JP6683813B2 - 履物のソール構造 - Google Patents

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Description

本開示は、履物、履物のソール構造、および履物のクッションシステムに関する。
本開示は、とりわけ、履物のクッション要素、クッションシステム、ソール(例えば、ミッドソール)、履物、上記いずれかの製造方法、および、それらの任意の組み合わせに関する。本開示で説明する態様は、この概要ではなく下記の請求項によって定義される。ここに、本開示における様々な態様の高レベルな概要を記載し、詳細な説明の項でさらに記載する概念を抜粋して紹介する。この概要は、特許請求される主題の重要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものでなく、また、特許請求される主題の範囲を決定するための補助として単独で用いられることを意図していない。
この技術は、参照により本明細書に組み込まれる添付の図面を参照して、本明細書に詳細に説明されている。
本開示の一態様に従う履物の側面図である。 2A〜2Cは、本開示の一態様に従う6孔のシェルコンポーネントの異なる図である。 本開示の一態様に従う12孔のシェルコンポーネントを示す図である。 本開示の一態様に従う24孔のシェルコンポーネントを示す図である。 4A〜4Dは、本開示の一態様に従う図2A〜2Cに記載のシェルコンポーネントが様々に座屈している様を示す図である。 5A〜5Cは、各シェルコンポーネントが本開示のいくつかの態様に従う付加的な衝撃減衰要素のそれぞれを含む、代替的なシェルコンポーネントを示す図である。
主題は、法的要件を満たすように、本明細書を通して詳細かつ特異性をもって記載されている。本明細書を通して記載される態様は、限定的ではなく例示的であることを意図しており、当該記載それ自体が特許請求の範囲を必ずしも限定するものではない。むしろ、特許請求される主題は、本明細書に記載されるものと同等であり、現在または未来の他の技術と関連している他の要素または要素の組み合わせを含む、他の方法で実施することができる。本開示を参照すれば、記載される態様に関連する分野の当業者には、本開示の範囲から逸脱することなく別の態様が明らかになるであろう。特定の特徴およびサブコンビネーションは実用的であり、他の特徴およびサブコンビネーションを参照することなく使用できることが理解されよう。これは、特許請求の範囲によって企図され、特許請求の範囲内である。
本明細書に記載される主題は、概して、履物のソール構造およびクッションシステムに関し、該ソール構造は、力または衝撃を減衰させる1つ以上の丸形シェル要素を含む。図1に、例示的な履物を示す。シェルコンポーネント(例えば、シェルコンポーネント28)は、機械的に変形するか状態を変化させる(例えば、座屈する)ことによって、力または衝撃を高次に減衰する。シェルコンポーネントのさらなる態様については、本明細書の他の部分でより詳細に説明する。なお、図1は、様々なタイプのシェルコンポーネントのうちの1つの構成を示しているが、この技術の他の態様において、シェルコンポーネントは、図1に示されるものとは異なるサイズ、異なる孔パターン、および/または、異なる積層構造を有することができる。さらに、例示的な図面および明細書には、スポーツをする際に着用されるような特定のスタイルの履物(例えば、バスケットボールシューズ、クロストレーニングシューズ、ランニングシューズ等)が図示および記載されているが、本明細書で説明する主題は、ドレスシューズ、サンダル、ローファー、ブーツ等の他のスタイルの履物と組み合わせて用いることができる。
図1に示すように、履物10は、靴底ユニット12と、上部14と、を含む。上部14および靴底ユニット12は、一般に、履物が着用されるときに足の少なくとも一部を包囲する、足収容空間を形成する。足収容空間は、足首カラー13により形成された開口を介して足を挿入することによってアクセス可能である。なお、履物10の様々な態様を説明するにあたっては、相対的な用語を使用することにより、相対的な位置の理解を補助する。例えば、履物10は、3つの一般領域に分割することができる。該一般領域とは、フォアフット領域16、ミッドフット領域18、および、ヒール領域20である。また、履物10は、外側面、内側面、上側部分および下側部分を含む。フォアフット領域16は、一般に、足指と、中足骨を指骨に接続する関節と、に対応する履物10の部分を含む。ミッドフット領域18は、一般に、足のアーチ領域に対応する履物10の部分を含み、ヒール領域20は、踵骨を含む足の後部に対応する。外側面および内側面は、領域16,18および20のそれぞれを通って延在し、履物10の反対側面に対応する。より具体的には、外側面は、足の外側領域(すなわち、他方の足から遠い方の面)に対応し、内側面は、足の内側領域(すなわち、他方の足に対面している面)に対応する。さらに、上側部分および下側部分もまた、領域16,18および20のそれぞれを通って延在している。上側部分は、一般に、人の足が地面に平に置かれ、かつ人が直立しているときに、当該人の頭に向けられた頂部に対応し、下側部分は、一般に、人の足の裏に向けられた底部分に対応する。これらの領域16,18および20、側面および部分は、履物10の正確な領域を区画することを意図していない。これらは、履物10の一般的な領域を表すことにより、本明細書における様々な説明の理解を助けることを意図している。さらに、領域、側面および部分は、説明および例示目的のために提供されるものであり、その解釈において人知を要するものではない。
靴底ユニット12は、多くの場合、複数のコンポーネントを有する、靴のソールアセンブリを備える。例えば、靴底ユニット12は、アウトソールを備えることができる。アウトソールは、ゴムのような比較的硬く耐久性のある材料で形成されている。アウトソールは、地面、床または他の表面に接触する部分である。靴底ユニット12は、さらに、ミッドソールを備えることができる。ミッドソールは、クッション性を提供し、通常の着用時、および/または、トレーニングもしくはパフォーマンス中に力を吸収/減衰する材料から形成されている。ミッドソールによく使用される材料の例としては、例えば、エチレンビニルアセテート(EVA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性エラストマー(例えば、ポリエーテルブロックアミド)等が挙げられる。靴のソールは、さらに追加のコンポーネントを有することができる。追加のコンポーネントとしては、例えば、追加のクッションコンポーネント(例えば、ばね、エアーバッグ等)、機能的コンポーネント(例えば、回内または外転に対処するための動作制御要素)、保護要素(例えば、床または地面上の危険物によって足が負傷するのを防ぐための弾性プレート)等が挙げられる。
図1には、アウトソール22A,22Bと、ミッドソール24A,24Bと、を含む、例示的な靴底ユニット12が示されている。さらに、ミッドソール24A,24Bは、上部14を靴底ユニット12に固定するために該上部14の一部が取り付けられた、プレート26に連結されている。先に示したように、この技術の一態様は、1つ以上の球状シェルコンポーネント28,30を有するミッドソール24A,24Bを含み、該球状シェルコンポーネント28,30は、少なくとも部分的に座屈することによって力を減衰させる。
要素28,30のような、靴底ユニット12のミッドソールに含まれる球状シェルコンポーネントは、靴10が着用されて、該靴10を着用した人が起立、歩行、ランニング、ジャンプ等している際に、荷重下で座屈することによって引き起こされる構造変換を受ける。この構造変換は、様々な方法で記載することができる。例えば、一態様において、球状シェルコンポーネントは3次元(3D)オーセチック構造であり、構造変換は、荷重下で座屈することによりもたらされる等方的な体積減少を含む。本明細書において、「オーセチック」という用語は、荷重下で、該荷重を横切る方向に収縮する構造を意味する。これは、典型的には、加えられた荷重に直交する方向に拡張する、非オーセチック材料とは対照的である。「球状」という用語は、本明細書の様々な部分において、概して丸みを帯びているが必ずしも完全に丸くはない3次元の物体を表す意で使用されている。すなわち、「球状」とは、物体上の任意の点から該物体の中心までの距離が必ずしも等しいことを意味していない。
荷重下における球状シェルコンポーネントは、該球状シェルコンポーネントの構造によって少なくとも部分的に体積減少する。この意味において、球状シェルコンポーネントは、少なくとも部分的にメタマテリアルであり、衝撃減衰機能は、基礎となる材料(例えば、EVAまたはTPU)以外の特性から導かれるが、該基礎となる材料の特性もまた衝撃減衰機能に寄与し得る。
図2A〜2C(球状シェルコンポーネント28の様々な拡大図を示している)を参照して、球状シェルコンポーネント132のいくつかの構成をさらに説明する。図2Aは斜視図であり、図2B,2Cはそれぞれ平面図と断面図である。一般に、球状シェルコンポーネント132の構成は、一連のリガメント142,144,146,148,150(見えない位置にあるいくつかのリガメントには、符号を付していない)から構成されたシェル壁133(図2C)を含む。リガメントは、接合部152,154,156のようなリガメント接合部でネットワーク状(網目状)に接続されて、少なくとも部分的に空洞134を包囲するシェル壁を形成している。さらに、リガメントは、空洞134に面する内面158(図2C)と、空洞134から離間する方向(空洞134の逆側)を向く外面160と、を含む。各リガメントは、内面と外面との間に延びる厚さ162(図2C)を含む。リガメントは、エラストマー、EVA、TPU等の様々な材料により構成することができる。さらに、リガメントは、加えられた負荷に応答して屈曲し、伸張し、または、潰れること等が可能な、弾性のある、または、弾性特性を有するものと称することができる。
シェル壁は、該シェル壁の全体にわたってリガメント間に配置された、円形の空間部136(孔部)の配列を含む。円形の空間部の各々は、リガメントの外面に、該空間部の周囲にペリフェリを形成する第1の直径138を含む。さらに、円形の空間部の各々は、リガメントの内面に、該空間部の周囲にペリフェリを形成する第2の直径140を含む。一態様では、図2Bに示すように、第1の直径138は第2の直径140よりも大きい。
本開示の他の態様では、シェル壁全体にわたって配置された空間部が非円形であってもよい。例えば、空間部は、四つの辺に囲われた空間部または5つの辺に囲われた空間部のように、多角形状の周囲を含むことができる。さらに、空間部は、整形された周囲を有していてもよい。上述した構成と同様に、外面における空間部は、内面における空間部よりも大きくても(例えば、より大きな面積であっても)よい。
前述したように、球状シェルコンポーネントは、負荷が加えられると体積が減少する。この体積減少は、部分的には、リガメントによる座屈カスケードによるものであり、リガメントが座屈することによって負荷の少なくとも一部が吸収される(すなわち、いくらかの衝撃減衰がもたらされる)。さらに、リガメントが実質的に完全なバックル状態に達すると、シェルが全体的に圧縮するので、さらなる衝撃減衰がもたらされる。球状シェルコンポーネントのある種の構造的および幾何学的特徴は、座屈カスケード効果の付与を助け、衝撃減衰をもたらす。例えば、この技術の一態様において、空間部の配列における孔数は、6、12または24であり、この孔数は、シェルの座屈特性および衝撃減衰特性に影響を及ぼし得る。図2A〜2Cの球状シェルコンポーネントは、6孔の球状シェルコンポーネントであり、説明のため、図3Aには、12孔の球状シェルコンポーネント232を示し、図3Bには、24孔の球状シェルコンポーネント332を示す。さらなる態様において、6孔、12孔または24孔のこれらの構成の各々は、8面体の対称性を有する。
説明のため、図4A〜4Dに、協調座屈の異なる段階にある6孔の球状シェルコンポーネント132を示す。図4A〜4Dは、異なる段階におけるリガメントの漸進的な変化および座屈状態と、結果として円形の空間部が潰れている状態をまとめて示している。変形量、潰れ量、および、体系的な体積減少量は、シェルコンポーネントに加えられる負荷の大きさに部分的に依存する。負荷が除去されると、リガメントの各々は、シェルコンポーネントを構成する材料の弾性的性質に因り、跳ね返って部分的に元の状態(例えば、図4A)に戻る。
球状シェルコンポーネントの圧縮または体積減少のタイプまたは量は、履物の他の構成要素(例えば、アウトソールおよびミッドソール取付けプレート)を含む、球状シェルコンポーネントが一体化されたシステムに加えて、追加のシェルコンポーネントに依存し得る。例えば、図1は、球状コンポーネント28が靴底ユニット12に一体化されて、アウトソール22Aとプレート26との間に結合された、他の履物コンポーネントを含むシステムを示している。従って、球状シェルコンポーネント28を、(例えば、おそらく非オーセチックである)異なる構造を有する靴の他の部分へ取り付けることは、球状シェルコンポーネントの体積減少またはリガメントの座屈カスケードの量またはタイプに影響を及ぼし得る。例えば、体積減少は均一な等方性がなくてもよく、および/または、各リガメントの座屈が正確に均一でなくてもよい。
他のシステムでは、複数のシェルコンポーネントを積層された積層シェルコンポーネントの層に組み込むことができる。シェルコンポーネントの組み合わせは、システムに含まれる個々のシェルの座屈に影響を及ぼし得る。図1には、履物10が、12孔のシェルコンポーネントのトップ層30Aと、12孔のシェルコンポーネントのボトム層30Bと、を含む、シェルコンポーネントの組み合わせ例が示されている。シェルコンポーネントの層は、様々なタイプの構造に積み重ねることや配列することができ、各層は、システムとして異なる動作をしてもよい。例えば、一態様では、シェルコンポーネントを格子構造に配置する。様々なタイプの格子構造を採用することができる。一態様において、格子構造は、立方晶系に基づいている。例えば、複数の6孔のシェルコンポーネントは、アウトソール22Bとプレート26との間に、体心立方格子で積み重ねられて積層されていてもよい。複数の12孔のシェルコンポーネントは、アウトソール22Bとプレート26との間に、体心立方格子または単純な立方格子で積み重ねられて積層されていてもよい。また、複数の24孔のシェルコンポーネントは、アウトソール22Bとプレート26との間に、体心立方格子、面心立方格子または単純な立方格子で積み重ねられて積層されていてもよい。
さらに、シェルコンポーネントが提供する衝撃減衰量は、内面と外面との間のリガメントの厚さ、ならびに/または、空間部の第1の直径および第2の直径の長さ等の、様々なシェル特性を調整することによって可変である。例えば、より厚いリガメントは、「硬い」シェルコンポーネントおよび/またはより応答性の高いシェルコンポーネントを提供し得る。
図5A,5Bおよび5Cに示される本開示のいくつかの他の態様において、空洞134は、シェルにより提供される衝撃減衰量を選択的に可変にすることができる他のクッション構造によって、少なくとも部分的に充填されているか、または、塞がれていてもよい。同様に、シェルコンポーネント間における1つ以上の空間部もまた(または、代替的に)、シェルによって提供される衝撃減衰量を選択的に可変にすることができる他の要素によって、少なくとも部分的に充填されているか、または、塞がれていてもよい。空洞を充填することや塞ぐことによって、空洞内に異物が溜まらなくなる、または、リガメントが支持および補強される等の、さらなる機能を提供することができる。
一態様において、空洞閉塞要素は、シェルコンポーネントと協働して衝撃減衰量、クッション量、応答性の度合い等を達成する、1つ以上の特性を含むことができる。例えば、一態様において、充填要素の密度は、シェルコンポーネントによる座屈または潰れ動作の妨げになるほど高くなく、該シェルコンポーネントによるスムーズな座屈を許容するほど低くない。さらに、充填要素は、弾性を有することができ、弾性は、シェルコンポーネントおよびシステム全体の応答性(例えば、跳ね返り)を増加または低減させるように選択される。例えば、充填要素は、シェルコンポーネントよりも高い弾性を有することができ、その結果、充填要素は、座屈後のシェルコンポーネントの応答性を積極的に増加させることができる。他の例において、充填要素は、シェルコンポーネントよりも低い弾性を有することができ、この場合、充填要素は座屈後のシェルコンポーネントの応答性を弱めることができる。他の態様において、空洞(または、シェルコンポーネント間の空間部)は、シェルコンポーネントとは異なる独自のクッションプロファイルおよび弾性プロファイルを有する、他の構造要素によって塞がれていてもよい。例えば、空洞は、ばね要素、円柱衝撃減衰器、より小さなシェル構成要素等によって塞がれていてもよい。
図5A,5B,5Cを参照すると、いくつかの例示的な充填要素または空洞閉塞要素が示されている。例えば、図5Aにおいて、シェルコンポーネント510Aの空洞は、コア512Aによって充填され、または、塞がれている。コア512は、様々な特性(例えば、密度、弾性、弾力性等)を有することができ、シェルコンポーネント510Aの衝撃減衰と協働するように選択される。コア512Aは、発泡材料または他の材料から構成することができ、コア材料の密度は、シェルコンポーネントによる座屈または潰れ動作の妨げになるほど高くなく、該シェルコンポーネントによるスムーズな座屈を許容するほど低くない。コア512Aは、空間部の1つにコア512Aを通過させることによって空洞に挿入可能である、個別の構造であってもよい。あるいは、コア512Aは、リガメントと一体的に形成されていてもよく、リガメントと同じ材料から形成されていてもよい。コア要素は、図5Aに示すように円形であってもよいし、他のジオメトリを含んでいてもよい。例えば、図5Bにおいて、シェルコンポーネント510Bの空洞は、シェル壁の空洞にネストするように構成されたボスまたは他の構造を含む、コア512Bによって塞がれている。コア512Bは、コア512Aと同様の材料から形成することができ、該材料とは、シェルコンポーネント510Bと協働し、該シェルコンポーネント510Bの機能を調整する特性(例えば、密度、弾性、弾力性等)を有する、発泡材料または他の材料等である。図5Cに例示される他の例において、シェルコンポーネント510Cの空洞は、充填ブラダー512Cによって塞がれていてもよく、または、充填ブラダー512Cを含むように構成されていてもよい。充填ブラダー512Cは、流体で満たされたブラダー(例えば、ガス充填または液体充填)とすることができ、または、凝固材料の充填を含むことができる。ここでも、充填ブラダーは、シェルコンポーネントの特性と協働するように選択された様々な特性(例えば、密度、弾性、弾力性等)を有することができる。
図1に示すように、履物は、同じミッドソール内に異なるタイプのシェルコンポーネントを含むことができる。例えば、図1には、ヒール領域20が、アウトソール22Aとプレート26との間に単一層に配置された一連の6孔のシェルコンポーネントを含み、フォアフット領域16が、アウトソール22Bとプレート26との間に二重層格子に配置された12孔のシェルコンポーネントを含む、例示的なニッドソールが示されている。図1において、12孔のシェルコンポーネント30は、6孔のシェルコンポーネント28よりも小さい。
この技術の他の態様において、履物は、図1に示す履物とは異なる配置および特性を有するシェルコンポーネントを含むことができる。例えば、ミッドソールに含まれるシェルコンポーネントは、円形の空間部の数およびシェル直径が等しく、全体にわたって実質的に均一であってもよい。実質的に均一であるこれらのシェルコンポーネントは、ミッドソールの1つ以上の領域に配置することができる。例えば、実質的に均一であるシェルコンポーネントは、ヒール部分、ミッドフット部分またはフォアフット部分に配置することができる。代替的に、実質的に均一なシェルコンポーネントは、ヒール部分とフォアフット部分の両方、ヒール部分とミッドフット部分の両方、または、ミッドフット部分とフォアフット部分の両方に配置することができる。さらに、実質的に均一なシェルコンポーネントは、ヒール部分、ミッドフット部分かつフォアフット部分に配置することができる。これにより、実質的に均一なシェルコンポーネントが3つのすべての領域に配置されて、該実質的に均一なシェルコンポーネントが靴の前部付近から靴の後部に亘って延びている。
この技術の他の態様は、図1とは別の変形を含むことができる。例えば、ミッドソールの一部が、第1の組の特性を有する1つ以上のシェルコンポーネントを含み、該ミッドソールの他の部分が、第1の組の特性とは異なる第2の組の特性を有する1つ以上のシェルコンポーネントを含んでいてもよい。第1の組の特性および第2の組の特性は、孔数、シェルのサイズ(例えば、シェルの直径)、孔のサイズ、格子の種類、リガメントの厚さ、リガメントの幅(すなわち、円形の空間部間の距離)、充填材の有無、充填材の種々の特性、および、それらの任意の組合せを含むがこれに限定されない1つ以上の態様において相互に異なる。
ミッドソールの一部から該ミッドソールの他の一部に向かって、前後または内外のいずれかの方向にシェル特性を可変にするべく、様々な方法を利用することができる。例えば、ヒール部分が、第1の組の特性を有する第1の組のシェルコンポーネントを有し、フォアフット部分が、第1の組の特性とは異なる第2の組の特性を有する第2の組のシェルコンポーネントを有することができる。セット間における特性の違いは、孔数の違い、孔のサイズの違い、シェルのサイズの違い、格子における違い、リガメントの厚さの違い、リガメントの幅の違い、充填材の有無、充填材の違い、または、これらの相違点の2つ以上の任意の組合せを含むがこれに限定されない、様々な特性から生じ得る。さらに、ミッドフット部分は、第2の組の特性を有する、第3の組のシェルコンポーネントを有することができる。第3の組の特性は、既に記載した第1の組の特性もしくは第2の組の特性と同じであってもよく、または、第3の組の特性は、既に記載したいずれの点においても第1の組の特性および第2の組の特性の両方と異なっていてもよい。ソールの種々の部分における異なる、および/または、同様の特性の組のこれらの様々な組み合わせは、単なる例示であり、網羅的であることを意味していない。ヒール部分、ミッドフット部分およびフォアフット部分における同様のまたは異なる特性の任意の組合せは、この技術の範囲に含まれることが意図される。
他の態様では、靴の同じ一般領域内におけるシェルコンポーネントが変化していてもよい。例えば、ヒール部分は、内側に、第1の組の特性を含む1つのシェルコンポーネントを含み、外側に、該第1の組の特性とは異なる第2の組の特性を含む他のシェルコンポーネントを含むことができる。ミッドフット部分およびフォアフット部分も同様に、同じ一般領域内に異なるシェルコンポーネントを含むことができる。他の例では、領域(例えば、ヒール、ミッドフットおよび/またはフォアフット)の内側部分および外側部分が同じまたは類似であり、該内側部分と外側部分との間に位置する領域の中央部分が変化していてもよい。同じ領域内におけるシェル特性のバリエーションは、孔数の違い、孔のサイズの違い、シェルのサイズの違い、格子における違い、リガメントの厚さの違い、リガメントの幅の違い、充填材の有無、充填材の違い、または、これらの相違点の2つ以上の任意の組合せを含むがこれに限定されない、様々な特性から生じ得る。
他の態様では、シェル特性(例えば、サイズ、孔数、孔のサイズ、材料、リガメントの厚さ、リガメントの幅、格子構造、充填材の有無、充填材のタイプ、空間部構造、空間部充填、層数など)は、履物のある部分から該履物の他の部分に向かって徐々に変化していてもよい。例えば、シェル特性は、ミッドソールの内側から該ミッドソールの外側に向かって徐々に変化することができる。さらに、シェル特性は、ヒール部分からミッドフット部分、および/または、ミッドフット部分からフォアフット部分に向かって徐々に変化することができる。
他の態様において、シェル特性は、シェルの一部分から該シェルの他の部分に向かって変化していてもよい。例えば、シェルの一方側では、第1の厚さおよび幾何学的形状を有するリガメントを有し、リガメントのネットワークがシェルの反対側に移行するにつれて徐々に変化することができる。この意味で、単一のシェルコンポーネント内における孔のサイズは、単一のシェルコンポーネント内に構築された2つの異なる孔間で変化し得る。
この技術の一態様において、シェルコンポーネントにおけるこの可変性は、衝撃減衰量、応答量および衝撃減衰の配置(例えば、横側、内側、ヒール、フォアフット、ミッドフット等)に応じてミッドソールの性能を調整するのに役立つ。
シェルコンポーネントは、1つ以上の他のミッドソール構造と組み合わせることができる。例えば、シェルコンポーネントは、ミッドソールのヒール部分に配置することができ、フォアフット部分およびミッドフット部分には、他のタイプの衝撃減衰構造(例えば、発泡材、ばね、流体充填チャンバ等)を含むことができる。一態様において、シェルコンポーネントは、ソール構造のアウトソールと該ソール構造の他の部分との間に挿入可能かつ保持可能なカートリッジ内に配置される。
図1は、上部14および靴底ユニット12を有する履物を示しているが、この技術の他の態様は、上部のないソール構造または靴底ユニットを対象とすることができる。例えば、他の態様は、シェルコンポーネントを含み、他のソールコンポーネントと組み合わせて靴底ユニットを構成することができる、ミッドソール部分に関する。さらに、他の態様は、シェルコンポーネントを含み、上部と組み合わせることができる靴底ユニット(例えば、アウトソールおよびミッドソール)を含む。従って、いくつかの態様は、アウトソールの上部もしくは特定の部分、または、ミッドソールの特定の部分を含まなくてもよい。
丸形シェルコンポーネント(例えば、132、232および332)は、様々な技術を用いて製造することができる。例えば、シェルコンポーネントは、追加技術を用いた3Dプリンタによる製造、または、レーザー焼結による製造が可能である。さらに、シェルコンポーネントは、成型または鋳造することができる。一態様において、シェルは、リガメントが形成された後に溶解する溶解可能なコアの周囲に射出成型される。
本開示に記載され、請求項の少なくともいくつかによってカバーされる主題は、ミッドソールのクッション構造、ミッドソールのクッションシステム、履物のミッドソール、履物、これらの任意の組合せ、および、これらの態様のそれぞれを製造するかまたはそれらの任意の組合せを製造するための1つまたは複数の方法を含む、様々な態様をとり得る。他の態様は、ミッドソールのクッション構造を調整する方法と、ミッドソールのクッションシステムを調整する方法と、を含む。
一態様において、本開示の主題は、複数の丸形シェルコンポーネント(例えば、図2A,図3Aおよび図3B)を含む、履物のソールを対象としている。複数の丸形シェルコンポーネントの各丸形シェルコンポーネントは、リガメント接合部でネットワーク状に接続されて空洞を有する丸形の三次元体を集合的に形成するリガメントを含む。各リガメントは、空洞に面する内面と、該空洞から離れて面する外面と、を含み、各リガメントは内面と外面との間に延びるリガメント厚さを含む。さらに、各丸形シェルコンポーネントは、リガメント間に位置する空間部の配列を含む。配列内の各空間部は、外面から内面までの全体にわたって延びており、外面に第1空間部寸法を含み、内面に第2空間部寸法を含んでいる。
さらに他の態様において、本開示の主題は、履物のミッドソールのクッションシステムに関し、該クッションシステムは、第1の組の丸形シェルコンポーネントと、第2の組の丸形シェルコンポーネントと、を含む。第1および第2の組の丸形シェルコンポーネントの各々は、リガメント接合部でネットワーク状に接続されて空洞を有する丸形の三次元体を集合的に形成するリガメントを含む。各リガメントは、空間部に面する内面と、空間部から離れて面する外面と、を含み、各リガメントが内面と外面との間に延びるリガメント厚を含む。さらに、各丸形シェルコンポーネントは、リガメント間に配置された空間部の配列を含み、配列内の各空間部は、外面から内面までの全体にわたって延びている。第1の組の丸形シェルコンポーネントの各丸形シェルコンポーネントは、第1の組の特性を含み、第2の組の丸形シェルコンポーネントの各シェルコンポーネントは、第1の組の特性とは異なる第2の組の特性を含む。
本開示の他の態様は、履物のミッドソールのクッションコンポーネントに関し、該クッションコンポーネントは、可逆的に潰れるシェル壁を含む。可逆的に潰れるシェル壁は、リガメント接合部でネットワーク状に接続されて丸形の三次元体を集合的に形成するリガメントを含む。リガメントは、クッションコンポーネントコアを少なくとも部分的に包囲し、各リガメントは、該コアから離れて面する外面を含む。可逆的に潰れるシェル壁は、リガメント間に配置された、空間部の配列を含み、配列内の各空間部は、外面からクッションコンポーネントコアに向かって延びている。いくつかの例において、コアは、図2A,3Aおよび4Aに示すように中空とすることができる。他の例において、コアは、発泡材料や充填ブラダー(例えば、図5A,5Bおよび5C)を含むことができる。
以上より、本開示に記載される主題は、明らかであり、構造に固有の他の利点とともに、上記のすべての目的および結果を達成するように適合される。特定の特徴およびサブコンビネーションは実用的であり、他の特徴およびサブコンビネーションを参照することなく使用できることが理解されよう。これは、特許請求の範囲によって企図され、特許請求の範囲内である。本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載された主題から多くの可能な代替バージョンが製作され得るので、本明細書に記載されるすべての事項および添付の図面に示されるすべての事項は、例示であって限定的な意味ではないと解釈されるべきである。

Claims (19)

  1. 履物のソールであって、該ソールは:複数の丸形シェルコンポーネントを備え、該複数の丸形シェルコンポーネントの各丸形シェルコンポーネントは:リガメントであって、リガメント接合部でネットワーク状に接続されて空洞を有する丸形の3次元体を集合的に形成するリガメントを含み、各リガメントは、空洞に面する内面と該空洞から離間する方向を向く外面とを含み、かつ、各リガメントは、前記内面および前記外面の間に延びるリガメント厚さを含み;前記リガメント間に位置する空間部の配列を含み、前記配列内の各空間部は、前記外面から前記内面までの全体にわたって延びており、前記外面に第1空間部寸法を含み、かつ、前記内面に第2空間部寸法を含み、
    前記複数の丸形シェルコンポーネントが、第1の組の丸形シェルコンポーネントと、第2の組の丸形シェルコンポーネントと、を備え、前記第1の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、第1の数量の空間部を有する第1の空間部配列を含み、前記第2の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、前記第1の数量よりも多く且つ前記第1の数量の倍数である、第2の数量の空間部を有する第2の空間部配列を含む、履物用のソール。
  2. 前記空間部の配列が6孔の倍数を含み、前記丸形の3次元体が8面体対称を備える、請求項1に記載のソール。
  3. 前記第1空間部寸法が、前記第2空間部寸法よりも大きい、請求項1に記載のソール。
  4. 前記空間部が円形の空間部を含み、前記第1空間部寸法が第1の直径を含み、前記第2空間部寸法が第2の直径を含む、請求項3に記載のソール。
  5. 前記第1空間部寸法および前記第2空間部寸法が実質的に同様である、請求項1に記載のソール。
  6. 記第1の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、第1の体積を有する丸形の3次元体をそれぞれ含み、前記第2の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、前記第1の体積よりも小さい第2の体積を有する丸形の3次元体をそれぞれ含む、請求項1に記載のソール。
  7. 前記第2の組の丸形シェルコンポーネントが、立方格子構造を有する結晶構造に配置されている、請求項6に記載のソール。
  8. 前記第1の組の丸形シェルコンポーネントが、前記ソールのヒール部分に配置され、前記第2の組の丸形シェルコンポーネントが、前記ソールのフォアフット領域に配置されている、請求項7に記載のソール。
  9. 前記ソールが、ヒール部分と、ミッドフット部分と、フォアフット部分と、を含み、前記複数の丸形シェルコンポーネントが、前記ヒール部分、前記ミッドフット部分、前記フォアフット部分、または、それらの任意の組み合わせに配置されている、請求項1に記載のソール。
  10. 前記複数の丸形シェルコンポーネントが前記ヒール部分に配置されており、前記ヒール部分における前記複数の丸形シェルコンポーネントが、前記第1の組の丸形シェルコンポーネントおよび前記第2の組の丸形シェルコンポーネントを含み、前記第1の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、第1の組の特性を含み、前記第2の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、前記第1の組の特性とは異なる第2の組の特性を含む、請求項に記載のソール。
  11. 前記複数の丸形シェルコンポーネントが前記ミッドフット部分に配置されており、前記ミッドフット部分における前記複数の丸形シェルコンポーネントが、前記第1の組の丸形シェルコンポーネントおよび前記第2の組の丸形シェルコンポーネントを含み、前記第1の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、第1の組の特性を含み、前記第2の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、前記第1の組の特性とは異なる第2の組の特性を含む、請求項に記載のソール。
  12. 前記複数の丸形シェルコンポーネントが前記フォアフット部分に配置されており、前記フォアフット部分における前記複数の丸形シェルコンポーネントが、前記第1の組の丸形シェルコンポーネントおよび前記第2の組の丸形シェルコンポーネントを含み、前記第1の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、第1の組の特性を含み、前記第2の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、前記第1の組の特性とは異なる第2の組の特性を含む、請求項に記載のソール。
  13. 前記複数の丸形シェルコンポーネントが、前記ヒール部分、前記ミッドフット部分および前記フォアフット部分に配置されており、前記第1の組の丸形シェルコンポーネントおよび前記第2の組の丸形シェルコンポーネントを少なくとも含み、前記第1の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、第1の組の特性を含み、前記第2の組の丸形シェルコンポーネントが、前記第1の組の特性とは異なる第2の組の特性を含む、請求項に記載のソール。
  14. 前記空洞が、他のクッション構造により満たされており、前記他のクッション構造が、発泡材料、流体充填ブラダー、まはた、それらの任意の組み合わせを含む、請求項1に記載のソール。
  15. 履物のミッドソールのクッションシステムであって、前記クッションシステムは:第1の組の丸形シェルコンポーネントと、第2の組の丸形シェルコンポーネントと、を備え、前記第1の組および前記第2の組における各丸形シェルコンポーネントは:リガメントであって、リガメント接合部でネットワーク状に接続されて空洞を有する丸形の3次元体を集合的に形成するリガメントを含み、各リガメントは、空洞に面する内面と該空洞から離間する方向を向く外面とを含み、かつ、各リガメントは、前記内面および前記外面の間に延びるリガメント厚さを含み;前記リガメント間に位置する空間部の配列を含み、前記配列内の各空間部は、前記外面から前記内面までの全体にわたって延びており、前記第1の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、第1の組の特性を含み、前記第2の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、前記第1の組の特性とは異なる第2の組の特性を含み、
    前記第1の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、第1の数量の空間部を有する第1の空間部配列を含み、前記第2の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、前記第1の数量よりも多く且つ前記第1の数量の倍数である、第2の数量の空間部を有する第2の空間部配列を含む、履物のミッドソールのクッションシステム。
  16. 履物のミッドソールのクッションコンポーネントであって、前記クッションコンポーネントは:可逆的に潰れるシェル壁を備え:該シェル壁は、リガメントであって、リガメント接合部でネットワーク接続されて空洞を有する丸形の三次元体を集合的に形成するリガメントを含み、前記リガメントは、クッションコンポーネントコアを少なくとも部分的に包囲しており、各リガメントは、前記コアから離間する方向を向く外面を含み;前記リガメント間に位置する空間部の配列を含み、前記配列内の各空間部は、前記外面から前記クッションコンポーネントの中心部に向かって延びており、
    前記クッションコンポーネントが、第1の組の丸形シェルコンポーネントと、第2の組の丸形シェルコンポーネントと、を備え、前記第1の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、第1の数量の空間部を有する第1の空間部配列を含み、前記第2の組の丸形シェルコンポーネントにおける各丸形シェルコンポーネントが、前記第1の数量よりも多く且つ前記第1の数量の倍数である、第2の数量の空間部を有する第2の空間部配列を含む、履物のミッドソールのクッションコンポーネント。
  17. 前記クッションコンポーネントの中心部が中空である、請求項16に記載のクッションコンポーネント。
  18. 前記クッションコンポーネントの中心部が発泡材料を備える、請求項16に記載のクッションコンポーネント。
  19. 前記リガメントが、前記発泡材料とは異なる材料特性を有する、他の材料で構成されている、請求項18に記載のクッションコンポーネント。
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