A3 光軸調整機構
14B 反射鏡保持部
14B1 反射鏡位置調整機構
14C 反射鏡
20 第2の温度センサ装置
21 案内部
22 窓部材
22A 窓部材本体
22A1 中空部
22A2,22A3 開口部
22B 押付部
22C レンズホルダ
22D 蓋部
22E 反射体保持部
22E1 反射体支持板
22E2 側壁
22F 反射体
22F1 反射面
22G 反射鏡
50 エンジン
51 シリンダ内(エンジン筒内)
51A リア側壁
51A1 壁面
51B,51C,51D 窓部材挿入孔
51E シール部材
52 吸気管
53 排気管
54 ピストン
55 吸気バルブ
56 排気バルブ
57 インジェクタ
58 スパークプラグ
2 照射部
3 温度センサ装置
4 受光部
5 制御部
10 第1の温度センサ装置
11 案内部
11A 案内部本体
11A1 先端部
11A2 中空部
11A3 光軸調整機構
11B ファイバ保持部
11C 光ファイバ
12 第1窓部材
12A 第1窓部材本体
12A1,13A1 中空部
12A2,12A3,13A2,13A3 開口部
12B,13B 押付部
12C,13C レンズホルダ
12D,13D プリズム
12D1,13D1 先端部
12D2,13D2 基端部
12D3,13D3 反射面
12D4,13D4 送受光面
13 第2窓部材
13A 第2窓部材本体
14 反射鏡保持部材
14A 反射鏡保持部材本体
14A1 先端部
14A2 中空部
14A3 光軸調整機構
14B 反射鏡保持部
14B1 反射鏡位置調整機構
14C 反射鏡
20 第2の温度センサ装置
21 案内部
22 窓部材
22A 窓部材本体
22A1 中空部
22A2,22A3 開口部
22B 押付部
22C レンズホルダ
22D 蓋部
22E 反射体保持部
22E1 反射体支持板
22E2 側壁
22F 反射体
22F1 反射面
22G 反射鏡
50 エンジン
51 シリンダ内(エンジン筒内)
51A リア側壁
51A1 壁面
51B,51C,51D 窓部材挿入孔
51E シール部材
52 吸気管
53 排気管
54 ピストン
55 吸気バルブ
56 排気バルブ
57 インジェクタ
58 スパークプラグ
Claims (1)
- エンジンのシリンダ内の温度を計測するための温度センサ装置であって、
前記シリンダ内に位置する反射面を有して、照射部から照射された赤外光を前記反射面によって前記シリンダの壁面に沿う方向に反射することにより、第1反射光を送光すると共に、前記第1反射光が反射された第2反射光を前記反射面によって反射することにより、第3反射光を受光部に向けて送光する、第1反射部と、
前記第1反射光を反射することにより、前記第2反射光を前記第1反射部に向けて送光する第2反射部と、
を具備する、温度センサ装置。
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-
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