JP5704444B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット方式の画像形成装置に関するものである。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを用いた液滴吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液滴吐出記録方式の画像形成装置は、支持部材に配設した複数個の液滴吐出ヘッドに制御基板から液滴吐出制御を行う信号を送り各液滴吐出ヘッドからそれぞれインク滴を媒体である用紙に向かって吐出して画像形成を行うものである。
ここでの前記媒体は「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。また、画像形成装置は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。そして、画像形成とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与する(単に液滴を吐出する)ことをも意味する。また、インクとは、所謂インクに限るものではなく、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、例えばDNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる液体の総称として用いる。
このような画像形成装置では、支持部材に配設された複数個の液滴吐出ヘッドのうち1個でも吐出異常が発生すると画像品質が低下するため、吐出異常が発生した液滴吐出ヘッドだけを支持部材から取り外して交換可能に構成したものが知られている。
特許文献1に記載の画像形成装置では、支持部材に液滴吐出ヘッドを取り付ける場合、制御基板のコネクタと液滴吐出ヘッドのコネクタとにケーブルのコネクタを差し込んで嵌合させる。これにより、制御基板と液滴吐出ヘッドそれぞれのコネクタに設けられた端子が、ケーブルのコネクタに設けられた端子と電気的に接続され、ケーブルを介して制御基板から液滴吐出ヘッドに液滴吐出制御を行う信号を送ることが可能となる。一方、支持部材から液滴吐出ヘッドを取り外す場合には、液滴吐出ヘッドに設けられたコネクタからケーブルのコネクタを抜き取って、液滴吐出ヘッドに設けられたコネクタとケーブルのコネクタとの嵌合を解除する。これにより、吐出異常が発生した液滴吐出ヘッドのコネクタだけをケーブルのコネクタから抜いて電気的な接続を解除することで、他の正常な液滴吐出ヘッドと制御基板間の電気的な接続を維持しつつ、支持部材から吐出異常が発生した液滴吐出ヘッドだけを取り外して交換することができる。
しかしながら、制御基板のコネクタ、液滴吐出ヘッドのコネクタ、及び、ケーブルのコネクタを抜き差ししたときに斜め方向に力がかかるなどして、各コネクタに設けられた端子が折れ曲がったり、コネクタの抜き差しが行い難くて作業性が悪くなったりするといった問題が生じる。また、液滴吐出ヘッドの交換を行った際には、液滴吐出ヘッドを支持部材に対して高い位置精度で取り付けないと、吐出位置精度を確保することができなくなってしまう。そのため、支持部材に対して液滴吐出ヘッドが高い位置精度で取り付けるように、高精度取り付け用の冶具を用いて調整を行いながら取り付け作業を行うことが考えられる。ところが、高精度取り付け用の冶具を用いて位置調整を行いながら支持部材に液滴吐出ヘッドを取り付ける作業を行うと、位置調整に時間や手間がかかって作業性が悪化してしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、交換時に端子の折れ曲がり発生や作業性悪化を抑えつつ、支持部材に対する液滴吐出ヘッドの位置精度を出すことができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドを着脱可能に支持する支持部材と、前記液滴吐出ヘッドに設けられ第1の端子を有する第1のコネクタと、前記支持部材上に設置され前記第1の端子と接触する第2の端子を有する第2のコネクタが設けられた基板と、を備え、前記液滴吐出ヘッドから記録媒体に向かって液滴を吐出することで画像を形成する画像形成装置において、前記第2の端子が板ばね部材であり、前記第1の端子及び前記第2の端子は前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの互いに対向する対向面にそれぞれ配設され、前記支持部材に対して液滴吐出ヘッドを位置決めする位置決め部材を該支持部材に設けており、前記液滴吐出ヘッドを前記支持部材に装着する際に、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの前記対向面を対向させて前記第1の端子と前記第2の端子とを接触させることで、前記第2の端子が前記第1の端子を付勢し前記液滴吐出ヘッドを前記位置決め部材に押し当て、前記支持部材及び前記基板に、前記液滴吐出ヘッドの下面を下方に向けて突き出させる開口である支持部材開口部及び基板開口部が設けられており、前記基板開口部の開口面積が前記支持部材開口部の開口面積よりも大きいことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記第2のコネクタは、上記第2の端子により上記第1の端子を付勢して上記液滴吐出ヘッドを上記位置決め部材に対して押し当てる方向に押圧が作用する位置に配設されることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1またはの画像形成装置において、上記液滴吐出ヘッドと上記基板とが複数設けられており、各基板に1個以上の前記液滴吐出ヘッドを対応させて配置することを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2またはの画像形成装置において、上記支持部材に設けられた接着部と、上記液滴吐出ヘッドに設けられた被接着部とを、接着部材により接着させて前記支持部材に前記液滴吐出ヘッドを固定することを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2またはの画像形成装置において、上記支持部材に設けたネジ孔と、上記液滴吐出ヘッドに設けた位置決め部材方向に延びる長孔形状のネジ孔とを、ネジ部材で螺合させて前記支持部材に前記液滴吐出ヘッドを固定することを特徴とするものである。
本発明においては、液滴吐出ヘッドを支持部材に装着する際に、液滴吐出ヘッドに設けられた第1のコネクタと基板に設けられた第2のコネクタそれぞれの対向面を対向させることで、第1の端子と第2の端子とが接触する。これにより、第1のコネクタと第2のコネクタとを嵌合させないので第1のコネクタと第2のコネクタとを抜き差しすることなく、第1の端子と第2の端子とを電気的に接続したり電気的な接続を解除したりすることができる。よって、第1のコネクタと第2のコネクタとを嵌合させる場合よりも、第1の端子や第2の端子の折れ曲がりが発生したり作業性が悪くなったりするのを抑制することができる。
また、第1の端子と第2の端子とが接触した状態で、板ばね部材である第2の端子が第1の端子を付勢することにより、支持部材に設けられた位置決め部材に液滴吐出ヘッドが押し付けられる。これにより、支持部材に対する液滴吐出ヘッドの位置決めを行うことができる。よって、高精度取り付け用の冶具を用いて位置調整を行いながら支持部材に液滴吐出ヘッドを取り付ける場合よりも、支持部材に対する液滴吐出ヘッドの位置精度を簡単に出すことができる。
以上、本発明によれば、交換時に端子の折れ曲がり発生や作業性悪化を抑えつつ、支持部材に対する液滴吐出ヘッドの位置精度を出すことができるという優れた効果がある。
LRBのコネクタに設けられた圧着端子と液滴吐出ヘッドのコネクタに設けられた圧着端子とが電気的に接続された状態を示した図。 本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明する概略構成図。 画像形成装置の平面説明図。 (a)1個の液滴吐出ヘッドに着目して上方から見た拡大上面図、(b)1個の液滴吐出ヘッドに着目して側方から見た拡大測面図。 LRBのコネクタに設けられた圧着端子と液滴吐出ヘッドのコネクタに設けられた圧着端子とが電気的に接続する直前の状態を示した図。 図4の液滴吐出ヘッド1個を上面視、測面視した拡大図。 液滴吐出ヘッドとベース部材との固定方法を示した図。 図7の別形態での液滴吐出ヘッドとベース部材との固定方法を示す図。 液滴吐出ヘッド、LRB及びベース部材の配置図。 LRBのコネクタに設けられた圧着端子と液滴吐出ヘッドのコネクタに設けられた圧着端子とが電気的に接続された状態を示した図。 各コネクタが嵌合した状態を示した図。 (a)1個の液滴吐出ヘッドに着目して上方から見た拡大上面図、(b)1個の液滴吐出ヘッドに着目して側方から見た拡大測面図。 液滴吐出ヘッドとベース部材との固定方法を示した図。 液滴吐出ヘッドとベース部材との固定方法の他例を示した図。 1個のベース部材に取り付けられる複数の液滴吐出ヘッドと同じ数だけLRBを用い、1個のLRBに対して液滴吐出ヘッドを1個ずつ配置する場合の図。 (a)1個の液滴吐出ヘッドに着目して上方から見た拡大上面図、(b)1個の液滴吐出ヘッドに着目して側方から見た拡大測面図。 1個のLRBに対して液滴吐出ヘッドを3個ずつ配置する場合の図。 液滴吐出ヘッドやLRBのベース部材への固定方法を示した図。 1個のLRBに対して液滴吐出ヘッドを2個ずつ配置する場合の図。 液滴吐出ヘッドやLRBのベース部材への固定方法を示した図。
図2に本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明する概略構成図を示す。また図3には画像形成装置の平面説明図を示す。
この画像形成装置はライン型画像形成装置であり、装置本体100と、用紙Pを積載し給紙する給紙トレイ80と、印刷された用紙Pを排紙積載する排紙トレイ30と、用紙Pを給紙トレイ80から排紙トレイ30まで搬送する搬送ユニット40と、搬送ユニット40によって搬送される用紙Pに液滴を吐出し印字するヘッドアレイユニット50と、印刷終了後または所要のタイミングでヘッドアレイユニット50の各ヘッドの維持回復を行う維持回復機構であるクリーニング装置60とを備えている。
装置本体100は、図示しない前後側板及びステーなどで構成されており、給紙トレイ80上に積載されている用紙Pは、分離ローラ81や給紙ローラ82によって1枚ずつ搬送ユニット40に給紙される。
搬送ユニット40は、搬送駆動ローラ41aと、搬送従動ローラ41bと、搬送駆動ローラ41aと搬送従動ローラ41b間に掛け回された無端状の搬送ベルト43と、を備えている。この搬送ベルト43の表面には複数の図示しない孔が形成されており、搬送ベルト43の下方には用紙Pを吸引する吸引ファン44が配置されている。また、搬送駆動ローラ41aや搬送従動ローラ41bの上方には、それぞれ搬送ベルト43を介して搬送ガイドローラ42aや搬送ガイドローラ42bが図示しないガイドに保持されて、自重にて搬送ベルト43に当接している。搬送駆動ローラ41aを図示しないモータにより回転させることで搬送ベルト43が周回移動し、用紙Pは搬送ベルト43上に吸引ファン44により吸い付けられ、搬送ベルト43の周回移動によって搬送される。なお、搬送従動ローラ41bや搬送ガイドローラ42aや搬送ガイドローラ42bは、搬送ベルト43に従動して回転する。
搬送ユニット40の上方には、用紙Pに印字する液滴を吐出するヘッドアレイ51がユニットで構成されるヘッドアレイユニット50が,図中矢印A方向に移動可能に配置されている。また、ヘッドアレイユニット50は、維持回復動作時(クリーニング時)にクリーニング装置60上方までスライド移動する。
ヘッドアレイユニット50は、1色当たり液滴を吐出する千鳥状に配列された6個の液滴吐出ヘッド1とLRB2とベース部材3とで構成されるヘッドアレイ51を、少なくとも1つ用紙のほぼ全幅にわたって装置本体100の図示しない測板等へ固定配置されて構成される。本実施形態においては、ヘッドアレイ51は4つで構成されており、用紙搬送方向上流側から、第1列(a列ともいう。)はヘッドアレイ51a1、第2列(b列ともいう。)はヘッドアレイ51b1、第3列(c列ともいう。)はヘッドアレイ51c1、第4列(d列ともいう。)はヘッドアレイ51d1となる。なお、本実施形態においては、1色当り液滴吐出ヘッド1を6個で一ラインを構成しているが、6個に限定されるものではない。
ヘッドアレイ51は、各色イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の液滴を吐出させるようにして、1ライン分の画像を形成できるようにしている。ヘッドアレイユニット50は、各ヘッドアレイ51の上方に、各ヘッドアレイ51に所要の色のインクを供給する分配器であるディストリビュータ52a,52b,52c,52dが配置され、ディストリビュータ52とヘッドアレイ51間は供給チューブ53にて接続されている。ディストリビュータ52の上流側にはサブタンク54が配置され、水頭差によりインクがヘッドアレイ51の液滴吐出ヘッドに供給される。さらに、サブタンク54の上流側には図示しないインクメインタンクが配置され、いずれも供給チューブを介してインクが供給される。搬送ユニット40の下流側には用紙Pを排紙トレイ30に排紙する搬送ガイド部70が設けられている。搬送ガイド部70にて案内されて搬送される用紙Pは排紙トレイ30に排紙される。排紙トレイ30は、用紙Pの幅方向を規制する対のサイドフェンス31と用紙Pの先端を規制するエンドフェンス32を備えている。
維持回復機構であるクリーニング装置60は、ヘッドアレイユニット50の第1列ないし第2列の各ヘッドアレイ51に対応して、それぞれのクリーニング手段61a1,61b1,61c1,61d1が千鳥状に配置されている。なお、クリーニング装置60の各部の表記についてもヘッドアレイユニット50の場合と同様とする。それぞれのクリーニング手段61の下部にはヘッドアレイ51の液滴吐出ヘッドからインクを吸引するための吸引ポンプ62(吸引ポンプ62a,62b)が配置されている。
また、この画像形成装置においては、印刷終了後、液滴を吐出するヘッドアレイ51の液滴吐出ヘッドをクリーニング手段61でキャッピングした状態でノズルからインクを吸引する場合、あるいは、ヘッドアレイ51の液滴吐出ヘッドのノズル面に付着したインクをクリーニング手段61で清掃する場合は、印刷停止後、搬送ユニット40全体が搬送従動ローラ41bを支点に図2で矢印B方向に回動し、ヘッドアレイユニット50との間の空間を画像形成時よりも大きくすることで、ヘッドアレイユニット50の移動スペースを確保するようにしている。このとき、クリーニング装置60の上方に配置されている搬送ガイド部70も支点71にて図2で矢印C方向上方に回動され、クリーニング装置60の上方が開放される。
そして、搬送ユニット40と搬送ガイド部70とがそれぞれ解放(解除)された後に、ヘッドアレイユニット50が用紙通紙方向(図2で矢印A方向)に移動し、クリーニング装置60の上方で停止され、クリーニング手段61が上昇して各ヘッドアレイ51のヘッドのクリーニング動作(維持回復動作)に移行する
[構成例1]
図4に示すように、ベース部材3の上部に配置されるLRB2に配設されたコネクタ4と、液滴吐出ヘッド1に配設されたコネクタ5とは、FFC(可撓性フラットケーブル)やハーネスなどを介さず直接電気的に接続される構成となっている。なお、図4においては液滴吐出ヘッド1を1個しか図示していないが、実際は複数の液滴吐出ヘッド1が設けられる。
LRB2には、図示しないヘッド制御基板と接続されるコネクタ6、液滴吐出ヘッド1に配設されたコネクタ5と直接電気的に接続されるコネクタ4、コネクタ4とコネクタ6との間で電気信号を伝送する配線パターン12、液滴吐出ヘッド1が入り込み液滴吐出ヘッド1の下面であるノズル面を下方に向けて突き出させる開口であるLRB開口部14、及び、LRB2をネジ16でベース部材3に取り付けるためのネジ孔などが設けられている。
ベース部材3には、液滴吐出ヘッド1が入り込み液滴吐出ヘッド1の下面であるノズル面を下方に向けて突き出させる開口であるベース部材開口部15や、ベース部材3に対して液滴吐出ヘッド1を位置決めする位置決め部材である基準ピン7、ネジ17を用いてベース部材3に液滴吐出ヘッド1を固定するためのネジ孔21などが設けられている。
なお、LRB2のコネクタ4は、後述するような、圧着端子10により液滴吐出ヘッド1のコネクタ5に設けられえた圧着端子11を付勢して液滴吐出ヘッド1を基準ピン7に対して押し当てる方向に押圧が作用する位置に配設されおり、当然ながら前記押し当て方向に押圧が作用し得るようにコネクタ4の位置に対応させてコネクタ5を液滴吐出ヘッド1に配設している。
図5にLRB2のコネクタ4に設けられた圧着端子10と液滴吐出ヘッド1のコネクタ5に設けられた圧着端子11とが電気的に接続される直前の状態を示す。
液滴吐出ヘッド1のコネクタ5とLRB2のコネクタ4とは、それぞれの対向面を対向させることで、ケーブルなどを介することなく直接接続される。LRB2のコネクタ4と液滴吐出ヘッド1のコネクタ5との互いに対向する対向面には、それぞれ圧着端子10と圧着端子11とが配設されており、LRB2のコネクタ4に設けられた圧着端子10と液滴吐出ヘッド1のコネクタ5に設けられた圧着端子11とが接触することにより電気信号の伝達が可能となる。
これにより、液滴吐出ヘッド1のコネクタ5とLRB2のコネクタ4とを嵌合させないので、液滴吐出ヘッド1のコネクタ5とLRB2のコネクタ4とを抜き差しすることなく、液滴吐出ヘッド1のコネクタ5に設けられた圧着端子11とLRB2のコネクタ4に設けられた圧着端子10とを電気的に接続したり電気的な接続を解除したりすることができる。よって、液滴吐出ヘッド1のコネクタ5とLRB2のコネクタ4とを嵌合させる場合よりも、液滴吐出ヘッド1の交換作業などを行った際に、圧着端子10や圧着端子11の折れ曲がりが発生したり作業性が悪くなったりするのを抑制することができる。
また、液滴吐出ヘッド1のコネクタ5とLRB2のコネクタ4とをケーブルで繋ぐような構成を採用した場合には、吐出不良などが生じた液滴吐出ヘッド1をベース部材3から交換する際に、ベース部材3に取り付けられた他の液滴吐出ヘッド1のコネクタ5とLRB2のコネクタ4とを繋ぐケーブルが、液滴吐出ヘッド1を覆い隠すなど邪魔になってアクセス性や視認性が悪くなり、液滴吐出ヘッド1の交換作業の作業性が悪くなる。一方、本構成例のように、ケーブルなどを用いることなく、液滴吐出ヘッド1のコネクタ5とLRB2のコネクタ4とをそれぞれの対向面を対向させて直接接続することで、ケーブルなどの液滴吐出ヘッド1を覆い隠すなど邪魔するものがなく、交換作業時にアクセス性や視認性が向上し液滴吐出ヘッド1の交換作業の作業性を向上させることができる。
なお、最終的に液滴吐出ヘッド1に伝達される電気信号は、LRB2上のコネクタ6を経由して図示しないヘッド制御基板から伝えられる。
液滴吐出ヘッド1は、内部に液滴吐出ヘッド内部ICが設けられ上面にコネクタ5や配線パターン12やスルーホール13が設けられた液滴吐出ヘッド内部基板9や、この液滴吐出ヘッド内部基板9の下面に取り付けられた液滴吐出ヘッド基準フレーム8などから構成されている。
電気信号の伝達経路は、ヘッド制御基板→コネクタ6→配線パターン12→コネクタ4→コネクタ5→液滴吐出ヘッド内部基板9→配線パターン12→スルーホール13→液滴吐出ヘッド内部ICとなる。
図1は、LRB2のコネクタ4に設けられた圧着端子10と液滴吐出ヘッド1のコネクタ5に設けられた圧着端子11とが電気的に接続された状態を示した図である。
LRB2に配設されたコネクタ4の圧着端子10は先端が曲り折れた板ばね部材であり、コネクタ4の圧着端子10と液滴吐出ヘッド1のコネクタ5の圧着端子11とが接触した際に、圧着端子10によって圧着端子11が付勢され液滴吐出ヘッド1に押圧が加わるようになっている。
これにより、液滴吐出ヘッド1をベース部材3に装着する際に、液滴吐出ヘッド1のコネクタ5の圧着端子11が設けられた面とLRB2のコネクタ4の圧着端子10が設けられた面とを対向させて圧着端子11と圧着端子10とが接触し電気的に接続されるのと同時に、圧着端子10によって圧着端子11が付勢させることにより、ベース部材3に配設された液滴吐出ヘッド1の位置決め基準ピン7の方向に一定の押圧を液滴吐出ヘッド1に対して加えることができる。
このように、本構成例では、LRB2のコネクタ4に設けられた圧着端子10と液滴吐出ヘッド1のコネクタ5に設けられた圧着端子11とが電気的に接続されることによって、コネクタ4の圧着端子10により液滴吐出ヘッド1が基準ピン7の方向へ押され、液滴吐出ヘッド基準フレーム8が基準ピン7に押し当てられることにより、ベース部材3に対する液滴吐出ヘッド1の位置決めがなされる。よって、液滴吐出ヘッド1の用紙Pに対する液滴の吐出位置精度を確保することができるとともに、高精度取り付け用の冶具を用いて位置調整を行いながらベース部材3に液滴吐出ヘッド1を取り付ける場合よりも、ベース部材3に対する液滴吐出ヘッド1の位置精度を簡単に出すことができる。
図6(a)は図4の液滴吐出ヘッド1を上方から見た拡大上面図であり、図6(b)は図4の液滴吐出ヘッド1を側方から見た拡大測面図である。
LRB2は、ベース部材3にネジ16で固定したのち、前述したようなコネクタ4の圧着端子10とコネクタ5の圧着端子11との電気接続によって液滴吐出ヘッド基準フレーム8を基準ピン7に向かって押圧を加えた状態で、液滴吐出ヘッド1がネジ17によってベース部材3に固定される。
また、液滴吐出ヘッド1をヘッドアレイ51に設置する為のLRB開口部14をベース部材開口部15より開口面積を大きくすることによって、液滴吐出ヘッド交換時に、LRB2をベース部材3から取り外すことなく液滴吐出ヘッド1の電気的接続及び位置決めを行うことが可能となる。
図7は、液滴吐出ヘッド1とベース部材3との固定方法を示した図である。
液滴吐出ヘッド1には、ベース部材3にネジ17で液滴吐出ヘッドを固定する為の長孔20を設けることにより、液滴吐出ヘッド1のコネクタ4とLRB2のコネクタ5との電気的接続時による基準ピン7方向への液滴吐出ヘッド押し当ての逃げとなる。ベース部材3には、液滴吐出ヘッド1固定用のネジ孔21が設けられており、液滴吐出ヘッド1が基準ピン7へ押し当てられた状態で位置決めされ、図6に示したネジ17によって液滴吐出ヘッド1がベース部材3にネジ止めされる。
液滴吐出ヘッド1の位置決め方式として、本構成例のように液滴吐出ヘッド1の液滴吐出ヘッド基準フレーム8を基準ピン7への押し当て方式を採用している理由としては、取り付け基準を孔形状(ネジ孔)とすると、孔形状の加工精度では厳密な液滴吐出ヘッド1の取り付け位置精度を出すことが難しい。よって、液滴吐出ヘッド1に遊び用の長孔20を設けて、圧着端子10にて基準ピン7へ押し当てることにより、ネジ孔21の加工精度がある程度確保できていれば、液滴吐出ヘッド1の取り付け位置精度が確保できるためである。
ここで、LRB2のコネクタ4に設けられた圧着端子10によって液滴吐出ヘッド1のコネクタ5に設けられた圧着端子11を付勢して、液滴吐出ヘッド1を基準ピン7に押し付けるのではなく、液滴吐出ヘッド1を基準ピン7に向かって付勢して押し付けるため専用の付勢手段をLRB2やベース部材3に設けることも考えられる。しかしながら、この場合、液滴吐出ヘッド1を基準ピン7に向かって付勢して押し付けるため専用の付勢手段を別途でベース部材3などに設ける必要があるため、部品点数が増えコストが上昇したり、前記専用の付勢手段を設置するスペースをベース部材3などに確保する分だけ大型化を招いたりする虞がある。
これに対し本構成例では、前記専用の付勢手段を設けずに、LRB2のコネクタ4に設けられた圧着端子10を基準ピン7に液滴吐出ヘッド1を押し付ける付勢手段として兼用しているので、上述したような不具合が生じるのを抑制することができる。
また、LRB2のコネクタ4と液滴吐出ヘッド1のコネクタ5とを接続させる作業以外に、前記専用の付勢手段で液滴吐出ヘッド1を基準ピン7に押し付ける作業を別途で行う必要がある場合には、作業者が液滴吐出ヘッド1の交換を行ったときに液滴吐出ヘッド1とLRB2それぞれのコネクタを接続させた後、前記専用の付勢手段で液滴吐出ヘッド1を基準ピン7に押し付ける作業を行わず、ベース部材3に対する液滴吐出ヘッド1の位置決めがなされないまま液滴吐出ヘッド1がベース部材3にネジなどによって固定される虞がある。
これに対し本構成例では、LRB2のコネクタ4に設けられた圧着端子10と液滴吐出ヘッド1のコネクタ5に設けられた圧着端子11とを電気的に接続する作業を行うことで、コネクタ4の圧着端子10により液滴吐出ヘッド1が基準ピン7の方向へ押され、液滴吐出ヘッド基準フレーム8が基準ピン7に押し当てられて、ベース部材3に対する液滴吐出ヘッド1の位置決めがなされる。よって、作業者が液滴吐出ヘッド1の交換を行ったときに、液滴吐出ヘッド1とLRB2それぞれのコネクタを接続させた後、付勢手段で液滴吐出ヘッド1を基準ピン7に押し付ける作業を行わず、ベース部材3に対する液滴吐出ヘッド1の位置決めがなされないまま液滴吐出ヘッド1がベース部材3にネジなどによって固定されるのを抑制することができる。
[構成例2]
図8に図7とは別形態での液滴吐出ヘッド1とベース部材3との固定方法を示す。
本構成例においても構成例1と同様に、液滴吐出ヘッド1のコネクタ4とLRB2のコネクタ5との電気的接続時に、コネクタ4の圧着端子10からの押圧力によって液滴吐出ヘッド1を基準ピン7の方向へ押圧し、液滴吐出ヘッド基準フレーム8を基準ピン7に押し当てることで、液滴吐出ヘッド1の位置決めがなされる。そして、本構成例では、液滴吐出ヘッド1をネジでベース部材3に固定するのではなく、液滴吐出ヘッド1に接着エリア23を設けて、ベース部材3の接着剤塗布エリア22に接着剤を塗布することにより、液滴吐出ヘッド1の接着エリア23とベース部材3の接着剤塗布エリア22とを接着させて、液滴吐出ヘッド1をベース部材3に位置決めさせた状態で固定する。これにより、高い取り付け精度が得られる。
なお、使用する接着剤としては、液滴吐出ヘッド1の位置決め後に、所謂即効性タイプの接着剤をベース部材3の接着剤塗布エリア22に塗布しても良いし、所謂光硬化型の接着剤を事前に接着剤塗布エリア22に塗布して置き、液滴吐出ヘッド1の位置決め後に光硬化装置により光硬化型の接着剤を硬化させても良い。
[構成例3]
図9は、液滴吐出ヘッド1やLRB2やベース部材3の配置図である。なお、図9においては液滴吐出ヘッド1を1個しか図示していないが、実際は複数の液滴吐出ヘッド1が設けられる。図10はLRB2のコネクタ4やコネクタ18に設けられた圧着端子10,10a(図12参照)と液滴吐出ヘッド1のコネクタ5やコネクタ19に設けられた圧着端子11,11a(図12参照)とが電気的に接続する直前の状態を示したものである。なお、コネクタ18に設けられた圧着端子10aは、コネクタ4に設けられた圧着端子10と同様の先端が曲り折れた板ばね部材であり、コネクタ18の圧着端子10aと液滴吐出ヘッド1のコネクタ19の圧着端子11aとが接触した際に、圧着端子10aによって圧着端子11aが付勢され液滴吐出ヘッド1に押圧が加わるようになっている。
本構成例においては、LRB2のコネクタ4やコネクタ18は、各コネクタに設けられた圧着端子10,10aにより、液滴吐出ヘッド1のコネクタ5やコネクタ19に設けられえた圧着端子11,11aを付勢して液滴吐出ヘッド1を基準ピン7に対して押し当てる方向に押圧が作用する位置にそれぞれ配設されおり、当然ながら前記押し当て方向に押圧が作用し得るようにコネクタ4やコネクタ18の位置に対応させてコネクタ5やコネクタ19を液滴吐出ヘッド1に配設している。
液滴吐出ヘッド1にコネクタ5とコネクタ19との2つのコネクタを設け、これに対応させてLRB2にコネクタ4とコネクタ18との2つのコネクタを設けることにより、2方向の押圧で確実に液滴吐出ヘッド1の液滴吐出ヘッド基準フレーム8を基準ピン7に押し当てて、ベース部材3に対する液滴吐出ヘッド1の位置精度を確保することができる。
また、液滴吐出ヘッド1やLRB2それぞれにコネクタを2つ設けることで、アナログ信号とデジタル信号、低周波信号と高周波信号、または、大電流信号と小電流信号等を分離して送電することができるので、ノイズ等の影響を受け難くなるメリットがある。
図11は、コネクタ4とコネクタ5、及び、コネクタ18とコネクタ19が電気的に接続した状態を示した図である。コネクタ4とコネクタ5、及び、コネクタ18とコネクタ19が電気的に接続されることによって、コネクタ4とコネクタ18それぞれに設けられた圧着端子10により、液滴吐出ヘッド1が基準ピン7の方向へ押され、液滴吐出ヘッド基準フレーム8が基準ピン7に押し当てられることにより、液滴吐出ヘッド1が位置決めされる。
図12(a)は1個の液滴吐出ヘッドに着目して上方から見た拡大上面図であり、図12(b)は1個の液滴吐出ヘッドに着目して側方から見た拡大測面図である。
本構成例においては、LRB2をベース部材3にネジ16によって固定したのち、図11に示したようなコネクタ4とコネクタ5、及び、コネクタ18とコネクタ19の電気的接続によって液滴吐出ヘッド基準フレーム8を基準ピン7に押し付けた状態で、液滴吐出ヘッド1をベース部材3にネジ17で固定する。
また、液滴吐出ヘッド1をヘッドアレイ51に設置する為のLRB開口部14をベース部材開口部15より開口面積を大きくすることによって、液滴吐出ヘッド交換時にLRB2をベース部材3から取り外すことなく、液滴吐出ヘッド1の電気的接続及び位置決めを行うことが可能となる。
図13は、液滴吐出ヘッド1とベース部材3との固定方法を示した図である。
液滴吐出ヘッド1には、ベース部材3にネジ17で液滴吐出ヘッド1を固定する為の長孔20が設けられており、液滴吐出ヘッド1のコネクタ4とLRB2のコネクタ5、及び、液滴吐出ヘッドのコネクタ19とLRB2のコネクタ18の電気的接続時による基準ピン7方向への液滴吐出ヘッド押し当ての逃げとなる。ベース部材3には、液滴吐出ヘッド1固定用のネジ孔21が設けられており、液滴吐出ヘッド1の液滴吐出ヘッド基準フレーム8が基準ピン7へ押し当てられた状態で位置決めされ、ネジ17により液滴吐出ヘッド1がベース部材3にネジ止めされる。
[構成例4]
図14は図13の別形態であり、液滴吐出ヘッド1とベース部材3との固定方法の他例を示す。
本構成例においても構成例3と同様に、液滴吐出ヘッド1のコネクタ4とLRB2のコネクタ5、及び、液滴吐出ヘッドのコネクタ19とLRB2のコネクタ18との電気的接続時に、コネクタ4とコネクタ18それぞれの圧着端子10,10aからの押圧力によって液滴吐出ヘッド1を基準ピン7の方向へ押圧し、液滴吐出ヘッド基準フレーム8を基準ピン7に押し当てることで、液滴吐出ヘッド1の位置決めがなされる。そして、本構成例では、液滴吐出ヘッド1をネジでベース部材3に固定するのではなく、液滴吐出ヘッド1に接着エリア23を設けて、ベース部材3の接着剤塗布エリア22に接着剤を塗布することにより、液滴吐出ヘッド1の接着エリア23とベース部材3の接着剤塗布エリア22とを接着させて、液滴吐出ヘッド1をベース部材3に位置決めさせた状態で固定する。これにより、高い取り付け精度が得られる。
なお、使用する接着剤としては、液滴吐出ヘッド1の位置決め後に、所謂即効性タイプの接着剤をベース部材3の接着剤塗布エリア22に塗布しても良いし、所謂光硬化型の接着剤を事前に接着剤塗布エリア22に塗布して置き、液滴吐出ヘッド1の位置決め後に光硬化装置により光硬化型の接着剤を硬化させても良い。
[構成例5]
図15は、1個のベース部材3に取り付けられる複数の液滴吐出ヘッド1と同じ数だけLRB2を用い、1個のLRB2に対して液滴吐出ヘッド1を1個ずつ配置する場合の図である。なお、図15においては液滴吐出ヘッド1を1個しか図示していないが、実際はLRB2と同数だけ液滴吐出ヘッド1が設けられる。図16(a)は1個の液滴吐出ヘッド1に着目して上方から見た拡大上面図であり、図16(b)は1個の液滴吐出ヘッド1に着目して側方から見た拡大測面図である。
液滴吐出ヘッド1のコネクタ4とLRB2のコネクタ5との電気的接続時に、コネクタ4の圧着端子10からの押圧力によって液滴吐出ヘッド1を基準ピン7の方向へ押圧し、液滴吐出ヘッド基準フレーム8を基準ピン7に押し当てることで、液滴吐出ヘッド1の位置決めがなされる。
本構成例においては、LRB2をベース部材3にネジ16で固定したのち、コネクタ4の圧着端子10とコネクタ5の圧着端子11との電気接続によって、液滴吐出ヘッド1が基準ピン7の方向へ押され、液滴吐出ヘッド基準フレーム8が基準ピン7に押し当てられた状態で、液滴吐出ヘッド1がネジ17によってベース部材3に固定される。
また、液滴吐出ヘッド1をヘッドアレイ51に設置する為のLRB開口部14をベース部材開口部15より開口面積を大きくすることによって、液滴吐出ヘッド交換時に、LRB2をベース部材3から取り外すことなく液滴吐出ヘッド1の電気的接続及び位置決めを行うことが可能となる。
本構成例のように、液滴吐出ヘッド1とLRB2とが複数設けられており、1個のLRB2に1個の液滴吐出ヘッド1を対応させて配置することで、1個のLRB2に不具合が発生した場合においても、そのLRB2に対応させた1個の液滴吐出ヘッド1の取り付け取り外し作業を行えば良いので、1個のLRB2に全ての液滴吐出ヘッド1を対応させて配置させる場合よりも作業性の悪化を抑制できる。
[構成例6]
図17は、1個のLRB2に対して液滴吐出ヘッド1を3個ずつ配置する場合の図である。なお、図17においては液滴吐出ヘッド1を1個しか図示していないが、実際は複数の液滴吐出ヘッド1が設けられる。図18は液滴吐出ヘッド1とLRB2とベース部材3との固定方法を示した図である。
液滴吐出ヘッド1のコネクタ4とLRB2のコネクタ5との電気的接続時に、コネクタ4の圧着端子10からの押圧力によって液滴吐出ヘッド1を基準ピン7の方向へ押圧し、液滴吐出ヘッド基準フレーム8を基準ピン7に押し当てることで、液滴吐出ヘッド1の位置決めがなされる。
本構成例においては、LRB2をベース部材3にネジ16で固定したのち、コネクタ4の圧着端子10とコネクタ5の圧着端子11との電気接続によって、液滴吐出ヘッド1が基準ピン7の方向へ押され、液滴吐出ヘッド基準フレーム8が基準ピン7に押し当てられた状態で、液滴吐出ヘッド1がネジ17によってベース部材3に固定される。
本構成例のように、液滴吐出ヘッド1とLRB2とが複数設けられており、1個のLRB2に3個の液滴吐出ヘッド1を対応させて配置することで、1個のLRB2に不具合が発生した場合においても、そのLRB2に対応させた3個の液滴吐出ヘッド1の取り付け取り外し作業を行えば良いので、1個のLRB2に全ての液滴吐出ヘッド1を対応させて配置させる場合よりも作業性の悪化を抑制できる。
[構成例7]
図19は、1個のLRB2に対して液滴吐出ヘッド1を2個ずつ配置する場合の図である。図20は液滴吐出ヘッド1とLRB2とベース部材3との固定方法を示した図である。
液滴吐出ヘッド1のコネクタ4とLRB2のコネクタ5との電気的接続時に、コネクタ4の圧着端子10からの押圧力によって液滴吐出ヘッド1を基準ピン7の方向へ押圧し、液滴吐出ヘッド基準フレーム8を基準ピン7に押し当てることで、液滴吐出ヘッド1の位置決めがなされる。
本構成例においては、LRB2をベース部材3にネジ16で固定したのち、コネクタ4の圧着端子10とコネクタ5の圧着端子11との電気接続によって、液滴吐出ヘッド1が基準ピン7の方向へ押され、液滴吐出ヘッド基準フレーム8が基準ピン7に押し当てられた状態で、液滴吐出ヘッド1がネジ17によってベース部材3に固定される。
本構成例のように、液滴吐出ヘッド1とLRB2とが複数設けられており、1個のLRB2に2個の液滴吐出ヘッド1を対応させて配置することで、1個のLRB2に不具合が発生した場合においても、そのLRB2に対応させた2個の液滴吐出ヘッド1の取り付け取り外し作業を行えば良いので、1個のLRB2に全ての液滴吐出ヘッド1を対応させて配置させる場合よりも作業性の悪化を抑制できる。
以上、本実施形態によれば、液滴を吐出する液滴吐出ヘッド1と、液滴吐出ヘッド1を着脱可能に支持する支持部材であるベース部材3と、液滴吐出ヘッド1に設けられ第1の端子である圧着端子11を有する第1のコネクタであるコネクタ5と、ベース部材3上に設置され圧着端子11と接触する第2の端子である圧着端子10を有する第2のコネクタであるコネクタ4が設けられた基板であるLRB2とを備え、液滴吐出ヘッド1から記録媒体に向かって液滴を吐出することで画像を形成する画像形成装置において、圧着端子10が板ばね部材であり、圧着端子11及び圧着端子10はコネクタ5とコネクタ4との互いに対向する対向面にそれぞれ配設され、ベース部材3に対して液滴吐出ヘッド1を位置決めする位置決め部材である基準ピン7をベース部材3に設けており、液滴吐出ヘッド1をベース部材3に装着する際に、コネクタ5とコネクタ4との前記対向面を対向させて圧着端子11と圧着端子10とを接触させることで、圧着端子10が圧着端子11を付勢し液滴吐出ヘッド1を基準ピン7に押し当てる。液滴吐出ヘッド1をベース部材3に装着する際に、液滴吐出ヘッド1に設けられたコネクタ5とLRB2に設けられたコネクタ4それぞれの対向面を対向させることで、圧着端子11と圧着端子10とを接触させることができる。これにより、コネクタ5とコネクタ4とを嵌合させないのでコネクタ5とコネクタ4とを抜き差しすることなく、圧着端子11と圧着端子10とを電気的に接続したり電気的な接続を解除したりすることができる。よって、コネクタ5とコネクタ4とを嵌合させる場合よりも、圧着端子11や圧着端子10の折れ曲がりが発生したり作業性が悪くなったりするのを抑制することができる。また、圧着端子11と圧着端子10とが接触した状態で、板ばね部材である圧着端子10が圧着端子11を付勢することにより、ベース部材3に設けられた基準ピン7に液滴吐出ヘッド1が押し付けられる。これにより、ベース部材3に対する液滴吐出ヘッド1の位置決めを行うことができる。よって、高精度取り付け用の冶具を用いて位置調整を行いながらベース部材3に液滴吐出ヘッド1を取り付ける場合よりも、ベース部材3に対する液滴吐出ヘッド1の位置精度を簡単に出すことができる。
また、ベース部材3及びLRB2に、液滴吐出ヘッド1の下面を突き出させる開口である支持部材開口部であるベース部材開口部15及び基板開口部であるLRB開口部14が設けられており、LRB開口部14の開口面積がベース部材開口部15の開口面積よりも大きいことで、LRB2がベース部材3上に取り付けられた状態においても、液滴吐出ヘッド交換時にベース部材3からLRB2を取り外すことなく液滴吐出ヘッド1の電気的接続及び位置決めを行うことが可能となる。
また、本実施形態によれば、コネクタ4が圧着端子10により圧着端子11を付勢して液滴吐出ヘッド1を基準ピン7に対して押し当てる方向に押圧が作用する位置に配設されることで、確実に液滴吐出ヘッド1を基準ピン7に対して押し当てることが可能となる上に、LRB2から液滴吐出ヘッド1に送る信号を電気的に分離が行えるので、ノイズ等の影響を低減することができる。
また、本実施形態によれば、液滴吐出ヘッド1とLRB2とが複数設けられており、各LRB2に1個以上の液滴吐出ヘッド1を対応させて配置することで、1個のLRB2に不具合が発生した場合においても、そのLRB2に対応させた液滴吐出ヘッド1の取り付け取り外し作業を行えば良いので、1個のLRB2に全ての液滴吐出ヘッド1を対応させて配置させる場合よりも作業性の悪化を抑制できる。
また、本実施形態によれば、ベース部材3に設けられた接着部である接着剤塗布エリア22と、液滴吐出ヘッド1に設けられた被接着部である接着エリア23とを、接着部材である接着剤により接着させてベース部材3に液滴吐出ヘッド1を固定することで、高精度の取り付け精度が得られる。
また、本実施形態によれば、ベース部材3に設けたネジ孔21と液滴吐出ヘッド1に設けた基準ピン方向に延びる長孔形状のネジ孔である長孔20とをネジ部材であるネジ17で螺合させてベース部材3に液滴吐出ヘッド1を固定することで、液滴吐出ヘッド1のコネクタ4に設けられた圧着端子11とLRB2のコネクタ4に設けられた圧着端子10との電気的接続時に、基準ピン7方向へ液滴吐出ヘッド押し当ての逃げとなる。よって、液滴吐出ヘッド1に基準ピン7方向への遊びを有する長孔20を設けて、圧着端子10にて基準ピン7へ押し当てることにより、ベース部材3に設けられたネジ孔21の加工精度がある程度確保できていれば、液滴吐出ヘッド1の取り付け位置精度が確保することができる。
1 液滴吐出ヘッド
2 LRB
3 ベース部材
4 コネクタ
5 コネクタ
6 コネクタ
7 基準ピン
8 液滴吐出ヘッド基準フレーム
9 液滴吐出ヘッド内部基板
10 圧着端子
10a 圧着端子
11 圧着端子
11a 圧着端子
12 配線パターン
13 スルーホール
14 LRB開口部
15 ベース部材開口部
16 ネジ
17 ネジ
18 コネクタ
19 コネクタ
20 長孔
21 ネジ孔
22 接着剤塗布エリア
23 接着エリア
30 排紙トレイ
31 サイドフェンス
32 エンドフェンス
40 搬送ユニット
41a 搬送駆動ローラ
41b 搬送従動ローラ
42a 搬送ガイドローラ
42b 搬送ガイドローラ
43 搬送ベルト
44 吸引ファン
50 ヘッドアレイユニット
51 ヘッドアレイ
52 ディストリビュータ
53 供給チューブ
54 サブタンク
60 クリーニング装置
61 クリーニング手段
62 吸引ポンプ
62a 吸引ポンプ
62b 吸引ポンプ
70 搬送ガイド部
71 支点
80 給紙トレイ
81 分離ローラ
82 給紙ローラ
100 装置本体
特許第3890937号公報

Claims (5)

  1. 液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドを着脱可能に支持する支持部材と、
    前記液滴吐出ヘッドに設けられ第1の端子を有する第1のコネクタと、
    前記支持部材上に設置され前記第1の端子と接触する第2の端子を有する第2のコネクタが設けられた基板と、を備え、
    前記液滴吐出ヘッドから記録媒体に向かって液滴を吐出することで画像を形成する画像形成装置において、
    前記第2の端子が板ばね部材であり、前記第1の端子及び前記第2の端子は前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの互いに対向する対向面にそれぞれ配設され、
    前記支持部材に対して液滴吐出ヘッドを位置決めする位置決め部材を該支持部材に設けており、
    前記液滴吐出ヘッドを前記支持部材に装着する際に、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの前記対向面を対向させて前記第1の端子と前記第2の端子とを接触させることで、前記第2の端子が前記第1の端子を付勢し前記液滴吐出ヘッドを前記位置決め部材に押し当て
    前記支持部材及び前記基板に、前記液滴吐出ヘッドの下面を下方に向けて突き出させる開口である支持部材開口部及び基板開口部が設けられており、
    前記基板開口部の開口面積が前記支持部材開口部の開口面積よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記第2のコネクタは、上記第2の端子により上記第1の端子を付勢して上記液滴吐出ヘッドを上記位置決め部材に対して押し当てる方向に押圧が作用する位置に配設されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1またはの画像形成装置において、
    上記液滴吐出ヘッドと上記基板とが複数設けられており、
    各基板に1個以上の前記液滴吐出ヘッドを対応させて配置することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2またはの画像形成装置において、
    上記支持部材に設けられた接着部と、上記液滴吐出ヘッドに設けられた被接着部とを、接着部材により接着させて前記支持部材に前記液滴吐出ヘッドを固定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2またはの画像形成装置において、
    上記支持部材に設けたネジ孔と、上記液滴吐出ヘッドに設けた位置決め部材方向に延びる長孔形状のネジ孔とを、ネジ部材で螺合させて前記支持部材に前記液滴吐出ヘッドを固定することを特徴とする画像形成装置。
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