JP6686474B2 - インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録モジュール及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録モジュール及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録モジュール及びインクジェット記録装置に関し、詳細には、交換可能なインクジェット記録ヘッド、インクジェット記録モジュール及びインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、インクを吐出するインクジェット記録ヘッドと、画像記録対象である用紙、フィルム等の被記録媒体(以下、適宜、用紙という。)を相対移動させて、用紙上に主走査方向及び副走査方向に画像を形成する。
インクジェット記録装置は、多数のノズルの形成されている複数のインクジェット記録ヘッドが、用紙に対して平行に配設されているアジャストプレートに、取り付けられている。インクジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッドの数が多くなるほど、画像の記録密度、画像記録速が向上する。
例えば、図15に示すように、従来のインクジェット記録装置1000は、用紙Pの記録面に対して平行に配設されているアジャストプレート1001に16個のインクジェット記録ヘッド1002が配設されている。各インクジェット記録ヘッド1002は、ケーブル1003により駆動制御基板1004と接続されており、ケーブル1003としては、FFC(Flexible Flat Cable)が用いられるようになってきている。
従来のインクジェット記録装置1000は、図16に示すように、駆動制御基板1004が、駆動波形データ生成部1101、基準波形データテーブル1102、DAC(Digital/Analog Converter)1103、オペアンプ1104、電流増幅部1105等を搭載している。上記DAC1103、オペアンプ1104及び電流増幅部1105は、全体として、駆動波形生成部1106として機能している。駆動制御基板1004は、ハーネスによりコントロール基板1200に接続されており、コントロール基板1200は、インクジェット記録装置1000の各部を制御する制御部(図示略)等を搭載するとともに、画像データ生成部1201を搭載している。画像データ生成部1201は、画像データを生成して駆動制御基板1004へ出力する。
駆動制御基板1004は、コントロール基板1200の画像データ生成部1201からの画像データを、駆動波形データ生成部1101が、基準波形データテーブル1102の基準波形データに基づいて駆動波形データを生成する。駆動制御基板1004は、駆動波形データからアナログの駆動波形を、駆動波形生成部1106が生成する。すなわち、駆動制御基板1004は、駆動波形データ生成部1101の生成したデジタルの駆動波形を、駆動波形生成部1106のDAC1103でアナログの駆動波形に変換し、オペアンプ1104で駆動波形を電圧増幅する。駆動制御基板1004は、駆動波形生成部1106のオペアンプ1104が電圧増幅した駆動波形を、電流増幅部1105が電流増幅して駆動波形Vcomとして、インクジェット記録ヘッド1002へケーブル1003を通して出力する。
インクジェット記録ヘッド1002は、圧電素子駆動IC(Integrated Circuit)1110及び図示しない圧電素子を搭載している。インクジェット記録ヘッド1002は、圧電素子駆動IC1110が、駆動制御基板1004から入力される駆動波形Vcomに基づいて、圧電素子を駆動して画像データに応じたインクを用紙Pに吐出させて、画像を用紙Pに形成する。
このような従来のインク記録装置1000は、インクジェット記録ヘッド1002の数が多くなるほど画素密度が高くなり処理速度も速くなる。一方、インクジェット記録装置1000は、インクジェット記録ヘッド1002の交換を必要とする場合があるが、従来のインクジェット記録装置1000は、駆動制御基板1004と各インクジェット記録ヘッド1002が、ケーブル1003で接続されている。その結果、インクジェット記録ヘッド1002の交換においては、駆動制御基板1004と各インクジェット記録ヘッド1002からのケーブル1003の取り外しと、交換後の接続が煩雑であり、作業性が悪いとともに、誤接続等による信頼性の低下が問題となっていた。
そして、従来、駆動制御基板とインクジェット記録ヘッドを、FFCを用いたインクジェット記録装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、単に、駆動制御基板とインクジェット記録ヘッドの接続にFFCを用いただけであるため、インクジェット記録ヘッドの交換や点検において、FFCと基板との取り外しと接続の作業を行う必要があり、作業性の向上と誤接続による信頼性の低下を削減する上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、インクジェット記録ヘッドの交換等の作業における作業性と信頼性を向上させることを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載のインクジェット記録ヘッドは、被記録媒体面と対向する状態で配設されて該被記録媒体と相対移動する保持部材に、該被記録媒体面に対して垂直であって副走査方向の面に、少なくとも駆動側コネクタが配設されている駆動制御基板とともに、着脱可能に取り付けられるインクジェット記録ヘッドであって、前記駆動側コネクタに対向し、該駆動側コネクタと嵌合及び離脱するヘッド側コネクタと、前記ヘッド側コネクタが配設され、前記駆動側コネクタの嵌合方向と離脱方向とに、該ヘッド側コネクタを移動可能に保持、または、保持する該ヘッド側コネクタとともに移動可能に配設されているヘッド基板と、前記ヘッド側コネクタまたは該ヘッド側コネクタと前記ヘッド基板を、前記駆動側コネクタの前記嵌合方向と前記離脱方向とに移動させて、該両コネクタの嵌合と離脱を行う嵌合離脱手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、インクジェット記録ヘッドの交換等の作業における作業性と信頼性を向上させることができる。
本発明の一実施例を適用したインクジェット記録装置の概略構成図。 インクジェット記録モジュールの斜視図。 インクジェット記録モジュールの底面図。 インクジェット記録ヘッドの分解斜視図。 ノズルプレートの平面図。 インクジェット記録装置の要部ブロック構成図。 保持板とインクジェット記録モジュールの概略側面図。 インクジェット記録ヘッドの取り外し作業の説明図。 確認マークを用いた嵌合ピンの操作説明図。 コネクタ挿脱機構部を備えたインくジェット記録ヘッドの概略側面図。 コネクタ挿脱機構部を備えたインクジェット記録ヘッドの外観斜視図。 Θ調整対応機構部を備えたインクジェット記録ヘッドの斜視図。 図12のΘ調整対応機構部の調整処理の説明図。 シリアル型のインクジェット記録モジュールの要部概略斜視図。 従来のインクジェット記録装置の要部概略構成図。 従来のインクジェット記録装置の要部ブロック構成図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図13は、本発明のインクジェット記録ヘッド、インクジェット記録モジュール及びインクジェット記録装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明のインクジェット記録ヘッド、インクジェット記録モジュール及びインクジェット記録装置の一実施例を適用したインクジェット記録装置1の概略構成図である。
図1において、インクジェット記録装置1は、記録装置本体2を挟んで、用紙供給部3と用紙回収部4が配設されており、用紙供給部3から記録装置本体2に供給した用紙Pに、記録装置本体2で画像形成して、画像形成済みの用紙Pを用紙回収部4で回収する。
用紙供給部3は、用紙P及び符号を付さない搬入機構部等が収納されており、搬入機構部が用紙Pを記録装置本体2へ搬入する。被記録媒体である用紙Pは、後述する記録装置本体2で画像形成の対象となる被記録媒体であり、本実施例では、ロール状に巻かれた通常のロール紙が用いられている。用紙Pは、ロール紙に限るものではなく、例えば、カット紙、OHPシート、合成樹脂フィルム、金属薄膜及びその他表面にインクでの画像対象となる媒体であれば適宜のものを用いることができる。
記録装置本体2は、搬送部10、画像形成部20、排出搬送部30を備えており、用紙供給部3からの用紙Pが搬送部10に供給される。
搬送部10は、規制ガイド部11、インフィールド部12、ダンサローラ13、EPC(Edge Position Control)14及び蛇行量検出器15等を備えており、排出搬送部30は、乾燥部16、アウトフィールド部17及びプラー18等を備えている。
搬送部10は、規制ガイド部11が、用紙供給部3から供給されてくる用紙Pの幅方向の位置決めを行って、インフィールド部12へ送る。インフィールド部12は、番号を付与していない駆動ローラと従動ローラを備え、規制ガイド部11から送られてきた用紙Pをダンサローラ13へ送り込む。ダンサローラ13は、用紙Pの張力に対応して、用紙Pの搬送方向及び反搬送方向に移動して位置信号を出力する。EPC14は、用紙Pの蛇行を制御し、蛇行量検出器15は、用紙Pの蛇行量を検出して、EPCへフィードバックする。すなわち、搬送部10は、ダンサローラ13の位置検出を行い、インフィールド部12の回転を制御して、搬送中の用紙Pの張力を一定に保つ張力制御型の搬送部である。
排出搬送部30は、乾燥部16が、画像形成部20でインクが付与されて画像形成された用紙P上のインクを乾燥させて用紙Pに定着させ、アウトフィールド部17へ送る。なお、乾燥部16は、用紙Pに対して非接触の状態で乾燥させる非接触方式、用紙Pに接触して乾燥させる接触式のいずれであってもよい。
アウトフィールド部17は、符号を付与しない一定速度で回転する搬送ローラと従動ローラを備え、用紙Pを予め設定された速度でプラー18へ搬送する。プラー18は、符号を付与しない駆動ローラと従動ローラを備え、アウトフィールド部17から送られてきた用紙Pを、用紙回収部4へ排出する。
用紙回収部4は、記録装置本体2から排出されてきた用紙Pを、ロール状に巻きつけて搬出可能とする。
なお、インクジェット記録装置1は、用紙Pを平面上で搬送するストレートパス搬送方式を用いているが、ドラムの円周に用紙を吸着させドラムを回転させることで用紙Pを搬送するドラム搬送方式であってもよい。ストレートパス搬送方式の場合、構成が簡素であり、用紙(メディア)Pへのダメージが少なく、また、用紙Pが比較的厚い場合にも搬送することができる。ドラム搬送方式の場合、ドラムの回転を高精度に制御することで、用紙Pの蛇行量を抑制することができ、また、ドラムの円周状で印字するので、搬送ムラ等の画像の劣化を抑制することができる。
そして、画像形成部20は、インクジェット記録モジュール21とプラテン22が相対向する状態で配設されており、インクジェット記録モジュール21とプラテン22の間に、搬送部10から用紙Pが搬送される。
インクジェット記録モジュール21は、図2に示すように、アジャスタプレート(保持部材)41に、複数のインクジェット記録ヘッド42、駆動制御基板43及び保持板44が配設されている。
アジャスタプレート41は、プラテン22と平行、すなわち、プラテン22上を搬送される用紙Pに対して平行に配設されている。
インクジェット記録モジュール21は、図2においては、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の4色の各色に対応して、それぞれ駆動制御基板43と保持板44がアジャスタプレート41に配設されている。また、駆動制御基板43と保持板44は、アジャスタプレート41に対して垂直方向であって、用紙Pの搬送方向(副走査方向)に対して直交する状態で、配設されている。インクジェット記録モジュール21は、図2では、K、C、M、Yの各色において、それぞれ4つのインクジェット記録ヘッド42が主走査方向に並んで配設されている状態が示されている。インクジェット記録ヘッド42は、最大記録幅全幅を記録可能な状態で配設されていれば、その数は、いくつであってもよい。また、各色のインクジェット記録ヘッド42は、図3に示すように、それぞれ主走査方向において最大記録幅全幅にわたって千鳥状に配設されている。なお、インクジェット記録ヘッド42は、図2と図3では、図面の作成上、異なったものとなっているが、実際の配置については、画像品質を考慮した配置となる。
インクジェット記録ヘッド42は、図4に示すように、ノズルプレート51、圧力室プレート52、リストリクタプレート53、ダイアフラムプレート54、剛性プレート55及び圧電素子部56等を備えている。
ノズルプレート51は、図5に示すように、多数のノズル61が主走査方向において千鳥状に配列された状態で形成されており、圧力室プレート52は、ノズル61に対応する圧力室62を形成する。リストリクタプレート53は、圧力室62に繋がるリストリクタ63が形成されており、ダイアフラムプレート54は、リストリクタ63に面する振動板64とフィルタ65が設けられている。剛性プレート55は、リストリクタ63を介して圧力室62に連通する共通インク流路66及び開口部67が形成されており、上記リストリクタ63が共通インク流路66から圧力室プレート52の圧力室62へ供給されるインク流量を制御する。上記ノズルプレート51、圧力室プレート52、リストリクタプレート53及びダイアフラムプレート54は、順次位置決めした状態で重ねられて接合されることで、インク流路ユニット57が構成されている。インク流路ユニット57は、剛性プレート55に接合されて、フィルタ65が共通インク流路66の開口を覆う。
剛性プレート55の共通インク流路66は、インク導入パイプ68に接続されており、インク導入パイプ68は、図示しないインクタンクに接続されていて、インクタンクからインクを共通インク流路66へ導入する。
圧電素子部56は、圧電素子支持基板71上に圧電素子72が多数配列されており、剛性プレート55の開口部67に、ダイアフラムプレート54とは反対側から挿入されて、各圧電素子72の自由端が振動板64に接着固定されている。
圧電素子支持基板71は、図7に示すコネクタ基板102と接続するための電極パッド73が設けられ、コネクタ基板102と半田付けで電気的に接続される。また、圧電素子支持基板71は、圧電素子駆動IC74を搭載しており、圧電素子駆動IC74は、圧電素子72に銅箔パターンによって接続されている。また、圧電素子駆動IC74は、電極パッド73と銅箔パターンによって接続されている。
インクジェット記録ヘッド42は、図7に示すコネクタ基板102のヘッド側コネクタ104に入力される駆動波形信号が、圧電素子部56の電極パッド73を介して圧電素子駆動IC74に入力される。インクジェット記録ヘッド42は、圧電素子駆動IC74が該駆動波形信号に応じて圧電素子72を振動駆動させる。インクジェット記録ヘッド42は、圧電素子72が振動することで、振動板64を振動させ、最終的に、ノズルプレート51のノズル61からインクを用紙Pに向かって吐出させる。
そして、インクジェット記録装置1は、図6に示すように、上記駆動制御基板43とインクジェット記録ヘッド42を備えているとともに、コントロール基板80を備えている。
コントロール基板80と駆動制御基板43は、図2に示した信号ハーネス45により接続され、コントロール基板80から駆動制御基板43へ画像データや制御信号を出力する。また、駆動制御基板43は、給電ハーネス46により給電され、この給電は、後述するように、駆動制御基板43とインクジェット記録ヘッド42が接続されることで、インクジェット記録ヘッド42にも給電される。
コントロール基板80は、インクジェット記録装置1の各部を制御する制御部(図示略)等を搭載するとともに、画像データ生成部81を搭載している。画像データ生成部81は、画像データを生成して駆動制御基板43へ出力する。
駆動制御基板43は、駆動波形データ生成部91、基準波形データテーブル92等を搭載しており、また、図7に示すように、インクジェット記録ヘッド42と対向する面に、駆動制御基板側コネクタ93が配設されている。
駆動制御基板43は、図7に示すように、固定ネジ47により保持板44に平行な状態で固定されている。したがって、図2から分かるように、駆動制御基板43は、用紙Pの搬送面に対して垂直であって、用紙Pの搬送方向(副走査方向)に対して直交する方向に配設された状態となっている。駆動制御基板側コネクタ93は、用紙搬送方向に対向する方向で、インクジェット記録ヘッド42に対向する状態で配設されている。
そして、インクジェット記録ヘッド42の搭載する圧電素子駆動IC74は、従来、駆動制御基板43が搭載していたDAC、オペアンプ及び電流増幅部等の駆動波形生成部の機能を備えている。したがって、駆動制御基板43は、これらのDAC、オペアンプ及び電流増幅舞踏の駆動波形生成部を搭載しておらず、駆動制御基板43の面積を従来よりも小さなものとなっている。
インクジェット記録ヘッド42は、図7に示すように、図4に示したノズルプレート51を下にした状態で、圧電素子部56を収納する剛性プレート55の上部に、略コの字型のカバー101が取り付けられたものとなっている。カバー101には、駆動制御基板43と対向する面に、該駆動制御基板43と平行する状態で、コネクタ基板102が、固定ネジ103により固定されている。コネクタ基板102は、駆動制御基板43側の面に、駆動制御基板側コネクタ93と対向する位置に、ヘッド側コネクタ104が配設されている。コネクタ基板102は、ヘッド側コネクタ104と配線で接続されているハーネスコネクタ105を搭載しており、ハーネスコネクタ105は、ハーネス106により圧電素子部56の電極パッド73と接続されている。ハーネス106は、FFC等の柔軟性を有するハーネスが用いられている。したがって、ヘッド側コネクタ104は、コネクタ基板102、ハーネスコネクタ105及びハーネス106を通して圧電素子部56の電極パッド73と接続されているとともに、コネクタ基板102の面方向の移動を許容可能に接続されている。
コネクタ基板102は、ヘッド側コネクタ104の近傍に、嵌合ピン107がネジ108により固定されている。嵌合ピン107は、カバー101に形成されている貫通孔を貫通して、カバー101のコネクタ基板102とは反対側の面(カバー101の端面:ヘッド端面)まで突出しており、嵌合ピン107のコネクタ基板102とは反対側の端部(貫通端部)に、球形状の作用部107aが形成されている。
また、コネクタ基板102は、上記固定ネジ103により、少なくともヘッド側コネクタ104部分が面方向(駆動制御基板43方向と反対方向)に所定量移動可能にカバー101に固定されている。
コネクタ基板102は、作用部107aが駆動制御基板43方向へ押されることで、嵌合ピン107により駆動制御基板43方向に付勢される。コネクタ基板102は、駆動制御基板43方向に付勢されることで、ヘッド側コネクタ104を、駆動制御基板43方向へ移動させ、駆動制御基板43の駆動制御基板側コネクタ93と嵌合させる。
そして、インクジェット記録ヘッド42は、アジャスタプレート41に着脱可能に配設されている。インクジェット記録ヘッド42は、アジャスタプレート41に装着された後、作用部107aを介して嵌合ピン107が駆動制御基板43方向に押されることで、ヘッド側コネクタ104が駆動制御基板側コネクタ93と嵌合する。
なお、本実施例のインクジェット記録ヘッド42は、嵌合ピン10がネジ108によりコネクタ基板102に固定されている。したがって、ヘッド側コネクタ104とコネクタ基板102を、駆動制御基板側コネクタ93との嵌合方向と離脱方向とに移動させて、両コネクタ93、104の嵌合と離脱を行っている。嵌合ピン107は、コネクタ基板102に固定されている場合に限るものではなく、例えば、ヘッド側コネクタ104に固定されていてもよい。この場合、嵌合ピン107は、ヘッド側コネクタ104のみを、駆動制御基板側コネクタ93との嵌合方向と離脱方向とに移動させて、両コネクタ93、104の嵌合と離脱を行う。
上記嵌合ピン107、作用部107a及びネジ108は、全体として、嵌合離脱手段として機能している。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のインクジェット記録装置1は、そのインクジェット記録ヘッド42が、交換等の作業における作業性と信頼性を向上させる構成となっている。
すなわち、インクジェット記録モジュール21は、インクジェット記録ヘッド42が、駆動制御基板43との接続、接続解除を容易かつ誤接続を防止しつつ行うことのできる構成となっている。
図2に示したように、インクジェット記録モジュール21は、矢印方向に搬送される用紙Pの記録面に対して、アジャスタプレート41が、平行に配設されている。この用紙Pに平行なアジャスタプレート41に対して、垂直方向であって、用紙搬送方向に直交する主走査方向に延在して駆動制御基板43が配設されている。この駆動制御基板43に対して、そのカバー101が平行に対向する状態で、インクジェット記録ヘッド42がアジャスタプレート41に着脱可能に取り付けられている。
インクジェット記録装置1は、劣化等によってインクジェット記録ヘッド42を交換する必要が発生することがある。通常時、インクジェット記録ヘッド42は、アジャスタプレート41に装着されていて、ヘッド側コネクタ104が駆動制御基板側コネクタ93と嵌合している。この通常時においては、図8(a)に示すように、嵌合ピン107が駆動制御基板43方向に押し込まれていて、作用部107aがインクジェット記録ヘッド42のカバー101付近に位置している。
この通常時において、インクジェット記録ヘッド42の交換を行うためには、図8(b)に示すように、先端が薄く徐々に厚くなる二股の治具200を、作用部107aとカバー101との間に挿入する。インクジェット記録モジュール21は、治具200が作用部107aとカバー101との間に挿入されていくと、図8(b)に矢印で示す方向に嵌合ピン107が、その軸方向でカバー101から離隔する方向に移動する。
嵌合ピン107が、図8(b)に示すように、カバー101から離隔する方向に移動すると、嵌合ピン107が連結されているコネクタ基板102が、駆動制御基板43から離隔する方向に変形する。この場合、コネクタ基板102が、固定ネジ103により少なくともヘッド側コネクタ104部分が面方向に所定量移動可能にカバー101に固定されているので、駆動制御基板43から離隔する方向に容易に変形する。また、コネクタ基板102は、面方向の移動を許容可能に柔軟性のあるハーネス106により圧電素子部56の電極パッド73と接続されているので、断線等が発生することなく、駆動制御基板43から離隔する方向に容易に変形する。
コネクタ基板102が駆動制御基板43から離隔する方向に変形すると、コネクタ基板102の駆動制御基板43側の面に設けられているヘッド側コネクタ104が、駆動制御基板43の駆動制御基板側コネクタ93から引き抜かれる。
その後、新しいインクジェット記録ヘッド42を、アジャスタプレート41に装着し、嵌合ピン107を、作用部107aがカバー101に当接する位置まで押し込むと、ヘッド側コネクタ104が、駆動制御基板側コネクタ93に嵌合する。すなわち、嵌合ピン107を押し込む操作を行うだけで、ヘッド側コネクタ104を駆動制御基板側コネクタ93に容易かつ確実に嵌合させることができる。
このように、本実施例のインクジェット記録装置1は、嵌合ピン107を操作するだけで、ヘッド側コネクタ104と駆動制御基板側コネクタ93の離接を簡単かつ適切に行うことができる。したがって、インクジェット記録ヘッド42と駆動制御基板43との接続、切り離しの作業を簡単かつ適切に行うことができ、インクジェット記録ヘッド42の交換等の作業における作業性と信頼性を向上させることができる。
また、図9(a)に示すように、嵌合ピン107に、確認マーク107bが付与されていると、嵌合ピン107の引抜操作及び挿入操作を確実に行うことができる。
図9(a)は、確認マーク107bが、カバー101の壁面と一致する位置に位置しており、この状態は、嵌合ピン107が完全に引き出されて、ヘッド側コネクタ104が駆動制御基板側コネクタ93から完全に引き抜かれた状態である。
なお、図9(b)は、嵌合ピン107の作用部107aがカバー101近辺の位置まで押し込まれており、ヘッド側コネクタ104が駆動制御基板側コネクタ93に完全に挿入される位置まで、嵌合ピン107が押し込まれた状態である。
図9(c)は、嵌合ピン107の作用部107aがカバー101と離れているが、確認マーク107bを視認できない位置まで押し込まれている。この状態は、ヘッド側コネクタ104が駆動制御基板側コネクタ93に完全に挿入されていない位置までしか、嵌合ピン107が押し込まれていない、半挿しの状態である。
このように、嵌合ピン107に確認マーク107bを付与すると、嵌合ピン107を、確認マーク107bの目視によって、ヘッド側コネクタ104が駆動制御基板側コネクタ93から完全に引き抜かれた位置まで、確実に引き抜くことができる。その結果、作業性をより一層向上させることができる。
さらに、図10及び図11に示すように、コネクタ挿脱機構部210を、インクジェット記録ヘッド42に設けてもよい。なお、図11(a)は、図10(a)のコネクタ挿脱機構部210を備えたインクジェット記録モジュール21のインクジェット記録ヘッド42の作用部107a側の外観斜視図である。図11(b)は、図10(b)に対応するインクジェット記録ヘッド42の作用部107a側の外観斜視図である。
図10及び図11において、コネクタ挿脱機構部210として、バネ211、スペーサペン212及びスペーサペン保持部213を備えている。バネ211は、固定ネジ103のコネクタ基板102とカバー101の間に挿入されている圧縮バネであり、コネクタ基板102を駆動制御基板43方向に付勢する。スペーサペン212は、先端が薄く徐々に厚くなる二股形状に生成されており、作用部107aとカバー101との間に挿入と引き出しが行われる。スペーサペン212は、上記挿入と引き出しが可能な状態で、スペーサペン保持部213に保持されており、スペーサペン保持部213は、カバー101に固定されている。スペーサペン212とスペーサペン保持部213は、ピン移動手段として機能し、バネ211は、付勢手段として機能している。
図10及び図11のインクジェット記録モジュール21は、通常使用時には、図10(b)、図11(b)に示すように、スペーサペン212が作用部107aとカバー101の間から引き抜かれている。このとき、バネ211がコネクタ基板102を駆動制御基板43方向に付勢し、ヘッド側コネクタ104が駆動制御基板側コネクタ93に嵌合している。
インクジェット記録ヘッド42の交換時等において、図10(a)、図10(b)に示すように、スペーサペン保持部213に保持されているスペーサペン212が作用部107aとカバー101の間に進入する方向に挿入される。このとき、嵌合ピン107が連結されているコネクタ基板102が、バネ211の付勢力に抗して、駆動制御基板43から離隔する方向に変形する。コネクタ基板102が駆動制御基板43から離隔する方向に変形すると、コネクタ基板102の駆動制御基板43側の面に設けられているヘッド側コネクタ104が、駆動制御基板43の駆動制御基板側コネクタ93から引き抜かれて引き抜き状態となる。
その後、新しいインクジェット記録ヘッド42を、アジャスタプレート41に装着して、スペーサペン212が作用部107aとカバー101の間から引き抜かれると、バネ211がコネクタ基板102を駆動制御基板43方向に付勢し、ヘッド側コネクタ104が駆動制御基板側コネクタ93に嵌合させる。
このように、インクジェット記録ヘッド42の交換を行う場合、スペーサペン保持部213に保持されているスペーサペン212を、作用部107aとカバー101との間に挿入する操作を行うことで、コネクタ基板102と駆動制御基板43を離すことができる。また、作用部107aとカバー101との間からスペーサペン212から引き抜く操作を行うことで、コネクタ基板102と駆動制御基板43を嵌合させることができる。その結果、インクジェット記録ヘッド42と駆動制御基板43との切り離し作業と嵌合作業をより一層簡単かつ適切に行うことができ、インクジェット記録ヘッド42の交換等の作業における作業性と信頼性をより一層向上させることができる。
また、インクジェット記録ヘッド42は、図12及び図13に示すように、Θ調整対応機構部220を備えていてもよい。すなわち、各インクジェット記録ヘッド42は、主走査方向に対するノズル方向を揃えるΘ調整を行うことがあるが、本実施例のインクジェット記録ヘッド42のコネクタ基板102は、カバー101に、固定ネジ103によって固定されている。そこで、本実施例のインクジェット記録ヘッド42は、コネクタ基板102の固定ネジ103の貫通孔102aが、主走査方向に遊びを設けて長く形成されている。
すなわち、図12及び図13において、インクジェット記録ヘッド42は、そのカバー101が、調整ネジ48によってアジャスタプレート41に固定される。アジャスタプレート41には、図13(a)、(b)に示すように、インクジェット記録ヘッド42の主走査方向における角度調整が可能に、複数のネジ穴(図示略)が形成されている。そこで、Θ調整においては、コネクタ基板102をカバー101に固定する固定ネジ103をゆるめた状態で、インクジェット記録ヘッド42を、ノズルが主走査方向に合致するように角度調整されて、調整ネジ48が仮止めされる。このとき、コネクタ基板102のヘッド側コネクタ104と駆動制御基板43の駆動制御基板側コネクタ93は、嵌合された状態で行ってもよいし、シータ調整して仮止めした後で、嵌合させてもよい。次に、インクジェット記録装置1は、調整パターン(直線、十字形状等のパターン)をインクジェット記録ヘッド42によって用紙Pに印刷出力する。調整パターンの印刷結果で、ドットの配列が揃っていると、調整ネジ48が本締めされてインクジェット記録ヘッド42がアジャスタプレート41に固定される。このとき、固定ネジ103が貫通するコネクタ基板102の貫通孔102aが主走査方向に長く形成されているため、固定ネジ103がカバー101の角度調整に応じて貫通孔102a内で移動し、Θ調整を可能としている。したがって、主走査方向に長く形成された貫通孔102aは、Θ調整対応機構部220として機能している。また、コネクタ基板102と圧電素子部56は、上述のように、柔軟なハーネス106により接続されている。したがって、断線等が発生することなく、コネクタ基板102のヘッド側コネクタ101と駆動制御基板43の駆動制御基板側コネクタ93の嵌合を維持した状態でΘ調整を行うことができる。
このようにすると、Θ調整を行う場合においても、インクジェット記録ヘッド42と駆動制御基板43との接続、切り離しの作業を簡単かつ適切に行うことができる。その結果、画像品質を向上させつつ、インクジェット記録ヘッド42の交換等の作業における作業性と信頼性を向上させることができる。
このように、本実施例のインクジェット記録装置1は、そのインクジェット記録ヘッド42が、被記録媒体である用紙Pの面(用紙面)と対向する状態で配設されて該用紙Pと相対移動するアジャスタプレート(保持部材)41に、該用紙面に対して垂直であって副走査方向の面に、少なくとも駆動制御基板側コネクタ(駆動側コネクタ)93が配設されている駆動制御基板43とともに、着脱可能に取り付けられるインクジェット記録ヘッド42であって、前記駆動制御基板側コネクタ93に対向し、該駆動制御基板側コネクタ93と嵌合及び離脱するヘッド側コネクタ104と、前記ヘッド側コネクタ104が配設され、前記駆動制御基板側コネクタ93の嵌合方向と離脱方向とに、該ヘッド側コネクタ104を移動可能に保持、または、保持する該ヘッド側コネクタ104とともに移動可能に配設されているコネクタ基板(ヘッド基板)102と、前記ヘッド側コネクタ104または該ヘッド側コネクタ104と前記コネクタ基板102を、前記駆動制御基板側コネクタ93の前記嵌合方向と前記離脱方向とに移動させて、該両コネクタ93、104の嵌合と離脱を行う嵌合ピン107、作用部107a及びネジ108で構成される嵌合離脱手段と、を備えている。
したがって、嵌合離脱手段を操作するだけで、ヘッド側コネクタ104と駆動制御基板側コネクタ93との嵌合と離脱を行うことができ、インクジェット記録ヘッド42の交換等の作業における作業性と信頼性を向上させることができる。
また、本実施例のインクジェット記録ヘッド42は、前記嵌合離脱手段が、前記嵌合方向と前記離脱方向とに移動可能に前記インクジェット記録ヘッド42に配設され、該移動に伴って前記ヘッド側コネクタ104または該ヘッド側コネクタ104と前記コネクタ基板102を移動させる嵌合ピン107を備えている。
したがって、嵌合ピン107という簡単な構成の嵌合離脱手段を操作するだけで、ヘッド側コネクタ104と駆動制御基板側コネクタ93との嵌合と離脱を行うことができる。その結果、インクジェット記録ヘッド42の交換等の作業における作業性と信頼性を向上させることができる。
さらに、本実施例のインクジェット記録ヘッド42は、前記嵌合ピン107が、前記インクジェット記録ヘッド42を、前記駆動制御基板側コネクタ93とは反対側のヘッド端面まで貫通する状態で配設され、該ヘッド端面側の貫通端部に、該嵌合ピン107の軸径よりも大径の作用部107aを備えている。
したがって、嵌合ピン107の移動操作を容易なものとすることができ、インクジェット記録ヘッド42の交換等の作業における作業性と信頼性をより一層向上させることができる。
また、本実施例のインクジェット記録ヘッド42は、前記嵌合ピン107が、前記貫通端部側の軸部に、前記ヘッド側コネクタ104と前記駆動制御基板側コネクタ93が少なくとも離脱されている状態であることを示す確認マーク107bが付与されている。
したがって、確認マーク107bを見ながら、嵌合ピン107を、少なくともコネクタ93、104の離脱位置まで正確かつ確実に操作することができ、インクジェット記録ヘッド42の交換等の作業における作業性と信頼性をより一層向上させることができる。
さらに、本実施例のインクジェット記録ヘッド42は、前記嵌合ピン107の作用部107aと前記ヘッド端面であるカバー101の面との間に挿入及び引き出し可能に配設されているスペーサペン212及びスペーサペン保持部213からなるピン移動手段と、前記嵌合ピン107及び前記ヘッド側コネクタ104または該ヘッド側コネクタ104と前記コネクタ基板102を、前記駆動制御基板側コネクタ93との嵌合方向に付勢するバネ(付勢手段)211と、を備えている。
したがって、嵌合ピン107の移動操作をより一層容易なものとすることができ、インクジェット記録ヘッド42の交換等の作業における作業性と信頼性をより一層向上させることができる。
また、本実施例のインクジェット記録ヘッド42は、前記ヘッド側コネクタ104と前記インクジェット記録ヘッド42の回路部が、柔軟性を有する配線部材であるFFC等のハーネス106で接続されている。
したがって、ヘッド側コネクタ104とインクジェット記録ヘッド42の回路部との断線の発生を防止しつつ、ヘッド側コネクタ104の移動を柔軟性を有するハーネス106により可能とすることができる。その結果、インクジェット記録ヘッド42の交換等の作業における作業性と信頼性をより一層向上させることができる。
さらに、本実施例のインクジェット記録ヘッド42は、図16に示した従来のインクジェット記録装置1000において、駆動制御基板1004に設けられていたDAC1103、オペアンプ1104及び電流増幅部1105等の駆動波形生成部1106の機能を、圧電素子駆動IC74が備えている。
したがって、駆動制御基板43の面積を小さくすることでき、駆動制御基板43をインクジェット記録ヘッド42のより近くに配置することができる。
また、上記説明においては、インクジェット記録ヘッド42が、ライン型のインクジェット記録ヘッドである場合について説明したが、ライ型に限るものではなく、シリアル型のインクジェット記録ヘッドであっても同様に適用することができる。この場合、図14に示すように、インクジェット記録モジュール21は、インクジェット記録ヘッド42の主走査方向に対して直交するように駆動制御基板43が設けられる。そして、嵌合ピン107は、インクジェット記録ヘッド42の副走査方向を軸方向として、インクジェット記録ヘッド42に配設される。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 インクジェット記録装置
2 記録装置本体
3 用紙供給部
4 用紙回収部
P 用紙
10 搬送部
20 画像形成部
30 排出搬送部
11 規制ガイド部
12 インフィールド部
13 ダンサローラ
14 EPC
15 蛇行量検出器
16 乾燥部
17 アウトフィールド部
18 プラー
21 インクジェット記録モジュール
22 プラテン
41 アジャスタプレート
42 インクジェット記録ヘッド
43 駆動制御基板
44 保持板
45 信号ハーネス
46 給電ハーネス
47 固定ネジ
51 ノズルプレート
52 圧力室プレート
53 リストリクタプレート
54 ダイアフラムプレート
55 剛性プレート
56 圧電素子部
57 インク流路ユニット
61 ノズル
62 圧力室
63 リストリクタ
64 振動板
65 フィルタ
66 共通インク流路
67 開口部
68 インク導入パイプ
71 圧電素子支持基板
72 圧電素子
73 電極パッド
74 圧電素子駆動IC
80 コントロール基板
81 画像データ生成部
91 駆動波形データ生成部
92 基準波形データテーブル
93 駆動制御基板側コネクタ
81 ヘッド基板
101 カバー
102 コネクタ基板
102a 貫通孔
103 固定ネジ
104 ヘッド側コネクタ
105 ハーネスコネクタ
106 ハーネス
107 嵌合ピン
107a 作用部
107b 確認マーク
108 ネジ
210 コネクタ挿脱機構部
211 バネ
212 スペーサペン
213 スペーサペン保持部
220 Θ調整対応機構部
特開2007−090695号公報

Claims (8)

  1. 被記録媒体面と対向する状態で配設されて該被記録媒体と相対移動する保持部材に、該被記録媒体面に対して垂直であって副走査方向の面に、少なくとも駆動側コネクタが配設されている駆動制御基板とともに、着脱可能に取り付けられるインクジェット記録ヘッドであって、
    前記駆動側コネクタに対向し、該駆動側コネクタと嵌合及び離脱するヘッド側コネクタと、
    前記ヘッド側コネクタが配設され、前記駆動側コネクタの嵌合方向と離脱方向とに、該ヘッド側コネクタを移動可能に保持、または、保持する該ヘッド側コネクタとともに移動可能に配設されているヘッド基板と、
    前記ヘッド側コネクタまたは該ヘッド側コネクタと前記ヘッド基板を、前記駆動側コネクタとの前記嵌合方向と前記離脱方向とに移動させて、該両コネクタの嵌合と離脱を行う嵌合離脱手段と、
    を備えていることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 前記嵌合離脱手段は、
    前記嵌合方向と前記離脱方向とに移動可能に前記インクジェット記録ヘッドに配設され、該移動に伴って前記ヘッド側コネクタまたは該ヘッド側コネクタと前記ヘッド基板を移動させる嵌合ピンを備えていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記嵌合ピンは、
    前記インクジェット記録ヘッドを、前記駆動側コネクタとは反対側のヘッド端面まで貫通する状態で配設され、該ヘッド端面側の貫通端部に、該嵌合ピンの軸径よりも大径の作用部を備えていることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 前記嵌合ピンは、
    前記貫通端部側の軸部に、前記ヘッド側コネクタと前記駆動側コネクタが少なくとも離脱されている状態であることを示す確認マークが付与されていることを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 前記インクジェット記録ヘッドは、
    前記嵌合ピンの作用部と前記ヘッド端面との間に挿入及び引き出し可能に配設されているピン移動手段と、
    前記嵌合ピン及び前記ヘッド側コネクタまたは該ヘッド側コネクタと前記ヘッド基板を、前記駆動側コネクタとの嵌合方向に付勢する付勢手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 前記インクジェット記録ヘッドは、
    前記ヘッド側コネクタと前記インクジェット記録ヘッドの回路部が、柔軟性を有する配線部材で接続されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド。
  7. 被記録媒体に対して相対移動して該被記録媒体に画像を形成するインクジェット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘッドに駆動信号用コネクタから駆動信号を供給する駆動制御基板と、を備え、該インクジェット記録ヘッドが、該被記録媒体面と対向する状態で配設されて該被記録媒体と相対移動する保持部材に、該被記録媒体面に対して垂直であって、副走査方向の面に、少なくとも駆動側コネクタが配設されている駆動制御基板とともに、着脱可能に取り付けられるインクジェット記録モジュールであって、
    前記インクジェット記録ヘッドとして、請求項1から請求項6のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッドを備えていることを特徴とするインクジェット記録モジュール。
  8. 被記録媒体とインクジェット記録ヘッドを相対移動させて、該インクジェット記録ヘッドによって該被記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置であって、
    前記インクジェット記録ヘッドとして、請求項1から請求項6のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッドを備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
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